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JPH1143237A - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

Info

Publication number
JPH1143237A
JPH1143237A JP20047197A JP20047197A JPH1143237A JP H1143237 A JPH1143237 A JP H1143237A JP 20047197 A JP20047197 A JP 20047197A JP 20047197 A JP20047197 A JP 20047197A JP H1143237 A JPH1143237 A JP H1143237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
sheet
roller
separation
path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP20047197A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Yamazaki
山崎  勝也
Tsutomu Sato
力 佐藤
Yasuo Fukatsu
康男 深津
Takayuki Fujii
隆行 藤井
Yuzo Matsumoto
祐三 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP20047197A priority Critical patent/JPH1143237A/ja
Publication of JPH1143237A publication Critical patent/JPH1143237A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来より原稿搬送間隔を小さくできる原稿搬
送装置を提供する。 【解決手段】 第1原稿搬送手段の分離モータ100に
流す電流をPWM駆動信号3008により制御する定電
流回路3000を設け、分離モータ100に流れる電流
を任意に可変制御可能にする。電流検出回路3002に
より分離モータ100に流れた電流を検出すると共にP
WM駆動信号3008を制御し、分離モータ100の印
加電圧を任意に制御可能にする。分離モータ100を制
御可能にしたので分離モータ100の駆動速度によらず
に分離モータ100の起動に要する時間を安定化するこ
とが可能で、搬送モータと同期して分離モータ100の
起動をするとき安定した時間で起動可能となる。異なる
分離モータ100と搬送モータ101で動作する異なる
駆動ローラにまたがってシート原稿の搬送が可能とな
り、異なる駆動ローラ間隔を小さく設計することが可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像読み取り部の所
定位置に原稿を搬送・載置する原稿搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写装置やファクシミリ装置等の
画像形成装置に対して原稿を搬送・載置する原稿搬送装
置においては、原稿搬送装置に設けられた原稿トレイ上
に積載された原稿束から随時原稿を1枚ずつ分離し、画
像形成装置の画像読み取り部の所定位置に原稿を搬送・
載置しているが、その搬送・載置する構成として、以下
の様な構成が採用されている。
【0003】まず、第1の従来例としては、原稿トレイ
上に積載された原稿束から随時原稿を第1の原稿搬送手
段により1枚ずつ分離して第2の原稿搬送手段まで搬送
し、第1の原稿搬送手段により分離・給紙された原稿を
第2の原稿搬送装置により画像形成装置の画像読み取り
部の所定位置に搬送・載置する構成をとるという原稿搬
送装置が知られている。
【0004】上記構成をとる原稿搬送装置を備えた画像
形成装置においては、上記の第2の原稿搬送手段によ
り、その画像形成装置の画像読み取り部に原稿を搬送・
載置した後、その画像形成装置の画像入力部が載置され
た原稿を走査することによって、画像読み込みを行い、
その画像形成装置のプリンタ部によりシート(シート状
記録媒体,例えば用紙)への画像複写が行われている。
【0005】また、上記従来例とは異なる以下の構成に
より画像形成装置のシートへの画像複写動作の高速化を
実現した第2の従来例として以下のものが知られてい
る。
【0006】シートへの画像複写動作の高速化を実施す
るためにその原稿搬送装置は、上記の第1の従来例と同
様に、原稿トレイ上に積載された原稿束から随時原稿を
1枚ずつ分離・給紙する第1の原稿搬送手段を備え、第
1の原稿搬送手段により分離・給紙された原稿を第2の
原稿搬送手段により画像形成装置の画像読み取り部の所
定位置に搬送するという構成をとっている。しかし、画
像形成装置の画像読み取り部で画像を読み取る方法とし
て、上記第1の従来例では第2の原稿搬送手段により画
像形成装置の画像入力部に原稿を搬送・載置した後に、
画像入力部が載置された原稿を走査することによって画
像読み込みを行っているのに対して、第2の従来例にお
いては、画像入力部を画像形成装置の任意の位置に固定
しておき、第2の原稿搬送手段により画像入力部上を任
意の速度で原稿を搬送することで、第1の従来例で行わ
れていた画像入力部の画像走査動作を省き、画像読み取
り動作の高速化ならびに、その画像形成装置によるシー
トへの画像複写動作の高速化が図られていた。
【0007】また、このような構成をとる第2の従来例
においては、原稿トレイ上の原稿を分離・搬送する第1
の原稿搬送手段と第2の原稿搬送手段とは、それぞれ分
離動作、原稿搬送動作、画像読み取り動作等において、
各々独立して制御が行われていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た第2の従来例における原稿搬送装置においては、原稿
トレイ上に積載された原稿束から随時原稿を1枚ずつ分
離する第1の原稿搬送手段と、第1の原稿搬送手段によ
り分離された原稿を画像形成装置の画像読み取り部に搬
送する第2の原稿搬送手段とが各々独立して制御が行わ
れていたため、その原稿分離手段である第1の原稿搬送
手段と、画像入力部へ原稿を搬送する第2の原稿搬送手
段とにまたがって原稿を搬送することは困難であった。
そのため、原稿分離・搬送間隔は、上述した原稿分離・
搬送手段である第1の原稿搬送手段と原稿を画像読み取
り部へ搬送する手段である第2の原稿搬送手段との間隔
により制約を受けることになり、原稿の搬送間隔を小さ
くすることが困難であった。
【0009】つまり、従来技術では第1の原稿搬送手段
で原稿分離を行っている時は、第2の原稿搬送手段が停
止していたり、その逆の動作もあり、原稿分離間隔及び
画像入力部上を原稿を搬送する間隔(以下、原稿搬送間
隔という)を小さくすることはできなかった。
【0010】また、原稿搬送間隔を小さくできないこと
は、これら原稿搬送装置を備えた画像形成装置における
複写間隔を小さくできず、複写速度の高速化の妨げにな
るという解決すべき課題があった。
【0011】本発明の目的は、上述の点に鑑みて、従来
の原稿搬送装置に比べて原稿搬送間隔を小さくできる原
稿搬送装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、第1の駆動源を用いて原稿を搬
送する第1の原稿搬送手段と、原稿搬送方向に対して前
記第1の原稿搬送手段の下流に位置し該第1の原稿搬送
手段により搬送されてきた原稿を該第1の原稿搬送手段
とは駆動源が異なる第2の駆動源を用いて搬送する第2
の原稿搬送手段と、前記第1の原稿搬送手段と前記第2
の原稿搬送手段とを用いて原稿を搬送する時に該第1の
原稿搬送手段の原稿搬送速度が該第2の原稿搬送手段の
原稿搬送速度と一致するように前記第1の駆動源を制御
する第1の制御手段と、前記第1の原稿搬送手段の起動
時の加速度を原稿搬送速度に応じて制御する第2の制御
手段とを具備することを特徴とする。
【0013】ここで、前記第2の制御手段は前記第1の
駆動源の起動電流を制御するとすることができる。
【0014】さらに、前記第2の制御手段は前記第1の
駆動源の起動電圧を制御するとすることができる。
【0015】さらに、前記第2の制御手段は、前記第1
の駆動源の起動時間を計測する計測手段と、該計測手段
の計測結果に応じて該第1の駆動源の起動電流を可変に
する電流制御手段とを有するとすることができる。
【0016】さらに、前記第2の制御手段は、前記第1
の駆動源の起動時間を計測する計測手段と、該計測手段
の計測結果に応じて該駆動源の起動電圧を可変にする電
圧制御手段とを有するとすることができる。
【0017】さらに、前記第1の駆動源はDCモータで
構成されるとすることができる。
【0018】さらに、前記第1の駆動源は原稿トレイ上
に載置されたシート状の原稿を1枚ずつ分離して搬送す
る分離ローラを駆動する分離モータであるとすることが
できる。
【0019】さらに、前記第2の制御手段は、前記分離
モータに流す電流を原稿搬送速度に対応するPWM駆動
信号により制御する定電流回路と、該分離モータに流れ
た電流を検出する電流検出回路と、該電流検出回路によ
り検出された電流に応じて前記PWM駆動信号を制御
し、該分離モータの印加電圧を可変制御するPWM制限
回路とを有するとすることができる。
【0020】さらに、前記第2の原稿搬送手段は原稿読
み取り部の所定位置に原稿を搬送する原稿搬送手段であ
るとすることができる。
【0021】さらに、前記第1の制御手段は、前記原稿
の搬送速度を検出するセンサとカウンタ手段を有すると
することができる。
【0022】本発明では、原稿を1枚ずつ分離・搬送す
る第1の原稿搬送手段と原稿読み取り部の所定位置に原
稿を搬送する第2の原稿搬送手段とを備えた原稿搬送装
置において、第1の原稿搬送手段の原稿搬送速度が第2
の原稿搬送手段の原稿搬送速度と一致するように第1の
制御手段により制御し、第1の原稿搬送手段の起動時の
加速度を第2の制御手段で制御し、第1の原稿搬送手段
の原稿搬送速度、さらには第1の原稿搬送手段の起動時
間に応じて、第1の原稿搬送手段の起動電流もしくは起
動電圧、さらには起動電流・電圧共に、電流制御手段及
び電圧制御手段により可変に制御しているので、第1の
原稿搬送手段の原稿搬送速度によらずに第1の原稿搬送
手段の起動時間を安定的に一定時間に制御可能にでき
る。また、第1の原稿搬送手段と第2の原稿搬送手段と
を用いて原稿を搬送する時は、第1の原稿搬送手段の原
稿搬送速度が第2の原稿搬送手段の原稿搬送速度と一致
するように制御しているので、第1の原稿搬送手段と第
2の原稿搬送手段の間隔によらずに原稿搬送間隔を任意
に可変設定でき、これにより従来の原稿搬送装置に比べ
て原稿間隔をより小さくできる。
【0023】さらには、原稿搬送間隔を小さくして原稿
を画像形成装置の画像読み取り部の所定位置に搬送・載
置することが可能となることで、画像形成装置を備えた
画像形成装置において、画像形成(複写)間隔をも小さ
くすることが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0025】(装置全体の説明)図1は本発明を適用し
た原稿搬送装置と、この原稿搬送装置を搭載した一般的
な画像形成装置の構成を示す。ここで、1は周知の複写
機本体であって画像入力部200(以下、リーダ部とい
う)と画像出力部300(以下、プリンタ部という)に
より構成されており、2は本発明の実施形態の原稿搬送
装置(以下、ADFという)である。
【0026】(リーダ部の説明)リーダ部200は、シ
ート原稿に記録された画像情報を光学的に読み取り、光
電変換して画像データとして入力するものであって、後
述のADF2の幅広ベルト7と当接するプラテンガラス
(以下、プラテンという)3、ランプ202と第1ミラ
ー203とを備えたスキャナーユニット204、第2ミ
ラー205、第3ミラー206、レンズ207、イメー
ジセンサ208等を有している。
【0027】(プリンタ部の説明)プリンタ部300は
周知の画像形成手段である。このプリンタ300の内部
機構は次の通りである。
【0028】301は画像形成されるシート(用紙)を
格納する上段カセットであって、このカセット内のシー
トは分離爪(図示しない)と給送ローラ302の作用に
よって1枚ずつ分離されてレジストローラ303に導か
れる。同様に、304は画像形成されるシートを格納す
る下段カセットであって、このカセット内のシートは分
離爪(図示しない)と給送ローラ305の作用によって
1枚ずつ分離されてレジストローラ303に導かれる。
306は画像形成されるシートを載置可能な手差しトレ
イであって、この手差しトレイに差し入れられたシート
が1枚ずつローラ307を介してレジストローラ303
に導かれる。308は画像形成されるシートを多数枚格
納するシート積載装置(以下カセットデッキという)で
あって、モータ等(図示しない)により昇降する中板3
08aを備え、この中板上のシートは分離爪(図示しな
い)と給送ローラ309の作用により1枚ずつ分離さ
れ、搬送ローラ310を経てレジストローラ303に導
かれる。
【0029】311は感光ドラム、312は現像器、3
13は転写帯電器、314は分離帯電器であり、これら
によりプリンタ300の画像形成部を構成しており、上
記リーダ200で読み込まれた画像データをもとに、シ
ート上に画像複写動作を行う。
【0030】315は画像形成されたシートを搬送する
搬送ベルト、316は定着装置、317は搬送ローラ、
318はフラッパーであり、フラッパー318は排出ロ
ーラ319へのシート搬送パスと、後述の中間トレイ3
21へのシート搬送パスの切り替えを行う。
【0031】画像形成されたシートはフラッパー318
によって排出ローラ319に導かれ、ソーター320内
に搬送される。ソータ320は、ノンソートトレイ32
0a、ソートビントレイ320b、ノンソートトレイ排
出ローラ320c、ソートビントレイ排出ローラ320
dを有し、ノンソートトレイ320aとソートビントレ
イ320bが昇降することによって、画像形成されたシ
ートを区分けすることが可能である。尚、ソーター32
0に代わって排出トレイ(図示しない)を装着する場合
もある。
【0032】さらに、図1に示すプリンタ300は、同
一のシートの両面に画像を形成することや、同一のシー
トの片面に複数の画像を形成することが可能な両面複写
手段を備えており、以下にその構成を説明する。
【0033】321は中間トレイであって、上記のフラ
ッパー318及び搬送ローラ322を経て、一度画像が
形成されたシートを一次保存する。323は搬送ベル
ト、324はフラッパー、325は搬送ベルト、326
は搬送ローラである。
【0034】同一のシートの両面に画像を形成する場合
は、搬送ローラ322、搬送ベルト323,325、パ
ス327及び搬送ローラ326を通って中間トレイ32
1にシートを搬送する。この時、シートに形成された画
像は上を向いている。一方、同一のシートの片面に複数
の画像を形成する場合は、搬送ローラ322、搬送ベル
ト323、パス328を通って中間トレイ321にシー
トを搬送する。この時、シートに形成された画像は下を
向いている。
【0035】補助ローラ329,330、正逆転分離ロ
ーラ対331の作用により、中間トレイ321に積載さ
れているシートは、それらシートの下方から1枚ずつ分
離されて、搬送ローラ332,333,334及び搬送
ローラ310、レジストローラ303を介して上記の画
像形成部へ再度搬送される。その後の画像形成方法及び
画像形成後の処理は前述と同様に行われ、シートはソー
タ320や排出トレイ(図示しない)に排出される。
【0036】(ADFの概略説明)ADF2には、シー
ト原稿を載置するための原稿トレイ4が設けられてお
り、原稿トレイ4に載置されたシート原稿は、その最上
紙から順に後述の分離手段によって1枚ずつ分離搬送さ
れる。さらに、シート原稿は幅広ベルト7により上記プ
リンタ200のプラテン3上の所定位置に搬送載置さ
れ、プリンタ200のスキャナユニット204によって
シート原稿の画像の読み取りが行われた後に、排紙トレ
イ10に排出する。
【0037】また、本発明におけるADF2は、原稿ト
レイ4上に載置された原稿シートの表裏を反転させて、
自動的にプラテン3上の所定位置に搬送載置可能な後述
の原稿反転手段も備えている。
【0038】(ADF2の詳細な説明)図2はADF2
のパスを示し、図3はADF2の駆動系を示す。また、
図4から図7はADF2の分離部の構成と使用態様を示
し、図4は給送ローラ5が最上位置のとき、図5は給送
ローラ5が最下位置のとき、図6は給送ローラ5が待機
位置のとき、図7は給送ローラ5が原稿着地位置のとき
を示す。図8はADF2の分離部の平面図である。次
に、図1および図2乃至図7を参照してADF2の詳細
を説明する。
【0039】(原稿トレイ4の説明)図1に示す原稿ト
レイ4には、1対のシート原稿幅規制板(図示しない)
がシート原稿の幅方向にスライド自在に配置されてい
て、このシート原稿幅規制板により原稿トレイ4に載置
されるシート原稿の幅方向を規制して、シート原稿を給
送ローラ5で給送する時の安定性が確保されている。
【0040】図3に示すように、原稿トレイ4のシート
原稿搬送方向の下流端部には、回動するストッパ21が
配設されており、原稿トレイ4上に載置されたシート原
稿が、この突出したそのストッパ21により規制され
て、シート原稿を原稿トレイ4上に載置する時に、シー
ト原稿がシート原稿搬送方向下流に進出できないように
構成されている。
【0041】(原稿トレイ4上のセンサの説明)図3に
示すように、ストッパ21のシート原稿搬送方向の上流
部近傍には、原稿トレイ4上にシート原稿が載置された
ことを検出する透過型の光センサである原稿検知センサ
対40a及び40bが設けられている。また、原稿トレ
イ4の中程には、載置されたシート原稿がハーフサイズ
(スモールサイズ)原稿か否かを判定するために、反射
型の光センサである原稿後端検知センサ41が設けられ
ている。この原稿後端検知センサ41はストッパ21か
ら225mmの距離に位置しており、ハーフサイズ(ス
モールサイズ)原稿よりも大きなシート原稿が原稿トレ
イ4上に載置された場合にオンする。この原稿後端検知
センサ41のオン/オフ状態によって、原稿トレイ4上
のシート原稿がハーフサイズ(スモール)原稿か否かを
判定される。
【0042】上記原稿検知センサ対40a,40bと上
記原稿後端検知センサ41との間には、反射型の光セン
サである最終原稿検知センサ43が設けられており、最
終原稿検知センサ43により原稿トレイ4上からシート
原稿を搬送中に、シート原稿が原稿トレイ4上の最終シ
ート原稿であるか否かを判定できるようになっている。
更に、原稿トレイ4上に載置されたシート原稿の幅方向
の長さ検知を、上記シート原稿幅規制板(図示しない)
に設けられた原稿幅検知センサ44で行っている。
【0043】(シート原稿分離・搬送部の説明)原稿ト
レイ4のシート原稿搬送方向の上方には、図4に示すよ
うに、分離搬送ローラ8の回転中心C1に対して揺動す
る昇降アーム51があり、この昇降アーム51の前後に
は支板51a,51bが設けられている。またこの支板
51a,51bに貫通支持されるアーム軸51cも設け
られている。
【0044】図4に示す揺動アーム53,57は、昇降
アーム51と同様に、上記分離搬送ローラ8の回転中心
C1に対して揺動するが、そのアーム軸51cによって
揺動規制される。さらに揺動アーム53,57の先端に
は給紙ローラ5が設けられている。
【0045】給紙ローラ5は、通常図4に示すように、
揺動アーム53,57と共にアーム軸51cによって抑
止されていて、分離上ガイド板52(ピン51gにより
抑止されている)より上方に待避している位置をとり
(ホームポジション)、原稿トレイ4上へのシート原稿
を載置する作業を阻害しないようにしている。
【0046】図8は図4の平面構造を表したものであ
る。図8に示すように、昇降アーム51は揺動モータ1
03(ステッピングモータ)で駆動されており、分離搬
送ローラ8の回転軸中心C1を中心に揺動し、図4の位
置(最上方)から図5の位置(最下方)の任意の位置に
移動及び停止可能となっている。
【0047】また、図7に示すように、原稿トレイ4上
のシート原稿を搬送する時に、上記給紙ローラ5は、回
転中心軸C1を中心に回転移動する揺動アーム53,5
7の移動と共に自重で降下し、給紙ローラ5はシート原
稿の最上紙に着地して停止する。この状態で給紙ローラ
5を回転させることによってシート原稿の最上紙から、
シート原稿を1枚ずつ順次分離し搬送可能にしている。
この時、分離上ガイド板52はストッパー(図示しな
い)により図中破線の位置に抑止される。
【0048】図7の状態において、揺動アーム53,5
7を支持していたアーム軸51cは、給紙ローラ5が原
稿面上に着地した時点で揺動アーム53,57との係合
が解除される。この時、揺動アーム53,57、昇降ア
ーム51の相対的な位置関係にずれが発生し始める。こ
のずれ量は、揺動アーム53,57の一部分である第1
揺動アームフラッグ54、第2揺動アームフラッグ55
により,昇降アーム1に取り付けられた第1揺動位置セ
ンサ46、第2揺動位置センサ47を遮断することによ
り、昇降アーム51が停止制御をうけると共に、揺動ア
ーム53,57も停止制御をうけることで、止る。この
状態で、揺動アーム53,57及び給紙ローラ5は原稿
トレイ4上に積載されたシート原稿に自重載置状態にな
り、シート原稿に常に安定した給送力を付与することが
可能となる。
【0049】更に、昇降アーム51の上方には、図4に
示すように、透過型の光センサである給紙ローラホーム
センサ45が固定支板56に取り付けられており、昇降
アーム51に設けられた昇降アームフラグ51dが給紙
ローラホームセンサ45のセンサ光路を遮光したとき
に、昇降アーム51がホームポジションである待機位置
にあると検知する。
【0050】また、前述したように、昇降アーム51上
にはこれと一体で動く第1揺動位置センサ46及び第2
揺動センサ47が設けられており、揺動アーム53,5
7の降下方向に延びて形成された第1揺動アームフラグ
54、第2揺動アームフラグ55を検出できるようにし
ている。
【0051】図6の状態は、給送ローラ5がシート原稿
の連続給紙時の待避ポジション位置にあり、揺動アーム
53,57はホームポジション(図4の状態)まで戻る
必要がないので、シート原稿から給送ローラ5が最低量
(3から5mm程度)離間した位置に中間停止するよう
に制御される。
【0052】ADF2は以上の構成をとることによっ
て、給紙ローラ5の移動量を最小限に押さえることが可
能になり、給紙ローラ5のシート原稿上への着地振動が
少なくなり、給紙性能向上に寄与する。さらには、次の
シート原稿の給紙開始までの時間を最短にすることが可
能となり、給紙間隔を短縮した給紙制御が可能となる。
【0053】給紙ローラ5は、シート原稿上に着地した
ときの衝撃によるバウンド状態で給送動作を開始する
と、前後の給送ローラのシート原稿に対する圧力バラン
スがくずれ、原稿給紙時の斜行を発生させる可能性が大
きくなる。しかし、本例では図8のように、幅方向に複
数個配置された給送ローラ5が、各々が独立懸架構成を
とり、シート原稿にイコライズしやすくなっているた
め、原稿給紙時の斜行を発生させる可能性が少なくな
り、給紙性能の向上を計ることが可能である。
【0054】ストッパ21の搬送方向の下流には、周知
の分離ベルト6と分離搬送ローラ8(以下まとめて分離
部という)及び第1給送ローラ16が設けられており、
その各々が図4の矢印の方向に回転することによって、
給送ローラ16で搬送されたシート原稿の分離動作を行
う。
【0055】(シート原稿搬送パスの説明)図2に示す
ように、上記原稿トレイ4から上記リーダ200のプラ
テン3にかけて第1シート原稿給送路(a)、第2シー
ト原稿給送路(b)、第3シート原稿給送路(c)が構
成されており、これらシート原稿給送路は屈曲(下方に
わん曲)してそのプラテン3上のプラテン搬送路(d)
につながって、原稿トレイ4上からシート原稿をプラテ
ン3上に搬送し載置する。この搬送路を通常シート原稿
給紙パスと称する。
【0056】さらに、第2シート原稿給送路(b)から
第1シート原稿反転給送路(h),第2シート原稿反転
給送路(f)、第3シート原稿反転給送路(i)が構成
されており、原稿トレイ4上から、これらシート原稿反
転給送路(h)、(f)、(i)にシート原稿を搬送
し、スイッチバックしてシート原稿給排路(e)をシー
ト原稿が通ることでシート原稿の表裏が反転され、プラ
テン3上のプラテン搬送路(d)へ搬送し載置する。こ
の搬送路をプレ反転シート原稿給紙パスと称する。
【0057】また、第2シート原稿反転給送路(f)か
ら、第3シート原稿反転給送路(i)とは別のシート原
稿反転路(g)が分岐され、第2シート原稿給送路
(b)と合流するように構成されており、プラテン3上
のプラテン搬送路(d)にあるシート原稿を、シート原
稿給排路(e)、シート原稿反転給送路(f)、シート
原稿反転路(g)、シート原稿給送路(c)を通してス
イッチバック搬送することにより、シート原稿の表裏反
転を行い、再びプラテン3上のプラテン搬送路(d)に
搬送し載置することができるようにしている。この搬送
路を反転シート原稿給紙パスと称する。
【0058】プラテン3上のシート原稿を、リーダ20
0のスキャナーユニット204で画像読み取りが終了し
た後、プラテン上のプラテン搬送路(d)及び図1に示
すシート原稿排紙路(k)を通して排紙トレイ10に排
出する。この搬送路をシート原稿排紙パスと称する。
【0059】さらに、本発明のADF2には、図1に示
すように、開閉式の手差し原稿トレイ14が設けられて
おり、手差し原稿トレイ14にセットされた原稿(1枚
原稿)を手差し搬送路(k)を通してプラテン3上のプ
ラテン搬送路(d)に搬送し載置することができる。こ
の搬送路を手差しシート原稿給紙パスと称する。
【0060】(ローラ配置の説明)次に、図1及び図2
を参照して、上記各シート原稿搬送パスと各々のローラ
の配置構成について説明する。
【0061】上記第1シート原稿搬送路(a)は、給紙
ローラ5により搬送されたシート原稿を、分離ベルト6
及び分離給送ローラ8からなる分離部により、下流方向
に搬送する搬送路である。第1シート原稿搬送路(a)
と第2シート原稿給送路(b)の間には第1給送ローラ
16が設けられており、この第1給送ローラ16は、上
記分離部から送られてくるシート原稿を拘束し、シート
原稿が斜行して搬送されることを防止している。また、
上記分離搬送ローラ8にはワンウェー機構が備えられて
おり、上記分離部で分離されたシート原稿が第1給送ロ
ーラ16により分離部から引き抜かれる時の負荷を軽減
している。
【0062】第2シート原稿搬送路(b)と第3シート
原稿搬送路(c)の間には、第2給送ローラ9が配設さ
れており、この第2給送ローラ9は、ここに到達したシ
ート原稿に所定量のループを形成して、シート原稿の斜
行を補正及び防止している。第1シート原稿反転給送路
(h)、第2シート原稿反転給送路(f)、第3シート
原稿反転給送路(i)間には、第1反転ローラ17及び
第2反転ローラ18が設けられており、シート原稿の表
裏を反転させるべくループ状に構成され、これらシート
原稿反転給送路(h)、(f)、(i)でシート原稿を
搬送することで、シート原稿の表裏が反転され搬送され
る。
【0063】さらにADF2には、図1に示すように、
手差し給紙ローラ13が設けられており、手差し原稿ト
レイ14にセットされたシート原稿を手差し給紙ローラ
13によりプラテン3上のプラテン搬送路(d)へ給紙
する。手差し給紙ローラ13とプラテン3上のプラテン
搬送路(d)の間には手差しレジストローラ11が設け
られており、この手差しレジストローラ11により、手
差し原稿トレイ14から給紙されたシート原稿に所定量
のループを形成し斜行を補正及び防止している。また手
差しレジストローラ11はプラテン3上のプラテン搬送
路(d)からのシート原稿排紙の中継を行っている。シ
ート原稿排紙路(k)には排紙ローラ12が設けられて
おり、排紙されてきたシート原稿を排紙ローラ12によ
り排紙トレイ10に排出する。
【0064】(パス内フラッパの説明)図2及び図3を
参照して、シート原稿搬送路上の各フラッパの位置とそ
のフラッパの動作について説明する。
【0065】第2給送ローラ9のシート原稿搬送方向の
下流には反転給紙フラッパ22が設けられており、反転
給紙フラッパ22によりシート原稿給送路(c)とシー
ト反転給送路(f)の切り替えを行う。反転給紙フラッ
パ22は、シート原稿反転給送路(h)およびシート原
稿反転給送路(f)を通してシート原稿反転給送路
(i)へシート原稿を搬送する場合は図2、図3の実線
位置に位置し、シート原稿給送路(c)を通してプラテ
ン3上のプラテン搬送路(d)へシート原稿を搬送する
場合は図2、図3の鎖線位置に位置する。
【0066】第2反転ローラ18のシート原稿搬送方向
の下流には反転フラッパ23が設けられており、この反
転フラッパ23によりシート原稿反転給送路(i)とシ
ート原稿反転路(g)の切り替えを行う。シート原稿給
送路(b)、シート原稿反転給送路(h)から搬送され
てくるシート原稿を表裏反転する場合は反転フラッパ2
3は図2、図3の実線位置に位置し、プラテン3上のプ
ラテン搬送路(d)からのシート原稿をシート原稿給排
路(e)、シート原稿反転給送路(f)、シート原稿反
転路(g)を通して反転させる場合は図2、図3の鎖線
位置に位置する。
【0067】第1反転ローラ17のシート原稿搬送の上
流近傍にあるシート原稿反転給送路(h)とシート原稿
給排路(e)との合流部には一方向フラッパ24(マイ
ラー等でもよい)が設けられており、この一方向フラッ
パ24はシート原稿をシート原稿反転給送路(h)から
シート原稿反転給送路(f)へ搬送する際のガイドの役
割を果たすと共に、シート原稿をシート原稿反転路
(g)、シート原稿反転給送路(f)からシート原稿給
排路(e)を通してプラテン3上のプラテン搬送路
(d)に搬送する場合はシート原稿がシート原稿反転給
送路(h)へ逆進入するのを防止している。
【0068】シート原稿反転給排路(e)のプラテン3
の近傍には反転給紙フラッパ22と連動で動く給排フラ
ッパ25が設けられており、この給排フラッパ25はシ
ート原稿給排路(e)からプラテン3上のプラテン搬送
路(d)にシート原稿を搬送する場合には図2、図3の
実線位置にあり、プラテン3上のプラテン搬送路(d)
に進入するシート原稿の先端がプラテン3の端部と衝突
するのを防止している。また、給排フラッパ25はプラ
テン3上のプラテン搬送路(d)からシート原稿給排路
(e)にシート原稿を搬送する場合は、図2、図3の鎖
線の位置に位置してプラテン3上のプラテン搬送路
(d)からのシート原稿をすくい取ることができるよう
にしている。
【0069】プラテン3と手差しレジストローラ11の
間には、図3に示すように排紙フラッパ26が設けられ
ており、この排紙フラッパ26は手差しシート原稿搬送
路(k)からプラテン3上のプラテン搬送路(d)にシ
ート原稿を搬送する場合には、図3の実線位置にあって
プラテン3上のプラテン搬送路(d)に進入するシート
原稿の先端がプラテン3の端部と衝突するのを防止して
いる。また排紙フラッパ26はプラテン3上からシート
原稿排紙路(j)にシート原稿を排出する場合には図3
の鎖線位置に位置して、プラテン3上のプラテン搬送路
(d)から搬送されてくるシート原稿をすくい取ること
が出来るようにしている。
【0070】シート原稿排紙路(j)と手差しシート原
稿搬送路(k)との合流部には、図3に示すように一方
向の手差しフラッパ27が設けられており、この一方向
の手差しフラッパ27はプラテン3上のプラテン搬送路
(d)からシート原稿を排出する際に、手差しシート原
稿搬送路(k)にシート原稿が入り込むのを防止してい
る。
【0071】手差し給紙ローラ13のシート原稿搬送方
向の下流近傍には、図3に示すように手差しシャッタ2
8が設けられており、複写終了したシート原稿をプラテ
ン3上のプラテン搬送路(d)から排出中に、手差し原
稿トレイ14にセットされた手差しシート原稿が手差し
レジストローラ11に進入するのを手差しシャッタ28
により防止する。この時、手差し給紙ローラ13とシー
ト原稿がスリップするように、その手差し給紙ローラ1
3の搬送力は低く設定されている。
【0072】(パス内センサ配置)次に、図2及び図3
を参照して、シート原稿搬送路上の各センサの位置とそ
のセンサの動作について説明する。
【0073】分離搬送ローラ8と第1給送ローラ16と
の間には、透過型の光センサである分離センサ30が設
けられており、この分離センサ30により分離搬送ロー
ラ8で搬送されてきたシート原稿を検出する。また、分
離センサ30とシート原稿搬送方向に同じ位置で横方向
に所定距離離れた位置に、同じく透過型の光センサであ
る斜行検知センサ31が併設されており、この斜行検知
センサ31は分離センサ30と協働して、給送されてき
たシート原稿の斜行量を検出できるようにしている。
【0074】第1給送ローラ16のシート原稿搬送方向
の下流にはフラグ移動によりシート原稿を検出する混載
検知センサ32が設けられており、この混載検知センサ
32により原稿トレイ4上のセンサと合わせて、シート
原稿搬送中に異なるサイズのシート原稿が原稿トレイ4
にセットされていることを検出できるようにしている。
【0075】第2給送ローラ9のシート原稿搬送方向の
上流には、透過型の光センサであるレジ前センサ35が
配設されていて、第1シート原稿給送路(a)、第2シ
ート原稿給送路(b)、第3シート原稿給送路(c)及
びシート原稿反転路(g)のいずれかの搬送路を通過し
たシート原稿の先端及び後端をレジ前センサ35により
検知する。また、給送ローラ9のシート原稿搬送方向の
下流には、同じく透過型の光センサであるレジ後センサ
39が配設されていて、このにレジ後センサ39よりシ
ート原稿の先端及び後端を検出することによってシート
原稿の停止位置を制御する。
【0076】シート原稿給排路(e)には、透過型の光
センサである反転センサ50が配設されており、プラテ
ン3上のプラテン搬送路(d)から排出されたシート原
稿、またはプラテン3上のプラテン搬送路(d)に進入
するシート原稿を反転センサ50により検出する。シー
ト原稿反転給送路(i)には、フラグ移動によってシー
ト原稿を検出する反転検知センサ33が設けられてお
り、反転フラッパ23の切り替えによってシート原稿が
シート原稿反転給送路(i)に導かれたことを反転検知
センサ33により検出している。
【0077】手差しレジストローラ11のシート原稿排
紙方向の下流には、透過型の光センサである手差しレジ
ストセンサ34が設けられており、この手差しレジスト
センサ34により手差しシート原稿搬送路(k)からの
シート原稿を検出するとともに、プラテン3上のプラテ
ン搬送路(d)からシート原稿排出路(j)へ排出され
るシート原稿を検出する。手差し給紙ローラ13の手差
し原稿トレイ14側にはフラグ移動によってシート原稿
を検出する手差し原稿検知センサ60が設けられてお
り、この手差し原稿検知センサ60により手差し原稿ト
レイ14上にシート原稿がセットされたことを検出す
る。
【0078】(駆動系統の説明)次に、本発明のADF
2の駆動系について、主として図3を参照して説明す
る。
【0079】図3は、各搬送ローラ及びフラッパを駆動
するためのモータ及びソレノイド類を示す駆動系統図を
示している。
【0080】符号100は分離モータを示しており、本
実施形態ではDCブラシモータを用いている。分離モー
タ100のモータ軸上には複数のスリットからなるクロ
ック板100aが設けられており、分離モータ100の
回転でクロック板100aが回転したとき、そのスリッ
トを透過する透過型の光センサである分離クロックセン
サ100bによってモータ回転数に比例したクロックパ
ルスが発生する。この分離モータ100は分離部を構成
する分離ベルト6と分離搬送ローラ8とを図4の各矢印
方向に駆動する。更に、分離モータ100は分離クラッ
チ106を介して給紙ローラ5へも駆動を伝えている。
【0081】101は正逆回転可能な搬送モータであ
り、本実施形態ではステッピングモータを用いている。
搬送モータ101は第2給送ローラ9、第1反転ローラ
17、第2反転ローラ18をそれぞれ駆動する。第2給
送ローラ9の従動ローラ軸上には、複数のスリットから
なるクロック板101aが設けられており、搬送モータ
101が回転したとき、そのクロック板101aのスリ
ットを透過する透過型の光センサである反転クロックセ
ンサ101bによって第2給送ローラ9の回転数に比例
したクロックパルスが発生する。第2給送ローラ9で原
稿を搬送している際に、スリップが発生した場合には、
この反転クロックセンサ101bのクロックパルス数と
搬送モータ101の駆動クロック数とからスリップ量を
計測できるようにしている。
【0082】102はベルトモータであり、本実施形態
ではステッピングモータを用いている。ベルトモータ1
02は幅広ベルト7を駆動する駆動ローラ36を駆動し
ており、駆動ローラ36の回転が幅広ベルト7によって
ターンローラ37に伝えられ、さらにターンローラ37
から手差しレジストローラ11へその駆動が伝えられ
る。プラテン3上の原稿の搬送速度と手差しレジストロ
ーラ11の搬送速度は等しくなるように設計されてい
る。
【0083】103は揺動モータであり、本実施形態で
はステッピングモータを用いている。揺動モータ103
は給紙ローラ5の揺動アーム53,57(図4参照)を
駆動している。
【0084】104は排紙モータであり、本実施形態で
はDCモータを用いている。排紙モータ104のモータ
軸上には複数のスリットからなるクロック板104aが
設けられており、排紙モータ104が回転したとき、そ
のクロック板104aのスリットを透過する透過型の光
センサである排紙クロックセンサ104bによって排紙
モータ104の回転数に比例したクロックパルスが発生
する。排紙モータ104から排紙ローラ12、手差し給
紙ローラ13に駆動が伝えられる。
【0085】105はストッパソレノイドであり、この
ストッパソレノイドにより原稿トレイ4の給紙端にある
ストッパ21を駆動する。ストッパ21はオフ時には図
4中の実線位置にあり、オン時には図4中の鎖線の位置
へと揺動する。
【0086】106は分離クラッチであり、この分離ク
ラッチにより分離モータ100の駆動を給紙ローラ5、
分離ベルト6、分離搬送ローラ8に伝える。
【0087】107はパス切り替えソレノイドであり、
このソレノイドにより反転給紙フラッパ22、排紙フラ
ッパ25を駆動する。ソレノイド107がオフしている
ときは、反転給紙フラッパ22、給排フラッパ25はそ
れぞれ図3中の実線位置にあり、ソレノイド107がオ
ンしているときは、反転給紙フラッパ22、給排フラッ
パ25はそれぞれ図3中の鎖線位置に揺動する。108
は反転フラッパソレノイドであり、このソレノイドによ
り反転フラッパ23を駆動する。ソレノイド108がオ
フしているときは反転フラッパ23は図3中の実線位置
にあり、ソレノイド108がオンした場合は図3中の鎖
線位置に揺動する。109は排紙フラッパソレノイドで
あり、このソレノイドにより排紙フラッパ26、手差し
シャッタ28を駆動する。ソレノイド109がオフして
いるときは排紙フラッパ26、手差しシャッタ28は図
3中の鎖線の位置にあり、ソレノイド109がオンして
いるときは排紙フラッパ26、手差しシャッタ28は図
3中の実線位置に揺動する。
【0088】(読み取り位置の説明)図9及び図10は
プラテン3上のシート原稿の読み取り位置の位置関係を
示す。シート原稿搬送モードと搬送するシート原稿のサ
イズとにより、シート原稿の読み取り位置は図9、図1
0中のR1,R2,R3の位置をとる。
【0089】シート原稿読み取り位置R1(第1画先と
称する)は、両面シート原稿モード時及び手差しシート
原稿時の読み取り位置であり、この位置R1にシート原
稿端を合わせて載置されたシート原稿は、複写機本体1
のリーダ200のスキャナユニット204が走査するこ
とより、シート原稿の画像読み取りが行われる。以下、
この読み取りモードを固定読取モードと称する。
【0090】シート原稿読み取り位置R2(第2画先と
称する)は、片面シート原稿モード時のハーフサイズ原
稿の読み取り位置であり、この位置R2では複写機本体
1のスキャナーユニット204は固定され、シート原稿
をプラテン3上のプラテン搬送路(d)へ搬送しなが
ら、シート原稿の画像読み取りが行われる。以下、この
読み取りモードを流し読取りモードと称する。
【0091】シート原稿読み取り位置R3(第3画先と
称する)は、片面シート原稿モード時のラージサイズ、
及びハーフサイズ(スモールサイズ)原稿が縦送りされ
た場合のシート原稿の読み取り位置であり、この位置で
も、複写機本体1のスキャナユニット204は固定さ
れ、シート原稿をプラテン3上のプラテン搬送路(d)
へ搬送しながらシート原稿の画像読み取りが行われる
(流し読取りモード)。
【0092】図9において、L1は第2給送ローラ9の
ニップ点からR1までの距離、L2は第2給送ローラ9
のニップ点からR2までの距離、L3は第2給送ローラ
9のニップ点からR3までの距離を示す。
【0093】図10に示すL4は、第1画先R1からプ
ラテン3の左側に載置されたハーフサイズ(スモールサ
イズ)原稿の待機のための停止位置(待機位置)までの
距離を示し、L5はその待機位置に停止したシート原稿
の先端と第2画先R2間での距離を示し、L6は先行シ
ート原稿の後端と後続シート原稿の後端までの距離(紙
間距離)を示し、L7は第1画先R1から手差しレジス
トローラ11までの距離を示す。
【0094】ハーフサイズ(スモールサイズ)原稿の搬
送方向の長さをLphとしたとき
【0095】
【数1】 L7<[L4+2×L6+Lph] L2>[L5−Lph] (1) となるように、ハーフサイズ(スモールサイズ)原稿の
停止位置が制御されるので、図10に示すように、プラ
テン3上のプラテン搬送路(d)にPn、Pn−1のシ
ート原稿が停止しているときでも、先行するシート原稿
Pn−2の後端は手差しレジストローラ11のニップを
抜け、画像形成のため待機しているシート原稿Pnの後
端は第2給送ローラ9のニップを抜けるような構成がと
られている。
【0096】(シート原稿読み取り方法)シート原稿読
み取り方法(シーケンス)自体は、本発明にあまり関与
しないため、以下にハーフサイズ片面原稿、ハーフサイ
ズ両面原稿、ラージサイズ片面原稿、ラージサイズ両面
原稿、手差し原稿の順にそれらの原稿読み取りシーケン
スの概略を説明する。
【0097】(ハーフサイズ片面原稿搬送モード)ハー
フサイズ片面原稿搬送モードの場合は、原稿トレイ4上
のシート原稿は図1に示す給送ローラ5、分離部(分離
ベルト6、分離搬送ローラ8)、第2給送ローラ9、幅
広ベルト7とによって図2に示す第1シート原稿給送路
(a)、第2シート原稿給送路(b)、第3シート原稿
給送路(c)、プラテン搬送路(d)を経て上記第2画
先R2に搬送され、上記リーダ200によってシート原
稿の画像読み込みが行われると共に、上記プリンタ30
0でシート(用紙)に画像複写が行われる。その後、シ
ート原稿はプラテン搬送路(d)、シート原稿排紙路
(j)を経て排紙トレイ10上に排出積載される。その
際、原稿トレイ4上に複数枚のシート原稿が載置されて
いる場合は、図3に示す最終紙検知センサ43がオフさ
れるまで、このシーケンスが連続的に繰り返し行われ
る。
【0098】(ラージサイズ片面原稿搬送モード)ラー
ジサイズ片面原稿搬送モードの場合も上記ハーフサイズ
片面原稿搬送モードと同様な動作をし、原稿トレイ4上
のシート原稿は図1に示す給送ローラ5、分離部(分離
ベルト6、分離搬送ローラ8)、第2給送ローラ9、幅
広ベルト7とによって図2に示す第1シート原稿給送路
(a)、第2シート原稿給送路(b)、第3シート原稿
給送路(c)、プラテン搬送路(d)を経て上記第3画
先R3に搬送され、リーダ200によってシート原稿の
画像読み込みが行われると共に、プリンタ300でシー
トに画像複写が行われる。その後、シート原稿はプラテ
ン搬送路(d)、シート原稿排紙路(j)を経て排紙ト
レイ10上に排出積載される。その際、原稿トレイ4上
に複数枚のシート原稿が載置されている場合は、最終検
知センサ43がオフされるまで、このシーケンスが連続
的に繰り返し行われる。
【0099】(ハーフサイズ両面原稿の搬送)ハーフサ
イズ両面原稿搬送モードの場合は、原稿トレイ4上のシ
ート原稿を、図1に示す給送ローラ5、分離部(分離ベ
ルト6、分離搬送ローラ8)、第2給送ローラ9、第1
反転ローラ17、第2反転ローラ18とによって図2に
示す第1シート原稿給送路(a)、第2シート原稿給送
路(b)、第3シート原稿反転給送路(h)、第2シー
ト原稿反転給送路(f)、第3シート原稿反転給送路
(i)へ搬送することで、シート原稿の表裏反転が行わ
れた後、図1に示す第1反転ローラ17、第2反転ロー
ラ18、幅広ベルト7とによって図2に示す第3シート
原稿反転給送路(i)、シート原稿給排路(e)、プラ
テン搬送路(d)を経て第1画先R1に搬送され、リー
ダ200によってシート原稿の裏面画像読み込みが行わ
れと共に、プリンタ300でシートに画像複写が行われ
る。
【0100】その後、シート原稿を、図1に示す幅広ベ
ルト7、第1反転ローラ17、第2反転ローラ18とに
よりプラテン搬送路(d)、シート原稿給排路(e)、
第2シート原稿反転給送路(f)、シート原稿反転路
(g)へ搬送することで、シート原稿の表裏反転が行わ
れた後、そのシート原稿は第2給送ローラ9、幅広ベル
ト7とにより第3シート原稿給送路(c)、プラテン搬
送路(d)を経て再度第1画先R1に搬送され、リーダ
200によってシート原稿の表面の画読み込みが行われ
ると共に、プリンタ300でシート上に画像複写が行わ
れる。
【0101】以上のようにして、表裏画像の読み込みが
行われたシート原稿は、プラテン搬送路(d)、シート
原稿排紙路(j)を経て排紙トレイ10上に排出積載さ
れる。その際、原稿トレイ4上に複数枚のシート原稿が
載置されている場合は、最終紙検知センサ43がオフさ
れるまで、このシーケンスが連続的に繰り返し行われ
る。
【0102】(フルサイズ両面原稿の搬送)フルサイズ
両面原稿搬送モードの場合も上記ハーフサイズ両面原稿
搬送モードと同様な動作をし、原稿トレイ4上のシート
原稿を、図1に示す給送ローラ5、分離部(分離ベルト
6、分離搬送ローラ8)、第2給送ローラ9、第1反転
ローラ17、第2反転ローラ18とによって、図2に示
す第1シート原稿給送路(a)、第2シート原稿給送路
(b)、第1シート原稿反転給送路(h)、第2シート
原稿反転給送路(f)、第3シート原稿反転給送路
(i)へ搬送することでシート原稿の表裏反転が行われ
た後、図1に示す第1反転ローラ17、第2反転ローラ
18、幅広ベルト7とによって図2に示す第3シート原
稿反転給送路(i)、第2シート原稿反転給送路
(f)、シート原稿給排路(e)、プラテン搬送路
(d)を経て第1画先R1に搬送され、リーダ200に
よってシート原稿の裏面画像読み込みが行われると共
に、プリンタ300でシートに画像複写が行われる。
【0103】その後、シート原稿を、図1に示す幅広ベ
ルト7、第1反転ローラ17、第2反転ローラ18とに
よりプラテン搬送路(d)、シート原稿給排路(e)、
第2シート原稿反転給送路(f)、シート原稿反転路
(g)へ搬送することで、シート原稿の表裏反転が行わ
れた後、第2給送ローラ9、幅広ベルト7とにより第3
シート原稿搬送路(c)、プラテン搬送路(d)を経て
再度第1画先R1に搬送され、リーダ200によってシ
ート原稿の両面画読み込みが行われると共に、プリンタ
300でシートに画像複写が行われる。
【0104】以上のようにして、表裏画像読み込みが行
われたシート原稿は、プラテン搬送路(d)、シート原
稿排紙路(j)を経て排紙トレイ10上に排出積載され
る。その際、原稿トレイ4上に複数枚のシート原稿が載
置されている場合は、最終紙検知センサ43がオフされ
るまで、このシーケンスが連続的に繰り返し行われる。
【0105】(手差し原稿の搬送)手差し原稿搬送モー
ドでは、図1に示す手差し原稿検知センサ60によって
シート原稿が手差し原稿トレイ14上に載置されたこと
を検知すると、そのシート原稿は手差し給紙ローラ1
3、手差しレジストローラ11、幅広ベルト7とによっ
て、図1に示す手差しシート原稿搬送路(k)、プラテ
ン搬送路(d)を経て第1画先R1に搬送され、リーダ
200によってシート原稿の画像読み込みが行われると
共に、プリンタ300でシートに画像複写が行われる。
その後、シート原稿はプラテン搬送路(d)、シート原
稿排紙路(j)を経て排紙トレイ10上に排出積載され
る。
【0106】(分離動作説明)次に、本発明を適用した
ADF2のシート原稿分離搬送制御について説明する。
【0107】(制御ブロックの構成説明)図11は本実
施形態における給送ローラ5、分離部(分離ベルト6、
分離搬送ローラ8)及び第1給送ローラ16を駆動して
いる分離モータ100の制御を行うシート原稿分離搬送
制御の回路構成を示す。なお、同図ではCPU(中央演
算処理ユニット)201の内部で演算処理している内容
も説明の都合上、ブロック化して示してある。
【0108】分離モータ100の制御は、速度制御ルー
プ2020と移動量制御ループ2021とで構成され、
分離モータ100の動作モードに応じて、これら2つの
制御ループを同時に働かせるか、各々の制御ループを単
独で働かせるかを、CPU201により切替え可能にし
ている。
【0109】図11において、2001はパルス幅変調
制御ブロック(以下、PWMブロックと称する)であっ
て、モータへの通電率を制御する。2000は分離モー
タ100を駆動するドライブ回路である。2002はC
PU201に内蔵されたA/D(アナログ・デジタル)
変換器であって、速度検出回路2000aからのアナロ
グ信号をA/D変換する。2003はPLLループゲイ
ン設定ブロック(以下、GPLLと称する)であって、
速度検出回路2000aを経由する速度制御ループのル
ープゲインを可変にする。
【0110】2004は基準クロック発生ブロックであ
って、分離モータ100の制御のための基準クロック2
005を発生する。2006はアップ・ダウンカウンタ
ブロックであって、上記基準クロック2005と分離ク
ロックセンサ100bからの分離クロック2022との
差分を出力する。2007はパルスカウンタループゲイ
ン設定ブロック(以下、GPCDと称する)であって、
アップ・ダウンカウンタブロック2006のカウント値
を基に移動量制御ループのループゲインを可変にする。
【0111】2008は論理積(AND)のゲートブロ
ックであって、分離クロック2022から分離センサ3
0がオフしている間のクロックを生成し、CPU201
に入力する。2009はカウンタブロックであってゲー
トブロック2008からのクロック入力をカウントす
る。このカウンタブロック2009のカウント値は分離
部を搬送されるシート原稿の間隔に対応する。2010
はシート原稿間隔設定ブロックであって、搬送するシー
ト原稿のサイズに応じて理想のシート原稿間隔を演算す
る。
【0112】2011は初期デューティ設定ブロックで
あって、分離モータ100の初期回転制御電圧に相当す
るパルスデューティをPWMブロック2001に出力す
る。
【0113】2012はカウンタであって分離クロック
2022をカウントし、2013は分離搬送速度設定ブ
ロックであって分離動作、搬送動作、第2給送ローラと
の同期動作、および、画像読取り速度に応じて各制御ブ
ロックの条件設定を行う。2014はタイミング/ゲイ
ン制御ブロックであって、シート原稿搬送シーケンスに
応じて給送ローラ5、分離部(分離ローラ6、分離搬送
ベルト8)、第1給送ローラ16等の動作タイミングの
指定、各分離動作における帰還ループのゲインの決定、
各カウンタのクリア等を行うメインブロックである。
【0114】2015は搬送するシート原稿のサイズ検
出ブロックであって、原稿トレイ4上の原稿後端検知セ
ンサ41や原稿幅検知センサ44、シート原稿搬送中の
搬送クロック数等から用紙サイズの判定を行う。201
6は速度検出のための演算ブロックであって、A/D変
換器2002からの出力と基準の値(本例では128)
との差を演算する。2017はシート原稿間隔検出のた
めの演算ブロックであってカウンタブロック2009と
シート原稿間隔設定ブロック2010からの出力との差
を演算する。この演算結果はアップ・ダウンカウンタ2
005のプリセットデータとして使われる。
【0115】2018はGPCD2007からの出力と
初期デューティ設定ブロック2011からの出力を加算
する演算ブロックであり、2019は演算ブロック20
18からの演算結果とGPLL2003からの出力を加
算する演算ブロックである。
【0116】(制御ブロックの動作説明)次に、図1、
図3、図4、図9、図10及び図11を参照して、本発
明におけるADF2のシート原稿分離搬送制御の動作手
順を説明する。
【0117】複写体本体1に備えられた操作パネル上の
スタートキー(図示しない)が押された時、ADF2の
原稿検知センサ対40a,40bによって原稿トレイ4
上にシート原稿が検出なされると、給紙ローラ5が揺動
モータ103によってシート原稿上に降下着地する。以
後の説明では、原稿トレイ4上に積載されているシート
原稿を上から順にシート原稿P1、シート原稿P2、シ
ート原稿P3・・・とする。
【0118】(シート原稿P1の給紙)次に、ストッパ
21がストッパソレノイド105によって吸引されて、
シート原稿搬送方向下流への進路が解放される。その
後、給紙ローラ5は分離モータ100の駆動によって回
転し、最上紙であるシート原稿P1は原稿トレイ4上か
ら分離部(分離ローラ6、分離搬送ベルト8)へ搬送さ
れる。
【0119】(シート原稿P1の分離)上記分離部を構
成する分離搬送ローラ8及び分離ベルト6は、それぞれ
図4に示す矢印方向に回転して、給紙ローラ5により原
稿トレイ4上から搬送されてきたシート原稿P1だけを
完全に分離して、さらに下流部にそのシート原稿を搬送
する。
【0120】上記分離部を通過したシート原稿P1は、
分離センサ30、斜行センサ31によって斜行検知が行
われた後、第1給送ローラ16によって拘束され、さら
に下流に位置する第2給送ローラ9へと搬送される。第
1給送ローラ16にシート原稿P1の先端が拘束搬送さ
れると同時に、その給紙ローラ5は給紙待機位置まで上
昇し、続いて分離クラッチ106がオフして分離部(分
離ベルト6、分離搬送ローラ8)の駆動が切り離され
る。分離搬送ローラ8はワンウェイローラで構成されて
いるので、分離部で搬送中のシート原稿P1の動きに追
従して回転(つれ回り)する。
【0121】この状態において、シート原稿P1は第1
給送ローラ16だけで拘束搬送されており、シート原稿
搬送方向の下流に位置して停止している第2給送ローラ
9に突き当てられて周知の斜行取りが行われる。
【0122】(シート原稿P1のプラテンへの搬送)上
記の第2給送ローラ9への突き当てでシート原稿P1の
斜行取りが終了すると、第1給送ローラ16と第2給送
ローラ9は同時に回転して、更にシート原稿搬送方向の
下流に位置する駆動ローラ36へとシート原稿を搬送
し、第1画先R1、第2画先R2もしくは第3画先R3
において、シート原稿の画像読み取りが行われる。
【0123】(シート原稿P2の給紙)また、シート原
稿P1の上記の画像読み取り位置への搬送中に、後続の
シート原稿P2の搬送を以下のタイミングで行ってい
る。
【0124】シート原稿P1の後端が分離センサ30を
通過することで、先行するシート原稿P1が給紙ローラ
5及び分離部を抜けたことを検出すると、給紙待機位置
まで上昇していた給紙ローラ5は次のシート原稿P2上
に降下する。その後、給紙ローラ5は分離モータ100
の駆動によって回転し、この時の最上紙であるシート原
稿P2は原稿トレイ4上から分離部(分離ローラ6、分
離搬送ベルト8)へ搬送される。
【0125】(シート原稿P2の分離)分離部は上記シ
ート原稿P1と同様にして、搬送されてきたシート原稿
P2だけを完全分離してさらに下流部に搬送する。分離
部を通過したシート原稿P2は、分離センサ30、斜行
センサ31によって斜行検知が行われた後、第1給送ロ
ーラ16によって拘束され、さらに下流に位置する第2
給送ローラ9へと搬送される。
【0126】この時、第2給送ローラ9はシート原稿P
1をプラテン3上へ搬送するために回転している。しか
し、回転している第2給送ローラ9にシート原稿P2を
搬送して突き当てると斜行取りが正常に行われないた
め、本発明においてはシート原稿P2が第2給送ローラ
9へ到達する時には第2給送ローラ9が停止しているこ
とを補償する制御を行っている。
【0127】(シート原稿P2のプラテンへの搬送)シ
ート原稿P2のプラテン3への搬送はシート原稿P1と
同様に行われ、シート原稿P1について述べたと同様な
手順により最終シート原稿Pnまで繰り返し実行され
る。
【0128】(分離モータ100の具体的な動作−その
1)原稿トレイ4上からシート原稿Pnを給紙ローラ5
により分離部へ給紙する時、分離モータ100はドライ
バ2000によって、最高速度で回転しており、短時間
でシート原稿Pnを分離部へ給紙している。この時先行
するシート原稿Pn−1は少なくとも第1給送ローラ1
6を抜けているタイミングでその分離モータ100は起
動される。
【0129】分離部で分離されたシート原稿Pnの先端
を分離センサ30で検出すると、ゲートブロック200
8においてシート原稿Pnの先端位置が検出され、以降
シート原稿Pnの先端が分離センサ30からどれくらい
の距離にいるかが管理される。この時先行するシート原
稿Pn−1の後端は反転クロックセンサ101b等でそ
の場所が管理されている。つまり、シート原稿Pn−1
の後端とシート原稿Pnの先端の間隔がCPU201に
よって管理されている。
【0130】シート原稿Pnがシート原稿Pn−1に追
いつく様なことがあれば、周知のシート原稿重送となり
ジャムとなる。本発明においては、分離モータ100で
シート原稿Pnを搬送する時、シート原稿Pnの先端を
分離クロックセンサ100b、アップ・ダウンカウンタ
2006等から構成される移動量制御ループ2021を
用いて制御を行うことで、シート原稿Pnの先端がシー
ト原稿Pn−1の後端に追いつかない範囲で、シート原
稿間を限りなく小さくすることによって、シート原稿間
隔を小さくしている。
【0131】また、分離センサ30から所定距離だけそ
のシート原稿Pnの先端が搬送されたことをカウンタ2
009で検出することで、シート原稿Pnと第2給送ロ
ーラ9の間隔をも監視しており、この間隔が所定値以下
となったら、分離モータ100の制御に対して、速度制
御ループ2020による制御を加える。このようにする
ことで、シート原稿Pnは第2給送ローラ9に一定速度
で突き当てられ、ローラで形成するシート原稿Pnのル
ープ量が補償され、シート原稿Pnの斜行補正が正しく
行われる。
【0132】さらに、分離モータ100で駆動される第
1給送ローラ16と搬送モータ101で駆動される第2
給送ローラにまたがって、シート原稿Pnが搬送される
時、分離モータ100は搬送モータ101の速度と等速
になるように速度制御ループ2020において制御さ
れ、シート原稿Pnの引っ張り合い等の不具合が発生し
ないように構成されている。
【0133】(分離モータ100の具体的な動作−その
2)次に、本発明における原稿分離搬送手段である第1
の原稿搬送手段の分離モータ100を駆動するドライバ
2000の詳細な説明を図12を用いて行う。
【0134】図12において、3000は定電流回路で
あり、CPU201から電流制御信号3001により負
荷に対して一定電流を流す。3002は電流検出回路で
あって、ドライバ2000の負荷である分離モータ10
0に流れている電流を検出し、検出した値を電流制限信
号3003と比較し、分離モータ100の電流が制限値
以下か以上かを判定し、その判定に応じてリミット信号
3004を生成する。3005はPWM制限回路であ
り、PWMブロック2001が出力するPWM基準信号
3006と、電流検出回路3002のリミット信号30
04の論理積をゲート3007で取り、PWM駆動信号
3008を生成する。PWM駆動信号3008は、本実
施形態においてはFET(電界制御トランジスタ)30
09のゲートに印加される。PWM駆動信号3008
は、パルス幅変調されたオン/オフの2値をとる信号で
あって、PWM駆動信号3008のオン/オフ比率を制
御することにより、分離モータ100への通電比率を制
御し、等価的に分離モータ100の印加電圧を制御す
る。
【0135】本発明のADF2における分離モータ10
0はDCモータを用いて駆動されており、DCモータの
特性としては、DCモータに流す電流及び印加する電圧
に応じて、DCモータの起動特性が変わることは広く知
られている。
【0136】このような構成からなるドライバ2000
において、負荷である分離モータ100を高速度で駆動
をする場合、その定電流回路3000で流す電流値を、
電流制御信号3001で多く(大きく)設定しておくこ
とで、分離モータ100に流れる電流を多く(大きく)
することが可能であり、DCモータ100の起動時間を
早くすることができる。
【0137】また、同様にして負荷である分離モータ1
00を低速度で駆動をする場合、その定電流回路300
0で流す電流値を、電流制御信号3001で少なく(小
さく)設定しておくことで、分離モータ100に流れる
電流を少なく(小さく)することが可能であり、DCモ
ータ100の起動時間を遅くすることができる。
【0138】このようにすることで、その分離モータ1
00の駆動速度によらず、常に安定した時間で起動する
ことが可能となり、その搬送モータ101と同時に起動
をする時等に於いて安定した同期起動が補償される。
【0139】さらには、ドライバ2000の負荷である
分離モータ100に流れた電流を電流検出回路3002
で検出し、この検出値と電流制限信号3003とを比較
してリミット信号3004を生成する時、電流制限信号
3003を分離モータ100の駆動速度に応じて可変に
することにより、分離モータ100の駆動速度に応じた
リミット信号3004が生成される。このリミット信号
3004はPWM基準信号3006と論理積がとられ、
PWM駆動信号3008となる。PWM駆動信号は、上
述したようにリミット信号3004が分離モータ100
の駆動速度に応じて可変となることから、同様に分離モ
ータ100の駆動速度に応じて可変となる信号である。
【0140】PWM駆動信号3008は、分離モータ1
00を高速度で起動する時と低速度で起動する時では、
高速度で起動する時の方がオン比率を大きく設定してお
くことで、分離モータ100の印加電圧を等価的に大き
くし、分離モータ100の高速度での起動時間を早くす
ることが可能である。
【0141】また、分離モータ100の速度によらず、
分離モータ100を起動かけてからの時間に応じて、電
流制御信号3001及び電流制限信号3003、更には
PWM基準信号3006を可変とすることで、分離モー
タ100の起動に要する時間を安定化する。
【0142】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
DCモータを駆動源として原稿を1枚ずつ分離・搬送す
る第1の原稿搬送手段と、駆動源が異なり読み取り部の
所定位置に原稿を搬送する第2の原稿搬送手段とを備え
た原稿搬送装置において、第1の原稿搬送手段の原稿搬
送速度が第2原稿搬送手段の原稿搬送速度と一致するよ
うに第1の制御手段によりDCモータを制御し、第1の
原稿搬送手段の起動時の加速度を原稿搬送速度に応じて
第2の制御手段で制御している。第1の原稿搬送手段の
原稿搬送速度、さらに第1原稿搬送手段の起動時間に応
じて、第1の原稿搬送手段のDCモータの起動電流もし
くはその起動電圧、さらにはその起動電流・電圧共に電
流制御手段及び電圧制御手段により可変に制御してい
る。
【0143】さらに、実施形態に基づいて説明すれば、
本発明は、第1の原稿搬送手段の駆動源である分離モー
タ100に流す電流をPWM駆動信号3008により制
御する定電流回路3000を設け、分離モータ100に
流れる電流を任意に可変制御可能としている。更に、電
流検出回路3002により分離モータ100に流れた電
流を検出すると共に、PWM駆動信号3008を制御
し、分離モータ100の印加電圧を任意に制御可能とし
ている。
【0144】このように、本発明によれば、分離モータ
100を制御可能にしているので、分離モータ100の
駆動速度によらず、分離モータ100の起動に要する時
間を安定化することが可能となり、第2の原稿搬送手段
である搬送モータ101と同期して分離モータ100の
起動をするとき、安定した時間で起動可能となる。
【0145】また、本発明により、これら異なる分離モ
ータ100と搬送モータ101を安定して同期駆動でき
ることは、これら異なる駆動源で動作する異なる駆動ロ
ーラにまたがってシート原稿の搬送が可能となり、その
ためこれら異なる駆動ローラ間隔を小さく設計すること
が可能となり、ADF2の装置の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のADF2を備えた画像形
成装置の構成を示す断面図である。
【図2】本発明の一実施形態のADF2のパスを説明す
る摸式図である。
【図3】本発明の一実施形態のADF2の駆動系統を示
す断面図である。
【図4】本発明の一実施形態のADF2の分離部におい
て給送ローラ5が最上位置の時の状態を示す側面図であ
る。
【図5】本発明の一実施形態のADF2の分離部におい
て給送ローラ5が最下位置の時の状態を示す側面図であ
る。
【図6】本発明の一実施形態のADF2の分離部におい
て給送ローラ5が待機位置の時の状態を示す側面図であ
る。
【図7】本発明の一実施形態のADF2の分離部におい
て給送ローラ5が原稿着地位置の時の状態を示す側面図
である。
【図8】本発明の一実施形態のADF2の分離部の構成
を示す平面図である。
【図9】本発明の一実施形態の原稿読み取り位置を説明
する模式図である。
【図10】本発明の一実施形態の原稿読み取り位置を説
明する模式図である。
【図11】本発明の一実施形態の分離モータの制御ブロ
ックの構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の一実施形態の分離モータの制御ブロ
ック中のドライブ回路の構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
(a) シート原稿給送路 (b) シート原稿給送路 (c) シート原稿給送路 (d) プラテン搬送路 (e) シート原稿給排路 (f) シート原稿反転給送路 (g) シート原稿反転路 (h) シート原稿反転給送路 (i) シート原稿反転給送路 (j) シート原稿排紙路 (k) 手差しシート原稿搬送路 C1 回転中心 R1 第1画先 R2 第2画先 R3 第3画先 1 複写機本体 2 ADF(原稿搬送装置) 3 プラテン 4 原稿トレイ 5 給紙ローラ 6 分離ベルト 7 幅広ベルト 8 分離搬送ローラ 9 第2給送ローラ 10 排紙トレイ 11 手差しレジストローラ 12 排紙ローラ 13 手差し給紙ローラ 14 手差し原稿トレイ 16 第1給送ローラ 17 第1反転ローラ 18 第2反転ローラ 21 ストッパ 22 反転給紙フラッパ 23 反転フラッパ 24 一方向フラッパ 25 給排フラッパ 26 排紙フラッパ 27 手差しフラッパ 28 手差しシャッタ 30 分離センサ 31 斜行検知センサ 32 混載検知センサ 33 反転検知センサ 34 手差しレジストセンサ 35 レジ前センサ 36 駆動ローラ 37 ターンローラ 39 レジ後センサ 40a 原稿検知センサ対 40b 原稿検知センサ対 41 原稿後端検知センサ 43 最終原稿検知センサ 44 原稿幅検知センサ 45 給紙ローラホームセンサ 46 第1揺動位置センサ 47 第2揺動位置センサ 50 反転センサ 51 昇降アーム 51a 支板 51b 支板 51c アーム軸 51d 昇降アームフラグ 51g ピン 52 分離上ガイド板 53 揺動アーム 54 第1揺動アームフラッグ 55 第2揺動アームフラッグ 56 固定支板 57 揺動アーム 60 手差し原稿検知センサ 100 分離モータ 100a クロック板 100b 分離クロックセンサ 101 搬送モータ 101a クロック板 101b 反転クロックセンサ 102 ベルトモータ 103 駆動モータ 104 排紙ローラ 104a クロック板 104b 排紙クロックセンサ 105 ストッパソレノイド 106 分離クラッチ 107 パス切り替えソレノイド 108 反転フラッパソレノイド 109 排紙フラッパソレノイド 200 リーダ 201 CPU 202 ランプ 203 第1ミラー 204 スキャナーユニット 205 第2ミラー 206 第3ミラー 207 レンズ 208 イメージセンサ 300 プリンタ 301 上段カセット 302 給送ローラ 303 レジストローラ 304 下段カセット 305 給送ローラ 306 手差しトレイ 307 ローラ 308 カセットデッキ 308a 中板 309 給送ローラ 310 搬送ローラ 311 感光ドラム 312 現像器 313 転写帯電器 314 分離帯電器315 搬送ベルト 316 定着装置 317 搬送ローラ 318 フラッパー 319 排出ローラ 320 ソータ 320a ノンソートトレイ 320b ソートビントレイ 320c ノンソートトレイ排出ローラ 320d ソートビントレイ排出ローラ 321 中間トレイ 322 搬送ローラ 323 搬送ベルト 324 フラッパー 325 搬送ベルト 326 搬送ローラ 327 パス 328 パス 329 補助ローラ 330 補助ローラ 331 正逆転分離ローラ対 332 搬送ローラ 333 搬送ローラ 334 搬送ローラ 2000 ドライブ回路 2000a 速度検出回路 2001 PWM(パルス幅変調制御)ブロック 2002 A/D(アナログ・デジタル)変換器 2003 GPLL(PLLループゲイン設定ブロッ
ク) 2004 基準クロック発生ブロック 2005 基準ブロック 2006 アップ・ダウンカウンタブロック 2007 GPCD(パルスカウンタループゲイン設定
ブロック) 2008 ゲートブロック(AND) 2009 カウンタブロック 2010 シート原稿間隔設定ブロック 2011 初期デューティ設定ブロック 2012 カウンタ 2013 分離搬送速度設定ブロック 2014 タイミング/ゲイン制御ブロック 2015 サイズ検出ブロック 2016 演算ブロック 2017 演算ブロック 2018 演算ブロック 2019 演算ブロック 2020 速度制御ループ 2021 移動量制御ループ 2022 分離クロック 3000 定電流回路 3001 電流制御信号 3002 電流検出回路 3003 電流制限信号 3004 リミット信号 3005 PWM制限回路 3006 PWM基準信号 3007 ゲート 3008 PWM駆動信号 3009 FET(電界制御トランジスタ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 隆行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 松本 祐三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の駆動源を用いて原稿を搬送する第
    1の原稿搬送手段と、 原稿搬送方向に対して前記第1の原稿搬送手段の下流に
    位置し該第1の原稿搬送手段により搬送されてきた原稿
    を該第1の原稿搬送手段とは駆動源が異なる第2の駆動
    源を用いて搬送する第2の原稿搬送手段と、 前記第1の原稿搬送手段と前記第2の原稿搬送手段とを
    用いて原稿を搬送する時に該第1の原稿搬送手段の原稿
    搬送速度が該第2の原稿搬送手段の原稿搬送速度と一致
    するように前記第1の駆動源を制御する第1の制御手段
    と、 前記第1の原稿搬送手段の起動時の加速度を原稿搬送速
    度に応じて制御する第2の制御手段とを具備することを
    特徴とする原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の制御手段は前記第1の駆動源
    の起動電流を制御することを特徴とする請求項1に記載
    の原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の制御手段は前記第1駆動源の
    起動電圧を制御することを特徴とする請求項1に記載の
    原稿搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の制御手段は、前記第1の駆動
    源の起動時間を計測する計測手段と、該計測手段の計測
    結果に応じて該第1の駆動源の起動電流を可変にする電
    流制御手段とを有することを特徴とする請求項1に記載
    の原稿搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の制御手段は、前記第1の駆動
    源の起動時間を計測する計測手段と、該計測手段の計測
    結果に応じて該駆動源の起動電圧を可変にする電圧制御
    手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の原稿
    搬送装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の駆動源はDCモータで構成さ
    れることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つ
    に記載の原稿搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の駆動源は原稿トレイ上に載置
    されたシート状の原稿を1枚ずつ分離して搬送する分離
    ローラを駆動する分離モータであることを特徴とする請
    求項1ないし6のいずれか1 つに記載の原稿搬送装置。
  8. 【請求項8】 前記第2の制御手段は、 前記分離モータに流す電流を原稿搬送速度に対応するP
    WM駆動信号により制御する定電流回路と、 該分離モータに流れた電流を検出する電流検出回路と、 該電流検出回路により検出された電流に応じて前記PW
    M駆動信号を制御し、該分離モータの印加電圧を可変制
    御するPWM制限回路とを有することを特徴とする請求
    項7に記載の原稿搬送装置。
  9. 【請求項9】 前記第2の原稿搬送手段は原稿読み取り
    部の所定位置に原稿を搬送する原稿搬送手段であること
    を特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の
    原稿搬送装置。
  10. 【請求項10】 前記第1の制御手段は、前記原稿の搬
    送速度を検出するセンサとカウンタ手段を有することを
    特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の原
    稿搬送装置。
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