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JPS5822020B2 - シクロペンタノンカルボンサンエステルユウドウタイノセイホウ - Google Patents

シクロペンタノンカルボンサンエステルユウドウタイノセイホウ

Info

Publication number
JPS5822020B2
JPS5822020B2 JP15300775A JP15300775A JPS5822020B2 JP S5822020 B2 JPS5822020 B2 JP S5822020B2 JP 15300775 A JP15300775 A JP 15300775A JP 15300775 A JP15300775 A JP 15300775A JP S5822020 B2 JPS5822020 B2 JP S5822020B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
multiplet
acid
reaction
compound
ester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15300775A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5277035A (en
Inventor
井手純也
井上賢治
酒井浄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP15300775A priority Critical patent/JPS5822020B2/ja
Publication of JPS5277035A publication Critical patent/JPS5277035A/ja
Publication of JPS5822020B2 publication Critical patent/JPS5822020B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Furan Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 を有する新規なシクロペンタノンカルボン酸エステル誘
導体の製法tこ関する。
上記一般式中 R1は水素原子あるいは例えばメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、ter t−ブチル−n−ペンチル、イソペ
ンチルなどの低級アルキル基を示し、R2は水素原子;
例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、イソブチル、tert jfル、n−ペ
ンチル、イソペブチルなどの低級アルキル基あるいは例
えはメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、n−プ
ロポキシカルホニル、インプロポキシカルボニル、n−
ブトキシカルボニル、インブトキシカルボニル、ter
t−ブトキシカルボニルなどの低級アルコキシカルボニ
ル基を示し R3は例えばメチル、エチル、n−フ石ピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、tert
−ブチルなどの低級アルキル基を示し R4は例えばメ
チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、tert−ブチルのような低級アルキル基を示す。
本発明者等はプロスタグランディンの製造lこついて種
々研究した結果、前記一般式(I)および(II)で表
わされる新規なシクロペンタノンカルボン酸エステル誘
導体が医薬として有用なプロスタグランティン誘導体の
重要な合成中間体の原料となり得ることを見い出して本
発明を完成した。
従来、後述する一般式(IX)及び(XV)示されるよ
うなプロスタグランディ中間体の製造法としては例えば
クラーベらの方法(P 、 Crabbe’、A 、G
u−zma’n : Tctrahedron Le
tters 、 1972年115頁〕あるいはコリー
らの方法1.J。
Crey+N、M、Weinshenker、T、に、
5chaaf。
W、Huber:The Journal of
The AmeI−i−can Chemical 5
ociety+ 91巻、5675頁(1969年)〕
があるが、これらの方法lこおいては試薬として毒性を
有する水酸化タリウムあるいは刺戟性を有し且つ毒性を
有する2−クロル−アクリルニトリルを使用せねばなら
ない欠点があった。
本願発明の方法を用いる中間体の製造法は、試薬として
これらの試薬を使用することがなく、その上プロスタグ
ランティン誘導体の11位lこ任意の置換基例えば11
.11−ジメチルのような置換基を導入した新規な化合
物を目的とする場合などlこ有利な方法を提供するもの
である。
本発明の方法lこよれば、前記一般式(I)および/あ
るいは(n)を有する化合物は 一般式 (式中、R1,R2およびR3は前述したものと同意義
を示す。
)を有する化合物を一般式 %式%() (式中 R4は前述したものと同意義を示し、R5はn
−ブチルのような低級アルキル基あるいはフェニルのよ
うなアリール基を示す。
)を有するウイツチヒ試剤と反応させて、必要ならば反
応生成物を分離することtこよって得られる。
本発明の方法を実施するtこ当って、反応は前記一般式
(血を有する化合物を罰記一般式(閏を有する化合物と
接触させることlこよって達成される。
反応は溶剤の存在下で行なわれるが、使用される溶剤と
しては、通常のウイツチヒ反応lこ用いられる溶剤が特
lこ限定なく用いられ、例えば、メチレンクロリド、ク
ロロホルム、エチレンジクロリド、四塩化炭素などのハ
ロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレンな
どの芳香族炭化水素類、エチルエーテル、ジメトキシエ
タン、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル
類等の不活性有機溶剤をあげることができる。
好適(こけクロロホルムが用いられる。
反応温度lこは特lこ限定はなく、通常は室温乃至溶剤
の還流温度で行なわれるが、室温乃至60℃付近で行な
うのが好適である。
反応時間は主(こ原料化合物の種類、反応温度などtこ
よって異なるが、約5時間乃至5日間である。
通常本反応lこおいては、前記一般式(IIDを有する
化合物1モルに対して前記一般式(■を有するウイツチ
ヒ試剤■乃至3モルの割合で使用することによって好適
lこ実施することができる。
反応終了後、目的化合物は常法tこ従って反応混合物か
ら採取される。
例えば反応終了後、反応混合物を希塩酸で洗浄して未反
応のウイツチヒ試剤を除去した後、目的化合物が5〜1
0%炭酸カリウム水溶液のような炭酸アルカリ水溶液l
こ可溶である場合にはこれlこ転溶し、得られた炭酸ア
ルカリ水溶液をエーテルのような有機溶剤で洗浄した後
、アルカリ水溶液層を塩酸などの酸で酸性となし、ふた
5びエーテルのような有機溶剤で抽出し、得られた抽出
液より溶剤を留去することによって目的化合物を得るこ
とができるし;目的化合物が炭酸アルカリ水溶液lこ難
溶である場合lこは反応混合物より溶剤を留去し、残留
物tこエーテルのような有機溶剤を加えて析出した未反
応のウイツチヒ試剤を戸別し、有機溶剤層を希塩酸およ
び希炭酸カリウム水溶液で洗浄し、得られた抽出液より
溶剤を留去することtこよって目的化合物を得ることが
できる。
得られた目的化合物は二重結合ρこ関する異性体である
前記一般式〇)および(Inの混合物として存在し、そ
のカルボニル基はエノール型またはケト型をとっている
通常、プロスタグランティン誘導体製造の中間体として
これらの化合物を使用する場合tこは、次の工程lこお
いて混合物のま5で用いても同一の化合物を与えるので
両者を分離精製する必要はないが、さらに分離を必要と
する場合lこは常法、例えは再結晶法、カラムクロマト
グラフ法などtこよって精製することができる。
本発明の方法lこよって得られる@記一般式(I)およ
び(旧を有する化合物は、以下lこ例示するようtこプ
ロスタグランディン誘導体製造の重要な中間体の原料と
なり得る化合物である。
上記式中、R1,R2,R3およびR4は前述したもの
と同意義を示す。
第一工程は前記一般式(■を有する化合物を製造する工
程であり、前記一般式(I)および(mlを有する化合
物を還元することIこよって達成される。
反応は溶剤の存在下で還元剤を使用して行なわれる。
使用される還元剤としてはカルボニル基を還元すること
なく、二重結合のみをエチレン基lこ変換するものであ
れば特(こ限定はないが、パラジウム−炭素、酸化白金
、ラネーニッケルなどの触媒の存在下で水素を使用して
行なう接触還元法が好適である。
第二工程は前記一般式(■を有する化合物を製造する工
程であり、罰記一般式(■を有する化合物を脱炭酸する
こと(こよって達成される。
反応は溶剤の存在下で脱炭酸剤を使用して行なわれる。
使用される脱炭酸剤としては通常のβ−ケトエステル化
合物を脱炭酸するものであれば特lこ限定はないが、例
えば塩酸、硫酸などの鉱酸、塩化ナトIJウムージメチ
ルスルホキシド、シアン化ナトリウム−ジメチルスルホ
キシド、沃化リチウム−コリジンなどが好適である。
本反応lこおいて、脱炭酸剤として塩酸のような鉱酸を
用いて加熱した場合には反応生成物としてジカルボン酸
を与えるので、得られた化合物を通常のエステル化法l
こよって目的の前記一般式(VDを有するエステル化合
物とすることができる。
使用されるエステル化剤としては、例えばジアゾメタン
、ジアゾエタン、ジアゾ−n−プロパンジアゾイソプロ
パンなどのジアゾアルカン類;メタノール、エタノール
、n−プロパツール、インプロパツール、n−ブタノー
ル、インブタノール、tert−ブタノールなどのエス
テル基を形成するアルコール類と塩酸、臭化水素酸若、
シ<は硫酸などの鉱酸またはベンゼンスルホン酸若シく
はp−トルエンスルホン酸などの有機酸が好適(こ用い
られる。
第三工程は前記一般式(4)を有する化合物を製造する
工程であり、罰記一般式(■を有する化合物を還元し、
次いでラクトン化することlこよって達成される。
使用される還元剤としてはカルボニル基を立体特異的t
こ還元するものであれば特fこ限定はないが、例えば水
素化) ’) −5ec−ブチルホウ素カリウム、水素
化トリー5ec−ブチルホウ素リチウムのような水素化
金属化合物あるいはラネーニッケルなどが好適(こ用い
られる。
次いで得られた還元反応生成物をラクトン化する反応は
、反応混合物を塩酸、硫酸のような鉱酸と処理すること
によって行なわれる。
第四工程は前記一般式(■)を有する化合物を製造する
工程であり、前記一般式(■)を有する化合物を加水分
解することによって達成される。
反応は溶剤の存在下で加水分解試剤を用いて行なわれる
使用される加水分解試剤としては通常のエステル化合物
を加水分解するものであれば特fこ限定はないが、塩酸
、硫酸などの鉱酸が好適である。
第五工程は@記一般式(1)Oを有する化合物を製造す
る工程であり、前記一般式(■)を有する化合物を還元
することlこよって達成される。
反応は溶剤の存在下で還元剤を用いて行なわれる。
使用される還元剤としてはラクトン環を還元することな
くカルボキシル基のみをアルコールEこ変換するもので
あれば特lこ限定はないが、前記一般式(■)を有する
化合物lこトリエチルアミンなどの有機塩基の存在下で
クロル炭酸エチルなでのハロゲン炭酸エステルを反応さ
せて、混合酸無水物を得て、このものlこ水素化ホウ素
ナトリウムなどの還元剤を加えて行なうのが好適である
さらlこ前記一般式(I)および(It)を有する化合
物を出発原料として以下lこ例示するような工程を経て
、11位tこ水酸基を有するブロスタングランデイン誘
導体の合成中事体を得ることができる。
八 〇上記式中、
R3は前述したものと同意義を示し、R6は低級アルキ
ル基を示LAXは塩素、臭素のようなハロゲン原子を示
す。
第一工程は前記一般式(XI)を有する化合物を製造す
る工程であり、前述一般式■を右する化合物lこおいて
、置換基R1が水素原子、R2が低級アルコキシカルボ
ニル基である前記一般式(X)を有する化合物を部分加
水分解することlこよって達成される。
反応は溶剤の存在下で加水分解剤を使用して行なわれる
加水分解剤としては化合物の他の部分tこ影響を与えず
lこ3α位のカルボン酸エステルのみを加水分解するも
のであれば特lこ限定はないが、水酸化バリウム、水酸
化カルシウムなどのアルカリ土類金属の水酸化物が好適
である。
第二工程は前記一般式(至)を有する化合物を製造する
工程であり、前記一般式(XDを有する化合物をハロゲ
ン化剤と接触させることlこよって達成される。
使用されるハロゲン化剤としては通常のカルボン酸を酸
ハライドlこ変換するものであれば特lこ限定はないが
、チオニルクロリド、チオニルプロミドなどのチオニル
ハライド、修酸クロリド、蓚酸プロミドなどの蓚酸ハラ
イドが好適である。
第三工程は前記一般式(■)を有する化合物を製造する
工程であり、前記一般式(X[I)を有する化合物をメ
チル化剤と接触させることEこよって達成される。
使用されるメチル化剤としては通常のカルボン酸ハライ
ドをメチルケトン化合物lこ変換するものであれば特に
限定はないが、ジメチル銅リチウム、メチルマグネシウ
ムクロリドニ塩化カドミウム、メチルマグネシウムプロ
ミド−塩化亜鉛などのメチル金属化合物が好適である。
第四工程は前記一般式(xIvX有する化合物を製造す
る工程であり、前記一般式(X[I[)を有する化合物
を過酸と接触させることtこよって達成される。
使用されろ過酸としては通常のバイヤー−ビリガー (
Baeyer−Vil Iiger)反応lこ用いられ
るものであれば特lこ限定はないが、過トリフルオル酢
酸、過酢酸、m−クロル過安息香酸などが好適である。
第五工程は前記式(XV)を有する化合物を製造する工
程であり、前記一般式(■)を有する化合物を加水分解
するこすIこよって達成される。
反応は溶剤の存在下で加水分解試剤を用いて行なわれる
使用される加水分解試剤としては通常のエステル化合物
を加水分解するものであれば特に限定はないが、塩酸、
硫酸などの鉱酸が好適である。
以上の各工程lこおいて、それぞれの目的化合物は反応
終了後、反応混合物を常法により処理することによって
得られる。
得られた目的化合物は必要ならば常法、例えばカラムク
ロマ)グラフィー、薄層クロマトグラフィ〜などを用い
て更Eこ精製することができる。
このようlこして得られる前記一般式(IX)あるいは
式(XV)を有する化合物を中間体として、例えばクラ
ーベらの方法(P 、 Crabbe’、A、Guzm
a’n :Tetrahedron Letters
s 1972年、 115頁〕、コリ・−らの方法(E
、J 、Corey 、 N 、M。
Weinshenker y T 、に、5chaaf
yW−Huber 二The Journal
of The American Chemi−c
al 5ociety 、91巻、5675頁(196
9年)〕あるいはピビイ−らの方法(R−PeeltJ
、に、5utherland : Ohemical
Communi−cationsy1974年、1
51頁〕tこよって、医薬として有用な天然プロスタグ
ランディン誘導体並びlこ新規な合成プロスタグランデ
ィン誘導体を製造することができる。
次lこ実施例および参考例をあげて本発明の方法を更に
具体的tこ説明する。
実施例 ■ 2.2−ジメチル−4−カルボエトキシメチレン−5−
オキソ−シクロペンクン−1,3−ジカルボン酸ジメチ
ルエステルおよび2,2−ジメチル−4−カルボエトキ
シメチル−5−オキソ−シクロベント−3−エン−1,
3−’)−hルボン酸ジメチルエステル 2.2−ジメチル−4,5−ジオキソ−シクロペンタ7
−1.3−ジカルボン酸ジメチルエステル25.12.
!li’およびカルボエトキシメチレントリフェニルホ
スフォランフ2,25gをクロロホルム9001rLl
中で5日間加熱還流する。
反応終了後、反応混合物を濃縮し、残留物lこエーテル
200mJlを加えて冷蔵庫に放置し、析出した未反応
の原料ホスフォラン化合物を戸別し、エーテル層を2N
塩酸で2回、10%炭酸カリウム水溶液で数回洗浄した
後、エーテル層を濃縮し、残留物をシリカゲルを用いる
カラムクロマトグラフィーで精製すると、油状の目的化
合物8゜207gが得られる。
このものは二重結合に関する異性体の混合物として存在
し、そのカルボニル基の一部はエノール型をとっている
ことが、核磁気共鳴スペクトルの測定結果などより明ら
かである。
赤外吸収スペクトル(液膜状)ν cIrL−1:a
X 1740.1715.1655゜ 核磁気共鳴スペクトル(CDC73)δppm:10.
2 (broad ) 6.4(二重線) 3.6〜4.5(多重線) 1.1〜1.6(多重線) 質量スペクトル rn/e : M+= 312実施
例 2 4−カルボエトキシメチレン−5−オキソ−シクロペン
クン−1,3−ジカルボン酸ジメチルエステルおよび4
−カルボエトキシメチル−5−オキソ−シクロベント−
3−エン−1,3−ジカルボン酸ジメチルエステル 4.5−ジオキソ−シクロペンクン−1,3−ジカルボ
ン酸ジメチルエステル21.417 gヲ’70ロホル
ム11に溶解し、この溶液rこカルボエトキシメチレン
トリフェニルホスフォランフ1.3149を加えて、2
0時間加熱還流する。
反応終了後、反応混合物を2N塩酸で洗浄し、有機層を
5係炭酸カリウム水溶液を用いて数回抽出を行なう。
得られた抽出水層を合せて、これをエーテルで洗浄した
後、水冷下tこ6N塩酸を加えて酸性となし、エーテル
を用いて抽出し、エーテル抽出液を飽和食塩水で洗浄し
、無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶剤を留去すると、結晶
を含んだ油状の目的化合物22.3gが得られる。
この油状物は二重結合に関する異性体の混合物であるが
、プロスタグランディン合成中間体の製造における次の
工程の原料としてはそのま\用いることができる。
しかしながら、さらにこの結晶を含む油状物をエーテル
−〇−ヘキサン混合溶剤を用いて再結晶すると、融点7
3〜75℃を有する白色結晶として、4−カルボエトキ
シメチレン−5−オキソ−シクロペンクン−1,3−ジ
カルボン酸ジメチルエステル11.7gが得られる。
赤外吸収スペクトル(KBr) シmaxCrrL−
1:1745.1705.1670.1620゜核磁気
共鳴スペクトル(CDC13)δppm:9.9 (
IH,broad) 6.4 (LH,二重線) 4.0〜4.4(3H,多重線) 3.8 (3H,−重線) 3.7 (3H,−重線) 2.4〜3.3(2H,多重線) 1.3 (3H,三重線つ 質量スペクトル m/e : M+= 284実施例
3 2−メチル−4−カルボエトキシメチレン−5−オキソ
−シクロペンクン−1,3−ジカルボン酸ジメチルエス
テルおよび2−メチル−4−カルボエトキシメチル−5
−オキソ−シクロペン1−−3−1ンー1.3−’)カ
ルボン酸ジメチルエステル 2−メチル−4,5−ジオキソ−シクロペンクン−1,
3−ジカルボン酸ジメチルエステル6.84gおよびカ
ルボエトキシメチレントリフェニルホスフォラン21.
0gをクロロホルム250mA’中で16時間加熱還流
する。
反応終了後、反応混合物を2N塩酸次いで水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、クロロホルムを留去
し残留物をベンセフ250m右こ溶解し、この溶液を1
0係炭酸カリウム水溶液を用いて抽出を行なう。
得られた抽出水層を合せて、これをベンゼンで洗浄した
後、水冷下lこ濃塩酸を加えて酸性となし、エーテルを
用いて抽出し、エーテル抽出液を飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥し溶剤を留去すると、油状の
目的化合物6.4gが得られる。
このものは二重結合lこ関する異性体の混合物として存
在する。
さらlここの油状をシリカゲルを用いるカラムクロマト
グラフィーlこよって分離すると、白色結晶として、2
−メチル−4−カルボエトキシメチレン−5−オキソ−
シクロペンクン−1,3−ジカルボン酸ジメチルエステ
ルが得られる。
赤外吸収スペクトル(KB ) !、l cm−’
:r max 3400(ショルダー) 、 3250.1745゜1
710.1680.1640.1605゜核磁気共鳴ス
ペクトル(CDC13)δppm’10.0(II−1
,−重線) 6.4(LH,二重線、J=3) 4.2(3H,多重線) 3.8(3H,−重線) 3.7(3H,−重線) 3.4(IH,複四重線) 1.3(3H,三重線) 1.25(3H,二重線、J=7 質量スペクトルm/e : M+= 298実施例 4 4−カルボメトキシメチレン−5−オキソ−シクロペン
クン−1,2,3−トリカルボン酸トリメチルエステル
および4−カルボメトキシメチル−5−オキソ−シクロ
ベント−3−エン−1,2゜3−トリカルボン酸トリメ
チルエステル 4.5−ジオキソ−シクロペンクン−1,2,3−トリ
カルボン酸トリメチルエステル272gをクロロホルム
IIHこ溶解し、この溶解(こカルボメトキシメチレン
トリフェニルホスフォラン66.9gを加えて、60℃
で24時間反応させる。
反応終了後、反応混合物より溶剤を減圧下で留去し、残
留物lこベンゼン400属を加えて溶解し、この溶液を
冷却した2N塩酸100TLlで2回洗浄する。
ベンゼン層を水洗した後、10係炭酸力リウム水溶液2
00m1で3回抽出する。
得られた抽出水層を合せて、これをベンゼン100wL
lで2回洗浄した後、水冷下に濃塩酸を加えて酸性とな
し、酢酸エチル200m1で3回抽出し、酢酸エチル抽
出液を飽和゛食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトIJウムで
乾燥後、溶剤を留去すると、油状の目的化合物26.4
gが得られる。
この油状物は二重結合Eこ関する異性体の混合物として
存在する。
赤外吸収スペクトル(液膜状)vmaXcrrL−1=
1750.1680.1620゜ 核磁気共鳴スペク1ヘル (CDC73)δppm:3
7〜3.9(多重線) 6.4 (二重線) 質量スペクトル m/e : M+= 328参考例
1 2.2−ジメチル−4−カルボエトキシメチル−5−オ
キソ−シクロペンクン−1,3−ジカルボン酸ジメチル
エステル 実施例1で得られた2、2−ジメチル−4−カルボエト
キシメチレン−5−オキソ−シクロペンクン−1,3−
ジカルボン酸ジメチルエステルおよびその幾何異性体8
.209をメタノール50m1および酢酸1m中で10
係パラジウム炭素5.0gを加えて接触還元を行なう。
水素662m1を吸収して後、触媒を戸別し濃縮した後
、残留物をシリカゲルを用いるカラムクロマトグラフィ
〜で精製すると、油状の目的化合物7.336 gが得
られる。
赤外吸収スペクトル(液膜状)輻a〆〔1:1770.
1740゜ 核磁気共鳴スペクトル(CDC73)δppm:3.9
〜4.4(2H,多重線) 2.0〜3.9(IIH,多重線) 1.0〜1.6(9H,多重線) 質量スペクトル m/ e : M+−314参考例
2 2β−カルボメトキシ−3,3−ジメチル−5−オキソ
−シクロベント−1α−イル酢酸メチルエステル 2.2−ジメチル−4−カルボエトキシメチル−5−オ
キソ−シクロペンタン−1,3−ジカルボン酸ジメチル
エステル7、34.9を濃塩酸100m1Iこ溶解し、
2時間加熱還流する。
反応終了後、反応混合物Iこトルエンを加えて共沸、減
圧下Eこ濃縮した後、残留油状物をジアゾメタンを用い
て常法lこよりエステル化し、反応生成物をシリカゲル
を用いるカラムクロマトグラフィーで精製すると、油状
の目的化合物5.03gが得られる。
赤外吸収スペクトル(液膜状) 1m a xCrn−
1:1740゜ 核磁気共鳴スペクトル(CDC73)δppm’3.8
(3H,−重線) 3.7 (3H,−重線) 2.2〜3.1(6H,、多重線) 1.4 (3H,−重線) 1.0 (3H,−重線) 質量スペクトル m/ e : M+= 242参考例
3 2β−カルボメトキシ−3,3−ジメチル−5α−ヒド
ロキシ−シクロベント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン 2β−カルボメトキシ−3,3−ジメチル−5−オキソ
−シクロベント−1α−イル酢酸メチルエステル5.5
34.@を無水テトラヒドロフラン100属に溶解し、
−40°Cまで冷却する。
この溶液lこ0、5 M/A’の濃度を有する水素化ト
リー5ec−ブチルホウ素カリウムのテトラヒドロフラ
ン溶液50属を滴下し、さらに同温度で30分間攪拌す
る。
反応終了後、反応混合物lこ2N塩酸を加えて過剰のホ
ウ素化合物を分解し、エーテルを用いて抽出して後、有
機層を乾燥し濃縮する。
得られた残留物をシリカゲ゛ルを用いるカラムクロマト
グラフィーで精製すると、融点69.5〜71℃を有す
る結晶として目的化合物2.269gが得られる。
赤外吸収スづクトル(Nujol) 輻aXcfIL−
1:1775.1765,1730゜ 核磁気共鳴スペクトル(CDC13)δppm=4.9
(LH,複三重線、J=6.J=8)3.7
(3H,−重線) 1.5〜3.7(6H,多重線) 1.3 (3H,−重線) 0.9 (3H,−重線) 質量スペクトル m/e : M+= 212参考例
4 2β−カルボキシ−3,3−ジメチル−5α−ヒドロキ
シ−シクロベント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン 2β−カルボメトキシ−3,3−ジメチル−5α−ヒド
ロキシ−シクロベント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン
2.28gを濃塩酸120m1中で90分間加熱還流す
る。
反応終了後、反応混合物を減圧下で濃縮、乾燥し残留し
た結果2.05gをイソプロピルエーテル−酢酸エチル
混液で再結晶すると、融点179.5〜181℃を有す
る結晶として目的化合物1.51gが得られる。
赤外吸収スペクトル(Nujol輻a〆〔1:1775
.1695 。
核磁気共鳴スペクトル(CD3COCD3)δppm:
8.3 (I H、broad) 5.0 (LH,複三重線) 1.6〜3.7(6H,多重線) 1.3 (3H,−重線) 0.9 (3H,−重線) 質量スペクトル m/ e : M+= 198参考例
5 2β−ヒドロキシメチル−3,3−ジメチル−5α−ヒ
ドロキシ−シクロベント−1α−イル酢酸−γ−ラクト
ン 2β−カルボキシ−3,3−ジメチル−5α−ヒドロキ
シ−シクロベント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン1.
50gおよびトリエチルアミン1.27m1を乾燥テト
ラヒドロフラン30m1lこ溶解し、アルゴン気流中氷
冷下にこの溶液にクロル炭酸エチル0.74m1を溶解
した乾燥テトラヒドロフラン溶液10mを滴下する。
1時間30分後、生成したトリエチルアミン塩酸塩を戸
別し、無水テトラヒドロフラン10m1で洗浄し、炉液
および洗液を、水素化ホウ素ナトリウム1.14gを含
有する水溶液25TLl中に氷冷下に0滴下し、さらl
こ室温で1時間攪拌する。
反応終了後、反応混合物lこIN塩酸を加えて酸性とな
し、減圧下に溶剤を留去し、残留物lこ酢酸エチルおよ
び水を加えて抽出、分液し、得られた有機層を乾燥、濃
縮し残留物をシリカゲルを用いるカラムクロマトグラフ
ィーで精製すると、油状の目的化合物1.027gが得
られる。
赤外吸収スペクトル(液膜状) 輻a、cm−’ :3
450 、1770 。
核磁気共鳴スペクトル(CDCIJ3.)δppm:4
.9 (LH,多重線) 1.1 (3H,−重線) 0.8 (3H,−重線) 質量スペクトル m/ e : M+−184参考例
6 4−カルボエトキシメチル−5−オキソ−シクロペンク
ン−1,3−ジカルボン酸ジメチルエステル 実施例2で得られた4−カルボエトキシメチレン−5−
オキソ−シクロペンクン−1,3−ジカルボン酸ジメチ
ルエステル11.38gをメタノール12011IJ!
/こ溶解し、5%パラジウム−炭素5.68gを用いて
接触還元する。
反応終了後、触媒を戸別し反応混合物より溶剤を留去す
ると、油状の目的化合物11.0&が得られる。
赤外吸収スペクトル(液膜状)vmaxcfrL。
1765(ショルダー)、1730゜ 核磁気共鳴スペクトル(CDC13)δppm’4.2
(2H,四重線) 3.8 (3H,−重線9 3.7 (3H,−重線) 1.8〜3.8(7H,多重線) 1.2 (3H,三重線) 参考例 7 2−カルボメトキシ−5−オキソ−シクロペン1−−1
−イル酢酸メチルエステル 4−カルボエトキシメチル−5−オキソ−シクロヘンク
ン−1,3−ジカルボン酸ジメチルエステル11.1を
濃塩酸200m1tこ溶解し、4時間加熱還流し、トル
エン共沸lこよって水分を完全に留去する。
残留した油状物をジアゾメタンを用いてメチルエステル
化する。
反応終了後、反応混合物より溶剤を留去し、残留物を減
圧蒸留tこ付すと、沸点120〜123°c10.85
mmHgを有する油状の目的化合物6.891gが得ら
れる。
赤外吸収スペクトル(液膜状)ymaxcrrL。
1740゜ 核磁気共鳴スペクトルCCDC13) δppm:3
.8 (3H,−重線) 3.7 (3H,−重線) 1.7〜3.5(8H,多重線) 質量スペクトルm/e : M+−214参考例 8 2β−カルボメトキシ−5α−ヒドロキシ−シクロベン
ト−1α−イル酢酸−γ−ラクトンおよび2α−カルボ
メトキシ−5α−ヒドロキシ−シクロベント−1α−イ
ル酢酸−γ−ラクトン 2−カルボメi〜キシー5−オキソーシクロベント−1
−イル酢酸メチルエステル6.575.@を無水テトラ
ヒドロフラン100m1Iこ溶解し、アルゴン気流下l
こ氷冷し、この溶液tこ0.5M/lの濃度を有する水
素化!Jト5ec−ブチルホウ素カリウムのテトラヒド
ロフラン溶液64.5mlを攪拌しながら滴下し、さら
に同温度で40分間攪拌する。
反応終了後、反応混合物lこ2N塩酸60m1を加えて
過剰のホウ素化合物を分解し、エーテルで抽出し、有機
層を乾燥して後、溶剤を留去すると、油状の粗目的化合
物10.]J’が得られる。
これをシリカゲ゛ルを用いるカラムクロマトグラフィー
で分離、精製すると、極性の低い分画より2β−カルボ
メトキシ体4.265gが結晶として得られる。
これをエーテル−n−ヘキサンで再結晶すると、融点4
9,5〜52°Cを有する結晶2.67gが得られる。
さらに極性の高い分画より2α−カルボメトキシ体0.
48gが油状物として得られる。
これはメタノール中すl−IJウムメトキシドを加えて
、室温で8時間攪拌すると約70係が2β−カルボメト
キシ体(こ変換される。
2β−カルボメトキシ体 赤外吸収スペクトル(Nujol)輻axCrIL−1
:1755 .1740 。
核磁気共鳴スペクトル(CDC13)δppm:5.0
(LH,多重線) 3.7 (3H,−重線) 2α−カルボメトキシ体 赤外吸収スペクトル(液膜状)v−3,cm−’ :1
770 .1730 。
核磁気共鳴スペクトル(CDC13)δppm:5.8
(IH,多重線) 3.7 (3H,−重線) 質量スペクトル m/ e : M+= 184(2β
および2α−カルボメトキシ体とも同一つ参考例 9 2β−カルボキシ−5α−ヒドロキシ−シクロベント−
1α−イル酢酸−γ−ラク1−ン2β−カルボメトキシ
−5α−ヒドロキシ−シクロベント−1α−イル酢酸−
γ−ラクトン2.31grこ濃塩酸60m1を加えて9
0分間加熱還流する。
反応終了後、反応混合物より減圧下tこ水分を留去し、
残留物を酢酸エチル(こ溶解し、活性炭処理した後、溶
剤を留去し得られた結晶をエーテルで再結晶すると、融
点101〜102.5°C(分解)を有する目的化合物
1.445gが得られる。
赤外吸収スペクトル(Nujol)輻axcrrL−1
:3230 .1755 .1735 。
核磁気共鳴スペクトル(CD(J’3)δppm:10
.2 (IH,−重線) 5.1 (IH,多重線) 2.0〜3.4(8H,多重線) 質量スペクトル m/ e : M+−170参考例
10 2β−ヒドロキシメチル−5α−ヒドロキシ−シクロベ
ント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン2β−カルボキシ
ー5α−ヒドロキシ−シクロベント−1α−イル酢酸−
γ−ラクトン1.445gおよびトリエチルアミン0.
86gを乾燥テトラヒドロフラン40m1Iこ溶解し、
この溶液lこクロル炭酸エチル0.924gを溶解した
乾燥テトラヒドロフラン溶液5mlを水冷下tこ滴下し
、さらtこ氷冷して2時間反応させる。
析出したトリエチルアミン塩酸塩を戸別しテトラヒドロ
フランで洗浄した後、P液および洗液を水素化ホウ素ナ
トリウム0.804gを含有した乾燥メタノール溶液3
0ml中に水冷下で滴下し、さらに同温度で2時間攪拌
する。
反応終了後、反応混合物に酢酸を含んだ水を加え、酢酸
エチルで抽出し、得られた有機層を乾燥、濃縮し残留物
をシリカゲルを用いるカラムクロマリグラフイーで分離
精製すると、はじめlこ原料のカルボン酸のメチルエス
テル0.879gが回収され、次いで、より極性の高い
分画より油状の目的化合物0.32.lが得られる。
赤外吸収スペクトル(液膜状) シmaXCrIL−1
:3400.1700.1180 核磁気共鳴スペクトル(CDC13)δ再和:5.0
(IH,多重線) 3.6 (2H,二重線) 質量スペクトル m/e二M+=156 参考例 11 2−メチル−4−カルボエトキシメチル−5−オキソ−
シクロペンクン−1,3−ジカルボン酸ジメチルエステ
ル 実施例3で得られた2−メチル−4−カルボエトキシメ
チレン−5−オキソ−シクロペンクン−1,3−ジカル
ボン酸ジメチルエステルおよびその幾何異性体の混合物
6.4gをメタノール70m1に溶解し、5%パラジウ
ム−炭素4.0gを用いて接触還元する。
水素518m1を吸収した後、反応混合物より触媒を戸
別し、p液を濃縮すると、油状の目的化合物60gが得
られる。
参考例 12 2−カルボメトキシ−3−メチル−5−オキソ−シクロ
ベント−1−イル酢酸メチルエステル2−メチル−4−
カルボエトキシメチル−5−オキソ−シクロペンクン−
1,3−ジカルボン酸ジメチルエステル6.0gを濃塩
酸801rLlと共lこ3時間加熱還流し、水分を完全
は除去して後、残留した油状物をジアゾメタンを用いて
メチルエステル化する。
反応終了後、反応混合物をシリカゲルを用いるカラムク
ロマトグラフィーで分離精製し、さらtこ得られた油状
物を減圧蒸留Iこ付すと、沸点121〜130℃/1.
5mmHgを有する油状の目的化合物3.96iが得ら
れる。
このものは五員[)こ対する置換分の配置がトランス−
トランス体、シス−トランス体およびシス−シス体など
を有する化合物として存在するが、この混合物2.57
2gをメタノール中、ナトリウムキシドを加えて室温で
15時間攪拌すると、トランス−トランス体の含量が7
1%となったものが2.170g得られる0 赤外吸収スペクトル(液膜状)シmaxff−1: 7
40 核磁気共鳴スペクトル(CDCI!3)δppm :3
.75 (3H,−重線) 3.66((3H,−重線) 1.20 (二重線、J=5) 1.17 (3H,二重線、J=8) 0.96(二重線、J=7) 質量スペクトル m/ e : M+−228参考例
13 2β−カルボメトキシ−3α−メチル−5α−ヒドロキ
シーシク口ベント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン 2−カルボメトキシ−3−メチル−5−オキソ−シクロ
ベント−1α−イル酢酸メチルエステル2.28gを無
水テトラヒドロフラン20mJ!lこ溶解し、アルゴン
気流下に氷冷し、この溶液lこ0.5M#の濃度を有す
る水素化ト’) −5ec−ブチルホウ素カリウムのテ
トラヒト市フラン溶液22m1を攪拌しながら滴下し、
さらに同温度で30分間攪拌する。
反応終了後、反応混合物tこIN塩酸40m1を加えて
、酢酸エチルで抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで
乾燥して後、溶剤を留去し、得られた残留物をシリカケ
ルを用いるカラムクロマドグラフィーで精製すると、油
状の目的化合物1.342gが得られる。
赤外吸収スペクトル(液膜状)I−ImaxCrIL−
1:1775.1740,1735゜ 核磁気共鳴スペクトル(CDC13)δppm’4.8
〜5.2(LH,多重線) 3.71 (3H,−重線) 14〜3.3(7H,多重線) 1.10 (3H,二重線、J=5.5)参考例 1
4 2β−カルボキシ−3α−メチル−5α−ヒドロキシ−
シクロベント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン 2β−カルボメトキシ−3α−メチル−5α−ヒドロキ
シ−シクロベント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン1.
32gに濃塩酸120m1を加えて2時間加熱還流する
反応終了後、反応混合物より減圧下lこ水分を留去し、
褐色の目的化合物の粗結晶1.14gが得られる。
これをベンゼン−イソプロパツール混液で再結晶すると
、融点116〜117℃を有する目的化合物0.803
.9が得られる。
赤外吸収スペクトル(KBr)vmaXcrIL−に3
440.1765.1700 核磁気共鳴スペクトル(CDC13)δppm :10
.73 (IH,−重線) 4.8〜5.2(IH,多重線) 1.17 (3H,二重線、J=5)質量スペクト
ル m/e:M+184 参考例 15 2β−ヒドロキシメチル−3α−メチル−5αヒドロキ
シ−シクロベント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン 2β−カルホキシー3α−メチル−5α−ヒドロキシ−
シクロベント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン0.75
1およびトリエチレンアミン0.572.9を乾燥テト
ラヒドロフラン15m#こ溶解し、アルゴン気流中この
溶液にクロル炭酸エチル0.611を溶解した乾燥テト
ラヒドロフラン溶液5rrLlを氷冷下lこ滴下し、さ
らtこ同温度で1時間反応させる。
析出したトリエチルアミン塩酸塩を戸別しテトラヒドロ
フランで洗浄した後、P液および洗液を水素化ホウ素す
l−IJウム0.64.1を含有した水溶液10m1中
tこ氷冷下で滴下し、さらlこ室温で1時間反応させる
反応終了後、反応混合物tこIN塩酸を加えて酸性とし
て、テトラヒドロフランを減圧下lこ留去し、残留物に
水を加えて酢酸エチルで抽出する。
得られた有機層を乾燥、濃縮し残留物をシリカケルを用
いるカラムクロマトグラフィーで精製すると、′油状の
目的化合物0.552gが得られる。
赤外吸収スペクトル(液膜状)νm ax ” = :
3500.1770゜ 核磁気共鳴スペクトル(CDC13)δppm’4.7
〜5.1(LH,多重線) 3.4〜4.0(3H,多重線) 12〜3.0(7H,多重線) 1.07 (3H,二重線、J=6)参考例 16 4−カルボメトキシメチル−5−オキソ−シクロペンク
ン−1,2,3−トIJ f)f’e I−IJ メf
ルエステル 実施例4で得られた4−カルボメトキシメチレン−5−
オキソ−シクロペンクン−1,2,3−トリカルボン酸
トリメチルエステルおよびその幾何異性体の混合物24
.5!!をメタノール360属および酢酸1OrILl
中で10係パラジウム−炭素24.5Iを用いて接触還
元する。
水素1550Mを吸収した後、反応混合物より触媒を戸
別し、p液を濃縮し、残留物をシリカゲルを用いるカラ
ムクロマトグラフィーで精製すると、油状の目的化合物
18.37.9が得られる。
赤外吸収スペクトル(液膜状)輻axCrrL−1:1
770(ショルダー)、1740゜ 核磁気共鳴スペクトル(CD(J’3)δppm’3.
6〜3.9(14H,多重線) 2.4〜3.6(4H,多重線) 質量スペクトル m/ e : M+= 330参考例
17 2β、3α−ジカルボメトキシー5−オキソーシクロベ
ント−1α−イル酢酸メチルエステル(a)4−カルボ
メトキシメチル−5−オキソ−シクロペンクン−1,2
,3−1リカルボン酸トリメチルエステル17.63
gを濃塩酸260rLlと共に1.5時間加熱還流し、
水分を完全に除去して後、得られた粗結晶14.79を
エーテルtこ懸濁してジアゾメクンを用いてメチルエス
テル化する。
反応終了後、反応混合物を減圧蒸留すると、沸点149
〜156℃10.O2mmHgを有する油状の目的化合
物126gが得られる。
赤外吸収スペクトル(液膜状)vm、XcIrL−1=
740 核磁気共鳴スペクトル(CDC13)δppm:3.7
3 (6H,−重線) 3.67 (3H,−重線) 2.0〜3.6(7H,多重線) 質量スペクトル m/ e : M+= 272(b)
4−カルボメトキシメチル−5−オキソ−シクロペンク
ン−1,2,3−トリカルボン酸トリメチルエステル4
95mgおよび塩化ナトリウム96.5mj9を水54
υlおよびジメチルスルホキシド15d#こ溶解し、1
20〜150℃で4時間加熱する。
反応終了後、反応混合物lこ水307711を加えエー
テル20m1で3回抽出し、エーテル層を乾燥、濃縮し
、得られた油状物をシリカゲルを用いるカラムクロマト
グラフィーで精製すると、油状の目的化合物2.62■
が得られる。
その物理恒数は参考例17(a)法で得られたもの、′
と一致する。
参考例′18 2β、3α−ジカルボメトキシー5α−ヒドロキシ−シ
クロベント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン 2β、3α−ジカルボメトキシー5−オキソーシクロベ
ント−1α−イル酢酸メチルエステル25.88.9を
メタノール250m1中でラネーニッケル(水湿品87
9をメタノールで洗浄して使用)を用いて接触還元する
水素2560m1を吸収した後、触媒を炉別しF液およ
び洗液よりメタノールを留去し、残留物をシリカゲルを
用いるカラムクロマトグラフィーで精製すると、油状の
目的化合物21.81gが得られる。
赤外吸収スペクトル(液膜状)輻axCIrL−1=1
780.1730゜ 核磁気共鳴スペクトル(CDC13)δppm ’5.
8 (IH,多重線) 3.7 (6H,複−重線) 2.0〜3.4(7H,多重線) 質量スペクトルm/ e : M+= 242参考例
19 2β−カルボメトキシ−3α−カルボキシ−5α−ヒド
ロキシ−シクロベント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン 2β、3α−ジカルボメトキシー5α−ヒドロキシ−シ
クロベント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン6.06g
をメタノール50dllこ溶解し、予め水酸化バリウム
八水加物9.45gをメタノール100d#こ懸濁し、
氷冷した液中へ加える。
次いで反応温度を室温まであげて7時間反応を行なう。
その後、反応液lこ10係硫酸を加え酸性となし、30
分間攪拌して再ラクトン化する。
反応終了後、反応混合物より硫酸バリウムをセライトを
用いて戸別し、沈殿を酢酸エチルで洗浄しさらlこ泥液
を酢酸エチルで抽出する。
有機層を分液して乾燥、濃縮すると、油状の目的化合物
、未反応の原料化合物および加水分解がさらlこ進行し
たジカルボン酸化合物の混合物6.29が得られる。
これをシリカゲルを用いるカラムクロマトグラフィーで
精製すると、油状の目的化合物4.09gが得られる。
赤外吸収スペクトル(液膜状)もaXCrrL−1:3
550(ショルダー)、3200.1770゜1730
゜ 核磁気共鳴スペクトル(CD(J’3.)δppm 二
10.2 (IH,−重線) 5.0 (IH,多重線) 3.7 (3H,−重線) 2.2〜3.5(7H,多重線) 質量スペクトル r1¥/e : M+= 228参
考例 20 2β−カルボメトキシ−3α−アセチル−5α−ヒドロ
キシ−シクロベント−1α−イル酢e−γ−ラクトン 2β−カルボメトキシ−3α−カルボキシ−5α−ヒド
ロキシ−シクロベント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン
4.60gをチオニルクロリド30m1と共lこ1時間
加熱後、常圧で過剰のチオニルクロリドを留去し、さら
に減圧下で濃縮、乾固すると、結晶性の酸クロリドが得
られる。
これをベンゼンから再結晶すると、融点80.5〜82
.0℃の白色結晶2.95gが得られる。
赤外吸収スペクトル(Nujo#)輻axCrIL−1
=1790.1775.1735,635゜核磁気共鳴
スペクトル(CDC13)δppm:5.0 (
IH,多重線) 3.8 (3H,−重線) 質量スペクトル m/ e : M+−246次いで予
め調整した過剰のジメチル銅リチウムのエーテル溶液を
酸クロリド2.88gを溶解したトルエン溶液70II
Ll中lこ一60℃で30分間かけて滴下し、さらlこ
同温度で30分間反応させる。
反応終了後、反応混合物を酢酸を含む氷水中lこ投入し
、酢酸エチルで抽出する。
有機層を合せて水洗後、乾燥して濃縮し得られた油状物
をシリカゲル整相いるカラムクロマトグラフィーで精製
すると、融点61〜62.5℃を有する結晶として目的
化合物1.4(Bi’が得られる。
赤外吸収スペクトル(N u 3 o /l ) !
’ rr* a x cIrL−’ :1765.17
30.1710 。
核磁気共鳴スペクトル(CDC13)δppm:5.0
(IH,多重線) 3.7 (3H,−重線) 2.2 (3H,−重線) 一質量スベクトル m/ e : M+= 226参考
例 21 2β−カルボメトキシ−3α−アセトキシ−5α−ヒド
ロキシ−シクロベント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン 2β−カルボメトキシ−3α−アセチル−5α−ヒドロ
キシーシク口ベント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン1
.064gをリン酸−水素ナトリウム6.64gと共l
こ塩化メチレン301rLl中lこ加えて氷冷した液中
lこ、90係過酸化水素水0.6381ylA’と三弗
化酢酸無水物3.901nlを塩化メチレン20a中で
反応させて製した過三弗化酢酸溶液を加え、さらに室温
で10時間反応させる。
反応終了後、反応混合物を水冷下で3%重曹水50ul
中(こ加え、塩化メチレン20mA’で3回抽出し、塩
化メチレン層を合せて3係重曹水およびチオ硫酸ナトリ
ウム水溶液で洗浄し、無水硫酸すI−IJウムで乾燥後
、溶剤を留去すると、粗油状物1.077gが得られる
この油状物lこベンゼンを加えて冷却すると結晶化し、
融点86〜87.5℃(封管中)を有する結晶として目
的化合物0.822gが得られる。
赤外吸収スペクトル(NujoA)シmaxcIrL−
1:1790.1725 核磁気共鳴スペクトル(CDC13)δppm:5.4
(IH,複三重線) 5.1 (IH,多重線) 3.7 (3H,−重線) 2.2〜3.6(6H,多重線) 2.0 (3H,−重線) 質量スペクトル m/ e : M+= 242参考例
22 2β−カルボキシ−3α、5α−ジヒドロキシ−シクロ
ベント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン2β−カルボメ
トキシ−3α−アセトキシ−5α−ヒドロキシ−シクロ
ベント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン01729gを
10係塩酸201111と共lこ40℃で5時間反応さ
せる。
反応終了後、反応混合物より減圧下で水分を留去、乾固
すると、融点130〜132℃を有する結晶として目的
化合物0.583gが得られる。
赤外吸収スペクトル(meItedfih)シmaxc
′rIL−1=3300.1750.1710 。
核磁気共鳴スペクトル(CD3COCD3)δppm’
5.0 (IH,複三重線) 4.5 (IH,複三重線) 質量スペクトル m/ e : M+−186参考例
23 2β−カルボメトキシ−3α、5α−ジヒドロキシ−シ
クロベント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン 2β−カルボキシ−3α、5α−ジヒドロキシ−シクロ
ベント−1α−イル酢酸−γ−ラクトン0.3(Bi’
をエーテルlこ懸濁し、ジアゾメタンのエーテル溶液を
加えてメチルエステル化する。
反応終了後、反応混合物をシリカゲルを用いるカラムク
ロマトグラフィーで精製すると、融点66〜68℃を有
する結晶として目的化合物0.244 Fが得られる。
赤外吸収スペクトル(CHC7,溶液)νm ax”−
1:3450.1765.1730 。
核磁気共鳴スペクトル(CDC13)δppm ’5.
0 (IH,多重線) 4.5 (LH,複三重線) 3.7 (3H,−重線) 3.6 (IH,−重線)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1式 (式中 R1は水素原子あるいは低アルキル基を示し
    R2は水素原子、低級アルキル基あるいは低級アルコキ
    シカルボニル基を示し R3は低級アルキル基を示す。 )を有する化合物を式%式% (式中 R4は低級アルキル基を示し R5は低級アル
    キル基あるいはアリール基を示す。 )を有するウイツチヒ試剤と反応させて、必要ならば得
    られた化合物を分離することを特徴とする式(式中、R
    1、R2、R3およびR4は前述したものと同意義を示
    す。 )を有するシクロペンタノンカルボン酸エステル誘導体
    の製法。
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