JPS5810475Y2 - 自動車運転者用灰皿 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車内で運転者が運転中に使用する灰皿に関
するものである。

従来自動車運転走行中において運転者が喫煙する場合、
片手をハンドルから離し、煙草１本分の焼費時間を約１
００秒間として、その間の走行経過中、前方には各様の
変化があシ、時には危険な状態を生ずる。

この場合喫煙による片手運転は危険も伴なうから、火の
ついた煙草を禁制であっても窓から道路に投げ捨てざる
を得す、危険であった。

本考案はかかる危険を防止すべくしたのである。

合本考案の実施の一例を図に就いて詳細に説明するに、
受箱１の外周適位置の夫々の対称位置に空隙部２をもた
せた差込部３を固定し、該差込部３に差込み掛止させる
差込折曲部４と、自動車５の窓枠６等へ引掛ける引掛部
７とを有する取付片８を設けて、差込折曲部４を介して
差込部３に着脱自在とし、且前記受箱１の上周縁部で前
記２個の差込部３の一方側の中間部に湾曲凹部９を形成
し、更に湾曲凹部９の同一軸線上前方斜下方の受箱１の
内周面に前記湾曲凹部９の径と略同−径の湾曲面１０を
有する煙草受皿１１を斜上方の湾曲凹部９へ向けて固着
し、煙草１２の吸い目部分を湾曲凹部９へ載置し、煙草
１２の先方部を煙草受皿１１上に載置するようにする。

前記煙草受皿１１の前方に煙草１２と略同−径の煙草火
消管１３を垂設すると共に、該煙草火消管１３の内周面
下部適位置に煙草１２の落下防止用の突起１４を設けて
形成されている。

而して、本考案は前記構成より成９、自動車５が右−・
ンドルならば、前記湾曲凹部９を正面にしてその右側に
位置する差込部３に差込折曲部４を掛止し、窓枠６へ引
掛部７を引掛けて使用する。

逆に左−・ンドルならば左側に位置する差込部３に差込
折曲部４を掛止して使用する。

そして、運転者が運転をしながら喫煙中に於て、煙草１
２を置く必要が生じた時は、煙草１２を湾曲凹部９及び
煙草受皿１１上に静かに載置してもよいし、また受箱１
の上部へ向い投入れても湾曲凹部９と煙草受皿１１の湾
曲面によって煙草１２が受止められ、煙草１２が回転し
て落下するということがなく、極めて自然に湾曲凹部９
と煙草受皿１１上に載置されるのである。

更に火消しの必要があるときは、煙草火消管１３に煙草
１２を差込めば煙草火消管１３内の酸素が欠乏して煙草
１２の火が消えるのである。

本考案は上述のように、受箱１の外周対称位置に夫々空
隙部２を有して差込部３を固定すると共に、差込折曲部
４と引掛部７とを有する取付片８を形成して、差込折曲
部４を介して差込部３に着脱自在に形成し、且受箱１の
上周縁部に湾曲凹部９を設け、且該湾曲凹部９の同一軸
線上前方斜下方の受箱１の内周面に湾曲面１０を有する
煙草受皿１１を湾曲凹部９へ向けて固定する一方、該煙
草受皿１１に煙草火消管１３を垂設し、且煙草火消管１
３の内周面下部適位置に突起１４を設けたから、運転走
行中に喫煙するに際し、前方に種々の変化、その他の危
険な状態を生じた際にも、窓から道路に煙草１２を投捨
てることもなく処理できるので、道路等への投捨て防止
の役を果すと共に、喫煙中何回かの置き煙草の際、受箱
１上へ投げ込む等の比較的荒い動作でも、煙草１２は湾
曲凹部９及び煙草受皿１１上に載置され、然ももみ消す
等の動作を要せず、煙草１２を煙草火消管１３内に差込
むことによって簡単確実に消火できるのである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示す一部切欠斜視図である。 １・・・受箱、２・・・空隙部、３・・・差込部、４・
・・差込折曲部、７・−・引掛部、８・・・取付片、９
・・・湾曲凹部、１０・・・湾曲面、１１・・・煙草受
皿、１３・・・煙草火消管、１４・・・突起。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 受箱１の外周対称位置に夫々空隙部２を有して差込部３
   を固定すると共に、差込折曲部４と引掛部７とを有する
   取付片８を形成して、差込折曲部４を介して差込部３に
   着脱自在に形成し、且受箱１の上周縁部に湾曲凹部９を
   設け、且該湾曲凹部９の同一軸線上前方斜下方の受箱１
   の内周面に湾曲面１０を有する煙草受皿１１を湾曲凹部
   ９へ向けて固定する一方、該煙草受皿１１に煙草火消管
   １３を垂設し、且煙草火消管１３の内周面下部適位置に
   突起１４を設けて成る自動車運転者用灰朋。