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JPH1162895A - 遠心送風機 - Google Patents

遠心送風機

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Publication number
JPH1162895A
JPH1162895A JP23124897A JP23124897A JPH1162895A JP H1162895 A JPH1162895 A JP H1162895A JP 23124897 A JP23124897 A JP 23124897A JP 23124897 A JP23124897 A JP 23124897A JP H1162895 A JPH1162895 A JP H1162895A
Authority
JP
Japan
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air
casing
winding angle
axial direction
blade fan
Prior art date
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Granted
Application number
JP23124897A
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English (en)
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JP3817853B2 (ja
Inventor
Kazutoshi Kuwayama
和利 桑山
Teruhiko Kameoka
輝彦 亀岡
Koji Matsunaga
浩司 松永
Toru Tanaka
亨 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Publication of JPH1162895A publication Critical patent/JPH1162895A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シュラウドを設けることにより翼と翼間を流
れる空気との剥離現象を抑制しつつ、送風機全体として
の騒音低減を図る。 【解決手段】 傾斜壁80のうちケーシング74の巻き
始めから巻き角90°までの間には、モータ73側に向
けて傾いた傾斜面80aを形成し、巻き角90°〜18
0°の間には、吸入口76側に向けて傾いた傾斜面80
aを形成し、巻き角180°以降は、傾斜面80aを回
転軸と平行にする。これにより、ファン72から吹き出
した空気が、隙間78aから吸入口76側に逆流するこ
とを防止でき、騒音低減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠心式送風機に関
するもので、車両用空調装置に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】遠心送風機(以下、送風機と略す。)
は、周知のように、回転軸周りに多数枚の翼(ブレー
ド)を配置した遠心式多翼ファン(以下、ファンと略
す。)と、空気の吸入口と吐出口とを有する渦巻き状に
形成されたケーシングと、ファンを回転駆動するモータ
等の駆動手段とから構成されている。そして、送風能力
や騒音等の送風機の性能は、ファンの翼形状やケーシン
グの形状等によって大きく左右され、送風機の設計にあ
たっては、これらを十分に考慮する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、発明者等は
送風機の騒音低減を図るべく、例えば特開平5−296
194公報に記載の如く、翼間を流通する空気の通路断
面積をファンの外径側に向かうほどモータ側に向けて小
さくするシュラウドを有する種々のファンを試作検討し
たが、希望する騒音低減効果を得ることができなかっ
た。そこで、発明者等は引き続き試験検討したところ、
次の点が明らかになった。
【0004】すなわち、騒音の発生原因として、翼と翼
間を流れる空気との剥離現象によって発生する空気流れ
の乱れによるものがある。この原因に対しては、シュラ
ウドを設けることによって、翼間の空気流れを略均一化
して翼と翼間を流れる空気との剥離現象を抑制すること
ができる。しかも、翼に占めるシュラウド部分を大きく
するほど、翼71の内径側高h1に対する翼の外径側高
さh2 の比(h2 /h1 )を小さくするほど剥離現象を
抑制することが、発明者等の更なる試験検討により確認
されている。
【0005】しかし、翼に占めるシュラウド77部分が
大きくなるほど、ファン72から吹き出す空気は、図9
に示すように、モータ73側のケーシング内壁面74c
に向かって吹き出すこととなる。このため、ファン72
から吹き出す空気の一部は、径方向側ケーシング内壁面
74dおよび吸入口側のケーシング内壁面74bに沿う
ように流れる。したがって、吸入口75側のケーシング
内壁面74bに沿って流れてきた空気は、シュラウド7
7とケーシング74との隙間77cから吸入口75側へ
逆流するので、吸入口75から吸入された空気と逆流す
る空気との干渉、およびシュラウド77とケーシング7
4との隙間77cを逆流する際に発生する流れの乱れに
より騒音が発生する。
【0006】つまり、シュラウド77を設けることによ
って翼71と翼間を流れる空気との剥離現象に伴う騒音
を低減することができるが、この騒音発生原因のみを重
視すると、シュラウド77とケーシング74との隙間7
7cを逆流する空気流れが顕著になり、却って、送風機
全体としての騒音が増大する。本発明は、以上に述べた
ように、発明者等の種々の試験検討に基づいてなされた
もので、シュラウドを設けることにより翼と翼間を流れ
る空気との剥離現象を抑制しつつ、送風機全体としての
騒音低減を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項1〜
3に記載の発明では、傾斜壁(80)のうちケーシング
(74)の巻き始めから所定の巻き角(θ2 )までの間
には、軸方向他端側に向けて傾いた面(80a)が形成
され、一方、傾斜壁(80)のうち所定の巻き角
(θ2 )から巻き終わりまでの間には、軸方向一端側に
向けて傾いた面(80a)が形成されていることを特徴
とする。
【0008】これにより、巻き角(θ)が所定の巻き角
(θ2 )以前の領域には、軸方向他端側に傾いた面(8
0a)が滑らかに連続して形成されているので、遠心式
多翼ファン(72)から吹き出した空気のうち、所定の
巻き角(θ2 )以前の領域から吹き出した空気は、傾斜
壁(80)によって巻き終わり側に向かって集合させら
れつつ、軸方向他端側に転向させられる。
【0009】したがって、所定の巻き角(θ2 )以前の
領域から吹き出した空気が、シュラウド(78)とケー
シング(74)との隙間(78a)から吸入口(76)
側に逆流することを防止できるので、吸入口(76)か
ら吸入される遠心式多翼ファン(72)から吹き出した
空気(以下、この空気を吹出空気と呼ぶ。)との干渉を
防止することができる。
【0010】また、巻き角(θ)が所定の巻き角
(θ2 )以降の領域には、軸方向一端側(吸入口(7
6)側)に傾いた面(80a)が滑らかに連続して形成
されているので、吹出空気のうち吸入口(76)側のケ
ーシング(74)の内壁に沿うように径外方から回転軸
に向けて流れる逆流空気を軸方向他端側に向けて転向さ
せるので、隙間(78c)から吸入口(76)へ空気が
逆流することが抑制されるとともに、空気流路(74
a)の拡大に伴って、吹出空気が滑らかに巻き終わり側
に向かって集合させられる。
【0011】したがって、所定の巻き角(θ2 )以降の
領域から吹き出した空気が、隙間(78a)から吸入口
(76)側に逆流することを防止できるので、吸入口
(76)から吸入された空気と吹出空気との干渉を防止
することができる。以上に述べたように、本発明によれ
ば、シュラウド(78)を設けることにより翼(71)
と翼(71)間を流れる空気との剥離現象を抑制しつ
つ、遠心式送風機全体としての騒音低減を図ることがで
きる。
【0012】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本実施形態に係る遠心送
風機(以下、送風機と略す。)を水冷エンジン搭載車両
の車両用空調装置1に適用した場合の模式図である。空
調ケーシング2の空気上流側部位には、車室内気を吸入
するための内気吸入口3と外気を吸入するための外気吸
入口4とが形成されるとともに、これらの吸入口3、4
を選択的に開閉する吸入口切換ドア5が設けられてい
る。また、この吸入口切換ドア5は、サーボモータ等の
駆動手段または手動操作によって開閉される。
【0014】この吸入口切換ドア5の下流側部位には、
本実施形態に係る送風機7が配設されており、この送風
機7により両吸入口3、4から吸入された空気が、後述
する各吹出口14、15、17に向けて送風されてい
る。送風機7の空気下流側には、空気冷却手段をなす蒸
発器9が配設されており、送風機7により送風された空
気は全てこの蒸発器9を通過する。蒸発器9の空気下流
側には、空気加熱手段をなすヒータコア10が配設され
ており、このヒータコア10は、エンジン11の冷却水
を熱源として空気を加熱している。
【0015】空調ケーシング2には、ヒータコア10を
バイパスするバイパス通路12が形成されており、ヒー
タコア10の空気上流側には、ヒータコア10を通る風
量とバイパス通路12を通る風量との風量割合を調節す
るエアミックスドア13が配設されている。この風量割
合の調節は、このエアミックスドア13の開度を調節す
ることにより調節される。
【0016】また、空調ケーシング2の最下流側部位に
は、車室内乗員の上半身に空調空気を吹き出すためのフ
ェイス吹出口14と、車室内乗員の足元に空気を吹き出
すためのフット吹出口15と、フロントガラス16の内
面に向かって空気を吹き出すためのデフロスタ吹出口1
7とが形成されている。そして、上記各吹出口14、1
5、17の空気上流側部位には、それぞれ吹出モード切
換ドア(吹出調節手段)18、19、20が配設されて
いる。なお、これらの吹出モード切換ドア18、19、
20は、サーボモータ等の駆動手段または手動操作によ
って開閉される。
【0017】次に、図2を用いて送風機について詳述す
る。この送風機7は回転軸73a方向から吸入した空気
を径外方に向けて吹き出す遠心式の送風機であり、72
は回転軸73a周りに多数枚の翼(ブレード)71を有
する周知の遠心式多翼ファン(以下、ファンと略す。)
である。そして、このファン72はモータ等の駆動手段
(以下、モータと呼ぶ。)73によって回転駆動されて
おり、送風量の制御は、このモータ73の回転数を制御
することによって行われている。
【0018】74はファン72を収納するとともに、フ
ァン72から吹き出した空気が流れる空気流路74aを
構成する、ファン72の回転軸73a周りに渦巻き状に
形成されたポリプロピレン等の樹脂製のケーシングで、
このケーシング74の巻き終わり部位74dの空気下流
側には、空調ケーシング2に連通する吹出口75が形成
されている(図3参照)。
【0019】そして、このケーシング74のうち回転軸
73a方向であって、モータ73の反対側には、ケーシ
ング74内に空気を導く吸入口76が開口している。こ
の吸入口76の外縁部のケーシング74には、ベルマウ
ス77が形成されており、このベルマウス77により、
吸入空気は吸入口76から翼71に向けて滑らかに導か
れる。
【0020】また、ファン72のうち吸入口76側に
は、ファン72の外径側に向かうほど、翼71間を流通
する空気の通路断面積をモータ73側に向けて小さくす
る、環状のシュラウド78が形成されている。一方、ケ
ーシング74のうちシュラウド78と対向する部位に
は、シュラウド78と所定隙間δを隔ててシュラウド7
8に沿うように対向壁79が、ベルマウス77から連な
って環状に形成されている。
【0021】また、ケーシング74の吸入口76側に
は、対向壁79からファン72の径外方に向けて連なっ
て、回転軸73a方向に対して傾斜した傾斜面80aを
有する傾斜壁80が形成されており、この傾斜壁80の
傾斜面80aは、ケーシング74の巻き角θ全周に渡っ
て滑らかに連続している。具体的には、図4に示すよう
に、巻き角θが0°〜30°(以下、この巻き角θを第
1所定巻き角θ1 と呼ぶ。)までの間は、傾斜面80a
がモータ73側に傾くように傾斜角Θを60°〜30°
まで次第に縮小させていき、巻き角θが第1所定巻き角
θ1 (=30°)〜90°(以下、この巻き角θを第2
所定巻き角θ2 と呼ぶ。)までの間は、傾斜面80aが
回転軸73aに対して直交(傾斜角Θ=90°)する程
度まで次第に傾斜角Θを増大させる。
【0022】因みに、傾斜角Θとは、図2に示すよう
に、傾斜面80aと回転軸73aとの交差角度であっ
て、モータ73側から吸入口76側にう向かう向きを正
として計った角度である。そしてさらに、巻き角θが第
2所定巻き角θ2 (=90°)〜180°(以下、この
巻き角θを第3所定巻き角θ3 と呼ぶ。)までの間は、
傾斜面80aが吸入口76側に傾くように傾斜角Θを増
大させていき(Θ>90°)、巻き角θが第3所定巻き
角θ3 (=180°)〜345°(以下、この巻き角θ
を第4所定巻き角θ4 と呼ぶ。)までの間は、傾斜面8
0aを回転軸73aに対して略平行(傾斜角Θ≒180
°)とする。
【0023】因みに、巻き角θが第4所定巻き角θ
4 (=345°)〜360°までの間は、傾斜角Θが1
80°〜60°まで滑らかに変化するように傾斜面80
aが形成されている。なお、第1〜4所定角度θ1 〜θ
4 および傾斜角Θは、上記角度に限定されるものではな
く、送風機機7に求められる必要風量等の送風機機7の
仕様に基づいて適宜選定されるものである。
【0024】ところで、また、発明者等の試験検討によ
ると、図2、4に示すように、空気流路74aの断面積
がモータ73側に拡大しないタイプのケーシング74で
は、第3所定巻き角θ3 を75°〜105°程度とする
ことが望ましく、また、図5に示すように、巻き角θの
増大に応じて空気流路74aの断面積がモータ73側に
拡大するタイプ(以下、このタイプを下拡がりタイプと
呼ぶ。)のケーシング74では、第3所定巻き角θ3
150°〜210°程度とすることが望ましいとの結論
を得ている。
【0025】さらに、下拡がりタイプのケーシング74
においては、第2所定巻き角θ2 を120°〜150程
度とすることが望ましいとの結論を得ている。次に、本
実施形態の特徴を述べる。巻き角θが第2所定巻き角θ
2 以前の領域には、モータ73側に傾いた傾斜面80a
が滑らかに連続して形成されているので、ファン72か
ら吹き出した空気のうち、巻き角θが第2所定巻き角θ
2 以前の領域から吹き出した空気は、傾斜壁80によっ
て巻き終わり側に向かって集合させられつつ、モータ7
3側に転向させられる。
【0026】したがって、第2所定巻き角θ2 以前の領
域から吹き出した空気が、シュラウド78とケーシング
74との隙間78a(図2参照)から吸入口76側に逆
流することを防止できるので、吸入口76から吸入され
た空気と、ファン72から吹き出した吹出空気との干渉
を防止することができる。また、第2所定巻き角θ2
降の領域には、吸入口76側に傾いた傾斜面80aが滑
らかに連続して形成されているので、吹出空気のうち吸
入口76側のケーシング74の内壁74b(図2参照)
に沿うように径外方から回転軸73aに向けて流れる逆
流空気をモータ73側に向けて転向させるので、隙間7
8cから吸入口76へ空気が逆流することが抑制される
とともに、空気流路74aの拡大に伴って、吹出空気が
滑らかに巻き終わり側に向かって集合させられる。
【0027】したがって、第2所定巻き角θ2 以降の領
域から吹き出した空気が、隙間78aから吸入口76側
に逆流することを防止できるので、吸入口76から吸入
された空気と吹出空気との干渉を防止することができ
る。以上に述べたように、本実施形態によれば、シュラ
ウド78を設けることにより翼71と翼71間を流れる
空気との剥離現象を抑制しつつ、送風機7全体としての
騒音低減を図ることができる。
【0028】ところで、発明者等の更なる試験検討によ
れば、特に翼71の出口角αが90°±20°のファン
(以下、このようなファンをラジアルファンと呼ぶ。)
72において、特に「発明が解決しようとする課題」の
欄で述べたことを原因とする騒音が顕著になることを確
認している。したがって、出口角αが90°±20°の
ファン72を有する送風機7に本発明を適用すると、特
に効果的である。
【0029】なお、ここで、出口角αとは、図6に示す
ように、ファン72の外径縁と翼71の翼面71aと交
差角度のうち、ファン72の回転方向前進側から後退側
に向かう角度をいう。因みに、図7は、ラジアルファン
72を有する送風機7の風量Va、全圧DPtおよび比
騒音Ksについて試験した結果である。図7に示すすグ
ラフから明らかなように、下拡がり(モータ73側への
空気流路74a拡大)の有無によらず、比騒音Ksおよ
び全圧DPtが向上していることが判る。
【0030】因みに、風量Va、全圧DPtおよび比騒
音Ksの用語の定義は、JIS B0132によるもの
であり、試験方法はJIS B 8340に準拠したも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遠心送風機を車両用空調装置に適
用した場合の全体模式図である。
【図2】本発明の実施形態に係る遠心送風機の断面図で
ある。
【図3】図2のA矢視図である。
【図4】傾斜角Θの変化を示す模式図である。
【図5】本発明の変形例に係る遠心送風機の断面図であ
る。
【図6】出口角αの説明図である。
【図7】送風機7の風量Va、全圧DPtおよび比騒音
Ksについて試験結果を示すグラフである。
【符号の説明】
7…遠心送風機、71…翼、72…遠心式多翼ファン、
73…モータ(駆動手段)、74…ケーシング、76…
吸入口、77…ベルマウス、78…シュラウド、79…
対向壁、80…傾斜壁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 亨 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸周りに多数枚の翼(71)を有
    し、前記回転軸(73a)の軸方向から吸入した空気を
    径外方に向けて吹き出す遠心式多翼ファン(72)と、 前記遠心式多翼ファン(72)を収納するとともに前記
    遠心式多翼ファン(72)から吹き出した空気が流れる
    空気流路(74a)を構成し、前記軸方向一端側に吸入
    口(76)を有して前記遠心式多翼ファン(72)の回
    転軸周りに渦巻き状に形成されたケーシング(74)
    と、 前記遠心式多翼ファン(72)を回転駆動する駆動手段
    (73)とを具備し、 前記遠心式多翼ファン(72)のうち前記吸入口(7
    6)側には、前記遠心式多翼ファン(72)の外径側に
    向かうほど、前記翼(71)間を流通する空気の通路断
    面積を前記軸方向他端側に向けて小さくするシュラウド
    (78)が形成され、 前記ケーシング(74)は、 前記シュラウド(78)と所定隙間(78a)を隔てて
    前記シュラウド(78)に沿うように形成された対向壁
    (79)と、 前記対向壁(79)から前記遠心式多翼ファン(72)
    の径外方に向けて連なって形成され、前記軸方向に対し
    て傾斜した面(80a)を有するとともに、前記ケーシ
    ング(74)の巻き角(θ)全周に渡って滑らかに連続
    した傾斜壁(80)とを備え、 さらに、前記傾斜壁(80)のうち前記ケーシング(7
    4)の巻き始めから所定の巻き角(θ2 )までの間に
    は、前記軸方向他端側に向けて傾いた面(80a)が形
    成され、 一方、前記傾斜壁(80)のうち前記所定の巻き角(θ
    2 )から前記ケーシング(74)の巻き終わりまでの間
    には、前記軸方向一端側に向けて傾いた面(80a)が
    形成されていることを特徴とする遠心送風機。
  2. 【請求項2】 前記傾斜壁(80)のうち、前記巻き角
    (θ)が75°〜105°以降の範囲には、前記軸方向
    に対して略平行な面(80a)が構成されていることを
    特徴とする請求項1に記載の遠心送風機。
  3. 【請求項3】 前記ケーシング(74)は、前記巻き角
    (θ)の増大に応じて前記軸方向他端側に向けて前記空
    気流路(74a)の断面積が拡大するように構成されて
    おり、 さらに、前記傾斜壁(80)のうち、前記巻き角が15
    0°〜210°以降の範囲には、前記軸方向に対して略
    平行な面(80a)が構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の遠心送風機。
  4. 【請求項4】 前記遠心式多翼ファン(72)の出口角
    (α)は、90°±25°であることを特徴とする請求
    項1ないし3のいずれか1つに記載の遠心送風機。
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