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JPH1155591A - 画像処理装置およびその方法 - Google Patents

画像処理装置およびその方法

Info

Publication number
JPH1155591A
JPH1155591A JP9209361A JP20936197A JPH1155591A JP H1155591 A JPH1155591 A JP H1155591A JP 9209361 A JP9209361 A JP 9209361A JP 20936197 A JP20936197 A JP 20936197A JP H1155591 A JPH1155591 A JP H1155591A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
frame
field
data
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9209361A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Manabe
欣之 真鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP9209361A priority Critical patent/JPH1155591A/ja
Publication of JPH1155591A publication Critical patent/JPH1155591A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィールドメモリ内でのデータの追い越しを
適切に回避できる画像処理装置を提供する。 【解決手段】 子画面用の同期信号S961 〜S964
を用いてフレーム画像データのフレームメモリ761
764 への書き込み開始タイミングを検出し、その書き
込み開始タイミングと、所定の判定条件とに基づいて、
判定回路90において、各フレームメモリにおけるデー
タの追い越しが判定される。そして、その判定結果を示
す判定信号S901 〜S904 に基づいて、書き込み側
セレクタ801 〜804 が、フィールド画像データを書
き込むフィールドメモリを切り替える。多重化部84
は、4つのフレーム画像データを合成して親画面のフレ
ーム画像データを生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の子画面を含
む親画面のフレーム画像データを出力する画像処理装置
およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】2つの画面を子画面として含む1つの親
画面を表示するために、非同期で入力された2つの画面
の映像信号を合成して出力する画像処理装置において、
使用するメモリの記憶容量を小さくして低価格化を図る
ため、映像信号の合成処理を行なう際に子画面を一次的
に蓄積するメモリ(以下、フレームメモリとも記す)と
して1フレーム分の記憶容量を備えたものを用いてい
る。なお、子画面は親画面内で、例えば、親画面におけ
る子画面の表示面積の比率に反比例した圧縮率で表示さ
れる。このように、フレームメモリとして、1フレーム
分の記憶容量を備えたものを用いる場合には、フレーム
メモリに対する子画面の映像信号の書き込み動作と読み
出し動作とを、同時に行なう必要がある。また、上述し
た画像処理装置では、子画面の圧縮率に応じて、フレー
ムメモリに書き込まれた1フレームの映像信号を、書き
込み速度の2倍速あるいは3倍速の読み出し速度で読み
出しを行なう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、映像信号を書き込み速度の2倍速あるいは3倍速
の読み出し速度でフレームメモリから読み出すと、親画
面と子画面との間の位相差や親画面内における子画面の
表示位置との関係によっては、フレームメモリから子画
面の映像信号を読み出すときに、その映像信号について
の書き込み動作が終了する前に、読み出し動作が行なわ
れてしまうことがある。その結果、子画面を合成して出
力した親画面上に、見苦しい横すじが生じてしまうこと
がある。
【0004】ところで、画面表示においてインタレース
走査を行う場合に、フレーム画像データは第1のフィー
ルド画像データと第2のフィールド画像データとから構
成されており、フレームメモリには、第1のフィールド
画像データを記憶する第1のフィールドメモリと第2の
フィールド画像データを記憶する第2のフィールドメモ
リとが備えられている。
【0005】従って、通常動作時では、フレームメモリ
に対する書き込み動作および読み出し動作は、第1のフ
ィールドメモリおよび第2のフィールドメモリに対して
交互に切り替えて行われている。しかしながら、書き込
み動作と読み出し動作とが互いに非同期に独立して行わ
れ、前述したように読み出し速度の方が書き込み速度よ
り速いため、フレームメモリに対して現在読み出し動作
を行なっているアドレスと、現在書き込み動作を行なっ
ているアドレスとが交差を起こすことがある。
【0006】例えば、図14に示す現在のフレーム画像
データ12をフレームメモリに書き込む動作を開始した
後に、フレームメモリから現在のフレーム画像データ1
2を読み出す動作を開始する。このとき、読み出し速度
の方が書き込み速度より速いため、書き込み動作を開始
するタイミングと読み出し動作を開始するタイミングと
の関係によっては、あるタイミングで、あるアドレスに
対しての書き込み動作より読み出し動作の方が先のタイ
ミングで行なわれるようになる。その結果、そのアドレ
スに現在のフレーム画像データ12が書き込まれる前
に、そのアドレスからの読み出し動作が行なわれ、その
結果、現在のフレームの前のフレームのフレーム画像デ
ータ10が読み出されてしまう。この現象を追い越し現
象と呼ぶ。このような追い越し現象が生じると、図15
に示すように、1フレーム内に、前のフレームのフレー
ム画像データ10と、現在のフレーム画像データ12と
が混在したフレーム画像データが読み出されてしまう。
【0007】このような追い越し現象の発生を回避する
ために、読み出しを行うフィールドメモリを現在書き込
みを行っていないフィールドメモリに切り替えてフィー
ルドメモリ内での追い越し現象が起こらないように制御
する必要があるが、従来では、フィールドメモリ内での
追い越し現象の発生を予測する具体的な手法は知られて
いなかった。
【0008】本発明は上述した従来技術に鑑みてなさ
れ、フィールドメモリ内で発生するデータの追い越しを
予測し、その予測結果に基づいて、フィールドメモリに
対しての書き込みを適切に切り替えることができる画像
処理装置およびその方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明の画像処理装置は、複数の子画面のフレ
ーム画像データを合成して、前記複数の子画面を含む親
画面のフレーム画像データを出力する画像処理装置であ
って、前記複数の子画面のそれぞれに対応して設けら
れ、前記子画面のフレーム画像データを構成する第1の
フィールド画像データおよび第2のフィールド画像デー
タを記憶する第1のフィールド記憶部および第2のフィ
ールド記憶部を備えた複数のフレーム記憶手段と、前記
子画面のフレーム画像データの前記フレーム記憶手段に
対しての書き込み開始タイミングを検出する書き込みタ
イミング検出手段と、前記複数のフレーム記憶手段から
のフレーム画像データの読み出しを制御する読み出し制
御手段と、前記フレーム記憶手段から読み出された複数
の子画面のフレーム画像データを合成して親画面のフレ
ーム画像データを出力する画像合成手段と、前記フレー
ム記憶手段から前記フレーム画像データの読み出しを開
始したタイミングから1フレーム区間を、前記第1のフ
ィールド記憶部および前記第2のフィールド記憶部の少
なくとも一方においてデータの追い越しが生じるか否か
を判定するための複数の判定用の領域に分割し、前記タ
イミング検出手段にて検出された書き込み開始タイミン
グが前記複数の判定用の領域のうち何れの領域に属する
かを検出することで、前記データの追い越しが生じるか
否かを判定する判定手段と、前記判定手段にてデータの
追い越しが生じないと判定された場合には、第1のフィ
ールド画像データを前記第1のフィールド記憶部に書き
込んだ後に、第2のフィールド画像データを前記第2の
フィールド記憶部に書き込み、前記判定手段にてデータ
の追い越しが生じると判定された場合には、前記第1の
フィールド画像データを前記第2のフィールド記憶部に
書き込んだ後に、前記第2のフィールド画像データを前
記第1のフィールド記憶部に書き込むように制御する書
き込み制御手段とを有する。
【0010】本発明の画像処理装置では、判定手段にお
いて、フィールド記憶部におけるデータの追い越しの有
無を判定し、その判定結果に基づいて、データの追い越
しが生じないように、書き込み制御手段が、フレーム画
像データを書き込むフィールド記憶部を切り替える。
【0011】また、本発明の画像処理装置は、好ましく
は、前記書き込み制御手段は、前記判定手段にてデータ
の追い越しが生じると判定された場合に、追い越しが生
じないと判定された場合の書き込み開始ラインの1ライ
ン前のラインから書き込みを開始するように制御を行な
う。
【0012】また、本発明の画像処理装置は、好ましく
は、前記親画面のフレーム画像データに基づいて、前記
フレーム記憶手段から前記フレーム画像データの読み出
しを開始したタイミングを検出する読み出しタイミング
検出手段をさらに有する。
【0013】さらに、本発明の画像処理方法は、複数の
子画面のそれぞれに対応して設けられ、前記子画面のフ
レーム画像データを構成する第1のフィールド画像デー
タおよび第2のフィールド画像データを記憶する第1の
フィールド記憶部および第2のフィールド記憶部を備え
た複数のフレーム記憶手段を用いて、複数の子画面のフ
レーム画像データを合成して、前記複数の子画面を含む
親画面のフレーム画像データを出力する画像処理方法で
あって、前記子画面のフレーム画像データの前記フレー
ム記憶手段に対しての書き込み開始タイミングを検出
し、前記複数のフレーム記憶手段からのフレーム画像デ
ータの読み出しを制御し、前記フレーム記憶手段から読
み出された複数の子画面のフレーム画像データを合成し
て親画面のフレーム画像データを出力し、前記フレーム
記憶手段から前記フレーム画像データの読み出しを開始
したタイミングから1フレーム区間を、前記第1のフィ
ールド記憶部および前記第2のフィールド記憶部の少な
くとも一方においてデータの追い越しが生じるか否かを
判定するための複数の判定用の領域に分割し、前記タイ
ミング検出手段にて検出された書き込み開始タイミング
が前記複数の判定用の領域のうち何れの領域に属するか
を検出することで、前記データの追い越しが生じるか否
かを判定し、データの追い越しが生じないと判定された
場合には、第1のフィールド画像データを前記第1のフ
ィールド記憶部に書き込んだ後に、第2のフィールド画
像データを前記第2のフィールド記憶部に書き込み、前
記判定手段にてデータの追い越しが生じると判定された
場合には、前記第1のフィールド画像データを前記第2
のフィールド記憶部に書き込んだ後に、前記第2のフィ
ールド画像データを前記第1のフィールド記憶部に書き
込むように制御する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係わる
画像処理装置について説明する。第1実施形態 本実施形態の画像処理装置は、4つの画面のフレーム画
像データを合成して、4つの子画面を含む1つの親画面
のフレーム画像データを生成する。この画像処理装置で
は、フレームメモリ内で発生するデータの追い越しを予
測し、その予測結果を用いて、画像データを書き込むフ
ィールドメモリを切り換える。
【0015】追い越し予測方法 先ず、この画像処理装置において採用する、フィールド
メモリ内で発生するデータの追い越しを予測する方法に
ついて説明する。この画像処理装置では、1ライン当た
りの有効画素数を720画素の半分の360画素とし、
有効ライン数を、480ラインの半分の240ラインと
した画像データを各フレームメモリーに書き込む。ま
た、フレームメモリからの画像データの読み出しは、1
フレーム期間中に4フレーム分の画像データを時分割で
読み出す必要があるため、書き込みクロック周波数の2
倍のクロック周波数で行なわれる。そのため、フレーム
メモリからの1フレーム分の画像データの読み出し時間
は、書き込み時間の半分で終了する。
【0016】図1は、フィールドメモリ内でデータの追
い越しが発生する場合の書き込みおよび読み出しタイミ
ングを説明するための図である。図1に示すように、フ
ィールドメモリに対しての現フレームのフィールド画像
データの書き込み動作は、書き込み開始タイミング20
で開始され、書き込み終了タイミング26で終了する。
また、フィールドメモリに対してのフィールド画像デー
タの読み出し動作は、読み出し開始タイミング22で開
始され、読み出し終了タイミング24で終了する。ま
た、例えば、フィールドメモリに対してのフィールド画
像データの読み出し速度は、書き込み速度の4倍になっ
ている。
【0017】図1に示す例では、追い越しタイミング2
8でデータの追い越しが発生する。そのため、追い越し
タイミング28より前では、現フレームのフィールド画
像データがフィールドメモリに書き込まれた後に読み出
されるが、追い越しタイミング28以降では、現フレー
ムのフィールド画像データがフィールドメモリに記憶さ
れる以前に、読み出し動作が行なわれるため、前フレー
ムのフィールド画像データが読み出されてしまう。従っ
て、図2に示すように、フィールドメモリから読み出さ
れたフィールド画像データは、ライン「37」を境に、
現フレームのフィールド画像データと、前フレームのフ
ィールド画像データが混在したものになってしまう。
【0018】図3は、フィールドメモリ内でデータの追
い越しが発生しない場合の書き込みおよび読み出しタイ
ミングを説明するための図である。図3に示すように、
フィールドメモリに対しての現フレームのフィールド画
像データの書き込み動作は、書き込み開始タイミング2
0で開始され、書き込み終了タイミング26で終了す
る。また、フィールドメモリに対してのフィールド画像
データの読み出し動作は、読み出し開始タイミング32
で開始され、読み出し終了タイミング34で終了する。
また、例えば、フィールドメモリに対してのフィールド
画像データの読み出し速度は、書き込み速度の4倍にな
っている。
【0019】図3に示す例では、全てのラインについ
て、現フレームのフィールド画像データを読み出しを行
なった後に、後フレームのフィールド画像データを書き
込んでいるため、読み出されたフィールド画像データ
に、異なるフレームのフィールド画像データが混在する
ことはない。すなわち、フィールドメモリ内でデータの
追い越しは発生しない。また、図3において、読み出し
開始タイミング32が矢印Aの方向にずれた場合や、読
み出し動作と書き込み動作とでアクセスを行なっている
フィールドメモリが異なる場合には、データの追い越し
は発生しない。
【0020】図4は、フィールドメモリ内でデータの追
い越しが発生しないその他の場合の書き込みおよび読み
出しタイミングを説明するための図である。図4に示す
ように、フィールドメモリに対しての現フレームのフィ
ールド画像データの書き込み動作は、書き込み開始タイ
ミング20で開始され、書き込み終了タイミング26で
終了する。また、フィールドメモリに対してのフィール
ド画像データの読み出し動作は、読み出し開始タイミン
グ42で開始され、読み出し終了タイミング44で終了
する。また、例えば、フィールドメモリに対してのフィ
ールド画像データの読み出し速度は、書き込み速度の4
倍になっている。
【0021】図4に示す例では、全てのラインについ
て、現フレームのフィールド画像データを書き込みを行
なった後に、現フレームのフィールド画像データを書き
込んでいるため、読み出されたフィールド画像データ
に、異なるフレームのフィールド画像データが混在する
ことはない。すなわち、フィールドメモリ内でデータの
追い越しは発生しない。また、図4において、読み出し
開始タイミング42が矢印Aの方向にずれた場合や、読
み出し動作と書き込み動作とでアクセスを行なっている
フィールドメモリが異なる場合にはデータの追い越しは
発生しない。
【0022】以下、本実施形態におけるフィールドメモ
リ内でのデータの追い越しを予測する具体的方法につい
て説明する。本実施形態では、4画面を合成処理して4
つの子画面を含む親画面を出力する際のフィールドメモ
リ内のデータの追い越しの有無の判定を、親画面と各子
画面の同期位相および各子画面の表示位置との関係によ
り、フィールドメモリからの読み出し開始タイミングか
ら1フレーム期間を3つの領域に分割し、この分割され
た各領域と各子画面の書き込み開始タイミングとの関係
より、4つの子画面について各フィールドメモリ内での
データの追い越しの有無を同時に判定する。
【0023】すなわち、本実施形態では、合成処理の対
象となる4つの画面のフレーム画像データをそれぞれ記
憶した4つのフレームメモリについて、図5(A)に示
されるフレームメモリに対してのフレーム画像データの
読み出しタイミングと、図5(B)に示されるフレーム
メモリに対してのフレーム画像データの書き込み開始タ
イミングとの関係から、各フレームメモリを構成するフ
ィールドメモリ内でのデータの追い越しの有無を判定す
る。
【0024】図5(B)に示すように、4つのフレーム
メモリから親画面を構成する4つの子画面の画像データ
を読み出す動作を開始するタイミングから1フレーム期
間を、親画面の第1フィールドの上画面の読み出し開始
タイミング51からの第1フィールドの下画面の読み出
し開始タイミング52までを範囲とした領域55と、第
1フィールドの下画面の読み出し開始タイミング52か
ら第2フィールドの下画面の読み出し開始タイミング5
3までを範囲とした領域56と、第2フィールドの下画
面の読み出し開始タイミング53から第1フィールドの
上画面の読み出し開始タイミング51までを範囲とした
領域57との3つの領域に分割している。ここで、上画
面とは図6に示す子画面60,61であり、下画面とは
図6に示す子画面62,63である。本実施形態では、
後述するように、ラインカウンタのカウント値によっ
て、各フレームメモリに対してのフレーム画像データの
書き込み開始タイミングが、上述した領域55,56,
57のうち、どの領域に属するかを判定する。
【0025】そして、この領域判定結果と、以下に示す
追い越し発生の条件とから、フィールドメモリ内でデー
タの追い越しが発生するか否かを判定する。 〔追い越しが生じない条件〕 (a)各フレームメモリに対しての画像データの書き込
み開始タイミングが、領域56内に存在する場合 (b)図6に示す画面上側に位置する子画面60,61
のフレーム画像データを記憶するフレームメモリへの書
き込み開始タイミングが領域55に存在する場合 (c)図6に示す画面下側に位置する子画面62,63
のフレーム画像データを記憶するフレームメモリへの書
き込み開始タイミングが領域57に存在する場合
【0026】〔追い越しが生じる場合〕 (d)図6に示す画面上側に位置する子画面60,61
のフレーム画像データを記憶するフレームメモリへの書
き込み開始タイミングが領域57に存在する場合 (e)図6に示す画面下側に位置する子画面62,63
のフレーム画像データを記憶するフレームメモリへの書
き込み開始タイミングが領域55に存在する場合
【0027】以下、本実施形態の画像処理装置および当
該画像処理装置を用いた遠隔監視システムの構成につい
て説明する。図7は、上述した画像処理装置74を用い
た遠隔監視システム70のシステム構成図である。図7
に示すように、遠隔監視システム70は、カメラ7
1 ,712 ,713,714 、モニタ72,146、
送信機73、通信網140、受信機142およびリモコ
ン148を備えている。ここで、カメラ711 ,7
2 ,713 ,714 、モニタ72および送信機73
は、監視場所に設けられている。また、受信機142、
モニタ146およびリモコン148は、監視場所から離
れた管理センターなどに設けられている。
【0028】カメラ711 ,712 ,713 ,71
4 は、それぞれ異なる撮像範囲を持つように設置され、
撮像範囲の画像データS981 ,S982 ,S983
S984を、それぞれ画像処理装置74に出力する。モ
ニタ72は、画像処理装置74から、カメラ711 〜7
4 の撮像結果に応じた4つの子画面を含む親画面の画
像データS985 を入力し、画像データS985 に応じ
た親画面を表示する。
【0029】送信機73は、画像処理装置74および画
像圧縮符号化伝送装置75を備えている。画像処理装置
74は、後述するように、カメラ711 ,712 ,71
3 ,71 4 からの撮像範囲の画像データS981 ,S9
2 ,S983 ,S984 に基づいて、これらを合成し
て、4つの子画面を含む親画面の画像データS74を生
成し、これを画像圧縮符号化伝送装置75に出力する。
画像圧縮符号化伝送装置75は、画像データS74を圧
縮符号化して、圧縮画像データS75として通信網14
0を介して受信機142に送信する。
【0030】受信機142は、画像圧縮復号化伝送装置
144を備えている。画像圧縮復号化伝送装置144
は、通信網140を介して、画像圧縮符号化伝送装置7
5から受信した圧縮画像データS75を伸長して復号し
た画像データS144をモニタ146に出力して表示さ
せる。また、ユーザによるリモコン148の操作に応じ
て、リモコン148から制御信号S148が、受信機1
42から送信機73に伝送される。そして、制御信号S
148によって、画像処理装置74およびカメラ7
1 ,712 ,713 ,714 が制御される。
【0031】図8は、図7に示す本実施形態の画像処理
装置74の構成図である。図8に示すように、画像処理
装置74は、フレームメモリ761 ,762 ,763
764 、書き込み側セレクタ801 ,802 ,803
804 、読み出し側セレクタ821 ,822 ,823
823 、多重化部84、書き込み制御部86、読み出し
制御部88、フィールドメモリ書き込み切り換え判定回
路90、ラインカウンタ92、フレーム開始位置検出部
941 ,942 ,943 ,944 ,945 を有する。
【0032】フレーム開始位置検出部941 〜94
4 は、それぞれ図7に示すカメラ711〜714 から入
力される図7に示す画像データS981 ,S982 ,S
983 ,S984 に含まれる同期信号S961 ,S96
2 ,S963 ,S964 に基づいて、それぞれフレーム
メモリ761 〜764 に対するフレーム画像データの書
き込み開始タイミングを検出し、その検出結果をそれぞ
れフレームスタート信号S941 ,S942 ,S9
3 ,S944 として判定回路90に出力する。また、
フレーム開始位置検出部945 は、親画面の画像データ
に含まれる読み出し用の同期信号S965 に基づいて、
フレームメモリ761 〜764 に対するフレーム画像デ
ータの読み出し開始タイミングを検出し、その検出結果
をフレームスタート信号S945 としてラインカウンタ
92に出力する。
【0033】ラインカウンタ92は、フレーム開始位置
検出部945 からの読み出し用のフレームスタート信号
S945 に基づいて、読み出しフレームの先頭位置(読
み出し開始タイミング)からライン数を1フレーム期
間、カウントし、図5に示す3つの領域55,56,5
7の境界部分を示すカウント値を、それぞれデコーダ9
2aでデコードして各領域の領域識別信号S92aとし
て,フレームスタート信号S945 と同じフレームスタ
ート信号S92bと共に、判定回路90に出力する。
【0034】判定回路90は、フレーム開始位置検出部
941 〜944 からのフレームスタート信号S941
S942 ,S943 ,S944 と、フレーム開始位置検
出部945 からの領域識別信号S92aおよびフレーム
スタート信号S92bとに基づいて、各フレームスター
ト信号S941 〜S944 が、図5に示す領域55,5
6,57のうち、どの領域に属するかを判定し、その判
定結果を示す判定信号S901 〜S904 をそれぞれ書
き込み側セレクタ801 〜804 に出力する。また、判
定信号S901 〜S904 は、書き込み制御部86にも
出力される。
【0035】書き込み側セレクタ801 〜804 は、そ
れぞれ判定信号S901 〜S904に基づいて、それぞ
れフィールドメモリ7811および7812、フィールドメ
モリ7821および7822、フィールドメモリ7831およ
び7832、フィールドメモリ7841および7842の何れ
か一方のフレームメモリを選択する。
【0036】書き込み側セレクタ801 〜804 は、通
常の動作では、それぞれ図6に示す子画面60,61,
62,63の画像データS981 ,S982 ,S9
3 ,S984 について、フレームスタート信号S94
1 ,S942 ,S943 ,S94 4 によって示されるフ
レームの開始タイミングの後の最初の第1のフィールド
画像データをフィールドメモリ7811,7821,7
31,7841に書き込み、次の第2のフィールド画像デ
ータをフィールドメモリ7812,7822,7832,78
42に書き込むが、判定信号S901 〜S904 が追い越
しの発生を示す場合には、最初の第1のフィールド画像
データをフィールドメモリ7812,7822,78 32,7
42に書き込み、次の第2のフィールド画像データをフ
ィールドメモリ7811,7821,7831,7841に書き
込むように書き込み先のフィールドメモリを切り替え
る。
【0037】なお、書き込み側セレクタ801 〜804
は、判定信号S901 〜S904 が追い越しの発生を示
し、フィールドメモリを切り替えた後に、判定信号S9
1〜S904 が追い越し無しを示すようになった場合
には、通常動作に戻る。
【0038】具体的には、例えば、書き込み側セレクタ
801 は、図9に示すように、判定信号S901 が追い
越し有りを示している場合には、スイッチ100を
「2」側に接続し、これによってスイッチ101がフィ
ールドメモリ7812側に接続される。一方、書き込み側
セレクタ801 は、判定信号S901 が追い越し無しを
示している場合には、スイッチ100を「1」側に接続
し、これによってスイッチ101がフィールドメモリ7
11側に接続される。書き込み側セレクタ802 〜80
4 の構成は、図9に示す書き込み側セレクタ801 と同
じである。
【0039】書き込み制御部86では、判定信号S90
1 〜S904 に基づいて、追い越しが予測されて書き込
み先のフィールドメモリを切り替えたフレームメモリ7
1〜764 に対して、第2のフィールドの書き込み開
始ラインを通常時よりも1ライン前にするように、書き
込みを制御する。具体的には、図9に示すように、制御
信号生成部102において、フィールドメモリ書き込み
ライン制御信号S105を用いて、開始ラインを1ライ
ン前にしたメモリ書き込みライン制御信号S102が生
成される。そして、セレクタ103において、判定信号
S901 が追い越し有りを示している場合には、スイッ
チが「2」側に接続され、メモリ書き込みライン制御信
号S102に基づいて、フレームメモリ761 に対して
の書き込みが制御される。一方、セレクタ103におい
て、判定信号S901 が追い越し無しを示している場合
には、スイッチが「1」側に接続され、メモリ書き込み
ライン制御信号S105に基づいて、フレームメモリ7
1 に対しての書き込みが制御される。
【0040】本実施形態では、上述した書き込み側セレ
クタ801 〜804 における切り替え制御と、書き込み
制御部86における書き込み制御とによって、子画面用
の画像データのフィールド画像データを、フレームメモ
リ761 〜764 の2つのフィールドメモリに選択的に
書き込む。
【0041】読み出し制御部88は、読み出し用の同期
信号S965 およびフレームスタート信号S945 に基
づいて、フレームメモリ761 〜764 に対してフィー
ルドメモリ切り替え信号S88aと読み出しアドレスS
88bとを出力する。
【0042】読み出し側セレクタ821 〜824 は、そ
れぞれフィールドメモリの切り替え信号S881 〜S8
4 と、処理対象となる子画面の親画面内における垂直
および水平位置とに基づいて、読み出しを行うフレーム
メモリ761 〜764 とフィールドメモリとを選択す
る。このとき、読み出しを行うフレームメモリ761
764 の選択は、読み出し用の同期信号S965 からの
読み出しの開始先頭位置からフレームメモリ761,7
2 ,763 ,764 の順に、出力画面のライン走査順
でライン単位に時分割に読み出すように行われ、読み出
されたフレーム画像データS821 ,S82 2 ,S82
3 ,S824 が、多重化部84に出力される。
【0043】多重化部84は、読み出し側セレクタ82
1 〜824 から入力したフレーム画像データS821
S822 ,S823 ,S824 を多重化して、4つの子
画面が合成された親画面のフレーム画像データS74と
して出力する。
【0044】次に、図8に示す画像処理装置74の動作
例について説明する。図10は、図8に示す画像処理装
置74の動作を説明するためのタイミングチャートを示
す図である。図10(A)はフレームメモリの読み出し
動作のタイミングを示す図であり、図5(A)に対応し
ている。また、図10(B)は、フレームメモリの書き
込み開始タイミングと追い越し条件との関係を示す図で
あり、図5(B)に対応している。図10(C),
(D),(E),(F)は、それぞれ図8に示すフレー
ムメモリ761 ,762 ,763 ,764 ついての1フ
レーム分の画像データの書き込み開始タイミング(フレ
ームスタート)および書き込み先のフィールドメモリを
示す図である。
【0045】フレームメモリ761 では、図10(C)
に示すように、フレームスタート120が図10(B)
に示す判定領域の領域57に存在することから、前述し
た(d)の条件から、判定回路90において追い越しが
生じると判定され、最初にフィールドメモリ7812に第
1のフィールド画像データが記憶された後に、次に、フ
ィールドメモリ7811に第2のフィールド画像データが
記憶される。また、フレームスタート121,122共
に、領域57に存在することから、同様に、最初にフィ
ールドメモリ7812に第1のフィールド画像データが記
憶された後に、次に、フィールドメモリ7811に第2の
フィールド画像データが記憶される。
【0046】フレームメモリ762 では、図10(D)
に示すように、フレームスタート123が図10(B)
に示す判定領域の領域57に存在することから、前述し
た(d)の条件から、判定回路90において追い越しが
生じると判定され、最初にフィールドメモリ7822に第
1のフィールド画像データが記憶された後に、次に、フ
ィールドメモリ7821に第2のフィールド画像データが
記憶される。また、フレームスタート124も同様に、
領域57に存在することから、判定回路90において追
い越しが生じると判定され、最初にフィールドメモリ7
22に第1のフィールド画像データが記憶された後に、
次に、フィールドメモリ78 21に第2のフィールド画像
データが記憶される。
【0047】フレームメモリ763 では、図10(E)
に示すように、フレームスタート125が図10(B)
に示す判定領域の領域56に存在することから、前述し
た(a)の条件から、判定回路90において追い越しが
生じないと判定され、最初にフィールドメモリ7831
第1のフィールド画像データが記憶された後に、次に、
フィールドメモリ7832に第2のフィールド画像データ
が記憶される。また、フレームスタート126も同様
に、領域56に存在することから、判定回路90におい
て追い越しが生じないと判定され、最初にフィールドメ
モリ78 31に第1のフィールド画像データが記憶された
後に、次に、フィールドメモリ7832に第2のフィール
ド画像データが記憶される。
【0048】フレームメモリ764 では、図10(F)
に示すように、フレームスタート127が図10(B)
に示す判定領域の領域55に存在することから、前述し
た(e)の条件から、判定回路90において追い越しが
生じる判定され、最初にフィールドメモリ7842に第1
のフィールド画像データが記憶された後に、次に、フィ
ールドメモリ7841に第2のフィールド画像データが記
憶される。次に、フレームスタート126が、図10
(B)に示す領域56に存在することから、前述した
(a)の条件から、判定回路90において追い越しが生
じないと判定され、最初にフィールドメモリ7841に第
1のフィールド画像データが記憶された後に、次に、フ
ィールドメモリ7842に第2のフィールド画像データが
記憶される。
【0049】以上説明したように、画像処理装置74で
は、フレームメモリからフレーム画像データを読み出す
ときに、1フレーム期間を3つの領域に区分すること
で、それらの領域と、非同期で入力される4つの子画面
のフレーム画像データ書き込み開始位置とにより、各フ
ィールドメモリ内で発生する追い越し現象を事前に予測
判定する。そして、その判定結果に基づいて、フレーム
画像データを構成するフィールド画像データを書き込む
フィールドメモリを切り替えることにより、4画面合成
時における追い越し現象の発生を防ぐことができる。ま
た、追い越し発生を回避するために、書き込み先のフィ
ールドメモリを切り替えたときに、インタレース走査に
おける表示画面上でラインのずれを補正することもでき
る。
【0050】第2実施形態 本実施形態の画像処理装置は、16個の画面のフレーム
画像データを合成して、図11に示すように、4×4の
マトリクス状に位置する16個の子画面を含む1つの親
画面のフレーム画像データを生成する。この画像処理装
置では、フレームメモリ内で発生するデータの追い越し
を予測し、その予測結果を用いて、画像データを書き込
むフィールドメモリを切り換える。
【0051】図12は、本実施形態の画像処理装置17
4の構成図である。図12に示すように、画像処理装置
174は、16個のフレームメモリ176 1 〜17
16、16個の書き込み側セレクタ1801 〜18
16、読み出し側セレクタ1821 〜18216、多重化
部184、書き込み制御部186、読み出し制御部18
8、フィールドメモリ書き込み切り換え判定回路19
0、ラインカウンタ192、16個のフレーム開始位置
検出部1941 〜19416を有する。図12において、
図8に示す画像処理装置74と機能的に略同じものに
は、同じ名称を付している。
【0052】画像処理装置174では、子画面用の画像
データS1981 〜S19816を、判定信号S1901
〜S19016に基づいた書き込み側セレクタ1801
18016の切り替えに応じて、それぞれフレームメモリ
1761 〜17616のフィールドメモリAおよびBの何
れか一方に選択的に書き込む。また、多重化部184で
は、読み出し側セレクタ1821 〜18216からのフレ
ーム画像データS1821 〜S18216を多重化して、
図11に示すような16個の子画面が合成された親画面
のフレーム画像データS174として出力する。
【0053】以下、判定回路190において行なわれる
データの追い越しの判定方法について説明する。すなわ
ち、本実施形態では、合成処理の対象となる16個の画
面のフレーム画像データをそれぞれ記憶した16個のフ
レームメモリについて、図13(A)に示されるフレー
ムメモリに対してのフレーム画像データの読み出しタイ
ミングと、図13(B)に示されるフレームメモリに対
してのフレーム画像データの書き込み開始タイミングと
の関係から、各フレームメモリを構成するフィールドメ
モリ内でのデータの追い越しの有無を判定する。
【0054】図13(B)に示すように、16個のフレ
ームメモリから親画面を構成する16個の子画面の画像
データを読み出す動作を開始するタイミングから1フレ
ーム期間を、図13に示す親画面の第1フィールドの第
1段目の画面の読み出し開始タイミング151からの第
1フィールドの第2段目の画面の読み出し開始タイミン
グ152までを範囲とした領域160と、親画面の第1
フィールドの第2段目の画面の読み出し開始タイミング
152からの第1フィールドの第3段目の画面の読み出
し開始タイミング153までを範囲とした領域161
と、親画面の第1フィールドの第3段目の画面の読み出
し開始タイミング153からの第1フィールドの第4段
目の画面の読み出し開始タイミング154までを範囲と
した領域162と、親画面の第1フィールドの第4段目
の画面の読み出し開始タイミング154からの第2フィ
ールドの第2段目の画面の読み出し開始タイミング15
5までを範囲とした領域163と、親画面の第2フィー
ルドの第2段目の画面の読み出し開始タイミング155
からの第2フィールドの第3段目の画面の読み出し開始
タイミング156までを範囲とした領域164と、親画
面の第2フィールドの第3段目の画面の読み出し開始タ
イミング156からの第2フィールドの第4段目の画面
の読み出し開始タイミング157までを範囲とした領域
165と、親画面の第2フィールドの第4段目の画面の
読み出し開始タイミング157からの第1フィールドの
第1段目の画面の読み出し開始タイミング151までを
範囲とした領域166との7個の領域に分割している。
【0055】ここで、第1段目の画面とは図11に示す
子画面1601 〜1604 であり、第2段目の画面とは
図11に示す子画面1605 〜1608 であり、第3段
目の画面とは図11に示す子画面1609 〜16012
あり、第4段目の画面とは図11に示す子画面16013
〜16016である。また、子画面1601 〜1604
画像データS1981 〜S1984 は、それぞれフレー
ムメモリ1761 〜1764 に記憶される。子画面16
5 〜1608 の画像データS1985 〜S198
8 は、それぞれフレームメモリ1765〜1768 に記
憶される。子画面1609 〜16012の画像データS1
989 〜S19812は、それぞれフレームメモリ176
9 〜17612に記憶される。子画面16013〜16016
の画像データS19813〜S19816は、それぞれフレ
ームメモリ17613〜17616に記憶される。
【0056】本実施形態では、図12に示すラインカウ
ンタ192のカウント値を用いて、判定回路190にお
いて、各フレームメモリに対してのフレーム画像データ
の書き込み開始タイミングが、上述した図13に示す領
域160〜166のうち、どの領域に属するかを判定す
る。
【0057】そして、判定回路190において、領域判
定結果と、以下に示す追い越し発生の条件とから、フィ
ールドメモリ内でデータの追い越しが発生するか否かを
判定する。 〔追い越しが生じない条件〕以下の(f)および(g)
の何れか一方の条件を満たせば、フレームメモリ176
1 〜17616の全てにおいて、データの追い越しは発生
しない。 (f)フレームメモリ1761 〜17616の全てに対し
ての画像データの書き込み開始タイミングが、領域16
3内に存在する場合
【0058】(g)以下の(g−1)〜(g−4)の全
ての条件を満たす場合 (g−1)フレームメモリ1761 〜1764 に対して
の画像データの書き込み開始タイミングが、それぞれ領
域160,161,162,163内に存在する (g−2)フレームメモリ1765 〜1768 に対して
の画像データの書き込み開始タイミングが、それぞれ領
域161,162,163,164内に存在する (g−3)フレームメモリ1769 〜17612に対して
の画像データの書き込み開始タイミングが、それぞれ領
域162,163,164,165内に存在する (g−4)フレームメモリ17613〜17616に対して
の画像データの書き込み開始タイミングが、それぞれ領
域163,164,165,166内に存在する
【0059】〔追い越しが生じる場合〕フレームメモリ
1761 〜17616が、上述した(e)および(g−
1)〜(g−4)の何れの条件も満たさない場合には、
その条件を満たさないフレームメモリ1761 〜176
16に追い越しが生じる。
【0060】以上説明したように、画像処理装置174
によれば、フレームメモリ1761〜17616内でデー
タの追い越しを発生させることなく、非同期で入力され
た16個のフレーム画像データを合成処理して、16個
の子画面を含む親画面のフレーム画像データを生成する
ことができる。
【0061】本発明は上述した実施形態には限定されな
い。上述した実施形態では、4個および16個のフレー
ム画像データを合成して親画面のフレーム画像データを
生成する場合について例示したが、本発明において合成
を行なうフレーム画像データの数は任意である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フィールドメモリ内で発生するデータの追い越しを予測
し、その予測結果に基づいて、フィールドメモリに対し
ての書き込みを切り替えることで、フィールドメモリ内
でデータの追い越しが発生することを回避できる。その
ため、子画面を合成して出力した親画面上に、見苦しい
横すじが生じることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、フィールドメモリ内でデータの追い越
しが発生する場合の書き込みおよび読み出しタイミング
を説明するための図である。
【図2】図1に示すデータの追い越しが発生した場合の
読み出し画像を説明するための図である。
【図3】図3は、フィールドメモリ内でデータの追い越
しが発生しない場合の書き込みおよび読み出しタイミン
グを説明するための図である。
【図4】図4は、フィールドメモリ内でデータの追い越
しが発生しないその他の場合の書き込みおよび読み出し
タイミングを説明するための図である。
【図5】図5は、本発明の第1実施形態において、フレ
ームメモリ内で生じるデータの追い越し有無の判定方法
を説明するための図である。
【図6】図6は、本発明の第1実施形態における親画面
を説明するための図である。
【図7】図7は、本発明の第1実施形態の画像処理装置
を用いた遠隔監視システムのシステム構成図である。
【図8】図8は、図7に示す本発明の第1実施形態の画
像処理装置の構成図である。
【図9】図9は、図1に示す書き込み側セレクタおよび
書き込み制御部を説明するための図である。
【図10】図10は、図8に示す画像処理装置の動作を
説明するためのタイミングチャートを示す図である。
【図11】図11は、本発明の第2実施形態における親
画面を説明するための図である。
【図12】図12は、本発明の第2実施形態の画像処理
装置の構成図である。
【図13】図13は、本発明の第2実施形態において、
フレームメモリ内で生じるデータの追い越し有無の判定
方法を説明するための図である。
【図14】図14は、従来技術の問題点を説明するため
の図である。
【図15】図15は、従来技術の問題点を説明するため
の図である。
【符号の説明】
761 〜764 ,1761 〜17616…フレームメモ
リ、7811〜7842…フィールドメモリ、801 〜80
4 ,1801 〜18016…書き込み側セレクタ、821
〜824 ,1821 〜18216…読み出し側セレクタ、
84,184…多重化部、86,186…書き込み制御
部、88,188…読み出し制御部、90,190…判
定回路、92,192…ラインカウンタ、941 〜94
4 ,194 1 〜19416…フレーム開始位置検出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の子画面のフレーム画像データを合成
    して、前記複数の子画面を含む親画面のフレーム画像デ
    ータを出力する画像処理装置において、 前記複数の子画面のそれぞれに対応して設けられ、前記
    子画面のフレーム画像データを構成する第1のフィール
    ド画像データおよび第2のフィールド画像データを記憶
    する第1のフィールド記憶部および第2のフィールド記
    憶部を備えた複数のフレーム記憶手段と、 前記子画面のフレーム画像データの前記フレーム記憶手
    段に対しての書き込み開始タイミングを検出する書き込
    みタイミング検出手段と、 前記複数のフレーム記憶手段からのフレーム画像データ
    の読み出しを制御する読み出し制御手段と、 前記フレーム記憶手段から読み出された複数の子画面の
    フレーム画像データを合成して親画面のフレーム画像デ
    ータを出力する画像合成手段と、 前記フレーム記憶手段から前記フレーム画像データの読
    み出しを開始したタイミングから1フレーム区間を、前
    記第1のフィールド記憶部および前記第2のフィールド
    記憶部の少なくとも一方においてデータの追い越しが生
    じるか否かを判定するための複数の判定用の領域に分割
    し、前記タイミング検出手段にて検出された書き込み開
    始タイミングが前記複数の判定用の領域のうち何れの領
    域に属するかを検出することで、前記データの追い越し
    が生じるか否かを判定する判定手段と、 前記判定手段にてデータの追い越しが生じないと判定さ
    れた場合には、第1のフィールド画像データを前記第1
    のフィールド記憶部に書き込んだ後に、第2のフィール
    ド画像データを前記第2のフィールド記憶部に書き込
    み、前記判定手段にてデータの追い越しが生じると判定
    された場合には、前記第1のフィールド画像データを前
    記第2のフィールド記憶部に書き込んだ後に、前記第2
    のフィールド画像データを前記第1のフィールド記憶部
    に書き込むように制御する書き込み制御手段とを有する
    画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記書き込み制御手段は、前記判定手段に
    てデータの追い越しが生じると判定された場合に、追い
    越しが生じないと判定された場合の書き込み開始ライン
    の1ライン前のラインから書き込みを開始するように制
    御を行なう請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記親画面のフレーム画像データに基づい
    て、前記フレーム記憶手段から前記フレーム画像データ
    の読み出しを開始したタイミングを検出する読み出しタ
    イミング検出手段をさらに有する請求項1に記載の画像
    処理装置。
  4. 【請求項4】複数の子画面のそれぞれに対応して設けら
    れ、前記子画面のフレーム画像データを構成する第1の
    フィールド画像データおよび第2のフィールド画像デー
    タを記憶する第1のフィールド記憶部および第2のフィ
    ールド記憶部を備えた複数のフレーム記憶手段を用い
    て、複数の子画面のフレーム画像データを合成して、前
    記複数の子画面を含む親画面のフレーム画像データを出
    力する画像処理方法において、 前記子画面のフレーム画像データの前記フレーム記憶手
    段に対しての書き込み開始タイミングを検出し、 前記複数のフレーム記憶手段からのフレーム画像データ
    の読み出しを制御し、 前記フレーム記憶手段から読み出された複数の子画面の
    フレーム画像データを合成して親画面のフレーム画像デ
    ータを出力し、 前記フレーム記憶手段から前記フレーム画像データの読
    み出しを開始したタイミングから1フレーム区間を、前
    記第1のフィールド記憶部および前記第2のフィールド
    記憶部の少なくとも一方においてデータの追い越しが生
    じるか否かを判定するための複数の判定用の領域に分割
    し、前記タイミング検出手段にて検出された書き込み開
    始タイミングが前記複数の判定用の領域のうち何れの領
    域に属するかを検出することで、前記データの追い越し
    が生じるか否かを判定し、 データの追い越しが生じないと判定された場合には、第
    1のフィールド画像データを前記第1のフィールド記憶
    部に書き込んだ後に、第2のフィールド画像データを前
    記第2のフィールド記憶部に書き込み、データの追い越
    しが生じると判定された場合には、前記第1のフィール
    ド画像データを前記第2のフィールド記憶部に書き込ん
    だ後に、前記第2のフィールド画像データを前記第1の
    フィールド記憶部に書き込むように制御する画像処理方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1307839C (zh) * 2002-07-15 2007-03-28 松下电器产业株式会社 管理图像数据向存储器的存储的装置和方法
US7336317B2 (en) 2003-09-25 2008-02-26 Canon Kabushiki Kaisha Frame rate conversion device, overtaking prediction method for use in the same, display control device and video receiving display device

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