JPH11319364A - 洗濯機 - Google Patents
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- JPH11319364A JPH11319364A JP10136394A JP13639498A JPH11319364A JP H11319364 A JPH11319364 A JP H11319364A JP 10136394 A JP10136394 A JP 10136394A JP 13639498 A JP13639498 A JP 13639498A JP H11319364 A JPH11319364 A JP H11319364A
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Abstract
効率的に行う洗濯機において、洗濯行程での洗剤の溶解
性を向上するとともに、洗濯兼脱水槽内の洗濯水の濃度
を均一にし、洗濯水を効果的に洗濯物の汚れに作用させ
る。 【解決手段】 外槽1内に回転自在に設けた洗濯兼脱水
槽2の内底部に攪拌翼8を回転自在に設け、洗濯兼脱水
槽2内に給水する給水弁10、洗濯兼脱水槽2または攪
拌翼8を駆動するモータ5などの動作を制御手段により
制御し行程を制御する。制御手段は、所定水位で撹拌翼
8を回転させる第1の行程の前または第1の行程間の少
なくとも一方に、洗濯兼脱水槽2の回転により外槽1と
洗濯兼脱水槽2との間から洗濯兼脱水槽2内へ洗濯水を
散水する第2の行程を実行する。
Description
作用によって汚れの除去を効率的に行う洗濯機に関す
る。
と呼ばれる攪拌翼を回転させて洗濯するものであり、こ
の洗濯機の構成を図19を参照しながら説明する。
攪拌翼31を回転自在に配設した洗濯兼脱水槽32を内
包し、吊り棒33により洗濯機外枠34に吊り下げてい
る。モータ35は、Vベルト36および減速機構兼クラ
ッチ37を介して、攪拌翼31または洗濯兼脱水槽32
を駆動する。
を排水し、給水弁39は洗濯兼脱水槽32内に給水する
ものである。洗濯兼脱水槽32には脱水時の振動を低減
させるための流体バランサー40を設け、洗濯兼脱水槽
32の上部には蓋41を配設している。制御装置42
は、モータ35、排水弁38、給水弁39などを制御し
て、洗濯、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御するもので
ある。
兼脱水槽32に洗濯物と所定量の洗剤を投入した後、動
作を開始すると制御装置42により給水弁39が制御さ
れて洗濯兼脱水槽32内に所定量の水が給水され、その
後制御装置42により、モータ35が制御されて攪拌翼
31が回転する。攪拌翼31の回転によって洗濯兼脱水
槽32内の洗濯物と水とが攪拌され、この撹拌によって
洗剤が徐々に溶解して洗濯水となり、洗濯物の汚れに作
用することとなる。
うな従来の構成では、投入された洗剤を溶解するため
に、攪拌翼31を高速で回転させて洗濯物や水を撹拌す
るのが一般的であり、この場合、洗濯物に過度の機械力
が加わらないようにするため、洗濯兼脱水槽32に所定
量の水を給水してから攪拌翼31による撹拌を行ってい
た。
拌翼31を撹拌させないため、この給水時間は洗濯物の
汚れ除去の観点からは、意味を持たないものとなってい
た。また、給水された水は洗濯物にそのまましみ込むこ
とになり、この場合、撹拌開始によって溶解しはじめた
洗剤が、洗濯物全体に浸透し、汚れ除去に必要な濃度に
均一化されるまで所定の時間が必要となり、この場合も
汚れ除去の観点からすると無駄な時間となっていた。
い状態のまま、攪拌翼31による撹拌をすることは、洗
濯物の傷みという観点からも、非効率である。つまり、
洗剤が溶解度が低い状態で洗濯物を撹拌すると、洗剤に
よる洗浄効果が低い間の撹拌翼31による機械力、すな
わち摩擦力が洗濯物表面に加わることになり、その結果
として洗濯物表面に毛羽立ちなどの傷みが生じてまうと
いう問題点があった。
行程での洗剤の溶解性を向上するとともに、洗濯兼脱水
槽内の洗濯水の濃度を均一にし、洗濯水を効果的に洗濯
物の汚れに作用させることを目的としている。
するために、外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽の
内底部に攪拌翼を回転自在に設け、洗濯兼脱水槽内に給
水する給水手段、洗濯兼脱水槽または攪拌翼を駆動する
駆動手段などの動作を制御手段により制御し行程を制御
するよう構成し、制御手段は、所定水位で撹拌翼を回転
させる第1の行程の前または第1の行程間の少なくとも
一方に、洗濯兼脱水槽の回転により外槽と洗濯兼脱水槽
との間から洗濯兼脱水槽内へ洗濯水を散水する第2の行
程を実行するようにしたものである。
向上することができるとともに、洗濯兼脱水槽内の洗濯
水の濃度を均一にすることができ、洗濯水を効果的に洗
濯物の汚れに作用させることができる。
は、外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽と、この洗
濯兼脱水槽の内底部に回転自在に設けた攪拌翼と、前記
洗濯兼脱水槽内に給水する給水手段と、前記洗濯兼脱水
槽または攪拌翼を駆動する駆動手段と、前記給水手段、
駆動手段などの動作を制御し行程を制御する制御手段と
を備え、前記制御手段は、所定水位で前記撹拌翼を回転
させる第1の行程の前または第1の行程間の少なくとも
一方に、前記洗濯兼脱水槽の回転により外槽と洗濯兼脱
水槽との間から洗濯兼脱水槽内へ洗濯水を散水する第2
の行程を実行するようにしたものであり、攪拌翼による
撹拌のみの洗濯行程よりも、洗剤の溶解性および洗濯物
への洗濯水の浸透を向上することができるとともに、洗
濯兼脱水槽内の洗濯水の濃度を均一にすることができ、
洗濯水を効果的に洗濯物の汚れに作用させることができ
る。
記載の発明において、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検
知する負荷量検知手段を備え、制御手段は、前記負荷量
検知手段の出力に応じて、第2の行程の前記洗濯兼脱水
槽の回転数を可変可能としたものであり、洗濯兼脱水槽
内の洗濯物の量、および水量の状態による過度な洗濯水
の泡立ちを抑え、最適な洗剤溶解および最適な洗濯水の
散水を行うことができる。
たは2に記載の発明において、制御手段は、負荷量検知
手段の出力に応じて、第1の行程および第2の行程の時
間を可変可能としたものであり、洗濯兼脱水槽内の洗濯
物の量による、洗剤の溶解性低下、洗濯兼脱水槽内の洗
濯水の濃度均一化の低下および撹拌不足による洗浄性能
の低下を防ぐことができる。
3に記載の発明において、制御手段は、負荷量検知手段
の出力に応じて、第1の行程の撹拌翼の反転時限を可変
可能としたものであり、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量に
合わせ、洗濯物を傷めない最適の機械力で洗浄効果を得
ることができる。
3に記載の発明において、制御手段は、負荷量検知手段
の出力に応じて、第1の行程の撹拌翼の反転回転数およ
び第2の行程の洗濯兼脱水槽の回転数を可変可能とした
ものであり、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量、および水量
の状態による過度な洗濯水の泡立ちを抑え、最適な洗剤
溶解および最適な洗濯水の散水を行いつつ、洗濯物を傷
めない最適の機械力で洗浄効果を得ることができる。
記載の発明において、制御手段は、洗濯物の汚れの量に
応じて、第1の行程と第2の行程の運転時間の比率を変
更する運転コースを兼ね備えたものであり、汚れの少な
い物は、洗濯物を傷めない最適の機械力で布を傷めずに
洗浄効果を得ることができる。
記載の発明において、制御手段は、洗濯物の布の種類に
応じて、第1の行程と第2の行程の運転時間の比率の変
更および所定水位を高めに変更する運転コースを兼ね備
えたものであり、傷みやすいデリケートな衣類におい
て、洗濯物を傷めない最適の機械力で、かつ、機械力の
伝達しにくい所定水位より高めの水位で、布を傷めずに
洗浄効果を得ることができる。
記載の発明において、制御手段は、洗濯物の布の種類に
応じて、第1の行程と第2の行程の運転時間の比率の変
更および所定水位を高めにするとともに、撹拌翼の反転
時限を抑えた運転コースを兼ね備えたものであり、傷み
やすいデリケートな衣類において、洗濯物を傷めない最
適の機械力で、かつ、機械力の伝達しにくい所定水位よ
り高めの水位で、布を傷めずに、かつ、布からみを最小
限に抑えつつ、洗浄効果を得ることができる。
しながら説明する。
は、回転自在に配設した洗濯兼脱水槽2を内包し、吊り
棒3により洗濯機外枠4に吊り下げている。モータ(駆
動手段)5は、Vベルト6および減速機構7を介して洗
濯兼脱水槽2または洗濯兼脱水槽2の内底部に回転自在
に配設した撹拌翼8を回転駆動する。カバー体9は、外
槽1の上部に設けた散水用の吐出部を形成するものであ
る。給水弁(給水手段)10は、洗濯兼脱水槽2内に水
を給水するものであり、水位検知手段11は、外槽1内
の水位を検知するもので、排水弁12は外槽1内の洗濯
水を排水するものである。
ており、制御手段14は、マイクロコンピュータで構成
し、パワースイッチング手段15を介して、モータ5、
給水弁10、排水弁12などの動作を制御し、洗濯、す
すぎ、脱水などの一連の行程を逐次制御する。入力設定
手段16は、運転コース等を設定するもので、制御手段
14は入力設定手段16からの情報を入力して、その情
報を基に表示手段17で表示して使用者に知らせる。記
憶手段18は、制御手段14により制御するのに必要な
データを記憶している。なお、19は商用電源、20は
電源スイッチである。
て、撹拌翼8を回転させる第1の行程と、洗濯兼脱水槽
2を回転させる第2の行程を有している。
しながら動作を説明する。洗濯兼脱水槽2に洗濯物と洗
剤を投入した後、給水弁10を作動して洗濯兼脱水槽2
内の水位が設定水位S1に達した時点で、給水弁10を
停止し、洗濯兼脱水槽2を回転させる。図3(a)に示す
ように、T1からT2までの間に、洗濯兼脱水槽2は、図
3(b)に示すように回転数R1で回転する。
せた場合、洗濯兼脱水槽2の回転によって生じる撹拌力
によって、洗濯兼脱水槽2内の水面は、図4に示すよう
に、中央部が下降し、洗濯兼脱水槽2と外槽1との間が
上昇し、ついには洗濯兼脱水槽2の上端部の高さを超え
て、洗濯兼脱水槽2内部へと散水される。回転数R1
は、あらかじめ洗濯兼脱水槽2内に洗濯水が散水される
回転数に設定している。
た後、洗濯兼脱水槽2を回転させ、所定時間T2の間に
洗濯水が洗濯兼脱水槽2の上部から散水されて、洗濯物
の中を通過循環するのが第2の行程の動作である。
間)に給水前に投入された洗剤が溶解し始め、図3(c)
に示すように、洗濯兼脱水槽2内の洗濯水濃度は、回転
開始と同時に洗濯水の散水により、洗濯兼脱水槽2内の
洗濯水濃度はほぼ均一のままで上昇する。そして、一時
的に100%を超える高濃度状態を経て、最終的には、
ほぼ100%の濃度に達する。
摩擦力が加えられないため、洗濯物を傷めることはな
い。
ながら説明すると、洗濯兼脱水槽2内に所定量の水を給
水し、洗濯兼脱水槽2を回転して洗剤を溶解させた後、
図5に示すように、撹拌翼8を動作させ、洗濯物を撹拌
する。図3(d)に示すように、T2からT3までの間、撹
拌翼8で洗濯物を撹拌して汚れを除去する行程が第1の
行程の動作である。
んなく洗濯水が浸透しているため、洗濯物に撹拌力が加
わることにより汚れが効率的に除去される。
ることになるが、洗濯物に浸透した洗濯水の潤滑作用に
よって洗濯物表面に加わる摩擦機械力が小さくなり、ま
た第1の行程により洗剤が溶解しているため、その分の
撹拌時間の短縮が可能で、過度の摩擦機械力を加えるこ
とによって生じる洗濯物の傷みを防止することができ
る。
2の行程を実行しているが、第1の行程の間に、第2の
行程を実行させてもよく、その場合には、洗濯物の上部
に投入された洗剤を、設定水位まで給水後に撹拌力を加
えることで、水没させることができ、その後の第2の行
程での洗剤の溶解性が更に向上する。
し、その後、第1の行程の間に、第2の行程を実行させ
てもよく、その場合には、始めの第2の行程で、洗濯物
には、まんべんなく洗濯水が浸透しているため、その後
の第1の行程で洗濯物に撹拌力が加わることにより汚れ
が効率的に除去される。
は、すでに洗剤の溶解した洗濯水が、洗濯兼脱水槽2の
回転によって生じる遠心力によって洗濯水が洗濯物を通
過し、洗濯物の汚れに作用する。また、この第2の行程
では、洗濯物に直接摩擦力が加えられないため、洗濯物
を傷めることはなく、洗浄力を確保できるとともに、洗
いむらを低減することができる。
手段21はホールICなどで構成し、モータ5に取り付
けている。負荷量検知手段22は、洗濯兼脱水槽2内の
洗濯物の量を検知するもので、回転検知手段21の出力
を入力し、洗濯兼脱水槽2内に洗濯物を投入した状態で
モータ5により撹拌翼8を駆動した後、駆動を停止した
ときの撹拌翼8の回転数の低下度合いにより洗濯兼脱水
槽2内の洗濯物の量を検知する。
号を受けて複数存在する洗濯水位をどの水位に設定する
か決定し、負荷量検知後に第1の行程または第2の行程
を開始するようにし、その際の第2の行程の洗濯兼脱水
槽2の回転数を負荷量検知手段の出力に応じて可変可能
としている。他の構成は上記実施例1と同じである。
作を説明する。洗濯兼脱水槽2内に洗濯物と洗剤を投入
した後、運転を開始すると、制御手段23によってモー
タ5が作動して撹拌翼8が撹拌され、洗濯物を一定時間
T4撹拌する。このとき、回転検知手段21に生じる信
号は負荷量検知手段22に送られ、その信号によって洗
濯兼脱水槽2内の洗濯物の量を検知する。
検知した後、制御手段23は、洗濯物の量に応じた洗濯
時の水位まで給水した後、第2の行程を実行する。
転数は、負荷量検知手段22により設定するため、所定
水位での定格容量の洗濯物の量で洗濯兼脱水槽2内に所
定量の洗濯水が散水されるように設定した回転数をR2
とすると、同一水位の中で洗濯物の量が少ない場合に
は、洗濯兼脱水槽2内の洗濯水が洗濯物を通過しやすい
ため、洗濯兼脱水槽2内に散水される洗濯水の量が増加
するため、洗濯水が過度な泡立ちとなるため、回転数R
3を低く設定する。
に見合った回転数にて洗濯兼脱水槽2を回転させること
で、洗濯兼脱水槽2内の洗濯物の量および水量の状態に
よる過度な洗濯水の泡立ちを抑え、最適な洗剤溶解およ
び最適な洗濯水の散水を行うことができるため、洗濯水
の飛散を防止し、消費電力の低減およびモータ5の温度
上昇を防ぐことができる。
T2からT3までの間、撹拌翼8で洗濯物を撹拌して汚れ
を除去する第1の行程を行う。
負荷量検知手段22の出力に応じて、第1の行程および
第2の行程の時間を可変可能としている。他の構成は上
記実施例2と同じである。
ながら動作を説明する。負荷量検知手段22によって洗
濯物の量を検知した後、制御手段23は、洗濯物の量に
応じた洗濯時の水位まで給水した後、第2の行程と第1
の行程を実行する。
場合、第1の行程では、撹拌翼8の機械力が衣類に伝達
されにくく、第2の行程では、洗濯兼脱水槽2内に散水
される洗濯水の量が減少するため、洗濯水中の洗剤の溶
解性が低下しやすくなる。このため、洗濯物の量が多い
場合は、図8に示すように、第1の行程、第2の行程の
運転時間t1、t2は、図9に示す洗濯物の量が少ない場
合の第1の行程、第2の行程の運転時間t1'、t2'より
各々長く(t1>t1'、t2>t2')設定する。
に見合った、第1、第2の行程の運転時間にて洗濯する
ことで、洗濯兼脱水槽2内の洗濯物の量による洗剤の溶
解性の低下、洗濯兼脱水槽2内の洗濯水濃度の不均一化
および撹拌不足による洗浄性能の低下を防ぐことがで
き、洗浄力を確保できるとともに、洗いむらを低減する
ことができる。
負荷量検知手段22の出力に応じて、第1の行程の撹拌
翼8の反転時限を可変可能としている。他の構成は上記
実施例3と同じである。
作を説明する。図10(a)に示すように、負荷量検知手
段22によって洗濯物の量を検知した後、制御手段23
は、洗濯物の量に応じた洗濯時の水位まで給水した後、
第2の行程と第1の行程を実行する。
位での定格容量の洗濯物の量を撹拌するのに適した撹拌
翼8の反転時限をH1(たとえば、2.0秒オン−1.0
秒オフ)とすると、同一水位の中で洗濯物の量が少ない
場合、第1の行程では、撹拌翼8の機械力が衣類に伝達
されやすく、洗濯物が傷みやすいため、図10(c)に示
すように、撹拌翼の反転時限H2(たとえば、1.0秒オ
ン−1.0秒オフ)を弱く設定する。
に見合った、第1の行程の撹拌翼8の反転時限にて洗濯
することで、第2の行程では洗濯兼脱水槽2の回転のた
め機械力が衣類に伝達しないため、洗濯物が著しく傷ま
ないよう適正な撹拌力で洗濯することができる。
負荷量検知手段22の出力に応じて、第1の行程の撹拌
翼8の反転回転数および第2の行程の洗濯兼脱水槽2の
回転数を可変可能としている。他の構成は上記実施例3
と同じである。
作を説明する。図11(a)に示すように、負荷量検知手
段22によって洗濯物の量を検知した後、制御手段23
は、洗濯物の量に応じた洗濯時の水位まで給水した後、
第2の行程と第1の行程を実行する。
場合、第2の行程では、洗濯兼脱水槽2内への洗濯水の
散水を増加させるため、図11(b)に示すように、洗濯
兼脱水槽2の回転数R4を高く設定し、また、第1の行
程では、洗濯兼脱水槽2内の上部の洗濯物に撹拌翼8の
機械力が衣類に伝達されにいため、図11(c)に示すよ
うに、撹拌翼8の回転数r1を高く設定する。
場合、第2の行程では、洗濯兼脱水槽2内面への洗濯物
の押しつけを防止するため、洗濯兼脱水槽2の回転数R
5は低く設定し、第1の行程では、洗濯兼脱水槽2内の
上部の洗濯物に撹拌翼8の機械力が衣類に伝達しやす
く、しかも第1の行程で洗濯物の洗濯兼脱水槽2内面へ
の洗濯物の押しつけが少ないため、撹拌翼の回転数r2
を低く設定する。
に見合った、第1の行程の撹拌翼8の反転回転数および
第2の行程の洗濯兼脱水槽2の回転数を可変可能とする
ことで、洗濯兼脱水槽2内の洗濯物の量および水量の状
態による過度な洗濯水の泡立ちを抑え、最適な洗剤溶解
および最適な洗濯水の散水を行いつつ、洗濯物を傷めな
い最適の機械力で、効率よく洗浄効果を得ることがで
き、洗濯時間の短縮、消費電力の低減ができる。
定手段24は、汚れスイッチ25を有しており、洗濯物
の汚れの量に応じて汚れスイッチ25を切り替えること
により、制御手段26は、第1の行程と第2の行程の運
転時間の比率を変更する運転コースを兼ね備えている。
他の構成は上記実施例1と同じである。
作を説明する。洗濯物の汚れの量によって入力設定手段
24内の汚れスイッチ25を切り替えることで、制御手
段26は、洗濯物の量に応じた洗濯時の水位まで給水し
た後、第1の行程と第2の行程の運転時間の比率を変更
する。
間t2"、t1"の比率A(A=t1"/t2")は入力設定手
段24内の汚れスイッチ25により設定する。汚れの量
が多い場合、洗濯兼脱水槽2内の洗濯水の洗剤の効果が
低下するため、第1の行程の比率A1を高くし、機械力
での洗浄効果を向上させる。また、汚れの量が少ない場
合、洗濯水の洗剤が効果的に洗濯物に作用するため、第
1の行程の比率A2(すなわちA2<A1)を低くし、洗
濯物を傷めない最適の機械力で洗濯を行うことができ
る。
ッチなどの入力設定手段24により、第1の行程と第2
の行程の運転時間の比率を変更を実行しているが、光セ
ンサーなどの汚れ検知手段を用いても同様の効果を得る
ことができる。
定手段27は、布の種類スイッチ28を有しており、洗
濯物の布の種類に応じて布の種類スイッチ28を切り替
えることにより、制御手段29は、所定水位を高めに
し、第1の行程と第2の行程の運転時間の比率を変更す
る運転コースを兼ね備えている。他の構成は上記実施例
1と同じである。
照しながら動作を説明する。洗濯物の布の種類によって
入力設定手段27内の布の種類スイッチ28を切り替え
ることで、制御手段29は、洗濯物の布の種類に応じ、
洗濯時の水位を設定水位より高めに給水した後、第1の
行程と第2の行程の運転時間の比率を変更する。
転時間t1"およびt2"の比率A(A=t1"/t2")は入
力設定手段27内の布の種類スイッチ28により設定す
るため、図15の通常の布の種類の場合に対して、布の
種類がデリケートな場合は、洗濯物に伝達する機械力を
抑えるため、図16に示すように、第1の行程の比率A
を低くし、さらに水位を設定水位より高め(例えば10
mm高め)に設定することで、洗濯物を傷めない、衣類
にやさしい機械力で洗濯を行うことができる。
スイッチなどの入力設定手段27により、第1の行程と
第2の行程の運転時間の比率を変更および所定水位を高
めに変更するよう構成しているが、布質センサーなどの
布質検知手段を用いても同様の効果を得ることができ
る。
は、洗濯物の布の種類に応じて、第1の行程と第2の行
程の運転時間の比率の変更および所定水位を高めにする
とともに、撹拌翼8の反転時限を抑えた運転コースを兼
ね備えている。他の構成は上記実施例1と同じである。
照しながら動作を説明する。洗濯物の布の種類によって
入力設定手段27内の布の種類スイッチ28を切り替え
ることで、制御手段29は、洗濯物の布の種類に応じ
て、図17の通常の布の種類の場合に対して、布の種類
がデリケートな場合は、図18に示すように、洗濯時の
水位を設定水位より高め(例えば10mm高め)に給水
した後、第1の行程と第2の行程の運転時間の比率を変
更するとともに、撹拌翼8の反転時限Hを弱い目に、抑
えた水流(例えば1.0秒オン−0.6秒オフから0.8
秒オン−0.8秒オフ)に変更する。
転時間t1"およびt2"の比率A(A=t1"/t2")は入
力設定手段27内の布の種類スイッチ28により設定す
るため、布の種類が傷みやすい、デリケートな場合(例
えば、ブラウスなど)、洗濯物に伝達する機械力を抑え
るため、第1の行程の比率Aを低くするとともに、撹拌
翼8の反転時限を弱いめに変更し、さらに、水位を高め
に設定することで、洗濯物を傷めない、衣類にやさしい
機械力で洗濯を行うことができ、布からみを最小限に抑
えつつ、洗浄効果を得ることができる。
スイッチなどの入力設定手段27により、第1の行程と
第2の行程の運転時間の比率を変更し、所定水位を高め
に変更しているが、布質センサーなどの布質検知手段を
用いても同様の効果を得ることができる。
発明によれば、外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽
と、この洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に設けた攪拌
翼と、前記洗濯兼脱水槽内に給水する給水手段と、前記
洗濯兼脱水槽または攪拌翼を駆動する駆動手段と、前記
給水手段、駆動手段などの動作を制御し行程を制御する
制御手段とを備え、前記制御手段は、所定水位で前記撹
拌翼を回転させる第1の行程の前または第1の行程間の
少なくとも一方に、前記洗濯兼脱水槽の回転により外槽
と洗濯兼脱水槽との間から洗濯兼脱水槽内へ洗濯水を散
水する第2の行程を実行するようにしたから、攪拌翼に
よる撹拌のみの洗濯行程よりも、洗剤の溶解性および洗
濯物への洗濯水の浸透を向上することができるととも
に、洗濯兼脱水槽内の洗濯水の濃度を均一にすることが
でき、洗濯水を効果的に洗濯物の汚れに作用させること
ができるため、洗いむらを低減できる。
濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知する負荷量検知手段を
備え、制御手段は、前記負荷量検知手段の出力に応じ
て、第2の行程の前記洗濯兼脱水槽の回転数を可変可能
としたから、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量、および水量
の状態による過度な洗濯水の泡立ちを抑え、最適な洗剤
溶解および最適な洗濯水の散水を行うことができ、効果
的な洗浄を行うことができる。
御手段は、負荷量検知手段の出力に応じて、第1の行程
および第2の行程の時間を可変可能としたから、洗濯兼
脱水槽内の洗濯物の量による、洗剤の溶解性の低下およ
び洗濯兼脱水槽内の洗濯水濃度の不均一化を防ぐことが
でき、洗浄力を確保できるとともに、洗いむらを低減す
ることができる。
御手段は、負荷量検知手段の出力に応じて、第1の行程
の撹拌翼の反転時限を可変可能としたから、洗濯兼脱水
槽内の洗濯物の量に合わせ、洗濯物を傷めない最適の機
械力で洗浄効果を得ることができ、布傷み性の向上と洗
浄力の確保および洗いむらの低減を行うことができる。
御手段は、負荷量検知手段の出力に応じて、第1の行程
の撹拌翼の反転回転数および第2の行程の洗濯兼脱水槽
の回転数を可変可能としたから、洗濯兼脱水槽内の洗濯
物の量、および水量の状態による過度な洗濯水の泡立ち
を抑え、最適な洗剤溶解および最適な洗濯水の散水を行
いつつ、洗濯物を傷めない最適の機械力で洗浄効果を得
ることができるため、洗濯時間の短縮、消費電力の低減
ができる。
御手段は、洗濯物の汚れの量に応じて、第1の行程と第
2の行程の運転時間の比率を変更する運転コースを兼ね
備えたから、汚れの少ない物は、洗濯物を傷めない最適
の機械力で布を傷めずに洗浄効果を得ることができる。
御手段は、洗濯物の布の種類に応じて、第1の行程と第
2の行程の運転時間の比率の変更および所定水位を高め
に変更する運転コースを兼ね備えたから、傷みやすいデ
リケートな衣類において、洗濯物を傷めない最適の機械
力で、かつ、機械力の伝達しにくい所定水位より高めの
水位で、布を傷めずに洗浄効果を得ることができ、衣類
にやさしい機械力で洗濯を行うことができる。
御手段は、洗濯物の布の種類に応じて、第1の行程と第
2の行程の運転時間の比率の変更および所定水位を高め
にするとともに、撹拌翼の反転時限を抑えた運転コース
を兼ね備えたから、傷みやすいデリケートな衣類におい
て、洗濯物を傷めない最適の機械力で、かつ、機械力の
伝達しにくい所定水位より高めの水位で、布を傷めず
に、かつ、布からみを最小限に抑えつつ、洗浄効果を得
ることができる。
図
図
図
多い場合の要部動作タイムチャート
イムチャート
イムチャート
イムチャート
路図
路図
タイムチャート
部動作タイムチャート
種類の場合の要部動作タイムチャート
部動作タイムチャート
Claims (8)
- 【請求項1】 外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽
と、この洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に設けた攪拌
翼と、前記洗濯兼脱水槽内に給水する給水手段と、前記
洗濯兼脱水槽または攪拌翼を駆動する駆動手段と、前記
給水手段、駆動手段などの動作を制御し行程を制御する
制御手段とを備え、前記制御手段は、所定水位で前記撹
拌翼を回転させる第1の行程の前または第1の行程間の
少なくとも一方に、前記洗濯兼脱水槽の回転により外槽
と洗濯兼脱水槽との間から洗濯兼脱水槽内へ洗濯水を散
水する第2の行程を実行するようにした洗濯機。 - 【請求項2】 洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を検知する
負荷量検知手段を備え、制御手段は、前記負荷量検知手
段の出力に応じて、第2の行程の前記洗濯兼脱水槽の回
転数を可変可能とした請求項1記載の洗濯機。 - 【請求項3】 制御手段は、負荷量検知手段の出力に応
じて、第1の行程および第2の行程の時間を可変可能と
した請求項1または2記載の洗濯機。 - 【請求項4】 制御手段は、負荷量検知手段の出力に応
じて、第1の行程の撹拌翼の反転時限を可変可能とした
請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。 - 【請求項5】 制御手段は、負荷量検知手段の出力に応
じて、第1の行程の撹拌翼の反転回転数および第2の行
程の洗濯兼脱水槽の回転数を可変可能とした請求項1〜
3のいずれか1項に記載の洗濯機。 - 【請求項6】 制御手段は、洗濯物の汚れの量に応じ
て、第1の行程と第2の行程の運転時間の比率を変更す
る運転コースを兼ね備えた請求項1記載の洗濯機。 - 【請求項7】 制御手段は、洗濯物の布の種類に応じ
て、第1の行程と第2の行程の運転時間の比率の変更お
よび所定水位を高めに変更する運転コースを兼ね備えた
請求項1記載の洗濯機。 - 【請求項8】 制御手段は、洗濯物の布の種類に応じ
て、第1の行程と第2の行程の運転時間の比率の変更お
よび所定水位を高めにするとともに、撹拌翼の反転時限
を抑えた運転コースを兼ね備えた請求項1記載の洗濯
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13639498A JP3951447B2 (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13639498A JP3951447B2 (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 洗濯機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11319364A true JPH11319364A (ja) | 1999-11-24 |
JP3951447B2 JP3951447B2 (ja) | 2007-08-01 |
Family
ID=15174141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13639498A Expired - Fee Related JP3951447B2 (ja) | 1998-05-19 | 1998-05-19 | 洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3951447B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012075505A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Panasonic Corp | ドラム式洗濯機 |
JP2016182178A (ja) * | 2015-03-25 | 2016-10-20 | アクア株式会社 | 洗濯機 |
JP2018027180A (ja) * | 2016-08-17 | 2018-02-22 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 洗濯機 |
JP2019187578A (ja) * | 2018-04-20 | 2019-10-31 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 洗濯機 |
WO2020031581A1 (ja) * | 2018-08-08 | 2020-02-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 洗濯機 |
-
1998
- 1998-05-19 JP JP13639498A patent/JP3951447B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012075505A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Panasonic Corp | ドラム式洗濯機 |
JP2016182178A (ja) * | 2015-03-25 | 2016-10-20 | アクア株式会社 | 洗濯機 |
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JP2019187578A (ja) * | 2018-04-20 | 2019-10-31 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 洗濯機 |
WO2020031581A1 (ja) * | 2018-08-08 | 2020-02-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 洗濯機 |
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JP3951447B2 (ja) | 2007-08-01 |
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