JPS582191B2 - 軽量気泡コンクリ−ト用補強鉄筋の防錆用被膜形成剤 - Google Patents
軽量気泡コンクリ−ト用補強鉄筋の防錆用被膜形成剤Info
- Publication number
- JPS582191B2 JPS582191B2 JP6742580A JP6742580A JPS582191B2 JP S582191 B2 JPS582191 B2 JP S582191B2 JP 6742580 A JP6742580 A JP 6742580A JP 6742580 A JP6742580 A JP 6742580A JP S582191 B2 JPS582191 B2 JP S582191B2
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- JP
- Japan
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- parts
- reinforcing
- rust
- cement
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- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
一般に軽量気泡コンクリートはセメント、石灰などの石
灰質物質と、珪砂、珪石などの珪酸質物質を粉砕したも
のに水を適当な割合で混合し、この混合物にアルミニウ
ム粉等の金属粉を加えて攪拌し、あるいは空気を混入す
る等の方法によって気泡を含有せしめた後、凝固、硬化
させ、オートクレープ内にて高温高圧水蒸気養生により
水熱反応を起させて製造している。
灰質物質と、珪砂、珪石などの珪酸質物質を粉砕したも
のに水を適当な割合で混合し、この混合物にアルミニウ
ム粉等の金属粉を加えて攪拌し、あるいは空気を混入す
る等の方法によって気泡を含有せしめた後、凝固、硬化
させ、オートクレープ内にて高温高圧水蒸気養生により
水熱反応を起させて製造している。
この軽量気泡コンクリートを建築材料に使用するために
は、この中に補強鉄筋を埋設している。
は、この中に補強鉄筋を埋設している。
この補強鉄筋を素地のまま埋込んだのでは軽量気泡コン
クリートが高い空隙率を有し、塩基度が低いため、空気
中の湿気等により鉄筋は腐食され、コンクリートパネル
として強度低下を来たすので、この鉄筋には予かじめ防
錆用被膜を形成することが行なわれている。
クリートが高い空隙率を有し、塩基度が低いため、空気
中の湿気等により鉄筋は腐食され、コンクリートパネル
として強度低下を来たすので、この鉄筋には予かじめ防
錆用被膜を形成することが行なわれている。
従来この防錆用被膜を形成する方法としてはカゼイン、
ゼラチン、繊維素化合物等のコロイド状結合剤と、セメ
ントと、ゴムラテックス、エチレン−酢酸ビニール共重
合樹脂エマルジョン、酢酸ビニール−アクリル共重合樹
脂エマルジョン、アクリル樹脂エマルジョンのいずれか
一種と水との混合物を用いて防錆用被膜を形成する方法
が知られている。
ゼラチン、繊維素化合物等のコロイド状結合剤と、セメ
ントと、ゴムラテックス、エチレン−酢酸ビニール共重
合樹脂エマルジョン、酢酸ビニール−アクリル共重合樹
脂エマルジョン、アクリル樹脂エマルジョンのいずれか
一種と水との混合物を用いて防錆用被膜を形成する方法
が知られている。
これ等の防錆用被膜を軽量気泡コンクリート用補強鉄筋
表面上に、均一に形成するためには、これらの混合物を
粘稠なスラリー状に保って噴霧、はけ塗り、あるいは浸
漬し、乾燥することによって行なっている。
表面上に、均一に形成するためには、これらの混合物を
粘稠なスラリー状に保って噴霧、はけ塗り、あるいは浸
漬し、乾燥することによって行なっている。
そこでこの防錆用被膜形成を軽量気泡コンクリート製造
の一工程として適用するためには防錆用被膜形成剤のス
ラリ二粘度を凝結することなく、長時間適度に保持する
ことが必要である。
の一工程として適用するためには防錆用被膜形成剤のス
ラリ二粘度を凝結することなく、長時間適度に保持する
ことが必要である。
従来のセメント−合成樹脂エマルジョン混合の防錆剤で
はセメントの凝結を抑制し、適度の粘度を保つだめの凝
結抑制剤として殿粉、セルローズ類、砂糖、グルコン酸
カルシウム、グルコン酸鉄、グルコースなどが用いられ
ていたが、殿粉、セルローズ類は凝結抑制効果が少なく
、僅か数時間しか効果がないために使用量を多くすると
生成した被膜の強度が弱くなり、また砂糖、その他のグ
ルコン酸類は約1週間の凝結抑制効果はあるが十分な時
間とは云えず不満足なものであった。
はセメントの凝結を抑制し、適度の粘度を保つだめの凝
結抑制剤として殿粉、セルローズ類、砂糖、グルコン酸
カルシウム、グルコン酸鉄、グルコースなどが用いられ
ていたが、殿粉、セルローズ類は凝結抑制効果が少なく
、僅か数時間しか効果がないために使用量を多くすると
生成した被膜の強度が弱くなり、また砂糖、その他のグ
ルコン酸類は約1週間の凝結抑制効果はあるが十分な時
間とは云えず不満足なものであった。
また特開昭52−40446号公報に記載のソジウムボ
ロへプトネートは糖類と併用しないときは凝結抑制時間
は約2.5週間と短かく、また糖類との併用においても
混合直後の偽凝結の発現時間が長く、さらには乾燥硬化
に時間がかかったり、被膜強度が不十分であるなどの欠
点があった。
ロへプトネートは糖類と併用しないときは凝結抑制時間
は約2.5週間と短かく、また糖類との併用においても
混合直後の偽凝結の発現時間が長く、さらには乾燥硬化
に時間がかかったり、被膜強度が不十分であるなどの欠
点があった。
上述の欠点を改めるべく発明者等は種々試験をした結果
凝結抑制時間は約1ヶ月保持でき、且被膜の強度も軽量
気泡コンクリート防錆膜と鉄筋との間の付着強度で鉄筋
表面積1cm2当り20kg以上の強さを保持する添加
剤としてソジウムへプトネートと砂糖を併用することを
見出し、本発明に到達した。
凝結抑制時間は約1ヶ月保持でき、且被膜の強度も軽量
気泡コンクリート防錆膜と鉄筋との間の付着強度で鉄筋
表面積1cm2当り20kg以上の強さを保持する添加
剤としてソジウムへプトネートと砂糖を併用することを
見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明はセメント、セメントに対し外割りで
樹脂分が1〜55重量%のエチレン−酢酸ビニール共重
合樹脂エマルジョンまたは酢酸ビニール−アクリル酸エ
ステル共重合樹脂エマルジョンと、セメントに対して外
割りで0.1〜20重量%のヒドロキシエチルセルロー
ズまたはエチルヒドロキシエチルセルローズト、同じく
0.1〜0.5重量%のソジウムへプトネートと、同じ
く0.1〜0.5重量%の砂糖と、水を混合したスラリ
ー状の液を軽量気泡コンクリート用補強鉄筋の防錆用被
膜形成剤としたことにある。
樹脂分が1〜55重量%のエチレン−酢酸ビニール共重
合樹脂エマルジョンまたは酢酸ビニール−アクリル酸エ
ステル共重合樹脂エマルジョンと、セメントに対して外
割りで0.1〜20重量%のヒドロキシエチルセルロー
ズまたはエチルヒドロキシエチルセルローズト、同じく
0.1〜0.5重量%のソジウムへプトネートと、同じ
く0.1〜0.5重量%の砂糖と、水を混合したスラリ
ー状の液を軽量気泡コンクリート用補強鉄筋の防錆用被
膜形成剤としたことにある。
エチレン−酢酸ビニール共重合樹脂エマルジョン、また
は酢酸ビニール−アクリル酸エステル共重合樹脂エマル
ジョンの樹脂分がセメントに対し1重量%以下のように
少ないと乾燥固化した被膜が空孔の多いものとなり、鉄
筋に対する付着力も低下し、防錆被膜としての性能がな
くなり、また樹脂分が55重量%より多量となるとセメ
ント水和物によって鉄筋表面を不働態化する機能が低下
し、かつコンクリートとの付着力も低下する。
は酢酸ビニール−アクリル酸エステル共重合樹脂エマル
ジョンの樹脂分がセメントに対し1重量%以下のように
少ないと乾燥固化した被膜が空孔の多いものとなり、鉄
筋に対する付着力も低下し、防錆被膜としての性能がな
くなり、また樹脂分が55重量%より多量となるとセメ
ント水和物によって鉄筋表面を不働態化する機能が低下
し、かつコンクリートとの付着力も低下する。
ヒドロキシエチルセルローズまたはエチルヒドロキシエ
チルセルローズの添加は混合スラリー中の合成樹脂エマ
ルジョンの均一分散を保護すると共に使用可能な保存期
間を長くする効果があり、添加量がセメントに対し0.
1重量%よりも少ないと、防錆用被膜形成剤中のセメン
トの水和が進みやすく、使用可能時間が短かくなり、2
.0重量%よりも多くなると防錆用被膜形成剤が粘くな
りすぎて必要とする被膜の厚さの維持ができにくくなる
。
チルセルローズの添加は混合スラリー中の合成樹脂エマ
ルジョンの均一分散を保護すると共に使用可能な保存期
間を長くする効果があり、添加量がセメントに対し0.
1重量%よりも少ないと、防錆用被膜形成剤中のセメン
トの水和が進みやすく、使用可能時間が短かくなり、2
.0重量%よりも多くなると防錆用被膜形成剤が粘くな
りすぎて必要とする被膜の厚さの維持ができにくくなる
。
添加する凝結抑制剤としてのソジウムへプトネートは被
膜形成剤の凝結抑制に効果が大であって、通常セメント
の凝結調節剤として用いられる砂糖をセメントに対し0
.1〜0.5重量%併用して有効である。
膜形成剤の凝結抑制に効果が大であって、通常セメント
の凝結調節剤として用いられる砂糖をセメントに対し0
.1〜0.5重量%併用して有効である。
ソジウムへプトネートの添加量がセメントに対し0.1
重量%より少ないとスラリーの粘度が短期間に上昇して
硬化し、また0.5重量%より多量に添加するとスラリ
ーの粘度が下がり過ぎ適度に均質な膜の確保が難かしく
なる。
重量%より少ないとスラリーの粘度が短期間に上昇して
硬化し、また0.5重量%より多量に添加するとスラリ
ーの粘度が下がり過ぎ適度に均質な膜の確保が難かしく
なる。
スラリー粘度の低下を防ぐ方法として使用水量を加減す
る方法があるが、水量を少なくすると、その他の外部要
因、例えばセメントの活性の変動に敏感に影響を受け、
粘度の制御が困難となり、可使時間へも悪影響を及ぼす
ことになる。
る方法があるが、水量を少なくすると、その他の外部要
因、例えばセメントの活性の変動に敏感に影響を受け、
粘度の制御が困難となり、可使時間へも悪影響を及ぼす
ことになる。
この発明による防錆用被膜形成剤に鉄筋を浸漬するか、
あるいは、はけ塗りした後乾燥し、鉄筋の表面に適当な
厚みの被膜を形成させる。
あるいは、はけ塗りした後乾燥し、鉄筋の表面に適当な
厚みの被膜を形成させる。
被膜形成のだめの乾燥は外力による崩壊を防ぐため常温
ないし80℃位の熱風により行ない、被膜を硬化させ、
鉄筋へ固着させる。
ないし80℃位の熱風により行ない、被膜を硬化させ、
鉄筋へ固着させる。
そして被膜を形成した鉄筋をコンクリート成形用の型枠
内にセットし、軽量気泡コンクリート生成用原料を調合
したスラリーを注入し、発泡、硬化、成形を行なう。
内にセットし、軽量気泡コンクリート生成用原料を調合
したスラリーを注入し、発泡、硬化、成形を行なう。
然る後、これをオートクレープにて4〜12か/cm2
の高温高圧水蒸気養生を施して補強鉄筋を埋設した軽量
気泡コンクリートを得る。
の高温高圧水蒸気養生を施して補強鉄筋を埋設した軽量
気泡コンクリートを得る。
以下この発明の実施例について説明する。
なお各実施例において用いたエチレン−酢酸ビニール共
重合樹脂エマルジョン、酢酸ビニール−アクリル酸エス
テル共重合樹脂エマルジョンは夫々市販品のスミカフレ
ックス(住友化学工業株式会社製)およびウオールポー
ル(大日本インキ化学工業株式会社製)を、またソジウ
ムへプトネート、ソジウムボロへプトネートはクローダ
ケミカル又社製の水溶液状で純分含有量は夫々50重量
%、45重量%のものを用いた。
重合樹脂エマルジョン、酢酸ビニール−アクリル酸エス
テル共重合樹脂エマルジョンは夫々市販品のスミカフレ
ックス(住友化学工業株式会社製)およびウオールポー
ル(大日本インキ化学工業株式会社製)を、またソジウ
ムへプトネート、ソジウムボロへプトネートはクローダ
ケミカル又社製の水溶液状で純分含有量は夫々50重量
%、45重量%のものを用いた。
このエチレン−酢酸ビニール共重合樹脂エマルジョン中
のエチレン対酢酸ビニールの割合は2:8〜8:2のも
の、また酢酸ビニール−アクリル酸エステル共重合樹脂
エマルジョン中の酢酸ビニール対アクリル酸エステルの
割合は85:15〜80:20のものである。
のエチレン対酢酸ビニールの割合は2:8〜8:2のも
の、また酢酸ビニール−アクリル酸エステル共重合樹脂
エマルジョン中の酢酸ビニール対アクリル酸エステルの
割合は85:15〜80:20のものである。
実施例 1
ボルトランドセメント 100重量部エチ
レン−酢酸ビニール共重合樹脂 10重量部エマルジ
ョン(樹脂分55重量%) ヒドロキシエチルセルローズ 0.4重量部ソ
ジウムへプトネート(純分)0.1重量部砂 糖
0.1重量部水
30重量部上記物質を混合し、粘稠な
スラリー状の被膜形成剤液を作った。
レン−酢酸ビニール共重合樹脂 10重量部エマルジ
ョン(樹脂分55重量%) ヒドロキシエチルセルローズ 0.4重量部ソ
ジウムへプトネート(純分)0.1重量部砂 糖
0.1重量部水
30重量部上記物質を混合し、粘稠な
スラリー状の被膜形成剤液を作った。
このスラリーは、鉄筋表面に良好な被膜を形成させるだ
めの保存時間、即ち使用可能時間は約4週間と長く保存
できた。
めの保存時間、即ち使用可能時間は約4週間と長く保存
できた。
このスラリーに鉄筋を浸漬し、引き上げて乾燥させて鉄
筋表面に被膜を形成させた。
筋表面に被膜を形成させた。
この被膜の付着強度は28kg/cm2と強固なもので
あった。
あった。
被膜形成後これを型枠内に配置してスラリー状の軽量気
泡コンクリート原料配合物を流し込み、発泡成型させた
のち、オートクレープ内で185℃、11.5kg/c
m2の水蒸気養生を5時間行なったものについて耐候性
試験を行なった結果、防食性能は極めて良好であり、ま
たコンクリート内に埋め込まれた鉄筋の錆の発生を観察
した結果、殆んど錆が出現していなかった。
泡コンクリート原料配合物を流し込み、発泡成型させた
のち、オートクレープ内で185℃、11.5kg/c
m2の水蒸気養生を5時間行なったものについて耐候性
試験を行なった結果、防食性能は極めて良好であり、ま
たコンクリート内に埋め込まれた鉄筋の錆の発生を観察
した結果、殆んど錆が出現していなかった。
実施例 2
ボルトランドセメント 100重量部エチ
レン−酢酸ビニール共重合樹脂 5重量部エマルジ
ョン(樹脂分55重量%) ヒドロキシエチルセルローズ 0.4重量部ソ
ジウムへプトネート(純分) 0.5重量部砂
糖 0.5重量部水
35重量部上記物質の混合液の
使用可能日数は約5週間と極めて長く、被膜の付着強度
は22kg/cm2と良好なものであった。
レン−酢酸ビニール共重合樹脂 5重量部エマルジ
ョン(樹脂分55重量%) ヒドロキシエチルセルローズ 0.4重量部ソ
ジウムへプトネート(純分) 0.5重量部砂
糖 0.5重量部水
35重量部上記物質の混合液の
使用可能日数は約5週間と極めて長く、被膜の付着強度
は22kg/cm2と良好なものであった。
実施例 3
ボルトランドセメント 100重量部酢酸ビ
ニール−アクリル酸エステル共重合樹脂エマルジョン(
樹脂分55重量係> 5 重量部ヒドロキシエチ
ルセルローズ 0.4重量部ソジウムへプトネ
ート(純分) 0.3重量部砂 糖
0.3重量部水
35重量部上記物質の混合液の使用可能日数は約
5週間と極めて長く、被膜の付着強度は25kg/cm
2と良好であった。
ニール−アクリル酸エステル共重合樹脂エマルジョン(
樹脂分55重量係> 5 重量部ヒドロキシエチ
ルセルローズ 0.4重量部ソジウムへプトネ
ート(純分) 0.3重量部砂 糖
0.3重量部水
35重量部上記物質の混合液の使用可能日数は約
5週間と極めて長く、被膜の付着強度は25kg/cm
2と良好であった。
実施例 4
ボルトランドセメント 100重量部酢酸
ビニールーアクリル酸エステル共重合樹脂エマルジョン
(樹脂分55重量%) 20重量部エチルヒドロキ
シエチルセルローズ 0.4重量部ソジウムへプトネ
ート 0.4重量部砂 糖
0.4重量部水
25重量部上記物質の混合液の使用可能日数は約
5週間と極めて長く、かつ被膜の付着強度は27kg/
cm2と良好であった。
ビニールーアクリル酸エステル共重合樹脂エマルジョン
(樹脂分55重量%) 20重量部エチルヒドロキ
シエチルセルローズ 0.4重量部ソジウムへプトネ
ート 0.4重量部砂 糖
0.4重量部水
25重量部上記物質の混合液の使用可能日数は約
5週間と極めて長く、かつ被膜の付着強度は27kg/
cm2と良好であった。
対比例 1
ボルトランドセメント 100重量部エチ
レン−酢酸ビニール共重合樹脂 5重量部エマル
ジョン(樹脂分55重量%) ヒドロキシエチルセルローズ 0.4重量部ソジ
ウムへプトネート(純分) 0.05重量部砂
糖 0.1重量部水
35重量部上記物質の混合液はソ
ジウムへプトネートが不安定で使用可能日数は約2週間
と短かった。
レン−酢酸ビニール共重合樹脂 5重量部エマル
ジョン(樹脂分55重量%) ヒドロキシエチルセルローズ 0.4重量部ソジ
ウムへプトネート(純分) 0.05重量部砂
糖 0.1重量部水
35重量部上記物質の混合液はソ
ジウムへプトネートが不安定で使用可能日数は約2週間
と短かった。
対比例 2
ボルトランドセメント 100重量部エチ
レン−酢酸ビニール共重合樹脂 5重量部エマルジ
ョン(樹脂分55重量%) ヒドロキシエチルセルローズ 0.4重量部ソ
ジウムへプトネート(純分) 0.5重量部水
35重量部上記物質の混合
液は砂糖が併用されておらず、使用可能日数は約3週間
とやゝ長いが十分なものではなかった。
レン−酢酸ビニール共重合樹脂 5重量部エマルジ
ョン(樹脂分55重量%) ヒドロキシエチルセルローズ 0.4重量部ソ
ジウムへプトネート(純分) 0.5重量部水
35重量部上記物質の混合
液は砂糖が併用されておらず、使用可能日数は約3週間
とやゝ長いが十分なものではなかった。
対比例 3
ボルトランドセメント 100重量部エチ
レン−酢酸ビニール共重合樹脂 5重量部エマルジ
ョン(樹脂分55重量%) ヒドロキシエチルセルローズ 0.4重量部ソ
ジウムボロへプトネート(純分) 0.3重量部砂
糖 0.3重量部水
35重量部上記物質の混合液は
ソジウムボロへプトネートが使用されており、使用可能
日数は約5週間と長いが、混合直後の偽凝結が約1週間
あり、使用開始まで待機する必要があり、また被膜の付
着強度は16kg/cm2と不十分であった。
レン−酢酸ビニール共重合樹脂 5重量部エマルジ
ョン(樹脂分55重量%) ヒドロキシエチルセルローズ 0.4重量部ソ
ジウムボロへプトネート(純分) 0.3重量部砂
糖 0.3重量部水
35重量部上記物質の混合液は
ソジウムボロへプトネートが使用されており、使用可能
日数は約5週間と長いが、混合直後の偽凝結が約1週間
あり、使用開始まで待機する必要があり、また被膜の付
着強度は16kg/cm2と不十分であった。
註 付着強度測定法はALC研究会研究報告書(昭和4
0年3月発行)の「付着強さ測定法」によった。
0年3月発行)の「付着強さ測定法」によった。
Claims (1)
- 1 セメントと、セメント一対し外割りで樹脂分が1〜
55重量%のエチレン−酢酸ビニール共重合樹脂エマル
ジョンまたは酢酸ビニール−アクリル酸エステル共重合
樹脂エマルジョンと、セメントに対して同じく外割りで
0.1〜20重量%のヒドロキシエチルセルローズまた
はエチルヒドロキシエチルセルローズと、同じく0.1
〜0. 5 重量%のソジウムへプトネートと、同じく
0.1〜0.5重量%の砂糖と、水を混合したスラリー
状混合物からなる軽量気泡コンクリート用補強鉄筋の防
錆用被膜形成剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6742580A JPS582191B2 (ja) | 1980-05-21 | 1980-05-21 | 軽量気泡コンクリ−ト用補強鉄筋の防錆用被膜形成剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6742580A JPS582191B2 (ja) | 1980-05-21 | 1980-05-21 | 軽量気泡コンクリ−ト用補強鉄筋の防錆用被膜形成剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56164049A JPS56164049A (en) | 1981-12-16 |
JPS582191B2 true JPS582191B2 (ja) | 1983-01-14 |
Family
ID=13344541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6742580A Expired JPS582191B2 (ja) | 1980-05-21 | 1980-05-21 | 軽量気泡コンクリ−ト用補強鉄筋の防錆用被膜形成剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS582191B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU584853B2 (en) * | 1986-01-24 | 1989-06-01 | Nippon Oil And Fats Company, Limited | Resin composition for light weight foam concrete reinforcing steel structure |
JPS63218529A (ja) * | 1987-03-06 | 1988-09-12 | 住友金属鉱山株式会社 | 軽量気泡コンクリ−ト補強鉄筋用防錆剤 |
JPH03170358A (ja) * | 1989-11-27 | 1991-07-23 | Nippon Oil & Fats Co Ltd | 軽量気泡コンクリート補強鉄骨用塗料組成物 |
-
1980
- 1980-05-21 JP JP6742580A patent/JPS582191B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56164049A (en) | 1981-12-16 |
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