JPH11314549A - 車両の物入れ構造 - Google Patents
車両の物入れ構造Info
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- JPH11314549A JPH11314549A JP12455298A JP12455298A JPH11314549A JP H11314549 A JPH11314549 A JP H11314549A JP 12455298 A JP12455298 A JP 12455298A JP 12455298 A JP12455298 A JP 12455298A JP H11314549 A JPH11314549 A JP H11314549A
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- Japan
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- seat
- board
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- vehicle
- upper opening
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 前後クリアランスが変化するスペースでも、
小物を安定した状態で確実に収納できる車両の物入れ構
造を提供する。 【解決手段】 ラゲッジフロアボード4の裏面に、物入
れ8の上部開口10の後端を取付けた状態で収納すると
共に、該物入れ8を前側に引き出して、該物入れ8の上
部開口10の前端をシート3の後部に取付け可能にした
ものである。
小物を安定した状態で確実に収納できる車両の物入れ構
造を提供する。 【解決手段】 ラゲッジフロアボード4の裏面に、物入
れ8の上部開口10の後端を取付けた状態で収納すると
共に、該物入れ8を前側に引き出して、該物入れ8の上
部開口10の前端をシート3の後部に取付け可能にした
ものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両の物入れ構
造、特に前後にスライドするシートと、その前後に配さ
れた車載装備品(他のシートを含む)との間に形成され
るスペースに設けられる物入れ構造に関するものであ
る。
造、特に前後にスライドするシートと、その前後に配さ
れた車載装備品(他のシートを含む)との間に形成され
るスペースに設けられる物入れ構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車に設置されているシートのシート
バックは、ラゲッジルームを拡大したりするために前倒
しされる。シートバックが前倒しされたシートに乗員は
座ることができないため、そのシートと前方のシートと
の間のスペース(本来乗員の足を収納するスペース)は
デッドスペースとなる。
バックは、ラゲッジルームを拡大したりするために前倒
しされる。シートバックが前倒しされたシートに乗員は
座ることができないため、そのシートと前方のシートと
の間のスペース(本来乗員の足を収納するスペース)は
デッドスペースとなる。
【0003】そのため、従来は、この前倒ししたシート
バックと、前方のシートとの間にネットを設け、このネ
ットによりデッドスペースの上部を覆っている。このよ
うにすることにより、ラゲッジルームが更に拡大された
状態となり、ネットによりデッドスペース内に物が落ち
るのを防止している(実開昭61−88849号公報参
照)。
バックと、前方のシートとの間にネットを設け、このネ
ットによりデッドスペースの上部を覆っている。このよ
うにすることにより、ラゲッジルームが更に拡大された
状態となり、ネットによりデッドスペース内に物が落ち
るのを防止している(実開昭61−88849号公報参
照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、単にデッドスペースの上部
をネットにより覆うだけの構造のため、小物を安定した
状態で確実に収納することができない。すなわち、自動
車の振動により、ネット上に載置した小物が動きまわる
おそれがある。しかも、形成されるデッドスペースの前
後クリアランスは、シートのスライド位置により変化す
るが、従来のネットは、そのようなデッドスペースの前
後クリアランスの変化に対応できる構造になっておら
ず、デッドスペースの前後クリアランスが小さいと、ネ
ットが弛んで、小物を確実に載置できなくなる。
うな従来の技術にあっては、単にデッドスペースの上部
をネットにより覆うだけの構造のため、小物を安定した
状態で確実に収納することができない。すなわち、自動
車の振動により、ネット上に載置した小物が動きまわる
おそれがある。しかも、形成されるデッドスペースの前
後クリアランスは、シートのスライド位置により変化す
るが、従来のネットは、そのようなデッドスペースの前
後クリアランスの変化に対応できる構造になっておら
ず、デッドスペースの前後クリアランスが小さいと、ネ
ットが弛んで、小物を確実に載置できなくなる。
【0005】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、前後クリアランスが変化するス
ペースでも、小物を安定した状態で確実に収納できる車
両の物入れ構造を提供するものである。
てなされたものであり、前後クリアランスが変化するス
ペースでも、小物を安定した状態で確実に収納できる車
両の物入れ構造を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
前後にスライド自在なシート、または該シートとスペー
スを介して前後方向で向かい合う車載装備品(他のシー
トを含む)のいずれか一方に、上部開口を有する袋状で
且つ前後伸縮自在な物入れの一端を取付けた状態で収納
すると共に、該物入れを前後に広げて他端を他方に取付
けることにより、該物入れをシートと車載装備品とのス
ペースに応じた前後サイズにするものである。
前後にスライド自在なシート、または該シートとスペー
スを介して前後方向で向かい合う車載装備品(他のシー
トを含む)のいずれか一方に、上部開口を有する袋状で
且つ前後伸縮自在な物入れの一端を取付けた状態で収納
すると共に、該物入れを前後に広げて他端を他方に取付
けることにより、該物入れをシートと車載装備品とのス
ペースに応じた前後サイズにするものである。
【0007】請求項1記載の発明によれば、物入れが前
後伸縮自在であるため、デッドスペースの前後クリアラ
ンスに応じて、この物入れを設置することができる。し
かも、この物入れが上部開口を有する袋状のため、小物
を安定した状態で確実に収納することができる。
後伸縮自在であるため、デッドスペースの前後クリアラ
ンスに応じて、この物入れを設置することができる。し
かも、この物入れが上部開口を有する袋状のため、小物
を安定した状態で確実に収納することができる。
【0008】請求項2記載の発明は、前後にスライド自
在なシートの後方にラゲッジルームが形成されており、
該ラゲッジルームのフロア上にラゲッジフロアボードが
設置されており、該ラゲッジフロアボードとシートとの
間のスペースに上部開口を有する袋状で且つ前後伸縮自
在な物入れを設置すると共に、前記ラゲッジフロアボー
ドの裏面に、物入れの上部開口の後端を取付けた状態で
収納すると共に、該物入れを前側に引き出して、該物入
れの上部開口の前端をシートの後部に取付け可能にした
ものである。
在なシートの後方にラゲッジルームが形成されており、
該ラゲッジルームのフロア上にラゲッジフロアボードが
設置されており、該ラゲッジフロアボードとシートとの
間のスペースに上部開口を有する袋状で且つ前後伸縮自
在な物入れを設置すると共に、前記ラゲッジフロアボー
ドの裏面に、物入れの上部開口の後端を取付けた状態で
収納すると共に、該物入れを前側に引き出して、該物入
れの上部開口の前端をシートの後部に取付け可能にした
ものである。
【0009】請求項2記載の発明によれば、シートと、
その後方にあるラゲッジフロアボードとの間に形成され
るスペースに、該スペースに応じた前後サイズの物入れ
を形成することができる。
その後方にあるラゲッジフロアボードとの間に形成され
るスペースに、該スペースに応じた前後サイズの物入れ
を形成することができる。
【0010】請求項3記載の発明は、ラゲッジフロアボ
ードが前側ボードと後側ボードとから形成されていると
共に、前側ボードが後側ボードに対してスライド自在に
支持されており、前側ボードに物入れが設けたものであ
る。
ードが前側ボードと後側ボードとから形成されていると
共に、前側ボードが後側ボードに対してスライド自在に
支持されており、前側ボードに物入れが設けたものであ
る。
【0011】請求項3記載の発明によれば、ラゲッジフ
ロアボードの前側ボードが後側ボードに対してスライド
自在に支持されているため、ラゲッジフロアボードの前
後サイズを半分にして、三列目のシートを設置すること
ができる。
ロアボードの前側ボードが後側ボードに対してスライド
自在に支持されているため、ラゲッジフロアボードの前
後サイズを半分にして、三列目のシートを設置すること
ができる。
【0012】請求項4記載の発明は、ラゲッジフロアボ
ードが前側ボードと後側ボードとから形成されていると
共に、前側ボードが後側ボードに対して折りたたみ自在
に支持されており、前側ボードに物入れを設けたもので
ある。
ードが前側ボードと後側ボードとから形成されていると
共に、前側ボードが後側ボードに対して折りたたみ自在
に支持されており、前側ボードに物入れを設けたもので
ある。
【0013】請求項4記載の発明によれば、ラゲッジフ
ロアボードの前側ボードが後側ボードに対して折りたた
み自在に支持されているため、ラゲッジフロアボードの
前後サイズを半分にして、三列目のシートを設置するこ
とができる。
ロアボードの前側ボードが後側ボードに対して折りたた
み自在に支持されているため、ラゲッジフロアボードの
前後サイズを半分にして、三列目のシートを設置するこ
とができる。
【0014】請求項5記載の発明は、前後に配置された
シートの少なくとも一方が前後にスライド自在で、且つ
後側のシートのシートバックが前倒し自在であり、前後
のシートの間のスペースに上部開口を有する袋状で且つ
前後伸縮自在な物入れを設置すると共に、前記後側のシ
ートのシートバックの背面に、物入れの上部開口の後端
を取付けた状態で収納すると共に、該シートバックを前
倒した際に物入れを前側に引き出して、該物入れの上部
開口の前端をシートの後部に取付け可能にしたものであ
る。
シートの少なくとも一方が前後にスライド自在で、且つ
後側のシートのシートバックが前倒し自在であり、前後
のシートの間のスペースに上部開口を有する袋状で且つ
前後伸縮自在な物入れを設置すると共に、前記後側のシ
ートのシートバックの背面に、物入れの上部開口の後端
を取付けた状態で収納すると共に、該シートバックを前
倒した際に物入れを前側に引き出して、該物入れの上部
開口の前端をシートの後部に取付け可能にしたものであ
る。
【0015】請求項5記載の発明によれば、前後のシー
トの間に形成されるスペースに、該スペースに応じた前
後サイズの物入れを形成することができる。
トの間に形成されるスペースに、該スペースに応じた前
後サイズの物入れを形成することができる。
【0016】請求項6記載の発明は、後側のシートの後
方にラゲッジルームが形成されており、シートバックの
背面に取付けた物入れの一部で、ラゲッジルームの上方
に水平状態で配されるトノカバーを形成可能にしたもの
である。
方にラゲッジルームが形成されており、シートバックの
背面に取付けた物入れの一部で、ラゲッジルームの上方
に水平状態で配されるトノカバーを形成可能にしたもの
である。
【0017】請求項6記載の発明によれば、シートバッ
クの背面に取付けた物入れでトノカバーを形成できるた
め、該トノカバーの上に小物を載せることができると共
に、トノカバーでラゲッジルームに載せた荷物を押さえ
ることができる。
クの背面に取付けた物入れでトノカバーを形成できるた
め、該トノカバーの上に小物を載せることができると共
に、トノカバーでラゲッジルームに載せた荷物を押さえ
ることができる。
【0018】請求項7記載の発明は、収納された状態の
物入れの底部がフックにより固定されている。
物入れの底部がフックにより固定されている。
【0019】請求項7記載の発明によれば、収納された
状態の物入れの底部がフックにより固定されているた
め、非使用時の物入れが安定する。
状態の物入れの底部がフックにより固定されているた
め、非使用時の物入れが安定する。
【0020】請求項8記載の発明は、物入れが伸縮自在
な材質で形成されている。
な材質で形成されている。
【0021】請求項8記載の発明によれば、物入れが伸
縮自在な材質で形成されているため、物入れ全体を前後
に伸縮自在な構造にできる。
縮自在な材質で形成されているため、物入れ全体を前後
に伸縮自在な構造にできる。
【0022】請求項9記載の発明は、物入れがネット部
材で形成されている。
材で形成されている。
【0023】請求項9記載の発明によれば、物入れがネ
ットで形成されているため、物入れ内に収納されている
小物が見え、小物の状態を目で確認することができる。
ットで形成されているため、物入れ内に収納されている
小物が見え、小物の状態を目で確認することができる。
【0024】請求項10記載の発明は、物入れの上部開
口の前後にシャフトが設けられており、両側に折りたた
みアームが設けられている。
口の前後にシャフトが設けられており、両側に折りたた
みアームが設けられている。
【0025】請求項10記載の発明によれば、物入れの
上部開口の前後にシャフトが設けられており、両側に折
りたたみアームが設けられているため、物入れの上部開
口が安定し、シート等に取付け易くなると共に、小物の
出し入れが容易になる。
上部開口の前後にシャフトが設けられており、両側に折
りたたみアームが設けられているため、物入れの上部開
口が安定し、シート等に取付け易くなると共に、小物の
出し入れが容易になる。
【0026】請求項11記載の発明は、物入れの上部開
口の前後にシャフトが設けられており、両側にジャバラ
チューブが設けられている。
口の前後にシャフトが設けられており、両側にジャバラ
チューブが設けられている。
【0027】請求項11記載の発明によれば、物入れの
上部開口の前後にシャフトが設けられており、両側にジ
ャバラチューブが設けられているため、物入れの上部開
口が安定し、シート等に取付け易くなると共に、小物の
出し入れが容易になる。
上部開口の前後にシャフトが設けられており、両側にジ
ャバラチューブが設けられているため、物入れの上部開
口が安定し、シート等に取付け易くなると共に、小物の
出し入れが容易になる。
【0028】請求項12記載の発明は、物入れが、側面
をジャバラ状にすることにより前後に伸縮自在な構造に
なっている。
をジャバラ状にすることにより前後に伸縮自在な構造に
なっている。
【0029】請求項12記載の発明によれば、物入れが
側面をジャバラ状にした構造のため、材質でなく、形状
的に前後に伸縮自在な構造を得ることができる。
側面をジャバラ状にした構造のため、材質でなく、形状
的に前後に伸縮自在な構造を得ることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。
を図面に基づいて説明する。
【0031】図1〜図10は、この発明の第1実施形態
を示す図である。この第1実施形態は、ワゴン車におけ
る物入れ構造を示すものである。図1は、そのワゴン車
1における車室内の側面図を示す図である。
を示す図である。この第1実施形態は、ワゴン車におけ
る物入れ構造を示すものである。図1は、そのワゴン車
1における車室内の側面図を示す図である。
【0032】このワゴン車1の車室内には、それぞれス
ライドレールFにより前後スライド自在に支持されたシ
ート2、3が設けられている。後側のシート3の後方に
は、ラゲッジルームRが形成されており、そのフロアの
所定高さ位置には、「車載装備品」としてのラゲッジフ
ロアボード4が設置されている。このラゲッジフロアボ
ード4は、前側ボード4aと後側ボード4bとから形成
されており、前側ボード4aが後側ボード4bに対して
スライド自在に支持されている。すなわち、後側ボード
4bの前端を除く周縁には、前側ボード4aの厚さに相
応する幅のL形フランジ5が設けられており、該L形フ
ランジ5により前側ボード4aの端部がスライド自在に
支持されている。
ライドレールFにより前後スライド自在に支持されたシ
ート2、3が設けられている。後側のシート3の後方に
は、ラゲッジルームRが形成されており、そのフロアの
所定高さ位置には、「車載装備品」としてのラゲッジフ
ロアボード4が設置されている。このラゲッジフロアボ
ード4は、前側ボード4aと後側ボード4bとから形成
されており、前側ボード4aが後側ボード4bに対して
スライド自在に支持されている。すなわち、後側ボード
4bの前端を除く周縁には、前側ボード4aの厚さに相
応する幅のL形フランジ5が設けられており、該L形フ
ランジ5により前側ボード4aの端部がスライド自在に
支持されている。
【0033】ラゲッジフロアボード4の下方には、三列
目のサードシート6が収納されている。このサードシー
ト6は、ラゲッジフロアボード4全体をラゲッジルーム
Rの水平な棚7からいったん外した状態にしてから、そ
のシートバックを引き起こして使用状態にすることがで
きる。そして、使用状態にしたサードシート6の後方
に、前側ボード4aを後方にスライドさせて、半分の前
後サイズにしたラゲッジフロアボード4を載せる。
目のサードシート6が収納されている。このサードシー
ト6は、ラゲッジフロアボード4全体をラゲッジルーム
Rの水平な棚7からいったん外した状態にしてから、そ
のシートバックを引き起こして使用状態にすることがで
きる。そして、使用状態にしたサードシート6の後方
に、前側ボード4aを後方にスライドさせて、半分の前
後サイズにしたラゲッジフロアボード4を載せる。
【0034】このようなラゲッジルームRを備えたワゴ
ン車1の場合、後側のシート3を乗員の都合により前側
にスライドさせた場合、この後側のシート3と、後方の
ラゲッジフロアボード4との間に、デッドスペースSが
生じる。そのため、この第1実施形態では、このデッド
スペースSに物入れ8を設置して、小物を安定した状態
で確実に収納できるようにしている。物入れ8の構造は
後述する。
ン車1の場合、後側のシート3を乗員の都合により前側
にスライドさせた場合、この後側のシート3と、後方の
ラゲッジフロアボード4との間に、デッドスペースSが
生じる。そのため、この第1実施形態では、このデッド
スペースSに物入れ8を設置して、小物を安定した状態
で確実に収納できるようにしている。物入れ8の構造は
後述する。
【0035】図2は、物入れ8を後側のシート3のシー
トバック3aの背面に取付けるためのクリップ9を示す
図である。このクリップ9は、C形のクリップ本体9a
と、板バネ部9bとから成っており、板バネ部9bが変
形することにより、ワンタッチで取付けられるようにな
っている。
トバック3aの背面に取付けるためのクリップ9を示す
図である。このクリップ9は、C形のクリップ本体9a
と、板バネ部9bとから成っており、板バネ部9bが変
形することにより、ワンタッチで取付けられるようにな
っている。
【0036】図3には、物入れ8の全体構造が示されて
いる。物入れ8は、上部開口10を有する袋径形状をし
ており、全体が伸縮自在で中が見えるネットにより形成
されている。上部開口10の前後には、それぞれシャフ
ト11、12が設けられている。上部開口10の両側に
はそれぞれ折りたたみアーム13が設けられている。こ
の折りたたみアーム13は、複数の短片をジグザクに連
結したもので、長手方向で伸縮自在である。折りたたみ
アーム13の両端には、図5に示すように、キャップ1
4が設けられており、このキャップ14をシャフト1
1、12の両端に被せて取付けている。この折りたたみ
アーム13と、シャフト11、12により、上部開口1
0の形状が保たれるため、物入れ8内への物の出し入れ
が容易になる。
いる。物入れ8は、上部開口10を有する袋径形状をし
ており、全体が伸縮自在で中が見えるネットにより形成
されている。上部開口10の前後には、それぞれシャフ
ト11、12が設けられている。上部開口10の両側に
はそれぞれ折りたたみアーム13が設けられている。こ
の折りたたみアーム13は、複数の短片をジグザクに連
結したもので、長手方向で伸縮自在である。折りたたみ
アーム13の両端には、図5に示すように、キャップ1
4が設けられており、このキャップ14をシャフト1
1、12の両端に被せて取付けている。この折りたたみ
アーム13と、シャフト11、12により、上部開口1
0の形状が保たれるため、物入れ8内への物の出し入れ
が容易になる。
【0037】物入れ8の前側のシャフト11には、図2
で示したクリップ9が左右に一対設けられている。後側
のシャフト12は、更に別の回転シャフト15に設けら
れたU形ブラケット16内で回転自在に支持されている
(図6参照)。この回転シャフト15の両端は、前記ラ
ゲッジフロアボード4の前側ボード4aにおける前端下
面に設けられたブラケット17に回転自在に支持されて
いる。この前側ボード4aの下面の後方には、左右一対
のC形をしたフック18が設けられている。このフック
18は、物入れ8を前側ボード4aの下面に収納する場
合に使用される。
で示したクリップ9が左右に一対設けられている。後側
のシャフト12は、更に別の回転シャフト15に設けら
れたU形ブラケット16内で回転自在に支持されている
(図6参照)。この回転シャフト15の両端は、前記ラ
ゲッジフロアボード4の前側ボード4aにおける前端下
面に設けられたブラケット17に回転自在に支持されて
いる。この前側ボード4aの下面の後方には、左右一対
のC形をしたフック18が設けられている。このフック
18は、物入れ8を前側ボード4aの下面に収納する場
合に使用される。
【0038】図7及び図8に示すように、物入れ8は通
常時は、前側ボード4aの下面に収納されており、使用
時だけ前側に引き出すようになっている。物入れ8を収
納する場合は、前側のシャフト11に設けられたクリッ
プ9を、後側のシャフト12に引っかけて物入れ8全体
を折りたたんだ状態にする。そして、折りたたんだ状態
の物入れ8の底部にフック18を引っかけて、物入れ8
を前側ボード4aの下面に沿った状態で固定する。この
ように物入れ8を収納した前側ボード4aは、その状態
のまま後側ボード4bに対してスライドさせることがで
きる。
常時は、前側ボード4aの下面に収納されており、使用
時だけ前側に引き出すようになっている。物入れ8を収
納する場合は、前側のシャフト11に設けられたクリッ
プ9を、後側のシャフト12に引っかけて物入れ8全体
を折りたたんだ状態にする。そして、折りたたんだ状態
の物入れ8の底部にフック18を引っかけて、物入れ8
を前側ボード4aの下面に沿った状態で固定する。この
ように物入れ8を収納した前側ボード4aは、その状態
のまま後側ボード4bに対してスライドさせることがで
きる。
【0039】この物入れ8を使用する場合は、まず、物
入れ8の底部に引っかけられたフック18を外すと共
に、クリップ9を後側のシャフト12から外し、回転シ
ャフト15を中心に物入れ8全体を前側に引き出す。そ
して、前側のシャフト11を前方へ引っ張って、折りた
たみアーム13を伸ばし、上部開口10を広げる。ラゲ
ッジフロアボード4と、その前方にある後側のシート2
との間には、前記図1で説明したように、デッドスペー
スSが形成されている。このデッドスペースSは、本来
は、サードシート6を使用する乗員の足を収納する部分
であるが、このサードシート6がラゲッジフロアボード
4の下方の収納された状態になっているため、不要なス
ペースとなっている。
入れ8の底部に引っかけられたフック18を外すと共
に、クリップ9を後側のシャフト12から外し、回転シ
ャフト15を中心に物入れ8全体を前側に引き出す。そ
して、前側のシャフト11を前方へ引っ張って、折りた
たみアーム13を伸ばし、上部開口10を広げる。ラゲ
ッジフロアボード4と、その前方にある後側のシート2
との間には、前記図1で説明したように、デッドスペー
スSが形成されている。このデッドスペースSは、本来
は、サードシート6を使用する乗員の足を収納する部分
であるが、このサードシート6がラゲッジフロアボード
4の下方の収納された状態になっているため、不要なス
ペースとなっている。
【0040】前側へ伸ばされた物入れ8の前側のシャフ
ト11に設けられているクリップ9は、図9に示すよう
に、後側のシート3のシートバック3aに設けられたU
形のストライカ19に引っかけられる。このストライカ
19は、図10に示すように、シートバック3aの内部
に設けられたシートバックフレーム20に溶接されてお
り、シートバック3aの背面を形成するシートバックフ
ィニッシャ21から後方へ突出している。
ト11に設けられているクリップ9は、図9に示すよう
に、後側のシート3のシートバック3aに設けられたU
形のストライカ19に引っかけられる。このストライカ
19は、図10に示すように、シートバック3aの内部
に設けられたシートバックフレーム20に溶接されてお
り、シートバック3aの背面を形成するシートバックフ
ィニッシャ21から後方へ突出している。
【0041】この第1実施形態に係る物入れ8は、前側
のクリップ9をシート2のストライカ19に引っかける
ことにより、デッドスペースSの前後クリアランスに応
じたサイズとなり、デッドスペースSが完全に物入れ8
に占められた状態となる。物入れ8が前後伸縮自在のた
め、後側のシート3のスライド位置が変化しても対応で
きる。また、物入れ8が上部開口10を有する袋状のた
め、物入れ8内に入れられた物は、振動が加わっても動
きが抑制され、物入れ8から出ることはなく、安定した
収納状態が得られる。
のクリップ9をシート2のストライカ19に引っかける
ことにより、デッドスペースSの前後クリアランスに応
じたサイズとなり、デッドスペースSが完全に物入れ8
に占められた状態となる。物入れ8が前後伸縮自在のた
め、後側のシート3のスライド位置が変化しても対応で
きる。また、物入れ8が上部開口10を有する袋状のた
め、物入れ8内に入れられた物は、振動が加わっても動
きが抑制され、物入れ8から出ることはなく、安定した
収納状態が得られる。
【0042】また、ラゲッジフロアボード4の前側ボー
ド4aが後側ボード4bに対してスライド自在に支持さ
れているため、ラゲッジフロアボード4の前後サイズを
半分にして、サードシート6を設置することができる。
ド4aが後側ボード4bに対してスライド自在に支持さ
れているため、ラゲッジフロアボード4の前後サイズを
半分にして、サードシート6を設置することができる。
【0043】図11〜図15は、この発明の第2実施形
態を示す図である。この第2実施形態では、ラゲッジフ
ロアボード22を二つ折り構造にしたものである。すな
わち、第2実施形態におけるラゲッジフロアボード22
は、ヒンジ23を介して、折りたたみ自在な前側ボード
22aと後側ボード22bにより形成されている。
態を示す図である。この第2実施形態では、ラゲッジフ
ロアボード22を二つ折り構造にしたものである。すな
わち、第2実施形態におけるラゲッジフロアボード22
は、ヒンジ23を介して、折りたたみ自在な前側ボード
22aと後側ボード22bにより形成されている。
【0044】このラゲッジフロアボード22は、ラゲッ
ジルームRのフロア上に形成された左右の棚部24a、
24bの上に載せされているが、前側ボード22aの方
が、後側ボード22bよりも幅が狭いため、棚24a、
24bも、前側の棚24aの方が、後側の棚24bより
も幅が狭くなっている。このラゲッジフロアボード22
の下方には、サードシード6が収納されている。
ジルームRのフロア上に形成された左右の棚部24a、
24bの上に載せされているが、前側ボード22aの方
が、後側ボード22bよりも幅が狭いため、棚24a、
24bも、前側の棚24aの方が、後側の棚24bより
も幅が狭くなっている。このラゲッジフロアボード22
の下方には、サードシード6が収納されている。
【0045】前側ボード22aの下方には、第1実施形
態と殆ど同じ物入れ8が設けられている。第1実施形態
と違う点は、図12に示すように、回転シャフト15の
両端を支持するブラケット25の一端が、前側ボード2
2aの前端面に取付けられたことである。このようにす
ることにより、物入れ8を前側に引き出して使用する場
合において、図13に示すように、後側のシャフト12
をより前方に位置させることができます。従って、その
分、物入れ8の上部開口10が前側ボード22aから完
全に前側に出た状態となり、物入れ8内への物の出し入
れが容易になる。
態と殆ど同じ物入れ8が設けられている。第1実施形態
と違う点は、図12に示すように、回転シャフト15の
両端を支持するブラケット25の一端が、前側ボード2
2aの前端面に取付けられたことである。このようにす
ることにより、物入れ8を前側に引き出して使用する場
合において、図13に示すように、後側のシャフト12
をより前方に位置させることができます。従って、その
分、物入れ8の上部開口10が前側ボード22aから完
全に前側に出た状態となり、物入れ8内への物の出し入
れが容易になる。
【0046】この物入れ8は、第1実施形態と同様に、
図14に示す如く、フック18により前側ボード22a
の下面に収納される。そして、サードシート6を使用す
る場合には、図14に示すように、物入れ8を収納した
状態まま、前側ボード22aが後側ボード22bの下側
へ折りたたまれる。前側ボード22aの方が後側ボード
22bよりも幅が狭いため、前側ボード22aを後側ボ
ード22bの下方へ、ヒンジ23を介して確実に折りた
たむことがでいる(図15参照)。尚、後側ボード22
bの下側に折りたたまれた前側ボード22aは、ラゲッ
ジルームRの側面に形成された突起26(図11参照)
上に支持される。
図14に示す如く、フック18により前側ボード22a
の下面に収納される。そして、サードシート6を使用す
る場合には、図14に示すように、物入れ8を収納した
状態まま、前側ボード22aが後側ボード22bの下側
へ折りたたまれる。前側ボード22aの方が後側ボード
22bよりも幅が狭いため、前側ボード22aを後側ボ
ード22bの下方へ、ヒンジ23を介して確実に折りた
たむことがでいる(図15参照)。尚、後側ボード22
bの下側に折りたたまれた前側ボード22aは、ラゲッ
ジルームRの側面に形成された突起26(図11参照)
上に支持される。
【0047】この第2実施形態の場合も、ラゲッジフロ
アボード22の前側ボード22a3が後側ボード22b
に対して折りたたみ自在に支持されているため、ラゲッ
ジフロアボード22の前後サイズを半分にして、サード
シート6を設置することができる。
アボード22の前側ボード22a3が後側ボード22b
に対して折りたたみ自在に支持されているため、ラゲッ
ジフロアボード22の前後サイズを半分にして、サード
シート6を設置することができる。
【0048】図16〜図19は、この発明の第3実施形
態を示す図である。この第3実施形態では、先の実施形
態のようなワゴン車でなく、セダン車27に関するもの
である。このセダン車27には、前後にスライド自在な
前側のシート28と、固定された後側のシート29が設
置されている。後側のシート29のシートバック29a
は前倒し自在で、前倒しした場合に、トランクスルー開
口30により、車室内とトランクルームとが連通するよ
うになっている。このように、後側のシート29のシー
トバック29aを前倒しすると、この後側のシート29
には乗員が乗れなくなるため、後側のシート29と前側
のシート28との間にデッドスペースSが生じることと
なる。
態を示す図である。この第3実施形態では、先の実施形
態のようなワゴン車でなく、セダン車27に関するもの
である。このセダン車27には、前後にスライド自在な
前側のシート28と、固定された後側のシート29が設
置されている。後側のシート29のシートバック29a
は前倒し自在で、前倒しした場合に、トランクスルー開
口30により、車室内とトランクルームとが連通するよ
うになっている。このように、後側のシート29のシー
トバック29aを前倒しすると、この後側のシート29
には乗員が乗れなくなるため、後側のシート29と前側
のシート28との間にデッドスペースSが生じることと
なる。
【0049】この第3実施形態では、このようなデッド
スペースSを有効利用するために、後側のシートバック
29aの背面に、前記第1実施形態と同様の構造をした
物入れ8を設けている。すなわち、通常時は、折りたた
んだ状態で、シートバック29aの背面に収納され、使
用時には、前側へ引き出されて、前側のシャフト11に
設られたクリップ9を、前側のシート28のシートバッ
ク28aに形成されたストライカ19に引っ掛けるよう
になっている。
スペースSを有効利用するために、後側のシートバック
29aの背面に、前記第1実施形態と同様の構造をした
物入れ8を設けている。すなわち、通常時は、折りたた
んだ状態で、シートバック29aの背面に収納され、使
用時には、前側へ引き出されて、前側のシャフト11に
設られたクリップ9を、前側のシート28のシートバッ
ク28aに形成されたストライカ19に引っ掛けるよう
になっている。
【0050】この第3実施形態によれば、前後のシート
28、29の間に形成されるデッドスペースSにも、該
デッドスペースSに応じた前後サイズの物入れ8を形成
することができる。
28、29の間に形成されるデッドスペースSにも、該
デッドスペースSに応じた前後サイズの物入れ8を形成
することができる。
【0051】図20〜図26は、この発明の第4実施形
態を示す図である。この第4実施形態は、物入れ31で
ラゲッジルームRの上方を覆う「トノカバー」を形成す
るものである。
態を示す図である。この第4実施形態は、物入れ31で
ラゲッジルームRの上方を覆う「トノカバー」を形成す
るものである。
【0052】まず図23〜図26に基づいて、この物入
れ31の構造を説明する。この物入れ31は基本的に、
物入れ31の前後及び底部を形成するセンタ部32と、
側面を形成するサイド部33とから形成されている。セ
ンタ部32とサイド部33とはそれぞれの対応端部に設
けたファスナ34により結合可能になっている。センタ
部32の前後には、それぞれ上部開口10の前後を形成
するシャフト35、36が設けられている。前側のシャ
フト36にはクリップ9が設けられている。
れ31の構造を説明する。この物入れ31は基本的に、
物入れ31の前後及び底部を形成するセンタ部32と、
側面を形成するサイド部33とから形成されている。セ
ンタ部32とサイド部33とはそれぞれの対応端部に設
けたファスナ34により結合可能になっている。センタ
部32の前後には、それぞれ上部開口10の前後を形成
するシャフト35、36が設けられている。前側のシャ
フト36にはクリップ9が設けられている。
【0053】サイド部33の上部には、上部開口10の
両端を形成する伸縮自在なジャバラチューブ37が設け
られている。図26は、ジャバラチューブ37の縮めた
状態を上に示し、伸ばした状態を下に示したものであ
る。ジャバラチューブ37を伸ばすと、縮めた状態の長
さd1よりも、d2だけ伸びることになる。ジャバラチ
ューブ37の両端にはキャップ38がカシメにより設け
られており、このキャップ38が前後のシャフト35、
36の両端に被せられる。このジャバラチューブ37の
内部には、図26に示すように、内部に伸び過ぎ防止の
ロープ39が設けられている。
両端を形成する伸縮自在なジャバラチューブ37が設け
られている。図26は、ジャバラチューブ37の縮めた
状態を上に示し、伸ばした状態を下に示したものであ
る。ジャバラチューブ37を伸ばすと、縮めた状態の長
さd1よりも、d2だけ伸びることになる。ジャバラチ
ューブ37の両端にはキャップ38がカシメにより設け
られており、このキャップ38が前後のシャフト35、
36の両端に被せられる。このジャバラチューブ37の
内部には、図26に示すように、内部に伸び過ぎ防止の
ロープ39が設けられている。
【0054】このような構造をした物入れ31は、ま
ず、センタ部32からサイド部33が外され、サイド部
33は車内の別の場所に保管される。そして、図21に
示すように、センタ部32の後側のシャフト36が、ブ
ラケット17を介して、後側のシート40のシートバッ
ク40aの背面上部に取付けられる。通常時は、前側の
シャフト35に設けられたクリップ9を後側のシャフト
36に引っかけることにより折りたたみ、その底部をフ
ック18にて固定した収納状態にしておく。
ず、センタ部32からサイド部33が外され、サイド部
33は車内の別の場所に保管される。そして、図21に
示すように、センタ部32の後側のシャフト36が、ブ
ラケット17を介して、後側のシート40のシートバッ
ク40aの背面上部に取付けられる。通常時は、前側の
シャフト35に設けられたクリップ9を後側のシャフト
36に引っかけることにより折りたたみ、その底部をフ
ック18にて固定した収納状態にしておく。
【0055】そして、トノカバーとして使用する場合
は、物入れ31の底部をフック18から外すと共に、ク
リップ9を後側のシャフト36から外し、センタ部32
を後方に延ばして、前側のシャフト35に設けられたク
リップ9を、車体後部のリヤピラー41に設けられた各
ストライカ42に引っかける。このようにすることによ
り、物入れ31のセンタ部32がラゲッジルームRの上
方を水平に覆うトノカバーとなる。トノカバーの上には
小物を載せることができるし、このトノカバーでラゲッ
ジルームR内に載せられた荷物を押さえることができ
る。
は、物入れ31の底部をフック18から外すと共に、ク
リップ9を後側のシャフト36から外し、センタ部32
を後方に延ばして、前側のシャフト35に設けられたク
リップ9を、車体後部のリヤピラー41に設けられた各
ストライカ42に引っかける。このようにすることによ
り、物入れ31のセンタ部32がラゲッジルームRの上
方を水平に覆うトノカバーとなる。トノカバーの上には
小物を載せることができるし、このトノカバーでラゲッ
ジルームR内に載せられた荷物を押さえることができ
る。
【0056】次に、後側のシート40のシートバック4
0aを前倒ししてラゲッジルームRを拡大する場合に
は、センタ部32を前側に回転させ、前側のシャフト3
5を前側のもってくる。そして、センタ部32をU形に
すると共に、その両側にサイド部33を取付け、上部開
口10を有す得る袋状の物入れ31を形成する。その
後、前側のシャフト35に設けられているクリップ9
を、図示せぬ前側のシートに設けられたストライカに引
っかけることにより、後側のシート40と前側のシート
(図示せず)との間に形成されたデッドスペースSに、
そのデッドスペースSに応じたサイズの物入れ31を形
成することができる。また、物入れ31の上部開口10
が、前後のシャフト35、36と、両側のジャバラチュ
ーブ37(特に内部のロープ39の作用)により固めら
れて安定するため、物入れ31内への物の出し入れが容
易である。
0aを前倒ししてラゲッジルームRを拡大する場合に
は、センタ部32を前側に回転させ、前側のシャフト3
5を前側のもってくる。そして、センタ部32をU形に
すると共に、その両側にサイド部33を取付け、上部開
口10を有す得る袋状の物入れ31を形成する。その
後、前側のシャフト35に設けられているクリップ9
を、図示せぬ前側のシートに設けられたストライカに引
っかけることにより、後側のシート40と前側のシート
(図示せず)との間に形成されたデッドスペースSに、
そのデッドスペースSに応じたサイズの物入れ31を形
成することができる。また、物入れ31の上部開口10
が、前後のシャフト35、36と、両側のジャバラチュ
ーブ37(特に内部のロープ39の作用)により固めら
れて安定するため、物入れ31内への物の出し入れが容
易である。
【0057】図27は、この発明の第5実施形態を示す
図である。この第5実施形態では、物入れ43が側面4
4をジャバラ状にした箱形状をしており、材質でなく、
形状的に前後に伸縮自在な構造となっている。この物入
れ43の上部開口45の後端にはヒンジ46が設けら
れ、前端にはクリップ47が設けられている。ヒンジ4
6は図示せぬ、後側のシートのシートバックの背面に取
付けられおり、このヒンジ46を中心として物入れ43
を裏返しにした状態で収納されている。シートバックを
前倒しして使用する場合には、物入れ43を前側へ回転
させ、上部開口45を上向きにした状態とし、その上部
開口45の前端に設けられているクリップ47を、前方
に位置する別にシートの後部の図せぬストライカに引っ
かけられる。この物入れ43も、先の実施形態同様に、
前後に伸縮自在のため、前後のシートの間に形成された
デッドスペースの前後クリアランスに応じて前後サイズ
が変化する。
図である。この第5実施形態では、物入れ43が側面4
4をジャバラ状にした箱形状をしており、材質でなく、
形状的に前後に伸縮自在な構造となっている。この物入
れ43の上部開口45の後端にはヒンジ46が設けら
れ、前端にはクリップ47が設けられている。ヒンジ4
6は図示せぬ、後側のシートのシートバックの背面に取
付けられおり、このヒンジ46を中心として物入れ43
を裏返しにした状態で収納されている。シートバックを
前倒しして使用する場合には、物入れ43を前側へ回転
させ、上部開口45を上向きにした状態とし、その上部
開口45の前端に設けられているクリップ47を、前方
に位置する別にシートの後部の図せぬストライカに引っ
かけられる。この物入れ43も、先の実施形態同様に、
前後に伸縮自在のため、前後のシートの間に形成された
デッドスペースの前後クリアランスに応じて前後サイズ
が変化する。
【0058】
【発明の効果】この発明によれば、物入れが前後伸縮自
在であるため、デッドスペースの前後クリアランスがシ
ートのスライド位置により変化しても、そのデッドスペ
ースに応じて物入れの前後サイズを変化させることがで
きる。しかも、この物入れが上部開口を有する袋状のた
め、物入れ内に入れられた物は、振動が加わっても動き
が抑制され、物入れから出ることはなく、安定した収納
状態が得られる。
在であるため、デッドスペースの前後クリアランスがシ
ートのスライド位置により変化しても、そのデッドスペ
ースに応じて物入れの前後サイズを変化させることがで
きる。しかも、この物入れが上部開口を有する袋状のた
め、物入れ内に入れられた物は、振動が加わっても動き
が抑制され、物入れから出ることはなく、安定した収納
状態が得られる。
【図1】この発明の第1実施形態を示すワゴン車の車内
側面図。
側面図。
【図2】クリップを示す拡大側面図。
【図3】物入れの構造を示す全体斜視図。
【図4】物入れの収納状態を示す斜視図。
【図5】折りたたみアームを示す斜視図。
【図6】回転シャフトの取付け部分を示す側面図。
【図7】スライド式のラゲッジフロアボードに取付けら
れた物入れを示す斜視図。
れた物入れを示す斜視図。
【図8】スライド式のラゲッジフロアボードに取付けら
れた物入れを示す側面図。
れた物入れを示す側面図。
【図9】前側のシートの背面構造を示す斜視図。
【図10】図9中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図11】この発明の第2実施形態を示す折りたたみ式
ラゲッジフロアボードを示す斜視図。
ラゲッジフロアボードを示す斜視図。
【図12】前側ボードの前端面へのブラケットの取付構
造を示す斜視図。
造を示す斜視図。
【図13】第2実施形態の回転シャフトの取付け部分を
示す側面図。
示す側面図。
【図14】折りたたみ式のラゲッジフロアボードに取付
けられた物入れを示す側面図。
けられた物入れを示す側面図。
【図15】図11中矢示SB−SB線に沿う断面図。
【図16】この発明の第3実施形態を示すセダン車の車
内側面図。
内側面図。
【図17】後側のシートの背面構造を示す斜視図。
【図18】後側のシートのシートバックを前倒しした状
態を示す斜視図。
態を示す斜視図。
【図19】前後にシートの間に物入れを形成した状態を
示す側面図。
示す側面図。
【図20】この発明の第4実施形態に係る車室内後部を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図21】第4実施形態のラゲッジルームを示す側面
図。
図。
【図22】図20中の矢示DA部分を示す拡大図。
【図23】物入れの構造を示す分解図。
【図24】物入れを示す斜視図。
【図25】物入れのセンタ部とサイド部との結合構造を
示す拡大図。
示す拡大図。
【図26】ジャバラチューブの構造を示す図。
【図27】この発明の第5実施形態に係る物入れを示す
斜視図。
斜視図。
2、3 シート 4 ラゲッジフロアボード(車載装備品) 8 物入れ 10 上部開口 S デッドスペース
Claims (12)
- 【請求項1】 前後にスライド自在なシート、または該
シートとスペースを介して前後方向で向かい合う車載装
備品(他のシートを含む)のいずれか一方に、上部開口
を有する袋状で且つ前後伸縮自在な物入れの一端を取付
けた状態で収納すると共に、該物入れを前後に広げて他
端を他方に取付けることにより、該物入れをシートと車
載装備品とのスペースに応じた前後サイズにすることを
特徴とする車両の物入れ構造。 - 【請求項2】 前後にスライド自在なシートの後方にラ
ゲッジルームが形成されており、該ラゲッジルームのフ
ロア上にラゲッジフロアボードが設置されており、該ラ
ゲッジフロアボードとシートとの間のスペースに上部開
口を有する袋状で且つ前後伸縮自在な物入れを設置する
と共に、 前ラゲッジフロアボードの裏面に、物入れの上部開口の
後端を取付けた状態で収納すると共に、該物入れを前側
に引き出して、該物入れの上部開口の前端をシートの後
部に取付け可能にしたことを特徴とする車両の物入れ構
造。 - 【請求項3】 ラゲッジフロアボードが前側ボードと後
側ボードとから形成されていると共に、前側ボードが後
側ボードに対してスライド自在に支持されており、前側
ボードに物入れが設けた請求項2記載の車両の物入れ構
造。 - 【請求項4】 ラゲッジフロアボードが前側ボードと後
側ボードとから形成されていると共に、前側ボードが後
側ボードに対して折りたたみ自在に支持されており、前
側ボードに物入れを設けた請求項2記載の車両の物入れ
構造。 - 【請求項5】 前後に配置されたシートの少なくとも一
方が前後にスライド自在で、且つ後側のシートのシート
バックが前倒し自在であり、前後のシートの間のスペー
スに上部開口を有する袋状で且つ前後伸縮自在な物入れ
を設置すると共に、 前記後側のシートのシートバックの背面に、物入れの上
部開口の後端を取付けた状態で収納すると共に、該シー
トバックを前倒した際に物入れを前側に引き出して、該
物入れの上部開口の前端をシートの後部に取付け可能に
したことを特徴とする車両の物入れ構造。 - 【請求項6】 後側のシートの後方にラゲッジルームが
形成されており、シートバックの背面に取付けた物入れ
の一部で、ラゲッジルームの上方に水平状態で配される
トノカバーを形成可能にした請求項5記載の車両の物入
れ構造。 - 【請求項7】 収納された状態の物入れの底部がフック
により固定されている請求項1〜6のいずれか1項に記
載の車両の物入れ構造。 - 【請求項8】 物入れが伸縮自在な材質で形成されてい
る請求項1〜7のいずれか1項に記載の車両の物入れ構
造。 - 【請求項9】 物入れがネット部材で形成されている請
求項8記載の車両の物入れ構造。 - 【請求項10】 物入れの上部開口の前後にシャフトが
設けられており、両側に折りたたみアームが設けられて
いる請求項1〜9のいずれか1項に記載の車両の物入れ
構造。 - 【請求項11】 物入れの上部開口の前後にシャフトが
設けられており、両側にジャバラチューブが設けられて
いる請求項1〜9のいずれか1項に記載の車両の物入れ
構造。 - 【請求項12】 物入れが、側面をジャバラ状にするこ
とにより前後に伸縮自在な構造になっている請求項1記
載の車両の物入れ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12455298A JPH11314549A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 車両の物入れ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12455298A JPH11314549A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 車両の物入れ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11314549A true JPH11314549A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=14888313
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12455298A Pending JPH11314549A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 車両の物入れ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11314549A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002020311A1 (en) * | 2000-09-08 | 2002-03-14 | Magna Interior Systems Inc. | Cargo management system useful as a table |
EP1332919A3 (de) * | 2002-01-31 | 2003-12-10 | BOS GmbH & Co. KG | Aufnahmevorrichtung für einen Laderaum eines Kraftfahrzeugs |
US7819451B2 (en) | 2008-05-22 | 2010-10-26 | Honda Access Corporation | Cargo net for vehicle |
JP2013043627A (ja) * | 2011-08-22 | 2013-03-04 | Napolex Co | 自動車用収納具 |
-
1998
- 1998-05-07 JP JP12455298A patent/JPH11314549A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002020311A1 (en) * | 2000-09-08 | 2002-03-14 | Magna Interior Systems Inc. | Cargo management system useful as a table |
EP1332919A3 (de) * | 2002-01-31 | 2003-12-10 | BOS GmbH & Co. KG | Aufnahmevorrichtung für einen Laderaum eines Kraftfahrzeugs |
US7819451B2 (en) | 2008-05-22 | 2010-10-26 | Honda Access Corporation | Cargo net for vehicle |
JP2013043627A (ja) * | 2011-08-22 | 2013-03-04 | Napolex Co | 自動車用収納具 |
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