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JPS5819636B2 - 化粧建築用板の製造法 - Google Patents

化粧建築用板の製造法

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Publication number
JPS5819636B2
JPS5819636B2 JP54066230A JP6623079A JPS5819636B2 JP S5819636 B2 JPS5819636 B2 JP S5819636B2 JP 54066230 A JP54066230 A JP 54066230A JP 6623079 A JP6623079 A JP 6623079A JP S5819636 B2 JPS5819636 B2 JP S5819636B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
transfer sheet
porous inorganic
pattern layer
resins
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54066230A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5547287A (en
Inventor
青木憲介
豊田稔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Taisei Corp
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisei Corp, Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Taisei Corp
Priority to JP54066230A priority Critical patent/JPS5819636B2/ja
Publication of JPS5547287A publication Critical patent/JPS5547287A/ja
Publication of JPS5819636B2 publication Critical patent/JPS5819636B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、化粧建築用板の製造法に関するものであり、
さらに詳しくは着色剤が多孔質内部にまで浸透した絵柄
を有する無機−有機多孔質複合体の製造法に関するもの
である。
近年、建築用の不燃性ないしは難燃性などの強化により
種々の不燃性もしくは難燃性の材料が開発され、提案さ
れているが、それらの一つに無機物質と有機高分子化合
物との多孔質複合体が知られている。
このものは無機物質と有機高分子化合物との長所を兼ね
備えた材料であり、不燃性もしくは難燃性の材料として
建築材料方面での利用が大いに期待されているものであ
る。
このような複合体の利用をはかるためその表面に絵付け
をして装飾効果を高め、利用価値を上げることが行なわ
れている。
従来、このような複合体の絵付けには単なる熱転写方式
か、直接印刷方式あるいは練り込み方式などが用いられ
ている。
しかしながら、転写方式や、直接印刷方式の場合には複
合体の上に印刷すること自体が極めて困難であり、複合
体の上に絵柄を形成したとしても、たとえば天然物の持
っているような深みが得られないものであり、また練り
込み方式の場合でも仕上りの予測が難しく、絵柄の再現
性が得られないなどの欠点があり、いずれも工業的生産
には適さず、充分満足しうるものではない。
本発明者らは、上記のような欠点を解消すべく種々研究
した結果、多孔質無機質板に、結合剤と溶融ないし昇華
性の着色剤とを主成分とする組成物による任意の模様層
を有する転写シートを用いて、真空中で加熱加圧により
該模様層を転写させて絵付けを行ない、さらに有機高分
子化合物を多孔質内部に施すことにより、比較的低温に
て操作でき、着色剤が多孔質内部深くにまで浸透した絵
柄を有する化粧建築用板を製造しうろことを見い出して
本発明を完成したものである。
すなわち、本発明は結合剤と溶融ないし昇華性の着色剤
とを主成分とする組成物による任意の模様層を有する転
写シートの模様層の面が多孔質無機質表面に接触するよ
うに重ね合イつせ、真空中で加熱加圧し、次いで除圧冷
却して上記転写シートを多孔質無機質板から引き剥した
後、ポリマー溶液を上記多孔質無機質板に含浸させ、次
いで乾燥させることを特徴とする化粧建築用板の製造法
である。
上記の本発明について、以下にさらに詳細に説明する。
まず本発明において多孔質無機質板としては、石こう板
、炭酸マグネシウム板、炭酸カルシウム板、石綿パーラ
イト板、石綿セメント板、発泡コンクリート板、アスベ
ストラックス板などが使用できる。
又、各素材の補強のためにパルプ合成繊維、ガラス繊維
、金属繊維、炭素繊維等を混入した上記の物の複合材、
たとボ木毛セメント板、石こうボード板、パルプセメン
ト板などが使用できる。
本発明においては真空ポンプなどの手段により調整され
た200Torr以下、好ましくは160Torr以下
の真空系内で上記の多孔質無機質板の表面と、結合剤と
溶融ないし昇華性の着色剤とを主成分とする組成物によ
る任意の模様層を有する転写シートの模様層の面とが接
触するように重ね合わせ、両者をそのままの状態で転□
写シートの上面が約150°C〜220℃位に加熱し、
一方多孔質無機質板の下面は加熱しないで、あるいは必
要に応じて適当な温度に加熱するようにプレス機のプレ
ス板などの間にはさみ、。
約50g/crI〜1−5/7程度の圧力で約5〜30
秒間保持し、しかる後上記プレス板を除圧、冷却して上
記の多孔質無機質板と転写シートを重ね合鰍ものを取り
出し、次いで該転写シートを多孔質無機質力ら引き剥す
ことはり絵付けを行なう。
:上記の転写シートについてさらに詳しく説明すると
、該転写シートは、たとえば結合剤と溶融ないし昇華性
の着色剤とを主成分とし、その他必要な場合には公知の
種々の添加剤を加えて、溶剤、希釈剤などで混合、練肉
してインキ組成物を製造。
し、次に任意の基体シート上に上記で得たインキ組成物
を使用して、たとえばグラビア印刷、オフセット印刷、
凸版印刷、シルクスクリーン印刷などの通常の印刷方法
あるいは通常の描画方法などで任意の模様を単色ないし
多色に印刷ないし描画、して任意の模様層を形成させて
製造するこ、!:jJできる。
上記において、溶融ないし昇華性の着色剤としては、公
知のもの、たとえば分散染料、油溶性染料等を使用する
ことができ、具体的にはスーダン■ スーダンG1
ミケトンポリエステルイエローGF1スーダンブラウン
、スーダンブルー■、マラカイトグリーン、アストラグ
リーンベース、スーダン■、レゾリンレンドFB、レゾ
リンブルーRRL1 ミケトンファーストイエローG1
ミケトンファストバイオレットBB1スミカロン1
エロー601スミカロンイエローGR8,ダイアニック
スファーストオレンジR−FSM/D、アートジルスカ
ーレットGFL、フオロンレッドPL、ニグロシン、パ
ラブルー、ダイクトリアブルー4R,アストラブルーベ
ース、スーダンレッドL ]、、5 ’デヒドロキ
シ−4、S−ステ了りルアミノアントラキノン、セリト
ンブルーG1 セリトンファストイエローRR,レゾリ
ンブルーFBL、ラチールイエロ−3G、 ラチール
バイオレッド2R,ドラノールパイオレン)2R,アー
テイシルイエローRGFL、アセトキノンレンドRLM
、などを使用することができる。
本発明における上記のような着色剤の溶融温度ないし昇
華温度の好ましい温度範囲は常温下で約120℃〜22
0℃であり、また昇華半減期はこの温度範囲内において
は5〜30f/、IQちることが望ましい。
次に又、上記において結合剤としては、上記の着色剤の
融点ないし昇華温度以上の温度においても結合剤として
作用するものを使用することが必要であり、上記の加熱
加圧下の状態において粘着性を与えるものは好ましくな
い。
上記の結合剤としては、具体的にはたとえば、塩化ビニ
ル系樹脂、ポリビニルアルコール、ホリビニルアセター
ル、アクリル系樹脂、セルロース誘導体、ポリカーボネ
ート、ポリアミド、ポリエステル等の樹脂却を使用する
ことができる。
更に又、上記において添加剤としては公知のもの、たと
えば各種の可塑剤、ワックス、グリース、乾燥剤、補助
乾燥剤、界面活性剤、充填剤その他を使用することがで
きる。
尚又、上記において基体シートとしては、公知のもの、
たとえば各種の紙および加工紙類、合成樹脂のフィルム
ないしシート状物、アルミニウム箔などの金属箔、ある
いは、それらのものをラミネートしたラミネーション・
フィルムなどヲ使用することができる。
上記の方法により多孔質無機質板に絵付けした後、ポリ
マー溶液を上記多孔質無機質板に含浸させ、次いで乾燥
させることにより着色剤が多孔質内部にまで浸透した化
粧建築用板を製造する。
上記においてポリマーとしてはたとえば下記の七ツマー
類が単独ないしは他のモノマーと共重合したもの、具体
的には、塩化ビニルおよび塩化ビニリデン系樹脂、酢酸
ビニル系樹脂、ポリエチレン又はポリプロピレンなどの
ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリル
系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール
、スチレンとアクリロニトリル共重合及びABS樹脂、
ポリアミド系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、エポキ
シ樹脂、フェノール系樹脂、アミノ系樹脂などのような
熱可塑性又は熱硬化性樹脂などを使用することができ、
該ポリマーは単独又は2種以上の混合物で使用すること
ができる。
上記におけるモノマーとしては、たとえば、スチレンお
よびその誘導体、塩化ビニリデン、ビニルピリジン、ア
クリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレイン酸又は
フマル酸などの不飽和カルボン酸類、あるいはそれらの
酸のたとえば、メチル、エチル、プロピル又はブチル等
のエステル誘導体、同ニトリル誘導体、同酸アミド誘導
体、ヒドロキシエチル−アクリレート又は−メタクリレ
ート、ヒドロキシプロピル−アクリレート又は−メタク
リレート、酢酸ビニル、アリルアルコール。
およびアリルエステル、メチルビニルケトン、アクロレ
イン、ビニルカルバゾールなどのモノマー類が挙げられ
る。
上記モノマーあるいはプレポリマーが液体の場合にはそ
のまま絵付けした多孔質無機質板に含浸させるか、液体
以外の場合あるい。
は液体であっても必要な場合には溶液にして含浸させる
上記ポリマーは溶液にして含浸させる。
ここで溶媒としては上記ポリマーを溶解しうるものを選
択して用いるが、たとえば、ケトン系、エステル。
系、芳香族系、ハロゲン化炭化水素、ジメチルホルムア
ミド、テトラヒドロフランなどがあげられる。
ポリマー溶液の含浸の後、さらに乾燥させる。このよう
にして製造された化粧建築用板はそのままでも充分使用
可能であるが、必要な場合には。
表面をたとえば、ウレタン硼限塩化ビニルおよび塩化ビ
ニリデン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリエチレン又は
ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレ
ン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリビニルアルコール、ポ
リビニルアセタール、。
スチレンとアクリロニl−IJル共重合及びABS 樹
脂、ポリアミド系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂、エ
ポキシ樹脂、フェノール系樹脂、アミン系樹脂などの樹
脂でトップコートして表面を保護することもできる。
以上の説明で明らかのように、本発明は、多孔質無機質
板に、結合剤と溶融ないし昇華性の着色剤とを主成分と
する組成物による任意の模様層を有する転写シートを用
いて、真空中で加熱加圧により該模様層を転写させて絵
付けを行ない、さらに有機高分子化合物を多孔質内部に
施すことにより、着色剤が多孔質内部にまで浸透した絵
柄を有する化粧建築用板を製造する方法である。
本発明においては溶融ないし昇華性の着色剤を用い、さ
らに真空中において着色剤を転移させるので多孔質内部
深くまで着色剤がはいり込み、また、有機高分子化合物
が施されるために多孔質内部においてさらに浸透し定着
するものである。
従って本発明の方法により製造される化粧建築用板は製
品に深みがあり、かつ材料の質感が損われないものであ
る。
また、本発明の方法は極めて絵柄の再現性が良く、随意
に同一の絵柄が得られるので、工業生産に適した方法で
ある1、このような本□発明の方法により製造される化
粧建築用板は天井材、壁材をはじめとする各種建築用に
幅広く適用できるものである。
次に実施例をあげて本発明をさらに具体的に説明する。
なお、実施例中の「部」は「重量部」を表わす。
実施例 スーダンG15部、エチルセルロースN78部およびト
ルピン・ブタノール混合物(1:1)23部とを充分混
合、練肉してインキ組成物を製造し、次に該インキ組成
物を使用してトップコート紙の上にグラビア印刷方法で
抽象柄の模様を印刷して転写シートを得た。
次に、約80Torrの真空系内で、この転写シートの
模様層のの面が石こう板表面に接触するように重ね合わ
せて、その両者をそのままの状態で、転写シート側のプ
レス板温度が200℃で、石こう板側のプレス板は加熱
しないでプレス機のプレス板の間に入れて圧力約I K
g、/7以下の加熱加圧下で約20秒間保持し、しかる
後、上記プレス機をはずし、次いで転写シートを石こう
板から引きはがして絵付した。
次いで、この絵付けされた石こう板へアクリル系樹脂(
日立化成社製、ヒタロイド1007)の15係メチルエ
チルケトン溶液を含浸させた後、室温にて自然乾燥させ
て化粧建築用板とした。
さらに同製品の表面を必要に応じて研磨し、その表面を
平滑とする。
このようにして製造した化粧建築用板は多孔質内部まで
着色剤が浸透しており、さらに有機高分子化合物により
一層浸透定着していて製品の深みが有り、極めて実用性
に富むものであった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 結合剤と溶融ないし昇華性の着色剤とを主成分とす
    る組成物による任意の模様層を有する転写シートの模様
    層の面が多孔質無機質板表面に接触するように重ね合わ
    せ、真空中で加熱加圧し、次いで除圧冷却して上記転写
    シートを多孔質無機質板から引き剥した後、ポリマー溶
    液を上記多孔質無機質板に含浸させ、次いで乾燥させる
    ことを特徴とする化粧建築用板の製造法。
JP54066230A 1979-05-30 1979-05-30 化粧建築用板の製造法 Expired JPS5819636B2 (ja)

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JPS5547287A JPS5547287A (en) 1980-04-03
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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0669759B2 (ja) * 1987-09-26 1994-09-07 株式会社東京印書館 化粧部材の製造方法及び該方法に用いる転写シート
KR0134027B1 (ko) * 1989-05-22 1998-04-18 다께다 가즈히꼬 고강도 복합재료 및 그의 제조방법
US5391437A (en) * 1989-05-22 1995-02-21 Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha High-strength composite material and process for producing the same

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5338729A (en) * 1976-09-20 1978-04-10 Memminger Gustav Thread feeder of textile machine

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