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JPH1196787A - ピークホールド回路およびそれを備える赤外線通信装置 - Google Patents

ピークホールド回路およびそれを備える赤外線通信装置

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Publication number
JPH1196787A
JPH1196787A JP9253811A JP25381197A JPH1196787A JP H1196787 A JPH1196787 A JP H1196787A JP 9253811 A JP9253811 A JP 9253811A JP 25381197 A JP25381197 A JP 25381197A JP H1196787 A JPH1196787 A JP H1196787A
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peak
output
hold
transistor
hold circuit
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Application number
JP9253811A
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Takanori Okuda
隆典 奥田
Seiichi Yokogawa
成一 横川
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Priority to TW087112937A priority patent/TW394953B/zh
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Priority to DE69838528T priority patent/DE69838528T2/de
Priority to EP98306518A priority patent/EP0903751B1/en
Priority to EP05076622A priority patent/EP1615359B1/en
Priority to DE69831908T priority patent/DE69831908T2/de
Priority to KR1019980033730A priority patent/KR100324880B1/ko
Priority to CNB981186459A priority patent/CN1317835C/zh
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    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H03G3/00Gain control in amplifiers or frequency changers
    • H03G3/20Automatic control
    • H03G3/30Automatic control in amplifiers having semiconductor devices
    • H03G3/3084Automatic control in amplifiers having semiconductor devices in receivers or transmitters for electromagnetic waves other than radiowaves, e.g. lightwaves
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/01Shaping pulses
    • H03K5/08Shaping pulses by limiting; by thresholding; by slicing, i.e. combined limiting and thresholding
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    • H03K5/084Shaping pulses by limiting; by thresholding; by slicing, i.e. combined limiting and thresholding with an adaptive threshold modified by switching, e.g. by a periodic signal or by a signal in synchronism with the transitions of the output signal
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03KPULSE TECHNIQUE
    • H03K5/00Manipulating of pulses not covered by one of the other main groups of this subclass
    • H03K5/153Arrangements in which a pulse is delivered at the instant when a predetermined characteristic of an input signal is present or at a fixed time interval after this instant
    • H03K5/1532Peak detectors

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  • Nonlinear Science (AREA)
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  • Optical Communication System (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線受信装置の検波レベルの作成などに用
いられるピークホールド回路PHにおいて、ホールドコ
ンデンサCのリセットによる誤動作を防止する。 【解決手段】 ピークホールド部21の比較器CMP1
は、入力信号と出力信号とを比較し、入力信号が高いと
きには充電電流I1をコンデンサCに供給する。コンデ
ンサCはまた、放電電流I2によって放電されている。
入力切換えなどによってリセット動作が行われるときに
は、リセット部22の比較器CMP2は、比較器CMP
1の電流駆動量、すなわち充電電流をI4だけ増加し、
放電電流もI3だけ増加させる。I4>I1かつI3>
I2であるので、ピークホールド部21は、リセット時
には応答速度が速く、すなわち時定数が小さくなって、
電荷を瞬時に放電させた場合に生じるようなホールド値
の落込みを防止しつつ、コンデンサCのホールド値を速
やかに初期レベルに復帰させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピークホールド回
路およびそれを備える赤外線通信装置に関し、特に、入
力信号レベルの変化に対する誤動作の防止に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図8は、一般的な赤外線受信装置1の電
気的構成を示すブロック図である。送信装置からの赤外
光は、フォトダイオードdによって光電変換され、前置
アンプa1から結合コンデンサc0を介して、交流成分
が利得可変のアンプa2に入力される。アンプa2の出
力は、抵抗r1,r2で分圧されてピークホールド回路
ph1へ入力される。ピークホールド回路ph1は、比
較的短時間の時定数を有し、入力信号のピーク値をホー
ルドコンデンサc1によってホールドする。
【0003】前記ピークホールド回路ph1のホールド
値は、分圧抵抗r3,r4によって分圧されて、比較器
cmp1の反転入力端子に入力される。比較器cmp1
の非反転入力端子には、前記分圧抵抗r1,r2を介す
るアンプa2の出力が与えられており、比較器cmp1
の出力は、出力トランジスタq1のベースに与えられ
る。出力トランジスタq1のコレクタは、抵抗r5を介
してハイレベルVccの電源ラインに接続されるととも
に、出力端子p0に接続されており、エミッタは接地さ
れている。
【0004】また、前記アンプa2からの出力は、比較
的長時間の時定数を有するピークホールド回路ph2に
入力されており、ホールドコンデンサc2のホールド値
は、比較器cmp2の非反転入力端子に入力されてい
る。前記比較器cmp2の反転入力端子には、予め定め
る基準電圧vref1が与えられており、比較器cmp
2は、ピークホールド回路ph2のホールド値が前記基
準電圧vref1より低いときにはアンプa2の利得を
増大し、高いときには減少するAGC信号を出力する。
したがって、このピークホールド回路ph2によって外
来光ノイズのピークレベルを捉え、そのレベルが前記基
準電圧vrf1より大きくなると、アンプa2のゲイン
を低下するAGC動作が行われる。
【0005】上述のように構成される赤外線受信装置1
では、図9(a)で示すようなフォトダイオードdの光
電変換出力は、アンプa1,a2によって、図9(b)
において、参照符α1で示すように増幅される。一方、
ピークホールド回路ph1のホールド値は、参照符α2
で示すようになるのに対して、抵抗r3,r4によるそ
の分圧出力である比較器cmp1の弁別レベルは、参照
符α3で示すようになる。したがって、出力端子p0に
は、比較器cmp1によって前記アンプa2の出力をピ
ークホールド回路ph1のホールド値の分圧値でレベル
弁別した弁別結果が、出力トランジスタq1および抵抗
r5で反転されて、図9(c)で示すようなローアクテ
ィブの受信信号波形が出力される。
【0006】上述のように構成される赤外線受信装置1
を用いる赤外線通信装置を時分割多元接続する場合、た
とえば図10で示すように、共通のホスト機2と多数の
子機3,3,…との間で通信を行うにあたって、ホスト
機2を受信装置とし、子機3を送信装置とする場合、各
子機3とホスト機2との間の距離や指向角によって、ホ
スト機2での受光レベルが大きく変動する。
【0007】したがって、比較的近距離やフォトダイオ
ードdの正面側に位置する子機の赤外光から、比較的遠
距離やフォトダイオードdの正面側でない子機からの赤
外光に切換えると、図11(a)で示すように、参照符
α1で示す受信信号のレベル変化に対して、ピークホー
ルドレベルが参照符α2で示すようにしか追従できず、
検波レベルが参照符α3で示すようにしか追従できな
い。すなわち、検波レベルが、近距離または正面側の子
機からの信号レベルに追従して大きくなったまま、信号
レベルの小さい遠距離または正面側でない子機からの信
号を受信するにあたって、所定の初期レベルL1に復帰
できておらず、比較器cmp1で弁別エラーが発生し、
図11(b)で示すように、出力波形に誤動作が生じる
という問題がある。
【0008】図12は、上述のような不具合を解決する
ことができる典型的な従来技術のピークホールド回路p
h11の電気的構成を示すブロック図である。入力端子
p1に入力された入力信号は、入力抵抗r11を介して
比較器cmp11の非反転入力端子に入力される。この
比較器cmp11の反転入力端子には、後述する比較器
cmp12から出力端子p2への出力が、帰還抵抗r1
2を介して入力されている。比較器cmp11は、入力
信号が出力信号より高いときには、抵抗r13およびダ
イオードd11を介してホールドコンデンサc11へ充
電電流を供給する。ホールドコンデンサc11には、前
記比較器cmp11からの充電電流よりも小さい電流値
の放電用の定電流源f11が並列に接続されている。ホ
ールドコンデンサc11の端子電圧は、バッファとして
機能する前記比較器cmp12を介して、出力端子p2
へ出力される。
【0009】一方、前記比較器cmp11の出力はま
た、抵抗r14を介して比較器cmp13の反転入力端
子に与えられており、この比較器cmp13の非反転入
力端子は、抵抗r15を介して接地されている。比較器
cmp13は、比較器cmp11からの出力がハイレベ
ルとなると、出力端子からコンデンサc12へローレベ
ルを出力する。また、このコンデンサc12の入力端
は、抵抗r16を介してハイレベルVsにプルアップさ
れている。したがって、比較器cmp13からローレベ
ルが出力されると、コンデンサc12は瞬時に放電を行
い、比較器cmp13の出力がオープンとなると、c1
2・r16の時定数で充電を行う。
【0010】コンデンサc12の端子電圧は、比較器c
mp14の非反転入力端子に入力されており、この比較
器cmp14は、前記コンデンサc12の端子電圧が反
転入力端子に入力される基準電圧vref11よりも高
いときにはハイレベルを出力し、そうでないときにはロ
ーレベルを出力する。前記比較器cmp14からの出力
は、抵抗r17,r18で分圧されて、トランジスタq
11のベースに与えられる。このトランジスタq11の
コレクタは、抵抗r19を介して前記ホールドコンデン
サc11の入力端に接続されており、エミッタは接地さ
れている。
【0011】したがって、比較器cmp14からの出力
がハイレベルである期間は、定電流源f11にトランジ
スタq11が並列に接続されて、ホールドコンデンサc
11の放電が行われ、前記初期レベルL1に維持され
る。
【0012】上述のように構成されるピークホールド回
路ph11では、図13(a)で示す入力信号波形に対
して、比較器cmp11の出力信号波形は、図13
(b)で示すようになり、比較器cmp13の出力信号
波形は、図13(c)で示すようになる。したがって、
前記時定数c12・r16および基準電圧vref11
を調整することによって、比較器cmp14において、
入力信号が検出されなくなったことを判定する判定タイ
ミングを遅らせ、入力信号が検出されなくなった時刻t
1から所定時間td経過後の時刻t2に、図13(d)
で示すようにトランジスタq11を導通してリセット動
作を行わせることによって、図13(e)で示すホール
ドコンデンサc11のホールド値を、前記初期レベルL
1にリセットすることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
るピークホールド回路ph11は、リセット動作時に
は、トランジスタq11を導通してホールドコンデンサ
c11の電荷を瞬時に放電させてしまうので、そのホー
ルド値は、図14(a)において参照符α2で示すよう
に、前記初期レベルL1よりも低下してしまう。図14
(a)において、前記図9(b)および図11(a)と
同様に、入力信号は参照符α1で示し、検波レベルは参
照符α3で示す。このため、前記比較器cmp1および
トランジスタq1などから成る出力回路で波形整形され
た出力は、図14(b)で示すようになり、エラーパル
スが発生してしまうという問題がある。
【0014】また、赤外線通信素子は携帯可能な情報通
信装置への搭載が進んでおり、小型低コスト化のため
に、受発光素子を一体で構成した双方向通信に対応可能
な素子が開発されている。図15に、双方向通信素子1
1の模式的構造を示す。この双方向通信素子11では、
送信側となる発光ダイオードと、それを駆動するための
集積回路とを搭載した基板12と、受信側となるフォト
ダイオードと、受信用集積回路とを搭載した基板13と
が、樹脂などによって一体で封止されている。
【0015】このような構成では、参照符14で示す通
信相手の通信素子への出力光の一部が、前記封止樹脂な
どを介して、参照符15で示すように受光素子側に回り
込んでしまい、前記ピークホールド回路ph2のホール
ド値が上昇し、前記AGC動作によってアンプa2の利
得が低下してしまうという問題がある。
【0016】すなわち、図16(a)で示すように、時
刻t11で送信信号の出力を停止して受信動作に切換わ
っても、ピークホールド回路ph2のホールド値は、図
16(c)で示すように上昇したままであり、前記基準
電圧vref1以下となる時刻t12から受信動作が可
能となり、図16(b)で示す通信相手からの送信信号
に対して、図16(d)で示すように、受信信号の波形
整形が開始される。このため、前記時刻t11〜t12
間で示す期間が信号を受信できない不感時間toffと
なり、通信装置のパフォーマンスが低下するという問題
がある。
【0017】前記不感時間toffは、ホールドコンデ
ンサc22の静電容量をc22とし、信号入力による該
ホールドコンデンサc22の電圧上昇分をΔvc22と
し、放電電流をicとするとき、 toFF=c22×Δvc22/ic …(1) で与えられる。
【0018】本発明の目的は、誤動作を防止し、パフォ
ーマンスを向上することができるピークホールド回路お
よびそれを備える赤外線通信装置を提供することであ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るピ
ークホールド回路は、ホールド手段が入力信号のピーク
値を捉え、入力切換えに伴うリセット信号を受信すると
リセット手段が前記ホールド手段のホールド値のリセッ
ト動作を行うようにしたピークホールド回路において、
前記リセット手段は、前記リセット信号を受信すると、
予め定める時間だけ、前記ホールド手段の応答速度を向
上させることを特徴とする。
【0020】上記の構成によれば、ホールドコンデンサ
の電荷を、スイッチング手段および抵抗などを用いて瞬
時に放電させるのではなく、該ホールド手段の時定数を
小さくして、応答速度を向上することによって放電させ
る。
【0021】したがって、ホールド値が所定の初期レベ
ルより低下してしまうようなアンダーシュートを防止す
ることができ、誤動作を防止することができる。
【0022】また、請求項2の発明に係るピークホール
ド回路では、前記リセット手段は、前記ホールド手段の
充電電流および放電電流をそれぞれ増加させるための定
電流回路およびスイッチング手段を備えて構成されるこ
とを特徴とする。
【0023】上記の構成によれば、請求項1で示すよう
なホールド手段の応答速度の向上を、具体的に実現する
ことができる。
【0024】さらにまた、請求項3の発明に係る赤外線
通信装置は、受光した赤外線信号を光電変換する光電変
換素子と、前記光電変換素子からの出力のピーク値を捉
え、そのピーク値に基づいて検波レベルを設定するため
の前記請求項1または2で示すピークホールド回路と、
前記光電変換素子からの出力を前記検波レベルでレベル
弁別して波形整形を行う出力回路とを含むことを特徴と
する。
【0025】上記の構成によれば、ピークホールド回路
のホールド値のリセット動作をアンダーシュートなく行
うことができるので、該ホールド値に基づく検波出力波
形にエラーパルスが発生することを防止することがで
き、マルチチャネル通信にあたって、距離や指向角の異
なる複数の通信装置からの赤外線信号を時分割で受信し
てゆくのに好適である。
【0026】また、請求項4の発明に係る赤外線通信装
置は、相互に一体化された受発光素子を備える双方向の
赤外線通信装置において、予め定める期間に亘って送信
信号のレベル変動が無いことから該送信信号の終了を検
知し、受信装置の感度復帰を行うタイムカウンタを備え
ることを特徴とする。
【0027】上記の構成によれば、前記予め定める期間
を通信規約によって決定される最大無信号期間に設定し
ておくことによって送信の終了を検知することができ、
これに応答して、送信時の赤外光によって所定の初期レ
ベルから変動していたピークホールド回路のホールド値
や受信装置の感度をリセットすることができ、前記予め
定める期間経過後から速やかに受信動作に移ることがで
き、パフォーマンスを向上することができる。
【0028】さらにまた、請求項5の発明に係る赤外線
通信装置では、前記受信装置は、受光素子からの光電変
換出力を増幅する利得可変の増幅器と、前記増幅器の出
力に基づいて検波レベルを設定するために比較的短時間
の時定数でピーク検出を行う第1のピークホールド回路
と、前記増幅器の出力からノイズレベルを検出し、その
検出結果に応答して前記増幅器の利得を制御してAGC
動作を実現するために比較的長時間の時定数でピーク検
出を行う第2のピークホールド回路と、第1のピークホ
ールド回路によって設定された検波レベルで前記増幅器
の出力をレベル弁別して波形整形を行う出力回路とを備
えて構成され、前記タイムカウンタは、少くとも前記第
2のピークホールド回路のホールド値をリセットするこ
とによって増幅器のゲインのリセットを行い、前記感度
復帰を行うことを特徴とする。
【0029】上記の構成によれば、AGCレベルを設定
するための第2のピークホールド回路のホールド値のリ
セットを行うことによって、受光素子からの光電変換出
力を増幅する増幅器のゲインのリセットを行い、受信装
置の感度を所定の初期レベルに復帰させることができ
る。また、併せて、検波レベルを設定するための第1の
ピークホールド回路のホールド値のリセットを行っても
よい。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について、
図1〜図5に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0031】図1は、本発明の実施の一形態のピークホ
ールド回路PHの概略的構成を示すブロック図である。
このピークホールド回路PHは、大略的に、ピークホー
ルド部21と、リセット部22とを備えて構成されてい
る。入力端子P1への入力信号は、ピークホールド部2
1に入力されて、比較器CMP1の非反転入力端子に与
えられており、この比較器CMP1の反転入力端子に
は、出力端子P2の出力信号レベルが帰還されている。
比較器CMP1は、入力信号レベルが出力信号レベルよ
りも高いときには、整流性素子Dを介してホールドコン
デンサCに充電電流I1を供給する。このホールドコン
デンサCには、並列に定電流源F02が介在されてお
り、常時、定電流I2で放電されている。I1>I2で
あり、したがってホールドコンデンサCは、入力信号の
ピークレベルを保持し、その端子電圧は、バッファBを
介して前記出力端子P2へ出力される。このようにし
て、ピークホールド動作が実現されている。
【0032】一方、チャネル切換えに応答して、外部か
ら端子P3に入力されるリセット信号は、リセット部2
2に入力され、比較器CMP2の反転入力端子に与えら
れており、この比較器CMP2の非反転入力端子には、
基準電圧VREF1が入力されている。前記ホールドコ
ンデンサCには、並列にスイッチS1と定電流源F03
との直列回路が接続されており、また比較器CMP1の
駆動回路部分にも、スイッチS2と定電流源F04との
直列回路が接続されている。前記スイッチS1,S2
は、比較器CMP2からハイレベルが出力されると導通
する。
【0033】したがって、比較器CMP2は、前記リセ
ット信号が前記基準電圧VREF1以下のアクティブ状
態となると、前記スイッチS1,S2を導通する。これ
によって、比較器CMP1からの充電電流I1には、定
電流源F04による電流I4が加算され、また放電電流
I2には、定電流源F03による電流I3が加算され
る。こうして、リセット信号の入力時には、ホールドコ
ンデンサCの充放電電流が増大され、ピークホールド回
路PHの応答速度が向上されている。
【0034】図2は、上述のように構成されるピークホ
ールド回路PHの具体的構成を示す電気回路図である。
入力端子P1への入力信号は、バッファ用のトランジス
タQ0を介して、差動対を構成する一方のトランジスタ
Q1のベースに与えられる。このトランジスタQ1のコ
レクタは、ハイレベルVccの電源ライン23に接続さ
れ、エミッタは、対を成すトランジスタQ2のエミッタ
とともに、トランジスタQ6を介して接地されている。
また、前記トランジスタQ0のエミッタは、前記トラン
ジスタQ1のベースに接続されるとともに、定電流源F
0を介して、前記電源ライン23に接続され、コレクタ
は、接地されている。
【0035】一方、ホールドコンデンサCの電位は、前
記バッファBであるトランジスタQ10を介して出力端
子P2へ出力される。前記トランジスタQ10のベース
は、前記ホールドコンデンサCの一方の端子に接続さ
れ、エミッタは、定電流源F2を介して前記電源ライン
23に接続されるとともに、出力端子P2に接続され、
コレクタは接地されている。また、このトランジスタQ
10のエミッタは、バッファ用のトランジスタQ11の
ベースに接続されており、このトランジスタQ11のコ
レクタは、定電流源F3を介して前記電源ライン23に
接続され、エミッタは、定電流源F5を介して接地され
ている。前記トランジスタQ11のエミッタはまた、バ
ッファ用のトランジスタQ7のベースに接続されてお
り、このトランジスタQ7のエミッタは、定電流源F1
を介して、前記電源ライン23に接続されるとともに、
前記トランジスタQ2のベースに接続され、コレクタ
は、接地されている。
【0036】したがって、ホールドコンデンサCの端子
電圧をVCとし、トランジスタQ0,Q7,Q10,Q
11のベース−エミッタ間電圧をそれぞれVBE0,VBE
7,VBE10,VBE11とし、入力端子P1の端子電圧
をVPとすると、トランジスタQ1,Q2のベース電位
VB1,VB2は、 VB1=VP+VBE0=VP+VBE …(2) VB2=VC+VBE10−VBE11+VBE7=VC+VBE …(3) となる。トランジスタQ0,Q7,Q10,Q11へ
は、定電流源F0,F1,F2,F3,F5によって定
電流が供給されており、上式において、VBE0≒VBE
≒VBE10≒VBE11=VBEとしている。
【0037】したがって、前記入力信号の電圧変化に対
応してホールドコンデンサCが充放電され、該ホールド
コンデンサCの端子電圧が入力信号と釣合うことにな
る。
【0038】トランジスタQ2のコレクタは、トランジ
スタQ4を介して前記電源ライン23に接続されてい
る。このトランジスタQ4は、トランジスタQ3とカレ
ントミラー回路を構成し、トランジスタQ3のエミッタ
は、前記電源ライン23に接続され、ベースおよびコレ
クタは、トランジスタQ5を介して接地されている。こ
のトランジスタQ5および前記トランジスタQ6のベー
スには、前記電源ライン23と接地ライン24との間に
介在される定電流源F4と、抵抗R1,R2と、トラン
ジスタQ12との直列回路において、抵抗R1,R2の
接続点の電位が与えられる。また、この直列回路におい
て、抵抗R2とトランジスタQ2との接続点の電位は、
ホールドコンデンサCと並列に接続される放電用のトラ
ンジスタQ9のベースに与えられる。ホールドコンデン
サCにはまた、トランジスタQ4のコレクタ電流が、前
記整流性素子Dであるダイオード接続されたトランジス
タQ8を介して与えられる。
【0039】したがって、上述のように構成されるピー
クホールド部21において、定電流源F4によって規定
される電流I0と抵抗R1,R2とによって決定される
電流I1,I5,I2が、前記トランジスタQ5,Q
6,Q9にそれぞれ流れる。トランジスタQ5とトラン
ジスタQ6との面積比は、1:2に設定されている。し
たがって、入力信号レベルがホールドコンデンサCのホ
ールド値よりも高いときには、トランジスタQ4からト
ランジスタQ8を介して流れる充電電流I1とトランジ
スタQ9を介して流れる放電電流I2との差I1−I2
で充電が行われ、前記入力信号レベルがホールド値より
も低いときにはI2で放電が行われる。
【0040】リセット部22において、前記端子P3へ
のリセット信号は、差動対の一方のトランジスタQ20
のベースに与えられる。このトランジスタQ20のベー
スはまた、プルアップ抵抗R6を介して前記ハイレベル
Vccの電源ライン23に接続され、コレクタは、抵抗
R3を介して前記電源ライン23に接続され、エミッタ
は、前記差動対を構成する他方のトランジスタQ19の
エミッタとともに、定電流源F6を介して接地されてい
る。前記トランジスタQ19のコレクタは、前記電源ラ
イン23に接続され、ベースには、前記電源ライン23
と接地ライン24との間に介在される抵抗R4とトラン
ジスタQ18,Q21,Q22との直列回路において、
トランジスタQ18,Q21の接続点の電位が与えられ
る。前記トランジスタQ18は、トランジスタQ23と
カレントミラー回路を構成しており、このトランジスタ
Q23のエミッタは、抵抗R7を介して前記電源ライン
23に接続され、ベースおよびコレクタは、定電流源F
7を介して接地されている。トランジスタQ21,Q2
2は、それぞれダイオード接続されており、したがっ
て、前記トランジスタQ19のベースには、2VBE(V
BEは、トランジスタQ21,Q22のベース−エミッタ
間電圧であり、約0.7V)が与えられる。
【0041】また、前記トランジスタQ23とカレント
ミラー回路を構成するトランジスタQ17が設けられて
おり、このトランジスタQ17のエミッタは、抵抗R3
を介して前記電源ライン23に接続され、コレクタは、
抵抗R5とトランジスタQ16との並列回路を介して接
地されている。トランジスタQ16は、トランジスタQ
13,Q14,Q15とカレントミラー回路を構成して
おり、これらのトランジスタQ13,Q14,Q15
は、それぞれ前記トランジスタQ5,Q6,Q9と並列
に設けられている。トランジスタQ13,Q14とトラ
ンジスタQ15との面積比は、たとえば2:1である。
【0042】したがって、端子P3にローアクティブの
リセット信号が与えられて、該端子P3が2VBE以下と
なると、トランジスタQ20が遮断し、トランジスタQ
19が導通し、トランジスタQ20によってバイパスさ
れていた電流が、トランジスタQ17を介して抵抗R5
に流れ、これによってトランジスタQ16のベース電圧
が上昇し、トランジスタQ16が導通する。これによっ
て、トランジスタQ13,Q14,Q15が導通し、前
記トランジスタQ5,Q6,Q9を流れる電流I1,I
5,I2に、該トランジスタQ13,Q14,Q15に
よる電流I4,I6,I3がそれぞれ加算されることに
なる。
【0043】ここで、ピークホールド部21の応答時間
τは、ホールドコンデンサCの容量、電圧変化量ΔVお
よび電流Iを用いて、 τ=C×ΔV/I …(4) で表すことができ、上述のように電流Iを増加すること
によって、前記図1で説明したように、ピークホールド
部21の応答速度を速くすることができる。上記式4か
ら、電流Iをたとえば10倍に増加することによって応
答時間τは1/10となり、前記リセット部22におい
て付加される電流I4,I6,I3は、通常時に流れる
電流I1,I5,I2に比べて、このように充分大きな
値に設定される。
【0044】このようにして、充電電流および放電電流
をともに増加させることができ、図3(a)において、
参照符α1で示す入力信号波形のレベルの大きな切換わ
りに対して、時刻T1で示すようにリセット動作を行う
ことによって、参照符α2で示すホールド値が初期レベ
ルL1よりも落込むことを防止することができる。これ
によって、該ピークホールド回路PHを前述のような赤
外線通信装置に用いた場合、検波レベルも参照符α3で
示すように落込むことがなく、参照符α1で示す入力信
号波形に対して、図3(b)で示すようにエラーパルス
のない出力波形を得ることができる。
【0045】このとき、図3(c)で拡大して示すよう
に、前記式4に関連して述べたとおりに電流Iを変化す
ることによって、ホールドコンデンサCのホールド値の
変化を、参照符α2からα21やα22で示すように変
更することができ、前記応答時間τ、すなわちリセット
完了時刻を、時刻T2から、所望とする任意の時刻T3
やT4に変更することができる。
【0046】なお、前記リセット信号は、波形整形され
たパルスを計数するなどして、送信信号の終了を検知す
ることによって作成されてもよく、また、たとえば図4
のリセット回路31で示すように、波形整形されたパル
スの終了からディレイタイマによって所定時間カウント
した後に出力されるようにしてもよい。このリセット回
路31は、前記図3(b)で示す波形整形されたパルス
の反転信号が入力端子P11に与えられて動作を行う。
【0047】入力された信号は、ダイオード接続されて
いるトランジスタQ31を介してディレイコンデンサC
11の一方の端子に与えられる。このコンデンサC11
の一方の端子はまた、差動対の一方のトランジスタQ3
2のベースと接続されるとともに、定電流源F11によ
って接地されている。前記トランジスタQ32のコレク
タは、ハイレベルVccの電源ライン32に接続され、
エミッタは、対を成すトランジスタQ33のエミッタと
ともに、定電流源F12を介して接地されている。トラ
ンジスタQ33のベースには、端子P12に入力される
基準電圧VREF11が与えられており、コレクタは、
トランジスタQ34を介して前記電源ライン32に接続
されている。トランジスタQ34は、トランジスタQ3
5とカレントミラー回路を構成し、トランジスタQ35
のエミッタは、電源ライン32に接続され、コレクタ
は、定電流源F13を介して接地されるとともに、トラ
ンジスタQ36のベースに接続される。トランジスタQ
36のエミッタは、定電流源F14を介して前記電源ラ
イン32に接続されるとともに、前記ディレイコンデン
サC11の他方の端子に接続され、また、エミッタは接
地されている。トランジスタQ36のエミッタからの出
力は、抵抗R11およびトランジスタQ37,Q38か
ら成るカレントミラー回路によって、出力端子P13へ
出力される。
【0048】したがって、図5(a)で示すような入力
信号が、入力端子P1に与えられると、前記比較器CM
P11、すなわちトランジスタQ4のコレクタからは、
図5(b)で示すような信号が入力端子P11に与えら
れる。差動対は、端子P11からの入力信号が端子P1
2からの基準電圧VREF11よも高いときには、トラ
ンジスタQ32が導通し、トランジスタQ33が遮断
し、したがってトランジスタQ34,Q35が遮断し
て、トランジスタQ36が導通し、ディレイコンデンサ
C11の一方の端子がハイレベルの入力信号レベルとな
り、他方の端子が接地レベルとなって、該ディレイコン
デンサC11に充電が行われるとともに、トランジスタ
Q37,Q38が導通して、出力端子P13がハイレベ
ルとなる。
【0049】これに対して、トランジスタQ32のベー
スが基準電圧VREF11以下となると、トランジスタ
Q32が遮断し、トランジスタQ33が導通し、したが
ってトランジスタQ34,Q35が導通し、トランジス
タQ36が遮断して、ディレイコンデンサC11の放電
が行われるとともに、トランジスタQ37,Q38が遮
断して、出力端子P13がローレベルとなる。入力端子
P11への入力信号が前記基準電圧VREF11よりも
低くなっても、ディレイコンデンサC11の端子電圧が
前記基準電圧VREF11以上である期間には、トラン
ジスタQ32が導通し、トランジスタQ33は遮断す
る。
【0050】したがって、出力端子P13は、図5
(c)で示すように、入力信号にパルスが検出されると
ハイレベルとなり、そのパルスが検出されなくなってか
ら、予め定める遅延時間TDだけ経過した後、ローレベ
ルとなる。このようにして、入力信号の終了を検出し、
ローアクティブのリセット信号を作成することができ
る。
【0051】このようなリセット回路31によれば、入
力端子P11への入力信号を、整流性素子として機能す
るトランジスタQ31を介して、ディレイ時間決定のた
めのディレイコンデンサC11に入力するので、前述の
図12で示すようなピークホールド回路ph11におけ
るディレイタイマと比べて、比較器cmp13などを省
略し、構成を簡略化することができる。
【0052】本発明の実施の他の形態について、図6お
よび図7に基づいて説明すれば以下の通りである。
【0053】図6は、本発明の実施の他の形態の赤外線
通信装置41の電気的構成を示すブロック図である。こ
の赤外線通信装置41は、前述の図15で示すように、
相互に一体に封止された発光ダイオードD11と、フォ
トダイオードD12とを備える送受信可能な通信装置で
ある。
【0054】送信回路42からの送信信号は、抵抗R2
1を介して駆動用のトランジスタQ41のベースに与え
られる。このトランジスタQ41のコレクタは、前記発
光ダイオードD11のカソードに接続され、エミッタは
接地されている。発光ダイオードD11のアノードは、
ハイレベルVsの電源ライン43に接続されている。し
たがって、前記送信信号のハイレベルのパルスに応答し
て、発光ダイオードD11が点灯し、参照符44で示す
ように、光信号が送信される。
【0055】一方、受信側では、参照符45で示す光信
号は、前記フォトダイオードD12で受信され、光電変
換されて前置アンプA1に入力される。前置アンプA1
の出力は、結合コンデンサC21を介して、利得可変の
アンプA2に入力される。アンプA2の出力は、前記図
1および図2で示すようなピークホールド回路PHを備
える検波回路46に入力されるとともに、前記ピークホ
ールド回路PHよりも長い時定数を有するピークホール
ド回路PH11に入力される。
【0056】ピークホールド回路PH11は、アンプA
2の出力電圧がホールドコンデンサC22のホールド値
よりも高いときには、該ホールドコンデンサC22へ充
電を行う。また、このホールドコンデンサC22には、
並列に放電用の定電流源F21が設けられている。ホー
ルドコンデンサC22のホールド値は、比較器CMP1
1の非反転入力端子に入力されており、この比較器CM
P11の反転入力端子には、基準電圧VREF21が入
力されている。比較器CMP11は、前記ホールド値が
基準電圧VREF21よりも高いときには、前記アンプ
A2のゲインを低下させ、低いときには、ゲインを増大
させるAGC信号を出力する。
【0057】このように構成される赤外線通信装置41
において、注目すべきは、前記送信信号はまた、タイム
カウンタ47に与えられており、このタイムカウンタ4
7は、通信規約に対応して、前記送信信号のパルスが検
出されなくなってから予め定める時間経過後に、リセッ
ト信号を出力する。前記リセット信号は、ホールドコン
デンサC22と並列に設けられているスイッチS11に
与えられており、このスイッチS11が導通することに
よって、ホールドコンデンサC22に蓄積された電荷は
定電流源F22によって放電される。
【0058】前記タイムカウンタ47は、たとえば、1
/2RZ通信フォーマットが用いられる場合には、前記
送信信号に9ビット以上0が連続することがないので、
前記予め定める時間が9ビット分の期間に設定される。
【0059】したがって、図7(a)で示す送信信号に
よって、発光ダイオードD11からフォトダイオードD
12に、参照符48で示すように光信号の回り込みが生
じ、ホールドコンデンサC22のホールド値が、図7
(c)で示すように上昇して、アンプA2のゲインが低
下していても、時刻T11で示す送信信号の送信終了後
から、該送信信号の9ビット分に相当する不感時間TO
FFだけ経過した時刻T12において、ホールド値が初
期レベルにリセットされるので、図7(b)で示すよう
に通信相手から送信されている信号を、図7(d)で示
すように速やかに受信することが可能となる。
【0060】このように、赤外線通信装置41は、受発
光素子が一体化された通信装置において、送信信号の終
了を検出してから、所定の不感時間TOFF経過後に、
AGC信号をリセットして速やかに受信動作に切換わる
ことができ、不感時間TOFFを前述の図16で示す従
来技術の不感時間toffに比べて短くし、パフォーマ
ンスを向上することができる。
【0061】なお、このピークホールド回路PH11の
リセットに関しても、前述のピークホールド回路PHと
同様に、充放電電流の増加を用いるようにしてもよい。
また、前記検波回路46内のピークホールド回路PH
も、タイムカウンタ47からの前記リセット信号によっ
てリセットされてもよい。
【0062】
【発明の効果】請求項1の発明に係るピークホールド回
路は、以上のように、ホールド手段が入力信号のピーク
値を捉え、入力切換えに伴うリセット信号を受信すると
リセット手段が前記ホールド手段のホールド値のリセッ
ト動作を行うようにしたピークホールド回路において、
ホールドコンデンサの電荷を、スイッチング手段および
抵抗などを用いて瞬時に放電させるのではなく、該ホー
ルド手段の時定数を小さくして、高い応答速度で放電さ
せて、リセット動作を行う。
【0063】それゆえ、ホールド値が所定の初期レベル
より低下してしまうようなアンダーシュートを防止する
ことができ、誤動作を防止することができる。
【0064】また、請求項2の発明に係るピークホール
ド回路は、以上のように、前記リセット手段を、前記ホ
ールド手段の充電電流および放電電流をそれぞれ増加さ
せるための定電流回路およびスイッチング手段を備えて
構成する。
【0065】それゆえ、請求項1で示すようなホールド
手段の応答速度の向上を、具体的に実現することができ
る。
【0066】さらにまた、請求項3の発明に係る赤外線
通信装置は、以上のように、光電変換素子からの出力を
所定の検波レベルでレベル弁別して波形整形を行うよう
にした赤外線通信装置において、前記検波レベルを設定
するためのピークホールド回路に、前記請求項1または
2で示すピークホールド回路を用いる。
【0067】それゆえ、ピークホールド回路のホールド
値のリセット動作をアンダーシュートなく行うことがで
きるので、該ホールド値に基づく検波出力波形にエラー
パルスが発生することを防止することができ、マルチチ
ャネル通信にあたって、距離や指向角の異なる複数の通
信装置からの赤外線信号を時分割で受信してゆくのに好
適である。
【0068】また、請求項4の発明に係る赤外線通信装
置は、以上のように、相互に一体化された受発光素子を
備える双方向の赤外線通信装置において、通信規約によ
って決定される最大無信号期間などの予め定める期間に
亘って送信信号のレベル変動が無いことから、該送信信
号の終了を検知し、受信装置の感度復帰を行う。
【0069】それゆえ、送信時の赤外光によって所定の
初期レベルから変動していたピークホールド回路のホー
ルド値や受信装置の感度をリセットすることができ、前
記予め定める期間経過後から速やかに受信動作に移るこ
とができ、パフォーマンスを向上することができる。
【0070】さらにまた、請求項5の発明に係る赤外線
通信装置は、以上のように、前記請求項4で示す受信装
置の感度復帰を、AGCレベルを設定するための第2の
ピークホールド回路のホールド値のリセットを行うこと
によって実現する。
【0071】それゆえ、受信装置の感度の所定の初期レ
ベルへの復帰を具体的に実現することができる。また、
併せて、検波レベルを設定するための第1のピークホー
ルド回路のホールド値のリセットを行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のピークホールド回路の
概略的構成を示すブロック図である。
【図2】図1で示すピークホールド回路の具体的構成を
示す電気回路図である。
【図3】図1および図2で示すピークホールド回路の動
作を説明するための波形図である。
【図4】図1および図2で示すピークホールド回路に好
適に用いることができるリセット回路の具体的構成を示
す電気回路図である。
【図5】図4で示すリセット回路の動作を説明するため
の波形図である。
【図6】本発明の実施の他の形態の赤外線通信装置の電
気的構成を示すブロック図である。
【図7】図6で示す赤外線通信装置の動作を説明するた
めの波形図である。
【図8】一般的な赤外線受信装置の電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図9】図8で示す赤外線受信装置の動作を説明するた
めの波形図である。
【図10】複数の赤外線通信装置による、時分割マルチ
チャネル通信を説明するための図である。
【図11】図10で示すマルチチャネル通信時の問題点
を説明するための波形図である。
【図12】図11で示す問題点を解決することができる
典型的な従来技術のピークホールド回路の電気的構成を
示すブロック図である。
【図13】図12で示すピークホールド回路の動作を説
明するための波形図である。
【図14】図12で示すピークホールド回路を、図8で
示す赤外線受信装置に用いた場合の問題点を説明するた
めの波形図である。
【図15】小型、低コストな双方向赤外線通信素子の構
造を模式的に示す断面図である。
【図16】図15で示す赤外線通信素子を、図8で示す
赤外線受信装置に用いた場合の問題点を説明するための
波形図である。
【符号の説明】
21 ピークホールド部 22 リセット部 31 リセット回路 41 赤外線通信装置 42 送信回路 46 検波回路 47 タイムカウンタ A1 前置アンプ A2 アンプ C,C22 ホールドコンデンサ C11 ディレイコンデンサ CMP1,CMP2 比較器 CMP11 比較器 D 整流性素子 D11 発光ダイオード D12 フォトダイオード F02,F03,F04 定電流源 F1〜F7 定電流源 F11〜F14 定電流源 F21,F22 定電流源 S1,S2 スイッチ S11 スイッチ Q1〜Q23 トランジスタ Q31〜Q38 トランジスタ PH,PH11 ピークホールド回路
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/142

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホールド手段が入力信号のピーク値を捉
    え、入力切換えに伴うリセット信号を受信するとリセッ
    ト手段が前記ホールド手段のホールド値のリセット動作
    を行うようにしたピークホールド回路において、 前記リセット手段は、前記リセット信号を受信すると、
    予め定める時間だけ、前記ホールド手段の応答速度を向
    上させることを特徴とするピークホールド回路。
  2. 【請求項2】前記リセット手段は、前記ホールド手段の
    充電電流および放電電流をそれぞれ増加させるための定
    電流回路およびスイッチング手段を備えて構成されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のピークホールド回路。
  3. 【請求項3】受光した赤外線信号を光電変換する光電変
    換素子と、前記光電変換素子からの出力のピーク値を捉
    え、そのピーク値に基づいて検波レベルを設定するため
    の前記請求項1または2で示すピークホールド回路と、
    前記光電変換素子からの出力を前記検波レベルでレベル
    弁別して波形整形を行う出力回路とを含むことを特徴と
    する時分割マルチチャネル通信のための赤外線通信装
    置。
  4. 【請求項4】相互に一体化された受発光素子を備える双
    方向の赤外線通信装置において、 予め定める期間に亘って送信信号のレベル変動が無いこ
    とから該送信信号の終了を検知し、受信装置の感度復帰
    を行うタイムカウンタを備えることを特徴とする赤外線
    通信装置。
  5. 【請求項5】前記受信装置は、受光素子からの光電変換
    出力を増幅する利得可変の増幅器と、前記増幅器の出力
    に基づいて検波レベルを設定するために比較的短時間の
    時定数でピーク検出を行う第1のピークホールド回路
    と、前記増幅器の出力からノイズレベルを検出し、その
    検出結果に応答して前記増幅器の利得を制御してAGC
    動作を実現するために比較的長時間の時定数でピーク検
    出を行う第2のピークホールド回路と、第1のピークホ
    ールド回路によって設定された検波レベルで前記増幅器
    の出力をレベル弁別して波形整形を行う出力回路とを備
    えて構成され、 前記タイムカウンタは、少くとも前記第2のピークホー
    ルド回路のホールド値をリセットすることによって増幅
    器のゲインのリセットを行い、前記感度復帰を行うこと
    を特徴とする請求項4記載の赤外線通信装置。
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