JPH11330340A - 半導体装置およびその実装構造体 - Google Patents
半導体装置およびその実装構造体Info
- Publication number
- JPH11330340A JPH11330340A JP10139484A JP13948498A JPH11330340A JP H11330340 A JPH11330340 A JP H11330340A JP 10139484 A JP10139484 A JP 10139484A JP 13948498 A JP13948498 A JP 13948498A JP H11330340 A JPH11330340 A JP H11330340A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tin
- bismuth
- plating film
- lead
- plating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/4805—Shape
- H01L2224/4809—Loop shape
- H01L2224/48091—Arched
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/47—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
- H01L2224/48—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/481—Disposition
- H01L2224/48151—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
- H01L2224/48221—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
- H01L2224/48245—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic
- H01L2224/48247—Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic connecting the wire to a bond pad of the item
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/15—Details of package parts other than the semiconductor or other solid state devices to be connected
- H01L2924/181—Encapsulation
Landscapes
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】鉛フリーはんだめっきを用いて、クラックの発
生を防止して濡れ性の低下がなく、しかも耐ウィスカ
性、耐食性などに優れた曲げ成形されたリードを有する
信頼性の高い半導体装置を実現して、基板に濡れ性を低
下させることなく高信頼度ではんだ接続実装できるよう
にした半導体装置およびその実装構造体を提供すること
にある。 【解決手段】本発明は、曲げ成形されたリードを有する
半導体装置において、前記リードを、リード基材の表面
に、ビスマス含有量が0〜1wt%のすずまたはすず−
ビスマス合金からなる下層めっき膜と、ビスマス含有量
が1〜10wt%のすずービスマス合金からなる上層め
っき膜とを有して形成したことを特徴とする。
生を防止して濡れ性の低下がなく、しかも耐ウィスカ
性、耐食性などに優れた曲げ成形されたリードを有する
信頼性の高い半導体装置を実現して、基板に濡れ性を低
下させることなく高信頼度ではんだ接続実装できるよう
にした半導体装置およびその実装構造体を提供すること
にある。 【解決手段】本発明は、曲げ成形されたリードを有する
半導体装置において、前記リードを、リード基材の表面
に、ビスマス含有量が0〜1wt%のすずまたはすず−
ビスマス合金からなる下層めっき膜と、ビスマス含有量
が1〜10wt%のすずービスマス合金からなる上層め
っき膜とを有して形成したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リード基材の表面
に鉛を含まない2層のめっき膜を形成し、曲げ成形され
たリードを有する半導体装置に関する。
に鉛を含まない2層のめっき膜を形成し、曲げ成形され
たリードを有する半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】IC、LSIなどの半導体素子は、いわ
ゆるパッケージング工程において、リードフレーム上に
固着された後、ワイヤボンディングなどによりリードフ
レームと電気的に接続され、さらにモールド樹脂により
モールドされる。そして、基板などの外部回路とはんだ
等を用いて接続するために、モールド樹脂の外側に露出
したリードには、主に鉛を10〜40wt%含むすずー
鉛合金、いわゆる鉛はんだめっきが施され、その後リー
ドはフレームから切断され、所定の形状に曲げ成形され
る。このように、リードに対するめっきは、はんだ濡れ
性、耐熱性、耐ウィスカ性、密着性、折り曲げ性、耐食
性等の特性が要求される。しかしながら、鉛はんだめっ
きはこれらの要求特性を全て満足し、現行製品に広く使
用されている。
ゆるパッケージング工程において、リードフレーム上に
固着された後、ワイヤボンディングなどによりリードフ
レームと電気的に接続され、さらにモールド樹脂により
モールドされる。そして、基板などの外部回路とはんだ
等を用いて接続するために、モールド樹脂の外側に露出
したリードには、主に鉛を10〜40wt%含むすずー
鉛合金、いわゆる鉛はんだめっきが施され、その後リー
ドはフレームから切断され、所定の形状に曲げ成形され
る。このように、リードに対するめっきは、はんだ濡れ
性、耐熱性、耐ウィスカ性、密着性、折り曲げ性、耐食
性等の特性が要求される。しかしながら、鉛はんだめっ
きはこれらの要求特性を全て満足し、現行製品に広く使
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年の環境問題の中で
鉛による環境汚染が大きな問題となっている。鉛はんだ
に関しては、家電製品、自動車部品などの電気部品の接
合材料として広く使用されており、これらが廃棄物とし
てシュレッダーダスト化され屋外に廃棄されたとき、酸
性雨等の酸性雰囲気に曝されると、はんだ中の鉛が溶出
して、地下水を汚染することが問題となってきている。
そこで、鉛を含まないいわゆる鉛フリーはんだの開発が
進められ、Sn−Ag−Bi系、Sn−Zn−Bi系等
の鉛フリーはんだが開発されている。更に、鉛フリーは
んだに対応する鉛フリーはんだめっきの開発も進めら
れ、めっき膜材料としてはにパラジウム、すずー亜鉛合
金(特開平4−212443号公報)、すずー銀合金、
すずービスマス合金などが挙げられている。しかし、こ
れらの合金めっき膜はいずれも大きな課題がある。パラ
ジウムは耐食性の点でリード材の主流である42アロイ
には適用できない。すずー亜鉛合金は酸化されやすく濡
れ性が劣り、ウィスカも発生しやすい。すずー銀合金は
加熱により表面が青く変色して濡れ性が低下する。すず
ービスマス合金は硬く、脆いため上記の半導体素子の成
形工程においてリードを曲げたときにめっき膜にクラッ
クが生じる。そのため、リードを折り曲げた後に加熱工
程を通すとリード表面が酸化され、濡れ性が低下する。
また、耐食性も低下する。このようにいずれのすず合金
も大きな課題があるため、従来のすずー鉛合金の代替め
っき膜として用いることはできない。
鉛による環境汚染が大きな問題となっている。鉛はんだ
に関しては、家電製品、自動車部品などの電気部品の接
合材料として広く使用されており、これらが廃棄物とし
てシュレッダーダスト化され屋外に廃棄されたとき、酸
性雨等の酸性雰囲気に曝されると、はんだ中の鉛が溶出
して、地下水を汚染することが問題となってきている。
そこで、鉛を含まないいわゆる鉛フリーはんだの開発が
進められ、Sn−Ag−Bi系、Sn−Zn−Bi系等
の鉛フリーはんだが開発されている。更に、鉛フリーは
んだに対応する鉛フリーはんだめっきの開発も進めら
れ、めっき膜材料としてはにパラジウム、すずー亜鉛合
金(特開平4−212443号公報)、すずー銀合金、
すずービスマス合金などが挙げられている。しかし、こ
れらの合金めっき膜はいずれも大きな課題がある。パラ
ジウムは耐食性の点でリード材の主流である42アロイ
には適用できない。すずー亜鉛合金は酸化されやすく濡
れ性が劣り、ウィスカも発生しやすい。すずー銀合金は
加熱により表面が青く変色して濡れ性が低下する。すず
ービスマス合金は硬く、脆いため上記の半導体素子の成
形工程においてリードを曲げたときにめっき膜にクラッ
クが生じる。そのため、リードを折り曲げた後に加熱工
程を通すとリード表面が酸化され、濡れ性が低下する。
また、耐食性も低下する。このようにいずれのすず合金
も大きな課題があるため、従来のすずー鉛合金の代替め
っき膜として用いることはできない。
【0004】また、東芝技術公開集VOL.15−6
2,発行番号97−0647、第61頁および第62頁
(発行日:1997−9−29)には、リード母材部分
に下地めっき部分としてSnめっきまたはSn合金めっ
きを施し、表面めっき部分にSnベースで2元以上の合
金めっき(たとえばSnAg、SnZn、SnBiな
ど)を施すことが記載されている。しかしながら、クラ
ックやウィスカの発生を無くすことについては、考慮さ
れていない。
2,発行番号97−0647、第61頁および第62頁
(発行日:1997−9−29)には、リード母材部分
に下地めっき部分としてSnめっきまたはSn合金めっ
きを施し、表面めっき部分にSnベースで2元以上の合
金めっき(たとえばSnAg、SnZn、SnBiな
ど)を施すことが記載されている。しかしながら、クラ
ックやウィスカの発生を無くすことについては、考慮さ
れていない。
【0005】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決すべく、鉛フリーはんだめっきを用いて、クラックの
発生を防止して濡れ性の低下がなく、しかも耐ウィスカ
性、耐食性などに優れた曲げ成形されたリードを有する
信頼性の高い半導体装置を実現して、基板に濡れ性を低
下させることなく高信頼度ではんだ接続実装できるよう
にした半導体装置およびその実装構造体を提供すること
にある。
決すべく、鉛フリーはんだめっきを用いて、クラックの
発生を防止して濡れ性の低下がなく、しかも耐ウィスカ
性、耐食性などに優れた曲げ成形されたリードを有する
信頼性の高い半導体装置を実現して、基板に濡れ性を低
下させることなく高信頼度ではんだ接続実装できるよう
にした半導体装置およびその実装構造体を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、曲げ成形されたリードを有する半導体装
置において、前記リードを、リード基材の表面に、すず
またはすず−ビスマス合金からなる下層めっき膜と、該
下層めっき膜におけるビスマス含有量よりも大きなビス
マス含有量を有するすずービスマス合金からなる上層め
っき膜とを有して形成したことを特徴とする。また、本
発明は、曲げ成形されたリードを有する半導体装置にお
いて、前記リードを、リード基材の表面に、ビスマス含
有量が0〜1wt%のすずまたはすず−ビスマス合金か
らなる下層めっき膜と、ビスマス含有量が1〜10wt
%のすずービスマス合金からなる上層めっき膜とを有し
て形成したことを特徴とする。
に、本発明は、曲げ成形されたリードを有する半導体装
置において、前記リードを、リード基材の表面に、すず
またはすず−ビスマス合金からなる下層めっき膜と、該
下層めっき膜におけるビスマス含有量よりも大きなビス
マス含有量を有するすずービスマス合金からなる上層め
っき膜とを有して形成したことを特徴とする。また、本
発明は、曲げ成形されたリードを有する半導体装置にお
いて、前記リードを、リード基材の表面に、ビスマス含
有量が0〜1wt%のすずまたはすず−ビスマス合金か
らなる下層めっき膜と、ビスマス含有量が1〜10wt
%のすずービスマス合金からなる上層めっき膜とを有し
て形成したことを特徴とする。
【0007】また、本発明は、前記半導体装置におい
て、2層のめっき膜の厚さを10±5μmとした場合、
前記下層めっき膜の厚さが1〜14μmで、前記上層め
っき膜の厚さが1〜12μmであることを特徴とする。
また、本発明は、前記半導体装置において、2層のめっ
き膜の厚さを10μm程度にした場合、前記下層めっき
膜の厚さが1〜9μmで、前記上層めっき膜の厚さが1
〜9μmであることを特徴とする。また、本発明は、前
記半導体装置において、2層のめっき膜の厚さを5μm
程度にした場合、前記下層めっき膜の厚さが1〜4μm
で、前記上層めっき膜の厚さが1〜4μmであることを
特徴とする。また、本発明は、前記半導体装置におい
て、2層のめっき膜の厚さを15μm程度にした場合、
前記下層めっき膜の厚さが4〜14μmで、前記上層め
っき膜の厚さが1〜11μmであることを特徴とする。
また、本発明は、前記半導体装置において、前記2層の
めっき膜において、クラックおよびウィスカの発生を防
止したことを特徴とする。
て、2層のめっき膜の厚さを10±5μmとした場合、
前記下層めっき膜の厚さが1〜14μmで、前記上層め
っき膜の厚さが1〜12μmであることを特徴とする。
また、本発明は、前記半導体装置において、2層のめっ
き膜の厚さを10μm程度にした場合、前記下層めっき
膜の厚さが1〜9μmで、前記上層めっき膜の厚さが1
〜9μmであることを特徴とする。また、本発明は、前
記半導体装置において、2層のめっき膜の厚さを5μm
程度にした場合、前記下層めっき膜の厚さが1〜4μm
で、前記上層めっき膜の厚さが1〜4μmであることを
特徴とする。また、本発明は、前記半導体装置におい
て、2層のめっき膜の厚さを15μm程度にした場合、
前記下層めっき膜の厚さが4〜14μmで、前記上層め
っき膜の厚さが1〜11μmであることを特徴とする。
また、本発明は、前記半導体装置において、前記2層の
めっき膜において、クラックおよびウィスカの発生を防
止したことを特徴とする。
【0008】特に、下層めっき膜においてビスマス含有
量を1wt%以下にすることによってクラックの発生を
防止し、上層めっき膜においてビスマス含有量を1wt
%以上にすることによってウィスカの発生を防止すると
共に10wt%以下にすることによってクラックの発生
を防止することにある。
量を1wt%以下にすることによってクラックの発生を
防止し、上層めっき膜においてビスマス含有量を1wt
%以上にすることによってウィスカの発生を防止すると
共に10wt%以下にすることによってクラックの発生
を防止することにある。
【0009】また、本発明は、前記半導体装置におい
て、前記リード基材の表面には、1〜10μmの膜厚の
銅めっきが施されたことを特徴とする。また、本発明
は、リード基材の表面に、すずまたはすず−ビスマス合
金からなる下層めっき膜と、該下層めっき膜におけるビ
スマス含有量よりも大きなビスマス含有量を有するすず
ービスマス合金からなる上層めっき膜とを有する曲げ成
形された複数のリードを備えた半導体装置を、前記複数
のリードを基板上の電極にはんだ接続して実装したこと
を特徴とする半導体装置の実装構造体である。
て、前記リード基材の表面には、1〜10μmの膜厚の
銅めっきが施されたことを特徴とする。また、本発明
は、リード基材の表面に、すずまたはすず−ビスマス合
金からなる下層めっき膜と、該下層めっき膜におけるビ
スマス含有量よりも大きなビスマス含有量を有するすず
ービスマス合金からなる上層めっき膜とを有する曲げ成
形された複数のリードを備えた半導体装置を、前記複数
のリードを基板上の電極にはんだ接続して実装したこと
を特徴とする半導体装置の実装構造体である。
【0010】また、本発明は、リード基材の表面に、ビ
スマス含有量が0〜1wt%のすずまたはすず−ビスマ
ス合金からなる下層めっき膜と、ビスマス含有量が1〜
10wt%のすずービスマス合金からなる上層めっき膜
とを有する曲げ成形された複数のリードを備えた半導体
装置を、前記複数のリードを基板上の電極にはんだ接続
して実装したことを特徴とする半導体装置の実装構造体
である。また、本発明は、パルス状の電流波形を印加し
てこぶ状析出やひげ状析出のない平滑なすず−ビスマク
めっき表面を得ることを特徴とする。
スマス含有量が0〜1wt%のすずまたはすず−ビスマ
ス合金からなる下層めっき膜と、ビスマス含有量が1〜
10wt%のすずービスマス合金からなる上層めっき膜
とを有する曲げ成形された複数のリードを備えた半導体
装置を、前記複数のリードを基板上の電極にはんだ接続
して実装したことを特徴とする半導体装置の実装構造体
である。また、本発明は、パルス状の電流波形を印加し
てこぶ状析出やひげ状析出のない平滑なすず−ビスマク
めっき表面を得ることを特徴とする。
【0011】以上説明したように、前記構成によれば、
リード成形時の折り曲げによるクラックの発生に伴う濡
れ性の低下がなく、かつウィスカの発生もなく、耐食性
などに優れた半導体装置およびその実装構造体を製造す
ることが可能となった。また、前記構成によれば、ビス
マス含有量が異なるすず−ビスマスの2層めっきを、パ
ルス状の電流波形の適用によりこぶ状析出やひげ状析出
のない平滑なめっき表面を得ることができ、しかも5〜
30A/dm2という高電流密度でのめっきが可能とな
り、めっき時間の大幅な短縮を実現することができる。
リード成形時の折り曲げによるクラックの発生に伴う濡
れ性の低下がなく、かつウィスカの発生もなく、耐食性
などに優れた半導体装置およびその実装構造体を製造す
ることが可能となった。また、前記構成によれば、ビス
マス含有量が異なるすず−ビスマスの2層めっきを、パ
ルス状の電流波形の適用によりこぶ状析出やひげ状析出
のない平滑なめっき表面を得ることができ、しかも5〜
30A/dm2という高電流密度でのめっきが可能とな
り、めっき時間の大幅な短縮を実現することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る半導体装置およびそ
の実装構造体の実施の形態について図を用いて説明す
る。図1には、本発明に係る半導体装置の実施の形態の
全体を示す概略構成図である。半導体装置は、半導体素
子と熱膨張率があわせられた鉄−Ni合金である42ア
ロイまたはその表面に1〜10μmの厚さの銅めっきが
施されたリードフレーム(リード基材)2上にIC、L
SIなどの半導体素子1を固定した後、半導体素子1の
電極をワイヤボンディング3などによりリードフレーム
と電気的に接続し、モールド樹脂4により樹脂封止され
て製造される。そして、モールド樹脂4の外側に露出し
たリードフレーム(リード基材)6に対して、脱脂、酸
洗処理したのち、有機酸、有機酸すず、有機酸ビスマス
および添加剤からなるめっき液を用いて、パルス状の電
流波形を印加して、図2および図3に示すように、表面
に、ビスマス含有量が0〜1wt%のすずまたはすず−
ビスマス合金からなる下層めっき膜(厚さが1〜14μ
m)7、9と、ビスマス含有量が1〜10wt%のすず
ービスマス合金からなる上層めっき膜(厚さが1〜12
μm)8、10とをめっきする。その後、リード5a、
5bは、フレームから切断され、所定形状に折り曲げ成
形されて形成される。以上により、本発明に係る半導体
装置が完成されることになる。このように完成された半
導体装置のリード5は、基板などの外部回路に設けられ
た電極と鉛フリーはんだ等を用いてはんだ接続(はんだ
接合)されて実装されることになる。
の実装構造体の実施の形態について図を用いて説明す
る。図1には、本発明に係る半導体装置の実施の形態の
全体を示す概略構成図である。半導体装置は、半導体素
子と熱膨張率があわせられた鉄−Ni合金である42ア
ロイまたはその表面に1〜10μmの厚さの銅めっきが
施されたリードフレーム(リード基材)2上にIC、L
SIなどの半導体素子1を固定した後、半導体素子1の
電極をワイヤボンディング3などによりリードフレーム
と電気的に接続し、モールド樹脂4により樹脂封止され
て製造される。そして、モールド樹脂4の外側に露出し
たリードフレーム(リード基材)6に対して、脱脂、酸
洗処理したのち、有機酸、有機酸すず、有機酸ビスマス
および添加剤からなるめっき液を用いて、パルス状の電
流波形を印加して、図2および図3に示すように、表面
に、ビスマス含有量が0〜1wt%のすずまたはすず−
ビスマス合金からなる下層めっき膜(厚さが1〜14μ
m)7、9と、ビスマス含有量が1〜10wt%のすず
ービスマス合金からなる上層めっき膜(厚さが1〜12
μm)8、10とをめっきする。その後、リード5a、
5bは、フレームから切断され、所定形状に折り曲げ成
形されて形成される。以上により、本発明に係る半導体
装置が完成されることになる。このように完成された半
導体装置のリード5は、基板などの外部回路に設けられ
た電極と鉛フリーはんだ等を用いてはんだ接続(はんだ
接合)されて実装されることになる。
【0013】図2には、リード基材6の表面に、下層す
ずめっき膜(2層の厚さを10μm程度にした場合厚さ
が1〜9μm)7と上層すず−ビスマス合金めっき膜
(2層の厚さを10μm程度にした場合厚さが1〜9μ
m)8との2層構造の場合を示す。図3には、リード基
材6の表面に、クラックの発生しにくいビスマス含有率
の低い(1wt%以下)下層すず−ビスマス合金めっき
膜(2層の厚さを10μm程度にした場合厚さが2〜9
μm)9と、それよりビスマス含有率が高く(1wt%
以上)ウィスカが発生しない上層すず−ビスマス合金め
っき膜(2層の厚さを10μm程度にした場合厚さが1
〜8μm)10との2層構造の場合を示す。
ずめっき膜(2層の厚さを10μm程度にした場合厚さ
が1〜9μm)7と上層すず−ビスマス合金めっき膜
(2層の厚さを10μm程度にした場合厚さが1〜9μ
m)8との2層構造の場合を示す。図3には、リード基
材6の表面に、クラックの発生しにくいビスマス含有率
の低い(1wt%以下)下層すず−ビスマス合金めっき
膜(2層の厚さを10μm程度にした場合厚さが2〜9
μm)9と、それよりビスマス含有率が高く(1wt%
以上)ウィスカが発生しない上層すず−ビスマス合金め
っき膜(2層の厚さを10μm程度にした場合厚さが1
〜8μm)10との2層構造の場合を示す。
【0014】下層めっき膜7、9として、ビスマス含有
量が0〜1wt%のすずまたはすず−ビスマス合金から
なることにより、リード成形時の折り曲げ(規格は曲げ
半径がリード基材の厚さと同じ0.15mm、現実には
曲げ半径が0.25mm程度である。)によるクラック
の発生が防止されて濡れ性の低下をなくすことができ、
上層めっき膜8、10として、ビスマス含有量が1〜1
0wt%のすずービスマス合金からなることにより、ウ
ィスカ発生しやすいため間隔の狭いリードでもウィスカ
発生による電気的短絡を防止し、しかもリード成形時の
折り曲げによるクラックの発生を防止して濡れ性の低下
をなくすことができ、更に優れた耐食性を有する害のな
い鉛フリーはんだめっきを施すことができる。即ち、下
層のすずまたはすず−ビスマス合金めっき膜7、9の上
に、一定量(1wt%)以上のビスマスを含有する上層
すずービスマスめっき膜8、10を形成すれば、ビスマ
スは鉛同様ウィスカの発生を防止する作用があるため、
下層のめっき膜7、9によるウィスカの発生を防止する
ことができる。また、リードの折り曲げ時に上層のすず
ービスマスめっき膜8、10にクラックが発生しても、
上層のすずービスマスめっき膜8、10だけで留まり下
層のめっき膜7、9には達しない。そのためリードを折
り曲げた後に加熱工程を通してもリード表面が酸化され
て、濡れ性が低下することはない。また、クラックがリ
ード基材6の表面に達しないため耐食性が低下すること
もない。
量が0〜1wt%のすずまたはすず−ビスマス合金から
なることにより、リード成形時の折り曲げ(規格は曲げ
半径がリード基材の厚さと同じ0.15mm、現実には
曲げ半径が0.25mm程度である。)によるクラック
の発生が防止されて濡れ性の低下をなくすことができ、
上層めっき膜8、10として、ビスマス含有量が1〜1
0wt%のすずービスマス合金からなることにより、ウ
ィスカ発生しやすいため間隔の狭いリードでもウィスカ
発生による電気的短絡を防止し、しかもリード成形時の
折り曲げによるクラックの発生を防止して濡れ性の低下
をなくすことができ、更に優れた耐食性を有する害のな
い鉛フリーはんだめっきを施すことができる。即ち、下
層のすずまたはすず−ビスマス合金めっき膜7、9の上
に、一定量(1wt%)以上のビスマスを含有する上層
すずービスマスめっき膜8、10を形成すれば、ビスマ
スは鉛同様ウィスカの発生を防止する作用があるため、
下層のめっき膜7、9によるウィスカの発生を防止する
ことができる。また、リードの折り曲げ時に上層のすず
ービスマスめっき膜8、10にクラックが発生しても、
上層のすずービスマスめっき膜8、10だけで留まり下
層のめっき膜7、9には達しない。そのためリードを折
り曲げた後に加熱工程を通してもリード表面が酸化され
て、濡れ性が低下することはない。また、クラックがリ
ード基材6の表面に達しないため耐食性が低下すること
もない。
【0015】すずービスマスめっき膜はビスマス含有率
が1%以下のときはクラックが発生し難いが、反面ウィ
スカが発生しやすくなり、1%を越えるとウィスカは発
生し難くなるが、クラックが急激に発生しやすくなる。
そのため、ビスマス含有率1%以下のすずまたはすずー
ビスマスめっき膜7、9を下層に、ビスマス含有率1%
以上のすずービスマスめっき膜8、10を上層に形成す
ればよい。リードフレームの基材は、鉄−Ni合金であ
る42アロイでも42アロイに銅めっきを施したもので
も銅合金でも特に制限するものではない。また、めっき
用の電流波形は、直流でもパルスでも良いが、すずービ
スマスめっきに対してはパルス状電流波形を印加するこ
とが有効であり、こぶ状析出、ひげ状析出等のない平滑
なめっき表面が得られ、また、5〜30A/dm2とい
う大きな電流密度でのめっきが可能となりめっき時間の
短縮が図れる。。パルス波形は矩形波が良く、通電時間
および休止時間は0.001秒〜10秒の間から任意に
選んだ値でよいが、特に通電時間および休止時間が0.
01秒〜1秒で、通電時間と休止時間の比が0.2〜
0.8であることが好ましい。
が1%以下のときはクラックが発生し難いが、反面ウィ
スカが発生しやすくなり、1%を越えるとウィスカは発
生し難くなるが、クラックが急激に発生しやすくなる。
そのため、ビスマス含有率1%以下のすずまたはすずー
ビスマスめっき膜7、9を下層に、ビスマス含有率1%
以上のすずービスマスめっき膜8、10を上層に形成す
ればよい。リードフレームの基材は、鉄−Ni合金であ
る42アロイでも42アロイに銅めっきを施したもので
も銅合金でも特に制限するものではない。また、めっき
用の電流波形は、直流でもパルスでも良いが、すずービ
スマスめっきに対してはパルス状電流波形を印加するこ
とが有効であり、こぶ状析出、ひげ状析出等のない平滑
なめっき表面が得られ、また、5〜30A/dm2とい
う大きな電流密度でのめっきが可能となりめっき時間の
短縮が図れる。。パルス波形は矩形波が良く、通電時間
および休止時間は0.001秒〜10秒の間から任意に
選んだ値でよいが、特に通電時間および休止時間が0.
01秒〜1秒で、通電時間と休止時間の比が0.2〜
0.8であることが好ましい。
【0016】次に、本発明に係る鉛フリーはんだ2層め
っき膜構造についての実験例について説明する。
っき膜構造についての実験例について説明する。
【0017】
【実施例1】42アロイを基材とする幅3mm、長さ1
5mm、厚さ0.15mmのリードを10本連ねたテス
トサンプルを脱脂、酸洗処理した後、硫酸100g/
l、硫酸第一すず60g/l、添加剤30ml/lから
なるめっき液を用いてすずめっきを行った。室温、電流
密度2A/dm2である。続いて有機酸、有機酸すず
(すず濃度55g/l)、有機酸ビスマス(ビスマス濃
度4.7g/l)および添加剤30ml/lからなるめ
っき液を用いてすず−ビスマスめっきを行った。液温4
0℃、電流密度10A/dm2である。めっき膜厚は両
者合わせて10±5μm程度が望ましいことから10μ
m程度となるよう(表1)に示すような組み合わせとし
た。めっきの終了したサンプルを1本ずつのリードに切
り離し、以下の評価を行った。曲げ半径0.15mmお
よび0.25mmの曲げ治具を用いて90°曲げ試験を
行い、曲げ部のクラックの発生状況を顕微鏡で観察し
た。ついでそのサンプルを150℃で168時間加熱
し、ディップ法により濡れ性を評価した。また、温度8
5℃、湿度85%の環境に336時間放置した後のウィ
スカの発生状況を顕微鏡で観察した。その結果は(表
1)に示すとおりである。
5mm、厚さ0.15mmのリードを10本連ねたテス
トサンプルを脱脂、酸洗処理した後、硫酸100g/
l、硫酸第一すず60g/l、添加剤30ml/lから
なるめっき液を用いてすずめっきを行った。室温、電流
密度2A/dm2である。続いて有機酸、有機酸すず
(すず濃度55g/l)、有機酸ビスマス(ビスマス濃
度4.7g/l)および添加剤30ml/lからなるめ
っき液を用いてすず−ビスマスめっきを行った。液温4
0℃、電流密度10A/dm2である。めっき膜厚は両
者合わせて10±5μm程度が望ましいことから10μ
m程度となるよう(表1)に示すような組み合わせとし
た。めっきの終了したサンプルを1本ずつのリードに切
り離し、以下の評価を行った。曲げ半径0.15mmお
よび0.25mmの曲げ治具を用いて90°曲げ試験を
行い、曲げ部のクラックの発生状況を顕微鏡で観察し
た。ついでそのサンプルを150℃で168時間加熱
し、ディップ法により濡れ性を評価した。また、温度8
5℃、湿度85%の環境に336時間放置した後のウィ
スカの発生状況を顕微鏡で観察した。その結果は(表
1)に示すとおりである。
【0018】
【表1】
【0019】なお、曲げ半径0.15mmは、基材の厚
さと同じである規格値である。曲げ半径0.25mm
は、実際の製品の曲げ半径を示す。(表1)に示すとお
り曲げ半径0.15mmのときはすず−ビスマスめっき
膜厚0.5μmではウィスカが発生し、また、すずめっ
き膜厚1μm以下ではクラックによる濡れ性の低下がみ
られた。従って、この場合の好ましいめっき膜厚はすず
−ビスマスが1〜8μm、すずが2〜9μmである。曲
げ半径0.25mmのときは、すず−ビスマスが9μm
のときクラックの発生は有るものの濡れ性は良好である
ことから、好ましいめっき膜厚はすず−ビスマスが1〜
9μm、すずが1〜9μmである。
さと同じである規格値である。曲げ半径0.25mm
は、実際の製品の曲げ半径を示す。(表1)に示すとお
り曲げ半径0.15mmのときはすず−ビスマスめっき
膜厚0.5μmではウィスカが発生し、また、すずめっ
き膜厚1μm以下ではクラックによる濡れ性の低下がみ
られた。従って、この場合の好ましいめっき膜厚はすず
−ビスマスが1〜8μm、すずが2〜9μmである。曲
げ半径0.25mmのときは、すず−ビスマスが9μm
のときクラックの発生は有るものの濡れ性は良好である
ことから、好ましいめっき膜厚はすず−ビスマスが1〜
9μm、すずが1〜9μmである。
【0020】
【実施例2】実施例1と同様に、42アロイを素材とす
るテストサンプルにすずおよびすず−ビスマスめっきを
行い、評価した。めっき膜厚は両者合計で5μm程度で
ある。その結果は(表2)に示すとおりである。
るテストサンプルにすずおよびすず−ビスマスめっきを
行い、評価した。めっき膜厚は両者合計で5μm程度で
ある。その結果は(表2)に示すとおりである。
【0021】
【表2】
【0022】(表2)に示すとおり曲げ半径0.15m
mのときはすず−ビスマスめっき膜厚0.5μmではウ
ィスカが発生し、また、すずめっき膜厚1μm以下では
クラックによる濡れ性の低下がみられた。従って、この
場合の好ましいめっき膜厚はすず−ビスマスが1〜3μ
m、すずが2〜4μmである。曲げ半径0.25mmの
ときは、すず−ビスマスが4μmのときクラックの発生
は有るものの濡れ性は良好であることから、好ましいめ
っき膜厚はすず−ビスマスが1〜4μm、すずが1〜4
μmである。
mのときはすず−ビスマスめっき膜厚0.5μmではウ
ィスカが発生し、また、すずめっき膜厚1μm以下では
クラックによる濡れ性の低下がみられた。従って、この
場合の好ましいめっき膜厚はすず−ビスマスが1〜3μ
m、すずが2〜4μmである。曲げ半径0.25mmの
ときは、すず−ビスマスが4μmのときクラックの発生
は有るものの濡れ性は良好であることから、好ましいめ
っき膜厚はすず−ビスマスが1〜4μm、すずが1〜4
μmである。
【0023】
【実施例3】実施例1と同様に、42アロイを素材とす
るテストサンプルにすずおよびすず−ビスマスめっきを
行い、評価した。めっき膜厚は両者合計で15μm程度
である。その結果は(表3)に示すとおりである。
るテストサンプルにすずおよびすず−ビスマスめっきを
行い、評価した。めっき膜厚は両者合計で15μm程度
である。その結果は(表3)に示すとおりである。
【0024】
【表3】
【0025】(表3)に示すとおり曲げ半径0.15m
mのときはすず−ビスマスめっき膜厚0.5μmではウ
ィスカが発生する。また、めっき膜が厚くなったため、
すずめっき膜厚3μm以下でクラックが発生するが濡れ
性の低下がみられるのは2μmからである。従って、こ
の場合の好ましいめっき膜厚はすず−ビスマスが1〜1
2μm、すずが3〜14μmである。曲げ半径0.25
mmのときは、すず−ビスマスが2μmのときクラック
が発生し、濡れ性の低下がみられることから、好ましい
めっき膜厚はすず−ビスマスが1〜12μm、すずが3
〜14μmである。なお、42アロイに1〜10μmの
銅めっきを付けたテストサンプルおよび銅合金のテスト
サンプルにおいても上記の実施例1〜3と同じ結果が得
られた。
mのときはすず−ビスマスめっき膜厚0.5μmではウ
ィスカが発生する。また、めっき膜が厚くなったため、
すずめっき膜厚3μm以下でクラックが発生するが濡れ
性の低下がみられるのは2μmからである。従って、こ
の場合の好ましいめっき膜厚はすず−ビスマスが1〜1
2μm、すずが3〜14μmである。曲げ半径0.25
mmのときは、すず−ビスマスが2μmのときクラック
が発生し、濡れ性の低下がみられることから、好ましい
めっき膜厚はすず−ビスマスが1〜12μm、すずが3
〜14μmである。なお、42アロイに1〜10μmの
銅めっきを付けたテストサンプルおよび銅合金のテスト
サンプルにおいても上記の実施例1〜3と同じ結果が得
られた。
【0026】
【実施例4】実施例1と同様に、42アロイを素材とす
るテストサンプルにビスマス含有率0.3%のすず−ビ
スマスめっきをした後、その上にビスマス含有率5%の
すず−ビスマスめっきを行い、評価した。めっき膜厚は
両者合計で10μm程度である。その結果は(表4)に
示すとおりである。
るテストサンプルにビスマス含有率0.3%のすず−ビ
スマスめっきをした後、その上にビスマス含有率5%の
すず−ビスマスめっきを行い、評価した。めっき膜厚は
両者合計で10μm程度である。その結果は(表4)に
示すとおりである。
【0027】
【表4】
【0028】(表4)に示すとおり曲げ半径0.15m
mのときは上層のすず−ビスマスめっき膜厚0.5μm
ではウィスカが発生し、また、すず−ビスマスめっき膜
はすずめっき膜に比べて脆いため、下層のすず−ビスマ
スめっき膜厚2μm以下ではクラックによる濡れ性の低
下がみられた。従って、この場合の好ましいめっき膜厚
は上層のすず−ビスマスが1〜7μm、下層のすず−ビ
スマスが3〜9μmである。曲げ半径0.25mmのと
きは、下層のすず−ビスマスが8μmのときクラックの
発生は有るものの濡れ性は良好であることから、好まし
いめっき膜厚は上層のすず−ビスマスが1〜8μm、下
層のすず−ビスマスが2〜9μmである。
mのときは上層のすず−ビスマスめっき膜厚0.5μm
ではウィスカが発生し、また、すず−ビスマスめっき膜
はすずめっき膜に比べて脆いため、下層のすず−ビスマ
スめっき膜厚2μm以下ではクラックによる濡れ性の低
下がみられた。従って、この場合の好ましいめっき膜厚
は上層のすず−ビスマスが1〜7μm、下層のすず−ビ
スマスが3〜9μmである。曲げ半径0.25mmのと
きは、下層のすず−ビスマスが8μmのときクラックの
発生は有るものの濡れ性は良好であることから、好まし
いめっき膜厚は上層のすず−ビスマスが1〜8μm、下
層のすず−ビスマスが2〜9μmである。
【0029】本例では上層、下層ともにすず−ビスマス
めっきであるため、パルス電流の適用により、電流密度
10A/dm2でのめっきが可能となり、パルスの通電
時間と休止時間の比を1とすると10μmをめっきする
のに必要なめっき時間は4分でよい。
めっきであるため、パルス電流の適用により、電流密度
10A/dm2でのめっきが可能となり、パルスの通電
時間と休止時間の比を1とすると10μmをめっきする
のに必要なめっき時間は4分でよい。
【0030】
【実施例5】実施例1と同様に、42アロイを素材とす
るテストサンプルにビスマス含有率0.3%のすず−ビ
スマスめっきをした後、その上にビスマス含有率5%の
すず−ビスマスめっきを行い、評価した。めっき膜厚は
両者合計で5μm程度である。その結果は(表5)に示
すとおりである。
るテストサンプルにビスマス含有率0.3%のすず−ビ
スマスめっきをした後、その上にビスマス含有率5%の
すず−ビスマスめっきを行い、評価した。めっき膜厚は
両者合計で5μm程度である。その結果は(表5)に示
すとおりである。
【0031】
【表5】
【0032】(表5)に示すとおり曲げ半径0.15m
mのときは上層のすず−ビスマスめっき膜厚0.5μm
ではウィスカが発生し、また、下層のすず−ビスマスめ
っき膜厚2μm以下ではクラックによる濡れ性の低下が
みられた。従って、この場合の好ましいめっき膜厚は上
層のすず−ビスマスが1〜2.5μm、下層のすず−ビ
スマスが2.5〜4μmである。曲げ半径0.25mm
のときは、下層のすず−ビスマスが2μmのときクラッ
クの発生は有るものの濡れ性は良好であることから、好
ましいめっき膜厚は上層のすず−ビスマスが1〜3μ
m、下層のすず−ビスマスが2〜4μmである。
mのときは上層のすず−ビスマスめっき膜厚0.5μm
ではウィスカが発生し、また、下層のすず−ビスマスめ
っき膜厚2μm以下ではクラックによる濡れ性の低下が
みられた。従って、この場合の好ましいめっき膜厚は上
層のすず−ビスマスが1〜2.5μm、下層のすず−ビ
スマスが2.5〜4μmである。曲げ半径0.25mm
のときは、下層のすず−ビスマスが2μmのときクラッ
クの発生は有るものの濡れ性は良好であることから、好
ましいめっき膜厚は上層のすず−ビスマスが1〜3μ
m、下層のすず−ビスマスが2〜4μmである。
【0033】
【実施例6】実施例1と同様に、42アロイを素材とす
るテストサンプルにビスマス含有率0.3%のすず−ビ
スマスめっきをした後、その上にビスマス含有率5%の
すず−ビスマスめっきを行い、評価した。めっき膜厚は
両者合計で15μm程度である。その結果は(表6)に
示すとおりである。
るテストサンプルにビスマス含有率0.3%のすず−ビ
スマスめっきをした後、その上にビスマス含有率5%の
すず−ビスマスめっきを行い、評価した。めっき膜厚は
両者合計で15μm程度である。その結果は(表6)に
示すとおりである。
【0034】
【表6】
【0035】(表6)に示すとおり曲げ半径0.15m
mのときは上層のすず−ビスマスめっき膜厚0.5μm
ではウィスカが発生し、また、下層のすず−ビスマスめ
っき膜厚4μm以下ではクラックによる濡れ性の低下が
みられた。従って、この場合の好ましいめっき膜厚は上
層のすず−ビスマスが1〜10μm、下層のすず−ビス
マスが5〜14μmである。曲げ半径0.25mmのと
きは、下層のすず−ビスマスが4μmのときクラックの
発生は有るものの濡れ性は良好であることから、好まし
いめっき膜厚は上層のすず−ビスマスが1〜11μm、
下層のすず−ビスマスが4〜14μmである。
mのときは上層のすず−ビスマスめっき膜厚0.5μm
ではウィスカが発生し、また、下層のすず−ビスマスめ
っき膜厚4μm以下ではクラックによる濡れ性の低下が
みられた。従って、この場合の好ましいめっき膜厚は上
層のすず−ビスマスが1〜10μm、下層のすず−ビス
マスが5〜14μmである。曲げ半径0.25mmのと
きは、下層のすず−ビスマスが4μmのときクラックの
発生は有るものの濡れ性は良好であることから、好まし
いめっき膜厚は上層のすず−ビスマスが1〜11μm、
下層のすず−ビスマスが4〜14μmである。
【0036】
【実施例7】実施例1と同様に、42アロイを素材とす
るテストサンプルにすずめっきをした後、その上にビス
マス含有率を変えてすず−ビスマスめっきを行い、評価
した。めっき膜厚はすずが6μm、すず−ビスマスが4
μm程度である。その結果は(表7)に示すとおりであ
る。
るテストサンプルにすずめっきをした後、その上にビス
マス含有率を変えてすず−ビスマスめっきを行い、評価
した。めっき膜厚はすずが6μm、すず−ビスマスが4
μm程度である。その結果は(表7)に示すとおりであ
る。
【0037】
【表7】
【0038】(表7)に示すとおり上層のすず−ビスマ
スめっきのビスマス含有率0.5%ではウィスカが発生
した。また、曲げ半径0.15mmのとき、すず−ビス
マスめっき膜のビスマス含有率11wt%以上では大き
なクラックの発生による濡れ性の低下がみられた。従っ
て、この場合の好ましいすず−ビスマスめっき膜のビス
マス含有率は1〜10wt%である。曲げ半径0.25
mmのときは、ビスマス含有率11%まで濡れ性は良好
であることから、好ましいビスマス含有率は1〜11w
t%である。
スめっきのビスマス含有率0.5%ではウィスカが発生
した。また、曲げ半径0.15mmのとき、すず−ビス
マスめっき膜のビスマス含有率11wt%以上では大き
なクラックの発生による濡れ性の低下がみられた。従っ
て、この場合の好ましいすず−ビスマスめっき膜のビス
マス含有率は1〜10wt%である。曲げ半径0.25
mmのときは、ビスマス含有率11%まで濡れ性は良好
であることから、好ましいビスマス含有率は1〜11w
t%である。
【0039】なお、本実施例ではめっき膜厚が下層のす
ずが6μm程度、上層のすず−ビスマスが4μm程度の
例を示したが、上記の実施例1〜3で示した好ましいめ
っき膜厚範囲でも同様の結果が得られた。
ずが6μm程度、上層のすず−ビスマスが4μm程度の
例を示したが、上記の実施例1〜3で示した好ましいめ
っき膜厚範囲でも同様の結果が得られた。
【0040】
【実施例8】実施例1と同様に、42アロイを素材とす
るテストサンプルにビスマス含有率0.3%のすず−ビ
スマスめっきをした後、その上にビスマス含有率を変え
てすず−ビスマスめっきを行い、評価した。めっき膜厚
は下層のすず−ビスマスが6μm、上層のすず−ビスマ
スが4μm程度である。その結果は(表8)に示すとお
りである。
るテストサンプルにビスマス含有率0.3%のすず−ビ
スマスめっきをした後、その上にビスマス含有率を変え
てすず−ビスマスめっきを行い、評価した。めっき膜厚
は下層のすず−ビスマスが6μm、上層のすず−ビスマ
スが4μm程度である。その結果は(表8)に示すとお
りである。
【0041】
【表8】
【0042】(表8)に示すとおり上層のすず−ビスマ
スめっきのビスマス含有率0.5%ではウィスカが発生
した。また、すず−ビスマスはすずに比べて脆いため、
曲げ半径0.15mmのときは上層のすず−ビスマスめ
っきのビスマス含有率10wt%以上で大きなクラック
の発生による濡れ性の低下がみられた。従って、この場
合の好ましいめっき膜ビスマス含有率は1〜9wt%で
ある。曲げ半径0.25mmのときは、ビスマス含有率
10%まで濡れ性は良好であることから、好ましいビス
マス含有率は1〜10wt%である。なお、本実施例で
はめっき膜厚が下層のすず−ビスマスが6μm、上層の
すず−ビスマスが4μmの例を示したが、上記の実施例
4〜6で示した好ましいめっき膜厚範囲でも同様の結果
が得られた。
スめっきのビスマス含有率0.5%ではウィスカが発生
した。また、すず−ビスマスはすずに比べて脆いため、
曲げ半径0.15mmのときは上層のすず−ビスマスめ
っきのビスマス含有率10wt%以上で大きなクラック
の発生による濡れ性の低下がみられた。従って、この場
合の好ましいめっき膜ビスマス含有率は1〜9wt%で
ある。曲げ半径0.25mmのときは、ビスマス含有率
10%まで濡れ性は良好であることから、好ましいビス
マス含有率は1〜10wt%である。なお、本実施例で
はめっき膜厚が下層のすず−ビスマスが6μm、上層の
すず−ビスマスが4μmの例を示したが、上記の実施例
4〜6で示した好ましいめっき膜厚範囲でも同様の結果
が得られた。
【0043】
【実施例9】実施例1と同様に、42アロイを素材とす
るテストサンプルにビスマス含有率を変えて下層のすず
−ビスマスめっきをした後、その上にビスマス含有率5
%のすず−ビスマスめっきを行い、評価した。めっき膜
厚は下層のすず−ビスマスが6μm、上層のすず−ビス
マスが4μm程度である。その結果は(表9)に示すと
おりである。
るテストサンプルにビスマス含有率を変えて下層のすず
−ビスマスめっきをした後、その上にビスマス含有率5
%のすず−ビスマスめっきを行い、評価した。めっき膜
厚は下層のすず−ビスマスが6μm、上層のすず−ビス
マスが4μm程度である。その結果は(表9)に示すと
おりである。
【0044】
【表9】
【0045】(表9)に示すとおり曲げ半径0.15m
mのとき、下層のすず−ビスマスめっきのビスマス含有
率1wt%以上でクラックの発生による濡れ性の低下が
みられたことから、この場合の好ましいめっき膜ビスマ
ス含有率は0.0001〜0.9wt%である。曲げ半
径0.25mmのときは、ビスマス含有率1%まで濡れ
性は良好であることから、好ましいビスマス含有率は
0.0001〜1wt%である。なお、本実施例ではめ
っき膜厚が下層のすず−ビスマスが6μm程度、上層の
すず−ビスマスが4μm程度の例を示したが、上記の実
施例4〜6で示した好ましいめっき膜厚範囲でも同様の
結果が得られた。
mのとき、下層のすず−ビスマスめっきのビスマス含有
率1wt%以上でクラックの発生による濡れ性の低下が
みられたことから、この場合の好ましいめっき膜ビスマ
ス含有率は0.0001〜0.9wt%である。曲げ半
径0.25mmのときは、ビスマス含有率1%まで濡れ
性は良好であることから、好ましいビスマス含有率は
0.0001〜1wt%である。なお、本実施例ではめ
っき膜厚が下層のすず−ビスマスが6μm程度、上層の
すず−ビスマスが4μm程度の例を示したが、上記の実
施例4〜6で示した好ましいめっき膜厚範囲でも同様の
結果が得られた。
【0046】また、実施例1〜9で示した好ましいめっ
き膜厚範囲ではいずれも耐食性は良好であった。さら
に、ここでは42アロイリードの例について示したが、
銅めっきをした42アロイリード、銅合金リードについ
ても同様の結果がえられた。
き膜厚範囲ではいずれも耐食性は良好であった。さら
に、ここでは42アロイリードの例について示したが、
銅めっきをした42アロイリード、銅合金リードについ
ても同様の結果がえられた。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、半導体素子リードへの
めっきをすず−ビスマス(上層)とすず(下層)の2層
構造、または下層のすず−ビスマスよりビスマス含有率
の大きいすず−ビスマスと上層のすず−ビスマスよりビ
スマス含有率の小さいすず−ビスマスとの2層構造とす
ることにより、リードの成型時の折り曲げによるクラッ
クの発生に伴う濡れ性の低下がなく、かつ、ウィスカの
発生もなく、耐食性など信頼性に優れた半導体装置およ
びその実装構造体を実現することが可能となった。
めっきをすず−ビスマス(上層)とすず(下層)の2層
構造、または下層のすず−ビスマスよりビスマス含有率
の大きいすず−ビスマスと上層のすず−ビスマスよりビ
スマス含有率の小さいすず−ビスマスとの2層構造とす
ることにより、リードの成型時の折り曲げによるクラッ
クの発生に伴う濡れ性の低下がなく、かつ、ウィスカの
発生もなく、耐食性など信頼性に優れた半導体装置およ
びその実装構造体を実現することが可能となった。
【0048】また、本発明によれば、パルス状の電流波
形を適用して、リード基材に対してビスマス含有率の異
なるすず−ビスマスの2層めっき膜を形成することによ
り、こぶ状析出、ひげ状析出等のない平滑なめっき表面
が得られ、しかも5〜30A/dm2という高電流密度
でのめっきが可能となり、めっき時間の大幅な短縮が可
能となった。
形を適用して、リード基材に対してビスマス含有率の異
なるすず−ビスマスの2層めっき膜を形成することによ
り、こぶ状析出、ひげ状析出等のない平滑なめっき表面
が得られ、しかも5〜30A/dm2という高電流密度
でのめっきが可能となり、めっき時間の大幅な短縮が可
能となった。
【図1】本発明に係る半導体装置の一実施の形態を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明に係るリードの一実施の形態を示す断面
図である。
図である。
【図3】本発明に係るリードの他の一実施の形態を示す
断面図である。
断面図である。
1…半導体素子、2…リードフレーム、3…ボンデイン
グワイヤ、4…モールド樹脂、5、5a、5b…モール
ド樹脂の外側に露出したリード、6…リード基材、7…
すずめっき膜、8…すず−ビスマス合金めっき膜、9…
ビスマス含有率の低いすず−ビスマス合金めっき膜、1
0…ビスマス含有率の高いすず−ビスマス合金めっき
膜。
グワイヤ、4…モールド樹脂、5、5a、5b…モール
ド樹脂の外側に露出したリード、6…リード基材、7…
すずめっき膜、8…すず−ビスマス合金めっき膜、9…
ビスマス含有率の低いすず−ビスマス合金めっき膜、1
0…ビスマス含有率の高いすず−ビスマス合金めっき
膜。
Claims (8)
- 【請求項1】曲げ成形されたリードを有する半導体装置
において、 前記リードを、リード基材の表面に、すずまたはすず−
ビスマス合金からなる下層めっき膜と、該下層めっき膜
におけるビスマス含有量よりも大きなビスマス含有量を
有するすずービスマス合金からなる上層めっき膜とを有
して形成したことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】曲げ成形されたリードを有する半導体装置
において、 前記リードを、リード基材の表面に、ビスマス含有量が
0〜1wt%のすずまたはすず−ビスマス合金からなる
下層めっき膜と、ビスマス含有量が1〜10wt%のす
ずービスマス合金からなる上層めっき膜とを有して形成
したことを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】前記下層めっき膜の厚さが1〜14μm
で、前記上層めっき膜の厚さが1〜12μmであること
を特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。 - 【請求項4】前記下層めっき膜の厚さが1〜9μmで、
前記上層めっき膜の厚さが1〜9μmであることを特徴
とする請求項1または2記載の半導体装置。 - 【請求項5】前記2層のめっき膜において、クラックお
よびウィスカの発生を防止したことを特徴とする請求項
1または2または3または4記載の半導体装置。 - 【請求項6】前記リード基材の表面には、1〜10μm
の膜厚の銅めっきが施されたことを特徴とする請求項1
または2または3または4または5記載の半導体装置。 - 【請求項7】リード基材の表面に、すずまたはすず−ビ
スマス合金からなる下層めっき膜と、該下層めっき膜に
おけるビスマス含有量よりも大きなビスマス含有量を有
するすずービスマス合金からなる上層めっき膜とを有す
る曲げ成形された複数のリードを備えた半導体装置を、
前記複数のリードを基板上の電極にはんだ接続して実装
したことを特徴とする半導体装置の実装構造体。 - 【請求項8】リード基材の表面に、ビスマス含有量が0
〜1wt%のすずまたはすず−ビスマス合金からなる下
層めっき膜と、ビスマス含有量が1〜10wt%のすず
ービスマス合金からなる上層めっき膜とを有する曲げ成
形された複数のリードを備えた半導体装置を、前記複数
のリードを基板上の電極にはんだ接続して実装したこと
を特徴とする半導体装置の実装構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10139484A JPH11330340A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 半導体装置およびその実装構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10139484A JPH11330340A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 半導体装置およびその実装構造体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11330340A true JPH11330340A (ja) | 1999-11-30 |
Family
ID=15246335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10139484A Pending JPH11330340A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 半導体装置およびその実装構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11330340A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003050328A1 (fr) * | 2000-03-29 | 2003-06-19 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Appareil d'electrodeposition, procede d'electrodeposition et procede pour produire un dispositif a semi-conducteurs |
US6960396B2 (en) | 1997-12-16 | 2005-11-01 | Hitachi, Ltd. | Pb-free solder-connected structure and electronic device |
US6960823B2 (en) | 2001-04-04 | 2005-11-01 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
JP2006351907A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Renesas Technology Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
JP2007046150A (ja) * | 2005-04-06 | 2007-02-22 | Misuzu:Kk | 電子部品用リード線及び該リード線よりなるフラットケーブル |
US7235309B2 (en) | 2002-12-16 | 2007-06-26 | Nec Electronics Corporation | Electronic device having external terminals with lead-free metal thin film formed on the surface thereof |
CN100457979C (zh) * | 2000-03-29 | 2009-02-04 | 三洋电机株式会社 | 电镀装置 |
US7501694B2 (en) * | 2004-09-28 | 2009-03-10 | Fujitsu Microelectronics Limited | Semiconductor device using multi-layer unleaded metal plating, and method of manufacturing the same |
JP2009236611A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
US7772043B2 (en) | 2001-12-12 | 2010-08-10 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Plating apparatus, plating method and manufacturing method for semiconductor device |
JP2010283303A (ja) * | 2009-06-08 | 2010-12-16 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
-
1998
- 1998-05-21 JP JP10139484A patent/JPH11330340A/ja active Pending
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7709746B2 (en) | 1997-12-16 | 2010-05-04 | Renesas Technology Corp. | Pb-free solder-connected structure and electronic device |
US6960396B2 (en) | 1997-12-16 | 2005-11-01 | Hitachi, Ltd. | Pb-free solder-connected structure and electronic device |
US7013564B2 (en) | 1997-12-16 | 2006-03-21 | Hitachi, Ltd. | Method of producing an electronic device having a PB free solder connection |
US8907475B2 (en) | 1997-12-16 | 2014-12-09 | Renesas Electronics Corporation | Pb-free solder-connected structure |
US8503189B2 (en) | 1997-12-16 | 2013-08-06 | Renesas Electronics Corporation | Pb-free solder-connected structure and electronic device |
CN100457979C (zh) * | 2000-03-29 | 2009-02-04 | 三洋电机株式会社 | 电镀装置 |
WO2003050328A1 (fr) * | 2000-03-29 | 2003-06-19 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Appareil d'electrodeposition, procede d'electrodeposition et procede pour produire un dispositif a semi-conducteurs |
US6960823B2 (en) | 2001-04-04 | 2005-11-01 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
US7528014B2 (en) | 2001-04-04 | 2009-05-05 | Renesas Technology Corp. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
US7541667B2 (en) | 2001-04-04 | 2009-06-02 | Hitachi, Ltd. | Semiconductor device and method of manufacturing the same |
US7772043B2 (en) | 2001-12-12 | 2010-08-10 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Plating apparatus, plating method and manufacturing method for semiconductor device |
US7235309B2 (en) | 2002-12-16 | 2007-06-26 | Nec Electronics Corporation | Electronic device having external terminals with lead-free metal thin film formed on the surface thereof |
US7501694B2 (en) * | 2004-09-28 | 2009-03-10 | Fujitsu Microelectronics Limited | Semiconductor device using multi-layer unleaded metal plating, and method of manufacturing the same |
JP2007046150A (ja) * | 2005-04-06 | 2007-02-22 | Misuzu:Kk | 電子部品用リード線及び該リード線よりなるフラットケーブル |
JP2006351907A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Renesas Technology Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
JP2009236611A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
JP2010283303A (ja) * | 2009-06-08 | 2010-12-16 | Renesas Electronics Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5360991A (en) | Integrated circuit devices with solderable lead frame | |
JPS59145553A (ja) | 複合構造体及びその形成方法 | |
KR100309229B1 (ko) | 납석출 땜납과 납땜된 물품 | |
JP3575311B2 (ja) | Pbフリー半田および半田付け物品 | |
JP2543619B2 (ja) | 半導体装置用リ―ドフレ―ム | |
JPH11350188A (ja) | 電気・電子部品用材料とその製造方法、およびその材料を用いた電気・電子部品 | |
JPH11179586A (ja) | Pbフリーはんだ接続構造体および電子機器 | |
JPH06297185A (ja) | 動的ハンダペースト組成物 | |
JPH11330340A (ja) | 半導体装置およびその実装構造体 | |
JP2000153388A (ja) | はんだ付け物品 | |
JP2001246493A (ja) | ハンダ材及びこれを用いたデバイス又は装置並びにその製造方法 | |
JP3425332B2 (ja) | 電子部品電極材料および電子部品電極製造方法 | |
JPS59168659A (ja) | 集積回路用リ−ドフレ−ム | |
JPH1093004A (ja) | 電子部品およびその製造方法 | |
JP2000077593A (ja) | 半導体用リードフレーム | |
JP2000174191A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JPH11343594A (ja) | 電気・電子部品用材料とその製造方法、それを用いた電気・電子部品 | |
JPH11350190A (ja) | 電気・電子部品用材料とその製造方法、その材料を用いた電気・電子部品 | |
JP3402228B2 (ja) | 鉛を含まない錫ベース半田皮膜を有する半導体装置 | |
JP2000156450A (ja) | 電子部品用リード | |
JP3657874B2 (ja) | 半導体装置および電子機器 | |
JP4071049B2 (ja) | 鉛フリー半田ペースト | |
JPH11251503A (ja) | 電子部品およびその製造方法 | |
JP3596445B2 (ja) | 半田接合方法ならびに実装構造 | |
JP3698161B2 (ja) | Pbフリ―半田 |