JPS5812705Y2 - 壁紙等の切断用ガイド - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、壁紙等を切断するのに用いるガイドに関す
るものである。

壁紙等の貼着作業において、余分の端縁部をトリミング
したり、壁紙と壁紙との突き合せ部を切断する際、物さ
しなどを当てがい、これに沿って切断するのが普通であ
る。

ところが、片手で物さしを押え、片手でカッタを操作す
るのは、特に壁面が垂直になっているため非常に難しく
熟練を要し、作業性も悪く、指等を傷つける危険も多い
。

また、薄肉の定規を用いると、壁面への押圧時に定規に
ソリが生じ、一方、厚肉の定規を用いると、カッタを斜
めに沿わせる必要のある場所例えば天井と壁との接合部
においてガイドと切断部が離れ過ぎ、従って、使用条件
の悪いところではガイドが不安定で正確な切断を行うこ
とが難しかった。

この考案は、上記のような問題点を解消するために提案
されたものである。

以下、この考案の実施例を添付図面に基いて説明する。

第１図乃至第３図に示すように、基板１の上面にはハン
ドル２が取り付けられており、基板１の下面には、ステ
ンレス等の薄肉の金属板３が固着されている。

この金属板３の前縁部４は、基板１から前方へ突出し、
かつその全長にわたって、第３図のように、前下りの鈍
角に折り曲げられている。

さらに、上記金属板３の下面には、スポンジ、フオーム
ラバーその他の柔軟なシート５が固着されている。

なお、基板１の後縁部下面に、前記シート５とほぼ同じ
厚みの支持板６を固着しておくことができる。

また、基板１と金属板３の一方または両側を、第１図の
ように斜に切っておくと、壁の隅角部に当てがうとき便
利である。

この考案のガイドは以上の構成であり、第４図はその使
用状態を示す。

ハンドル２を片手で持ち、基板１を壁面Ａに押し付ける
と、柔軟なシート５基板によって補強されたが金属板３
の前縁部４で圧縮され、前縁部４がぴったりと壁紙Ｂに
密着し、同時に滑り止め効果を発揮し、ガイドの位置が
保持され、正確な作業ができ、また切断部と金属板３の
前縁部４が密着しているので、カッタが横振れしても刃
先の位置ずれは少なく、従って切断線が曲らない。

さらに、前縁部４を鈍角に折り曲げであるので、天井Ｃ
と壁Ｂの接合部でも、第４図のように、カッタＤの刃先
を、斜め下方から隅角部へ届かせることができ、容易か
つ正確にトリミングを行なうことができる。

そのほか、切断作業中、カッタＤが滑っても、基板１の
前縁がストッパの役目をし、ハンドル２を把持している
手を傷つけることがない等の優れた利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案のガイドの平面図、第２図は同上の正
面図、第３図は同上の側面図、第４図は使用状態を示す
側面図である。 １・・・・・・基板、２・・・・・・ハンドル、３・・
・・・・金属板、４・・・・・・前縁部、５・・・・・
・シート、６・・・・・・支持板、Ａ・・・・・・壁、
Ｂ・・・・・・壁紙、Ｃ・・・・・・天井、Ｄ・・・・
・・カッタ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 少なくとも下面が平坦な基板上面にンドルを設け、前縁
   がその全長にわたって前下りの鈍角に折り曲げられた薄
   肉の金属板を、その前縁が上記基板の下面から突出する
   よう固着し、からに金属板の下面に柔軟なシートを固着
   して成る壁紙等の切断用ガイド。