JPS58158289A - 感熱記録シ−ト用組成物 - Google Patents
感熱記録シ−ト用組成物Info
- Publication number
- JPS58158289A JPS58158289A JP57040696A JP4069682A JPS58158289A JP S58158289 A JPS58158289 A JP S58158289A JP 57040696 A JP57040696 A JP 57040696A JP 4069682 A JP4069682 A JP 4069682A JP S58158289 A JPS58158289 A JP S58158289A
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- JP
- Japan
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- esters
- color
- benzyl
- composition
- ester
- Prior art date
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- Pending
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/30—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used using chemical colour formers
- B41M5/333—Colour developing components therefor, e.g. acidic compounds
- B41M5/3333—Non-macromolecular compounds
- B41M5/3335—Compounds containing phenolic or carboxylic acid groups or metal salts thereof
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は改良された感鵡記鎌シート用組成物に関する。
一般に感熱記録シートは、無色又は淡色のロイコ染料と
顕色剤とをそれぞれ微細な粒子に磨砕分散したのち混合
し、バインダー、充填剤、感度向上剤、滑剤その他の助
剤を添加し、こうして得られた塗液な紙、フィルム等の
支持体に塗工したもので、加熱による瞬時の化学反応に
より発色して記録を得るものである。この場合、無色染
料の品種を選択することで各種の鮮やかな色相の発色が
得られる。
顕色剤とをそれぞれ微細な粒子に磨砕分散したのち混合
し、バインダー、充填剤、感度向上剤、滑剤その他の助
剤を添加し、こうして得られた塗液な紙、フィルム等の
支持体に塗工したもので、加熱による瞬時の化学反応に
より発色して記録を得るものである。この場合、無色染
料の品種を選択することで各種の鮮やかな色相の発色が
得られる。
これらの感熱記録シートは医療用又は工業用の各種計測
器用熱ペン式記録紙、コンピュータ一端末や電卓のサー
マルプリンター用記録紙、自動券売機用感熱乗車券、フ
ァクシミリ用記録紙など広範囲の分野にわたって応用開
発が進められている。
器用熱ペン式記録紙、コンピュータ一端末や電卓のサー
マルプリンター用記録紙、自動券売機用感熱乗車券、フ
ァクシミリ用記録紙など広範囲の分野にわたって応用開
発が進められている。
近時、発色記録装置のサーマルヘッドは高密度でかつ高
速記録化されている。例えば記録速度については従来の
2〜4倍あるいはそれ以上に高速化されている。その結
果サーマルヘッドの熱エネルギーは益々微小化しつつあ
るので、これに使用する感熱記録シートについても微小
な熱量で鮮明な発色記録を得るのに充分な発色感度を保
有することが要求されている。そのためには顕色剤が微
小な熱量で溶融し、発色反応を起こすことが必要であり
、70〜120℃の温度で発色することが望まれている
。ところが感熱記録シートに使用されるラクトン、ラク
タ2− ム、スピロピランなどの構造を有するロイコ
染料の融点は通常160〜240℃であり、前記のよう
な低温で溶融する安定な染料は見当たらない。
速記録化されている。例えば記録速度については従来の
2〜4倍あるいはそれ以上に高速化されている。その結
果サーマルヘッドの熱エネルギーは益々微小化しつつあ
るので、これに使用する感熱記録シートについても微小
な熱量で鮮明な発色記録を得るのに充分な発色感度を保
有することが要求されている。そのためには顕色剤が微
小な熱量で溶融し、発色反応を起こすことが必要であり
、70〜120℃の温度で発色することが望まれている
。ところが感熱記録シートに使用されるラクトン、ラク
タ2− ム、スピロピランなどの構造を有するロイコ
染料の融点は通常160〜240℃であり、前記のよう
な低温で溶融する安定な染料は見当たらない。
一方、ロイコ染料と組み合わせる顕色剤については、数
多くのフェノール性化合物が知られているが、特に有用
で好ましいとされているのはビスフェノールA(融点1
56〜158°G)で、品質の安定性、価格、入手の容
易さなどの点から現在、最も広(使用されている。しか
しビスフェノールAには熱発色温度が高いという欠点が
ある。。これに対して融点の低いフェノール性物質、例
えば4−第三ブチルフェノール(融点94〜99℃)、
α−ナフト−)I/(融点95〜96°C)、β−ナフ
トール(融点119〜122℃)などの−価フエノール
類を使用した場合には、感熱記録シートの保存性、安定
性カー悪く、室温でも次第に地肌が発色してくるだけで
なく、いわゆるフェノール臭が強く実用的でない。
多くのフェノール性化合物が知られているが、特に有用
で好ましいとされているのはビスフェノールA(融点1
56〜158°G)で、品質の安定性、価格、入手の容
易さなどの点から現在、最も広(使用されている。しか
しビスフェノールAには熱発色温度が高いという欠点が
ある。。これに対して融点の低いフェノール性物質、例
えば4−第三ブチルフェノール(融点94〜99℃)、
α−ナフト−)I/(融点95〜96°C)、β−ナフ
トール(融点119〜122℃)などの−価フエノール
類を使用した場合には、感熱記録シートの保存性、安定
性カー悪く、室温でも次第に地肌が発色してくるだけで
なく、いわゆるフェノール臭が強く実用的でない。
発色材料自体の融点が高(とも、融点の低(・第三物質
を共存させ、それが溶融することによって発色材料を溶
解すれば、低温でも発色反応を起こさせることが可能と
なる。このため各種のワックス類、脂肪酸アミド、アル
キル化ビフェニル、置換ビフェニルアルカン、クマリン
化合物、ジフェニルアミン類などの低融点の熱溶融性物
質を増感剤あるいは融点降下剤として添加することが提
案されている。しかし増感剤を添加する方式は、発色反
応が始まるに先立って増感剤を溶融する必要があるため
、高速度の動 ゛的記録においては短時間〕くルス
で微小な熱量に対する熱応答性が充分得られないなどの
欠点がある。
を共存させ、それが溶融することによって発色材料を溶
解すれば、低温でも発色反応を起こさせることが可能と
なる。このため各種のワックス類、脂肪酸アミド、アル
キル化ビフェニル、置換ビフェニルアルカン、クマリン
化合物、ジフェニルアミン類などの低融点の熱溶融性物
質を増感剤あるいは融点降下剤として添加することが提
案されている。しかし増感剤を添加する方式は、発色反
応が始まるに先立って増感剤を溶融する必要があるため
、高速度の動 ゛的記録においては短時間〕くルス
で微小な熱量に対する熱応答性が充分得られないなどの
欠点がある。
最近、顕色剤としてパラオキシ安息香酸ベンジルエステ
ルが開発され、従来の顕色剤にみられた欠陥は著しく改
善された。その結果、実用的にきわめて優れた特性を有
する感熱記録シートが得られるようになった。しかし得
られた記録が消色しやすい欠点があり、特に夏期のよう
な高温多湿下において顕著である。
ルが開発され、従来の顕色剤にみられた欠陥は著しく改
善された。その結果、実用的にきわめて優れた特性を有
する感熱記録シートが得られるようになった。しかし得
られた記録が消色しやすい欠点があり、特に夏期のよう
な高温多湿下において顕著である。
本発明者らはパラオキシ安息香酸ベンジルエステル顕色
剤の長所を保有し、その欠点を改良するため種々研究し
た結果、本発明を成すに至った。
剤の長所を保有し、その欠点を改良するため種々研究し
た結果、本発明を成すに至った。
本発明は、無色又は淡色のロイコ染料と、顕色剤として
のパラオキシ安息香酸の置換基を有しうるベンジルエス
テル及び/又はアリールエ無色又は淡色のロイコ染料と
しては、公知のトリフェニルメタン−フタリド系、フル
オラン系、フェノチアジン系、インドリルフタリド系、
スピロピラン系、ローダミンラクタム系、トリフェニル
メタン系、アザフタリド系、クロメノインドール系、ト
リアゼ/系のものが用いられる。
のパラオキシ安息香酸の置換基を有しうるベンジルエス
テル及び/又はアリールエ無色又は淡色のロイコ染料と
しては、公知のトリフェニルメタン−フタリド系、フル
オラン系、フェノチアジン系、インドリルフタリド系、
スピロピラン系、ローダミンラクタム系、トリフェニル
メタン系、アザフタリド系、クロメノインドール系、ト
リアゼ/系のものが用いられる。
顕色剤を構成するパラオキシ安息香酸のベンジルエステ
ル(A) トしては、ベンジルエステル。
ル(A) トしては、ベンジルエステル。
核ハロゲン又は低級アルキル置換ベンジルエステルなど
、アリールエステル(B)としては、フェニルエステル
、ナフチルエステル、核ハロゲン、低級アルキルもしく
は低級アルコキシ置換フェニル又はナフチルエステルな
ど、低級アルキルエステル(C)としては、メチル、エ
チル、プロピル、ブチル、アミル、ヘキシルエステルな
どがあげられる。
、アリールエステル(B)としては、フェニルエステル
、ナフチルエステル、核ハロゲン、低級アルキルもしく
は低級アルコキシ置換フェニル又はナフチルエステルな
ど、低級アルキルエステル(C)としては、メチル、エ
チル、プロピル、ブチル、アミル、ヘキシルエステルな
どがあげられる。
(Al及び/又は(B)の群と必要に応じて(C10群
から選ばれるエステル混合物を使用する。エステルの種
類及び併用の比率は記録シートに要求される性能及びエ
ステルの融点に応じ適宜選択しうるが、一般に混合物の
融点が80〜120℃の間にあることが好ましく、瞬間
的に溶融するものが特に好ましい。
から選ばれるエステル混合物を使用する。エステルの種
類及び併用の比率は記録シートに要求される性能及びエ
ステルの融点に応じ適宜選択しうるが、一般に混合物の
融点が80〜120℃の間にあることが好ましく、瞬間
的に溶融するものが特に好ましい。
本発明によれば1発色性能がない融点降下剤を使用する
ことなしに、顕色能を有する物質だけの組み合せで、希
望の融点を有する顕色剤を得ることができる。すなわち
不活性の融点降下の 剤を使用しな(欲熱応答に優れ、高濃度に発色し、かつ
サーマルヘッドの粕付着1尾引き、ゴーストなどのメカ
ニカルトラブルを発生させることがない。
ことなしに、顕色能を有する物質だけの組み合せで、希
望の融点を有する顕色剤を得ることができる。すなわち
不活性の融点降下の 剤を使用しな(欲熱応答に優れ、高濃度に発色し、かつ
サーマルヘッドの粕付着1尾引き、ゴーストなどのメカ
ニカルトラブルを発生させることがない。
さらにパラオキシ安息香酸ベンジルエステルの欠点とさ
れていた発色後の記録の保存安定性が改善される。その
理由は次のように考えられる。ロイコ染料とフェノール
性物質との発色のメカニズムについてはロイコ染料のラ
クトン環が酸により開裂して発色するという説が有力で
、あるが、そのほかに染料と顕色剤との電荷移動相互作
用も働いていると考えられている。その場合、染料分子
と顕色剤分子との緊密な接触が必要である。これに、よ
ると発色だけでなく、消色の理由についても理解しやす
い。すなわちパラオキシ安息香酸べ/ジルエステルを単
独で顕色剤として用いると、発色後、発色部分に結晶が
析出し、いわゆる白化現象を伴なOて消色する。この原
因は染料と前記ベンジルエステルどの間の電荷移動力よ
りもベンジルエステルどうしの分子間力が強く、発色し
た錯体からベンジルエステルが引き抜かれ、再結晶化が
起こるためであろう。分子間力を弱め、結晶化傾向を弱
めるためには構造の似た物質を混合することが効果的で
ある。共融による融点降下現象はその具体例である。本
発明では複数のパラオキシ安息香酸エステルの混合によ
り、任意の融点を有する組成物を造り出すとともに、エ
ステル個々の結晶化傾向を弱め、その結果、発色性能、
保存性能ともに優れた感熱記録シート用組成物が得られ
る。
れていた発色後の記録の保存安定性が改善される。その
理由は次のように考えられる。ロイコ染料とフェノール
性物質との発色のメカニズムについてはロイコ染料のラ
クトン環が酸により開裂して発色するという説が有力で
、あるが、そのほかに染料と顕色剤との電荷移動相互作
用も働いていると考えられている。その場合、染料分子
と顕色剤分子との緊密な接触が必要である。これに、よ
ると発色だけでなく、消色の理由についても理解しやす
い。すなわちパラオキシ安息香酸べ/ジルエステルを単
独で顕色剤として用いると、発色後、発色部分に結晶が
析出し、いわゆる白化現象を伴なOて消色する。この原
因は染料と前記ベンジルエステルどの間の電荷移動力よ
りもベンジルエステルどうしの分子間力が強く、発色し
た錯体からベンジルエステルが引き抜かれ、再結晶化が
起こるためであろう。分子間力を弱め、結晶化傾向を弱
めるためには構造の似た物質を混合することが効果的で
ある。共融による融点降下現象はその具体例である。本
発明では複数のパラオキシ安息香酸エステルの混合によ
り、任意の融点を有する組成物を造り出すとともに、エ
ステル個々の結晶化傾向を弱め、その結果、発色性能、
保存性能ともに優れた感熱記録シート用組成物が得られ
る。
なお本発明に用いられる顕色剤は、その用途及び所要性
能に応じて、従来使用のビスフェノールA%p−p’(
1=−メチル−へキシリデン)ジフェノール、パラ第三
ブチルフェノール、パラフェニルフェノール、ノボ2ツ
ク樹脂Mayエノール樹脂などのフェノール類又は有機
酸類と併用することもできる。顕色剤及び発色性無色染
料は、ボールミル、アトライター、サンドグラインダー
などの磨砕機又は適当な乳化装置によって微粒化し、目
的に応じて各種の添加材料を加えて塗液とする。
能に応じて、従来使用のビスフェノールA%p−p’(
1=−メチル−へキシリデン)ジフェノール、パラ第三
ブチルフェノール、パラフェニルフェノール、ノボ2ツ
ク樹脂Mayエノール樹脂などのフェノール類又は有機
酸類と併用することもできる。顕色剤及び発色性無色染
料は、ボールミル、アトライター、サンドグラインダー
などの磨砕機又は適当な乳化装置によって微粒化し、目
的に応じて各種の添加材料を加えて塗液とする。
この塗液には通常ポリビニ〃アルコール、ヒドロキシエ
チルセルローズ、メチルセルローズ、殿粉類、スチレン
−無水マレイン酸共重合体、酢酸ビニへ無水マレイン酸
共重合体、スチレン−ブタジェン共重合体などの結合剤
、並びにカオリン、焼成カオリン、珪藻土、タルク、チ
タン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アル
ミニウムなどの無機又は有機充填剤を添加するが、この
ほかに脂肪酸金属塩なとの賦形剤、ワックス類などの滑
剤、ベンゾフェノy系やトリアゾール系の紫外線吸収剤
、グリオキザールなどの耐水化剤、分散剤、消泡剤など
を使用することができる。この塗液を紙及び各種フィル
ム類に塗布することによって目的とする感熱記録シート
が得られる。
チルセルローズ、メチルセルローズ、殿粉類、スチレン
−無水マレイン酸共重合体、酢酸ビニへ無水マレイン酸
共重合体、スチレン−ブタジェン共重合体などの結合剤
、並びにカオリン、焼成カオリン、珪藻土、タルク、チ
タン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、水酸化アル
ミニウムなどの無機又は有機充填剤を添加するが、この
ほかに脂肪酸金属塩なとの賦形剤、ワックス類などの滑
剤、ベンゾフェノy系やトリアゾール系の紫外線吸収剤
、グリオキザールなどの耐水化剤、分散剤、消泡剤など
を使用することができる。この塗液を紙及び各種フィル
ム類に塗布することによって目的とする感熱記録シート
が得られる。
本発明に使用する顕色剤の量及びその他の各種成分の量
は、要求される性能及び記録適性に従って決定され、特
に限定されるものでないが、通常はロイコ染料1部に対
して顕色剤3〜10部、充填剤1〜20部を使用し、結
合剤は全固形分中10〜20%量が適当である。
は、要求される性能及び記録適性に従って決定され、特
に限定されるものでないが、通常はロイコ染料1部に対
して顕色剤3〜10部、充填剤1〜20部を使用し、結
合剤は全固形分中10〜20%量が適当である。
本発明の組成物を用いると、記録の熱応答ならびに発色
強度がきわめて優れ、高温多湿下又は可塑剤存在下でも
記録の消色はな(、良好な地肌の記録が得られるので、
従来の方法に比してきわめて優れた感熱記録シートが得
られる。
強度がきわめて優れ、高温多湿下又は可塑剤存在下でも
記録の消色はな(、良好な地肌の記録が得られるので、
従来の方法に比してきわめて優れた感熱記録シートが得
られる。
実験例1
パラオキシ安息香酸ベンジルエステル(融点111℃)
とパラオキシ安息香酸n−プロピルエステル(融点98
℃)を種々の割合で混合し、融点を測定した。その結果
を第1図に示す。2種のエステルの混合により78〜1
11℃の範囲で任意の融点を有する組成物が得られる。
とパラオキシ安息香酸n−プロピルエステル(融点98
℃)を種々の割合で混合し、融点を測定した。その結果
を第1図に示す。2種のエステルの混合により78〜1
11℃の範囲で任意の融点を有する組成物が得られる。
実験例2
バラオキシ安息香酸の3種のエステル、すなわちフェニ
ルエステル(融点179℃)、ベンジルエステル及び、
n−プロピルエステルを種々の割合で混合し、融点を測
定した。その結果を第2図に示す。3種のエステルの混
合により100〜120℃の範囲で任意の融点を有する
組成物が得られる。
ルエステル(融点179℃)、ベンジルエステル及び、
n−プロピルエステルを種々の割合で混合し、融点を測
定した。その結果を第2図に示す。3種のエステルの混
合により100〜120℃の範囲で任意の融点を有する
組成物が得られる。
下記実施例中の部は重量部を意味する。
実施例1
A液(染料分散液)
6−(N−シクロヘキシル−N−メ 2.0部チ
ルアミノ)−メチi/−7−アニリ ツーフルオラン 10%ポリビニルアルコール水溶液 4,
6部水
2.5部B液(顕色剤分散液) 第1表に示す顕色剤 6.0部1
0%ポリビニルアルコール水溶液 30.0
部前記組成の各液をボールミルで粉砕混合する。
ルアミノ)−メチi/−7−アニリ ツーフルオラン 10%ポリビニルアルコール水溶液 4,
6部水
2.5部B液(顕色剤分散液) 第1表に示す顕色剤 6.0部1
0%ポリビニルアルコール水溶液 30.0
部前記組成の各液をボールミルで粉砕混合する。
次いでA液1.0部とB液4.0部を混合して塗液を調
製し、この塗液なワイヤーバーにより上質紙に塗布する
(塗布量7.5.9部m2)。得られた感熱記録シート
について各温度における発色濃度を測定した。その結果
を第1表に示す。表中の化合物Iはバラオキシ安息香酸
フェニルエステル、化合物■はバラオキシ安息香酸ベン
ジルエステル、化合初夏はパラオキシ安息香酸プロピル
エステルを意味する。この成積から明らかなように、本
発明の組成物は記録の熱応答及び発色濃度がきわめて優
れている。
製し、この塗液なワイヤーバーにより上質紙に塗布する
(塗布量7.5.9部m2)。得られた感熱記録シート
について各温度における発色濃度を測定した。その結果
を第1表に示す。表中の化合物Iはバラオキシ安息香酸
フェニルエステル、化合物■はバラオキシ安息香酸ベン
ジルエステル、化合初夏はパラオキシ安息香酸プロピル
エステルを意味する。この成積から明らかなように、本
発明の組成物は記録の熱応答及び発色濃度がきわめて優
れている。
第 1 表
*二色差計によりY値を測定し、P = 1.911−
1o Yの式から発色濃度Pを求めた。
1o Yの式から発色濃度Pを求めた。
実施例2
実施例1と同じ方法で得た記録シートを所定条件で発色
させ、高温多湿下(40°C1相対湿度90%)におけ
る保存安定性を調べた。その結果を第2表に示す。第2
表から明ら力・なように、本発明の組成物は記録の安定
性力を高温多湿下でもきわめて優れているO 第 2 表 *:この例のみ発色温度150℃、他はすべて120℃
。
させ、高温多湿下(40°C1相対湿度90%)におけ
る保存安定性を調べた。その結果を第2表に示す。第2
表から明ら力・なように、本発明の組成物は記録の安定
性力を高温多湿下でもきわめて優れているO 第 2 表 *:この例のみ発色温度150℃、他はすべて120℃
。
斡:○はほとんど変化なし。 □
×は結晶が白く析出するか又はまだらに消色。
実施例3
実施例1と同じ方法で得た記録シートを可塑剤含有のポ
リ塩化ビニールシートで被覆し、40℃で10 g/c
m2の圧力をかげたのち、記録の安定性を調べた。その
結果を第3表に示す。
リ塩化ビニールシートで被覆し、40℃で10 g/c
m2の圧力をかげたのち、記録の安定性を調べた。その
結果を第3表に示す。
第3表から明らかなように、本発明の組成物の可塑剤に
対する記録の安定性はきわめて優れている。
対する記録の安定性はきわめて優れている。
第 3 表
* :この例のみ発色温度150℃、他の例はすべて1
20℃。
20℃。
**:Oはほとんど変化なし。
×は結晶が白(析出するか又はまだらに消色。
実施例4
A液(染料分散液)
クリスタルバイオレットラクトン 2,0部1
0%ポリビニルアルコール水溶液 4.6部水
2
.5部B液(顕色剤分散液) 第4表に示す顕色剤 6.0部1
0%ポリビニルアルコール水溶液 30.0部前記
の組成の缶液をボールミルで粉砕混合する。次いでA液
1.0部とB液4,0部を混合して塗液を調製し、この
塗液なワイヤーバーにより上質紙に塗布する(塗布量7
.5.F/ff!2)。得られた感熱記録シートを所定
条件で発色させ、高温多湿下(40℃、相対湿度90%
)における保存安定性を調べた。その結果を第4表に示
すO クリスタルバイオレットラクトンに対し、顕色剤として
パラオキシ安息香酸のエステルな単独で用いると消色が
著しい。しかし2種類のエステルを混合して用いると消
色は抑制され、保存安定性が大いに改善されることが知
られる。
0%ポリビニルアルコール水溶液 4.6部水
2
.5部B液(顕色剤分散液) 第4表に示す顕色剤 6.0部1
0%ポリビニルアルコール水溶液 30.0部前記
の組成の缶液をボールミルで粉砕混合する。次いでA液
1.0部とB液4,0部を混合して塗液を調製し、この
塗液なワイヤーバーにより上質紙に塗布する(塗布量7
.5.F/ff!2)。得られた感熱記録シートを所定
条件で発色させ、高温多湿下(40℃、相対湿度90%
)における保存安定性を調べた。その結果を第4表に示
すO クリスタルバイオレットラクトンに対し、顕色剤として
パラオキシ安息香酸のエステルな単独で用いると消色が
著しい。しかし2種類のエステルを混合して用いると消
色は抑制され、保存安定性が大いに改善されることが知
られる。
第・ 4 表
*;この例のみ発色温度150℃、他の例は120℃。
**二〇は変化なし。
×は結晶が白く析出するか又はまだらに退色。
実施例5
実施例4と同じ方法で得た記録シートを用い、実施例6
と同様の方法で可塑剤に対する安定性を調べた。その結
果を第5表に示す。エステルを混合することにより、可
塑剤に対する安定性が大幅に改善されることが知られる
。
と同様の方法で可塑剤に対する安定性を調べた。その結
果を第5表に示す。エステルを混合することにより、可
塑剤に対する安定性が大幅に改善されることが知られる
。
第 5 表
*:この例のみ発色温度150℃、
他の例は120°C0
$$二〇は変化なし。
×はまだらに消色。
実施例6
実施例1におけるA液(染料分散液)中10%ポリビニ
ルアルコール水溶液の代りに10%ヒドロキシエチルセ
ルロース水溶液4.6部ヲ用いる以外は、実施例1と同
じ条件により感熱記録シートを得た。この記録シートに
ついて、高温多湿下(40℃、相対湿度90%)におけ
る地肌の安定性を調べた。その結果を第6表に示す。第
6表から明らかなように、本発明のエステル混合物は、
パラオキシ安息香酸ベンジルエステルやフェニルエステ
ルと同様に良好な地肌を示し、かぶりも認められない。
ルアルコール水溶液の代りに10%ヒドロキシエチルセ
ルロース水溶液4.6部ヲ用いる以外は、実施例1と同
じ条件により感熱記録シートを得た。この記録シートに
ついて、高温多湿下(40℃、相対湿度90%)におけ
る地肌の安定性を調べた。その結果を第6表に示す。第
6表から明らかなように、本発明のエステル混合物は、
パラオキシ安息香酸ベンジルエステルやフェニルエステ
ルと同様に良好な地肌を示し、かぶりも認められない。
一方ビスフエノールAの場合は地肌が悪く、保存後は地
肌かぶりが増大する。
肌かぶりが増大する。
第6表
Δは地肌かぶりが認めら扛る。
実施例7
実施例4におけるA液(染料分散液)中、10%ポリビ
ニルアルコール水溶液の代りに10%ヒドロキシエチル
セルロース水溶液4−6 ’flJ ヲ用いる以外は実
施例4と同じ条件により感熱記録シートを得た。この記
録シートについて高温多湿下(40℃、相対湿度90%
)における地肌の安定性を調べた。その結果を第7表に
示す。
ニルアルコール水溶液の代りに10%ヒドロキシエチル
セルロース水溶液4−6 ’flJ ヲ用いる以外は実
施例4と同じ条件により感熱記録シートを得た。この記
録シートについて高温多湿下(40℃、相対湿度90%
)における地肌の安定性を調べた。その結果を第7表に
示す。
第7表から明らかなように、本発明のエステル混合物は
パラオキシ安息香酸ベンジルエステルやフェニルエステ
ルと同様に良好な地肌を示し、かぶりも認められない。
パラオキシ安息香酸ベンジルエステルやフェニルエステ
ルと同様に良好な地肌を示し、かぶりも認められない。
一方ビスフエノールへの場合は地肌が悪く、保存後は地
肌かぶりが甚しい。
肌かぶりが甚しい。
$二〇は地肌かぶりが全く見られない。
×は地肌かぶりが甚だしい。
第1図はバラオキシ安息香酸の2種類のエステルの混合
比と融点の関係を示すグラフ、第2図は6種類のエステ
ルの混合比と融点の関係を示すグラフであって、図中の
記号は下記の意味を有する。 NPF、 : ハラオキシ安息香酸プロピルエステルB
ZE:ハラオキシ安息香酸ベンジルエステルpoB−p
h :パラオキシ安息香酸フェニルエステルI :
POB−Ph + BZE H:同上 十 NPE(10%) ■:同上 十 NPF(20%) %1 図 NPE BZE
BZE # it th/走亨 葛2回 0 20 40 60 80 100BZ
Eの重童i小牟
比と融点の関係を示すグラフ、第2図は6種類のエステ
ルの混合比と融点の関係を示すグラフであって、図中の
記号は下記の意味を有する。 NPF、 : ハラオキシ安息香酸プロピルエステルB
ZE:ハラオキシ安息香酸ベンジルエステルpoB−p
h :パラオキシ安息香酸フェニルエステルI :
POB−Ph + BZE H:同上 十 NPE(10%) ■:同上 十 NPF(20%) %1 図 NPE BZE
BZE # it th/走亨 葛2回 0 20 40 60 80 100BZ
Eの重童i小牟
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 無色又は淡色のロイコ染料と、顕色剤としてのパ
ラオキシ安息香酸の置換基を有しうるベンジルエステル
及び/又はアリールエステルから選ばれる低融点混合物
とを含有することを特徴とする感熱記録シート用組成物
。 2、無色又は淡色のロイコ染料と、顕色剤としてのパラ
オキシ安息香酸の置換基を有し5るベンジルエステル及
び/又はアリールエステル及びパラオキシ安息香酸のア
ルキルエステルから選ばれる低融点混合物とを含有する
ことを特徴とJる感熱記録シート用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57040696A JPS58158289A (ja) | 1982-03-17 | 1982-03-17 | 感熱記録シ−ト用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57040696A JPS58158289A (ja) | 1982-03-17 | 1982-03-17 | 感熱記録シ−ト用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58158289A true JPS58158289A (ja) | 1983-09-20 |
Family
ID=12587715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57040696A Pending JPS58158289A (ja) | 1982-03-17 | 1982-03-17 | 感熱記録シ−ト用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58158289A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60180884A (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 記録材料 |
JPS60198289A (ja) * | 1984-03-21 | 1985-10-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | 記録材料 |
-
1982
- 1982-03-17 JP JP57040696A patent/JPS58158289A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60180884A (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 記録材料 |
JPH0460037B2 (ja) * | 1984-02-29 | 1992-09-24 | Fuji Photo Film Co Ltd | |
JPS60198289A (ja) * | 1984-03-21 | 1985-10-07 | Fuji Photo Film Co Ltd | 記録材料 |
JPH047717B2 (ja) * | 1984-03-21 | 1992-02-12 | Fuji Photo Film Co Ltd |
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