JPH1177296A - 電気半田鏝用鏝先並びに電気半田鏝 - Google Patents
電気半田鏝用鏝先並びに電気半田鏝Info
- Publication number
- JPH1177296A JPH1177296A JP24940297A JP24940297A JPH1177296A JP H1177296 A JPH1177296 A JP H1177296A JP 24940297 A JP24940297 A JP 24940297A JP 24940297 A JP24940297 A JP 24940297A JP H1177296 A JPH1177296 A JP H1177296A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron
- tip
- electric soldering
- iron tip
- soldering iron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Abstract
深絞り加工品をヒータ収納部として使用することも可能
な電気半田鏝用鏝先とこの鏝先を備えた電気半田鏝を提
供することを目的とする。 【解決手段】 電気半田鏝の鏝先として鏝先の鏝先部を
形成する銅材の表面に薄肉状の鉄系金属体を被覆接合し
てなる電気半田鏝用鏝先を用いる。
Description
改良に関し、更に詳しくは、耐久性、熱伝導性に優れた
鏝先部を供え、銅パイプの深絞り加工品をヒータ収納部
として使用することも可能な電気半田鏝の鏝先の改良に
関するものである。
を切削加工して、一端にヒータ収納部を設けると共に他
端に鏝先部を設けた鏝先に形成し、この鏝先に鉄メッキ
並びに半田メッキを施すようにしたもの、或いは、特開
平2−307672号公報に記載されるように、鉄製の
鏝先チップを銅製のヒータ収納部に結合固定し、この鏝
先チップに鉄メッキ並びに半田メッキを施すようにした
ものが知られている。これら鏝先は、ヒータを備えた本
体部と一体となり電気半田鏝を構成するものである。
鏝の場合には、前者の場合には、鏝先の寿命が短く、ま
た、銅パイプの深絞り加工品をヒータ収納部として使用
しようとしても、深絞り部に生じる隙間のために完全な
鉄メッキを施すことができないために、銅パイプの深絞
り加工品をヒータ収納部として使用することができなか
った。また、後者の場合には、鏝先を肉厚の鉄部材で構
成することにより鏝先の寿命は長寿命化したものの、鏝
の生命と言われる鏝先の熱伝導性を犠牲にするため、高
度な精密さを要求される半田付けの用途には不向きであ
った。そこで、本発明は前記従来技術の不都合を解消
し、耐久性、熱伝導性に優れ、且つ、銅パイプの深絞り
加工品をヒータ収納部として使用することも可能な電気
半田鏝用鏝先とこの鏝先を備えた電気半田鏝を提供する
ことを目的とする。
先は、前記課題を解決するべく、請求項1に記載の通
り、鏝先の鏝先部を形成する銅材の表面に薄肉状の鉄系
金属体を被覆接合したことを特徴とする。また、請求項
2記載の電気半田鏝用鏝先は、前記鉄系金属体の厚味は
0.1〜6.0mmであることを特徴とする。また、請
求項3記載の電気半田鏝用鏝先は、前記鉄系金属体は板
金加工、板抜き加工、或いは、切削加工によって所定形
状に形成されたものであることを特徴とする。また、請
求項4記載の電気半田鏝用鏝先は、銅パイプを深絞り加
工して該深絞り部の先端を鏝先部としたヒータ収納体の
前記鏝先部に前記鉄系金属体を接合したことを特徴とす
る。また、請求項5記載の電気半田鏝用鏝先は、銅パイ
プからなるヒータ収容体の一端に前記鏝先部を形成する
銅材を接合したことを特徴とする。また、本発明の電気
半田鏝は、前記請求項1乃至5の何れかに記載の電気半
田鏝用鏝先を備えたことを特徴とする。
ステンレス、合金鋼等、耐熱性に優れた鉄系の金属体で
あれば、特に限定されるものではない。また、鏝先の形
状も、B型、C型、BC型、ナイフ型、特殊凹型等、薄
肉状の金属体をこれと一体となって鏝先を形成する鏝先
部に接合させて鏝先を形成できるような形状のものであ
れば、特にその形状は限定されるものではない。また、
ヒータ収納体についても、銅パイプの深絞り加工品に限
定されるものではなく、銅無垢金属材料を切削加工した
ものであっても構わない。また、鏝先のヒータ収容体の
みを銅パイプで構成し、その先端に鏝先部を形成する銅
材を接合するようにしてもよい。この場合、銅パイプで
構成されるヒータ収容体の内面はメッキ処理が簡単に行
え、従来のように銅の酸化物被膜の剥離防止のためにス
テンレスパイプを内部に収容させる必要がなくなる。ま
た、たとえステンレスパイプを収容する場合でも両パイ
プの径が共に均一であるため、挿入作業が容易である。
面に薄肉状の鉄系金属体を被覆接合することにより、こ
の薄肉状の金属体によってメッキ品に比べ長寿命な鏝先
が形成され、また、この薄肉状の金属体の裏面部には熱
伝導性に優れた銅材並びにヒータ収納体が近接すること
になり、良好な熱伝導性を備えた鏝先が得られる。この
ような、耐久性に優れ、且つ、熱伝導性に優れた鏝先に
形成するには、前記薄肉状の金属体は0.1〜6.0m
mの厚味とすることが好ましい。また、前記薄肉状の金
属体は板金加工、板抜き加工、或いは、切削加工等によ
って、B型、BC型、C型、ナイフ型、特殊凹型等の各
種鏝先の外形に合わせた形状に簡単に形成できる。ま
た、鏝先部に鉄メッキではなく薄肉状の鉄系金属体を接
合することにより鏝先を形成するものであるから、たと
え深絞り加工によって加工部に隙間が生じたとしてもそ
の部分に金属体を接合してしまうため、この隙間の影響
は無視でき、ヒータ収納体を含めた鏝先全体として、銅
パイプを深絞り加工した筒体を用いることができる。
並びに電気半田鏝の実施の形態につき、図面を参照しつ
つ説明する。図1は、本発明をいわゆるB型の電気半田
鏝用鏝先として構成した例を示すもので、銅パイプから
なるヒータ収納体1の一端側をそのパイプ中空部をヒー
タ収納穴2として利用すると共に、他端側に深絞り加工
を施して、薄肉状の鉄系金属体3の被覆部分を除いて略
B型の鏝先形状にした鏝先部4を形成してある。そして
この鏝先部4には鉄製の薄肉キャップ状の金属体3を被
せてロー付け接合し、前記金属体3と鏝先部4によって
耐久性、熱伝導性に優れた鏝先5を形成している。ま
た、本実施の形態のごとく、ヒータ収納体1を銅パイプ
の深絞り品で構成した場合には、従来の銅無垢金属材料
を切削加工するのと異なり、精密な内径、外径を備えた
ヒータ収納体1を簡単に形成できる。尚、前記電気半田
鏝用鏝先は、図略のヒータを備えた本体部と一体にして
電気半田鏝に構成するものである。
鏝用鏝先を示すもので、鏝先の先端形状が異なること以
外は前記実施の形態と同様の構成である。尚、図1の実
施の形態の場合には、金属体3と鏝先部4とはロー付け
により接合したが、その接合手段は、ロー付け方法を含
め、超音波法、回転摩擦圧接法、ロール圧接方法、ダイ
キャスト法、かしめ法等、鏝先の形状等に合わせ任意で
ある。また、前記金属体と鏝先部との接合は、例えば図
3に示すC型の場合のように鏝先の形状によっては金属
体を鏝先部に被せることなく単に張り合わせて接合する
だけでも構わない。尚、鏝先には必要に応じて半田上が
り防止のためのメッキ処理を施してもよい。
る。 (実施例)まず、外径9.5mm、内径5.0mm、長
さ56mmの無酸素銅からなるパイプを深絞り加工し
て、一端にB型の鏝先部を形成したヒータ収容体を用意
した。尚、鏝先部は後記する金属体を一体にして最終的
な鏝先形状に形成できるように、実際より0.5mm程
小径に形成するようにした。次に、純鉄を切削加工し
て、前記銅材からなる鏝先部に被覆接合するための鉄系
金属体を鏝先の最終形状よりも幾分大径にしたものを用
意した。次に、この金属体を前記ヒータ収容体の鏝先部
に被嵌して、その後、余分な部分をシェージングして鏝
先の最終形状に仕上げた。得られた鉄系金属体は平均厚
味で0.5mm程度のキャップ状に仕上がっていた。こ
のヒータ収容体にステンレスパイプを挿入し、更に、こ
のステンレスパイプ内に半田鏝本体のヒータを収納し、
電気半田鏝を完成させた。
行ったところ非常に良好な半田付けを行えた。また、従
来の鉄メッキ物が5,000ポイントの処理が平均的で
あるのに対し、10,000ポイントの処理が可能であ
った。即ち、耐久性が2倍近く向上し、極めて耐久性に
優れたものであった。
熱伝導性に優れ、且つ、銅パイプの深絞り加工品をヒー
タ収納部として使用可能な電気半田鏝用鏝先並びに電気
半田鏝が得られる。
面図 (B)同正面図
断面図 (B)同正面図
面図 (B)同正面図
側断面図 (B)同正面図
面図 (B)同正面図
Claims (6)
- 【請求項1】 鏝先の鏝先部を形成する銅材の表面に薄
肉状の鉄系金属体を被覆接合してなる電気半田鏝用鏝
先。 - 【請求項2】 前記鉄系金属体の厚味は0.1〜6.0
mmであることを特徴とする請求項1記載の電気半田鏝
用鏝先。 - 【請求項3】 前記鉄系金属体は板金加工、板抜き加
工、或いは、切削加工によって所定形状に形成されたも
のであることを特徴とする請求項1または2記載の電気
半田鏝用鏝先。 - 【請求項4】 銅パイプを深絞り加工して該深絞り部の
先端を鏝先部としたヒータ収納体の前記鏝先部に前記鉄
系金属体を接合したことを特徴とする請求項1乃至3の
何れかに記載の電気半田鏝用鏝先。 - 【請求項5】 銅パイプからなるヒータ収容体の一端に
前記鏝先部を形成する銅材を接合したことを特徴とする
請求項1乃至3の何れかに記載の電気半田鏝用鏝先。 - 【請求項6】 前記請求項1乃至5の何れかに記載の電
気半田鏝用鏝先を備えたことを特徴とする電気半田鏝。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24940297A JPH1177296A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 電気半田鏝用鏝先並びに電気半田鏝 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24940297A JPH1177296A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 電気半田鏝用鏝先並びに電気半田鏝 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1177296A true JPH1177296A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17192459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24940297A Pending JPH1177296A (ja) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | 電気半田鏝用鏝先並びに電気半田鏝 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1177296A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006040815A1 (ja) * | 2004-10-13 | 2006-04-20 | Sanko Handakote Co., Ltd. | 半田鏝用チップ |
JP2007038280A (ja) * | 2005-08-04 | 2007-02-15 | Tootsuu:Kk | 半田ごて用のこて先及びその製造方法 |
CN102069358A (zh) * | 2010-12-31 | 2011-05-25 | 东莞市卡萨帝电子科技有限公司 | 一种智能烙铁头的制作方法 |
CH707125A1 (de) * | 2012-10-26 | 2014-04-30 | Esec Ag | Werkzeug zum Verteilen von Lot auf einem Substrat und Werkzeug zum Auftragen und Verteilen von Lot auf ein Substrat. |
JP2018104769A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 白光株式会社 | 加熱工具の先端部材の製造方法及び加熱工具の先端部材 |
-
1997
- 1997-08-28 JP JP24940297A patent/JPH1177296A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006040815A1 (ja) * | 2004-10-13 | 2006-04-20 | Sanko Handakote Co., Ltd. | 半田鏝用チップ |
JP2007038280A (ja) * | 2005-08-04 | 2007-02-15 | Tootsuu:Kk | 半田ごて用のこて先及びその製造方法 |
JP4566857B2 (ja) * | 2005-08-04 | 2010-10-20 | 株式会社トーツー | 半田ごて用のこて先及びその製造方法 |
CN102069358A (zh) * | 2010-12-31 | 2011-05-25 | 东莞市卡萨帝电子科技有限公司 | 一种智能烙铁头的制作方法 |
CN102069358B (zh) * | 2010-12-31 | 2014-01-01 | 东莞市卡萨帝电子科技有限公司 | 一种智能烙铁头的制作方法 |
CH707125A1 (de) * | 2012-10-26 | 2014-04-30 | Esec Ag | Werkzeug zum Verteilen von Lot auf einem Substrat und Werkzeug zum Auftragen und Verteilen von Lot auf ein Substrat. |
JP2018104769A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | 白光株式会社 | 加熱工具の先端部材の製造方法及び加熱工具の先端部材 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2279997A1 (en) | Soldering iron tips | |
JP4037477B2 (ja) | 硬質半田付けされたアルミニウム熱交換器を形成する方法 | |
JPS6018275B2 (ja) | 抵抗溶接用電極とその製法 | |
JPS58132325A (ja) | 中空カムシヤフトの製造方法 | |
JPH1177296A (ja) | 電気半田鏝用鏝先並びに電気半田鏝 | |
US7181976B2 (en) | Spring-elastic measuring element comprising a flat connecting element that can be welded | |
JP2001038436A (ja) | 中空体の製造方法 | |
CN217166863U (zh) | 端盖及管路组件 | |
JP4566857B2 (ja) | 半田ごて用のこて先及びその製造方法 | |
JP2000153360A (ja) | 溶接用チップとその製造方法 | |
JPH0543990Y2 (ja) | ||
JPH0698484B2 (ja) | 電気半田鏝用ティップ | |
JPS5874290A (ja) | 抵抗溶接用電極 | |
JPS59183985A (ja) | 溶接用チツプおよびその製造方法 | |
JP2000343210A (ja) | 二重構造管およびその製造方法 | |
JP2696395B2 (ja) | 電極の製造方法 | |
WO2019049440A1 (ja) | スパークプラグの製造方法 | |
JP3337698B2 (ja) | 内燃機関用点火栓 | |
JP2001121268A (ja) | 溶接用コンタクトチップおよびその製造方法 | |
JP2010053415A (ja) | 給電ロールおよび給電ロールの製造方法 | |
JPH1155931A (ja) | 渦電流式減速装置の制動ドラム | |
JPH11129686A (ja) | 装飾体のクリップへの取り付け構造 | |
JP2673513B2 (ja) | プラズマ電極の製造方法 | |
JP2540416Y2 (ja) | 半田ごて | |
JPS6034779B2 (ja) | マグネトロンアノ−ドの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040623 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060530 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20060731 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060829 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |