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JPH11337976A - 表示装置用アレイ基板及びこのアレイ基板を備えた平面表示装置 - Google Patents

表示装置用アレイ基板及びこのアレイ基板を備えた平面表示装置

Info

Publication number
JPH11337976A
JPH11337976A JP8326099A JP8326099A JPH11337976A JP H11337976 A JPH11337976 A JP H11337976A JP 8326099 A JP8326099 A JP 8326099A JP 8326099 A JP8326099 A JP 8326099A JP H11337976 A JPH11337976 A JP H11337976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
array substrate
film
substrate
pixel electrode
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8326099A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Tsuji
博司 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP8326099A priority Critical patent/JPH11337976A/ja
Publication of JPH11337976A publication Critical patent/JPH11337976A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アルミニウム配線に直接コンタクトすることを
可能とし、バリアメタルを省略することができる画素電
極を備えた表示装置用アレイ基板及びこのアレイ基板を
備えた平面表示装置を提供することを目的とする。 【解決手段】ガラス基板7上に配置されたゲート絶縁膜
9上にInZnO膜によって形成された画素電極13
と、この画素電極13に対して所定のタイミングで所定
レベルの電圧を供給する薄膜トランジスタ6と、この画
素電極13と薄膜トランジスタ6とを電気的に接続する
Al膜14によって形成された接続配線部17と、を備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、表示装置用アレ
イ基板及びこのアレイ基板を備えた平面表示装置に係
り、特にアクティブマトリクス型液晶表示装置に適用可
能なアレイ基板に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜トランジスタをスイッチング素子と
したアクティブマトリクス型液晶表示装置は、画素電
極、および、この画素電極に電圧を供給するための信号
線及び走査線などの配線部を備えたアレイ基板と、アレ
イ基板に対して所定の間隔をおいて対向配置された対向
電極を備えた対向基板と、アレイ基板と対向基板との間
に配置された液晶分子を含む液晶層とを有している。ア
レイ基板に備えられた画素電極は、酸化インジウム(I
2 3 )に酸化錫(SnO)を10重量%程度含有し
たインジウム−ティン−オキサイド膜(InSnO膜)
いわゆるITO膜によって形成され、この画素電極に電
気的に接続される配線部の信号線は、純アルミニウム
(Al)、もしくはアルミニウム合金によって形成され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したような構造の
アレイ基板において、画素電極のITO膜と、信号線の
Al配線もしくはAl合金配線とが直接接触すると、I
TO膜、特にITO膜に含まれるSnがAlにより還元
され、絶縁物となる虞がある。このように、画素電極と
信号線との接触部分が絶縁物となってしまった場合に
は、コンタクト抵抗が上昇し、画面の表示品位が低下す
るといった問題が発生する。
【0004】このような現象を回避するために、従来
は、ITO膜とAl配線とが直接接触しないように、そ
れらの間に、バリアメタルとしてモリブデン(Mo)、
チタン(Ti)等の金属を介在させる必要がある。
【0005】ところが、このようにバリアメタルを介在
させる構造のアレイ基板では、バリアメタルを形成する
ための製造工程が1工程増え、製造コストが高くなり、
かつ生産性を悪化させる問題が発生する。
【0006】そこで、この発明は、上記問題点を解決す
るためになされたものであり、アルミニウム配線に直接
コンタクトすることを可能とし、バリアメタルを省略す
ることができる画素電極を備えた表示装置用アレイ基板
及びこのアレイ基板を備えた平面表示装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記問題点
に基づきなされたもので、請求項1に記載の発明によれ
ば、絶縁性基板上にインジウム(In)と、亜鉛(Z
n)と、酸素(O)とを少なくとも含む透明導電膜によ
って形成された複数の画素電極と、前記画素電極に対し
て所定のタイミングで所定レベルの電圧を供給するスイ
ッチング素子と、前記画素電極と前記スイッチング素子
とを電気的に接続するアルミニウム(Al)を主体とし
て形成された接続配線部と、を備えたことを特徴とする
表示装置用アレイ基板が提供される。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、絶縁性基
板上にインジウム(In)と、亜鉛(Zn)と、酸素
(O)とを少なくとも含む透明導電膜によって形成され
た複数の画素電極と、絶縁性基板上に互いに交差するよ
うに配置された配線部と、前記配線部の交差部付近に配
置されているとともに、前記配線部に供給された電圧に
基づいて前記画素電極に対して所定のタイミングで所定
レベルの電圧を供給するスイッチング素子と、前記画素
電極と前記スイッチング素子とを電気的に接続するアル
ミニウム(Al)を主体として形成された接続配線部
と、を備えたことを特徴とする表示装置用アレイ基板が
提供される。
【0009】請求項6に記載の発明によれば、絶縁性基
板上にインジウム(In)と、亜鉛(Zn)と、酸素
(O)とを少なくとも含む透明導電膜によって形成され
た複数の画素電極と、前記画素電極に対して所定のタイ
ミングで所定レベルの電圧を供給するスイッチング素子
と、前記画素電極と前記スイッチング素子とを電気的に
接続するアルミニウム(Al)によって形成された接続
配線部と、を備えたアレイ基板と、前記アレイ基板に対
向配置された対向電極を備えた対向基板と、前記アレイ
基板と対向基板との間に挟持されているとともに、前記
アレイ基板と対向基板との間を通過する光を変調する光
変調層と、を備えたことを特徴とする平面表示装置が提
供される。
【0010】この発明の表示装置用アレイ基板及びこの
アレイ基板を備えた平面表示装置によれば、画素電極
は、インジウム(In)と、亜鉛(Zn)と、酸素
(O)とを少なくとも含む透明導電膜、すなわちInZ
nO膜(インジウム−ジンク−オキサイド)いわゆるI
ZO膜によって形成され、スイッチング素子に対してア
ルミニウム(Al)を主体として形成された接続配線部
によって直接コンタクトされている。IZO膜に含まれ
る亜鉛(Zn)は、Alとイオン化ポテンシャルが同等
に高く、アルミニウムに還元されにくい性質を有してい
る。
【0011】このため、ZnがAlに直接コンタクトし
ても、Alに還元されにくく、絶縁物にもなり難い。し
たがって、大幅なコンタクト抵抗の増大を招くことがな
く、平面表示装置における表示画面の表示品位に悪影響
を及ぼすこともない。
【0012】IZO膜のAlに対するコンタクト抵抗
は、従来のバリアメタルを使用した場合と同等の値を得
ることが可能である。
【0013】したがって、バリアメタルを接続配線部と
画素電極との間に介在させる必要がなくなり、製造工程
数の増大を防止し、製造コストの増大を抑えることが可
能となる。
【0014】よって、アルミニウム配線に直接コンタク
トすることを可能とし、バリアメタルを省略することが
できる画素電極を備えた表示装置用アレイ基板及びこの
アレイ基板を備えた平面表示装置を提供することができ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明に
係る表示装置用アレイ基板及びこのアレイ基板を備えた
平面表示装置の実施の形態について詳細に説明する。
【0016】図1は、この発明の表示装置用アレイ基板
を備えた平面表示装置の構造を概略的に示す分解斜視図
である。
【0017】図1に示すように、平面表示装置としての
液晶表示装置は、液晶パネル2を備えている。この液晶
パネル2の側部あるいは裏面部には、液晶パネル2に電
気的に接続された駆動回路基板41が配置されている。
また、この液晶パネル2の裏面側には、面光源として機
能するバックライトユニット42が配置されている。
【0018】これら液晶パネル2、及びバックライトユ
ニット42は、表示面を規定する開口部を含むフレーム
43−1および43−2によって保持され、ネジ留めさ
れることにより、液晶表示装置が構成されている。
【0019】図2は、図1に示した液晶表示装置に適用
される液晶パネルの構造を概略的に示す断面図である。
【0020】図2に示すように、液晶パネル2は、アレ
イ基板1と、アレイ基板に対向配置された対向基板4
と、アレイ基板1と対向基板4との間に配置された液晶
分子5Aを含む光変調として機能する液晶層5とを備え
ている。アレイ基板1は、絶縁性基板7(20)上にそ
れぞれ配置されたスイッチング素子としての薄膜トラン
ジスタ6(19)、画素電極13(29)、および、走
査線及び信号線を含む配線部を有している。対向基板4
は、絶縁性基板36上における薄膜トランジスタ6(1
9)および配線部に対向する位置を遮光する遮光膜3
7、画素電極13(29)に対向する位置に配置された
赤、緑、青にそれぞれ画素毎に着色されたカラーフィル
タ38、および、対向基板4の全面に形成された対向電
極3を有している。
【0021】また、アレイ基板1及び対向基板4を構成
する絶縁性基板7(20)及び36の外面には、所定の
向きの偏光面を有する偏光板40が配置されているとと
もに、互いに向き合う内面には、挟持した液晶層5に含
まれる液晶分子5Aを所定の向きに配向するための配向
膜39が配置されている。
【0022】このような液晶パネル2において、画素電
極13(29)と対向電極3との間に形成される電界に
より、液晶層5の液晶分子5Aの配向方向が制御され、
アレイ基板1と対向基板4との間の液晶層5を通過する
光が変調される。これにより、対向基板4を透過する光
の透過光量が制御され、画像が表示される。
【0023】図3は、この発明のアレイ基板に適用され
る第1の実施の形態に係る薄膜トランジスタの構造を概
略的に示す断面図である。図4は、この発明のアレイ基
板に適用される第1の実施の形態に係る薄膜トランジス
タの構造を概略的に示す平面図である。
【0024】図3及び図4に示すように、絶縁性基板7
上の行方向には、モリブデン−タングステン合金薄膜す
なわちMo−W合金薄膜によって形成された走査線8が
延出され、走査線8の一部は、薄膜トランジスタ6のオ
ン・オフを制御するゲート電圧が供給されるゲート電極
として機能する。また、絶縁性基板7の列方向には、ア
ルミニウム(Al)およびモリブデン(Mo)の積層膜
によって形成されているとともに、ゲート絶縁膜9を介
して走査線8に交差するように信号線16が延出され、
信号線16の一部は、薄膜トランジスタ6のソース電極
16として機能する。
【0025】なお、走査線8及びゲート電極は、AlN
d、AlY、AlNiNd、AlNiYなどのアルミニ
ウム合金や、Al及びMoの積層膜、純Alなどによっ
て形成されてもよい。
【0026】ゲート絶縁膜9上の画素領域には、インジ
ウム(In)と、亜鉛(Zn)と、酸素(O)とを少な
くとも含む透明導電膜、例えばIn2 3 にZnOを添
加したInZnO膜すなわちIZO膜によって形成され
た画素電極13が配置されている。Al及びMoの積層
膜によって形成された薄膜トランジスタ6のドレイン電
極17は、画素電極13に電気的に接続される接続電極
部として機能する。すなわち、IZO膜によって形成さ
れた画素電極13は、ドレイン電極17及び接続電極部
を形成するAl配線に直接コンタクトされ、電気的に接
続されている。
【0027】すなわち、走査線8を介してゲート電極8
にゲート電圧が供給され、薄膜トランジスタ6がオン状
態となったタイミングで、信号線16に供給された駆動
電圧がソース電極16からドレイン電極17を介して画
素電極13に供給される。これにより、画素電極13に
は、所定レベルの駆動電圧が供給され、対向電極との間
に電位差を形成し、液晶層に含まれる液晶分子を駆動す
る。
【0028】次に、図3に示したアレイ基板の製造方法
について説明する。この第1の実施の形態のアレイ基板
に備えられた薄膜トランジスタ6は、水素化アモルファ
スシリコン膜を半導体層とするものである。
【0029】図5の(a)乃至(f)は、第1の実施の
形態に係るアレイ基板の製造工程を概略的に示す図であ
る。
【0030】まず、図5の(a)に示すように、界面活
性剤などで洗浄した絶縁性基板としてのガラス基板7全
面に、スパッタ法により3000オングストロームの膜
厚でモリブデン−タングステン(Mo−W)合金薄膜を
成膜する。そして、このMo−W合金薄膜を所定の形状
にパターニングすることにより、走査線に一体のゲート
電極8を形成する。このパターニングでは、ケミカル・
ドライ・エッチングすなわちCDEにより、以降の製造
工程でゲート電極8上に被覆されるゲート絶縁膜9のカ
バレッジが良くなるように、テーパー角が約30゜のテ
ーパー状に、Mo−W合金薄膜をエッチングする。
【0031】続いて、図5の(b)に示すように、ガラ
ス基板7及びゲート電極8上の全面に、プラズマCVD
法により3000オングストロームの膜厚で酸化シリコ
ン膜(SiOx)を成膜し、ゲート絶縁膜9を形成す
る。さらに、ゲート絶縁膜9を成膜したのと同一のCV
D装置内で大気に曝すことなく、水素化アモルファスシ
リコン(a−Si:H)膜11および窒化シリコン(S
iNx)膜10を連続的に成膜する。すなわち、このゲ
ート絶縁膜9上に、500オングストロームの膜厚で水
素化アモルファスシリコン(a−Si:H)膜11を成
膜した後、この水素化アモルファスシリコン膜11上
に、2000オングストロームの膜厚で窒化シリコン
(SiNx)膜10を成膜する。
【0032】続いて、図5の(c)に示すように、窒化
シリコン膜10を、ゲート電極8をマスクとした裏面露
光によりパターニングして、チャネル保護膜10を形成
する。
【0033】続いて、図5の(d)に示すように、全面
に、500オングストロームの膜厚でドープされたn+
型水素化アモルファスシリコン(n+a−Si:H)膜
12を堆積し、水素化アモルファスシリコン膜11とn
+型水素化アモルファスシリコン膜12とを島状にパタ
ーニングする。
【0034】続いて、図5の(e)に示すように、In
2 3 にZnOを10重量%添加して作成したInZn
O(インジウム−ジンク−オキサイド)ターゲットを装
着したスパッタ装置にて、400オングストロームの膜
厚でIZO膜13を被着し、パターニングすることによ
り画素電極13を形成する。ターゲット中のZnOの含
有量は、少ないほど比抵抗が低下して好ましくなるが、
少なすぎると得られる膜の結晶性が促進され、シュウ酸
などの弱酸系エッチング液ではエッチングできなくなる
ので、添加量としてのは、5〜20重量%が適当であ
る。
【0035】続いて、図5の(f)に示すように、全面
に、3500オングストロームの膜厚でAl膜14を成
膜し、連続して、500オングストロームの膜厚でMo
膜15を成膜することにより、Al及びMoの積層膜を
形成する。そして、この積層膜をパターニングすること
により、信号線と一体のソース電極16と、画素電極1
3にコンタクトされるドレイン電極17を形成する。
【0036】さらに、ソース電極16とドレイン電極1
7とをマスクとしてチャネル保護膜10上のn+型水素
化アモルファスシリコン膜12を除去する。
【0037】そして、プラズマCVD装置で、基板全面
に窒化シリコン膜18を3500オングストロームの膜
厚で成膜し、薄膜トランジスタ6の保護膜18を形成す
る。そして、この窒化シリコン膜18をパタ−ニングす
ることにより、画素電極13上だけ窒化シリコン膜18
を除去して、図3及び図4に示すような薄膜トランジス
タ6を含むアレイ基板1が完成する。
【0038】上述したような製造工程によって形成され
た第1の実施の形態に係るアレイ基板によれば、画素電
極13は、InZnO膜いわゆるIZO膜によって形成
され、スイッチング素子としての水素化アモルファスシ
リコン膜を半導体膜とした薄膜トランジスタ6に対して
Al(アルミニウム)によって形成された接続配線部に
よって直接コンタクトされている。IZO膜に含まれる
Zn(亜鉛)は、Alとイオン化ポテンシャルが同等に
高く、Alに還元されにくい性質を有している。
【0039】このため、ZnがAlに直接コンタクトし
ても、Alに還元されにくく、絶縁物にもなり難い。し
たがって、大幅なコンタクト抵抗の増大を招くことがな
くなる。したがって、バリアメタルを接続配線部と画素
電極との間に介在させる必要がなくなり、製造工程数の
増大を防止し、製造コストの増大を抑えることが可能と
なる。
【0040】また、このアレイ基板を備えた平面表示装
置としての液晶表示装置によれば、画素電極と接続配線
部との間のコンタクト抵抗の増大を抑制できるため、表
示画面の表示品位に悪影響を及ぼすことを防止できる。
【0041】次に、この発明のアレイ基板に適用される
第2の実施の形態に係る薄膜トランジスタの構造につい
て説明する。
【0042】図6は、この発明のアレイ基板に適用され
る第2の実施の形態に係る薄膜トランジスタの構造を概
略的に示す断面図である。図7は、この発明のアレイ基
板に適用される第2の実施の形態に係る薄膜トランジス
タの構造を概略的に示す平面図である。この第2の実施
の形態では、トップゲート構造の薄膜トランジスタが適
用される。
【0043】図6及び図7に示すように、絶縁性基板2
0上の行方向には、Mo−W合金薄膜によって形成され
た走査線25が延出され、走査線25の一部は、薄膜ト
ランジスタ19のオン・オフを制御するゲート電圧が供
給されるゲート電極25として機能する。また、絶縁性
基板20の列方向には、AlおよびMoの積層膜によっ
て形成されているとともに、層間絶縁膜28を介して走
査線25に交差するように信号線33が延出され、信号
線33の一部は、薄膜トランジスタ19のソース電極3
3として機能する。
【0044】層間絶縁膜28上の画素領域には、IZO
膜によって形成された画素電極29が配置されている。
Al及びMoの積層膜によって形成された薄膜トランジ
スタ19のドレイン電極34は、画素電極29に電気的
に接続される接続電極部として機能する。すなわち、I
ZO膜によって形成された画素電極29は、ドレイン電
極34及び接続電極部を形成するAl配線に直接コンタ
クトされ、電気的に接続されている。
【0045】すなわち、走査線25を介してゲート電極
25にゲート電圧が供給され、薄膜トランジスタ19が
オン状態となったタイミングで、信号線33に供給され
た駆動電圧がソース電極33からドレイン電極34を介
して画素電極29に供給される。これにより、画素電極
29には、所定レベルの駆動電圧が供給され、対向電極
との間に電位差を形成し、液晶層に含まれる液晶分子を
駆動する。
【0046】次に、図6に示したアレイ基板の製造方法
について説明する。この第2の実施の形態のアレイ基板
に備えられた薄膜トランジスタ6は、ポリシリコン膜を
半導体層とするトップゲート構造である。
【0047】図8の(a)乃至(g)は、第2の実施の
形態に係るアレイ基板の製造工程を概略的に示す図であ
る。
【0048】まず、図8の(a)に示すように、界面活
性剤などで洗浄した絶縁性基板としてのガラス基板20
全面に、プラズマCVD法により、大気開放せずに、基
板温度300℃で、窒化シリコン(SiNx)膜21、
酸化シリコン(SiOx)膜22、さらに、水素化アモ
ルファスシリコン(a−Si:H)膜23を連続して成
膜する。すなわち、ガラス基板20の全面に、500オ
ングストロームの膜厚で窒化シリコン膜21を成膜した
後、この窒化シリコン膜21上全面に1000オングス
トロームの膜厚で酸化シリコン膜22を成膜し、さら
に、この酸化シリコン膜22上全面に500オングスト
ロームの膜厚で水素化アモルファスシリコン膜23を成
膜する。
【0049】そして、水素化アモルファスシリコン膜2
3は、多量の水素を含有しているため、約470℃、1
時間の高温処理により、脱水素処理を行った後、エキシ
マレーザアニール装置でポリシリコン化される。すなわ
ち、エキシマレーザは、エネルギー約230mJ/cm
2 の条件でレーザビームを出射し、この出射ビームを水
素化アモルファスシリコン膜23に照射することによ
り、約0.2〜O.3μmの粒径のポリシリコン膜23
が得られる。このポリシリコン膜23の界面移動度は、
約80cm2 /Vである。
【0050】続いて、図8の(b)に示すように、ポリ
シリコン膜23をCDEにより、島状にパターニングす
る。
【0051】続いて、図8の(c)に示すように、基板
全面に、酸化シリコン(Si0x)膜24を1OOOオ
ングストロームの膜厚で成膜してゲート絶縁膜24を形
成した後、このゲート絶縁膜24上に、スパッタ法によ
り、走査線と一体のゲート電極となるMo−W合金膜を
2500オングストロームの膜厚で成膜する。その後、
このMo−W合金膜をCDEにより線状にパターニング
することにより、走査線と一体のゲー卜電極25を形成
する。
【0052】続いて、図8の(d)に示すように、レジ
ストR1をパターニングし、その後、PH3 をイオン源
としたイオンドーピング装置にて、Pイオンを50K
eVのエネルギで3×1013個/cm2 ドーピングし、
ポリシリコン膜23をn−化し、ポリシリコン膜23の
一部にn−型ポリシリコン膜26を形成する。そして、
レジストR1を除去する。
【0053】続いて、図8の(e)に示すように、レジ
ストR2をパターニングし、同じイオンドーピング装置
にて、Pイオンを50KeVのエネルギで1×1015
個/cm2 ドーピングし、ポリシリコン膜23をn+化
し、ポリシリコン膜23の一部にn+型ポリシリコン膜
27を形成する。そして、レジストR2を除去する。
【0054】その後、イオンドーピングによってちぎら
れたn+ポリシリコン膜27の結合を、500℃の雰囲
気で1時間アニールすることで回復させる。
【0055】続いて、図8の(f)に示すように、基板
全面にプラズマCVD装置で、酸化シリコン(SiO
x)膜28を5000オングストロームの膜厚で成膜す
ることにより、層間絶縁膜28を形成する。その後、ス
パッタ装置にて、1000オングストロームの膜厚でI
ZO膜を成膜し、ウェットエッチングによりパターニン
グして画素電極29を形成する。
【0056】続いて、図8の(g)に示すように、レジ
ストをパターニングして層間絶縁膜28及びゲート絶縁
膜24の酸化シリコン膜をウェットエッチングし、コン
タクトホール30を形成する。そして、スパッタ装置に
て、Al膜31、および、Mo膜32を大気に曝すこと
なく連続的にそれぞれ45OOオングストローム、50
0オングストロームの膜厚に成膜し、パターニングする
ことにより、信号線に一体のソース電極33、画素電極
29にコンタクトされるドレイン電極34を形成する。
ソース電極33及びドレイン電極34は、それぞれコン
タクトホール30を介してn+型ポリシリコン膜27に
コンタクトされる。
【0057】そして、プラズマCVD装置で、基板全面
に窒化シリコン膜35を5000オングストロームの膜
厚で成膜し、薄膜トランジスタ19の保護膜35とす
る。そして、この窒化シリコン膜35をパターニングし
て、画素電極29の上部だけ窒化シリコン膜を除去す
る。その後、トランジスタの特性を安定させるため、3
50℃の雰囲気で1時間アニールする。
【0058】以上のような製造工程により、薄膜トラン
ジスタ19を有するアレイ基板1が完成する。
【0059】上述した第2の実施の形態に係るアレイ基
板及びこのアレイ基板を備えた液晶表示装置によれば、
第1の実施の形態と同等の効果が得られる。
【0060】上述した第1及び第2の実施の形態に係る
アレイ基板を用いて、図2に示したような平面表示装置
としての液晶表示装置を完成させる。
【0061】すなわち、アレイ基板1の表面にポリイミ
ドを塗布して、乾燥させた後、ラビング処理を行って配
向膜39を形成する。
【0062】一方、対向基板4は、まず、ガラス基板3
6に、たとえばクロム(Cr)をマトリスク状にパター
ニングすることにより遮光膜37を形成する。そして、
この遮光膜37の間隙に、樹脂製の赤、緑、青のカラー
フィルタ38を形成する。
【0063】そして、この遮光膜37及びカラーフィル
タ38上に、ITOなどの透明な導電性膜を配置して対
向電極3を形成する。そして、対向電極3の最上層にポ
リイミドを塗布して、乾燥させた後、ラビング処理を行
って配向膜39を形成する。
【0064】そして、アレイ基板1と対向基板4との配
向膜39が形成されている面をそれぞれ向かい合わせて
配置し、図示しない樹脂製のシール材により液晶の封入
口を除いて2枚の基板貼り合わせ、空セルを形成する。
このとき、2枚の基板間には、図示しないスペーサを介
すなどして2枚の基板間のギャップを略一定に保ってい
る。
【0065】そして、真空中に空セルを置き、封入口を
液晶に浸した状態で、徐々に大気圧に戻していくこと
で、空セルに液晶分子を含む液晶材料を注入して液晶層
5を形成し、封入口を封止する。また、セルの外側の両
面に偏光板40を貼り、液晶パネル2を完成させる。
【0066】さらに、図1に示したように、液晶表示装
置の駆動を司る回路基板41を液晶パネル2に電気的に
接続し、液晶パネル2の側部、または裏面部等に配置す
る。
【0067】そして、液晶パネル2の表示面を規定する
開口を含むフレーム43−1と、面光源を成すバックラ
イト42を保持するフレーム43−2によって液晶パネ
ル2を保持して液晶表示装置を完成させる。
【0068】次に、この発明のアレイ基板における画素
電極としてのIZO膜と、画素電極に直接コンタクトさ
れる接続配線部としてのAl配線とのコンタクト抵抗を
測定した。測定結果を図9に示す。
【0069】図9に示すように、IZO膜に直接Al配
線をコンタクトさせた場合、コンタクト抵抗は、6.5
×100 Ωであり、バリアメタルとしてモリブデン(M
o)をIZO膜とAl配線との間に介在させた場合のコ
ンタクト抵抗、3.2×10 0 Ωと略同等である。
【0070】比較例として、ITO膜で形成した画素電
極にAl配線を直接コンタクトさせた場合、コンタクト
抵抗は、1.3×105 Ωとなり、IZO膜を使用した
場合に比べて105 倍となった。しかしながら、バリア
メタルとしてモリブデン(Mo)をITO膜とAl配線
との間に介在させた場合のコンタクト抵抗、5.7×1
0 Ωとなった。
【0071】なお、この測定では、画素電極と接続配線
部とのコンタクトさせる領域は、40×40μmであ
る。
【0072】このように、ITO膜では、Al配線を直
接コンタクトすることで、コンタクト抵抗が約105
になるが、IZO膜がAl配線と直接コンタクトした場
合には、コンタクト抵抗は、バリアメタルを用いた場合
に比べて若干上昇傾向であるが桁が変わることはなかっ
た。
【0073】上述したように、この発明に係る実施の形
態にて液晶表示装置を試作したところ、製造歩留まり、
表示品位ともITOとバリアメタルの組み合わせと全く
同等のレベルであった。したがって、この液晶表示装置
では、バリアメタルを配置することなく、従来の液晶表
示装置と同等の性能を提供することが可能となる。
【0074】このため、バリアメタルを省略でき、製造
工程を簡略にすることができる。
【0075】すなわち、従来のITO膜に代わり、IZ
O膜を画素電極として使用することにより、Al配線と
の直接コンタクトが可能となり、製造工程が簡略化さ
れ、製造コストを安くすることが可能である。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、アルミニウム配線に直接コンタクトすることを可能
とし、バリアメタルを省略することができる画素電極を
備えた表示装置用アレイ基板及びこのアレイ基板を備え
た平面表示装置を提供することを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の表示装置用アレイ基板が適
用される平面表示装置すなわち液晶表示装置の構成を概
略的に示す分解斜視図である。
【図2】図2は、図1に示した液晶表示パネルに備えら
れる液晶パネルの構造を概略的に示す断面図である。
【図3】図3は、この発明の第1の実施の形態に係る表
示装置用アレイ基板に適用される薄膜トランジスタの構
造を概略的に示す断面図である。
【図4】図4は、図3に示した表示装置用アレイ基板に
適用される薄膜トランジスタの構造を概略的に示す平面
図である。
【図5】図5の(a)乃至(f)は、第1の実施の形態
に係る表示装置用アレイ基板の製造工程を示す図であ
る。
【図6】図6は、この発明の第2の実施の形態に係る表
示装置用アレイ基板に適用される薄膜トランジスタの構
造を概略的に示す断面図である。
【図7】図7は、図6に示した表示装置用アレイ基板に
適用される薄膜トランジスタの構造を概略的に示す平面
図である。
【図8】図8の(a)乃至(g)は、第2の実施の形態
に係る表示装置用アレイ基板の製造工程を示す図であ
る。
【図9】図9は、この発明の表示装置用アレイ基板にお
ける画素電極としてのIZO膜と、この画素電極に直接
コンタクトされる接続配線部としてのAl配線とのコン
タクト抵抗を測定した測定結果を示す図である。
【符号の説明】
1…アレイ基板 2…液晶パネル 3…対向電極 4…対向基板 5…液晶層 6(19)…薄膜トランジスタ 7(20)…ガラス基板 8(25)…ゲート電極 9(24)…ゲート絶縁膜 10…チャネル保護膜 11(23)…水素化アモルファスシリコン 12…n+型水素化アモルフアスシリコン 13(29)…画素電極 14(31)…Al膜 15(32)…Mo膜 16(33)…ソース電極 17(34)…ドレイン電極 18(35)…薄膜トランジスタ保護膜 21…窒化シリコン膜 22…酸化シリコン膜 26…n−型ポリシリコン膜 27…n+型ポリシリコン膜 28…層間絶縁膜 30…コンタクトホール 36…ガラス基板 37…遮光膜 38…カラーフィルター 39…配向膜 40…偏光板 41…回路基板 42…バックライト

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性基板上にインジウム(In)と、亜
    鉛(Zn)と、酸素(O)とを少なくとも含む透明導電
    膜によって形成された複数の画素電極と、 前記画素電極に対して所定のタイミングで所定レベルの
    電圧を供給するスイッチング素子と、 前記画素電極と前記スイッチング素子とを電気的に接続
    するアルミニウム(A)を主体として形成された接続配
    線部と、 を備えたことを特徴とする表示装置用アレイ基板。
  2. 【請求項2】絶縁性基板上にインジウム(In)と、亜
    鉛(Zn)と、酸素(O)とを少なくとも含む透明導電
    膜によって形成された複数の画素電極と、 絶縁性基板上に互いに交差するように配置された配線部
    と、 前記配線部の交差部付近に配置されているとともに、前
    記配線部に供給された電圧に基づいて前記画素電極に対
    して所定のタイミングで所定レベルの電圧を供給するス
    イッチング素子と、 前記画素電極と前記スイッチング素子とを電気的に接続
    するアルミニウム(Al)を主体として形成された接続
    配線部と、 を備えたことを特徴とする表示装置用アレイ基板。
  3. 【請求項3】前記スイッチング素子は、水素化アモルフ
    ァスシリコン膜を半導体膜とした薄膜トランジスタであ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置
    用アレイ基板。
  4. 【請求項4】前記スイッチング素子は、ポリシリコン膜
    を半導体膜とした薄膜トランジスタであることを特徴と
    する請求項1または2に記載の表示装置用アレイ基板。
  5. 【請求項5】前記画素電極は、酸化インジウム(In2
    3 )に酸化亜鉛(ZnO)を5乃至20重量%含有し
    た透明導電膜によって形成されたことを特徴とする請求
    項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置用アレイ基
    板。
  6. 【請求項6】絶縁性基板上にインジウム(In)と、亜
    鉛(Zn)と、酸素(O)とを少なくとも含む透明導電
    膜によって形成された複数の画素電極と、 前記画素電極に対して所定のタイミングで所定レベルの
    電圧を供給するスイッチング素子と、 前記画素電極と前記スイッチング素子とを電気的に接続
    するアルミニウム(Al)を主体として形成された接続
    配線部と、を備えたアレイ基板と、 前記アレイ基板に対向配置された対向電極を備えた対向
    基板と、 前記アレイ基板と対向基板との間に挟持されているとと
    もに、前記アレイ基板と対向基板との間を通過する光を
    変調する光変調層と、 を備えたことを特徴とする平面表示装置。
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