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JPS5860080A - ポリエステル系繊維布帛の加工方法 - Google Patents

ポリエステル系繊維布帛の加工方法

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Publication number
JPS5860080A
JPS5860080A JP56156229A JP15622981A JPS5860080A JP S5860080 A JPS5860080 A JP S5860080A JP 56156229 A JP56156229 A JP 56156229A JP 15622981 A JP15622981 A JP 15622981A JP S5860080 A JPS5860080 A JP S5860080A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
dyeing
yarn
polyester
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP56156229A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0248675B2 (ja
Inventor
清水 重利
吉弘 藤井
小坂 義一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP56156229A priority Critical patent/JPS5860080A/ja
Publication of JPS5860080A publication Critical patent/JPS5860080A/ja
Publication of JPH0248675B2 publication Critical patent/JPH0248675B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリエステル系糸条からなる布帛の染色加工方
法に関する。さらに詳しくは従来のポリエステル系糸条
からなる布帛の加工では必須であった染色前の形態固定
を目的としたセット工程を省略し、省エネルギー、省力
を達成する合理化加工法に関するものである。近年、特
に石油ショック以降、エネルギーコストがとどまること
なく上昇し、加工コストに対する圧迫が著しく、染色加
工業の企業生命にかかわる問題となっていることは周知
の通りである0各加工場とも従来の加工方法を見直し、
省エネルギーの推進をはかり1個有の設備と技術を駆使
して、たとえば染色、洗浄時の低浴比化、−処理時間の
短縮、排熱回収などを実施し、相応の省エネルギー効果
を上げてはいるが。
加工技術面での一般的な対策としてはこの程度が限度で
あり、すでに限界に達しているものと推察されるoした
がって、さらに飛曜的な省エネルギーを達成するために
は加工の常識を越えた方法にチャレンジする必要がある
。通常ポリエステル糸゛条からなる布帛の加工は概路次
の(++、 (2+のいずれかの加工工程で実施される
(1)生機セット−減量加工(随意に実1rJi)−染
色−還元洗浄(淡色は省略)−仕上セット。
(2)糊抜き(またはシボ立て、リラックス)精練グー
中間セット−減量加工(随意に実IAi)〜染色−還元
洗浄(淡色は省略)−仕1・セットO 以上の工程はそれぞれに重要な意義を有する−「程であ
り、常識的には省略不可能な工程と考えられている。こ
のうち染色前の準備工程として実施される乾熱150〜
200℃程度の生機セットや中間セットの工程は、原糸
製造時や種々の糸加工、撚糸、製編織時に生ずるランダ
ムなひずみや熱憎歴差を解消して、染めむらを防ぐこと
、さらに繊組物性、形態を安定させ加工によるシワの発
生や大巾な寸法変化を防ぐことを目的としたものである
染色加工技術面では染料、助剤、染色機などあらゆる而
で目ざましい進歩をとげてはいるが、いかに最新の染色
技術を駆使しても、従来のポリエステル繊維の物性であ
るかぎり、加工シワや染めむら2寸法異常などの品質上
のトラブルを誘発することなくこの工程を省いて染色加
工することは困難であった0そこで本発明者らは、形態
固定のための熱処理を省いて染色加工を施しても、上記
のような品質上のトラブルが生じず、かつ従来のポリエ
ステル繊維の優れた特性を失うことのない方法について
鋭意検討し本発明に到達した。すなわち本発明は。
(1)結晶性ポリエステルを主体とする線維糸条からな
る布帛を製編織後、形態固定のための熱処理を施すこと
なく染色仕上処理を行なうことを特徴とするポリエステ
ル系繊維布帛の加工方法・(2)  (1)の結晶性ポ
リエステルのS維持性が下記(A)〜(巧であることを
特徴とするポリエステル系繊維布帛の加工方法〇 (A)90モル%以上がポリエチレンテレフタレート単
位で構成されるポリエステル糸。
(B)  伸度C残留伸度;60%以下(c)  ヤン
グ率;60g//d以上100 g/’d未満(D) 
 沸騰水収縮率;5%以下 (E)  乾熱収縮率;796以下 (’F)  乾熱収縮応力曲線において応力のピーク湯
度100℃以下 に関するものである。本発明によれば150〜200℃
の乾熱セラ!・工程に要した従来のエネルギー費用が節
約できるだけでなく、乾熱セット用設備V使用する必要
がないので、該設備を要する他の’/Jll工品種の加
工量アップにも寄与できる。したがってその経済的効果
は極めて大きいものがある。
本発明をさらに詳述すると1本発明の骨子は結晶性ポリ
エステルを主体とする繊維糸条からなる布帛を前記(I
+、(2+の加工工程の従来法のように1トニ態固定を
目的とした生機セットあるいは中間セットを施すことな
く染色仕上することであり1本発明を実施するためには
、特に以下の特性を有する糸条を使用することが好まし
い。すなわち生機セット、中間セットなどの工程を省略
しても形態安定性、染色均一性に問題が生じない繊維特
性として、ヤング率60 g/、i以上でかつ100g
/c1未満。
沸騰水収縮率5%以下、乾熱(160℃)収縮率7q。
以下であシ乾熱収縮応カ曲線において、応力のピーク温
度が100℃以下であるこ吉、さらに通常のポリエステ
ル繊維の優れた機能特性を維持するすメl’lt、90
モル%以上がポリエチレンテレフタレート単位で構成さ
れたポリエステル糸条を用いることである〇 このような原糸は具体的には次のような方法により製造
される。
第1図は本発明に用いられる原糸の製造法について説明
する工程の概略図である。口金1から吐出されたポリエ
ステル糸条Yけ、冷却装置2を通って固化された後、油
剤付与装置3により給油せしめられて第1ゴデイレール
4と第2ゴデイロール5により、糸道および糸道を規定
されて巻取装置8により巻取られる。このとき巻取装置
の巻取速度は5,000m/分以上、好ましくは5,5
00 m7分以上に設定する。巻取張力は巻取糸条の均
一性を箸慮して0.05 g/a −0,50g/aが
好ましい。なお狛2ゴデイロール5と巻取装置8の間に
必要に応じて糸条に交絡を与えるインタレース装置6を
設定してもよい、7は綾振り支点ガイドである〇上記の
ようにして製造された原糸を用いてなる布帛、すなわち
編物、織物類を形態固定のためのセットを施すことなく
染色仕上処理を行なう具体的な加工工程としては次の(
3)〜(6)の加工工程を示すことができる。
(3)減量加工(ただし必要に応じて)−染色−還元洗
浄(淡色は省略)−仕上セット。
(4)  染色−減量加工(・ただし必要に応じて)−
仕上セット〇 (51糊抜き(またはシボ立て、リラックス)f#練−
減量加工(ただし必要に応じて)−染色−」“q元洗浄
(淡色は省略)−仕上セット。
(6)糊抜き(またけシボ立で、リラックス)精練−染
色−減貴加工(ただし必要に応じて)−任」二 セ ッ
 ト 。
以上の各工程では特殊な装置や加工条件を適用する必要
はなく、すべて従来から行なわれている方法でよいが1
本発明の目的とする加工の合理1ヒをより効果的に達成
する意味で、減量加工を必要とするものについては(4
)、 (6!の加工工程のように還元洗浄と減量加工を
兼用した工程を採用するのが(3)、 (51の工程よ
りも省エネルギーになるので望ましい方法である0また
染色工程で加工シワの生じやすい生糸の無ヨリないしは
せヨリの布帛は拡布状で加工できるビーム染色機や、連
続染色装置を適用する方がロープ状で加工される液流染
色機を用いた場合よりも加工欠点の少ない製品を得やす
い口なお本発明法でいう形態固定を目的とした熱処理と
は具体的にはピンまたはクリップなどに。
より布帛の巾両端を固定して実施されるテンター法、巾
両端を固定せずに行なわれるノンタッチ式熱風機、シリ
ンダー乾燥機、ショートループ、ロングループ熱処理装
置などによる通常乾熱150℃以上の布帛形態を固定す
ることを目的とした熱処理を意味するものであシ、単に
水分を除去する目的だけの乾燥処理とは異なる。また本
発明でいう染色とは、たとえば′°サーキュラー″(日
限製作所製)、°ユニ゛エース”(日本染色機械製)の
名称で市販されている液流染色機やビーム染色機による
浸染バッチ方式、サーモゾール法などの連続染色方式に
より染色する無地染め、およびオートスクリーン、ロー
タリースクリーン機で行なわれる機械捺染や手捺染など
のプリント染めを含むものである。
次に本発明の具体的な実施例を示すが、これにより本発
明法が限定されるものではない。
実施例で示される各データは次の測定方法により測定し
たものである。
1、 繊度など糸物性測定方法 JIS試験法扁L 1073による 2 ドレープ係数を除く日付など織物特性J工S試験法
AL1096による 3、 ドレープ係数 次の方法により測定した 直径101nφ円形サンプルを直径5 inφの円板上
に同心の位置に乗せてたSL、投影面積を求めて次式か
ら算出すζ。
実施例 第1図に示す装置を使用して1口金孔径0.3mmφ1
口金孔長0.6 mm +孔数24個および36個の2
種の口金を用い、孔数24個は吐出量35.3 glo
・孔数36個は吐出量50ν分として、紡糸温度290
℃でポリエチレンテレフタレートを溶融紡糸した0この
とき巻取速度を6.OO[1m、*に設定した。
得られた2品種の原糸のうち50D−24Fのフィラメ
ント糸をタテ糸に整経し、ヨコ糸に75D−?)6Fの
フィラメント糸を用いて中132an、 タテ/ヨコの
織密度102/77C本/1n)の平織物(タフタ)を
20疋製織した。続いて該生機を精練、乾熱セットなど
の通常の準備工程を通すことなく、アルカリ液浸漬槽、
ニップ用マングル、および連続スチーマ−ゾーンを連設
してなる減量加工装置を用いて減量加工した0アルカリ
液としては、カセイソーダ(固形)125重景%溶液を
用い、このアルカリ液にタフタ織物を連続的に通過させ
1次いでマングルで絞って余分のカセイソーダ液を除去
した後′(力士イソーダ付着量29%)連続スチーマー
ゾ−ンに導き104℃で3分間スチーム処理を行ない。
湯水洗、乾燥を行なった0この時の減量率を測定したと
ころ61%であった。該織物は次いでバツヤ チダによりビームにパッチングし高温ビーム染色機(日
限製作所製)中で130℃、45分間染色した◎使用し
たレサイプは次の通りでアネ紺色の染色物となった。
Dianix Navy B1.ue  ER−FS 
(三菱化成’M ) s、o% O,w、 f’。
染色後さらに常法により還元洗浄、湯水洗、乾燥を行な
い、ピンテンター(アートス製)ヲ用いて180℃、3
0秒間有巾で仕上セットし仕1ユ品とした。(以上本発
明法)一方これとは別に比較用として1通常の紡糸延伸
法により製糸したS D 1.)−24Fと75D−3
6vの従来のポリエステルフィラメント糸を用いて前記
本発明法に用いたタフタ織物と同一規格の生機を同一織
機を使用して40疋製織した。このうち20疋は前記本
発明法と全ぐ1111−の加工工程と条件で加工し、他
の20疋は減h[メ24.染色工程に先だってピンテン
ター(アー!・ス製)を用い、 rlJ125−に設定
して180℃、60秒秒間様セットを行なったのち前記
本発明法と全く同様の加工を実施した0第1表に本実施
例に使用した原糸の物性値測定結果を示す。また第2表
には本発明法によシ加工したタフタと比較用として加工
したタフタの織物特性評価結果を示す〇第1表 第2表 第2表の評価結果で明らかなように1本発明法による・
タフタ織物の仕上品は、生−機セットを省略したにもか
かわらず、生機セットを実施した従来法(比較法B)の
仕上品の織物特性とほぼ同等でありむしろふくらみ感、
ドレープ性において好ましい風合であった。また加工シ
ワも全く認められず品質上なんら問題のない製品であっ
た〇一方従来原糸を用いて生機セットを省略加工した比
較法Δの織物は、減量加工、染色中に約10%の11J
収縮があり仕上+lJ規格(125cm)に仕」二げる
ことができず、また風合が硬ぐ(ドレープ係数小)、加
工シワの発生があシ製品規格上問題のある品質であった
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明でいうポリエステル系#維の製造方法の
一例を示す工程概略図である。 [゛イ1111 1・・・口 金     6・・・インターレース装置
2・・冷却装置    7・・・綾振シ支点ガイド3・
・・油剤付与装置  8・・・巻取装置4・・・第1ゴ
デイロール 5・・・第2ゴデイロール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)結晶性ポリエステルを主体とする繊維糸条機とす
    るポリエステル系繊維布帛の加工方法0(2、特許請求
    の範囲(1)において、結晶性ポリエステルの繊維特性
    が下記(A)〜(F)であることを特徴とするポリエス
    テル系繊維布帛の加工方法0(A)90モル%以上がポ
    リエチレンテレフタレート単位で構成されるポリエステ
    ル糸。 (B)  伸度(残留伸度);60%以下(0)  ヤ
    ング率: 60 g/a以上100g/d未満(D) 
     沸騰水収縮率;5%以下。 (E)  乾熱収縮率;7%以下 軸) 乾熱収縮応力曲線において応力のピーク温度10
    0℃以下
JP56156229A 1981-10-02 1981-10-02 ポリエステル系繊維布帛の加工方法 Granted JPS5860080A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5653206A (en) * 1979-10-08 1981-05-12 Asahi Chem Ind Co Ltd Production of polyester fiber

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5653206A (en) * 1979-10-08 1981-05-12 Asahi Chem Ind Co Ltd Production of polyester fiber

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