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JPH11503465A - 安定化された生物学的に有効な化合物を含む組成物の使用 - Google Patents

安定化された生物学的に有効な化合物を含む組成物の使用

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Publication number
JPH11503465A
JPH11503465A JP9527321A JP52732197A JPH11503465A JP H11503465 A JPH11503465 A JP H11503465A JP 9527321 A JP9527321 A JP 9527321A JP 52732197 A JP52732197 A JP 52732197A JP H11503465 A JPH11503465 A JP H11503465A
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JP
Japan
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composition
enzyme
administration system
biologically active
active compound
Prior art date
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Ceased
Application number
JP9527321A
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English (en)
Inventor
ルッポ エーデンス
ホン シェン タン
ヨハネス ウィルヘルムス ヤコブス ランベルス
Original Assignee
ギスト ブロカデス ベスローテン フェンノートシャップ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
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First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=27443289&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH11503465(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by ギスト ブロカデス ベスローテン フェンノートシャップ filed Critical ギスト ブロカデス ベスローテン フェンノートシャップ
Publication of JPH11503465A publication Critical patent/JPH11503465A/ja
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、適当に安定化された生物学的に有効な化合物を含む水性組成物の適用を可能にする、投与システムについて記載している。生物学的に有効な化合物を含む安定化された組成物、及び水性基礎組成物が、個別に収容された、2室投与システムが使用される。両方の組成物は、この投与システムから同時に送出され、この時これらの組成物は混合され、直接の適用に適した最終組成物を生じる。

Description

【発明の詳細な説明】 安定化された生物学的に有効な化合物を含む組成物の使用 発明の分野 本発明は、多成分投与システムの使用による、安定化された生物学的に有効な 化合物を含む組成物の適用の分野に関する。発明の背景 酵素の局所適用は、化粧品に加え、医薬品の分野に記載されている。例えばプ ロテアーゼの使用は、皮膚の剥離製剤中のα−ヒドロキシ酸を助けるか、もしく はこれに取って代わることが示唆されている(日本国特許出願第04027388号)。 グルタチオンスルフヒドリルオキシダーゼは、毛髪ウェーブのセットに有用であ ることが確認されている(日本国特許出願第04005220号)。更に、国際特許公開 第WO93/19731号は、皮膚の落屑過程を促進するグリコシダーゼ、及びリゾザイム の使用が挫創を治療することが記載されている(第HUT057608 号)。更に最近に は、酵素トランスグルタミナーゼを使用するいくつかの特許出願が、公開されて いる(国際特許公開第WO94/18945号、日本国特許出願第J02204407 号)。 しかし、液状水性配合物中の酵素の限界のある貯蔵安定性が、酵素の広範な適 用の主要な制限因子になっていると考えられている。 酵素を含有する市販製剤は、乾燥状態の酵素の貯蔵安定性を利用することが多 い。このような考えに基づき、酵素含有製品を市販する最も簡便な方法は、酵素 を製品とは別に、例えば錠剤として適当に充填して提供することによる。別法で は、乾燥酵素粉末を、油ゲル化剤と組合わせた適当な油のような、本質的に非水 性の疎水性基剤中に均一に分散することができる。 前述の第一の方法の欠点は、水性組成物中での酵素錠剤の必要とされる溶解が 、遅延性であり、かつ不便であることである。第二の方法については、酵素が活 性であるためには水が必要であることに注意しなければならない。効率的である ためには、水相及び油相の混合は、一般に比較的高いエネルギーの投入を必要と し、かつ簡単な手による混合では達成することができない。従って、水性組成物 及び疎水性酵素含有相の混合は、非常に効率が悪いことが予想される。 前述の問題点は、局所適用の水性の安定化された酵素組成物を用いることによ って回避することができる。残念ながら、水性の酵素配合物は、この配合物の水 分活性を低下することが意図された、高濃度の水混和性安定剤を必要とする。こ の目的のためには、ポリオールが使用されることが多く、かつ長期安定性は、40 容量%以上のポリオール濃度によってのみ達成される。しかし、酵素は、ポリオ ールを高濃度含む組成物中では、不活性であることが多い。特にこのようにして 安定化された酵素組成物の直接の局所適用は、酵素の再活性化に十分な水分を提 供しないであろう。更に、局所施用組成物中のこのような高濃度のポリオールの 存在は、許容できないものと考えられる。 従って、水性環境において酵素の安定化に必要である高濃度のポリオールは、 このように安定化された水性酵素組成物の直接の局所適用を妨げるものである。 酵素を有利に使用することができる別の領域は、手洗い洗濯を適用する領域で ある。欧州及び北米においては、機械洗濯と比較して、手洗い洗濯の頻度は非常 に低いが、手洗い洗濯は、繊細な生地に関しては依然として一般的である。繊細 な生地である、ウール及び絹品目の少ない種類は、染み抜き、生地のピリング防 止(depilling)、色の回復及び生地の縮みに関して、特に問題の多い領域である 。この特定の生地の種類は、洗濯時にもたらされるウールの変形力に対抗するた めに、例えば、中性pH値周辺及び/又は低温で活性があるプロテアーゼ、もしく はタンパク質ジスルフィドイソメラーゼのようなイオウ結合転位酵素などの、特 定の酵素が必要である(欧州特許第EP 276547 号)。このようなすきま産業(nic he)製品の欠点は、これらが明らかに広範な洗剤又は酵素配合物の開発の費用を 負担することができないことである。 同様に、酵素以外の様々な生物学的に有効な化合物が、水性の最終配合物、す なわち特定の適用における直接使用に適している配合物中で、不安定であること が公知である。典型的には、酵素、抗生物質、ビタミン、ポリ不飽和化合物など のような生物学的に有効な化合物は、水性組成物中での長期保存により、それら の活性を失う。特定の配合物の中に前述の生物学的に有効な化合物が安定に混合 されていているものが公知であるが、この配合物は典型的には、所望の適用にお ける直接施用には適していない。発明の要約 本発明は、第一及び第二の水性組成物を個別に含む投与システムであり、この 第一組成物が、安定であるように配合された生物学的に有効な化合物を含む組成 物であり、この第一及び第二の組成物が分取時に混合され、最終組成物を生成し 、かつこの最終組成物が、この生物学的に有効な化合物の活性型での適用に有効 であるようなシステムを明らかにしている。 本発明の投与システムにおいて、安定化された生物学的に有効な化合物を含む 水性組成物及び水性基礎組成物は、個別に収容される。この投与システムを使用 すると、両方の水性組成物の同時送出が可能になる。送出時に、両方の組成物は 混合され、基礎組成物中に安定化された生物学的に有効な化合物を含む組成物の 希釈が生じ、直接適用に適した最終組成物が生成される。 本発明の投与システムにおける使用が好ましい生物学的に有効な化合物は、酵 素、ビタミン、ポリエンマクロライド抗生物質、ジヒドロキシアセトン、及びア ルデヒド香料である。本発明の投与システムは、生物学的に有効な化合物の局所 適用に特に適している。発明の詳細な説明 本発明の投与システムにおいて、安定的に配合された生物学的に有効な化合物 を含む水性組成物及び水性基礎組成物が、個別に収容されている。 前述の投与システムを使用すると、この安定的に配合された生物学的に有効な 化合物を含む水性組成物(本明細書を通じて“有効組成物”又は“第一組成物” と称す)及び水性基礎組成物(同様に“第二組成物”と称す)の同時送出が可能 である。送出時には、両方の水性組成物が、本来の場所又はその投与システム内 のいずれかで混合される。両方の組成物の混合により、生物学的に有効な化合物 を活性型で含み、かつ更に直接施用に適した最終組成物が得られる。 用語“基礎組成物”は、生物学的に有効な化合物を含む水性組成物と組合わせ て、この生物学的に有効な化合物の直接適用に適した最終組成物を生成する組成 物に使用される。この基礎組成物の性質は、主に所望の用途によって決まるであ ろう。水性基礎組成物は、水中油型乳剤を含むと理解される。 好ましくは、この水性基礎組成物は、局所的、洗剤又はクリーニングの用途に 適した組成物である。更に好ましくは、この水性基礎組成物は、局所施用に適し た組成物である。最も好ましくは、この水性基礎組成物は、化粧品の用途に適し た組成物である。 この水性の基礎組成物は、クリーム、ゲル、シャンプー、クレンジング液、ロ ーション、液体洗剤、硬質表面の洗浄組成物などであることができる。 本発明のディスペンサーにおける使用に適した生物学的に有効な化合物は、生 物学的活性を示す化合物、及びその生物学的に有効な化合物が適用されるべき水 性の最終配合物中では不安定であるような化合物である。更に本発明のディスペ ンサーにおける使用に適した生物学的に有効な化合物は、安定な水性配合物が開 発された化合物、安定な配合物が所望の適用における直接施用に適していないよ うな化合物である。 本発明のディスペンサーでの使用に適した生物学的に有効な化合物は、前述の 化合物を得ることができる原料に関して、更にはこの化合物の性質に関して、分 類することができる。 生物学的に有効な化合物の原料に関して、前述の化合物は、動物、植物又は微 生物原料から得ることができる。好ましくは、この化合物は、微生物又は植物原 料から得ることができる。更に好ましくは、この化合物は、微生物原料から得る ことができる。 生物学的に有効な化合物の性質に関して、この化合物は、一次又は二次代謝産 物の群、好ましくは酵素、抗生物質、(ポリ)不飽和化合物、ビタミン、香料、 ジヒドロキシアセトンの群から選択され、より好ましくは、酵素、ビタミン、ポ リエンマクロライド抗生物質、アルデヒド香料化合物及びジヒドロキシアセトン の群から選択される。 長期間の貯蔵後に特に認めることができる、水性環境中の生物学的に有効な化 合物の不安定性は、化学的性質に関連することがあり、例えは構造劣化(例えば 酵素及び他のタンパク質の場合の変性)、酸化的攻撃、又は不適当なpH条件のよ うな他の好ましくない条件によって引き起こされる。酸素に加え、光及び微量の 鉄又は銅に由来する金属イオンの存在が、ビタミン、カロテノイド、(ポリ)不 飽和油及び(ポリ)不飽和脂肪酸のような生物学的に有効な化合物へ、有害な酸 化作用を及ぼすことが公知である(例えば、食品添加剤のCRC ハンドブック、第 二版を参照)。不安定性は、更に水性環境における微生物の増殖、又はこの生物 学的に有効な化合物を含む水性組成物の物理的不安定性によって引き起こされる ことがある。 この生物学的に有効な化合物の不安定性を生じさせる因子(複数)によって、 例えば1種以上の下記の条件で特徴づけられる、安定な水性配合物が開発された :低い水分活性、低い又は高いpH、高濃度の抗酸化剤、高濃度の金属イオン封鎖 剤、高濃度の抗菌剤、生物学的に有効な化合物の結晶度、高濃度の増粘剤である 。典型的には、水性組成物中での生物学的に有効な化合物の安定化に必要なこれ らの条件(複数)は、この水性組成物の直接施用を許さない。 本発明の投与システムは、本来不安定な生物学的に有効な化合物の安定な配合 物を調製するために、比較的高濃度の化学安定剤の使用を可能にし、すなわちこ の安定剤は分取時に水性基礎組成物で希釈されるので、その濃度は、最終組成物 で許された濃度よりもはるかに高いものとすることができる。適当な安定剤は、 塩又はポリオールのような水分活性が低い試薬、EDTA、フィテート(phytate)又 はグルコン酸のような金属イオン封鎖剤、もしくは亜硫酸塩、グルタチオン、シ ステイン又はアスコルビン酸のような抗酸化剤を含む。 本発明の別の態様において、この投与システムの使用は、生物学的に有効な化 合物の有効濃度が、この有効組成物を基礎組成物に希釈した後に達成されること を確実にする。従って、この生物学的に有効な化合物は、効力に必要であろうと 思われる濃度よりも、かなり高い濃度で、該有効組成物中に存在することができ る。いくつかの生物学的に有効な化合物は、このような比較的高濃度では、水性 組成物に不溶性である。このことは、この生物学的に有効な化合物が、結晶形で 存在することができることを意味している。前述の結晶形は、この化合物の安定 性を確実にするために特に有利である。 しかし、結晶化合物を含む組成物の重要な問題点は、結晶は、このような組成 物中では沈殿する傾向が有る、すなわちこの組成物は物理的に不安定であること である。 本発明は、結晶化合物の沈殿が、適当な増粘剤を使用することによって防ぎ得 ることを明らかにしている。このような増粘剤は、水性環境において三次元網目 構造を形成することができることが好ましい。更に好ましくは、この増粘剤は、 キサンタン、カルボポール(Carbopol)(登録商標)又は関連樹脂、もしくはカラ ゲナンの群から選択される。最も好ましくは、この増粘剤はキサンタンである。 適当な増粘剤の濃度は、主に懸濁液中に維持される粒子の重量及び寸法によって 決まる。通常、この濃度は、0.1 〜3%、好ましくは0.2 〜0.6 %の範囲であっ てよい。 本発明の投与システムは、基礎組成物との適用時に、生物学的に有効な化合物 を含む組成物中に存在している安定剤の希釈をもたらす。本発明の投与システム は、更にこの有効な化合物のその有効濃度への希釈をもたらす。 この基礎組成物中に生物学的に有効な化合物(有効組成物)を含む組成物の希 釈因子は、適当に選択され、すなわち安定剤の最終濃度が、最終組成物の適用を 妨げず、かつこの生物学的に有効な化合物が、最終組成物中に、その適当な有効 濃度で存在するように選択される。この希釈因子は、有効組成物及び基礎組成物 が、この投与システムによって送出される比によって決定される。好ましくは有 効組成物及び基礎組成物の間の比は、1:1 〜1:50の間を変動し、より好ましくは 1:2 〜1:20を、最も好ましくは1:5 〜1:10を変動する。 本発明では、有効組成物の粘度は、生物学的に有効な化合物を含む組成物と同 時に適用される基礎組成物の粘度と、同等の値であることが好ましい。例えば、 両方の組成物は、ローション様、クリーム様又はゲル様のコンシステンシーを持 つことができる。この有効組成物の粘度は、更に該組成物の送出に使用される投 与システムの型によって決まるであろう。例えば、チューブを使用すると、比較 的高粘度の両組成物が必要である。 この有効組成物に添加される増粘剤の量は、とりわけ該組成物の所望の粘度に よって決まる。最終組成物に加え、所望の適用と適合性がある、当業者に公知の いずれかの増粘剤を使用することができる。例えば、局所適用のためには、その 局所施用の許容性を考慮しなければならない。増粘剤の例は、カラゲナン、セル ロース誘導体、ポリアクリル酸、クレー、ポリエチレングリコール、キサンタン のようなヒドロコロイドを含む。 所望であるならば、前述の有効組成物及び/又は基礎組成物に、両方の組成物 が同じ又は異なる外観を有するように、試薬を添加することができる。このよう な試薬の典型的例は、着色剤である。 この水性有効組成物は、水中油型乳剤を含むと理解される。 酸化されやすい生物学的に有効な化合物を含む組成物の望ましい貯蔵安定性を 得るために、酸素の進入が少ない不透性の包装材料が望ましい。本発明の投与シ ステムは、高湿の条件下であっても、酸素の透過率が低い、不透性の材料で製造 された容器中に、生物学的に有効な化合物を含む組成物を収納し、光及び酸素の 進入の影響を最小にするためのオプションを提供する。好ましい包装材料は、PV dC、EVOH及びアルミナ被覆のポリマー(1991年6月のFood Manufacture、49-53 頁参照)を含む。より容積が大きいディスペンサーに適用する場合は、この生物 学的に有効な化合物の調合のための空気と非接触なローションポンプを使用する ことが、別の必要条件である。 本発明の方法で使用される投与システムは、本発明には重要ではない。本発明 は、安定化された有効組成物及び基礎組成物の個別の収納を可能にするいずれか のシステムを意図している。個別の収納は、一方の組成物から他方への水の実質 的拡散を妨げることができるような分離のいずれかの形状を含むと理解される。 例えば、投与システムは、非相溶性の化合物類、すなわち接触すると互いに反 応する化合物類の収納及び送出のために開発されている、多成分投与システムか ら選択することができる。例えば、多成分投与システムは、接着剤の分野で公知 である。多成分接着剤の充填には、樹脂及び硬化剤の完全な分離が必要である。 更に使用上の便宜のために、これらの2成分の同時送出が必要である。 接着剤はさておき、多成分投与システムは、更に練り歯磨き中の不相溶性化合 物の配合物に関しても記載されている。柔軟な2成分歯磨き剤チューブが、米国 特許第4,487,757 号、第4,098,435 号及び第4,211,341 号において開示されてい る。後者の特許は、多価アルコール溶液中のカルボキシメチルセルロースゲルの ような、これらの不相溶性化合物を分離するために、押出ができる材料の使用を 開示している。非水性酵素組成物を、水性練り歯磨き組成物から分離して貯蔵す るための2区画式チューブが、仏国特許第2,051,922 号に開示されている。 更に別の、しかし基本的に非常に簡便な方法において、1対のプラスチックパ ウチが、単回使用のみの材料を提供している。これら2個のパウチの出口は、互 いに閉じられていて、かつ内容物の放出は、パウチの端部分を裂いて開くことに よって達成することができる(独国特許出願第DE 3 630 849号) 本発明は更に、使用者によって組み立てられる及び/又は適当なディスペンサ ーとともに提供されるような、隔てられた容器中での安定化された有効組成物及 び基礎組成物の配合及び貯蔵を意味している。これは更に、既に一方の組成物、 例えば安定化された有効組成物を含む容器と伴に提供された投与システムが、更 に他の組成物、例えば基礎組成物がはいった容器と伴に提供されることも可能で ある。 本発明の投与システムは、不安定な生物学的に有効な化合物の作用が望ましい ような適用のために、簡便に使用することができる。特に本発明の投与システム は、興味深い生物学的に有効な化合物の局所適用のための便利かつ簡易な方法を 提供する。局所適用とは、皮膚及び毛髪への塗布、並びに口腔、例えば歯への塗 布を含むと理解される。 本発明の投与システムの適用性を、ここでいくつかの生物学的に有効な化合物 の観点から詳細に説明する。酵素 典型的には水性酵素組成物は、高濃度の、ポリオール又は塩のような水分活性 低下剤により安定化される。好ましくは、ポリオールが安定化に使用される。 本発明のディスペンサーを使用すると、酵素及び基礎組成物の混合は、基礎組 成物中での酵素組成物の実質的希釈をもたらす。この酵素組成物中の例えば高濃 度のポリオールは、酵素組成物の長い貯蔵期間後であっても、希釈時の酵素の活 性を保証する。 この酵素組成物の希釈は、ポリオールの希釈をもたらし、このことは次に、該 酵素の再活性化をもたらす。使用した酵素及びポリオールによって、酵素の再活 性化は、40重量%未満のポリオール濃度で開始することを予想することができる 。 この投与システムによって送出される酵素組成物及び基礎組成物の比は、例え ば酵素組成物中のポリオールの濃度によって決まり、これによってこの比は、酵 素の再活性化を確実にするように調節されなければならない。更に、局所施用が 望ましい場合には、この比は、ポリオールの濃度レベルが、酵素の基礎組成物と の混合後に、局所用配合物中で使用するのに許容できるレベルを超えないような 方法で調節されなければならない。 本発明の投与システムの使用は、興味深いいずれかの酵素の安定な配合及び適 用を可能にする。好ましくは、この興味深い酵素は、酸化還元酵素、転移酵素、 加水分解酵素又は異性化酵素の種類に属する。更に好ましくは、この酵素は、グ ルコースオキシダーゼ、ペルオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、スーパーオキシ ドジスムターゼ、チロシナーゼ、プロテアーゼ、ホスファターゼ、フィターゼ、 グリコシダーゼ、グルカナーゼ、ムターゼ(α-1,3- グルカナーゼ)、デキスト ラナーゼ、リゾチーム、リパーゼ、ホスホリパーゼ、スルファターゼ、ウレアー ゼ、トランスグルタミナーゼ、又はタンパク質ジスルフィドイソメラーゼの種類 に属する。更に、2種以上の酵素の混合物を含有する安定化された組成物を適用 することも可能である。 この酵素組成物中の酵素濃度は、主に適用の種類によって決まるであろう。 本発明は更に、酵素が粒子の形状で配合されている酵素組成物についても考察 している。粒子物質として配合された酵素は、適用後に乾燥した場合に、酵素分 子の潜在吸入時に生じ得る増感のリスクを大きく低下する。好ましくはこの酵素 は、粒度が少なくとも約5〜10μm である粒子として配合される。この酵素粒子 の粒度の上限は、一般により大きい粒子は、好ましくない表面負荷を有し、かつ 皮膚への塗布時にざらついた感触をもたらすことがあるという事実によって決定 されるであろう。通常、この粒度の上限は、約100 μm である。 少なくとも約5〜10μm の酵素粒子を得るひとつの方法は、例えばMethods in Enzymology 、第44巻(1976)に記載されたような、適当な担体上に酵素を共有結 合により固定することである。適当な粒子の形状の別の例は、架橋した酵素結晶 からなる、いわゆるChiroCLEC(アルタスバイオロジックス社(Altus Biologics Inc.、ケンブリッジ、MA、USA)である。これらの架橋した酵素粒子は、安定な 配合のためのポリオールのような、水分活性低下剤の高濃度での存在が不要であ り;これらは、それらの結晶形のために、水性組成物中で化学的に安定である。 しかしながら、水分活性低下剤は、その水性組成物の微生物学的安定性を改善す るために、依然として添加される。 この酵素組成物を安定化するために使用されるポリオールの選択は、本発明で は重要ではない。酵素を水溶液中で効果的に安定化することが当業者に公知のい ずれかのポリオールを、使用することができる。特に有用なポリオールは、グリ セロール、ソルビトール、プロピレングリコール、マルトデキストリン、もしく はショ糖、乳糖、グルコース又はトレハロースのような糖類の群から選択された ポリオールである。局所適用のためには、局所施用に許容できるポリオール、す なわちグリセロール、ポリエチレングリコール、ブチレングリコール、プロピレ ングリコール、トレハロース又はソルビトールを考慮しなければならない。 このポリオールは、高濃度、すなわち酵素組成物中で、酵素を適当に安定化す る十分に低い水分活性を生ずるような濃度で使用される。これらの濃度は、使用 したポリオールによって若干変動することができることは、当該技術分野におい て公知である。好ましくは、このポリオールは、濃度20〜90%で使用され、より 好ましくは濃度30〜90%で、更に好ましくは濃度40〜90%で、更により好ましく は濃度50〜90%で、最も好ましくは濃度60〜80%で使用される。 更に水性組成物中の低い水分活性は、該組成物中の微生物の増殖を防ぐ利点も ある。 ポリオールに加え、NaClのような塩を、製品の保存期間中の酵素の安定性を増 強するために使用することができる。更に酵素安定性を改善するために、還元剤 、カルシウム塩もしくは基質又は基質関連リガンドのような酵素安定剤を、低濃 度添加することができる(Grayの論文、Thermostab.Enzymes、124-143 頁(1993) 、ナロサ、ニューデリー)。 特に酵素組成物の粘度が、ポリオール又は他の関連成分のために、望ましいほ ど高くない場合には、任意に増粘剤を、酵素組成物に添加することができる。酵 素組成物に添加される増粘剤の量は、酵素組成物の安定化に使用されるポリオー ルの増粘特性、更には酵素組成物の所望の粘度によって決まる。 固定化された又は結晶の酵素調製物を使用する場合には、この酵素組成物の粘 度は、酵素粒子の沈殿が妨げられるようでなければならない。好ましくは、前述 のように、水性組成物中で三次元網目構造を形成することができるような増粘剤 が使用される。 本発明において、酵素組成物は、適当な水性基礎組成物と、本質的に同時に送 出されるであろう。この水性基礎組成物の性質は、本発明では重要ではないが、 主に望ましい適用の種類によって決まる。 更にこの水性基礎組成物が、酵素を即時不活性化すると予想される成分を含有 することを避けるために、注意が必要である。化粧用ローションについて、酵素 を不活性化すると予想される成分の代表例は、高濃度のエタノールである。 本発明の投与システムは、酵素の作用が望ましいいずれかの用途に、通常使用 することができる。特に、本発明の投与システムは、興味深い酵素の局所適用の ための便利かつ簡単な方法を提供する。本発明のディスペンサーの局所施用のた めに好ましい酵素は、プロテアーゼである。 更に本発明の投与システムは、酵素組成物及び前活性基質を含む第二の組成物 の同時送出に適し、これによりこの酵素が、この前活性基質を、両方の組成物の 送出及び混合の間に、活性成分に転化する。本発明のこの実施態様は、この活性 成分が特定の組成物中で不安定であり、かつより安定な活性成分の前駆体、いわ ゆる前活性基質を配合する可能性が存在する場合に好ましい。 例えば、ビタミンE-酢酸塩、ビタミンA-酢酸塩及びビタミンA-パルミチン酸塩 は、これらの不安定であるが所望のビタミン類を皮膚に塗布するために通常使用 される前駆分子である。皮膚内又は上での酵素活性のために、この前駆体の一部 は、徐々に活性化合物に転化すると考えられる(例えば、Boehnlein らの論文、 Pharmaceutical Research 、2(8):1155-1159頁(1994)参照)。このような貯蔵 安定性のある前駆体及び適当な加水分解酵素を組合わせるという、本発明の酵素 分取法に従い、活性レチノール又はトコフェロールを、皮膚上に放出することが できる。本発明の投与システムを使用する際の重要な利点は、前駆体分子の加水 分解速度が、皮膚に存在する関連酵素によって左右されるような状況と比べ、顕 著に早まることである。特定の用途、例えば日焼け止めの用途において、所望の 濃度のビタミンA の即時放出の利点は、明らかである(例えばBeijerbergen van Henegouwen らの論文、Fat Sc.Technol.、94:24-27頁(1992)参照)。 ビタミンA 又はビタミンE のパルミチン酸誘導体の活性化のためには、適当な リパーゼの使用が明白な選択肢である。多くの市販の脂肪分解酵素が、これらの 前駆体分子を、活性ビタミン及びパルミチン酸に加水分解することができること を予想することができる。しかし化粧品の用途におけるリパーゼの使用は、化粧 組成物中に存在する油分の破壊、及びヒトの皮膚に存在する保護的脂質化合物の かなりの部分の分解を含む、いくつかの重大な欠点がある(Cosmetics & Toilet ries、102:36-42 頁(1987))。この望ましくない状況を避けるために、これらの 各ビタミンのパルミチン酸誘導体ではなく酢酸誘導体を使用することは、利点が あり、皮膚の脂質を攻撃することなくビタミン前駆体の酢酸部分を選択的に除去 することができるような酵素の使用を可能にする。 例えばあるエステラーゼ/リパーゼは、短鎖アシル基(2〜10個の炭素原子) にとって好ましく、かつより長い(16個以上の炭素原子)脂肪族アシル基を加水 分解することができない。このようなエステラーゼは、例えばリコンビナントバ イオカタライシス社(Recombinant Biocatalysis Inc.)(フィラデルフィア、USA )から市販されている。更にキシランアセチルエステラーゼ(欧州特許第EP 507 369 号参照)及びラムノガラクツランアセチルエステラーゼ(国際特許公開第WO 93/20190 号参照)は、植物の細胞壁成分に対して活性があり、ヒトの皮膚に存 在する脂質を加水分解しない。これらの酵素の種類とは別に、同じく特定のセリ ンプロテアーゼもエステラーゼ活性によるものである。この適用における適当な セリンプロテアーゼの使用は、皮膚剥離作用と、選択されたビタミン前駆体の同 時転化の組合わせを可能にするので便利である。 別のビタミン、アスコルビン酸は、ヒトの皮膚のメラニン形成に対するその阻 害作用、そのコラーゲン形成の刺激、及びその抗酸化活性のために、化粧品にお ける利点が主張されている。残念ながらアスコルビン酸は安定性が悪いので、化 粧品に適用することができない。従って、安定かつ水溶性のアスコルビン酸誘導 体であるマグネシウムアスコルビルリン酸が開発され、かついくつかの会社から 販売されている。皮膚上に存在するホスファターゼ酵素のために、マグネシウム アスコルビルリン酸は、本来の場所(in situ)において活性はあるが不安定なア スコルビン酸に転化することができる。残念ながら、皮膚に天然に生じるホスフ ァターゼ酵素の活性は、比較的低い(Mimaらの論文、Vitamins、41:387頁(1970 年))。本発明の投与システムは、皮膚上での迅速なアスコルビン酸の形成を確 実にするために、アスコルビルリン酸及び適当なホスファターゼの組み合わせを 可能にする。イノシトールヘキサキスリン酸(フィテート)からのリン酸の放出 を触媒する酵素フィターゼ、特にアスペルギルス・ニゲル由来のフィターゼは、 この点で非常に適したホスファターゼであること判っている。 前活性ビタミン誘導体が、この誘導体の安定化部分のin situ での除去により 活性化されるという方法と同様に、他の型の前駆体分子も、酵素的に修飾するこ とができる。アントシアニン及び食用等級のカルミンレッドを含む、いくつかの グリコシル化された天然の着色剤が、公知である。Blomによって記載されたよう に(Food Chemistry、12:197-204頁(1983 年))、β−グルコシダーゼ及び赤色 アントシアニン顔料の組み合わせは、水に不溶性の着色したアグリコンを生じる 。本発明の投与システムを使用すると、このアグリコンは、安定化されたβ−グ ルコシダーゼ含有組成物及び赤色アントシアニンを含む適当な化粧組成物の分取 及び混合時に形成される。このアグリコンは、疎水性が増加するので、皮膚又は 毛髪のような疎水性表面に、より緊密に接着し、その結果これらの表面からの水 による除去が無効となる。 他の酵素的方法は、本発明の投与システムを用いる毛髪の酸化的着色のための 反応性染料の製造を目的としている。この目的のために、安定化されたラッカー ゼ組成物が、染料前駆体、例えばモノ−又はポリフェノール化合物を含有する適 当な組成物と組合わせられている(例えば仏国特許第FR 2,694,018号;欧州特許 第EP 504005 号参照)。 本発明の投与システムは、in situ での殺菌化合物のペルオキシダーゼが介在 した生成のための使用においても利点がある。一方には安定化されたペルオキシ ダーゼ、及び他方には、任意に洗浄剤を加えた適当な前駆体分子の、個別の収納 は、期間限定の細菌学的活性を伴う特定の殺菌剤の適用について本質的である( 米国特許第4,476,108 号、第4,588,586 号参照)。このような自然に生じる生物 致死性の化合物の代表例は、過酸化水素とハロゲン化物からハロペルオキシダー ゼによって生成されたハイポ亜ハロゲン酸、及び過酸化水素とチオシアネート からラクトペルオキシダーゼによって生成されたハイポチオシアネートである。 これらの場合は全て、過酸化水素が、必須であるが比較的不安定な前駆体である 。 過酸化水素水は、スズ酸ナトリウム又はホスホン酸(例えばDequest 2010)の ような安定剤を使用することによって、本発明の投与システムにおいて第二の水 性組成物に安定に組込むことができる。好ましくはこれらの安定剤は、カルボポ ール 934又はロービス(Rheovis)CRXCA(アライドコロイド社)のような適当な増 粘剤と組合わせられる。この方法において、第一の組成物は、安定化された酵素 及びいずれかの過酸化水素と非相溶性の化学物質を含む。 更に本発明の投与システムは、例えばアルコールオキシダーゼのような過酸化 水素発生酵素による、過酸化水素の酵素的in situ 生成が可能である。この過酸 化水素発生酵素は、ペルオキシダーゼのように前述の組成物に組込まれる。この 任意に洗浄と組合わせられた緩徐な消毒の形態は、様々な形状の湿疹又は挫創の 治療のための局所適用領域のみではなく、コンタクトレンズの洗浄及び家庭用硬 質表面洗浄剤のような用途においても、問題である。 過酸化脂質のin situ 生成は、更に本発明のディスペンサーの使用例である。 この目的のために、安定化されたリポキシゲナーゼ組成物及びリノレイン酸含有 組成物が、個別に収納され、かつ分取時に混合される。更に、この酵素を安定化 するために使用された高濃度のポリオールは、この酵素の不活性化を一層確実に するので、リポキシゲナーゼ及びリノレイン酸をひとつの組成物中に配合するこ とも可能である。In situ 生成された過酸化脂質は、例えば脱毛(dehair)又は育 毛の阻害のための、局所適用に適している(Puig Musetらの論文、Arzneimittel & Forschung、10:234-239頁(1960年))。 同じく酵素を含む第一組成物を、追加の活性成分を含む第二組成物と組合わせ 、これによってこの追加の活性成分が同じく、問題の用途において所望の活性を 発揮することも可能である。例えばこの酵素及び追加活性成分の間には、相乗作 用が存在することがある。 局所適用ではない全体的な別の適用、すなわちパン製造のために、ディスペン サーが、一方には例えばアミラーゼ、ヘミセルラーゼ、タンパク質ジスルフィド イソメラーゼ、リポキシゲナーゼ、及び他の還元酵素のような焼成酵素、及び他 方には液体パン改質剤の追加の成分を組合わせて使用され、これによって適当な 酵素基質がドウの中に存在する。 相乗作用を生じることがある組み合わせの例は、プロテアーゼ及びα−ヒドロ キシ酸のような角質分解剤の組み合わせである。化粧品産業において、いわゆる 果実酸(α−ヒドロキシ酸又はAHA)は、皮膚の剥離を引き起こすことができ、 従って抗加齢の利点を成す薬剤であることが明らかになってきている。高い細胞 の再生速度のために必要な低いpH値は、刺激現象を伴うことが欠点である(Smit h,W.P.の論文、Cosmetics & Toiletries、109:41-48 頁(1994年)参照)。刺激 を最小にするための我々の戦略は、AHA 濃度を低くするか、もしくは化粧組成物 のpHを上昇するかのいずれか、並びに該組成物にタンパク質分解酵素を添加する ことによって、低下した皮膚剥離作用を補助することである。 別の例は、歯の手入れ用製品の領域で認められる。フッ素化合物を含む歯磨き 剤の導入により、歯のう食の発生頻度は、フッ素が仲介した歯のエナメル層の補 強により、劇的に減少している。その結果、歯のプラークで増殖する細菌ストレ プトコッカス・ミュータスが、残るう食の主原因の一つであることが明らかにな った。S.ミュータスの効果的除去は、S.ミュータスがエナメルに付着するために 、保護的かつ水に不溶性の多糖マトリックスの溶解によってのみ可能性がある( 例えば、Hamada及びSladeの論文、Microbiol.Rev.、44:331-384頁(1980年)参照 )。米国特許第4,438,093 号に開示されたように、ミュタナーゼ(mutanaze)及び デキストラナーゼのような酵素は、プラーク形成を防止及び抑制する。従って、 本発明の酵素分取法は、フッ素含有歯磨き剤のポリオールで安定化された多糖分 解酵素組成物との組み合わせのために便利な方法を提供する。 本発明の投与システムは、局所施用以外の適用において有利に使用することが できる。例えばウールのような繊細な生地のための手洗い洗濯の用途である。本 発明の投与システムにおいて、単純液体洗剤及び安定化された酵素の組成物は、 個別に収容され、望ましい比で同時に投与される。ポリエン抗生物質 ナタマイシン、ナイスタチン及びアンホテリシン-Bのような、ポリエンマクロ ライド系抗生物質を含む安定な水性組成物の開発は、これらの抗生物質が水溶液 中では非常に不安定であるために、常に困難なものであった。 ナタマイシンによる真菌感染症の治療のためには、特に真菌は比較的高い最小 発育阻止濃度を有するので、比較的高濃度の可溶化したナタマイシンを含むナタ マイシン組成物が必要である。典型的には、ナタマイシンは、ジメチルホルムア ミド、DMSO、グリセロール又はプロピレングリコールのような有機溶媒中、もし くは低又は高pHのいずれかの水性組成物中において、比較的高い溶解度を有する 。高濃度の可溶化されたナタマイシンを含む水性組成物を得るために、この抗生 物質は、酸性又はアルカリ性条件下で可溶化されることが好ましい。しかし、こ れらの条件下でのナタマイシンの安定性は、むしろ悪い。従って、このようなナ タマイシン調製物は、用時調製されることが好ましい。 例えば、独国特許出願第NL 7613253号において、ウマ及びウシの白癬菌感染症 の治療のための、ナタマイシンとクエン酸の組み合わせが、明らかにされていて 、これによるとこの治療のための溶液は、ナタマイシン及びクエン酸の固形混合 物を適量の水に、使用直前に添加して調製しなければならない。しかしナタマイ シン及びクエン酸の固形混合物は、非常に吸湿性であり、従って同様に比較的短 期間のみ安定である。 安定な水性ナタマイシン組成物が、本願明細書に参照として組込まれている、 欧州特許出願第EP 678241 号で明らかにされている。欧州特許出願第EP 678241 号で明らかにされている安定なナタマイシン組成物は、水性媒質中のナタマイシ ン結晶の懸濁液であり、ここでは結晶の沈殿は、適当な増粘剤を添加することに よって防がれている。 例えば欧州特許出願第EP 678241 号に明らかにされている安定なナタマイシン 組成物は、本発明の投与システムにおいて有利に使用することができる。安定な ナタマイシン懸濁液及び適当な基礎組成物の同時投与が、可能である。多量の可 溶化したナタマイシンを含む最終配合物が必要な場合は、この安定な基礎組成物 は、低又は高pHのいずれかを有する組成物であることが好ましい。 ヒトにおける真菌の皮膚感染症も同じく、適当なナタマイシン配合物が入手で きるならば、ナタマイシン治療の可能性のある標的である。これらの感染症に対 処する適当なナタマイシン配合物は、ナタマイシンとクエン酸の組合わせを含む 組成物を含有する。本発明の投与システムの使用は、適当な水性ナタマイシン懸 濁液と第二のクエン酸含有組成物の組み合わせを可能にする。 適当な基礎(第二の)組成物の別の例は、ふけ防止シャンプーである。他の化合物 ジヒドロキシアセトン(DHA)は、発酵によって生成され、かつヒトの皮膚に人 工的日焼けをもたらす化粧品の活性成分である。かなり以前に、DHA は、水溶液 中では比較的不安定であり、この不安定性は皮膚の日焼け能力を低下し、更には ホルムアルデヒド及びギ酸のような皮膚−刺激物質の生成を生じることが認めら れた。 安定なDHA 溶液は、DHA 溶液のpHを低い領域、好ましくはpH3以下に調節する ことによって得られる。これらの酸性pH値は、局所施用とは相容れないので、本 発明の投与システムにおいて、局所施用の組成物、例えば化粧組成物、及びDHA 含有酸性組成物を組合わせることは利点である。この安定な酸性DHA 組成物は、 かなり多量のよく緩衝された化粧組成物との混合時に、中和される。 アルデヒド香料化合物は、特にアルカリ性条件下において、最も不安定な香料 化合物である。その結果、ゲラニオール、ネラール及びシトロネラールのような 香料アルデヒドを、ローション、液体石けん及びシャンプーのような、塩基性の 特性を有する体の手入れ用の製品中にいかにして安定に組込むかが、大きい問題 点である。 本発明の投与システムは、香料含有組成物及び適当な化粧組成物の分離収納さ れた容器を簡便に確実にし、従って体の手入れ用製品中の所望の香料化合物の適 用を可能にする。図面の簡単な説明 図1は、原液及び希釈された安定化された水性プロテアーゼ組成物のタンパク 質分解活性を示す。タンパク質分解活性は、ゼラチンで覆ったフィルムプレート 上の透明なスポットとして測定される。 図2は、pH4及び7で、かつα−ヒドロキシ酸の存在下での、様々なプロテア ーゼのタンパク質分解活性を示す。 図3は、2種の組成物が個別に収容されている分取ポンプを示す。これらの2 種の組成物は、同時に分取され、かつこの分取ポンプ内で混合されるか、もしく は個別に送出され、かつin situ で混合されることができる。実施例1 様々な種類のポリオールを含む組成物におけるプロテアーゼの貯蔵安定性 様々な種類のポリオール中の各種中性プロテアーゼの貯蔵安定性を検討するた めに、様々な原料から一部精製したプロテアーゼを、ブチレングリコール、プロ ピレングリコール又はPEG 6000のいずれかを70重量%含む液体に溶解し、5℃、 25℃又は40℃のいずれかで貯蔵した。水性緩衝液に溶解した後、様々な時間間隔 で、残存する酵素活性を測定した。使用した酵素 バチルス・リチェニホルミス(licheniformis)由来のセリンプロテアーゼ粉末 は、ゲネンカー(Genencor)インターナショナル社(ブルゲー、ベルギー)から入 手した。 中性プロテアーゼの非標定品(バチルス・アミロリケファシエンス由来のメタ ロプロテアーゼ)は、ギスト−ブロケード社(セクリン、フランス)から入手し た。 セリンプロテアーゼ又は中性プロテアーゼのいずれかを含有する安定化された 酵素配合物を、必要量の酵素粉末を、70重量%のブチレングリコール(1,3-ブタ ンジオール;BG)、プロピレングリコール(1,2-プロパンジオール;PG)又はPE G 6000(ポリエチレングリコール6000;PEG)のいずれかに溶解することによっ て調製した。各溶液に、pH6.0 の酢酸カルシウムを、最大酵素安定度になるよう に、濃度0.1 %まで添加した。得られた沈殿を、遠心分離により除去し、その後 様々に安定化された酵素溶液を、5℃、25℃又は40℃のいずれかで貯蔵した。様 々な時間間隔で試料を採取し、残存するセリン及び中性プロテアーゼの活性を試 験した。このプロテアーゼ試験におけるポリオール含有酵素配合物の1000倍以上 の希釈により、化学的汚染によるプロテアーゼ以外に関連した相互作用が存在し ないことが保証された。 中性プロテアーゼ活性に関しては、ギストブロケード社プロトコールに従って 、酵素活性を測定した。この方法(ISL 法61195 番)は、ギストブロケード社( デ ルフト)に請求し、入手した。簡単に述べると、この方法は下記のものである: 強力な希釈された酵素溶液を、0.3 %のハンマーステンカゼイン溶液に、40℃ 、pH7.0 で添加した。60分間インキュベーションした後、TCA を添加して、プロ テアーゼ活性を停止した。混合し、かつ4℃で30分間更にインキュベーションし た後、試料を遠心分離した。透明な上清の吸光度を、蒸留水に対して、波長275n m で測定した。対照プロテアーゼ試料と比較することによって、最終的なプロテ アーゼ活性が得られた。結論 −70%のブチレングリコール又はプロピレングリコールのいずれかに溶解された セリンプロテアーゼは、中性プロテアーゼよりも安定であった。 −酵素の安定化において、ブチレングリコール及びプロピレングリコールは、PE G 6000よりも、明らかに優っていた。 実施例2 安定化された配合物からのプロテアーゼの再活性化 材料 B.アミロリケファシエンス由来の中性プロテアーゼの非標定品は、ギストブロ ケード社(セクリン、フランス)から入手した。安定化された酵素配合物 水性配合物 安定化されたプロテアーゼ配合物(純粋又は前記水性配合物で希釈した)の一 定量を、アグファパン(Agfapan)25 フィルムプレート上に滴下した。酵素が活性 を有するならば、このフィルムプレート上のゼラチンは、タンパク質分解され、 多い又は少ない透明スポットを生じる。このアッセイは、in vivo における角質 の粗表面層を分解するプロテアーゼの能力を模倣している。 この純粋な安定化されたプロテアーゼ配合物をつけたフィルムプレートをイン キュベーションした後、透明なスポットが認められなかったことは、プロテアー ゼが、高濃度のポリオールのために、失活していることを示唆している。安定化 されたプロテアーゼ配合物の、前述の水性配合物による1:1 及び1:2 の希釈は、 それぞれプロピレングリコール濃度26%及び18%をもたらし、これは、希釈因子 により直径が増大した透明なスポットを生じ、このことは該プロテアーゼが再活 性されたことを示した(図1参照)。1:1 の希釈は既にプロテアーゼの部分的再 活性化を生じたにもかかわらず、このポリオールの濃度は、局所施用するには依 然として高かった。 非標定酵素調製物、すなわちプロピレングリコールを含まないものは、約1週 間不活性であることがわかった。 従って、本発明に従って安定化された酵素は、適当な組成物での希釈により再 活性化されるまで、本質的に不活性である。実施例3 様々なα−ヒドロキシ酸を含む組成物のタンパク質分解活性 本実施例は、酸性条件、及びα−ヒドロキシ酸(AHA)存在下における、多数の タンパク質分解酵素の有効性を詳細に説明している。タンパク質分解活性は、ゼ ラチン写真フィルム上で測定した。使用した酵素及び材料 バチルス・リチェニホルミス由来のセリンプロテアーゼは、ゲネンカーインタ ーナショナル社(ブルゲ、ベルギー)から入手し、かつブチレングリコール35重 量%、グリセロール35重量%、Ca(Ac)2pH6.0 0.1重量%及び水の混合物に溶解し た。溶液中の酵素活性を調節して、37℃、pH7.0 において、およそ500 中性プロ テアーゼユニットの活性を得た(実施例1参照)。 リゾムコル・ミエハイ由来のアスパラギン酸プロテイナーゼ液(210.000 ミル ク凝固ユニット/ml)を、ギストブロケード社(セクリン、フランス)から得た 。 パパイヤ果実由来のシステインプロテイナーゼ粉末(6000万パパインユニット /g、Food Chemical Codex III に従って測定)は、ギストブロケード社(セク リン、フランス)から得た。システインプロテイナーゼの溶液の使用前に、脱塩 水2mlに、酵素粉末20mgを溶解し、新たに調製した。 AHA 保存液を、下記プロトコールに従って調製した。1-乳酸(ブームケミエ社 、オランダ)5g及びグリコール酸(メルク社、ドイツ)5gを、各々水80mlに溶解 し、25%NaOHでpH4.0 に調節した後、水100ml を添加し、それぞれ、1-乳酸及び グリコール酸の5%溶液を調製した。サリチル酸(アクロス社、ベルギー)5gを 水80 mlに溶解し、25%NaOHでpH4.4 に調節した(pH4.0 での溶解は不可能である。) 後、水を添加し100ml とし、サリチル酸の5%溶液を調製した。 リン酸緩衝液pH7.0 及びクエン酸HCl 緩衝液pH4.0 は、メルク社(ドイツ)か ら入手した。実験 セリンプロテアーゼ液0.1gを含む5個のガラスバイアル、アスパラギン酸プロ テイナーゼ0.1gを含む5個のガラスバイアル、及びシステインプロテイナーゼ溶 液0.1gを含む5個のガラスバイアルを調製した。 一連の5個のバイアルに、各々、緩衝液pH7.0 、緩衝液pH4.0 、5%1-乳酸、 5%グリコール酸及び5%サリチル酸を、0.9ml づつ添加した。酵素及び緩衝液 又は酸を混合した後、15種の溶液の各1種ずつの試料40μl を、アグファパンAP X100のマトリックスに塗布した。その後試料をつけたフィルムを、湿った蓋をし たペトリ皿中、37℃で、1時間インキュベートした。インキュベーション後、こ の写真フィルムを、水道水で十分に洗浄し、乾燥した。ゼラチン層を除去し、タ ンパク質分解活性の測定に使用した。 得られた結果(図2参照)から、セリンプロテアーゼは、各種AHA の有無に関 わらず、pH7.0 付近でのみ活性があり、pH4.0 付近では活性がないことが明らか になった。 アスパラギン酸プロテイナーゼは、サリチル酸の存在下で、pH7.0 又はpH4.4 では活性がなく、この酵素は5%1-乳酸又は5%グリコール酸の有無に関わらず 、pH4.4 で十分な活性を示した。 シシテインプロテイナーゼは、1-乳酸、グリコール酸又はサリチル酸のいずれ かの存在下の、pH7.0 及びより低いpH値で、活性がある。驚くべきことに、低い タンパク質分解活性が、これらのAHA のいずれも存在しないpH4.0 で記録された 。結論 −低いpH値及びAHA の組み合わせにおいて、アスパラギン酸プロテイナーゼは、 セリンプロテアーゼよりも好ましい。 −パパイヤ由来のシステインプロテイナーゼは、中性及び酸性の両方のpH値で、 タンパク質分解活性を示す。 −条件に応じて、最適なタンパク質分解酵素を選択しなければならない。実施例4 アスコルビルリン酸の酵素活性 立証されたホスファターゼ活性を有する3種の異なる酵素を、70%プロピレン グリコール中に配合し、様々な条件下でマグネシウムアスコルビルリン酸と共に 、インキュベートした。マグネシウムアスコルビルリン酸の脱リン酸化を、600M HzのプロトンNMR を用いて定量した。酵素 フィターゼ(アスペルギルス・ニゲル;グリセロールなし、約12.000FTU/g 含 有)、及び酸性ホスファターゼ(アスペルギルス・ニゲル;凍結乾燥粉末、約10 .000 ユニット/g 含有)は、ギストブロケード社(デルフト、オランダ)から 入手した。 ジャガイモホスファターゼ(凍結乾燥した粉末)はシグマ社から入手した。実験 D2O 及びEDTA 2mmol/l(pH7-8)の溶媒中にプロピレングリコール70重量%を 含有する液体に、前述の酵素調製物を各々約1重量%溶解した。 これらの酵素保存液を、1重量%マグネシウムアスコルビルリン酸(ニッコー ケミカル社、日本)を含有するD2O で10倍希釈し、酢酸を用いてpH5.0 に緩衝し 、37℃に保ったところ、4時間以内にマグネシウムアスコルビルリン酸の50%を 分解した。 酵素保存液を含む70%プロピレングリコールを、37℃で1週間保存したところ 、このアッセイにおいては、酵素活性には顕著な影響はなかった。 70重量%のプロピレングリコールの存在下における酵素及び基質の組み合わせ は、明らかにこれらの条件下における酵素の失活を証明した。D2O を溶媒とする マグネシウムアスコルビルリン酸の5重量%保存液から出発して、この混合物は 下記を含む混合物を調製した: −70重量%のプロピレングリコール −1重量%のマグネシウムアスコルビルリン酸 −2mmol/l のEDTA −pH7-7.5 完全に溶解した(この間ゲル様構造が出現した)、(あらかじめ溶解した)酸 性ホスファターゼ及びジャガイモホスファターゼ酵素1重量%を添加した。得ら れた混合物を、37℃で1週間インキュベートし、その後加水分解されたマグネシ ウムアスコルビルリン酸の濃度を、酵素を含まない同様の試料に対して測定した 。 酵素的加水分解は検出されなかったので、これは、高濃度のポリオールの存在 下では、酵素活性が無いことを再び示している。実施例5 適用条件下でのマグネシウムアスコルビルリン酸加水分解に対するフィターゼの 性能 これは、フィターゼ(ナツフォス(NatuPhos)(登録商標)5000L、ギストブロ ケード社、デルフト、オランダ)が、適用条件下で有効であることを示している 。この試験において、100mM Na- 酢酸、pH6.0 を溶媒とする1%マグネシウムア スコルビルリン酸2ml に、酵素溶液200 μl を混合した。この酵素溶液は、70% グリセロールを含む溶液中に、ナツフォス5000L を5倍希釈することによって得 た(マグネシウムアスコルビルリン酸377U/gを得た;1Uとは、1%ビタミンC-リ ン酸から、pH6.0 、30℃で、1分間にリン酸1μmol を遊離するような酵素量で ある。)。様々な時間インキュベーションした後で、20%TCA 1ml を添加するこ とによって、反応を停止した。 マグネシウムアスコルビルリン酸の転化を、リン酸濃度を、31P-NMR を用いて 測定することによって追跡した。30℃では、30分以内に、マグネシウムアスコル ビルリン酸の85%が転化されたことが示された。37℃では、同じ時間で、89%の 転化が得られた。60分間のインキュベーションした後、その収率は、約90%にま で上昇した。30分以内での完全な転化に必要なその最小活性は、122U/gビタミン C-リン酸であった。実施例6 酵素的過酸化水素生成 低濃度のカタラーゼを伴うアルコールオキシダーゼ(シグマ社のハンセヌラ sp.)粉末を、水に溶解し、その後グリセロールを添加し、最終グリセロール 濃度60重量%を得た。この安定化された酵素溶液を室温で1ヶ月保存した後、こ の酵素溶液を、2%エタノール及び0.01M リン酸を含むpH7.0 の水溶液中で10倍 希釈した。過酸化水素の生成は、このエタノール水溶液に、ペリッド試験片(ベ ーリンガーマンハイム社、ドイツ)を浸漬し、青緑色の呈色によって示された。 従って生成した過酸化水素は、ペルオキシダーゼの基質としてその後使用するこ とができる。 一方の容器には、安定な液体を溶媒とする、過酸化水素生成酵素及びラクトペ ルオキシダーゼ(シグマ社)のような適当なペルオキシダーゼを、並びにもう一 方の容器には必要な酵素前駆体を入れることによって、本発明の方法の2個の容 器の内容物の混合時に、活性生物致死性化合物が得られる。実施例7 ビタミンA-酢酸塩の脱アセチル化 酵素 ピカンターゼ濃縮物(リゾムコル・ミエハイ、約30.000BGLE/g含有)は、ギス トブロケード社(セクリン、フランス)から入手した。 純粋なマキサターゼ(バチルス・サブチリス、約2.16BYU/kg含有)は、ゲネン カーインターナショナルB.V.社(デルフト、オランダ)から入手した。 G999ホスホリパーゼL(アスペルギルス・ニゲル、約1000U/g)は、エンザイム ・バイオシステム社(イングルウッドクリフ、NJ、U.S.A.)から入手した。 キシランアセチルエステラーゼ(欧州特許第EP0507369 号に開示され、かつ寄 託微生物から入手可能な、A.ニゲル変異体TrA10)。変異体TrA10 は、ダイズ髄( pulp)を30g/l 含有する培地上で、接種後、増殖し、酵素活性を誘発した。曝気 しかつ最低pH値4.0 の下で、30℃で48時間増殖した後、この発酵ブロスを遠心分 離し、上清をろ過した。最初のろ過はSeitz K700フィルター上で、第二のろ過は Seitz Supra 250 フィルター上で、及び菌(germ)ろ過はSeita Spura EKS 上で行 った。得られた液体を、限外ろ過を用い、係数(factor)10により濃縮し、その後 濃縮物を凍結乾燥した。最終粉末中のキシランアセチルエステラーゼ活性は、約 300 ユニット/粉末g であると推定された。酢酸レチノールの加水分解 脱塩水1ml に酵素粉末(すなわちピカンターゼ、マキサターゼ及びキシランア セチルエステラーゼ)6mg を溶解して、酵素溶液を調製した。液体G999の調製物 16μl は、脱塩水1ml に溶解した。酢酸レチノール(シグマ社)の保存溶液は、 メタノール1ml に酢酸レチノール55mgを溶解して調製した。 酵素のインキュベーションは、リン酸緩衝液pH5.5 を100 μl;酵素溶液100 μl及び酢酸レチノール保存液200 μl を脱塩水500 μl に添加することによっ て行った。混合後、これらの各種溶液を、アルゴン下、37℃で、1又は4時間の いずれかインキュベーションした。その後溶液を凍結乾燥し、かつジュウテリウ ム置換された(deuterated)クロロホルム(メルク社、ドイツ)を添加した。酢酸 レチノールの酢酸部分を除去し、600MHzプロトンNMR を用いて測定した。 脂質の加水分解 エステル化されたビタミンのいくつかの用途においては、脂質分解活性を有す る酵素によるビタミンの再活性が、望ましくない。例えば化粧品に含まれたビタ ミン前駆体の再活性時に、この化粧品に含まれた油分の酵素的分解は避けるべき である。この点で、トリグリセリド油に対する分解作用がないビタミン活性酵素 の効力があることは利点である。前述の酢酸レチノール分解酵素のトリグリセリ ド分解作用を確証するために、これら3種の活性酵素について、乳化したオリー ブ油の加水分解を測定する試験を行った。 ポリビニルアルコール及び水を溶媒とするオリーブ油乳剤を調製した。10ミク ロンよりも大きい油滴は生じなかった。この酵素溶液を添加した後、脂肪酸の酵 素的遊離により生じたpHの降下は、水酸化ナトリウムの一定の滴下により補正し た。pH7.5 及び37℃での所定のインキュベーション時間の後、使用した水酸化ナ トリウムの総量を測定し、かつ脂肪分解活性の(相対)値として使用した。この 方法の詳細は、文書CQA 4047に記載されていて、ギストブロケード社(セクリン 、フランス)に請求し、入手することができる。酵素 脂肪分解活性/酵素g G999 <1 キシランアセチルエステラーゼ 110ピカンターゼ濃縮物 20.000 結論 −リパーゼを含む様々な酵素は、ビタミンA-酢酸塩を脱アセチル化することがで きる。 −G999及びキシランアセチルエステラーゼは、これらの酵素が脱アセチル化活性 と、非常に低い脂肪分解活性を結び付けている点で特に興味深い。更に、これら の酵素に対する天然の基質(すなわちリゾリン脂質及びアセチル化されたキシラ ン)は、通常ヒトの皮膚には生じない。実施例8 結晶プロテアーゼの懸濁液 複数の用量投与システムにおいて、固定されかつ安定化された物質の適当な懸 濁液が、最終組成物への活性物質の均等な投与を確実にするために重要である。 この懸濁法は、固定化された活性物質が沈殿することなく、長期間保存すること ができなければならない。材料 ChiroCLEC-BL、架橋したプロテアーゼ(ズブチリシン)結晶の水溶液は、アルト ラスバイオロジック社(ケンブリッジ、MA、U.S.A.)から入手できる。 カルボポール−ウルトレッツ-10 、増粘剤ポリマーは、BGグッドリッヒ社(ハー グ、オランダ)から入手できる。 ChiroCLEC-BLの均質な懸濁液から、試料4.8gを採取し、遠心分離し、結晶物質 を収集した。上清を除去した後、結晶を脱塩水で1回洗浄し、再度遠心分離し、 その後この結晶を、グリセロール35%、ブチレングリコール35%及びカルボポー ル0.4 %を含有する組成物の最終量10g 中に懸濁した。得られた懸濁液のpHを、 トリエタノールアミンを用いて5.5 に調節した。 均質化した後、この懸濁液を40℃で静置した。この温度で1ヶ月インキュベー ションした後も、結晶の沈殿は認められなかった。この酵素懸濁液の最終的な希 釈により、酵素活性が回復した。実施例9 ジヒドロキシアセトンの安定化 DHA 溶液の安定性を、様々な温度及びpH値、並びに様々な抗酸化剤の添加につ いて、分析した。NMR 分析 DHA 分解産物の同定、更には定量を、ブルーカーAMX-600 分光計を用い、600M Hzの1H振動数で操作して行った。5mm の逆(inverse)プローブを使用した。巨大 な水のシグナルがシンプル予備飽和(simple presaturation)(2s)によって、又は 複合パルスの予備飽和によって抑制された。2秒の遅延は、観察したパルス間で は完全な緩和をもたらさず、従って定量の結果は、半定量的、すなわち系統誤差 が100 %まで生じ得ると考えられた。しかし一連の測定における結果は、有意の 比較として使用することができた。HPLC 分析 一部の試料は、HPLCで分析した。各試料2ml に、20%過塩素酸400 μl を添加 した。下記の装置及び条件を使用した: HPLCポンプ Varian LC 5010 注入量 20μl 検出器 IOTA示差屈折計、Varian UV-5 、215nm カラム Aminex Hpx 87 H300×7.8mm 溶出液 0.01N H2SO4 流量 0.6ml/分 この方法は、シリーズ1の実験のDHA 定量にのみ使用した。50 ℃の水中におけるDHA 分解 D2O 中の0.1Mリン酸(pH7)又は0.1Mピロリン酸(pH5.5 及びpH8.5)のいずれ かの緩衝液を溶媒とする、5%DHA 溶液を調製した。一部にはアスコルビン酸を 添加した。試料は、50℃の炉(stove)の中で7日間までインキュベートした。 結論 −酸性pH条件は、DHA の貯蔵安定性を促進する。 −アスコルビン酸のような還元剤の存在は、DHA の貯蔵安定性に著しい影響は及 ぼさない。様々な条件下、40℃でのDHA の分解 0.2Mピロリン酸緩衝液を溶媒とする、5%DHA 溶液を調製した。全ての試料に 、t-ブタノールを含む、10%D2O を添加し、これを内部標準とした。このt-ブタ ノールの最終濃度は、0.45mg/ml であった。試料番号4及び5は、H2O /グリコ ール=1/1 の混合物中で調製した。更にこれらの試料に10%t-ブタノールを添加 し、試料5には、α−トコフェロール15mg(d1)も添加した。試料を、N2ガス又は 空気で、30分間フラッシュした。これらの条件を、更に下記にまとめた。試料は 、40℃で、35日間保存した。試料組成物及び処理 40 ℃で35日後のDHA 分解 結論 −DHA の著しい安定化は、pHを非常に低い値に調節した場合にのみ認めることが できた。実施例10 シャンプー中のナタマイシン この実施例においては、ナタマイシン含有組成物及びシャンプー組成物を、1: 10の比で、同時に送出するように設計された投与システムの使用について説明し た。 ナタマイシン3水和物11g、キサンタンガム(ケルトロール(登録商標)R D、 ケルコインターナショナル社)1g、乳糖8g、クエン酸0.5g及びクエン酸ナトリウ ム2水和物0.055gを、タービュラー(登録商標)ミキサー中で一緒に混合した。 次にこの混合物全てを、水480ml に懸濁した。得られた懸濁液は、pH4.8 及び純 粋なナタマイシンを2%含有していた。 前述の懸濁液25mlを、このディスペンサーの一方の区画に入れ、他方の区画に はシャンプー組成物225ml を充填した。 使用時、ナタマイシン2000ppm を含有するシャンプー使用量(dosage)が得られ た。実施例11 白癬菌のためのナタマイシン ナタマイシン3水和物110g及びキサンタンガム1gを、蒸留水388ml 中に懸濁し 、その後熱処理により滅菌した。この懸濁液のpHは、6.5 であった。少なくとも 4週間静置した後、沈殿は認められなかった。HPLC分析は、調製直後、及び室温 での保存4週目のナタマイシン含量が、それぞれ、20.1及び20.2重量%であるこ とを示した。 クエン酸1水和物200g及びキサンタンガム4gを、蒸留水876ml 中に溶解し、熱 処理により滅菌した。この溶液のpHは、3.0 であった。 ナタマイシン組成物及びクエン酸溶液の比1:9 を同時に送出するように設計さ れた投与システムを使用すると、各投与量は、ナタマイシン2%を含有していた 。動物の治療のためにナタマイシン200 又は100ppmを含有する溶液を得るために 、この投与量を、水と混合することによって、100 から200 倍に容易に希釈する ことができる。従って、この試料250gを含むディスペンサー(ナタマイシン懸濁 液25g 及びクエン酸溶液225g)は、治療液25〜501 の全量を製造するのに十分で あろう。 安定したナタマイシン含有懸濁液及びクエン酸組成物を同時に送出することが できる、両方の組成物が個別に収容されている投与システムを使用することによ って、少ない投与量の費用効率の高い調製物を簡便にもたらすことができるシス テムが得られた。実施例12 投与システム 2種の個別に収容された非相溶性化合物の同時投与に適した投与システムが周 知である。例えば、図3に概略的に示した投与システム(マプラスト社(イタリ ア)のディスペンサー)は、非相溶性の化合物を分離するための、小さい、2室 の単回使用パウチから、異なる製品区画を使用するチューブ、又は押出可能な、 粘性の比較的不活性の材料を使用するチューブが配置された、多くの製品の一例 である。 図3に示されたディスペンサーは、投与ヘッドCを押すことによって、A及び Bに個別に収容された2種の化合物を同時に投与することができる。投与ヘッド Cを押すと、2個の小さいポンプが作動し、その後2種の化合物のほぼ等量を調 合する。この投与ヘッドのデザインに応じて、これらの化合物を、2個の個別の 流れ又は単に1個の流れのいずれかで投与することができる。 本発明に従って、分取ユニットは、安定化された、水性酵素組成物を、非酵素 含有基礎組成物と共に、例えば1:2 の比で送出できることが必要である。 図2に示されたディスペンサーについて説明すると、これは、投与ヘッドCの 1回の押し下げで、2個のポンプの一方が、他方のポンプの少なくとも2倍量を 投与することができる。 2室単回使用パウチについて説明すると、これは、酵素組成物を含む室が、他 方の室の少なくとも半分の製品容量を有する。 2室チューブについて説明すると、これは、同じ圧力で、酵素を含まない組成 物を入れた容器の放出孔が、他方の容器の放出孔よりも、少なくとも2倍多い製 品の通過をもたらす。 押出可能な材料を用いて区画化されたチューブについて説明すると、これは、 酵素を含まない組成物が、酵素含有製品の少なくとも2倍の容量で、チューブの 内側に存在する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 38/48 A61K 37/547 47/10 37/54 (31)優先権主張番号 96201713.3 (32)優先日 1996年6月21日 (33)優先権主張国 オーストリア(AT) (31)優先権主張番号 96202781.9 (32)優先日 1996年10月3日 (33)優先権主張国 オーストリア(AT) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ, VN (72)発明者 ランベルス ヨハネス ウィルヘルムス ヤコブス オランダ エヌエル−2641エルベー ペイ ナッケル アルテーナ 10

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第一及び第二の水性組成物を個別に含む、投与システムであって; この第一組成物は、生物学的に有効な化合物を含む組成物であり、この生物学 的に有効な化合物は、安定的に配合され; これらの第一及び第二組成物は、投与時に混合されると、最終組成物を生成し ; この最終組成物は、この生物学的に有効な化合物を活性型で適用する効果があ る、投与システム。 2.前記第一及び第二の組成物が、1:1 から1:50の変動する比で、好ましくは1: 2 から1:20の変動する比で、より好ましくは1:5 から1:10の変動する比で調合さ れている、請求項1記載の投与システム。 3.前記第二組成物が、追加の活性成分を含む、請求項1又は2記載の投与シス テム。 4.前記第一組成物が、更に増粘剤を含む、請求項1〜3のいずれか1項記載の 投与システム。 5.前記生物学的に有効な化合物が、粒子の形状で配合された、請求項1〜4の いずれか1項記載の投与システム。 6.前記粒子が、結晶である、請求項5記載の投与システム。 7.前記第一組成物が、更に水性組成物中で三次元網目構造を形成する増粘剤を 含む、請求項5又は6記載の投与システム。 8.前記生物学的に有効な化合物が酵素である、請求項1〜4のいずれか1項記 載の投与システム。 9.前記酵素が、粒子の形状で配合された、請求項8記載の投与システム。 10.前記粒子の形状が、固形担体への酵素の固定によって得られる、請求項9記 載の投与システム。 11.前記粒子の形状が、酵素の結晶化によって得られる、請求項9記載の投与シ ステム。 12.前記第一組成物が、更に水性組成物中で三次元網目構造を形成する増粘剤を 含む、請求項9〜11のいずれか1項記載の投与システム。 13.前記第二組成物が、その第一組成物中の酵素のための前活性基質を含む、請 求項8〜12のいずれか1項記載の投与システム。 14.前記前活性基質が、ビタミン前駆体である、請求項13記載の投与システム。 15.前記酵素組成物が、高濃度のポリオールと共に安定して配合された、請求項 8〜14のいずれか1項記載の投与システム。 16.前記ポリオールが、濃度20〜90%で、好ましくは濃度30〜90%、より好まし くは濃度40〜90%、更により好ましくは濃度50〜90%、最も好ましくは濃度60〜 80%で使用される、請求項15記載の投与システム。 17.前記酵素がプロテアーゼである、請求項8〜16のいずれか1項記載の投与シ ステム。 18.前記酵素が、短鎖のアシル基、好ましくは炭素原子が10個未満の短鎖のアシ ル基に選択性を有するエステラーゼである、請求項8〜16のいずれか1項記載の 投与システム。 19.前記酵素がホスファターゼである、請求項8〜16のいずれか1項記載の投与 システム。 20.前記ホスファターゼがフィターゼである、請求項19記載の投与システム。 21.前記生物学的に有効な化合物が、ポリエンマクロライド系抗生物質である、 請求項1〜7のいずれか1項記載の投与システム。 22.前記ポリエンマクロライド系抗生物質が、ナタマイシンである、請求項21記 載の投与システム。 23.前記生物学的に有効な化合物が、ジヒドロキシアセトンである、請求項1〜 7のいずれか1項記載の投与システム。 24.生物学的に有効な化合物を含有する組成物を物理的に安定化する方法で、こ の生物学的に有効な化合物が粒子の形状で配合され、水性組成物中で三次元網目 構造を形成する増粘剤を、この組成物に添加する方法。 25.生物学的に有効な化合物を含む水性組成物で、この生物学的に有効な化合物 が、請求項1〜23のいずれか1項記載の投与システムにおいて使用するために、 安定的に配合された組成物。 26.生物学的に有効な化合物の局所適用のための、請求項1〜23のいずれか1項 記載の投与システムの使用。
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