JPS58101054A - ポリアミド系複合二軸配向フイルム - Google Patents
ポリアミド系複合二軸配向フイルムInfo
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- JPS58101054A JPS58101054A JP56198868A JP19886881A JPS58101054A JP S58101054 A JPS58101054 A JP S58101054A JP 56198868 A JP56198868 A JP 56198868A JP 19886881 A JP19886881 A JP 19886881A JP S58101054 A JPS58101054 A JP S58101054A
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- nylon
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ポリアミド系複合二軸配向フィルムに関する
ものである。
ものである。
従来、アセテートフィルムは、易引裂性にすぐれ、かつ
、適度な強靭性があり、耐アルコール溶剤性があるため
、粘着テープ基材用途・映写フィルム基栃用途のように
、易引裂性と強靭性の両立が要請される用途でtかつ、
アルコール溶剤系バインダを塗布するが故に、耐アルコ
ール溶剤性が要請される用途に利用されてきた。しかし
、アセテートフィルムは溶液流延法で製膜されるため。
、適度な強靭性があり、耐アルコール溶剤性があるため
、粘着テープ基材用途・映写フィルム基栃用途のように
、易引裂性と強靭性の両立が要請される用途でtかつ、
アルコール溶剤系バインダを塗布するが故に、耐アルコ
ール溶剤性が要請される用途に利用されてきた。しかし
、アセテートフィルムは溶液流延法で製膜されるため。
製膜速度が遅い欠点があった。そこで、高速製膜に好適
な溶融押出法で製膜できるポリマクたとえば、ポリプロ
ピレン、ポリエチレンテレフタレートや脂肪族ポリアミ
ド(ナイロン−6、ナイロン−66など)の二軸配向フ
ィルムが提案されてきたが、アセテートフィルムの如き
易引裂性と強靭性の両立は非常に難しい、という欠点が
あった。
な溶融押出法で製膜できるポリマクたとえば、ポリプロ
ピレン、ポリエチレンテレフタレートや脂肪族ポリアミ
ド(ナイロン−6、ナイロン−66など)の二軸配向フ
ィルムが提案されてきたが、アセテートフィルムの如き
易引裂性と強靭性の両立は非常に難しい、という欠点が
あった。
本発明の目的は、上記欠点を解消せしめ、易引裂性・強
靭性・耐アルコール溶剤性にすぐれたポリアミド系複合
二軸配向フィルムを提供せんとするものである。
靭性・耐アルコール溶剤性にすぐれたポリアミド系複合
二軸配向フィルムを提供せんとするものである。
本発明は、上記目的を達成するため2次の構成。
すなわち、ポリへキサメチレンイソフタラミドまたはへ
キサメチレンイソフタラミドテレフタラミド共重合体の
層(A)と、結晶性脂肪族ポリアミドの層(B)が、
B / A / Bの順に6層に複合されてなりtか
つt下記の各層、すなわち。
キサメチレンイソフタラミドテレフタラミド共重合体の
層(A)と、結晶性脂肪族ポリアミドの層(B)が、
B / A / Bの順に6層に複合されてなりtか
つt下記の各層、すなわち。
(1) シャルピー衝撃強度:
15〜1o o kg−an/mm
(2)長手方向の伸度:
10〜70q6
を有することを特徴とするポリアミド系複合二軸配向フ
ィルムである。
ィルムである。
本発明における層(A)とは、ポリへキメチレンイソフ
タラミド(以下、ナイロン−6エと略記する)またはへ
キサメチレンイソフタラミドテレフタラミド共重合体(
以下、ナイロン−6エ/6Tと略記する)からなる。
タラミド(以下、ナイロン−6エと略記する)またはへ
キサメチレンイソフタラミドテレフタラミド共重合体(
以下、ナイロン−6エ/6Tと略記する)からなる。
本発明におけるナイロン−6エとは、ヘキサメチレンジ
アミンと、インフタル酸を50モルチ以上含むカルボ/
酸を用いて2通常の縮合法により作ることができる。芳
香族ポリアミドである。
アミンと、インフタル酸を50モルチ以上含むカルボ/
酸を用いて2通常の縮合法により作ることができる。芳
香族ポリアミドである。
また1本発明におけるナイロン−6工/6 Tとは。
ヘキサメチレンイノフタラミド(6エ)とへキサメチレ
ンテレフタラミド(6T)を共重合重量比が6エ/6T
=80/20〜60/40の範囲で共重合して作る。芳
香族ポリアミドである。
ンテレフタラミド(6T)を共重合重量比が6エ/6T
=80/20〜60/40の範囲で共重合して作る。芳
香族ポリアミドである。
なお2本発明における層(A)には、上記二種の芳香族
ポリアミドと混合して効果を損なわない範囲の量の結晶
性脂肪族ポリアミドを混合してもよい。ここで言う結晶
性脂肪族ポリアミドとは後述する層CB)に用いられる
ものと同じ定義であり。
ポリアミドと混合して効果を損なわない範囲の量の結晶
性脂肪族ポリアミドを混合してもよい。ここで言う結晶
性脂肪族ポリアミドとは後述する層CB)に用いられる
ものと同じ定義であり。
ナイロン−6、ナイロン−66、ナイロン−610゜ナ
イロン−11,ナイロン−12,ナイロン−6/66共
重合体などが挙げられ、混合上限は20wt%が望まし
い。2%wt%を越えて混合すると、易引裂性を悪くせ
しめる。
イロン−11,ナイロン−12,ナイロン−6/66共
重合体などが挙げられ、混合上限は20wt%が望まし
い。2%wt%を越えて混合すると、易引裂性を悪くせ
しめる。
また2本発明における層(B)とは、結晶性脂肪族ポリ
アミドからなる。このポリアミドとしてはいわゆる結晶
性のナイロン−l、ナイロン−n、m又はこれらの共重
合体が用いられ、その具体例としては、ナイロン−6、
ナイロン−66、ナイロン−610,ナイロン−11,
ナイロン−12,ナイロン−6/66共重合体などがあ
る。 通常、結晶融解点が150〜250℃の範囲のも
のが用いられる。
アミドからなる。このポリアミドとしてはいわゆる結晶
性のナイロン−l、ナイロン−n、m又はこれらの共重
合体が用いられ、その具体例としては、ナイロン−6、
ナイロン−66、ナイロン−610,ナイロン−11,
ナイロン−12,ナイロン−6/66共重合体などがあ
る。 通常、結晶融解点が150〜250℃の範囲のも
のが用いられる。
勿論、上記各層の各ポリアミドには、ポリアミド樹脂に
添加することで知られる全ゆる種類の添加剤が添加され
ていてよい。
添加することで知られる全ゆる種類の添加剤が添加され
ていてよい。
本発明では、複合構成が、B/A/Bの3層構成でB層
が外層、A層が内層でなければならない。
が外層、A層が内層でなければならない。
A / B / Aの6層構成では、耐アルコール溶剤
性がないし、また、B/Aの2層構成では、カールした
り、耐アルコール溶剤性がない。
性がないし、また、B/Aの2層構成では、カールした
り、耐アルコール溶剤性がない。
本発明複合二軸配向フィルム、Fi、、 シャルピー衝
撃強度の値が15〜100kg−幅一、好ましくは。
撃強度の値が15〜100kg−幅一、好ましくは。
20〜80鞄・an/mmの範囲になければならない。
15沌・帷−未満、好ましくは、 20 kg、−7
wm未満だと、易引裂性は十分であるがt脆すぎるため
強靭性に欠け、一方、 100 kg−am/mn、好
ましくは。
wm未満だと、易引裂性は十分であるがt脆すぎるため
強靭性に欠け、一方、 100 kg−am/mn、好
ましくは。
80 kg−,7−を越えると1強靭性はあるが易引裂
性に欠ける。
性に欠ける。
本発明フィルムにおいては、フィルムの長手方向(すな
わち縦方向、以下MDと略記)の伸度が10〜70%、
好4しくけ、20〜60tIJの範囲になければな
らない。10チ、好ましくは、20%未満だと2強靭性
が不足となり、加工作業時にテンションが過多に負荷さ
れたとき、破断するトラブルとな9.一方、70ts、
好tLl、60%t−超えると易引裂性に欠ける。
わち縦方向、以下MDと略記)の伸度が10〜70%、
好4しくけ、20〜60tIJの範囲になければな
らない。10チ、好ましくは、20%未満だと2強靭性
が不足となり、加工作業時にテンションが過多に負荷さ
れたとき、破断するトラブルとな9.一方、70ts、
好tLl、60%t−超えると易引裂性に欠ける。
本発明フィルムにおいては、全厚みが1D〜60μmの
範囲にあることが、適度な腰を発現せしめる上で望まし
い。また2つの各外層の厚みの和が。
範囲にあることが、適度な腰を発現せしめる上で望まし
い。また2つの各外層の厚みの和が。
2μm以上、好ましくは4μm以上あることは1本発明
フィルムに耐アルコール溶剤性を付与する点で望ましい
。また、各外層の厚み比率を、0.6〜1.5の範囲、
好ましくは、1.0に近い値にすることは1本発明フィ
ルムのカール現象を少なくする点で望ましい。
フィルムに耐アルコール溶剤性を付与する点で望ましい
。また、各外層の厚み比率を、0.6〜1.5の範囲、
好ましくは、1.0に近い値にすることは1本発明フィ
ルムのカール現象を少なくする点で望ましい。
本発明フィルムにおいては、さらに、透明性が良いこと
が望ましい。ここで「透明性が良い」とは、ヘイズが−
低く、かつ、光沢度が高いことである。本発明フィルム
では、ヘイズが0.5〜1.5%。
が望ましい。ここで「透明性が良い」とは、ヘイズが−
低く、かつ、光沢度が高いことである。本発明フィルム
では、ヘイズが0.5〜1.5%。
光沢度が130fi以上、好ましくは140%以上の範
囲にそれぞれなることが好ましい。
囲にそれぞれなることが好ましい。
次に2本発明フィルムの製造方法の大要を述べるが、必
ずしもこれに限定されるものではない。
ずしもこれに限定されるものではない。
層(A)をなすナイロン−6エまたはナイロン−6I/
6Tを1台の押出機に投入し9層(B)をなす結晶性脂
肪族ポリアミドをもう1台の押出機に投入しt両方の原
料を、220〜275℃に加熱溶融せしめ9次いで管内
流路にて1合流器を用いて。
6Tを1台の押出機に投入し9層(B)をなす結晶性脂
肪族ポリアミドをもう1台の押出機に投入しt両方の原
料を、220〜275℃に加熱溶融せしめ9次いで管内
流路にて1合流器を用いて。
厚さ方向にB層が外層、A層が内層となるように6層に
複合し2口金からシート状に押出吐出せしめる。口金か
ら吐出されて軟化状態にあるシートは9次いで、冷却ド
ラムに巻きつけて急冷される。
複合し2口金からシート状に押出吐出せしめる。口金か
ら吐出されて軟化状態にあるシートは9次いで、冷却ド
ラムに巻きつけて急冷される。
ドラムの表面温度は45〜55℃が−望ましい。こうし
て3層複合未延伸シートを得る。次いで、この未延伸シ
ートを二軸延伸して二軸配向フィルムとする。この二軸
延伸の方法は、公知のチューブラ−イソフレージョン法
、テンター同時二軸延伸法。
て3層複合未延伸シートを得る。次いで、この未延伸シ
ートを二軸延伸して二軸配向フィルムとする。この二軸
延伸の方法は、公知のチューブラ−イソフレージョン法
、テンター同時二軸延伸法。
ロールとテンターによる。所謂、逐次二軸延伸法のいづ
れでもよい。ここでは、説明の簡略化のため、逐次二軸
延伸法によって説明する。先ず2周速差のあるロール群
を用いて延伸温度40〜12゜℃、延伸倍率135〜4
,5倍、好ましくは、2.0〜6.5倍の範囲でフィル
ムの縦方向(すなわち走行方向、以下MDと略称する)
に延伸する。ここで重要なことは、延伸温度が120℃
を越えると1層(B)の結晶性脂肪族ポリアミドの結晶
化が進んで。
れでもよい。ここでは、説明の簡略化のため、逐次二軸
延伸法によって説明する。先ず2周速差のあるロール群
を用いて延伸温度40〜12゜℃、延伸倍率135〜4
,5倍、好ましくは、2.0〜6.5倍の範囲でフィル
ムの縦方向(すなわち走行方向、以下MDと略称する)
に延伸する。ここで重要なことは、延伸温度が120℃
を越えると1層(B)の結晶性脂肪族ポリアミドの結晶
化が進んで。
最終フィルムが強靭性を欠く結果になる点、および、延
伸倍率が1.5倍、好ましくは2.0倍未満だと、最終
フィルムが易引裂性を欠く結果となるので作意を要する
。次いで、このMD−軸延伸フィルムをテンター内に送
り込み、クリップに把持しつつ、まず予熱し1次いでフ
ィルムの幅方向(すなわち横方向、以下TDと略称する
)に延伸する。
伸倍率が1.5倍、好ましくは2.0倍未満だと、最終
フィルムが易引裂性を欠く結果となるので作意を要する
。次いで、このMD−軸延伸フィルムをテンター内に送
り込み、クリップに把持しつつ、まず予熱し1次いでフ
ィルムの幅方向(すなわち横方向、以下TDと略称する
)に延伸する。
このTD延伸条件としては、予熱温度100〜135’
c、延伸温度115〜150℃、延伸倍率1.5〜4.
5倍の各範囲が望ましい。以上に述べたようにして二軸
延伸されたフィルムを、同じくテンター内においてクリ
ップに把持したまま熱処理して二軸配向を固定せしめる
。、この熱処理条件としては、熱処理温度180〜21
0℃、好ましくは185〜205℃、熱処理時間3〜1
0秒間、TD弛緩率0〜10チの各範囲が望ましい。こ
の熱処理条件のうちで特に本発明フィルム製造上で重要
な条件はt熱処理温度である。すなわち、熱処理温度が
180℃、好ましくは、185℃よ抄低いと、最終フィ
ルムが易引裂性に欠ける結果となり、一方を熱処理温度
が210℃、好ましくは、205℃より高いと、最終フ
ィルムが強靭性に欠ける結果となる。
c、延伸温度115〜150℃、延伸倍率1.5〜4.
5倍の各範囲が望ましい。以上に述べたようにして二軸
延伸されたフィルムを、同じくテンター内においてクリ
ップに把持したまま熱処理して二軸配向を固定せしめる
。、この熱処理条件としては、熱処理温度180〜21
0℃、好ましくは185〜205℃、熱処理時間3〜1
0秒間、TD弛緩率0〜10チの各範囲が望ましい。こ
の熱処理条件のうちで特に本発明フィルム製造上で重要
な条件はt熱処理温度である。すなわち、熱処理温度が
180℃、好ましくは、185℃よ抄低いと、最終フィ
ルムが易引裂性に欠ける結果となり、一方を熱処理温度
が210℃、好ましくは、205℃より高いと、最終フ
ィルムが強靭性に欠ける結果となる。
なお、上記逐次二軸延伸法の場合も、または、先に述べ
た他の公知の二軸延伸法で本発明を実施する場合でも1
面積延伸倍率(MDの延伸倍率XTDの延伸倍率)は、
3〜15倍、好ましくは。
た他の公知の二軸延伸法で本発明を実施する場合でも1
面積延伸倍率(MDの延伸倍率XTDの延伸倍率)は、
3〜15倍、好ましくは。
8〜1−2倍が望ましい。面積延伸倍率が3倍、好まし
くは、8倍未満だと易引裂性が悪く、一方。
くは、8倍未満だと易引裂性が悪く、一方。
15倍、好ましくは、12倍を超えると、製膜中に破れ
たりして、安定な製膜ができにくくなる。
たりして、安定な製膜ができにくくなる。
以上のようにして製造されたこ軸配向フィルムは9次い
で2表面易接着性が要求される場合には。
で2表面易接着性が要求される場合には。
片面または両面に物理化学的表面処理を付加してもよい
。
。
以上に述べたように1本発明は1層(B)7層(A)7
層(B)とした三層構成の二軸配向フィルムで。
層(B)とした三層構成の二軸配向フィルムで。
特定のシャルピー衝撃強度、特定のMD伸度としたので
、易引裂性と強靭性が両立しており、かつ。
、易引裂性と強靭性が両立しており、かつ。
耐アルコール溶剤性があるという、すぐれた効果を有す
るものでありp従って2粘着テープ用基材、や映写用フ
ィルム基材などとして有用となる。
るものでありp従って2粘着テープ用基材、や映写用フ
ィルム基材などとして有用となる。
次にフィルム特性の測定評価方法を以下にまとめて示す
。
。
(1) シャルピー衝撃強度:
フィルムからMDlocmxTDiallに試験片を切
り出し、東洋精機製シャルピー衝撃試験機にセットして
、J工S −B −7722に準じて破断エネルギー(
単位:lcg−z)を測定し。
り出し、東洋精機製シャルピー衝撃試験機にセットして
、J工S −B −7722に準じて破断エネルギー(
単位:lcg−z)を測定し。
この数値をフィルムの単位厚み(単位二m)で除して算
出した。単位は1kg−aIl/1QIXI0+2)M
D伸度; ASTM−D−882に準じてMD方向の破断伸度を測
定した。単位は、チ。
出した。単位は1kg−aIl/1QIXI0+2)M
D伸度; ASTM−D−882に準じてMD方向の破断伸度を測
定した。単位は、チ。
(3)厚さ:
フイルムヲ、パラフィン/エチルセルロ−ス/ステアリ
ン酸=2/1/1で包埋し、ミクロトームで約7μmの
断面としてマイクロスリットし、スライドガラス上に乗
せ、カバーガラスをし、キシレンでマウントし2次いで
流動パラフィンでマウントし直し2日本光学製位相差顕
微鏡S −Ke■型で断面観察して測定した。単位は9
μm0 (4) 耐アルコール溶剤性: M D 5 an x T D 5 an角の正方形フ
ィルム試験片1枚を、メタノール中に20分間浸漬し。
ン酸=2/1/1で包埋し、ミクロトームで約7μmの
断面としてマイクロスリットし、スライドガラス上に乗
せ、カバーガラスをし、キシレンでマウントし2次いで
流動パラフィンでマウントし直し2日本光学製位相差顕
微鏡S −Ke■型で断面観察して測定した。単位は9
μm0 (4) 耐アルコール溶剤性: M D 5 an x T D 5 an角の正方形フ
ィルム試験片1枚を、メタノール中に20分間浸漬し。
メタノールの浸蝕、フィルム膨潤によって生ずる。フィ
ルムの「白化現象」の有無を、耐拳 アルコール溶剤性の評価とした。
ルムの「白化現象」の有無を、耐拳 アルコール溶剤性の評価とした。
○:白化現象が無し。
×:白化現象が有り。
(5)ヘイズ:
ASTM−D −1005−52に準じて、フィルム1
枚あたりのヘイズを測定した。単位は。
枚あたりのヘイズを測定した。単位は。
チ0
(6)光沢度:
ASTM−D−2457に従い、20℃、65チRHの
雰囲気中で測定した。単位は、俤。
雰囲気中で測定した。単位は、俤。
(7)実用カット性:
実用カット性とはt易引裂性と強靭性の両立を示すもの
である。具体的な評価法としては、粘着テープ製品とな
して後、アセテートフィルム用に市販されているディス
ペンサーを用いてカット性を測定するものである。粘着
テープは、易接着表面処理した二軸配向フィルムに、バ
インダ(樹脂組成ニアクリル酸エステル・メタクリル酸
エステル共重合体。
である。具体的な評価法としては、粘着テープ製品とな
して後、アセテートフィルム用に市販されているディス
ペンサーを用いてカット性を測定するものである。粘着
テープは、易接着表面処理した二軸配向フィルムに、バ
インダ(樹脂組成ニアクリル酸エステル・メタクリル酸
エステル共重合体。
溶剤組成:メタノール20重量%と酢酸エチル80重量
係)を塗布し、100℃、30秒間乾燥させ、かくして
得られたロールをスリットして18mm幅の粘着テープ
となし、これを。
係)を塗布し、100℃、30秒間乾燥させ、かくして
得られたロールをスリットして18mm幅の粘着テープ
となし、これを。
3インチ直径の紙管に35m長さ分を巻き上げて、粘着
テープ製品とした。
テープ製品とした。
評価基準:
○: 1000回ディスペンサーでカットしたうちでの
ミスカット回数が5回未 満のもの。
ミスカット回数が5回未 満のもの。
×二上記において−ミスカット回数が5回以上のもの。
次に実施例に基づいて本発明の実施態様を説明する。
実施例1゜
A層の原料として、ヘキサメチレンジアミンとイソフタ
ル酸から、常法により重合して得たナイロン−6工試作
チップ(98係硫酸中・25℃での相対粘度:24)を
用いた。
ル酸から、常法により重合して得たナイロン−6工試作
チップ(98係硫酸中・25℃での相対粘度:24)を
用いた。
B層の原料として、東しく株)製のナイロン−6チツプ
:1アミラン”CM−1021T (9B係硫酸中・2
5℃での相対粘度:3.4)を用いた。
:1アミラン”CM−1021T (9B係硫酸中・2
5℃での相対粘度:3.4)を用いた。
1台の押出機にナイロン−6エを供給し、225℃に加
熱溶融せしめた。一方、もう1台の押出機にナイロン−
6を供給し、275℃に加熱溶融せしめた。両溶融原料
を、管内流路にて、260℃に保たれた合流器を用いて
合流させ、厚さ方向にナイロン−6/ナイロン−6エ/
ナイロン−6なる3層複合状態で口金から押出吐出せし
め9表面温度が50℃の冷却ドラムに巻きつけ1次いで
これを。
熱溶融せしめた。一方、もう1台の押出機にナイロン−
6を供給し、275℃に加熱溶融せしめた。両溶融原料
を、管内流路にて、260℃に保たれた合流器を用いて
合流させ、厚さ方向にナイロン−6/ナイロン−6エ/
ナイロン−6なる3層複合状態で口金から押出吐出せし
め9表面温度が50℃の冷却ドラムに巻きつけ1次いで
これを。
ロール群で90℃に加熱しつつ1周速差をもたせたロー
ル間で、2.5倍MD延伸した。次に、このMD−軸延
伸フィルムをテンター内に送り込み、130℃に予熱せ
しめ、延伸温度145℃で4,0倍、 TD延伸した。
ル間で、2.5倍MD延伸した。次に、このMD−軸延
伸フィルムをテンター内に送り込み、130℃に予熱せ
しめ、延伸温度145℃で4,0倍、 TD延伸した。
次いでこの二軸延伸フィルムを、同じくテンター内にお
いて、190℃で5秒間、5チのTD弛緩率を許しつつ
熱処理した。こうして得た厚み構成がB層 A層 B
= 5.5 μm150 μm15.5 ttmの6層
複合二軸配向フィルムについて測定評価した結果を第1
表に示した。
いて、190℃で5秒間、5チのTD弛緩率を許しつつ
熱処理した。こうして得た厚み構成がB層 A層 B
= 5.5 μm150 μm15.5 ttmの6層
複合二軸配向フィルムについて測定評価した結果を第1
表に示した。
次いで、このフィルムの片面にコロナ放電処理し、臨界
表面張力を50ダイン/a11とし、処理面にバインダ
を塗布し、粘着テープ製品となし、実用カット性の評価
を行ない、その結果を同じく第1表に示した。
表面張力を50ダイン/a11とし、処理面にバインダ
を塗布し、粘着テープ製品となし、実用カット性の評価
を行ない、その結果を同じく第1表に示した。
第1表から明らかのように、シャルピー衝撃強度とMD
伸度がともに所定の範囲内になり、易引裂性と強靭性が
両立し、そのことを示す実用カット性が良くなっている
。
伸度がともに所定の範囲内になり、易引裂性と強靭性が
両立し、そのことを示す実用カット性が良くなっている
。
比較例1.〜4゜
実施例1において、テンタ内での熱処理温度を。
165℃、175℃、213℃、215℃で製膜した例
を、各々、比較例1. 2. 3. 4とした。それら
フィルムについて測定評価した結果を第一1表に示した
。厚み構成は、実施例1と同じになった。第1表から明
らかなように、全比較例とも実用カット性が悪かった。
を、各々、比較例1. 2. 3. 4とした。それら
フィルムについて測定評価した結果を第一1表に示した
。厚み構成は、実施例1と同じになった。第1表から明
らかなように、全比較例とも実用カット性が悪かった。
その原因は、比較例1ではシャルピー衝撃強度とMD方
向伸度の両方ともが所定の範囲からはずれたためであり
、比較例2ではシャルピー衝撃強度が所定の範囲からは
ずれたためであり、比較例3ではMD伸度が所定の範囲
からはずれただめであり、比較例4ではシャルピー衝撃
強度が所定の範囲からはずれたためである。
向伸度の両方ともが所定の範囲からはずれたためであり
、比較例2ではシャルピー衝撃強度が所定の範囲からは
ずれたためであり、比較例3ではMD伸度が所定の範囲
からはずれただめであり、比較例4ではシャルピー衝撃
強度が所定の範囲からはずれたためである。
比較例5゜
実施例1において、ナイロン−6(すなわち外層)の供
給押出機の吐出量を下げて、最終フイルムノ層厚み構成
がB / A / B = 0.5 am730 μm
10.5 amのフィルムを得た。そのフィルムについ
て測定評価した結果を第1表に示した。第1表から明ら
かのように、実用カット性は良いものの、耐アルコール
溶剤性が悪くなっていた。
給押出機の吐出量を下げて、最終フイルムノ層厚み構成
がB / A / B = 0.5 am730 μm
10.5 amのフィルムを得た。そのフィルムについ
て測定評価した結果を第1表に示した。第1表から明ら
かのように、実用カット性は良いものの、耐アルコール
溶剤性が悪くなっていた。
実施例2
A層原料としてナイロン−6エ/6T(共重合重量比6
エ/6T=60/40.98%硫酸中・25℃での相対
粘度2.1)を用いた。B%原料の結晶性脂肪族ポリア
ミドは、実施例1と同じナイロン−6を用いた。先ず1
台の押出機にナイロン−6エ/6Tを供給し、260℃
に加熱溶融せしめた。一方、もう1台の押出機にナイロ
ン−6を供給し、275℃に加熱溶融せしめた。固溶融
物を260℃で合流複合せしめたのち、260℃の口金
から1層Aがナイロン−6工/6T1層Bがナイロン−
6からなる厚さ方向に3層の複合シート状として押出し
吐出せしめ2表面温度46℃の冷却ドラムに巻き付けた
。
エ/6T=60/40.98%硫酸中・25℃での相対
粘度2.1)を用いた。B%原料の結晶性脂肪族ポリア
ミドは、実施例1と同じナイロン−6を用いた。先ず1
台の押出機にナイロン−6エ/6Tを供給し、260℃
に加熱溶融せしめた。一方、もう1台の押出機にナイロ
ン−6を供給し、275℃に加熱溶融せしめた。固溶融
物を260℃で合流複合せしめたのち、260℃の口金
から1層Aがナイロン−6工/6T1層Bがナイロン−
6からなる厚さ方向に3層の複合シート状として押出し
吐出せしめ2表面温度46℃の冷却ドラムに巻き付けた
。
次いで115℃で2.5倍、ロールを用いてMD延伸し
1次いでテンター内に送り込み、160℃に予熱せしめ
、140℃で4,0倍TD[伸した。次いでこれを、同
じくテンター内で205℃にて5秒間、5チのTD弛緩
を許しつつ熱処理した。以上で得たフィルムの層厚み構
成は、B/A/B=3μm / 20μm75μmであ
った。このフィルムの測定評価結果を第1表に示した。
1次いでテンター内に送り込み、160℃に予熱せしめ
、140℃で4,0倍TD[伸した。次いでこれを、同
じくテンター内で205℃にて5秒間、5チのTD弛緩
を許しつつ熱処理した。以上で得たフィルムの層厚み構
成は、B/A/B=3μm / 20μm75μmであ
った。このフィルムの測定評価結果を第1表に示した。
実施例2から明らかなようにt内層がナイロン−6エ/
6Tの本発明フィルムは。
6Tの本発明フィルムは。
実施例1と同様に、易引裂性と強靭性が両立し。
実用カット性があり、かつす耐アルコール溶剤性にすぐ
れていることが判明した0
れていることが判明した0
Claims (1)
- (1) ポリへキサメチレンイソフタラミドまたはへ
キサメチレンイソフタラミドテレフタラミド共重合体の
層(A)と、結晶性脂肪族ポリアミドの層CB)が、B
/A/Bの順に3層に複合されてなり。 かつ、下記の各値を有することを特徴とする。ポリアミ
”ド系複合二軸配向フィルム。 0) シャルピー衝撃強度: 15〜100 kg−cm/m (ロ)長手方向の伸度: 10〜70%
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56198868A JPS58101054A (ja) | 1981-12-10 | 1981-12-10 | ポリアミド系複合二軸配向フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56198868A JPS58101054A (ja) | 1981-12-10 | 1981-12-10 | ポリアミド系複合二軸配向フイルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58101054A true JPS58101054A (ja) | 1983-06-16 |
Family
ID=16398254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56198868A Pending JPS58101054A (ja) | 1981-12-10 | 1981-12-10 | ポリアミド系複合二軸配向フイルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58101054A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5053259A (en) * | 1988-08-23 | 1991-10-01 | Viskase Corporation | Amorphous nylon copolymer and copolyamide films and blends |
JP2016047933A (ja) * | 2008-04-21 | 2016-04-07 | エルジー・ケム・リミテッド | 粘着フィルム及びこれを使用したバックグラインディング方法 |
-
1981
- 1981-12-10 JP JP56198868A patent/JPS58101054A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5053259A (en) * | 1988-08-23 | 1991-10-01 | Viskase Corporation | Amorphous nylon copolymer and copolyamide films and blends |
US5344679A (en) * | 1988-08-23 | 1994-09-06 | Viskase Corporation | Amorphous nylon copolymer and copolyamide films and blends |
US5480945A (en) * | 1988-08-23 | 1996-01-02 | Viskase Corporation | Amorphous nylon copolymer and copolyamide films and blends |
JP2016047933A (ja) * | 2008-04-21 | 2016-04-07 | エルジー・ケム・リミテッド | 粘着フィルム及びこれを使用したバックグラインディング方法 |
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