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JPS5852724B2 - 金属圧延機及び設定方法 - Google Patents

金属圧延機及び設定方法

Info

Publication number
JPS5852724B2
JPS5852724B2 JP53112479A JP11247978A JPS5852724B2 JP S5852724 B2 JPS5852724 B2 JP S5852724B2 JP 53112479 A JP53112479 A JP 53112479A JP 11247978 A JP11247978 A JP 11247978A JP S5852724 B2 JPS5852724 B2 JP S5852724B2
Authority
JP
Japan
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workpiece
determining
rolls
roll
roll gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53112479A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5467551A (en
Inventor
ドナルド・ジヨン・フアピアノ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JPS5467551A publication Critical patent/JPS5467551A/ja
Publication of JPS5852724B2 publication Critical patent/JPS5852724B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/58Roll-force control; Roll-gap control
    • B21B37/60Roll-force control; Roll-gap control by control of a motor which drives an adjusting screw

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は一般的に自動ゲージ制御が可能な金属圧延機
、更に具体的に云えば、自動ゲージ制御を使う時のこの
圧延機の初期ロールすき間を決定する改良された方法並
びに装置に関する。
金属圧延機は向い合う1対のロールを用い、その間に以
下工作物と呼ぶ金属片を通して、金属の厚さを減らす。
然し、工作物を通す前に、圧延機は普通「設定」と呼ば
れる段階を経なければならない。
即ち、圧延機の基本運転パラメータを決定しなければな
らない。
今日の大抵の圧延機では、この設定は計算機の制御によ
って行なわれる。
運転パラメータを決定する為に、いろいろな種類の統計
データが計算機に供給される。
計算機制御の圧延機の1例について、米国再特許第26
996号を参照されたい。
どんな圧延機の設定でも、特に以下詳しく説明する様な
単一スタンド可逆式圧延機の場合に、考えなければなら
ない最も基本的なことの1つは、非荷重時の初期ロール
すき間である。
即ち、工作物がロールの間に入る前の非荷重状態に於け
るロールの間の間隔である。
非荷重時ロールすき間が、圧延過程でロールの間から出
て来る工作物の厚さ又はゲージより小さいことはよく知
られている。
これは圧延スタンドが完全な剛体装置ではなく、「伸び
」と云われるものがあるからである。
圧延スタンドが完全に剛体でない為、金属工作物がロー
ルの間にある時、圧延に伴って発生する力がロールを幾
分撚げる。
初期ロールすき間を決定するいろいろな方法並びに手法
が知られている。
然し、いずれも、普通は(1)所望の出力の厚さ、(2
)圧延機の伸び、(3)材料の組成及び温度、(4)工
作物の幅及び(5)ロールの実効クラウンを含む基本的
な幾つかの点を考慮する。
任意の圧延作業の普通の主な目的は、ゲージ通りの材料
を作ること、即ちその長さ全体にわたって所望の厚さを
持つ金属の薄板を作ることである。
単一スタンド可逆式仕上げ圧延機では、非荷重時のロー
ルすき間を相次いで縮めながら、1対の作業ロールに工
作物を反復的に反対向きに通し、工作物の厚さを繰返し
て減らす。
この様な圧延機では、自動ゲージ制御(AGC)の考え
が古くから知られており、採用されている。
ロールを隔てる力を厚さの減少に関係づけることが出来
ること、並びにこの力を測定して、金属が実際に圧延さ
れている間にロールを調節し、こうして出力ゲージの制
御を改善することが例年も前から認識されている。
この基本的な知識については、例えば米国特許第272
6541号及び同第2680978号を参照されたい。
AGCは2つの基本的な形式が今日知られている。
それは「固定4方式並びに「絶対コ方式と普通呼ばれて
いる。
固定方式では、最初に観察されたゲージを基準として使
い。
ロールすき間の調節は、最初に観察されたこの読みを基
準点として使って行なわれる。
理由は後の説明、特に第3図の説明から明らかになるが
、工作物の両端は通常は中央部分より厚さが薄いので、
固定方式は不正確なゲージを基準とし、こうして工作物
全体をゲージ外れに圧延することがよくある。
固定方式では、基準値の読みをとる前に、かなりの量の
材料が口−ルを通過するまで待つことがよくある。
勿論、この結果、工作物の端の近くにゲージ外れの部分
が生じ、これはむだになる。
絶対方式は、基準点として使われる予め設定された値を
用いる。
然し、入り込む時の衝撃がある為、ゲージ制御を開始す
る前に少なくとも0.1秒の遅延が必要であり、ロール
すき開位置ぎめ装置の応答速度に制限がある為、目につ
く程のゲージの補正が行なわれるまでには、更に012
秒又はそれ以上が経過する。
従って、この方式にも、本質的にむだが出る惧れがある
絶対方式の1例については米国特許第3906764号
を参照されたい。
固定方式又は絶対方式の種類を問わず、この発明はいず
れの基本方式にも使うことが出来、上に述べた初期設定
が行なわれる。
従来、この特定の場合に於けるロールすき間の初期設定
は、工作物の本体部分全体にわたって前回のパスの際に
読取った力の評価を基準とし、末端部分は、偏差が比較
的極端である為に無視する。
従って、単一スタンド可逆式仕上げ圧延機に於ける圧延
後の工作物の仕上げ時の全長が典型的には100乃至1
50フイートあり、60フイ一ト未満であることもしば
しばであることを考える時、むだの百分率が比較的高く
なる可能性が強い。
この為、典型的な数値として、絶対方式について前にも
述べた様に、入口圧延速度が11フイ一ト/秒である場
合、3/10秒が失われると、工作物の端にゲージ外れ
の部分が大体3乃至4フイートあって、これは廃物とし
て始末されることがあることが判る。
AGCを用いる方式で、もう1つの一般的な点について
述べておきたい。
この方式を用いる圧延機では、初期の厚さから最終厚さ
までの厚さ減らしの全体には、圧延機の中を通る何回か
のパスを必要とすることがある。
この方式では、1個の工作物がスタンドに11回又は1
2回通されることも稀ではない。
自動ゲージ制御の特徴が利用出来る時、これはいつもは
使わないのが普通であり、大抵は厚さの減少量が比較的
小さい後の方のパスで使われる。
即ち、圧延機に対する工作物の初期のパスでは、割合大
きな厚さ減らしか行なわれ、どの場合も設定は用いられ
るが、AGCは使われない。
工作物がその圧延計画の終りに近づくと、1回のパスの
際の厚さの減少量が減少し、最後の3回又は4回のパス
にAGC装置を使うことが出来る。
従って、この発明の目的は、自動ゲージ制御を用いる圧
延機を設定する改良された方法並びに装置を提供するこ
とである。
別の目的は、現存の形式の装置の基本的な能力を利用し
、それに追加する条件を最小限に抑えた、改良された自
動ゲージ制御装置を提供することである。
別の目的は、工作物の通常無視される様な区域に於ける
ロール分離力の読みを読取って、自動ゲージ制御の為の
設定を改善することである。
この発明では、上記並びにその池の目的が、工作物をロ
ールの間(こ通す時のロール分離力を測定することによ
り、金属圧延機で達成される。
相異なる2つの区域又は領域で測定された力を表わす値
を貯蔵し、工作物の次のパスの動作様式に従って、貯蔵
されてる値の内の選ばれたものを使って、次のパスがA
GCを使うかどうかに応じて、ロールすき間を設定する
この発明は特許請求の範囲に具体的に記載しであるが、
以下図面について説明する所から、更によく理解されよ
う。
第1図に従来周知の典型的な4段圧延スタンドが示され
ている。
このスタンドは基部10と、スタンドのロールを支持す
る1対の直立部分12とを有する。
4段スタンドであるから、支えロール14、下側支えロ
ール16と、上側及び下側の作業ロール18 、20と
がある。
工作物22が作業ロール18.20の間に通され、工作
物の厚さを減らす。
各々のロール14,16,18,20は、適当な支持ま
くら24により、回転運動並びに垂直方向の直線運動が
出来る様に支持されている。
ロールの位置は適当な手段によって決定される。
第1図では、この手段をスタンドの上側部分28に支持
された1対のねじ26として示しである。
ねじの位置がモータ30として示した適当な手段によっ
て決定される。
このモータが破線32で示す様に、ねじに機械的に接続
される。
従って、設定時の制御では、従来周知の様に、モータが
ねじを駆動して、作業ロール18 、20の間の実効ロ
ールすき間を変える様に作用する。
このすき間を調節する池の手段も公知であり、よく使わ
れるのは流体圧式である。
工作物22がロール18,20の間に通されると、ロー
ルに力が加えられ、この力を測定することが出来る。
この実施例では、この測定が、基部10と下側支えロー
ル16のまくら24との間に配置された1対の荷重セル
34によって行なわれる。
荷重セル34は普通は何等かの形式の歪み計であり、そ
れに加えられた力を比例する信号を出力する。
第1図では、この出力を「荷重セル信号」と記しである
荷重セルを他の場所に設けてもよいことが知られている
例えば、ねじ26の底と上側支えロール14のまくら2
4との間に設けられる場合も多い。
荷重セル34の位置は、工作物22を作業ロール18.
20の間に通している時のロール分離力に比例する出力
信号を発生するものである限り、この発明にとってそれ
程重要ではない。
4段スタンドを図に示したが、支えロールがなく、1対
の作業ロール(普通は図示のものより比例的に直径が一
層大きい)しかない2段スタンドと呼ばれるものを使う
ことも公知である。
スタンドが2段であるか4段であるかはこの発明にとっ
て直接的に重要ではなく、この発明は公知のいずれの形
式の圧延スタンドにも等しく用いることが出来る。
第2図は工作物22を圧延する時にロールにどういうこ
とが起るかを概略的に示している。
第2図に示す様に、工作物22がロール18 、20の
間に入り、入口厚さ又はゲージより小さい厚さでそこか
ら出て来る。
破線で示すロール18’、 20’は、非荷重状態、即
ち工作物22がその間に入る前のロールの位置を誇張し
て示す。
この破線から、工作物22がロールの間に入ると、前に
述べた様に、圧延スタンドが完全剛体構造ではない為、
ロールが成る程度押し拡げられることが判る。
この為、図示の様に、距離Xは非荷重時のロールすき間
であり、距離Yが荷重時のロールすき間である。
圧延機の伸び4よ、X及びYの値の差に等しい。
第3図は工作物22がロールの中を1回通過する時、荷
重セル34(第1図)からの信号の値をグラフにとるこ
と(こよって得られる典型的な力変化図を示す。
工作物の長さに沿って起る図示の力の変化は、いろいろ
な因子によることがあるが、この変化の主な原因は、工
作物がその全長にわたって一様な温度でないことである
一般的に、材料の組成が決まっている時、低い温度の時
より、高い温度の時の方が、所望量だけ厚さを減らすの
に、必要な力が小さくて済むことはよく知られている。
この為、第3図に示すLl及びL2の間の部分の中で、
2つの山又は読みの大きい点は、材料の長さに沿った所
謂スキッド・マークによって起る様な低温区域を表わす
のが普通である。
こういうスキッド・マークは、材料が圧延機に先立つ炉
から押出される時、2本の軌道に乗せられ、工作物はこ
れらの軌道と接触する所が一層低温になる傾向がある為
に生ずる。
第3図には、厚板が夫々の端の近くではずれ又は非一様
性の程度が大きいことも示されている。
これは温度のみでなく、両端に近づくと、変形を妨げる
材料の量が少なくなり、従って端の近くでは必要な剪断
力が小さくなる傾向があることによる結果である。
材料の各々の端に見られる急なはね上りは、主に材料の
その端が、両側にそれを取巻く金属がある部分よりも低
温になる傾向があるという事実の結果である。
各々の端の近くに大きな変化が起る為、従来、領域Ll
乃至L2によって定められた区域内で力を読取って、次
のパスに対する設定即ちロールすき間を決定することが
常套手段であった。
この為、材料を圧延する時、Ll及びL2の間にある材
料の長さに沿って周期的に読取りを行ない、それらの読
みを平均化して、図にAVGと記した線で示す様に、力
の平均値を出す。
次に温度、材料の硬さ等の様な因子に従って、この値を
厚さに関係づけ、圧延機の伸び並びにクラウンの補正が
あればそれと組合せ、AGCを使っても使わなくても、
次のパスに対するロールすき間の値を出す。
第4図は第3図の曲線の内、OとLlの間にある部分を
拡大したグラフである。
材料の端の近くにある急なはね上りがこの拡大図では更
によく示されており、更に、Ll及びL2(第3図)の
間で読取った力の平均値が、O乃至Llの部分で読取っ
た平均値AVG’より幾分大きいことが判る。
この発明を実施する場合に使うのはこの2番目の平均値
AVG’である。
長さLl乃至L2で表わされる領域を第1の制御部分又
は領域、或いは通常の制御部分又は領域と呼び、長さO
乃至Ll、即ちスタンドから出る時の工作物の後端部分
を第2の制御部分又は領域と呼ぶ。
非荷重時の圧延すき間についてはいろいろ論議されてい
る。
このすき間はいろいろな方法で決定することが出来るが
、本質的には、所望のゲージから、圧延機の予想される
伸びと、ねじの片寄り及びクラウンの片寄りの様な設定
モデルに含まれる補正因子があれば、それを加えたもの
を差し引いた結果である。
ねじの片寄りは、経験的に観察される誤差である補正因
子になるが、クラウンの片寄りはゲージに影響するロー
ルのクラウンに対する補償量である。
クラウンの片寄りの例については米国特許第36250
36号を参照されたい。
前(こ第2図について簡単に述べた圧延機の予想される
伸びは、所定の圧延機で、種々の因子、主に材料の組成
、温度、厚さ及び幅の関数である。
第5図はこの発明の好ましい実施例を概略的に示す。
第5図に示す様に、荷重セル信号がアンド・ゲート40
の一方の入力になり、その他の入力がクロック42の出
力である。
荷重セル信号は、例えば第1図のセル34から取出され
、通常はその2つの信号の平均である。
クロック42が、成る予定の速度、典型的には毎秒パル
ス数30乃至50で一連のパルスを出力する。
従って、ゲート40の出力は、荷重セル信号がアナログ
信号である為、クロック42の繰返し速度を持つ一連の
パルスであり、各々のパルスが荷重セル信号に対応する
大きさを持つ。
即ち、工作物をロールの間に通す時に存在する力の値に
比例する大きさを持つ。
アンド・ゲ゛−ト40の出力が普通のアナログ・ディジ
タル変換器43に印加され、これが母線44に瞬時入力
信号の値を表わすディジタル信号を発生する。
このディジタル値が全体的にブロック46で示した任意
の適当な計算機又はデータ処理装置に印加される。
バネウェル社4000シリーズ計算機が適当な1例であ
る。
こういう計算機を圧延機全体の制御に使うことは周知で
あり、その詳細はこの発明にとって重要ではない。
この為、この発明に関係のある主な部分だけを示した。
母線44番こ現われるディジクル信号が計算機46内の
第1及び第2の貯蔵手段に夫々加えられる。
中央処理装置(CPU)が、周知の様に、力の値を表わ
すこれらの信号の貯蔵を制御する。
第1の貯蔵手段48は例えば読出し/書込み記憶装置に
することが出来、それに入れる値は普通は、従来の通り
、領域Ll乃至L2(第3図)内で発生するものである
第2の貯蔵手段50は、この発明の好ましい実施例では
、容量が制限された貯蔵装置であり、スタック構成で動
作するものであって、限られた数の値だけを保持する。
それに加えられた値の数がその容量を越えると、最初に
加えられた値が消える。
典型的には、第2の貯蔵手段は開放型シフトレジスタと
呼ばれる。
従って、第2の貯蔵手段50が、貯蔵手段50の設計容
量に従って、母線44から加えられた所定数の信号だけ
を持つことが判る。
こ\で説明しているこの発明の実施例では、貯蔵手段5
0が12個の位置を持ち、従って最後に読取った12個
の読みが貯蔵手段50に貯蔵される。
これを第3図について云えば、この12個の読みは工作
の長さO乃至Llに沿って発生するものである。
例として、それ以上の読みが貯蔵されるのを禁止する為
に、各々の貯蔵手段に不作動信号が供給される。
不作動信号は普通は、圧延機を出て行く工作物の後端を
感知する有無感知装置の様な、圧延スタンドに付設され
た例等かの適当な感知装置から来る。
これは、荷重セル信号が実質的にゼロになったという判
定から導き出してもよい。
これ迄の説明から、工作物がロールの間を通過する時、
第1の貯蔵手段48に、工作物の通常の制御領域(第3
図のLl乃至L2)がロールを通過する時に観察される
力に関係する多数の値が貯蔵される。
工作物の後端が圧延機を出る時に読取られる値に対応す
るそれよりは少ない数の読み(今の例では12個)が第
2の貯蔵手段50に貯蔵される。
これらの読みは第3図のO乃至Llで読取った値に対応
する。
2つの貯蔵手段に貯蔵された値を使って、どの運転形式
を行なうかに従って、圧延機に工作物を通す次のパスの
設定ロールすき間を決定する為に使われる力の値を計算
する。
第5図に示す様に、CPU52に信号「AGC?」が供
給される。
普通の場合、この信号は、次のパスでAGCを使うかど
うかを決定する計算機の全体モデル・プログラムの一部
分でもある。
これは、次のパスがAGCを使うかどうかを決定する操
作員からの入力であってもよい。
CPU52が平均化手段を含み、これがCPUの演算装
置の一部分を形成している。
この発明では、工作物をロールに通す次のパスがAGC
を使わない場合、その表示に応答して、CPUが貯蔵手
段48にアゲセスし、通常の制御領域(Ll L2)に
対応する貯蔵された値を取出し、それらの読みの平均値
を使って、現在公知の方法に従って、次のパスで使う口
−ルすき間を計算する。
次に、「設定値」と記す出力信号として、この信号をモ
ータ30の制御部(図に示してない)に送り ねじを設
定し、こうして非荷重時のロールすき間を設定する。
この計算値は、現在の慣行に従って、圧延機の全体モデ
ルを更新する為にも使われるのが普通である。
AGCを使う時、ロールすき間を計算する別の方法を使
う。
次のパスがAGC制御を受けることが決定されると、第
2の貯蔵手段50に貯蔵されている値を使う。
即ち、工作物が前回のパスでロールを出る時のその後端
に関係する値である。
全体プログラムは、従来行なわれていた様な更新の為に
、主制御部分L1−L2の平均をとってもよいが、この
発明の好ましい実施例では、ロールすき間の設定値を決
定する時、第2の貯蔵手段にある読みだけを使う。
この為、次のパスでAGCを使うという表示に応答して
、CPU52が第2の貯蔵手段50をアクセスし、その
中に保持されている読みを取出し、平均化手段(こよっ
て、これらの読みだけの平均の力に比例する値を発生す
る。
この平均値を使って、工作物の次のパスに対する非荷重
時のロールすき間の設定値を決定する。
同一の結果を達成する別の計算方法は両方の貯蔵手段に
ある値を使う。
この方法では、通常の更新手順の計算が制御領域L1−
L2の読みに基づいて行なわれるので、その値が前の様
に平均化され、その平均値が貯蔵される。
第2の貯蔵手段50にある限られた数の値を使って、第
2の平均をとり、この平均値を第1の平均値から差し引
いて片寄りを発生する。
この片寄りを利用して、最初に決定された値によるロー
ルすき間を調節し、AGCを用いる次のパスを予想した
設定の最終ロールすき間を決める。
然し、前に述べた場合と同じ結果が達成されることが判
る。
一方が他方よりよいとすれば、それは計算機の全体プロ
グラムの成る制御動作が、一方より他方の運転様式を好
ましいものにするという理由だけである。
初期ロールすき間が一旦設定されたら、工作物をロール
に通し、AGCを前述の固定方式又は絶対方式で作用さ
せ、新しい設定のすき間に従ってゲージを制御し、工作
物の普通の末端の偏差を補償する様にゲージを改善し、
こうして材料のむだを少なくする。
以上、正確で、むだを減少すると共に、これらの結果を
達成する為に、付加する能力を最小限で済ませた自動ゲ
ージ制御装置に対する改良された設定方法を例示し且つ
説明した。
この発明の現在好ましい実施例と考えられるものを図示
し且つ説明したが、当業者には種々の変更が考えられる
よう。
従って、この発明がこ\に示し且つ説明した特定の回路
に制限されるものではなく、特許請求の範囲の記載がこ
の発明の範囲内に含まれるその他の全ての変更を包括す
るものであることを承知されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に使うことが出来る典型的な4段圧延
スタンドの一部分を断面で示した略図、第2図は金属の
厚さの減少並びに圧延機の伸びを示す略図、第3図は工
作物の圧延中に得られる典型的な力変化図を示すグラフ
、第4図は第3図の変化図の一部分を拡大したグラフ、
第5図はこの発明の好ましい実施例の回路図である。 主な符号の説明、18.20・・・・・・作業ロール、
34・・・・・・荷重セル、48.50・・・・・・貯
蔵手段、CPU・・・・・・中央処理装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定のパスの際に選択的に作用させることが出来る
    自動ゲージ制御装置を含んでいて、工作物を向い合う作
    業ロールに通す相次ぐパスにより金属工作物の厚さを減
    らす金属圧延機で、最初のパスの後の各々のパスに対す
    る初期ロールすき間を決定する装置に於て、工作物がロ
    ールの間を通過するパスの際、ロール分離力を測定し、
    この力の瞬時値を表わす力信号を発生する手段と、前記
    工作物の前端および後端を含まず中央部分を含む第1の
    制御部分が前記ロールの間にある間に、前記力信号の値
    を周期的に貯蔵する第1の貯蔵手段と前記工作物の後端
    を含む第2の制御部分が前記ロールの間にある時の前記
    力信号の値を周期的に貯蔵する第2の貯蔵手段と、前記
    第1及び第2の貯蔵手段に貯蔵された信号の値の平均値
    を計算し、この平均値を用いて前記ロールの間を通る工
    作物の次のパスに対するロールすき間の設定値を計算す
    る計算手段とを有し、該計算手段は、圧延機を自動ゲー
    ジ制御によって運転しない時は前記第1の貯蔵手段に貯
    蔵された値だけを用い、圧延機を自動ゲージ制御で運転
    する時は前記第2の貯蔵手段に貯蔵された値を用いる様
    にした初期ロールすき間を決定する装置。 2、特許請求の範囲1に記載したロールすき間を決定す
    る装置に於て、前記第2の貯蔵手段が力信号の所定数の
    最後の数値を保有する開放式シフトレジスタを含んでい
    る初期ロールすき間を決定する装置。 3 特許請求の範囲1に記載した初期ロールすき間を決
    定する装置に於て、前記測定手段がアナログ力信号を発
    生し、更に、前記アナログ信号を前記貯蔵手段に貯蔵す
    る為のディジタル表示に変換するアナログ・ディジタル
    変換手段を含んでいる初期ロールすき間を決定する装置
    。 4 選択的に自動ゲージ制御を用い、その間に通す金属
    工作物の厚さを減らす、向い合ったロールを持つ金属圧
    延機を運転する際に、圧延パスを開始する前に前記ロー
    ルに設定するすき間を決定する方法に於て、工作物が前
    記ロールの間に通される間、ロールを引離そうとする力
    を測定し、前記工作物がロールの間を通過している周期
    的な時刻に、前記力の瞬時値に夫々比例する複数個の信
    号を発生し、工作物の前端および後端を含まず中央部分
    を含む第1の制御部分に対応する信号の値を第1の貯臓
    装置に貯蔵し、工作物の第2の制御部分に対応する信号
    の値を第2の貯蔵装置に貯蔵し、該第2の制御部分は工
    作物がロールを出る時のその後端を含んでおり、次の圧
    延パスが自動ゲージ制御を使うかどうかを決定し、次の
    圧延パスが自動ゲージ制御を使うかどうかの決定に従っ
    て、前記第1及び第2の貯蔵装置に貯蔵された値を選択
    的に用いて、工作物を前記ロールに通す次のパスに対す
    る初期ロールすき間の設定値を決定する工程から成る方
    法。 5 特許請求の範囲4に記載した方法に於て、初期ロー
    ルすき間を決定する工程が、ロールに対する次のパスが
    自動ゲージ制御を使わない時、ロールをこ工作物を通す
    次のパスに対する初期ロールすき間を決定する際に使う
    為、前記第1の貯蔵装置に貯蔵された値を平均化し、ロ
    ールに対する次のパスが自動ゲージ制御を使う時、工作
    物をロールに通す次のパスに対する初期ロールすき間を
    決定する際に使う為、前記第2の貯蔵装置に貯蔵された
    値を平均化する工程を含む方法。 6 特許請求の範囲4に記載した方法に於て、初期ロー
    ルすき間を決定する工程が、基本ロールすき開設定値を
    決定するのに使う為に、第1の貯蔵装置に貯蔵された値
    を平均化し、次のパスが自動ゲージ制御を含む時、基本
    ロールすき間を増分的な調節によって修正し、該増分的
    な調節は、該増分的な調節を決定する際に使う為に第2
    の貯蔵装置に貯蔵された値を平均化することによって導
    き出される工程を含む方法。 1 特許請求の範囲4に記載した方法に於て、初期ロー
    ルすき間を決定する工程が、基本ロールすき開設定値を
    決定する際に使う為に第1の貯蔵装置に貯蔵された値を
    平均化し、増分的な調節値を決定する際に使う為に第2
    の貯蔵装置に貯蔵された値を平均化し、前記基本ロール
    すき開設定値に前記増分調節値を組合せて実際のロール
    すき開設定値にする工程を含む方法。
JP53112479A 1977-09-26 1978-09-14 金属圧延機及び設定方法 Expired JPS5852724B2 (ja)

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