JPS5834168Y2 - 床パネルの取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はプレハブ住宅に適用される床パネルの取付構
造に関し、床パネルを、梁を基準として簡単に位置決め
し、この梁に取付けることができる床パネルの取付構造
を提供することを目的とする。

この考案の一実施例を第１図および第２図に示す。

図において、１は２段の床パネル、２は梁である。

床パネル１は溝形鋼からなる外枠３と、中桟４と、床面
材５で構成されている。

梁２はラチス梁に構成されたものであり、溝形鋼からな
る上弦材６と下弦材７と斜材８で構成されている。

このような床パネル１を、その側端面すなわち外枠３の
側面を梁２の上弦材６の側面に当接して配置する。

そして、外枠３の側面と上弦材６の上面とにＬ字形金具
９の両辺をそれぞれ当接する。

床パネル１の外枠３および梁２の上弦材６には予じめ所
定位置にボルト挿通孔１０を設けておき、このボルト挿
通孔１０とＬ字形金具９の両辺のボルト挿通孔１１とに
わたってボルト１２を挿通し、ナツトにより締付ける。

なお、床パネル１の外枠３および梁２の上弦材６のボル
ト挿通孔１０はタップ孔でもよい。

Ｌ字形金具９は梁２の長手方向適所に複数個設けられる
。

このように、Ｌ字形金具９を介して床パネル１を梁２に
固定するので、例えばＬ字形金具９を床パネル１に取付
けた後、このＬ字形金具９を介して床パネル１を梁２に
載せ、Ｌ字形金具９を梁２の上弦材６上で滑らせながら
ボルト挿通孔１０，１１が一致するように床パネル１の
位置決めを行なうことができる。

また、床パネル１はＬ字形金具９を介して梁２に載置す
るので、床パネル１の一部を梁２に載置するのと異なり
、Ｌ字形金具９の取付調整等によって床パネル１の上下
方向の位置決めも容易に行なうことができる。

これらのため、床パネル１の取付施工を簡単がっ迅速に
行なうことができる。

以上のように、この考案の床パネルの取付構造は、床パ
ネルを、その側端面を梁の側面に当接して配置し、床パ
ネルの側端面と梁の側面とに当接されるＬ字形金具を用
いて床パネルを梁に取付けるように構成したから、梁を
基準として床パネルの上下方向および横方向の位置決め
が簡単に行なえ、床パネルの取付施工を迅速に行なうこ
とができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例を示す側面図、第２図はそ
の斜視図である。 １・・・・・・床パネル、２・・・・・・梁、３・・・
・・・外枠、６・・・・・・上弦材、９・・・・・・Ｌ
字形金具、１０．１１・・・・・・ボルト挿通孔、１２
・・・・・・ボルト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 梁の側面に側端面を当接しがつ上面レベルを前記梁より
   も上方に位置させて床パネルを配置し、この床パネルの
   前記側端面と前記梁の上面とに両辺がそれぞれ当接する
   Ｌ字形金具を設け、このＬ字形金具の両辺にボルト挿通
   孔を設け、このボルト挿通孔に挿通したボルトを前記床
   パネルの側端面および前記梁の上面に設けられたボルト
   挿通孔に取付けた床パネルの取付構造。