JPH1128466A - 逆浸透複合膜による水の逆浸透処理方法 - Google Patents
逆浸透複合膜による水の逆浸透処理方法Info
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- JPH1128466A JPH1128466A JP18853897A JP18853897A JPH1128466A JP H1128466 A JPH1128466 A JP H1128466A JP 18853897 A JP18853897 A JP 18853897A JP 18853897 A JP18853897 A JP 18853897A JP H1128466 A JPH1128466 A JP H1128466A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】比表面積が2以上1000以下のスキン層を有
する逆浸透複合膜の表面に保護層を形成した逆浸透複合
膜を用いて、回収率75%以上で逆浸透処理することに
より、膜汚染が急激には進行せず、シリカやカルシウム
等の無機物のスケール成分が膜面に付着しにくく、界面
活性剤等の微量有機物が膜面に吸着しにくい等の問題の
ない逆浸透複合膜による水の逆浸透処理方法を提供す
る。 【解決手段】微多孔性ポリスルホン支持膜の表面にm−
フェニレンジアミンとトリメシン酸クロライドとを反応
させて得られたアラミド膜を、熱処理してスキン層を形
成させ、その表面にケン化度99%のポリビニルアルコ
ール溶液を塗布し、乾燥し複合逆浸透膜を得る。前記膜
を用いて回収率75%以上、好ましくは90%以上で逆
浸透処理する。
する逆浸透複合膜の表面に保護層を形成した逆浸透複合
膜を用いて、回収率75%以上で逆浸透処理することに
より、膜汚染が急激には進行せず、シリカやカルシウム
等の無機物のスケール成分が膜面に付着しにくく、界面
活性剤等の微量有機物が膜面に吸着しにくい等の問題の
ない逆浸透複合膜による水の逆浸透処理方法を提供す
る。 【解決手段】微多孔性ポリスルホン支持膜の表面にm−
フェニレンジアミンとトリメシン酸クロライドとを反応
させて得られたアラミド膜を、熱処理してスキン層を形
成させ、その表面にケン化度99%のポリビニルアルコ
ール溶液を塗布し、乾燥し複合逆浸透膜を得る。前記膜
を用いて回収率75%以上、好ましくは90%以上で逆
浸透処理する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、逆浸透複合膜によ
る水の逆浸透処理方法に関する。さらに詳しくは、逆浸
透複合膜上に有機重合体薄膜を備えた、高塩阻止率、高
耐塩素殺菌剤性、及び、高耐汚染性等を有する逆浸透複
合膜を用いた高回収率での運転方法に関する。かかる逆
浸透複合膜は高回収率での弊害となる透水性の低下を抑
制し長期間安定して運転することが可能である。
る水の逆浸透処理方法に関する。さらに詳しくは、逆浸
透複合膜上に有機重合体薄膜を備えた、高塩阻止率、高
耐塩素殺菌剤性、及び、高耐汚染性等を有する逆浸透複
合膜を用いた高回収率での運転方法に関する。かかる逆
浸透複合膜は高回収率での弊害となる透水性の低下を抑
制し長期間安定して運転することが可能である。
【0002】
【従来の技術】工業的に利用されている逆浸透膜には、
酢酸セルロースから作った非対称膜として、例えば、米
国特許第3133132号明細書や米国特許第3133137号明細書
に記載されたロブ型の膜がある。一方、非対称逆浸透膜
とは構造の異なる逆浸透膜として、微孔性支持膜上に実
質的に選択分離性を有する活性な薄膜を形成してなる逆
浸透複合膜が知られている。
酢酸セルロースから作った非対称膜として、例えば、米
国特許第3133132号明細書や米国特許第3133137号明細書
に記載されたロブ型の膜がある。一方、非対称逆浸透膜
とは構造の異なる逆浸透膜として、微孔性支持膜上に実
質的に選択分離性を有する活性な薄膜を形成してなる逆
浸透複合膜が知られている。
【0003】現在、かかる逆浸透複合膜として、多官能
芳香族アミンと多官能芳香族酸ハロゲン化物との界面重
合によって得られるポリアミドからなる薄膜が支持膜上
に形成されたものが多く知られている(例えば、特開昭
55−147106号公報、特開昭62−121603号公報、特開昭63
−218208号公報、特開平2−187135号公報等)。
芳香族アミンと多官能芳香族酸ハロゲン化物との界面重
合によって得られるポリアミドからなる薄膜が支持膜上
に形成されたものが多く知られている(例えば、特開昭
55−147106号公報、特開昭62−121603号公報、特開昭63
−218208号公報、特開平2−187135号公報等)。
【0004】また、多官能芳香族アミンと多官能脂環式
酸ハロゲン化物との界面重合によって得られるポリアミ
ドからなる薄膜が、支持膜上に形成されたものも知られ
ている(例えば、特開昭61−42308号公報等)。
酸ハロゲン化物との界面重合によって得られるポリアミ
ドからなる薄膜が、支持膜上に形成されたものも知られ
ている(例えば、特開昭61−42308号公報等)。
【0005】更に、逆浸透膜を後処理する方法も種々開
示されている。例えば、保護層として種々の有機重合体
を用いる例も開示されている(例えば、特開昭51−1338
8号公報、特開昭53−16372号公報、特開昭62−197105号
公報、特公平7−90152号公報など)。
示されている。例えば、保護層として種々の有機重合体
を用いる例も開示されている(例えば、特開昭51−1338
8号公報、特開昭53−16372号公報、特開昭62−197105号
公報、特公平7−90152号公報など)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の方法は、保護層の形成により透水性が低下し実
用レベルの透水量が得られない等の問題があった。又、
超純水の製造(回収系)、下水処理、海水淡水化、等に
代表されるような種々の水処理への逆浸透膜の応用が期
待されているが、従来は75%未満の回収率で運転され
ており、これ以上の高い回収率で運転した場合、例え
ば、1)膜汚染が急激に進行する、2)シリカやカルシ
ウムスケールの発生領域での運転になるため、これらス
ケール成分が膜面に付着する、3)界面活性剤等の微量
有機物が膜面に吸着する、といった要因で透水性が低下
し安定した運転ができないという問題があった。
た従来の方法は、保護層の形成により透水性が低下し実
用レベルの透水量が得られない等の問題があった。又、
超純水の製造(回収系)、下水処理、海水淡水化、等に
代表されるような種々の水処理への逆浸透膜の応用が期
待されているが、従来は75%未満の回収率で運転され
ており、これ以上の高い回収率で運転した場合、例え
ば、1)膜汚染が急激に進行する、2)シリカやカルシ
ウムスケールの発生領域での運転になるため、これらス
ケール成分が膜面に付着する、3)界面活性剤等の微量
有機物が膜面に吸着する、といった要因で透水性が低下
し安定した運転ができないという問題があった。
【0007】本発明は、前記従来の問題を解決するた
め、膜汚染が急激には進行せず、シリカやカルシウム等
の無機物のスケール成分が膜面に付着しにくく、界面活
性剤等の微量有機物が膜面に吸着しにくい等の問題がな
く、高い回収率で運転できる逆浸透複合膜を用いた水の
処理方法を提供することを目的とする。
め、膜汚染が急激には進行せず、シリカやカルシウム等
の無機物のスケール成分が膜面に付着しにくく、界面活
性剤等の微量有機物が膜面に吸着しにくい等の問題がな
く、高い回収率で運転できる逆浸透複合膜を用いた水の
処理方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の逆浸透複合膜による水の逆浸透処理方法
は、比表面積が2以上1000以下のスキン層を有する
逆浸透複合膜の表面に保護層を形成した逆浸透複合膜を
用いて、回収率75%以上で逆浸透処理することを特徴
とする。ただし、回収率(%)=(透過流量/供給流
量)×100 で算出する。
め、本発明の逆浸透複合膜による水の逆浸透処理方法
は、比表面積が2以上1000以下のスキン層を有する
逆浸透複合膜の表面に保護層を形成した逆浸透複合膜を
用いて、回収率75%以上で逆浸透処理することを特徴
とする。ただし、回収率(%)=(透過流量/供給流
量)×100 で算出する。
【0009】前記方法においては、回収率が90%以上
であることが好ましい。また前記方法においては、スキ
ン層の比表面積が3以上500以下であることが好まし
い。
であることが好ましい。また前記方法においては、スキ
ン層の比表面積が3以上500以下であることが好まし
い。
【0010】また前記方法においては、逆浸透複合膜の
スキン層の比表面積が、保護層を形成する前に比較し
て、90%以下に制御されていることが好ましい。また
前記方法においては、保護層がポリマーコーティング層
であることが好ましい。
スキン層の比表面積が、保護層を形成する前に比較し
て、90%以下に制御されていることが好ましい。また
前記方法においては、保護層がポリマーコーティング層
であることが好ましい。
【0011】また前記方法においては、保護層が非イオ
ン系の親水基を有することが好ましい。また前記方法に
おいては、保護層が、25℃の水に対し不溶性であり、
80℃の水に対し可溶性であるポリビニルアルコールで
あることが好ましい。
ン系の親水基を有することが好ましい。また前記方法に
おいては、保護層が、25℃の水に対し不溶性であり、
80℃の水に対し可溶性であるポリビニルアルコールで
あることが好ましい。
【0012】また前記方法においては、ポリビニルアル
コールがケン化度95%以上であることが好ましい。ま
た前記方法においては、比表面積が2以上1000以下
のスキン層を有する逆浸透複合膜が、圧力7.5kgf/cm
2 、温度25℃、供給液500ppmのNaCl溶液の
条件下での逆浸透試験において、その透水量が0.6
[m3/m2/日]以上であることが好ましい。
コールがケン化度95%以上であることが好ましい。ま
た前記方法においては、比表面積が2以上1000以下
のスキン層を有する逆浸透複合膜が、圧力7.5kgf/cm
2 、温度25℃、供給液500ppmのNaCl溶液の
条件下での逆浸透試験において、その透水量が0.6
[m3/m2/日]以上であることが好ましい。
【0013】また前記方法においては、表面に保護層を
形成した逆浸透複合膜が、圧力15kgf/cm2 、温度25
℃、供給液1500ppmのNaCl溶液の条件下での
逆浸透試験において、その透水量が0.6[m3/m2/
日]以上であることが好ましい。
形成した逆浸透複合膜が、圧力15kgf/cm2 、温度25
℃、供給液1500ppmのNaCl溶液の条件下での
逆浸透試験において、その透水量が0.6[m3/m2/
日]以上であることが好ましい。
【0014】また本発明方法は、遷移金属成分含有水で
あっても有効に逆浸透処理できる。ここで、遷移金属成
分含有水とは、濃度・遷移金属成分の種類に関係なく、
又、他各種塩・有機物等が含まれていても良い水であ
る。例えば、海水、下水、ボイラー水、工業用水、工業
排水、埋立地浸出水等の処理原水中に、固有に、もしく
は、配管中等を流れる時に配管内壁、ポンプ等から溶出
物として遷移金属成分を含有する水のことである。
あっても有効に逆浸透処理できる。ここで、遷移金属成
分含有水とは、濃度・遷移金属成分の種類に関係なく、
又、他各種塩・有機物等が含まれていても良い水であ
る。例えば、海水、下水、ボイラー水、工業用水、工業
排水、埋立地浸出水等の処理原水中に、固有に、もしく
は、配管中等を流れる時に配管内壁、ポンプ等から溶出
物として遷移金属成分を含有する水のことである。
【0015】本発明において、逆浸透複合膜の比表面積
を低下させる制御法としては特に限定されないが、逆浸
透複合膜表面をスキン層有機物、又は有機重合体により
コーティングしてなることが好ましい。かかる有機物、
又は有機重合体としては、シリコンゴム、ポリエチレン
テレフタレート等のフッ素系重合体、スルホン化ポリス
ルホン、スルホン化ポリエーテルスルホン等のスルホン
酸基含有有機重合体、ポリエチレンイミン等のアミノ基
含有有機重合体、ポリイミド等が挙げられるが、コーテ
ィング後の透水性を高く保持する目的により、親水基を
有する有機物、又は有機重合体、特に荷電的な吸着を抑
制することを目的に非イオン系の親水性基を有する有機
物、又は有機重合体が好適である。非イオン系の親水性
基とは、例えば、−OH,−NHCO−,−O−,また
は下記式(化1)に代表されるものである。
を低下させる制御法としては特に限定されないが、逆浸
透複合膜表面をスキン層有機物、又は有機重合体により
コーティングしてなることが好ましい。かかる有機物、
又は有機重合体としては、シリコンゴム、ポリエチレン
テレフタレート等のフッ素系重合体、スルホン化ポリス
ルホン、スルホン化ポリエーテルスルホン等のスルホン
酸基含有有機重合体、ポリエチレンイミン等のアミノ基
含有有機重合体、ポリイミド等が挙げられるが、コーテ
ィング後の透水性を高く保持する目的により、親水基を
有する有機物、又は有機重合体、特に荷電的な吸着を抑
制することを目的に非イオン系の親水性基を有する有機
物、又は有機重合体が好適である。非イオン系の親水性
基とは、例えば、−OH,−NHCO−,−O−,また
は下記式(化1)に代表されるものである。
【0016】
【化1】
【0017】これら非イオン系の親水性基を有する有機
物、又は有機重合体としてはポリビニルアルコール、ケ
ン化ポリエチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルピ
ロリドン、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリエチレ
ングリコール等の非イオン系の親水性基を持つビニル系
重合体、縮合系重合体、付加系重合体等から選ばれるも
のである。より好ましい有機重合体は25℃において水
不溶性であり、且つ、熱水に可溶な非イオン系の親水性
基を有する有機重合体、例えば、ポリビニルアルコール
が用いられる。
物、又は有機重合体としてはポリビニルアルコール、ケ
ン化ポリエチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルピ
ロリドン、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリエチレ
ングリコール等の非イオン系の親水性基を持つビニル系
重合体、縮合系重合体、付加系重合体等から選ばれるも
のである。より好ましい有機重合体は25℃において水
不溶性であり、且つ、熱水に可溶な非イオン系の親水性
基を有する有機重合体、例えば、ポリビニルアルコール
が用いられる。
【0018】ポリビニルアルコールを用いる場合、ケン
化度が99〜100%のものが好ましい。この場合、ポ
リビニルアルコールは分子鎖間水素結合により25℃で
は水不溶性になるが、熱水には可溶である。これらの条
件を満たすことは、処理水と接する膜表面での−OH基
が多いことに起因し親水性の増加により、遷移金属成分
の吸着抑制能が高くなり、又、透過水量も多くなり非常
に良好な膜性能を付加することができるため好適であ
る。
化度が99〜100%のものが好ましい。この場合、ポ
リビニルアルコールは分子鎖間水素結合により25℃で
は水不溶性になるが、熱水には可溶である。これらの条
件を満たすことは、処理水と接する膜表面での−OH基
が多いことに起因し親水性の増加により、遷移金属成分
の吸着抑制能が高くなり、又、透過水量も多くなり非常
に良好な膜性能を付加することができるため好適であ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に有機物、又は有機重合体に
よる逆浸透複合膜表面のコーティングに関する具体的調
製法を示す。用いる逆浸透複合膜は特に限定されない
が、ポリアミド系、ポリウレア系等の界面重合法により
製膜されたものがある。これらの膜は従来の公知の方法
等によって、容易に得ることができる。例えば、多孔性
ポリスルホン支持膜を用い、メタフェニレンジアミン、
ピペラジン、ポリエチレンイミン、等の反応性アミノ基
を有するモノマー、又はポリマーの水溶液を前記多孔性
ポリスルホン支持膜の少なくとも片面に塗布した後、ト
リメシン酸クロライド、イソフタル酸クロライド等の多
官能酸クロライド、またはトリレンジイソシアネート等
の多官能イソシアネート、又はこれらの混合物のヘキサ
ン等の溶媒と接触させることで、多孔性ポリスルホン支
持膜上で界面重合を行なわせ脱塩性能を有する皮膜を形
成させ逆浸透複合膜とすることができる。
よる逆浸透複合膜表面のコーティングに関する具体的調
製法を示す。用いる逆浸透複合膜は特に限定されない
が、ポリアミド系、ポリウレア系等の界面重合法により
製膜されたものがある。これらの膜は従来の公知の方法
等によって、容易に得ることができる。例えば、多孔性
ポリスルホン支持膜を用い、メタフェニレンジアミン、
ピペラジン、ポリエチレンイミン、等の反応性アミノ基
を有するモノマー、又はポリマーの水溶液を前記多孔性
ポリスルホン支持膜の少なくとも片面に塗布した後、ト
リメシン酸クロライド、イソフタル酸クロライド等の多
官能酸クロライド、またはトリレンジイソシアネート等
の多官能イソシアネート、又はこれらの混合物のヘキサ
ン等の溶媒と接触させることで、多孔性ポリスルホン支
持膜上で界面重合を行なわせ脱塩性能を有する皮膜を形
成させ逆浸透複合膜とすることができる。
【0020】これらの逆浸透複合膜のスキン層の比表面
積は高い透水性を有するために、2以上1000以下で
あることが好ましく、3以上500以下であることがさ
らに好ましい。該比表面積が2未満であれば、後述のコ
ーティング処理後に十分な透水量が得られなくなり、
又、1000より大きい場合は均質なコーティング処理
が行えなくなる。又、3以上500以下であれば、得ら
れる複合逆浸透膜の性能は操作圧力7.5(kgf/c
m2 )、温度25℃にて塩化ナトリウム500ppmを
含有するpH6.5の水溶液を1時間透過させた後の透
過流束が0.6(m3/m2/日)以上となりコーティン
グ処理により透過性能が低下しても実用上問題のない逆
浸透複合膜を得ることができる。
積は高い透水性を有するために、2以上1000以下で
あることが好ましく、3以上500以下であることがさ
らに好ましい。該比表面積が2未満であれば、後述のコ
ーティング処理後に十分な透水量が得られなくなり、
又、1000より大きい場合は均質なコーティング処理
が行えなくなる。又、3以上500以下であれば、得ら
れる複合逆浸透膜の性能は操作圧力7.5(kgf/c
m2 )、温度25℃にて塩化ナトリウム500ppmを
含有するpH6.5の水溶液を1時間透過させた後の透
過流束が0.6(m3/m2/日)以上となりコーティン
グ処理により透過性能が低下しても実用上問題のない逆
浸透複合膜を得ることができる。
【0021】本発明において用いる比表面積とは次の式
で定義される。 スキン層比表面積=(スキン層の表面積)/(微多孔性
支持体の表面積)
で定義される。 スキン層比表面積=(スキン層の表面積)/(微多孔性
支持体の表面積)
【0022】上記スキン層の表面積は、微多孔性支持体
と接触している面と反対側の面、即ち、供給液と接触す
る側の面の表面積を表している。一方、微多孔性支持体
の比表面積はスキン層と接触している面の表面積を表し
ている。
と接触している面と反対側の面、即ち、供給液と接触す
る側の面の表面積を表している。一方、微多孔性支持体
の比表面積はスキン層と接触している面の表面積を表し
ている。
【0023】上記表面積及び比表面積を求める方法は一
般的な測定法(例えば、表面積測定装置や比表面積測定
装置、走査型電子顕微鏡、透過型電子顕微鏡、原子間力
顕微鏡等)が適用でき特に限定されるものではない。
般的な測定法(例えば、表面積測定装置や比表面積測定
装置、走査型電子顕微鏡、透過型電子顕微鏡、原子間力
顕微鏡等)が適用でき特に限定されるものではない。
【0024】このような逆浸透複合膜に、上述の有機
物、又は有機重合体、好適には、非イオン系の親水性基
を有する有機物、又は有機重合体の溶液を塗布し、その
後に乾燥させて最終的な表面荷電が制御された逆浸透複
合膜を得る。有機物、又は有機重合体は逆浸透複合膜の
活性皮膜層にダメージを与えることの少ない溶媒、水、
低級アルコール、ハロゲン化炭化水素、脂肪族炭化水
素、アセトン、アセトニトリル、及び、これらの少なく
とも2種の混合溶液等に溶解させ用いられる。これら溶
媒のうち、好適にはメタノール、エタノール、プロパノ
ール、ブタノールなどの脂肪族アルコール、エチレンク
ロルヒドリン等のハロゲン化脂肪族アルコール、メトキ
シメタノール、メトキシエタノール、及びこれら低級ア
ルコールの少なくとも一種と水の混合溶媒を挙げること
ができる。混合溶媒の場合、水に対する低級アルコール
の比率は特に限定されないが、好ましくは水の比率が0
%〜90%である。又、水を溶媒として用いる場合は膜
との濡れ性を良くすることを目的に界面活性剤を添加す
ることも好適である。
物、又は有機重合体、好適には、非イオン系の親水性基
を有する有機物、又は有機重合体の溶液を塗布し、その
後に乾燥させて最終的な表面荷電が制御された逆浸透複
合膜を得る。有機物、又は有機重合体は逆浸透複合膜の
活性皮膜層にダメージを与えることの少ない溶媒、水、
低級アルコール、ハロゲン化炭化水素、脂肪族炭化水
素、アセトン、アセトニトリル、及び、これらの少なく
とも2種の混合溶液等に溶解させ用いられる。これら溶
媒のうち、好適にはメタノール、エタノール、プロパノ
ール、ブタノールなどの脂肪族アルコール、エチレンク
ロルヒドリン等のハロゲン化脂肪族アルコール、メトキ
シメタノール、メトキシエタノール、及びこれら低級ア
ルコールの少なくとも一種と水の混合溶媒を挙げること
ができる。混合溶媒の場合、水に対する低級アルコール
の比率は特に限定されないが、好ましくは水の比率が0
%〜90%である。又、水を溶媒として用いる場合は膜
との濡れ性を良くすることを目的に界面活性剤を添加す
ることも好適である。
【0025】上記溶媒を用いて調製される前述の非イオ
ン系の親水性基を有する有機物、又は有機重合体の濃度
は0.01〜20重量%、好ましくは、0.05〜5重
量%の範囲が好適である。かかる、塗布方法は特に限定
されないが、ディッピング法、転写法、噴霧法等が好適
に用いられる。又、塗布後の乾燥手段、及び、乾燥温度
も特に限定されないが、20℃〜200℃、好ましくは
50℃〜150℃の範囲が好適である。
ン系の親水性基を有する有機物、又は有機重合体の濃度
は0.01〜20重量%、好ましくは、0.05〜5重
量%の範囲が好適である。かかる、塗布方法は特に限定
されないが、ディッピング法、転写法、噴霧法等が好適
に用いられる。又、塗布後の乾燥手段、及び、乾燥温度
も特に限定されないが、20℃〜200℃、好ましくは
50℃〜150℃の範囲が好適である。
【0026】このようにして逆浸透複合膜上に得られた
薄膜の厚みは、0.001〜1μm、好ましくは0.0
05〜0.5μm程度の厚みが、塗布による透水量の低
下を抑制する上で好適である。膜厚の制御法は特に限定
されないが、溶液濃度等で制御することができる。
薄膜の厚みは、0.001〜1μm、好ましくは0.0
05〜0.5μm程度の厚みが、塗布による透水量の低
下を抑制する上で好適である。膜厚の制御法は特に限定
されないが、溶液濃度等で制御することができる。
【0027】更に、得られた有機重合体を表層に有する
複合逆浸透膜の透水量は、圧力15(kgf/c
m2 )、温度25℃、供給液1500ppmのNaCl
の条件下でその透水量が0.1(m3/m2/日)以上、
好ましくは0.6(m3/m2/日)以上であることが実
際の運転上好適である。
複合逆浸透膜の透水量は、圧力15(kgf/c
m2 )、温度25℃、供給液1500ppmのNaCl
の条件下でその透水量が0.1(m3/m2/日)以上、
好ましくは0.6(m3/m2/日)以上であることが実
際の運転上好適である。
【0028】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
【0029】
【実施例1】m−フェニレンジアミン3.0重量%、ラ
ウリル硫酸ナトリウム0.15重量%を含む水溶液にト
リエチルアミンを3.0重量%、カンファースルホン酸
を6.0重量%、イソプロピルアルコールを5.0重量
%を含有した水溶液を微多孔性ポリスルホン支持膜に数
秒接触させた後、余分の水溶液を除去して上記支持膜上
に上記水溶液の層を形成した。
ウリル硫酸ナトリウム0.15重量%を含む水溶液にト
リエチルアミンを3.0重量%、カンファースルホン酸
を6.0重量%、イソプロピルアルコールを5.0重量
%を含有した水溶液を微多孔性ポリスルホン支持膜に数
秒接触させた後、余分の水溶液を除去して上記支持膜上
に上記水溶液の層を形成した。
【0030】次に、かかる支持膜の表面に、トリメシン
酸クロライドを0.20重量%、イソプロピルアルコー
ルを0.05重量%を含むIP1016(出光化学
(株)製イソパラフィン系炭化水素油)溶液と接触させ
た。その後、120℃の熱風乾燥機の中で3分保持して
支持体上にスキン層を形成させ複合逆浸透膜を得た。得
られた複合逆浸透膜を充分に洗浄し、膜性能を評価し、
乾燥後透過型電子顕微鏡にて該複合逆浸透膜の断面を観
察しスキン層の比表面積を測定した。膜性能を[表1]
に示す。スキン層の比表面積は4.3であった。
酸クロライドを0.20重量%、イソプロピルアルコー
ルを0.05重量%を含むIP1016(出光化学
(株)製イソパラフィン系炭化水素油)溶液と接触させ
た。その後、120℃の熱風乾燥機の中で3分保持して
支持体上にスキン層を形成させ複合逆浸透膜を得た。得
られた複合逆浸透膜を充分に洗浄し、膜性能を評価し、
乾燥後透過型電子顕微鏡にて該複合逆浸透膜の断面を観
察しスキン層の比表面積を測定した。膜性能を[表1]
に示す。スキン層の比表面積は4.3であった。
【0031】同様にして得られた複合逆浸透膜表面に、
0.25重量%のケン化度99%のポリビニルアルコー
ル(n=2,000)溶液(イソプロピルアルコール/
水=3/7)塗布し、130℃で5分間乾燥し本発明の
複合逆浸透膜を得た。得られた複合逆浸透膜を充分に洗
浄し、膜性能を評価し、乾燥後透過型電子顕微鏡にて該
複合逆浸透膜の断面を観察しスキン層の比表面積を測定
した。膜性能を[表1]に示す。
0.25重量%のケン化度99%のポリビニルアルコー
ル(n=2,000)溶液(イソプロピルアルコール/
水=3/7)塗布し、130℃で5分間乾燥し本発明の
複合逆浸透膜を得た。得られた複合逆浸透膜を充分に洗
浄し、膜性能を評価し、乾燥後透過型電子顕微鏡にて該
複合逆浸透膜の断面を観察しスキン層の比表面積を測定
した。膜性能を[表1]に示す。
【0032】
【表1】
【0033】スキン層の比表面積は2.0であった(対
処理前比表面積47%)。得られた平膜をスパイラル状
に巻き付けたエレメントを用い、工業用井戸水を5μm
のカートリッジフィルター(型式:TCW−5N−PP
S:アドバンテック東洋(株)製)で処理した水(シリ
カ濃度50ppm)を15kgf/cm2 の圧力で回収
率95%で100時間加圧循環した結果を表2に示す。
処理前比表面積47%)。得られた平膜をスパイラル状
に巻き付けたエレメントを用い、工業用井戸水を5μm
のカートリッジフィルター(型式:TCW−5N−PP
S:アドバンテック東洋(株)製)で処理した水(シリ
カ濃度50ppm)を15kgf/cm2 の圧力で回収
率95%で100時間加圧循環した結果を表2に示す。
【0034】
【比較例1】ポリビニルアルコールによる表面処理膜と
同等逆浸透膜性能を有する複合逆浸透膜を比較として上
記[実施例1]と同様の耐性試験を行い、表2に示す。
同等逆浸透膜性能を有する複合逆浸透膜を比較として上
記[実施例1]と同様の耐性試験を行い、表2に示す。
【0035】
【表2】 以上の実施例から、本発明の逆浸透処理方法は高い回収
率で運転できることが確認できた。
率で運転できることが確認できた。
【0036】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の複合逆浸透
膜を用いた水の処理方法によれば、比表面積が2以上1
000以下のスキン層を有する逆浸透複合膜の表面に保
護層を形成した逆浸透複合膜を用いて、回収率75%以
上で逆浸透処理することにより、膜汚染が急激には進行
せず、シリカやカルシウム等の無機物のスケール成分が
膜面に付着しにくく、界面活性剤等の微量有機物が膜面
に吸着しにくい等の問題のない逆浸透複合膜による水の
逆浸透処理方法を提供することができる。
膜を用いた水の処理方法によれば、比表面積が2以上1
000以下のスキン層を有する逆浸透複合膜の表面に保
護層を形成した逆浸透複合膜を用いて、回収率75%以
上で逆浸透処理することにより、膜汚染が急激には進行
せず、シリカやカルシウム等の無機物のスケール成分が
膜面に付着しにくく、界面活性剤等の微量有機物が膜面
に吸着しにくい等の問題のない逆浸透複合膜による水の
逆浸透処理方法を提供することができる。
Claims (10)
- 【請求項1】 逆浸透複合膜を用いた水の逆浸透処理方
法において、比表面積が2以上1000以下のスキン層
を有する逆浸透複合膜の表面に保護層を形成した逆浸透
複合膜を用いて、回収率75%以上で逆浸透処理するこ
とを特徴とする逆浸透複合膜による水の逆浸透処理方
法。 ただし、回収率(%)=(透過流量/供給流量)×10
0 - 【請求項2】 回収率が90%以上である請求項1に記
載の逆浸透複合膜による水の逆浸透処理方法。 - 【請求項3】 スキン層の比表面積が3以上500以下
である請求項1に記載の逆浸透複合膜による水の逆浸透
処理方法。 - 【請求項4】 逆浸透複合膜のスキン層の比表面積が、
保護層を形成する前に比較して、90%以下に制御され
ている請求項1に記載の逆浸透複合膜による水の逆浸透
処理方法。 - 【請求項5】 保護層がポリマーコーティング層である
請求項1に記載の逆浸透複合膜による水の逆浸透処理方
法。 - 【請求項6】 保護層が非イオン系の親水基を有する請
求項1に記載の逆浸透複合膜による水の逆浸透処理方
法。 - 【請求項7】 保護層が、25℃の水に対し不溶性であ
り、80℃の水に対し可溶性であるポリビニルアルコー
ルである請求項1に記載の逆浸透複合膜による水の逆浸
透処理方法。 - 【請求項8】 ポリビニルアルコールがケン化度95%
以上である請求項7に記載の逆浸透複合膜による水の逆
浸透処理方法。 - 【請求項9】 比表面積が2以上1000以下のスキン
層を有する逆浸透複合膜が、圧力7.5kgf/cm2 、温度
25℃、供給液500ppmのNaCl溶液の条件下で
の逆浸透試験において、その透水量が0.6[m3/m2
/日]以上である請求項1に記載の逆浸透複合膜による
水の逆浸透処理方法。 - 【請求項10】 表面に保護層を形成した逆浸透複合膜
が、圧力15kgf/cm2、温度25℃、供給液1500p
pmのNaCl溶液の条件下での逆浸透試験において、
その透水量が0.6[m3/m2/日]以上である請求項
1に記載の逆浸透複合膜による水の逆浸透処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18853897A JPH1128466A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 逆浸透複合膜による水の逆浸透処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18853897A JPH1128466A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 逆浸透複合膜による水の逆浸透処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1128466A true JPH1128466A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16225467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18853897A Pending JPH1128466A (ja) | 1997-07-14 | 1997-07-14 | 逆浸透複合膜による水の逆浸透処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1128466A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102114392A (zh) * | 2010-11-04 | 2011-07-06 | 浙江大学 | 一种含改性纳米沸石分子筛的反渗透复合膜的制备方法 |
JP2013503034A (ja) * | 2009-08-31 | 2013-01-31 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | ホウ素除去用の逆浸透複合膜 |
US8443986B2 (en) | 2007-10-01 | 2013-05-21 | Kurita Water Industries Ltd. | Reverse osmosis membrane and reverse osmosis membrane apparatus |
JP2013535319A (ja) * | 2010-07-19 | 2013-09-12 | インペリアル・イノベイションズ・リミテッド | 耐溶媒性のポリアミドナノ濾過膜 |
CN105396461A (zh) * | 2015-11-30 | 2016-03-16 | 江苏海祥环保工程有限公司 | 反渗透装置 |
CN106178977A (zh) * | 2016-07-29 | 2016-12-07 | 新乡学院 | 一种石墨烯反渗透复合膜的合成方法 |
CN116078179A (zh) * | 2021-11-05 | 2023-05-09 | 日东电工株式会社 | 复合半透膜、螺旋型膜元件、水处理系统和水处理方法 |
JP2023143593A (ja) * | 2022-03-24 | 2023-10-06 | 日東電工株式会社 | 複合半透膜、及びスパイラル型膜エレメント |
-
1997
- 1997-07-14 JP JP18853897A patent/JPH1128466A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8443986B2 (en) | 2007-10-01 | 2013-05-21 | Kurita Water Industries Ltd. | Reverse osmosis membrane and reverse osmosis membrane apparatus |
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