JPS5841003B2 - 自動音量調整装置 - Google Patents
自動音量調整装置Info
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- JPS5841003B2 JPS5841003B2 JP53103385A JP10338578A JPS5841003B2 JP S5841003 B2 JPS5841003 B2 JP S5841003B2 JP 53103385 A JP53103385 A JP 53103385A JP 10338578 A JP10338578 A JP 10338578A JP S5841003 B2 JPS5841003 B2 JP S5841003B2
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- Japan
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- level
- volume
- speaker
- resistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03G—CONTROL OF AMPLIFICATION
- H03G3/00—Gain control in amplifiers or frequency changers
- H03G3/20—Automatic control
- H03G3/30—Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
- H03G3/32—Automatic control in amplifiers having semiconductor devices the control being dependent upon ambient noise level or sound level
Landscapes
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
不発明は自動音量調整装置において、主にスピーカ音声
の比較的低レベル時における周囲騒音をスピーカ音と共
にマイクロホンで検出し、このときのスピーカ音に影響
されることなく、スピーカの音量を周囲騒音レベルに応
じて自動的に調整し得る装置を提供することを目的とす
る。
の比較的低レベル時における周囲騒音をスピーカ音と共
にマイクロホンで検出し、このときのスピーカ音に影響
されることなく、スピーカの音量を周囲騒音レベルに応
じて自動的に調整し得る装置を提供することを目的とす
る。
従来よりテレビジョン、ラジオ、テープレコーダ、拡声
装置等の音声出力段を有する機器において、周囲騒音の
レベルの変化に従って音量を自動的に調整する試みが種
々なされてきた。
装置等の音声出力段を有する機器において、周囲騒音の
レベルの変化に従って音量を自動的に調整する試みが種
々なされてきた。
その主なるものとして、(イ)マイクロホンによって周
囲騒音とスピーカ音との合成音を検出し、音声信号回路
からの電気信号によって周囲騒音信号成分のみを分離検
出し、その周囲騒音信号成分によって音声出力回路の利
得を制御するもの、(ロ)スピーカ非発音時に周囲騒音
を検出し、そのレベルに応じてスイッチ等の自己保持機
能を有する複数の固定回路群を転移させてスピーカ発音
時における音量を制御するもの等である。
囲騒音とスピーカ音との合成音を検出し、音声信号回路
からの電気信号によって周囲騒音信号成分のみを分離検
出し、その周囲騒音信号成分によって音声出力回路の利
得を制御するもの、(ロ)スピーカ非発音時に周囲騒音
を検出し、そのレベルに応じてスイッチ等の自己保持機
能を有する複数の固定回路群を転移させてスピーカ発音
時における音量を制御するもの等である。
然るに、(イ)の方式では、周囲騒音とスピーカ音との
合成音から周囲騒音信号成分のみを分離検出することは
、スピーカ音の位相遅れ、スピーカ及びマイクロホンの
周波数特性咎により、音声信号回路の電気信号とスピー
カ音を完全に相殺することは技術的に困難であり、たと
え近似的に相殺し得ても、スピーカの音量があるレベル
まで上昇すると、そのときの周囲1騒音がスピーカ音に
よってマスキングされてしまい、その結果、マイクロホ
ンが周囲騒音を検出しにく5なって、スピーカ音量の上
昇が妨げられて音量調整が不安定になる等の難点がある
。
合成音から周囲騒音信号成分のみを分離検出することは
、スピーカ音の位相遅れ、スピーカ及びマイクロホンの
周波数特性咎により、音声信号回路の電気信号とスピー
カ音を完全に相殺することは技術的に困難であり、たと
え近似的に相殺し得ても、スピーカの音量があるレベル
まで上昇すると、そのときの周囲1騒音がスピーカ音に
よってマスキングされてしまい、その結果、マイクロホ
ンが周囲騒音を検出しにく5なって、スピーカ音量の上
昇が妨げられて音量調整が不安定になる等の難点がある
。
また、(0)の方式では、スピーカ発音中に周囲1騒音
が突発的、または定期的に変化するような場所において
は実用性が乏しく、特に音源が楽音等の連続音の場合に
はスピーカ非発音ひん度が少ないためほとんど制御不能
となる等の欠点があった。
が突発的、または定期的に変化するような場所において
は実用性が乏しく、特に音源が楽音等の連続音の場合に
はスピーカ非発音ひん度が少ないためほとんど制御不能
となる等の欠点があった。
本発明は上記諸欠点を除去するためのものであり、以下
本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
図は不発明による自動音量調整装置の一実施例の回路を
示す。
示す。
同図において、1は例えばテレビジョン、ラジオ、テー
プレコーダ、マイクロホン等の音声信号源で、これより
出力された音声信号は前置増幅器2を経て音量調整器3
に供給され、こ5で音量調整された後電力増幅器4を経
てスピーカ5によって音声に変換されて発音される。
プレコーダ、マイクロホン等の音声信号源で、これより
出力された音声信号は前置増幅器2を経て音量調整器3
に供給され、こ5で音量調整された後電力増幅器4を経
てスピーカ5によって音声に変換されて発音される。
このスピーカ音と、そのときの周囲騒音成分との合成音
はスピーカ5の近傍に設置されたマイクロホン6によっ
て検出され、この検出信号はマイクロホン増幅器7によ
って増幅された後整流回路8に供給されて負の直流変動
出力として変換される。
はスピーカ5の近傍に設置されたマイクロホン6によっ
て検出され、この検出信号はマイクロホン増幅器7によ
って増幅された後整流回路8に供給されて負の直流変動
出力として変換される。
また、上記電力増幅器4の出力音声信号は整流回路9に
供給されて、こ\で正の直流変動出力として変換される
。
供給されて、こ\で正の直流変動出力として変換される
。
上記整流回路8の出力はレベル調整器10でレベル調整
された後に、抵抗13を介して加算増幅器17の反転入
力に加えられ、また、整流回路9の出力はレベル調整器
11でレベル調整された後抵抗14を介して同様にカロ
算増幅器17の反転入力に加えられる。
された後に、抵抗13を介して加算増幅器17の反転入
力に加えられ、また、整流回路9の出力はレベル調整器
11でレベル調整された後抵抗14を介して同様にカロ
算増幅器17の反転入力に加えられる。
また、正の直流電源電圧十Bと接地間に接続されたレベ
ル調整器12によって調整された正の直流電圧が抵抗1
5を介して同様に加算増幅器17の反転入力に加えられ
ている。
ル調整器12によって調整された正の直流電圧が抵抗1
5を介して同様に加算増幅器17の反転入力に加えられ
ている。
加算増幅器17の出力は抵抗16を介して反転入力に接
続されると共に、アナログスイッチ18のドレインに接
続されている。
続されると共に、アナログスイッチ18のドレインに接
続されている。
加算増幅器17の出力にはレベル調整器10.11.1
2の各出力の加算合計と抵抗13,14,15.16及
び加算増幅器17の増幅度によって定まる出力が得られ
る。
2の各出力の加算合計と抵抗13,14,15.16及
び加算増幅器17の増幅度によって定まる出力が得られ
る。
一方、整流回路9の出力は抵抗19及び20によって分
圧された後抵抗21を介してレベル比較器22の反転入
力に加えられている。
圧された後抵抗21を介してレベル比較器22の反転入
力に加えられている。
また、正の直流電源電圧十Bと接地間に接続された比較
電圧調整器23からは正の直流電圧が抵抗24を介して
レベル比較器22の非反転入力に印加されている。
電圧調整器23からは正の直流電圧が抵抗24を介して
レベル比較器22の非反転入力に印加されている。
このレベル比較器22の出力は上記アナログスイッチ1
Bのゲートに接続されると共に、抵抗25を介して積分
器27の反転入力及びダイオード26のカソードに接続
されている。
Bのゲートに接続されると共に、抵抗25を介して積分
器27の反転入力及びダイオード26のカソードに接続
されている。
積分器27の反転入力と出力間にはコンデンサ2Bが接
続されると共に、電界効果トランジスタ(以下FETと
いう)29のソース及びドレインが各々接続されている
。
続されると共に、電界効果トランジスタ(以下FETと
いう)29のソース及びドレインが各々接続されている
。
FET29のゲートはダイオード26のアノードに接続
されると同時に、抵抗30を介して接地されている。
されると同時に、抵抗30を介して接地されている。
積分器27の出力は抵抗31を介してレベル比較器34
の反転入力に接続され、また、このレベル比較器34の
非反転入力には正の直流電源電圧十Bと接地間に接続さ
れた比較電圧調整器33から抵抗32を介して正の直流
電圧が印加されている。
の反転入力に接続され、また、このレベル比較器34の
非反転入力には正の直流電源電圧十Bと接地間に接続さ
れた比較電圧調整器33から抵抗32を介して正の直流
電圧が印加されている。
このレベル比較器34の出力はコンデ′ンサ35に接続
され、コンデンサ35の他端は抵抗37を介して2人力
論理積否定回路(以下NANDという)38の一方の人
力に接続されると共に、抵抗36を介して正の直流電源
電圧十Bに接続されている。
され、コンデンサ35の他端は抵抗37を介して2人力
論理積否定回路(以下NANDという)38の一方の人
力に接続されると共に、抵抗36を介して正の直流電源
電圧十Bに接続されている。
NAND3Bの出力はコンデンサ39を介してインバー
タ41の人力に接続され、また、この人力は抵抗40−
を介して負の直流電源電圧−Bに接続されている。
タ41の人力に接続され、また、この人力は抵抗40−
を介して負の直流電源電圧−Bに接続されている。
インバータ41の出力はNAND3Bのもう一方の人力
に接続されると共に、インバータ42の人力に接続され
ている。
に接続されると共に、インバータ42の人力に接続され
ている。
このインパーク42の出力はアナログスイッチ43のゲ
ートに接続され、このアナログスイッチ43のドレイン
及びソースは抵抗20の両端間に接続されている。
ートに接続され、このアナログスイッチ43のドレイン
及びソースは抵抗20の両端間に接続されている。
前記アナログスイッチ18のソースは抵抗44を介して
非反転増幅器46の非反転入力に接続され、また、この
非反転入力はコンデンサ45を介して接地されている。
非反転増幅器46の非反転入力に接続され、また、この
非反転入力はコンデンサ45を介して接地されている。
上記非反転増幅器46の反転入力はFET4Bのソース
に接続されると共に、抵抗47を介して接地され、この
出力はFET48のゲートに接続されている。
に接続されると共に、抵抗47を介して接地され、この
出力はFET48のゲートに接続されている。
またFET4Bのドレインは発光ダイオード49のカソ
ードに接続され、この発光ダイオード49のアノードは
正の直流電源電圧十Bに接続されている。
ードに接続され、この発光ダイオード49のアノードは
正の直流電源電圧十Bに接続されている。
発光ダイオード49と一体の受光素子Cd550は、抵
抗51と並例に接続されると共に、その一端は前置増幅
器2の出力に接続され、その他端は電力増幅器4の入力
に接続されると共に、抵抗52を介して接地され、これ
らCd550、抵抗51.52によって音量調整器3を
構成している。
抗51と並例に接続されると共に、その一端は前置増幅
器2の出力に接続され、その他端は電力増幅器4の入力
に接続されると共に、抵抗52を介して接地され、これ
らCd550、抵抗51.52によって音量調整器3を
構成している。
上記構成の回路において、その機能と動作について以下
説明する。
説明する。
先ず、周囲騒音のない場合について考えるに、音声信号
源1からの音声信号は、前述の如く、前置増幅器2、音
量調整器3、電力増幅器4を経て整流回路9によって正
の直流変動出力として変換される。
源1からの音声信号は、前述の如く、前置増幅器2、音
量調整器3、電力増幅器4を経て整流回路9によって正
の直流変動出力として変換される。
一方、スピーカ5から発音されたスピーカ音はマイクロ
ホン6によって検出され、マイクロホン増幅器7を経て
整流回路8によって負の直流変動出力として変換される
。
ホン6によって検出され、マイクロホン増幅器7を経て
整流回路8によって負の直流変動出力として変換される
。
こ5で、スピーカ5及びマイクロホン6の周波数特性、
スピーカ5とマイクロホン6の位置関係等を考慮して、
可聴周波数帯域内の周波数に対して整流回路9の直流出
力が整流回路8の直流出力の絶対値には\゛等しいか、
または、それよりも犬なるようにレベル調整器10及び
11を調整し、かつ、スピーカ非発音時に暗騒音によっ
て整流回路8から出力される暗騒音成分による負の直流
出力とはゾ同値で正の直流電圧をレベル調整器12によ
って与えれば、レベル調整器10,11.12の出力の
加算合計は少なくとも略零または正電位となる。
スピーカ5とマイクロホン6の位置関係等を考慮して、
可聴周波数帯域内の周波数に対して整流回路9の直流出
力が整流回路8の直流出力の絶対値には\゛等しいか、
または、それよりも犬なるようにレベル調整器10及び
11を調整し、かつ、スピーカ非発音時に暗騒音によっ
て整流回路8から出力される暗騒音成分による負の直流
出力とはゾ同値で正の直流電圧をレベル調整器12によ
って与えれば、レベル調整器10,11.12の出力の
加算合計は少なくとも略零または正電位となる。
一方整流回路9の出力を抵抗19及び20によって分圧
した正の直流電圧の最大値よりも比較電圧調整器23の
比較電圧が高い場合には、レベル比較器22の出力は正
電位になるからアナログスイッチ18のゲートは正電位
となってアナログスイッチ18のドレイン・ソース間は
導通する。
した正の直流電圧の最大値よりも比較電圧調整器23の
比較電圧が高い場合には、レベル比較器22の出力は正
電位になるからアナログスイッチ18のゲートは正電位
となってアナログスイッチ18のドレイン・ソース間は
導通する。
ここにおいて、非反転増幅器46、FET 4 B、抵
抗47は定電流回路を形威し、非反転増幅器46の非反
転入力に印加される正の直流電圧及び抵抗47に比例し
た電流がその負荷である発光ダイオード49に流れる。
抗47は定電流回路を形威し、非反転増幅器46の非反
転入力に印加される正の直流電圧及び抵抗47に比例し
た電流がその負荷である発光ダイオード49に流れる。
また、非反転増幅器46の非反転入力に接続されている
抵抗44及びコンデンサ45は加算増幅器17の変動出
力を平滑するための時定数回路である。
抵抗44及びコンデンサ45は加算増幅器17の変動出
力を平滑するための時定数回路である。
然るに、上述の如く、加算増幅器17の出力は略零また
は負であるから、非反転増幅器46の入力電圧は略零ま
たは負となって、発光ダイオード49には電流が流れな
い。
は負であるから、非反転増幅器46の入力電圧は略零ま
たは負となって、発光ダイオード49には電流が流れな
い。
従って、Cd550は抵抗変化がなく、音量調整器3の
減衰比は元の状態に保たれる。
減衰比は元の状態に保たれる。
次に、比較的低レベルの周波騒音のある場合について考
えるに、この周囲騒音成分とスピーカ音との合成音がマ
イクロホン6に入力されるため、レベル調整器10の負
の直流出力は周囲騒音成分による分だけ大きくなる。
えるに、この周囲騒音成分とスピーカ音との合成音がマ
イクロホン6に入力されるため、レベル調整器10の負
の直流出力は周囲騒音成分による分だけ大きくなる。
従って、加算増幅器17に入力される加算合計の電圧は
周囲騒音成分による負の電圧となる。
周囲騒音成分による負の電圧となる。
この加算増幅器17は反転増幅器であるから、周囲騒音
成分による負の直流電圧と加算増幅器17の増幅度及び
抵抗13゜14.15.16によって定まる正の直流電
圧が加算増幅器17の出力として得られる。
成分による負の直流電圧と加算増幅器17の増幅度及び
抵抗13゜14.15.16によって定まる正の直流電
圧が加算増幅器17の出力として得られる。
こへで、アナログスイッチ18が導通している場合は、
上記加算増幅器17の正の出力電圧はアナログスイッチ
18を通って抵抗44及びコンデンサ45によって平滑
化されて非反転増幅器46の入力に加えられる。
上記加算増幅器17の正の出力電圧はアナログスイッチ
18を通って抵抗44及びコンデンサ45によって平滑
化されて非反転増幅器46の入力に加えられる。
この入力電圧と抵抗47に応じた直流電流が発光ダイオ
ード49に流れ、この電流に応じてCd550の抵抗値
が小さくなって音量調整器3の減衰比が小となる。
ード49に流れ、この電流に応じてCd550の抵抗値
が小さくなって音量調整器3の減衰比が小となる。
その結果、電力増幅器4の入力レベルが上昇し、その出
力レベルが上昇してスピーカ5の音量が増大する。
力レベルが上昇してスピーカ5の音量が増大する。
スピーカ5の音量が増大すると、勿論、マイクロホン6
に入力されるスピーカ音は増大する。
に入力されるスピーカ音は増大する。
それに伴なってレベル調整器10の負の直流出力レベル
はスピーカ音が増大した分だけ上昇するが同時に、レベ
ル調整器11の正の直流出力レベルもスピーカ音が増大
した分だけ上昇するから、スピーカ音成分は略零となり
、スピーカ5は周囲騒音成分による音量に保たれる。
はスピーカ音が増大した分だけ上昇するが同時に、レベ
ル調整器11の正の直流出力レベルもスピーカ音が増大
した分だけ上昇するから、スピーカ音成分は略零となり
、スピーカ5は周囲騒音成分による音量に保たれる。
この状態において周囲騒音がなくなると、加算増幅器1
7の出力は略零となるから、アナログスイッチ18が導
通している場合にはコンデンサ45の両端間の電荷が抵
抗44を通して放電されて零電位となり、元の音量に戻
る。
7の出力は略零となるから、アナログスイッチ18が導
通している場合にはコンデンサ45の両端間の電荷が抵
抗44を通して放電されて零電位となり、元の音量に戻
る。
次に、レベルの大きな周囲騒音がマイクロホン6に入力
され、その結果、スピーカ音量が非常に増大し、それに
伴なって整流回路9の出力レベルが上昇してレベル比較
器22の反転入力レベルが非反転入力レベルを越えた場
合を考えるに、レベル比較器22の出力は正電位から負
電位に反転する。
され、その結果、スピーカ音量が非常に増大し、それに
伴なって整流回路9の出力レベルが上昇してレベル比較
器22の反転入力レベルが非反転入力レベルを越えた場
合を考えるに、レベル比較器22の出力は正電位から負
電位に反転する。
それ故にアナログスイッチ18のゲートが負電位になっ
てアナログスイッチ18は非導通となり、コンデンサ4
5の両端間はアナログスイッチ18が非導通になる直前
の加算増幅器17の出力電圧に応じた電圧に保持され、
スピーカ5はその電圧に応じた大レベルの音量に保たれ
る。
てアナログスイッチ18は非導通となり、コンデンサ4
5の両端間はアナログスイッチ18が非導通になる直前
の加算増幅器17の出力電圧に応じた電圧に保持され、
スピーカ5はその電圧に応じた大レベルの音量に保たれ
る。
もし、こへでアナログスイッチ18がなく、加算増幅器
17の出力と抵抗44とが直結されている状態でスピー
カ音が大レベルになったとするとマイクロホン6は大レ
ベルのスピーカ音によって周囲騒音がマスキングされて
周囲騒音を検出しにく5なり、その結果、そのレベルに
おいては相対的に周囲騒音がない場合とはゾ同じことに
なるから、スピーカ音によって周囲騒音がマスキングさ
れない程度の音量までレベルが低下し、再び周囲騒音を
検出して音量が上昇する状態を繰り返すため、音量の上
昇下降が激しく非常に聞き苦しくなつてしまう。
17の出力と抵抗44とが直結されている状態でスピー
カ音が大レベルになったとするとマイクロホン6は大レ
ベルのスピーカ音によって周囲騒音がマスキングされて
周囲騒音を検出しにく5なり、その結果、そのレベルに
おいては相対的に周囲騒音がない場合とはゾ同じことに
なるから、スピーカ音によって周囲騒音がマスキングさ
れない程度の音量までレベルが低下し、再び周囲騒音を
検出して音量が上昇する状態を繰り返すため、音量の上
昇下降が激しく非常に聞き苦しくなつてしまう。
アナログスイッチ18はこのような音量調整が不安定に
なる欠点を除くために設けたものである。
なる欠点を除くために設けたものである。
然るに、大レベルの音量によってアナログスイッチ18
が非導通状態を保持し続けてしまうと、周囲騒音レベル
が低下して加算増幅器17の出力電圧が低下しても、加
算増幅器17の出力が非反転増幅器46へ人力されない
ため、スピーカの音量が低下しないことになる。
が非導通状態を保持し続けてしまうと、周囲騒音レベル
が低下して加算増幅器17の出力電圧が低下しても、加
算増幅器17の出力が非反転増幅器46へ人力されない
ため、スピーカの音量が低下しないことになる。
レベル比較器22の出力以後に設けた回路は上記の欠点
を除くためのもので、次にこれらの回路について説明す
る。
を除くためのもので、次にこれらの回路について説明す
る。
レベル比較器22の反転入力電圧が非反転入力電圧より
犬なることによってレベル比較器22の出力が正電位か
ら負電位に反転すると、コンデンサ28及び抵抗25に
よる時定数をもって積分器27が積分を開始して積分器
27の出力は負電位から正電位に上昇する。
犬なることによってレベル比較器22の出力が正電位か
ら負電位に反転すると、コンデンサ28及び抵抗25に
よる時定数をもって積分器27が積分を開始して積分器
27の出力は負電位から正電位に上昇する。
この積分器27の出力電圧がレベル比較器34の正の比
較電圧を越えると、レベル比較器34の出力は正電位か
ら負電位に反転する。
較電圧を越えると、レベル比較器34の出力は正電位か
ら負電位に反転する。
この立下り時にコンデンサ35及び抵抗36.37によ
るトリガ・パルスが発生しNAND38の入力に加えら
れる。
るトリガ・パルスが発生しNAND38の入力に加えら
れる。
NAND3B、インパーク41,42、抵抗40及びコ
ンデンサ39は車走マルチバイブレークを構成し、上記
トリが・パルスを人力として抵抗40及びコンデンサ3
9によって定まるパルス幅をもった正のパルスがインバ
ータ42の出力に得られる。
ンデンサ39は車走マルチバイブレークを構成し、上記
トリが・パルスを人力として抵抗40及びコンデンサ3
9によって定まるパルス幅をもった正のパルスがインバ
ータ42の出力に得られる。
この正のパルスはアナログスイッチ43のゲートに加え
られるから、パルスが正電位の間、アナログスイッチ4
3は導通して抵抗20を短絡させる。
られるから、パルスが正電位の間、アナログスイッチ4
3は導通して抵抗20を短絡させる。
こ\で、抵抗19は抵抗20が短絡しても整流回路9の
出力に影響を与えないような値に選定しである。
出力に影響を与えないような値に選定しである。
上記抵抗20が短絡すると、レベル比較器22の反転入
力ははゾ零電位になるから、レベル比較器22の出力は
負電位から正電位に反転する。
力ははゾ零電位になるから、レベル比較器22の出力は
負電位から正電位に反転する。
従って、上記パルスが正電位の期間にアナログスイッチ
1Bは導通する。
1Bは導通する。
また、上記レベル比較器22の出力が負電位から正電位
に反転すると、ダイオード26は逆バイアスされて非導
通となるから、FET29のゲート電圧は負電位から零
電位になり、FET29のドレイン・ソース間は非導通
状態から導通状態に変わる。
に反転すると、ダイオード26は逆バイアスされて非導
通となるから、FET29のゲート電圧は負電位から零
電位になり、FET29のドレイン・ソース間は非導通
状態から導通状態に変わる。
従って、コンデンサ28の電荷はFET29のドレイン
・ソースを通して放電され、積分器27の出力は負電位
になって積分器27はリセットされる。
・ソースを通して放電され、積分器27の出力は負電位
になって積分器27はリセットされる。
以上の動作はレベル比較器22の反転入力電圧が非反転
入力電圧より高いとき周期的に繰り返す。
入力電圧より高いとき周期的に繰り返す。
この繰り返し周期に対して上記パルス幅は充分小さく設
定しである。
定しである。
上記パルスが発生する毎にアナログスイッチ18は導通
するから、加算増幅器17の出力の状態を一定周期をも
って短時間、繰り返し監視することになり、アナログス
イッチ18が導通する間に加算増幅器17の出力に応じ
て上記設定電流回路を制御する。
するから、加算増幅器17の出力の状態を一定周期をも
って短時間、繰り返し監視することになり、アナログス
イッチ18が導通する間に加算増幅器17の出力に応じ
て上記設定電流回路を制御する。
また、上記パルスのパルス幅は抵抗44及びコンデンサ
45よりなる時定数に比して充分小となるように設定し
であるから、コンデンサ45の両端間の電位は急激に変
化することがない。
45よりなる時定数に比して充分小となるように設定し
であるから、コンデンサ45の両端間の電位は急激に変
化することがない。
従って、上記定電流回路の負荷である発光ダイオード4
9に流れる電流も急激な変化をしないから、音量調整器
3の変化はゆるやかになり、マスキング現象を緩和でき
、その結果、音量調整に不自然さがなくなる。
9に流れる電流も急激な変化をしないから、音量調整器
3の変化はゆるやかになり、マスキング現象を緩和でき
、その結果、音量調整に不自然さがなくなる。
また、音量調整器としては発光ダイオード等の発光体と
CdS等の受光素子とよりなる、例えばフォトカブラの
他にトランジスタ等の電圧によって入力音声信号を可変
にできる全ての音量調整器が使用できることは言うまで
もない。
CdS等の受光素子とよりなる、例えばフォトカブラの
他にトランジスタ等の電圧によって入力音声信号を可変
にできる全ての音量調整器が使用できることは言うまで
もない。
上述の如く、本発明による自動音量調整装置は音量調整
器の出力側音声信号より変換した直流変動出力とスピー
カ音及び周囲騒音よりなる合成音から変換した直流変動
出力とを各々減算してスピーカ音成分を略零として、こ
の減算出力によって上記音声信号の音量を調整し、また
、上記音量調整器の出力側音声信号より変換した直流変
動出力のレベルの大小をレベル比較器によって比較し、
この直流変動出力の犬なるレベル時に、上記レベル比較
器により、上記減算出力を記憶保持すると同時に、一定
周期をもって一定時間繰り返して上記記憶保持機能を解
除し、上記減算出力によって音声信号の音量を調整する
ようにしたものである。
器の出力側音声信号より変換した直流変動出力とスピー
カ音及び周囲騒音よりなる合成音から変換した直流変動
出力とを各々減算してスピーカ音成分を略零として、こ
の減算出力によって上記音声信号の音量を調整し、また
、上記音量調整器の出力側音声信号より変換した直流変
動出力のレベルの大小をレベル比較器によって比較し、
この直流変動出力の犬なるレベル時に、上記レベル比較
器により、上記減算出力を記憶保持すると同時に、一定
周期をもって一定時間繰り返して上記記憶保持機能を解
除し、上記減算出力によって音声信号の音量を調整する
ようにしたものである。
従って、本発明によれば、周囲騒音成分の低レベル時は
勿論、高レベル時においてもスピーカ音によって周囲騒
音がマスキングされる欠点がなく信頼性のある自動音量
調整装置を得ることができ非常に実用性の高いものとな
る。
勿論、高レベル時においてもスピーカ音によって周囲騒
音がマスキングされる欠点がなく信頼性のある自動音量
調整装置を得ることができ非常に実用性の高いものとな
る。
図は本発明による自動音量調整装置の一実施例の回路図
である。 1・・・音声信号源、2・・・前置増幅器、3・・・音
量調整器、4・・・電力増幅器、5・・・スピーカ、6
・・・マイクロホン、7・・・マイクロホン増幅器、8
,9・・・整流回路、10,11.12・・・レベル調
整器、17・・・加算増幅器、18.43・・・アナロ
グスイッチ、22.34・・・レベル比較器、23 、
33・・・比較電圧調整器、26・・・ダイオード、2
7・・・積分器、29 、48・・・電界効果トランジ
スタ(FET)、38・・・論理積否定回路(NAND
)、41.42・・・インパーク、49・・・発光ダ
イオード、50・・・CdS。
である。 1・・・音声信号源、2・・・前置増幅器、3・・・音
量調整器、4・・・電力増幅器、5・・・スピーカ、6
・・・マイクロホン、7・・・マイクロホン増幅器、8
,9・・・整流回路、10,11.12・・・レベル調
整器、17・・・加算増幅器、18.43・・・アナロ
グスイッチ、22.34・・・レベル比較器、23 、
33・・・比較電圧調整器、26・・・ダイオード、2
7・・・積分器、29 、48・・・電界効果トランジ
スタ(FET)、38・・・論理積否定回路(NAND
)、41.42・・・インパーク、49・・・発光ダ
イオード、50・・・CdS。
Claims (1)
- 1 周囲騒音レベルに従ってスピーカより発音される音
量を自動的に調整する装置において、音量調整器の出力
側音声信号より変換した信号と、スピーカ音及び周囲騒
音よりなる合成音より変換した信号との間で減算を行な
ってスピーカ音成分を略零とした減算出力を得る減算手
段と、前記音量調整器の出力側音声信号より変換した信
号のレベルの大小を比較する手段と、前記音声信号より
変換した信号の大レベル時に上記レベル比較手段の出力
により、上記減算手段の出力を記憶保持する手段と、上
記音声信号より変換した信号の大レベル時に、一定周期
をもって一定時間繰り返して前記の記憶保持機能を解除
する手段と、上記減算手段の出力により、上記音声信号
の音量を調整する手段とよりなることを特徴とする自動
音量調整装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53103385A JPS5841003B2 (ja) | 1978-08-26 | 1978-08-26 | 自動音量調整装置 |
GB7927311A GB2029141A (en) | 1978-08-26 | 1979-08-06 | Gain control arrangements |
US06/064,384 US4254303A (en) | 1978-08-26 | 1979-08-08 | Automatic volume adjusting apparatus |
AU49950/79A AU519288B2 (en) | 1978-08-26 | 1979-08-15 | Ambient noise operated volume control |
SE7907070A SE7907070L (sv) | 1978-08-26 | 1979-08-24 | Apparat for automatisk volyminstellning |
FR7921366A FR2435879A1 (fr) | 1978-08-26 | 1979-08-24 | Appareils de reglage automatique du volume sonore en fonction des variations du niveau du bruit ambiant |
DE19792934593 DE2934593A1 (de) | 1978-08-26 | 1979-08-27 | Automatischer lautstaerkenregler |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53103385A JPS5841003B2 (ja) | 1978-08-26 | 1978-08-26 | 自動音量調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5530240A JPS5530240A (en) | 1980-03-04 |
JPS5841003B2 true JPS5841003B2 (ja) | 1983-09-09 |
Family
ID=14352603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53103385A Expired JPS5841003B2 (ja) | 1978-08-26 | 1978-08-26 | 自動音量調整装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5841003B2 (ja) |
AU (1) | AU519288B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU602351B2 (en) * | 1986-08-13 | 1990-10-11 | Aranda Audio Applications Pty. Ltd. | Adaptive gain control amplifier |
US4924193A (en) * | 1987-01-30 | 1990-05-08 | Nec Corporation | Volume control circuit for use in portable telephone or the like |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5225550A (en) * | 1975-08-22 | 1977-02-25 | Biiba Kk | Automatic sound volume controller |
-
1978
- 1978-08-26 JP JP53103385A patent/JPS5841003B2/ja not_active Expired
-
1979
- 1979-08-15 AU AU49950/79A patent/AU519288B2/en not_active Ceased
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5225550A (en) * | 1975-08-22 | 1977-02-25 | Biiba Kk | Automatic sound volume controller |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5530240A (en) | 1980-03-04 |
AU519288B2 (en) | 1981-11-19 |
AU4995079A (en) | 1980-03-06 |
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