JPH11347876A - 主軸移動型工作機械における工作物搬送方法、その装置および加工システム - Google Patents
主軸移動型工作機械における工作物搬送方法、その装置および加工システムInfo
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- JPH11347876A JPH11347876A JP10173998A JP17399898A JPH11347876A JP H11347876 A JPH11347876 A JP H11347876A JP 10173998 A JP10173998 A JP 10173998A JP 17399898 A JP17399898 A JP 17399898A JP H11347876 A JPH11347876 A JP H11347876A
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- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23Q—DETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
- B23Q7/00—Arrangements for handling work specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools, e.g. for conveying, loading, positioning, discharging, sorting
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 工作物搬送装置をコンパクトにして主軸移動
型工作機械の全体を小型化し、工作物交換時間を短縮す
ることが求められていた。 【解決手段】 工作物搬送方法は、チャックが受け取る
ための未加工工作物7を未加工工作物用パレット32に
載置して搬送する未加工工作物搬送部35の上段に、加
工済工作物8を加工済工作物用パレット33に載置して
搬送する加工済工作物搬送部36を配置し、未加工工作
物用パレット32は、未加工工作物受け取り位置30と
工作物搬入位置37との間を移動し、加工済工作物用パ
レット33は、加工済工作物渡し位置31と工作物搬出
位置38との間を移動することにより、チャックとの間
で工作物の授受を行うようにしている。
型工作機械の全体を小型化し、工作物交換時間を短縮す
ることが求められていた。 【解決手段】 工作物搬送方法は、チャックが受け取る
ための未加工工作物7を未加工工作物用パレット32に
載置して搬送する未加工工作物搬送部35の上段に、加
工済工作物8を加工済工作物用パレット33に載置して
搬送する加工済工作物搬送部36を配置し、未加工工作
物用パレット32は、未加工工作物受け取り位置30と
工作物搬入位置37との間を移動し、加工済工作物用パ
レット33は、加工済工作物渡し位置31と工作物搬出
位置38との間を移動することにより、チャックとの間
で工作物の授受を行うようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主軸を回転自在に
支持する主軸台が少なくとも主軸の軸線方向(Z軸方
向)およびこの主軸軸線と直交する方向(X軸方向)に
移動する主軸移動型工作機械に工作物を搬入,搬出し
て、主軸の下端に設けられたチャックと工作物搬送装置
との間で工作物を授受する工作物搬送方法、その装置お
よび加工システムに関する。
支持する主軸台が少なくとも主軸の軸線方向(Z軸方
向)およびこの主軸軸線と直交する方向(X軸方向)に
移動する主軸移動型工作機械に工作物を搬入,搬出し
て、主軸の下端に設けられたチャックと工作物搬送装置
との間で工作物を授受する工作物搬送方法、その装置お
よび加工システムに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明の関連技術として、本出願人は、
主軸移動型工作機械に対して工作物(ワーク)を交換す
るための工作物交換装置を提案している(特願平9−3
62060号)。この工作物交換装置は、二つまたは四
つの工作物載置部が水平面内に並設され、この工作物載
置部を回転移動または前後方向に移動させるようになっ
ている。
主軸移動型工作機械に対して工作物(ワーク)を交換す
るための工作物交換装置を提案している(特願平9−3
62060号)。この工作物交換装置は、二つまたは四
つの工作物載置部が水平面内に並設され、この工作物載
置部を回転移動または前後方向に移動させるようになっ
ている。
【0003】別の関連技術として、本出願人は主軸移動
型工作機械におけるワークフィーダ(特願平9−297
774号)、およびワークストッカ(特願平10−48
840号)等を提案している。このワークフィーダ等で
は、複数の工作物載置部(ワーク載置部)を水平面内で
旋回させて、工作物を工作機械に対して搬入,搬出して
いる。
型工作機械におけるワークフィーダ(特願平9−297
774号)、およびワークストッカ(特願平10−48
840号)等を提案している。このワークフィーダ等で
は、複数の工作物載置部(ワーク載置部)を水平面内で
旋回させて、工作物を工作機械に対して搬入,搬出して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記各関連技術では、
工作物が載置される複数の工作物載置部が、水平面内に
配置されており上下二段には配置されていない。その結
果、工作物載置部を移動させるための装置が大型化する
傾向があった。特に、直径の大きな工作物を搬送する場
合には工作物載置部が大型化する。また、工作機械の主
軸台は、工作物授受領域内で、加工済工作物を工作物載
置部に載置した後、X軸方向に移動して未加工工作物を
受け取る動作を行う。この工作物の授受動作を行う時
の、主軸台のX軸方向の移動距離が長くなる傾向があっ
た。
工作物が載置される複数の工作物載置部が、水平面内に
配置されており上下二段には配置されていない。その結
果、工作物載置部を移動させるための装置が大型化する
傾向があった。特に、直径の大きな工作物を搬送する場
合には工作物載置部が大型化する。また、工作機械の主
軸台は、工作物授受領域内で、加工済工作物を工作物載
置部に載置した後、X軸方向に移動して未加工工作物を
受け取る動作を行う。この工作物の授受動作を行う時
の、主軸台のX軸方向の移動距離が長くなる傾向があっ
た。
【0005】このように、工作物を搬送するための搬送
装置自体が大型化するとともに、主軸台がX軸方向に移
動して工作物の授受動作を行う必要があるので、工作機
械全体の大型化をまねく。その結果、直径の大きな工作
物を加工する工作機械と、標準的な大きさの工作物を加
工する工作機械とを共通化するのが困難であった。ま
た、搬送装置の大型化と主軸台の移動動作の結果、工作
物の交換時間が長くなる傾向にあった。
装置自体が大型化するとともに、主軸台がX軸方向に移
動して工作物の授受動作を行う必要があるので、工作機
械全体の大型化をまねく。その結果、直径の大きな工作
物を加工する工作機械と、標準的な大きさの工作物を加
工する工作機械とを共通化するのが困難であった。ま
た、搬送装置の大型化と主軸台の移動動作の結果、工作
物の交換時間が長くなる傾向にあった。
【0006】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、工作物搬送装置をコンパクトにして
主軸移動型工作機械の全体を小型化し、工作物交換時間
を短縮することができる主軸移動型工作機械における工
作物搬送方法、その装置および加工システムを提供する
ことを目的とする。
になされたもので、工作物搬送装置をコンパクトにして
主軸移動型工作機械の全体を小型化し、工作物交換時間
を短縮することができる主軸移動型工作機械における工
作物搬送方法、その装置および加工システムを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明にかかる主軸移動型工作機械における工作物
搬送方法は、主軸を回転自在に支持する主軸台が前記主
軸の軸線方向およびこの主軸軸線と直交する方向に移動
する主軸移動型工作機械に工作物を搬送して、前記主軸
の下端に設けられたチャックと工作物搬送装置との間で
前記工作物を授受する工作物搬送方法であって、前記チ
ャックが受け取るための未加工工作物を未加工工作物載
置部に載置して搬送する未加工工作物搬送部の上段また
は下段に、前記チャックから渡された加工済工作物を加
工済工作物載置部に載置して搬送する加工済工作物搬送
部を配置し、前記未加工工作物載置部は、前記工作機械
でこれから加工するために前記未加工工作物を前記チャ
ックが受け取る未加工工作物受け取り位置と、前記未加
工工作物を搬入する工作物搬入位置との間を移動し、前
記加工済工作物載置部は、前記未加工工作物受け取り位
置の上方または下方に位置して前記工作機械での加工が
完了した前記加工済工作物を前記チャックが載置して渡
す加工済工作物渡し位置と、前記加工済工作物を搬出す
る工作物搬出位置との間を移動することにより、前記チ
ャックとの間で前記工作物の授受を行うようにしてい
る。
め、本発明にかかる主軸移動型工作機械における工作物
搬送方法は、主軸を回転自在に支持する主軸台が前記主
軸の軸線方向およびこの主軸軸線と直交する方向に移動
する主軸移動型工作機械に工作物を搬送して、前記主軸
の下端に設けられたチャックと工作物搬送装置との間で
前記工作物を授受する工作物搬送方法であって、前記チ
ャックが受け取るための未加工工作物を未加工工作物載
置部に載置して搬送する未加工工作物搬送部の上段また
は下段に、前記チャックから渡された加工済工作物を加
工済工作物載置部に載置して搬送する加工済工作物搬送
部を配置し、前記未加工工作物載置部は、前記工作機械
でこれから加工するために前記未加工工作物を前記チャ
ックが受け取る未加工工作物受け取り位置と、前記未加
工工作物を搬入する工作物搬入位置との間を移動し、前
記加工済工作物載置部は、前記未加工工作物受け取り位
置の上方または下方に位置して前記工作機械での加工が
完了した前記加工済工作物を前記チャックが載置して渡
す加工済工作物渡し位置と、前記加工済工作物を搬出す
る工作物搬出位置との間を移動することにより、前記チ
ャックとの間で前記工作物の授受を行うようにしてい
る。
【0008】前記方法を実施する上で好適な主軸移動型
工作機械における工作物搬送装置は、主軸を回転自在に
支持する主軸台が前記主軸の軸線方向およびこの主軸軸
線と直交する方向に移動する主軸移動型工作機械に工作
物を搬送して、前記主軸の下端に設けられたチャックと
の間で前記工作物を授受するための工作物搬送装置であ
って、前記工作機械の機械本体の近傍の所定位置に設置
された工作物搬送装置基体と、この工作物搬送装置基体
に設けられ、前記チャックが受け取るための未加工工作
物を未加工工作物載置部に載置して搬送する未加工工作
物搬送部と、前記工作物搬送装置基体に設けられて前記
未加工工作物搬送部の上段または下段に配置され、前記
チャックから渡された加工済工作物を加工済工作物載置
部に載置して搬送する加工済工作物搬送部とを備え、前
記未加工工作物搬送部の前記未加工工作物載置部は、前
記工作機械でこれから加工するために前記未加工工作物
を前記チャックが受け取る未加工工作物受け取り位置
と、前記未加工工作物を搬入する工作物搬入位置との間
を移動し、前記加工済工作物搬送部の前記加工済工作物
載置部は、前記未加工工作物受け取り位置の上方または
下方に位置して前記工作機械での加工が完了した前記加
工済工作物を前記チャックが載置して渡す加工済工作物
渡し位置と、前記加工済工作物を搬出する工作物搬出位
置との間を移動することにより、前記チャックとの間で
前記工作物の授受を行うようにしている。
工作機械における工作物搬送装置は、主軸を回転自在に
支持する主軸台が前記主軸の軸線方向およびこの主軸軸
線と直交する方向に移動する主軸移動型工作機械に工作
物を搬送して、前記主軸の下端に設けられたチャックと
の間で前記工作物を授受するための工作物搬送装置であ
って、前記工作機械の機械本体の近傍の所定位置に設置
された工作物搬送装置基体と、この工作物搬送装置基体
に設けられ、前記チャックが受け取るための未加工工作
物を未加工工作物載置部に載置して搬送する未加工工作
物搬送部と、前記工作物搬送装置基体に設けられて前記
未加工工作物搬送部の上段または下段に配置され、前記
チャックから渡された加工済工作物を加工済工作物載置
部に載置して搬送する加工済工作物搬送部とを備え、前
記未加工工作物搬送部の前記未加工工作物載置部は、前
記工作機械でこれから加工するために前記未加工工作物
を前記チャックが受け取る未加工工作物受け取り位置
と、前記未加工工作物を搬入する工作物搬入位置との間
を移動し、前記加工済工作物搬送部の前記加工済工作物
載置部は、前記未加工工作物受け取り位置の上方または
下方に位置して前記工作機械での加工が完了した前記加
工済工作物を前記チャックが載置して渡す加工済工作物
渡し位置と、前記加工済工作物を搬出する工作物搬出位
置との間を移動することにより、前記チャックとの間で
前記工作物の授受を行うようにしている。
【0009】前記方法および装置において、前記未加工
工作物受け取り位置および前記加工済工作物渡し位置
は、前記主軸台の前記主軸軸線と直交する方向と平行な
移動軌跡上にあるのが好ましい。
工作物受け取り位置および前記加工済工作物渡し位置
は、前記主軸台の前記主軸軸線と直交する方向と平行な
移動軌跡上にあるのが好ましい。
【0010】なお、上段に前記加工済工作物搬送部が配
置され、下段に前記未加工工作物搬送部が配置されてい
るのが好ましい。また、前記未加工工作物搬送部と前記
加工済工作物搬送部はほぼ二段重ねに配置されて前記工
作物搬送装置基体に設けられ、前記未加工工作物載置部
と前記加工済工作物載置部は同一方向に移動するのが好
ましい。また、前記未加工工作物搬送部と前記加工済工
作物搬送部は異なる方向に移動するように配置されてい
てもよい。なお、前記未加工工作物搬送部と前記加工済
工作物搬送部の位置は、前記主軸台の前記主軸軸線と直
交する移動方向に所定距離だけ若干ずれていてもよい。
置され、下段に前記未加工工作物搬送部が配置されてい
るのが好ましい。また、前記未加工工作物搬送部と前記
加工済工作物搬送部はほぼ二段重ねに配置されて前記工
作物搬送装置基体に設けられ、前記未加工工作物載置部
と前記加工済工作物載置部は同一方向に移動するのが好
ましい。また、前記未加工工作物搬送部と前記加工済工
作物搬送部は異なる方向に移動するように配置されてい
てもよい。なお、前記未加工工作物搬送部と前記加工済
工作物搬送部の位置は、前記主軸台の前記主軸軸線と直
交する移動方向に所定距離だけ若干ずれていてもよい。
【0011】なお、上段に前記未加工工作物搬送部が配
置され、下段に前記加工済工作物搬送部が配置され、前
記加工済工作物渡し位置で前記チャックが下段の前記加
工済工作物搬送部の前記加工済工作物載置部に前記加工
済工作物を載置する動作中は、上段の前記未加工工作物
搬送部は退避位置に退避するようにしてもよい。この場
合、前記未加工工作物搬送部と前記加工済工作物搬送部
は、ほぼ二段重ねに配置されて前記工作物搬送装置基体
に設けられ、前記未加工工作物載置部と前記加工済工作
物載置部は同一方向に移動してもよい。また、前記未加
工工作物搬送部と前記加工済工作物搬送部は異なる方向
に移動するように配置されていてもよい。
置され、下段に前記加工済工作物搬送部が配置され、前
記加工済工作物渡し位置で前記チャックが下段の前記加
工済工作物搬送部の前記加工済工作物載置部に前記加工
済工作物を載置する動作中は、上段の前記未加工工作物
搬送部は退避位置に退避するようにしてもよい。この場
合、前記未加工工作物搬送部と前記加工済工作物搬送部
は、ほぼ二段重ねに配置されて前記工作物搬送装置基体
に設けられ、前記未加工工作物載置部と前記加工済工作
物載置部は同一方向に移動してもよい。また、前記未加
工工作物搬送部と前記加工済工作物搬送部は異なる方向
に移動するように配置されていてもよい。
【0012】なお、前記未加工工作物搬送部と前記加工
済工作物搬送部の位置は、前記主軸台の前記主軸軸線と
直交する移動方向に所定距離だけ若干ずれていてもよ
い。また、前記未加工工作物搬送部および加工済工作物
搬送部のいずれか一方の搬送部を前記工作物搬送装置基
体に設けるとともに、いずれか他方の搬送部を前記一方
の搬送部の上に設け、前記未加工工作物載置部と前記加
工済工作物載置部を異なる方向に移動するようにしても
よい。前記未加工工作物載置部および前記加工済工作物
載置部の少なくともいずれか一方を昇降移動させて前記
工作物を前記チャックで把持可能にするのが好ましい。
済工作物搬送部の位置は、前記主軸台の前記主軸軸線と
直交する移動方向に所定距離だけ若干ずれていてもよ
い。また、前記未加工工作物搬送部および加工済工作物
搬送部のいずれか一方の搬送部を前記工作物搬送装置基
体に設けるとともに、いずれか他方の搬送部を前記一方
の搬送部の上に設け、前記未加工工作物載置部と前記加
工済工作物載置部を異なる方向に移動するようにしても
よい。前記未加工工作物載置部および前記加工済工作物
載置部の少なくともいずれか一方を昇降移動させて前記
工作物を前記チャックで把持可能にするのが好ましい。
【0013】本発明の加工システムは、複数の前記主軸
移動型工作機械を並設して前記工作物を順次加工してい
く加工システムであって、前記工作物搬送装置で、とな
り合う前記工作機械と他の前記工作機械とを接続して前
記工作物を順次搬送する。
移動型工作機械を並設して前記工作物を順次加工してい
く加工システムであって、前記工作物搬送装置で、とな
り合う前記工作機械と他の前記工作機械とを接続して前
記工作物を順次搬送する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる実施の形態
の一例を図1から図9を参照して説明する。この実施形
態では、NC(数値制御)装置(図示せず)により数値
制御される主軸移動型の工作機械として立て旋盤の場合
を示している。この工作機械は、主軸を回転自在に支持
する主軸台が少なくとも主軸の軸線方向およびこの主軸
軸線と直交する方向に移動して、主軸の下端(下方端
部)に設けられたチャックと工作物搬送装置との間で工
作物(ワーク)を授受(受け渡し)するとともに、主軸
台が工作物授受領域と加工領域との間を移動できるタイ
プの工作機械であれば、ターニングセンタ,研削盤,マ
シニングセンタなど他の種類の工作機械であってもよ
い。すなわち、直交3軸方向に移動する工作機械であっ
てもよい。なお、工作機械の主軸の軸線は、床面に対し
て垂直方向を向いている場合を示しているが、この垂直
方向に対して所定角度傾斜した方向を向いた場合でもよ
い。
の一例を図1から図9を参照して説明する。この実施形
態では、NC(数値制御)装置(図示せず)により数値
制御される主軸移動型の工作機械として立て旋盤の場合
を示している。この工作機械は、主軸を回転自在に支持
する主軸台が少なくとも主軸の軸線方向およびこの主軸
軸線と直交する方向に移動して、主軸の下端(下方端
部)に設けられたチャックと工作物搬送装置との間で工
作物(ワーク)を授受(受け渡し)するとともに、主軸
台が工作物授受領域と加工領域との間を移動できるタイ
プの工作機械であれば、ターニングセンタ,研削盤,マ
シニングセンタなど他の種類の工作機械であってもよ
い。すなわち、直交3軸方向に移動する工作機械であっ
てもよい。なお、工作機械の主軸の軸線は、床面に対し
て垂直方向を向いている場合を示しているが、この垂直
方向に対して所定角度傾斜した方向を向いた場合でもよ
い。
【0015】図1および図2は、それぞれ主軸移動型の
立て旋盤に工作物搬送装置を付属させた全体平面図およ
び全体正面図である。まず最初に、主軸移動型の立て旋
盤(以下、旋盤と記載)1について説明する。図1およ
び図2に示すように、旋盤1は、機械本体2と、機械本
体2の近傍に設けられ、旋盤1の所定の位置に工作物を
搬送する動作を行う工作物搬送装置3とを備え、NC装
置により数値制御される。旋盤1においては、主軸台4
および主軸5など可動体が、主軸軸線CL方向と平行な
方向であるZ軸方向に移動するとともに、Z軸方向と直
交するX軸と平行な移動軌跡C0 上を、加工領域17内
で加工が行われる位置(以下、加工位置と記載)と、工
作物搬送装置3の工作物授受位置Dとの間で移動する。
立て旋盤に工作物搬送装置を付属させた全体平面図およ
び全体正面図である。まず最初に、主軸移動型の立て旋
盤(以下、旋盤と記載)1について説明する。図1およ
び図2に示すように、旋盤1は、機械本体2と、機械本
体2の近傍に設けられ、旋盤1の所定の位置に工作物を
搬送する動作を行う工作物搬送装置3とを備え、NC装
置により数値制御される。旋盤1においては、主軸台4
および主軸5など可動体が、主軸軸線CL方向と平行な
方向であるZ軸方向に移動するとともに、Z軸方向と直
交するX軸と平行な移動軌跡C0 上を、加工領域17内
で加工が行われる位置(以下、加工位置と記載)と、工
作物搬送装置3の工作物授受位置Dとの間で移動する。
【0016】チャック6は、この旋盤1で加工が未だ行
われていない未加工の工作物(たとえば、素材ワーク)
7を着脱自在に直接把持して工作物搬送装置3から受け
取り、旋盤1の加工位置で加工した後は、加工が終了し
た加工済工作物(たとえば、完成品)8の把持を解除し
てこの加工済工作物8を工作物搬送装置3に渡す。主軸
5を含む主軸台4がX軸方向およびZ軸方向に移動する
このタイプの旋盤1では、主軸台4の移動動作が工作物
搬送の機能も果している。
われていない未加工の工作物(たとえば、素材ワーク)
7を着脱自在に直接把持して工作物搬送装置3から受け
取り、旋盤1の加工位置で加工した後は、加工が終了し
た加工済工作物(たとえば、完成品)8の把持を解除し
てこの加工済工作物8を工作物搬送装置3に渡す。主軸
5を含む主軸台4がX軸方向およびZ軸方向に移動する
このタイプの旋盤1では、主軸台4の移動動作が工作物
搬送の機能も果している。
【0017】旋盤1には、加工位置で加工が行われると
ともにスプラッシュガード9,仕切りカバー9aで遮蔽
された加工領域17と、加工領域17に隣接し、チャッ
ク6と工作物搬送装置3との間で工作物の授受が行われ
る工作物授受領域18とが設けられており、主軸台4は
両方の領域17,18間を移動する。工作物授受領域1
8も、スプラッシュガード9,仕切りカバー9aで遮蔽
されている。仕切りカバー9aには、主軸台4の移動の
ための開口部が設けられている。主軸台4が少なくとも
加工領域17側で加工を行っている時、前記開口部より
加工領域17側の切粉やクーラントが外部に飛散しない
ようなカバー等が、サドル12,主軸台4等に、また
は、サドル12,主軸台4等と仕切りカバー9aとの間
に設けられている。工作物搬送装置3は工作物授受領域
18側に設置されて、チャック6との間で未加工工作物
7や加工済工作物8の授受を行う。工作物搬送装置3の
一部(たとえば、工作物授受位置D側の部分)は工作物
授受領域18に位置し、他の一部は、作業者による加工
済工作物8の取り外し作業,および未加工工作物7の載
置作業等が行われる領域に位置している。
ともにスプラッシュガード9,仕切りカバー9aで遮蔽
された加工領域17と、加工領域17に隣接し、チャッ
ク6と工作物搬送装置3との間で工作物の授受が行われ
る工作物授受領域18とが設けられており、主軸台4は
両方の領域17,18間を移動する。工作物授受領域1
8も、スプラッシュガード9,仕切りカバー9aで遮蔽
されている。仕切りカバー9aには、主軸台4の移動の
ための開口部が設けられている。主軸台4が少なくとも
加工領域17側で加工を行っている時、前記開口部より
加工領域17側の切粉やクーラントが外部に飛散しない
ようなカバー等が、サドル12,主軸台4等に、また
は、サドル12,主軸台4等と仕切りカバー9aとの間
に設けられている。工作物搬送装置3は工作物授受領域
18側に設置されて、チャック6との間で未加工工作物
7や加工済工作物8の授受を行う。工作物搬送装置3の
一部(たとえば、工作物授受位置D側の部分)は工作物
授受領域18に位置し、他の一部は、作業者による加工
済工作物8の取り外し作業,および未加工工作物7の載
置作業等が行われる領域に位置している。
【0018】工作物搬送装置3には、工作物授受領域1
8にある工作物授受位置Dと、作業者が工作物の取り替
え作業を行う工作物取り替え作業位置Eが設定されてい
る。工作物授受位置Dには、下方に位置する未加工工作
物受け取り位置30と、上方に位置する加工済工作物渡
し位置31とがある。工作物授受位置Dで、チャック6
と工作物搬送装置3との間で未加工工作物7および加工
済工作物8の授受動作が行われる。未加工工作物受け取
り位置30では、旋盤1でこれから加工するために、チ
ャック6と対向するように未加工工作物載置部としての
未加工工作物用パレット32が位置決めされ、チャック
6の複数の爪で、未加工工作物用パレット32の上面に
載置された未加工工作物7を把持して受け取る。
8にある工作物授受位置Dと、作業者が工作物の取り替
え作業を行う工作物取り替え作業位置Eが設定されてい
る。工作物授受位置Dには、下方に位置する未加工工作
物受け取り位置30と、上方に位置する加工済工作物渡
し位置31とがある。工作物授受位置Dで、チャック6
と工作物搬送装置3との間で未加工工作物7および加工
済工作物8の授受動作が行われる。未加工工作物受け取
り位置30では、旋盤1でこれから加工するために、チ
ャック6と対向するように未加工工作物載置部としての
未加工工作物用パレット32が位置決めされ、チャック
6の複数の爪で、未加工工作物用パレット32の上面に
載置された未加工工作物7を把持して受け取る。
【0019】未加工工作物受け取り位置30の上方に配
置された加工済工作物渡し位置31においても、チャッ
ク6と対向するように加工済工作物載置部としての加工
済工作物用パレット33が位置決めされるようになって
いる。この加工済工作物渡し位置31では、旋盤1での
加工が完了した加工済工作物8をチャック6が加工済工
作物用パレット33の上面に載置して渡すようになって
いる。すなわち、チャック6は、加工済工作物8の把持
を加工済工作物渡し位置31で解除して、この加工済工
作物8を加工済工作物用パレット33上に載置する。そ
のために、未加工工作物受け取り位置30および加工済
工作物渡し位置31は、主軸台4の主軸軸線CLと直交
する方向と平行な移動軌跡C0 上に位置している。
置された加工済工作物渡し位置31においても、チャッ
ク6と対向するように加工済工作物載置部としての加工
済工作物用パレット33が位置決めされるようになって
いる。この加工済工作物渡し位置31では、旋盤1での
加工が完了した加工済工作物8をチャック6が加工済工
作物用パレット33の上面に載置して渡すようになって
いる。すなわち、チャック6は、加工済工作物8の把持
を加工済工作物渡し位置31で解除して、この加工済工
作物8を加工済工作物用パレット33上に載置する。そ
のために、未加工工作物受け取り位置30および加工済
工作物渡し位置31は、主軸台4の主軸軸線CLと直交
する方向と平行な移動軌跡C0 上に位置している。
【0020】旋盤1のベッド10の上面には、X軸方向
に一対のガイドレール11が平行に取付けられている。
二本のガイドレール11上には、図示しないスライド本
体を介して、サドル12がX軸方向に移動自在に配置さ
れている。ガイドレール11とスライド本体は直動ころ
がり案内を構成している。ベッド10の工作物搬送装置
3側にはブラケット10aが固定されており、ガイドレ
ール11,11は、ベッド10とブラケット10aとに
より支持されている。なお、ブラケット10aはベッド
10と一体に形成してもよく、また、ガイドレール11
も、ベッド10側のレールとブラケット10a側のレー
ルに分割しておいて、組立調整時に一つのガイドレール
となるようにしてもよい。
に一対のガイドレール11が平行に取付けられている。
二本のガイドレール11上には、図示しないスライド本
体を介して、サドル12がX軸方向に移動自在に配置さ
れている。ガイドレール11とスライド本体は直動ころ
がり案内を構成している。ベッド10の工作物搬送装置
3側にはブラケット10aが固定されており、ガイドレ
ール11,11は、ベッド10とブラケット10aとに
より支持されている。なお、ブラケット10aはベッド
10と一体に形成してもよく、また、ガイドレール11
も、ベッド10側のレールとブラケット10a側のレー
ルに分割しておいて、組立調整時に一つのガイドレール
となるようにしてもよい。
【0021】二本のガイドレール11の間には、X軸用
ボールねじのねじ軸13がガイドレール11と平行に配
置され、ねじ軸13には、サドル12に固定されたナッ
ト14がねじ込まれている。ねじ軸13の両端部は、軸
受を内蔵した軸受装置15,16により回転自在に軸支
されている。ねじ軸13は、歯付プーリ13a,13b
および歯付ベルト13cを介して、X軸用サーボモータ
20により正逆方向に回転駆動される。なお、X軸用サ
ーボモータ20とX軸用ボールねじは、連結部材で直結
されていてもよいが、歯車機構等を介して回転駆動され
ていてもよい。X軸用サーボモータ20に駆動されてね
じ軸13が回転すると、サドル12が、ナット14を介
してガイドレール11に案内されてX軸方向に往復移動
し、この移動動作が工具22に対する主軸台4のX軸方
向の移動となる。この旋盤1は、X軸方向へのサドル1
2の移動可能距離が工作物搬送装置3の方向に長くなっ
ている。
ボールねじのねじ軸13がガイドレール11と平行に配
置され、ねじ軸13には、サドル12に固定されたナッ
ト14がねじ込まれている。ねじ軸13の両端部は、軸
受を内蔵した軸受装置15,16により回転自在に軸支
されている。ねじ軸13は、歯付プーリ13a,13b
および歯付ベルト13cを介して、X軸用サーボモータ
20により正逆方向に回転駆動される。なお、X軸用サ
ーボモータ20とX軸用ボールねじは、連結部材で直結
されていてもよいが、歯車機構等を介して回転駆動され
ていてもよい。X軸用サーボモータ20に駆動されてね
じ軸13が回転すると、サドル12が、ナット14を介
してガイドレール11に案内されてX軸方向に往復移動
し、この移動動作が工具22に対する主軸台4のX軸方
向の移動となる。この旋盤1は、X軸方向へのサドル1
2の移動可能距離が工作物搬送装置3の方向に長くなっ
ている。
【0022】ベッド10には刃物台21が取付けられ、
刃物台21にはタレット23が所定の方向たとえばX軸
軸線と平行な軸線を中心に旋回割出し可能に設けられ、
タレット23には複数の工具22が放射状に取付けられ
ている。サドル12の前面には、Z軸方向に一対のZ軸
ガイドレール24が平行に設けられ、主軸台4が、スラ
イド本体25,25を介して一対のZ軸ガイドレール2
4,24にZ軸方向に移動自在に係合している。Z軸ガ
イドレール24およびスライド本体25は直動ころがり
案内を構成している。
刃物台21にはタレット23が所定の方向たとえばX軸
軸線と平行な軸線を中心に旋回割出し可能に設けられ、
タレット23には複数の工具22が放射状に取付けられ
ている。サドル12の前面には、Z軸方向に一対のZ軸
ガイドレール24が平行に設けられ、主軸台4が、スラ
イド本体25,25を介して一対のZ軸ガイドレール2
4,24にZ軸方向に移動自在に係合している。Z軸ガ
イドレール24およびスライド本体25は直動ころがり
案内を構成している。
【0023】サドル12の上部にはZ軸用サーボモータ
26が取付けられている。Z軸用サーボモータ26に
は、Z軸用ボールねじ(図示せず)のねじ軸が直結され
て回転駆動されるようになっている。Z軸用ボールねじ
のねじ軸には、主軸台4に固定されたナット(図示せ
ず)がねじ込まれているので、Z軸用サーボモータ26
によりねじ軸が回転すれば、前記ナットを介して主軸台
4がZ軸ガイドレール24に案内されてZ軸方向に昇降
移動する。Z軸用サーボモータ26とZ軸用ボールねじ
のねじ軸とは、歯車機構,歯付プーリ・歯付ベルトなど
伝達機構を介して駆動力を伝達するものであってもよ
い。なお、各案内部の直動ころがり案内は、他のころが
り案内,すべり案内等の案内部であってもよい。
26が取付けられている。Z軸用サーボモータ26に
は、Z軸用ボールねじ(図示せず)のねじ軸が直結され
て回転駆動されるようになっている。Z軸用ボールねじ
のねじ軸には、主軸台4に固定されたナット(図示せ
ず)がねじ込まれているので、Z軸用サーボモータ26
によりねじ軸が回転すれば、前記ナットを介して主軸台
4がZ軸ガイドレール24に案内されてZ軸方向に昇降
移動する。Z軸用サーボモータ26とZ軸用ボールねじ
のねじ軸とは、歯車機構,歯付プーリ・歯付ベルトなど
伝達機構を介して駆動力を伝達するものであってもよ
い。なお、各案内部の直動ころがり案内は、他のころが
り案内,すべり案内等の案内部であってもよい。
【0024】主軸台4には主軸5が主軸受(図示せず)
等により回転自在に支持されており、主軸5は、その下
端に設けられたチャック6で工作物を把持した状態で回
転する。主軸5は、主軸台4の内部に組み込まれたビル
トイン型の主軸モータ(図示せず)により回転駆動され
る。主軸モータはビルトイン型が好ましいが、歯車機
構,ベルト・プーリ機構など伝達機構を介して駆動する
ものであってもよい。チャック6には、工作物を把持す
るための複数(たとえば、三個)の爪27が設けられて
いる。主軸5の上部にはチャックシリンダ28が設けら
れており、所定の圧力の流体を供給してチャックシリン
ダ28を駆動し、爪27を同時に径方向に開閉移動させ
ることにより、工作物が把持または把持解除される。
等により回転自在に支持されており、主軸5は、その下
端に設けられたチャック6で工作物を把持した状態で回
転する。主軸5は、主軸台4の内部に組み込まれたビル
トイン型の主軸モータ(図示せず)により回転駆動され
る。主軸モータはビルトイン型が好ましいが、歯車機
構,ベルト・プーリ機構など伝達機構を介して駆動する
ものであってもよい。チャック6には、工作物を把持す
るための複数(たとえば、三個)の爪27が設けられて
いる。主軸5の上部にはチャックシリンダ28が設けら
れており、所定の圧力の流体を供給してチャックシリン
ダ28を駆動し、爪27を同時に径方向に開閉移動させ
ることにより、工作物が把持または把持解除される。
【0025】次に、旋盤1の動作について説明する。旋
盤1は、NC装置からの指令により未加工工作物7を受
け取って切削加工する時には、X軸用サーボモータ20
を駆動して、サドル12をX軸方向の工作物搬送装置3
側に移動させる。サドル12の移動により、主軸5が移
動軌跡C0 上を移動し、工作物搬送装置3の工作物授受
位置Dにある未加工工作物受け取り位置30の上方に位
置する。次に、Z軸用サーボモータ26を駆動して、主
軸台4を下方の未加工工作物受け取り位置30に移動さ
せ、チャックシリンダ28を駆動してチャック6の爪2
7を同時に把持方向に移動させて未加工工作物7を直接
把持する。チャック6のこの把持動作後、主軸台4は所
定位置まで上昇移動する。
盤1は、NC装置からの指令により未加工工作物7を受
け取って切削加工する時には、X軸用サーボモータ20
を駆動して、サドル12をX軸方向の工作物搬送装置3
側に移動させる。サドル12の移動により、主軸5が移
動軌跡C0 上を移動し、工作物搬送装置3の工作物授受
位置Dにある未加工工作物受け取り位置30の上方に位
置する。次に、Z軸用サーボモータ26を駆動して、主
軸台4を下方の未加工工作物受け取り位置30に移動さ
せ、チャックシリンダ28を駆動してチャック6の爪2
7を同時に把持方向に移動させて未加工工作物7を直接
把持する。チャック6のこの把持動作後、主軸台4は所
定位置まで上昇移動する。
【0026】次いで、X軸用サーボモータ20を回転駆
動して、サドル12をX軸方向の加工位置側に移動さ
せ、Z軸用サーボモータ26を駆動することにより、主
軸台4がZ軸方向に移動する。タレット23を旋回割出
しさせて、タレット23に取付けられた所望の工具22
を割出す。そして、主軸モータを制御して主軸5を所定
の回転数で回転させるとともに、X軸用サーボモータ2
0およびZ軸用サーボモータ26を制御して、工具22
に対して未加工工作物7をX軸方向,Z軸方向に移動さ
せて切削加工を行う。
動して、サドル12をX軸方向の加工位置側に移動さ
せ、Z軸用サーボモータ26を駆動することにより、主
軸台4がZ軸方向に移動する。タレット23を旋回割出
しさせて、タレット23に取付けられた所望の工具22
を割出す。そして、主軸モータを制御して主軸5を所定
の回転数で回転させるとともに、X軸用サーボモータ2
0およびZ軸用サーボモータ26を制御して、工具22
に対して未加工工作物7をX軸方向,Z軸方向に移動さ
せて切削加工を行う。
【0027】工作物の加工が完了した後、X軸用サーボ
モータ20およびZ軸用サーボモータ26を駆動して、
主軸台4を加工位置から工作物授受位置Dにある加工済
工作物渡し位置31に移動させる。そして、チャック6
の爪27を把持解除方向に移動させ、加工済工作物8
を、チャック6から離脱させて加工済工作物渡し位置3
1にある加工済工作物用パレット33上に載置する。次
の工作物の加工がある場合には、主軸台4は、所定の高
さ位置(爪と工作物とが干渉しない位置)まで少し上昇
する。上段にある加工済工作物用パレット33が加工済
工作物渡し位置31から退避したのち、主軸台4は下段
の未加工工作物受け取り位置30に下降して未加工工作
物7を把持し、上述と同様の動作を繰り返す。
モータ20およびZ軸用サーボモータ26を駆動して、
主軸台4を加工位置から工作物授受位置Dにある加工済
工作物渡し位置31に移動させる。そして、チャック6
の爪27を把持解除方向に移動させ、加工済工作物8
を、チャック6から離脱させて加工済工作物渡し位置3
1にある加工済工作物用パレット33上に載置する。次
の工作物の加工がある場合には、主軸台4は、所定の高
さ位置(爪と工作物とが干渉しない位置)まで少し上昇
する。上段にある加工済工作物用パレット33が加工済
工作物渡し位置31から退避したのち、主軸台4は下段
の未加工工作物受け取り位置30に下降して未加工工作
物7を把持し、上述と同様の動作を繰り返す。
【0028】次に、工作物搬送装置3について図1から
図5を参照して説明する。図3は図1のIII 線矢視図
で、工作物搬送装置3の側面図、図4は図3の平面図、
図5は図1のV線矢視図で、工作物搬送装置3の正面図
である。
図5を参照して説明する。図3は図1のIII 線矢視図
で、工作物搬送装置3の側面図、図4は図3の平面図、
図5は図1のV線矢視図で、工作物搬送装置3の正面図
である。
【0029】図1から図5に示すように、工作物搬送装
置3は、所定の位置(すなわち、未加工工作物受け取り
位置30および加工済工作物渡し位置31)にそれぞれ
未加工工作物7および加工済工作物8を順次位置決めす
るための動作を行う。工作物搬送装置3は、旋盤1の機
械本体2の近傍の所定の位置に設置された工作物搬送装
置基体(以下、基体と記載)34を備えており、基体3
4は、機械本体2とは別体に立設されている。基体34
は、機械本体2に対して所定位置に設けられていればよ
いので、機械本体2と一体でも別体でもよい。たとえ
ば、基体34を、ベッド10またはブラケット10a等
に一体に設けてもよい。また、別体に設けられた基体3
4を、ベッド10等に直接または連結部材を介して固定
してもよい。
置3は、所定の位置(すなわち、未加工工作物受け取り
位置30および加工済工作物渡し位置31)にそれぞれ
未加工工作物7および加工済工作物8を順次位置決めす
るための動作を行う。工作物搬送装置3は、旋盤1の機
械本体2の近傍の所定の位置に設置された工作物搬送装
置基体(以下、基体と記載)34を備えており、基体3
4は、機械本体2とは別体に立設されている。基体34
は、機械本体2に対して所定位置に設けられていればよ
いので、機械本体2と一体でも別体でもよい。たとえ
ば、基体34を、ベッド10またはブラケット10a等
に一体に設けてもよい。また、別体に設けられた基体3
4を、ベッド10等に直接または連結部材を介して固定
してもよい。
【0030】工作物搬送装置3は、基体34に設けられ
た未加工工作物搬送部35と加工済工作物搬送部36と
を備えている。未加工工作物搬送部35は、チャック6
が受け取るための未加工工作物7を未加工工作物用パレ
ット32に載置して搬入する。加工済工作物搬送部36
は、チャック6から渡された加工済工作物8を加工済工
作物用パレット33に載置して搬出する。基体34に
は、工作物搬送装置3を制御,操作するための制御,操
作盤84が取付けられている。
た未加工工作物搬送部35と加工済工作物搬送部36と
を備えている。未加工工作物搬送部35は、チャック6
が受け取るための未加工工作物7を未加工工作物用パレ
ット32に載置して搬入する。加工済工作物搬送部36
は、チャック6から渡された加工済工作物8を加工済工
作物用パレット33に載置して搬出する。基体34に
は、工作物搬送装置3を制御,操作するための制御,操
作盤84が取付けられている。
【0031】工作物搬送装置3の長手方向中心軸線C4
は、X軸,Z軸に直交する方向と平行になっている。未
加工工作物用パレット32と加工済工作物用パレット3
3は、中心軸線C4 と平行な方向に往復移動動作を行
う。工作物取り替え作業位置Eには、未加工工作物7を
搬入する工作物搬入位置37と、加工済工作物8を搬出
する工作物搬出位置38が設定されている。工作物搬入
位置37と工作物搬出位置38は、工作物授受位置Dよ
り遠い場所と近い場所にそれぞれ配置している。なお、
これとは逆に、工作物搬入位置37を工作物授受位置D
に近い位置に設定し、工作物搬出位置38を遠い位置に
設定してもよい。いずれの場合も、工作物搬入位置37
と工作物搬出位置38を中心軸線C4 方向にずらしてい
るので、未加工工作物用パレット32と加工済工作物用
パレット33が互いに邪魔にならずに、工作物の取り替
え作業を行うことができる。
は、X軸,Z軸に直交する方向と平行になっている。未
加工工作物用パレット32と加工済工作物用パレット3
3は、中心軸線C4 と平行な方向に往復移動動作を行
う。工作物取り替え作業位置Eには、未加工工作物7を
搬入する工作物搬入位置37と、加工済工作物8を搬出
する工作物搬出位置38が設定されている。工作物搬入
位置37と工作物搬出位置38は、工作物授受位置Dよ
り遠い場所と近い場所にそれぞれ配置している。なお、
これとは逆に、工作物搬入位置37を工作物授受位置D
に近い位置に設定し、工作物搬出位置38を遠い位置に
設定してもよい。いずれの場合も、工作物搬入位置37
と工作物搬出位置38を中心軸線C4 方向にずらしてい
るので、未加工工作物用パレット32と加工済工作物用
パレット33が互いに邪魔にならずに、工作物の取り替
え作業を行うことができる。
【0032】本実施形態では、下段に未加工工作物搬送
部35が配置され、上段に加工済工作物搬送部36が配
置されている。しかも、未加工工作物搬送部35と加工
済工作物搬送部36はほぼ二段重ねに配置され、未加工
工作物用パレット32と加工済工作物用パレット33は
同一方向に移動するようになっている。加工済工作物搬
送部36は、未加工工作物搬送部35を跨ぐようにして
上部外方に配置されている。したがって、未加工工作物
搬送部35と加工済工作物搬送部36は、互いに干渉さ
れることなく、未加工工作物7と加工済工作物8をそれ
ぞれ独自に搬送できる。なお、後述するように、加工済
工作物渡し位置31を、未加工工作物受け取り位置30
の下方に位置させ、加工済工作物搬送部36を未加工工
作物搬送部35の下段に配置した場合であってもよい。
部35が配置され、上段に加工済工作物搬送部36が配
置されている。しかも、未加工工作物搬送部35と加工
済工作物搬送部36はほぼ二段重ねに配置され、未加工
工作物用パレット32と加工済工作物用パレット33は
同一方向に移動するようになっている。加工済工作物搬
送部36は、未加工工作物搬送部35を跨ぐようにして
上部外方に配置されている。したがって、未加工工作物
搬送部35と加工済工作物搬送部36は、互いに干渉さ
れることなく、未加工工作物7と加工済工作物8をそれ
ぞれ独自に搬送できる。なお、後述するように、加工済
工作物渡し位置31を、未加工工作物受け取り位置30
の下方に位置させ、加工済工作物搬送部36を未加工工
作物搬送部35の下段に配置した場合であってもよい。
【0033】未加工工作物用パレット32は、旋盤1で
これから加工するために未加工工作物7をチャック6が
受け取る未加工工作物受け取り位置30と、工作物搬入
位置37との間を移動する。加工済工作物用パレット3
3は、旋盤1での加工が完了した加工済工作物8をチャ
ック6が載置して渡す加工済工作物渡し位置31と、工
作物搬出位置38との間を移動する。未加工工作物受け
取り位置30は、未加工工作物搬送部35における所定
位置であり、加工済工作物渡し位置31は、加工済工作
物搬送部36における所定の位置である。下段に位置す
る未加工工作物受け取り位置30と上段に位置する加工
済工作物渡し位置31は共通の中心軸線C1 を有してお
り、この中心軸線C1 はZ軸と平行で上下方向を向いて
いる。
これから加工するために未加工工作物7をチャック6が
受け取る未加工工作物受け取り位置30と、工作物搬入
位置37との間を移動する。加工済工作物用パレット3
3は、旋盤1での加工が完了した加工済工作物8をチャ
ック6が載置して渡す加工済工作物渡し位置31と、工
作物搬出位置38との間を移動する。未加工工作物受け
取り位置30は、未加工工作物搬送部35における所定
位置であり、加工済工作物渡し位置31は、加工済工作
物搬送部36における所定の位置である。下段に位置す
る未加工工作物受け取り位置30と上段に位置する加工
済工作物渡し位置31は共通の中心軸線C1 を有してお
り、この中心軸線C1 はZ軸と平行で上下方向を向いて
いる。
【0034】中心軸線C2 を有する工作物搬入位置37
は、未加工工作物搬送部35における位置であり、作業
者はここで未加工工作物7の載置作業を行う。中心軸線
C3を有する工作物搬出位置38は、加工済工作物搬送
部36における位置であり、作業者はここで加工済工作
物8の取り外し作業を行う。中心軸線C2 ,C3 は上下
方向を向いてZ軸と平行になっている。
は、未加工工作物搬送部35における位置であり、作業
者はここで未加工工作物7の載置作業を行う。中心軸線
C3を有する工作物搬出位置38は、加工済工作物搬送
部36における位置であり、作業者はここで加工済工作
物8の取り外し作業を行う。中心軸線C2 ,C3 は上下
方向を向いてZ軸と平行になっている。
【0035】未加工工作物搬送部35は、一対のガイド
レール45と、このガイドレール45に案内されて中心
軸線C4 に沿って往復移動する未加工工作物用移動台4
6と、未加工工作物用移動台46を駆動して往復移動さ
せるための第1の駆動手段47とを備えている。一対の
ガイドレール45は、中心軸線C4 と平行な方向を向い
て基体34に取付けられている。
レール45と、このガイドレール45に案内されて中心
軸線C4 に沿って往復移動する未加工工作物用移動台4
6と、未加工工作物用移動台46を駆動して往復移動さ
せるための第1の駆動手段47とを備えている。一対の
ガイドレール45は、中心軸線C4 と平行な方向を向い
て基体34に取付けられている。
【0036】未加工工作物用移動台46は、一対のガイ
ドレール45の間に掛け渡して配置されている。未加工
工作物用移動台46は、中心軸線C4 を挟んで両側に一
対ずつ取付けられた合計四つの上部ローラ48と、各上
部ローラ48の近傍の下部にそれぞれ配設された下部ロ
ーラ49とを備えている。上部ローラ48と下部ローラ
49は、未加工工作物用移動台46の側部下方に一体形
成された支持部材50に取付けられている。上部ローラ
48と下部ローラ49は、ガイドレール45を挟持し
て、未加工工作物用移動台46を上下方向に動かないよ
うに規制しながら自在に転動する。
ドレール45の間に掛け渡して配置されている。未加工
工作物用移動台46は、中心軸線C4 を挟んで両側に一
対ずつ取付けられた合計四つの上部ローラ48と、各上
部ローラ48の近傍の下部にそれぞれ配設された下部ロ
ーラ49とを備えている。上部ローラ48と下部ローラ
49は、未加工工作物用移動台46の側部下方に一体形
成された支持部材50に取付けられている。上部ローラ
48と下部ローラ49は、ガイドレール45を挟持し
て、未加工工作物用移動台46を上下方向に動かないよ
うに規制しながら自在に転動する。
【0037】未加工工作物用移動台46の進行方向前方
(または、後方)には、中心軸線C4 の両側に一対のサ
イドローラ51が取付けられており、サイドローラ51
は、ガイドレール45の対向する側面52の表面を転動
する。サイドローラ51は、未加工工作物用移動台46
が中心軸線C4 と直交する水平方向に動かないように規
制している。未加工工作物用移動台46の上部には、未
加工工作物用パレット32が水平方向に取付けられてい
る。
(または、後方)には、中心軸線C4 の両側に一対のサ
イドローラ51が取付けられており、サイドローラ51
は、ガイドレール45の対向する側面52の表面を転動
する。サイドローラ51は、未加工工作物用移動台46
が中心軸線C4 と直交する水平方向に動かないように規
制している。未加工工作物用移動台46の上部には、未
加工工作物用パレット32が水平方向に取付けられてい
る。
【0038】第1の駆動手段47として、第1のロッド
レスシリンダが使用されている。第1のロッドレスシリ
ンダ47は、基体34に取付けられ中心軸線C4 と平行
に配置された細長いシリンダ部53と、シリンダ部53
に駆動されるスライダ部54とを備えている。スライダ
部54は、未加工工作物用移動台46の側面に取付けら
れており、シリンダ部53に沿って摺動自在になってい
る。これにより、未加工工作物用移動台46は、シリン
ダ部53に駆動されて、スライダ部54とともに中心軸
線C4 と平行な方向に摺動するので、未加工工作物受け
取り位置30と工作物搬入位置37との間を往復移動す
る。
レスシリンダが使用されている。第1のロッドレスシリ
ンダ47は、基体34に取付けられ中心軸線C4 と平行
に配置された細長いシリンダ部53と、シリンダ部53
に駆動されるスライダ部54とを備えている。スライダ
部54は、未加工工作物用移動台46の側面に取付けら
れており、シリンダ部53に沿って摺動自在になってい
る。これにより、未加工工作物用移動台46は、シリン
ダ部53に駆動されて、スライダ部54とともに中心軸
線C4 と平行な方向に摺動するので、未加工工作物受け
取り位置30と工作物搬入位置37との間を往復移動す
る。
【0039】未加工工作物搬送部35の上段に位置する
加工済工作物搬送部36は、一対のガイドレール55
と、ガイドレール55に案内されて中心軸線C4 と平行
な方向に移動自在な加工済工作物用移動台56と、加工
済工作物用移動台56を駆動して移動させるための第2
の駆動手段57とを備えている。一対のガイドレール5
5は、中心軸線C4 と平行に向けて基体34に取付けら
れており、一対のガイドレール45の上方外方に配置さ
れている。
加工済工作物搬送部36は、一対のガイドレール55
と、ガイドレール55に案内されて中心軸線C4 と平行
な方向に移動自在な加工済工作物用移動台56と、加工
済工作物用移動台56を駆動して移動させるための第2
の駆動手段57とを備えている。一対のガイドレール5
5は、中心軸線C4 と平行に向けて基体34に取付けら
れており、一対のガイドレール45の上方外方に配置さ
れている。
【0040】加工済工作物用移動台56は、未加工工作
物用移動台46を跨ぐように門形に形成されている。加
工済工作物用移動台56は、中心軸線C4 の両側に一対
ずつ取付けられた合計四つの上部ローラ58と、各上部
ローラ58の下部近傍にそれぞれ配置された合計四つの
下部ローラ59と、進行方向前方(または、後方)に一
対設けられたサイドローラ60とを備えている。上部ロ
ーラ58と下部ローラ59は、ガイドレール55を挟持
して、加工済工作物用移動台56を上下に動かないよう
に規制しながら自在に転動する。
物用移動台46を跨ぐように門形に形成されている。加
工済工作物用移動台56は、中心軸線C4 の両側に一対
ずつ取付けられた合計四つの上部ローラ58と、各上部
ローラ58の下部近傍にそれぞれ配置された合計四つの
下部ローラ59と、進行方向前方(または、後方)に一
対設けられたサイドローラ60とを備えている。上部ロ
ーラ58と下部ローラ59は、ガイドレール55を挟持
して、加工済工作物用移動台56を上下に動かないよう
に規制しながら自在に転動する。
【0041】一対のサイドローラ60を、一対のガイド
レール55の対向する側面61に接触させることによ
り、加工済工作物用移動台56を中心軸線C4 に直交す
る水平方向に動かないように規制している。加工済工作
物用移動台56の上部には、加工済工作物用パレット3
3が水平方向に取付けられている。なお、案内部を、ガ
イドレール45,55、上部ローラ48,58、下部ロ
ーラ49,59、サイドローラ51,60で説明を行っ
ているが、直動ころがり案内などころがり案内,すべり
案内等であってもよい。
レール55の対向する側面61に接触させることによ
り、加工済工作物用移動台56を中心軸線C4 に直交す
る水平方向に動かないように規制している。加工済工作
物用移動台56の上部には、加工済工作物用パレット3
3が水平方向に取付けられている。なお、案内部を、ガ
イドレール45,55、上部ローラ48,58、下部ロ
ーラ49,59、サイドローラ51,60で説明を行っ
ているが、直動ころがり案内などころがり案内,すべり
案内等であってもよい。
【0042】第2の駆動手段57には、第1のロッドレ
スシリンダ47と同じ構成の第2のロッドレスシリンダ
が使用されている。第2のロッドレスシリンダ57は、
シリンダ部62と、シリンダ部62に駆動されるスライ
ダ部63とを備えている。シリンダ部62は、中心軸線
C4 と平行な方向に向けて基体34に取付けられ、スラ
イダ部63は加工済工作物用移動台56の側部に取付け
られている。シリンダ部62を駆動すれば、スライダ部
63とともに加工済工作物用移動台56が中心軸C4 と
平行な方向に移動する。これにより、加工済工作物用移
動台56は、加工済工作物渡し位置31と工作物搬出位
置38との間を自在に往復移動する。
スシリンダ47と同じ構成の第2のロッドレスシリンダ
が使用されている。第2のロッドレスシリンダ57は、
シリンダ部62と、シリンダ部62に駆動されるスライ
ダ部63とを備えている。シリンダ部62は、中心軸線
C4 と平行な方向に向けて基体34に取付けられ、スラ
イダ部63は加工済工作物用移動台56の側部に取付け
られている。シリンダ部62を駆動すれば、スライダ部
63とともに加工済工作物用移動台56が中心軸C4 と
平行な方向に移動する。これにより、加工済工作物用移
動台56は、加工済工作物渡し位置31と工作物搬出位
置38との間を自在に往復移動する。
【0043】第1,第2のロッドレスシリンダ47,5
7は、シリンダ部53,62のシリンダ室に圧力流体
(たとえば、圧縮空気)を供給して内部のピストンを移
動させることにより、スライダ部54,63が移動す
る。第1,第2のロッドレスシリンダ47,57には、
マグネット式とメカジョイント式などがあるがいずれの
機構を用いてもよい。なお、第1,第2の駆動手段とし
て、第1,第2のロッドレスシリンダ47,57に代え
て、ロッドを有するシリンダ,ねじ機構,ラック・ピニ
オン機構,チェーン・スプロケット機構や歯付ベルト・
歯付プーリ機構などと、駆動モータ,ロッドを有するシ
リンダ等を組み合わせて構成された駆動手段などを用い
てもよい。
7は、シリンダ部53,62のシリンダ室に圧力流体
(たとえば、圧縮空気)を供給して内部のピストンを移
動させることにより、スライダ部54,63が移動す
る。第1,第2のロッドレスシリンダ47,57には、
マグネット式とメカジョイント式などがあるがいずれの
機構を用いてもよい。なお、第1,第2の駆動手段とし
て、第1,第2のロッドレスシリンダ47,57に代え
て、ロッドを有するシリンダ,ねじ機構,ラック・ピニ
オン機構,チェーン・スプロケット機構や歯付ベルト・
歯付プーリ機構などと、駆動モータ,ロッドを有するシ
リンダ等を組み合わせて構成された駆動手段などを用い
てもよい。
【0044】なお、工作物搬入位置37と工作物搬出位
置38とを上下同じ中心位置に重ねて設定してもよい。
この場合には、作業者が上段の加工済工作物用パレット
33から加工済工作物8を取り除く。そして、操作ボタ
ンを押してこの取り除き作業が完了した信号を入力す
る。すると、上段の加工済工作物用移動台56が中心軸
線C4 に沿っていずれかの方向に退避して、下段の未加
工工作物用移動台46を露出させる。作業者は、同じ作
業位置で未加工工作物7を未加工工作物用パレット32
に載置する。この構成は、作業者が横方向に動かないで
同じ作業位置で工作物の取り替え作業ができるほか、搬
送ローダなど搬送手段,チェーンブロック,クレーンな
ど運搬手段で工作物を吊り下げて搬入,搬出する構成の
場合に特に有効である。すなわち、搬送ローダは、常に
同じ位置で工作物の搬入,搬出ができるので、工作物の
搬送を自動化する場合や工作物が重い場合などに有益で
ある。クレーン等は工作物が重い場合に有益である。
置38とを上下同じ中心位置に重ねて設定してもよい。
この場合には、作業者が上段の加工済工作物用パレット
33から加工済工作物8を取り除く。そして、操作ボタ
ンを押してこの取り除き作業が完了した信号を入力す
る。すると、上段の加工済工作物用移動台56が中心軸
線C4 に沿っていずれかの方向に退避して、下段の未加
工工作物用移動台46を露出させる。作業者は、同じ作
業位置で未加工工作物7を未加工工作物用パレット32
に載置する。この構成は、作業者が横方向に動かないで
同じ作業位置で工作物の取り替え作業ができるほか、搬
送ローダなど搬送手段,チェーンブロック,クレーンな
ど運搬手段で工作物を吊り下げて搬入,搬出する構成の
場合に特に有効である。すなわち、搬送ローダは、常に
同じ位置で工作物の搬入,搬出ができるので、工作物の
搬送を自動化する場合や工作物が重い場合などに有益で
ある。クレーン等は工作物が重い場合に有益である。
【0045】未加工工作物搬送部35において、工作物
授受領域18側には一対のストッパ70が基体34に取
付けられている。ストッパ70は中心軸線C4 の両側に
配置されており、未加工工作物用移動台46を未加工工
作物受け取り位置30に精度よく位置決めするためのも
のである。ストッパ70のねじ等を調整すれば、未加工
工作物受け取り位置30において、未加工工作物用パレ
ット32の中心を未加工工作物受け取り位置30の中心
軸線C1 に一致させるように、未加工工作物用移動台4
6の位置を調整できる。
授受領域18側には一対のストッパ70が基体34に取
付けられている。ストッパ70は中心軸線C4 の両側に
配置されており、未加工工作物用移動台46を未加工工
作物受け取り位置30に精度よく位置決めするためのも
のである。ストッパ70のねじ等を調整すれば、未加工
工作物受け取り位置30において、未加工工作物用パレ
ット32の中心を未加工工作物受け取り位置30の中心
軸線C1 に一致させるように、未加工工作物用移動台4
6の位置を調整できる。
【0046】加工済工作物搬送部36にも、前記ストッ
パ70と同じ構成の一対のストッパ71が基体34に取
付けられている。この一対のストッパ71も中心軸線C
4 の両側に設けられており、加工済工作物用移動台56
を加工済工作物渡し位置31に位置決めすることができ
る。ストッパ71のねじ等を調整することにより、加工
済工作物渡し位置31において、加工済工作物用パレッ
ト33の中心を加工済工作物渡し位置31の中心軸線C
1 に一致させるように、加工済工作物用移動台56の位
置を調整できる。なお、ストッパ70,71を一つ設け
た構成であってもよい。このようにして、ストッパ7
0,71により、未加工工作物用パレット32および加
工済工作物用パレット33が中心軸線C1 に精度よく位
置決めされるので、工作物授受位置Dで、チャック6に
よる工作物授受動作を正確に行うことができる。
パ70と同じ構成の一対のストッパ71が基体34に取
付けられている。この一対のストッパ71も中心軸線C
4 の両側に設けられており、加工済工作物用移動台56
を加工済工作物渡し位置31に位置決めすることができ
る。ストッパ71のねじ等を調整することにより、加工
済工作物渡し位置31において、加工済工作物用パレッ
ト33の中心を加工済工作物渡し位置31の中心軸線C
1 に一致させるように、加工済工作物用移動台56の位
置を調整できる。なお、ストッパ70,71を一つ設け
た構成であってもよい。このようにして、ストッパ7
0,71により、未加工工作物用パレット32および加
工済工作物用パレット33が中心軸線C1 に精度よく位
置決めされるので、工作物授受位置Dで、チャック6に
よる工作物授受動作を正確に行うことができる。
【0047】工作物搬入位置37および工作物搬出位置
38にも、未加工工作物用移動台46および加工済工作
物用移動台56をそれぞれ位置決めするためのストッパ
72,73がそれぞれ一対ずつ基体34に取付けられて
いる。これらストッパ72,73と第1,第2のロッド
レスシリンダ47,57により、移動台46,56が工
作物取り替え作業位置Eにしっかりと位置決め保持され
るので、作業者は安全に工作物の取り替え作業や段取り
作業を行うことができる。なお、工作物搬入位置37お
よび工作物搬出装置38は、第1,第2のロッドレスシ
リンダ47,57の移動ストローク端であってもよい。
38にも、未加工工作物用移動台46および加工済工作
物用移動台56をそれぞれ位置決めするためのストッパ
72,73がそれぞれ一対ずつ基体34に取付けられて
いる。これらストッパ72,73と第1,第2のロッド
レスシリンダ47,57により、移動台46,56が工
作物取り替え作業位置Eにしっかりと位置決め保持され
るので、作業者は安全に工作物の取り替え作業や段取り
作業を行うことができる。なお、工作物搬入位置37お
よび工作物搬出装置38は、第1,第2のロッドレスシ
リンダ47,57の移動ストローク端であってもよい。
【0048】次に、工作物有無検出手段74について説
明する。工作物搬送装置3には、工作物載置部(すなわ
ち、未加工工作物用パレット32,加工済工作物用パレ
ット33)が所定の位置(すなわち、未加工工作物受け
取り位置30,加工済工作物渡し位置31)に位置決め
された時、この工作物載置部に工作物等が載置されてい
るか否かを検出する工作物有無検出手段74が設けられ
ている。この工作物有無検出手段74は、未加工工作物
有無検出手段75と加工済工作物有無検出手段76によ
り構成されている。
明する。工作物搬送装置3には、工作物載置部(すなわ
ち、未加工工作物用パレット32,加工済工作物用パレ
ット33)が所定の位置(すなわち、未加工工作物受け
取り位置30,加工済工作物渡し位置31)に位置決め
された時、この工作物載置部に工作物等が載置されてい
るか否かを検出する工作物有無検出手段74が設けられ
ている。この工作物有無検出手段74は、未加工工作物
有無検出手段75と加工済工作物有無検出手段76によ
り構成されている。
【0049】未加工工作物有無検出手段75には透過形
の光電スイッチが使用されており、この未加工工作物用
光電スイッチ(未加工工作物有無検出手段)75は、基
体34に取付けられた投光器77および受光器78を備
えている。未加工工作物用光電スイッチ75は、未加工
工作物受け取り位置30に未加工工作物用パレット32
が位置決めされている時に、このパレット32の上面に
未加工工作物7が載置されているか否かを検出してい
る。
の光電スイッチが使用されており、この未加工工作物用
光電スイッチ(未加工工作物有無検出手段)75は、基
体34に取付けられた投光器77および受光器78を備
えている。未加工工作物用光電スイッチ75は、未加工
工作物受け取り位置30に未加工工作物用パレット32
が位置決めされている時に、このパレット32の上面に
未加工工作物7が載置されているか否かを検出してい
る。
【0050】加工済工作物有無検出手段76にも透過形
の光電スイッチが使用されており、この加工済工作物用
光電スイッチ(加工済工作物有無検出手段)76は、基
体34に取付けられた投光器80および受光器81を備
えている。加工済工作物用光電スイッチ76は、加工済
工作物渡し位置31に加工済工作物用パレット33が位
置決めされている時に、このパレット33の上面に干渉
物が載置されているか否かを検出している。この干渉物
としては、チャック6が授受動作で加工済工作物用パレ
ット33に渡した加工済工作物8のほか、作業者が工作
物取り替え作業の際に間違えて加工済工作物用パレット
33に載置してしまった未加工工作物7等も含まれる。
の光電スイッチが使用されており、この加工済工作物用
光電スイッチ(加工済工作物有無検出手段)76は、基
体34に取付けられた投光器80および受光器81を備
えている。加工済工作物用光電スイッチ76は、加工済
工作物渡し位置31に加工済工作物用パレット33が位
置決めされている時に、このパレット33の上面に干渉
物が載置されているか否かを検出している。この干渉物
としては、チャック6が授受動作で加工済工作物用パレ
ット33に渡した加工済工作物8のほか、作業者が工作
物取り替え作業の際に間違えて加工済工作物用パレット
33に載置してしまった未加工工作物7等も含まれる。
【0051】投光器77から受光器78に光を照射する
ことにより未加工工作物7の有無が検出され、投光器8
0から受光器81に光を照射することにより加工済工作
物8など干渉物の有無が検出される。なお、光電スイッ
チ75,76は、透過形のほか回帰反射形や拡散反射形
等であってもよい。また、非接触式,接触式で物の有無
が判別できるセンサであってもよく、たとえば、レーザ
センサなどの光センサ,超音波センサ,磁気センサ,リ
ミットスイッチ等であってもよい。
ことにより未加工工作物7の有無が検出され、投光器8
0から受光器81に光を照射することにより加工済工作
物8など干渉物の有無が検出される。なお、光電スイッ
チ75,76は、透過形のほか回帰反射形や拡散反射形
等であってもよい。また、非接触式,接触式で物の有無
が判別できるセンサであってもよく、たとえば、レーザ
センサなどの光センサ,超音波センサ,磁気センサ,リ
ミットスイッチ等であってもよい。
【0052】加工済工作物用光電スイッチ76が、加工
済工作物渡し位置31のパレット33上に加工済工作物
8(干渉物)がある旨の信号を出力している時に、主軸
台4が加工領域17から工作物授受領域18に移動し
て、加工済工作物渡し位置31のパレット33上に工作
物を載置しようとすると、チャック6が把持している加
工済工作物8と、パレット33上にある加工済工作物8
とが衝突する恐れがある。したがって、加工済工作物用
光電スイッチ76で、加工済工作物8など干渉物がない
旨の信号を出力していることが、主軸台4が加工済工作
物渡し位置31に移動して加工済工作物8を渡すことの
できる条件の一つである。すなわち、加工済工作物用光
電スイッチ76で、加工済工作物8がある旨の信号を出
力している間は、主軸台4が工作物授受領域18に移動
して加工済工作物8を加工済工作物渡し位置31のパレ
ット33に渡さないようなインターロックを設けること
により、衝突を防止している。
済工作物渡し位置31のパレット33上に加工済工作物
8(干渉物)がある旨の信号を出力している時に、主軸
台4が加工領域17から工作物授受領域18に移動し
て、加工済工作物渡し位置31のパレット33上に工作
物を載置しようとすると、チャック6が把持している加
工済工作物8と、パレット33上にある加工済工作物8
とが衝突する恐れがある。したがって、加工済工作物用
光電スイッチ76で、加工済工作物8など干渉物がない
旨の信号を出力していることが、主軸台4が加工済工作
物渡し位置31に移動して加工済工作物8を渡すことの
できる条件の一つである。すなわち、加工済工作物用光
電スイッチ76で、加工済工作物8がある旨の信号を出
力している間は、主軸台4が工作物授受領域18に移動
して加工済工作物8を加工済工作物渡し位置31のパレ
ット33に渡さないようなインターロックを設けること
により、衝突を防止している。
【0053】未加工工作物用光電スイッチ75は、旋盤
1による空加工を防止するために設けられている。未加
工工作物用光電スイッチ75が、未加工工作物受け取り
位置30のパレット32上に未加工工作物7がある旨の
信号を出力した場合に、主軸台4を未加工工作物受け取
り位置30に移動させて未加工工作物7を把持するよう
にしている。したがって、チャック6が、未加工工作物
7のない状態の未加工工作物受け取り位置30で把持動
作をすることはなく、空加工を防止することができる。
なお、未加工工作物用光電スイッチ75は省略してもよ
い。
1による空加工を防止するために設けられている。未加
工工作物用光電スイッチ75が、未加工工作物受け取り
位置30のパレット32上に未加工工作物7がある旨の
信号を出力した場合に、主軸台4を未加工工作物受け取
り位置30に移動させて未加工工作物7を把持するよう
にしている。したがって、チャック6が、未加工工作物
7のない状態の未加工工作物受け取り位置30で把持動
作をすることはなく、空加工を防止することができる。
なお、未加工工作物用光電スイッチ75は省略してもよ
い。
【0054】未加工工作物用移動台46には支持装置8
2が設けられている。この支持装置82は、未加工工作
物用パレット32の下部に配設されている。支持装置8
2は、未加工工作物用パレット32を若干上下方向に昇
降移動自在にかつ傾き動作可能に支持するとともに、上
方に(たとえば、中心軸線C1 においてチャック6側
に)パレット32をばねなど付勢部材83により付勢す
る構成になっている。
2が設けられている。この支持装置82は、未加工工作
物用パレット32の下部に配設されている。支持装置8
2は、未加工工作物用パレット32を若干上下方向に昇
降移動自在にかつ傾き動作可能に支持するとともに、上
方に(たとえば、中心軸線C1 においてチャック6側
に)パレット32をばねなど付勢部材83により付勢す
る構成になっている。
【0055】これにより、チャック6に未加工工作物7
が所定の荷重で押圧された状態で、未加工工作物7の授
受をスムーズに行うことができ、また、未加工工作物7
の厚みが多少異なっている場合でもチャック6で確実に
把持することができる。また、押しすぎ防止のセンサ
(図示せず)が付いているので、押しすぎた場合には、
アラームで主軸台4等の移動動作を停止して装置の破損
を防ぐようになっている。
が所定の荷重で押圧された状態で、未加工工作物7の授
受をスムーズに行うことができ、また、未加工工作物7
の厚みが多少異なっている場合でもチャック6で確実に
把持することができる。また、押しすぎ防止のセンサ
(図示せず)が付いているので、押しすぎた場合には、
アラームで主軸台4等の移動動作を停止して装置の破損
を防ぐようになっている。
【0056】なお、支持装置82は未加工工作物用移動
台46のみに配設されているが、支持装置42を加工済
工作物用移動台56にも設けてもよい。このようにすれ
ば、加工済工作物8をチャック6から加工済工作物用移
動台56のパレット33に渡す時に、加工済工作物8を
パレット33上に衝突,落下などなくスムーズに載置す
ることができるので、加工済工作物8に傷がつくことが
ない。
台46のみに配設されているが、支持装置42を加工済
工作物用移動台56にも設けてもよい。このようにすれ
ば、加工済工作物8をチャック6から加工済工作物用移
動台56のパレット33に渡す時に、加工済工作物8を
パレット33上に衝突,落下などなくスムーズに載置す
ることができるので、加工済工作物8に傷がつくことが
ない。
【0057】次に、旋盤1と工作物搬送装置3の全体の
動作について、図1から図6を参照して説明する。図6
は工作物搬送装置3の動作を示す説明図である。図6
(1)に示すように、当初は、工作物授受位置Dに位置
決めされた未加工工作物用移動台46には未加工工作物
7が載置され、この直上に位置する加工済工作物用移動
台56は空になっているものとする。一方、旋盤1にお
いては、チャック6によって工作物が把持された主軸5
を主軸モータにより回転駆動し、X軸用サーボモータ2
0およびZ軸用サーボモータ26を制御するとともに主
軸5の回転数を制御して、工具22により工作物を切削
加工する。
動作について、図1から図6を参照して説明する。図6
は工作物搬送装置3の動作を示す説明図である。図6
(1)に示すように、当初は、工作物授受位置Dに位置
決めされた未加工工作物用移動台46には未加工工作物
7が載置され、この直上に位置する加工済工作物用移動
台56は空になっているものとする。一方、旋盤1にお
いては、チャック6によって工作物が把持された主軸5
を主軸モータにより回転駆動し、X軸用サーボモータ2
0およびZ軸用サーボモータ26を制御するとともに主
軸5の回転数を制御して、工具22により工作物を切削
加工する。
【0058】加工終了後、主軸台4を加工領域17から
工作物授受領域18に移動させる移動指令が出力され
る。加工済工作物用光電スイッチ76は、加工済工作物
8など干渉物の有無を検出し、干渉物がない旨の信号を
出力している。また、第1,第2のロッドレスシリンダ
47,57の動作信号により、未加工工作物移動台46
と加工済工作物用移動台56が工作物授受位置Dに位置
決めされていることが確認されている。この二つの条件
を満足している状態の時にのみ、主軸台4は工作物授受
領域18に移動して工作物の受け渡しを行う。さらに、
未加工工作物7は、未加工工作物用移動台46上にチャ
ック6が把持可能な未加工工作物受け取り位置30に位
置決めされており、しかも、未加工工作物用光電スイッ
チ75で未加工工作物7がある旨の信号を出力してい
る。
工作物授受領域18に移動させる移動指令が出力され
る。加工済工作物用光電スイッチ76は、加工済工作物
8など干渉物の有無を検出し、干渉物がない旨の信号を
出力している。また、第1,第2のロッドレスシリンダ
47,57の動作信号により、未加工工作物移動台46
と加工済工作物用移動台56が工作物授受位置Dに位置
決めされていることが確認されている。この二つの条件
を満足している状態の時にのみ、主軸台4は工作物授受
領域18に移動して工作物の受け渡しを行う。さらに、
未加工工作物7は、未加工工作物用移動台46上にチャ
ック6が把持可能な未加工工作物受け取り位置30に位
置決めされており、しかも、未加工工作物用光電スイッ
チ75で未加工工作物7がある旨の信号を出力してい
る。
【0059】主軸台4が工作物授受位置Dの上方に到着
し主軸軸線CLが中心軸線C1 に一致すると、図6
(2)に示すように、主軸台4を下降させて加工済工作
物用移動台56のパレット33上に加工済工作物8を載
置し、チャック6の爪27を把持解除方向に移動させ、
加工済工作物8の把持を解除して渡す。次いで、主軸台
4を所定の高さ位置(加工済工作物8とチャック6の爪
とが干渉しない位置)まで少し上昇させる。その後、図
6(3)に示すように、第2のロッドレスシリンダ57
を駆動して、加工済工作物用移動台56を工作物授受位
置Dから工作物搬出位置38に移動させる。
し主軸軸線CLが中心軸線C1 に一致すると、図6
(2)に示すように、主軸台4を下降させて加工済工作
物用移動台56のパレット33上に加工済工作物8を載
置し、チャック6の爪27を把持解除方向に移動させ、
加工済工作物8の把持を解除して渡す。次いで、主軸台
4を所定の高さ位置(加工済工作物8とチャック6の爪
とが干渉しない位置)まで少し上昇させる。その後、図
6(3)に示すように、第2のロッドレスシリンダ57
を駆動して、加工済工作物用移動台56を工作物授受位
置Dから工作物搬出位置38に移動させる。
【0060】次に、図6(4)に示すように、主軸台4
を中心軸線C1 に従って下降させて、未加工工作物用移
動台46のパレット32に載置されている未加工工作物
7をチャック6の爪27で把持する。この時、未加工工
作物用パレット32上の未加工工作物7は、付勢部材8
3によりチャック6の爪27に対してZ軸方向に所定の
付勢力で押付けられた状態になっているので、確実に爪
27に把持される。チャック6による未加工工作物7の
把持後、主軸台4は、所定位置まで上昇した後、工作物
授受領域18から加工領域17側に移動して切削加工を
開始する。
を中心軸線C1 に従って下降させて、未加工工作物用移
動台46のパレット32に載置されている未加工工作物
7をチャック6の爪27で把持する。この時、未加工工
作物用パレット32上の未加工工作物7は、付勢部材8
3によりチャック6の爪27に対してZ軸方向に所定の
付勢力で押付けられた状態になっているので、確実に爪
27に把持される。チャック6による未加工工作物7の
把持後、主軸台4は、所定位置まで上昇した後、工作物
授受領域18から加工領域17側に移動して切削加工を
開始する。
【0061】加工済工作物用移動台56は、工作物搬出
位置38に移動すると、第2のロッドレスシリンダ57
とストッパ73とにより位置決め保持される。したがっ
て、作業者は、工作物搬出位置38で加工済工作物用移
動台56から加工済工作物8を取り外す。
位置38に移動すると、第2のロッドレスシリンダ57
とストッパ73とにより位置決め保持される。したがっ
て、作業者は、工作物搬出位置38で加工済工作物用移
動台56から加工済工作物8を取り外す。
【0062】一方、図6(5)に示すように、チャック
6により未加工工作物7が把持されて主軸台4が上昇す
ると、第1のロッドレスシリンダ47を駆動して、未加
工工作物用移動台46を工作物授受位置Dから工作物搬
入位置37に移動させる。すると、未加工工作物用移動
台46は、第1のロッドレスシリンダ47とストッパ7
2により、工作物搬入位置37に位置決め保持される。
図6(6)に示すように、作業者は、これから加工する
新しい未加工工作物7を未加工工作物用移動台46のパ
レット32に載置する。
6により未加工工作物7が把持されて主軸台4が上昇す
ると、第1のロッドレスシリンダ47を駆動して、未加
工工作物用移動台46を工作物授受位置Dから工作物搬
入位置37に移動させる。すると、未加工工作物用移動
台46は、第1のロッドレスシリンダ47とストッパ7
2により、工作物搬入位置37に位置決め保持される。
図6(6)に示すように、作業者は、これから加工する
新しい未加工工作物7を未加工工作物用移動台46のパ
レット32に載置する。
【0063】このようにして、主軸台4が工作物搬送装
置3から離れて移動中および加工を行っている間に、作
業者は、工作物取り替え作業位置Eで、加工済工作物8
を加工済工作物用パレット33から取り出し、未加工工
作物7を未加工工作物用パレット32に載置する工作物
の取り替え作業を行う。工作物取り替え作業が完了する
と、作業者は制御,操作盤84のボタンを押して、段取
り完了信号を入力する。
置3から離れて移動中および加工を行っている間に、作
業者は、工作物取り替え作業位置Eで、加工済工作物8
を加工済工作物用パレット33から取り出し、未加工工
作物7を未加工工作物用パレット32に載置する工作物
の取り替え作業を行う。工作物取り替え作業が完了する
と、作業者は制御,操作盤84のボタンを押して、段取
り完了信号を入力する。
【0064】この段取り完了信号が入力されると、図6
(7)に示すように、第1,第2のロッドレスシリンダ
47,57を駆動して、未加工工作物用移動台46と加
工済工作物用移動台56を工作物取り替え作業位置Eか
ら工作物授受位置Dにそれぞれ移動させる。これによ
り、未加工工作物用移動台46および加工済工作物用移
動台56は、工作物授受位置Dで、第1,第2のロッド
レスシリンダ47,57とストッパ70,71により保
持されるので、下方の未加工工作物受け取り位置30と
その直上の加工済工作物渡し位置31で、共通の中心軸
線C1 を中心に位置決めされる。
(7)に示すように、第1,第2のロッドレスシリンダ
47,57を駆動して、未加工工作物用移動台46と加
工済工作物用移動台56を工作物取り替え作業位置Eか
ら工作物授受位置Dにそれぞれ移動させる。これによ
り、未加工工作物用移動台46および加工済工作物用移
動台56は、工作物授受位置Dで、第1,第2のロッド
レスシリンダ47,57とストッパ70,71により保
持されるので、下方の未加工工作物受け取り位置30と
その直上の加工済工作物渡し位置31で、共通の中心軸
線C1 を中心に位置決めされる。
【0065】これは、図6(1)に示す初期の状態に戻
ったことになるので、工作物搬送装置3は、旋盤1側で
加工が終了したのち主軸台4が工作物授受位置Dに移動
してきて、チャック6との間で加工済工作物8および未
加工工作物7が授受されるのを待つことになる。
ったことになるので、工作物搬送装置3は、旋盤1側で
加工が終了したのち主軸台4が工作物授受位置Dに移動
してきて、チャック6との間で加工済工作物8および未
加工工作物7が授受されるのを待つことになる。
【0066】本実施形態では、上段に加工済工作物搬送
部36を配置し、下段に未加工工作物搬送部35を配置
したので、工作物授受位置Dにおいて、チャック6は、
上段で加工済工作物8を加工済工作物用移動台56に渡
した後、下方に移動して、未加工工作物移動台46から
未加工工作物7を受け取ることになる。したがって、主
軸台4が最短距離を移動し移動動作に無駄がないので、
短時間で工作物の授受を行うことができる。
部36を配置し、下段に未加工工作物搬送部35を配置
したので、工作物授受位置Dにおいて、チャック6は、
上段で加工済工作物8を加工済工作物用移動台56に渡
した後、下方に移動して、未加工工作物移動台46から
未加工工作物7を受け取ることになる。したがって、主
軸台4が最短距離を移動し移動動作に無駄がないので、
短時間で工作物の授受を行うことができる。
【0067】図7は本実施形態の変形例を示す工作物搬
送装置の説明図である。前記説明では、未加工工作物搬
送部35と加工済工作物搬送部36をほぼ二段重ねに配
置した場合を示したが、図7(A)に示す工作物搬送装
置3のように、未加工工作物搬送部35と加工済工作物
搬送部36を、二段に配置するとともに、異なる方向
(たとえば、180度反対方向または90度方向など)
に移動するように配置してもよい。このようにすれば、
工作物搬入位置37と工作物搬出位置38が大きく異な
る場合に有効である。また、複数の工作機械を備える加
工システムにおいて、となり合う工作機械から他の工作
機械に工作物を工作物搬送装置3で搬送することができ
る。また、工作物搬入位置37と工作物搬出位置38と
が重ならない程度に、搬送方向を異なる方向としてもよ
い。すなわち、工作物取り替え作業位置において、未加
工工作物用パレット32と加工済工作物用パレット33
とが重ならない程度の異なる方向であってもよい。
送装置の説明図である。前記説明では、未加工工作物搬
送部35と加工済工作物搬送部36をほぼ二段重ねに配
置した場合を示したが、図7(A)に示す工作物搬送装
置3のように、未加工工作物搬送部35と加工済工作物
搬送部36を、二段に配置するとともに、異なる方向
(たとえば、180度反対方向または90度方向など)
に移動するように配置してもよい。このようにすれば、
工作物搬入位置37と工作物搬出位置38が大きく異な
る場合に有効である。また、複数の工作機械を備える加
工システムにおいて、となり合う工作機械から他の工作
機械に工作物を工作物搬送装置3で搬送することができ
る。また、工作物搬入位置37と工作物搬出位置38と
が重ならない程度に、搬送方向を異なる方向としてもよ
い。すなわち、工作物取り替え作業位置において、未加
工工作物用パレット32と加工済工作物用パレット33
とが重ならない程度の異なる方向であってもよい。
【0068】別の変形例として、図7(B)に示す工作
物搬送装置3aのように、上段に未加工工作物搬送部3
5を配置し、下段に加工済工作物搬送部36を配置して
もよい。この工作物搬送装置3aの他の構成は、上述の
工作物搬送装置3と同一である。この場合には、加工済
工作物渡し位置31でチャック6が下段の加工済工作物
搬送部36の加工済工作物用パレット33に加工済工作
物8を載置する動作中は、上段の未加工工作物搬送部3
5の未加工工作物用移動台46は、所定の退避位置85
に退避するようにしている。この退避位置85は工作物
搬入位置37であってもよい。
物搬送装置3aのように、上段に未加工工作物搬送部3
5を配置し、下段に加工済工作物搬送部36を配置して
もよい。この工作物搬送装置3aの他の構成は、上述の
工作物搬送装置3と同一である。この場合には、加工済
工作物渡し位置31でチャック6が下段の加工済工作物
搬送部36の加工済工作物用パレット33に加工済工作
物8を載置する動作中は、上段の未加工工作物搬送部3
5の未加工工作物用移動台46は、所定の退避位置85
に退避するようにしている。この退避位置85は工作物
搬入位置37であってもよい。
【0069】また、3軸方向に移動可能な工作機械であ
れば、X軸方向およびZ軸方向と直交する方向に移動可
能であり、加工済工作物渡し位置と未加工工作物受け取
り位置をY軸方向にずらしておき、主軸台をY軸方向に
移動動作させてもよい。このようにすれば、上段に未加
工工作物搬送部35、下段に加工済工作物搬送部36を
配置しても、退避位置を設ける必要はない。
れば、X軸方向およびZ軸方向と直交する方向に移動可
能であり、加工済工作物渡し位置と未加工工作物受け取
り位置をY軸方向にずらしておき、主軸台をY軸方向に
移動動作させてもよい。このようにすれば、上段に未加
工工作物搬送部35、下段に加工済工作物搬送部36を
配置しても、退避位置を設ける必要はない。
【0070】この工作物搬送装置3aの構成と前記工作
物搬送装置3の構成とを組み合わせることもできる。た
とえば、工作物搬送装置3aと図7(A)に示す工作物
搬送装置3の構成とを組み合わせることにより、未加工
工作物搬送部35と加工済工作物搬送部36を異なる方
向(たとえば、180度反対方向または90度方向な
ど)を向けて配置すれば、加工システムに適用可能であ
る(図8,図9参照)。
物搬送装置3の構成とを組み合わせることもできる。た
とえば、工作物搬送装置3aと図7(A)に示す工作物
搬送装置3の構成とを組み合わせることにより、未加工
工作物搬送部35と加工済工作物搬送部36を異なる方
向(たとえば、180度反対方向または90度方向な
ど)を向けて配置すれば、加工システムに適用可能であ
る(図8,図9参照)。
【0071】工作物搬送装置3,3aの別の変形例とし
て、図7(C)に示すように、未加工工作物搬送部35
と加工済工作物搬送部36の位置は、主軸台4の主軸軸
線CLと直交する移動方向(すなわち、移動軌跡C0 方
向)に所定距離dだけ若干ずれていてもよい。他の変形
例として、図7(D)に示すように、未加工工作物搬送
部35および加工済工作物搬送部36のいずれか一方の
搬送部を基体34に設けるとともに、いずれか他方の搬
送部を前記一方の搬送部の上に設けている。そして、未
加工工作物用移動台46の未加工工作物用パレット32
と、加工済工作物用移動台56の加工済工作物用パレッ
ト33とを、異なる方向(たとえば、90度離れた方
向)に移動するようにしてもよい。
て、図7(C)に示すように、未加工工作物搬送部35
と加工済工作物搬送部36の位置は、主軸台4の主軸軸
線CLと直交する移動方向(すなわち、移動軌跡C0 方
向)に所定距離dだけ若干ずれていてもよい。他の変形
例として、図7(D)に示すように、未加工工作物搬送
部35および加工済工作物搬送部36のいずれか一方の
搬送部を基体34に設けるとともに、いずれか他方の搬
送部を前記一方の搬送部の上に設けている。そして、未
加工工作物用移動台46の未加工工作物用パレット32
と、加工済工作物用移動台56の加工済工作物用パレッ
ト33とを、異なる方向(たとえば、90度離れた方
向)に移動するようにしてもよい。
【0072】ところで、図7(E)(1)に示すよう
に、工作物7,8の軸線方向の寸法が長い場合には、パ
レット32,33をチャック6より離れた下方位置に配
置する必要がある。そのため、主軸台4の上下方向の移
動ストロークでは、チャック6が、下方にあるパレット
たとえばパレット32上の工作物7を把持できない場合
がある。そこで、図7(E)(2)に示すように、パレ
ット32が所定の移動ストロークLの範囲で昇降移動す
れば、チャック6で工作物7を把持することができる。
このようにすれば、主軸台4の移動ストロークを大きく
しなくても、軸線方向寸法の長い工作物7,8をチャッ
ク6で授受することができる。
に、工作物7,8の軸線方向の寸法が長い場合には、パ
レット32,33をチャック6より離れた下方位置に配
置する必要がある。そのため、主軸台4の上下方向の移
動ストロークでは、チャック6が、下方にあるパレット
たとえばパレット32上の工作物7を把持できない場合
がある。そこで、図7(E)(2)に示すように、パレ
ット32が所定の移動ストロークLの範囲で昇降移動す
れば、チャック6で工作物7を把持することができる。
このようにすれば、主軸台4の移動ストロークを大きく
しなくても、軸線方向寸法の長い工作物7,8をチャッ
ク6で授受することができる。
【0073】図7(E)では、未加工工作物用パレット
32および加工済工作物用パレット33の少なくともい
ずれか一方を、昇降機構により昇降移動させて、工作物
7,8をチャック6で把持可能にしている。この場合、
パレット32,33のみを昇降させてもよいが、未加工
工作物用移動台46,加工済工作物用移動台56自体を
昇降移動させてもよい。この構成は、工作物授受位置D
において適用するのが好ましいが、工作物取り替え作業
位置Eに適用してもよい。
32および加工済工作物用パレット33の少なくともい
ずれか一方を、昇降機構により昇降移動させて、工作物
7,8をチャック6で把持可能にしている。この場合、
パレット32,33のみを昇降させてもよいが、未加工
工作物用移動台46,加工済工作物用移動台56自体を
昇降移動させてもよい。この構成は、工作物授受位置D
において適用するのが好ましいが、工作物取り替え作業
位置Eに適用してもよい。
【0074】図8および図9は、本発明にかかる加工シ
ステム90,90aの概略構成図である。図8は複数の
主軸移動型の工作機械M1,M2を横方向に直列に並設
して工作物を順次加工する加工システム90を示してい
る。図8(A),(B)はそれぞれ概略平面図および概
略正面図である。図8(A),(B)に示すように、と
なり合う工作機械M1と他の工作機械M2を工作物搬送
装置91で接続して、工作物を順次搬送するようにして
いる。工作物搬送装置91は、前記工作物搬送装置3の
構成と、上下逆の構造の工作物搬送装置3aとを組み合
わせた構造になっている。
ステム90,90aの概略構成図である。図8は複数の
主軸移動型の工作機械M1,M2を横方向に直列に並設
して工作物を順次加工する加工システム90を示してい
る。図8(A),(B)はそれぞれ概略平面図および概
略正面図である。図8(A),(B)に示すように、と
なり合う工作機械M1と他の工作機械M2を工作物搬送
装置91で接続して、工作物を順次搬送するようにして
いる。工作物搬送装置91は、前記工作物搬送装置3の
構成と、上下逆の構造の工作物搬送装置3aとを組み合
わせた構造になっている。
【0075】前段の工作機械M1に関しては、未加工工
作物搬送部35が下段に、加工済工作物搬送部36が上
段に配置されてほぼ180度反対方向を向いている。一
方、前段の工作機械M1での加工済工作物搬送部36
を、後段の工作機械M2においては未加工工作物搬送部
35としている。これは、前段の工作機械M1で加工済
の工作物は、次工程の加工を行う後段の工作機械M2で
は未加工工作物になるからである。すなわち、工作機械
M2においては、上段に未加工工作物搬送部35が配置
され、下段に加工済工作物搬送部36が配置されてほぼ
180度反対方向を向いている。このように、工作物搬
送装置3,3aの構成を組み合わせれば、工作機械M
1,M2を同じ高さに設置することができる。
作物搬送部35が下段に、加工済工作物搬送部36が上
段に配置されてほぼ180度反対方向を向いている。一
方、前段の工作機械M1での加工済工作物搬送部36
を、後段の工作機械M2においては未加工工作物搬送部
35としている。これは、前段の工作機械M1で加工済
の工作物は、次工程の加工を行う後段の工作機械M2で
は未加工工作物になるからである。すなわち、工作機械
M2においては、上段に未加工工作物搬送部35が配置
され、下段に加工済工作物搬送部36が配置されてほぼ
180度反対方向を向いている。このように、工作物搬
送装置3,3aの構成を組み合わせれば、工作機械M
1,M2を同じ高さに設置することができる。
【0076】図9に示す他の加工システム90aでは、
複数の工作機械M1,M2,M3を縦方向に直列に並設
して工作物を順次加工している。そして、となり合う工
作機械を工作物搬送装置91により接続して工作物を順
次搬送している。また、工作物搬入位置37と工作物搬
出位置38に搬送ローダ92,93をそれぞれ設けて、
工作物を自動的に搬入,搬出している。このようにすれ
ば、加工システム90aを無人化運転することができ
る。
複数の工作機械M1,M2,M3を縦方向に直列に並設
して工作物を順次加工している。そして、となり合う工
作機械を工作物搬送装置91により接続して工作物を順
次搬送している。また、工作物搬入位置37と工作物搬
出位置38に搬送ローダ92,93をそれぞれ設けて、
工作物を自動的に搬入,搬出している。このようにすれ
ば、加工システム90aを無人化運転することができ
る。
【0077】前記構成の加工システム90,90aによ
れば、複数の主軸移動型工作機械を任意に配置して、工
作機械どうしを工作物搬送装置91により自在に接続し
て工作物を搬送することができる。したがって、従来の
ような大型のコンベア式の工作物搬送装置を使用しなく
てもよいので、加工システム90,90a全体がコンパ
クトになる。また、工場内のスペースに合わせた加工シ
ステムの配置計画が自在にできる。
れば、複数の主軸移動型工作機械を任意に配置して、工
作機械どうしを工作物搬送装置91により自在に接続し
て工作物を搬送することができる。したがって、従来の
ような大型のコンベア式の工作物搬送装置を使用しなく
てもよいので、加工システム90,90a全体がコンパ
クトになる。また、工場内のスペースに合わせた加工シ
ステムの配置計画が自在にできる。
【0078】上述のように、本発明の工作物搬送装置
3,3a,91では、未加工工作物搬送部35と加工済
工作物搬送部36を二段構造にしたので、工作物搬送装
置をコンパクトにして旋盤1,工作機械M1,M2,M
3および加工システムの全体を小型化することができ、
また、工作物交換時間を短縮することができる。また、
工作物の直径が大きい場合でも、二段に配置されたパレ
ット32,33のサイズを工作物に合わせて大きくすれ
ばよいので、工作物搬送装置自体の設置面積はほとんど
大きくならない。その結果、直径の大きな工作物を加工
する工作機械と、標準的な大きさの工作物を加工する工
作機械とを共通化することができる。
3,3a,91では、未加工工作物搬送部35と加工済
工作物搬送部36を二段構造にしたので、工作物搬送装
置をコンパクトにして旋盤1,工作機械M1,M2,M
3および加工システムの全体を小型化することができ、
また、工作物交換時間を短縮することができる。また、
工作物の直径が大きい場合でも、二段に配置されたパレ
ット32,33のサイズを工作物に合わせて大きくすれ
ばよいので、工作物搬送装置自体の設置面積はほとんど
大きくならない。その結果、直径の大きな工作物を加工
する工作機械と、標準的な大きさの工作物を加工する工
作機械とを共通化することができる。
【0079】作業者は、工作物取り替え作業位置Eで工
作物の取り替え作業を行うだけでよい。したがって、工
作物を上方向に高く持ち上げるような無理な動作を行わ
なくても工作物の交換ができる。これにより、工作物が
比較的重い場合や、交換する工作物の数が多い場合など
でも、工作物の交換作業を行う作業者の負担を従来より
軽減することができる。また、加工済工作物用光電スイ
ッチ76を設けて、安全な条件の時にのみ、主軸台4な
ど可動体が工作物搬送装置3,3a側に移動できるよう
なインターロックを設けている。これにより、可動体と
工作物搬送装置との干渉を防止して安全性を高めること
ができる。
作物の取り替え作業を行うだけでよい。したがって、工
作物を上方向に高く持ち上げるような無理な動作を行わ
なくても工作物の交換ができる。これにより、工作物が
比較的重い場合や、交換する工作物の数が多い場合など
でも、工作物の交換作業を行う作業者の負担を従来より
軽減することができる。また、加工済工作物用光電スイ
ッチ76を設けて、安全な条件の時にのみ、主軸台4な
ど可動体が工作物搬送装置3,3a側に移動できるよう
なインターロックを設けている。これにより、可動体と
工作物搬送装置との干渉を防止して安全性を高めること
ができる。
【0080】本発明では、旋盤のX軸方向の寸法が小さ
くなるので、主軸台4のX軸方向の移動距離が短くな
る。また、主軸台4は、工作物授受位置Dでほぼ下降動
作をするだけで工作物の受け渡しができる。したがっ
て、工作物授受のための主軸台4の全体的な移動距離が
小さくなるので、工作物交換時間が短縮される。なお、
各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
くなるので、主軸台4のX軸方向の移動距離が短くな
る。また、主軸台4は、工作物授受位置Dでほぼ下降動
作をするだけで工作物の受け渡しができる。したがっ
て、工作物授受のための主軸台4の全体的な移動距離が
小さくなるので、工作物交換時間が短縮される。なお、
各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
【0081】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、工
作物搬送装置をコンパクトにして主軸移動型工作機械の
全体を小型化し、工作物交換時間を短縮することができ
る。
作物搬送装置をコンパクトにして主軸移動型工作機械の
全体を小型化し、工作物交換時間を短縮することができ
る。
【図1】図1から図9は本発明の実施形態の一例を示す
図で、図1は主軸移動型立て旋盤に工作物搬送装置を付
属させた全体平面図である。
図で、図1は主軸移動型立て旋盤に工作物搬送装置を付
属させた全体平面図である。
【図2】図1の全体正面図である。
【図3】図1のIII 線矢視図で、工作物搬送装置の側面
図である。
図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図1のV線矢視図で、工作物搬送装置の正面図
である。
である。
【図6】工作物搬送装置の動作を示す説明図である。
【図7】本実施形態の変形例を示す工作物搬送装置の説
明図である。
明図である。
【図8】本発明にかかる加工システムの概略構成図であ
る。
る。
【図9】本発明にかかる他の加工システムの概略構成図
である。
である。
1 主軸移動型立て旋盤(主軸移動型工作機械) 2 機械本体 3,3a,91 工作物搬送装置 4 主軸台 5 主軸 6 チャック 7 未加工工作物(工作物) 8 加工済工作物(工作物) 30 未加工工作物受け取り位置 31 加工済工作物渡し位置 32 未加工工作物用パレット(未加工工作物載置
部) 33 加工済工作物用パレット(加工済工作物載置
部) 34 工作物搬送装置基体 35 未加工工作物搬送部 36 加工済工作物搬送部 37 工作物搬入位置 38 工作物搬出位置 85 退避位置 90,90a 加工システム CL 主軸軸線 C0 移動軌跡 d 所定距離 M1,M2,M3 主軸移動型工作機械
部) 33 加工済工作物用パレット(加工済工作物載置
部) 34 工作物搬送装置基体 35 未加工工作物搬送部 36 加工済工作物搬送部 37 工作物搬入位置 38 工作物搬出位置 85 退避位置 90,90a 加工システム CL 主軸軸線 C0 移動軌跡 d 所定距離 M1,M2,M3 主軸移動型工作機械
Claims (15)
- 【請求項1】 主軸を回転自在に支持する主軸台が前記
主軸の軸線方向およびこの主軸軸線と直交する方向に移
動する主軸移動型工作機械に工作物を搬送して、前記主
軸の下端に設けられたチャックと工作物搬送装置との間
で前記工作物を授受する工作物搬送方法であって、 前記チャックが受け取るための未加工工作物を未加工工
作物載置部に載置して搬送する未加工工作物搬送部の上
段または下段に、前記チャックから渡された加工済工作
物を加工済工作物載置部に載置して搬送する加工済工作
物搬送部を配置し、 前記未加工工作物載置部は、前記工作機械でこれから加
工するために前記未加工工作物を前記チャックが受け取
る未加工工作物受け取り位置と、前記未加工工作物を搬
入する工作物搬入位置との間を移動し、 前記加工済工作物載置部は、前記未加工工作物受け取り
位置の上方または下方に位置して前記工作機械での加工
が完了した前記加工済工作物を前記チャックが載置して
渡す加工済工作物渡し位置と、前記加工済工作物を搬出
する工作物搬出位置との間を移動することにより、 前記チャックとの間で前記工作物の授受を行うようにし
たことを特徴とする主軸移動型工作機械における工作物
搬送方法。 - 【請求項2】 前記未加工工作物受け取り位置および前
記加工済工作物渡し位置は、前記主軸台の前記主軸軸線
と直交する方向と平行な移動軌跡上にあることを特徴と
する請求項1に記載の主軸移動型工作機械における工作
物搬送方法。 - 【請求項3】 主軸を回転自在に支持する主軸台が前記
主軸の軸線方向およびこの主軸軸線と直交する方向に移
動する主軸移動型工作機械に工作物を搬送して、前記主
軸の下端に設けられたチャックとの間で前記工作物を授
受するための工作物搬送装置であって、 前記工作機械の機械本体の近傍の所定位置に設置された
工作物搬送装置基体と、 この工作物搬送装置基体に設けられ、前記チャックが受
け取るための未加工工作物を未加工工作物載置部に載置
して搬送する未加工工作物搬送部と、 前記工作物搬送装置基体に設けられて前記未加工工作物
搬送部の上段または下段に配置され、前記チャックから
渡された加工済工作物を加工済工作物載置部に載置して
搬送する加工済工作物搬送部とを備え、 前記未加工工作物搬送部の前記未加工工作物載置部は、
前記工作機械でこれから加工するために前記未加工工作
物を前記チャックが受け取る未加工工作物受け取り位置
と、前記未加工工作物を搬入する工作物搬入位置との間
を移動し、 前記加工済工作物搬送部の前記加工済工作物載置部は、
前記未加工工作物受け取り位置の上方または下方に位置
して前記工作機械での加工が完了した前記加工済工作物
を前記チャックが載置して渡す加工済工作物渡し位置
と、前記加工済工作物を搬出する工作物搬出位置との間
を移動することにより、 前記チャックとの間で前記工作物の授受を行うようにし
たことを特徴とする主軸移動型工作機械における工作物
搬送装置。 - 【請求項4】 前記未加工工作物受け取り位置および前
記加工済工作物渡し位置は、前記主軸台の前記主軸軸線
と直交する方向と平行な移動軌跡上にあることを特徴と
する請求項3に記載の主軸移動型工作機械における工作
物搬送装置。 - 【請求項5】 上段に前記加工済工作物搬送部が配置さ
れ、下段に前記未加工工作物搬送部が配置されているこ
とを特徴とする請求項3または4に記載の主軸移動型工
作機械における工作物搬送装置。 - 【請求項6】 前記未加工工作物搬送部と前記加工済工
作物搬送部はほぼ二段重ねに配置されて前記工作物搬送
装置基体に設けられ、 前記未加工工作物載置部と前記加工済工作物載置部は同
一方向に移動することを特徴とする請求項3,4または
5に記載の主軸移動型工作機械における工作物搬送装
置。 - 【請求項7】 前記未加工工作物搬送部と前記加工済工
作物搬送部は異なる方向に移動するように配置されてい
ることを特徴とする請求項3,4または5に記載の主軸
移動型工作機械における工作物搬送装置。 - 【請求項8】 前記未加工工作物搬送部と前記加工済工
作物搬送部の位置は、前記主軸台の前記主軸軸線と直交
する移動方向に所定距離だけ若干ずれていることを特徴
とする請求項6に記載の主軸移動型工作機械における工
作物搬送装置。 - 【請求項9】 上段に前記未加工工作物搬送部が配置さ
れ、下段に前記加工済工作物搬送部が配置され、 前記加工済工作物渡し位置で前記チャックが下段の前記
加工済工作物搬送部の前記加工済工作物載置部に前記加
工済工作物を載置する動作中は、上段の前記未加工工作
物搬送部は退避位置に退避するようにしたことを特徴と
する請求項3または4に記載の主軸移動型工作機械にお
ける工作物搬送装置。 - 【請求項10】 前記未加工工作物搬送部と前記加工済
工作物搬送部は、ほぼ二段重ねに配置されて前記工作物
搬送装置基体に設けられ、 前記未加工工作物載置部と前記加工済工作物載置部は同
一方向に移動することを特徴とする請求項9に記載の主
軸移動型工作機械における工作物搬送装置。 - 【請求項11】 前記未加工工作物搬送部と前記加工済
工作物搬送部は異なる方向に移動するように配置されて
いることを特徴とする請求項9に記載の主軸移動型工作
機械における工作物搬送装置。 - 【請求項12】 前記未加工工作物搬送部と前記加工済
工作物搬送部の位置は、前記主軸台の前記主軸軸線と直
交する移動方向に所定距離だけ若干ずれていることを特
徴とする請求項10に記載の主軸移動型工作機械におけ
る工作物搬送装置。 - 【請求項13】 前記未加工工作物搬送部および加工済
工作物搬送部のいずれか一方の搬送部を前記工作物搬送
装置基体に設けるとともに、いずれか他方の搬送部を前
記一方の搬送部の上に設け、 前記未加工工作物載置部と前記加工済工作物載置部を異
なる方向に移動するようにしたことを特徴とする請求項
3,4,5および9のいずれかの項に記載の主軸移動型
工作機械における工作物搬送装置。 - 【請求項14】 前記未加工工作物載置部および前記加
工済工作物載置部の少なくともいずれか一方を昇降移動
させて前記工作物を前記チャックで把持可能にしたこと
を特徴とする請求項3から13のいずれかの項に記載の
主軸移動型工作機械における工作物搬送装置。 - 【請求項15】 複数の前記主軸移動型工作機械を並設
して前記工作物を順次加工していく加工システムであっ
て、 請求項3から14のいずれかの項に記載の工作物搬送装
置で、となり合う前記工作機械と他の前記工作機械とを
接続して前記工作物を順次搬送することを特徴とする加
工システム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10173998A JPH11347876A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | 主軸移動型工作機械における工作物搬送方法、その装置および加工システム |
US09/395,931 US6257108B1 (en) | 1998-06-05 | 1999-09-14 | Work transfer method and apparatus in machine tool with movable spindle and machining system |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10173998A JPH11347876A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | 主軸移動型工作機械における工作物搬送方法、その装置および加工システム |
US09/395,931 US6257108B1 (en) | 1998-06-05 | 1999-09-14 | Work transfer method and apparatus in machine tool with movable spindle and machining system |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11347876A true JPH11347876A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=26495766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10173998A Pending JPH11347876A (ja) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | 主軸移動型工作機械における工作物搬送方法、その装置および加工システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6257108B1 (ja) |
JP (1) | JPH11347876A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003011030A (ja) * | 2001-07-02 | 2003-01-15 | Hitachi Seiki Co Ltd | 工作物搬送装置および加工システム |
CN105538027A (zh) * | 2014-10-24 | 2016-05-04 | 株式会社捷太格特 | 输送装置 |
CN105538023A (zh) * | 2014-10-24 | 2016-05-04 | 株式会社捷太格特 | 输送装置 |
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---|---|---|---|---|
DE19959961A1 (de) * | 1999-12-13 | 2001-06-28 | Index Werke Kg Hahn & Tessky | Drehmaschine |
JP2002096202A (ja) * | 2000-09-18 | 2002-04-02 | Mori Seiki Co Ltd | 工作機械の主軸台案内装置 |
JP2004114226A (ja) * | 2002-09-26 | 2004-04-15 | Mori Seiki Hitech Co Ltd | 主軸移動型立形工作機械 |
JP4312508B2 (ja) * | 2003-06-05 | 2009-08-12 | 東芝機械株式会社 | 立旋盤 |
JP4148057B2 (ja) * | 2003-07-22 | 2008-09-10 | 株式会社ジェイテクト | 研削盤 |
DE202004015097U1 (de) * | 2004-09-29 | 2005-09-15 | Elha Maschinenbau Liemke Kg | Werkzeugmaschine |
DE102004054247C5 (de) * | 2004-10-18 | 2013-04-11 | Emag Holding Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Beschickung einer Werkzeugmaschine |
ITTO20050512A1 (it) * | 2005-07-25 | 2007-01-26 | Comau Spa | Centro di lavorazione meccanica con struttura porta-pezzo che sostiene il pezzo dall'alto e che e' spostabile per introdurre un pesso da lavorare nella macchine a e per scaricare un pezzo lavorato dalla macchina. |
US7434499B2 (en) * | 2006-06-09 | 2008-10-14 | Factory Automation Technology Co., Ltd. | Fixing mechanism of a lathe |
CN101873904A (zh) * | 2007-11-09 | 2010-10-27 | 西铁城精机株式会社 | 机床 |
AT507106B1 (de) * | 2008-08-14 | 2010-08-15 | Anger Machining Gmbh | Verfahren zur ansteuerung des werkstückmanipulators einer werkzeugmaschine |
CN111266889B (zh) * | 2020-03-11 | 2022-01-28 | 湖南工学院 | 一种用于机械加工的快速定位工装 |
CN116175257A (zh) * | 2023-03-03 | 2023-05-30 | 浙江海德曼智能装备股份有限公司 | 一种车床工件输送料道 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH071213Y2 (ja) * | 1988-02-17 | 1995-01-18 | 本田技研工業株式会社 | 工作機械のチャック装置 |
JP2562352B2 (ja) | 1988-07-30 | 1996-12-11 | カー・テー・エル・クップルングステヒニーク・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング | 軸方向運動および角度運動する差込み式噛み合い接手 |
US5459915A (en) * | 1994-04-15 | 1995-10-24 | Devlieg-Bullard, Inc. | High accuracy machining station for a multiple spindle rotary indexing machine tool |
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JP3396154B2 (ja) | 1997-10-15 | 2003-04-14 | 株式会社森精機ハイテック | 主軸移動型立形工作機械におけるワークフィーダ |
JPH11170101A (ja) | 1997-12-11 | 1999-06-29 | Hitachi Seiki Co Ltd | 主軸移動型立形工作機械における工作物交換装置 |
JPH11226801A (ja) | 1998-02-14 | 1999-08-24 | Hitachi Seiki Co Ltd | 主軸移動型工作機械におけるワーク授受制御方法及び主軸移動型工作機械の数値制御装置 |
-
1998
- 1998-06-05 JP JP10173998A patent/JPH11347876A/ja active Pending
-
1999
- 1999-09-14 US US09/395,931 patent/US6257108B1/en not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN105538027A (zh) * | 2014-10-24 | 2016-05-04 | 株式会社捷太格特 | 输送装置 |
CN105538023A (zh) * | 2014-10-24 | 2016-05-04 | 株式会社捷太格特 | 输送装置 |
JP2016083719A (ja) * | 2014-10-24 | 2016-05-19 | 株式会社ジェイテクト | 搬送装置 |
Also Published As
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---|---|
US6257108B1 (en) | 2001-07-10 |
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---|---|---|---|
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A02 | Decision of refusal |
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