JPH11512257A - パネル式ラウドスピーカ - Google Patents
パネル式ラウドスピーカInfo
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- JPH11512257A JPH11512257A JP9510963A JP51096397A JPH11512257A JP H11512257 A JPH11512257 A JP H11512257A JP 9510963 A JP9510963 A JP 9510963A JP 51096397 A JP51096397 A JP 51096397A JP H11512257 A JPH11512257 A JP H11512257A
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Abstract
(57)【要約】
パネル式ラウドスピーカ(81)は、分布モード音響放射体(2、4)と、放射体(2)内で分布モード共振を励起するように該放射体に取付けられた第1のトランスジューサ(9)と、放射体(4)を励起するように接続された第2のトランスジューサ(9)とから成る。
Description
【発明の詳細な説明】
パネル式ラウドスピーカ
発明の技術分野
本発明は、ラウドスピーカに関し、より詳細には、パネル式音響放射要素を有
するラウドスピーカに関する。
発明の背景
英国特許出願公開第2262861号には、パネル式ラウドスピーカが提案さ
れており、そのパネル式ラウドスピーカは、
2つの表皮材料と横方向のセル構造の離隔用コアとから形成され、全方向にお
ける撓み剛性(B)と単位表面積あたりのパネル質量の3乗(μ)との比が少な
くとも10であるような、一体型サンドイッチパネルである共振マルチモード放
射体要素と、
自由な非減衰状態で、前記パネルを支持し又は支持本体を前記パネルに取り付
ける取り付け手段と、
ラウドスピーカの作用周波数帯域内での電気入力に応じて、前記放射体パネル
内にマルチモード共振を励起させるよう作用する前記パネルに結合された電子機
械式駆動手段と
から構成されている。
本発明の開示
本発明の実施例では、本件出願人による、本件出願と同日に出願されたPCT
出願(本件出願人ケース番号第P5711)の教示を実行することにより、一般
的に又は特に達成可能な性質、構造および形状の部材を利用する。その部材は、
厚さを横切る方向に多くの場合該部材のエッジまで延びる(しかし必ずしもエッ
ジまで延びる必要はない)動作領域において、撓み波による入力振動エネルギー
を維持し伝播する能力を有している。また、その部材は、周囲空気との音響的な
結合を得るために、撓み剛性の異方性がある状態又はない状態で、前記動作領域
にわたって共振モード振動成分を有効に分布させるように構成されている。その
部材は、更に、トランスジューサ手段のために前記動作領域内に所定の優先位置
または場所を有しており、詳細には、前記動作領域における音響振動運動と、該
振動運動の音響内容に対応する(通常、電気的な)信号とに対して有効な作用的
な能動部分すなわち可動部分を有する。この部材の用途は、本件出願日と同日に
出願された本件出願人による国際特許出願(本件出願人ケース番号第P.571
1)に見ることができ、トランスジューサ手段のない「受動」音響装置として、
残響用に、音響フィルタ用に、または空間すなわち部屋において音響的に「音声
を発する」等に用いられ、トランスジューサ手段の付いた「能動」音響装置とし
ては、音へ変換される入力信号が供給されるとき極めて広いレンジの音源すなわ
ちラウドスピーカ用に、又は音を受けて別の信号に変換されるマイクロホン用に
用いられる。
本発明は、詳細には、ラウドスピーカの形態の能動音響装置に関する。
上記の部材は、本明細書においては、分布モード音響放射体と呼び、上述のP
CT出願及び/又は本明細書において詳細に記載するもので特徴づけられる。
本発明は、分布モード音響放射体と、該放射体内で分布モード共振を励起する
ように該放射体に結合された第1のトランスジューサ駆動手段とから成るパネル
式ラウドスピーカを提供し、このパネル式ラウドスピーカは、前記放射体を励起
するように第2のトランスジューサが結合されていることを特徴とする。第1及
び第2のトランスジューサが、異なる周波数レンジで動作するように構成され得
る。トランスジューサの一方を、電磁式のものにできる。トランスジューサの一
方を、圧電式のものにもできる。
パネル式ラウドスピーカには、第2の分布モード音響放射体が第1の放射体上
に又は第1放射体中に取付けられ、第1トランスジューサが、第1放射体に全体
的に且つ独占的に取付けられており、第2トランスジューサが、第2放射体に全
体的に且つ独占的に取付けられるようにできる。第2放射体が、第1放射体の開
口内に取付けられ得る。
図面の簡単な説明
本発明が、例示として、添付の図面に図示されている。
図1は、本件出願人による国際特許出願(本件出願人ケース番号P5711)
に記載され請求された分布モードラウドスピーカを示す概略図である。
図2aは、図1の線A−Aに沿った部分断面図である。
図2bは、図2aに示した種類の分布モード放射体の拡大横断面図であるが、
別の2つの構造体が示されている。
図3は、本発明に係る、分布モードラウドスピーカの第1の実施例を示す図で
ある。
図4は、本発明に係る、分布モードラウドスピーカの第2の実施例を示す図で
ある。
図5は、本発明に係る、分布モードラウドスピーカの第3の実施例を示す図で
ある。
図6は、本発明に係る、分布モードラウドスピーカの第4の実施例を示す図で
ある。
図7は、トランスジューサの斜視図である。
本発明を実施するための最良の形態
図1を参照すると、本出願と同日に出願された本件出願人による国際特許出願
(本件出願人ケース番号P.5711)に記載され請求された種類のパネル形状
のラウドスピーカ(81)が図示されている。このラウドスピーカ(81)は、長方形の
フレーム(1)を備え、そのフレームは内側周縁部のまわりに弾性サスペンション(
3)を支持し、該弾性サスペンションが、分布モード音放射体パネル(2)を支持し
ている。例えば、本願と同日に出願された本件出願人による国際特許出願(本件
出願人ケース番号P.5683/5684/5685)を参照して詳細に記載す
るように、トランスジューサ(9)が、寸法xとyとにより定められる所定の位置
に、パネル(2)上に又はパネル(2)内に全体が且つ独占的に取り付けられており、
トランスジューサの場所の位置は、本出願と同日に出願された本件出願人による
国際特許出願(本件出願人ケース番号P.5711)に記載されたように計算さ
れ、撓み波をパネル内に発し、このパネルを共振させて音響出力を放射するよう
になっている。
トランスジューサ(9)は、導線(28)によりトランスジューサに接続された、例
えばオーディオ増幅器のような、信号増幅器(10)により駆動される。増幅器の負
荷やパワーの要件は、全く普通であり、感度が室内負荷状態で86〜88 dB/ワ
ットのオーダである従来のコーンスピーカに類似している。増幅器の負荷インピ
ーダンスは、6オームの大きな抵抗であり、パワーは20〜80ワットである。
パネルコアまたは表皮が金属から形成されている場合には、これらをトランスジ
ューサのヒートシンクとして作用させてトランスジューサのモータコイルから熱
を除去し、パワー処理を改善するように形成されているのが好ましい。
図2a及び図2bは、図1のラウドスピーカ(81)の部分的な典型的横断面図で
ある。図2aは、フレーム(1)、包囲体(サスペンション)(3)及びパネル(2)が
、それぞれ接着剤で結合された結合部(20)により、ともに結合されている。フレ
ームに関する適切な材料は、軽量フレーム、例えばアルミニウム合金の押し出し
金属またはプラスチックからなる絵画用フレームを含む。適当な包囲体材料には
、発泡性ラバーすなわちフォームラバーおよび発泡性プラスチックすなわちフォ
ームプラスチックのような弾性材料がある。結合部(20)に関する適当な接着剤は
、エポキシ、アクリル、およびシアノ−アクリレート等の接着剤を含む。
図2bは、拡大図であって、パネル(2)がコア(22)を有する硬質の軽量パネル
である点を示しており、コア(22)は、例えば架橋されたポリ塩化ビニルのような
硬質のプラスチックフォーム(97)から成り、または、金属フォイルやプラスチッ
ク等のハネカム・マトリックスのセル状マトリックス(98)から成り、それらのセ
ルは、パネルの平面に対し横方向に延び、且つ、例えばペーパ、カード、プラス
チックまたは金属フォイルあるいはシートからなる対向する表皮(21)によって囲
まれている。表皮がプラスチックから構成されている場合には、例えば、カーボ
ン、グラス、ケブラー(登録商標)等からなる繊維で既知の手段で補強されて、
表皮の剛性を高めるようになっているのがよい。
予想できる表皮材料と補強材は、カーボン、グラス、ケブラー(登録商標)、
ノメックス(登録商標)すなわち様々な表皮および織物のアラミド等の繊維と、
ペーパ、結合されたペーパ積層、メラミンおよびマイラー(登録商標)、カプタ
ン(登録商標)、ポリカーボネート、フェノール類、ポリエステルまたはこれに
関連するプラスチック、および繊維補強プラスチック等のような高硬質の様々な
合成プラスチックフィルムおよび金属シートまたはフォイルを含む。液晶ポリマ
ー熱可塑性樹脂のベクトラ(Vectra)グレードの研究では、この熱可塑性樹脂は、
超薄表皮の射出成形、または約30cmの径までのより小さい大きさのシェルの射
出成形に有効であることを示している。この材料自体が、射出の方向に配向した
結晶構造を形成しており、駆動点からパネル周囲までの高音エネルギーを良好な
状態で伝播するのに好ましい向きになる。
これの、及び他の熱可塑性樹脂に関する付加的なその成形により、成形用工具
が、例えばモータコイルや磁気サスペンションのようなトランスジューサ部品を
正確に位置決めするための溝またはリングのような、位置決めと整合の特徴を保
持することができる。さらにいくつかのより脆いコア材料に関しては、例えばト
ランスジューサの直径の150%までの領域すなわち環状部において局部的に表
皮の厚さを増大させることが有益であるように計算され、その領域を強化し、振
動エネルギーをパネルへ有効に結合する。この手段によって、高周波数のレスポ
ンスが、より柔軟なフォーム材料で改善される。
考えられるコア層の材料は、アルミニウム合金シート又はフォイルのハネカム
またはコルゲーション構造体、あるいは、ケブラー(登録商標)又はノメックス
(登録商標)、普通の又は接合されたペーパ及び様々な合成プラスチックフィル
ム、発泡性プラスチックすなわちフォームプラスチック、又はパルプ材料、適度
に低密度である場合にはエーロゲル金属をも含む。いくつかの適当なコア層材料
は、これらの製造において、利用可能な自己表皮形成を有効に呈しているか、あ
るいは表皮層の間に積層しなくても、使用するのに十分な固有の剛性を有する。
高性能なセル状コア材料が、登録商標「ロハセル(Rohacell )」としてが知られ
ており、これは、放射体パネルとして適当であり、表皮はない。実際には、特に
コア及び表皮層からの寄与とコア及び表皮層の間の遷移を最適なものとすること
を含む特定の目的に適する全体的な軽量さと剛性をねらいとしている。
パネルに関するいくつかの好ましい配合物では、金属および金属合金の表皮、
またはカーボン繊維補強材を用いる。これらの双方とも、および合金エーロゲル
または金属ハネカムコアを備えた設計も、いくつかの電磁的(EMC)用途にお
いて重要となる実質的なラジオ周波数スクリーン特性を有する。従来のパネルま
たはコアタイプのスピーカでは本質的に電磁スクリーン能力を有していない。
さらに、圧電形および電気力学形トランスジューサの好ましい形態では、電磁
放射線または漂遊磁界は無視し得る程である。従来のスピーカでは、特有の補償
対策手段がとられるまで、距離が1メートルの所まで大きな磁界を有する。
1用途において、スクリーニング機能を維持することが重要な場合には、電気
接続が、適当なDMLパネルの導電性部分に行われ、あるいは、電気的に導電性
の発泡部材又は類似の境界用材料をエッジの取り付けに使用してもよい。
サスペンション(3)は、パネル(2)のエッジを制振させ、パネルのエッジが過度
に動かないようになっていればよい。さらに、又は交替的に、過度の動作を制振
してパネル上で均等に共振を分布させるように、パネルの選択された位置に結合
された例えばパッチ等のように、制振機能が付与されてもよい。パッチは、従来
のラウドスピーカ包囲体で通常使用されるようなビチューメンがベースの材料か
ら構成されてもよいし、あるいは、弾性または硬質のポリマーシート材料から構
成されてもよい。所定の材料、優れたペーパおよびカードと所定のコアとでは自
己制振し得ることがある。所望の場合には、硬質の硬化性接着剤ではなく、弾性
の硬化性接着剤を用いることによってパネルの構造内での制振機能を増大しても
よい。
有効な前記の選択的な制振では、永久的に組み込まれた手段のシート材料を含
むパネルに対する特定の適用を含む。エッジとコーナが、優勢に分散した及び少
なく分散した低い周波数のパネルの振動モードにとって、特に、重要なものにす
ることができる。より低い周波数の動作に対する所望の拡張に関してコーナが比
較的自由な状態であることが多いが、制振手段のエッジ方向の固定は、完全に枠
組みされたシート材料を有するパネルに有用に導くことができる。取り付けを接
着剤または自己接着材料によって行なうことができる。特に、更に明瞭な効果及
び/又は中間周波数と高周波数のための、有効な制振の別の形態は、前記領域の
所定の有効な中間に配置された位置において、シート材料に固定された適当な質
量による。
上述に記載した音響パネルは2方向性である。背面からの音エネルギーは、前
部からの音エネルギーに対して強く位相のあったものではない。従って、室内に
おける音響出力と、均一な周波数分布をもつ音エネルギーと、減少した反射およ
び定在波効果との総和の利点があるとともに、再生した音の記録における自然空
間と周囲の優れた再生の利点を有する。
音響パネルからの音の放射は大きくは無指向性であるけれど、位相に関連した
情報の比率がオフ・アクシスすなわち軸線ずれを増大する。仮想ステレオ像に関
する改善された焦点のために、通常の人の起立状態の高さにある絵画のようにス
ピーカを配置することが、通常に着座状態のリスナーに対し適度なオフ・アクシ
スの配置の利点を与え、ステレオ効果を最適にする。同様に、リスナーに対する
三角形の左/右の幾何形状が、別の角度をもった音の成分を形成する。従って、
良好なステレオを得ることができる。
従来のスピーカの再生と比較し、グループのリスナーに関し、さらに利点があ
る。音響パネルの音の放射の固有の分布特性が、同じ距離の点源の距離に関する
逆2乗則に支配されない音量を与える。距離に伴う音の強度の降下が、逆2乗則
によって予測されるよりも相当に小さいので、中央の位置からはずれて聴きにく
い位置にいるリスナーにとっても、パネルスピーカの音の強度のフィールドが、
従来のスピーカに比較すると優れたステレオ効果を促進している。これは、中心
からはずれた場所にいるリスナーが、近い方のスピーカに近接しているための、
2つの問題、すなわち、近い方のスピーカからの音の大きさが過度に上昇する問
題と、これに対応して別のラウドスピーカからの音の大きさが減少するという問
題とに直面することがないからである。
各パネルの振動板からのフル・レンジの音について、良好な音質で、必要とす
るのは1個のトランスジューサだけであり、クロスオーバもしない、視覚的にも
目を引く、平坦な、軽量なパネル状スピーカであるという利点がある。
図3は、概略的には図1及び図2に示すものに類似する、パネル式ラウドスピ
ーカ(81)を示しており、その分布モードパネル(2)には、境界の内側に、ほぼ矩
形の開口(82)が形成されており、その開口には第2の分布モード音響放射パネル
(4)が、分布モードパネル(2)との間に弾性サスペンション(3)を介挿した状態で
取付けられている。パネル(4)は、パネル(2)と同様の態様で、すなわち、中心の
コア(22)と該コアによって分離した一対の表皮(21)を有するように構成されてい
る。パネル(4)は、自身のトランスジューサ(9)によって駆動され、そのト
ランスジューサ(9)は、高周波数音響出力を生成するための、パネル(4)上の又は
パネル(4)中の所定の位置に、全体的に且つ独占的に取付けらており、他方、パ
ネル(2)は、より低い周波数の音響出力を生成するための別のトランスジューサ(
9)によって駆動され、これによって、ラウドスピーカは、全音響スペクトルを十
分に網羅できる。かかる装置は、パネルの材料の損失が、高周波数を減衰する傾
向にある場合、有用であろう。2以上のトランスジューサが、性能の向上のため
に、各パネルに又は一方のパネルに取付けられてもよい。
図4は、例えば、図1及び図2に示す種類のもので成る、本発明による分布モ
ードパネル(2)が、どのようにして、一対(70,71)のトランスジューサ(9)によっ
て共振するように駆動されるかを示している。小さい方の側のトランスジューサ
(70)は、例えば、図7に示す種類の高周波数圧電トランスジューサであり、大き
い方の側のトランスジューサ(71)は、例えば、本願と同じ出願人にかかる国際特
許出願(本件出願人ケース番号P5683/5684/5685)に記載された
電気力学型の種類のもので成る。トランスジューサ(70,71)は、各トランスジュ
ーサに並列に接続された増幅器(10)によって駆動され、圧電トランスジューサの
接続ライン中には、比較的高電圧を要求するため、セットアップ変圧器(72)とマ
ッチング用抵抗(73)とが介挿されている。所望ならば、2以上のトランスジュー
サ(70)及び/又はトランスジューサ(71)が、性能を向上するように設けられても
よい。
図5は、例えば、図1及び図2に示す種類のもので成る、本発明による分布モ
ードパネル(2)が、どのようにして、一対(70,74)のトランスジューサ(9)によっ
て共振するように駆動されるかを示している。トランスジューサ(70)は、例えば
、図7に示す種類の高周波数圧電トランスジューサであり、トランスジューサ(7
4)は、例えば、本願と同じ出願人にかかる国際特許出願(本件出願人ケース番号
P5684)に記載された種類の、低周波数圧電トランスジューサである。符号
(75)は、トランスジューサ(74)が、その慣性を増大するための質量で重み付けさ
れたことを示している。トランスジューサ(70,74)は、周波数分割回路を提供す
るように介挿された抵抗(78)によって、並列に接続された増幅器(10)によって駆
動される。所望ならば、2以上のトランスジューサ(70)及び/又はトランスジ
ューサ(74)が、性能を向上するように設けられてもよい。
図6は、例えば、図1及び図2に示す種類のもので成る、本発明による分布モ
ードパネル(2)が、どのようにして、例えば、本願と同じ出願人にかかる国際特
許出願(本件出願人ケース番号P5683/5684/5685)に記載された
電気力学型の、一対(68,69)のトランスジューサによって共振するように駆動さ
れるかを示している。
トランスジューサ(68)は、高周波数ドライバとなるものであって、低インピー
ダンスになっており、他方、トランスジューサ(68)は、低周波数ドライバとなる
ものであって、高インピーダンスになっている。
トランスジューサ(68,69)は、増幅器(10)によって並列に駆動され、トランス
ジューサ(68)へのライン中には周波数分割器として作用するコンデンサ(77)が設
けられ、トランスジューサ(68)へ高周波数の殆どを通過させる。所望ならば、2
以上のトランスジューサ(70)及び/又はトランスジューサ(74)が、性能を向上す
るように設けられてもよい。
図7は、結晶形のディスク状圧電式ベンダー(27)の形状にされた、分布モード
パネル(2)のためのトランスジューサ(9)を示している。圧電式ベンダー(27)は、
例えば黄銅のディスク(118)に取付けられ、ディスク(118)は、パネル(2)の面に
例えば、接着部(20)によって接合されている。動作において、トランスジューサ
(9)に導線(28)を介して与えられた音響信号によって、圧電ディスク(27)がパネ
ル(2)を撓めて局部的に弾性変形させ、パネルに撓み波を発生せしめる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】1997年11月10日
【補正内容】
明細書
パネル式ラウドスピーカ
発明の技術分野
本発明は、ラウドスピーカに関し、より詳細には、パネル式音響放射要素を有
するラウドスピーカに関する。
発明の背景
英国特許出願公開第2262861号には、パネル式ラウドスピーカが提案さ
れており、そのパネル式ラウドスピーカは、
2つの表皮材料と横方向のセル構造の離隔用コアとから形成され、全方向にお
ける撓み剛性(B)と単位表面積あたりのパネル質量の3乗(μ)との比が少な
くとも10であるような、一体型サンドイッチパネルである共振マルチモード放
射体要素と、
自由な非減衰状態で、前記パネルを支持し又は支持本体を前記パネルに取り付
ける取り付け手段と、
ラウドスピーカの作用周波数帯域内での電気入力に応じて、前記放射体パネル
内にマルチモード共振を励起させるよう作用する前記パネルに結合された電子機
械式駆動手段と
から構成されている。
米国特許第3,247,925号明細書には、シャシに取付けられた低周波数
共振パネル式ラウドスピーカであり、シャシに取付けられた電子機械的トランス
ジューサによって励起されることを意図した開示がなされている。
本発明の開示
本発明の実施例では、本件出願人による、本件出願と同日に出願された国際公
開番号WO97/09842の教示を実行することにより、一般的に又は特に達
成可能な性質、構造および形状の部材を利用する。その部材は、厚さを横切る方
向に多くの場合該部材のエッジまで延びる(しかし必ずしもエッジまで延びる必
要はない)動作領域において、撓み波による入力振動エネルギーを維持し伝播す
る能力を有している。また、その部材は、周囲空気との音響的な結合を得るため
に、撓み剛性の異方性がある状態又はない状態で、前記動作領域にわたって共振
モード振動成分を有効に分布させるように構成されている。その
部材は、更に、トランスジューサ手段のために前記動作領域内に所定の優先位置
または場所を有しており、詳細には、前記動作領域における音響振動運動と、該
振動運動の音響内容に対応する(通常、電気的な)信号とに対して有効な作用的
な能動部分すなわち可動部分を有する。この部材の用途は、本件出願日と同日に
出願された本件出願人による国際公開番号WO97/09842に見ることがで
き、トランスジューサ手段のない「受動」音響装置として、残響用に、音響フィ
ルタ用に、または空間すなわち部屋において音響的に「音声を発する」等に用い
られ、トランスジューサ手段の付いた「能動」音響装置としては、音へ変換され
る入力信号が供給されるとき極めて広いレンジの音源すなわちラウドスピーカ用
に、又は音を受けて別の信号に変換されるマイクロホン用に用いられる。
本発明は、詳細には、ラウドスピーカの形態の能動音響装置に関する。上記し
た部材は、本明細書においては、分布モード音響放射体と呼び、上述のPCT出
願及び/または本明細書において詳細に記載するもので特徴づけられる。
本発明は、パネル式ラウドスピーカであって、剛性で軽量のパネルから成る部
材を備え、該部材は、厚さを横切る方向に延びる少なくとも1つの動作領域にお
いて撓み波による入力振動エネルギーを維持し伝播する能力を有し、該部材は、
前記少なくとも1つの動作領域にわたって共振モード振動成分を分布させており
且つトランスジューサ手段のために前記領域内に所定の優先位置又は場所を有し
ており、前記部材の前記優先位置又は場所の2つに、第1及び第2のトランスジ
ューサが取付けられており、該トランスジューサは、前記部材を振動させて、共
振のとき音響出力を提供する音響放射体を形成するように前記部材を共振させて
いることを特徴とするパネル式ラウドスピーカである。第1及び第2のトランス
ジューサが、異なる周波数レンジで動作するように構成され得る。放射体が、セ
ル状のコアと該コアをサンドイッチする表皮とを有することができる。ラウドス
ピーカは、放射体を支持するフレームと、放射体がフレームに取付けられる弾性
サスペンションとを有することができる。フレームは放射体を包囲しており、サ
スペンションは放射体の縁部に取付けられて得る。前記第1及び第2のトランス
ジューサが、放射体に全体的に且つ独占的に取付けられて得る。トランスジュー
サの一方を、電磁式のものにできる。トランスジューサの一方を、圧電式のもの
にできる。パネル式ラウドスピーカにおいて、前記第2の部材が、厚さを横切る
方向に延びる少なくとも1つの動作領域において撓み波による入力振動エネルギ
ーを維持し伝播する能力を有し、該第2部材は、前記少なくとも1つの動作領域
にわたって共振モード振動成分を分布させており且つトランスジューサ手段のた
めに前記領域内に所定の優先位置又は場所を有しており、該第2部材の前記優先
位置又は場所の1つに、トランスジューサが取付けられており、該トランスジュ
ーサは、前記部材を振動させて、共振のとき音響出力を提供する音響放射体を形
成するように前記部材を共振させており、前記第2部材が前記第1部材上に又第
1部材中に取付けられており、該第1及び第2部材を連結する弾性のサスペンシ
ョンが設けられてようにできる。第2部材は、第1部材の開口内に取付けられ得
る。第2のトランスジューサを第2部材に全体的に且つ独占的に取付けうる。
図面の簡単な説明
本発明が、例示として、添付の図面に図示されている。
図1は、本件出願人による国際公開番号WO97/09842
に記載され請求された分布モードラウドスピーカを示す概略図である。
図2aは、図1の線A−Aに沿った部分断面図である。
図2bは、図2aに図示した種類の分布モード放射体の拡大横断面図であるが
、2つの別の構造体が示されている。
図3は、本発明に係る、分布モードラウドスピーカの第1の実施例を示す図で
ある。
図4は、本発明に係る、分布モードラウドスピーカの第2の実施例を示す図で
ある。
図5は、本発明に係る、分布モードラウドスピーカの第3の実施例を示す図で
ある。
図6は、本発明に係る、分布モードラウドスピーカの第4の実施例を示す図で
ある。
図7は、トランスジューサの斜視図である。
本発明を実施するための最良の形態
図1を参照すると、本出願と同日に出願された本件出願人による国際公開番号
WO97/09842に記載され請求された種類のパネル形状のラウドスピーカ
(81)が図示されている。このラウドスピーカ(81)は、長方形のフレーム(1)を備
え、そのフレームは内側周縁部のまわりに弾性サスペンション(3)を支持し、該
弾性サスペンションが、分布モード音放射体パネル(2)を支持している。例えば
、本願と同日に出願された本件出願人による国際公開番号WO97/09859
、WO97/09861、WO97/09858を参照して詳細に記載するよう
に、トランスジューサ(9)が、寸法xとyとにより定められる所定の位置に、パ
ネル(2)上に又はパネル(2)内に全体が且つ独占的に取り付けられており、トラン
スジューサの場所の位置は、本出願と同日に出願された本件出願人による国際公
開番号WO97/09842に記載されたように計算され、撓み波をパネル内に
発し、パネルを共振させて音響出力を放射するようになっている。
トランスジューサ(9)は、導線(28)によりトランスジューサに接続された、例
えばオーディオ増幅器のような、信号増幅器(10)により駆動される。増幅器の負
ランスジューサ(9)は、高周波数音響出力を生成するための、パネル(4)上の又は
パネル(4)中の所定の位置に、全体的に且つ独占的に取付けらており、他方、パ
ネル(2)は、より低い周波数の音響出力を生成するための別のトランスジューサ(
9)によって駆動され、これによって、ラウドスピーカは、全音響スペクトルを十
分に網羅できる。かかる装置は、パネルの材料の損失が、高周波数を減衰する傾
向にある場合、有用であろう。2以上のトランスジューサが、性能の向上のため
に、各パネルに又は一方のパネルに取付けられてもよい。
図4は、例えば、図1及び図2に示す種類のもので成る、本発明による分布モ
ードパネル(2)が、どのようにして、一対(70,71)のトランスジューサ(9)によっ
て共振するように駆動されるかを示している。小さい方の側のトランスジューサ
(70)は、例えば、図7に示す種類の高周波数圧電トランスジューサであり、大き
い方の側のトランスジューサ(71)は、例えば、本願と同じ出願人にかかる国際公
開番号WO97/09859、WO97/09861、WO97/09858に
記載された電気力学型の種類のもので成る。トランスジューサ(70,71)は、各ト
ランスジューサに並列に接続された増幅器(10)によって駆動され、圧電トランス
ジューサの接続ライン中には、比較的高電圧を要求するため、セットアップ変圧
器(72)とマッチング用抵抗(73)とが介挿されている。所望ならば、2以上のトラ
ンスジューサ(70)及び/又はトランスジューサ(71)が、性能を向上するように設
けられてもよい。
図5は、例えば、図1及び図2に示す種類のもので成る、本発明による分布モ
ードパネル(2)が、どのようにして、一対(70,74)のトランスジューサ(9)によっ
て共振するように駆動されるかを示している。トランスジューサ(70)は、例えば
、図7に示す種類の高周波数圧電トランスジューサであり、トランスジューサ(7
4)は、例えば、本願と同じ出願人にかかる国際公開番号WO97/09861に
記載された種類の、低周波数圧電トランスジューサである。符号(75)は、トラン
スジューサ(74)が、その慣性を増大するための質量で重み付けされたことを示し
ている。トランスジューサ(70,74)は、周波数分割回路を提供するように介挿さ
れた抵抗(78)によって、並列に接続された増幅器(10)によって駆動される。所望
ならば、2以上のトランスジューサ(70)及び/又はトランスジ
ューサ(74)が、性能を向上するように設けられてもよい。
図6は、例えば、図1及び図2に示す種類のもので成る、本発明による分布モ
ードパネル(2)が、どのようにして、例えば、本願と同じ出願人にかかる国際公
開番号WO97/09859、WO97/09861、WO97/09858に
記載された電気力学型の、一対(68,69)のトランスジューサによって共振するよ
うに駆動されるかを示している。
トランスジューサ(68)は、高周波数ドライバとなるものであって、低インピー
ダンスになっており、他方、トランスジューサ(68)は、低周波数ドライバとなる
ものであって、高インピーダンスになっている。
トランスジューサ(68,69)は、増幅器(10)によって並列に駆動され、トランス
ジューサ(68)へのライン中には周波数分割器として作用するコンデンサ(77)が設
けられ、トランスジューサ(68)へ高周波数の殆どを通過させる。所望ならば、2
以上のトランスジューサ(70)及び/又はトランスジューサ(74)が、性能を向上す
るように設けられてもよい。
図7は、結晶形のディスク状圧電式ベンダー(27)の形状にされた、分布モード
パネル(2)のためのトランスジューサ(9)を示している。圧電式ベンダー(27)は、
例えば黄銅のディスク(118)に取付けられ、ディスク(118)は、パネル(2)の面に
例えば、接着部(20)によって接合されている。動作において、トランスジューサ
(9)に導線(28)を介して与えられた音響信号によって、圧電ディスク(27)がパネ
ル(2)を撓めて局部的に弾性変形させ、パネルに撓み波を発生せしめる。
請求の範囲
1.パネル式ラウドスピーカ(81)において、剛性で軽量のパネルから成る部
材(2)を備え、該部材は、厚さを横切る方向に延びる少なくとも1つの動作領
域において撓み波による入力振動エネルギーを維持し伝播する能力を有し、該部
材は、前記少なくとも1つの動作領域にわたって共振モード振動成分を分布させ
ており且つトランスジューサ手段のために前記領域内に所定の優先位置又は場所
を有しており、前記部材(2)の前記優先位置又は場所の2つに、第1及び第2
のトランスジューサ(9)が取付けられており、該トランスジューサは、前記部
材を振動させて、共振のとき音響出力を提供する音響放射体を形成するように前
記部材を共振させていることを特徴とするパネル式ラウドスピーカ。
2.請求項1に記載のパネル式ラウドスピーカにおいて、第1及び第2のトラン
スジューサ(9)が、異なる周波数レンジで動作するように構成されたことを特
徴とするパネル式ラウドスピーカ。
3.請求項1又は2に記載のパネル式ラウドスピーカにおいて、前記放射体が、
セル状のコア(22)と該コアをサンドイッチする表皮(21)とを有すること
を特徴とするパネル式ラウドスピーカ。
4.請求項3に記載のパネル式ラウドスピーカにおいて、放射体(2)を支持す
るフレーム(1)と、放射体が前記フレームに取付けられる弾性サスペンション
(3)とが設けられていることを特徴とするパネル式ラウドスピーカ。
5.請求項4に記載のパネル式ラウドスピーカにおいて、前記フレームは放射体
を包囲しており、前記サスペンションは放射体の縁部に取付けられていることを
特徴とするパネル式ラウドスピーカ。
6.請求項1〜5のいずれか1項に記載のパネル式ラウドスピーカにおいて、前
記第1及び第2のトランスジューサが、放射体に全体的に且つ独占的に取付けら
れていることを特徴とするパネル式ラウドスピーカ。
7.請求項1〜6のいずれか1項に記載のパネル式ラウドスピーカにおいて、前
記トランスジューサの一方が、電磁式のものであることを特徴とするパネル式
ラウドスピーカ。
8.請求項7に記載のパネル式ラウドスピーカにおいて、前記トランスジューサ
の一方が、圧電式のものであることを特徴とするパネル式ラウドスピーカ。
9.請求項1〜8のいずれか1項に記載のパネル式ラウドスピーカにおいて、前
記第2の部材(4)が、厚さを横切る方向に延びる少なくとも1つの動作領域に
おいて撓み波による入力振動エネルギーを維持し伝播する能力を有し、該第2部
材は、前記少なくとも1つの動作領域にわたって共振モード振動成分を分布させ
ており且つトランスジューサ手段のために前記領域内に所定の優先位置又は場所
を有しており、該第2部材(4)の前記優先位置又は場所の1つに、トランスジ
ューサ(9)が取付けられており、該トランスジューサは、前記部材を振動させ
て、共振のとき音響出力を提供する音響放射体を形成するように前記部材を共振
させており、前記第2部材(4)が前記第1部材(2)上に又該部材中に取付け
られており、該第1及び第2部材を連結する弾性のサスペンション(3)が設け
られていることを特徴とするパネル式ラウドスピーカ。
10.請求項9に記載のパネル式ラウドスピーカにおいて、前記第2部材(4)が
、前記第1部材(2)の開口(82)内に取付けられていることを特徴とするパ
ネル式ラウドスピーカ。
11.請求項9又は10に記載のパネル式ラウドスピーカにおいて、第2のトラン
スジューサが第2部材(4)に全体的に且つ独占的に取付けられていることを特
徴とするパネル式ラウドスピーカ。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(31)優先権主張番号 9606836.6
(32)優先日 1996年3月30日
(33)優先権主張国 イギリス(GB)
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
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U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
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SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
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CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,H
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,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,
MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,P
T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ
,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN
(72)発明者 ハリス ニール
イギリス ケンブリッジ シービー2 5
ジェイエフ グレート シェルフォード
ディヴィー クレッセント 9
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.分布モード音響放射体と、該放射体内で分布モード共振を励起するように該 放射体に結合された第1のトランスジューサ駆動手段とから成るパネル式ラウド スピーカにおいて、前記放射体を励起するように第2のトランスジューサが結合 されていることを特徴とするパネル式ラウドスピーカ。 2.請求項1に記載のパネル式ラウドスピーカにおいて、第1及び第2のトラン スジューサが、異なる周波数レンジで動作するように構成されたことを特徴とす るパネル式ラウドスピーカ。 3.請求項1に記載のパネル式ラウドスピーカにおいて、前記放射体が、セル状 のコアと該コアをサンドイッチする表皮とを有する剛性で軽量のパネルから成る ことを特徴とするパネル式ラウドスピーカ。 4.請求項3に記載のパネル式ラウドスピーカにおいて、パネルを支持するフレ ームと、パネルが前記フレームに取付けられる弾性サスペンションとが設けられ ていることを特徴とするパネル式ラウドスピーカ。 5.請求項4に記載のパネル式ラウドスピーカにおいて、前記フレームはパネル を包囲しており、前記サスペンションはパネルの縁部に取付けられていることを 特徴とするパネル式ラウドスピーカ。 6.請求項1〜5のいずれか1項に記載のパネル式ラウドスピーカにおいて、前 記第1及び第2のトランスジューサが、放射体に全体的に且つ独占的に取付けら れていることを特徴とするパネル式ラウドスピーカ。 7.請求項1〜6のいずれか1項に記載のパネル式ラウドスピーカにおいて、前 記トランスジューサの一方が、電磁式のものであることを特徴とするパネル式ラ ウドスピーカ。 8.請求項7に記載のパネル式ラウドスピーカにおいて、前記トランスジューサ の一方が、圧電式のものであることを特徴とするパネル式ラウドスピーカ。 9.請求項1〜8のいずれか1項に記載のパネル式ラウドスピーカにおいて、第 2の分布モード音響放射体が前記第1の放射体上に又は第1放射体中に取付けら れており、前記第1トランスジューサが、前記第1放射体に全体的に且つ独 占的に取付けられており、前記第2トランスジューサが、前記第2放射体に全体 的に且つ独占的に取付けられていることを特徴とするパネル式ラウドスピーカ。 10.請求項9に記載のパネル式ラウドスピーカにおいて、前記第2放射体が、前 記第1放射体の開口内に取付けられていることを特徴とするパネル式ラウドスピ ーカ。
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