JPS5818972Y2 - プレス型 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として金属板のプレス加工に使用されるプレ
ス型に関する。

従来この種プレス型は、鋳鉄その他の金属でその全体を
形成されるを一般としたもので、か・るものでは比較的
高価となり、かくてプレス作業の変更に応じてその多数
種を用意する場合、全体として相当の高額となり不経済
であるを免れない。

本考案はか・る不都合のないプレス型を得ることをその
目的としたもので、鋳鉄その他の金属製の筒状のアウタ
１内に成形筒２を前面に有する金属又は合成樹脂型のイ
ンナ３を抜差自在に嵌合させると共に該インナ３と前記
アウタ１の底部の座板５との間に粒状体その他から戒る
バック材４を充填して成る。

第１図は本案プレス型を使用したプレス機の１例を示す
もので、該プレス機は下側の固定台ａの上側に、油圧そ
の他で作動されて昇降動する可動台すを対設すると共に
その昇降動を案内すべく案内ロッドＣと案内ブツシュｄ
とを備えるもので゛、固定台ａの上面と、可動台すの下
面とに各雄型形状と雌型形状との各プレス型を備える。

本案はこのプレス型に関するもので、各プレス型は前記
したようにアウタ１とインナ２とバック材４とで構成さ
れるが、アウタ１は円筒状の本体から威り、その底面に
これを閉塞する座板５を着脱自在に備え、該座板５にお
いて番台ａ、ｌ）に取着けられるようにした。

バック材４は粒状物から成るを一般とし、この場合耐圧
縮性の金属粒、金属粉等が使用されるが、第２図示のよ
うに金属その他の棒状体の多数本を並設することも考え
られる。

その作動を説明するに、上下のプレス型は互に協動して
金属板その他にプレス加工を与え得るもので、この点は
従来のものと特に異らないが、次でプレス作業を変更す
る場合は、該プレス型を一旦プレス機から取外した後ア
ウタ１から座板５を取外してバック材４を除去し、次で
インナ３を取外して別個の成形筒２を有するインナ３と
交換し、次でバック材４を再び充填し、更に座板５を取
付ければ組立を完了するから、これをプレス機に取付け
ればよい。

このように本考案によるときは筒状のアウタ１内に成形
筒２を前面に有するインナ３を抜差自在に嵌合させると
共にインナ３とアウタ１の底部の座板５との間にバック
材４を充填したものであるからインナ３を取外して成形
筒２の異なるものと交換することにより異なる作業に自
在に対応し得られ、面もアウタ１は筒状とし、その底部
の座板５とインナ３との間にバック材４を充填するもの
であるから、アウタ１とインナ３とを軽量化することが
できると共に材料の無駄をなくして廉価に得られる等の
効果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案プレス型を使用するプレス機の１例の截断
側面図、第２図は本案プレス型の変形例の截断側面図で
ある。 １・・・・・・アウタ、２・・・・・・成形面、３・・
・・・・インナ、４・・・・・・バック材。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 鋳鉄その他の金属製の筒状のアウタ１内に成形筒２を前
   面に有する金属又は合成樹脂型のインナ３を抜差自在に
   嵌合させると共に該インナ３と前記アウタ１の底部の座
   板５との間に粒状体その他から戊るバック材４を充填し
   て戊るプレス型。