JPH1154230A - 導通コネクタ - Google Patents
導通コネクタInfo
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- JPH1154230A JPH1154230A JP21163497A JP21163497A JPH1154230A JP H1154230 A JPH1154230 A JP H1154230A JP 21163497 A JP21163497 A JP 21163497A JP 21163497 A JP21163497 A JP 21163497A JP H1154230 A JPH1154230 A JP H1154230A
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- connector
- housing
- terminals
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、導通コネクタに関し、バスバーを
用いることのない電線間の導通を実現することにより、
工数の削減、部品点数の低減、省スペース化を図ること
のできるコネクタを提供することを目的とする。 【解決手段】 ハウジング31の隔壁33により画成される
キャビティ32内に電線Cを接続したメス端子11を収納す
るコネクタ10において、そのキャビティ32を画成する隔
壁33に窓35を開口させると共に、メス端子11の側面にそ
の窓35内に臨んで隣接するキャビティ32に収納された他
のメス端子11の側面に圧接して導通を確保する弾性片14
を設けた。
用いることのない電線間の導通を実現することにより、
工数の削減、部品点数の低減、省スペース化を図ること
のできるコネクタを提供することを目的とする。 【解決手段】 ハウジング31の隔壁33により画成される
キャビティ32内に電線Cを接続したメス端子11を収納す
るコネクタ10において、そのキャビティ32を画成する隔
壁33に窓35を開口させると共に、メス端子11の側面にそ
の窓35内に臨んで隣接するキャビティ32に収納された他
のメス端子11の側面に圧接して導通を確保する弾性片14
を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導通コネクタに関
し、詳しくは、コネクタ内の端子間を他の部品を用いる
ことなく導通させることのできるものに関する。
し、詳しくは、コネクタ内の端子間を他の部品を用いる
ことなく導通させることのできるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電気機器の間を電気的に接続
するワイヤーハーネスのうち例えば、アースに接続する
電線や共通の電気信号を用いる電線などは各々を電気機
器の同一の端子に接続するは不適当であるので、その途
中で導通を取ることにより電気機器の端子には1つの電
線のみを接続することが行なわれている。
するワイヤーハーネスのうち例えば、アースに接続する
電線や共通の電気信号を用いる電線などは各々を電気機
器の同一の端子に接続するは不適当であるので、その途
中で導通を取ることにより電気機器の端子には1つの電
線のみを接続することが行なわれている。
【0003】この電線間の導通は、例えば、図7に示す
ように、複数のオス端子1a〜1cの後端側を共通にさ
れた所謂、バスバー1をハウジング2内に収納するバス
バーコネクタ3を準備するとともに、図8に示すよう
に、バスバー1のオス端子1a〜1cを嵌挿(収装)し
て電気的に接続可能なメス端子5a〜5cを導通を取る
必要のある電線Cの各々に接続してハウジング6内に収
納した端子コネクタ7を作製し、ハウジング2、6を嵌
め合わせてコネクタ3、7を連結することにより、メス
端子5a〜5cをバスバー1のオス端子1a〜1cに接
続して電線C間の導通を取ることが行なわれている。
ように、複数のオス端子1a〜1cの後端側を共通にさ
れた所謂、バスバー1をハウジング2内に収納するバス
バーコネクタ3を準備するとともに、図8に示すよう
に、バスバー1のオス端子1a〜1cを嵌挿(収装)し
て電気的に接続可能なメス端子5a〜5cを導通を取る
必要のある電線Cの各々に接続してハウジング6内に収
納した端子コネクタ7を作製し、ハウジング2、6を嵌
め合わせてコネクタ3、7を連結することにより、メス
端子5a〜5cをバスバー1のオス端子1a〜1cに接
続して電線C間の導通を取ることが行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電線間の導通にあっては、端子コネクタ7の
他に別部品としてバスバーコネクタ3を準備しなければ
ならず、その作製作業が必要であるとともに、バスバー
コネクタ3により全体として大型化してしまうという問
題があった。
うな従来の電線間の導通にあっては、端子コネクタ7の
他に別部品としてバスバーコネクタ3を準備しなければ
ならず、その作製作業が必要であるとともに、バスバー
コネクタ3により全体として大型化してしまうという問
題があった。
【0005】また、導通させる電線Cの組み合せは常に
同一パターンとなることはなく、例えば、図9の(a)
〜(e)に示すように、その組み合せパターン毎にバス
バー1とハウジング2を準備しなければならず、バスバ
ーコネクタ3を使い分けるために色分けなどする場合も
ある。このため、部品点数が多くなってコストの削減の
妨げになると云う問題があった。
同一パターンとなることはなく、例えば、図9の(a)
〜(e)に示すように、その組み合せパターン毎にバス
バー1とハウジング2を準備しなければならず、バスバ
ーコネクタ3を使い分けるために色分けなどする場合も
ある。このため、部品点数が多くなってコストの削減の
妨げになると云う問題があった。
【0006】そこで、本発明は、バスバーを用いること
のない電線間の導通を実現することにより、工数の削
減、部品点数の低減、省スペース化を図ることのできる
コネクタを提供することを目的とする。
のない電線間の導通を実現することにより、工数の削
減、部品点数の低減、省スペース化を図ることのできる
コネクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1に記載の発明は、電気機器に取り付ける電線に接
続された第1端子をハウジング内に複数収納して、他の
電線に接続された第2端子を該ハウジング内の第1端子
に連結されることによりこれら第1、第2端子に接続さ
れた電線間を電気的に接続するコネクタであって、第1
端子と該第1端子に隣接する他の第1端子とを導通させ
たことを特徴とするものである。
求項1に記載の発明は、電気機器に取り付ける電線に接
続された第1端子をハウジング内に複数収納して、他の
電線に接続された第2端子を該ハウジング内の第1端子
に連結されることによりこれら第1、第2端子に接続さ
れた電線間を電気的に接続するコネクタであって、第1
端子と該第1端子に隣接する他の第1端子とを導通させ
たことを特徴とするものである。
【0008】この請求項1に記載の発明では、隣接する
第1端子間が導通されるとともに、該第1端子に接続す
る第2端子間も導通される。したがって、これら第1、
第2端子に接続された電線間をバスバーなどの特別な部
品を用いることなく導通させることができる。請求項2
に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加え、
前記第1端子が、第2端子を収装して、あるいは該第2
端子に収装されて電気的に接続する接続本体と、接続本
体の側面から離隔する方向に延在して隣接する他の第1
端子に接触し、該他の第1端子との導通を確保する弾性
力を有する導通片と、を備え、接続本体には導通片を少
なくとも1つまたは2つ以上設けたことを特徴とするも
のである。
第1端子間が導通されるとともに、該第1端子に接続す
る第2端子間も導通される。したがって、これら第1、
第2端子に接続された電線間をバスバーなどの特別な部
品を用いることなく導通させることができる。請求項2
に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成に加え、
前記第1端子が、第2端子を収装して、あるいは該第2
端子に収装されて電気的に接続する接続本体と、接続本
体の側面から離隔する方向に延在して隣接する他の第1
端子に接触し、該他の第1端子との導通を確保する弾性
力を有する導通片と、を備え、接続本体には導通片を少
なくとも1つまたは2つ以上設けたことを特徴とするも
のである。
【0009】この請求項2に記載の発明では、第1端子
間は、第2端子を収装する接続本体に設けられ該側面か
ら離隔する方向に延在する導通片が隣接する他の第1端
子の接続本体または導通片に接触することにより互いの
間の導通が確保される。この接触時には、導通片は弾性
力を有するため、該弾性力によりその接触状態が維持さ
れる。したがって、第1端子の各々を別部品としても該
端子間が接触不良となってしまうことがない。
間は、第2端子を収装する接続本体に設けられ該側面か
ら離隔する方向に延在する導通片が隣接する他の第1端
子の接続本体または導通片に接触することにより互いの
間の導通が確保される。この接触時には、導通片は弾性
力を有するため、該弾性力によりその接触状態が維持さ
れる。したがって、第1端子の各々を別部品としても該
端子間が接触不良となってしまうことがない。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明の構成に加え、前記ハウジングが第1端子を個々
に収納するキャビティを画成する隔壁を有し、該ハウジ
ングの隔壁には接続本体の導通片が隣接する他の第1端
子に接触可能に開口する窓を形成したことを特徴とする
ものである。この請求項3に記載の発明では、第1端子
はハウジングの隔壁により画成されるキャビティ内に個
々に収納され、その隔壁に開口する窓内に弾性片が位置
して隣接する他の第1端子に接触することができる。し
たがって、ハウジングのキャビティ内に第1端子を収納
するだけで、すなわち、通常の組立作業により第1端子
間が導通するコネクタを作製することができ、第2端子
もコネクタに収納することによりこれらコネクタを嵌め
合わせるだけで他のコネクタの電線間の導通をも取るこ
とができる。
の発明の構成に加え、前記ハウジングが第1端子を個々
に収納するキャビティを画成する隔壁を有し、該ハウジ
ングの隔壁には接続本体の導通片が隣接する他の第1端
子に接触可能に開口する窓を形成したことを特徴とする
ものである。この請求項3に記載の発明では、第1端子
はハウジングの隔壁により画成されるキャビティ内に個
々に収納され、その隔壁に開口する窓内に弾性片が位置
して隣接する他の第1端子に接触することができる。し
たがって、ハウジングのキャビティ内に第1端子を収納
するだけで、すなわち、通常の組立作業により第1端子
間が導通するコネクタを作製することができ、第2端子
もコネクタに収納することによりこれらコネクタを嵌め
合わせるだけで他のコネクタの電線間の導通をも取るこ
とができる。
【0011】ここで、前記弾性片の数と形成位置の異な
る複数種の第1端子を準備して、種別の異なる第1端子
を組み合せてハウジングに収納するようにしてもよく、
この場合には、電線を導通させるパターンに応じたコネ
クタを自由に作製することができる。また、例えば、前
記接続本体の側面が4角の場合には弾性片を直交する2
面に設けて、ハウジングの隔壁には電線を導通させるパ
ターンに応じた窓を形成するようにしてもよく、この場
合には、第1端子をキャビティ内に収納するだけで、そ
のパターンに応じたコネクタを作製することができる。
る複数種の第1端子を準備して、種別の異なる第1端子
を組み合せてハウジングに収納するようにしてもよく、
この場合には、電線を導通させるパターンに応じたコネ
クタを自由に作製することができる。また、例えば、前
記接続本体の側面が4角の場合には弾性片を直交する2
面に設けて、ハウジングの隔壁には電線を導通させるパ
ターンに応じた窓を形成するようにしてもよく、この場
合には、第1端子をキャビティ内に収納するだけで、そ
のパターンに応じたコネクタを作製することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明する。図1〜図4は本発明に係る導通コネクタの第1
実施形態を示す図である。図1において、導通コネクタ
10は、複数のメス端子(第1端子)11がハウジング31内
に収納されており、メス端子11は全体を導電性を有する
金属により作製され、ハウジング31は個々のメス端子11
を収納するキャビティ32を絶縁性を有する隔壁33により
画成されている。
明する。図1〜図4は本発明に係る導通コネクタの第1
実施形態を示す図である。図1において、導通コネクタ
10は、複数のメス端子(第1端子)11がハウジング31内
に収納されており、メス端子11は全体を導電性を有する
金属により作製され、ハウジング31は個々のメス端子11
を収納するキャビティ32を絶縁性を有する隔壁33により
画成されている。
【0013】メス端子11は、図2に示すように、接続片
12を塑性変形させて電線Cの芯線cを圧着接合するよう
になっており、端子本体(接続本体)13はボックス状に
形成されて電線Cの反対側から不図示のオス端子(第2
端子)を嵌挿されて電気的に接続させることができる。
この端子本体13の直交する2側面には、その側面から離
隔方向に湾曲して凸形状に形成された弾性力を有する弾
性片14が設けられており、この弾性片14の凸形状の頂部
は平面となるように形成されている。なお、この弾性片
14は、端子本体13から切り出すことにより作製してもよ
く、また別の金属材料を固設して設けてもよい。
12を塑性変形させて電線Cの芯線cを圧着接合するよう
になっており、端子本体(接続本体)13はボックス状に
形成されて電線Cの反対側から不図示のオス端子(第2
端子)を嵌挿されて電気的に接続させることができる。
この端子本体13の直交する2側面には、その側面から離
隔方向に湾曲して凸形状に形成された弾性力を有する弾
性片14が設けられており、この弾性片14の凸形状の頂部
は平面となるように形成されている。なお、この弾性片
14は、端子本体13から切り出すことにより作製してもよ
く、また別の金属材料を固設して設けてもよい。
【0014】ハウジング31は、図3に示すように、キャ
ビティ32内に電線Cを接続したメス端子11を挿入して収
容させる挿入口34が形成されているのと共に、キャビテ
ィ32を画成する隔壁33には収納されたメス端子11の弾性
片14に対応する位置にその弾性片14が隣接するキャビテ
ィ32内に臨むことができるように開口する窓35が形成さ
れている。
ビティ32内に電線Cを接続したメス端子11を挿入して収
容させる挿入口34が形成されているのと共に、キャビテ
ィ32を画成する隔壁33には収納されたメス端子11の弾性
片14に対応する位置にその弾性片14が隣接するキャビテ
ィ32内に臨むことができるように開口する窓35が形成さ
れている。
【0015】そして、導通コネクタ10は、図4に示すよ
うに、導通させる電線Cの組み合せパターンA、Bに分
けてメス端子11をハウジング31のキャビティ32内に収納
して組み立てるようになっており、この組立時には、メ
ス端子11の弾性片14は挿入口34の縁により弾性変形され
つつキャビティ32内に収納され、その後にその弾性片14
が弾性復帰して隔壁33の窓35に臨んで隣接する他のメス
端子11の端子本体13の側面に圧接する。したがって、メ
ス端子11は、弾性片14の弾性力により接触不良を起こす
ことなく隣接するメス端子11に接触して導通を確保する
ことができ、このとき、メス端子11の弾性片14は頂部を
平面に形成されているので、隣接するメス端子11の端子
本体13の側面に大面積で接触することができ、電気容量
が小さくなってしまうこともない。
うに、導通させる電線Cの組み合せパターンA、Bに分
けてメス端子11をハウジング31のキャビティ32内に収納
して組み立てるようになっており、この組立時には、メ
ス端子11の弾性片14は挿入口34の縁により弾性変形され
つつキャビティ32内に収納され、その後にその弾性片14
が弾性復帰して隔壁33の窓35に臨んで隣接する他のメス
端子11の端子本体13の側面に圧接する。したがって、メ
ス端子11は、弾性片14の弾性力により接触不良を起こす
ことなく隣接するメス端子11に接触して導通を確保する
ことができ、このとき、メス端子11の弾性片14は頂部を
平面に形成されているので、隣接するメス端子11の端子
本体13の側面に大面積で接触することができ、電気容量
が小さくなってしまうこともない。
【0016】さらに、弾性片14は窓35内に弾性復帰して
ハウジング31の隔壁33に係合するので、メス端子11の抜
け防止手段としても機能する。また、メス端子11に嵌挿
して電気的に接続する前記オス端子が、ハウジング31を
収納する不図示のコネクタ内に組み付けられている場合
には、通常のコネクタ接続によりメス端子11や前記オス
端子の電線Cの導通を取ることができる。
ハウジング31の隔壁33に係合するので、メス端子11の抜
け防止手段としても機能する。また、メス端子11に嵌挿
して電気的に接続する前記オス端子が、ハウジング31を
収納する不図示のコネクタ内に組み付けられている場合
には、通常のコネクタ接続によりメス端子11や前記オス
端子の電線Cの導通を取ることができる。
【0017】このように本実施形態においては、電線C
の導通を取るパターンに応じて(自由に)メス端子11を
ハウジング31のキャビティ32内に収納させるだけでその
弾性片14を隔壁33の窓35から臨ませて隣接するメス端子
11に接触させることができる。このため、メス端子11間
の導通を容易に確保することができ、それらメス端子11
に接続する前記オス端子も電気的に共通にすることがで
きる。したがって、通常のコネクタを組み立てる際に導
通コネクタ10を採用して、導通させる必要のある電線C
に応じたパターンでメス端子11を用いることにより、導
通させるためのバスバーなどの特別な部品を用いること
なく、必要な電線Cのみの導通を容易に確保することが
できる。この導通コネクタ10に嵌め合わせるコネクタ側
の前記オス端子には、メス端子11に導通させて電気的に
共通にする電線Cを接続するようにすればよい。この結
果、工数の削減、部品点数の低減および省スペース化を
図ることができる。
の導通を取るパターンに応じて(自由に)メス端子11を
ハウジング31のキャビティ32内に収納させるだけでその
弾性片14を隔壁33の窓35から臨ませて隣接するメス端子
11に接触させることができる。このため、メス端子11間
の導通を容易に確保することができ、それらメス端子11
に接続する前記オス端子も電気的に共通にすることがで
きる。したがって、通常のコネクタを組み立てる際に導
通コネクタ10を採用して、導通させる必要のある電線C
に応じたパターンでメス端子11を用いることにより、導
通させるためのバスバーなどの特別な部品を用いること
なく、必要な電線Cのみの導通を容易に確保することが
できる。この導通コネクタ10に嵌め合わせるコネクタ側
の前記オス端子には、メス端子11に導通させて電気的に
共通にする電線Cを接続するようにすればよい。この結
果、工数の削減、部品点数の低減および省スペース化を
図ることができる。
【0018】また、メス端子11間の導通を取る弾性片14
は、弾性力により弾性復帰して平坦に形成された頂部を
隣接する端子本体13に圧接させるので、抜け防止として
機能するのと共に、接触不良となることがなく、電気容
量も十分に確保することができる。次に、図5および図
6は本発明に係る導通コネクタの第2実施形態を示す図
である。なお、本実施形態は上述実施形態と略同様に形
成されているので、同様な構成には同一の符号を付して
説明する。
は、弾性力により弾性復帰して平坦に形成された頂部を
隣接する端子本体13に圧接させるので、抜け防止として
機能するのと共に、接触不良となることがなく、電気容
量も十分に確保することができる。次に、図5および図
6は本発明に係る導通コネクタの第2実施形態を示す図
である。なお、本実施形態は上述実施形態と略同様に形
成されているので、同様な構成には同一の符号を付して
説明する。
【0019】両図において、導通コネクタ20は、複数の
メス端子11の他に、端子本体13の1側面のみに弾性片14
が設けられたメス端子21もハウジング31のキャビティ32
内に収納して組み立てられている。本実施形態では、弾
性片14が1側面のみのメス端子21を用いて導通コネクタ
20を組み立てるので、図6中の組み合せパターンF、G
のように、そのメス端子21を隣接する他のメス端子11や
21に導通させることなくキャビティ32内に収納すること
ができ、ハウジング31のキャビティ32を有効に使用する
ことができる。
メス端子11の他に、端子本体13の1側面のみに弾性片14
が設けられたメス端子21もハウジング31のキャビティ32
内に収納して組み立てられている。本実施形態では、弾
性片14が1側面のみのメス端子21を用いて導通コネクタ
20を組み立てるので、図6中の組み合せパターンF、G
のように、そのメス端子21を隣接する他のメス端子11や
21に導通させることなくキャビティ32内に収納すること
ができ、ハウジング31のキャビティ32を有効に使用する
ことができる。
【0020】なお、上述実施形態では、4角の端子本体
13の側面に1つまたは2つの弾性片14を設ける一例を説
明したが、これに限るものではなく、3つまたは4つの
側面にその弾性片14を設けてもよく、弾性片14同士を接
触させて導通を取るようにしてもよい。また、その弾性
片14の位置は上述実施形態に限るものではなく、端子本
体13の上下や左右の側面に設けたり、部品点数が多くな
りすぎないように必要に応じて任意に設計すればよい。
13の側面に1つまたは2つの弾性片14を設ける一例を説
明したが、これに限るものではなく、3つまたは4つの
側面にその弾性片14を設けてもよく、弾性片14同士を接
触させて導通を取るようにしてもよい。また、その弾性
片14の位置は上述実施形態に限るものではなく、端子本
体13の上下や左右の側面に設けたり、部品点数が多くな
りすぎないように必要に応じて任意に設計すればよい。
【0021】また、上述実施形態の他の態様として、電
線Cの導通を取るパターンに対応する位置のハウジング
31の隔壁33のみに窓35を開口させるようにしてもよく、
これによって使用するメス端子の種類を少なくすること
もでき、キャビティ32を有効に使用することができる。
また、上述実施形態では、4角の端子本体13の側面に弾
性片14を設ける一例を説明するが、その端子本体13は4
角に限るものではないことは云うまでもなく、例えば、
円筒形状のものであっても同様に適用することができ
る。また、上述実施形態では、メス端子11側で導通を取
るようにしているが、オス端子側で導通を取るようにし
てもよいことは云うまでもない。
線Cの導通を取るパターンに対応する位置のハウジング
31の隔壁33のみに窓35を開口させるようにしてもよく、
これによって使用するメス端子の種類を少なくすること
もでき、キャビティ32を有効に使用することができる。
また、上述実施形態では、4角の端子本体13の側面に弾
性片14を設ける一例を説明するが、その端子本体13は4
角に限るものではないことは云うまでもなく、例えば、
円筒形状のものであっても同様に適用することができ
る。また、上述実施形態では、メス端子11側で導通を取
るようにしているが、オス端子側で導通を取るようにし
てもよいことは云うまでもない。
【0022】なお、上述実施形態では、メス端子11を収
納するキャビティ32を隔壁33により画成するハウジング
31を用いているが、隔壁のないハウジング内に直接メス
端子11を収めたり、メス端子のみによりコネクタを作製
するようにしてもよいが、安定しないので上述実施形態
のように構成するのが好適である。
納するキャビティ32を隔壁33により画成するハウジング
31を用いているが、隔壁のないハウジング内に直接メス
端子11を収めたり、メス端子のみによりコネクタを作製
するようにしてもよいが、安定しないので上述実施形態
のように構成するのが好適である。
【0023】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、第1端
子間を導通させることができるので、バスバーなどの特
別な部品を用いることなく、第1、第2端子に電線を接
続するだけでその電線間の導通を取ることができる。し
たがって、バスバーを収納するコネクタ等を作製する必
要がなく、工数の削減、部品点数の低減および省スペー
ス化を図ることができる。
子間を導通させることができるので、バスバーなどの特
別な部品を用いることなく、第1、第2端子に電線を接
続するだけでその電線間の導通を取ることができる。し
たがって、バスバーを収納するコネクタ等を作製する必
要がなく、工数の削減、部品点数の低減および省スペー
ス化を図ることができる。
【0024】請求項2に記載の発明によれば、第1端子
の弾性力を有する導通片が隣接する他の第1端子に接触
して端子間の導通を取るので、接触不良となることがな
い。したがって、信頼性高く端子間の導通を確保するこ
とができる。請求項3に記載の発明によれば、第1端子
はハウジングの隔壁により画成されるキャビティ内に収
納するとともに、弾性片はその隔壁の窓を介して隣接す
るキャビティ内に臨んで他の第1端子に接触するので、
通常の組立作業のように第1端子をキャビティ内に収納
するだけで、第1端子間が導通するコネクタを作製する
ことができ、これに嵌め合わせるコネクタに第2端子も
収納することにより容易に電線間の導通を取ることがで
きる。したがって、容易に作業を行なうことができるの
とともに、電線間の導通を取るためのコネクタではな
く、通常のワイヤーハーネスを接続するコネクタ内で電
線間を導通させることができる。
の弾性力を有する導通片が隣接する他の第1端子に接触
して端子間の導通を取るので、接触不良となることがな
い。したがって、信頼性高く端子間の導通を確保するこ
とができる。請求項3に記載の発明によれば、第1端子
はハウジングの隔壁により画成されるキャビティ内に収
納するとともに、弾性片はその隔壁の窓を介して隣接す
るキャビティ内に臨んで他の第1端子に接触するので、
通常の組立作業のように第1端子をキャビティ内に収納
するだけで、第1端子間が導通するコネクタを作製する
ことができ、これに嵌め合わせるコネクタに第2端子も
収納することにより容易に電線間の導通を取ることがで
きる。したがって、容易に作業を行なうことができるの
とともに、電線間の導通を取るためのコネクタではな
く、通常のワイヤーハーネスを接続するコネクタ内で電
線間を導通させることができる。
【図1】本発明に係る導通コネクタの第1実施形態を示
す図であり、その概略全体構成を示す一部断面図であ
る。
す図であり、その概略全体構成を示す一部断面図であ
る。
【図2】その1つの端子を示す斜視図である。
【図3】そのハウジングを示す断面図である。
【図4】その組立例を示す概念図である。
【図5】本発明に係る導通コネクタの第2実施形態を示
す図であり、その他の端子を示す斜視図である。
す図であり、その他の端子を示す斜視図である。
【図6】その組立例を示す概念図である。
【図7】従来技術を説明する図であり、使用する部品の
組立構成図である。
組立構成図である。
【図8】その使用を説明する透視斜視図である。
【図9】その課題を説明する概念図である。
10、20 導通コネクタ 11、21 メス端子(第1端子) 13 端子本体(接続本体) 14 弾性片 31 ハウジング 32 キャビティ 33 隔壁 35 窓 C 電線
Claims (3)
- 【請求項1】電気機器に取り付ける電線に接続された第
1端子をハウジング内に複数収納して、他の電線に接続
された第2端子を該ハウジング内の第1端子に連結され
ることによりこれら第1、第2端子に接続された電線間
を電気的に接続するコネクタであって、 第1端子と該第1端子に隣接する他の第1端子とを導通
させたことを特徴とする導通コネクタ。 - 【請求項2】前記第1端子が、第2端子を収装して、あ
るいは該第2端子に収装されて電気的に接続する接続本
体と、接続本体の側面から離隔する方向に延在して隣接
する他の第1端子に接触し、該他の第1端子との導通を
確保する弾性力を有する導通片と、を備え、 接続本体には導通片を少なくとも1つまたは2つ以上設
けたことを特徴とする請求項1に記載の導通コネクタ。 - 【請求項3】前記ハウジングが第1端子を個々に収納す
るキャビティを画成する隔壁を有し、該ハウジングの隔
壁には接続本体の導通片が隣接する他の第1端子に接触
可能に開口する窓を形成したことを特徴とする請求項2
に記載の導通コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21163497A JPH1154230A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 導通コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21163497A JPH1154230A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 導通コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1154230A true JPH1154230A (ja) | 1999-02-26 |
Family
ID=16609037
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21163497A Pending JPH1154230A (ja) | 1997-08-06 | 1997-08-06 | 導通コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1154230A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010073514A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ジョイントコネクタ |
JP2010533958A (ja) * | 2007-07-13 | 2010-10-28 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 電気コネクタアセンブリ |
JP2012138171A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | ジョイントコネクタ |
JP2012221616A (ja) * | 2011-04-05 | 2012-11-12 | Yazaki Corp | ハウジング及びジョイントコネクタ |
-
1997
- 1997-08-06 JP JP21163497A patent/JPH1154230A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010533958A (ja) * | 2007-07-13 | 2010-10-28 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 電気コネクタアセンブリ |
JP2010073514A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ジョイントコネクタ |
JP2012138171A (ja) * | 2010-12-24 | 2012-07-19 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | ジョイントコネクタ |
JP2012221616A (ja) * | 2011-04-05 | 2012-11-12 | Yazaki Corp | ハウジング及びジョイントコネクタ |
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