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JPH11350923A - エンジンの動弁装置 - Google Patents

エンジンの動弁装置

Info

Publication number
JPH11350923A
JPH11350923A JP10165475A JP16547598A JPH11350923A JP H11350923 A JPH11350923 A JP H11350923A JP 10165475 A JP10165475 A JP 10165475A JP 16547598 A JP16547598 A JP 16547598A JP H11350923 A JPH11350923 A JP H11350923A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
section
cam profile
maximum
cam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10165475A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Iida
実 飯田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP10165475A priority Critical patent/JPH11350923A/ja
Publication of JPH11350923A publication Critical patent/JPH11350923A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上記開発に係るカムプロフィルを吸気カムノ
ーズ,排気カムノーズのいずれか一方あるいは両方に適
用する場合に、より一層高速回転域での弁の挙動を安定
化できるとともに耐久性を向上でき、さらにエンジンの
コンパクト化を図ることができるエンジンの動弁装置を
提供する。 【解決手段】 最大弁リフト付近における加速度係数y
´´の絶対値が進角側及び遅角側に隣接する弁リフト域
での加速度係数y´´の絶対値より小さくなるようにす
るか、又は最大弁リフト付近での曲率半径が進角側及び
遅角側に隣接する弁リフト域での曲率半径より大きくな
るように、かつ弁リフトが増加する区間(昇り区間),
減少する区間(下り区間)の少なくとも何れか一方に弁
リフト速度が最大でかつ一定となる等速度区間を有する
ように設定された排気カムプロフィル,吸気カムプロフ
ィルの少なくとも一方を有するカム軸36を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4サイクルエンジ
ンの排気弁,吸気弁を開閉駆動する動弁装置に関し、詳
細には耐久性,作動の安定性を向上でき、エンジンのコ
ンパクト化を図ることができるようにしたカムプロフィ
ルの改善に関する。
【0002】
【従来の技術】4サイクルエンジンの動弁装置は、排気
カムノーズ,吸気カムノーズによりリフタ,ロッカアー
ム等を介して排気弁,吸気弁をクランク軸の回転に同期
して開閉させるためのものである。
【0003】従来のカム軸のカムノーズは、例えば図1
5に示すカム軸回転角一弁リフト(揚程)曲線y,単位
角速度でカム軸が回転するとした時の各々カム軸回転角
に対する速度係数曲線y′,及び加速度係数曲線y′′
を有するカムプロフィルを備えたものが一般的である。
【0004】このカム軸のカムノーズは、ベース円部
と、実際に弁を開閉駆動するリフト部とからなり、ベー
ス円部はカム軸心を中心とする半径Roの一定の円形を
なすように設定されている。一方リフト部は、弁リフト
を、カムが直接あるいはロッカアーム等を介して弁を押
し始めるまでのランプ部及び弁の開き始め付近では緩や
かに増加させ、続いて放物線状に増加減少させ、弁の閉
じ終わり付近及び弁が弁座に着座するカム軸回転角以降
のランプ部では再び緩やかに減少させるように、そのカ
ムプロフィルが設定されている。
【0005】このようなカムプロフィルを有することか
ら、上記従来のカム軸の速度係数曲線y′(カム軸回転
角度を変数とする弁リフト曲線を微分しさらにカム軸が
単位角速度で回転するとしてリフト方向の速度を算出し
て求めたもの)は、弁リフトの上記放物線的増加域で正
側最大値を示し、最大リフト域で正側から負側に反転
し、上記放物線的減少域で負側最大値を示す。
【0006】また加速度係数曲線y′′(速度係数曲線
y´をさらにカム軸回転角度で微分して得られたもの)
は、弁リフトの放物線的増加開始域,減少終了域近傍で
それぞれ正側の最大値を示し、その間の領域では最大リ
フト域で負側の最大値を示しかつ連続的に緩やかに変化
している。
【0007】上記従来のカム軸の場合、上記加速度係数
曲線y′′から判るように、加速度係数は最大リフト域
で負側の最大値を示す。そのため最大リフト付近でのカ
ムノーズとリフタあるいはロッカアームとの間に作用す
る荷重が小さくなり、エンジン回転を上昇させていくと
両者の追従性が悪くなり、限界回転数を高くできない。
【0008】またカムの曲率半径は、直動式の場合、等
価カムリフトと加速度係数とベース円部の半径との和で
表されるが、従来のカムプロフィルでは、最大リフト付
近の加速度係数が負側の最大値を示すことから判るよう
に、最大リフト付近の曲率半径が小さく設定されてい
る。
【0009】カム面に作用する荷重は、慣性マス(弁,
弁ばねの一部、ロッカアームありではロッカーアーム,
バルブリフター等からなる)と加速度との積による慣性
力と、弁ばねの弾発力との和になる。一方カム面の応力
は、円柱と平面の接触と考えることができるのでこのカ
ム面に作用する荷重の平方根に比例するとともに、カム
の曲率半径の平方根に反比例する。
【0010】従来のカムプロフィルの場合、カム軸の回
転速度が低く加速度の影響が小さい低速,中速回転域で
は、弁ばねの弾発力が最も大きくなるカム面の最大リフ
ト部分の応力がカムプロフィル全体で見た場合に最大値
を示すこととなる。このような従来のカムプロフィルを
低速,中速回転が常用される自動車用エンジンの動弁装
置に採用した場合、上述の最大リフト部分の応力が高い
点が動弁装置全体の耐久性を低下させることとなる。
【0011】そこで本出願人は、最大リフト域における
曲率半径を隣接するリフト域における曲率半径よりも大
きく設定することにより、該最大リフト域における負側
の加速度係数を小さくし、もって最大リフト付近でのカ
ムノーズとリフタあるいはロッカアームとの間に作用す
る荷重を大きくし、両者の追従性を向上させ、限界回転
数を高くでき、また最大リフト付近でのカム面応力を低
下させて動弁装置全体の耐久性を向上できるカムプロフ
ィルを開発している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最大リフト
を大きくするには弁リフトの最大速度を大きくすること
が効果的であると考えられる。一方弁リフトの最大速度
は弁を押し動かすアームの長さと正の相関関係がある。
そのため最大速度を大きくするには、直動式の場合には
リフタ径を大きくすることが必要となり、ロッカアーム
式の場合にはスリッパ長さを大きくとることが必要とな
る。そのためシリンダヘッドが大きくなったり、リフタ
あるいはロッカアームが大きくなってこれらが重くな
り、動弁系の慣性力が大きくなる等の問題が懸念され
る。
【0013】本発明は、上記開発に係るカムプロフィル
を吸気カムノーズ,排気カムノーズのいずれか一方ある
いは両方に適用する場合に、より一層高速回転域での弁
の挙動を安定化できるとともに耐久性を向上でき、さら
にエンジンのコンパクト化を図ることができるエンジン
の動弁装置を提供することを課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、最大
弁リフト付近における加速度係数の絶対値が進角側及び
遅角側に隣接する弁リフト域での加速度係数の絶対値よ
り小さくなるようにするか、又は最大弁リフト付近での
曲率半径が進角側及び遅角側に隣接する弁リフト域での
曲率半径より大きくなるように、かつ弁リフトが増加す
る区間(昇り区間),減少する区間(下り区間)の少な
くとも何れか一方に弁リフト速度が最大でかつ一定とな
る等速度区間を有するように設定された排気カムプロフ
ィル,吸気カムプロフィルの少なくとも一方を有するカ
ム軸を備えたことを特徴としている。
【0015】請求項2の発明は、請求項1において、昇
り区間,及び下り区間に等速度区間を有し、昇り区間,
下り区間の等速度区間長さをφup,φdnとする時、 φup>φdn となるように設定された排気カムプロフィル,吸気カム
プロフィルの少なくとも一方を有するカム軸を備えたこ
とを特徴としている。
【0016】請求項3の発明は、請求項2において、昇
り区間,下り区間の加速度最大値をαup,αdnとする
時、 αup>αdn となるように設定された排気カムプロフィル,吸気カム
プロフィルの少なくとも一方を有するカム軸を備えたこ
とを特徴としている。
【0017】請求項4の発明は、請求項3において、昇
り区間,下り区間の正加速度区間長さをθ0up ,θ0dn
とする時、 θ0up <θ0dn となるように設定された排気カムプロフィル,吸気カム
プロフィルの少なくとも一方を有するカム軸を備えたこ
とを特徴としている。
【0018】請求項5の発明は、請求項3において、昇
り区間,下り区間の区間長さをθ1up ,θ1dn とする
時、 θ1up <θ1dn となるように設定された排気カムプロフィル,吸気カム
プロフィルの少なくとも一方を有するカム軸を備えたこ
とを特徴としている。
【0019】請求項6の発明は、請求項5において、昇
り区間,下り区間の正加速度区間長さをθ0up ,θ0dn
とする時、 θ0up <θ0dn となるように設定された排気カムプロフィル,吸気カム
プロフィルの少なくとも一方を有するカム軸を備えたこ
とを特徴としている。
【0020】
【発明の作用効果】請求項1の発明によれば、最大弁リ
フト付近における上記加速度係数の絶対値を進角側及び
遅角側に隣接する弁リフト域での上記加速度係数の絶対
値より小さくするか、又は最大弁リフト付近での曲率半
径を進角側及び遅角側に隣接する弁リフト域での曲率半
径より大きくしたので、最大弁リフト付近においてカム
ノーズとリフタあるいはロッカアームとの間に作用する
荷重が小さくならず、エンジン回転を上昇させていく時
の両者の追従性の低下を防止できる。
【0021】また、最大弁リフト付近での曲率半径を進
角側及び遅角側に隣接する弁リフト域での曲率半径より
大きくしたので最大弁リフト付近での曲率半径の減少を
防止でき、カム面の応力増加を防止できる。即ち、カム
面の応力は曲率半径の平方根に反比例するので、カムノ
ーズとリフタあるいはロッカアームとの間に作用する荷
重が小さくならないか却って大きくなっても、カム面の
応力の増加を防止でき、動弁装置の耐久性の低下を防止
できる。
【0022】また請求項1の発明によれば、昇り区間,
下り区間の少なくとも何れか一方に弁速度が最大速度で
一定となる等速度区間を設けたので、リフター径を大き
くすることなく最大速度区間が長くなり、最大リフトを
大きくすることができ、リフタ径,ロッカアーム長さを
大きくする必要がなく、エンジンの大型化,動弁径の慣
性力の増大を回避できる。
【0023】ここで図12に基づいて、弁速度が最大速
度で一定となる等速度区間を設けることによりリフター
径を大きくすることなく最大速度区間が長くなり、最大
リフトを大きくすることができる点をより詳細に説明す
る。
【0024】図13において、カムノーズのベース円半
径をRo 、カムノーズのリフタとの接触点Qの座標を
(Xo ,Yo)、該リフタの実質的な半径をPQ、y*
を弁リフトとすると、 △ORXo において, OR=Xo cos θ △QSXo において、RP=SXo =Yo sin θ これより OP=Xo cos θ+Yo sin θ・・・(1) θで両辺を微分すると dy* /dθ=−Xo sin θ+Yo cos θ・・・(2) カムのプロフィルは直線PQの自絡線として求められる
から、上記式(1),(2)を連立させてθを消去し、
2式の両辺を2乗して加えると、 (y* +Ro )2 +(dy* /dθ)2 =(Xocos θ+Yosin θ)2 +(−Xo sin θ+Yo cos θ)2 =Xo 2 +Yo 2 ・・・(3) 式(3)より (dy* /dθ)2 =(Xo 2 +Yo 2 )−(y* +Ro )2 ・・・(4) ここで、 (y* +Ro )2 =OP2 , およびXo 2 +Yo 2 =OQ2 であるから、式(4)より (dy* /dθ)2 =(Xo 2 +Yo 2 )−(y* +Ro )2 =OQ2 −OP2 =PQ2 即ち、 PQ=dy* /dθ =dY/dQ となる。なお、Yはクランク軸回転角度Q に対する弁リ
フトであり、Y=∫vdQ である。本発明では、等速度
区間を備えるように排気カムプロフィル,吸気カムプロ
フィルを設定したので、上記リフタの実質的な半径PQ
を一定としつつ弁リフトYを増加することができ、即
ち、リフター径を大きくすることなく最大リフトを大き
くすることができ、エンジンの大型化を回避しつつエン
ジン性能の向上を図ることができる。
【0025】また、エンジンの高速回転域での弁の挙動
を正確にするには、弁リトフが減少する下り区間におけ
る加速度の変化を小さくすることが効果的であると考え
られる。加速度と慣性力とは比例するため、加速度が急
激に変化すると慣性力も急激に変化して、カム軸や弁軸
の振動が引き起こされ、また弁ばねのサージングが発生
し、これらにより高速回転域での挙動が不安定になる。
また、着座時の加速度の急激な変化は弁の損傷の原因と
なるバウンス現象を引き起こす。
【0026】そこで、請求項2の発明によれば、下り区
間の等速度区間長さφdnを昇り区間の等速度区間長さφ
upより小さくしたので、下り区間における加速度の変化
を昇り区間における加速度の変化に比べて穏やかにで
き、高速回転域での弁の挙動を安定化することができる
とともに、弁着座時のバウンス現象を防止できる。
【0027】また請求項3の発明によれば、下り区間の
正加速度の最大値αdnを昇り区間の正加速度の最大値α
upより小さくしたので、加速度の急激な変化を防止で
き、慣性力の変化を穏やかにでき、もって高速回転域で
の弁の挙動を良くすることができるとともに、特に着座
時の加速度の変化を小さくでき、弁着座時のバウンス現
象を回避できる。
【0028】また、請求項4の発明によれば、下り側の
正加速度区間の長さθ0dn を昇り側の正加速度区間の長
さθ0up より大きくしたので、弁開面積と開時間との積
に基づいて求められる角度面積が下り区間の最大加速度
αdnを小さくしたことにより小さくなるのを抑制でき
る。
【0029】図14(a),(b),(c)はそれぞ
れ、弁揚程曲線y,速度係数曲線y´,加速度係数曲線
y´´を示す。同図においてαdnをαupより小さくする
一方、θ0dn をθ0up より大きくしたので、加速度の積
分値である面積Hを大きくでき、速度曲線y´における
最大値y´Dmaxを大きくできる。定性的にはy´Dmaxが
大きいほど弁揚程曲線yにおける最大値ymax を大きく
とることができる。ymax を大きくとれれば面積B(角
度面積)を大きくとることができ、吸気量を十分確保し
てエンジン性能を向上できる。
【0030】請求項5の発明によれば、下り区間の区間
長さθ1dn を昇り区間の区間長θ1up より大きくしたの
で、請求項4の発明と同様に、弁開面積と開時間との積
に基づいて求められる角度面積が下り区間の最大加速度
αdnを小さくしたことにより小さくなるのを抑制でき、
吸気量を十分に確保してエンジン性能を向上できる。
【0031】請求項6の発明によれば、下り区間の区間
長さθ1dn を昇り区間の区間長θ1up より大きくし、さ
らに下り区間の正加速度区間の長さθ0dn を昇り側の正
加速度区間の長さθ0up より大きくしたので、角度面積
が下り区間の最大加速度αdnを小さくしたことにより小
さくなるのをより一層確実に防止でき、吸気量を十分に
確保してエンジン性能を向上できる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1〜図7は請求項1の発明
に係る第1実施形態のエンジンの動弁装置を説明するた
めの図である。図1はSOHCタイプの動弁装置の断面
側面図、図2はDOHCタイプの動弁装置の断面側面
図、図3はカムノーズのプロフィルを示す模式図、図4
はカムノーズのプロフィルを曲率半径で示す図、図5は
カム軸回転角度と加速度係数, 速度係数との関係を、図
6はカム軸回転角度とカムノーズ・リフタ間荷重との関
係を、図7はカム軸回転角度とカム面の応力との関係を
説明するための特性図である。
【0033】図1において、1はSOHCタイプの動弁
装置を備えた水冷式4サイクル複数気筒エンジンであ
り、これはそれぞれアルミ合金製のクランクケース(図
示せず)上にシリンダボディ10,シリンダヘッド1
1,ヘッドカバー20を積層結合し、上記シリンダボデ
ィ10内に圧入されたシリンダライナ10cのシリンダ
ボア内にピストン14を摺動自在に挿入配置し、該ピス
トン14をコンロッドで上記クランクケース内のクラン
ク軸に連接した概略構造のものであり、図1は1つの気
筒の動弁装置の断面側面図である。
【0034】また上記シリンダヘッド11のシリンダボ
ディ側合面には燃焼室Eを形成する燃焼凹部11aが凹
設されており、該燃焼凹部11aには3つの吸気弁開口
18と2つの排気弁開口15が燃焼室Eの外周に沿うよ
う配置されて開口しており、該各吸気弁開口18,排気
弁開口15は吸気ポート31,排気ポート32によりシ
リンダヘッド11の後壁,前壁に導出されている。な
お、10aはシリンダボディ10に形成された水冷ジャ
ケット、30bは点火プラグの電極である。
【0035】上記各吸気弁開口18,各排気弁開口15
は、動弁装置40により進退駆動される吸気弁25,排
気弁26の弁頭25a,26aにより開閉される。該各
吸気弁25,排気弁26は、その弁軸25b,26bが
シリンダヘッド11とヘッドカバー20で形成されるカ
ム室24内に突出するようにかつ軸方向に進退自在に配
設されており、突出端に装着されたリテーナ34とシリ
ンダヘッド11のばね座との間に介在された弁ばね35
により閉方向に付勢されている。
【0036】上記動弁装置40は、燃焼室Eの略中心の
上方を通るようにクランク軸方向に配置された1本のカ
ム軸36と、該カム軸36の両側でかつ上方に配置され
た吸気ロッカ軸46及び排気ロッカ軸47と、該各ロッ
カ軸46,47により揺動自在に支持された1気筒当た
り3本の吸気ロッカアーム43,2本の排気ロッカアー
ム42とを備えている。
【0037】上記カム軸36は各気筒毎に3つの吸気カ
ムノーズ36aと2つの排気カムノーズ36bを有し、
燃焼室略中央部分及び両端部分がシリンダヘッド11に
形成されたカム軸受及びこれに装着された軸受キャップ
により回転自在に支持されている。
【0038】また上記吸気ロッカ軸46,排気ロッカ軸
47はヘッドカバー20の内面に下方に突設されたボス
部20a,20aにより固定支持されている。そして上
記吸気ロッカアーム43,排気ロッカアーム42の内側
端部には上記カムノーズ36a,36bに摺接する摺動
面43a,42aが形成され、外側端部には上記吸気弁
25,排気弁26の弁軸25b,26bの上端面に当接
するアジャストボルト48,49が軸方向位置を調整可
能に螺挿されている。なお48a,49aはロックナッ
トであり、50はヘッドカバー12に着脱可能に装着さ
れた弁隙間調整用キャップである。
【0039】図2において、1は直動式のDOHCタイ
プの動弁装置60を備えた水冷式4サイクルエンジンで
あり、図1と同一符号は同一又は相当部分を示す。この
動弁装置60は、吸気弁25,排気弁26をそれぞれ独
立の吸気カム軸61,排気カム軸62のカムノーズ36
a,36bによりリフタ63a,63bを介して開閉駆
動するようになっている。
【0040】上記図1,図2の各カム軸36,61,6
2の吸気カムノーズ36a,排気カムノーズ36bは本
実施形態の特徴をなすカムプロフィルを有しており、こ
のカムプロフィルについて詳述する。なお、以下の説明
は、主として図2に示す直動式の動弁装置における吸気
カムノーズ36aの場合を説明しているが、排気カムノ
ーズ36bについても同様である。また図1の動弁装置
における吸気カムノーズ36a,排気カムノーズ36b
についても同様である。
【0041】図3,図4は反時計回りに回転する上記吸
気カムノーズ36a,排気カムノーズ36bのカムプロ
フィルを説明するための図であり、同一タイミングにお
ける状態を示す。図中、TDCinは排気・吸入行程にお
ける上死点、BDCinは吸入・圧縮行程における下死
点、TDCexは圧縮・爆発行程における上死点、BDC
exは爆発・排気行程における下死点を示す。またθin,
θexはそれぞれ上記TDCin, l燃焼サイクル前のTD
Cin´を基準としたカム軸回転角度、γin, γexはそれ
ぞれ上記TDCin,TDCin´からカムノーズとリフタ
との接触点Bin,Bexまでのカム軸回転角度、Bino,
Bexoは最大リフト時の接触点、Pinは上記接触点Bin
からリフタ63aの摺接面に垂直の直線上に位置する曲
率中心、Rinは上記接触点Bin,部分の曲率半径を示
す。
【0042】なお、図3において、排気カムノーズをβ
角だけ戻した時の排気カムノーズとリフタとの相対位置
を、排気カムノーズを固定してリフタを移動させて図示
しており、この時のリフタが63b´であり、θex´は
この時のl燃焼サイクル前のTDCin´を基準としたカ
ム軸回転角、Bex´はカムノーズとリフタとの接触点、
γex´はl燃焼サイクル前のTDCin´を基準としたカ
ムノーズとリフタとの接触点Bex´までのカム軸回転角
度、Pex´は上記接触点Bex´からリフタ63b´の摺
接面に垂直の直線上に位置する曲率中心、Rex´は上記
接触点Bex´部分の曲率半径を示す。
【0043】図3において、カムプロフィルに固定する
仮想のTDCinラインは、このラインがリフタ63aの
軸線に一致したときピストンが排気・吸入行程の上死点
に位置し、カムプロフィルに固定する仮想のTDCexラ
インはこのラインが排気リフタ63bの軸線に一致した
ときピストンが圧縮・爆発行程の上死点に位置するもの
である。そして図示の状態は、吸気カムノーズ36aは
TDCinラインが排気・吸入行程の上死点位置から矢印
方向(カム軸回転方向)にθinだけ回転し、かつ排気カ
ムノーズ36bはl燃焼サイクル前のTDCin´を基準
としてθex(=θin+360°)だけ回転していること
を示している。
【0044】上記吸気カムノーズ36aは、弁リフト作
用を行わないベース円部70aと、ランプ部と実際に弁
をリフトさせる部分からなるリフト部70bとからな
り、排気カムノーズ36bは同様にベース円部71bと
リフト部71bとからなる。上記ベース円部70a,7
1aはカム軸心Cを中心とする半径Roの円弧からな
り、リフト部70b,71bの曲率半径は上記カム軸回
転角度θin,θex(あるいはγin,γex)に応じて図4
に示すように設定されている。
【0045】図4において実線,破線はそれぞれ排気カ
ムノーズ36b,吸気カムノーズ36aの曲率半径をカ
ム軸回転角θ及びクランク軸回転角Qをパラメータとし
て表したものである。図から判るように、ベース円部7
0a,71a部分は半径Ro一定であり弁のリフト作用
は生じない。
【0046】一方、リフト部70b,71bの曲率半径
については、弁の開き始め付近a及び閉じ終わり付近b
で最大値に設定されており、そのためリフト量は弁の開
き始め付近,又は閉じ終わり付近では緩やかに増加し、
又は減少する。また上記開き始め付近と閉じ終わり付近
との間の部分cでは、曲率半径はベース円部70a,7
1aの半径Roより小さい値に設定されており、弁リフ
ト量は放物線状に増加することとなる。
【0047】そして、従来のカムプロフィルの場合、上
記開き始めと閉じ終わりの間の部分cにおける曲率半径
は一定あるいは図4で下方に凸に設定されていたのに対
し、本実施形態では最大リフトに対応する部分dの曲率
半径Rexo,Rinoをその進角側及び遅角側に隣接する
部分の曲率半径Rexo´,Rino´よりΔRだけ大きく
設定している。即ち、従来のカム軸の最大リフト部分の
カムプロフィルが尖っていたのに対し、本実施形態の最
大リフト部分のカムプロフィルは従来のものよりベース
円部の半径に近くなっている。
【0048】ここで上記θinとγinとの間にはカムの形
状から求まる一定の関係、即ち γin=f1(θin) がある。またRinはγinの関数でもあり、θinの関数で
もある。即ち、 Rin=f2(γin) =f2(f1(θin))=g1( θin) の関係がある。なお、g1( θin) は図4に示す曲率半径
を示すデータを意味する。従って、図4に示すRin=g1
( θin) のデータが与えられれば、Rin=f2(γin) ,
及びγin=f1(θin) が求まり、従ってカムノーズの形
状が定まる。すなわち、カム軸中心Cと接触点Binとの
間の距離をZin、カム軸中心Cから降ろしたリフタへの
法線におけるカム軸中心Cとリフタ間の距離をyinとす
る時、曲率半径Rin(γin)が決まれば、幾何学的なカ
ムプロフィルを決めるZin(γin)及び、一定のカム軸
回転角速度で吸気カムを回転した時のカム軸回転角に対
する弁リフト量を決めるyin(θin)が定まる。このカ
ム軸中心Cとリフタ間の距離yinが本願に言う吸気カム
ノーズにおけるカムリフト曲線である。なお、排気カム
ノーズについても同様である。
【0049】図5は、カム軸回転角(θ)の変化に対す
る、カムリフト曲線y(mm) 及び加速度係数曲線y′′
=d2 f(θ)/dθ2(mm/rad2)の変化を示している。
本第1実施形態のカムノーズのプロフィルは、最大弁リ
フト付近における加速度係数の絶対値αが進角側及び遅
角側に隣接する弁リフト域での加速度係数の絶対値α′
よりΔαだけ小さくなるように、かつ弁リフトが増加す
る区間(昇り区間),減少する区間(下り区間)の両方
に弁リフト速度が最大でかつ一定となる等速度区間φu
p,φdnを有するように設定さこれている。なお、昇り
区間,下り区間の何れか一方のみに等速度区間を設ける
ことも可能である。
【0050】図6はカムノーズとリフタとの間に作用す
る荷重をカム軸回転角度をパラメータとして表したもの
である。カムノーズとリフタとの間に作用する荷重は、
弁ばねの発生する荷重と、慣性力〔弁, リフタ, 弁ばね
の一部からなる慣性マスに加速度を乗算したもの。最大
リフト付近では加速度係数が負であり、慣性力は負とな
る。また、加速度は図5の加速度係数y´´(mm/rad2)
に、実際のカム軸回転角速度( 例えばωrad/sec)を2乗
したものを掛けたものすなわちy´´×ω2(mm/sec2 )
となる。〕との和で表される。本実施形態カムプロフィ
ルの場合、図5から判るように、最大リフト付近での負
の加速度係数が小さくなっていることから、最大リフト
付近でのカムノーズとリフタとの間の荷重Fは、従来の
荷重F´に比較してΔFだけ増加する。その結果、リフ
タのカムノーズへの追従性が向上し、より高速回転まで
安定して作動し、限界回転数を高めることができる。
【0051】図7はカムノーズのカム面に作用する応力
をカム軸回転角度をパラメータとして表したものであ
る。カム面の応力はHertzの応力式から判る通り、カム
ノーズとリフタとの間に作用する荷重の平方根に比例す
るとともに、カムの曲率半径の平方根に反比例する。本
実施形態のカムプロフィルでは、上述のように最大リフ
ト付近の曲率半径が大きく設定されており、そのためカ
ム面応力はσとなり、従来のカム面応力σ′よりΔσだ
け応力が低下する。
【0052】慣性力はカム軸回転速度の2乗に比例する
ので、低速,中速回転域では、弁バネ荷重に対して慣性
力が相対的に小さくなり、カムプロフィル全体で見た場
合に最大リフト部分の応力が最大値を示すのが一般的で
ある。従って、低速,中速回転が常用される自動車用エ
ンジンの場合、最大リフト域部分の応力が高いことが動
弁装置全体の耐久性を低下させることとなる。本実施形
態では、上述のように最大リフト付近のカム面応力を従
来のものよりΔσだけ低下させたので、カム軸,ひいて
は動弁装置全体の耐久性を向上できる。
【0053】図8は請求項2の発明に係る第2実施形態
を説明するためのカム軸回転角度と弁リフト,速度係
数,加速度係数との関係を示す特性図である。本第2実
施形態では、上記第1実施形態に加えて、弁リフトが減
少する下り区間の等速度区間長さφdnが、弁リフトが増
加する昇り区間の等速度区間長さφupより小さくなるよ
うにカムノーズのカムプロフィルが設定されている。
【0054】本第2実施形態では、下り区間の等速度区
間長さφdnを昇り区間の等速度区間長さφupより小さく
したので、下り区間における加速度の変化を昇り区間に
おける加速度の変化に比べて穏やかにでき、高速回転域
での弁の挙動を安定化することができるとともに、弁着
座時のバウンス現象を防止できる。
【0055】図9は請求項3の発明に係る第3実施形態
を説明するためのカム軸回転角度と弁リフト,速度係
数,加速度係数との関係を示す特性図である。本第3実
施形態では、上記第2実施形態に加えて、弁リフトが減
少する下り期間における加速度係数の最大値αdnが弁リ
フトが増加する昇り区間における加速度係数の最大値α
upより小さくなるようにカムノーズのカムプロフィルが
設定されている。
【0056】本第3実施形態では、下り区間の加速度の
最大値αdnを昇り区間の加速度の最大値αupより小さく
したので、下り区間の正加速度の変化を穏やかにでき、
特に下り区間の正加速度の影響を大きく受ける着座時の
バウンス現象を抑制することができ、弁着座時の挙動を
安定化できる。
【0057】図10は、請求項4の発明に係る第4実施
形態を説明するためのカム軸回転角度と弁リフト,速度
係数,加速度係数との関係を示す特性図である。本第4
実施形態では、上記第3実施形態に加えて、弁リフトが
減少する下り区間における正加速度区間長さθ0dn が、
弁リフトが上昇する昇り区間における正加速度区間長さ
θ0up より大きくなるようにカムプロフィルが設定され
ている。
【0058】上記下り区間の正加速度区間の長さθ0dn
を昇り側の正加速度区間の長さθ0up より大きくしたの
で、弁開面積と開時間との積に基づいて求められる角度
面積が下り区間の最大加速度αdnを小さくしたことによ
り小さくなるのを抑制できる。
【0059】即ち、図14(a),(b),(c)にお
いて、αdnをαupより小さくする一方、θ0dn をθ0up
より大きくしたので、加速度の積分値である面積Hを大
きくでき、速度曲線y´における最大値y´Dmaxを大き
くできる。定性的にはy´Dmaxが大きいほど弁揚程曲線
yにおける最大値ymax を大きくとることができる。y
max を大きくとれれば面積B(角度面積)を大きくとる
ことができ、吸気量を十分確保してエンジン性能を向上
できる。下り側の正加速度区間における加速度の最大値
αdnを小さくできるため、閉弁時のバウンドを防止で
き、もって高回転での挙動を向上できる。
【0060】図11は請求項5の発明に係る第5実施形
態を説明するためのカム軸回転角度と弁リフト,速度係
数,加速度係数との関係を示す特性図である。本第5実
施形態では、上記第3実施形態に加えて、下り区間の区
間長さθ1dn を昇り区間の区間長さをθ1up より大きく
なるようにカムプロフィルが設定されている。
【0061】本第5実施形態では、弁開面積と開時間と
の積に基づいて求められる角度面積が下り区間の最大加
速度αdnを小さくしたことにより小さくなるのを抑制で
き、吸気量を十分に確保してエンジン性能を向上でき
る。
【0062】図12は、請求項6の発明に係る第6実施
形態を説明するためのカム軸回転角度と弁リフト,速度
係数,加速度係数との関係を示す特性図である。本第6
実施形態では、上記第4実施形態に加えて、下り区間の
正加速度区間の長さθ0dn が昇り側の正加速度区間の長
さθ0up より大きくなるようにカムノーズのカムプロフ
ィルが設定されている。
【0063】本第6実施形態では、下り区間の正加速度
区間の長さθ0dn を昇り側の正加速度区間の長さθ0up
より大きくしたので、角度面積が下り区間の最大加速度
αdnを小さくしたことにより小さくなるのをより一層確
実に防止でき、吸気量を十分に確保してエンジン性能を
向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明に係る第1実施形態によるSO
HCタイプの動弁装置の断面側面図である。
【図2】上記第1実施形態装置が適用されたDOHCタ
イプの動弁装置の断面側面図である。
【図3】上記第1実施形態装置のカム軸のカムノーズを
模式的に示す図である。
【図4】上記第1実施形態装置のカムノーズのカムプロ
フィルを曲率半径で表す特性図である。
【図5】上記第1実施形態におけるカム軸回転角度と加
速度係数, 速度係数,弁リフトとの関係を示す特性図で
ある。
【図6】上記第1実施形態のカム軸回転角度とカムノー
ズ・リフタ間荷重特性図である。
【図7】上記第1実施形態のカム軸回転角度・カム面応
力特性図である。
【図8】請求項2の発明に係る第2実施形態のカム軸回
転角度・加速度係数特性図である。
【図9】請求項3の発明に係る第3実施形態のカム軸回
転角度・加速度係数特性図である。
【図10】請求項4の発明に係る第4実施形態のカム軸
回転角度・加速度係数特性図である。
【図11】請求項5の発明に係る第5実施形態のカム軸
回転角度・加速度係数特性図である。
【図12】請求項6の発明に係る第6実施形態のカム軸
回転角度・加速度係数特性図である。
【図13】本発明における等速度区間を設けたことによ
る作用効果を説明するための図である。
【図14】本発明における等速度区間を設けたことによ
る作用効果を説明するための図である。
【図15】従来のカム軸回転角度・加速度加速度の関係
を説明するための図である。
【符号の説明】
1 エンジン 25 吸気弁 26 排気弁 36 カム軸 40, 60 動弁装置 y 弁リフト曲線 y′′ 加速度係数 αdn 下り区間加速度最大値 αup 昇り区間の加速度最大値 θ0dn 下り区間正加速度区間長さ θ0up 昇り区間正加速度区間長さ θ1dn 下り区間長さ θ1up 昇り区間長さ φdn 下り区間の等速度区間長さ φup 昇り区間の等速度区間長さ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最大弁リフト付近における加速度係数の
    絶対値が進角側及び遅角側に隣接する弁リフト域での加
    速度係数の絶対値より小さくなるようにするか、又は最
    大弁リフト付近での曲率半径が進角側及び遅角側に隣接
    する弁リフト域での曲率半径より大きくなるように、か
    つ弁リフトが増加する区間(昇り区間),減少する区間
    (下り区間)の少なくとも何れか一方に弁リフト速度が
    最大でかつ一定となる等速度区間を有するように設定さ
    れた排気カムプロフィル,吸気カムプロフィルの少なく
    とも一方を有するカム軸を備えたことを特徴とするエン
    ジンの動弁装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、昇り区間,及び下り
    区間に等速度区間を有し、昇り区間,下り区間の等速度
    区間長さをφup,φdnとする時、 φup>φdn となるように設定された排気カムプロフィル,吸気カム
    プロフィルの少なくとも一方を有するカム軸を備えたこ
    とを特徴とするエンジンの動弁装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、昇り区間,下り区間
    の加速度最大値をαup,αdnとする時、 αup>αdn となるように設定された排気カムプロフィル,吸気カム
    プロフィルの少なくとも一方を有するカム軸を備えたこ
    とを特徴とするエンジンの動弁装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、昇り区間,下り区間
    の正加速度区間長さをθ0up ,θ0dn とする時、 θ0up <θ0dn となるように設定された排気カムプロフィル,吸気カム
    プロフィルの少なくとも一方を有するカム軸を備えたこ
    とを特徴とするエンジンの動弁装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、昇り区間,下り区間
    の区間長さをθ1up,θ1dn とする時、 θ1up <θ1dn となるように設定された排気カムプロフィル,吸気カム
    プロフィルの少なくとも一方を有するカム軸を備えたこ
    とを特徴とするエンジンの動弁装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、昇り区間,下り区間
    の正加速度区間長さをθ0up ,θ0dn とする時、 θ0up <θ0dn となるように設定された排気カムプロフィル,吸気カム
    プロフィルの少なくとも一方を有するカム軸を備えたこ
    とを特徴とするエンジンの動弁装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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