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JPH11323195A - 光触媒性コ―ティング組成物 - Google Patents

光触媒性コ―ティング組成物

Info

Publication number
JPH11323195A
JPH11323195A JP11068849A JP6884999A JPH11323195A JP H11323195 A JPH11323195 A JP H11323195A JP 11068849 A JP11068849 A JP 11068849A JP 6884999 A JP6884999 A JP 6884999A JP H11323195 A JPH11323195 A JP H11323195A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition according
photocatalytic
fragrance
coating composition
composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11068849A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsumasa Sugano
充誠 菅野
Masahiro Yamamoto
政宏 山本
Keiichiro Norimoto
圭一郎 則本
Makoto Hayakawa
信 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP11068849A priority Critical patent/JPH11323195A/ja
Publication of JPH11323195A publication Critical patent/JPH11323195A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光触媒作用及びそれに基づく効果を損うこと
なく、かかる異臭を有効にマスクしうる光触媒性コーテ
ィング組成物の提供。 【解決手段】 光触媒性コーティング組成物において、
光触媒性金属酸化物粒子と香料とを含有させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光励起により酸化
還元作用を生じ、それにより抗菌、脱臭、防汚、環境浄
化等の効果を発揮する、或いは光励起に応じた表面親水
化作用(光触媒性親水化作用)を生じ、それにより防
曇、防滴、水による清浄化向上、降雨によるセルフクリ
−ニング等の効果を発揮する光触媒性コーティング組成
物に関し、特に光触媒性親水化作用に優れた光触媒性コ
ーティング組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】光触媒に励起光源を照射すると、水酸ラ
ジカルやス−パ−オキサイドイオン等の活性酸素種を生
成し、それに基づいて有機物の酸化分解、金属イオンの
還元等の酸化還元作用を生じることは周知である(例え
ば、特開昭60−187322号や特開昭60−155
678号)。さらに光触媒被膜に励起光源を照射する
と、それに応じて被膜表面が親水性を呈するようになる
ことも本発明者らにより提案されている(特登第275
6474号)。また基材に光触媒粒子に室温で固着させ
るための塗料組成物として、光触媒粒子と難分解性結着
剤と溶媒からなる塗料組成物も提案されている(特開平
7−171408号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】光触媒粒子と難分解性
結着剤と溶媒からなる塗料組成物を窓ガラス、車のボデ
ィ、看板等の大型品に塗布する場合、特に、難分解性結
着剤として加水分解性基のある難分解性結着剤を用いた
場合には、溶媒は有機溶媒であるのが好ましいが、塗布
時に異臭が発生する。そこで、本発明は、光触媒作用及
びそれに基づく効果を損うことなく、かかる異臭を有効
にマスクしうるコーティング組成物を提供することを目
的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段、及び作用】本発明では上
記課題を解決すべく、光触媒性金属酸化物粒子含有組成
物に香料を含有させる。香料を添加することで、実施例
に示す光触媒の光励起に応じた親水化作用等の光触媒作
用を損わずに、有機溶媒等による塗布時の異臭を有効に
マスクすることができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の構成要素について
説明する。光触媒性金属酸化物としては、アナタース型
酸化チタン、ブルッカイト型酸化チタン、ルチル型酸化
チタン、酸化錫、酸化亜鉛、三酸化二ビスマス、三酸化
タングステン、酸化第二鉄、チタン酸ストロンチウムの
群から選ばれる1種又は2種以上等が使用できる。なか
でも、アナタース型二酸化チタンが好ましい。
【0006】光触媒性金属酸化物粒子の平均粒子径は1
〜100nmが好ましく、より好ましくは1〜50nm
である。粒子径が上記範囲にあることで、親水化作用を
十分に発揮し、かつ組成物を適用した表面が粒子による
可視光の散乱により透明性を失ってしまうことを防止で
きる。特に、光触媒性親水性被膜に高度な透明性や平滑
性、耐久性が要求される場合、平均粒子径が10nm以
下の光触媒性金属酸化物を用いることが好ましい。ま
た、本発明の組成物に長期保存安定性が求められる場合
には、平均粒子系が10nm以上の光触媒性金属酸化物
微粒子を用いることが好ましい。
【0007】難分解性結着剤としては、加水分解性シラ
ン、アルキルシリケ−ト、ポリオルガノシロキサン、コ
ロイダルシリカ、シラノ−ル、ケイ酸リチウム、ケイ酸
カリウム、水ガラスなどのシリコン系結着剤、リン酸亜
鉛、リン酸アルミニウム、ヒドロキシアパタイト、リン
酸カルシウム等のリン酸塩、重リン酸塩、セメント、石
灰、セッコウ、長石、釉薬、プラスタ−、ほうろう用フ
リット、層状酸化物、粘土、ホウ酸塩、アルミノケイ酸
塩、ホウケイ酸塩、有機チタネ−ト、アルミナ、チタニ
ア、過酸化チタン、有機ジルコニウム化合物、塩化ジル
コニウム、硝酸ジルコニウム、塩化酸化ジルコニウム、
ジルコニア等の無機系結着剤、シリコーン樹脂、アクリ
ルシリコーン、フッ素系ポリマ−、フッ素系モノマ−等
の有機系結着剤などが使用できる。ここで加水分解性シ
ランとしては、メチルトリメトキシシラン、エチルトリ
メトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、エチルト
リエトキシシラン、メチルトリプロポキシシラン、エチ
ルトリプロポキシシラン、n−プロピルトリメトキシシ
ラン、n−プロピルトリエトキシシラン、n−プロピル
トリプロポキシシラン、イソプロピルトリメトキシシラ
ン、イソプロピルトリエトキシシラン、イソプロピルト
リプロポキシシラン、メチルトリブトキシシラン、エチ
ルトリブトキシシラン、n−プロピルブトキシシラン、
イソプロピルブトキシシラン、フェニルトリメトキシシ
ラン、フェニルトリエトキシシラン、フェニルトリプロ
ポキシシラン、フェニルトリブトキシシラン、γ−グリ
シドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロ
ピルトリプロポキシシラン、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルト
リエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリプ
ロポキシシラン、β−(3、4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシラン、β−(3、4−エポキ
シシクロヘキシル)エチルトリエトキシシラン、γ−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピル
トリエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメト
キシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラ
ン、トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、ビニル
トリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニ
ルトリプロポキシシラン、トリフルオロプロピルトリエ
トキシシラン、フェニルメチルジエトキシシラン、ジメ
チルジメトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、ジ
エチルジエトキシシラン、フェニルメチルジメトキシシ
ラン、ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジエト
キシシラン等の加水分解性オルガノシラン、テトラエト
キシシラン、テトライソプロポキシシラン、テトラn−
プロポキシシラン、テトラブトキシシラン、テトラメト
キシシラン、ジメトキシジエトキシシラン等のテトラア
ルコキシシランなどが使用できる。アルキルシリケ−ト
としては、メチルシリケ−ト、エチルシリケ−ト、プロ
ピルシリケ−ト、ブチルシリケ−トなどが使用できる。
ポリオルガノシロキサンとしては、上記加水分解性シラ
ン、アルキルシリケ−ト、それらの(部分)加水分解
物、加水分解・縮合物などが使用できる。セメントとし
ては、早強セメント、普通セメント、中庸熱セメント、
耐硫酸塩セメント、ホワイトセメント、油井セメント、
地熱井セメントなどのポルトランドセメント、フライア
ッシュセメント、高硫酸塩セメント、シリカセメント、
高炉セメントなどの混合セメント、アルミナセメントな
どを使用できる。プラスタ−としては、セッコウプラス
タ−、石灰プラスタ−、ドロマイトプラスタ−などを使
用できる。フッ素系ポリマ−としては、ポリフッ化ビニ
リデン、ポリフッ化ビニル、ポリ塩化三フッ化エチレ
ン、ポリ四フッ化エチレン、ポリ四フッ化エチレン−六
フッ化プロピレンコポリマ−、エチレン−ポリ四フッ化
エチレンコポリマ−、エチレン−塩化三フッ化エチレン
コポリマ−、四フッ化エチレン−パ−フルオロアルキル
ビニルエ−テルコポリマ−などの結晶性フッ素樹脂、パ
−フルオロシクロポリマ−、ビニルエ−テル−フルオロ
オレフィンコポリマ−、ビニルエステル−フルオロオレ
フィンコポリマ−などの非結晶性フッ素樹脂、各種のフ
ッ素ゴムなどを使用できる。
【0008】これらの難分解性結着剤と光触媒性金属酸
化物との割合は、光触媒性金属酸化物/難分解性結着剤
(重量比)で、90/10〜20/80であることが好
ましい。難分解性結着剤が10%未満では、基材および
光触媒性金属酸化物粒子同士の接着強度が弱くなり、指
触や振動で容易に脱落してしまう。一方、難分解性結着
剤が80%を超えると、光触媒性金属酸化物粒子表面を
覆う割合が多くなり、光触媒機能が小さくなってしま
い、実用性が乏しくなる。上記割合は使用目的に応じて
適宜調整される。ガラスのように、光触媒の光酸化作用
による劣化が起きにくい基材には、光触媒性金属酸化物
が90%であっても差し支えないが、塗装面や樹脂表面
に本発明の組成物を適用する場合には、光触媒性金属酸
化物を20〜50%にするか、後述するようにアンダー
コート層を設けて光酸化による基材表面の劣化を抑える
ことが好ましい。また、光触媒性親水性被膜に高度な膜
強度や平滑性が要求される場合にも、光触媒性金属酸化
物が20〜50%の範囲にあることが好ましい。
【0009】本発明の組成物に利用できる溶媒は、コー
ティング剤の金属酸化物粒子と難分解性結着剤とが分散
するものであれば特に制限されない。例えば、アルコー
ル類、エーテル類、アセトン、2−ブタノン、メチルプ
ロピルケトン、メチルブチルケトン、ジプロピルケトン
等のケトン類、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸イソプ
ロピル、酢酸ブチル、酢酸アミル、酪酸エチル等のエス
テル類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロホル
ム、ペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン等の脂肪族、
芳香族、脂環式の炭化水素、石油類等の一般的な有機溶
媒や水が挙げられ、これらを単独、もしくは混合して用
いることができる。特に水及び/又は水溶性溶媒が好ま
しい。
【0010】水溶性溶媒としては、メタノ−ル、エタノ
−ル、変性エタノール、n−プロパノ−ル、イソプロパ
ノ−ル、n−ブタノ−ル、イソブタノール、s−ブタノ
ール、t−ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、
ヘプタノール、オクタノール、1,3−ブタンジオー
ル、2,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレング
リコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロ
ピルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプ
ロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレン
グリコールモノイソプロピルエーテル、ジプロピレング
リコールモノブチルエーテル、エチレングリコールジプ
チルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールジイソプロピルエーテル、ト
リエチレングリコールジメチルエーテル、グリセリンモ
ノメチルエーテル、トリメチレングリコール、N−メチ
ルピロリドン、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピ
レングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノプロピルエーテル、3,5−ジメチル−1−ヘ
キシン−3−オール、ジアセトンアルコール等のアルコ
ール類やエーテル類、および、ケトン類などが挙げられ
る。水溶性溶媒は、沸点120℃以上の水溶性溶媒
(a)と、沸点120℃未満の水溶性溶媒(b)とを混
合してレベリング性を向上することができる。
【0011】本発明の組成物中の(a)の含有量は、2
0重量%以下のものが好ましい。20重量%を超える
と、均一な薄膜は得られるが、塗布後の乾燥に時間がか
り、液だれがおきやすいので好ましくない。
【0012】本発明による組成物における溶媒の量は、
上記した光触媒粒子および難分解性結着剤重量の合計量
の濃度(以下、「固形分濃度」ということがある)を組
成物中で0.01〜5重量%以下の範囲に置くものとさ
れる。固形分濃度が5重量%を超えると、組成物が適用
された表面が白濁した外観を有しまたは干渉縞を有して
しまうことがあり望ましくない。より好ましい上限値は
3重量%、さらに好ましい上限値は1重量%である。ま
た、固形分濃度が0.01重量%未満であると、十分な
親水性表面を効率良く形成することができなくなるおそ
れがある。より好ましい下限値は0.05重量%であ
り、最も好ましくは0.1重量%である。本発明による
組成物にあっては、固形分濃度が上記範囲にあるように
溶媒量が決定されてなる。
【0013】本発明の組成物に利用できる香料として
は、 炭化水素類;リモネン、α−ピネン、β−ピネン、ミル
セン、ターピノレン、オシメン、γ−ターピネン、α−
フェランドレン、p−サイメン、β−カリオフィレン、
β−ファルネセン等のテルペン系炭化水素、アルコール
類;3−メチル−1−ペンタノール、1−ヘプタノー
ル、2−ヘプタノール、3−ヘプタノール、1−オクタ
ノール、2−オクタノール、3−オクタノール、2−エ
チルヘキサノール、1−ノナノール、2−ノナノール、
イソノニルアルコール、1−デカノール、ウンデカノー
ル、ドデカノール、トランス−2−ヘキセノ−ル、シス
−3−ヘキセノール、1−オクテン−3−オ−ル、2,
6−ジメチル−2−ヘプタノール、9−デセノール、4
−メチル−3−デセン−オール、10−ウンデセノー
ル、トランス−2−シス−6−ノナジエノール、2,4
−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−メタノール、4
−イソプロピルシクロヘキサノール、4−イソプロピル
シクロヘキサンメタノール、1−(4−イソプロピルシ
クロヘキシル)−エタノール、2,2−ジメチル−3−
(3−メチルフェニル)−プロパノール、p−t−ブチ
ルシクロヘキサノール、o−t−ブチルシクロヘキサノ
ール、アンブリノール、1−(2−t−ブチルシクロヘ
キシルオキシ)−2−ブタノール、ペンタメチルシクロ
ヘキシルプロパノール、1−(2,2,6−トリメチル
シクロヘキシル)−3−ヘキサノール等の脂肪族アルコ
ール、リナロール、ゲラニオール、ネロール、シトロネ
ロール、ロジノール、ミルセノール、ラバンジュロー
ル、テトラヒドロゲラニオール、テトラヒドロリナロー
ル、ヒドロキシシトロネロール、ジヒドロミルセノー
ル、アロオシメノール、タ−ピネオ−ル、α−タ−ピネ
オール、、ターピネン−4−オール、l−メントール、
ボルネオール、イソプレゴール、ノポール、ファルネソ
ール、ネロリドール、ビサボロール、セドロール、パチ
ュリアルコール、ベチベロール等のテルペン系アルコー
ル、サンタロール、イソボルニルシクロヘキサノール、
サンダロア、バグダノール、サンダルマイソルコア、ブ
ラマノール、エバノール、ポリサントール、3,7−ジ
メチル−7−メトキシオクタン−2−オール等の合成サ
ンダル、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコー
ル、フェノキシエチルアルコール、スチラリルアルコー
ル、アニスアルコール、シンナミックアルコール、フェ
ニルプロピルアルコール、ジメチルベンジルカルビノー
ル、ジメチルフェニルエチルカルビノール、フェニルエ
チルメチルエチルカルビノール、3−メチル−5−フェ
ニルペンタノール、チモール、カルバクロール、オルシ
ノールモノメチルエーテル、オイゲノール、イソオイゲ
ノール、プロペニルグアエトール等の芳香族アルコー
ル、 エーテル類;ネロールオキサイド、ミロキサイド、1,
8−シネオール、ローズオキサイド、リメトール、メン
トフラン、リナロールオキサイド、ブチルジメチルジヒ
ドロピラン、アセトキシアミルテトラヒドロピラン、セ
ドリルメチルエーテル、メトキシシクロドデカン、1−
メチル−1−メトキシシクロドデカン、エトキシメチル
シクロドデシルエーテル、トリシクロデセニルメチルエ
ーテル、ルボフィックス、セドロキサイド、アンブロキ
サン、グリサルバ、ポワジリス、アニソール、ジメチル
ハイドロキノン、パラクレジルメチルエーテル、アセト
アニソール、アネトール、ジヒドロアネトール、エスト
ラゴール、ジフェニルオキサイド、メチルオイゲノー
ル、メチルイソオイゲノール、ベンジルイソオイゲノー
ル、フェニルエチルイソアミルエーテル、β−ナフチル
メチルエーテル、β−ナフチルエチルエーテル、β−ナ
フチルイソブチルエーテル等のエーテル、 アルデヒド類;炭素数6〜13の直鎖脂肪族アルデヒ
ド、トリメチルヘキシルアルデヒド、メチルオクチルア
セトアルデヒド、メチルノニルアセトアルデヒド、トラ
ンス−2−ヘキセナール、シス−4−ヘプテナール、
2,6−ノナジエナール、シス−4−デセナール、ウン
デシレンアルデヒド、トランス−2−ドデセナール、ト
リメチルウンデセナール、2,6,10−トリメチル−
5,9−ウンデカジエナール等の脂肪族アルデヒド、シ
トラール、シトロネラール、ヒドロキシシトロネラー
ル、ペリラアルデヒド等のテルペン系アルデヒド、メト
キシジヒドロシトロネラール、シトロネリルオキシアセ
トアルデヒド、2,4−ジメチル−3−シクロヘキセニ
ルカルボキシアセトアルデヒド、イソシクロシトラー
ル、センテナール、マイラックアルデヒド、リラール、
ベルンアルデヒド、デュピカール、マセアール、ボロナ
ール、セトナール等のアルデヒド類、ベンズアルデヒ
ド、フェニルアセトアルデヒド、フェニルプロピルアル
デヒド、シンナミックアルデヒド、α−シンナミックア
ルデヒド、α−ヘキシルシンナミックアルデヒド、ヒド
ラトロピックアルデヒド、アニスアルデヒド、p−メチ
ルフェニルアセトアルデヒド、クミンアルデヒド、シク
ラメンアルデヒド、3−(p−t−ブチルフェニル)−
プロピルアルデヒド、p−エチル−2,2−ジメチルヒ
ドロシンナムアルデヒド、2−メチル−3−(p−メト
キシフェニル)−プロピルアルデヒド、p−t−ブチル
−α−メチルヒドロシンナミックアルデヒド、サリチル
アルデヒド、ヘリオトロピン、ヘリオナール、バニリ
ン、エチルバニリン、メチルバニリン等の芳香族アルデ
ヒド、 アセタール類;オクチルアルデヒドグリコールアセター
ル、アセトアルデヒドエチルシス−3−ヘキセニルアセ
タール、シトラールジメチルアセタール、シトラールジ
エチルアセタール、アセトアルデヒドエチルリナリルア
セタール、ヒドロキシシトロネラールジメチルアセター
ル、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール、ヒ
ドラトロピックアルデヒドジメチルアセタール、アセト
アルデヒドエチルフェニルエチルアセタール、アセトア
ルデヒドフェニルエチルプロピルアセタール、フェニル
プロピルアルデヒドプロピレングリコールアセタール、
4,4,6−トリメチル−2−ベンジル−1,3−ジオ
キサン、2,4,6−トリメチル−2−フェニル−1,
3−ジオキサン、2−ブチル−4,4,6−トリメチル
−1,3−ジオキサン、テトラヒドロインデノ−m−ジ
オキシン、ジメチルテトラヒドロインデノ−m−ジオキ
シン、カラナールなどのアセタール、 ケトン類;アセトイン、ジアセチル、メチルアミルケト
ン、エチルアミルケトン、メチルヘキシルケトン、メチ
ルノニルケトン、メチルヘプテノン、コアボンの脂肪族
ケトン、カンファー、カルボン、メントン、d−プレゴ
ン、ピペリトン、フェンチョン、ゲラニルアセトン、セ
ドリルメチルケトン、ヌートカトン、イオノン、α−イ
オノン、β−イオノン、メチルイオノン、α−n−メチ
ルイオノン、β−n−メチルイオノン、α−イソメチル
イオノン、β−イソメチルイオノン、アリルイオノン、
イロン、α−イロン、β−イロン、γ−イロン、ダマス
コン、α−ダマスコン、β−ダマスコン、δ−ダマスコ
ン、ダマセノン、ダイナスコン、α−ダイナスコン、β
−ダイナスコン等のテルペン系ケトン、マルトール、エ
チルマルトール、2,5−ジメチル−4−ヒドロキシフ
ラノン、シュガーラクトン、p−t−ブチルシクロヘキ
サノン、アミルシクロペンタノン、ヘプチルシクロペン
タノン、ジヒドロジャスモン、シスージャスモン、フロ
レックス、プリカトン、4−シクロヘキシル−4−メチ
ル−2−ペンタノン、p−メンテン−6−イルプロパノ
ン、2,2,5−トリメチル−5−ペンチルシクロペン
タノン、エトキシビニルテトラメチルシクロヘキサノ
ン、ジヒドロペンタメチルインダノン、イソ・イ−・ス
−パ−、トリモフィクス等の環状ケトン、アセトフェノ
ン、p−メチルアセトフェノン、ベンジルアセトン、カ
ローン、ラズベリーケトン、アニシルアセトン、4−
(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)−2−ブタ
ノン、メチルナフチルケトン、4−フェニル−4−メチ
ル−2−ペンタノン、ベンゾフェノン等の芳香族ケト
ン、 エステル類;ギ酸エチル、ギ酸シス−3−ヘキセニル、
ギ酸リナリル、ギ酸シトロネリル、ギ酸ゲラニル、ギ酸
ベンジル、ギ酸フェニルエチル等のギ酸エステル、酢酸
エチル、酢酸ブチル、酢酸イソアミル、シクロペンチリ
デン酢酸メチル、酢酸ヘキシル、酢酸シス−3−ヘキセ
ニル、酢酸トランス−2−ヘキセニル、酢酸イソノニ
ル、酢酸シトロネリル、酢酸ラバンジュリル、酢酸ゲラ
ニル、酢酸リナリル、酢酸ミルセニル、酢酸ターピニ
ル、酢酸メンチル、酢酸メンタニル、酢酸ノピル、酢酸
n−ボルニル、酢酸イソボルニル、酢酸p−t−ブチル
シクロヘキシル、酢酸o−t−ブチルシクロヘキシル、
酢酸、トリシクロデセニル、酢酸2,4−ジメチル−3
−シクロヘキセン−1−メタニル、酢酸ベンジル、酢酸
フェニルエチル、酢酸スチラリル、酢酸シンナミル、酢
酸アニシル、酢酸パラクレジル、酢酸ヘリオトロピル、
アセチルオイゲノール、アセチルイソオイゲノール、酢
酸グアイル、酢酸セドリル、酢酸ベチベリル、酢酸デカ
ヒドロβナフチル等の酢酸エステル、プロピオン酸エチ
ル、プロピオン酸イソアミル、プロピオン酸シトロネリ
ル、プロピオン酸ゲラニル、プロピオン酸リナリル、プ
ロピオン酸タ−ピニル、プロピオン酸ベンジル、プロピ
オン酸シンナミル、シクロヘキシルプロピオン酸アリ
ル、プロピオン酸トリシクロデセニル等のプロピオン酸
エステル、酪酸エチル、2−メチル酪酸エチル、酪酸ブ
チル、酪酸イソアミル、酪酸ヘキシル、酪酸リナリル、
酪酸ゲラニル、酪酸シトロネリル、酪酸ベンジル、イソ
酪酸シス−3−ヘキセニル、イソ酪酸シトロネリル、イ
ソ酪酸ゲラニル、イソ酪酸リナリル、イソ酪酸ベンジ
ル、イソ酪酸フェニルエチル、イソ酪酸フェノキシエチ
ル、イソ酪酸トリシクロデセニル等の酪酸エステル、イ
ソ吉草酸エチル、吉草酸プロピル、イソ吉草酸シトロネ
リル、イソ吉草酸ゲラニル、イソ吉草酸ベンジル、イソ
吉草酸シンナミル、イソ吉草酸フェニルエチル等の吉草
酸エステル、カプロン酸エチル、カプロン酸アリル、エ
ナント酸エチル、エナント酸アリル、カプリン酸エチ
ル、チグリン酸シトロネリル、オクチンカルボン酸メチ
ル、2−ペンチロキシグリコール酸アリル、シス−3−
ヘキセニルメチルカ−ボネ−ト等の脂肪族エステル、ピ
ルビン酸エチル、ピルビン酸イソアミル、アセト酢酸エ
チル、レブリン酸エチル等のケト酸エステル、安息香酸
メチル、安息香酸エチル、安息香酸イソブチル、安息香
酸イソアミル、安息香酸ゲラニル、安息香酸リナリル、
安息香酸ベンジル、安息香酸フェニルエチル、ジヒドロ
キシジメチル安息香酸メチル等の安息香酸エステル、フ
ェニル酢酸メチル、フェニル酢酸エチル、フェニル酢酸
イソブチル、フェニル酢酸ゲラニル、フェニル酢酸ベン
ジル、フェニル酢酸フェニルエチル、フェニル酢酸p−
クレジル等のフェニル酢酸エステル、桂皮酸メチル、桂
皮酸エチル、桂皮酸ベンジル、桂皮酸シンナミル、桂皮
酸フェニルエチル等の桂皮酸エステル、サリチル酸メチ
ル、サリチル酸エチル、サリチル酸イソブチル、サリチ
ル酸イソアミル、サリチル酸ヘキシル、サリチル酸シス
−3−ヘキセニル、サリチル酸ベンジル、サリチル酸フ
ェニルエチル等のサリチル酸エステル、アニス酸メチ
ル、アニス酸エチル等のアニス酸エステル、アンスラニ
ル酸メチルアンスラニル酸エチル、メチルアンスラニル
酸メチル等のアンスラニル酸エステル、ジャスモン酸メ
チル、ジヒドロジャスモン酸メチル、メチルフェニルグ
リシド酸エチル、フェニルグリシド酸エチル、グリコメ
ル、フラクトン、フレイストン、フルテート、ジベスコ
ン、エチル2−メチル−6−ペンチル−4−オキサ−2
−シクロヘキセンカーボネート等のエステル、 酸類;ゲラニル酸、シトロネリル酸、安息香酸、フェニ
ル酢酸、フェニルプロピオン酸、桂皮酸、2−メチル−
2−ペンテノ酸等のカルボン酸、 ラクトン類;γ−オクタラクトン、γ−ノナラクトン、
γ−デカラクトン、γ−ウンデカラクトン、δ−デカラ
クトン、クマリン、ジヒドロクマリン、ジャスモラクト
ン、ジャスミンラクトン等のラクトン、 合成ムスク;ムスコン、シベトン、シクロペンタデカノ
ン、シクロヘキサデセノン、シクロペンタデカリド、1
2−ケトシクロペンタデカリド、シクロヘキサデカリ
ド、シクロヘキサデセノリド、12−オキサ−16−ヘ
キサデカノリド、11−オキサ−16−ヘキサデカノリ
ド、10−オキサ−16−ヘキサデカノリド、エチレン
ブラシレ−ト、エチレンドデカンジオエート等の大環状
ムスク、ムスクケトン、ムスキシロール、ムスクアンブ
レット、ムスクチベテン、ムスクモスケン等のニトロム
スク、6−アセチルヘキサメチルインダン、4−アセチ
ルジメチル−t−ブチルインダン、5−アセチルテトラ
メチルイソプロピルインダン等のインダン系ムスク、6
−アセチルヘキサテトラリン、ヘキサメチルヘキサヒド
ロシクロペンタベンゾピラン等のテトラリン系ムスク、 その他;アセチルピロール、インドール、スカトール、
インドレン、2−アセチルピリジン、マリマティマ、6
−メチルキノリン、6−イソプロピルキノリン、イソブ
チルキノリン、2−アセチルピラジン、2,3−ジメチ
ルピラジン、2−イソプロピル−3−メトキシピラジ
ン、2−イソブチル−3−メトキシピラジン、2−セカ
ンダリーブチル−3−メトキシピラジン、トリメチルピ
ラジン、ゲラニルニトリル、シトロネリルニトリル、5
−フェニル−3−メチル−2−ペンテンニトリル、3,
7−ジメチル−2,6−ノナジエンニトリル、シナモン
ニトリル、クミンニトリル、ドデカンニトリル、トリデ
セン−2−ニトリル5−メチル−3−ヘプタノンオキシ
ム、ジメチルスルフィド、2−メチル−4−プロピル−
1,3−オキサチアン、イソチオシアン酸アリル、p−
メンタン−8−チオール−3−オン、p−メンテン−8
−チオール、β−メチルチオプロピオン酸メチル等の香
気成分を、天然物から単離(単離香料)したり、化学的
に合成(合成香料)して使用する「単品香料」、ローズ
マリー、レモン、ライム、ライムスカッシュ、ラベンダ
ー、メリッサ、マンダリン、ミント等、植物から採取し
たり、ムスク等の動物より採取した成分を使用する「天
然香料」、上記の複数の成分や、保留剤、酸化防止剤等
を調合して選られる「調合香料」が適宜使用できる。保留
剤としては、安息香酸ベンジル、フタル酸ジメチル、フ
タル酸ジエチル等が使用できる。また、酸化防止剤とし
ては、ジブチルヒドロキシトルエン等が使用できる。
尚、本件発明に適用可能な香料は上記の香料に限定され
るものではなく、例えば、中島基貴編著「香料と調香の
基礎知識」(1995年6月21日初版、産業図書株式
会社発行)のP.121〜271に記載されている合成
香料、P.273〜329に記載されている天然香料、
および、P.330〜326に記載されている調合ベー
スを使用した香料を使用することもできる。
【0014】例えば、難分解性結着剤としてシリコン系
結着剤、特に、加水分解性シラン、アルキルシリケ−
ト、ポリオルガノシロキサンを含有する場合、残存する
未反応の加水分解性基(アルコキシ基)によって、塗膜
の水との接触角が高くなることがある。ところが、上記
香料を組成物に添加することによって、塗膜の接触角を
低下できることが判明した。さらに、上記香料のうち、
アルコール類、ケトン類の少なくとも1種を含有させる
ことにより、光触媒性親水化作用が向上することが判明
した。光触媒性親水化作用を向上させる効果が特に高い
香料としては、脂肪族アルコール、テルペン系アルコー
ル、テルペン系ケトンが挙げられる。
【0015】本発明における香料の含有量は、組成物に
対して10重量%以下が好ましい。香料が10重量%を
超えると、香気が強すぎたり、本発明の組成物を塗布後
の乾燥時間が長くなったりするため、好ましくない。よ
り好ましい香料の濃度は、0.0001〜5重量%、さ
らに好ましくは0.001〜2重量%、特に好ましくは
0.01〜1重量%、である。
【0016】本発明の組成物は、界面活性剤をさらに含
むことができる。界面活性剤としては、多価アルコール
型非イオン界面活性剤(グリセロールの脂肪酸モノエス
テル、ソルビタンエステル、砂糖の脂肪酸エステルな
ど)、ポリエチレングリコール型非イオン界面活性剤
(高級アルコールのポリオキシアルキレンオキサイド付
加物、アルキルフェノールのポリオキシアルキレンオキ
サイド付加物、脂肪酸のポリオキシアルキレンオキサイ
ド付加物、高級脂肪族アミンのポリオキシアルキレンオ
キサイド付加物、プルロニック型非イオン界面活性剤、
多価アルコール型非イオン界面活性剤のポリオキシアル
キレンオキサイド付加物、ポリエーテル変性オルガノシ
ロキサンなど)、脂肪酸アルカノールアミドなどの非イ
オン性界面活性剤、パーフルオロアルキルスルホン酸
塩、パーフルオロアルキルカルボン酸塩、パーフルオロ
アルキルエチレンオキサイド付加物、パーフルオロアル
キルトリメチルアンモニウム塩、パーフルオロアルキル
アミノスルホン酸塩、パーフルオロアルキル基含有オリ
ゴマー(例えば、「メガファック」大日本インキ化学工
業(株)製など)、パーフルオロアルケニルオキシベン
ゼンスルホン酸塩、パーフルオロアルケニルオキシベン
ゼンスルホニルサルコシンナトリウム、パーフルオロア
ルケニルポリオキシエチレンエーテル、パーフルオロア
ルケニルオキシベンゼンスルホンアルキルアンモニウム
ヨージド、パーフルオロアルケニルオキシベンズアミド
アルキルアンモニウムヨージド、パーフルオロアルケニ
ルオキシアラルキルベタイン、パーフルオロアルケニル
オキシアラルキルホスホン酸、ジグリセリンテトラキス
(パーフルオロアルケニルポリオキシエチレンエーテ
ル)(例えば、「フタージェント」(株)ネオス製な
ど)などのフッ素系界面活性剤、脂肪酸塩(脂肪酸石け
んなど)、硫酸エステル塩(α−オレフィン硫酸エステ
ル塩、高級アルコール硫酸エステル塩、脂肪酸エステル
の硫酸エステル塩、硫酸化油、高級アルコールAOAの
硫酸エステル塩、アルキルフェノールAOAの硫酸エス
テル塩など)、スルホン酸塩(α−オレフィンスルホン
酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、α−スルホン化脂肪酸
エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、イゲポン
A型、エアロゾルOT型、ポリスチレンスルホン酸塩な
ど)、リン酸エステル塩(高級アルコールのリン酸エス
テル塩、高級アルコールAOAのリン酸エステル塩な
ど)などのアニオン性界面活性剤、アミン塩型カチオン
界面活性剤(高級脂肪族アミンの塩酸塩など)、第4級
アンモニウム塩型界面活性剤(アルキルジメチルベンジ
ルアンモニウム塩など)などのカチオン性界面活性剤、
アミノ酸型両性界面活性剤(ラウリルアミノプロピオン
酸ナトリウムなど)、ベタイン型両性界面活性剤(ラウ
リルジメチルベタインなど)、硫酸エステル塩型両性界
面活性剤、スルホン酸塩型両性界面活性剤、リン酸エス
テル塩型両性界面活性剤などの両性界面活性剤、が挙げ
られる。
【0017】本発明の好ましい態様によれば、界面活性
剤は非イオン性界面活性剤、またはフッ素系界面活性剤
を、単独で使用するか、あるいは複数を併用することが
できる。
【0018】特にフッ素系界面活性剤は、コーティング
時の液のレベリング性向上に優れた効果を発揮するだけ
でなく、さらには、他の界面活性剤よりも光触媒の光励
起による親水化発現が阻害され難いことから、好適に利
用できる。
【0019】本発明における界面活性剤の含有量は、組
成物に対して0.0005〜2重量%程度が好ましい。
界面活性剤濃度が0.0005重量%未満では、十分な
レベリング性が得られないので好ましくない。また、界
面活性剤が2重量%を超えると、塗布・乾燥後の表面に
べたつきが生じるばかりではなく、光触媒性親水性被膜
形成後、被膜の耐久性の低下や、親水性が発現するまで
の時間が長くなり、好ましくない。より好ましい界面活
性剤の濃度は、0.001〜2重量%、さらに好ましく
は0.01〜2重量%、特に好ましくは0.05〜1.
0重量%である。
【0020】本発明による組成物は酸を含むことができ
る。この酸の添加によって、本発明による組成物が適用
された表面の極性が増加し、親水性がより良好になる。
本発明による組成物に添加が可能な酸の例としては、硝
酸、硫酸、塩酸、ほう酸、プロピオン酸、酢酸、マレイ
ン酸、アジピン酸、フマル酸、フタル酸、吉草酸、クエ
ン酸、乳酸、酪酸、リンゴ酸、ピクリン酸、ギ酸、炭
酸、フェノ−ル等が挙げられる。
【0021】難分解性結着剤がシリコン系化合物の場
合、本発明による組成物はシランの加水分解触媒を含む
ことができる。この触媒の存在によって、後記する本発
明による組成物の適用方法において、シラン化合物の加
水分解が促進される。好ましい触媒の例としては、pH
2〜5の上記の酸が挙げられる。
【0022】難分解性結着剤がシリコン系化合物の場
合、本発明による組成物は、重合硬化触媒を含んでなる
ことができる。好ましい重合硬化触媒の例としては、ア
ルミニウムキレ−ト、アルミニウムアセチルアセトナ−
ト、過塩素酸アルミニウム、塩化アルミニウム、アルミ
ニウムイソブトキシド、アルミニウムイソプロポキシド
のようなアルミニウム化合物;テトライソプロピルチタ
ネ−ト、テトラブチルチタネ−ト、ジイソプロポキシビ
ス(エチルアセトアセテート)チタニウム、ジイソプロ
ポキシビス(アセチルアセテート)チタニウムのような
チタン化合物;硝酸ジルコニウム、塩化ジルコニウム、
オキシ塩化ジルコニウム、テトラーn―ブトキシジルコ
ニウム、トリーn−ブトキシーエチルアセトアセテート
ジルコニウム、ジーn−ブトキシービス(エチルアセト
アセテート)ジルコニウム、n−ブトキシートリス(エ
チルアセトアセテート)ジルコニウム、テトラキス(エ
チルアセトアセテート)ジルコニウムのようなジルコニ
ウム化合物;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、ナトリウムメチラ−ト、酢酸ナトリウム、
ギ酸ナトリウム、酢酸カリウム、ギ酸カリウム、プロピ
オン酸カリウム、テトラメチルアンモニウムクロライ
ド、テトラメチルアンモニウムヒドロキシドのような塩
基性化合物類;n−ヘキシルアミン、トリブチルアミ
ン、ジアザビクロウンデセン、エチレンジアミン、ヘキ
サンジアミン、ジエチレントリアミン、テトラエチレン
ペンタミン、トリエチレンテトラミン、エタノ−ルアミ
ン類、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−ア
ミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−(2−アミ
ノエチル)−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−
(2−アミノエチル)−アミノプロピルメチルジメトキ
シシランのようなアミン化合物;錫アセチルアセトナ−
ト、ジブチル錫オクチレ−トのような錫化合物;コバル
トオクチレ−ト、コバルトアセチルアセトナ−ト、鉄ア
セチルアセトナ−トのような含金属化合物類;リン酸、
硝酸、フタル酸、p−トルエンスルホン酸、トリクロル
酢酸のような酸性化合物類などが挙げられる。
【0023】本発明による組成物は、ブリキ容器や樹脂
ライニング金属等からなる容器に保管する場合、さらに
金属部材上に適用される場合には、弱酸性、中性又は塩
基性であるのが好ましい。とりわけ上記のように酸が添
加された場合には、pH調整剤の添加が好ましい。
【0024】難分解性結着剤がシリコン系化合物や、有
機チタネート、有機ジルコニウム化合物などの場合、キ
レート剤として、アセチルアセトン等のβ−ジケトン
類、1,3−ブタンジオール等のジオール類の添加は、
保存安定性を向上するために有効である。
【0025】本発明による組成物は、噴射剤とともに、
ブリキ容器、ライニング金属容器、あるいは樹脂容器に
封入してエアゾールスプレーとすることができる。本発
明に利用できる噴射剤としては、LPG、ジメチルエー
テル、窒素ガス、空気、炭酸ガス、等が挙げられる。こ
れらの噴射剤は、単独、あるいは複数を併用することが
できる。また、噴射剤はコーティング組成物に混合して
も良いし、二重容器に本発明の組成物と噴射剤とを隔離
して封入しても良い。
【0026】本発明による組成物は、難分解性結着剤以
外に無機酸化物を添加できる。無機酸化物としてはセリ
ア、ジルコニア、アルミナ、無定型酸化チタン、酸化
錫、マグネシア、カルシア、イットリア、酸化マンガ
ン、クロミア、酸化バナジウム、酸化銅、酸化コバル
ト、酸化ニッケル、酸化ルテニウム、ハフニア、酸化ス
トロンチウム、酸化銀の群から選ばれる1種以上等が挙
げられる。これら無機酸化物は充填剤として被膜の強度
を向上させる。さらに、このうちジルコニアを添加する
と耐水性が向上する。またアルミナ、セリア、イットリ
アを添加すると暗所親水維持性が向上する。また酸化ル
テニウム、酸化銅を添加すると酸化還元力が向上する。
また、酸化銀、酸化銅を添加すると抗菌性が向上する。
【0027】本発明による組成物は、光触媒性金属酸化
物粒子や前記無機酸化物を基材表面に固着させるための
有機系結着剤を添加することができる。有機系結着剤と
しては、水溶性ポリマー、カルボキシメチルセルロー
ス、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシ
エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、キ
サンタンガム、グアーガム、寒天、デキストリン、デン
プン、ペクチン、アルギン酸ナトリウム、アラビアゴ
ム、ゼラチン、リグニンスルフォン酸塩、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、カルボキシビ
ニルポリマー、アクリル酸エステル系重合体、ポリアク
リル酸塩、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアセテート、ポ
リビニルアセテート鹸化物、ブチラール樹脂、アクリル
酸エステル系重合体、イソブチルマレイン酸共重合物、
アクリル酸/メタクリル酸共重合体、アクリル酸/マレ
イン酸共重合体、メチルビニルエーテル/無水マレイン
酸共重合体、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、等が使用で
きる。
【0028】本発明による組成物は、銀、銅、パラジウ
ム、白金、ロジウム、プラチウム、ルテニウム、金、亜
鉛、コバルト、鉄、ニッケル、ナトリウム、リチウム、
ストロンチウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム
又はそれら金属の化合物の群から選ばれる1種以上が添
加してもよい。銀、銅、亜鉛又はそれら金属の化合物の
群から選ばれる1種以上を添加することで、抗菌性を付
与することができる。パラジウム、白金、ロジウム、プ
ラチウム、ルテニウム、金、コバルト、鉄、ニッケル又
はそれら金属の化合物の群から選ばれる1種以上を添加
することで、光半導体の光励起による酸化還元触媒性能
を向上させることができる。ナトリウム、リチウム、ス
トロンチウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム又
はそれら金属の化合物の群から選ばれる1種以上を添加
することで、光半導体の光励起に応じた親水化性能を向
上させることができる。
【0029】本発明による組成物は、層状酸化物、アパ
タイト、ゼオライト、活性炭、金属酸化物ゲル、金属水
酸化物ゲル、ヒドロキシアパタイト、リン酸金属塩の群
から選ばれる1種以上を添加してもよい。そうすること
で、メチルメルカプタン、アンモニア、アルデヒド類等
の悪臭やエチレン等の青果の鮮度喪失物質やNOx、S
Ox等の有害気体等の分解反応において、本発明の部材
表面への吸着性が増加し、光半導体の酸化還元触媒機能
による上記物質の分解が一層促進される。
【0030】本発明による組成物は、屈折率2以下であ
る物質を含むことができる。屈折率2以下の物質の添加
によって、適用された表面において可視光の反射を有効
に防止できるとの利点が得られる。本発明による組成物
に添加が可能な屈折率2以下の物質としては、シリカ
(屈折率1.5)、酸化錫(同1.9)、炭酸カルシウ
ム(同1.6)、水酸化カルシウム(同1.6)、炭酸
マグネシウム(同1.5)、炭酸ストロンチウム(同
1.5)、ドロマイト(同1.7)、フッ化カルシウム
(同1.4)、フッ化マグネシウム(同1.4)、アル
ミナ(同1.6)、ケイ砂(同1.6)、ゼオライト
(同1.5)、モンモリロナイト(同1.5)、カオリ
ン(同1.6)、セリサイト(同1.6)、酸化第二鉄
(同1.8)、酸化イットリウム(同1.9)などが挙
げられる。
【0031】本発明による組成物は、さらに必要に応じ
て、顔料、染料、可塑剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、
光安定剤などを添加することが可能である。
【0032】本発明による組成物の基材表面への適用方
法は適宜選択されてよいが、例えばスプレーコーティン
グ法、ディップコーティング法、フローコーティング
法、スピンコーティング法、ロールコーティング法、刷
毛塗り、スポンジ塗りなどの方法が好適に利用できる。
【0033】本発明のコーティング組成物の製品形態と
しては、ユーザーが簡便に利用すべく、エアゾールスプ
レー、ハンドスプレーや、塗布用の不織布やスポンジが
ボトルと一体となり、ボトルから前述の不織布などを通
じて液が浸出する容器形態、などが挙げられる。また、
不織布、スポンジ、布帛、紙などに本組成物を含浸させ
たものを、樹脂やラミネートフィルムにて形成したパッ
クに封入して製品とすることもできる。
【0034】本発明による組成物は、その表面を親水性
又は防曇性としたい基材の表面に適用され、その後乾燥
または硬化されて薄膜とされる。乾燥または硬化は、加
熱、室温放置、紫外線照射等によって実施することがで
きる。
【0035】良好な光触媒性親水性被膜の形成のために
は、本発明による組成物が適用される基材表面は清浄で
あることが好ましい。特に乗物筐体や建築物の窓ガラス
や外壁等、既設の基材の場合、予め洗浄剤の使用など、
公知の方法にて洗浄することが望ましい。
【0036】本発明による組成物を適用する前に、基材
表面にアンダーコート層を設けることができる。アンダ
ーコート層を設けることにより、本発明による組成物に
対する濡れ性を改善し、基材表面に均一に適用すること
ができ、その結果、良好な光触媒性親水性被膜を形成す
ることができる。また、アンダーコート層は基材と光触
媒性親水性被膜とを強固に密着させる効果を有する。さ
らに、光触媒性親水性被膜に含まれる光触媒は、光励起
によって酸化作用を奏することがあり、この酸化作用は
場合によって基材表面を侵してしまうことがある。例え
ば、塗装面や樹脂が基材である場合、光触媒の酸化作用
によって表面の劣化を引き起こしてしまう恐れがある。
アンダーコート層は、光触媒性親水性被膜と基材との間
にあって、光触媒の酸化作用によって部材表面が侵され
てしまうのを防止する。アンダーコート層は、前記難分
解性結着剤および/または無機酸化物微粒子を少なくと
も含んでなるものが好適に利用できる。なお、基材が塗
装面や樹脂であっても、アンダーコート層は必須ではな
い。前述したように、本発明の組成物中において、固形
分中の光触媒性金属酸化物含有率を20〜50%にする
ことで、光酸化作用を抑制することが可能である。
【0037】本発明のコーティング組成物を被覆使用で
きる基材としては、防曇用途においては、ガラス、透明
プラスチック、レンズ、プリズム、鏡等の透明性の基材
である。より具体的には、浴室用又は洗面所用鏡、車両
用バックミラ−、歯科用歯鏡、道路鏡のような鏡;眼鏡
レンズ、光学レンズ、写真機レンズ、内視鏡レンズ、照
明用レンズ、半導体製造用レンズのようなレンズ;プリ
ズム;建物や監視塔の窓ガラス;自動車、鉄道車両、航
空機、船舶、潜水艇、雪上車、ロ−プウエイのゴンド
ラ、遊園地のゴンドラ、宇宙船のような乗り物の窓ガラ
ス;自動車、鉄道車両、航空機、船舶、潜水艇、雪上
車、スノ−モ−ビル、オ−トバイ、ロ−プウエイのゴン
ドラ、遊園地のゴンドラのような乗り物の風防ガラス;
防護用又はスポ−ツ用ゴ−グル又はマスク(潜水用マス
クを含む)のシ−ルド;ヘルメットのシ−ルド;冷凍食
品陳列ケ−スのガラス;計測機器のカバ−ガラス、及び
それら物品に貼着可能なフィルム、ワッペン等である。
【0038】本発明のコーティング組成物を被覆使用で
きる基材としては、降雨による自己浄化が期待できる屋
外用途においては、例えば、金属、セラミックス、ガラ
ス、プラスチック、木、石、セメント、コンクリ−ト、
繊維、布帛、紙、それらの組合せ、それらの積層体、そ
れらの塗装体等である。より具体的には、外壁や屋根の
ような建物外装;窓枠;自動車、鉄道車両、航空機、船
舶、自転車、オ−トバイのような乗物の外装及び塗装;
窓ガラス;看板、交通標識、防音壁、ビニ−ルハウス、
碍子、乗物用カバ−、テント材、反射板、雨戸、網戸、
太陽電池用カバ−、太陽熱温水器等の集熱器用カバ−、
街灯、舗道、屋外照明、人工滝・人工噴水用石材・タイ
ル、橋、温室、外壁材、壁間や硝子間のシ−ラ−、ガ−
ドレ−ル、ベランダ、自動販売機、エアコン室外機、屋
外ベンチ、各種表示装置、シャッタ−、料金所、料金ボ
ックス、屋根樋、車両用ランプ保護カバ−、防塵カバ−
及び塗装、機械装置や物品の塗装、広告塔の外装及び塗
装、構造部材、及びそれら物品に貼着可能なフィルム、
ワッペン等である。
【0039】本発明のコーティング組成物を被覆使用で
きる基材としては、水洗による清浄化が期待できる用途
においては、例えば、金属、セラミックス、ガラス、プ
ラスチック、木、石、セメント、コンクリ−ト、繊維、
布帛、紙、それらの組合せ、それらの積層体、それらの
塗装体等である。より具体的には、上記屋外用途部材が
含まれることは勿論、その他に、建物の内装材、窓ガラ
ス、住宅設備、便器、浴槽、洗面台、照明器具、台所用
品、食器、食器乾燥器、流し、調理レンジ、キッチンフ
−ド、換気扇、窓レ−ル、窓枠、トンネル内壁、トンネ
ル内照明、及びそれら物品に貼着可能なフィルム、ワッ
ペン等である。
【0040】本発明のコーティング組成物を被覆使用で
きる基材としては、乾燥促進が期待できる用途において
は、例えば、窓サッシ、熱交換器用放熱フィン、舗道、
浴室用洗面所用鏡、ビニ−ルハウス天井、洗面化粧台、
自動車ボディ及びそれら物品に貼着可能なフィルム、ワ
ッペン等である。
【0041】本発明のコーティング組成物を被覆使用す
る用途は上記以外にも着雪防止、気泡付着防止等広範囲
に存在する。着雪防止性は特に表面粗さ1μm以下の表
面層を設けると顕著に優れた特性が得られ、例えば、雪
国用屋根材、アンテナ、送電線及びそれら物品に貼着可
能なフィルム、ワッペン等を含む基材に適用可能であ
る。
【0042】部材表面に塗膜により形成される表面層の
膜厚は、0.4μm以下にするのが好ましい。そうすれ
ば、光の乱反射による白濁を防止することができ、表面
層は実質的に透明となる。さらに表面層の膜厚を、0.
2μm以下にすると一層好ましい。そうすれば、光の干
渉による表面層の発色を防止することができる。また表
面層が薄ければ薄いほどその透明度は向上する。更に、
膜厚を薄くすれば、表面層の耐摩耗性が向上する。
【0043】光半導体の光励起は、光半導体結晶の伝導
電子帯と価電子帯との間のエネルギ−ギャップよりも大
きなエネルギ−(すなわち短い波長)を有する光を光半
導体に照射して行う。より具体的には、光半導体がアナ
タース型酸化チタンの場合には波長387nm以下、ル
チル酸化チタンの場合には波長413nm以下、酸化錫
の場合には波長344nm以下、酸化亜鉛の場合には波
長387nm以下の光を含有する光線を照射する。上記
光半導体の場合は、紫外線光源により光励起されるの
で、光源としては、蛍光灯、白熱電灯、メタルハライド
ランプ、水銀ランプのような室内照明、太陽光や、それ
らの光源を低損失のファイバ−で誘導した光源等を利用
できる。複合材表面の親水化に必要な、光半導体を光励
起するために必要な光の照度は、0.0001mW/c
2以上、好ましくは0.001mW/cm2以上、より
好ましくは0.01mW/cm2以上である。
【0044】
【実施例】(実施例1〜6)エアゾールスプレー組成物
を以下のように作製した。光触媒コーティング剤、ST
−K03(石原産業社製)1重量部を1−プロパノール
98.7重量部で希釈したものに、調合香料(高砂香料
工業社製)を0.3重量部添加した。この調合液を噴射
剤(ジメチルエーテル)とともにスプレー缶に充填し、
エアゾールスプレー組成物とした。調合液と噴射剤の配
合は調合液:噴射剤=50:50(重量)であった。な
お、使用した香料の種類については、下の表1に示す。
【0045】(比較例1)比較例として、以下のような
エアゾールスプレー組成物を作製した。光触媒コーティ
ング剤、ST−K03(石原産業社製)1重量部を1−
プロパノール99重量部で希釈した。この調合液を噴射
剤(ジメチルエーテル)とともにスプレー缶に充填し、
エアゾールスプレー組成物とした。調合液と噴射剤の配
合は調合液:噴射剤=50:50(重量)であった。
【0046】(評価1)エアゾールを30秒間吹き付
け、被験者に風下でにおいをかいでもらった。被験者;
n=13(男性10人、女性3人) ついで、香りの好みを5段階で評価しでもらった。結果
を表1に示す。
【0047】
【表1】
【0048】引き続き、香りの刺激性について、強度を
被験者に5段階で評価してもらった。結果を表2に示
す。
【0049】
【表2】
【0050】表1および、表2に示すように、香料を添
加することによって、有機溶剤による不快臭や刺激臭を
低減できることが確認された。
【0051】(実施例7〜12)スプレー組成物を以下
のように作製した。光触媒コーティング剤、ST−K0
3(石原産業社製)4重量部を1−プロパノール85.
7重量部およびプロピレングリコールモノメチルエーテ
ル(PGM)10重量部で希釈したものに、香料(高砂
香料工業社製)を0.3重量部添加し、スプレー組成物
とした。なお、使用した香料の種類は、実施例1〜6と
同様である。
【0052】(比較例2)光触媒コーティング剤、ST
−K03(石原産業社製)4重量部を1−プロパノール
86重量部およびPGM10重量部で希釈し、スプレー
組成物とした。
【0053】(評価2)香料を添加することによって、
親水性が阻害されるか否かを調べた。あらかじめ洗浄し
たフロート板ガラスに、スプレー組成物を塗布量25g
/m 2となるようにスプレーした。室温で約1時間乾燥
後、水との接触角を測定した。その後、BLBライトを
照射し、接触角の経時変化を測定した。接触角の測定に
は、接触角計、CA−X150型(共和界面科学社製)
を使用した。BLBライトの紫外線強度は1.0mW/
cm2(波長360nm)であった。結果を表3に示
す。
【0054】
【表3】
【0055】表3に示すように、香料を添加しても親水
特性を損なわないことが確認された。また、香料を添加
した実施例7〜12は、香料無添加の比較例2に比べ、
初期および2時間経過後の水との接触角が低く、香料を
添加したもののほうが早期に親水化していることが確認
された。
【0056】(実施例13〜29)光触媒コーティング
剤、ST−K03(石原産業社製)4重量部を、混合溶
媒(1−プロパノール90重量部およびPGM10重量
部)96重量部で希釈したものに、表4に示す各種単品
香料を0.1重量部添加し、コーティング組成物とし
た。実施例29については、保留剤として利用される安
息香酸ベンジルとβ-シトロネロールとの混合物を0.
1重量部添加した。
【0057】
【表4】
【0058】(比較例3)光触媒コーティング剤、ST
−K03(石原産業社製)4重量部を混合溶媒(1−プ
ロパノール90重量部およびPGM10重量部)96重
量部で希釈し、コーティング組成物とした。
【0059】(評価3)各種コーティング組成物の塗膜
について、親水特性を評価した。比較例3、実施例13
〜29のコーティング組成物をそれぞれ洗浄済スライド
グラスにフローコートにて製膜し、試料#3−1、#1
3−1、#14−1〜#29−1を作製した。試料を室
温で1時間乾燥後、水との接触角を測定した。その後、
BLBライトを照射し、接触角の経時変化を測定した。
BLBライトの紫外線強度は1.0mW/cm2(波長
360nm)であった。塗膜の接触角経時変化を図1〜
5に示す。試料#13−1(2−エチルヘキサノー
ル)、#14−1(ゲラニオール)、#15−1(β−
シトロネロール)#24−1((+)−カンファー)の
接触角は、紫外線照射前だけでなく、照射中も比較試料
#3−1よりも低く、これらの香料は親水化作用を向上
する効果を有することが判明した。試料#16−1〜#
23−1、#25−1〜#29−1は、紫外線照射前の
接触角が比較試料#3−1よりも低かったが、紫外線を
照射すると#3−1と同等の接触角を示した。表4に掲
げた香料は、光触媒性親水化作用を妨げないことが判明
した。また、保留剤の添加も可能であることが判明し
た。
【0060】(評価4)比較例3、実施例13、15、
21、28を、洗浄済スライドグラスにフローコートに
て製膜し、室温で1時間乾燥した。製膜したスライドグ
ラスをアセトンに1時間浸漬した後、清浄なアセトンで
洗浄し、室温乾燥させて試料#3−2、#13−2、#
15−2、#21−2、#28−2を得た。各試料につ
いて、水との接触角を測定した後、BLBライトを照射
し、接触角の経時変化を測定した。BLBライトの紫外
線強度は1.0mW/cm2(波長360nm)であっ
た。塗膜の接触角経時変化を図6に示す。
【0061】試料#21−2(酢酸ブチル)、#28−
2(リモネン)の接触角は、比較試料#3−2と同様に
推移した。アセトンにて塗膜を洗浄をしたことによっ
て、香料が除去されたことが推察された。試料#13−
2(2−エチルヘキサノール)、#15−2(β−シト
ロネロール)は、アセトン洗浄をしたにもかかわらず、
比較試料#3−2よりも優れた親水特性を示した。
【0062】脂肪族アルコール類、テルペン系アルコー
ル類、テルペン系ケトン類に属する香料を上記の光触媒
性コーティング組成物に添加することによって、光触媒
性親水化作用を向上する効果が得られることが判明し
た。機構については現在のところ不明であるが、塗膜を
アセトン洗浄しても優れた親水特性は保持されたことか
ら、これらの香料が塗膜の構造に影響を及ぼす可能性が
示唆された。
【0063】
【発明の効果】本発明によれば、光触媒作用及びそれに
基づく効果を損うことなく、かかる異臭を有効にマスク
しうる光触媒性コーティング組成物を提供可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 試料#3−1、#13−1〜#17−1の表
面の、水との接触角経時変化を調べたグラフである。
【図2】 試料#3−1、#18−1〜#21−1の表
面の、水との接触角経時変化を調べたグラフである。
【図3】 試料#3−1、#22−1〜#25−1の表
面の、水との接触角経時変化を調べたグラフである。
【図4】 試料#3−1、#26−1〜#28−1の表
面の、水との接触角経時変化を調べたグラフである。
【図5】 試料#3−1、#29−1の表面の、水との
接触角経時変化を調べたグラフである。
【図6】 試料#3−2、#13−2、#15−2、#
21−2、#28−2の表面の、水との接触角経時変化
を調べたグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 1/00 B01D 53/36 J (72)発明者 早川 信 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光触媒性金属酸化物粒子と、香料とを含
    有してなる光触媒性コーティング組成物。
  2. 【請求項2】 光触媒性金属酸化物粒子と、溶媒と、香
    料とを含有してなる光触媒性コーティング組成物。
  3. 【請求項3】 光触媒性金属酸化物粒子と、難分解性結
    着剤と、香料とを含有してなる光触媒性コーティング組
    成物。
  4. 【請求項4】 光触媒性金属酸化物粒子と、難分解性結
    着剤と、溶媒と、香料とを含有してなる光触媒性コーテ
    ィング組成物。
  5. 【請求項5】 前記コーティング組成物は、光励起に応
    じて塗膜表面が親水性を呈する、および/または、光励
    起に応じて塗膜表面の親水性が向上することを特徴とす
    る、請求項1〜4のいずれか1項に記載の光触媒性コー
    ティング組成物。
  6. 【請求項6】 前記コーティング組成物は、基材表面に
    スプレー塗布することを特徴とする、請求項1〜5のい
    ずれか1項に記載の光触媒性コーティング組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の組
    成物に、さらに噴射剤を含有してなるエアゾールスプレ
    ー組成物。
  8. 【請求項8】 前記コーティング組成物は、基材表面に
    塗り広げて被覆せしめることを特徴とする、請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の光触媒性コーティング組成
    物。
  9. 【請求項9】 前記香料の含有量が10重量%以下であ
    ることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載
    の組成物。
  10. 【請求項10】 前記香料の含有量が0.0001〜5
    重量%であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか
    1項に記載の組成物。
  11. 【請求項11】 光触媒性金属酸化物粒子および難分解
    性結着剤の含有量が、合計量で0.01〜5重量%であ
    ることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に
    記載の組成物。
  12. 【請求項12】 前記溶媒は有機溶媒である、請求項2
    〜11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 【請求項13】 前記溶媒は、水および/または水溶性
    溶媒である、請求項2〜12のいずれか1項に記載の組
    成物。
  14. 【請求項14】 前記水溶性溶媒は沸点120℃未満の
    水溶性溶媒と、沸点120℃以上の水溶性溶媒の混合溶
    媒である、請求項13に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 前記金属酸化物はアナタース型二酸化
    チタンである、請求項1〜14のいずれか1項に記載の
    組成物。
  16. 【請求項16】 前記難分解性結着剤はシリコン系結着
    剤であることを特徴とする、請求項3〜15のいずれか
    1項に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 前記シリコン系結着剤は、加水分解性
    シラン、アルキルシリケ−ト、ポリオルガノシロキサ
    ン、コロイダルシリカから選択される、少なくとも1種
    を含有することを特徴とする、請求項16に記載の組成
    物。
  18. 【請求項18】 前記香料は、アルコール類、ケトン類
    の少なくとも1種を含有することを特徴とする、請求項
    1〜17のいずれか1項に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 前記香料は、脂肪族アルコール、テル
    ペン系アルコール、テルペン系ケトン類の群から選択さ
    れる、少なくとも1種を含有することを特徴とする、請
    求項1〜18のいずれか1項に記載の組成物。
  20. 【請求項20】請求項1〜19のいずれか1項に記載の
    組成物を部材表面に適用する工程と、該組成物を乾燥ま
    たは硬化させる工程とを含む、部材の表面を親水化する
    方法。
  21. 【請求項21】 前記部材が自動車ボディー、塗装面、
    樹脂製品、ガラス、石材のいずれかである、請求項20
    に記載の方法。
  22. 【請求項22】 請求項1〜19のいずれか1項に記載
    の組成物が表面に適用された部材。
  23. 【請求項23】 前記部材が自動車ボディー、塗装面、
    樹脂製品、ガラス、石材のいずれかである、請求項22
    に記載の部材。
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