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JPS581379Y2 - ダンプトラック等における荷台昇降速度制御装置 - Google Patents

ダンプトラック等における荷台昇降速度制御装置

Info

Publication number
JPS581379Y2
JPS581379Y2 JP1977067440U JP6744077U JPS581379Y2 JP S581379 Y2 JPS581379 Y2 JP S581379Y2 JP 1977067440 U JP1977067440 U JP 1977067440U JP 6744077 U JP6744077 U JP 6744077U JP S581379 Y2 JPS581379 Y2 JP S581379Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
poppet
loading platform
diameter flow
control valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1977067440U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53161414U (ja
Inventor
栗谷尚
Original Assignee
株式会社豊田自動織機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社豊田自動織機製作所 filed Critical 株式会社豊田自動織機製作所
Priority to JP1977067440U priority Critical patent/JPS581379Y2/ja
Publication of JPS53161414U publication Critical patent/JPS53161414U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS581379Y2 publication Critical patent/JPS581379Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 本案は、ダンプトラック等における荷台昇降速度制御装
置、さらに詳述すれば、ダンプシリンダとコントロール
バルブとを連結する油圧回路中に、荷台上昇作動時には
、常時流路抵抗の少ない自由流れを得、荷台下降作動時
通過流量が少量の場合は流路抵抗の少ない自由流れが得
られ、ある一定収上の通過流量が流れようとした場合は
、流路を絞って流量を制限し得る流量制御弁機構を介在
し、荷台上の荷物量に応じて荷台の昇降速度を自動的に
制御可能ならしめた制御装置に関するものである。
一般に、ダンプトラックにおけるダンプシリンダの制御
は、コントロールバルブのみで行なわれていた為に荷台
の昇降特に下降速度は、コントロールバルブ内のスプー
ルによるポート開口度合調整を運転者がコントロールレ
バーで「感」に頼って行なっていた。
従ってダンプトラックの作業として頻繁に行なわれる例
えば道路補修のためアスファルト等を同時に全部放出す
るのではなく、少量づつ必要箇所に放出する場合、アス
ファルト等を荷台に積んだまま下降させることになり、
その重量によってダンプシリンダ内の圧油が大量に一度
にタンクへ流れる為荷台が急激に降下し、途中でダンプ
シリンダの作動を停止させたとしても、車両や運転者に
激しい衝撃を与え、車両を損傷させたり、運転者に著し
い不快感を与えていた。
この欠点を解決する為には、ダンプシリンダから流出さ
れる油量を制限すればよいのであるが、その制限装置と
して一般によく知られている流量制御弁を用いた場合上
記欠点は一応解決できるが、荷台上の荷物を全て放出し
た場合における下降動作時にもダンプシリンダからの圧
油流量の多少にかかわらず前記作動時に問題解消の主体
となった小径のオリフィスを通過しなければならず、常
に流路抵抗を受けることとなる。
更に荷台を上昇させる場合にも前記オリフィスを通過す
るか或は該オリフィスを穿設したポペットをスプリング
に抗して押圧しなければならずいずれにしても流路抵抗
を受けることとなる。
よってダンプトラックの作業性から、荷台を上昇させる
時は、回路途中での流路抵抗を少なくしてスピーディに
荷台を上昇させ、荷台を上昇させて積荷を全て放出した
時はでき得る限り早く荷台を降下することができる制御
弁をもたない在来のダンプトラックの利点を、前記欠点
を解決する為に用いた流量制御弁が打ち消してしまうこ
ととなる。
本案は在来のダンプトラックの利点はそのまま維持し、
かつ荷台上に積荷がある場合における下降動作時の欠点
を解決し得る制御装置を提供せんとするものである。
以下本案一実施例を図面に基づき詳説する。
荷台1は、一端が車体フレーム2に枢支され、ダンプシ
リンダ3の作動によって傾倒作動せしめられる。
ダンプシリンダ3は、運転席等に配設されたコントロー
ルレバー(図示せず)によるコントロールバルブ4の油
圧回路切替作動によって作動せしめられる。
以上の各構成はダンプトラックに装備される周知のダン
プ操作機構であって何等新規な構成ではない。
5は、ダンプシリンダ3とコントロールバルブ4とを結
ぶ油圧回路中に配設された流量制御弁機構で、外筒6、
ポペット7及びスプリング8によって概略構成されてお
り、外筒6は、軸心部にダンプシリンダ3のピストン室
と連通ずる大径流路部6Aとコントロールバルブ4と接
続する小径流路部6Bとが連続形成されており、両流路
部6Aと6Bとの境界部分はスプリング8の受けならび
にポペット7のストッパを兼用する弁座6Cを形成する
尚6Dは弁座6Cと前記小径流路部6Bとの接合部で、
説明上弁座口と呼称する。
前記ポペット7は、外筒6の大径流路部6Aに摺動可能
に嵌合するフランジ部7Aと、前記小径流路部6Bとほ
ぼ同径若しくは大径で、前記大径流路部6Aより小径の
筒部7Bとより成り、止め輪9及び前記弁座6Cによっ
て軸線方向への移動範囲が規制されている。
ポペット7の軸心部分には、軸線方向に沿い、開放口を
前記大径流路部6Aに向けた有底流路10が穿設され、
該流路10の底部10C側付近の側壁には適数個のポペ
ット流出口10Bが穿設されており、かつ底部10C外
周は円錐形状を成し、そこには円錐面に沿った適数条の
スリット11が刻設されている。
またこのポペット7は、一端が弁座6Cに、他端がフラ
ンジ部7Aに接合したスプリング8によって常時前記小
径流路部6Bから離隔する方向すなわち前記フランジ部
7Aが止め輪9と接触状態に付勢保持されている。
本案は上記の如く構成されていることから、いま荷台を
上昇させるために、ポンプPからの圧油ヲ、コントロー
ルレバーによりコントロールバルブ4を切替操作して、
流路制御弁機構5の小径流路部6Bへ送油すると、ポペ
ット7はスプリング8によって止め輪9側へ付勢されて
いる為にポペット底面10Cの円錐面は弁座6Cより離
隔し、弁座口6Dを最大限開口する。
よって圧油は、弁座口6Dを経てポペット7のポペット
流出口10Bより有底流路10内に入り、ポペット流入
口10Aより外筒6の大径流路部6Aへ送られ、これよ
りダンプシリンダ3のピストン室へ入ってゆく。
従ってポンプPから圧送された圧油は、流れの方向が若
干変わるのみで、流路抵抗は少なくスムーズに流れる為
ダンプシリンダの作動時間が早く、荷台はスピーディに
上昇する。
次に荷台を下降させる場合について洋間する。
〔荷台に積荷が皆無である時〕
ダンプシリンダ3にかかる荷台荷重が小さい為に該シリ
ンダ3より吐出される圧油の単位時間当りの流量は少な
く、外筒6の大径流路部6Aよりポペット7の流入口1
0Aへ入った圧油は、有底流路10のポペット底面に当
って直角に変向し、ポペット流出口10Bより流出する
時ポペット7は流れの方向(小径流路6B方向)に力を
受ける。
F−ρQ2/A F:ポペットに付加される力 ρ:原流体密度 Q:流体の単位時間当りの流量 A:有底流路10断面積 しかし、この力Fは、流量Qが少ない事からスプリング
8の付勢力に打ち勝つ程大きくならず、ポペット7はス
プリング8によって小径流路部6Bと離隔する方向に付
勢され、弁座口6Dを広く開口する。
従ってポペット流出口10Bを出た圧油は弁座口6Dを
経て小径流路部6Bに流れ、コントロールバルブ4を経
てタンクへ流下する。
よってダンプシリンダ3より吐出された圧油は、荷台上
昇時と同様流れの方向が若干変わるのみで、流路抵抗は
少なくてスムーズに流れる為荷台はスピーディに降下す
る。
〔荷台に積荷がある時〕
ダンプシリンダ3にかかる荷台荷重が大である為に該シ
リンダ3より吐出される圧油の単位時間当りの流量は多
く、ポペット7に付加される力Fは大きくなり、この力
Fがスプリング8の付勢力より犬となれば、スプリング
8の付勢力に抗してポペット7が小径流路部6B側へ移
動し、ポペット7底部の円錐形状部分が弁座口6Dと嵌
合するのでスリット11を除いて弁座口6Dは閉鎖され
る。
従って有底流路10と小径流路部6Bとはスリット11
のみにて連通された状態となる為ダンプシリンダ3から
の吐出流量が制限される。
この時弁座口6Dの有底流路10側の圧力は高くなり、
小径流路部6B側の圧力は低くなるので、ポペット7は
弁座口6Dに押し付けられた状態を維持する。
よって荷台の下降速度は、前記スリット11を通過する
流量分のみが下降許容吐出量となる為遅く、荷台上にア
スファルト等荷物が大量に積載されているのにもかかわ
らず荷台はゆっくりと下降してくる。
以上の如く荷台上昇作動時及び荷台上の荷物をほとんど
放出した状態での下降作動には、常時流路抵抗の少ない
自由流れを得ることができ、荷台の昇降作動をスピーデ
ィに行ない、荷台上に荷物が積載されている状態で荷台
を下降させる場合は、その荷台荷重に応じた通過流量に
呼応してただちに流路を絞り、シリンダからの吐出量を
制限し得る為荷台下降速度は減速され、荷台をゆっくり
と降下させることができる。
従って運転者は、コントローレバーを上昇・下降位置に
操作するのみで安心して荷台の昇降作動を行なわしめる
ことができ、特に荷台の下降は、荷台荷重に応じて自動
的に下降速度が制御されるので、コントロールレバー操
作に神経を使う必要がなく、シかも積載状態での下降速
度が遅い為に任意の位置での下降停止を行なっても衝撃
力は小さく、車両を損傷させたり、運転者に不快感を与
えるようなことはない。
また荷台上昇作動及び空荷状態での荷台下降作動は、油
圧回路中に流量制御弁機構を介在させているにもかかわ
らずスピーディに昇降作動する為作業性を伺等損うこと
もない。
さらにまた本案流量制御弁機構をダンプシリンダに直接
取り付ければコントロールバルブとダンプシリンダ間の
配管が破裂しても荷台が急降下するのを阻止する安全弁
としての作用を兼備させることができる。
尚本案実施例は、流量制御弁機構をダンプトラックにお
けるダンプシリンダへの配管中に装備した場合に基づき
詳説したが、本案装置はフォークリフトトラックのリフ
トシリンダ、オートジヤツキの持上げシリンダ等に装備
しても上記と同様の作用効果を得ることができることか
らダンプトラックにおける荷台昇降装置のみに限定され
るものではない。
【図面の簡単な説明】
図は本案装置の一実施例を示すものであって、第1図は
ダンプトラックに装備した場合の説明図、第2図は本案
装置の要部断面図である。 3・・・・・・ダンプシリンダ、4・・・・・・コント
ロールバルブ、5・・・・・・流量制御弁機構、6・・
・・・・外筒、7・・・・・・ポペット、8・・・・・
・スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸心に大径流路部6Aと小径流路6Bとが連続して形成
    され、その両流路部の結合箇所をスプリングの受けを兼
    ねた弁座部6Cとした外筒と、該外筒の大径流路部内に
    嵌挿されかつ軸心に沿って有底状に穿設された有底流路
    10を有し、その流路底部近傍の側壁(ご流出口10B
    が穿設されしかも前記有底流路の開放部側外周に、前記
    大径流路部6Aに沿って摺動するフランジ部を、底部側
    外周に、前記小径流路部6Bと嵌合可能でかつ該流路部
    6Bと嵌合した時流量制御を行なわしめるスリット11
    をそれぞれ形成したポペットと、一端が弁座部6Cに、
    他端がフランジ部に接合して該ポペットを前記小径流路
    部6Bから離隔する方向に付勢するスプリングとより構
    成された流量制御弁機構の前記大径流路部6Aをダンプ
    シリンダと、小径流路部6Bをコントロールバルブとに
    それぞれ連結すべく管路中に介在せしめてなるダンプト
    ラック等における荷台昇降速度制御装置。
JP1977067440U 1977-05-25 1977-05-25 ダンプトラック等における荷台昇降速度制御装置 Expired JPS581379Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1977067440U JPS581379Y2 (ja) 1977-05-25 1977-05-25 ダンプトラック等における荷台昇降速度制御装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS53161414U JPS53161414U (ja) 1978-12-18
JPS581379Y2 true JPS581379Y2 (ja) 1983-01-11

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ID=28974386

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JP1977067440U Expired JPS581379Y2 (ja) 1977-05-25 1977-05-25 ダンプトラック等における荷台昇降速度制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS633441Y2 (ja) * 1980-10-17 1988-01-28
JPS5773798A (en) * 1980-10-24 1982-05-08 Nippon Musical Instruments Mfg Electronic musical instrument
JPH11257301A (ja) * 1998-03-10 1999-09-21 Tokai Rubber Ind Ltd アキュムレータ
JP6173871B2 (ja) * 2013-10-17 2017-08-02 株式会社オグラ 油圧作動装置

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JPS53161414U (ja) 1978-12-18

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