JPH1190528A - 折曲反転管の製造方法 - Google Patents
折曲反転管の製造方法Info
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- JPH1190528A JPH1190528A JP9253117A JP25311797A JPH1190528A JP H1190528 A JPH1190528 A JP H1190528A JP 9253117 A JP9253117 A JP 9253117A JP 25311797 A JP25311797 A JP 25311797A JP H1190528 A JPH1190528 A JP H1190528A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 折曲反転管を容易かつ安価に製造する。
【解決手段】 管端に外向きのカール部4を形成し、そ
の後にカール部4を管軸方向の管部側へ押圧移動させて
折曲反転部6を形成する。
の後にカール部4を管軸方向の管部側へ押圧移動させて
折曲反転部6を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は折曲反転管の製造方
法に関するものである。
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、金属管の一側部を折曲反転した折
曲反転管の製造方法として、例えば、図14及び図15
に示すような製造方法が提案されている。
曲反転管の製造方法として、例えば、図14及び図15
に示すような製造方法が提案されている。
【0003】この製造方法は、先ず図14に示すよう
に、管101の一端部を管軸と直交する方向に折曲拡開
してフレア部102を形成し、次で、そのフレア部10
2をダイス103と押さえ型104で挟持し、この挟持
状態で図15に示すようにその管101に荷重P1 を加
えてその管101を管軸方向に押して折曲反転部105
を形成するようにしたものである。
に、管101の一端部を管軸と直交する方向に折曲拡開
してフレア部102を形成し、次で、そのフレア部10
2をダイス103と押さえ型104で挟持し、この挟持
状態で図15に示すようにその管101に荷重P1 を加
えてその管101を管軸方向に押して折曲反転部105
を形成するようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造方法に
おいては、そのフレア部102を形成するには通常、斜
めフレア部を形成する工程と、その後にこれを管軸と直
交する方向に成形する工程の2工程を要する。
おいては、そのフレア部102を形成するには通常、斜
めフレア部を形成する工程と、その後にこれを管軸と直
交する方向に成形する工程の2工程を要する。
【0005】また、上記のフレア部形成後における折曲
反転工程においては、フレア部102をこれがダイス1
03内に滑り込まないようにダイス103と押さえ型1
04で強固に挟持する必要があり、その型構造及び設備
構造が大型かつ複雑なものとなり、型費、設備費が嵩む
問題がある。
反転工程においては、フレア部102をこれがダイス1
03内に滑り込まないようにダイス103と押さえ型1
04で強固に挟持する必要があり、その型構造及び設備
構造が大型かつ複雑なものとなり、型費、設備費が嵩む
問題がある。
【0006】そこで本発明は、上記従来の製造方法に比
べて工程が少なくかつ低コストで製造できる折曲反転管
の製造方法を提供することを目的とするものである。
べて工程が少なくかつ低コストで製造できる折曲反転管
の製造方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1記載の第1の発明は、管端に外向きのカ
ール部を形成し、その後にカール部を管軸方向の管部側
へ押圧移動させて折曲反転部を形成することを特徴とす
るものである。
めに、請求項1記載の第1の発明は、管端に外向きのカ
ール部を形成し、その後にカール部を管軸方向の管部側
へ押圧移動させて折曲反転部を形成することを特徴とす
るものである。
【0008】本発明においては、カール部の剛性が大き
いため、該カール部を挟持することなく単に軸方向へ押
圧のみでそのカール部が軸方向へ移動し、管部が折曲反
転されて折曲反転部が形成される。
いため、該カール部を挟持することなく単に軸方向へ押
圧のみでそのカール部が軸方向へ移動し、管部が折曲反
転されて折曲反転部が形成される。
【0009】請求項2記載の第2の発明は、管に大径管
部とテーパ部と小径管部を連続して形成する工程と、大
径管部の管端に外向きのカール部を形成する工程と、こ
れらの工程後に、カール部を管軸方向の管部側へ押圧移
動させて折曲反転部を形成工程とからなることを特徴と
するものである。
部とテーパ部と小径管部を連続して形成する工程と、大
径管部の管端に外向きのカール部を形成する工程と、こ
れらの工程後に、カール部を管軸方向の管部側へ押圧移
動させて折曲反転部を形成工程とからなることを特徴と
するものである。
【0010】本発明においては、更に、小径管部と折曲
反転された大径管部とがテーパ部で連結され、かつ、小
径管部と大径管部との間の空隙が大きい折曲反転管が製
造される。
反転された大径管部とがテーパ部で連結され、かつ、小
径管部と大径管部との間の空隙が大きい折曲反転管が製
造される。
【0011】請求項3記載の第3の発明は、上記第1又
は第2の発明において、カール部を管軸方向の管部側へ
移動させる工程を、カール部の外径より小径でかつ管の
外径より大径のダイス穴を有する折り返し加工用ダイス
を用い、カール部を上記ダイス穴の周端縁に位置させて
管部又は折り返し加工用ダイスを管軸方向へ押圧して行
うようにしたものである。
は第2の発明において、カール部を管軸方向の管部側へ
移動させる工程を、カール部の外径より小径でかつ管の
外径より大径のダイス穴を有する折り返し加工用ダイス
を用い、カール部を上記ダイス穴の周端縁に位置させて
管部又は折り返し加工用ダイスを管軸方向へ押圧して行
うようにしたものである。
【0012】本発明においては、更に、折り返し加工用
ダイスにおけるダイス穴の周端縁にカール部を係止させ
て押圧移動させるのみで折曲反転部が形成される。
ダイスにおけるダイス穴の周端縁にカール部を係止させ
て押圧移動させるのみで折曲反転部が形成される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1乃至図13に示す実施例に基
づいて本発明の実施の形態について説明する。
づいて本発明の実施の形態について説明する。
【0014】図1乃至図5は第1実施例の製造方法を示
す。本実施例は、先ず、図1に示すように、金属管から
なる素管1の一端1aをカール用ダイス2の型穴3の内
側面3aに位置させる。この型穴3は、上面が開口した
半円形断面でかつ環状に形成されている。次で、図2に
示すように、素管1の他端1bに素管1を折り曲げるこ
とが可能な荷重P2 を管軸方向に加え、素管1の一端1
aを型穴3に沿って外側へ屈曲してカーリング加工を行
い、管の全周に外向きのカール部4を形成する。
す。本実施例は、先ず、図1に示すように、金属管から
なる素管1の一端1aをカール用ダイス2の型穴3の内
側面3aに位置させる。この型穴3は、上面が開口した
半円形断面でかつ環状に形成されている。次で、図2に
示すように、素管1の他端1bに素管1を折り曲げるこ
とが可能な荷重P2 を管軸方向に加え、素管1の一端1
aを型穴3に沿って外側へ屈曲してカーリング加工を行
い、管の全周に外向きのカール部4を形成する。
【0015】次に、図3に示すように、上記のように成
形されたカール部4が引っ掛かる内径、すなわち、カー
ル部4の外径R2 より小径でかつ素管1の外径R3 より
大径の内径R1 に形成されたダイス穴5aを有する折り
返し加工用ダイス5に対し、カール部4を図3のように
ダイス穴5aに位置させて素管1の他端1bに素管1を
折り曲げることが可能な荷重P3 を管軸方向の折り返し
加工用ダイス5側へ加える。このとき、カール部4はそ
のカール形状により剛性が大きいため、素管1の折り返
しが可能な荷重P3 によってもカール部4はダイス穴5
a内に滑り込まない。実験の結果、例えばカール部4の
板厚が1.2mmで、径がφ48.6mで、材質がSU
S409の場合、同サイズ、同材の前記従来のフレア1
02と比べると、剛性が38%向上し、最大応力が34
%減少し、ダイス穴5a内には滑り込まなかった。
形されたカール部4が引っ掛かる内径、すなわち、カー
ル部4の外径R2 より小径でかつ素管1の外径R3 より
大径の内径R1 に形成されたダイス穴5aを有する折り
返し加工用ダイス5に対し、カール部4を図3のように
ダイス穴5aに位置させて素管1の他端1bに素管1を
折り曲げることが可能な荷重P3 を管軸方向の折り返し
加工用ダイス5側へ加える。このとき、カール部4はそ
のカール形状により剛性が大きいため、素管1の折り返
しが可能な荷重P3 によってもカール部4はダイス穴5
a内に滑り込まない。実験の結果、例えばカール部4の
板厚が1.2mmで、径がφ48.6mで、材質がSU
S409の場合、同サイズ、同材の前記従来のフレア1
02と比べると、剛性が38%向上し、最大応力が34
%減少し、ダイス穴5a内には滑り込まなかった。
【0016】この荷重P3 により素管1が図4に示すよ
うに折曲反転し、塑性変形した折曲反転部6が形成され
る。なお、この荷重P3 による素管1の軸方向への移動
量(図4において下降量)により折曲反転部6の長さが
設定され、その移動量を長くすることにより折曲反転部
6を長くすることができる。
うに折曲反転し、塑性変形した折曲反転部6が形成され
る。なお、この荷重P3 による素管1の軸方向への移動
量(図4において下降量)により折曲反転部6の長さが
設定され、その移動量を長くすることにより折曲反転部
6を長くすることができる。
【0017】そして、折り返し加工用ダイス5より脱型
することにより、図4に示すような、一方の端部が二重
管で、かつその外管の端部にカール部4を有する折曲反
転管が得られる。
することにより、図4に示すような、一方の端部が二重
管で、かつその外管の端部にカール部4を有する折曲反
転管が得られる。
【0018】また、必要に応じて、図4に示す折り返し
加工後、図5に示すようにカール部4を、押型7により
荷重P4 を加えて偏平にし、表裏片が密着したフランジ
8に形成してもよい。
加工後、図5に示すようにカール部4を、押型7により
荷重P4 を加えて偏平にし、表裏片が密着したフランジ
8に形成してもよい。
【0019】図6乃至図11は第2実施例の製造方法を
示す。本実施例は、先ず図6に示すような金属管からな
る素管9の他端側(カール部が形成される側と反対の
側)を縮管加工して図7に示すような小径管部10と大
径管部11に形成し、かつ、小径管部10と大径管部1
1間にテーパ部12を形成する。或いは、素管9の一端
側(カール部が形成される側)を拡管加工して小径管部
10と大径管部11に形成し、かつ小径管部10と大径
管部11間にテーパ部12を形成する。この縮管加工方
法としては、例えばスピニング加工或いはダイスによる
絞り加工により行い、また拡管加工は例えばパンチによ
る拡げ加工で行う。
示す。本実施例は、先ず図6に示すような金属管からな
る素管9の他端側(カール部が形成される側と反対の
側)を縮管加工して図7に示すような小径管部10と大
径管部11に形成し、かつ、小径管部10と大径管部1
1間にテーパ部12を形成する。或いは、素管9の一端
側(カール部が形成される側)を拡管加工して小径管部
10と大径管部11に形成し、かつ小径管部10と大径
管部11間にテーパ部12を形成する。この縮管加工方
法としては、例えばスピニング加工或いはダイスによる
絞り加工により行い、また拡管加工は例えばパンチによ
る拡げ加工で行う。
【0020】次で、図8に示すように上記大径管部11
の一端9aを上記第1実施例と同様のカール用ダイス2
の型穴3に位置させて小径管部10の他端9bに荷重P
5 を軸方向に加え、上記第1実施例と同様に、大径管部
11の他端部にカール加工による外向きのカール部4を
成形する。なお、この荷重P5 は、図8の鎖線で示すよ
うにテーパ部12に加圧体13を嵌合してこの加圧体1
3を介して加えるようにすると、管の座屈や曲り変形の
おそれがない。
の一端9aを上記第1実施例と同様のカール用ダイス2
の型穴3に位置させて小径管部10の他端9bに荷重P
5 を軸方向に加え、上記第1実施例と同様に、大径管部
11の他端部にカール加工による外向きのカール部4を
成形する。なお、この荷重P5 は、図8の鎖線で示すよ
うにテーパ部12に加圧体13を嵌合してこの加圧体1
3を介して加えるようにすると、管の座屈や曲り変形の
おそれがない。
【0021】次で、上記の管のカール部4を図9に示す
ように、上記第1実施例と同様な折り返し加工用ダイス
5に位置させ、小径管部10の他端9bに荷重P6 を管
軸方向に加える。
ように、上記第1実施例と同様な折り返し加工用ダイス
5に位置させ、小径管部10の他端9bに荷重P6 を管
軸方向に加える。
【0022】この荷重P6 により、上記第1実施例と同
様に、カール部4がダイス穴5aの周端縁に引っ掛かっ
て管軸方向の移動が阻止されつつカール部4より続く大
径管部11が図10に示すようにダイス穴5aの内面に
沿って折り返すように反転し、折り返し加工が行われ、
塑性変形した折曲反転部14が形成される。このとき、
上記第1実施例と同様に、カール部4は剛性が高いこと
によりダイス穴5a内に滑り込まない。
様に、カール部4がダイス穴5aの周端縁に引っ掛かっ
て管軸方向の移動が阻止されつつカール部4より続く大
径管部11が図10に示すようにダイス穴5aの内面に
沿って折り返すように反転し、折り返し加工が行われ、
塑性変形した折曲反転部14が形成される。このとき、
上記第1実施例と同様に、カール部4は剛性が高いこと
によりダイス穴5a内に滑り込まない。
【0023】そして、大径管部11とテーパ部12との
境界部11aまで折曲反転させることにより、図10に
示すように、小径管部10の先部に先開状のテーパ部1
2を有し、かつ、そのテーパ部12の先端から外側へ折
曲反転した大径管部14を有する二重管であって大径管
部14の折曲反転先端にカール部4を有する折曲反転管
が製造される。
境界部11aまで折曲反転させることにより、図10に
示すように、小径管部10の先部に先開状のテーパ部1
2を有し、かつ、そのテーパ部12の先端から外側へ折
曲反転した大径管部14を有する二重管であって大径管
部14の折曲反転先端にカール部4を有する折曲反転管
が製造される。
【0024】また、必要に応じて、図10に示す折り返
し加工後、図11に示すようにカール部4を、押型7に
より荷重P7 を加えて偏平にし、表裏片が密着したフラ
ンジ15に形成してもよい。
し加工後、図11に示すようにカール部4を、押型7に
より荷重P7 を加えて偏平にし、表裏片が密着したフラ
ンジ15に形成してもよい。
【0025】本第2実施例によれば、上記第1実施例と
同様の折曲反転管が得られる上にテーパ部12を有し、
かつこれによって小径管部10と大径管部11との間の
空隙寸法を大きくした折曲反転管を容易に製造できる。
同様の折曲反転管が得られる上にテーパ部12を有し、
かつこれによって小径管部10と大径管部11との間の
空隙寸法を大きくした折曲反転管を容易に製造できる。
【0026】図12は第3実施例を示す。本実施例は、
上記第2実施例における図10の折り返し加工後、更に
荷重P6を加えて、図12に示すように、小径管部10
とテーパ部12との境界部10aを最下降させてテーパ
部12も折り返し反転し、小径管部10の先部に後開状
のテーパ部12を有し、かつそのテーパ部12の後端に
折曲反転した大径管部14を有する二重管であって大径
管部14の折曲反転先端にカール部4を有する折曲反転
管を製造するようにしたものである。
上記第2実施例における図10の折り返し加工後、更に
荷重P6を加えて、図12に示すように、小径管部10
とテーパ部12との境界部10aを最下降させてテーパ
部12も折り返し反転し、小径管部10の先部に後開状
のテーパ部12を有し、かつそのテーパ部12の後端に
折曲反転した大径管部14を有する二重管であって大径
管部14の折曲反転先端にカール部4を有する折曲反転
管を製造するようにしたものである。
【0027】また、必要に応じて、図12に示す折り返
し加工後、図13に示すようにカール部4を、押型7に
より荷重P8 を加えて偏平にし、表裏片が密着したフラ
ンジ16に形成してもよい。
し加工後、図13に示すようにカール部4を、押型7に
より荷重P8 を加えて偏平にし、表裏片が密着したフラ
ンジ16に形成してもよい。
【0028】本第3実施例においても上記第2実施例と
同様に、小径管部10と大径管部11との間の空隙寸法
を大きくした折曲反転管を容易に製造できる。なお、上
記各実施例における折り返し加工時において、管の一端
側に荷重を加えるようにしたが、管の一端を固定し、折
り返し加工用ダイス5を管軸方向へ押圧移動させて折り
返し加工を行ってもよい。
同様に、小径管部10と大径管部11との間の空隙寸法
を大きくした折曲反転管を容易に製造できる。なお、上
記各実施例における折り返し加工時において、管の一端
側に荷重を加えるようにしたが、管の一端を固定し、折
り返し加工用ダイス5を管軸方向へ押圧移動させて折り
返し加工を行ってもよい。
【0029】更に、上記第2及び第3実施例において、
カール4を形成した後に縮管又は拡管工程を行うように
してもよい。
カール4を形成した後に縮管又は拡管工程を行うように
してもよい。
【0030】
【発明の効果】以上のようであるから請求項1記載の発
明によれば、カール部を押圧するのみで、前記従来の如
く挟持する必要がなく折曲反転部を形成でき、かつカー
ル部も周知の簡単な一工程によるカール成形技術で形成
できるので、前記従来の技術に比べ、成形型及び成形設
備を簡易化して型費及び設備費を大幅に低減でき、かつ
工数と加工時間を低減して、能率化、製品コストの低減
化を図ることができる。
明によれば、カール部を押圧するのみで、前記従来の如
く挟持する必要がなく折曲反転部を形成でき、かつカー
ル部も周知の簡単な一工程によるカール成形技術で形成
できるので、前記従来の技術に比べ、成形型及び成形設
備を簡易化して型費及び設備費を大幅に低減でき、かつ
工数と加工時間を低減して、能率化、製品コストの低減
化を図ることができる。
【0031】請求項2記載の発明によれば、更に、小径
管部と折曲反転された大径管部とがテーパ部で連結さ
れ、かつ、小径管部と大径管部との間の空隙が大きい折
曲反転管を容易に製造できる。
管部と折曲反転された大径管部とがテーパ部で連結さ
れ、かつ、小径管部と大径管部との間の空隙が大きい折
曲反転管を容易に製造できる。
【0032】そして、請求項3記載の発明によれば、更
に、折り返し加工が、単にダイス穴を形成した折り返し
加工用ダイスで行え、簡易なダイスで容易かつ安価に製
造できる。
に、折り返し加工が、単にダイス穴を形成した折り返し
加工用ダイスで行え、簡易なダイスで容易かつ安価に製
造できる。
【図1】本発明の第1実施例におけるカール部成形前の
状態を示す側断面図。
状態を示す側断面図。
【図2】図1の状態からカール部を成形する工程を示す
側断面図。
側断面図。
【図3】図2によりカール成形された管を折り返し加工
用ダイスにセットした状態を示す側断面図。
用ダイスにセットした状態を示す側断面図。
【図4】図3の状態から折曲反転加工を行った状態を示
す側断面図。
す側断面図。
【図5】図4で加工された管におけるカール部を偏平に
押圧加工した状態を示す側断面図。
押圧加工した状態を示す側断面図。
【図6】本発明の第2実施例における素管状態を示す側
断面図。
断面図。
【図7】図6の素管の一部を縮管した状態の側断面図。
【図8】図7の管にカール部を成形する工程を示す側断
面図。
面図。
【図9】図8によりカール成形された管を折り返し加工
用ダイスにセットした状態を示す側断面図。
用ダイスにセットした状態を示す側断面図。
【図10】図9の状態から折曲反転加工を行った状態を
示す側断面図。
示す側断面図。
【図11】図10で加工された管におけるカール部を偏
平に押圧加工した状態を示す側断面図。
平に押圧加工した状態を示す側断面図。
【図12】本発明の第3実施例における折曲反転加工を
示す側断面図。
示す側断面図。
【図13】図12で加工された管におけるカール部を偏
平に押圧加工した状態を示す側断面図。
平に押圧加工した状態を示す側断面図。
【図14】従来の製造方法を示すもので、フレア部を挟
持した状態の側断面図。
持した状態の側断面図。
【図15】図14の状態から管を押圧して折曲反転部を
成形した状態を示す側断面図。
成形した状態を示す側断面図。
1,9…管 4…カール部 5…折り返し加工用ダイス 5a…ダイス穴 6,14…折曲反転部 10…小径管部 11…大径管部 12…テーパ部 R1 …ダイス穴径 R2 …カール部の
外径 R3 …管の外径
外径 R3 …管の外径
Claims (3)
- 【請求項1】 管端に外向きのカール部を形成し、その
後にカール部を管軸方向の管部側へ押圧移動させて折曲
反転部を形成することを特徴とする折曲反転管の製造方
法。 - 【請求項2】 管に大径管部とテーパ部と小径管部を連
続して形成する工程と、大径管部の管端に外向きのカー
ル部を形成する工程と、これらの工程後に、カール部を
管軸方向の管部側へ押圧移動させて折曲反転部を形成工
程とからなることを特徴とする折曲反転管の製造方法。 - 【請求項3】 カール部を管軸方向の管部側へ移動させ
る工程を、カール部の外径より小径でかつ管の外径より
大径のダイス穴を有する折り返し加工用ダイスを用い、
カール部を上記ダイス穴の周端縁に位置させて管部又は
折り返し加工用ダイスを管軸方向へ押圧して行うように
した請求項1又は2記載の折曲反転管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9253117A JPH1190528A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 折曲反転管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9253117A JPH1190528A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 折曲反転管の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1190528A true JPH1190528A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17246745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9253117A Withdrawn JPH1190528A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | 折曲反転管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1190528A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002336914A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-26 | Abo Packing Seisakusho:Kk | 深絞り加工部材に対する管体抜止部形成方法 |
JP2008240984A (ja) * | 2007-03-28 | 2008-10-09 | Noritz Corp | 管体連結構造、これに用いられる管継手およびその製造方法 |
JP2021529581A (ja) * | 2018-07-04 | 2021-11-04 | チンタオ ハイアール ウォッシング マシーン カンパニー リミテッド | 排水弁の弁体、排水弁及び取り付け方法 |
-
1997
- 1997-09-18 JP JP9253117A patent/JPH1190528A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002336914A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-26 | Abo Packing Seisakusho:Kk | 深絞り加工部材に対する管体抜止部形成方法 |
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