JPH11323534A - カーボン蒸着装置 - Google Patents
カーボン蒸着装置Info
- Publication number
- JPH11323534A JPH11323534A JP10132092A JP13209298A JPH11323534A JP H11323534 A JPH11323534 A JP H11323534A JP 10132092 A JP10132092 A JP 10132092A JP 13209298 A JP13209298 A JP 13209298A JP H11323534 A JPH11323534 A JP H11323534A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- current
- carbon
- circuit
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Discharge Heating (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、カーボン棒間に大電流を断続的に
供給してカーボン蒸着するカーボン蒸着装置に関し、商
用電源から一定電流で充電し当該充電した直流電源をも
とに数秒間断続的な大電流をカーボンに通電加熱してカ
ーボン蒸着し、入力電源に対する負荷変動を軽減するこ
とを目的とする。 【解決手段】 商用電源を整流し抵抗を介してコンデン
サに充電する回路と、コンデンサに充電された直流電源
をもとに低電圧の大電流を発生し、カーボン棒間に通電
する回路とを備えるように構成する。
供給してカーボン蒸着するカーボン蒸着装置に関し、商
用電源から一定電流で充電し当該充電した直流電源をも
とに数秒間断続的な大電流をカーボンに通電加熱してカ
ーボン蒸着し、入力電源に対する負荷変動を軽減するこ
とを目的とする。 【解決手段】 商用電源を整流し抵抗を介してコンデン
サに充電する回路と、コンデンサに充電された直流電源
をもとに低電圧の大電流を発生し、カーボン棒間に通電
する回路とを備えるように構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーボン棒間に大
電流を断続的に供給してカーボン蒸着するカーボン蒸着
装置に関するものである。
電流を断続的に供給してカーボン蒸着するカーボン蒸着
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、走査型電子顕微鏡などにおいて、
非導電性の試料を観察したり元素分析したりする場合、
図5の(a)に示すように、カーボン棒の一方は先端を
尖らせ、他方は斜めにカットして両者をバネの力で相互
に接触させ、通電加熱して接触した部分のみを高温にし
てカーボンを蒸発させ、下方に置いた試料上に蒸着し、
粒径が極めて小さい非晶質の導電性のカーボン膜を成膜
していた。
非導電性の試料を観察したり元素分析したりする場合、
図5の(a)に示すように、カーボン棒の一方は先端を
尖らせ、他方は斜めにカットして両者をバネの力で相互
に接触させ、通電加熱して接触した部分のみを高温にし
てカーボンを蒸発させ、下方に置いた試料上に蒸着し、
粒径が極めて小さい非晶質の導電性のカーボン膜を成膜
していた。
【0003】この際、図5の(b)、(c)に示すよう
に、数秒間断続的に80〜100Aで20〜30Vから
なる2KWの電力を図5の(a)のカーボン棒間に通電
して加熱する必要があった。
に、数秒間断続的に80〜100Aで20〜30Vから
なる2KWの電力を図5の(a)のカーボン棒間に通電
して加熱する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、図5
の(a)のようにカーボン棒を相互に接触させ、図5の
(b)に示すように数秒間断続的に80〜100Aの2
0〜30Vからなる2KWの電力をカーボン棒間に供給
する必要があったため、図5の(c)に示すように、A
C100Vの商用電源側では20Aの断続的な負荷変動
となり、負荷変動に応じて電圧がドロップし、部屋の明
かりが変化したり、他の装置に悪影響を与えるという問
題があった。
の(a)のようにカーボン棒を相互に接触させ、図5の
(b)に示すように数秒間断続的に80〜100Aの2
0〜30Vからなる2KWの電力をカーボン棒間に供給
する必要があったため、図5の(c)に示すように、A
C100Vの商用電源側では20Aの断続的な負荷変動
となり、負荷変動に応じて電圧がドロップし、部屋の明
かりが変化したり、他の装置に悪影響を与えるという問
題があった。
【0005】本発明は、これらの問題を解決するため、
商用電源から一定電流で充電し当該充電した直流電源を
もとに数秒間断続的な大電流をカーボンに通電加熱して
カーボン蒸着し、入力電源に対する負荷変動を軽減する
ことを目的としている。
商用電源から一定電流で充電し当該充電した直流電源を
もとに数秒間断続的な大電流をカーボンに通電加熱して
カーボン蒸着し、入力電源に対する負荷変動を軽減する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図1において、整流回路
2は、商用入力電源を整流して直流を生成する回路であ
る。
決するための手段を説明する。図1において、整流回路
2は、商用入力電源を整流して直流を生成する回路であ
る。
【0007】抵抗Rは、コンデンサCに充電する電流を
一定にするものである。コンデンサCは、電荷を充電す
るものである。インバータ回路5は、コンデンサCに充
電された直流電源をもとに、カーボン電源(カーボン間
に通電して通電加熱するに適した電源)を生成するもの
である。
一定にするものである。コンデンサCは、電荷を充電す
るものである。インバータ回路5は、コンデンサCに充
電された直流電源をもとに、カーボン電源(カーボン間
に通電して通電加熱するに適した電源)を生成するもの
である。
【0008】次に、動作を説明する。整流回路2によっ
て商用電源を整流して直流を生成し、抵抗Rあるいは定
電流回路を介してほぼ一定電流でコンデンサCに充電す
る。コンデンサCに充電された直流電源をもとに、イン
バータ回路5がカーボン棒間に通電するに適したカーボ
ン電源(例えば20V/100A位)を生成し、カーボ
ン間に通電してカーボン蒸着するようにしている。
て商用電源を整流して直流を生成し、抵抗Rあるいは定
電流回路を介してほぼ一定電流でコンデンサCに充電す
る。コンデンサCに充電された直流電源をもとに、イン
バータ回路5がカーボン棒間に通電するに適したカーボ
ン電源(例えば20V/100A位)を生成し、カーボ
ン間に通電してカーボン蒸着するようにしている。
【0009】この際、商用電源を整流する回路として、
AC−DCコンバータとするようにしている。また、コ
ンデンサCに充電した直流電源をもとに低電圧の大電流
を発生する回路として、DC−ACコンバータを使用
し、カーボン蒸着するに適した断続的な大電流(例えば
20V/100Aの数秒間隔の断続的な大電流)を生成
してカーボン間に通電し、カーボン蒸着するようにして
いる。
AC−DCコンバータとするようにしている。また、コ
ンデンサCに充電した直流電源をもとに低電圧の大電流
を発生する回路として、DC−ACコンバータを使用
し、カーボン蒸着するに適した断続的な大電流(例えば
20V/100Aの数秒間隔の断続的な大電流)を生成
してカーボン間に通電し、カーボン蒸着するようにして
いる。
【0010】従って、商用電源から一定電流で充電し充
電した直流電源をもとに数秒間断続的な大電流をカーボ
ンに通電加熱してカーボン蒸着することにより、入力電
源に対する負荷変動を軽減することが可能となる。
電した直流電源をもとに数秒間断続的な大電流をカーボ
ンに通電加熱してカーボン蒸着することにより、入力電
源に対する負荷変動を軽減することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図1から図4を用いて本発
明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1の(a)は、回路図を示す。図1の(a)におい
て、電荷補充回路1は、AC100Vを整流して直流に
しコンデンサCに補充(充電)するものであって、整流
回路2、抵抗R、コンデンサCから構成されるものであ
る。
図1の(a)は、回路図を示す。図1の(a)におい
て、電荷補充回路1は、AC100Vを整流して直流に
しコンデンサCに補充(充電)するものであって、整流
回路2、抵抗R、コンデンサCから構成されるものであ
る。
【0013】整流回路2は、商用電源であるAC100
Vを整流して直流電源を生成するものであって、例えば
両波整流器、AC−DCコンバータなどである。抵抗R
は、整流回路2からコンデンサCを充電する充電電流を
ほぼ一定にするものである。
Vを整流して直流電源を生成するものであって、例えば
両波整流器、AC−DCコンバータなどである。抵抗R
は、整流回路2からコンデンサCを充電する充電電流を
ほぼ一定にするものである。
【0014】コンデンサCは、大容量のコンデンサであ
って、直流電流(電荷)を充電するものである。コンデ
ンサCを設け、商用電源を整流した直流電流を抵抗Rを
介してほぼ一定電流でコンデンサCに充電し、当該コン
デンサCから数秒間間隔で20V/100Aの電源をカ
ーボン間に通電することにより、商用電源の負荷の変動
を軽減することが可能となる。
って、直流電流(電荷)を充電するものである。コンデ
ンサCを設け、商用電源を整流した直流電流を抵抗Rを
介してほぼ一定電流でコンデンサCに充電し、当該コン
デンサCから数秒間間隔で20V/100Aの電源をカ
ーボン間に通電することにより、商用電源の負荷の変動
を軽減することが可能となる。
【0015】インバータ回路5は、コンデンサCに充電
された直流電源をもとに、カーボン電源(カーボン間に
通電して例えば数秒間断続的に通電加熱するに適した約
20V/100Aの電源)を生成するものであって、例
えばDC−ACコンバータであり、ここでは、スイッチ
ング素子6、およびトランス7から構成されるものであ
る。
された直流電源をもとに、カーボン電源(カーボン間に
通電して例えば数秒間断続的に通電加熱するに適した約
20V/100Aの電源)を生成するものであって、例
えばDC−ACコンバータであり、ここでは、スイッチ
ング素子6、およびトランス7から構成されるものであ
る。
【0016】スイッチング素子6は、ドライブ信号を入
力としてスイッチングするものであって、ここでは、コ
ンデンサCに充電された直流電源をトランス7の一次巻
線にON/OFFし、トランス7の2次巻線から所定の
AC電源(例えば20V/100A)を生成するもので
ある。
力としてスイッチングするものであって、ここでは、コ
ンデンサCに充電された直流電源をトランス7の一次巻
線にON/OFFし、トランス7の2次巻線から所定の
AC電源(例えば20V/100A)を生成するもので
ある。
【0017】トランス7は、1次巻線間に印加される電
圧を2次巻線の巻数比に対応した電圧に変換するもので
ある。図1の(b)は、図1の(a)の回路の波形図を
示す。
圧を2次巻線の巻数比に対応した電圧に変換するもので
ある。図1の(b)は、図1の(a)の回路の波形図を
示す。
【0018】図1の(b−1)は、図1の(a)のコン
デンサCの両端の充電電圧を示す。図示のようにコンデ
ンサCの両端の電圧eは、コンデンサCからインバータ
回路5に電流i2を放電すると電圧が若干低下し、放電
が終了するとコンデンサCが商用電源から電流i1で徐
々に充電されて元の電圧に戻る。
デンサCの両端の充電電圧を示す。図示のようにコンデ
ンサCの両端の電圧eは、コンデンサCからインバータ
回路5に電流i2を放電すると電圧が若干低下し、放電
が終了するとコンデンサCが商用電源から電流i1で徐
々に充電されて元の電圧に戻る。
【0019】図1の(b−2)は、図1の(a)のコン
デンサCからインバータ回路5に供給される電流i2を
示す。図示のように、コンデンサCからインバータ回路
5に供給される電流i2はカーボン蒸着している数秒間
間隔で図示のように供給する。
デンサCからインバータ回路5に供給される電流i2を
示す。図示のように、コンデンサCからインバータ回路
5に供給される電流i2はカーボン蒸着している数秒間
間隔で図示のように供給する。
【0020】図1の(b−3)は、図1の(a)の抵抗
Rを介してコンデンサCに充電する電流i1を示す。図
示のように、商用電源からは整流回路2によって直流電
圧に整流し、更に抵抗Rを介して図示のようにコンデン
サCに充電する。充電電流は、図示のように約3A/1
00Vであり、そのときの図1の(b−2)のコンデン
サCからインバータ回路5に数秒間隔で供給するときの
約20A/100Vに比し、20/3=6.6分の1に
減少させ、負荷変動を軽減することが可能となる。
Rを介してコンデンサCに充電する電流i1を示す。図
示のように、商用電源からは整流回路2によって直流電
圧に整流し、更に抵抗Rを介して図示のようにコンデン
サCに充電する。充電電流は、図示のように約3A/1
00Vであり、そのときの図1の(b−2)のコンデン
サCからインバータ回路5に数秒間隔で供給するときの
約20A/100Vに比し、20/3=6.6分の1に
減少させ、負荷変動を軽減することが可能となる。
【0021】図2は、本発明の説明図を示す。図2の
(a)はコンデンサCの充電した直流電圧をもとにイン
バータ回路5によってカーボン電源を出力する回路を示
し、図2の(b)は各部の波形を示す。
(a)はコンデンサCの充電した直流電圧をもとにイン
バータ回路5によってカーボン電源を出力する回路を示
し、図2の(b)は各部の波形を示す。
【0022】図2の(b−1)、(b−2)は、2つの
イッチング素子6を駆動するドライブ信号をそれぞれ示
す。ドライブ信号A、Bは位相が180度異なり、数秒
間隔で図示のONの時間間隔の間、所定周波数のドライ
ブ信号を生成し、図示のOFFの時間間隔の間、ドライ
ブ信号を生成しない。
イッチング素子6を駆動するドライブ信号をそれぞれ示
す。ドライブ信号A、Bは位相が180度異なり、数秒
間隔で図示のONの時間間隔の間、所定周波数のドライ
ブ信号を生成し、図示のOFFの時間間隔の間、ドライ
ブ信号を生成しない。
【0023】図2の(b−3)は、図2の(a)のイン
バータ回路5の出力を示す。インバータ回路5の出力
は、図示のように20V/100Aの交流電源であっ
て、カーボン棒間に通電して通電加熱するに適した交流
電源である。
バータ回路5の出力を示す。インバータ回路5の出力
は、図示のように20V/100Aの交流電源であっ
て、カーボン棒間に通電して通電加熱するに適した交流
電源である。
【0024】以上のように、ドライブ信号A、Bをイン
バータ回路5を構成する2つのスイッチング素子6のゲ
ートにそれぞれ供給し、インバータ回路5を構成する2
次巻線からここでは、20V/100Aのカーボン棒間
に通電するに適した交流電源(カーボン電源)を生成す
ることが可能となる。ここで、図2の(b−3)の如
く、コンデンサの値を低めに選択し蒸着開始時の電圧を
上げることでカーボン棒同士の接触が不十分なときにも
電圧を上げることで通電をし易くすることが可能となる
(一種のトリガー効果がある)。また、通電時の電流を
多くし、徐々に電圧が下がることでカーボン棒の温度が
より早く高温になりその温度を維持できるので、蒸着を
より安定にすることが可能となる。
バータ回路5を構成する2つのスイッチング素子6のゲ
ートにそれぞれ供給し、インバータ回路5を構成する2
次巻線からここでは、20V/100Aのカーボン棒間
に通電するに適した交流電源(カーボン電源)を生成す
ることが可能となる。ここで、図2の(b−3)の如
く、コンデンサの値を低めに選択し蒸着開始時の電圧を
上げることでカーボン棒同士の接触が不十分なときにも
電圧を上げることで通電をし易くすることが可能となる
(一種のトリガー効果がある)。また、通電時の電流を
多くし、徐々に電圧が下がることでカーボン棒の温度が
より早く高温になりその温度を維持できるので、蒸着を
より安定にすることが可能となる。
【0025】図3は、本発明の他のシステム構成図を示
す。これは、コンデンサCに充電するときの充電電流i
1を図1の回路では抵抗Rでほぼ一定にしたが、この図
3では更に定電流回路11を介して大容量のコンデンサ
Cに定電流i1で充電するようにしたものである。コン
デンサCに充電した直流電圧をもとにカーボン電源を生
成するインバータ回路5は、図1の構成と同一である。
す。これは、コンデンサCに充電するときの充電電流i
1を図1の回路では抵抗Rでほぼ一定にしたが、この図
3では更に定電流回路11を介して大容量のコンデンサ
Cに定電流i1で充電するようにしたものである。コン
デンサCに充電した直流電圧をもとにカーボン電源を生
成するインバータ回路5は、図1の構成と同一である。
【0026】以上のように、商用電源AC100Vを整
流回路2によって直流に変換し、定電流回路11によっ
て大容量のコンデンサCに充電電流i1を一定にして充
電するため、充電電流i1を一定にして商用電源の負荷
変動を大幅に軽減できる。
流回路2によって直流に変換し、定電流回路11によっ
て大容量のコンデンサCに充電電流i1を一定にして充
電するため、充電電流i1を一定にして商用電源の負荷
変動を大幅に軽減できる。
【0027】図4は、本発明の他のシステム構成図を示
す。これは、商用電源AC100Vを直流電流に整流す
るのに、AC−DCコンバータ12を使用し、AC10
0Vから直接に任意の直流電圧Eを生成し、充電電流i
1でコンデンサCに充電することができる。このため、
任意の直流電圧Eを低い電圧にしてコンデンサCの耐圧
を低くして大容量の安価なコンデンサを使用したり、あ
るいは、任意の直流電圧Eを高い電圧にしてコンデンサ
Cの耐圧を高くして小容量のコンデンサを使用したり、
任意の設計を行うことが可能となり、コスト的に最適な
設計(コンデンサCに充電できる電荷量とコストの関係
で最も安い最適な設計)を行う自由度が高くなる。
す。これは、商用電源AC100Vを直流電流に整流す
るのに、AC−DCコンバータ12を使用し、AC10
0Vから直接に任意の直流電圧Eを生成し、充電電流i
1でコンデンサCに充電することができる。このため、
任意の直流電圧Eを低い電圧にしてコンデンサCの耐圧
を低くして大容量の安価なコンデンサを使用したり、あ
るいは、任意の直流電圧Eを高い電圧にしてコンデンサ
Cの耐圧を高くして小容量のコンデンサを使用したり、
任意の設計を行うことが可能となり、コスト的に最適な
設計(コンデンサCに充電できる電荷量とコストの関係
で最も安い最適な設計)を行う自由度が高くなる。
【0028】以上のように、商用電源AC100VをA
C−CDコンバータ12(直流スイッチング電源等)に
よって直流に変換し、抵抗R(あるいは定電流回路1
1)によって大容量のコンデンサCに任意の直流電圧で
充電電流i1を一定にして充電できるため、充電電流i1
を一定にして商用電源の負荷変動を大幅に軽減できると
共に、大容量のコンデンサCの最も安価な電圧を選択し
て設計できるという自由度を高くすることが可能とな
る。
C−CDコンバータ12(直流スイッチング電源等)に
よって直流に変換し、抵抗R(あるいは定電流回路1
1)によって大容量のコンデンサCに任意の直流電圧で
充電電流i1を一定にして充電できるため、充電電流i1
を一定にして商用電源の負荷変動を大幅に軽減できると
共に、大容量のコンデンサCの最も安価な電圧を選択し
て設計できるという自由度を高くすることが可能とな
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
商用電源から一定電流で充電し充電した直流電源をもと
に数秒間断続的な大電流をカーボンに通電加熱してカー
ボン蒸着する構成を採用しているため、入力電源に対す
る負荷変動による電圧変動を軽減し、入力電源容量を小
さくできる。
商用電源から一定電流で充電し充電した直流電源をもと
に数秒間断続的な大電流をカーボンに通電加熱してカー
ボン蒸着する構成を採用しているため、入力電源に対す
る負荷変動による電圧変動を軽減し、入力電源容量を小
さくできる。
【0030】また、交流周波数を使わずより高周波加熱
を用いるため、交流の50/60Hzの通電により、蒸
着時のカーボン棒の機械的な振動がなくなり蒸着膜の粒
子がより細かいものが得られる効果がある。
を用いるため、交流の50/60Hzの通電により、蒸
着時のカーボン棒の機械的な振動がなくなり蒸着膜の粒
子がより細かいものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の説明図である。
【図3】本発明の他のシステム構成図である。
【図4】本発明の他のシステム構成図である。
【図5】従来技術の説明図である。
1:電荷補充回路 2:整流回路 5:インバータ回路 6:スイッチング素子 7:トランス 11:定電流回路 12:AC−DCコンバータ R:抵抗 C:コンデンサ i1:コンデンサCの充電電流 i2:コンデンサCの放電電流
Claims (5)
- 【請求項1】カーボン棒間に大電流を断続的に供給して
カーボン蒸着するカーボン蒸着装置において、 商用電源を整流してコンデンサに充電する回路と、 上記コンデンサに充電された直流電源をもとに低電圧の
大電流を発生し、カーボン棒間に通電する回路とを備え
たことを特徴とするカーボン蒸着装置。 - 【請求項2】カーボン棒間に大電流を断続的に供給して
カーボン蒸着するカーボン蒸着装置において、 商用電源を整流し定電流回路を介してコンデンサに充電
する回路と、 上記コンデンサに充電された直流電源をもとに低電圧の
大電流を発生し、カーボン棒間に通電する回路とを備え
たことを特徴とするカーボン蒸着装置。 - 【請求項3】上記商用電源を整流する回路として、AC
−DCコンバータとしたことを特徴とする請求項1ある
いは請求項2記載のカーボン蒸着装置。 - 【請求項4】上記コンデンサに充電された直流電源をも
とに低電圧の大電流を発生する回路として、DC−AC
コンバータとしたことを特徴とする請求項1ないし請求
項3記載のいずれかのカーボン蒸着装置。 - 【請求項5】上記コンデンサの値を選択して放電電流波
形を制御し、蒸着することを特徴とする請求項1ないし
請求項4記載のいずれかのカーボン蒸着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10132092A JPH11323534A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | カーボン蒸着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10132092A JPH11323534A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | カーボン蒸着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11323534A true JPH11323534A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15073309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10132092A Pending JPH11323534A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | カーボン蒸着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11323534A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007057925A1 (en) * | 2005-11-15 | 2007-05-24 | Galileo Vacuum Systems S.P.A. | Device and method for controlling the power supplied to vacuum vaporization sources of metals and other |
WO2012039035A1 (ja) * | 2010-09-22 | 2012-03-29 | 株式会社 島津製作所 | 高周波電源 |
-
1998
- 1998-05-14 JP JP10132092A patent/JPH11323534A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007057925A1 (en) * | 2005-11-15 | 2007-05-24 | Galileo Vacuum Systems S.P.A. | Device and method for controlling the power supplied to vacuum vaporization sources of metals and other |
WO2012039035A1 (ja) * | 2010-09-22 | 2012-03-29 | 株式会社 島津製作所 | 高周波電源 |
CN103222344A (zh) * | 2010-09-22 | 2013-07-24 | 株式会社岛津制作所 | 高频电源 |
US9537422B2 (en) | 2010-09-22 | 2017-01-03 | Shimadzu Corporation | High-frequency power supply apparatus for supplying high-frequency power |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2039434B1 (en) | Electrostatic atomizer and hot air blower having the same | |
US11081273B1 (en) | Magnetic field generation with thermovoltaic cooling | |
US6998791B2 (en) | Discharge power supply apparatus | |
AU2018346513A1 (en) | Magnetic field generation with magneto-caloric cooling | |
US4481447A (en) | Power supply for a magnetron | |
JPH11323534A (ja) | カーボン蒸着装置 | |
EP0482373A1 (en) | Discharge lamp lighting apparatus | |
JPS61260915A (ja) | 放電加工用電源 | |
US1947093A (en) | Converter | |
JP4420520B2 (ja) | 抵抗溶接電源装置 | |
JP3347450B2 (ja) | 放電式被覆装置 | |
US4833581A (en) | Power supply for a magnetron | |
JPH0713433Y2 (ja) | 高周波発振器用直流電源回路 | |
JP3514603B2 (ja) | 高力率高輝度放電灯点灯装置及びその駆動方法 | |
JP2745920B2 (ja) | 超低周波発生装置 | |
JP2799975B2 (ja) | パルス型電磁石用電源装置 | |
WO1992008563A1 (en) | Autonomous device for arc welding | |
JPS603908B2 (ja) | 高周波式抵抗スポット・プロジェクション溶接機 | |
JP2587358B2 (ja) | アーク溶接機のスイッチング駆動回路 | |
JPH08317662A (ja) | 電力変換装置 | |
KR920003569B1 (ko) | 동작전압 및 수평 편향전류의 발생회로 | |
JP3147368B2 (ja) | 放電灯点灯装置 | |
JPH0511680Y2 (ja) | ||
JPS5934080Y2 (ja) | X線管フイラメント加熱回路 | |
JP2004017096A (ja) | 電磁溶接機のコンデンサ充電装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |