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JPH11288541A - ディスク移送装置 - Google Patents

ディスク移送装置

Info

Publication number
JPH11288541A
JPH11288541A JP10105739A JP10573998A JPH11288541A JP H11288541 A JPH11288541 A JP H11288541A JP 10105739 A JP10105739 A JP 10105739A JP 10573998 A JP10573998 A JP 10573998A JP H11288541 A JPH11288541 A JP H11288541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
drive
drive motor
disc
positional relationship
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10105739A
Other languages
English (en)
Inventor
Niro Nakamichi
仁郎 中道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nakamichi Corp
Original Assignee
Nakamichi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nakamichi Corp filed Critical Nakamichi Corp
Priority to JP10105739A priority Critical patent/JPH11288541A/ja
Publication of JPH11288541A publication Critical patent/JPH11288541A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ディスクガイド部の開閉移動をスムーズにす
る。 【構成】ディスクを挟持する挟持位置と再生中のディス
クから待避する待避位置との間を開閉移動し、一方がデ
ィスクの周縁を駆動する駆動ベルト29で構成されたデ
ィスク移送手段20と、駆動ベルト29の駆動力を発生
する駆動モータ50と、ディスク移送手段20の開閉移
動にもかかわらず駆動モータ50の駆動力を伝達する伝
達手段60とから構成され、ディスク移送手段20が待
避位置から挟持位置へ移動するときに駆動ベルト29を
ローディング方向に駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、異なる直径のディ
スクを所定の位置に移送するためのディスク移送装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特開平8−241553号
公報において、無端状の駆動ベルトを用いたディスク移
送機構を提案した。このディスク移送機構20を備えた
ディスク再生装置100の概略平面図を、図1〜図4に
示す。
【0003】ディスク移送機構20は、装置左側に配置
され駆動ベルト29を備えるディスクガイド部22と、
装置右側に配置され固定ベルト36を備えるディスクガ
イド部32から構成される。また、両ディスクガイド部
22、32は、ピニオンギア43により連結され、互い
に対向方向に開閉移動することができる。
【0004】駆動ベルト29の駆動は、メインシャシ1
0に固定配置され、駆動ベルト29の駆動力を発生する
駆動モ−タ50により行われる。また、その駆動力は駆
動ベルト29と駆動モ−タ50間に配置され、ディスク
挿入に伴う駆動ベルト29と駆動モ−タ50間の相対位
置関係の変化にかかわらず駆動力を伝達する伝達手段6
0により伝達される。
【0005】ディスクガイド部22、32が開閉移動し
たときに、ギア列が支持されるプレ−ト62、63は、
軸52を固定軸として形を変えながら移動する(図5〜
図8参照)。このとき、プレ−ト62、63に軸支され
るギア列がそれぞれ回転することで、プレ−ト62、6
3の相対位置関係の変化が可能となる。したがって、駆
動ベルト29が張架される駆動プーリ27も同様に回転
するため、駆動ベルト29は自転しながら移動しなけれ
ばならない。そのため、駆動ベルト29とディスクガイ
ド部22との当接部に摩擦力が発生し、ディスクガイド
部の開閉移動がスム−ズでないという問題が生じる。
【0006】しかし、従来においては12cmディスク
のみの対応であったため、両ディスクガイド部22、3
2の開閉移動する距離が小さい。したがって、伝達手段
60の各ギアそれぞれに存在するバックラッシュや各ギ
アの取付けガタにより、ある程度までの伝達手段60の
変化では駆動ベルト29の回転が開始されない。したが
って、ディスクガイド部22、32はスム−ズな開閉移
動が行われていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このディスク再生装置
100を、直径が8cmと12cmのディスクを移送可
能とした場合、両ディスクガイド部22、32は、8c
mディスクの受入位置(ベルト間76mm)と12cm
ディスクの再生時における待避位置(ベルト間128m
m)との間を開閉移動しなければならない。またこのと
き、伝達手段60は、図5に示す位置(ベルト間76m
m)と図8に示す位置(ベルト間128mm)との間を
移動する。
【0008】そこでベルト間128mmから8cmディ
スクを挾持するときには、両ディスクガイド部の閉方向
への移動が大きくなり、上述の各ギア列に存在するバッ
クラッシュで吸収できない。したがって、駆動ベルト2
9を回転させなければ伝達手段60の移動ができないの
で、両ディスクガイド部の閉方向への移動がスム−ズで
はない。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに第1の本発明のディスク移送装置は、ディスク移送
手段の相対位置関係が開状態から閉状態になるとき、そ
れと同時に駆動モータによりディスク駆動部を駆動す
る。この駆動モータの駆動力により、ディスク移送手段
は閉方向に付勢され、その閉方向への移動がスムーズと
なる。
【0010】さらに、第2の本発明のディスク移送装置
は、ディスク移送手段の相対位置関係が開状態から閉状
態になる前に、駆動モータ50を回転させ、ギア列にバ
ックラッシュを与える。このバックラッシュによりディ
スク移送手段の相対位置関係が開状態から閉状態になる
とき、ディスク駆動部が回転する必要がなくなり、ディ
スク移送手段の閉方向への移動がスム−ズとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明を適用した実施例を
図1〜図16を参照して説明する。
【0012】図1は、ディスク移送機構20がディスク
受入状態であるときのディスク再生装置100の概略平
面図である。ディスク再生装置100はメインシャシ1
0、フロントパネル12、ロ−ディングシャシ14によ
り構成され、フロントパネル12にはディスク挿脱用の
挿入口12Aが形成される。また、装置上面に配置され
るロ−ディングシャシ14にはディスク移送機構20を
ガイドするための複数のガイド溝14Aが形成される。
【0013】ディスク移送機構20は、装置左側に配置
されるディスクガイド部22、装置右側に配置されるデ
ィスクガイド部32から構成される。両ディスクガイド
部22、32は、ローディングシャーシ14に吊り下げ
られ、またガイド溝14Aにガイドされることによりそ
れぞれ左右方向に移動可能とされる。さらに、両ディス
クガイド部22、32は、ピニオンギア43で連結され
ることにより互いに対向方向へ移動可能とされている。
【0014】また、両ディスクガイド部22、32はバ
ネ41が取り付けられることにより、互いに近接する方
向にバネ付勢される。よって、ディスク受入状態のとき
は小径ディスクdの直径よりも短い距離(図1参照)で
位置決めされ、駆動ベルト29と固定ベルト36間の距
離は76mmとされる。
【0015】さらに、ディスク再生時において、両ディ
スクガイド部22、32を待避すべくカム47が設けら
れ、カム47は待避機構M1により駆動される。このカ
ム47の回転によりディスクガイド部22の下面に植立
されたピン25Aと係合し、駆動ベルト29と固定ベル
ト36間の距離は、大径ディスクDの直径よりも幅広で
ある距離(図4参照)まで待避し、駆動ベルト29と固
定ベルト36間の距離は128mmとされる。
【0016】ディスクガイド部22、32の構成を図9
〜図12を参照して説明する。装置左側に配置されるデ
ィスクガイド部22は、ロ−ディングプレ−ト24とデ
ィスクガイド25から構成される。ディスクガイド25
は、ディスクの周縁をガイドするためにその断面がコ字
型形状とされ(図10参照)、移送中のディスクの脱落
を防ぐ。また、ディスクガイド部22の両端には駆動プ
−リ27、従動プ−リ28が配置され、両プ−リ間には
無端状の駆動ベルト29が張架される。駆動ベルト29
は摩擦係数の高い材質で作られ、ディスクの周縁を駆動
するディスク駆動部として機能する。また、ロ−ディン
グプレ−ト24の上面には、ガイド溝14Aを挿通する
複数のピン24Aが形成される。さらに、ディスクガイ
ド25の下面にはカム47と係合するピン25Aが形成
される。
【0017】一方、ディスクガイド部22と対向する装
置右側には、ディスクガイド部32が配置される。ディ
スクガイド部32はロ−ディングプレ−ト34とディス
クガイド35から構成され、ディスクガイド35の断面
はコ字型形状とされている。また、ディスクの外周面と
係合する位置には固定ベルト36が固定される。また、
ディスクガイド35の装置前方側には、摩擦係数の低い
樹脂材からなるディスク導入部35Aが形成されてい
る。さらに、ロ−ディングプレ−ト34の上面には、ガ
イド溝14Aを挿通する複数のピン34Aが形成され
る。
【0018】駆動ベルト29を回転駆動する機構を、図
5〜図8を参照して説明する。駆動ベルト29を回転駆
動すべく駆動力を発生する駆動モ−タ50がメインシャ
シ10に固定配置され、その出力軸にはウォ−ムギア5
1が取り付けられている。ギア部材53は、軸52によ
りメインシャシ10に軸支され、装置下面側に形成され
るギア53部Aがウォ−ムギア51に噛合し、装置上面
側に形成されるギア部53Bがギア55に噛合してい
る。
【0019】ギア部53Bの駆動力は、プレ−ト62、
63に軸支されるギア列により伝達され、駆動ベルト2
9が張架される駆動プ−リ27を回転駆動する。これは
以下の構成により為される。プレ−ト62は、軸52を
中心として回動自在に軸支され、プレ−ト62の他端に
は軸54を中心としてプレ−ト63が回動自在に軸支さ
れている。また、その他端には駆動プ−リ27を軸支す
る軸58が設けられている。駆動プ−リ27は、装置下
面側にギア57と噛合するギア部27Aが形成され、装
置上面側には駆動ベルト29が張架される。また、支持
部材となるプレ−ト62、63の上面あるいは下面に
は、伝達要素である複数のギア55、56、57が軸支
され、ギア部材53の駆動力を駆動プ−リ27に伝達す
る。
【0020】以上の構成により、両ディスクガイド部2
2、32の開閉移動に応じてプレート62、63は軸5
2を中心として回動自在に移動するので、駆動ベルト2
9と駆動モータ50間の相対位置関係の変化にかかわら
ず駆動モータ50の駆動力を伝達する伝達手段60が構
成される。
【0021】ここで、伝達手段60は、駆動モ−タ50
に駆動されることにより、メインシャシ10に固定配置
される軸52を中心として回転しようとする。また、駆
動ベルト29は、軸支されるディスクガイド部22がロ
−ディングシャシ14のガイド溝14Aにガイドされて
いるので、平行移動のみに規制されている。したがっ
て、ディスクをロ−ディングすべく駆動ベルト29を反
時計方向に回転するときには、ギア部材53は反時計方
向に回転駆動されるので、駆動ベルト29は回転しなが
ら装置右側に付勢される。また同様に、ディスクをイジ
ェクトすべく駆動ベルト29を時計方向に回転するとき
には、ギア部材53は時計方向に回転駆動されるので、
駆動ベルト29は回転しながら装置左側に付勢される。
しかしこの装置左側に加わる力はディスクガイド部2
2、32を閉方向に付勢するバネ41の付勢力よりも弱
いので、ディスクの挾持がはずれることはない。
【0022】これを両ディスクガイド部22、32の閉
方向への移動をスム−ズにする目的に利用することがで
きる(第1実施例)。すなわち、ディスクガイド部2
2、32が閉方向に移動するとき、駆動ベルト29をデ
ィスクのロ−ディング方向に回転駆動する。すると上述
した通り、駆動ベルト29は回転しながら装置右側、す
なわち両ディスクガイド部22、32を閉方向へ移動す
べく付勢力を発生する。よって、ディスクガイド部2
2、32はスム−ズな閉方向への移動が達成される。
【0023】一方、ディスクガイド部22、32が閉方
向へ移動したときに、プレ−ト62、63は、軸52を
固定軸として形を変えながら移動する(図5〜図8参
照)。このとき、プレ−ト62、63に軸支されるギア
列がそれぞれ回転することで、プレ−ト62、63の相
対位置関係の変化が可能となる。よって、両ディスクガ
イド部22、32が閉方向へ移動するときには、駆動ベ
ルト29は時計方向に回転しながら移動することにな
る。そのため、ディスクガイド部22、32の閉方向へ
の移動に応じて駆動ベルト29の回転移動が必要である
ことから、駆動ベルト29とディスクガイド部22との
当接部に摩擦力が発生するので、ディスクガイド部の開
閉移動がスム−ズにできない。
【0024】また、各ギアのかみ合い部には、ギア製作
上の誤差や運動中におけるギアの変形などによって歯と
歯がきしみ合って円滑な運動が妨げられるのを防ぐた
め、バックラッシュが与えられている。本実施例の伝達
手段60は、複数のギア列から構成されるので、各ギア
それぞれに存在するバックラッシュの総量が大きくなっ
てしまう。したがって、このバックラッシュをギア列に
対して効果的に与えることにより、両ディスクガイド部
22、32の開閉移動をスム−ズにする目的に利用する
ことができる(第2実施例)。これは、下記のような動
作制御を行うことにより為される。
【0025】待避機構M2により両ディスクガイド部2
2、32のベルト間が128mmに位置しているとき
に、予め駆動ベルト29をディスクのイジェクト方向に
回転駆動する。これにより伝達手段60を構成する各ギ
アに生じているバックラッシュはイジェクト方向には0
であり、ローディング方向には最大となる。次に駆動ベ
ルト29をローディング方向に所定量だけ回転駆動す
る。これらの動作により、各装置ごとにバラツキのある
バックラッシュ量に対し、ディスクのイジェクト方向に
一定量のバックラッシュを与えることができる。この所
定量のバックラッシュにより、伝達手段60の最先に設
けられる駆動プ−リ27は、駆動ベルト29をイジェク
ト方向に回転させることなく装置右側に移動することが
できる。したがって、バネ41の弱い付勢力によってで
もスム−ズに閉方向へ移動することができる。
【0026】さらに、ディスク再生装置100にはディ
スク移送機構により移送されたディスクを再生すべく、
光学メカ70が配置される。光学メカ70は、光学ピッ
クアップ71、タ−ンテ−ブル77、各要素が配置され
る光学ベ−ス75等から構成される。光学ピックアップ
71は、タ−ンテ−ブル77に装着されたディスクの内
周から外周まで駆動され、ディスクに記録された情報を
光学的に読み取る。タ−ンテ−ブル77は、ディスク移
送機構20により再生位置に持ち来されたディスクが装
着され、スピンドルモ−タにより回転駆動される。ま
た、光学メカ70は上下機構M2により上下駆動され、
ディスクの移送面と接触しない待避位置(DOWN位
置)と、ディスクをタ−ンテ−ブル3上に装着し再生可
能とする再生位置(UP位置)とに持ち来される。
【0027】《動作制御図》図13はディスク再生装置
100の動作制御図を示すものである。
【0028】光学ピックアップ71は、トラッキングサ
−ボ、フォ−カスサ−ボ等の既知のサ−ボ制御により制
御され、ディスクに記録された情報を光学的に読み取
る。この読取信号はRFアンプ72により増幅された
後、信号処理回路73に入力される。また、RFアンプ
72の出力はサ−ボ回路75に入力される。サ−ボ回路
75は、入力された信号から抽出される同期信号に基づ
きスピンドルモ−タ76を回転駆動する。
【0029】システムコントロ−ラ90は、ディスクが
挿入されたことを検知するディスク挿入検知センサ9
5、ディスクが再生位置に持ち来されたことを検知する
再生位置検知センサ96、ディスクがイジェクト位置に
持ち来されたことを検知するイジェクト位置検知センサ
97、位置各種のメカニズム位置検出センサ(図示しな
い)からの検出信号を入力し、後述の動作フロ−チャ−
トに基づき信号処理回路73、サ−ボ回路75、駆動回
路81、82、83に所要の命令を出力する。
【0030】また、駆動回路81、82、83はシステ
ムコントロ−ラ90の命令に応じて、それぞれ駆動モ−
タ50、待避機構M1、上下機構M2を駆動する。
【0031】《ロ−ディング動作》ディスク再生装置1
00のロ−ディング動作を図14に示すフロ−チャ−ト
を参照して説明する。
【0032】図1に示すディスク受入状態において、駆
動モ−タM1は駆動されておらず、待避機構M1、上下
機構M2も同様に駆動されてはいない。また、ディスク
移送機構20はバネ41の付勢力により小径ディスクd
の直径よりも幅狭に位置決めされ、ベルト間は76mm
とされている。なお、光学メカ70はディスクの移送を
妨げない待避位置に位置決めされている。
【0033】この状態において、ユ−ザの手動操作によ
りディスクがフロントパネル12に形成された挿入口1
2Aに挿入されると、ディスクの外周面は先ず装置左側
で駆動ベルト29と、装置右側でディスク導入部35A
との二点で係合する。この係合状態においてユ−ザがデ
ィスクをさらに押し進めると、ディスクは摩擦係数の低
い材質である導入壁35Aに対して滑りを生じ、その挿
入する力によりバネ付勢に抗じて両ディスクガイド部2
2、32を押し広げる。
【0034】両ディスクガイド部22、32間の距離が
広がたことがディスク挿入検知センサ95により検知さ
れると(S1)、ロ−ディングを開始すべく駆動モ−タ
50の駆動を開始し、駆動ベルト29は反時計方向へ回
転駆動される(S2)。よって、駆動ベルト29はディ
スクの外周面を駆動し、ディスクは時計方向に回転しな
がらロ−ディングされる。
【0035】ディスクが再生位置まで持ち来されたこと
が、再生位置検出センサ96により検知されると(S
3)、駆動モ−タ50の駆動を停止する(S4)。次
に、ディスクをクランプすべく上下機構M1により、光
学メカ70をUP位置に持ち来し、図示しないクランプ
機構とタ−ンテ−ブル77によりディスクをクランプす
る(S5)。
【0036】クランプが完了すると、待避機構M1によ
りカム47を駆動し、カム47とディスクガイド部22
の下面に形成されたピン25Aとの係合により、ディス
クガイド部22、32間は開方向に移動する(S6)。
このとき、ベルト間の距離は、図4に図示のように12
8mmとされ、大径ディスクDの再生を妨げない。その
後、スピンドルモ−タ76により所定の回転数で回転駆
動を始め、ディスクの再生を開始する(S7)。
【0037】《イジェクト動作》ディスク再生装置10
0のクランプ状態にあるディスクのイジェクト動作を図
15に示すフロ−チャ−トを参照して説明する。このイ
ジェクト動作はディスクガイド部22、32の閉方向へ
の移動時において駆動ベルト29を回転駆動することに
より、ディスクガイド部22、32がスム−ズに閉方向
へ移動できるようにする。
【0038】ディスクがクランプされた状態において、
イジェクトキ−(図示しない)の操作によりディスクの
イジェクト操作が為されると(S11)、待避機構M1
はカム47を回転することによりディスクガイド部22
との係合を解除する(S12)。係合の解除により、デ
ィスクガイド部22、32はバネ41の付勢力により閉
方向に移動しようとするが、バネ付勢力は弱いためスム
−ズには閉じない。
【0039】ステップS12にてカム47の係合を解除
するのと同じに、駆動ベルト29をロ−ディング方向に
回転すべく駆動モ−タ50の駆動を開始する(S1
3)。上述したとおり駆動ベルト29をロ−ディング方
向に回転駆動すると、ディスクガイド部22、32を閉
方向に移動すべく付勢力が生じる。それに従いこの付勢
力とバネ41の付勢力により、ディスクガイド部22、
32はスム−ズに閉方向に移動し、駆動ベルト29と固
定ベルト36との間にディスクを挾持する(S14)。
【0040】ディスク挟持が完了すると、クランプ機構
によりクランプを解除し、さらに上下機構M2により光
学メカ70を待避位置に移動する(S15)。その後、
駆動モ−タ50により駆動ベルト29をイジェクト方向
に駆動する(S16)。ディスクがイジェクト位置に持
ち来されたことがイジェクト位置検知センサ97により
検知されると(S17)、駆動モ−タ50は駆動を停止
し(S17)、イジェクトが完了する。
【0041】《イジェクト動作の第2実施例》ディスク
再生装置100のクランプ状態にあるディスクのイジェ
クト動作の第2実施例を図16に示すフロ−チャ−トを
参照して説明する。このイジェクト動作はディスクガイ
ド部22、32が閉方向へ移動する前に予めイジェクト
方向へ所定量のバックラッシュを与え、ディスクガイド
部22、32がスム−ズに閉方向へ移動できるようにす
る。
【0042】ディスクがクランプされた状態において、
イジェクトキ−(図示しない)の操作によりディスクの
イジェクト操作が為されると(S21)、先ず駆動モ−
タ50により駆動ベルト29をディスクのイジェクト方
向に回転駆動し、イジェクト方向へのバックラッシュを
0にする(S22)。次に、駆動ベルト29を所定量だ
けローディング方向に回転駆動する(S23)。この処
理により各ギアに対してディスクのイジェクト方向に所
定量のバックラッシュを与えることができる。この所定
量のバックラッシュにより、伝達手段60は駆動ベルト
29が回転することなく図8から図5の形状へ変化する
ことができる。よって、駆動ベルト29の移動による摩
擦力を考慮する必要もなく、バネ41の付勢力のみでデ
ィスクガイド部22、32は閉方向に移動することがで
きる。
【0043】このバックラッシュを一定にする動作を行
った後、待避機構M1はカム47を回転することにより
ディスクガイド部22との係合を解除する(S24)。
ディスクガイド部22、32はバネ41の付勢力により
スムーズに閉方向へ移動し、駆動ベルト29と固定ベル
ト36との間にディスクを挾持する(S25)。
【0044】ディスク挟持が完了すると、クランプ機構
によりクランプを解除し、さらに上下機構M2により光
学メカ70を待避位置に移動する(S26)。その後、
駆動モ−タ50により駆動ベルト29をイジェクト方向
に駆動する(S27)。ディスクがイジェクト位置に持
ち来されたことがイジェクト位置検知センサ97により
検知されると(S28)、駆動モ−タ50は駆動を停止
し(S29)、イジェクトが完了する。
【0045】《その他の実施例》上述の第2の実施例に
おいて、伝達手段60のギア列に対して所定のバックラ
ッシュを与えるときに、駆動ベルト29をイジェクト方
向に回転駆動してから、ローディング方向に所定量だけ
回転駆動した。これにより、各装置ごとにバラツキのあ
るバックラッシュ量に対し、イジェクト方向に一定量の
バックラッシュを与えることができる。しかし、本発明
はこの動作制御に限定されることはない。すなわち、駆
動ベルト29をローディング方向に回転駆動してイジェ
クト方向のバックラッシュを最大にする動作制御のみで
もよい。
【0046】また、上述の第1の実施例において、駆動
モ−タ50の駆動力を駆動ベルト29に伝達するため
に、複数のギア列からなる伝達手段60が用いられた
が、本発明はこの構成に限定されない。例えば、圧接プ
−リやベルトにより構成することも可能である等、種々
の態様を取り得る。
【0047】さらに、上述の第1、第2の実施例におい
て、ディスク移送機構20は一方が駆動ベルト29、他
方が固定ベルト36から構成され、ディスクを回転させ
ながら移送しているが、本発明はこれに限定されること
なく、ディスク移送機構を一対の駆動ベルトに構成する
ことも可能である。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、ディスク移送手段の開
閉移動をスム−ズにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク移送機構20がディスク受入状態のと
きのディスク再生装置100を示す概略平面図。
【図2】ディスク移送機構20が小径ディスクdを移送
しているときのディスク再生装置100を示す概略平面
図。
【図3】ディスク移送機構20が大径ディスクDを移送
しているときのディスク再生装置100を示す概略平面
図。
【図4】ディスク移送機構20がディスク再生状態のと
きのディスク再生装置100を示す概略平面図。
【図5】ディスク移送機構20がディスク受入状態のと
きの伝達手段60を示す平面図。
【図6】ディスク移送機構20が小径ディスクdを移送
しているときの伝達手段60を示す平面図。
【図7】ディスク移送機構20が大径ディスクDを移送
しているときの伝達手段60を示す平面図。
【図8】ディスク移送機構20がディスク再生状態のと
きの伝達手段60を示す平面図。
【図9】ディスクガイド部22のC−C線上における断
面図。
【図10】ディスクガイド部22のA−A線上における
断面図。
【図11】ディスクガイド部32のB−B線上における
断面図。
【図12】ディスクガイド部32のD−D線上における
断面図。
【図13】ディスク再生装置100の動作制御図。
【図14】ディスク再生装置100におけるロ−ディン
グ動作を示すフロ−チャ−ト。
【図15】ディスク再生装置100における第1実施例
のイジェクト動作を示すフロ−チャ−ト。
【図16】ディスク再生装置100における第2実施例
のイジェクト動作を示すフロ−チャ−ト。
【符号の説明】
10 メインシャシ 20 ディスク移送機構 22 ディスクガイド部 27 駆動プ−リ 28 従動プ−リ 29 駆動ベルト 32 ディスクガイド部 36 固定ベルト 41 バネ 50 駆動モ−タ 60 伝達手段 d 小径ディスク D 大径ディスク M1 待避機構 M2 上下機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスク周縁と係合すべく、挿入ディスク
    の直径と略等しい距離及び上記挿入ディスクの直径より
    大きい距離となる相対位置関係をとる、少なくとも一方
    が上記ディスク周縁を駆動するディスク駆動部で構成さ
    れたディスク移送手段と、 上記ディスク駆動部の駆動力を発生する駆動モ−タと、 上記駆動モ−タから出力される駆動力を上記ディスク駆
    動部に伝達する伝達要素と該伝達要素を支持する支持部
    材とから構成され、該支持部材が上記ディスク移送手段
    の相対位置関係の変化に応じて移動することにより、上
    記ディスク駆動部と駆動モ−タ間の相対位置関係の変化
    にかかわらず上記駆動力を上記ディスク駆動部に伝達す
    る伝達手段と、 上記ディスク移送手段の相対位置関係の変化時におい
    て、上記駆動モ−タから出力される駆動力により上記支
    持部材を上記ディスク移送手段の相対位置関係の変化に
    応じて移動する方向へ付勢する付勢力を発生すべく、上
    記駆動モ−タに駆動命令を出力する制御手段とを備えた
    ことを特徴とするディスク移送装置。
  2. 【請求項2】上記ディスク移送手段の相対位置関係の変
    化がバネ付勢力によって行われることを特徴とする請求
    項1に記載のディスク移送装置。
  3. 【請求項3】ディスク周縁と係合すべく、挿入ディスク
    の直径と略等しい距離及び上記挿入ディスクの直径より
    大きい距離となる相対位置関係をとる、少なくとも一方
    がディスク駆動部で構成されたディスク移送手段と、 上記ディスク移送手段の相対位置関係が、上記挿入ディ
    スクの直径と略等しい距離となるよう付勢する付勢手段
    と、 上記ディスク駆動部の駆動力を発生する駆動モ−タと、 上記ディスク駆動部と駆動モ−タ間に配置され、上記デ
    ィスク駆動部と駆動モ−タ間の相対位置関係の変化にか
    かわらず上記駆動モ−タの駆動力を上記ディスク駆動部
    に伝達する複数のギア列から構成される伝達手段と、 上記ディスク移送手段の相対位置関係が上記付勢手段の
    付勢力により上記挿入ディスクの直径と略等しい距離と
    なるときに、上記ギア列に所定のバックラッシュを与え
    るべく上記駆動モ−タに対して所要の駆動命令を出力す
    る制御手段とを備えたことを特徴とするディスク移送装
    置。
JP10105739A 1998-04-01 1998-04-01 ディスク移送装置 Pending JPH11288541A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6817022B1 (en) * 2000-09-20 2004-11-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Disk device
US7243357B1 (en) * 2000-09-20 2007-07-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Disk device

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6817022B1 (en) * 2000-09-20 2004-11-09 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Disk device
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