JPH1190991A - 折板屋根用制振シートの製造方法 - Google Patents
折板屋根用制振シートの製造方法Info
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- JPH1190991A JPH1190991A JP9256913A JP25691397A JPH1190991A JP H1190991 A JPH1190991 A JP H1190991A JP 9256913 A JP9256913 A JP 9256913A JP 25691397 A JP25691397 A JP 25691397A JP H1190991 A JPH1190991 A JP H1190991A
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄い厚みであっても優れた制振性を発現し、
製造工程で捲重体として巻き取った場合でも合着が起こ
らず、容易に巻出すことができる折板屋根用制振シート
の製造方法を提供する。 【解決手段】 スチレン−イソプレンブロック共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体及び無機粉体を含有
する樹脂組成物より折板屋根用制振シートを製造する際
に、該折板屋根用制振シート間に離型性のフィルム又は
シートを介在させて捲重体として巻き取る。
製造工程で捲重体として巻き取った場合でも合着が起こ
らず、容易に巻出すことができる折板屋根用制振シート
の製造方法を提供する。 【解決手段】 スチレン−イソプレンブロック共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体及び無機粉体を含有
する樹脂組成物より折板屋根用制振シートを製造する際
に、該折板屋根用制振シート間に離型性のフィルム又は
シートを介在させて捲重体として巻き取る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅等の建築物の
屋根材に使用される折板屋根用制振シートの製造方法に
関する。
屋根材に使用される折板屋根用制振シートの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅等の建築物の屋根材とし
て、鋼板製の波形形状を有する折板屋根が用いられてき
たが、折板屋根単独では十分な遮音性を得ることは難し
く、特に雨音を遮音することはできなかった。上記折板
屋根に遮音性を付与するための方策として、例えば、折
板屋根の裏面に制振シートを積層する方法が検討されて
いる。
て、鋼板製の波形形状を有する折板屋根が用いられてき
たが、折板屋根単独では十分な遮音性を得ることは難し
く、特に雨音を遮音することはできなかった。上記折板
屋根に遮音性を付与するための方策として、例えば、折
板屋根の裏面に制振シートを積層する方法が検討されて
いる。
【0003】上記折板屋根に使用される制振シートに要
求される性能としては、例えば、厚みを薄くしても制振
性が優れること、鋼板を折板屋根に成形加工する際に鋼
板の賦形に追随して変形し、剥離や破断を起こさないこ
と等である。
求される性能としては、例えば、厚みを薄くしても制振
性が優れること、鋼板を折板屋根に成形加工する際に鋼
板の賦形に追随して変形し、剥離や破断を起こさないこ
と等である。
【0004】上記折板屋根に使用される制振シートとし
て、例えば、特開平3−287651号公報には、エラ
ストマー及び無機粉体からなる制振複合材が提案されて
いる。しかしながら、このような制振複合材を製造する
際に捲重体として巻き取った場合、制振複合材自体が粘
着性を有するため巻出しが困難になることがあった。特
に夏場等の高温環境下においてこの傾向が著しくなり、
制振複合材同士が合着して巻出すことができなくなると
いう問題点があった。
て、例えば、特開平3−287651号公報には、エラ
ストマー及び無機粉体からなる制振複合材が提案されて
いる。しかしながら、このような制振複合材を製造する
際に捲重体として巻き取った場合、制振複合材自体が粘
着性を有するため巻出しが困難になることがあった。特
に夏場等の高温環境下においてこの傾向が著しくなり、
制振複合材同士が合着して巻出すことができなくなると
いう問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解消し、その目的は、薄い厚みであっても優れ
た制振性を発現し、製造工程で捲重体として巻き取った
場合でも合着が起こらず、容易に巻出すことができる折
板屋根用制振シートの製造方法を提供することにある。
問題点を解消し、その目的は、薄い厚みであっても優れ
た制振性を発現し、製造工程で捲重体として巻き取った
場合でも合着が起こらず、容易に巻出すことができる折
板屋根用制振シートの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の折板屋根用制振
シートの製造方法は、スチレン−イソプレンブロック共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体及び無機粉体を
含有する樹脂組成物より折板屋根用制振シートを製造す
る際に、該折板屋根用制振シート間に離型性のフィルム
又はシートを介在させて捲重体として巻き取ることを特
徴とする。
シートの製造方法は、スチレン−イソプレンブロック共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体及び無機粉体を
含有する樹脂組成物より折板屋根用制振シートを製造す
る際に、該折板屋根用制振シート間に離型性のフィルム
又はシートを介在させて捲重体として巻き取ることを特
徴とする。
【0007】以下、本発明について説明する。本発明の
製造方法において、折板屋根用制振シートは、スチレン
−イソプレンブロック共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体及び無機粉体を含有する樹脂組成物より形成さ
れる。
製造方法において、折板屋根用制振シートは、スチレン
−イソプレンブロック共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体及び無機粉体を含有する樹脂組成物より形成さ
れる。
【0008】上記スチレン−イソプレンブロック共重合
体は、第1成分であるスチレンと第2成分であるイソプ
レンとのブロック共重合体であって、イソプレンにブタ
ジエンが併用されてもよい。
体は、第1成分であるスチレンと第2成分であるイソプ
レンとのブロック共重合体であって、イソプレンにブタ
ジエンが併用されてもよい。
【0009】上記スチレン−イソプレンブロック共重合
体の第2成分が、イソプレン単独又はブタジエンとの混
合物からなる場合は、第2成分のブロック部分の3・4
結合及び1・2結合の含有量は40%以上のものが好ま
しい。3・4結合及び1・2結合の含有量が40%未満
になると、得られる制振シートは通常の使用温度領域で
十分な制振性能が発揮されないことがある。
体の第2成分が、イソプレン単独又はブタジエンとの混
合物からなる場合は、第2成分のブロック部分の3・4
結合及び1・2結合の含有量は40%以上のものが好ま
しい。3・4結合及び1・2結合の含有量が40%未満
になると、得られる制振シートは通常の使用温度領域で
十分な制振性能が発揮されないことがある。
【0010】また、上記スチレン−イソプレンブロック
共重合体の分子量は、3万〜30万が好ましく、より好
ましくは8万〜25万である。分子量が3万未満では、
ブロック共重合体自体の破断時の強度、伸度等の機械的
性質が低下することがある。また、分子量が30万を超
えると、後述の無機粉体と混合しにくくなる。上記スチ
レン−イソプレンブロック共重合体の市販品としては、
例えば、クラレ社製「ハイブラ」等が挙げられる。
共重合体の分子量は、3万〜30万が好ましく、より好
ましくは8万〜25万である。分子量が3万未満では、
ブロック共重合体自体の破断時の強度、伸度等の機械的
性質が低下することがある。また、分子量が30万を超
えると、後述の無機粉体と混合しにくくなる。上記スチ
レン−イソプレンブロック共重合体の市販品としては、
例えば、クラレ社製「ハイブラ」等が挙げられる。
【0011】上記エチレン−酢酸ビニル共重合体として
は、酢酸ビニル含有量が2〜40重量%のものが好まし
い。酢酸ビニル含有量が、2重量%未満では得られる制
振シートの柔軟性が不足することがあり、40重量%を
超えると樹脂組成物の粘着性が高くなりすぎることがあ
る。
は、酢酸ビニル含有量が2〜40重量%のものが好まし
い。酢酸ビニル含有量が、2重量%未満では得られる制
振シートの柔軟性が不足することがあり、40重量%を
超えると樹脂組成物の粘着性が高くなりすぎることがあ
る。
【0012】上記樹脂組成物中、上記エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体の配合量は、後述の無機粉体の配合量や折
板屋根の形状によって決定されるが、少なくなると得ら
れる制振シートの成形性が低下することがあり、多くな
るとスチレン−イソプレンブロック共重合体の制振性が
低下することがあるので、上記ブロック共重合体100
重量部に対して20〜4,000重量部が好ましく、よ
り好ましくは100〜1,000重量部である。特に、
上記ブロック共重合体の含有量が樹脂組成物中1重量%
以下になる場合は、上記ブロック共重合体100重量部
に対してエチレン−酢酸ビニル共重合体を1,000重
量部以上配合することが好ましい。
ニル共重合体の配合量は、後述の無機粉体の配合量や折
板屋根の形状によって決定されるが、少なくなると得ら
れる制振シートの成形性が低下することがあり、多くな
るとスチレン−イソプレンブロック共重合体の制振性が
低下することがあるので、上記ブロック共重合体100
重量部に対して20〜4,000重量部が好ましく、よ
り好ましくは100〜1,000重量部である。特に、
上記ブロック共重合体の含有量が樹脂組成物中1重量%
以下になる場合は、上記ブロック共重合体100重量部
に対してエチレン−酢酸ビニル共重合体を1,000重
量部以上配合することが好ましい。
【0013】上記無機粉体としては、例えば、酸化鉄、
酸化チタン、酸化マグネシウム等の金属酸化物;粒子状
金属;クレー、タルク、マイカ、石英粉等の鉱物系粉砕
物の他、ガラス繊維、ガラス粉、炭酸カルシウム、石膏
等が挙げられる。これらの中で、特に制振性とコストの
点から、マイカ、炭酸カルシウムが好ましい。
酸化チタン、酸化マグネシウム等の金属酸化物;粒子状
金属;クレー、タルク、マイカ、石英粉等の鉱物系粉砕
物の他、ガラス繊維、ガラス粉、炭酸カルシウム、石膏
等が挙げられる。これらの中で、特に制振性とコストの
点から、マイカ、炭酸カルシウムが好ましい。
【0014】上記無機粉体の粒径は、特に制限されない
が、1〜500μmが好ましい。粒径が1μm未満で
は、表面積が大きくなると共に単位重量当たりの粒子数
が多くなるので、混合工程に時間がかかることがある。
また、粒径が500μmを超えると制振シートの成形時
に表面荒れやシート切れの原因となることがある。
が、1〜500μmが好ましい。粒径が1μm未満で
は、表面積が大きくなると共に単位重量当たりの粒子数
が多くなるので、混合工程に時間がかかることがある。
また、粒径が500μmを超えると制振シートの成形時
に表面荒れやシート切れの原因となることがある。
【0015】上記樹脂組成物における無機粉体の配合量
は、少なくなると所定の制振性を発現するために、得ら
れる制振シートの厚みを厚くする必要があり、多くなる
と得られる制振シートの強度が低下することがあるの
で、上記ブロック共重合体100重量部に対して200
〜10,000重量部が好ましい。
は、少なくなると所定の制振性を発現するために、得ら
れる制振シートの厚みを厚くする必要があり、多くなる
と得られる制振シートの強度が低下することがあるの
で、上記ブロック共重合体100重量部に対して200
〜10,000重量部が好ましい。
【0016】特に、1,000重量部を超えて無機粉体
を配合する場合は、機械的強度等を確保するために、上
記ブロック共重合体100重量部に対してエチレン−酢
酸ビニル共重合体を200重量部以上配合することが好
ましい。
を配合する場合は、機械的強度等を確保するために、上
記ブロック共重合体100重量部に対してエチレン−酢
酸ビニル共重合体を200重量部以上配合することが好
ましい。
【0017】上記樹脂組成物には、必要に応じて、熱安
定剤、耐侯性改良剤、滑剤、加工助剤、顔料、着色剤な
どが配合されてもよい。特に、制振シートの鋼板に対す
る接着性や成形性を向上させるために、石油樹脂(C9
樹脂)を添加することが好ましい。
定剤、耐侯性改良剤、滑剤、加工助剤、顔料、着色剤な
どが配合されてもよい。特に、制振シートの鋼板に対す
る接着性や成形性を向上させるために、石油樹脂(C9
樹脂)を添加することが好ましい。
【0018】上記樹脂組成物から制振シートを製造する
場合は、樹脂組成物を溶融軟化点以上(具体的には、1
00〜270℃)に加熱し、押出成形又はカレンダー成
形等によってシート状物に成形することにより、折板屋
根用制振シートが得られる。
場合は、樹脂組成物を溶融軟化点以上(具体的には、1
00〜270℃)に加熱し、押出成形又はカレンダー成
形等によってシート状物に成形することにより、折板屋
根用制振シートが得られる。
【0019】上記制振シートの製造には、従来公知の成
形方法が適用でき、例えば、押出成形、カレンダー成
形、プレス成形などが好適に用いられる。
形方法が適用でき、例えば、押出成形、カレンダー成
形、プレス成形などが好適に用いられる。
【0020】上記折板屋根用制振シートの厚みは、樹脂
組成物や得ようとする制振性等によって適宜決定される
が、通常10mm以下が好ましく、より好ましくは2m
m以下である。厚みが10mmを超えると、該制振シー
ト捲重体の巻き径が大きくなるため、取扱い性が悪くな
る。
組成物や得ようとする制振性等によって適宜決定される
が、通常10mm以下が好ましく、より好ましくは2m
m以下である。厚みが10mmを超えると、該制振シー
ト捲重体の巻き径が大きくなるため、取扱い性が悪くな
る。
【0021】本発明の製造方法において、成形された折
板屋根用制振シートは、離型性のフィルム又はシートを
介在させて捲重体として巻き取られる。上記離型性のフ
ィルム又はシートとしては、折板屋根用制振シートが巻
き取られた状態で熱又は圧力が加わえられても、該制振
シート同士が合着しないものであれば、どのような材
質、厚みであってもよい。
板屋根用制振シートは、離型性のフィルム又はシートを
介在させて捲重体として巻き取られる。上記離型性のフ
ィルム又はシートとしては、折板屋根用制振シートが巻
き取られた状態で熱又は圧力が加わえられても、該制振
シート同士が合着しないものであれば、どのような材
質、厚みであってもよい。
【0022】上記離型性のフィルム又はシートとして
は、例えば、ポリオレフィンフィルムが好適に用いられ
る。また、ポリオレフィンフィルムが積層された紙、不
織布等;シリコーン樹脂又はフッ素樹脂で表面処理され
た樹脂フィルム、不織布等も使用することができる。ま
た、上記離型性のフィルム又はシートには、エンボス加
工が施されていてもよい。
は、例えば、ポリオレフィンフィルムが好適に用いられ
る。また、ポリオレフィンフィルムが積層された紙、不
織布等;シリコーン樹脂又はフッ素樹脂で表面処理され
た樹脂フィルム、不織布等も使用することができる。ま
た、上記離型性のフィルム又はシートには、エンボス加
工が施されていてもよい。
【0023】上記離型性のフィルム又はシートは、折板
屋根用制振シートを鋼板に積層する際に剥がし、繰り返
して再使用することが好ましい。
屋根用制振シートを鋼板に積層する際に剥がし、繰り返
して再使用することが好ましい。
【0024】
【作用】本発明の折板屋根用制振シートの製造方法は、
折板屋根用制振シートの製造工程で捲重体として巻き取
る際に、離型性のフィルム又はシートを介在させるの
で、該制振シート同士の合着を防止することができる。
折板屋根用制振シートの製造工程で捲重体として巻き取
る際に、離型性のフィルム又はシートを介在させるの
で、該制振シート同士の合着を防止することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例を説明する。 (実施例1,2、比較例1,2)スチレン−イソプレン
ブロック共重合体(クラレ社製「ハイブラ」、分子量約
14万)100重量部、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(酢酸ビニル含有量20重量%)420重量部、C9 樹
脂420重量部、ならびに、無機粉体として、炭酸カル
シウム(平均粒径8μm)1,400重量部及びマイカ
(200メッシュパス)1,000重量部からなる樹脂
組成物を押出機に供給して加熱混練し、1mm厚の折板
屋根用制振シートを押出成形した。得られた折板屋根用
制振シートは巻き取る際に、制振シート間に表1に示し
た離型性のフィルムを介在させて、650mm幅、長さ
600mの捲重体を得た。この捲重体を雰囲気温度40
℃の倉庫で一昼夜放置した後、巻出しを行って巻出し性
を評価し、得られた結果を表1に示した。
ブロック共重合体(クラレ社製「ハイブラ」、分子量約
14万)100重量部、エチレン−酢酸ビニル共重合体
(酢酸ビニル含有量20重量%)420重量部、C9 樹
脂420重量部、ならびに、無機粉体として、炭酸カル
シウム(平均粒径8μm)1,400重量部及びマイカ
(200メッシュパス)1,000重量部からなる樹脂
組成物を押出機に供給して加熱混練し、1mm厚の折板
屋根用制振シートを押出成形した。得られた折板屋根用
制振シートは巻き取る際に、制振シート間に表1に示し
た離型性のフィルムを介在させて、650mm幅、長さ
600mの捲重体を得た。この捲重体を雰囲気温度40
℃の倉庫で一昼夜放置した後、巻出しを行って巻出し性
を評価し、得られた結果を表1に示した。
【0026】
【表1】
【0027】
【発明の効果】本発明の折板屋根用制振シートの製造方
法は、上述の構成であり、無機充填剤が高充填されてい
るので、厚みが薄くても優れた制振性能を発現すると共
に、製造工程で捲重体として巻き取った場合でも合着が
起こらず、折板屋根用制振シートの加工時に容易に巻出
すことができる。
法は、上述の構成であり、無機充填剤が高充填されてい
るので、厚みが薄くても優れた制振性能を発現すると共
に、製造工程で捲重体として巻き取った場合でも合着が
起こらず、折板屋根用制振シートの加工時に容易に巻出
すことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // B29K 23:00
Claims (3)
- 【請求項1】 スチレン−イソプレンブロック共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体及び無機粉体を含有
する樹脂組成物より折板屋根用制振シートを製造する際
に、該折板屋根用制振シート間に離型性のフィルム又は
シートを介在させて捲重体として巻き取ることを特徴と
する折板屋根用制振シートの製造方法。 - 【請求項2】 折板屋根用制振シートの厚さが、10m
m以下であることを特徴とする請求項1記載の折板屋根
用制振シートの製造方法。 - 【請求項3】 離型性のフィルム又はシートの厚さが、
25μm〜1mmであることを特徴とする請求項1又は
2記載の折板屋根用制振シートの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9256913A JPH1190991A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 折板屋根用制振シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9256913A JPH1190991A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 折板屋根用制振シートの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1190991A true JPH1190991A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17299128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9256913A Pending JPH1190991A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 折板屋根用制振シートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1190991A (ja) |
-
1997
- 1997-09-22 JP JP9256913A patent/JPH1190991A/ja active Pending
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