JPS58142508A - 高速回転円板型強磁場発生装置 - Google Patents
高速回転円板型強磁場発生装置Info
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- JPS58142508A JPS58142508A JP57025517A JP2551782A JPS58142508A JP S58142508 A JPS58142508 A JP S58142508A JP 57025517 A JP57025517 A JP 57025517A JP 2551782 A JP2551782 A JP 2551782A JP S58142508 A JPS58142508 A JP S58142508A
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/06—Electromagnets; Actuators including electromagnets
- H01F7/20—Electromagnets; Actuators including electromagnets without armatures
- H01F7/202—Electromagnets for high magnetic field strength
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、強磁場を発生させるための装置に関する。
近年、物質の特性を調べるために、超高温や超低温ある
いは超高圧や超真空のほが超強磁場のような極限条件の
もとでの、いわゆる物性科学の研究が盛んに行なわれ、
更にこのような極限状態をつくり出す手段にも各種の提
案がなされている。
いは超高圧や超真空のほが超強磁場のような極限条件の
もとでの、いわゆる物性科学の研究が盛んに行なわれ、
更にこのような極限状態をつくり出す手段にも各種の提
案がなされている。
/′
ところで、従来p強磁場発生手段としては、次のような
ものがある、すなわち瞬間的に強磁場を発生させるクネ
ール法や爆縮法があり、更には比較的時間の長いパルス
状の強磁場を発生させる多重層コイル方式(大阪大学方
式)やMIT方式(マサチューセッツ工科大学方式)が
あり、また連続的に強磁場を発生させる一伝導コイル方
式がある。
ものがある、すなわち瞬間的に強磁場を発生させるクネ
ール法や爆縮法があり、更には比較的時間の長いパルス
状の強磁場を発生させる多重層コイル方式(大阪大学方
式)やMIT方式(マサチューセッツ工科大学方式)が
あり、また連続的に強磁場を発生させる一伝導コイル方
式がある。
クネール法は、第1図に示すように充電したコンデンサ
バンクC1により、スイッチSW1をWiじて、単巻き
コイルL1に大電流(約100万アンペア)を流し、そ
の電磁力により内部のライナー(アルミ管)aを圧縮し
て、その結果、ライナーa内部の磁束を濃縮して瞬間的
に強磁場を得る方法で壱り、この方法では約1o。
バンクC1により、スイッチSW1をWiじて、単巻き
コイルL1に大電流(約100万アンペア)を流し、そ
の電磁力により内部のライナー(アルミ管)aを圧縮し
て、その結果、ライナーa内部の磁束を濃縮して瞬間的
に強磁場を得る方法で壱り、この方法では約1o。
百分の1秒の間だけ約2807(テスラ)の強磁場を発
生させることができる。
生させることができる。
また爆縮法は、第2図に示すようにコンデンサバンクC
2により、スイッチSW2を閉じて、コイルL2に電流
を流し磁束を発生させ、次に火薬すを爆発させて磁束を
濃縮し、瞬間的に強磁場を得る方法で、この方法では約
100万分の1秒の間だけ約3007の強磁場を発生さ
せることができる。
2により、スイッチSW2を閉じて、コイルL2に電流
を流し磁束を発生させ、次に火薬すを爆発させて磁束を
濃縮し、瞬間的に強磁場を得る方法で、この方法では約
100万分の1秒の間だけ約3007の強磁場を発生さ
せることができる。
さらに、多重層コイル方式(大阪大学方式)は、各層ご
とに独自な形状9寸法のコイルを用いて、各層に作用す
る電磁力を均一化し、その結果、数10万アンペアの電
流により非破壊型で、比較的時間の長いパルス状強磁場
を得ることがで終るようにしたもので、この方式では、
パルス幅100μs(マイクロ秒)で最大値100Tの
強磁場を得ることができる。
とに独自な形状9寸法のコイルを用いて、各層に作用す
る電磁力を均一化し、その結果、数10万アンペアの電
流により非破壊型で、比較的時間の長いパルス状強磁場
を得ることがで終るようにしたもので、この方式では、
パルス幅100μs(マイクロ秒)で最大値100Tの
強磁場を得ることができる。
また、MIT方式は、特別な形状のコイルを用いて、パ
ルス幅100μSで最大値40Tの強磁場を得ることが
できるようにしたものである。なお普通の鉄心入り電磁
石でも連続磁場が得られるが、その最大値は数T程度で
ある。
ルス幅100μSで最大値40Tの強磁場を得ることが
できるようにしたものである。なお普通の鉄心入り電磁
石でも連続磁場が得られるが、その最大値は数T程度で
ある。
さらに超伝導コイル方式は、超伝導コイルに電流を流し
、連続した一定の強磁場を得る方法であり現在、15T
程度の強磁場を得ているが、理論的には17.27が上
限である。
、連続した一定の強磁場を得る方法であり現在、15T
程度の強磁場を得ているが、理論的には17.27が上
限である。
ここで、上記の各方式によって得られた強磁場を比較し
たグラフを第3図に示すが、この第3図において符号A
はクネール法により得られる特性、Bは爆縮法により得
られる特性、Cは多重層コイル方式により得られる特性
、DはMIT方式により得られる特性、Eは超伝導コイ
ル方式により得られる特性を示している。
たグラフを第3図に示すが、この第3図において符号A
はクネール法により得られる特性、Bは爆縮法により得
られる特性、Cは多重層コイル方式により得られる特性
、DはMIT方式により得られる特性、Eは超伝導コイ
ル方式により得られる特性を示している。
しかしながら、従来の手段では次のような各種の問題点
がある。すなわちクネール法や爆縮法では、最高値はか
なり高いが、その持続時間が極めで短く、更にコイルや
試料が強磁場をかけるたびに破壊されるという問題点が
ある。
がある。すなわちクネール法や爆縮法では、最高値はか
なり高いが、その持続時間が極めで短く、更にコイルや
試料が強磁場をかけるたびに破壊されるという問題点が
ある。
また、多重層コイル方式やMIT方式では、パルス幅が
比較的長く、非破壊型であるなど種々の特長を有してい
るが、研究課題によってはその持続時間が短く、また一
定の強磁場を得ることができないという問題点がある。
比較的長く、非破壊型であるなど種々の特長を有してい
るが、研究課題によってはその持続時間が短く、また一
定の強磁場を得ることができないという問題点がある。
さらに、超伝導コイル方式では、連続した一定の強磁場
を得ることはできるが、大規模な設備を要するわりには
、177以上の強磁場を得ることができないという問題
点がある。
を得ることはできるが、大規模な設備を要するわりには
、177以上の強磁場を得ることができないという問題
点がある。
本発明は、これらの問題点を解決しようとするもの\
で、高速回転円板の有する運動エネルギーを電磁エネル
ギーに変換し、これまで実現が困難であった20〜30
Tの一定強磁場を数秒以上持続させて発生で終るように
した高速回転円板型強磁場発生装置を提供することを目
的とする。
ギーに変換し、これまで実現が困難であった20〜30
Tの一定強磁場を数秒以上持続させて発生で終るように
した高速回転円板型強磁場発生装置を提供することを目
的とする。
このため、本発明の高速回転円板型強磁場発生装置は、
同一平面上で第1スリツトを形成すべく周縁部を近接し
で配設された2枚の金属製回転円板から成る第1回転円
板対と、上記平面とレベルの異なる他の平面における同
一レベル上で上記第1スリツトと直交する方向の第2ス
リツトを形成すべく周縁部を近接して配設された2枚の
金属製回転円板から成る第2回転円板対とをそなえると
ともに、上記第1および第2スリツトにより上記回転円
板の軸方向に対して形成される小ホールを磁極間に介在
させるように配設された磁石をそなえ、上記磁石による
磁場を上記小ホール中においで収束して強磁場を発生さ
せるべく、上記第1および第2回転円板対における各回
転円板を高速回転駆動しうる駆動装置が設けられたこと
を特徴としている。
同一平面上で第1スリツトを形成すべく周縁部を近接し
で配設された2枚の金属製回転円板から成る第1回転円
板対と、上記平面とレベルの異なる他の平面における同
一レベル上で上記第1スリツトと直交する方向の第2ス
リツトを形成すべく周縁部を近接して配設された2枚の
金属製回転円板から成る第2回転円板対とをそなえると
ともに、上記第1および第2スリツトにより上記回転円
板の軸方向に対して形成される小ホールを磁極間に介在
させるように配設された磁石をそなえ、上記磁石による
磁場を上記小ホール中においで収束して強磁場を発生さ
せるべく、上記第1および第2回転円板対における各回
転円板を高速回転駆動しうる駆動装置が設けられたこと
を特徴としている。
以下、図面により本発明の一実施例としての高速回転円
板型強磁場発生装置についで説明すると、第4図はその
第1および第2回転円板対の配置状態を説明するための
模式図、第5図はその全体の概略構成を#2回転円板対
を省略して示す説明図、第6図はその磁極部分を第2回
転円板対を省略して示す拡大図、第7図はその磁極部の
一部を更に詳細に示す拡大図、第8図はその作用を説明
するための模式図、第9,10図はそれぞれその作用を
説明するためのグラフ、#11図はその原理を説明する
ための模式図、第12図はその作用を説明するために磁
極部分を拡大して示す模式図、第13図(a)〜(c)
はそれぞれその作用を説明するためのグラフである。
板型強磁場発生装置についで説明すると、第4図はその
第1および第2回転円板対の配置状態を説明するための
模式図、第5図はその全体の概略構成を#2回転円板対
を省略して示す説明図、第6図はその磁極部分を第2回
転円板対を省略して示す拡大図、第7図はその磁極部の
一部を更に詳細に示す拡大図、第8図はその作用を説明
するための模式図、第9,10図はそれぞれその作用を
説明するためのグラフ、#11図はその原理を説明する
ための模式図、第12図はその作用を説明するために磁
極部分を拡大して示す模式図、第13図(a)〜(c)
はそれぞれその作用を説明するためのグラフである。
第4図に示すように、第1スリツ)81を形成すべく2
枚の金属製回転円板1.2が、同一平面上において、各
周縁部1a、2mを近接せしめられるようにして配設さ
れており、これらの回転円板1.2で第1回転円板対5
が構成される。
枚の金属製回転円板1.2が、同一平面上において、各
周縁部1a、2mを近接せしめられるようにして配設さ
れており、これらの回転円板1.2で第1回転円板対5
が構成される。
また、第1スリツ)Slと直交する方向の#2入りッ)
82を形成すべく、2枚の金属製回転円板3,4が、上
記第1回(円板対配設平面に近接した下方平面上におい
で、各周縁部3a、4aを近接せしめられるようにして
配設されており、これらの回転円板3,4で第2回転円
板対6が構成される。
82を形成すべく、2枚の金属製回転円板3,4が、上
記第1回(円板対配設平面に近接した下方平面上におい
で、各周縁部3a、4aを近接せしめられるようにして
配設されており、これらの回転円板3,4で第2回転円
板対6が構成される。
これにより第1および第2回転円板対5,6が相互に直
交し且つ近接して設けられていることになり、その結果
路1および第2スリツ)Sl、S2により、回転円板1
〜4の軸方向に対して小ホールHが形成される。
交し且つ近接して設けられていることになり、その結果
路1および第2スリツ)Sl、S2により、回転円板1
〜4の軸方向に対して小ホールHが形成される。
なお、回転円板2の周縁部2aは、第7図に示すごとく
、良導電材としての鋼材で構成されているが、他の回転
円板1,3.4の周縁部1a、3a、4aについても同
様である。
、良導電材としての鋼材で構成されているが、他の回転
円板1,3.4の周縁部1a、3a、4aについても同
様である。
また、回転円板1〜4の他の部分は十分な機械的強度を
有する鉄材で構成されている。
有する鉄材で構成されている。
ところで、第5.6図に示すごとく、小ホールHを磁極
N、Sのギャップ間に介在させるように、直流電磁石7
が設けられている。
N、Sのギャップ間に介在させるように、直流電磁石7
が設けられている。
なお、この電磁石7の成層鉄心(磁心)7aには、コイ
ル7bが巻回されており、このコイル7bにはスイッチ
SWを介して直流電源Eが接続されている。
ル7bが巻回されており、このコイル7bにはスイッチ
SWを介して直流電源Eが接続されている。
さらに、磁極N、Sは、その対向面が球状凹面形状を有
しでおり、また磁極N側に試料挿入穴8が形成されてい
る。
しでおり、また磁極N側に試料挿入穴8が形成されてい
る。
また第1および第2回転円板対5.6の各回転円板1〜
4を高速回転駆動しうる駆動装置19が設けられており
、この駆動装置9としでは、例えば誘導電動機が使用さ
れる。
4を高速回転駆動しうる駆動装置19が設けられており
、この駆動装置9としでは、例えば誘導電動機が使用さ
れる。
なお、駆動装置9による回転円板1〜4の回転方向は第
4〜6図に示すとおりである。
4〜6図に示すとおりである。
上述の構成により、回転円板1〜4を高速回転させると
、電磁石7の鉄心7a中に生じた磁束φを、第6図に示
すように、磁極N。S闇では小ホールH中へ収束して、
この小ホールH中に強磁場を発生させることができるが
、その原理についで、以下説明する。
、電磁石7の鉄心7a中に生じた磁束φを、第6図に示
すように、磁極N。S闇では小ホールH中へ収束して、
この小ホールH中に強磁場を発生させることができるが
、その原理についで、以下説明する。
今、説明を簡単にするために、1枚の金属製回転円板(
この円板に代表して符号1を付ける。)による作用につ
き説明する。
この円板に代表して符号1を付ける。)による作用につ
き説明する。
さて、第11図に示すように、相対する半円弧状の極面
をもった電磁石7の磁極N。S間に、高速回転中の円板
1があるとして、この状態でスイッチSWを投入すると
、直流電源Eから直流電流iが流れて電磁石7が励磁さ
れ、磁極N。S開に磁束φが生じ、その結果回転中の円
板1には、うず電流が流れて制動力が生じる。
をもった電磁石7の磁極N。S間に、高速回転中の円板
1があるとして、この状態でスイッチSWを投入すると
、直流電源Eから直流電流iが流れて電磁石7が励磁さ
れ、磁極N。S開に磁束φが生じ、その結果回転中の円
板1には、うず電流が流れて制動力が生じる。
しかし、この場合、磁極N、S間にある円板1の周辺速
度v(m/s)が十分に高速であると、円板1中のうず
電流により生じた磁束が、磁極N。S間の磁束φと方向
が反対で大きさが等しくなり、そのため磁極N。
度v(m/s)が十分に高速であると、円板1中のうず
電流により生じた磁束が、磁極N。S間の磁束φと方向
が反対で大きさが等しくなり、そのため磁極N。
8間の磁束は直進して円板1を貫くことができなくなっ
て、第12図に示すごとく、曲進して円板1の縁の外側
を通ることになる。
て、第12図に示すごとく、曲進して円板1の縁の外側
を通ることになる。
そして、そのような状態は円板1の周辺速度v(m/s
)が十分に高い間続き、制動力により速度が低くなると
、磁束は直進して円板1を貫き、以後は単に制動力とし
て作用する。すなわち、円板1が高速回転し、大きな慣
性モーメントを持っていると、かなりの時間、磁極N。
)が十分に高い間続き、制動力により速度が低くなると
、磁束は直進して円板1を貫き、以後は単に制動力とし
て作用する。すなわち、円板1が高速回転し、大きな慣
性モーメントを持っていると、かなりの時間、磁極N。
S間の磁束は曲進し、円板1の縁の外側を通る状態が続
くことになる。
くことになる。
なお、磁極N、Sにおける各寸法111n(第8図参照
)を適宜変えると、円板1の周辺速度v(、/S)に対
する通過磁束量および制動力はそれぞれ第9,10図に
示すよう1こなる。これらのグラフか呟通過磁束量は寸
法nが小さい程、小さい速度で磁束を曲進させることが
できることがわかり、制動力は、寸法mfJt大きいと
、比較的小さな速度で制動力にピークが生じ、このピー
クよりも大軽い速度で円板1を回せば、小さい制動力に
することが可能であることを示唆している。
)を適宜変えると、円板1の周辺速度v(、/S)に対
する通過磁束量および制動力はそれぞれ第9,10図に
示すよう1こなる。これらのグラフか呟通過磁束量は寸
法nが小さい程、小さい速度で磁束を曲進させることが
できることがわかり、制動力は、寸法mfJt大きいと
、比較的小さな速度で制動力にピークが生じ、このピー
クよりも大軽い速度で円板1を回せば、小さい制動力に
することが可能であることを示唆している。
したがって、磁極N、Sの寸法−,nを適宜の−に設定
すれば、小さな制動力の範囲でしかも磁束を曲げうろこ
とを示唆しているのである。
すれば、小さな制動力の範囲でしかも磁束を曲げうろこ
とを示唆しているのである。
以上の動作は磁極N。S間に、4枚の高速回転円板1〜
4によって小ホールHを構成した場合にも変わらず、そ
の結果、第6図に示すように鉄心7a中では一様に分布
している磁束φが、磁極N、S間では小水−を発生する
結果になるのである。
4によって小ホールHを構成した場合にも変わらず、そ
の結果、第6図に示すように鉄心7a中では一様に分布
している磁束φが、磁極N、S間では小水−を発生する
結果になるのである。
第13図は本装置による強磁場発生の経過を示したグラ
フであり、同図(a)はスイッ千人後投人後の電流iと
鉄心7a中の磁束φの変化を示し、同図(b)はうず電
流の制動作用による円板の回転速度の減衰状態を示す。
フであり、同図(a)はスイッ千人後投人後の電流iと
鉄心7a中の磁束φの変化を示し、同図(b)はうず電
流の制動作用による円板の回転速度の減衰状態を示す。
この第13図(b)中のvo、1 は磁束を小ホールH
中に収束するために必要な最低速度であり、円板の周辺
速度がv、l、l より低くなると磁束は円板中を直
進し、磁束の収束力が急速に低下するのである。第13
図(c)は小ホールH中に収束された磁束の密度特性で
あり、このグラフからスイッチ投入後、電流が増加して
鉄心7aが飽和する時刻1.から、円板の回転速度がν
や、7より低くなる時刻t、までの開、小ホールH中の
強磁場がほぼ一定値に保たれることがわかる。
中に収束するために必要な最低速度であり、円板の周辺
速度がv、l、l より低くなると磁束は円板中を直
進し、磁束の収束力が急速に低下するのである。第13
図(c)は小ホールH中に収束された磁束の密度特性で
あり、このグラフからスイッチ投入後、電流が増加して
鉄心7aが飽和する時刻1.から、円板の回転速度がν
や、7より低くなる時刻t、までの開、小ホールH中の
強磁場がほぼ一定値に保たれることがわかる。
なお、実験装置用の各部材の寸法は第7図に示すように
設定された。すなわち、円板の直径は700alI11
であり、円板の銅製周縁部はその板厚が20mm=幅1
50mmである。
設定された。すなわち、円板の直径は700alI11
であり、円板の銅製周縁部はその板厚が20mm=幅1
50mmである。
また磁極N、Sの断面は50X50(a+m2)で、球
状磁極面の内径は501mIIlである。
状磁極面の内径は501mIIlである。
さらに、磁極と円板との最小距離は10關である。
また、円板回転速度は380Qrpm(周辺速度は13
2+a/s)であって、回転部分の重量は約450kg
である。
2+a/s)であって、回転部分の重量は約450kg
である。
さらに、本発明によって得られる強磁場特性Fを、従来
の各種の手段によって得られる強磁場特性A−Eと比較
するために示すと、第3図のようになる。
の各種の手段によって得られる強磁場特性A−Eと比較
するために示すと、第3図のようになる。
なお、回転円板対は上下に亘って3組以上設けてもよく
、例えば4組の回転円板対の設ける場合は、第1および
第3回転円板対を同位相にしで設け、#2および第4回
転円板対を同位相にして設けると、第1および第3回転
円板対の円板回転軸を共通化できるとともに、第2およ
び第4回転円板対の円板回転軸を共通化できる。
、例えば4組の回転円板対の設ける場合は、第1および
第3回転円板対を同位相にしで設け、#2および第4回
転円板対を同位相にして設けると、第1および第3回転
円板対の円板回転軸を共通化できるとともに、第2およ
び第4回転円板対の円板回転軸を共通化できる。
また、回転円板の周縁部に良導電材を用いる代わりに、
車通磁率をもつ部材を用いてもよい。
車通磁率をもつ部材を用いてもよい。
さらに、うず電流の発生により円板が高温になるおそれ
がある場合は、適宜の冷却手段が使用される。
がある場合は、適宜の冷却手段が使用される。
以上詳述したように、本発明の高速回転円板型強磁場発
生装置によれば、次のような効果ないし利点が得られる
。
生装置によれば、次のような効果ないし利点が得られる
。
(1) 高速回転円板のもっている運動エネルギーを
電磁エネルギーに変換するだけですむため、従来手段の
ごとく大規模な電源設備は不要であり、例えば数秒間2
0〜30T程度の連続強磁場を得るために、数百アンペ
ア程度の電流で十分である。
電磁エネルギーに変換するだけですむため、従来手段の
ごとく大規模な電源設備は不要であり、例えば数秒間2
0〜30T程度の連続強磁場を得るために、数百アンペ
ア程度の電流で十分である。
(2) 比較的長時間(数秒以上)一定の強磁場を保
つことができるため、瞬間的パルス状強磁場による物理
的研究のみならず、工学的研究も可能であり、例えば強
磁場中における溶解中の固体の再結晶や弱磁性体金属間
の摩擦現象等についての研究も可能となる。
つことができるため、瞬間的パルス状強磁場による物理
的研究のみならず、工学的研究も可能であり、例えば強
磁場中における溶解中の固体の再結晶や弱磁性体金属間
の摩擦現象等についての研究も可能となる。
第1,2図はそれぞれ従来の強磁場発生手段を説明する
ための模式図、第3図は各種方式によI)14)られる
強磁場特性を比較しで示すグラフであり、第4〜13図
は本発明の一実施例としての高速回転円板型強磁場発生
装置を示すもので、第4図はその第1および第2回転円
板対の配置状態を説明するための模式図、第5図はその
全体の概略構成を第2回転円板対を省略して示す説明図
、第6図はその磁極部分を第2回転円板対を省略して示
す拡大図、第7図はその磁極部の一部を更に詳細に示す
拡大図、第8図はその作用を説明するための模式図、第
9,10図はそれぞれその作用を説明するためのグラフ
、#11図はその原理を説明するための模式図、第12
図はその作用を説明するために磁極部分を拡大しで示す
模式図、第13図(a)〜(c)はそれぞれその作用を
説明するためのグラフである。 1〜4・・回転円板、la、2a=3m、4a・・回転
円板の周縁部、5・・第1回転円板対、6・・第2回転
円板対、7・・電磁石、7a・・鉄心、7b・・コイル
、8・・試料挿入穴、9・・駆動装置、E・・直流電源
、H・・小ホール、N、S・・磁極、Sl・・第1スリ
ツト、S2・・第2スリツト、SW・・スイッチ。 代理人 弁理士 飯 沼 義 彦 第1図 第2 図 第3 図 時間t(一体)→ 第4図 第5図 − 第6図 第7図 第9図 第10図 連1” V (mzs)−S 第11図 ′ip、12図
ための模式図、第3図は各種方式によI)14)られる
強磁場特性を比較しで示すグラフであり、第4〜13図
は本発明の一実施例としての高速回転円板型強磁場発生
装置を示すもので、第4図はその第1および第2回転円
板対の配置状態を説明するための模式図、第5図はその
全体の概略構成を第2回転円板対を省略して示す説明図
、第6図はその磁極部分を第2回転円板対を省略して示
す拡大図、第7図はその磁極部の一部を更に詳細に示す
拡大図、第8図はその作用を説明するための模式図、第
9,10図はそれぞれその作用を説明するためのグラフ
、#11図はその原理を説明するための模式図、第12
図はその作用を説明するために磁極部分を拡大しで示す
模式図、第13図(a)〜(c)はそれぞれその作用を
説明するためのグラフである。 1〜4・・回転円板、la、2a=3m、4a・・回転
円板の周縁部、5・・第1回転円板対、6・・第2回転
円板対、7・・電磁石、7a・・鉄心、7b・・コイル
、8・・試料挿入穴、9・・駆動装置、E・・直流電源
、H・・小ホール、N、S・・磁極、Sl・・第1スリ
ツト、S2・・第2スリツト、SW・・スイッチ。 代理人 弁理士 飯 沼 義 彦 第1図 第2 図 第3 図 時間t(一体)→ 第4図 第5図 − 第6図 第7図 第9図 第10図 連1” V (mzs)−S 第11図 ′ip、12図
Claims (5)
- (1) 同一平面上で第1スリツトを形成すべく周縁
部を近接して配設された2枚の金属製回転円板から成る
第1回転円板対と、上記平面とレベルの異なる他の平面
における同一レベル上で上記第1スリツトと直交する方
向の第2スリツトを形成すべく周縁部を近接して配設さ
れた2枚の金属製回転円板から成る第2回転円板対とを
そなえるとともに、上記#!1および第2スリツトによ
り上記回転円板の軸方向に対して形成される小ホールを
磁極間に介在させるように配設された磁石をそなえ、上
記磁石による磁場を上記小ホール中において収束して強
磁場を発生させるべく、上記第1および第2回転円板対
における各回転円板を高速回転駆動しうる駆動装置が設
けられたことを特徴とする、高速回転円板型強磁場発生
装置。 - (2) 上記第1および第2回転円板対における各回
転円板の周縁部が良導電材で構成された特許請求の範囲
第1項に記載の高速回転円板型強磁場発生装置。 - (3) 上記第1および第2回転円板対が近接して設
けられた特許請求の範囲第1項に記載の高速回転円板型
強磁場発生装置。 - (4) 上記磁石の磁極面が 曲凹面を有している特
許請求の範囲第1項に記載の高速回転円板型強磁場発生
装置。 - (5) 上記磁石が電磁石として構成された特許請求
の範囲第1項または第4項に記載の高速回転円板型強磁
場発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57025517A JPS58142508A (ja) | 1982-02-19 | 1982-02-19 | 高速回転円板型強磁場発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57025517A JPS58142508A (ja) | 1982-02-19 | 1982-02-19 | 高速回転円板型強磁場発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58142508A true JPS58142508A (ja) | 1983-08-24 |
JPH0159725B2 JPH0159725B2 (ja) | 1989-12-19 |
Family
ID=12168247
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57025517A Granted JPS58142508A (ja) | 1982-02-19 | 1982-02-19 | 高速回転円板型強磁場発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58142508A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4879539A (en) * | 1988-03-07 | 1989-11-07 | Kanazawa University | Laminated coil for an eddy-current type strong AC magnetic field generator |
-
1982
- 1982-02-19 JP JP57025517A patent/JPS58142508A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4879539A (en) * | 1988-03-07 | 1989-11-07 | Kanazawa University | Laminated coil for an eddy-current type strong AC magnetic field generator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0159725B2 (ja) | 1989-12-19 |
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