JPH11304470A - 距離検出器 - Google Patents
距離検出器Info
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- JPH11304470A JPH11304470A JP10632398A JP10632398A JPH11304470A JP H11304470 A JPH11304470 A JP H11304470A JP 10632398 A JP10632398 A JP 10632398A JP 10632398 A JP10632398 A JP 10632398A JP H11304470 A JPH11304470 A JP H11304470A
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- light
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- distance
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- Measurement Of Optical Distance (AREA)
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 閉ループ制御を行うことなく信号飽和を回避
できる安価でかつ高速応答性、高精度の反射型光電セン
サ型距離検出器を提供する。 【解決手段】 被測定物3に時分割的にパルス光を照射
するLEDアレイ2と、これと所定距離離れて配置さ
れ、被測定物3からの反射光を受光して、電気信号
IA、IBを出力する半導体位置検出器1と、それぞれの
電気信号から外乱光成分を除去する信号抜取回路18、
19と、信号光成分を所定時間積分する積分回路13、
14と、この出力に所定の演算を行う回路15a〜15
cと、加算結果を基準値と比較するコンパレータ21
と、LEDアレイ2の駆動信号を生成するLEDドライ
ブパルス発生器22と、AND回路23とを備えてお
り、加算結果が所定の基準値に達した時点でLEDアレ
イ2を消灯して処理回路系への信号入力を停止する。
できる安価でかつ高速応答性、高精度の反射型光電セン
サ型距離検出器を提供する。 【解決手段】 被測定物3に時分割的にパルス光を照射
するLEDアレイ2と、これと所定距離離れて配置さ
れ、被測定物3からの反射光を受光して、電気信号
IA、IBを出力する半導体位置検出器1と、それぞれの
電気信号から外乱光成分を除去する信号抜取回路18、
19と、信号光成分を所定時間積分する積分回路13、
14と、この出力に所定の演算を行う回路15a〜15
cと、加算結果を基準値と比較するコンパレータ21
と、LEDアレイ2の駆動信号を生成するLEDドライ
ブパルス発生器22と、AND回路23とを備えてお
り、加算結果が所定の基準値に達した時点でLEDアレ
イ2を消灯して処理回路系への信号入力を停止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は反射型の光電センサ
を用いた非接触型の距離検出器に関する。
を用いた非接触型の距離検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】反射型の光電センサは、自動水栓等の衛
生機器や自動焦点式カメラ、人体の3次元形状を測定す
るBL(Body Line)スキャナなどにおける距離検出器
(測距センサ)として広く用いられている。
生機器や自動焦点式カメラ、人体の3次元形状を測定す
るBL(Body Line)スキャナなどにおける距離検出器
(測距センサ)として広く用いられている。
【0003】こうした反射型光電センサの原理を図6に
示す。この反射型光電センサ5は半導体位置検出器(Po
sition Sensitive Photo Detector;PSD)1を受光
素子として用い、発光素子2から被測定物3に投射した
光が被測定物表面で反射されてPSD1の受光面上に入
射した際の受光位置を検出することにより、三角測量方
式で被測定物までの距離Lを検出するものである。ここ
で、PSD1は、受光面の両端にそれぞれ電極を有して
おり、これらの電極と受光位置との距離に応じた電気信
号を出力するものである。
示す。この反射型光電センサ5は半導体位置検出器(Po
sition Sensitive Photo Detector;PSD)1を受光
素子として用い、発光素子2から被測定物3に投射した
光が被測定物表面で反射されてPSD1の受光面上に入
射した際の受光位置を検出することにより、三角測量方
式で被測定物までの距離Lを検出するものである。ここ
で、PSD1は、受光面の両端にそれぞれ電極を有して
おり、これらの電極と受光位置との距離に応じた電気信
号を出力するものである。
【0004】こうしたPSD1では、PSD1への入射
光の光量に応じて電気信号の出力値が変化する。したが
って、入射光量が多くなると、距離Lを算出する演算回
路への入力信号が大きくなり、飽和してしまうおそれが
ある。逆にある程度入射光量が多い場合でも飽和しない
ように演算回路を設計した場合は、入射光量が小さい場
合には、入力信号が小さすぎて、演算精度が劣化してし
まう。
光の光量に応じて電気信号の出力値が変化する。したが
って、入射光量が多くなると、距離Lを算出する演算回
路への入力信号が大きくなり、飽和してしまうおそれが
ある。逆にある程度入射光量が多い場合でも飽和しない
ように演算回路を設計した場合は、入射光量が小さい場
合には、入力信号が小さすぎて、演算精度が劣化してし
まう。
【0005】こうした演算回路での信号飽和を防止する
技術として、特開平7−167648号に開示された技
術がある。この装置の回路ブロック図を図7に示す。
技術として、特開平7−167648号に開示された技
術がある。この装置の回路ブロック図を図7に示す。
【0006】この反射型光電センサの基本原理は、図6
に示すものと同じである。この装置では、PSD1の電
流出力信号I1、I2をそれぞれ電流/電圧変換回路1
1、12により電圧信号V1、V2に変換したうえ、そ
れぞれの信号を積分回路13、14により所定の期間積
分した後、マイクロコンピューター15で所定の演算を
施すことにより被測定物までの距離を求める。このと
き、V2の値を予め設定された所定の値と比較して、こ
れを越えた場合には、発光素子2の出力光量を減少させ
る投光レベル低減回路16を備えていることを特徴とし
ている。
に示すものと同じである。この装置では、PSD1の電
流出力信号I1、I2をそれぞれ電流/電圧変換回路1
1、12により電圧信号V1、V2に変換したうえ、そ
れぞれの信号を積分回路13、14により所定の期間積
分した後、マイクロコンピューター15で所定の演算を
施すことにより被測定物までの距離を求める。このと
き、V2の値を予め設定された所定の値と比較して、こ
れを越えた場合には、発光素子2の出力光量を減少させ
る投光レベル低減回路16を備えていることを特徴とし
ている。
【0007】このように構成することにより、入射光量
が多い場合には、自動的に投光量を減らしてその後の光
入射を減らすフィードバック制御を行うので、演算回路
において信号が飽和することがなく、PSDへの入射光
量に関らず、正確な距離測定を行うことができる。
が多い場合には、自動的に投光量を減らしてその後の光
入射を減らすフィードバック制御を行うので、演算回路
において信号が飽和することがなく、PSDへの入射光
量に関らず、正確な距離測定を行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなフィードバ
ック制御を行うには、測定時間に比較して極めて短時間
で制御を行う必要がある。BLスキャナ等の測距センサ
としてPSDを用いる場合には、大量の測距データを短
時間で採取するため、測定ポイント1点あたり10マイ
クロ秒程度で距離測定を行う必要があるが、この時間内
で上記のフィードバック制御を行うには、検出系の応答
速度を数十〜数百ナノ秒程度に設定する必要がある。し
かし、こうしたフィードバック制御系を含む回路では、
閉ループが構成されるため、高速動作時には回路系の浮
遊容量により発振が起こる可能性がある。この発振を防
ぐためには、ローパスフィルタあるいは積分回路を付加
する手法があるが、これでは応答速度を低下させてしま
う。発振をおこさないで高速応答性の回路を実現するこ
とは、従来の半導体位置検出器を使用した場合、困難で
あり、また、これを実現するためには、制御回路、位置
検出器とも高価になり現実的ではない。
ック制御を行うには、測定時間に比較して極めて短時間
で制御を行う必要がある。BLスキャナ等の測距センサ
としてPSDを用いる場合には、大量の測距データを短
時間で採取するため、測定ポイント1点あたり10マイ
クロ秒程度で距離測定を行う必要があるが、この時間内
で上記のフィードバック制御を行うには、検出系の応答
速度を数十〜数百ナノ秒程度に設定する必要がある。し
かし、こうしたフィードバック制御系を含む回路では、
閉ループが構成されるため、高速動作時には回路系の浮
遊容量により発振が起こる可能性がある。この発振を防
ぐためには、ローパスフィルタあるいは積分回路を付加
する手法があるが、これでは応答速度を低下させてしま
う。発振をおこさないで高速応答性の回路を実現するこ
とは、従来の半導体位置検出器を使用した場合、困難で
あり、また、これを実現するためには、制御回路、位置
検出器とも高価になり現実的ではない。
【0009】さらに、BLスキャナ等で着衣状態の人を
測定する場合には、衣服の材質によっては表面が光沢性
のものがあり、その正反射率は人の素肌の表面に対して
4倍以上となるため、こうした光沢性の素材を考慮して
感度を下げると、素肌やこれより反射率の小さい衣服表
面からの反射を正確にとらえることができず、測定精度
が劣化してしまう。また、反射特性も材質により異な
り、図8(a)に示されるように各方向への反射率がほ
ぼ均一な紙のような素材もあれば、図8(b)に示され
るように指向性の高い反射率を有する下着用の布地のよ
うな素材もある。また、測定対象の場所ごとに反射率が
異なってくるため、上記の技術を使用した場合、測定箇
所ごとに個々にかつ高速で閉ループ制御を行う必要があ
る。このため、高速での正確な測定が難しい。
測定する場合には、衣服の材質によっては表面が光沢性
のものがあり、その正反射率は人の素肌の表面に対して
4倍以上となるため、こうした光沢性の素材を考慮して
感度を下げると、素肌やこれより反射率の小さい衣服表
面からの反射を正確にとらえることができず、測定精度
が劣化してしまう。また、反射特性も材質により異な
り、図8(a)に示されるように各方向への反射率がほ
ぼ均一な紙のような素材もあれば、図8(b)に示され
るように指向性の高い反射率を有する下着用の布地のよ
うな素材もある。また、測定対象の場所ごとに反射率が
異なってくるため、上記の技術を使用した場合、測定箇
所ごとに個々にかつ高速で閉ループ制御を行う必要があ
る。このため、高速での正確な測定が難しい。
【0010】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みて、
高速応答が困難な閉ループ制御を行うことなく信号飽和
を回避できるようにした安価でかつ高速応答性、高精度
の反射型光電センサ型距離検出器を提供することを課題
とする。
高速応答が困難な閉ループ制御を行うことなく信号飽和
を回避できるようにした安価でかつ高速応答性、高精度
の反射型光電センサ型距離検出器を提供することを課題
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の距離検出器は、被測定物に光を照射し、反
射光を検出して三角測量方式で被測定物までの距離を検
出する非接触型の距離検出器であって、被測定物にビー
ム状のパルス光を照射する光源と、この光源から光源の
光軸に直交する基線長方向に所定距離離れて配置されて
おり、被測定物からの反射光を受光して、その基線長方
向の受光位置に対応する所定の1組の電気信号を出力す
る一次元半導体位置検出器と、パルス光照射ごとにこれ
ら1組の電気信号間で所定時間の積分を含む所定の演算
を行うことにより被測定物までの距離を算出する演算回
路と、を備えており、この演算回路は、この積分結果が
所定の基準値に達した時点で所定時間の積分を停止する
ことを特徴とする。
め、本発明の距離検出器は、被測定物に光を照射し、反
射光を検出して三角測量方式で被測定物までの距離を検
出する非接触型の距離検出器であって、被測定物にビー
ム状のパルス光を照射する光源と、この光源から光源の
光軸に直交する基線長方向に所定距離離れて配置されて
おり、被測定物からの反射光を受光して、その基線長方
向の受光位置に対応する所定の1組の電気信号を出力す
る一次元半導体位置検出器と、パルス光照射ごとにこれ
ら1組の電気信号間で所定時間の積分を含む所定の演算
を行うことにより被測定物までの距離を算出する演算回
路と、を備えており、この演算回路は、この積分結果が
所定の基準値に達した時点で所定時間の積分を停止する
ことを特徴とする。
【0012】このような構成によれば、光源から出射さ
れたビーム状のパルス光は被測定物の特定位置に照射さ
れる。その反射光の半導体位置検出器への入射位置を検
出することにより、三角測量方式で被測定物までの距離
が求まる。ここで、演算回路は、半導体位置検出器から
の出力信号を所定時間積分することにより、この出力信
号の時間変動を平均化するとともに、微小信号の増幅を
行う。この積分値をモニターし、所定の基準値に達した
場合には、その時点で積分を停止し、パルス投射期間内
に基準値に達していない場合は、パルス投射期間全体の
積分値を用いて被測定物までの距離を算出する演算を行
う。したがって、この基準値を演算回路内で信号飽和が
起こらないレベルに設定することにより、演算回路内で
の信号飽和は回避される。
れたビーム状のパルス光は被測定物の特定位置に照射さ
れる。その反射光の半導体位置検出器への入射位置を検
出することにより、三角測量方式で被測定物までの距離
が求まる。ここで、演算回路は、半導体位置検出器から
の出力信号を所定時間積分することにより、この出力信
号の時間変動を平均化するとともに、微小信号の増幅を
行う。この積分値をモニターし、所定の基準値に達した
場合には、その時点で積分を停止し、パルス投射期間内
に基準値に達していない場合は、パルス投射期間全体の
積分値を用いて被測定物までの距離を算出する演算を行
う。したがって、この基準値を演算回路内で信号飽和が
起こらないレベルに設定することにより、演算回路内で
の信号飽和は回避される。
【0013】積分結果がこの所定の基準値に達した時点
で光源を消灯する点灯制御回路をさらに備えていてもよ
い。このように構成することにより、積分結果がこの所
定の基準値に達した以降は、光源が消灯され、被測定物
へのパルス光照射が停止するので、半導体位置検出器へ
の入射光も基本的に停止し、積分動作も事実上停止す
る。
で光源を消灯する点灯制御回路をさらに備えていてもよ
い。このように構成することにより、積分結果がこの所
定の基準値に達した以降は、光源が消灯され、被測定物
へのパルス光照射が停止するので、半導体位置検出器へ
の入射光も基本的に停止し、積分動作も事実上停止す
る。
【0014】あるいは、積分結果がこの所定の基準値に
達した時点以降の演算回路へのこれら1組の電気信号の
入力を停止させるバイパス回路をさらに備えていてもよ
い。これによれば、積分結果が所定の基準値に達した以
降は、演算回路自体への電気信号入力がなくなるので、
積分動作をその時点で停止させたことに相当する。
達した時点以降の演算回路へのこれら1組の電気信号の
入力を停止させるバイパス回路をさらに備えていてもよ
い。これによれば、積分結果が所定の基準値に達した以
降は、演算回路自体への電気信号入力がなくなるので、
積分動作をその時点で停止させたことに相当する。
【0015】演算回路は、パルス光照射時の1組の電気
信号値のそれぞれからパルス光照射がないときの対応す
る1組の電気信号の信号値を減算する回路を備えている
ことがさらに好ましい。これによれば、外乱光が入射し
た場合に、電気信号値中の外乱光による信号成分が除去
される。
信号値のそれぞれからパルス光照射がないときの対応す
る1組の電気信号の信号値を減算する回路を備えている
ことがさらに好ましい。これによれば、外乱光が入射し
た場合に、電気信号値中の外乱光による信号成分が除去
される。
【0016】また、光源は、時分割的にパルス発光され
る複数の点光源から構成されていてもよい。このような
構成とすることにより、一個の半導体位置検出器で、被
測定物の複数の箇所までの距離が検出される。
る複数の点光源から構成されていてもよい。このような
構成とすることにより、一個の半導体位置検出器で、被
測定物の複数の箇所までの距離が検出される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態について説明する。なお、説明の理
解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に
対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複する説
明は省略する。
の好適な実施の形態について説明する。なお、説明の理
解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に
対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複する説
明は省略する。
【0018】図1は、本発明に係る距離検出器の回路ブ
ロック図であり、図2は、その光学系の構成を示す概略
斜視図であり、図3は、その信号抜取回路と積分回路部
分の詳細回路図である。
ロック図であり、図2は、その光学系の構成を示す概略
斜視図であり、図3は、その信号抜取回路と積分回路部
分の詳細回路図である。
【0019】まず、装置全体の構成を図1〜図3を参照
して説明する。図1に示されるように、本実施形態の距
離検出器は、発光素子としてLEDアレイ2を受光素子
としてPSD1を用い、被測定物3までの距離を三角測
量方式で測定する装置である。図2に示されるように、
PSD1とLEDアレイ2は、それぞれの光軸を基線長
Bだけ離して配置され、それぞれの光軸上には、反射光
をPSD1の受光面に集光する受光レンズ31、LED
アレイ2の投射光をビーム状の平行光束に集光する投光
レンズ30、がそれぞれ配置されている。LEDアレイ
2は、複数の点光源21〜2nが基線長に直交する方向に
配列されており、PSD1の受光位置検出方向は、基線
長方向に一致している。
して説明する。図1に示されるように、本実施形態の距
離検出器は、発光素子としてLEDアレイ2を受光素子
としてPSD1を用い、被測定物3までの距離を三角測
量方式で測定する装置である。図2に示されるように、
PSD1とLEDアレイ2は、それぞれの光軸を基線長
Bだけ離して配置され、それぞれの光軸上には、反射光
をPSD1の受光面に集光する受光レンズ31、LED
アレイ2の投射光をビーム状の平行光束に集光する投光
レンズ30、がそれぞれ配置されている。LEDアレイ
2は、複数の点光源21〜2nが基線長に直交する方向に
配列されており、PSD1の受光位置検出方向は、基線
長方向に一致している。
【0020】PSD1の受光面両端に設けられた電極1
a、1b(LEDアレイ2側の電極を1bとする)のそ
れぞれには、図1に示されるようにノイズ成分を除去す
る信号抜取回路18、19が接続されている。この回路
の構成については、後に詳述する。これらの信号抜取回
路18、19は、PSD1の出力電気信号を基にして被
測定物3までの距離を算出する演算回路10に接続され
ている。この演算回路10は、PSD1の出力電気信号
の各々を所定時間積分することで平均化と増幅を行う積
分回路13、14と、両信号間での減算と加算を行う減
算回路15b、加算回路15cと、減算結果の加算結果
による商を求める割算回路15cにより構成されてい
る。
a、1b(LEDアレイ2側の電極を1bとする)のそ
れぞれには、図1に示されるようにノイズ成分を除去す
る信号抜取回路18、19が接続されている。この回路
の構成については、後に詳述する。これらの信号抜取回
路18、19は、PSD1の出力電気信号を基にして被
測定物3までの距離を算出する演算回路10に接続され
ている。この演算回路10は、PSD1の出力電気信号
の各々を所定時間積分することで平均化と増幅を行う積
分回路13、14と、両信号間での減算と加算を行う減
算回路15b、加算回路15cと、減算結果の加算結果
による商を求める割算回路15cにより構成されてい
る。
【0021】一方、加算回路15cの出力は、分岐され
て、LEDアレイ2の点灯を制御する点灯制御回路20
に入力される。点灯制御回路20は、加算回路15cの
出力と基準信号値Vref1を比較するコンパレータ21
と、LEDをパルス点灯させるパルス信号の基となるパ
ルス信号を生成するLEDドライブパルス発生器22
と、コンパレータ21の反転出力とLEDドライブパル
ス発生器22の出力を基にしてLEDアレイ2の駆動信
号を生成するAND回路23からなる。
て、LEDアレイ2の点灯を制御する点灯制御回路20
に入力される。点灯制御回路20は、加算回路15cの
出力と基準信号値Vref1を比較するコンパレータ21
と、LEDをパルス点灯させるパルス信号の基となるパ
ルス信号を生成するLEDドライブパルス発生器22
と、コンパレータ21の反転出力とLEDドライブパル
ス発生器22の出力を基にしてLEDアレイ2の駆動信
号を生成するAND回路23からなる。
【0022】ここで、信号抜取回路18(19)と積分
回路13(14)の具体的な回路構成を図3を参照して
説明する。図3に示される回路は、積分回路13用の積
分アンプU1と、信号抜取回路18用の外乱光抜取アン
プU2を備えており、積分アンプU1のPSD1からの
出力信号が入力される負入力端と出力端の間には、コン
デンサC1とスイッチS1が並列に接続されており、正
入力端は設置されている。また、外乱光抜取アンプU2
の正入力端は、抵抗R2を介して、2つに分岐されてお
り、一方はコンデンサC2を介して設置され、他方はス
イッチS2を介して積分アンプU1の出力端に分岐接続
されている。一方、この外乱光抜取アンプU2の負入力
端は、抵抗R3を介して接地されている。また、外乱光
抜取アンプU2の負入力端と出力端の間にはコンデンサ
C3が接続されている。さらに、この出力端とPSD1
の信号電極とは、抵抗R1を介して接続されている。
回路13(14)の具体的な回路構成を図3を参照して
説明する。図3に示される回路は、積分回路13用の積
分アンプU1と、信号抜取回路18用の外乱光抜取アン
プU2を備えており、積分アンプU1のPSD1からの
出力信号が入力される負入力端と出力端の間には、コン
デンサC1とスイッチS1が並列に接続されており、正
入力端は設置されている。また、外乱光抜取アンプU2
の正入力端は、抵抗R2を介して、2つに分岐されてお
り、一方はコンデンサC2を介して設置され、他方はス
イッチS2を介して積分アンプU1の出力端に分岐接続
されている。一方、この外乱光抜取アンプU2の負入力
端は、抵抗R3を介して接地されている。また、外乱光
抜取アンプU2の負入力端と出力端の間にはコンデンサ
C3が接続されている。さらに、この出力端とPSD1
の信号電極とは、抵抗R1を介して接続されている。
【0023】以下、図1〜図4を参照して本実施形態の
距離検出器の動作を説明する。図4は、本実施形態の信
号処理回路のタイミングチャートである。
距離検出器の動作を説明する。図4は、本実施形態の信
号処理回路のタイミングチャートである。
【0024】まず、LEDドライブパルス発生器22か
らは、図4Aに示されるようなLEDドライブパルスが
生成されている。そして、この信号はAND回路23に
送られて、AND回路23から図4Bに示されるような
LED点灯波形が生成される。(このLED点灯波形の
生成については後述する。)この信号に基づいて、図2
に示されるLEDアレイ2の各LED21〜2nのそれぞ
れが順次パルス点灯される。各LED21〜2nから射出
された光は、投光レンズ30を介してLED21〜2nの
位置に応じて図示するように扇形に走査されて前方の被
測定物3(図1参照)に照射される。投光レンズ30は
LED21〜2nのそれぞれに設けてもよいが、本実施形
態のように共通としたほうが、光軸の調整等が簡単であ
り、好ましい。
らは、図4Aに示されるようなLEDドライブパルスが
生成されている。そして、この信号はAND回路23に
送られて、AND回路23から図4Bに示されるような
LED点灯波形が生成される。(このLED点灯波形の
生成については後述する。)この信号に基づいて、図2
に示されるLEDアレイ2の各LED21〜2nのそれぞ
れが順次パルス点灯される。各LED21〜2nから射出
された光は、投光レンズ30を介してLED21〜2nの
位置に応じて図示するように扇形に走査されて前方の被
測定物3(図1参照)に照射される。投光レンズ30は
LED21〜2nのそれぞれに設けてもよいが、本実施形
態のように共通としたほうが、光軸の調整等が簡単であ
り、好ましい。
【0025】そして、被測定物3により反射された光
は、受光レンズ31によりPSD1の受光面上に集光さ
れる。図7に原理を示したように、反射光は、PSD1
の受光面上の、被測定物3までの距離に応じた位置に集
光される。PSD1の受光面の基線長方向の両端に設け
られた電極1a、1bからこの受光位置に応じた信号が
出力される。(出力信号の関係については後述する。)
LED点灯波形がOFFのとき、つまりいずれのLED
21〜2nも点灯していないときにも外乱光入射によりP
SD1の各電極からはこの外乱光に応じた信号が出力さ
れている。この状態で図3に示されるスイッチS1とS
2をONにして(図4のaの時点)積分回路13(1
4)、信号抜取回路18(19)をリセットし、その後
すぐにスイッチS1のみをOFFにする(図4のbの時
点)。すると、この外乱光受光時の出力電流は、積分ア
ンプU1に流れ込み、コンデンサC3に蓄積される。こ
の結果、出力電圧Voutはマイナスの電位を示す。この
マイナス電圧はスイッチS2、抵抗R2を介して外乱光
抜取アンプU2へ入力され、増幅されてさらにマイナス
側に電位を下げる。これにより、外乱光信号電流Inと
コンデンサC1に充電されていた電荷は抵抗R1を介し
て外乱光抜取アンプU2に流れ込むので、積分アンプU
1の出力電位Voutは、ゼロに近づいていく。
は、受光レンズ31によりPSD1の受光面上に集光さ
れる。図7に原理を示したように、反射光は、PSD1
の受光面上の、被測定物3までの距離に応じた位置に集
光される。PSD1の受光面の基線長方向の両端に設け
られた電極1a、1bからこの受光位置に応じた信号が
出力される。(出力信号の関係については後述する。)
LED点灯波形がOFFのとき、つまりいずれのLED
21〜2nも点灯していないときにも外乱光入射によりP
SD1の各電極からはこの外乱光に応じた信号が出力さ
れている。この状態で図3に示されるスイッチS1とS
2をONにして(図4のaの時点)積分回路13(1
4)、信号抜取回路18(19)をリセットし、その後
すぐにスイッチS1のみをOFFにする(図4のbの時
点)。すると、この外乱光受光時の出力電流は、積分ア
ンプU1に流れ込み、コンデンサC3に蓄積される。こ
の結果、出力電圧Voutはマイナスの電位を示す。この
マイナス電圧はスイッチS2、抵抗R2を介して外乱光
抜取アンプU2へ入力され、増幅されてさらにマイナス
側に電位を下げる。これにより、外乱光信号電流Inと
コンデンサC1に充電されていた電荷は抵抗R1を介し
て外乱光抜取アンプU2に流れ込むので、積分アンプU
1の出力電位Voutは、ゼロに近づいていく。
【0026】この状態で、スイッチS2を切断し、LE
Dドライブパルス、LED点灯波形をONにして、LE
Dアレイ2を点灯させる(図4のcの時点)。これによ
り上述したように、電極1a、1bから信号電流が出力
される。この時には、コンデンサC2にLEDアレイ2
が点灯する直前の外乱光の出力電流に相当する電荷が蓄
積されているので、PSD1から出力された信号電流の
うち外乱光電流成分Inに相当する電流は抵抗R1を介
して流れつづける。一方、信号成分Isは、積分アンプ
U1に入力され、コンデンサC1にこれに対応する電荷
が蓄積される。
Dドライブパルス、LED点灯波形をONにして、LE
Dアレイ2を点灯させる(図4のcの時点)。これによ
り上述したように、電極1a、1bから信号電流が出力
される。この時には、コンデンサC2にLEDアレイ2
が点灯する直前の外乱光の出力電流に相当する電荷が蓄
積されているので、PSD1から出力された信号電流の
うち外乱光電流成分Inに相当する電流は抵抗R1を介
して流れつづける。一方、信号成分Isは、積分アンプ
U1に入力され、コンデンサC1にこれに対応する電荷
が蓄積される。
【0027】こうしてノイズ成分が除去された信号電流
IA、IBは、それぞれ減算回路15a、加算回路15b
に送られ、所定の加減算が行われる。このうち加算回路
15bの出力は、コンパレータ21に送られ、基準値V
REF1と比較される。図4Eに示される加算回路15bの
出力が積分中に図4Dに示されるこの基準電圧値を越え
ると(図4のdの時点)、コンパレータ21の出力は正
電圧となる。このコンパレータ21の出力は逆転されて
AND回路23へ入力されているので、図4Aに示され
るLEDドライブパルスがONの場合でも、AND回路
23から出力されるLED点灯波形はOFFになり、L
EDアレイ2の点灯が中止される。これ以降は、積分ア
ンプU1への信号電流成分Isの入力はなくなるので、
これ以上の電流が演算回路10へ入力することはない。
したがって、回路における信号飽和を防止することがで
きる。
IA、IBは、それぞれ減算回路15a、加算回路15b
に送られ、所定の加減算が行われる。このうち加算回路
15bの出力は、コンパレータ21に送られ、基準値V
REF1と比較される。図4Eに示される加算回路15bの
出力が積分中に図4Dに示されるこの基準電圧値を越え
ると(図4のdの時点)、コンパレータ21の出力は正
電圧となる。このコンパレータ21の出力は逆転されて
AND回路23へ入力されているので、図4Aに示され
るLEDドライブパルスがONの場合でも、AND回路
23から出力されるLED点灯波形はOFFになり、L
EDアレイ2の点灯が中止される。これ以降は、積分ア
ンプU1への信号電流成分Isの入力はなくなるので、
これ以上の電流が演算回路10へ入力することはない。
したがって、回路における信号飽和を防止することがで
きる。
【0028】また、低反射時にも良好に検出できるよう
高感度に設定した場合に、強い反射光の入力があった場
合でも、この回路では、積分を途中で中断することによ
り、信号が飽和することなく正確な測定を行うことがで
きる。このため、反射率の異なる被対象物までの距離を
正確に測定することができる。特に、LEDごとに対象
物の反射率が変わる場合、例えば、前述したように光沢
性の衣服を着けた人を測定する際に、着衣部分と素肌の
部分を連続して測定する場合や衣服の反射率が場所によ
り変化する場合の測定などに有効である。
高感度に設定した場合に、強い反射光の入力があった場
合でも、この回路では、積分を途中で中断することによ
り、信号が飽和することなく正確な測定を行うことがで
きる。このため、反射率の異なる被対象物までの距離を
正確に測定することができる。特に、LEDごとに対象
物の反射率が変わる場合、例えば、前述したように光沢
性の衣服を着けた人を測定する際に、着衣部分と素肌の
部分を連続して測定する場合や衣服の反射率が場所によ
り変化する場合の測定などに有効である。
【0029】これらの加算回路15a、減算回路15b
の出力は、ピークホールドされ、LEDドライブパルス
がOFFになる時点(図4のeの時点)で後続の割算回
路15cにより距離信号に変換され、出力される。
の出力は、ピークホールドされ、LEDドライブパルス
がOFFになる時点(図4のeの時点)で後続の割算回
路15cにより距離信号に変換され、出力される。
【0030】ここで、受光レンズ31とPSD1間の距
離をf、電極1a、1b間の距離をC、受光位置と電極
1bの距離をXとすると、
離をf、電極1a、1b間の距離をC、受光位置と電極
1bの距離をXとすると、
【数1】 が成立する。
【0031】また、PSD1の各電極1a、1bからの
出力電流IA、IBは両者の和をI0とすると、それぞれ
受光位置と電極との距離に反比例するから、
出力電流IA、IBは両者の和をI0とすると、それぞれ
受光位置と電極との距離に反比例するから、
【数2】 が成立する。
【0032】式(1)(2)より、受光レンズ31と被
測定物3の距離Lは、
測定物3の距離Lは、
【数3】 で表せる。したがって、割算回路15cの出力と距離が
反比例することになる。
反比例することになる。
【0033】ここでは、各電極の出力信号を積分、加算
後に基準値と比較する例を説明したが、共通電極から出
力される信号値を積分して基準値と比較しても同様の効
果を得ることができる。
後に基準値と比較する例を説明したが、共通電極から出
力される信号値を積分して基準値と比較しても同様の効
果を得ることができる。
【0034】図5は、本発明の信号処理回路の別の実施
形態を示す図である。この回路では、図1に示す実施形
態の回路と演算回路10、信号抜取回路18、19は同
一であり、LEDドライブパルス発生器23が直接LE
Dアレイ2に接続されている点と、コンパレータ21の
出力により積分回路13、14それぞれへの信号入力を
遮断するスイッチS3、S4が設けられている点が異な
る。このコンパレータ21とスイッチS3、S4により
構成されているのがバイパス回路20’である。
形態を示す図である。この回路では、図1に示す実施形
態の回路と演算回路10、信号抜取回路18、19は同
一であり、LEDドライブパルス発生器23が直接LE
Dアレイ2に接続されている点と、コンパレータ21の
出力により積分回路13、14それぞれへの信号入力を
遮断するスイッチS3、S4が設けられている点が異な
る。このコンパレータ21とスイッチS3、S4により
構成されているのがバイパス回路20’である。
【0035】この回路の動作は、図1の実施形態と同様
に図4に示すタイムチャートにしたがって動作する。た
だし、この回路では、図4Bに示されるLED点灯波形
信号は存在しない。図4のa〜cに示される時点での動
作は、上述した図1の実施形態とほぼ同じである。図4
dの時点、すなわち、コンパレータ21が加算回路15
bの出力値と基準値VREF1と等しいと判定した時点で、
コンパレータ21は、正電圧信号を出力する。これに伴
い、信号抜取回路18または19と積分回路13または
14を接続しているスイッチS3またはS4をOFFに
して、信号抜取回路18または19から積分回路13ま
たは14への信号入力を遮断する。この結果、演算回路
10への過大な信号入力が防止され、図1の実施形態と
同様の効果を得ることができる。
に図4に示すタイムチャートにしたがって動作する。た
だし、この回路では、図4Bに示されるLED点灯波形
信号は存在しない。図4のa〜cに示される時点での動
作は、上述した図1の実施形態とほぼ同じである。図4
dの時点、すなわち、コンパレータ21が加算回路15
bの出力値と基準値VREF1と等しいと判定した時点で、
コンパレータ21は、正電圧信号を出力する。これに伴
い、信号抜取回路18または19と積分回路13または
14を接続しているスイッチS3またはS4をOFFに
して、信号抜取回路18または19から積分回路13ま
たは14への信号入力を遮断する。この結果、演算回路
10への過大な信号入力が防止され、図1の実施形態と
同様の効果を得ることができる。
【0036】本実施形態でも閉ループによるフィードバ
ック制御を行っておらず、コンパレータ21やスイッチ
S3、S4も高速応答性のものを安価に入手できる。し
たがって、安価に高速応答性を実現できる。
ック制御を行っておらず、コンパレータ21やスイッチ
S3、S4も高速応答性のものを安価に入手できる。し
たがって、安価に高速応答性を実現できる。
【0037】以上の説明では、光源としてLEDアレイ
を用いた例について説明してきたが、単光源タイプの検
出器についても簡単に応用できる。また、光源はLED
以外でもパルス点灯が可能なものであればよい。また、
外乱光成分を抜きとる信号抜取回路つきの実施形態につ
いて説明してきたが、例えば、外乱光の成分が無視でき
るような暗室状態で用いる装置に組み込む場合や、外乱
光の成分が一定で既知の場合には、信号抜取回路を除去
してもよい。
を用いた例について説明してきたが、単光源タイプの検
出器についても簡単に応用できる。また、光源はLED
以外でもパルス点灯が可能なものであればよい。また、
外乱光成分を抜きとる信号抜取回路つきの実施形態につ
いて説明してきたが、例えば、外乱光の成分が無視でき
るような暗室状態で用いる装置に組み込む場合や、外乱
光の成分が一定で既知の場合には、信号抜取回路を除去
してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
被測定物に光を投射して反射光をPSDで検出し、三角
測量方式で被測定物までの距離を算出する距離検出器に
おいて、PSDの出力を時間積分して距離算出を行う際
に、この時間積分値をモニターして基準値を越えた時点
で時間積分を停止することにより、基準値を越える信号
が処理回路に流れるのを防止することができ、回路の信
号飽和が防止できる。これは、光源自体を消灯したり、
積分回路への入力を遮断したりすることにより実現で
き、閉ループ制御回路を用いる必要がないので、高速応
答性を安価に実現できる。特に、反射率の異なる被測定
物までの距離を連続して測定する際に有効である。
被測定物に光を投射して反射光をPSDで検出し、三角
測量方式で被測定物までの距離を算出する距離検出器に
おいて、PSDの出力を時間積分して距離算出を行う際
に、この時間積分値をモニターして基準値を越えた時点
で時間積分を停止することにより、基準値を越える信号
が処理回路に流れるのを防止することができ、回路の信
号飽和が防止できる。これは、光源自体を消灯したり、
積分回路への入力を遮断したりすることにより実現で
き、閉ループ制御回路を用いる必要がないので、高速応
答性を安価に実現できる。特に、反射率の異なる被測定
物までの距離を連続して測定する際に有効である。
【0039】本発明により、BLスキャナのほかに、自
動焦点カメラの距離センサや自動水栓、便器洗浄装置、
温水洗浄便座等の衛生機器用の人体識別装置など各種の
装置へ適用できる距離検出器が提供される。
動焦点カメラの距離センサや自動水栓、便器洗浄装置、
温水洗浄便座等の衛生機器用の人体識別装置など各種の
装置へ適用できる距離検出器が提供される。
【図1】本発明の好適な実施形態のブロック図である。
【図2】図1の実施形態の光学系の概略斜視図である。
【図3】図1の実施形態の信号抜取・積分回路の回路図
である。
である。
【図4】図1の実施形態のタイミングチャートである。
【図5】本発明の第2の好適な実施形態のブロック図で
ある。
ある。
【図6】反射型光電センサによる距離検出器の原理を示
す図である。
す図である。
【図7】従来の信号飽和防止機能を備えた距離検出器の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図8】材質の違いによる反射強度分布の違いを示す図
である。
である。
【符号の説明】 1…PSD、2…LEDアレイ、3…被測定物、10…
演算回路、13、14…積分回路、18、19…信号抜
取回路、20…点灯制御回路、21…コンパレータ、2
2…LEDドライブパルス発生器、23…AND回路、
30…投光レンズ、31…受光レンズ。
演算回路、13、14…積分回路、18、19…信号抜
取回路、20…点灯制御回路、21…コンパレータ、2
2…LEDドライブパルス発生器、23…AND回路、
30…投光レンズ、31…受光レンズ。
Claims (5)
- 【請求項1】 被測定物に光を照射し、反射光を検出し
て三角測量方式で前記被測定物までの距離を検出する非
接触型の距離検出器であって、 前記被測定物にビーム状のパルス光を照射する光源と、 前記光源から該光源の光軸に直交する基線長方向に所定
距離離れて配置されており、前記被測定物からの反射光
を受光して、前記基線長方向の受光位置に対応する所定
の1組の電気信号を出力する一次元半導体位置検出器
と、 前記パルス光照射ごとに前記1組の電気信号間で所定時
間の積分を含む所定の演算を行うことにより前記被測定
物までの距離を算出する演算回路と、 を備えており、前記演算回路は、前記積分の結果が所定
の基準値に達した時点で前記所定時間の積分を停止する
ことを特徴とする距離検出器。 - 【請求項2】 前記積分結果がこの所定の基準値に達し
た時点で前記光源を消灯する点灯制御回路をさらに備え
ていることを特徴とする請求項1記載の距離検出器。 - 【請求項3】 前記積分結果がこの所定の基準値に達し
た時点以降の前記演算回路への前記1組の電気信号の入
力を遮断するバイパス回路をさらに備えていることを特
徴とする請求項1記載の距離検出器。 - 【請求項4】 前記演算回路は、前記パルス光照射時の
前記1組の電気信号値のそれぞれから前記パルス光照射
がないときの対応する前記1組の電気信号の信号値を減
算する回路を備えていることを特徴とする請求項1記載
の距離検出器。 - 【請求項5】 前記光源は、時分割的にパルス発光され
る複数の点光源を備えていることを特徴とする請求項1
記載の距離検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10632398A JPH11304470A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | 距離検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10632398A JPH11304470A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | 距離検出器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11304470A true JPH11304470A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14430725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10632398A Pending JPH11304470A (ja) | 1998-04-16 | 1998-04-16 | 距離検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11304470A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002365561A (ja) * | 2001-06-11 | 2002-12-18 | Pentax Corp | 内視鏡の測距装置 |
US7242999B2 (en) * | 2001-05-11 | 2007-07-10 | Kenneth Kuk-Kei Wang | Method and apparatus for identifying virtual body profiles |
CN100344998C (zh) * | 2004-06-25 | 2007-10-24 | 夏普株式会社 | 光学测距传感器和自动推进式清洁器 |
WO2019039312A1 (ja) * | 2017-08-24 | 2019-02-28 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 駆動装置、駆動方法、及び、発光装置 |
US20220268913A1 (en) * | 2019-07-15 | 2022-08-25 | Firestone Industrial Products Company, Llc | Gas spring sensors using millimeter wavelength radar and gas spring assemblies and suspension systems including same |
-
1998
- 1998-04-16 JP JP10632398A patent/JPH11304470A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7242999B2 (en) * | 2001-05-11 | 2007-07-10 | Kenneth Kuk-Kei Wang | Method and apparatus for identifying virtual body profiles |
JP2002365561A (ja) * | 2001-06-11 | 2002-12-18 | Pentax Corp | 内視鏡の測距装置 |
CN100344998C (zh) * | 2004-06-25 | 2007-10-24 | 夏普株式会社 | 光学测距传感器和自动推进式清洁器 |
WO2019039312A1 (ja) * | 2017-08-24 | 2019-02-28 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 駆動装置、駆動方法、及び、発光装置 |
US11901700B2 (en) | 2017-08-24 | 2024-02-13 | Sony Semiconductor Solutions Corporation | Driving device, driving method, and light-emitting unit |
US20220268913A1 (en) * | 2019-07-15 | 2022-08-25 | Firestone Industrial Products Company, Llc | Gas spring sensors using millimeter wavelength radar and gas spring assemblies and suspension systems including same |
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