JPH1171280A - 医薬組成物 - Google Patents
医薬組成物Info
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- JPH1171280A JPH1171280A JP10175240A JP17524098A JPH1171280A JP H1171280 A JPH1171280 A JP H1171280A JP 10175240 A JP10175240 A JP 10175240A JP 17524098 A JP17524098 A JP 17524098A JP H1171280 A JPH1171280 A JP H1171280A
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- glycyl
- peptide
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 副作用の少なく、かつ、著しく増強された抗
腫瘍作用を有するカンプトテシン誘導体を有効成分とし
てなる医薬組成物を提供する。 【解決手段】 7位〜12位の隣接位の置換基が環を形
成すると共に、アミノアルコキシ基、ヒドロキシアルコ
キシ基等を有するカンプトテシン化合物を、アミノ酸ま
たはペプチドを介して、カルボキシル基を含有する多糖
類と結合させて、本発明の所望の有効成分であるカンプ
トテシン誘導体に導く。
腫瘍作用を有するカンプトテシン誘導体を有効成分とし
てなる医薬組成物を提供する。 【解決手段】 7位〜12位の隣接位の置換基が環を形
成すると共に、アミノアルコキシ基、ヒドロキシアルコ
キシ基等を有するカンプトテシン化合物を、アミノ酸ま
たはペプチドを介して、カルボキシル基を含有する多糖
類と結合させて、本発明の所望の有効成分であるカンプ
トテシン誘導体に導く。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、増強された抗腫瘍
作用を示す新規なカンプトテシン誘導体を有効成分とし
てなる医薬組成物に関する。さらに詳しくは、本発明
は、アミノアルコキシ基またはヒドロキシアルコキシ基
を有するカンプトテシン化合物等をアミノ酸またはペプ
チドを介してカルボキシル基を有する多糖類に結合させ
てなる新規なカンプトテシン誘導体を有効成分としてな
る医薬組成物に関する。本発明の有効成分であるカンプ
トテシン誘導体は、標的作用部位に多量かつ選択的に送
達され、その部位で所望の薬理学的作用を発揮すること
ができるものであって、カンプトテシン化合物の有する
抗腫瘍作用が著しく増強されると共に、その副作用が軽
減され、医薬品として極めて有用なものである。
作用を示す新規なカンプトテシン誘導体を有効成分とし
てなる医薬組成物に関する。さらに詳しくは、本発明
は、アミノアルコキシ基またはヒドロキシアルコキシ基
を有するカンプトテシン化合物等をアミノ酸またはペプ
チドを介してカルボキシル基を有する多糖類に結合させ
てなる新規なカンプトテシン誘導体を有効成分としてな
る医薬組成物に関する。本発明の有効成分であるカンプ
トテシン誘導体は、標的作用部位に多量かつ選択的に送
達され、その部位で所望の薬理学的作用を発揮すること
ができるものであって、カンプトテシン化合物の有する
抗腫瘍作用が著しく増強されると共に、その副作用が軽
減され、医薬品として極めて有用なものである。
【0002】
【従来の技術】カンプトテシンは植物アルカロイドの一
種であって、下記の化学構造式:
種であって、下記の化学構造式:
【0003】
【化4】
【0004】を有し、抗白血病作用および抗腫瘍作用を
有することが知られており、その誘導体であるイリノテ
カン塩酸塩(CPT−11)はすでに市販にも供されて
いる。しかしながら、この化合物は、臨床において強い
抗腫瘍活性を示す反面、他の抗腫瘍剤等と同様に副作用
が強く、その使用に制限を受けている[癌と化学療法、
21巻、709頁(1994年)]。
有することが知られており、その誘導体であるイリノテ
カン塩酸塩(CPT−11)はすでに市販にも供されて
いる。しかしながら、この化合物は、臨床において強い
抗腫瘍活性を示す反面、他の抗腫瘍剤等と同様に副作用
が強く、その使用に制限を受けている[癌と化学療法、
21巻、709頁(1994年)]。
【0005】また、種々のカンプトテシン化合物が合成
され、それらが抗腫瘍活性を有することも報告されてい
る(特開平1−279891号、特開平5−22204
8号、特開平6−87746号、特開平6−22814
1号、特表平4−503505号、特表平4−5020
17号等)。
され、それらが抗腫瘍活性を有することも報告されてい
る(特開平1−279891号、特開平5−22204
8号、特開平6−87746号、特開平6−22814
1号、特表平4−503505号、特表平4−5020
17号等)。
【0006】一方、この種の副作用の強い薬物について
抗腫瘍活性を増大させると共にその副作用をできるだけ
抑えるために、近年、薬物を必要な組織に必要な量だけ
送達する、いわゆるドラッグ・デリバリー・システム
(Drug DeliverySystem)の技術が
研究されている。特に、癌化学療法においては、腫瘍細
胞と正常細胞との間で抗癌剤感受性に十分な差異が得ら
れないことが問題であり、抗癌剤を癌病巣へ選択的に送
達するターゲッティング型ドラッグ・デリバリー・シス
テムの研究が盛んに行われており、例えば、ドキソルビ
シン−多糖類複合体(WO 94/19376号)、ド
キソルビシン封入リポソーム[抗癌剤の効果増強とター
ゲッティング療法(サイエンス・フォーラム株式会社発
行)、227頁(1987年)]、デキストラン結合マ
イトマイシン[抗癌剤の効果増強とターゲッティング療
法(サイエンス・フォーラム株式会社発行)、278頁
(1987年)]等が知られている。
抗腫瘍活性を増大させると共にその副作用をできるだけ
抑えるために、近年、薬物を必要な組織に必要な量だけ
送達する、いわゆるドラッグ・デリバリー・システム
(Drug DeliverySystem)の技術が
研究されている。特に、癌化学療法においては、腫瘍細
胞と正常細胞との間で抗癌剤感受性に十分な差異が得ら
れないことが問題であり、抗癌剤を癌病巣へ選択的に送
達するターゲッティング型ドラッグ・デリバリー・シス
テムの研究が盛んに行われており、例えば、ドキソルビ
シン−多糖類複合体(WO 94/19376号)、ド
キソルビシン封入リポソーム[抗癌剤の効果増強とター
ゲッティング療法(サイエンス・フォーラム株式会社発
行)、227頁(1987年)]、デキストラン結合マ
イトマイシン[抗癌剤の効果増強とターゲッティング療
法(サイエンス・フォーラム株式会社発行)、278頁
(1987年)]等が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】カンプトテシン化合物
は、上述の如く、優れた抗腫瘍作用を有し、医薬として
極めて有用である反面、その強い副作用のためにその使
用が著しく制限されるという問題がある。本発明は、そ
の優れた薬物活性を保持しつつ、好ましくない副作用の
発現を抑えた新しいカンプトテシン誘導体を有効成分と
してなる医薬組成物を提供するものである。
は、上述の如く、優れた抗腫瘍作用を有し、医薬として
極めて有用である反面、その強い副作用のためにその使
用が著しく制限されるという問題がある。本発明は、そ
の優れた薬物活性を保持しつつ、好ましくない副作用の
発現を抑えた新しいカンプトテシン誘導体を有効成分と
してなる医薬組成物を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、反応性基を有
するカンプトテシン化合物に、アミノ酸またはペプチド
を介してカルボキシル基を有する多糖類を結合させたカ
ンプトテシン誘導体を有効成分としてなる医薬組成物に
関する。
するカンプトテシン化合物に、アミノ酸またはペプチド
を介してカルボキシル基を有する多糖類を結合させたカ
ンプトテシン誘導体を有効成分としてなる医薬組成物に
関する。
【0009】すなわち、アミノアルコキシ基、ヒドロキ
シアルコキシ基等を有する、下記の一般式
シアルコキシ基等を有する、下記の一般式
【0010】
【化5】
【0011】[式中、R1〜R5は(A)R1〜R5のう
ち、隣接する2つが互いに結合してアルキレン基を形成
しているかまたは2つとも水素原子であり、残りのR1
〜R5のうち1つが−Xn−Alkm−R6であり、他の2
つが水素原子であるか、あるいは(B)R1〜R5のう
ち、隣接する2つが互いに結合してアルキレン基を形成
し、そのアルキレン基のいずれかの炭素原子に−Xn−
Alkm−R6が置換しており、R1〜R5の残りの3つが
水素原子、アルキル基またはハロゲン原子であることを
表し、(A)および(B)におけるアルキレン基中の1
つまたは2つのメチレン基は−O−、−S−または−N
H−で置き換えられていてもよく、Xは−O−または−
NH−であり、Alkはアルキレン基であり、R6は−
NH2、
ち、隣接する2つが互いに結合してアルキレン基を形成
しているかまたは2つとも水素原子であり、残りのR1
〜R5のうち1つが−Xn−Alkm−R6であり、他の2
つが水素原子であるか、あるいは(B)R1〜R5のう
ち、隣接する2つが互いに結合してアルキレン基を形成
し、そのアルキレン基のいずれかの炭素原子に−Xn−
Alkm−R6が置換しており、R1〜R5の残りの3つが
水素原子、アルキル基またはハロゲン原子であることを
表し、(A)および(B)におけるアルキレン基中の1
つまたは2つのメチレン基は−O−、−S−または−N
H−で置き換えられていてもよく、Xは−O−または−
NH−であり、Alkはアルキレン基であり、R6は−
NH2、
【0012】
【化6】
【0013】または−OHであり、mおよびnは共に0
または1であるか、mが1、nが0である]で示される
カンプトテシン化合物[I]のR6とカルボキシル基を
有する多糖類とがアミノ酸またはペプチドを介して結合
してなるカンプトテシン誘導体が、著しく強い抗腫瘍作
用を有すると共に毒性が低いことが判明した。
または1であるか、mが1、nが0である]で示される
カンプトテシン化合物[I]のR6とカルボキシル基を
有する多糖類とがアミノ酸またはペプチドを介して結合
してなるカンプトテシン誘導体が、著しく強い抗腫瘍作
用を有すると共に毒性が低いことが判明した。
【0014】本発明の目的は、式[I]で示されるカン
プトテシン化合物とカルボキシル基を有する多糖類とを
アミノ酸またはペプチドを介して結合させてなる新規な
カンプトテシン誘導体を有効成分としてなる医薬組成物
を提供するものである。
プトテシン化合物とカルボキシル基を有する多糖類とを
アミノ酸またはペプチドを介して結合させてなる新規な
カンプトテシン誘導体を有効成分としてなる医薬組成物
を提供するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の有効成分であるカンプト
テシン誘導体としては、カンプトテシン化合物[I]と
カルボキシル基を有する多糖類とがアミノ酸またはペプ
チドを介して結合してなるものをあげることができる。
その具体例としては、多糖類のカルボキシル基の一部ま
たは全部とアミノ酸またはペプチドのアミノ基が酸アミ
ド結合し、そのアミノ酸またはペプチドにおけるカルボ
キシル基の全部または一部と化合物[I]のR6とが酸
アミド結合またはエステル結合している化合物をあげる
ことができ、より具体的には多糖類のカルボキシル基の
一部または全部とアミノ酸またはペプチドのN末端アミ
ノ基が酸アミド結合し、そのアミノ酸またはペプチドの
C末端カルボキシル基と化合物[I]のR6とが酸アミ
ド結合またはエステル結合している化合物等をあげるこ
とができる。
テシン誘導体としては、カンプトテシン化合物[I]と
カルボキシル基を有する多糖類とがアミノ酸またはペプ
チドを介して結合してなるものをあげることができる。
その具体例としては、多糖類のカルボキシル基の一部ま
たは全部とアミノ酸またはペプチドのアミノ基が酸アミ
ド結合し、そのアミノ酸またはペプチドにおけるカルボ
キシル基の全部または一部と化合物[I]のR6とが酸
アミド結合またはエステル結合している化合物をあげる
ことができ、より具体的には多糖類のカルボキシル基の
一部または全部とアミノ酸またはペプチドのN末端アミ
ノ基が酸アミド結合し、そのアミノ酸またはペプチドの
C末端カルボキシル基と化合物[I]のR6とが酸アミ
ド結合またはエステル結合している化合物等をあげるこ
とができる。
【0016】式[I]で示される化合物における各置換
基はつぎの基を含む。
基はつぎの基を含む。
【0017】(A)におけるR1〜R5のうち隣接する2
つが互いに結合して形成されるアルキレン基(1つまた
は2つのメチレン基が−O−、−S−または−NH−で
置き換えられていてもよい)としては、一般式[I]に
おいて7位と9位、9位と10位、10位と11位、ま
たは11位と12位で形成され、炭素数2〜6個の直鎖
または分岐鎖アルキレン基(例えば、エチレン基、トリ
メチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘ
キサメチレン基、メチルメチレン基、メチルエチレン
基、メチルトリメチレン基)が挙げられる。
つが互いに結合して形成されるアルキレン基(1つまた
は2つのメチレン基が−O−、−S−または−NH−で
置き換えられていてもよい)としては、一般式[I]に
おいて7位と9位、9位と10位、10位と11位、ま
たは11位と12位で形成され、炭素数2〜6個の直鎖
または分岐鎖アルキレン基(例えば、エチレン基、トリ
メチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘ
キサメチレン基、メチルメチレン基、メチルエチレン
基、メチルトリメチレン基)が挙げられる。
【0018】該アルキレン基のうち1つのメチレン基
が、−O−、−S−または−NH−で置き換えられたア
ルキレン基としては、末端のメチレン基、末端以外の1
つのメチレン基が−O−、−S−または−NH−で置き
換えられたアルキレン基が挙げられ、具体的には、式−
O−Alk’−(ここで、「Alk’」はアルキレン基
を意味する。以下同様)で示されるアルキレンオキシ基
(例えば、メチレンオキシ基、エチレンオキシ基、トリ
メチレンオキシ基、テトラメチレンオキシ基、メチルエ
チレンオキシ基);式−NH−Alk’−で示されるア
ルキレンアミノ基(例えば、メチレンアミノ基、エチレ
ンアミノ基、トリメチレンアミノ基、テトラメチレンア
ミノ基、メチルエチレンアミノ基);式−S−Alk’
−で示されるアルキレンチオ基(例えば、メチレンチオ
基、エチレンチオ基、トリメチレンチオ基、テトラメチ
レンチオ基、メチルエチレンチオ基);式−Alk’−
O−Alk’’−(ここで、「Alk’’」はAlk’
と同一のまたは異なるアルキレン基を意味する。以下同
様)で示されるアルキレンオキシアルキル基(例えば、
メチレンオキシメチル基、エチレンオキシメチル基、ト
リメチレンオキシメチル基、メチルエチレンオキシメチ
ル基);式−Alk’−NH−Alk’’−で示される
アルキレンアミノアルキル基(例えば、メチレンアミノ
メチル基、エチレンアミノメチル基、トリメチレンアミ
ノメチル基、メチルエチレンアミノメチル基);式−A
lk’−S−Alk’’−で示されるアルキレンチオア
ルキル基(例えば、メチレンチオメチル基、エチレンチ
オメチル基、トリメチレンチオメチル基、メチルエチレ
ンチオメチル基)等が挙げられる。
が、−O−、−S−または−NH−で置き換えられたア
ルキレン基としては、末端のメチレン基、末端以外の1
つのメチレン基が−O−、−S−または−NH−で置き
換えられたアルキレン基が挙げられ、具体的には、式−
O−Alk’−(ここで、「Alk’」はアルキレン基
を意味する。以下同様)で示されるアルキレンオキシ基
(例えば、メチレンオキシ基、エチレンオキシ基、トリ
メチレンオキシ基、テトラメチレンオキシ基、メチルエ
チレンオキシ基);式−NH−Alk’−で示されるア
ルキレンアミノ基(例えば、メチレンアミノ基、エチレ
ンアミノ基、トリメチレンアミノ基、テトラメチレンア
ミノ基、メチルエチレンアミノ基);式−S−Alk’
−で示されるアルキレンチオ基(例えば、メチレンチオ
基、エチレンチオ基、トリメチレンチオ基、テトラメチ
レンチオ基、メチルエチレンチオ基);式−Alk’−
O−Alk’’−(ここで、「Alk’’」はAlk’
と同一のまたは異なるアルキレン基を意味する。以下同
様)で示されるアルキレンオキシアルキル基(例えば、
メチレンオキシメチル基、エチレンオキシメチル基、ト
リメチレンオキシメチル基、メチルエチレンオキシメチ
ル基);式−Alk’−NH−Alk’’−で示される
アルキレンアミノアルキル基(例えば、メチレンアミノ
メチル基、エチレンアミノメチル基、トリメチレンアミ
ノメチル基、メチルエチレンアミノメチル基);式−A
lk’−S−Alk’’−で示されるアルキレンチオア
ルキル基(例えば、メチレンチオメチル基、エチレンチ
オメチル基、トリメチレンチオメチル基、メチルエチレ
ンチオメチル基)等が挙げられる。
【0019】また該アルキレン基のうち2つのメチレン
基が−O−、−S−または−NH−で置き換えられたア
ルキレン基としては、末端のメチレン基、末端以外の2
つのメチレン基が−O−、−S−または−NH−で置き
換えられたアルキレン基が挙げられ、具体的には、式−
O−Alk’−O−で示されるアルキレンジオキシ基
(例えば、メチレンジオキシ基、エチレンジオキシ基、
トリメチレンジオキシ基、テトラメチレンジオキシ基、
メチルエチレンジオキシ基);式−NH−Alk’−N
H−で示されるアルキレンジアミノ基(例えば、メチレ
ンジアミノ基、エチレンジアミノ基、トリメチレンジア
ミノ基、テトラメチレンジアミノ基、メチルエチレンジ
アミノ基);式−S−Alk’−S−で示されるアルキ
レンジチオ基(例えば、メチレンジチオ基、エチレンジ
チオ基、トリメチレンジチオ基、テトラメチレンジチオ
基、メチルエチレンジチオ基)等が挙げられる。
基が−O−、−S−または−NH−で置き換えられたア
ルキレン基としては、末端のメチレン基、末端以外の2
つのメチレン基が−O−、−S−または−NH−で置き
換えられたアルキレン基が挙げられ、具体的には、式−
O−Alk’−O−で示されるアルキレンジオキシ基
(例えば、メチレンジオキシ基、エチレンジオキシ基、
トリメチレンジオキシ基、テトラメチレンジオキシ基、
メチルエチレンジオキシ基);式−NH−Alk’−N
H−で示されるアルキレンジアミノ基(例えば、メチレ
ンジアミノ基、エチレンジアミノ基、トリメチレンジア
ミノ基、テトラメチレンジアミノ基、メチルエチレンジ
アミノ基);式−S−Alk’−S−で示されるアルキ
レンジチオ基(例えば、メチレンジチオ基、エチレンジ
チオ基、トリメチレンジチオ基、テトラメチレンジチオ
基、メチルエチレンジチオ基)等が挙げられる。
【0020】式−Xn−Alkm−R6で示される基にお
けるAlkとしては、炭素数1〜6個の直鎖または分岐
鎖アルキレン基(例えば、メチレン基、エチレン基、ト
リメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、
ヘキサメチレン基、メチルエチレン基、メチルトリメチ
レン基)が挙げられ、該−Xn−Alkm−R6で示され
る基の具体例としては、アミノアルキルオキシ基(例え
ば、アミノエチルオキシ基、アミノプロピルオキシ
基)、ピペラジニルアルキルオキシ基(例えば、ピペラ
ジニルエチルオキシ基、ピペラジニルプロピルオキシ
基、ピペラジニルブチルオキシ基、ピペラジニルペンチ
ルオキシ基)、ヒドロキシアルキルオキシ基(例えば、
ヒドロキシエチルオキシ基、ヒドロキシプロピルオキシ
基、ヒドロキシブチルオキシ基、ヒドロキシペンチルオ
キシ基)、アミノアルキルアミノ基(例えば、アミノエ
チルアミノ基、アミノプロピルアミノ基、アミノブチル
アミノ基、アミノペンチルアミノ基)、ピペラジニルア
ルキルアミノ基(例えば、ピペラジニルエチルアミノ
基、ピペラジニルプロピルアミノ基、ピペラジニルブチ
ルアミノ基、ピペラジニルペンチルアミノ基)、ヒドロ
キシアルキルアミノ基(例えば、ヒドロキシエチルアミ
ノ基、ヒドロキシプロピルアミノ基、ヒドロキシブチル
アミノ基、ヒドロキシペンチルアミノ基)、アミノアル
キル基(例えば、アミノメチル基、アミノエチル基、ア
ミノプロピル基、アミノブチル基、アミノペンチル
基)、ピペラジニルアルキル基(例えば、ピペラジニル
メチル基、ピペラジニルエチル基、ピペラジニルプロピ
ル基、ピペラジニルブチル基、ピペラジニルペンチル
基)、ヒドロキシアルキル基(例えば、ヒドロキシメチ
ル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒ
ドロキシブチル基、ヒドロキシペンチル基)、アミノ
基、ピペラジノ基、およびヒドロキシ基等が挙げられ
る。
けるAlkとしては、炭素数1〜6個の直鎖または分岐
鎖アルキレン基(例えば、メチレン基、エチレン基、ト
リメチレン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、
ヘキサメチレン基、メチルエチレン基、メチルトリメチ
レン基)が挙げられ、該−Xn−Alkm−R6で示され
る基の具体例としては、アミノアルキルオキシ基(例え
ば、アミノエチルオキシ基、アミノプロピルオキシ
基)、ピペラジニルアルキルオキシ基(例えば、ピペラ
ジニルエチルオキシ基、ピペラジニルプロピルオキシ
基、ピペラジニルブチルオキシ基、ピペラジニルペンチ
ルオキシ基)、ヒドロキシアルキルオキシ基(例えば、
ヒドロキシエチルオキシ基、ヒドロキシプロピルオキシ
基、ヒドロキシブチルオキシ基、ヒドロキシペンチルオ
キシ基)、アミノアルキルアミノ基(例えば、アミノエ
チルアミノ基、アミノプロピルアミノ基、アミノブチル
アミノ基、アミノペンチルアミノ基)、ピペラジニルア
ルキルアミノ基(例えば、ピペラジニルエチルアミノ
基、ピペラジニルプロピルアミノ基、ピペラジニルブチ
ルアミノ基、ピペラジニルペンチルアミノ基)、ヒドロ
キシアルキルアミノ基(例えば、ヒドロキシエチルアミ
ノ基、ヒドロキシプロピルアミノ基、ヒドロキシブチル
アミノ基、ヒドロキシペンチルアミノ基)、アミノアル
キル基(例えば、アミノメチル基、アミノエチル基、ア
ミノプロピル基、アミノブチル基、アミノペンチル
基)、ピペラジニルアルキル基(例えば、ピペラジニル
メチル基、ピペラジニルエチル基、ピペラジニルプロピ
ル基、ピペラジニルブチル基、ピペラジニルペンチル
基)、ヒドロキシアルキル基(例えば、ヒドロキシメチ
ル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒ
ドロキシブチル基、ヒドロキシペンチル基)、アミノ
基、ピペラジノ基、およびヒドロキシ基等が挙げられ
る。
【0021】また、(B)におけるR1〜R5のうち隣接
する2つが互いに結合して形成されるアルキレン基(1
つまたは2つのメチレン基が−O−、−S−または−N
H−で置き換えられていてもよい)であって、そのアル
キレン基のいずれかの炭素原子に−Xn−Alkm−R6
が置換している基としては、一般式[I]において、7
位と9位、9位と10位、10位と11位または11位
と12位間で形成され、炭素数2〜6個の直鎖または分
岐鎖アルキレン基(例えば、エチレン基、トリメチレン
基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチ
レン基、メチルエチレン基、メチルトリメチレン基)が
挙げられ、そのアルキレン基のうち1つのメチレン基が
−O−、−S−または−NH−で置き換えられたアルキ
レン基および2つのメチレン基が−O−、−S−または
−NH−で置き換えられたアルキレン基の具体例として
は、いずれも前記と同じものが挙げられる。また、これ
らのうちの1つの炭素原子に置換している−Xn−Al
km−R6も上記と同じものが例示される。
する2つが互いに結合して形成されるアルキレン基(1
つまたは2つのメチレン基が−O−、−S−または−N
H−で置き換えられていてもよい)であって、そのアル
キレン基のいずれかの炭素原子に−Xn−Alkm−R6
が置換している基としては、一般式[I]において、7
位と9位、9位と10位、10位と11位または11位
と12位間で形成され、炭素数2〜6個の直鎖または分
岐鎖アルキレン基(例えば、エチレン基、トリメチレン
基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメチ
レン基、メチルエチレン基、メチルトリメチレン基)が
挙げられ、そのアルキレン基のうち1つのメチレン基が
−O−、−S−または−NH−で置き換えられたアルキ
レン基および2つのメチレン基が−O−、−S−または
−NH−で置き換えられたアルキレン基の具体例として
は、いずれも前記と同じものが挙げられる。また、これ
らのうちの1つの炭素原子に置換している−Xn−Al
km−R6も上記と同じものが例示される。
【0022】また、上記R1〜R5のうち隣接してアルキ
レン基を形成する以外の残りの基におけるアルキル基と
しては、炭素数1〜6個の直鎖または分岐鎖アルキル基
(例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基)が挙げられ、またハ
ロゲン原子としてはフッ素、塩素、臭素およびヨウ素が
挙げられる。
レン基を形成する以外の残りの基におけるアルキル基と
しては、炭素数1〜6個の直鎖または分岐鎖アルキル基
(例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブ
チル基、ペンチル基、ヘキシル基)が挙げられ、またハ
ロゲン原子としてはフッ素、塩素、臭素およびヨウ素が
挙げられる。
【0023】さらに、具体的なカンプトテシン化合物
[I]として、(A)における環A・環B部分の部分構
造の具体例としては、次のものが挙げられる。
[I]として、(A)における環A・環B部分の部分構
造の具体例としては、次のものが挙げられる。
【0024】
【化7】
【0025】[式中、X、Alk、R6、mおよびnは
前記に同じ] また、(B)における環A・環B部分の部分構造の具体
例としては、次のものが挙げられる。
前記に同じ] また、(B)における環A・環B部分の部分構造の具体
例としては、次のものが挙げられる。
【0026】
【化8】
【0027】[式中、R11、R21、R31、R41およびR
51はアルキル基、ハロゲン原子、または水素原子を意味
し、X、Alk、R6、mおよびnは前記に同じ] R1〜R5の好ましい組み合わせとして、 (1)R1及びR2が結合してトリメチレン基、R3が3
−アミノプロピルオキシ基、R4及びR5が水素原子 (2)R1がピペラジノメチル基、R2及びR5が水素原
子、R3及びR4が結合してエチレンジオキシ基 (3)R1がアミノメチル基、R2及びR5が水素原子、
R3及びR4が結合してエチレンジオキシ基 (4)R1、R2、R4及びR5が水素原子、R3が3−ア
ミノプロピルオキシ基 (5)R1及びR2が結合してアミノ置換トリメチレン
基、R3がメチル基、R4がフッ素原子、R5が水素原子 (6)R1、R3、R4及びR5が水素原子、R2がアミノ
基 であるものを挙げることができるが、とりわけ、 (1)R1及びR2が結合してトリメチレン基、R3が3
−アミノプロピルオキシ基、R4及びR5が水素原子 (2)R1がピペラジノメチル基、R2及びR5が水素原
子、R3及びR4が結合してエチレンジオキシ基 (3)R1及びR2が結合してアミノ置換トリメチレン
基、R3がメチル基、R4がフッ素原子、R5が水素原子 (4)R1、R3、R4及びR5が水素原子、R2がアミノ
基 であるものが好ましい。
51はアルキル基、ハロゲン原子、または水素原子を意味
し、X、Alk、R6、mおよびnは前記に同じ] R1〜R5の好ましい組み合わせとして、 (1)R1及びR2が結合してトリメチレン基、R3が3
−アミノプロピルオキシ基、R4及びR5が水素原子 (2)R1がピペラジノメチル基、R2及びR5が水素原
子、R3及びR4が結合してエチレンジオキシ基 (3)R1がアミノメチル基、R2及びR5が水素原子、
R3及びR4が結合してエチレンジオキシ基 (4)R1、R2、R4及びR5が水素原子、R3が3−ア
ミノプロピルオキシ基 (5)R1及びR2が結合してアミノ置換トリメチレン
基、R3がメチル基、R4がフッ素原子、R5が水素原子 (6)R1、R3、R4及びR5が水素原子、R2がアミノ
基 であるものを挙げることができるが、とりわけ、 (1)R1及びR2が結合してトリメチレン基、R3が3
−アミノプロピルオキシ基、R4及びR5が水素原子 (2)R1がピペラジノメチル基、R2及びR5が水素原
子、R3及びR4が結合してエチレンジオキシ基 (3)R1及びR2が結合してアミノ置換トリメチレン
基、R3がメチル基、R4がフッ素原子、R5が水素原子 (4)R1、R3、R4及びR5が水素原子、R2がアミノ
基 であるものが好ましい。
【0028】本発明における、カンプトテシン化合物
[I]とアミノ酸またはペプチドを介して結合される
「カルボキシル基を有する多糖類」とは、前記WO 9
4/19376号に開示されている物質と同じものを含
み、本来的にその構造中にカルボキシル基を有する多糖
類(例えば、ヒアルロン酸、ペクチン酸、アルギン酸、
コンドロイチン、ヘパリンなど)と、本来的にカルボキ
シル基を有さない多糖類(例えば、プルラン、デキスト
ラン、マンナン、キチン、マンノグルカン、キトサンな
ど)にカルボキシル基を導入したものを含む。このう
ち、多糖類としてはデキストランが特に好ましく、その
平均分子量は20,000〜400,000、とりわけ
50,000〜150,000[ゲル浸透クロマトグラ
フィー(GPC)法、新生化学実験講座第20巻第7
頁]の範囲であるのが好ましい。本来的にカルボキシル
基を有さない多糖類にカルボキシル基を導入したものと
は、そのカルボキシル基を有さない多糖類の、一部もし
くは全部の水酸基の水素原子がカルボキシ−C1-4アル
キル基で置換されているものを意味する。
[I]とアミノ酸またはペプチドを介して結合される
「カルボキシル基を有する多糖類」とは、前記WO 9
4/19376号に開示されている物質と同じものを含
み、本来的にその構造中にカルボキシル基を有する多糖
類(例えば、ヒアルロン酸、ペクチン酸、アルギン酸、
コンドロイチン、ヘパリンなど)と、本来的にカルボキ
シル基を有さない多糖類(例えば、プルラン、デキスト
ラン、マンナン、キチン、マンノグルカン、キトサンな
ど)にカルボキシル基を導入したものを含む。このう
ち、多糖類としてはデキストランが特に好ましく、その
平均分子量は20,000〜400,000、とりわけ
50,000〜150,000[ゲル浸透クロマトグラ
フィー(GPC)法、新生化学実験講座第20巻第7
頁]の範囲であるのが好ましい。本来的にカルボキシル
基を有さない多糖類にカルボキシル基を導入したものと
は、そのカルボキシル基を有さない多糖類の、一部もし
くは全部の水酸基の水素原子がカルボキシ−C1-4アル
キル基で置換されているものを意味する。
【0029】また、本発明における「カルボキシル基を
有する多糖類」には、本来的にカルボキシル基を有さな
い多糖類をいったん還元剤で処理後、一部または全部の
水酸基の水素原子をカルボキシ−C1-4アルキル基で置
換したものも含まれる。
有する多糖類」には、本来的にカルボキシル基を有さな
い多糖類をいったん還元剤で処理後、一部または全部の
水酸基の水素原子をカルボキシ−C1-4アルキル基で置
換したものも含まれる。
【0030】上記多糖類の水酸基の水素原子と置換され
るカルボキシ−C1-4アルキル基のアルキル部分は直鎖
または分岐鎖のいずれであってもよい。カルボキシ−C
1-4アルキル基の好ましい例としては、カルボキシメチ
ル基、1−カルボキシエチル基、3−カルボキシプロピ
ル基、1−メチル−3−カルボキシプロピル基、2−メ
チル−3−カルボキシプロピル基、4−カルボキシブチ
ル基などが挙げられ、特にカルボキシメチル基、1−カ
ルボキシエチル基が好ましい。
るカルボキシ−C1-4アルキル基のアルキル部分は直鎖
または分岐鎖のいずれであってもよい。カルボキシ−C
1-4アルキル基の好ましい例としては、カルボキシメチ
ル基、1−カルボキシエチル基、3−カルボキシプロピ
ル基、1−メチル−3−カルボキシプロピル基、2−メ
チル−3−カルボキシプロピル基、4−カルボキシブチ
ル基などが挙げられ、特にカルボキシメチル基、1−カ
ルボキシエチル基が好ましい。
【0031】本発明においては、カルボキシル基を有す
る多糖類がカルボキシメチル化されたデキストランまた
はプルランであるものが好ましい。
る多糖類がカルボキシメチル化されたデキストランまた
はプルランであるものが好ましい。
【0032】なお、上記のカルボキシアルキル基を導入
する場合、その導入の程度は、糖残基一つあたりのカル
ボキシアルキル基の数として定義される「置換度」によ
って表すことができる。すなわち、
する場合、その導入の程度は、糖残基一つあたりのカル
ボキシアルキル基の数として定義される「置換度」によ
って表すことができる。すなわち、
【0033】
【数1】
【0034】と表すことができる。なお、以下この置換
度を、カルボキシアルキル基がカルボキシメチル基であ
る場合には「カルボキシメチル(CM)化度」という。
度を、カルボキシアルキル基がカルボキシメチル基であ
る場合には「カルボキシメチル(CM)化度」という。
【0035】多糖類がプルラン、デキストランまたはマ
ンノグルカンの場合、全ての水酸基が置換された場合に
は置換度は3であり、0.3以上0.8以下が好まし
い。
ンノグルカンの場合、全ての水酸基が置換された場合に
は置換度は3であり、0.3以上0.8以下が好まし
い。
【0036】多糖類がキチンである場合、全ての水酸基
が置換された場合には置換度は2であり、0.3以上
0.8以下が好ましい。
が置換された場合には置換度は2であり、0.3以上
0.8以下が好ましい。
【0037】なお、多糖類が元来カルボキシル基を有す
るものである場合を除き、多糖類分子中に少なくとも1
つのカルボキシアルキル基が存在していることが必要で
ある。従って、この意味で置換度が0である化合物は本
発明の多糖類から除かれる。
るものである場合を除き、多糖類分子中に少なくとも1
つのカルボキシアルキル基が存在していることが必要で
ある。従って、この意味で置換度が0である化合物は本
発明の多糖類から除かれる。
【0038】これらのカルボキシル基を有する多糖類
は、WO 94/19376号に記載の方法によって製
造されうる。
は、WO 94/19376号に記載の方法によって製
造されうる。
【0039】カンプトテシン化合物[I]とカルボキシ
ル基を有する多糖類との結合に際して介在させるべきア
ミノ酸としては、天然アミノ酸および合成アミノ酸(D
−アミノ酸、L−アミノ酸、これらの混合物を含む)の
いずれも含み、また中性アミノ酸、塩基性アミノ酸およ
び酸性アミノ酸のいずれであってもよい。さらにα−ア
ミノ酸に限らず、β−アミノ酸、γ−アミノ酸、ε−ア
ミノ酸等も含まれる。具体例としては、グリシン、α−
アラニン、β−アラニン、バリン、ロイシン、イソロイ
シン、セリン、スレオニン、システイン、メチオニン、
アスパラギン酸、グルタミン酸、リシン、アルギニン、
フェニルアラニン、チロシン、ヒスチジン、トリプトフ
ァン、プロリン、オキシプロリン、γ−アミノ酪酸、ε
−アミノカプロン酸等が挙げられる。
ル基を有する多糖類との結合に際して介在させるべきア
ミノ酸としては、天然アミノ酸および合成アミノ酸(D
−アミノ酸、L−アミノ酸、これらの混合物を含む)の
いずれも含み、また中性アミノ酸、塩基性アミノ酸およ
び酸性アミノ酸のいずれであってもよい。さらにα−ア
ミノ酸に限らず、β−アミノ酸、γ−アミノ酸、ε−ア
ミノ酸等も含まれる。具体例としては、グリシン、α−
アラニン、β−アラニン、バリン、ロイシン、イソロイ
シン、セリン、スレオニン、システイン、メチオニン、
アスパラギン酸、グルタミン酸、リシン、アルギニン、
フェニルアラニン、チロシン、ヒスチジン、トリプトフ
ァン、プロリン、オキシプロリン、γ−アミノ酪酸、ε
−アミノカプロン酸等が挙げられる。
【0040】またペプチドとしては、上記アミノ酸から
導かれるペプチドのほか、鎖中の一部にアミノ酸以外の
化合物を含む場合も包含する。例えば、コハク酸のよう
なジカルボン酸、エチレンジアミンの様なジアミンある
いはエチレングリコールの様なジオールがペプチド鎖の
中にまたは末端に存在していてもよい。また、ペプチド
鎖の結合方向は、多糖類のカルボキシル基にN末端から
酸アミド結合によって結合しているのが通常であるが、
ペプチド鎖中塩基性アミノ酸(例えば、リシン)が存在
する場合にはそのε−アミノ基を多糖類のカルボキシル
基と結合させ、α−アミノ基をペプチド鎖のC末端カル
ボキシル基と結合させることによってペプチド鎖の結合
方向を逆転させてもよい。
導かれるペプチドのほか、鎖中の一部にアミノ酸以外の
化合物を含む場合も包含する。例えば、コハク酸のよう
なジカルボン酸、エチレンジアミンの様なジアミンある
いはエチレングリコールの様なジオールがペプチド鎖の
中にまたは末端に存在していてもよい。また、ペプチド
鎖の結合方向は、多糖類のカルボキシル基にN末端から
酸アミド結合によって結合しているのが通常であるが、
ペプチド鎖中塩基性アミノ酸(例えば、リシン)が存在
する場合にはそのε−アミノ基を多糖類のカルボキシル
基と結合させ、α−アミノ基をペプチド鎖のC末端カル
ボキシル基と結合させることによってペプチド鎖の結合
方向を逆転させてもよい。
【0041】このようなペプチドは2以上のアミノ酸が
ペプチド結合したもの、すなわちペプチド鎖2以上のも
のであって、好ましくは、ペプチド鎖2〜5のものであ
る。その具体的なペプチド鎖の例としては、例えば、グ
リシル−グリシル−LまたはD−フェニルアラニル−グ
リシン、グリシル−グリシン、グリシル−グリシル−グ
リシン、グリシル−グリシル−グリシル−グリシン、グ
リシル−グリシル−グリシル−グリシル−グリシン、L
またはD−フェニルアラニル−グリシン、LまたはD−
チロシル−グリシンまたはLまたはD−ロイシル−グリ
シンおよび鎖中にこの配列を含むペプチド鎖が挙げられ
る(ここで、これらペプチドおよびこれら配列を含むペ
プチド鎖のN末端側が多糖類のカルボキシル基と結合す
る)。
ペプチド結合したもの、すなわちペプチド鎖2以上のも
のであって、好ましくは、ペプチド鎖2〜5のものであ
る。その具体的なペプチド鎖の例としては、例えば、グ
リシル−グリシル−LまたはD−フェニルアラニル−グ
リシン、グリシル−グリシン、グリシル−グリシル−グ
リシン、グリシル−グリシル−グリシル−グリシン、グ
リシル−グリシル−グリシル−グリシル−グリシン、L
またはD−フェニルアラニル−グリシン、LまたはD−
チロシル−グリシンまたはLまたはD−ロイシル−グリ
シンおよび鎖中にこの配列を含むペプチド鎖が挙げられ
る(ここで、これらペプチドおよびこれら配列を含むペ
プチド鎖のN末端側が多糖類のカルボキシル基と結合す
る)。
【0042】これらペプチドのうち、グリシル−グリシ
ル−LまたはD−フェニルアラニル−グリシン、グリシ
ル−グリシン、グリシル−グリシル−グリシン、グリシ
ル−グリシル−グリシル−グリシン、グリシル−グリシ
ル−グリシル−グリシル−グリシン、LまたはD−フェ
ニルアラニル−グリシン、LまたはD−ロイシル−グリ
シンであるものがより好ましく、グリシル−グリシル−
L−フェニルアラニル−グリシン、グリシル−グリシ
ン、グリシル−グリシル−グリシン、グリシル−グリシ
ル−グリシル−グリシン、LまたはD−フェニルアラニ
ル−グリシンがとりわけ好ましい。
ル−LまたはD−フェニルアラニル−グリシン、グリシ
ル−グリシン、グリシル−グリシル−グリシン、グリシ
ル−グリシル−グリシル−グリシン、グリシル−グリシ
ル−グリシル−グリシル−グリシン、LまたはD−フェ
ニルアラニル−グリシン、LまたはD−ロイシル−グリ
シンであるものがより好ましく、グリシル−グリシル−
L−フェニルアラニル−グリシン、グリシル−グリシ
ン、グリシル−グリシル−グリシン、グリシル−グリシ
ル−グリシル−グリシン、LまたはD−フェニルアラニ
ル−グリシンがとりわけ好ましい。
【0043】薬効上好ましいカンプトテシン誘導体とし
ては、化合物[I]のうち、(1)R1及びR2が結合し
てトリメチレン基、R3が3−アミノプロピルオキシ
基、R4及びR5が水素原子、(2)R1がアミノメチル
基、R2及びR5が水素原子、R3及びR4が結合してエチ
レンジオキシ基、(3)R1及びR2が結合してアミノ置
換トリメチレン基、R3がメチル基、R4がフッ素原子、
R5が水素原子、または(4)R1、R3、R4及びR5が
水素原子、R2がアミノ基である化合物とカルボキシメ
チル化されたデキストランまたはプルランとがグリシル
−グリシル−LまたはD−フェニルアラニル−グリシ
ン、グリシル−グリシン、グリシル−グリシル−グリシ
ン、グリシル−グリシル−グリシル−グリシン、グリシ
ル−グリシル−グリシル−グリシル−グリシンまたはL
またはD−フェニルアラニル−グリシンを介して結合し
てなる化合物をあげることができる。
ては、化合物[I]のうち、(1)R1及びR2が結合し
てトリメチレン基、R3が3−アミノプロピルオキシ
基、R4及びR5が水素原子、(2)R1がアミノメチル
基、R2及びR5が水素原子、R3及びR4が結合してエチ
レンジオキシ基、(3)R1及びR2が結合してアミノ置
換トリメチレン基、R3がメチル基、R4がフッ素原子、
R5が水素原子、または(4)R1、R3、R4及びR5が
水素原子、R2がアミノ基である化合物とカルボキシメ
チル化されたデキストランまたはプルランとがグリシル
−グリシル−LまたはD−フェニルアラニル−グリシ
ン、グリシル−グリシン、グリシル−グリシル−グリシ
ン、グリシル−グリシル−グリシル−グリシン、グリシ
ル−グリシル−グリシル−グリシル−グリシンまたはL
またはD−フェニルアラニル−グリシンを介して結合し
てなる化合物をあげることができる。
【0044】本発明の有効成分であるカンプトテシン誘
導体は、所望により、その薬理学的に許容される塩に導
くことができる。そのような塩としては、ナトリウム
塩、カリウム塩、カルシウム塩のようなアルカリ金属ま
たはアルカリ土類金属の塩、アルギニン塩、リシン塩の
ようなアミノ酸塩などが挙げられる。
導体は、所望により、その薬理学的に許容される塩に導
くことができる。そのような塩としては、ナトリウム
塩、カリウム塩、カルシウム塩のようなアルカリ金属ま
たはアルカリ土類金属の塩、アルギニン塩、リシン塩の
ようなアミノ酸塩などが挙げられる。
【0045】本発明の有効成分であるカンプトテシン誘
導体またはその薬理的に許容しうる塩は、その分子内
塩、付加塩、溶媒和物あるいは水和物などをいずれも含
む。
導体またはその薬理的に許容しうる塩は、その分子内
塩、付加塩、溶媒和物あるいは水和物などをいずれも含
む。
【0046】本発明の有効成分であるカンプトテシン誘
導体またはその薬理的に許容しうる塩は、非経口的(例
えば、静脈注射)に投与するのが好ましく、通常、液剤
(例えば、溶液、懸濁液、エマルジョン)として用いら
れる。
導体またはその薬理的に許容しうる塩は、非経口的(例
えば、静脈注射)に投与するのが好ましく、通常、液剤
(例えば、溶液、懸濁液、エマルジョン)として用いら
れる。
【0047】本発明の医薬組成物の剤形は、例えば、注
射用蒸留水、生理的食塩水、ブドウ糖水溶液を用いて注
射剤や点滴注射剤とするのが好ましい。
射用蒸留水、生理的食塩水、ブドウ糖水溶液を用いて注
射剤や点滴注射剤とするのが好ましい。
【0048】本発明の有効成分であるカンプトテシン誘
導体またはその薬理的に許容しうる塩の投与量は、投与
方法、患者の年令、体重、状態等によっても異なるが、
通常、1回あたり、カンプトテシン化合物[I][R6
が式:−NH2である場合には塩酸塩、式:
導体またはその薬理的に許容しうる塩の投与量は、投与
方法、患者の年令、体重、状態等によっても異なるが、
通常、1回あたり、カンプトテシン化合物[I][R6
が式:−NH2である場合には塩酸塩、式:
【0049】
【化9】
【0050】である場合には塩酸塩または二塩酸塩]に
換算して、0.02〜50mg/kg、とりわけ0.1
〜10mg/kgとなるような範囲で投与するのが好ま
しい。
換算して、0.02〜50mg/kg、とりわけ0.1
〜10mg/kgとなるような範囲で投与するのが好ま
しい。
【0051】本発明の医薬組成物は、とりわけ抗腫瘍薬
として好適に用いることができる。すなわち、本発明の
有効成分であるカンプトテシン誘導体またはその薬理的
に許容しうる塩は、優れた抗腫瘍活性を有する。例え
ば、本発明の有効成分であるカンプトテシン誘導体また
はその薬理的に許容しうる塩は、ヒト乳癌MX−1細胞
を皮下移植したヌードマウスにおいて優れた抗腫瘍作用
を奏する。
として好適に用いることができる。すなわち、本発明の
有効成分であるカンプトテシン誘導体またはその薬理的
に許容しうる塩は、優れた抗腫瘍活性を有する。例え
ば、本発明の有効成分であるカンプトテシン誘導体また
はその薬理的に許容しうる塩は、ヒト乳癌MX−1細胞
を皮下移植したヌードマウスにおいて優れた抗腫瘍作用
を奏する。
【0052】このため、本発明の医薬組成物は、固形腫
瘍[例えば、肺癌、子宮癌、卵巣癌、乳癌、消化器癌
(大腸癌、胃癌、すい癌等)、肝癌、腎癌、前立腺癌、
頭けい部癌、悪性リンパ腫等]、液性腫瘍(例えば、白
血病等)の治療薬に適用することができる。
瘍[例えば、肺癌、子宮癌、卵巣癌、乳癌、消化器癌
(大腸癌、胃癌、すい癌等)、肝癌、腎癌、前立腺癌、
頭けい部癌、悪性リンパ腫等]、液性腫瘍(例えば、白
血病等)の治療薬に適用することができる。
【0053】本発明の有効成分であるカンプトテシン誘
導体を製造するには、通常、式[I]で示される化合物
にアミノ酸またはペプチドを結合させ、ついでこれにカ
ルボキシル基を有する多糖類を反応させて結合させる方
法が採用される。
導体を製造するには、通常、式[I]で示される化合物
にアミノ酸またはペプチドを結合させ、ついでこれにカ
ルボキシル基を有する多糖類を反応させて結合させる方
法が採用される。
【0054】化合物[I]とアミノ酸またはペプチドと
の反応により、式[I]中R6が式:−NH2またはピペ
ラジノ基のときはアミノ酸またはペプチドのC末端カル
ボキシル基との間で酸アミド結合され、またR6が−O
Hのときはエステル結合される。この際、該酸アミド結
合またはエステル結合にあずからないアミノ酸またはペ
プチド中の他の官能基、例えばN末端アミノ基また他の
カルボキシル基等は常法により保護しておくのが好まし
い。そのような保護基は一般にアミノ酸の保護に用いら
れているものであればとくに制限されないが、例えばア
ミノ基の保護基としてはt−ブトキシカルボニル基、p
−メトキシベンジルオキシカルボニル基などが、またカ
ルボキシル基の保護基としては低級アルキル基(例えば
t−ブチル基)、ベンジル基などを挙げることができ
る。
の反応により、式[I]中R6が式:−NH2またはピペ
ラジノ基のときはアミノ酸またはペプチドのC末端カル
ボキシル基との間で酸アミド結合され、またR6が−O
Hのときはエステル結合される。この際、該酸アミド結
合またはエステル結合にあずからないアミノ酸またはペ
プチド中の他の官能基、例えばN末端アミノ基また他の
カルボキシル基等は常法により保護しておくのが好まし
い。そのような保護基は一般にアミノ酸の保護に用いら
れているものであればとくに制限されないが、例えばア
ミノ基の保護基としてはt−ブトキシカルボニル基、p
−メトキシベンジルオキシカルボニル基などが、またカ
ルボキシル基の保護基としては低級アルキル基(例えば
t−ブチル基)、ベンジル基などを挙げることができ
る。
【0055】上記酸アミド結合およびエステル結合の形
成は、常法に従って行うことができ、例えば、適当な溶
媒(例えば、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラ
ン、アセトニトリル等)中、縮合剤(例えば、ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド、1−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩等)の存在
下で行うことができる。
成は、常法に従って行うことができ、例えば、適当な溶
媒(例えば、ジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラ
ン、アセトニトリル等)中、縮合剤(例えば、ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド、1−(3−ジメチルアミノプ
ロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩等)の存在
下で行うことができる。
【0056】上記のようにして得られるアミノ酸または
ペプチドが結合したカンプトテシン化合物を、アミノ基
またはカルボキシル基が保護されている場合は、必要に
応じて、その保護基を常法により除去したのち、カルボ
キシル基を有する多糖類を反応させることによりカンプ
トテシン誘導体が製造される。この反応により、多糖類
のカルボキシル基の一部または全部と、上記カンプトテ
シン化合物[I]に結合したアミノ酸またはペプチドの
N末端アミノ基とが酸アミド結合する。
ペプチドが結合したカンプトテシン化合物を、アミノ基
またはカルボキシル基が保護されている場合は、必要に
応じて、その保護基を常法により除去したのち、カルボ
キシル基を有する多糖類を反応させることによりカンプ
トテシン誘導体が製造される。この反応により、多糖類
のカルボキシル基の一部または全部と、上記カンプトテ
シン化合物[I]に結合したアミノ酸またはペプチドの
N末端アミノ基とが酸アミド結合する。
【0057】カンプトテシン化合物[I]にアミノ酸ま
たはペプチドが結合したものとカルボキシル基を有する
多糖類との反応は、常法に従って行うことができ、例え
ば、適当な溶媒(例えば、水、エタノール、ジメチルホ
ルムアミド等、またはこれらの混合液)中、縮合剤(例
えば、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチ
ルカルボジイミド塩酸塩、2−エトキシ−1−エトキシ
カルボニル−1,2−ジヒドロキノン等)の存在下で行
うことができる。
たはペプチドが結合したものとカルボキシル基を有する
多糖類との反応は、常法に従って行うことができ、例え
ば、適当な溶媒(例えば、水、エタノール、ジメチルホ
ルムアミド等、またはこれらの混合液)中、縮合剤(例
えば、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチ
ルカルボジイミド塩酸塩、2−エトキシ−1−エトキシ
カルボニル−1,2−ジヒドロキノン等)の存在下で行
うことができる。
【0058】本発明の有効成分であるカンプトテシン誘
導体において、多糖類と薬効成分たるカンプトテシン化
合物[I]との結合割合は多糖類の種類によって適宜選
択されるが、一般的にカンプトテシン化合物[I]の含
有率は以下の割合とするのが好ましい。
導体において、多糖類と薬効成分たるカンプトテシン化
合物[I]との結合割合は多糖類の種類によって適宜選
択されるが、一般的にカンプトテシン化合物[I]の含
有率は以下の割合とするのが好ましい。
【0059】多糖類がプルラン、デキストラン、キチ
ン、マンノグルカンおよびN−アセチル−脱N−硫酸ヘ
パリンの場合には0.1〜20重量%が好ましく、2〜
10重量%が特に好ましい。
ン、マンノグルカンおよびN−アセチル−脱N−硫酸ヘ
パリンの場合には0.1〜20重量%が好ましく、2〜
10重量%が特に好ましい。
【0060】本発明において、有効成分であるカンプト
テシン誘導体の平均分子量(GPC法で測定)は、多糖
類がデキストランである場合は、例えば、30,000
〜500,000、好ましくは60,000〜200,
000である。
テシン誘導体の平均分子量(GPC法で測定)は、多糖
類がデキストランである場合は、例えば、30,000
〜500,000、好ましくは60,000〜200,
000である。
【0061】本発明の有効成分であるカンプトテシン化
合物[I]は、公知化合物を含み(例えば、特開平1−
279891号、特開平5−222048号、特開平6
−87746号、特開平6−228141号、特表平4
−503505号、特表平5−502017号等に記
載)、公知の方法で製造され、例えば、下記反応式1で
示す方法で製造される。
合物[I]は、公知化合物を含み(例えば、特開平1−
279891号、特開平5−222048号、特開平6
−87746号、特開平6−228141号、特表平4
−503505号、特表平5−502017号等に記
載)、公知の方法で製造され、例えば、下記反応式1で
示す方法で製造される。
【0062】
【化10】
【0063】[式中、R1、R2、R3、R4およびR5は
前記に同じ、R1'、R2'、R3'、R4'およびR5'はそれ
らのいずれかに含まれる置換基−Xn−Alkm−R6中
のアミノ基、ピペラジノ基またはヒドロキシ基が保護さ
れている以外は、それぞれR1、R2、R3、R4およびR
5と同じである] すなわち、アミノカルボニル化合物(1)を公知物質の
ピラノインドリジン(2)(EP−0220601−A
を参照)とフリードランダー縮合反応として知られてい
る方法(オルガニック・リアクションズ(Organi
c Reactions)28,pp37〜202,J
ohn Wiley & Sons.Inc. New
York(1982)を参照)によって縮合させ、つ
いで保護基を除去することによりカンプトテシン化合物
[I]を得る。
前記に同じ、R1'、R2'、R3'、R4'およびR5'はそれ
らのいずれかに含まれる置換基−Xn−Alkm−R6中
のアミノ基、ピペラジノ基またはヒドロキシ基が保護さ
れている以外は、それぞれR1、R2、R3、R4およびR
5と同じである] すなわち、アミノカルボニル化合物(1)を公知物質の
ピラノインドリジン(2)(EP−0220601−A
を参照)とフリードランダー縮合反応として知られてい
る方法(オルガニック・リアクションズ(Organi
c Reactions)28,pp37〜202,J
ohn Wiley & Sons.Inc. New
York(1982)を参照)によって縮合させ、つ
いで保護基を除去することによりカンプトテシン化合物
[I]を得る。
【0064】なお、上記の製法において、R1'〜R5'の
いずれかに含まれる式:−Xn−Alkm−R6基は、m
が1、nが1の場合には、該フリードランダー縮合反応
後に導入することもできる。すなわち、出発化合物
(1)の代わりに、該化合物(1)において対応する基
が水酸基(HO−)またはアミノ基(H2N−)である
化合物を用い、それを化合物(2)とフリードランダー
縮合反応に付し、ついで得られた縮合生成物に、式:R
6'−Alkm−OH(R6'は保護されたアミノ基、ピペ
ラジノ基またはヒドロキシ基、Alkおよびmは前記に
同じ)で示される保護されたアミノアルカノールまたは
ヒドロキシアルカノールまたはそれらの反応性誘導体
(例えば、保護されたアミノアルキルハライド、保護さ
れたヒドロキシアルキルハライド)を作用させ、ついで
保護基を除去することにより所望の化合物[I]を得
る。
いずれかに含まれる式:−Xn−Alkm−R6基は、m
が1、nが1の場合には、該フリードランダー縮合反応
後に導入することもできる。すなわち、出発化合物
(1)の代わりに、該化合物(1)において対応する基
が水酸基(HO−)またはアミノ基(H2N−)である
化合物を用い、それを化合物(2)とフリードランダー
縮合反応に付し、ついで得られた縮合生成物に、式:R
6'−Alkm−OH(R6'は保護されたアミノ基、ピペ
ラジノ基またはヒドロキシ基、Alkおよびmは前記に
同じ)で示される保護されたアミノアルカノールまたは
ヒドロキシアルカノールまたはそれらの反応性誘導体
(例えば、保護されたアミノアルキルハライド、保護さ
れたヒドロキシアルキルハライド)を作用させ、ついで
保護基を除去することにより所望の化合物[I]を得
る。
【0065】上記の方法において用いられる出発化合物
(1)は、例えば、下記反応式2に示される方法で製造
される。
(1)は、例えば、下記反応式2に示される方法で製造
される。
【0066】
【化11】
【0067】[式中、R1'、R2'、R3'、R4'およびR
5'は前記に同じ] すなわち、ヒドロキシ化合物(a)を酸化剤、例えば、
ピリジニウムジクロメートで処理して、ケトン化合物
(b)とし、ついでこれを適当な触媒、例えば、パラジ
ウム−炭素(Pd−C)の存在下に接触還元することに
より、化合物(1)を得る。
5'は前記に同じ] すなわち、ヒドロキシ化合物(a)を酸化剤、例えば、
ピリジニウムジクロメートで処理して、ケトン化合物
(b)とし、ついでこれを適当な触媒、例えば、パラジ
ウム−炭素(Pd−C)の存在下に接触還元することに
より、化合物(1)を得る。
【0068】また、上記ヒドロキシ化合物(a)におい
て、R1'、R2'、R3'、R4'およびR5'のいずれかに含
まれる−Xn−Alkm−R6はmが1、nが1の場合に
は、対応する基が水酸基(HO−)またはアミノ基(H
2N−)である化合物と一般式:
て、R1'、R2'、R3'、R4'およびR5'のいずれかに含
まれる−Xn−Alkm−R6はmが1、nが1の場合に
は、対応する基が水酸基(HO−)またはアミノ基(H
2N−)である化合物と一般式:
【0069】
【化12】
【0070】[式中、AlkおよびR6は前記に同じ]
で示される化合物またはその反応性誘導体(例えば、置
換アルキルハライド)と反応させることにより、製造す
ることができる。
で示される化合物またはその反応性誘導体(例えば、置
換アルキルハライド)と反応させることにより、製造す
ることができる。
【0071】
【実験例】 実験例1〔ヒト乳癌MX−1細胞に対する作用〕 継代MX−1担癌ヌードマウスから腫瘍を摘出後細切
し、約3mm角の腫瘍組織片を作製し、8週齢雄性ヌー
ドマウスの腹側部皮下に移植する。腫瘍の長径及び短径
を計測し、下式(1)に従って求めた推定腫瘍体積が1
00−300mm3の範囲に増殖した時点(移植後11
日目)で一群5匹とし、治療開始する。投与検体は、対
応するカンプトテシン化合物[I][R6が式:−NH2
である場合には、塩酸塩]に換算して、生理食塩水に溶
解し、単回で静脈内投与する。検体投与後31日まで経
日的に腫瘍の長径及び短径を測定し、下式(1)に従
い、マウス1匹毎に推定腫瘍体積を計算する。マウス1
匹毎に各計測日の相対腫瘍体積比(投与開始日の腫瘍体
積に対する各計測日の腫瘍体積比)を計算し、経日的に
各群の平均相対腫瘍体積比を求め、実験期間中の腫瘍の
増殖抑制率を下式(2)に従い、算出する。各投与検体
の最大増殖抑制率%(実験期間中に算出した該増殖抑制
率のうち各投与検体において最大となったもの)は、下
記第1表記載の通りである。
し、約3mm角の腫瘍組織片を作製し、8週齢雄性ヌー
ドマウスの腹側部皮下に移植する。腫瘍の長径及び短径
を計測し、下式(1)に従って求めた推定腫瘍体積が1
00−300mm3の範囲に増殖した時点(移植後11
日目)で一群5匹とし、治療開始する。投与検体は、対
応するカンプトテシン化合物[I][R6が式:−NH2
である場合には、塩酸塩]に換算して、生理食塩水に溶
解し、単回で静脈内投与する。検体投与後31日まで経
日的に腫瘍の長径及び短径を測定し、下式(1)に従
い、マウス1匹毎に推定腫瘍体積を計算する。マウス1
匹毎に各計測日の相対腫瘍体積比(投与開始日の腫瘍体
積に対する各計測日の腫瘍体積比)を計算し、経日的に
各群の平均相対腫瘍体積比を求め、実験期間中の腫瘍の
増殖抑制率を下式(2)に従い、算出する。各投与検体
の最大増殖抑制率%(実験期間中に算出した該増殖抑制
率のうち各投与検体において最大となったもの)は、下
記第1表記載の通りである。
【0072】
【数2】
【0073】
【数3】
【0074】
【表1】
【0075】
製造例1 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0076】
【化13】
【0077】[以下、「CM−Dextran・Na」
はカルボキシメチルデキストラン・ナトリウム塩を表
す。] (1)3−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プロパノ
ールの合成 3−アミノプロパノール6.0gを塩化メチレン50m
lに溶解し、氷冷撹拌下にて、ジ−t−ブチルジカルボ
ネート18.3gを滴下する。室温下12時間撹拌後、
反応混合物を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより分離精製して、無色油状の標記化合物13.
98gを得る。
はカルボキシメチルデキストラン・ナトリウム塩を表
す。] (1)3−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プロパノ
ールの合成 3−アミノプロパノール6.0gを塩化メチレン50m
lに溶解し、氷冷撹拌下にて、ジ−t−ブチルジカルボ
ネート18.3gを滴下する。室温下12時間撹拌後、
反応混合物を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにより分離精製して、無色油状の標記化合物13.
98gを得る。
【0078】収率:99.9% IR(neat):νmax cm-1=3380,1790 Mass:m/z=176([M+H]+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.45
(9H,s),1.62−1.72(2H,m),3.
0(1H,brs),3.29(2H,dd,J=12
Hzおよび6Hz),3.66(2H,dd,J=12
Hzおよび6Hz),4.80(1H,brs) (2)3−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プロピル
トシレートの合成 3−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プロパノール1
0.0gを塩化メチレン100mlに溶解し、氷冷撹拌
下にてトリエチルアミン8.66gおよびトシルクロリ
ド16.3gを加え、反応混合物を室温下一晩撹拌す
る。反応混合物を濃縮し、残渣を水−酢酸エチルに溶解
後、有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリ
ウム上で乾燥する。溶媒を留去後、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより分離精製して、淡黄色油状の標
記化合物15.37gを得る。
(9H,s),1.62−1.72(2H,m),3.
0(1H,brs),3.29(2H,dd,J=12
Hzおよび6Hz),3.66(2H,dd,J=12
Hzおよび6Hz),4.80(1H,brs) (2)3−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プロピル
トシレートの合成 3−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プロパノール1
0.0gを塩化メチレン100mlに溶解し、氷冷撹拌
下にてトリエチルアミン8.66gおよびトシルクロリ
ド16.3gを加え、反応混合物を室温下一晩撹拌す
る。反応混合物を濃縮し、残渣を水−酢酸エチルに溶解
後、有機層を分離し、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリ
ウム上で乾燥する。溶媒を留去後、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーにより分離精製して、淡黄色油状の標
記化合物15.37gを得る。
【0079】収率:82% IR(neat):νmax cm-1=3400,3340,
1700 Mass:m/z=352([M+Na]+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.42
(9H,s),1.78−1.90(2H,m),2.
45(3H,s),3.11−3.22(2H,m),
4.09(2H,t,J=6Hz),4.5−4.65
(1H,m),7.36(2H,d,J=8Hz),
7.77−7.83(2H,m) (3)5−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミノ)
プロピルオキシ]−1−ヒドロキシ−8−ニトロ−1,
2,3,4−テトラヒドロナフタレンの合成 1,5−ジヒドロキシ−8−ニトロ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフタレン2.0g(J.Med.Che
m.,1973,16(3),254)を乾燥ジメチル
ホルムアミド80mlに溶解し、炭酸カリウム2当量、
ヨウ化ナトリウム1.4当量および3−(t−ブトキシ
カルボニルアミノ)プロピル トシレート1.4当量を
加える。反応混合物を50℃にて24時間撹拌後、酢酸
エチルを加え、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウム上
で乾燥する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで分離精製して、淡黄色無定型粉末状の標記化合物
3.05gを得る。
1700 Mass:m/z=352([M+Na]+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.42
(9H,s),1.78−1.90(2H,m),2.
45(3H,s),3.11−3.22(2H,m),
4.09(2H,t,J=6Hz),4.5−4.65
(1H,m),7.36(2H,d,J=8Hz),
7.77−7.83(2H,m) (3)5−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミノ)
プロピルオキシ]−1−ヒドロキシ−8−ニトロ−1,
2,3,4−テトラヒドロナフタレンの合成 1,5−ジヒドロキシ−8−ニトロ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフタレン2.0g(J.Med.Che
m.,1973,16(3),254)を乾燥ジメチル
ホルムアミド80mlに溶解し、炭酸カリウム2当量、
ヨウ化ナトリウム1.4当量および3−(t−ブトキシ
カルボニルアミノ)プロピル トシレート1.4当量を
加える。反応混合物を50℃にて24時間撹拌後、酢酸
エチルを加え、飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウム上
で乾燥する。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーで分離精製して、淡黄色無定型粉末状の標記化合物
3.05gを得る。
【0080】収率:87% IR(Melt):νmax cm-1=3360,1695 Mass:m/z=384([M+NH4]+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.36
(9H,s),1.57−1.90(6H,m),2.
52−2.71(2H,m),3.11(2H,q,J
=6Hz),4.07(2H,t,J=6Hz),5.
12−5.17(2H,m),6.89(1H,t,J
=5.5Hz),6.96(1H,d,J=9Hz),
7.68(1H,d,J=9Hz) (4)5−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミノ)
プロピルオキシ]−8−ニトロ−1,2,3,4−テト
ラヒドロナフタレン−1−オンの合成 5−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プロピ
ルオキシ]−1−ヒドロキシ−8−ニトロ−1,2,
3,4−テトラヒドロナフタレン2.46gを乾燥塩化
メチレン110mlに溶解し、モレキュラーシーブス3
A(molecular shieves 3A)6.
73gおよびピリジニウムジクロロクロメート1.5当
量を加え、加熱還流する。反応終了後、反応混合物にエ
ーテルを加えて希釈し、不溶物をセライトで濾過して除
き、濾液を濃縮、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
により分離精製して無色粉末状の標記化合物1.87g
を得る。
(9H,s),1.57−1.90(6H,m),2.
52−2.71(2H,m),3.11(2H,q,J
=6Hz),4.07(2H,t,J=6Hz),5.
12−5.17(2H,m),6.89(1H,t,J
=5.5Hz),6.96(1H,d,J=9Hz),
7.68(1H,d,J=9Hz) (4)5−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミノ)
プロピルオキシ]−8−ニトロ−1,2,3,4−テト
ラヒドロナフタレン−1−オンの合成 5−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プロピ
ルオキシ]−1−ヒドロキシ−8−ニトロ−1,2,
3,4−テトラヒドロナフタレン2.46gを乾燥塩化
メチレン110mlに溶解し、モレキュラーシーブス3
A(molecular shieves 3A)6.
73gおよびピリジニウムジクロロクロメート1.5当
量を加え、加熱還流する。反応終了後、反応混合物にエ
ーテルを加えて希釈し、不溶物をセライトで濾過して除
き、濾液を濃縮、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
により分離精製して無色粉末状の標記化合物1.87g
を得る。
【0081】融点:76〜77℃ 収率:76% IR(Melt):νmax cm-1=3550,1700 Mass:m/z=382([M+NH4]+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.44
(9H,s),2.02−2.20(4H,m),2.
68−2.73(2H,m),2.92(2H,t,J
=6Hz),3.36(2H,q,J=6.5Hz),
4.12(2H,t,J=6Hz),4.78(1H,
brs),6.95(1H,d,J=9Hz),7.3
9(1H,d,J=9Hz) (5)8−アミノ−5−[3’−(t−ブトキシカルボ
ニルアミノ)プロピルオキシ]−1,2,3,4−テト
ラヒドロナフタレン−1−オンの合成 5−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プロピ
ルオキシ]−8−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒド
ロナフタレン−1−オン3.55gをエタノール160
mlに溶解し、10%Pd−C420mgを加え、水素
雰囲気下、1.5時間撹拌する。触媒を濾過して除き、
濾液を濃縮し、残渣をシリカゲルガラムクロマトグラフ
ィーにより分離精製して黄色油状の粗生成物3.56g
を得る。
(9H,s),2.02−2.20(4H,m),2.
68−2.73(2H,m),2.92(2H,t,J
=6Hz),3.36(2H,q,J=6.5Hz),
4.12(2H,t,J=6Hz),4.78(1H,
brs),6.95(1H,d,J=9Hz),7.3
9(1H,d,J=9Hz) (5)8−アミノ−5−[3’−(t−ブトキシカルボ
ニルアミノ)プロピルオキシ]−1,2,3,4−テト
ラヒドロナフタレン−1−オンの合成 5−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プロピ
ルオキシ]−8−ニトロ−1,2,3,4−テトラヒド
ロナフタレン−1−オン3.55gをエタノール160
mlに溶解し、10%Pd−C420mgを加え、水素
雰囲気下、1.5時間撹拌する。触媒を濾過して除き、
濾液を濃縮し、残渣をシリカゲルガラムクロマトグラフ
ィーにより分離精製して黄色油状の粗生成物3.56g
を得る。
【0082】該粗生成物を精製して黄色粉末状の標記化
合物2.70gを得る。
合物2.70gを得る。
【0083】融点:112〜115℃ 収率:83% IR(Nujol):νmax cm-1=3440,334
0,1700,1650 Mass:m/z=335([M+H]+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.45
(9H,s),1.92−2.67(4H,m),2.
61(2H,t,J=6Hz),2.87(2H,t,
J=6Hz),3.35(2H,q,J=6.5H
z),3.94(2H,t,J=6Hz),4.85
(1H,brs),6.10(2H,brs),6.4
8(1H,d,J=9Hz),6.94(1H,d,J
=9Hz) (6)10−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミ
ノ)プロピルオキシ]−7,9−トリメチレン−(20
S)−カンプトテシンの合成 8−アミノ−5−[3’−(t−ブトキシカルボニルア
ミノ)プロピルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒド
ロナフタレン−1−オン2.03gをエタノール85m
lに溶解し、(4S)−7,8−ジヒドロ−4−エチル
−4−ヒドロキシ−1H−ピラノ[3,4−f]インド
リジン−3,6,10(4H)−トリオン800mgお
よびp−トルエンスルホン酸58mgを加え、17時間
加熱還流する。反応終了後、溶媒を留去し、得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより分離精
製して淡黄色粉末状の標記化合物850mgを得る。
0,1700,1650 Mass:m/z=335([M+H]+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.45
(9H,s),1.92−2.67(4H,m),2.
61(2H,t,J=6Hz),2.87(2H,t,
J=6Hz),3.35(2H,q,J=6.5H
z),3.94(2H,t,J=6Hz),4.85
(1H,brs),6.10(2H,brs),6.4
8(1H,d,J=9Hz),6.94(1H,d,J
=9Hz) (6)10−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミ
ノ)プロピルオキシ]−7,9−トリメチレン−(20
S)−カンプトテシンの合成 8−アミノ−5−[3’−(t−ブトキシカルボニルア
ミノ)プロピルオキシ]−1,2,3,4−テトラヒド
ロナフタレン−1−オン2.03gをエタノール85m
lに溶解し、(4S)−7,8−ジヒドロ−4−エチル
−4−ヒドロキシ−1H−ピラノ[3,4−f]インド
リジン−3,6,10(4H)−トリオン800mgお
よびp−トルエンスルホン酸58mgを加え、17時間
加熱還流する。反応終了後、溶媒を留去し、得られた残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより分離精
製して淡黄色粉末状の標記化合物850mgを得る。
【0084】融点:225〜227℃(分解) 収率:50% IR(Nujol):νmax cm-1=3440,332
5,1750,1740,1655,1620 Mass:m/z=562([M+H]+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.03
(3H,t,J=7.5Hz),1.45(9H,
s),1.82−2.18(6H,m),3.06−
3.13(4H,m),3.41(2H,q,J=6H
z),3.79(1H,s),4.24(2H,t,J
=6Hz),4.9(1H,br),5.16(2H,
s),5.30(1H,d,J=16Hz),5.75
(1H,d,J=16Hz),7.51(1H,d,J
=9Hz),7.61(1H,s),8.06(1H,
d,J=9Hz) (7)10−(3’−アミノプロピルオキシ)−7,9
−トリメチレン−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の
合成 10−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プロ
ピルオキシ]−7,9−トリメチレン−(20S)−カ
ンプトテシン836mgをジオキサン30mlに懸濁
し、氷冷下撹拌しながら18%塩酸−ジオキサン15m
lを滴下する。反応混合物を室温下撹拌し、反応終了
後、イソプロピルエーテルを加え、撹拌する。析出する
粉末を濾取し、エーテル洗浄後、減圧乾燥し得られた黄
色粉末を水に溶解し、凍結乾燥して黄色粉末状の標記化
合物620mgを得る。
5,1750,1740,1655,1620 Mass:m/z=562([M+H]+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.03
(3H,t,J=7.5Hz),1.45(9H,
s),1.82−2.18(6H,m),3.06−
3.13(4H,m),3.41(2H,q,J=6H
z),3.79(1H,s),4.24(2H,t,J
=6Hz),4.9(1H,br),5.16(2H,
s),5.30(1H,d,J=16Hz),5.75
(1H,d,J=16Hz),7.51(1H,d,J
=9Hz),7.61(1H,s),8.06(1H,
d,J=9Hz) (7)10−(3’−アミノプロピルオキシ)−7,9
−トリメチレン−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の
合成 10−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プロ
ピルオキシ]−7,9−トリメチレン−(20S)−カ
ンプトテシン836mgをジオキサン30mlに懸濁
し、氷冷下撹拌しながら18%塩酸−ジオキサン15m
lを滴下する。反応混合物を室温下撹拌し、反応終了
後、イソプロピルエーテルを加え、撹拌する。析出する
粉末を濾取し、エーテル洗浄後、減圧乾燥し得られた黄
色粉末を水に溶解し、凍結乾燥して黄色粉末状の標記化
合物620mgを得る。
【0085】融点:194℃以上(分解) 収率:84% IR(Nujol):νmax cm-1=1740,1655 Mass:m/z=462([M−Cl]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.81−1.9
4(2H,m),1.97−2.15(4H,m),
3.01−3.14(6H,m),4.28(2H,
t,J=6Hz),5.23(2H,s),5.43
(2H,s),7.28(1H,s),7.71(1
H,d,J=9.5Hz),7.95−8.08(3
H,brs),8.03(1H,d,J=9.5Hz) (8)10−[3’−(t−ブトキシカルボニルグリシ
ルグリシル−L−フェニルアラニルグリシルアミノ)プ
ロピルオキシ]−7,9−トリメチレン−(20S)−
カンプトテシンの合成 10−(3’−アミノプロピルオキシ)−7,9−トリ
メチレン−(20S)−カンプトテシン塩酸塩158m
gとジイソプロピルエチルアミン49mgを撹拌下、ジ
メチルホルムアミド5mlに溶解し、これにt−ブトキ
シカルボニル−グリシルグリシル−L−フェニルアラニ
ルグリシン278mgおよびN−ヒドロキシスクシンイ
ミド143mgを乾燥ジメチルホルムアミド8mlに溶
解した溶液を加えて、さらに氷冷下撹拌しながら1−
(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジ
イミド塩酸塩183mgを加え、16時間室温下撹拌す
る。反応終了後、溶媒を留去し、得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにより分離精製して、淡
黄色粉末状の標記化合物285mgを得る。
88(3H,t,J=7.5Hz),1.81−1.9
4(2H,m),1.97−2.15(4H,m),
3.01−3.14(6H,m),4.28(2H,
t,J=6Hz),5.23(2H,s),5.43
(2H,s),7.28(1H,s),7.71(1
H,d,J=9.5Hz),7.95−8.08(3
H,brs),8.03(1H,d,J=9.5Hz) (8)10−[3’−(t−ブトキシカルボニルグリシ
ルグリシル−L−フェニルアラニルグリシルアミノ)プ
ロピルオキシ]−7,9−トリメチレン−(20S)−
カンプトテシンの合成 10−(3’−アミノプロピルオキシ)−7,9−トリ
メチレン−(20S)−カンプトテシン塩酸塩158m
gとジイソプロピルエチルアミン49mgを撹拌下、ジ
メチルホルムアミド5mlに溶解し、これにt−ブトキ
シカルボニル−グリシルグリシル−L−フェニルアラニ
ルグリシン278mgおよびN−ヒドロキシスクシンイ
ミド143mgを乾燥ジメチルホルムアミド8mlに溶
解した溶液を加えて、さらに氷冷下撹拌しながら1−
(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジ
イミド塩酸塩183mgを加え、16時間室温下撹拌す
る。反応終了後、溶媒を留去し、得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィーにより分離精製して、淡
黄色粉末状の標記化合物285mgを得る。
【0086】収率:定量的収率 IR(Nujol):νmax cm-1=3290,1660 Mass:m/z=880([M+H]+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.02
(3H,t,J=7.5Hz),1.43(9H,
s),1.85−1.94(2H,m),2.02−
2.10(4H,m),2.97−3.05(5H,
m),3.23(1H,dd,J=14Hzおよび5H
z),3.49(2H,q,J=6.5Hz),3.6
0−3.80(6H,m),4.20(1H,t,J=
6Hz),4.50−4.56(1H,m),5.11
(2H,s),5.29(1H,d,J=16.5H
z),5.71(1H,d,J=16.5Hz),5.
85(1H,brt),7.08(1H,m),7.1
8−7.27(5H,m),7.45(1H,d,J=
7Hz),7.52(1H,d,J=9.5Hz),
7.58(1H,s),7.71(1H,m),7.9
9(1H,d,J=9.5Hz) (9)10−[3’−(グリシルグリシル−L−フェニ
ルアラニルグリシルアミノ)プロピルオキシ]−7,9
−トリメチレン−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の
合成 10−[3’−(t−ブトキシカルボニルグリシルグリ
シル−L−フェニルアラニルグリシルアミノ)プロピル
オキシ]−7,9−トリメチレン−(20S)−カンプ
トテシン273mgをジオキサン10mlに溶解し、氷
冷下撹拌しながら18%塩酸−ジオキサン15mlを滴
下する。反応混合物を室温下撹拌し、反応終了後イソプ
ロピルエーテルを加え、撹拌、析出する粉末を濾取す
る。得られた粉末をエーテル洗浄後、減圧乾燥し、得ら
れた黄色粉末を水に溶解後、凍結乾燥して黄色粉末状の
標記化合物210mgを得る。
(3H,t,J=7.5Hz),1.43(9H,
s),1.85−1.94(2H,m),2.02−
2.10(4H,m),2.97−3.05(5H,
m),3.23(1H,dd,J=14Hzおよび5H
z),3.49(2H,q,J=6.5Hz),3.6
0−3.80(6H,m),4.20(1H,t,J=
6Hz),4.50−4.56(1H,m),5.11
(2H,s),5.29(1H,d,J=16.5H
z),5.71(1H,d,J=16.5Hz),5.
85(1H,brt),7.08(1H,m),7.1
8−7.27(5H,m),7.45(1H,d,J=
7Hz),7.52(1H,d,J=9.5Hz),
7.58(1H,s),7.71(1H,m),7.9
9(1H,d,J=9.5Hz) (9)10−[3’−(グリシルグリシル−L−フェニ
ルアラニルグリシルアミノ)プロピルオキシ]−7,9
−トリメチレン−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の
合成 10−[3’−(t−ブトキシカルボニルグリシルグリ
シル−L−フェニルアラニルグリシルアミノ)プロピル
オキシ]−7,9−トリメチレン−(20S)−カンプ
トテシン273mgをジオキサン10mlに溶解し、氷
冷下撹拌しながら18%塩酸−ジオキサン15mlを滴
下する。反応混合物を室温下撹拌し、反応終了後イソプ
ロピルエーテルを加え、撹拌、析出する粉末を濾取す
る。得られた粉末をエーテル洗浄後、減圧乾燥し、得ら
れた黄色粉末を水に溶解後、凍結乾燥して黄色粉末状の
標記化合物210mgを得る。
【0087】融点:174℃以上(分解) 収率:83% IR(Nujol):νmax cm-1=3190,174
5,1650 Mass:m/z=780([M−Cl]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
89(3H,t,J=7Hz),1.26−1.32
(2H,m),1.86−2.04(6H,m),2.
79(1H,dd,J=14Hzおよび10Hz),
2.98−3.05(5H,m),3.28−3.36
(2H,m),3.54−3.88(6H,m),4.
20(2H,t,J=6Hz),4.45−4.54
(1H,m),5.19(2H,s),5.43(2
H,s),7.11−7.27(5H,m),7.35
(1H,s),7.71(1H,t,J=9.5H
z),7.97(1H,t,J=5.5Hz),8.0
3(1H,d,J=9.5Hz),8.19(3H,b
r),8.35(1H,t,J=6Hz),8.43
(1H,d,J=8Hz),8.65(1H,t,J=
5.5Hz) 以上の合成により得た、アミノ基を有するカンプトテシ
ン化合物をカルボキシメチルデキストラン(以下、CM
−デキストラン)などカルボキシル基を持つ多糖類と縮
合することによりカンプトテシン誘導体へ導くことがで
きる。縮合反応は水溶性カルボジイミド(1−(3−ジ
メチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩
酸塩、2−エトキシ−1−エトキシカルボニル−1,2
−ジヒドロキノリン)等の縮合剤の存在下にて水または
水−有機溶媒混合溶媒中にて行うことができる。
5,1650 Mass:m/z=780([M−Cl]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
89(3H,t,J=7Hz),1.26−1.32
(2H,m),1.86−2.04(6H,m),2.
79(1H,dd,J=14Hzおよび10Hz),
2.98−3.05(5H,m),3.28−3.36
(2H,m),3.54−3.88(6H,m),4.
20(2H,t,J=6Hz),4.45−4.54
(1H,m),5.19(2H,s),5.43(2
H,s),7.11−7.27(5H,m),7.35
(1H,s),7.71(1H,t,J=9.5H
z),7.97(1H,t,J=5.5Hz),8.0
3(1H,d,J=9.5Hz),8.19(3H,b
r),8.35(1H,t,J=6Hz),8.43
(1H,d,J=8Hz),8.65(1H,t,J=
5.5Hz) 以上の合成により得た、アミノ基を有するカンプトテシ
ン化合物をカルボキシメチルデキストラン(以下、CM
−デキストラン)などカルボキシル基を持つ多糖類と縮
合することによりカンプトテシン誘導体へ導くことがで
きる。縮合反応は水溶性カルボジイミド(1−(3−ジ
メチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩
酸塩、2−エトキシ−1−エトキシカルボニル−1,2
−ジヒドロキノリン)等の縮合剤の存在下にて水または
水−有機溶媒混合溶媒中にて行うことができる。
【0088】(10)カンプトテシン誘導体の調製 CM−デキストラン・ナトリウム塩500mg(CM化
度=0.5)を水20mlに溶解し、10℃以下にて撹
拌しながら10−[3’−(グリシルグリシル−L−フ
ェニルアラニルグリシルアミノ)プロピルオキシ]−
7,9−トリメチレン−(20S)−カンプトテシン塩
酸塩50mgを加える。1−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩1.5gを加
え、その間反応液のpHを0.1N塩酸を用いて6.5
〜7.0に保つ。10℃以下にて撹拌しながら2時間反
応後、0.1N水酸化ナトリウムを用いてpHを9に調
整する。反応混合物をイオン交換カラムクロマトグラフ
ィー(BioRadAGMP−50、30ml、Na
型)で精製し、目的物を含む分画30mlに3M食塩水
1.2mlを加え、エタノール150ml中に注ぐ。沈
殿を遠心分離し、水20mlを加え濾過する。濾液に3
M食塩水0.4mlを加え、エタノール80mlに撹拌
下加えて、沈殿生成させる。沈殿を遠心分離して集め、
溶媒洗浄後、減圧乾燥して前記化13で示されるカンプ
トテシン誘導体415mgを得る。380nmにおける
吸収により求めた薬物(1−(7)で得られる化合物;
10−(3’−アミノプロピルオキシ)−7,9−トリ
メチレン−(20S)−カンプトテシン塩酸塩)含量は
4.4%である。ゲル浸透カラムクロマトグラフィー
(GPC)による分析の結果、求められる平均分子量は
160,000、多分散度Mw/Mnは1.57である
(GPC分析条件:G4000SWXL(東ソー社
製)、0.2Mリン酸緩衝液(pH7.0))。
度=0.5)を水20mlに溶解し、10℃以下にて撹
拌しながら10−[3’−(グリシルグリシル−L−フ
ェニルアラニルグリシルアミノ)プロピルオキシ]−
7,9−トリメチレン−(20S)−カンプトテシン塩
酸塩50mgを加える。1−(3−ジメチルアミノプロ
ピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩1.5gを加
え、その間反応液のpHを0.1N塩酸を用いて6.5
〜7.0に保つ。10℃以下にて撹拌しながら2時間反
応後、0.1N水酸化ナトリウムを用いてpHを9に調
整する。反応混合物をイオン交換カラムクロマトグラフ
ィー(BioRadAGMP−50、30ml、Na
型)で精製し、目的物を含む分画30mlに3M食塩水
1.2mlを加え、エタノール150ml中に注ぐ。沈
殿を遠心分離し、水20mlを加え濾過する。濾液に3
M食塩水0.4mlを加え、エタノール80mlに撹拌
下加えて、沈殿生成させる。沈殿を遠心分離して集め、
溶媒洗浄後、減圧乾燥して前記化13で示されるカンプ
トテシン誘導体415mgを得る。380nmにおける
吸収により求めた薬物(1−(7)で得られる化合物;
10−(3’−アミノプロピルオキシ)−7,9−トリ
メチレン−(20S)−カンプトテシン塩酸塩)含量は
4.4%である。ゲル浸透カラムクロマトグラフィー
(GPC)による分析の結果、求められる平均分子量は
160,000、多分散度Mw/Mnは1.57である
(GPC分析条件:G4000SWXL(東ソー社
製)、0.2Mリン酸緩衝液(pH7.0))。
【0089】製造例2 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0090】
【化14】
【0091】(1)7−(4’−(t−ブトキシカルボ
ニルグリシルグリシル−L−フェニルアラニルグリシ
ル)ピペラジノ)メチル−10,11−エチレンジオキ
シ−(20S)−カンプトテシンの合成 製造例1−(8)と同様にして7−ピペラジノメチル−
10,11−エチレンジオキシ−(20S)−カンプト
テシン塩酸塩450mgとt−ブトキシカルボニル−グ
リシルグリシル−L−フェニルアラニルグリシン2当量
より黄色粉末状の標記化合物518mgを得る。
ニルグリシルグリシル−L−フェニルアラニルグリシ
ル)ピペラジノ)メチル−10,11−エチレンジオキ
シ−(20S)−カンプトテシンの合成 製造例1−(8)と同様にして7−ピペラジノメチル−
10,11−エチレンジオキシ−(20S)−カンプト
テシン塩酸塩450mgとt−ブトキシカルボニル−グ
リシルグリシル−L−フェニルアラニルグリシン2当量
より黄色粉末状の標記化合物518mgを得る。
【0092】収率:74% IR(Nujol):νmax cm-1=3280,175
0,1655 Mass:m/z=923([M+H]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
89(3H,t,J=7.5Hz),1.37(9H,
s),1.85−2.1(2H,m),2.3−2.6
(4H,m),2.75(1H,dd,J=14Hzお
よび10Hz),3.05(1H,dd,J=14Hz
および4.5Hz),3.3−3.6(6H,m),
3.58(1H,dd,J=21Hzおよび5.5H
z),3.74(1H,dd,J=17Hzおよび5.
5Hz),3.9−4.1(4H,m),4.44(4
H,s),4.58(1H,m),5.24(2H,
s),5.42(2H,s),6.50(1H,s),
6.97(1H,t,J=6Hz),7.1−7.3
(6H,m),7.55(1H,s),7.77(1
H,s),7.8−7.9(1H,br),8.05−
8.2(2H,m) (2)7−(4’−(グリシルグリシル−L−フェニル
アラニルグリシル)ピペラジノ)メチル−10,11−
エチレンジオキシ−(20S)−カンプトテシン塩酸塩
の合成 製造例1−(9)と同様にして、7−(4’−(t−ブ
トキシカルボニルグリシルグリシル−L−フェニルアラ
ニルグリシル)ピペラジノ)メチル−10,11−エチ
レンジオキシ−(20S)−カンプトテシン478mg
より黄色粉末状の標記化合物409mgを得る。
0,1655 Mass:m/z=923([M+H]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
89(3H,t,J=7.5Hz),1.37(9H,
s),1.85−2.1(2H,m),2.3−2.6
(4H,m),2.75(1H,dd,J=14Hzお
よび10Hz),3.05(1H,dd,J=14Hz
および4.5Hz),3.3−3.6(6H,m),
3.58(1H,dd,J=21Hzおよび5.5H
z),3.74(1H,dd,J=17Hzおよび5.
5Hz),3.9−4.1(4H,m),4.44(4
H,s),4.58(1H,m),5.24(2H,
s),5.42(2H,s),6.50(1H,s),
6.97(1H,t,J=6Hz),7.1−7.3
(6H,m),7.55(1H,s),7.77(1
H,s),7.8−7.9(1H,br),8.05−
8.2(2H,m) (2)7−(4’−(グリシルグリシル−L−フェニル
アラニルグリシル)ピペラジノ)メチル−10,11−
エチレンジオキシ−(20S)−カンプトテシン塩酸塩
の合成 製造例1−(9)と同様にして、7−(4’−(t−ブ
トキシカルボニルグリシルグリシル−L−フェニルアラ
ニルグリシル)ピペラジノ)メチル−10,11−エチ
レンジオキシ−(20S)−カンプトテシン478mg
より黄色粉末状の標記化合物409mgを得る。
【0093】融点:237−239℃(分解) IR(Nujol):νmax cm-1=3250,174
5,1655 Mass:m/z=823([M−Cl]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7Hz),1.8−1.99(2
H,m),2.79(1H,dd,J=14Hzおよび
10Hz),3.07(1H,dd,J=14Hzおよ
び4Hz),3.1−4.3(16H,m),4.47
(4H,s),4.55−4.70(1H,m),5.
44(2H,s),5.67(2H,s),7.15−
7.32(6H,m),7.65(1H,s),8.0
5(1H,s),8.05−8.20(3H,br),
8.29(1H,br),8.39(1H,d,J=
8.5Hz),8.57(1H,t,J=5.5Hz) (3)カンプトテシン誘導体の調製 製造例1−(10)と同様にして、CM−デキストラン
・ナトリウム塩(CM化度=0.5)1.2gと7−
(4’−(グリシルグリシル−L−フェニルアラニルグ
リシル)ピペラジノ)メチル−10,11−エチレンジ
オキシ−(20S)−カンプトテシン塩酸塩168mg
より淡黄色粉末状の前記化14で示されるカンプトテシ
ン誘導体798mgを得る。380nmにおける吸収に
より求めた薬物(7−ピペラジノメチル−10,11−
エチレンジオキシ−(20S)−カンプトテシン塩酸
塩)含量は1.1%である。ゲル浸透カラムクロマトグ
ラフィー(GPC)により分析の結果、求められる平均
分子量は169,000、多分散度Mw/Mnは1.3
2である(GPC分析条件:G4000SWXL(東ソ
ー社製)、0.2Mリン酸緩衝液(pH7.0))。
5,1655 Mass:m/z=823([M−Cl]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7Hz),1.8−1.99(2
H,m),2.79(1H,dd,J=14Hzおよび
10Hz),3.07(1H,dd,J=14Hzおよ
び4Hz),3.1−4.3(16H,m),4.47
(4H,s),4.55−4.70(1H,m),5.
44(2H,s),5.67(2H,s),7.15−
7.32(6H,m),7.65(1H,s),8.0
5(1H,s),8.05−8.20(3H,br),
8.29(1H,br),8.39(1H,d,J=
8.5Hz),8.57(1H,t,J=5.5Hz) (3)カンプトテシン誘導体の調製 製造例1−(10)と同様にして、CM−デキストラン
・ナトリウム塩(CM化度=0.5)1.2gと7−
(4’−(グリシルグリシル−L−フェニルアラニルグ
リシル)ピペラジノ)メチル−10,11−エチレンジ
オキシ−(20S)−カンプトテシン塩酸塩168mg
より淡黄色粉末状の前記化14で示されるカンプトテシ
ン誘導体798mgを得る。380nmにおける吸収に
より求めた薬物(7−ピペラジノメチル−10,11−
エチレンジオキシ−(20S)−カンプトテシン塩酸
塩)含量は1.1%である。ゲル浸透カラムクロマトグ
ラフィー(GPC)により分析の結果、求められる平均
分子量は169,000、多分散度Mw/Mnは1.3
2である(GPC分析条件:G4000SWXL(東ソ
ー社製)、0.2Mリン酸緩衝液(pH7.0))。
【0094】製造例3 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0095】
【化15】
【0096】(1)7−N−(t−ブトキシカルボニル
グリシルグリシル−L−フェニルアラニルグリシル)ア
ミノメチル−10,11−エチレンジオキシ−(20
S)−カンプトテシンの合成 製造例1−(8)と同様にして7−アミノメチル−1
0,11−エチレンジオキシ−(20S)−カンプトテ
シン塩酸塩222mgとt−ブトキシカルボニルグリシ
ルグリシル−L−フェニルアラニルグリシン2当量より
黄色粉末状の標記化合物232mgを得る。
グリシルグリシル−L−フェニルアラニルグリシル)ア
ミノメチル−10,11−エチレンジオキシ−(20
S)−カンプトテシンの合成 製造例1−(8)と同様にして7−アミノメチル−1
0,11−エチレンジオキシ−(20S)−カンプトテ
シン塩酸塩222mgとt−ブトキシカルボニルグリシ
ルグリシル−L−フェニルアラニルグリシン2当量より
黄色粉末状の標記化合物232mgを得る。
【0097】収率:58% IR(Nujol):νmax cm-1=3285,175
0,1650 Mass:m/z=854([M+H]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.35(9H,
s),1.78−1.94(2H,m),2.74(1
H,dd,J=14Hzおよび10Hz),2.99
(1H,dd,J=14Hzおよび4.5Hz),3.
4−3.8(4H,m),4.34−4.50(1H,
m),4.42(4H,s),4.66−4.82(2
H,m),5.42(4H,brs),6.50(1
H,s),6.98(1H,t,J=6Hz),7.1
2−7.28(5H,m),7.26(1H,s),
7.56(1H,s),7.80(1H,s),7.9
1(1H,br),8.14(1H,d,J=7.5H
z),8.32(2H,t,J=7.5Hz),8.5
8(1H,m) (2)7−N−(グリシルグリシル−L−フェニルアラ
ニルグリシル)アミノメチル−10,11−エチレンジ
オキシ−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 製造例1−(9)と同様にして、7−N−(t−ブトキ
シカルボニルグリシルグリシル−L−フェニルアラニル
グリシル)アミノメチル−10,11−エチレンジオキ
シ−(20S)−カンプトテシン203mgより黄色粉
末状の標記化合物164mgを得る。
0,1650 Mass:m/z=854([M+H]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7.5Hz),1.35(9H,
s),1.78−1.94(2H,m),2.74(1
H,dd,J=14Hzおよび10Hz),2.99
(1H,dd,J=14Hzおよび4.5Hz),3.
4−3.8(4H,m),4.34−4.50(1H,
m),4.42(4H,s),4.66−4.82(2
H,m),5.42(4H,brs),6.50(1
H,s),6.98(1H,t,J=6Hz),7.1
2−7.28(5H,m),7.26(1H,s),
7.56(1H,s),7.80(1H,s),7.9
1(1H,br),8.14(1H,d,J=7.5H
z),8.32(2H,t,J=7.5Hz),8.5
8(1H,m) (2)7−N−(グリシルグリシル−L−フェニルアラ
ニルグリシル)アミノメチル−10,11−エチレンジ
オキシ−(20S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 製造例1−(9)と同様にして、7−N−(t−ブトキ
シカルボニルグリシルグリシル−L−フェニルアラニル
グリシル)アミノメチル−10,11−エチレンジオキ
シ−(20S)−カンプトテシン203mgより黄色粉
末状の標記化合物164mgを得る。
【0098】融点:>211℃(分解) IR(Nujol):νma xcm-1=3220,174
5,1655 Mass:m/z=754([M−Cl]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7Hz),1.80−1.93
(2H,m),2.77(1H,dd,J=14Hzお
よび10Hz),3.00(1H,dd,J=14Hz
および4Hz),3.6−4.55(7H,m),4.
42(4H,s),4.65−4.85(2H,m),
5.42(2H,s),5.45(2H,s),7.1
3−7.26(5H,m),7.27(1H,s),
7.57(1H,s),7.83(1H,s),8.0
3−8.16(3H,br),8.34−8.40(2
H,m),8.54(1H,br),8.73(2H,
br) (3)カンプトテシン誘導体の調製 CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM化度=0.
5)772mgを水50mlに溶解し、ジメチルホルム
アミド25mlを加える。氷冷下撹拌し、7−(N−
(グリシルグリシル−L−フェニルアラニルグリシル)
アミノメチル)−10,11−エチレンジオキシ−(2
0S)−カンプトテシン塩酸塩106mgおよび2−エ
トキシ−1−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロキ
ノン1.57gを加える。一夜反応後、反応混合物をエ
タノール450mlに加えて沈殿生成し、製造例1−
(10)と同様に処理して、淡黄色粉末状の前記化15
で示されるカンプトテシン誘導体545mgを得る。3
75nmにおける吸収により求めた薬物(7−アミノメ
チル−10,11−エチレンジオキシ−(20S)−カ
ンプトテシン塩酸塩)含量は5.5%である。ゲル浸透
カラムクロマトグラフィー(GPC)により分析の結
果、求められる平均分子量は165,000、多分散度
Mw/Mnは1.40である(GPC分析条件:G40
00SWXL(東ソー社製)、0.2Mリン酸緩衝液
(pH7.0))。
5,1655 Mass:m/z=754([M−Cl]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7Hz),1.80−1.93
(2H,m),2.77(1H,dd,J=14Hzお
よび10Hz),3.00(1H,dd,J=14Hz
および4Hz),3.6−4.55(7H,m),4.
42(4H,s),4.65−4.85(2H,m),
5.42(2H,s),5.45(2H,s),7.1
3−7.26(5H,m),7.27(1H,s),
7.57(1H,s),7.83(1H,s),8.0
3−8.16(3H,br),8.34−8.40(2
H,m),8.54(1H,br),8.73(2H,
br) (3)カンプトテシン誘導体の調製 CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM化度=0.
5)772mgを水50mlに溶解し、ジメチルホルム
アミド25mlを加える。氷冷下撹拌し、7−(N−
(グリシルグリシル−L−フェニルアラニルグリシル)
アミノメチル)−10,11−エチレンジオキシ−(2
0S)−カンプトテシン塩酸塩106mgおよび2−エ
トキシ−1−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロキ
ノン1.57gを加える。一夜反応後、反応混合物をエ
タノール450mlに加えて沈殿生成し、製造例1−
(10)と同様に処理して、淡黄色粉末状の前記化15
で示されるカンプトテシン誘導体545mgを得る。3
75nmにおける吸収により求めた薬物(7−アミノメ
チル−10,11−エチレンジオキシ−(20S)−カ
ンプトテシン塩酸塩)含量は5.5%である。ゲル浸透
カラムクロマトグラフィー(GPC)により分析の結
果、求められる平均分子量は165,000、多分散度
Mw/Mnは1.40である(GPC分析条件:G40
00SWXL(東ソー社製)、0.2Mリン酸緩衝液
(pH7.0))。
【0099】製造例4 10−(3’−アミノプロピルオキシ)−(20S)−
カンプトテシン塩酸塩の合成 (1)5−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミノ)
プロピルオキシ]−2−ニトロベンズアルデヒド ジメ
チルアセタールの合成 5−ヒドロキシ−2−ニトロベンズアルデヒド ジメチ
ルアセタール3.0gを乾燥ジメチルホルムアミド50
mlに溶解し、ヨウ化ナトリウム3.15gおよび炭酸
カリウム1.93g並びに3−(t−ブトキシカルボニ
ルアミノ)プロピル トシレート6.95gを加える。
50℃にて3時間撹拌後、室温に戻して酢酸エチルを加
える。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウム上
で乾燥する。溶媒を留去後、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで分離精製して、淡黄色油状の標記化
合物5.22gを定量的に得る。
カンプトテシン塩酸塩の合成 (1)5−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミノ)
プロピルオキシ]−2−ニトロベンズアルデヒド ジメ
チルアセタールの合成 5−ヒドロキシ−2−ニトロベンズアルデヒド ジメチ
ルアセタール3.0gを乾燥ジメチルホルムアミド50
mlに溶解し、ヨウ化ナトリウム3.15gおよび炭酸
カリウム1.93g並びに3−(t−ブトキシカルボニ
ルアミノ)プロピル トシレート6.95gを加える。
50℃にて3時間撹拌後、室温に戻して酢酸エチルを加
える。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、硫酸ナトリウム上
で乾燥する。溶媒を留去後、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで分離精製して、淡黄色油状の標記化
合物5.22gを定量的に得る。
【0100】IR(Neat):νma xcm-1=336
0,1710 Mass:m/z=393([M+Na]+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.44
(9H,s),2.02(2H,quint.,J=6
Hz),3.33(2H,dd,J=13Hzおよび6
Hz),3.44(6H,s),4.11(2H,t,
J=6Hz),4.7(1H,brs),6.01(1
H,s),6.90(1H,dd,J=9Hzおよび3
Hz),7.29(1H,d,J=3Hz),7.97
(1H,d,J=9Hz) (2)10−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミ
ノ)プロピルオキシ]−(20S)−カンプトテシンの
合成 5−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プロピ
ルオキシ]−2−ニトロベンズアルデヒド ジメチルア
セタール1270mgをエタノール20mlに溶解し、
10%パラジウム−炭素120mgを加えて、水素雰囲
気下で1.5時間撹拌する。反応混合物から触媒を濾過
して除き、濾液に(4S)−7,8−ジヒドロ−4−エ
チル−4−ヒドロキシ−1H−ピラノ[3,4−f]イ
ンドリジン−3,6,10(4H)−トリオン300m
gおよびp−トルエンスルホン酸22mgを加えて一夜
室温にて撹拌する。反応混合物から溶媒を留去し、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し
て、淡黄色粉末状の標記化合物204mgを得る。
0,1710 Mass:m/z=393([M+Na]+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.44
(9H,s),2.02(2H,quint.,J=6
Hz),3.33(2H,dd,J=13Hzおよび6
Hz),3.44(6H,s),4.11(2H,t,
J=6Hz),4.7(1H,brs),6.01(1
H,s),6.90(1H,dd,J=9Hzおよび3
Hz),7.29(1H,d,J=3Hz),7.97
(1H,d,J=9Hz) (2)10−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミ
ノ)プロピルオキシ]−(20S)−カンプトテシンの
合成 5−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プロピ
ルオキシ]−2−ニトロベンズアルデヒド ジメチルア
セタール1270mgをエタノール20mlに溶解し、
10%パラジウム−炭素120mgを加えて、水素雰囲
気下で1.5時間撹拌する。反応混合物から触媒を濾過
して除き、濾液に(4S)−7,8−ジヒドロ−4−エ
チル−4−ヒドロキシ−1H−ピラノ[3,4−f]イ
ンドリジン−3,6,10(4H)−トリオン300m
gおよびp−トルエンスルホン酸22mgを加えて一夜
室温にて撹拌する。反応混合物から溶媒を留去し、残渣
をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製し
て、淡黄色粉末状の標記化合物204mgを得る。
【0101】融点:223−224℃(分解) 収率:34% IR(Nujol):νma xcm-1=3360,175
0,1690 Mass:m/z=522([M+H]+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.03
(3H,t,J=7.5Hz),1.46(9H,
s),1.8−2.0(2H,m),2.08(1H,
dd,J=12.5Hzおよび6.5Hz),2.10
(1H,dd,J=12.5Hzおよび6Hz),3.
40(2H,q,J=6.5Hz),4.18(2H,
t,J=6Hz),4.82(1H,brs),5.2
4(2H,s),5.29(1H,d,J=16H
z),5.73(1H,d,J=16Hz),7.12
(1H,d,J=3Hz),7.43(1H,dd,J
=9Hzおよび3Hz),7.61(1H,s),8.
09(1H,d,J=9Hz),8.20(1H,d,
J=9Hz) (3)10−(3’−アミノプロピルオキシ)−(20
S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 10−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プロ
ピルオキシ]−(20S)−カンプトテシン352mg
を乾燥ジオキサン−エタノール(7ml−1ml)に溶
解し、氷冷撹拌下、この溶液に19%塩酸−ジオキサン
5mlを加える。反応混合物を室温で撹拌後、さらにイ
ソプロピルエーテル10mlを加え、析出する粉末を濾
取後、洗浄して、黄色粉末状の標記化合物339mgを
得る。
0,1690 Mass:m/z=522([M+H]+) NMR(300MHz,CDCl3):δTMS=1.03
(3H,t,J=7.5Hz),1.46(9H,
s),1.8−2.0(2H,m),2.08(1H,
dd,J=12.5Hzおよび6.5Hz),2.10
(1H,dd,J=12.5Hzおよび6Hz),3.
40(2H,q,J=6.5Hz),4.18(2H,
t,J=6Hz),4.82(1H,brs),5.2
4(2H,s),5.29(1H,d,J=16H
z),5.73(1H,d,J=16Hz),7.12
(1H,d,J=3Hz),7.43(1H,dd,J
=9Hzおよび3Hz),7.61(1H,s),8.
09(1H,d,J=9Hz),8.20(1H,d,
J=9Hz) (3)10−(3’−アミノプロピルオキシ)−(20
S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 10−[3’−(t−ブトキシカルボニルアミノ)プロ
ピルオキシ]−(20S)−カンプトテシン352mg
を乾燥ジオキサン−エタノール(7ml−1ml)に溶
解し、氷冷撹拌下、この溶液に19%塩酸−ジオキサン
5mlを加える。反応混合物を室温で撹拌後、さらにイ
ソプロピルエーテル10mlを加え、析出する粉末を濾
取後、洗浄して、黄色粉末状の標記化合物339mgを
得る。
【0102】融点:214−218℃(分解) IR(Nujol):νma xcm-1=3470,328
0,1745 Mass:m/z=422([M−Cl]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
89(3H,t,J=7.5Hz),1.80−1.9
5(2H,m),2.10−2.22(2H,m),
2.96−3.10(2H,m),4.27(2H,
t,J=6Hz),5.25(2H,s),5.42
(2H,s),7.29(1H,s),7.49−7.
55(2H,m),8.08(1H,d,J=10H
z),8.19(3H,brs),8.54(1H,
s) 製造例5 10−[3’−(グリシル−グリシル−L−フェニルア
ラニル−グリシルアミノ)プロピルオキシ]−(20
S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 (1)10−[3’−(t−ブトキシカルボニル−グリ
シル−グリシル−L−フェニルアラニルグリシルアミ
ノ)プロピルオキシ]−(20S)−カンプトテシンの
合成 10−(3’−アミノプロピルオキシ)−(20S)−
カンプトテシン塩酸塩325mgを乾燥ジメチルホルム
アミド10mlに溶解し、氷冷撹拌下、この溶液に4当
量のN−ヒドロキシコハク酸イミド、2当量のジイソプ
ロピルエチルアミン、2当量のN−t−ブトキシカルボ
ニル−グリシル−グリシル−L−フェニルアラニルグリ
シンおよび4当量の1−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩を加える。反応
混合物を室温で一晩撹拌後溶媒を留去する。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製して、黄色
粉末状の標記化合物597mgを定量的に得る。
0,1745 Mass:m/z=422([M−Cl]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
89(3H,t,J=7.5Hz),1.80−1.9
5(2H,m),2.10−2.22(2H,m),
2.96−3.10(2H,m),4.27(2H,
t,J=6Hz),5.25(2H,s),5.42
(2H,s),7.29(1H,s),7.49−7.
55(2H,m),8.08(1H,d,J=10H
z),8.19(3H,brs),8.54(1H,
s) 製造例5 10−[3’−(グリシル−グリシル−L−フェニルア
ラニル−グリシルアミノ)プロピルオキシ]−(20
S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 (1)10−[3’−(t−ブトキシカルボニル−グリ
シル−グリシル−L−フェニルアラニルグリシルアミ
ノ)プロピルオキシ]−(20S)−カンプトテシンの
合成 10−(3’−アミノプロピルオキシ)−(20S)−
カンプトテシン塩酸塩325mgを乾燥ジメチルホルム
アミド10mlに溶解し、氷冷撹拌下、この溶液に4当
量のN−ヒドロキシコハク酸イミド、2当量のジイソプ
ロピルエチルアミン、2当量のN−t−ブトキシカルボ
ニル−グリシル−グリシル−L−フェニルアラニルグリ
シンおよび4当量の1−(3−ジメチルアミノプロピ
ル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩を加える。反応
混合物を室温で一晩撹拌後溶媒を留去する。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで分離精製して、黄色
粉末状の標記化合物597mgを定量的に得る。
【0103】IR(Nujol):νma xcm-1=328
0,1750,1660 Mass:m/z=840([M+H]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7Hz),1.36(9H,
s),1.8−2.04(4H,m),2.72−2.
84(1H,m),3.00−3.12(1H,m),
3.24−3.36(2H,m),3.50−3.80
(6H,m),4.18(2H,t,J=6Hz),
4.44−4.54(1H,m),5.24(2H,
s),5.42(2H,s),6.50(1H,s),
6.99(1H,t,J=6Hz),7.12−7.2
7(5H,m),7.28(1H,s),7.48−
7.55(1H,m),7.50(1H,s),7.8
8−7.96(1H,m),8.07(1H,d,J=
9Hz),8.12−8.36(2H,m),8.51
(1H,s) (2)10−[3’−(グリシル−グリシル−L−フェ
ニルアラニルグリシルアミノ)プロピルオキシ]−(2
0S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 10−(3’−(t−ブトキシカルボニル−グリシル−
グリシル−L−フェニルアラニルグリシルアミノ)プロ
ピルオキシ)−(20S)−カンプトテシン580mg
より製造例4−(3)と同様に処理して、黄色粉末状の
標記化合物438mgを得る。
0,1750,1660 Mass:m/z=840([M+H]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7Hz),1.36(9H,
s),1.8−2.04(4H,m),2.72−2.
84(1H,m),3.00−3.12(1H,m),
3.24−3.36(2H,m),3.50−3.80
(6H,m),4.18(2H,t,J=6Hz),
4.44−4.54(1H,m),5.24(2H,
s),5.42(2H,s),6.50(1H,s),
6.99(1H,t,J=6Hz),7.12−7.2
7(5H,m),7.28(1H,s),7.48−
7.55(1H,m),7.50(1H,s),7.8
8−7.96(1H,m),8.07(1H,d,J=
9Hz),8.12−8.36(2H,m),8.51
(1H,s) (2)10−[3’−(グリシル−グリシル−L−フェ
ニルアラニルグリシルアミノ)プロピルオキシ]−(2
0S)−カンプトテシン塩酸塩の合成 10−(3’−(t−ブトキシカルボニル−グリシル−
グリシル−L−フェニルアラニルグリシルアミノ)プロ
ピルオキシ)−(20S)−カンプトテシン580mg
より製造例4−(3)と同様に処理して、黄色粉末状の
標記化合物438mgを得る。
【0104】収率:82% 融点:194−199℃(分解) IR(Nujol):νma xcm-1=3190,174
5,1650 Mass:m/z=740([M−Cl]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7Hz),1.80−2.03
(4H,m),2.79(1H,dd,J=14Hzお
よび10Hz),3.05(1H,dd,J=14Hz
および5Hz),3.2−3.5(2H,m),3.5
2−3.62(2H,m),3.62−3.83(4
H,m),4.19(2H,t,J=6Hz),4.4
8−4.58(1H,m),5.25(2H,s),
5.42(2H,s),6.5(1H,brs),7.
13−7.26(5H,m),7.28(1H,s),
7.49−7.55(1H,m),7.50(1H,
s,J=9.5Hz),7.93(1H,t,J=6H
z),8.0−8.14(4H,m),8.32−8.
41(2H,m),8.51(1H,s),8.56
(1H,t,J=5.5Hz) 製造例6 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
5,1650 Mass:m/z=740([M−Cl]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
88(3H,t,J=7Hz),1.80−2.03
(4H,m),2.79(1H,dd,J=14Hzお
よび10Hz),3.05(1H,dd,J=14Hz
および5Hz),3.2−3.5(2H,m),3.5
2−3.62(2H,m),3.62−3.83(4
H,m),4.19(2H,t,J=6Hz),4.4
8−4.58(1H,m),5.25(2H,s),
5.42(2H,s),6.5(1H,brs),7.
13−7.26(5H,m),7.28(1H,s),
7.49−7.55(1H,m),7.50(1H,
s,J=9.5Hz),7.93(1H,t,J=6H
z),8.0−8.14(4H,m),8.32−8.
41(2H,m),8.51(1H,s),8.56
(1H,t,J=5.5Hz) 製造例6 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0105】
【化16】
【0106】CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM
化度=0.5)513mgを水50mlに溶解し、内温
10℃以下に保ちながら、10−[3’−(グリシル−
グリシル−L−フェニルアラニル−グリシルアミノ)プ
ロピルオキシ]−(20S)−カンプトテシン塩酸塩7
7mgおよび1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3
−エチルカルボジイミド塩酸塩1.54gを加える。内
温10℃以下、pHを0.2N塩酸を用いて6.0〜
6.5に保ちながら、2時間撹拌する。反応混合物をイ
オン交換カラムクロマトグラフィー(BioRadAG
MP−50、30ml、Na型)で精製して、目的物を
含む分画を濾過後、濾液にエタノールを加えて沈澱を分
取し、洗浄後、減圧乾燥して淡黄色粉末状複合体492
mgを得る。380nmにおける吸収により求めた薬物
(10−(3’−アミノプロピルオキシ)−(20S)
−カンプトテシン塩酸塩)含量は2.8%である。ゲル
濾過カラムクロマトグラフィー(GPC)による分析の
結果、求められる平均分子量は179,000、多分散
度Mw/Mnは1.42である(GPC分析条件:G4
000SWXL(東ソー社製)、0.2Mリン酸緩衝液
(pH=7.0))。
化度=0.5)513mgを水50mlに溶解し、内温
10℃以下に保ちながら、10−[3’−(グリシル−
グリシル−L−フェニルアラニル−グリシルアミノ)プ
ロピルオキシ]−(20S)−カンプトテシン塩酸塩7
7mgおよび1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3
−エチルカルボジイミド塩酸塩1.54gを加える。内
温10℃以下、pHを0.2N塩酸を用いて6.0〜
6.5に保ちながら、2時間撹拌する。反応混合物をイ
オン交換カラムクロマトグラフィー(BioRadAG
MP−50、30ml、Na型)で精製して、目的物を
含む分画を濾過後、濾液にエタノールを加えて沈澱を分
取し、洗浄後、減圧乾燥して淡黄色粉末状複合体492
mgを得る。380nmにおける吸収により求めた薬物
(10−(3’−アミノプロピルオキシ)−(20S)
−カンプトテシン塩酸塩)含量は2.8%である。ゲル
濾過カラムクロマトグラフィー(GPC)による分析の
結果、求められる平均分子量は179,000、多分散
度Mw/Mnは1.42である(GPC分析条件:G4
000SWXL(東ソー社製)、0.2Mリン酸緩衝液
(pH=7.0))。
【0107】製造例7 下記式で表されるカンプトテシン誘導体の合成
【0108】
【化17】
【0109】(1)(9S)−1−(t−ブトキシカル
ボニルグリシルグリシル−L−フェニルアラニルグルシ
ルアミノ)−9−エチル−5−フルオロ−2,3−ジヒ
ドロ−9−ヒドロキシ−4−メチル−1H,12H−ベ
ンゾ[de]ピラノ[3’,4’:6,7]インドリジ
ノ[1,2−b]キノリン−10,13(9H,15
H)−ジオンの合成 製造例1−(8)と同様にして、(9S)−1−アミノ
−9−エチル−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−9−
ヒドロキシ−4−メチル−1H,12H−ベンゾ[d
e]ピラノ[3’,4’:6,7]インドリジノ[1,
2−b]キノリン−10,13(9H,15H)−ジオ
ン塩酸塩166mgと、2当量のt−ブトキシカルボニ
ルグリシルグリシル−L−フェニルアラニルグリシンよ
り淡黄色不定形固体の標記化合物247mgを得る。
ボニルグリシルグリシル−L−フェニルアラニルグルシ
ルアミノ)−9−エチル−5−フルオロ−2,3−ジヒ
ドロ−9−ヒドロキシ−4−メチル−1H,12H−ベ
ンゾ[de]ピラノ[3’,4’:6,7]インドリジ
ノ[1,2−b]キノリン−10,13(9H,15
H)−ジオンの合成 製造例1−(8)と同様にして、(9S)−1−アミノ
−9−エチル−5−フルオロ−2,3−ジヒドロ−9−
ヒドロキシ−4−メチル−1H,12H−ベンゾ[d
e]ピラノ[3’,4’:6,7]インドリジノ[1,
2−b]キノリン−10,13(9H,15H)−ジオ
ン塩酸塩166mgと、2当量のt−ブトキシカルボニ
ルグリシルグリシル−L−フェニルアラニルグリシンよ
り淡黄色不定形固体の標記化合物247mgを得る。
【0110】収率:82% IR(Nujol):νma xcm-1=3290,171
0,1655 Mass:m/z=854([M+H]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
87(3H,t,J=7Hz),1.37(9H,
s),1.8−1.95(2H,m),2.05−2.
3(1H,m),2.42(3H,s),2.5−2.
85(2H,m),2.9−3.1(1H,m),3.
15−3.4(2H,m),3.5−3.8(6H,
m),4.4−4.55(1H,m),5.26(2
H,s),5.42(2H,s),5.55−5.65
(1H,m),6.53(1H,s),6.99(1
H,t,J=5Hz),7.1−7.3(5H,m),
7.32(1H,s),7.81(1H,d,J=11
Hz),7.8−7.95(1H,m),8.1−8.
2(1H,m),8.3−8.4(1H,m),8.4
−8.5(1H,m) (2)(9S)−1−(グリシルグリシル−L−フェニ
ルアラニルグルシルアミノ)−9−エチル−5−フルオ
ロ−2,3−ジヒドロ−9−ヒドロキシ−4−メチル−
1H,12H−ベンゾ[de]ピラノ[3’,4’:
6,7]インドリジノ[1,2−b]キノリン−10,
13(9H,15H)−ジオンの合成 製造例1−(9)と同様にして、上記(1)で得る化合
物220mgより、淡黄色粉末状の標記化合物193m
gを得る。
0,1655 Mass:m/z=854([M+H]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
87(3H,t,J=7Hz),1.37(9H,
s),1.8−1.95(2H,m),2.05−2.
3(1H,m),2.42(3H,s),2.5−2.
85(2H,m),2.9−3.1(1H,m),3.
15−3.4(2H,m),3.5−3.8(6H,
m),4.4−4.55(1H,m),5.26(2
H,s),5.42(2H,s),5.55−5.65
(1H,m),6.53(1H,s),6.99(1
H,t,J=5Hz),7.1−7.3(5H,m),
7.32(1H,s),7.81(1H,d,J=11
Hz),7.8−7.95(1H,m),8.1−8.
2(1H,m),8.3−8.4(1H,m),8.4
−8.5(1H,m) (2)(9S)−1−(グリシルグリシル−L−フェニ
ルアラニルグルシルアミノ)−9−エチル−5−フルオ
ロ−2,3−ジヒドロ−9−ヒドロキシ−4−メチル−
1H,12H−ベンゾ[de]ピラノ[3’,4’:
6,7]インドリジノ[1,2−b]キノリン−10,
13(9H,15H)−ジオンの合成 製造例1−(9)と同様にして、上記(1)で得る化合
物220mgより、淡黄色粉末状の標記化合物193m
gを得る。
【0111】融点:>165℃(分解) IR(Nujol):νma xcm-1=3350,174
5,1660,1615Mass:m/z=754
([M−Cl+H]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
87(3H,t,J=7Hz),1.80−1.94
(2H,m),2.08−2.27(2H,m),2.
41(3H,s),2.77(1H,dd,J=13H
z,9Hz),3.01(1H,dd,J=13Hz,
5Hz),3.15−3.28(2H,m),3.5−
3.91(6H,m),4.45−4.56(1H,
m),5.25(2H,s),5.41(1H,d,J
=13Hz),5.42(1H,d,J=13Hz),
5.57(1H,m),7.12−7.30(5H,
m),7.32(1H,s),7.80(1H,d,J
=11Hz),8.0−8.2(3H,br),8.3
2(1H,d,J=7Hz),8.43(1H,t,J
=5.5Hz),8.50−8.62(2H,m) (3)カンプトテシン誘導体の調製 CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM化度=0.6
5)2000mgと上記(2)で得る化合物170mg
を用いて、製造例3−(3)と同様に処理し、淡黄色粉
末状の所望のカンプトテシン誘導体1803mgを得
る。376nmにおける吸収により求めた薬物((9
S)−1−アミノ−9−エチル−5−フルオロ−2,3
−ジヒドロ−9−ヒドロキシ−4−メチル−1H,12
H−ベンゾ[de]ピラノ[3’,4’:6,7]イン
ドリジノ[1,2−b]キノリン−10,13[9H,
15H]−ジオン塩酸塩)含量は3.0%である。ゲル
濾過カラムクロマトグラフィー(GPC)による分析の
結果、求められる平均分子量は187,000、多分散
度Mw/Mnは1.54である(GPC分析条件:G4
000SWXL(東ソー社製)、0.2Mリン酸緩衝液
(pH=7.0))。
5,1660,1615Mass:m/z=754
([M−Cl+H]+) NMR(300MHz,d6−DMSO):δTMS=0.
87(3H,t,J=7Hz),1.80−1.94
(2H,m),2.08−2.27(2H,m),2.
41(3H,s),2.77(1H,dd,J=13H
z,9Hz),3.01(1H,dd,J=13Hz,
5Hz),3.15−3.28(2H,m),3.5−
3.91(6H,m),4.45−4.56(1H,
m),5.25(2H,s),5.41(1H,d,J
=13Hz),5.42(1H,d,J=13Hz),
5.57(1H,m),7.12−7.30(5H,
m),7.32(1H,s),7.80(1H,d,J
=11Hz),8.0−8.2(3H,br),8.3
2(1H,d,J=7Hz),8.43(1H,t,J
=5.5Hz),8.50−8.62(2H,m) (3)カンプトテシン誘導体の調製 CM−デキストラン・ナトリウム塩(CM化度=0.6
5)2000mgと上記(2)で得る化合物170mg
を用いて、製造例3−(3)と同様に処理し、淡黄色粉
末状の所望のカンプトテシン誘導体1803mgを得
る。376nmにおける吸収により求めた薬物((9
S)−1−アミノ−9−エチル−5−フルオロ−2,3
−ジヒドロ−9−ヒドロキシ−4−メチル−1H,12
H−ベンゾ[de]ピラノ[3’,4’:6,7]イン
ドリジノ[1,2−b]キノリン−10,13[9H,
15H]−ジオン塩酸塩)含量は3.0%である。ゲル
濾過カラムクロマトグラフィー(GPC)による分析の
結果、求められる平均分子量は187,000、多分散
度Mw/Mnは1.54である(GPC分析条件:G4
000SWXL(東ソー社製)、0.2Mリン酸緩衝液
(pH=7.0))。
【0112】製造例8〜24 前記製造例1〜7のいづれかと同様にして下記表2記載
の化合物を得る。
の化合物を得る。
【0113】
【表2】
【0114】[以下、「CM−Pullulan・N
a」はカルボキシメチルプルラン・ナトリウム塩を表
す。] 製造例25〜41 前記製造例1〜7のいづれかと同様にして下記表3記載
の化合物を得る。
a」はカルボキシメチルプルラン・ナトリウム塩を表
す。] 製造例25〜41 前記製造例1〜7のいづれかと同様にして下記表3記載
の化合物を得る。
【0115】
【表3】
【0116】製造例42〜59 前記製造例1〜7のいづれかと同様にして下記表4記載
の化合物を得る。
の化合物を得る。
【0117】
【表4】
【0118】製造例60〜76 前記製造例1〜7のいづれかと同様にして下記表5記載
の化合物を得る。
の化合物を得る。
【0119】
【表5】
【0120】製造例77〜93 前記製造例1〜7のいづれかと同様にして下記表6記載
の化合物を得る。
の化合物を得る。
【0121】
【表6】
【0122】製造例94〜110 前記製造例1〜7のいづれかと同様にして下記表7記載
の化合物を得る。
の化合物を得る。
【0123】
【表7】
【0124】参考例1 (1)デキストラン[ファルマシア社製、Dextra
n T−110、平均分子量:100,000(GP
C)法]29gを水290mlに溶解する。この溶液に
0〜5℃で水素化ホウ素ナトリウム1.45gを加え、
5℃で1夜撹拌する。反応混合物に酢酸を滴下してpH
5とし、室温で更に3時間撹拌する。2N水酸化ナトリ
ウムでpH7に調整し、激しく撹拌しながら、エタノー
ル1.2リットルを加える。静置して不溶物を沈殿させ
たのち、デカンテーションにより上澄みを除去し、残渣
を遠心分離する。残渣を水0.5リットルに溶解して凍
結乾燥し、白色粉末26.3gを得る。
n T−110、平均分子量:100,000(GP
C)法]29gを水290mlに溶解する。この溶液に
0〜5℃で水素化ホウ素ナトリウム1.45gを加え、
5℃で1夜撹拌する。反応混合物に酢酸を滴下してpH
5とし、室温で更に3時間撹拌する。2N水酸化ナトリ
ウムでpH7に調整し、激しく撹拌しながら、エタノー
ル1.2リットルを加える。静置して不溶物を沈殿させ
たのち、デカンテーションにより上澄みを除去し、残渣
を遠心分離する。残渣を水0.5リットルに溶解して凍
結乾燥し、白色粉末26.3gを得る。
【0125】(2)上記(1)で得られる白色粉末50
gを水500mlに溶解し、この溶液に氷冷下で水酸化
ナトリウム200gを加え、30分間撹拌する。反応混
合物を室温に戻した後、モノクロロ酢酸(110g)の
水(150ml)溶液を滴下し、40℃で18時間撹拌
する。反応混合物を10℃以下に冷却し、酢酸でpH8
〜9に調整する。反応混合物を激しく撹拌しながら、メ
タノール8リットルを加え、不溶物を沈殿させる。不溶
物を濾取し、純水5リットルに溶解し、限外濾過で脱塩
する。得られた溶液を減圧濃縮し、濃縮液を濾過後、エ
タノールを加え、析出沈殿物を濾取し、水性エタノー
ル、アセトンで洗浄後、室温および50℃で減圧乾燥す
ることにより、カルボキシメチルデキストラン(CM−
デキストラン)ナトリウム塩[カルボキシメチル化度
(中和滴定法):0.5]50.2gを得る。
gを水500mlに溶解し、この溶液に氷冷下で水酸化
ナトリウム200gを加え、30分間撹拌する。反応混
合物を室温に戻した後、モノクロロ酢酸(110g)の
水(150ml)溶液を滴下し、40℃で18時間撹拌
する。反応混合物を10℃以下に冷却し、酢酸でpH8
〜9に調整する。反応混合物を激しく撹拌しながら、メ
タノール8リットルを加え、不溶物を沈殿させる。不溶
物を濾取し、純水5リットルに溶解し、限外濾過で脱塩
する。得られた溶液を減圧濃縮し、濃縮液を濾過後、エ
タノールを加え、析出沈殿物を濾取し、水性エタノー
ル、アセトンで洗浄後、室温および50℃で減圧乾燥す
ることにより、カルボキシメチルデキストラン(CM−
デキストラン)ナトリウム塩[カルボキシメチル化度
(中和滴定法):0.5]50.2gを得る。
【0126】参考例2 モノクロロ酢酸の使用量を変え、参考例1と同様に実施
することにより、カルボキシメチル化度が0.65のC
M−デキストラン・ナトリウム塩を得る。
することにより、カルボキシメチル化度が0.65のC
M−デキストラン・ナトリウム塩を得る。
【0127】
【発明の効果】本発明の有効成分であるカンプトテシン
誘導体は、ドラッグ・デリバリー・システムを利用する
ことにより、標的作用部位に多量かつ選択的に送達さ
れ、その部位で所望の薬理学的作用を発揮することがで
きるものである。すなわち、本発明の有効成分であるカ
ンプトテシン誘導体は、その親化合物であるカンプトテ
シン化合物に比べ、抗腫瘍作用が著しく増強されると共
に、その副作用が軽減された医薬品として極めて有用な
ものである。
誘導体は、ドラッグ・デリバリー・システムを利用する
ことにより、標的作用部位に多量かつ選択的に送達さ
れ、その部位で所望の薬理学的作用を発揮することがで
きるものである。すなわち、本発明の有効成分であるカ
ンプトテシン誘導体は、その親化合物であるカンプトテ
シン化合物に比べ、抗腫瘍作用が著しく増強されると共
に、その副作用が軽減された医薬品として極めて有用な
ものである。
【0128】このため、本発明の医薬組成物は、固形腫
瘍[例えば、肺癌、子宮癌、卵巣癌、乳癌、消化器癌
(大腸癌、胃癌、すい癌等)、肝癌、腎癌、前立腺癌、
頭けい部癌、悪性リンパ腫等]、液性腫瘍(例えば、白
血病等)の治療薬に適用することができる。
瘍[例えば、肺癌、子宮癌、卵巣癌、乳癌、消化器癌
(大腸癌、胃癌、すい癌等)、肝癌、腎癌、前立腺癌、
頭けい部癌、悪性リンパ腫等]、液性腫瘍(例えば、白
血病等)の治療薬に適用することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI // C07D 491/22 C07D 491/22
Claims (15)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 [式中、R1〜R5は(A)R1〜R5のうち、隣接する2
つが互いに結合してアルキレン基を形成しているかまた
は2つとも水素原子であり、残りのR1〜R5のうち1つ
が−Xn−Alkm−R6であり、他の2つが水素原子で
あるか、あるいは(B)R1〜R5のうち、隣接する2つ
が互いに結合してアルキレン基を形成し、そのアルキレ
ン基のいずれかの炭素原子に−Xn−Alkm−R6が置
換しており、R1〜R5の残りの3つが水素原子、アルキ
ル基またはハロゲン原子であることを表し、(A)およ
び(B)におけるアルキレン基中の1つまたは2つのメ
チレン基は−O−、−S−または−NH−で置き換えら
れていてもよく、Xは−O−または−NH−であり、A
lkはアルキレン基であり、R6は−NH2、 【化2】 または−OHであり、mおよびnは共に0または1であ
るか、mが1、nが0である]で示されるカンプトテシ
ン化合物[I]のR6とカルボキシル基を有する多糖類
とがアミノ酸またはペプチドを介して結合してなるカン
プトテシン誘導体またはその薬理学的に許容しうる塩を
有効成分としてなる医薬組成物。 - 【請求項2】 多糖類のカルボキシル基の一部または全
部とアミノ酸またはペプチドのアミノ基が酸アミド結合
し、このアミノ酸またはペプチドのカルボキシル基の全
部または一部と化合物[I]のR6とが酸アミド結合ま
たはエステル結合してなる請求項1記載の医薬組成物。 - 【請求項3】 多糖類のカルボキシル基の一部または全
部とアミノ酸またはペプチドのN末端アミノ基とが酸ア
ミド結合し、このアミノ酸またはペプチドのC末端カル
ボキシル基と化合物[I]のR6とが酸アミド結合また
はエステル結合してなる請求項2記載の医薬組成物。 - 【請求項4】 化合物[I]のR6が式:−NH2または 【化3】 であり、カルボキシル基を有する多糖類がカルボキシメ
チル化されたデキストランまたはプルランであり、両成
分がペプチドを介して結合してなる請求項3記載の医薬
組成物。 - 【請求項5】 (1)R1及びR2が結合してトリメチレ
ン基、R3が3−アミノプロピルオキシ基、R4及びR5
が水素原子、(2)R1がピペラジノメチル基、R2及び
R5が水素原子、R3及びR4が結合してエチレンジオキ
シ基、(3)R1がアミノメチル基、R2及びR5が水素
原子、R3及びR4が結合してエチレンジオキシ基、
(4)R1、R2、R4及びR5が水素原子、R3が3−ア
ミノプロピルオキシ基、(5)R1及びR2が結合してア
ミノ置換トリメチレン基、R3がメチル基、R4がフッ素
原子、R5が水素原子、または(6)R1、R3、R4及び
R5が水素原子、R2がアミノ基である請求項4記載の医
薬組成物。 - 【請求項6】 (1)R1及びR2が結合してトリメチレ
ン基、R3が3−アミノプロピルオキシ基、R4及びR5
が水素原子、(2)R1がアミノメチル基、R2及びR5
が水素原子、R3及びR4が結合してエチレンジオキシ
基、(3)R1及びR2が結合してアミノ置換トリメチレ
ン基、R3がメチル基、R4がフッ素原子、R5が水素原
子、または(4)R1、R3、R4及びR5が水素原子、R
2がアミノ基である請求項4記載の医薬組成物。 - 【請求項7】 該ペプチドがグリシル−グリシル−Lま
たはD−フェニルアラニル−グリシン、グリシル−グリ
シン、グリシル−グリシル−グリシン、グリシル−グリ
シル−グリシル−グリシン、グリシル−グリシル−グリ
シル−グリシル−グリシン、LまたはD−フェニルアラ
ニル−グリシンまたはLまたはD−ロイシル−グリシン
である請求項5または6記載の医薬組成物。 - 【請求項8】 該ペプチドがグリシル−グリシル−L−
フェニルアラニル−グリシンである請求項7記載の医薬
組成物。 - 【請求項9】 該ペプチドがグリシル−グリシンである
請求項7記載の医薬組成物。 - 【請求項10】 該ペプチドがグリシル−グリシル−グ
リシンである請求項7記載の医薬組成物。 - 【請求項11】 該ペプチドがグリシル−グリシル−グ
リシル−グリシンである請求項7記載の医薬組成物。 - 【請求項12】 該ペプチドがLまたはD−フェニルア
ラニル−グリシンである請求項7記載の医薬組成物。 - 【請求項13】 多糖類のカルボキシメチル化度が0.
3以上0.8以下である請求項8、9、10、11また
は12記載の医薬組成物。 - 【請求項14】 抗腫瘍薬である請求項1、2、3、
4、5、6、7、8、9、10、11、12または13
記載の医薬組成物。 - 【請求項15】 肺癌、子宮癌、卵巣癌、乳癌、消化器
癌(大腸癌、胃癌、すい癌等)、肝癌、腎癌、前立腺
癌、頭けい部癌、悪性リンパ腫、白血病の治療薬である
請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、1
1、12、13または14記載の医薬組成物。
Priority Applications (1)
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- 1998-06-23 JP JP10175240A patent/JPH1171280A/ja active Pending
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