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JPH11324780A - エンジン用電子制御装置のデータ解析装置 - Google Patents

エンジン用電子制御装置のデータ解析装置

Info

Publication number
JPH11324780A
JPH11324780A JP13888898A JP13888898A JPH11324780A JP H11324780 A JPH11324780 A JP H11324780A JP 13888898 A JP13888898 A JP 13888898A JP 13888898 A JP13888898 A JP 13888898A JP H11324780 A JPH11324780 A JP H11324780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
ecu
sensor
engine
electronic control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13888898A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuo Oishi
達夫 大石
Yoshifumi Sato
芳文 佐藤
Atsushi Hachitani
敦 蜂谷
Masaaki Takagi
雅明 高木
Koichi Kadokawa
浩一 角川
Katsuhiko Suzuki
克彦 鈴木
Hiroshi Kitagawa
浩 北川
Takatoshi Ota
孝俊 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Keihin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Keihin Corp filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP13888898A priority Critical patent/JPH11324780A/ja
Publication of JPH11324780A publication Critical patent/JPH11324780A/ja
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 適切な種類の運転パラメータのデータ及び制
御データを好ましいタイミングで電子制御装置から取り
込んで解析することができるエンジン用電子制御装置の
データ解析装置を提供する。 【解決手段】 エンジンのクランクパルス発生手段から
発せられるクランクパルスの検出に同期して、電子制御
装置内のECUデータとエンジンに設けられたセンサか
ら発せられるアナログ信号のサンプル値であるセンサデ
ータとを取り込んで記憶し、記憶したECUデータとセ
ンサデータとを読み出して解析動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン用電子制
御装置の動作を解析する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジン用電子制御装置はエンジンの運
転状態を最適な状態に制御するためのものであり、例え
ば、インジェクションを用いて燃料を供給するエンジン
においては、供給すべき燃料量を車両走行状態及びエン
ジンの運転状態をセンサによって検出してそのセンサ検
出値に基づく演算をなして、その演算結果に応じて燃料
供給量を制御する電子燃料噴射装置がよく知られてい
る。
【0003】このような電子制御装置の制御動作状態、
例えば、センサや制御装置本体が正常に動作しているか
否かを判断するために電子制御装置を実際にエンジンに
接続してエンジンを稼働させたり、車両を走行させたり
して試験が行なわれている。その試験においては電子制
御装置内のメモリに更新保持されている各センサ出力の
サンプリング値や計算値をECUデータとして取り込ん
で電子制御装置の動作を解析することが行なわれてい
る。このECUデータの取り込みは、電子制御装置のデ
ータ解析装置と電子制御装置との間における通信手段を
介して行われるものであるが故に、データ取り込み周期
は、データ転送時間より短い周期にすることができない
という制約がある。そこで、データ解析の精度を上げる
ためには、データ転送速度を高速にすることが必要であ
り、そのためには、データ解析装置側の通信回路のみな
らず電子制御装置側の通信回路をも高速通信可能なもの
に変更しなければならず、高コストになるという不都合
が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子制御装置の
データ解析装置においては、上述の如きECUデータの
取り込み速度の制約がある。ところが、電子制御装置
は、高速でのセンサ出力のサンプリングを行っており、
電子制御装置内の運転パラメータのデータ及び制御デー
タの更新は高速になされているので、ECUデータの取
り込みとの整合が取れない。
【0005】そこで、本発明は上述の事情に鑑み、デー
タ解析装置と電子制御装置との間の通信手段の通信速度
を変更することなく、かつ、適切な種類の運転パラメー
タのデータ及び制御データを好ましいタイミングで電子
制御装置から取り込んで解析することができる電子制御
装置のデータ解析装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるエンジン用
電子制御装置のデータ解析装置は、エンジンを制御する
電子制御装置内のECUデータをエンジンの運転中に取
り込んで記憶して、記憶したECUデータに基づいて解
析動作を行うエンジン用電子制御装置のデータ解析装置
であって、前記エンジンのクランクパルス発生手段から
発せられるクランクパルスを検出するパルス検出手段
と、前記パルス検出手段のパルス検出に同期して前記電
子制御装置から前記ECUデータを取り込むECUデー
タ取り込み手段と、取り込んだ前記ECUデータを記憶
するECUデータ記憶手段と、前記パルス検出に同期し
て前記エンジンに設けられたセンサから発せられるアナ
ログ信号のサンプル値をセンサデータとして取り込むセ
ンサデータ取り込み手段と、前記センサデータを記憶す
るセンサデータ記憶手段と、前記ECUデータ記憶手段
及び前記センサデータ記憶手段から前記ECUデータ及
び前記センサデータを読み出して解析動作を行う解析手
段と、を有することを特徴とする。
【0007】すなわち、本発明の特徴によれば、運転パ
ラメータのECUデータを取り込むECUデータ取り込
み手段とセンサデータを取り込むセンサデータ取り込み
手段とを有しているので、ECUデータ及びセンサデー
タに基づいて、エンジン用電子制御装置及びエンジンの
運転状態の解析をすることが可能となる。また、本発明
の他の特徴によれば、ECUデータをパルス検出に応じ
て第1メモリに記憶し、第1メモリに記憶したECUデ
ータをパルス検出に応じて読み出しているので、好まし
いタイミングでエンジン用電子制御装置からECUを取
り込むことが可能となる。
【0008】更に、本発明の他の特徴によれば、センサ
データをパルス検出に応じて第2メモリに記憶し、第2
メモリに記憶したセンサデータをパルス検出に応じて読
み出しているので、好ましいタイミングでエンジンに設
けられたセンサからセンサデータを取り込むことが可能
となる。更にまた、本発明の他の特徴によれば、第3メ
モリに記憶したECUデータとセンサデータとを読み出
し解析しているので、ECUデータとセンサデータとを
比較してエンジン用電子制御装置及びエンジンに設けら
れたセンサの解析をすることが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例について
図面に基づいて説明する。図1は、エンジン用電子制御
装置のデータ解析装置のブロック図を示す。エンジン
(図示せず)に設けられている内部センサ群11は、電
子制御装置(以下、ECUと称する)21に接続されて
いる。ECU21の駆動出力端子には、フューエルイン
ジェクタ等のアクチュエータ群13も接続されている。
また、車両(図示せず)の適所に設けられている温度セ
ンサ等の外部センサ群12は、ECUとは独立に設けら
れている温度計測ユニット等の測定ユニット群22に接
続されていると共に外部センサ群12の出力は増幅回路
群61及びコネクタ群71を介してセンサ出力取込回路
80に接続されている。ここで内部センサとは、エンジ
ン回転数、吸気負圧等のエンジンパラメータを検出する
センサを意味し、外部センサとは、温度センサ等のエン
ジン動作自体以外のパラメータを検出するセンサを意味
することとして、説明の便宜のために分記したものであ
る。ECU21及び測定ユニット群22のデータ出力端
子は、コネクタ群31を介して通信回路40に接続され
る。また、内部センサ群11及び外部センサ群12の出
力は、増幅回路群61及びコネクタ群71を介して、セ
ンサ出力取込回路80に接続されている。更に、エンジ
ンのクランク軸の角度位置信号を発するクランク角セン
サ1は、波形整形回路2及びコネクタ32又は72を介
して、後述する如く通信回路40及びセンサ出力取込回
路80のCPUの割り込み信号入力端INTに接続され
ている。この通信回路40及びセンサ出力取込回路80
は、インターフェース回路50に接続されている。イン
ターフェース回路50は、SCSIインターフェース等
の規格に従った通信用のポート(図示せず)を有し、こ
のポートを介して、例えば、バッテリ駆動型パーソナル
コンピュータによって構成されている制御回路4と接続
されている。制御回路4には、表示器6及び印字装置7
が接続されている。通信回路40、センサ出力取込回路
80、インターフェース回路50及び制御回路4によ
り、エンジン用電子制御装置のデータ解析装置5が構成
される。
【0010】図2は、通信回路40の詳細なブロック図
を示す。クランク角センサ1の出力は、コネクタ32を
介して、通信回路40のCPU41の割り込み信号入力
端INTに供給される。ECU21及び測定ユニット群
22の出力は、コネクタ31を介して入出力インターフ
ェース43に供給される。ここで、測定ユニット群22
の個々の測定ユニットは、測定するセンサからの出力を
適宜調整して、制御情報として望ましい形態のセンサ信
号を形成する。この入出力インターフェース43は、例
えばRS−232C規格に従ったシリアル通信用のポー
ト(図示せず)を備えており、入出力インターフェース
43は、上述のCPU41からECU21及び測定ユニ
ット群22に対して発せられるデータ要求命令に応じ
て、ECU21から供給されるECUデータ及び測定ユ
ニット22から供給される測定ユニットデータを受信す
るのである。上述したECUデータとは、ECU21に
おいて内部センサ信号をサンプリングして得られるサン
プル値、このサンプル値に基づいて得られる基本燃料噴
射量の如き中間値及びアクチュエータを制御する制御値
等のデータであり、測定ユニットデータとは、測定ユニ
ット22において外部センサ信号をサンプリングして得
られるサンプル値である。また、ECU21内のRAM
(図示せず)は、上述した如きサンプル値、中間値及び
制御値の最新値を記憶している。出力インターフェース
43は、バス42に接続されており、受信したECUデ
ータ及び測定ユニットデータを入出力バス42に供給す
る。入出力バス42は、CPU41にデータ信号又はア
ドレス信号が入出力されるようになされている。また、
CPU41の内部においては、後述するフローチャート
に従ったデータ取り込み処理が行われる。
【0011】更に、上述した入出力バス42には、RO
M44、RAM45、デュアルポートRAM(以下、D
P−RAMと称する)46及びインターフェース回路5
0が接続されている。DP−RAM46は入出力用に2
つのポートを備えており、ECUデータ及び測定ユニッ
トデータを一時的に記憶するためのものである。ROM
44は、図4において説明するフローチャートに従った
データ取り込み処理を実行するためのプログラムを記憶
している。
【0012】ECU21から取込んだECUデータ及び
測定ユニット22から取り込んだ測定ユニットデータ
は、DP−RAM46に記憶される。このDP−RAM
46は、後述するインターフェース回路50にも接続さ
れている。図3は、センサ出力取込回路80の詳細なブ
ロック図を示す。上述した如く、クランク角センサ1の
出力は、コネクタ72を介してセンサ出力取込回路80
のCPU81の割り込み信号入力端INTに供給され
る。内部センサ群11及び外部センサ群12の出力は、
コネクタ群71を介してマルチプレクサ(以下、MPX
と称す)83に供給され、MPX83の出力は、A/D
コンバータ84に供給される。MPX83は、所定のタ
イミングでCPU81から発せられる命令に応じて、内
部センサ群11から発せられるいずれか1つの信号を選
択的にA/Dコンバータ84に供給するスイッチであ
る。
【0013】このA/Dコンバータ84は、入出力バス
82を介してCPU81に接続されている。入出力バス
82は、CPU81にデータ信号又はアドレス信号が入
出力されるようになされている。また、CPU81の内
部においては、後述するフローチャートに従ったデータ
取り込みが行われる。更に、上述した入出力バス82に
は、ROM85、RAM86、DP−RAM87及びイ
ンターフェース回路50が接続されている。ROM85
は、図5において説明するフローチャートに従ったデー
タ取り込み処理を実行するためのプログラムを記憶して
いる。
【0014】また、内部センサ群11から取り込んだセ
ンサデータは、DP−RAM87に記憶される。このD
P−RAM87は、インターフェース回路50にも接続
されている。図4は、インターフェース回路50の詳細
なブロック図を示す。通信回路40の入出力バス42
は、バスインターフェース回路53を介して、入出力バ
ス52と接続されている。また、通信回路40のDP−
RAM46の入出力ポートも、入出力バス52と接続さ
れている。上述の如き構成とすることにより、通信回路
40のCPU41は、通信回路40におけるデータ取り
込みの完了を示す読み出し要求命令をインターフェース
回路50に対して出力し、この読み出し要求命令を受け
取ったインターフェース回路50のCPU51は、通信
回路40のDP−RAM46に記憶されているECUデ
ータ及び測定ユニットデータを読み込むことができるの
である。
【0015】また、センサ出力取込回路80の入出力バ
ス82も、バスインターフェース回路54を介して、入
出力バス52と接続され、センサ出力取込回路80のD
P−RAM87の入出力ポートも、入出力バス52と接
続されている。センサ出力取込回路80において、デー
タ取り込みが完了した際も、インターフェース回路50
は、DP−RAM87に記憶されているセンサデータを
読み込むことができるのである。
【0016】入出力バス52は、CPU51にデータ信
号又はアドレス信号が入出力されるようになされてい
る。また、入出力バス52には、ROM55、RAM5
6及び制御回路4が接続されている。DP−RAM46
及びDP−RAM87から読み込まれたECUデータ、
測定ユニットデータ及びセンサデータは、入出力バス5
2を介して、RAM56に記憶される。制御回路4は、
RAM56に記憶されたECUデータ、測定ユニットデ
ータ及びセンサデータを読み出し、制御回路4のRAM
(図示せず)に記憶するのである。
【0017】上述したクランク角センサ1及び波形整形
回路2により、クランクパルス発生手段が構成され、C
PU41及び81により、パルス検出手段が構成され、
CPU41、入出力バス42、入出力インターフェース
43、ROM44、RAM45及びDP−RAM46に
より、ECUデータ取り込み手段及びECUデータ記憶
手段が構成され、CPU81、入出力バス82、MPX
83、A/Dコンバータ84、ROM85、RAM86
及びDP−RAM87により、センサデータ取り込み手
段及びセンサデータ記憶手段が構成される。また、イン
ターフェース回路50によって、中継手段が構成され、
制御回路4によって、制御手段が構成され、インターフ
ェース回路50及び制御回路4によって、解析手段が構
成される。
【0018】以下の図5及び図6の説明においては、上
述の如く本データ解析装置にセンサ、ECU及び測定ユ
ニットが接続された状態において、データ解析装置5に
電源が投入され、制御回路4、インターフェース回路5
0、通信回路40及びセンサ出力取込回路80の各CP
Uにおいて使用される変数の初期化、通信回路40にお
ける通信速度等の通信条件の初期化、センサ出力取込回
路80におけるA/Dコンバータの入力範囲等の入力条
件の初期化等のデータ取り込みのための初期設定が全て
完了しているものとする。また、ECU21はエンジン
に搭載されて制御動作を行なっているものとする。
【0019】図5は、通信回路40におけるデータの取
り込みを処理するサブルーチンのフローチャートであ
る。まず、クランク角センサ1からクランクパルスが発
せられたかどうかを判断する(ステップS101)。ク
ランクパルスが発せられていない場合には、本サブルー
チンを直ちに終了する。また、クランクパルスを検出し
た場合には、パラメータ番号を示す変数mを、例えば1
に初期化する(ステップS102)。このパラメータ番
号は、例えば、m=1ならば吸気管内絶対圧、m=2な
らば冷却水温度の如く、ECUデータ及び測定ユニット
データのパラメータの内の1つのパラメータの種類を指
定する番号である。次に、指定したパラメータ番号mに
対応した制御パラメータのデータをECU21又は測定
ユニット22から受信し(ステップS103)、そのデ
ータをDP−RAM46に記憶させる。次いで、次の制
御パラメータを受信すべく、パラメータ番号mを所定の
値、例えば1だけ増加させる(ステップS105)。パ
ラメータ番号mが、予め設定されている最大パラメータ
番号mCOM_MAX、例えば256と比較する(ステップS
106)。パラメータ番号mが最大パラメータ番号m
COM_MAX以下である場合には、ステップS103に戻
り、次のパラメータ番号mに対応するデータを受信する
(ステップS103)。一方、ステップS106におい
て、パラメータ番号mが最大パラメータ番号mCOM_MAX
より大である場合には、通信回路40において取り込む
べき運転パラメータに対応する全てのデータを取り込ん
だと判断して、インターフェース回路50に対して、読
み出し要求命令を発して(ステップS107)、本サブ
ルーチンを終了する。この後、読み出し要求命令を受信
したインターフェース回路50は、DP−RAM46に
記憶されているデータを読み出し、インターフェース回
路50のRAM56に記憶させるのである。
【0020】図6は、センサ出力取込回路80における
センサ信号データの取り込みを処理するサブルーチンの
フローチャートである。まず、クランク角センサ1から
クランクパルスが発せられたかどうかを判断する(ステ
ップS201)。クランクパルスが発せられていない場
合には、本サブルーチンを終了する。また、クランクパ
ルスを検出した場合には、パラメータ番号を示す変数n
を、例えば1に初期化する(ステップS202)。この
パラメータ番号は、センサ出力取込回路80で取り込む
センサ信号即ちエンジン運転パラメータの内の1のパラ
メータの種類を指定する番号である。次に、指定したパ
ラメータ番号nに対応したセンサ出力のデータを取り込
むべくMPX83を制御してセンサ出力を選択し、アナ
ログデジタル変換を開始し(ステップS203)、変換
終了後にセンサデータを取り込む(ステップS20
4)。次に、そのセンサデータをDP−RAM87に記
憶させる(ステップS205)。次の運転パラメータを
取り込むべく、パラメータ番号nを所定の値、例えば1
だけ増加させる(ステップS206)。パラメータ番号
nが、予め設定されている最大パラメータ番号
AD_MAX、例えば16と比較する(ステップS20
7)。パラメータ番号nが最大パラメータ番号nAD_MAX
以下である場合には、ステップS203に戻り、次のパ
ラメータ番号nに対応するセンサデータを取り込む(ス
テップS203)。一方、ステップS207において、
パラメータ番号nが最大パラメータ番号n AD_MAXより大
である場合には、センサ出力取込回路80において取り
込むべき運転パラメータの全てのセンサデータを取り込
んだと判断して、インターフェース回路50に対して、
読み出し要求命令を発して(ステップS208)、本サ
ブルーチンを終了する。この後、読み出し要求命令を受
信したインターフェース回路50は、DP−RAM87
に記憶されているセンサデータを読み出し、インターフ
ェース回路50のRAM56に記憶させるのである。
【0021】図5及び図6で説明したデータ取り込み処
理を行った後、インターフェース回路50のRAM56
に記憶されたECUデータ、測定ユニットデータ及びセ
ンサデータは、制御回路4で定められた所定のタイミン
グ、例えば100m秒毎に読み出され、制御回路4のR
AM(図示せず)に記憶される。この制御回路4におい
ては、記憶されたECUデータ、測定ユニットデータ及
びセンサデータに基づいて回転数、冷却水温度等の物理
値へ変換する演算処理、表示器6への物理値の画面表示
及び物理値に応じたタイムチャートの画面表示あるいは
故障判別及び表示等の解析処理を行うのである。また、
ECUデータとセンサデータとを取込む構成としたこと
により、エンジンの解析のみならず、センサ及びECU
の故障も判別することができるのである。
【0022】尚、上記した実施例においては、シリアル
通信によりECUからECUデータを取り出している
が、これに限定されることはなく、パラレル通信でも良
いことは明らかである。また、クランク角センサは、基
準クランク位置センサであっても良いことは明らかであ
る。また、本明細書において、エンジンとは内燃エンジ
ン又はハイブリッドエンジン等の流体燃焼によるエンジ
ンをいう。
【0023】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によるエンジ
ン用電子制御装置のデータ解析装置によれば、運転パラ
メータのECUデータを取り込むECUデータ取り込み
手段とセンサデータを取り込むセンサデータ取り込み手
段とを有しているので、ECUデータ及びセンサデータ
に基づいて、エンジン用電子制御装置及びエンジンの運
転状態の解析をすることが可能となる。
【0024】また、本発明の他の特徴によれば、ECU
データをパルス検出に応じて第1メモリに記憶し、第1
メモリに記憶したECUデータをパルス検出に応じて読
み出しているので、好ましいタイミングでエンジン用電
子制御装置からECUを取り込むことが可能となる。更
に、本発明の他の特徴によれば、センサデータをパルス
検出に応じて第2メモリに記憶し、第2メモリに記憶し
たセンサデータをパルス検出に応じて読み出しているの
で、好ましいタイミングでエンジンに設けられたセンサ
からセンサデータを取り込むことが可能となる。
【0025】更にまた、本発明の他の特徴によれば、第
3メモリに記憶したECUデータとセンサデータとを読
み出し解析しているので、ECUデータとセンサデータ
とを比較してエンジン用電子制御装置及びエンジンに設
けられたセンサの解析をすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例であるエンジン用電子制御
装置のデータ解析装置を示すブロック図である。
【図2】図1に示したエンジン用電子制御装置のデータ
解析装置の通信回路を示すブロック図である。
【図3】図1に示したエンジン用電子制御装置のデータ
解析装置のセンサ出力取込回路を示すブロック図であ
る。
【図4】図1に示したエンジン用電子制御装置のデータ
解析装置のインターフェース回路を示すブロック図であ
る。
【図5】図1に示したエンジン用電子制御装置のデータ
解析装置の通信回路におけるデータの取り込みを処理す
るサブルーチンを示すフローチャートである。
【図6】図1に示したエンジン用電子制御装置のデータ
解析装置のセンサ出力取込回路におけるデータの取り込
みを処理するサブルーチンを示すフローチャートであ
る。
【主要部分の符号の説明】
1 クランク角センサ(クランクパルス発生手段) 4 制御回路(解析手段、制御手段) 5 エンジン用電子制御装置のデータ解析装置 21 ECU(エンジン用電子制御装置) 40 通信回路(ECUデータ取り込み手段、ECUデ
ータ記憶手段) 46 DP−RAM(第1メモリ) 50 インターフェース回路(解析手段、中継手段) 56 RAM(第3メモリ) 80 センサ出力取込回路(センサデータ取り込み手
段、センサデータ記憶手段) 87 DP−RAM(第2メモリ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 蜂谷 敦 宮城県仙台市若林区清水小路6番地の1株 式会社ケーヒン仙台事業所内 (72)発明者 高木 雅明 宮城県仙台市若林区清水小路6番地の1株 式会社ケーヒン仙台事業所内 (72)発明者 角川 浩一 宮城県仙台市若林区清水小路6番地の1株 式会社ケーヒン仙台事業所内 (72)発明者 鈴木 克彦 埼玉県和光市中央1丁目4番1号株式会社 本田技術研究所内 (72)発明者 北川 浩 埼玉県和光市中央1丁目4番1号株式会社 本田技術研究所内 (72)発明者 太田 孝俊 埼玉県和光市中央1丁目4番1号株式会社 本田技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンを制御する電子制御装置内のE
    CUデータをエンジンの運転中に取り込んで記憶して、
    記憶したECUデータに基づいて解析動作を行うエンジ
    ン用電子制御装置のデータ解析装置であって、 前記エンジンのクランクパルス発生手段から発せられる
    クランクパルスを検出するパルス検出手段と、 前記パルス検出手段のパルス検出に同期して前記電子制
    御装置から前記ECUデータを取り込むECUデータ取
    り込み手段と、 取り込んだ前記ECUデータを記憶するECUデータ記
    憶手段と、 前記パルス検出に同期して前記エンジンに設けられたセ
    ンサから発せられるアナログ信号のサンプル値をセンサ
    データとして取り込むセンサデータ取り込み手段と、 前記センサデータを記憶するセンサデータ記憶手段と、 前記ECUデータ記憶手段及び前記センサデータ記憶手
    段から前記ECUデータ及び前記センサデータを読み出
    して解析動作を行う解析手段と、を有することを特徴と
    するエンジン用電子制御装置のデータ解析装置。
  2. 【請求項2】 前記ECUデータ記憶手段は、2つの入
    出力ポートを備えた第1メモリからなり、第1の前記入
    出力ポートを介して前記取り込んだECUデータを前記
    パルス検出に応じて前記第1メモリに記憶し、第2の前
    記入出力ポートを介して前記第1メモリに記憶した前記
    ECUデータを前記パルス検出に応じて読み出すことを
    特徴とする請求項1記載のエンジン用電子制御装置のデ
    ータ解析装置。
  3. 【請求項3】 前記センサデータ記憶手段は、2つの入
    出力ポートを備えた第2メモリからなり、第1の前記入
    出力ポートを介して前記センサデータを前記パルス検出
    に応じて前記第2メモリに記憶し、第2の前記入出力ポ
    ートを介して前記第2メモリに記憶した前記センサデー
    タを前記パルス検出に応じて読み出すことを特徴とする
    請求項1記載のエンジン用電子制御装置のデータ解析装
    置。
  4. 【請求項4】 前記解析手段は、前記第1メモリから読
    み出された前記ECUデータと前記第2メモリから読み
    出された前記センサデータとを記憶する第3メモリを有
    し、定周期クロックに同期して前記第3メモリに記憶し
    た前記ECUデータと前記センサデータとを読み出す中
    継手段と、前記中継手段を経た前記ECUデータと前記
    センサデータとに基づいて解析動作を実行する制御手段
    と、からなることを特徴とする請求項2又は3記載のエ
    ンジン用電子制御装置のデータ解析装置。
JP13888898A 1998-05-20 1998-05-20 エンジン用電子制御装置のデータ解析装置 Pending JPH11324780A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016162210A (ja) * 2015-03-02 2016-09-05 富士通株式会社 情報処理装置、モデル生成プログラムおよびモデル生成方法

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