JPS586013Y2 - 直流電源回路における保護回路 - Google Patents
直流電源回路における保護回路Info
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- JPS586013Y2 JPS586013Y2 JP12829377U JP12829377U JPS586013Y2 JP S586013 Y2 JPS586013 Y2 JP S586013Y2 JP 12829377 U JP12829377 U JP 12829377U JP 12829377 U JP12829377 U JP 12829377U JP S586013 Y2 JPS586013 Y2 JP S586013Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は直流電源回路における保護回路に係り、スイッ
チングレギュレータ又はこれに類した直流電源回路より
安定な直流電圧を出力させるために誤差増幅器で比較さ
れる基準電圧を、簡単な回路構成により犬なる時定数を
もってゆっくり立上る電圧としえ、かつ動作電圧を任意
に可変でき、しかも、周囲温度が所定値以上になった時
電源回路を動作させずもって電源回路の部品素子破壊を
防止して安定に電源回路を起動せしめうる保護回路を提
供することを目的とする。
チングレギュレータ又はこれに類した直流電源回路より
安定な直流電圧を出力させるために誤差増幅器で比較さ
れる基準電圧を、簡単な回路構成により犬なる時定数を
もってゆっくり立上る電圧としえ、かつ動作電圧を任意
に可変でき、しかも、周囲温度が所定値以上になった時
電源回路を動作させずもって電源回路の部品素子破壊を
防止して安定に電源回路を起動せしめうる保護回路を提
供することを目的とする。
第1図は一般的な直流電源回路の一例の回路系統図を示
す。
す。
同図において、入力端子1より入来した交流電圧は整流
回路2で整流されて直流電圧とされた後、スイッチング
回路(図示せず)より構成されるD C−D Cコンバ
ータ3及びフィルタ4を介して所定値の直流電圧とされ
、出力端子5よりとり出され負荷(図示せず)に印加さ
れる。
回路2で整流されて直流電圧とされた後、スイッチング
回路(図示せず)より構成されるD C−D Cコンバ
ータ3及びフィルタ4を介して所定値の直流電圧とされ
、出力端子5よりとり出され負荷(図示せず)に印加さ
れる。
一方、負荷に印加される上記出力直流電圧は可変抵抗器
VRにより分圧されて誤差増幅器6に供給され、ここで
基準電圧発生回路(図示せず)よりの基準電圧VSとレ
ベル比較され誤差が検出される。
VRにより分圧されて誤差増幅器6に供給され、ここで
基準電圧発生回路(図示せず)よりの基準電圧VSとレ
ベル比較され誤差が検出される。
この誤差増幅器6より取り出された比較誤差電圧はパル
ス幅変調回路7に供給され、ここでパルス発生器8より
のパルス幅及び周期一定のパルスをパルス幅変調する。
ス幅変調回路7に供給され、ここでパルス発生器8より
のパルス幅及び周期一定のパルスをパルス幅変調する。
このパルス幅変調波は、上記誤差増幅器6に印加される
分圧直流電圧が基準電圧よりも犬なるときは所定のパル
ス幅よりも狭くなり、かつ小なるときは広くなるように
変調サレる。
分圧直流電圧が基準電圧よりも犬なるときは所定のパル
ス幅よりも狭くなり、かつ小なるときは広くなるように
変調サレる。
このパルス幅変調波はDC−DCコンバータ3のスイッ
チング回路(図示せず)に印加され、例えば2個設けら
れたスイッチングトランジスタの導通期間を制御する。
チング回路(図示せず)に印加され、例えば2個設けら
れたスイッチングトランジスタの導通期間を制御する。
なお、このとき2個のスイッチングトランジスタが同時
にオンすることはない。
にオンすることはない。
これにより、D(、−DCコンバータ3よりスイツチン
グトランジスタの導通期間に対応したパルス幅のパルス
が出力され、出力端子5より常に一定の安定化された直
流電圧が出力される。
グトランジスタの導通期間に対応したパルス幅のパルス
が出力され、出力端子5より常に一定の安定化された直
流電圧が出力される。
このような一般の直流電源回路において、整流回路2よ
りの直流電圧は交流電源電圧を整流、平滑して得ている
ために、AC電源投入直後から一定の時定数をもって除
々に立上り、電源投入時点から一定時間は所定の動作電
圧値よりも小であり、その後所定の動作電圧となる。
りの直流電圧は交流電源電圧を整流、平滑して得ている
ために、AC電源投入直後から一定の時定数をもって除
々に立上り、電源投入時点から一定時間は所定の動作電
圧値よりも小であり、その後所定の動作電圧となる。
一方、基準電圧Vsは直流電圧であり、可変抵抗器VR
の分圧出力が極めて小となる上記の一定時間においては
分圧出力に比し相対的に極めて犬となるため、パルス幅
変調回路7より極めてパルス幅の長いパルスが出力され
、スイッチングトランジスタ等を破壊することがあった
。
の分圧出力が極めて小となる上記の一定時間においては
分圧出力に比し相対的に極めて犬となるため、パルス幅
変調回路7より極めてパルス幅の長いパルスが出力され
、スイッチングトランジスタ等を破壊することがあった
。
また、あるいは上記の誤動作により出力端子5よりの直
流電圧が電源投入時以降しばらくの間振動することがあ
った。
流電圧が電源投入時以降しばらくの間振動することがあ
った。
従って、上記の如き直流電源回路(ここではスイッチン
グレギュレータ)においては、電源投入後動作電圧に達
するまでは回路を動作させないようにし、かつ動作電圧
に達してから基準電圧VSを除々に上昇させる必要があ
る。
グレギュレータ)においては、電源投入後動作電圧に達
するまでは回路を動作させないようにし、かつ動作電圧
に達してから基準電圧VSを除々に上昇させる必要があ
る。
これにより、基準電圧VSが零のときは、パルス幅変調
回路7の出力パルスのパルス幅が極めて小か零であるた
め、スイッチングトランジスタの導通期間が極めて短か
くあるいは導通しないのでスイッチングトランジスタの
破壊を防止することができる。
回路7の出力パルスのパルス幅が極めて小か零であるた
め、スイッチングトランジスタの導通期間が極めて短か
くあるいは導通しないのでスイッチングトランジスタの
破壊を防止することができる。
従来は、基準電圧の上記制御のための回路を付加してい
ないものがあり、また基準電圧を摺動抵抗器などにより
電源投入後手動でその都度可変する方法も考えられるが
、操作が煩雑でかつ誤操作する虞れが犬であり、一方、
精度の良い直流電圧を得るためには基準電圧発生回路と
して高精度のものを必要とし、摺動抵抗器を使用する方
法は実際には実現不可能である。
ないものがあり、また基準電圧を摺動抵抗器などにより
電源投入後手動でその都度可変する方法も考えられるが
、操作が煩雑でかつ誤操作する虞れが犬であり、一方、
精度の良い直流電圧を得るためには基準電圧発生回路と
して高精度のものを必要とし、摺動抵抗器を使用する方
法は実際には実現不可能である。
このため、基準電圧を電源投入時点々に上昇することに
より電源回路を保護するためには、基準電圧VSを得る
基準電圧発生回路に伺らかの保護回路を必要とした。
より電源回路を保護するためには、基準電圧VSを得る
基準電圧発生回路に伺らかの保護回路を必要とした。
又、温度上昇に伴う異常電圧によってスイッチング電源
システムを破壊しないようにするためには、温度がある
値に達した際、基準電圧VSをなくして回路を保護をす
る必要がある。
システムを破壊しないようにするためには、温度がある
値に達した際、基準電圧VSをなくして回路を保護をす
る必要がある。
第2図は従来の保護回路の一例の回路示を示す。
同図中、■ccはDC−DCコンバータの出力電圧で、
その入力端子と接地との間には抵抗R1及びポジスタ等
の感熱抵抗素子R2が接続されており、抵抗R1とR2
との間にはトランジスタQ1が接続されており、トラン
ジスタQ1のコレクタと端子Vccとの間には抵抗R3
が接続されている。
その入力端子と接地との間には抵抗R1及びポジスタ等
の感熱抵抗素子R2が接続されており、抵抗R1とR2
との間にはトランジスタQ1が接続されており、トラン
ジスタQ1のコレクタと端子Vccとの間には抵抗R3
が接続されている。
ここで、通常時は抵抗R2の抵抗値は小であるのでトラ
ンジスタQ1のベース電位は低く、これにより、トラン
ジスタQ1はオフであり、そのコレクタよりハイレベル
の信号がとり出される。
ンジスタQ1のベース電位は低く、これにより、トラン
ジスタQ1はオフであり、そのコレクタよりハイレベル
の信号がとり出される。
このため、後続の基準電圧発生回路(図示せず)の基準
電圧VSの値はそのままであり、通常の動作が行なわれ
る。
電圧VSの値はそのままであり、通常の動作が行なわれ
る。
いま、温度上昇に伴い抵抗R2の抵抗値が増大するとト
ランジスタQ1のベース電位は上昇し、これにより、ト
ランジスタQ、はオンとなりそのコレクタよりローレベ
ルの信号がとり出され、基準電圧発生回路の基準電圧■
sを零にし、温度上昇に伴う異常電圧発生を防止する。
ランジスタQ1のベース電位は上昇し、これにより、ト
ランジスタQ、はオンとなりそのコレクタよりローレベ
ルの信号がとり出され、基準電圧発生回路の基準電圧■
sを零にし、温度上昇に伴う異常電圧発生を防止する。
然るに、この従来の保護回路は温度保護に関する構成の
みであるので、第1図に示す如き直流電源回路の基準電
圧発生回路及び保護回路を構成する際、この温度に関す
る保護回路の外に別個に基準電圧発生回路及び電源投入
時における保護回路を必要とし、簡単かつ安価に構成し
得ない等の欠点があった。
みであるので、第1図に示す如き直流電源回路の基準電
圧発生回路及び保護回路を構成する際、この温度に関す
る保護回路の外に別個に基準電圧発生回路及び電源投入
時における保護回路を必要とし、簡単かつ安価に構成し
得ない等の欠点があった。
本考案は上記欠点を除去したものであり、以下第3図及
び第4図と共にその一実施例について説明する。
び第4図と共にその一実施例について説明する。
第3図は本考案回路及び基準電圧発生回路の一実施例の
具体的回路を示す。
具体的回路を示す。
同図において、VEEはAC電源電圧を整流平滑して得
られた直流電圧で、この電圧入力端子と接地間には、抵
抗R4、ポジスタ等の感熱抵抗素子R5及び図示の向き
のツェナーダイオードZD1が直列に接続される一方、
抵抗R3、PNPトランジスタQのエミッタコレクタ、
抵抗R7及び図示の向きのツェナーダイオードZD2が
直列に接続されている。
られた直流電圧で、この電圧入力端子と接地間には、抵
抗R4、ポジスタ等の感熱抵抗素子R5及び図示の向き
のツェナーダイオードZD1が直列に接続される一方、
抵抗R3、PNPトランジスタQのエミッタコレクタ、
抵抗R7及び図示の向きのツェナーダイオードZD2が
直列に接続されている。
上記ツェナーダイオードZD2はコンデンサC2、抵抗
R8と並列接続されている。
R8と並列接続されている。
またトランジスタQ2のベースは上記抵抗R4及びコン
デンサC1を夫々並列に介して上記電圧VEEの入力端
子に接続されている。
デンサC1を夫々並列に介して上記電圧VEEの入力端
子に接続されている。
次に上記回路の動作につき説明するに、AC電源投入に
より電圧■F、oは除々に上昇し始める。
より電圧■F、oは除々に上昇し始める。
電圧■EEがツェナーダイオードZD1 のツエナ一電
圧■Z1よりも小なるときは、ツェナーダイオードZD
1にツェナー電流i が流れないため、トランジスタ
Q2のベース電位は略VEEである。
圧■Z1よりも小なるときは、ツェナーダイオードZD
1にツェナー電流i が流れないため、トランジスタ
Q2のベース電位は略VEEである。
従って、トランジスタQ2はオフの状態にある。
従って、このときトランジスタQ2のコレクタ電位は零
ボルトであり、コンデンサC2の両端間の電圧、すなわ
ち基準電圧VSは零ボルトで、電源回路は起動しない。
ボルトであり、コンデンサC2の両端間の電圧、すなわ
ち基準電圧VSは零ボルトで、電源回路は起動しない。
漸次上昇し続ける電圧■EEがやがてツェナー電圧■Z
1よりも犬になると、ツェナー電流jDtが流れ、抵抗
R4,R3の比によってトランジスタQ2のベースに電
流が流れトランジスタQ2はオン状態に近づく。
1よりも犬になると、ツェナー電流jDtが流れ、抵抗
R4,R3の比によってトランジスタQ2のベースに電
流が流れトランジスタQ2はオン状態に近づく。
このときのベース電流は急激に増加せず、コンデンサC
1、抵抗R5により主として決まる立上り時定数(本明
細書ではレベルの絶対値が増加することを「立上り」と
いうものとする)に従って漸次増加する。
1、抵抗R5により主として決まる立上り時定数(本明
細書ではレベルの絶対値が増加することを「立上り」と
いうものとする)に従って漸次増加する。
すなわち、このことにつき更に詳細に説明するといまコ
ンデンサC1の両端間の電圧を■1、抵抗R4とR5と
の接続点と接地間の電位を■2とすると、もし■、(■
2が成立し、コンデンサC1の両端子9,9′間からト
ランジスタQ2を見込んだインピーダンスをωとおくと
、次式が成立する。
ンデンサC1の両端間の電圧を■1、抵抗R4とR5と
の接続点と接地間の電位を■2とすると、もし■、(■
2が成立し、コンデンサC1の両端子9,9′間からト
ランジスタQ2を見込んだインピーダンスをωとおくと
、次式が成立する。
■EE=■1+■2″i■2(1)
+”+ io、=V2− VZ1/R,=VEE−VZ
1/R5(2)従って、 但し、%はコンデンサC1の初期電荷であるが0とする
。
1/R5(2)従って、 但し、%はコンデンサC1の初期電荷であるが0とする
。
よって(3)式より電圧■1は
となり、積分回路の出力電圧を呈しているので、ステッ
プ状の電圧レスポンは の形になる。
プ状の電圧レスポンは の形になる。
従って、電圧VEEは除々に増加しているので厳密には
(5)式のようにはならないが、はぼコンデンサC1と
抵抗R7の値により定まる時定数で略指数関数的に上昇
する。
(5)式のようにはならないが、はぼコンデンサC1と
抵抗R7の値により定まる時定数で略指数関数的に上昇
する。
従って、トランジスタQ2のコレクタ電流も除徐に増加
し、これに伴いコンデンサC2の両端間の電圧も除々に
上昇し始め、トランジスタQ2のコレクタ電位がツェナ
ーダイオードZD2のツェナー電圧■Z2を越えると、
コンデンサC2の両端間の電圧、すなわち基準電圧Vs
はこのツェナー電圧■Z2に向って指数関数的に上昇す
る。
し、これに伴いコンデンサC2の両端間の電圧も除々に
上昇し始め、トランジスタQ2のコレクタ電位がツェナ
ーダイオードZD2のツェナー電圧■Z2を越えると、
コンデンサC2の両端間の電圧、すなわち基準電圧Vs
はこのツェナー電圧■Z2に向って指数関数的に上昇す
る。
第4図は上記の各電圧波形を示すもので、I。
11、lは夫々■EF、、トランジスタQ2のコレクタ
電位及び基準電圧Vsを示す。
電位及び基準電圧Vsを示す。
このように、ツェナー電圧■Z1を所定の動作電圧を勘
案して設定することにより、基準電圧VSは動作電圧以
下では零で電源回路を動作させず、動作電圧に達した後
に所定の基準電圧値に達するまでの時間は2つのコンデ
ンサC1,C2による夫夫の立上り時定数により従来に
くらべてよりゆるやかに上昇させられるため、電源回路
を安定に起動させることができ、誤動作によるスイッチ
ングトランジスタ等の部品素子の破壊を防止保護するこ
とができる。
案して設定することにより、基準電圧VSは動作電圧以
下では零で電源回路を動作させず、動作電圧に達した後
に所定の基準電圧値に達するまでの時間は2つのコンデ
ンサC1,C2による夫夫の立上り時定数により従来に
くらべてよりゆるやかに上昇させられるため、電源回路
を安定に起動させることができ、誤動作によるスイッチ
ングトランジスタ等の部品素子の破壊を防止保護するこ
とができる。
しかも、抵抗R4,R5の抵抗値を可変したりあるいは
、ツェナー特性の異なるツェナーダイオードZD1を用
いたりすることにより、動作電圧を任意に変化させるこ
とができ電圧ミューティングも兼ねることができ、電源
回路の安定起動及び信頼性向上に大なる効果がある。
、ツェナー特性の異なるツェナーダイオードZD1を用
いたりすることにより、動作電圧を任意に変化させるこ
とができ電圧ミューティングも兼ねることができ、電源
回路の安定起動及び信頼性向上に大なる効果がある。
この状態で周囲温度(即ち抵抗R6の温度)が上昇して
時刻t1である値に達したとすると、抵抗R5の抵抗値
は急激に増大し、これにより、ツェナーダイオードZD
、に流れるツェナー電流iD1は急激に減少する。
時刻t1である値に達したとすると、抵抗R5の抵抗値
は急激に増大し、これにより、ツェナーダイオードZD
、に流れるツェナー電流iD1は急激に減少する。
このため、トランジスタQ2のベース電位は低下してト
ランジスタQ2はオフとなり、そのコレクタ電圧も低下
し、基準電圧Vsは抵抗R8とコンデンサC2とによる
時定数R8C2で低下し始め、やがて略零■になる。
ランジスタQ2はオフとなり、そのコレクタ電圧も低下
し、基準電圧Vsは抵抗R8とコンデンサC2とによる
時定数R8C2で低下し始め、やがて略零■になる。
周囲温度が再び元の値に戻ると、抵抗R5の抵抗値は減
少し、再びトランジスタQ2はオンとなり、元の通常状
態となる。
少し、再びトランジスタQ2はオンとなり、元の通常状
態となる。
このように、周囲温度が上昇しある値に達すると基準電
圧■sが略零■に下降するので、第1図に示す如き直流
電源回路に適用した場合、回路の異常動作、又はシステ
ム内の半導体素子の破壊を未然に防止し得る。
圧■sが略零■に下降するので、第1図に示す如き直流
電源回路に適用した場合、回路の異常動作、又はシステ
ム内の半導体素子の破壊を未然に防止し得る。
なお、本実施例では基準電圧として正電圧を得る場合に
ついて説明したが、第3図示の回路においてトランジス
タをNPN型に、またツエナーダイオードZD1.ZD
2の向き、あるいは電圧■EEの極性等を考慮すること
により、負電圧の基準電圧を得ることもできる。
ついて説明したが、第3図示の回路においてトランジス
タをNPN型に、またツエナーダイオードZD1.ZD
2の向き、あるいは電圧■EEの極性等を考慮すること
により、負電圧の基準電圧を得ることもできる。
またバイポーラ・トランジスタQ2の代りに電界効果ト
ランジスタを用いても同様に基準電圧を制御することが
できる。
ランジスタを用いても同様に基準電圧を制御することが
できる。
又、本実施例における温度に関する保護手段は、コンデ
ンサCとツェナーダイオードZD2とを用いてトランジ
スタQ2のコレクタ電圧がツェナー電圧■Z2以上にな
った時基準電圧Vsを再び立上らせる如き構成とした基
準電圧発生回路に適用したが、これに限定されることは
なく、基準電圧VsをトランジスタQ2の立上りと共に
連続的に立上らせる如き構成とした基準電圧発生回路に
も同様に適用し得る。
ンサCとツェナーダイオードZD2とを用いてトランジ
スタQ2のコレクタ電圧がツェナー電圧■Z2以上にな
った時基準電圧Vsを再び立上らせる如き構成とした基
準電圧発生回路に適用したが、これに限定されることは
なく、基準電圧VsをトランジスタQ2の立上りと共に
連続的に立上らせる如き構成とした基準電圧発生回路に
も同様に適用し得る。
上述の如き、本考案になる直流電源回路における保護回
路は、交流電源電圧を整流して得た直流電圧が所定レベ
ル以上の時に定電圧出力動作を行なう定電圧用半導体素
子と、該素子の動作により動作せしめられるトランジス
タと、該トランジスタの動作により所定立上り時定数を
以て漸次レベル変化する電圧を基準電圧として出力する
コンデンサと、周囲温度が所定値以下の時該トランジス
タより出力をとり出し得る状態にせしめ所定値以上の時
該トランジスタより出力をとり出し得ない状態にせしめ
る感熱抵抗素子とよりなり、上記直流電圧が上記定電圧
用半導体素子の定電圧動作電圧より小の時及び所定温度
以上の時電源回路を動作させず、上記直流電圧が定電圧
動作電圧以上の時でかつ所定温度以下の時上記基準電圧
を上記所定時定数を以て漸次レベル変化させるようにし
たため、単一のトランジスタ等よりなる極めて簡単な回
路構成により電源投入時の電源回路の部品素子の破壊を
防止して電源回路を保護することができ、交流電源電圧
を整流しで得た直流電圧が電源回路の動作電圧に達して
から基準電圧を従来にくらべてよりゆるやかにレベル変
化させるようにしたため、電源回路を安定に起動しえ、
また従来にくらべて信頼性を向上することができ、電源
回路の動作電圧を前記定電圧用半導体素子の特性を変え
るだけで従来にくらべて容易にしかも任意に可変設定す
ることができ、又、周囲温度が上昇しある値に達すると
電源回路が動作しないようにしであるため、回路の異常
動作又は後続回路の誤動作、システム内の半導体素子の
破壊等を未然に防止し得、この点からも信頼性を向上し
得、更に、電源投入時における回路保護と温度に対する
回路保護とを一つの回路で構成し得るため小形かつ安価
である等の特長を有する。
路は、交流電源電圧を整流して得た直流電圧が所定レベ
ル以上の時に定電圧出力動作を行なう定電圧用半導体素
子と、該素子の動作により動作せしめられるトランジス
タと、該トランジスタの動作により所定立上り時定数を
以て漸次レベル変化する電圧を基準電圧として出力する
コンデンサと、周囲温度が所定値以下の時該トランジス
タより出力をとり出し得る状態にせしめ所定値以上の時
該トランジスタより出力をとり出し得ない状態にせしめ
る感熱抵抗素子とよりなり、上記直流電圧が上記定電圧
用半導体素子の定電圧動作電圧より小の時及び所定温度
以上の時電源回路を動作させず、上記直流電圧が定電圧
動作電圧以上の時でかつ所定温度以下の時上記基準電圧
を上記所定時定数を以て漸次レベル変化させるようにし
たため、単一のトランジスタ等よりなる極めて簡単な回
路構成により電源投入時の電源回路の部品素子の破壊を
防止して電源回路を保護することができ、交流電源電圧
を整流しで得た直流電圧が電源回路の動作電圧に達して
から基準電圧を従来にくらべてよりゆるやかにレベル変
化させるようにしたため、電源回路を安定に起動しえ、
また従来にくらべて信頼性を向上することができ、電源
回路の動作電圧を前記定電圧用半導体素子の特性を変え
るだけで従来にくらべて容易にしかも任意に可変設定す
ることができ、又、周囲温度が上昇しある値に達すると
電源回路が動作しないようにしであるため、回路の異常
動作又は後続回路の誤動作、システム内の半導体素子の
破壊等を未然に防止し得、この点からも信頼性を向上し
得、更に、電源投入時における回路保護と温度に対する
回路保護とを一つの回路で構成し得るため小形かつ安価
である等の特長を有する。
第1図は一般的な直流電源回路の一例の回路系統図、第
2図は従来の保護回路の一例の回路図、第3図は本考案
になる直流電源回路における保護回路及び基準電圧発生
回路の一実施例の回路図、第4図は第3図の動作説明用
電圧波形図である。 1・・・・・・交流電圧入力端子、3・・・・・・DC
−DCコンバータ、5・・・・・・直流定電圧出力端子
、6・・・・・・誤差増幅器、Vs・・・・・・基準電
圧、Q2・・・・・・トランジスタ、ZDl・・・・・
・ツェナーダイオード、R5・・・・・・感熱抵抗素子
。
2図は従来の保護回路の一例の回路図、第3図は本考案
になる直流電源回路における保護回路及び基準電圧発生
回路の一実施例の回路図、第4図は第3図の動作説明用
電圧波形図である。 1・・・・・・交流電圧入力端子、3・・・・・・DC
−DCコンバータ、5・・・・・・直流定電圧出力端子
、6・・・・・・誤差増幅器、Vs・・・・・・基準電
圧、Q2・・・・・・トランジスタ、ZDl・・・・・
・ツェナーダイオード、R5・・・・・・感熱抵抗素子
。
Claims (1)
- 直流定電圧の分圧出力と基準電圧とを誤差増幅器により
レベル比較してその比較誤差出力により、交流電源電圧
を整流して得た直流電圧をスイッチング制御して所定の
直流定電圧を出力する直流電源回路において、該交流電
源電圧を整流して得た直流電圧が所定レベル以上のとき
に定電圧出力動作を行なう定電圧用半導体素子と、該定
電圧用半導体素子の動作により動作せしめられるトラン
ジスタと、該トランジスタの動作により所定立上り時定
数を以て漸次レベル変化する電圧を上記基準電圧として
出力するコンデンサと、周囲温度に応じて抵抗値が変化
し該周囲温度が所定温度以下の時該トランジスタより出
力をとり出し得る状態にせしめ所定温度以上の時該トラ
ンジスタより出力をとり出し得ない状態にせしめる感熱
抵抗素子とよりなり、上記直流電圧が上記定電圧用半導
体素子の定電圧動作電圧より小の時及び上記周囲温度が
所定温度以上の時電源回路を動作させず、上記直流電圧
が上記定電圧用半導体素子の定電圧動作電圧以上の時で
かつ上記周囲温度が所定温度以下の時上記基準電圧を上
記所定時定数を以て漸次レベル変化させるよう構成した
直流電源回路における保護回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12829377U JPS586013Y2 (ja) | 1977-09-26 | 1977-09-26 | 直流電源回路における保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12829377U JPS586013Y2 (ja) | 1977-09-26 | 1977-09-26 | 直流電源回路における保護回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5454841U JPS5454841U (ja) | 1979-04-16 |
JPS586013Y2 true JPS586013Y2 (ja) | 1983-02-02 |
Family
ID=29091843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12829377U Expired JPS586013Y2 (ja) | 1977-09-26 | 1977-09-26 | 直流電源回路における保護回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS586013Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-09-26 JP JP12829377U patent/JPS586013Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5454841U (ja) | 1979-04-16 |
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