JPH11283258A - 光ヘッドアクチュエータ - Google Patents
光ヘッドアクチュエータInfo
- Publication number
- JPH11283258A JPH11283258A JP8202598A JP8202598A JPH11283258A JP H11283258 A JPH11283258 A JP H11283258A JP 8202598 A JP8202598 A JP 8202598A JP 8202598 A JP8202598 A JP 8202598A JP H11283258 A JPH11283258 A JP H11283258A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- axis
- parallel
- pair
- lens holder
- optical head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims abstract description 132
- 238000012937 correction Methods 0.000 claims abstract description 83
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 claims abstract description 32
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 27
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 26
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 26
- 229910017532 Cu-Be Inorganic materials 0.000 description 14
- 229910017888 Cu—P Inorganic materials 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000009977 dual effect Effects 0.000 description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 3
- 229910001096 P alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- 101000606504 Drosophila melanogaster Tyrosine-protein kinase-like otk Proteins 0.000 description 1
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 1
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 チルトサーボが可能で、対物レンズのピッチ
ング振動やタンジェンシャルチルトを起し難く、安定し
て動作させることができる光ヘッドアクチュエータを提
供する。 【解決手段】 XYZ直交座標系において、Y軸方向お
よびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ支
持部材1A側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材31L,31R.32L,32R を介して懸架支持した対
物レンズ5を保持するレンズホルダ4と、支持部材1A側
に配設され、磁化の向きがX軸と平行な永久磁石22と、
レンズホルダ4側に、Y軸と平行な軸線上で隣接してZ
X平面と平行な軸周りに個別に巻回して配設され、それ
ぞれY軸と平行な一方の辺が永久磁石22の磁極面に対向
する、ラジアルチルト補正用、もしくはラジアルチルト
補正とフォーカシング駆動との兼用の一対のコイル70
L, 70Rとを有する。
ング振動やタンジェンシャルチルトを起し難く、安定し
て動作させることができる光ヘッドアクチュエータを提
供する。 【解決手段】 XYZ直交座標系において、Y軸方向お
よびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ支
持部材1A側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材31L,31R.32L,32R を介して懸架支持した対
物レンズ5を保持するレンズホルダ4と、支持部材1A側
に配設され、磁化の向きがX軸と平行な永久磁石22と、
レンズホルダ4側に、Y軸と平行な軸線上で隣接してZ
X平面と平行な軸周りに個別に巻回して配設され、それ
ぞれY軸と平行な一方の辺が永久磁石22の磁極面に対向
する、ラジアルチルト補正用、もしくはラジアルチルト
補正とフォーカシング駆動との兼用の一対のコイル70
L, 70Rとを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンパクトディ
スク(CD)、デジタルバーサタイルディスク (DV
D) 等の光ディスクや、ミニディスク(MD)等の光磁
気ディスク等の記録媒体に対して情報の記録および/ま
たは再生を行うのに用いる光ヘッドアクチュエータに関
するものである。
スク(CD)、デジタルバーサタイルディスク (DV
D) 等の光ディスクや、ミニディスク(MD)等の光磁
気ディスク等の記録媒体に対して情報の記録および/ま
たは再生を行うのに用いる光ヘッドアクチュエータに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の光ヘッドアクチュエータとして、
例えば図35に斜視図で示すようなものが提案されてい
る。この光ヘッドアクチュエータは、いわゆる4本ワイ
ヤ支持型のムービングコイル方式のもので、ベース1B
に固定された支持部材1Aには、例えば引き抜きやロー
ル圧延等により形成されたCu−Be合金、Cu−P合
金等よりなる4本のばね部材301L, 302L(図示せず),
301R, 302Rを介して、対物レンズ5を保持したレンズホ
ルダ4が変位可能に懸架支持されている。ここで、ばね
部材301L, 301Rおよび302L, 302Rは、支持部材1Aに対
するレンズホルダ4の配置方向をX軸方向、対物レンズ
5の光軸方向をZ軸方向とするXYZ直交座標系におい
て、それぞれXY平面と平行な面内で傾斜角を有して支
持部材1A側からレンズホルダ4に向かって先狭となる
ように配設されている。また、各ばね部材は、その全長
の途中位置の二個所に屈曲部を有し、XY平面と平行な
面内において傾斜角が変化している。
例えば図35に斜視図で示すようなものが提案されてい
る。この光ヘッドアクチュエータは、いわゆる4本ワイ
ヤ支持型のムービングコイル方式のもので、ベース1B
に固定された支持部材1Aには、例えば引き抜きやロー
ル圧延等により形成されたCu−Be合金、Cu−P合
金等よりなる4本のばね部材301L, 302L(図示せず),
301R, 302Rを介して、対物レンズ5を保持したレンズホ
ルダ4が変位可能に懸架支持されている。ここで、ばね
部材301L, 301Rおよび302L, 302Rは、支持部材1Aに対
するレンズホルダ4の配置方向をX軸方向、対物レンズ
5の光軸方向をZ軸方向とするXYZ直交座標系におい
て、それぞれXY平面と平行な面内で傾斜角を有して支
持部材1A側からレンズホルダ4に向かって先狭となる
ように配設されている。また、各ばね部材は、その全長
の途中位置の二個所に屈曲部を有し、XY平面と平行な
面内において傾斜角が変化している。
【0003】また、レンズホルダ4を駆動するため、レ
ンズホルダ4のY軸方向両端部側には、対物レンズ5の
光軸を含むXZ面に関して対称となるように一対の電磁
駆動手段が配設されている。各電磁駆動手段は、レンズ
ホルダ4側に設けたフォーカシングコイル7およびトラ
ッキングコイル6を有する駆動コイルと、ベース1B側
に設けた軟磁性ヨーク8および永久磁石2を有する磁気
回路とにより構成されている。
ンズホルダ4のY軸方向両端部側には、対物レンズ5の
光軸を含むXZ面に関して対称となるように一対の電磁
駆動手段が配設されている。各電磁駆動手段は、レンズ
ホルダ4側に設けたフォーカシングコイル7およびトラ
ッキングコイル6を有する駆動コイルと、ベース1B側
に設けた軟磁性ヨーク8および永久磁石2を有する磁気
回路とにより構成されている。
【0004】図36に部分分解斜視図を示すように、各駆
動コイルは、Z軸と平行な軸線の周りに矩形状に巻回し
たフォーカシングコイル7の一側辺上に、8の字形状の
トラッキングコイル6を設けて構成する。また、各磁気
回路は、ベース1BにY軸方向に対向する脚部を有する
コ字状の軟磁性ヨーク8を設け、その一方の脚部内面
(図35において外側の脚部内面)にY軸方向に着磁して
永久磁石2を設けて構成する。なお、各駆動コイルは、
そのフォーカシングコイル7の中空部に、対応する磁気
回路の軟磁性ヨーク8の他方の脚部が侵入して、フォー
カシングコイル7のX軸方向に延在する一辺の導線部分
7aと、トラッキングコイル6の隣接してZ軸方向に延
在する導線部分6aとが、軟磁性ヨーク8の他方の脚部
と永久磁石2との間の空隙部に位置して永久磁石2によ
る磁路を横断するように配設されている。
動コイルは、Z軸と平行な軸線の周りに矩形状に巻回し
たフォーカシングコイル7の一側辺上に、8の字形状の
トラッキングコイル6を設けて構成する。また、各磁気
回路は、ベース1BにY軸方向に対向する脚部を有する
コ字状の軟磁性ヨーク8を設け、その一方の脚部内面
(図35において外側の脚部内面)にY軸方向に着磁して
永久磁石2を設けて構成する。なお、各駆動コイルは、
そのフォーカシングコイル7の中空部に、対応する磁気
回路の軟磁性ヨーク8の他方の脚部が侵入して、フォー
カシングコイル7のX軸方向に延在する一辺の導線部分
7aと、トラッキングコイル6の隣接してZ軸方向に延
在する導線部分6aとが、軟磁性ヨーク8の他方の脚部
と永久磁石2との間の空隙部に位置して永久磁石2によ
る磁路を横断するように配設されている。
【0005】かかる光ヘッドアクチュエータにおいて
は、一対の電磁駆動手段を構成する各駆動コイルのフォ
ーカシングコイル7に、ともにZ軸方向の駆動力が発生
するように通電することにより、レンズホルダ4ひいて
は対物レンズ5をZ軸方向、すなわち図示しないディス
クの記録面と直交するフォーカシング方向に変位させ
て、対物レンズ5の焦点を情報ピット列等が形成されて
いる記録面に位置させるフォーカシングサーボ制御を行
うようにしている。また、一対の駆動コイルのそれぞれ
のトラッキングコイル6に、X軸に平行で互いに逆向き
の駆動力が発生するように通電することにより、レンズ
ホルダ4をZ軸に平行で支持中心近傍を通るP軸周りに
回動させて、対物レンズ5を図示しないディスクのトラ
ックを横切るトラッキング方向に変位させて、対物レン
ズ5の光軸を情報ピット列等からなるトラック中心に追
従させるトラッキングサーボ制御を行うようにしてい
る。
は、一対の電磁駆動手段を構成する各駆動コイルのフォ
ーカシングコイル7に、ともにZ軸方向の駆動力が発生
するように通電することにより、レンズホルダ4ひいて
は対物レンズ5をZ軸方向、すなわち図示しないディス
クの記録面と直交するフォーカシング方向に変位させ
て、対物レンズ5の焦点を情報ピット列等が形成されて
いる記録面に位置させるフォーカシングサーボ制御を行
うようにしている。また、一対の駆動コイルのそれぞれ
のトラッキングコイル6に、X軸に平行で互いに逆向き
の駆動力が発生するように通電することにより、レンズ
ホルダ4をZ軸に平行で支持中心近傍を通るP軸周りに
回動させて、対物レンズ5を図示しないディスクのトラ
ックを横切るトラッキング方向に変位させて、対物レン
ズ5の光軸を情報ピット列等からなるトラック中心に追
従させるトラッキングサーボ制御を行うようにしてい
る。
【0006】また、この光ヘッドアクチュエータは、フ
ォーカシングおよびトラッキングのサーボ制御動作に加
え、ラジアルチルトのサーボ制御を行うために、図示し
ないチルトセンサの出力に基づいて回転中のディスク
(図示せず)の径方向に対する対物レンズ5の光軸の傾
きを示すラジアルチルトエラー信号を逐次検出し、その
エラー信号に基づいて一対のフォーカシングコイル7の
それぞれに異なる駆動電流を加えることにより、これら
フォーカシングコイル7に作用するフォーカシング方向
への移動量を相違させるようにしている。
ォーカシングおよびトラッキングのサーボ制御動作に加
え、ラジアルチルトのサーボ制御を行うために、図示し
ないチルトセンサの出力に基づいて回転中のディスク
(図示せず)の径方向に対する対物レンズ5の光軸の傾
きを示すラジアルチルトエラー信号を逐次検出し、その
エラー信号に基づいて一対のフォーカシングコイル7の
それぞれに異なる駆動電流を加えることにより、これら
フォーカシングコイル7に作用するフォーカシング方向
への移動量を相違させるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の光ヘッドアクチュエータにおいては、ばね部材
301L, 301Rおよび302L, 302Rを、それぞれXY平面と平
行な面内で傾斜角を有して支持部材1A側からレンズホ
ルダ4に向かって先狭となるように配設して、レンズホ
ルダ4を変位可能に支持しているため、レンズホルダ4
とばね部材301L,302L,301R,302Rとのそれぞれの接続
部が、X軸方向へも独立して自由に移動し易く、かつフ
ォーカシングコイル7によるフォーカシング方向への駆
動力やラジアルチルトのサーボの駆動力、さらには外力
によってレンズホルダ4がY軸と平行な軸周りにも回転
し易い構造となっている。このため、レンズホルダ4
は、図35において矢印TAで示すような、Y軸と平行な
軸周りの回転を伴うピッチング振動を生じ易くなり、こ
れがため対物レンズ5の光軸が図示しないディスクのト
ラックの接線方向、すなわちタンジェンシャル方向へ傾
斜を頻繁に繰り返すことになって、読取信号のジッタが
増大し、S/Nが劣化するという問題がある。
た従来の光ヘッドアクチュエータにおいては、ばね部材
301L, 301Rおよび302L, 302Rを、それぞれXY平面と平
行な面内で傾斜角を有して支持部材1A側からレンズホ
ルダ4に向かって先狭となるように配設して、レンズホ
ルダ4を変位可能に支持しているため、レンズホルダ4
とばね部材301L,302L,301R,302Rとのそれぞれの接続
部が、X軸方向へも独立して自由に移動し易く、かつフ
ォーカシングコイル7によるフォーカシング方向への駆
動力やラジアルチルトのサーボの駆動力、さらには外力
によってレンズホルダ4がY軸と平行な軸周りにも回転
し易い構造となっている。このため、レンズホルダ4
は、図35において矢印TAで示すような、Y軸と平行な
軸周りの回転を伴うピッチング振動を生じ易くなり、こ
れがため対物レンズ5の光軸が図示しないディスクのト
ラックの接線方向、すなわちタンジェンシャル方向へ傾
斜を頻繁に繰り返すことになって、読取信号のジッタが
増大し、S/Nが劣化するという問題がある。
【0008】また、トラッキングコイル6やフォーカシ
ングコイル7の駆動コイルに作用する駆動力の中心が、
対物レンズ5等を含むレンズホルダ4全体の重心とずれ
ていたり、ばね部材による支持中心とずれていたりする
と、トラッキングやフォーカシングの駆動力と、重力や
ばね部材の復元力との間でトルクを生じ、レンズホルダ
4がY軸周りに回転し易くなる。このような現象は、レ
ンズホルダ4の中立位置において、駆動コイルに作用す
る駆動力の中心を、レンズホルダ4全体の重心やばね部
材による支持中心と一致させても、レンズホルダ4が中
立位置から移動すると、電磁駆動手段を構成する永久磁
石2と駆動コイルとの相対位置が変化して駆動力の中心
位置がレンズホルダ4内で移動することになるため、同
様にトラッキングやフォーカシングの駆動によってレン
ズホルダ4がY軸周りに回転し易くなり、タンジェンシ
ャルチルトが生じることになる。このため、対物レンズ
5の光軸がディスク面に対して傾斜し、読取信号の強度
が低下してS/Nが劣化するという問題がある。
ングコイル7の駆動コイルに作用する駆動力の中心が、
対物レンズ5等を含むレンズホルダ4全体の重心とずれ
ていたり、ばね部材による支持中心とずれていたりする
と、トラッキングやフォーカシングの駆動力と、重力や
ばね部材の復元力との間でトルクを生じ、レンズホルダ
4がY軸周りに回転し易くなる。このような現象は、レ
ンズホルダ4の中立位置において、駆動コイルに作用す
る駆動力の中心を、レンズホルダ4全体の重心やばね部
材による支持中心と一致させても、レンズホルダ4が中
立位置から移動すると、電磁駆動手段を構成する永久磁
石2と駆動コイルとの相対位置が変化して駆動力の中心
位置がレンズホルダ4内で移動することになるため、同
様にトラッキングやフォーカシングの駆動によってレン
ズホルダ4がY軸周りに回転し易くなり、タンジェンシ
ャルチルトが生じることになる。このため、対物レンズ
5の光軸がディスク面に対して傾斜し、読取信号の強度
が低下してS/Nが劣化するという問題がある。
【0009】この発明の目的は、このような従来の問題
点に着目してなされたもので、チルトサーボが可能で、
かつ対物レンズのピッチング振動やタンジェンシャルチ
ルトを起し難く、安定して動作させることができるよう
適切に構成した光ヘッドアクチュエータを提供しようと
するものである。
点に着目してなされたもので、チルトサーボが可能で、
かつ対物レンズのピッチング振動やタンジェンシャルチ
ルトを起し難く、安定して動作させることができるよう
適切に構成した光ヘッドアクチュエータを提供しようと
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の光ヘッドアクチュエータは、
XYZ直交座標系において、Y軸方向およびZ軸方向に
相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ支持部材側からX
軸方向を向いてほぼ平行に延在する4本のばね部材を介
して懸架支持した対物レンズを保持するレンズホルダ
と、前記支持部材側に配設され、磁化の向きがX軸と平
行な永久磁石と、前記レンズホルダ側に、Y軸と平行な
軸線上で隣接してZX平面と平行な軸周りに個別に巻回
して配設され、それぞれY軸と平行な一方の辺が前記永
久磁石の磁極面に対向する、ラジアルチルト補正用、も
しくはラジアルチルト補正とフォーカシング駆動との兼
用の一対のコイルとを有することを特徴とするものであ
る。
め、請求項1に係る発明の光ヘッドアクチュエータは、
XYZ直交座標系において、Y軸方向およびZ軸方向に
相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ支持部材側からX
軸方向を向いてほぼ平行に延在する4本のばね部材を介
して懸架支持した対物レンズを保持するレンズホルダ
と、前記支持部材側に配設され、磁化の向きがX軸と平
行な永久磁石と、前記レンズホルダ側に、Y軸と平行な
軸線上で隣接してZX平面と平行な軸周りに個別に巻回
して配設され、それぞれY軸と平行な一方の辺が前記永
久磁石の磁極面に対向する、ラジアルチルト補正用、も
しくはラジアルチルト補正とフォーカシング駆動との兼
用の一対のコイルとを有することを特徴とするものであ
る。
【0011】この発明の一実施形態においては、請求項
1に係る発明の光ヘッドアクチュエータにおいて、前記
永久磁石の磁極面に空隙を介して対向し、少なくとも対
向位置においてY軸方向に分割された軟磁性ヨークを有
することを特徴とするものである。
1に係る発明の光ヘッドアクチュエータにおいて、前記
永久磁石の磁極面に空隙を介して対向し、少なくとも対
向位置においてY軸方向に分割された軟磁性ヨークを有
することを特徴とするものである。
【0012】さらに、請求項3に係る発明の光ヘッドア
クチュエータは、XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、前記支持部材側に、Y軸と平行な軸
線上で隣接して配設され、磁化の向きがそれぞれX軸と
平行な少なくとも一対の永久磁石と、前記レンズホルダ
側に、Y軸と平行な軸線上で隣接してZX平面と平行な
軸周りに個別に巻回して配設され、それぞれY軸と平行
な一方の辺が前記一対の永久磁石の磁極面にそれぞれ対
向する、ラジアルチルト補正用、もしくはラジアルチル
ト補正とフォーカシング駆動との兼用の一対のコイルと
を有することを特徴とするものである。
クチュエータは、XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、前記支持部材側に、Y軸と平行な軸
線上で隣接して配設され、磁化の向きがそれぞれX軸と
平行な少なくとも一対の永久磁石と、前記レンズホルダ
側に、Y軸と平行な軸線上で隣接してZX平面と平行な
軸周りに個別に巻回して配設され、それぞれY軸と平行
な一方の辺が前記一対の永久磁石の磁極面にそれぞれ対
向する、ラジアルチルト補正用、もしくはラジアルチル
ト補正とフォーカシング駆動との兼用の一対のコイルと
を有することを特徴とするものである。
【0013】さらに、この発明の一実施形態において
は、請求項3に係る発明の光ヘッドアクチュエータにお
いて、前記一対の永久磁石の磁化の向きを相互に逆向き
としたことを特徴とするものである。
は、請求項3に係る発明の光ヘッドアクチュエータにお
いて、前記一対の永久磁石の磁化の向きを相互に逆向き
としたことを特徴とするものである。
【0014】さらに、この発明の一実施形態において
は、請求項3または4に係る発明の光ヘッドアクチュエ
ータにおいて、前記一対のコイルが、Z軸と平行な軸周
りに前記二個の永久磁石の周囲を個別に巻回され、それ
ぞれY軸と平行な一方の辺が該二個の永久磁石のそれぞ
れの一方の磁極面と接近対向することを特徴とするもの
である。
は、請求項3または4に係る発明の光ヘッドアクチュエ
ータにおいて、前記一対のコイルが、Z軸と平行な軸周
りに前記二個の永久磁石の周囲を個別に巻回され、それ
ぞれY軸と平行な一方の辺が該二個の永久磁石のそれぞ
れの一方の磁極面と接近対向することを特徴とするもの
である。
【0015】さらに、この発明の一実施形態において
は、請求項3、4または5に係る発明の光ヘッドアクチ
ュエータにおいて、前記一対の永久磁石の磁極面に空隙
を介して対向し、少なくとも対向位置においてY軸方向
に分割された軟磁性ヨークを有することを特徴とするも
のである。
は、請求項3、4または5に係る発明の光ヘッドアクチ
ュエータにおいて、前記一対の永久磁石の磁極面に空隙
を介して対向し、少なくとも対向位置においてY軸方向
に分割された軟磁性ヨークを有することを特徴とするも
のである。
【0016】さらに、この発明の一実施形態において
は、請求項3、4、5または6に係る発明の光ヘッドア
クチュエータにおいて、一端が前記一対の永久磁石の一
方の磁極面に空隙を介して対向し、他端がそれぞれ他方
の磁極面に結合され、少なくとも結合位置においてY軸
方向に分割された軟磁性ヨークを有することを特徴とす
るものである。
は、請求項3、4、5または6に係る発明の光ヘッドア
クチュエータにおいて、一端が前記一対の永久磁石の一
方の磁極面に空隙を介して対向し、他端がそれぞれ他方
の磁極面に結合され、少なくとも結合位置においてY軸
方向に分割された軟磁性ヨークを有することを特徴とす
るものである。
【0017】さらに、請求項8に係る発明の光ヘッドア
クチュエータは、XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、前記支持部材側に、Y軸と平行な軸
線上で隣接して配設され、磁化の向きがそれぞれX軸と
平行で、かつ相互に逆向きの少なくとも一対の永久磁石
と、前記レンズホルダ側に、ZX平面と平行な軸周りに
巻回して配設され、Y軸と平行な一方の辺が前記一対の
永久磁石の双方の磁極面に対向するラジアルチルト補正
用のコイルとを有することを特徴とするものである。
クチュエータは、XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、前記支持部材側に、Y軸と平行な軸
線上で隣接して配設され、磁化の向きがそれぞれX軸と
平行で、かつ相互に逆向きの少なくとも一対の永久磁石
と、前記レンズホルダ側に、ZX平面と平行な軸周りに
巻回して配設され、Y軸と平行な一方の辺が前記一対の
永久磁石の双方の磁極面に対向するラジアルチルト補正
用のコイルとを有することを特徴とするものである。
【0018】さらに、請求項9に係る発明の光ヘッドア
クチュエータは、XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、前記支持部材側に配設され、磁化の
向きがX軸と平行な永久磁石と、前記レンズホルダ側
に、Z軸と平行な軸線上で隣接してXY平面と平行な軸
周りに個別に巻回して配設され、それぞれZ軸と平行な
一方の辺が前記永久磁石の磁極面に対向する、ラジアル
チルト補正用、もしくはラジアルチルト補正とトラッキ
ング駆動との兼用の少なくとも一対のコイルとを有する
ことを特徴とするものである。
クチュエータは、XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、前記支持部材側に配設され、磁化の
向きがX軸と平行な永久磁石と、前記レンズホルダ側
に、Z軸と平行な軸線上で隣接してXY平面と平行な軸
周りに個別に巻回して配設され、それぞれZ軸と平行な
一方の辺が前記永久磁石の磁極面に対向する、ラジアル
チルト補正用、もしくはラジアルチルト補正とトラッキ
ング駆動との兼用の少なくとも一対のコイルとを有する
ことを特徴とするものである。
【0019】さらに、請求項10に係る発明の光ヘッドア
クチュエータは、XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、前記支持部材側に、Y軸と平行な軸
線上で隣接して配設され、磁化の向きがそれぞれX軸と
平行で、かつ相互に逆向きの少なくとも一対の永久磁石
と、前記レンズホルダ側に、Z軸と平行な軸線上で隣接
してXY平面と平行な軸周りに個別に巻回して配設さ
れ、それぞれZ軸と平行な二辺が前記一対の永久磁石の
それぞれの磁極面に対向する、ラジアルチルト補正用、
もしくはラジアルチルト補正とトラッキング駆動との兼
用の一対のコイルとを有することを特徴とするものであ
る。
クチュエータは、XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、前記支持部材側に、Y軸と平行な軸
線上で隣接して配設され、磁化の向きがそれぞれX軸と
平行で、かつ相互に逆向きの少なくとも一対の永久磁石
と、前記レンズホルダ側に、Z軸と平行な軸線上で隣接
してXY平面と平行な軸周りに個別に巻回して配設さ
れ、それぞれZ軸と平行な二辺が前記一対の永久磁石の
それぞれの磁極面に対向する、ラジアルチルト補正用、
もしくはラジアルチルト補正とトラッキング駆動との兼
用の一対のコイルとを有することを特徴とするものであ
る。
【0020】さらに、請求項11に係る発明の光ヘッドア
クチュエータは、XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、前記レンズホルダ側に配設され、磁
化の向きがX軸と平行な永久磁石と、前記支持部材側
に、Y軸と平行な軸線上で隣接してZX平面と平行な軸
周りに個別に巻回して配設され、それぞれY軸と平行な
一方の辺が前記永久磁石の磁極面に対向する、ラジアル
チルト補正用、もしくはラジアルチルト補正とフォーカ
シング駆動との兼用の一対のコイルとを有することを特
徴とするものである。
クチュエータは、XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、前記レンズホルダ側に配設され、磁
化の向きがX軸と平行な永久磁石と、前記支持部材側
に、Y軸と平行な軸線上で隣接してZX平面と平行な軸
周りに個別に巻回して配設され、それぞれY軸と平行な
一方の辺が前記永久磁石の磁極面に対向する、ラジアル
チルト補正用、もしくはラジアルチルト補正とフォーカ
シング駆動との兼用の一対のコイルとを有することを特
徴とするものである。
【0021】さらに、請求項12に係る発明の光ヘッドア
クチュエータは、XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、前記レンズホルダ側に、Y軸と平行
な軸線上で隣接して配設され、磁化の向きがそれぞれX
軸と平行な少なくとも一対の永久磁石と、前記支持部材
側に、Y軸と平行な軸線上で隣接してZX平面と平行な
軸周りに個別に巻回して配設され、それぞれY軸と平行
な一方の辺が前記一対の永久磁石の磁極面にそれぞれ対
向する、ラジアルチルト補正用、もしくはラジアルチル
ト補正とフォーカシング駆動との兼用の一対のコイルと
を有することを特徴とするものである。
クチュエータは、XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、前記レンズホルダ側に、Y軸と平行
な軸線上で隣接して配設され、磁化の向きがそれぞれX
軸と平行な少なくとも一対の永久磁石と、前記支持部材
側に、Y軸と平行な軸線上で隣接してZX平面と平行な
軸周りに個別に巻回して配設され、それぞれY軸と平行
な一方の辺が前記一対の永久磁石の磁極面にそれぞれ対
向する、ラジアルチルト補正用、もしくはラジアルチル
ト補正とフォーカシング駆動との兼用の一対のコイルと
を有することを特徴とするものである。
【0022】さらに、請求項13に係る発明の光ヘッドア
クチュエータは、XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、前記レンズホルダ側に、Y軸と平行
な軸線上で隣接して配設され、磁化の向きがそれぞれX
軸と平行で、かつ相互に逆向きの少なくとも一対の永久
磁石と、前記支持部材側に、ZX平面と平行な軸周りに
巻回して配設され、Y軸と平行な一方の辺が前記一対の
永久磁石の双方の磁極面に対向するラジアルチルト補正
用のコイルとを有することを特徴とするものである。
クチュエータは、XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、前記レンズホルダ側に、Y軸と平行
な軸線上で隣接して配設され、磁化の向きがそれぞれX
軸と平行で、かつ相互に逆向きの少なくとも一対の永久
磁石と、前記支持部材側に、ZX平面と平行な軸周りに
巻回して配設され、Y軸と平行な一方の辺が前記一対の
永久磁石の双方の磁極面に対向するラジアルチルト補正
用のコイルとを有することを特徴とするものである。
【0023】さらに、請求項14に係る発明の光ヘッドア
クチュエータは、XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、前記レンズホルダ側に配設され、磁
化の向きがX軸と平行な永久磁石と、前記支持部材側
に、Z軸と平行な軸線上で隣接してXY平面と平行な軸
周りに個別に巻回して配設され、それぞれZ軸と平行な
一方の辺が前記永久磁石の磁極面に対向する、ラジアル
チルト補正用、もしくはラジアルチルト補正とトラッキ
ング駆動との兼用の少なくとも一対のコイルとを有する
ことを特徴とするものである。
クチュエータは、XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、前記レンズホルダ側に配設され、磁
化の向きがX軸と平行な永久磁石と、前記支持部材側
に、Z軸と平行な軸線上で隣接してXY平面と平行な軸
周りに個別に巻回して配設され、それぞれZ軸と平行な
一方の辺が前記永久磁石の磁極面に対向する、ラジアル
チルト補正用、もしくはラジアルチルト補正とトラッキ
ング駆動との兼用の少なくとも一対のコイルとを有する
ことを特徴とするものである。
【0024】さらに、請求項15に係る発明の光ヘッドア
クチュエータは、XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、前記レンズホルダ側に、Y軸と平行
な軸線上で隣接して配設され、磁化の向きがそれぞれX
軸と平行で、かつ相互に逆向きの少なくとも一対の永久
磁石と、前記支持部材側に、Z軸と平行な軸線上で隣接
してXY平面と平行な軸周りに個別に巻回して配設さ
れ、それぞれZ軸と平行な二辺が前記一対の永久磁石の
それぞれの磁極面に対向する、ラジアルチルト補正用、
もしくはラジアルチルト補正とトラッキング駆動との兼
用の一対のコイルとを有することを特徴とするものであ
る。
クチュエータは、XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、前記レンズホルダ側に、Y軸と平行
な軸線上で隣接して配設され、磁化の向きがそれぞれX
軸と平行で、かつ相互に逆向きの少なくとも一対の永久
磁石と、前記支持部材側に、Z軸と平行な軸線上で隣接
してXY平面と平行な軸周りに個別に巻回して配設さ
れ、それぞれZ軸と平行な二辺が前記一対の永久磁石の
それぞれの磁極面に対向する、ラジアルチルト補正用、
もしくはラジアルチルト補正とトラッキング駆動との兼
用の一対のコイルとを有することを特徴とするものであ
る。
【0025】さらに、この発明の一実施形態において
は、請求項4、8、10、12、13または15に記載の光ヘッ
ドアクチュエータにおいて、前記支持部材側もしくは前
記レンズホルダ側に配設され、前記一対の永久磁石のそ
れぞれに対向する導電部材を有することを特徴とするも
のである。
は、請求項4、8、10、12、13または15に記載の光ヘッ
ドアクチュエータにおいて、前記支持部材側もしくは前
記レンズホルダ側に配設され、前記一対の永久磁石のそ
れぞれに対向する導電部材を有することを特徴とするも
のである。
【0026】さらに、この発明の一実施形態において
は、請求項1、3、8、9、10、11、12、13、14または
15に記載の光ヘッドアクチュエータにおいて、前記ラジ
アルチルト補正用のコイルに接続され、ラジアルチルト
量に基づく補正電流を供給可能なラジアルチルト補正回
路を有することを特徴とするものである。
は、請求項1、3、8、9、10、11、12、13、14または
15に記載の光ヘッドアクチュエータにおいて、前記ラジ
アルチルト補正用のコイルに接続され、ラジアルチルト
量に基づく補正電流を供給可能なラジアルチルト補正回
路を有することを特徴とするものである。
【0027】さらに、この発明の一実施形態において
は、請求項1、3、11または12に記載の光ヘッドアクチ
ュエータにおいて、前記ラジアルチルト補正およびフォ
ーカシング駆動兼用のコイルに接続され、ラジアルチル
ト量に基づく補正電流を供給可能なフォーカシング駆動
回路を有することを特徴とするものである。
は、請求項1、3、11または12に記載の光ヘッドアクチ
ュエータにおいて、前記ラジアルチルト補正およびフォ
ーカシング駆動兼用のコイルに接続され、ラジアルチル
ト量に基づく補正電流を供給可能なフォーカシング駆動
回路を有することを特徴とするものである。
【0028】さらに、この発明の一実施形態において
は、請求項9、10、14または15に記載の光ヘッドアクチ
ュエータにおいて、前記ラジアルチルト補正およびトラ
ッキング駆動兼用のコイルに接続され、ラジアルチルト
量に基づく補正電流を供給可能なトラッキング駆動回路
を有することを特徴とするものである。
は、請求項9、10、14または15に記載の光ヘッドアクチ
ュエータにおいて、前記ラジアルチルト補正およびトラ
ッキング駆動兼用のコイルに接続され、ラジアルチルト
量に基づく補正電流を供給可能なトラッキング駆動回路
を有することを特徴とするものである。
【0029】さらに、この発明の一実施形態において
は、請求項1、3、8、9または10に記載の光ヘッドア
クチュエータにおいては、前記4本のばね部材の何れか
一本を共通信号線としたことを特徴とするものである。
は、請求項1、3、8、9または10に記載の光ヘッドア
クチュエータにおいては、前記4本のばね部材の何れか
一本を共通信号線としたことを特徴とするものである。
【0030】さらに、この発明の一実施形態において
は、請求項1、3、8、9、10、11、12、13、14または
15に記載の光ヘッドアクチュエータにおいて、前記ばね
部材の撓みを伴うラジアルチルト調整手段と前記支持部
材の回転を伴うタンジェンシャルチルト調整手段とを有
することを特徴とするものである。
は、請求項1、3、8、9、10、11、12、13、14または
15に記載の光ヘッドアクチュエータにおいて、前記ばね
部材の撓みを伴うラジアルチルト調整手段と前記支持部
材の回転を伴うタンジェンシャルチルト調整手段とを有
することを特徴とするものである。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第1実施形態
を示す斜視図であり、図2はその平面図である。この光
ヘッドアクチュエータでは、XYZ直交座標系におい
て、ベース1B上に固定した支持部材1Aから、Y軸方
向およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞ
れが例えばCu−Be合金、Cu−P合金等よりなる4本のば
ね部材31L,32L,31R,32RをX軸方向を向いてほぼ
平行に延在して配設し、これらばね部材31L,32L,31
R,32Rの先端近傍を対物レンズ5を保持するレンズホ
ルダ4に固定して、レンズホルダ4をY軸に平行なトラ
ッキング方向と、Z軸に平行なフォーカシング方向と
に、それぞれ平行に移動可能に懸架支持する。なお、図
2では、ベース1Bの図示を省略してある。
を示す斜視図であり、図2はその平面図である。この光
ヘッドアクチュエータでは、XYZ直交座標系におい
て、ベース1B上に固定した支持部材1Aから、Y軸方
向およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞ
れが例えばCu−Be合金、Cu−P合金等よりなる4本のば
ね部材31L,32L,31R,32RをX軸方向を向いてほぼ
平行に延在して配設し、これらばね部材31L,32L,31
R,32Rの先端近傍を対物レンズ5を保持するレンズホ
ルダ4に固定して、レンズホルダ4をY軸に平行なトラ
ッキング方向と、Z軸に平行なフォーカシング方向と
に、それぞれ平行に移動可能に懸架支持する。なお、図
2では、ベース1Bの図示を省略してある。
【0032】レンズホルダ4には開口部4aを設け、こ
の開口部4aに一対の電磁駆動手段の磁気回路の一部ま
たは全部を挿入して設ける。すなわち、ベース1Bに
は、コ字状の軟磁性ヨーク80を、その両脚部を開口部4
a内に侵入させてX軸と平行な方向に対向するように設
ける。この軟磁性ヨーク80には、その一方の脚部の内面
にX軸と平行な方向に磁化した永久磁石22を設け、他方
の脚部はY軸と平行な方向に二分割して、一つの永久磁
石22を共用する一対の磁気回路を形成する。また、レン
ズホルダ4には、一対のコイル70L、70Rを、それぞれ
永久磁石22の磁極面にY軸と平行な線材部分を有する一
方の辺を空隙を介して対向させて設ける。これら一対の
コイル70L、70Rは、Y軸と平行な軸線上で隣接するよ
うに、それぞれZX平面と平行な軸周り、例えば図示す
るように、軟磁性ヨーク80の二分割脚部にそれぞれ接す
ることなく、その各々の周囲にZ軸周りに個別に巻回し
て設ける。さらに、一対のコイル70L、70R上には、X
軸廻りに巻回してトラッキングコイル60L、60Rを、互
いに隣接してZ軸と平行な方向に延在する線材部分が永
久磁石22と対向するように設ける。なお、トラッキング
コイル60L、60Rは、永久磁石22と対向する隣接する線
材部分に同一方向に電流が流れるように直列に接続す
る。
の開口部4aに一対の電磁駆動手段の磁気回路の一部ま
たは全部を挿入して設ける。すなわち、ベース1Bに
は、コ字状の軟磁性ヨーク80を、その両脚部を開口部4
a内に侵入させてX軸と平行な方向に対向するように設
ける。この軟磁性ヨーク80には、その一方の脚部の内面
にX軸と平行な方向に磁化した永久磁石22を設け、他方
の脚部はY軸と平行な方向に二分割して、一つの永久磁
石22を共用する一対の磁気回路を形成する。また、レン
ズホルダ4には、一対のコイル70L、70Rを、それぞれ
永久磁石22の磁極面にY軸と平行な線材部分を有する一
方の辺を空隙を介して対向させて設ける。これら一対の
コイル70L、70Rは、Y軸と平行な軸線上で隣接するよ
うに、それぞれZX平面と平行な軸周り、例えば図示す
るように、軟磁性ヨーク80の二分割脚部にそれぞれ接す
ることなく、その各々の周囲にZ軸周りに個別に巻回し
て設ける。さらに、一対のコイル70L、70R上には、X
軸廻りに巻回してトラッキングコイル60L、60Rを、互
いに隣接してZ軸と平行な方向に延在する線材部分が永
久磁石22と対向するように設ける。なお、トラッキング
コイル60L、60Rは、永久磁石22と対向する隣接する線
材部分に同一方向に電流が流れるように直列に接続す
る。
【0033】かかる構成において、一対のコイル70L、
70Rは、レンズホルダ4のL側とR側とでフォーカシン
グ方向における移動方向もしくは移動量を相違させて駆
動することにより、ラジアルチルト補正用、もしくはラ
ジアルチルト補正とフォーカシングとの兼用として用い
ることができる。すなわち、一対のコイル70L、70Rへ
の通電方向を同じにしてその大きさを異ならせれば、こ
れらコイル70L、70Rは、レンズホルダ4をそれぞれ異
なる駆動力によってZ軸の同じ方向へ移動させることに
なるので、全体としては、対物レンズ4をフォーカシン
グ方向へ移動させつつ、懸架支持中心に対してX軸と平
行な軸線周りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5
の光軸を図示しないディスクのラジアル方向に回転させ
ることができる。この電流差が補正電流に相当する。
70Rは、レンズホルダ4のL側とR側とでフォーカシン
グ方向における移動方向もしくは移動量を相違させて駆
動することにより、ラジアルチルト補正用、もしくはラ
ジアルチルト補正とフォーカシングとの兼用として用い
ることができる。すなわち、一対のコイル70L、70Rへ
の通電方向を同じにしてその大きさを異ならせれば、こ
れらコイル70L、70Rは、レンズホルダ4をそれぞれ異
なる駆動力によってZ軸の同じ方向へ移動させることに
なるので、全体としては、対物レンズ4をフォーカシン
グ方向へ移動させつつ、懸架支持中心に対してX軸と平
行な軸線周りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5
の光軸を図示しないディスクのラジアル方向に回転させ
ることができる。この電流差が補正電流に相当する。
【0034】また、一対のコイル70L、70Rへの通電方
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、L側と
R側とで、同じ大きさでZ軸方向に対して相互に逆の駆
動力をレンズホルダ4に与えることになるので、全体と
しては、対物レンズ5をフォーカシング方向へ移動させ
ることなく、懸架支持中心に対してX軸と平行な軸線周
りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5の光軸をラ
ジアル方向に回転させることができる。
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、L側と
R側とで、同じ大きさでZ軸方向に対して相互に逆の駆
動力をレンズホルダ4に与えることになるので、全体と
しては、対物レンズ5をフォーカシング方向へ移動させ
ることなく、懸架支持中心に対してX軸と平行な軸線周
りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5の光軸をラ
ジアル方向に回転させることができる。
【0035】したがって、例えばラジアル方向における
ディスクに対する光軸の傾きの大きさ(ラジアルチルト
量)を反射光のずれなどによって検出して電気信号化
し、それに応じてコイル70L、70Rへ通電する電流の大
きさに差を設けて補正電流とすれば、光軸の傾きを修正
することができる。例えば、図3にこの場合の制御回路
79の一例を示すように、ラジアルチルト量RTに基づい
て演算回路75でラジアルチルトエラー信号を検出し、フ
ォーカス方向のずれ量FEに基づいて演算回路76でフォ
ーカスエラー信号を検出して、それぞれの出力信号を駆
動回路77に供給する。コイル70L、70Rは、電流供給の
ためにそれぞれの一端をばね部材31L、31Rを介して駆
動回路77に接続し、それぞれの他端はトラッキングコイ
ル60Lもしくは60Rの一端とともにばね部材32Lを介し
て駆動回路77に接続する。このようにして、駆動回路77
からコイル70L、70Rに対して補正電流分の差を含んだ
異なる駆動電流を供給して、L側とR側とで移動量を相
違させれば、ラジアル方向の光軸の傾きの修正が可能と
なる。なお、この制御回路79においては、説明を簡単に
するため、トラッキング制御に関しては図示を省略して
ある。
ディスクに対する光軸の傾きの大きさ(ラジアルチルト
量)を反射光のずれなどによって検出して電気信号化
し、それに応じてコイル70L、70Rへ通電する電流の大
きさに差を設けて補正電流とすれば、光軸の傾きを修正
することができる。例えば、図3にこの場合の制御回路
79の一例を示すように、ラジアルチルト量RTに基づい
て演算回路75でラジアルチルトエラー信号を検出し、フ
ォーカス方向のずれ量FEに基づいて演算回路76でフォ
ーカスエラー信号を検出して、それぞれの出力信号を駆
動回路77に供給する。コイル70L、70Rは、電流供給の
ためにそれぞれの一端をばね部材31L、31Rを介して駆
動回路77に接続し、それぞれの他端はトラッキングコイ
ル60Lもしくは60Rの一端とともにばね部材32Lを介し
て駆動回路77に接続する。このようにして、駆動回路77
からコイル70L、70Rに対して補正電流分の差を含んだ
異なる駆動電流を供給して、L側とR側とで移動量を相
違させれば、ラジアル方向の光軸の傾きの修正が可能と
なる。なお、この制御回路79においては、説明を簡単に
するため、トラッキング制御に関しては図示を省略して
ある。
【0036】なお、一対のコイル70L、70Rの巻線時に
おける線材のターン方向は、ともに右巻き左巻きのいず
れであってもよい。すなわち、線材のターン方向に関わ
りなく、コイル70L、70Rの永久磁石22の磁極面に対向
する各辺における通電方向を特定すればよい。さらに、
図4に例示するように、一対のコイル70L、70Rは、Z
X平面と平行な軸周りであるX軸周りに個別に巻回し、
Y軸と平行な線分を有する一方の辺が永久磁石22の磁極
面に対向するように、レンズホルダ4側に形成すること
もできる。また、必要に応じて、軟磁性ヨーク80を省略
して、永久磁石22をベース1Bに設けたり、さらに一対
のコイル70L、70Rの内周側にのみヨークを配設する等
の変形をすることが可能である。
おける線材のターン方向は、ともに右巻き左巻きのいず
れであってもよい。すなわち、線材のターン方向に関わ
りなく、コイル70L、70Rの永久磁石22の磁極面に対向
する各辺における通電方向を特定すればよい。さらに、
図4に例示するように、一対のコイル70L、70Rは、Z
X平面と平行な軸周りであるX軸周りに個別に巻回し、
Y軸と平行な線分を有する一方の辺が永久磁石22の磁極
面に対向するように、レンズホルダ4側に形成すること
もできる。また、必要に応じて、軟磁性ヨーク80を省略
して、永久磁石22をベース1Bに設けたり、さらに一対
のコイル70L、70Rの内周側にのみヨークを配設する等
の変形をすることが可能である。
【0037】図5は、この発明の第2実施形態を示す斜
視図であり、図6はその平面図である。この光ヘッドア
クチュエータもまた、第1実施形態と同様に、XYZ直
交座標系において、ベース1B上に固定した支持部材1
Aから、Y軸方向およびZ軸方向に相互に所定の間隔を
隔てて、それぞれが例えばCu−Be合金、Cu−P合金等よ
りなる4本のばね部材31L,32L,31R,32RをX軸方
向を向いてほぼ平行に延在して配設し、これらばね部材
31L,32L,31R,32Rの先端近傍を対物レンズ5を保
持するレンズホルダ4に固定して、レンズホルダ4をY
軸に平行なトラッキング方向と、Z軸に平行なフォーカ
シング方向とに、それぞれ平行に移動可能に懸架支持す
る。なお、図6では、ベース1Bの図示を省略してあ
る。
視図であり、図6はその平面図である。この光ヘッドア
クチュエータもまた、第1実施形態と同様に、XYZ直
交座標系において、ベース1B上に固定した支持部材1
Aから、Y軸方向およびZ軸方向に相互に所定の間隔を
隔てて、それぞれが例えばCu−Be合金、Cu−P合金等よ
りなる4本のばね部材31L,32L,31R,32RをX軸方
向を向いてほぼ平行に延在して配設し、これらばね部材
31L,32L,31R,32Rの先端近傍を対物レンズ5を保
持するレンズホルダ4に固定して、レンズホルダ4をY
軸に平行なトラッキング方向と、Z軸に平行なフォーカ
シング方向とに、それぞれ平行に移動可能に懸架支持す
る。なお、図6では、ベース1Bの図示を省略してあ
る。
【0038】また、レンズホルダ4には開口部4aを設
け、この開口部4aに一対の電磁駆動手段の磁気回路の
一部または全部を挿入して設ける。この実施形態では、
ベース1Bに、一対のコ字状の軟磁性ヨーク80L、80R
を、Y軸と平行な軸線上で隣接し、かつそれぞれの両脚
部をX軸と平行な方向に対向させて開口部4a内に侵入
して設ける。これら一対の軟磁性ヨーク80L、80Rに
は、それぞれ一方の脚部の内面にX軸と平行な方向で、
同一方向に磁化した一対の永久磁石22L、22Rを、Y軸
と平行な軸線上で隣接して設けて、一対の磁気回路を形
成する。また、レンズホルダ4には、一対のコイル70
L、70Rを、それぞれ永久磁石22L、22Rの磁極面にY
軸と平行な線材部分を有する一方の辺を空隙を介して対
向させて設ける。これら一対のコイル70L、70Rは、Y
軸と平行な軸線上で隣接するように、それぞれZX平面
と平行な軸周り、例えば図示するように、軟磁性ヨーク
80L、80Rの他方の脚部にそれぞれ接することなく、そ
の各々の周囲にZ軸周りに個別に巻回して設ける。さら
に、一対のコイル70L、70R上には、X軸廻りに巻回し
てトラッキングコイル60L、60Rを、互いに隣接してZ
軸と平行な方向に延在する線材部分がそれぞれ永久磁石
22L、22Rと対向するように設ける。これらトラッキン
グコイル60L、60Rは、永久磁石22L、22Rと対向する
隣接する線材部分に同一方向に電流が流れるように直列
に接続する。なお、軟磁性ヨーク80L、80Rは、一対の
コイル70L、70Rへの挿入部分である一端側のみ分離さ
れている構造のものや、コ字状部の連結部や永久磁石22
L、22Rの裏側の磁極面への連結部分において一体にな
った構造のものであってもよい。
け、この開口部4aに一対の電磁駆動手段の磁気回路の
一部または全部を挿入して設ける。この実施形態では、
ベース1Bに、一対のコ字状の軟磁性ヨーク80L、80R
を、Y軸と平行な軸線上で隣接し、かつそれぞれの両脚
部をX軸と平行な方向に対向させて開口部4a内に侵入
して設ける。これら一対の軟磁性ヨーク80L、80Rに
は、それぞれ一方の脚部の内面にX軸と平行な方向で、
同一方向に磁化した一対の永久磁石22L、22Rを、Y軸
と平行な軸線上で隣接して設けて、一対の磁気回路を形
成する。また、レンズホルダ4には、一対のコイル70
L、70Rを、それぞれ永久磁石22L、22Rの磁極面にY
軸と平行な線材部分を有する一方の辺を空隙を介して対
向させて設ける。これら一対のコイル70L、70Rは、Y
軸と平行な軸線上で隣接するように、それぞれZX平面
と平行な軸周り、例えば図示するように、軟磁性ヨーク
80L、80Rの他方の脚部にそれぞれ接することなく、そ
の各々の周囲にZ軸周りに個別に巻回して設ける。さら
に、一対のコイル70L、70R上には、X軸廻りに巻回し
てトラッキングコイル60L、60Rを、互いに隣接してZ
軸と平行な方向に延在する線材部分がそれぞれ永久磁石
22L、22Rと対向するように設ける。これらトラッキン
グコイル60L、60Rは、永久磁石22L、22Rと対向する
隣接する線材部分に同一方向に電流が流れるように直列
に接続する。なお、軟磁性ヨーク80L、80Rは、一対の
コイル70L、70Rへの挿入部分である一端側のみ分離さ
れている構造のものや、コ字状部の連結部や永久磁石22
L、22Rの裏側の磁極面への連結部分において一体にな
った構造のものであってもよい。
【0039】この場合もまた、一対のコイル70L、70R
を、レンズホルダ4のL側とR側とでフォーカシング方
向における移動方向もしくは移動量を相違させて駆動す
ることにより、ラジアルチルト補正用、もしくはラジア
ルチルト補正とフォーカシングとの兼用として用いるこ
とができる。すなわち、一対のコイル70L、70Rへの通
電方向を同じにしてその大きさを異ならせれば、これら
コイル70L、70Rは、レンズホルダ4をそれぞれ異なる
駆動力によってZ軸の同じ方向へ移動させることになる
ので、全体としては、対物レンズ4をフォーカシング方
向へ移動させながら、懸架支持中心に対してX軸と平行
な軸線周りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5の
光軸を図示しないディスクのラジアル方向に回転させる
ことができる。
を、レンズホルダ4のL側とR側とでフォーカシング方
向における移動方向もしくは移動量を相違させて駆動す
ることにより、ラジアルチルト補正用、もしくはラジア
ルチルト補正とフォーカシングとの兼用として用いるこ
とができる。すなわち、一対のコイル70L、70Rへの通
電方向を同じにしてその大きさを異ならせれば、これら
コイル70L、70Rは、レンズホルダ4をそれぞれ異なる
駆動力によってZ軸の同じ方向へ移動させることになる
ので、全体としては、対物レンズ4をフォーカシング方
向へ移動させながら、懸架支持中心に対してX軸と平行
な軸線周りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5の
光軸を図示しないディスクのラジアル方向に回転させる
ことができる。
【0040】また、一対のコイル70L、70Rへの通電方
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、L側と
R側とで、同じ大きさでZ軸方向に対して相互に逆の駆
動力をレンズホルダ4に与えることになるので、全体と
しては、対物レンズ5をフォーカシング方向へ移動させ
ることなく、懸架支持中心に対してX軸と平行な軸線周
りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5の光軸をラ
ジアル方向に回転させることができる。したがって、こ
の場合もラジアル方向での対物レンズ5の光軸の傾きの
補正が可能となる。
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、L側と
R側とで、同じ大きさでZ軸方向に対して相互に逆の駆
動力をレンズホルダ4に与えることになるので、全体と
しては、対物レンズ5をフォーカシング方向へ移動させ
ることなく、懸架支持中心に対してX軸と平行な軸線周
りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5の光軸をラ
ジアル方向に回転させることができる。したがって、こ
の場合もラジアル方向での対物レンズ5の光軸の傾きの
補正が可能となる。
【0041】図7は、この発明の第3実施形態を示す斜
視図であり、図8はその平面図である。この光ヘッドア
クチュエータもまた、上述した実施形態と同様に、XY
Z直交座標系において、ベース1B上に固定した支持部
材1Aから、Y軸方向およびZ軸方向に相互に所定の間
隔を隔てて、それぞれが例えばCu−Be合金、Cu−P合金
等よりなる4本のばね部材31L,32L,31R,32RをX
軸方向を向いてほぼ平行に延在して配設し、これらばね
部材31L,32L,31R,32Rの先端近傍を対物レンズ5
を保持するレンズホルダ4に固定して、レンズホルダ4
をY軸に平行なトラッキング方向と、Z軸に平行なフォ
ーカシング方向とに、それぞれ平行に移動可能に懸架支
持する。なお、図8では、ベース1Bの図示を省略して
ある。
視図であり、図8はその平面図である。この光ヘッドア
クチュエータもまた、上述した実施形態と同様に、XY
Z直交座標系において、ベース1B上に固定した支持部
材1Aから、Y軸方向およびZ軸方向に相互に所定の間
隔を隔てて、それぞれが例えばCu−Be合金、Cu−P合金
等よりなる4本のばね部材31L,32L,31R,32RをX
軸方向を向いてほぼ平行に延在して配設し、これらばね
部材31L,32L,31R,32Rの先端近傍を対物レンズ5
を保持するレンズホルダ4に固定して、レンズホルダ4
をY軸に平行なトラッキング方向と、Z軸に平行なフォ
ーカシング方向とに、それぞれ平行に移動可能に懸架支
持する。なお、図8では、ベース1Bの図示を省略して
ある。
【0042】また、レンズホルダ4には開口部4aを設
け、この開口部4aに一対の電磁駆動手段の磁気回路の
一部または全部を挿入して設ける。この実施形態では、
第2実施形態と同様に、ベース1Bに、一対のコ字状の
軟磁性ヨーク80L、80Rを、Y軸と平行な軸線上で隣接
し、かつそれぞれの両脚部をX軸と平行な方向に対向さ
せて開口部4a内に侵入して設け、その各々の一方の脚
部内面にX軸と平行な方向で、同一方向に磁化した一対
の永久磁石22L、22RをY軸と平行な軸線上で隣接させ
て設けるが、さらにこの実施形態では、軟磁性ヨーク80
L、80Rの他方の脚部内面にも、永久磁石22L、22Rと
それぞれ空隙を介して異なる磁極面を対向させて一対の
永久磁石21L、21RをY軸と平行な軸線上で隣接して設
けて、一対の磁気回路を形成する。また、レンズホルダ
4には、一対のコイル70Lおよび70Rを、それぞれ永久
磁石21L、22Lの磁極面および永久磁石21R、22Rの磁
極面にY軸と平行な線材部分を有する一方の辺を空隙を
介して対向させて設ける。これら一対のコイル70L、70
Rは、Y軸と平行な軸線上で隣接するように、それぞれ
ZX平面と平行な軸周り、例えば図示するように、軟磁
性ヨーク80L、80Rの他方の脚部およびこれら脚部にそ
れぞれ設けた永久磁石21L、21Rに接することなく、そ
れらの脚部の周囲にZ軸周りに個別に巻回して設ける。
さらに、一対のコイル70Lおよび70R上には、X軸廻り
に巻回してトラッキングコイル60Lおよび60Rを、互い
に隣接してZ軸と平行な方向に延在する線材部分が、そ
れぞれ永久磁石21L、22Lの磁極面および永久磁石21
R、22Rの磁極面と対向させて設ける。これらトラッキ
ングコイル60L、60Rは、互いに隣接してZ軸と平行な
方向に延在する線材部分に同一方向に電流が流れるよう
に直列に接続する。なお、軟磁性ヨーク80L、80Rは、
一対のコイル70L、70Rへの挿入部分である一端側のみ
分離されている構造のものや、コ字状部の連結部や永久
磁石22L、22Rの裏側の磁極面への連結部分において一
体になった構造のものであってもよい。
け、この開口部4aに一対の電磁駆動手段の磁気回路の
一部または全部を挿入して設ける。この実施形態では、
第2実施形態と同様に、ベース1Bに、一対のコ字状の
軟磁性ヨーク80L、80Rを、Y軸と平行な軸線上で隣接
し、かつそれぞれの両脚部をX軸と平行な方向に対向さ
せて開口部4a内に侵入して設け、その各々の一方の脚
部内面にX軸と平行な方向で、同一方向に磁化した一対
の永久磁石22L、22RをY軸と平行な軸線上で隣接させ
て設けるが、さらにこの実施形態では、軟磁性ヨーク80
L、80Rの他方の脚部内面にも、永久磁石22L、22Rと
それぞれ空隙を介して異なる磁極面を対向させて一対の
永久磁石21L、21RをY軸と平行な軸線上で隣接して設
けて、一対の磁気回路を形成する。また、レンズホルダ
4には、一対のコイル70Lおよび70Rを、それぞれ永久
磁石21L、22Lの磁極面および永久磁石21R、22Rの磁
極面にY軸と平行な線材部分を有する一方の辺を空隙を
介して対向させて設ける。これら一対のコイル70L、70
Rは、Y軸と平行な軸線上で隣接するように、それぞれ
ZX平面と平行な軸周り、例えば図示するように、軟磁
性ヨーク80L、80Rの他方の脚部およびこれら脚部にそ
れぞれ設けた永久磁石21L、21Rに接することなく、そ
れらの脚部の周囲にZ軸周りに個別に巻回して設ける。
さらに、一対のコイル70Lおよび70R上には、X軸廻り
に巻回してトラッキングコイル60Lおよび60Rを、互い
に隣接してZ軸と平行な方向に延在する線材部分が、そ
れぞれ永久磁石21L、22Lの磁極面および永久磁石21
R、22Rの磁極面と対向させて設ける。これらトラッキ
ングコイル60L、60Rは、互いに隣接してZ軸と平行な
方向に延在する線材部分に同一方向に電流が流れるよう
に直列に接続する。なお、軟磁性ヨーク80L、80Rは、
一対のコイル70L、70Rへの挿入部分である一端側のみ
分離されている構造のものや、コ字状部の連結部や永久
磁石22L、22Rの裏側の磁極面への連結部分において一
体になった構造のものであってもよい。
【0043】この場合もまた、一対のコイル70L、70R
を、レンズホルダ4のL側とR側とでフォーカシング方
向における移動方向もしくは移動量を相違させて駆動す
ることにより、ラジアルチルト補正用、もしくはラジア
ルチルト補正とフォーカシングとの兼用として用いるこ
とができる。すなわち、一対のコイル70L、70Rへの通
電方向を同じにしてその大きさを異ならせれば、これら
コイル70L、70Rは、レンズホルダ4をそれぞれ異なる
駆動力によってZ軸の同じ方向へ移動させることになる
ので、全体としては、対物レンズ4をフォーカシング方
向へ移動させながら、懸架支持中心に対してX軸と平行
な軸線周りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5の
光軸を図示しないディスクのラジアル方向に回転させる
ことができる。
を、レンズホルダ4のL側とR側とでフォーカシング方
向における移動方向もしくは移動量を相違させて駆動す
ることにより、ラジアルチルト補正用、もしくはラジア
ルチルト補正とフォーカシングとの兼用として用いるこ
とができる。すなわち、一対のコイル70L、70Rへの通
電方向を同じにしてその大きさを異ならせれば、これら
コイル70L、70Rは、レンズホルダ4をそれぞれ異なる
駆動力によってZ軸の同じ方向へ移動させることになる
ので、全体としては、対物レンズ4をフォーカシング方
向へ移動させながら、懸架支持中心に対してX軸と平行
な軸線周りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5の
光軸を図示しないディスクのラジアル方向に回転させる
ことができる。
【0044】また、一対のコイル70L、70Rへの通電方
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、L側と
R側とで、同じ大きさでZ軸方向に対して相互に逆の駆
動力をレンズホルダ4に与えることになるので、全体と
しては、対物レンズ5をフォーカシング方向へ移動させ
ることなく、懸架支持中心に対してX軸と平行な軸線周
りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5の光軸をラ
ジアル方向に回転させることができる。したがって、こ
の場合もラジアル方向における対物レンズ5の光軸の傾
きの補正が可能となる。
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、L側と
R側とで、同じ大きさでZ軸方向に対して相互に逆の駆
動力をレンズホルダ4に与えることになるので、全体と
しては、対物レンズ5をフォーカシング方向へ移動させ
ることなく、懸架支持中心に対してX軸と平行な軸線周
りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5の光軸をラ
ジアル方向に回転させることができる。したがって、こ
の場合もラジアル方向における対物レンズ5の光軸の傾
きの補正が可能となる。
【0045】図9は、この発明の第4実施形態を示す平
面図であり、図10はその動作を説明するための詳細平
面図である。この光ヘッドアクチュエータもまた、上述
した実施形態と同様に、XYZ直交座標系において、ベ
ース1B上に固定した支持部材1Aから、Y軸方向およ
びZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれが例
えばCu−Be合金、Cu−P合金等よりなる4本のばね部材
31L,32L,31R,32RをX軸方向を向いてほぼ平行に
延在して配設し、これらばね部材31L,32L,31R,32
Rの先端近傍を対物レンズ5を保持するレンズホルダ4
に固定して、レンズホルダ4をY軸に平行なトラッキン
グ方向と、Z軸に平行なフォーカシング方向とに、それ
ぞれ平行に移動可能に懸架支持する。
面図であり、図10はその動作を説明するための詳細平
面図である。この光ヘッドアクチュエータもまた、上述
した実施形態と同様に、XYZ直交座標系において、ベ
ース1B上に固定した支持部材1Aから、Y軸方向およ
びZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれが例
えばCu−Be合金、Cu−P合金等よりなる4本のばね部材
31L,32L,31R,32RをX軸方向を向いてほぼ平行に
延在して配設し、これらばね部材31L,32L,31R,32
Rの先端近傍を対物レンズ5を保持するレンズホルダ4
に固定して、レンズホルダ4をY軸に平行なトラッキン
グ方向と、Z軸に平行なフォーカシング方向とに、それ
ぞれ平行に移動可能に懸架支持する。
【0046】また、レンズホルダ4には開口部4aを設
け、この開口部4aに一対の電磁駆動手段の磁気回路の
一部または全部を挿入して設ける。この実施形態では、
第3実施形態と同様に、ベース1Bに、一対のコ字状の
軟磁性ヨーク80L、80Rを、Y軸と平行な軸線上で隣接
し、かつそれぞれの両脚部をX軸と平行な方向に対向さ
せて開口部4a内に侵入して設け、軟磁性ヨーク80Lの
両脚部内面に永久磁石21Lおよび22Lを、軟磁性ヨーク
80Rの両脚部内面に永久磁石21Rおよび22Rを、永久磁
石21Lと21R、および永久磁石22Lと22Rとをそれぞれ
Y軸と平行な軸線上で隣接させて、それぞれ空隙を介し
て異なる磁極面を対向して設けて一対の磁気回路を形成
するが、この実施形態では、一方の磁気回路を形成する
永久磁石21L、22Lと、他方の磁気回路を形成する永久
磁石21R、22Rとを、X軸と平行な方向で磁化の向きを
相互に逆向きとする。また、レンズホルダ4には、一対
のコイル70Lおよび70Rを、それぞれ永久磁石21L、22
Lの磁極面および永久磁石21R、22Rの磁極面にY軸と
平行な線材部分を有する一方の辺を空隙を介して対向さ
せて設ける。これら一対のコイル70L、70Rは、Y軸と
平行な軸線上で隣接するように、それぞれZX平面と平
行な軸周り、例えば図示するように、軟磁性ヨーク80
L、80Rの他方の脚部およびこれら脚部にそれぞれ設け
た永久磁石21L、21Rに接することなく、それらの脚部
の周囲にZ軸周りに個別に巻回して設ける。さらに、一
対のコイル70L、70R上には、X軸廻りに巻回して一つ
のトラッキングコイル60を、そのZ軸と平行な方向に
延在する二つの線材部分が、それぞれ永久磁石21L、22
Lの磁極面および永久磁石21R、22Rの磁極面と対向さ
せて設ける。なお、軟磁性ヨーク80L、80Rは、一対の
コイル70L、70Rへの挿入部分である一端側のみ分離さ
れている構造のものや、コ字状部の連結部や永久磁石22
L、22Rの裏側の磁極面への連結部分において一体にな
った構造のものであってもよく、また必要に応じて省略
してもよい。
け、この開口部4aに一対の電磁駆動手段の磁気回路の
一部または全部を挿入して設ける。この実施形態では、
第3実施形態と同様に、ベース1Bに、一対のコ字状の
軟磁性ヨーク80L、80Rを、Y軸と平行な軸線上で隣接
し、かつそれぞれの両脚部をX軸と平行な方向に対向さ
せて開口部4a内に侵入して設け、軟磁性ヨーク80Lの
両脚部内面に永久磁石21Lおよび22Lを、軟磁性ヨーク
80Rの両脚部内面に永久磁石21Rおよび22Rを、永久磁
石21Lと21R、および永久磁石22Lと22Rとをそれぞれ
Y軸と平行な軸線上で隣接させて、それぞれ空隙を介し
て異なる磁極面を対向して設けて一対の磁気回路を形成
するが、この実施形態では、一方の磁気回路を形成する
永久磁石21L、22Lと、他方の磁気回路を形成する永久
磁石21R、22Rとを、X軸と平行な方向で磁化の向きを
相互に逆向きとする。また、レンズホルダ4には、一対
のコイル70Lおよび70Rを、それぞれ永久磁石21L、22
Lの磁極面および永久磁石21R、22Rの磁極面にY軸と
平行な線材部分を有する一方の辺を空隙を介して対向さ
せて設ける。これら一対のコイル70L、70Rは、Y軸と
平行な軸線上で隣接するように、それぞれZX平面と平
行な軸周り、例えば図示するように、軟磁性ヨーク80
L、80Rの他方の脚部およびこれら脚部にそれぞれ設け
た永久磁石21L、21Rに接することなく、それらの脚部
の周囲にZ軸周りに個別に巻回して設ける。さらに、一
対のコイル70L、70R上には、X軸廻りに巻回して一つ
のトラッキングコイル60を、そのZ軸と平行な方向に
延在する二つの線材部分が、それぞれ永久磁石21L、22
Lの磁極面および永久磁石21R、22Rの磁極面と対向さ
せて設ける。なお、軟磁性ヨーク80L、80Rは、一対の
コイル70L、70Rへの挿入部分である一端側のみ分離さ
れている構造のものや、コ字状部の連結部や永久磁石22
L、22Rの裏側の磁極面への連結部分において一体にな
った構造のものであってもよく、また必要に応じて省略
してもよい。
【0047】この場合もまた、一対のコイル70L、70R
を、レンズホルダ4のL側とR側とでフォーカシング方
向における移動方向もしくは移動量を相違させて駆動す
ることにより、ラジアルチルト補正用、もしくはラジア
ルチルト補正とフォーカシングとの兼用として用いるこ
とができる。すなわち、一対のコイル70L、70Rへの通
電方向を同じにしてその大きさを異ならせれば、これら
コイル70L、70Rは、レンズホルダ4をそれぞれ異なる
駆動力によってZ軸の同じ方向へ移動させることになる
ので、全体としては、対物レンズ4をフォーカシング方
向へ移動させながら、懸架支持中心に対してX軸と平行
な軸線周りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5の
光軸を図示しないディスクのラジアル方向に回転させる
ことができる。
を、レンズホルダ4のL側とR側とでフォーカシング方
向における移動方向もしくは移動量を相違させて駆動す
ることにより、ラジアルチルト補正用、もしくはラジア
ルチルト補正とフォーカシングとの兼用として用いるこ
とができる。すなわち、一対のコイル70L、70Rへの通
電方向を同じにしてその大きさを異ならせれば、これら
コイル70L、70Rは、レンズホルダ4をそれぞれ異なる
駆動力によってZ軸の同じ方向へ移動させることになる
ので、全体としては、対物レンズ4をフォーカシング方
向へ移動させながら、懸架支持中心に対してX軸と平行
な軸線周りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5の
光軸を図示しないディスクのラジアル方向に回転させる
ことができる。
【0048】また、一対のコイル70L、70Rへの通電方
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、L側と
R側とで、同じ大きさでZ軸方向に対して相互に逆の駆
動力をレンズホルダ4に与えることになるので、全体と
しては、対物レンズ5をフォーカシング方向へ移動させ
ることなく、懸架支持中心に対してX軸と平行な軸線周
りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5の光軸をラ
ジアル方向に回転させることができる。したがって、こ
の場合もラジアル方向における対物レンズ5の光軸の傾
きの補正が可能となる。
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、L側と
R側とで、同じ大きさでZ軸方向に対して相互に逆の駆
動力をレンズホルダ4に与えることになるので、全体と
しては、対物レンズ5をフォーカシング方向へ移動させ
ることなく、懸架支持中心に対してX軸と平行な軸線周
りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5の光軸をラ
ジアル方向に回転させることができる。したがって、こ
の場合もラジアル方向における対物レンズ5の光軸の傾
きの補正が可能となる。
【0049】さらに、図10に示すように、永久磁石21
Lおよび21R/もしくは22Lおよび22Rのいずれか一方
の対と軟磁性ヨーク80L、80Rとで構成された磁気回路
であっても、Y軸と平行な方向で隣接する永久磁石21L
−21R間もしくは永久磁石22L−22R間や軟磁性ヨーク
80L−80R間にも、これらをつなぐY軸とほぼ平行な方
向の大きな磁場が形成される。ここで、レンズホルダ4
に装着されるコイルによる駆動点は、一般に、ばね部材
によるレンズホルダ4の中立状態において、その懸架支
持中心と一致するように設計されるため、オフセット状
態では駆動点が移動して、レンズホルダ4にはX軸と平
行な軸周りに回転が生じ易く、すなわちラジアルチルト
が生じ易くなる。これに対して、この実施形態では、図
示するように、永久磁石21L、21Rの周囲を巻回するコ
イル70L、70Rが、X軸とほぼ平行な方向の磁場の他に
それぞれY軸とほぼ平行な方向の磁場を横切ることにな
るので、例えばレンズホルダ4がトラッキング方向へ駆
動されてL側へ△Tだけ変位すると、永久磁石21Lと21
Rとの挟間部分におけるコイル70LのX軸と平行な辺70
LXは、永久磁石21Lに接近し、コイル70Rの同様の辺70
RXは、永久磁石21Rから隔離するようになる。このよう
な状態で、コイル70L、70Rに通電して、レンズホルダ
4をフォーカシング方向へ駆動すると、コイル70Lの辺
70LXが永久磁石21Lのより強いY軸とほぼ平行な磁場に
晒されることになるので、コイル70L、70Rによる駆動
点はレンズホルダ4の懸架支持中心を通りX軸と平行な
軸線上からの離間を低減するようになり、発生するラジ
アルチルトが小さくなる。したがって、コイル70L、70
Rにラジアルチルトの補正電流を通電すれば、光ヘッド
としてより安定した制御が可能となる。また、永久磁石
を一対のみ、すなわち永久磁石21L、21Rあるいは22
L、22Rの構成として、コイル70L、70Rが軟磁性ヨー
ク80L、80Rの周囲を巻回するようにしても、同様にコ
イル70L、70Rによる駆動点はレンズホルダ4の懸架支
持中心を通りX軸と平行な軸線上からの離間を低減する
ようになるので、発生するラジアルチルトを小さくでき
る。
Lおよび21R/もしくは22Lおよび22Rのいずれか一方
の対と軟磁性ヨーク80L、80Rとで構成された磁気回路
であっても、Y軸と平行な方向で隣接する永久磁石21L
−21R間もしくは永久磁石22L−22R間や軟磁性ヨーク
80L−80R間にも、これらをつなぐY軸とほぼ平行な方
向の大きな磁場が形成される。ここで、レンズホルダ4
に装着されるコイルによる駆動点は、一般に、ばね部材
によるレンズホルダ4の中立状態において、その懸架支
持中心と一致するように設計されるため、オフセット状
態では駆動点が移動して、レンズホルダ4にはX軸と平
行な軸周りに回転が生じ易く、すなわちラジアルチルト
が生じ易くなる。これに対して、この実施形態では、図
示するように、永久磁石21L、21Rの周囲を巻回するコ
イル70L、70Rが、X軸とほぼ平行な方向の磁場の他に
それぞれY軸とほぼ平行な方向の磁場を横切ることにな
るので、例えばレンズホルダ4がトラッキング方向へ駆
動されてL側へ△Tだけ変位すると、永久磁石21Lと21
Rとの挟間部分におけるコイル70LのX軸と平行な辺70
LXは、永久磁石21Lに接近し、コイル70Rの同様の辺70
RXは、永久磁石21Rから隔離するようになる。このよう
な状態で、コイル70L、70Rに通電して、レンズホルダ
4をフォーカシング方向へ駆動すると、コイル70Lの辺
70LXが永久磁石21Lのより強いY軸とほぼ平行な磁場に
晒されることになるので、コイル70L、70Rによる駆動
点はレンズホルダ4の懸架支持中心を通りX軸と平行な
軸線上からの離間を低減するようになり、発生するラジ
アルチルトが小さくなる。したがって、コイル70L、70
Rにラジアルチルトの補正電流を通電すれば、光ヘッド
としてより安定した制御が可能となる。また、永久磁石
を一対のみ、すなわち永久磁石21L、21Rあるいは22
L、22Rの構成として、コイル70L、70Rが軟磁性ヨー
ク80L、80Rの周囲を巻回するようにしても、同様にコ
イル70L、70Rによる駆動点はレンズホルダ4の懸架支
持中心を通りX軸と平行な軸線上からの離間を低減する
ようになるので、発生するラジアルチルトを小さくでき
る。
【0050】図11は、この発明の第5実施形態を示す平
面図である。この光ヘッドアクチュエータもまた、上述
した実施形態と同様に、XYZ直交座標系において、ベ
ース1B上に固定した支持部材1Aから、Y軸方向およ
びZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれが例
えばCu−Be合金、Cu−P合金等よりなる4本のばね部材
31L,32L,31R,32RをX軸方向を向いてほぼ平行に
延在して配設し、これらばね部材31L,32L,31R,32
Rの先端近傍を対物レンズ5を保持するレンズホルダ4
に固定して、レンズホルダ4をY軸に平行なトラッキン
グ方向と、Z軸に平行なフォーカシング方向とに、それ
ぞれ平行に移動可能に懸架支持する。
面図である。この光ヘッドアクチュエータもまた、上述
した実施形態と同様に、XYZ直交座標系において、ベ
ース1B上に固定した支持部材1Aから、Y軸方向およ
びZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれが例
えばCu−Be合金、Cu−P合金等よりなる4本のばね部材
31L,32L,31R,32RをX軸方向を向いてほぼ平行に
延在して配設し、これらばね部材31L,32L,31R,32
Rの先端近傍を対物レンズ5を保持するレンズホルダ4
に固定して、レンズホルダ4をY軸に平行なトラッキン
グ方向と、Z軸に平行なフォーカシング方向とに、それ
ぞれ平行に移動可能に懸架支持する。
【0051】また、レンズホルダ4には開口部4aを設
け、この開口部4aに一対の電磁駆動手段の磁気回路の
一部または全部を挿入して設ける。この実施形態では、
第4実施形態と同様に、ベース1Bに、一対のコ字状の
軟磁性ヨーク80L、80Rを、Y軸と平行な軸線上で隣接
し、かつそれぞれの両脚部をX軸と平行な方向に対向さ
せて開口部4a内に侵入して設け、軟磁性ヨーク80Lの
両脚部内面に永久磁石21Lおよび22Lを、軟磁性ヨーク
80Rの両脚部内面に永久磁石21Rおよび22Rを、永久磁
石21Lと21R、および永久磁石22Lと22Rとをそれぞれ
Y軸と平行な軸線上で隣接させて、それぞれ空隙を介し
て異なる磁極面が対向し、かつX軸と平行な方向で磁化
の向きが相互に逆向きとなるように設けて一対の磁気回
路を形成する。また、レンズホルダ4には、コイル90
を、永久磁石21L、22Lの磁極面および永久磁石21R、
22Rの磁極面にY軸と平行な線材部分を有する一方の辺
を空隙を介して対向させて設ける。このコイル90は、Z
X平面と平行な軸周り、例えば図示するように、軟磁性
ヨーク80L、80Rの他方の脚部およびこれら脚部にそれ
ぞれ設けた永久磁石21L、21Rに接することなく、それ
らの脚部を周回するようにZ軸周りに巻回して設ける。
け、この開口部4aに一対の電磁駆動手段の磁気回路の
一部または全部を挿入して設ける。この実施形態では、
第4実施形態と同様に、ベース1Bに、一対のコ字状の
軟磁性ヨーク80L、80Rを、Y軸と平行な軸線上で隣接
し、かつそれぞれの両脚部をX軸と平行な方向に対向さ
せて開口部4a内に侵入して設け、軟磁性ヨーク80Lの
両脚部内面に永久磁石21Lおよび22Lを、軟磁性ヨーク
80Rの両脚部内面に永久磁石21Rおよび22Rを、永久磁
石21Lと21R、および永久磁石22Lと22Rとをそれぞれ
Y軸と平行な軸線上で隣接させて、それぞれ空隙を介し
て異なる磁極面が対向し、かつX軸と平行な方向で磁化
の向きが相互に逆向きとなるように設けて一対の磁気回
路を形成する。また、レンズホルダ4には、コイル90
を、永久磁石21L、22Lの磁極面および永久磁石21R、
22Rの磁極面にY軸と平行な線材部分を有する一方の辺
を空隙を介して対向させて設ける。このコイル90は、Z
X平面と平行な軸周り、例えば図示するように、軟磁性
ヨーク80L、80Rの他方の脚部およびこれら脚部にそれ
ぞれ設けた永久磁石21L、21Rに接することなく、それ
らの脚部を周回するようにZ軸周りに巻回して設ける。
【0052】かかる構成によれば、コイル90に通電する
と、コイル90は、レンズホルダ4に対してZ軸方向にお
いてL側とR側とで大きさが同じで、向きが相互に逆の
駆動力を与えることになり、全体としては、対物レンズ
5をフォーカシング方向へ移動させることなく、懸架支
持中心に対してX軸と平行な軸線周りの回転トルクを発
生させることになるので、上述した実施形態と同様に、
対物レンズ5の光軸をラジアル方向に回転させて、ラジ
アル方向の光軸の傾きの補正が可能となる。
と、コイル90は、レンズホルダ4に対してZ軸方向にお
いてL側とR側とで大きさが同じで、向きが相互に逆の
駆動力を与えることになり、全体としては、対物レンズ
5をフォーカシング方向へ移動させることなく、懸架支
持中心に対してX軸と平行な軸線周りの回転トルクを発
生させることになるので、上述した実施形態と同様に、
対物レンズ5の光軸をラジアル方向に回転させて、ラジ
アル方向の光軸の傾きの補正が可能となる。
【0053】したがって、例えばラジアル方向における
ディスクに対する光軸の傾きの大きさ(ラジアルチルト
量)を反射光のずれなどによって検出して電気信号化
し、それに応じた補正電流をコイル90へ通電すれば、光
軸の傾きを修正することができる。例えば、図12にこの
場合の制御回路93の一例を示すように、ラジアルチルト
量RTに基づいて演算回路92でラジアルチルトエラー信
号を検出して駆動回路91に供給する。コイル90は、電流
供給のために一端をばね部材31Lを介して駆動回路91に
接続し、他端は図示しないトラッキングコイルやフォー
カシングコイルとともにばね部材32Lを介して駆動回路
91に接続する。このようにして、駆動回路91からコイル
90に補正電流を供給すれば、L側とR側とで逆の駆動力
を作用させることができるので、ラジアル方向の光軸の
傾きの修正が可能となる。なお、この制御回路93におい
ては、説明を簡単にするため、トラッキング制御やフォ
ーカシング制御に関しては省略してある。また、コイル
90は、例えば図13に示すように、Y軸と平行な線分を有
する一方の辺が、永久磁石の対、例えば21Lおよび21R
にまたがってそれらの磁極面に対向するように、X軸周
りに巻回して設けることもできる。
ディスクに対する光軸の傾きの大きさ(ラジアルチルト
量)を反射光のずれなどによって検出して電気信号化
し、それに応じた補正電流をコイル90へ通電すれば、光
軸の傾きを修正することができる。例えば、図12にこの
場合の制御回路93の一例を示すように、ラジアルチルト
量RTに基づいて演算回路92でラジアルチルトエラー信
号を検出して駆動回路91に供給する。コイル90は、電流
供給のために一端をばね部材31Lを介して駆動回路91に
接続し、他端は図示しないトラッキングコイルやフォー
カシングコイルとともにばね部材32Lを介して駆動回路
91に接続する。このようにして、駆動回路91からコイル
90に補正電流を供給すれば、L側とR側とで逆の駆動力
を作用させることができるので、ラジアル方向の光軸の
傾きの修正が可能となる。なお、この制御回路93におい
ては、説明を簡単にするため、トラッキング制御やフォ
ーカシング制御に関しては省略してある。また、コイル
90は、例えば図13に示すように、Y軸と平行な線分を有
する一方の辺が、永久磁石の対、例えば21Lおよび21R
にまたがってそれらの磁極面に対向するように、X軸周
りに巻回して設けることもできる。
【0054】図14は、この発明の第6実施形態を示す斜
視図であり、図15はその部分詳細斜視図である。この光
ヘッドアクチュエータも、上述した実施形態と同様に、
XYZ直交座標系において、ベース1B上に固定した支
持部材1Aから、Y軸方向およびZ軸方向に相互に所定
の間隔を隔てて、それぞれが例えばCu−Be合金、Cu−P
合金等よりなる4本のばね部材31L,32L,31R,32R
をX軸方向を向いてほぼ平行に延在して配設し、これら
ばね部材31L,32L,31R,32Rの先端近傍を対物レン
ズ5を保持するレンズホルダ4に固定して、レンズホル
ダ4をY軸に平行なトラッキング方向と、Z軸に平行な
フォーカシング方向とに、それぞれ平行に移動可能に懸
架支持する。
視図であり、図15はその部分詳細斜視図である。この光
ヘッドアクチュエータも、上述した実施形態と同様に、
XYZ直交座標系において、ベース1B上に固定した支
持部材1Aから、Y軸方向およびZ軸方向に相互に所定
の間隔を隔てて、それぞれが例えばCu−Be合金、Cu−P
合金等よりなる4本のばね部材31L,32L,31R,32R
をX軸方向を向いてほぼ平行に延在して配設し、これら
ばね部材31L,32L,31R,32Rの先端近傍を対物レン
ズ5を保持するレンズホルダ4に固定して、レンズホル
ダ4をY軸に平行なトラッキング方向と、Z軸に平行な
フォーカシング方向とに、それぞれ平行に移動可能に懸
架支持する。
【0055】また、レンズホルダ4には開口部4aを設
け、この開口部4aに一対の電磁駆動手段の磁気回路の
一部または全部を挿入して設ける。すなわち、ベース1
Bには、コ字状の軟磁性ヨーク80を、その両脚部をX軸
と平行な方向に対向させて開口部4a内に侵入して設
け、この軟磁性ヨーク80の両脚部内面に、それぞれX軸
と平行な方向に磁化した永久磁石21および22を、空隙を
介して異なる磁極面を対向させて設けて磁気回路を形成
する。また、レンズホルダ4には、永久磁石21、22の磁
極面にY軸と平行な線材部分を有する一方の辺を空隙を
介して対向させてフォーカシングコイル70を設ける。こ
のフォーカシングコイル70は、ZX平面と平行な軸周
り、例えば図示するように、軟磁性ヨーク80の一方の脚
部およびこの脚部に設けた永久磁石21に接することな
く、それらを周回するようにZ軸周りに巻回して設け
る。さらに、レンズホルダ4側で、フォーカシングコイ
ル70上には、永久磁石21、22の磁極面にZ軸と平行な線
分を有する一方の辺が対向するように、一対のコイル60
A、60Bを設ける。これら一対のコイル60A、60Bは、
Z軸と平行な軸線上で隣接し、Z軸と平行な線材部分を
含むように、それぞれXY平面と平行な軸周り、例えば
図示するようにX軸周りに個別に巻回して設ける。
け、この開口部4aに一対の電磁駆動手段の磁気回路の
一部または全部を挿入して設ける。すなわち、ベース1
Bには、コ字状の軟磁性ヨーク80を、その両脚部をX軸
と平行な方向に対向させて開口部4a内に侵入して設
け、この軟磁性ヨーク80の両脚部内面に、それぞれX軸
と平行な方向に磁化した永久磁石21および22を、空隙を
介して異なる磁極面を対向させて設けて磁気回路を形成
する。また、レンズホルダ4には、永久磁石21、22の磁
極面にY軸と平行な線材部分を有する一方の辺を空隙を
介して対向させてフォーカシングコイル70を設ける。こ
のフォーカシングコイル70は、ZX平面と平行な軸周
り、例えば図示するように、軟磁性ヨーク80の一方の脚
部およびこの脚部に設けた永久磁石21に接することな
く、それらを周回するようにZ軸周りに巻回して設け
る。さらに、レンズホルダ4側で、フォーカシングコイ
ル70上には、永久磁石21、22の磁極面にZ軸と平行な線
分を有する一方の辺が対向するように、一対のコイル60
A、60Bを設ける。これら一対のコイル60A、60Bは、
Z軸と平行な軸線上で隣接し、Z軸と平行な線材部分を
含むように、それぞれXY平面と平行な軸周り、例えば
図示するようにX軸周りに個別に巻回して設ける。
【0056】かかる構成において、一対のコイル60A、
60Bは、トラッキング方向における移動方向もしくは移
動量を相違させて駆動することにより、ラジアルチルト
補正用、もしくはラジアルチルト補正とトラッキングと
の兼用として用いることができる。すなわち、一対のコ
イル60A、60Bへの通電方向を同じにしてその大きさを
異ならせれば、これらコイル60A、60Bは、レンズホル
ダ4をそれぞれ異なる駆動力によってY軸の同じ方向へ
移動させることになるので、全体としては、対物レンズ
4をトラッキング方向へ移動させつつ、懸架支持中心に
対してX軸と平行な軸線周りに回転トルクを発生させ
て、対物レンズ5の光軸を図示しないディスクのラジア
ル方向に回転させることができる。この電流差が補正電
流に相当する。
60Bは、トラッキング方向における移動方向もしくは移
動量を相違させて駆動することにより、ラジアルチルト
補正用、もしくはラジアルチルト補正とトラッキングと
の兼用として用いることができる。すなわち、一対のコ
イル60A、60Bへの通電方向を同じにしてその大きさを
異ならせれば、これらコイル60A、60Bは、レンズホル
ダ4をそれぞれ異なる駆動力によってY軸の同じ方向へ
移動させることになるので、全体としては、対物レンズ
4をトラッキング方向へ移動させつつ、懸架支持中心に
対してX軸と平行な軸線周りに回転トルクを発生させ
て、対物レンズ5の光軸を図示しないディスクのラジア
ル方向に回転させることができる。この電流差が補正電
流に相当する。
【0057】また、一対のコイル60A、60Bへの通電方
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、同じ大
きさでY軸方向に対して相互に逆の駆動力をレンズホル
ダ4に与えることになるので、全体としては、対物レン
ズ5をトラッキング方向へ移動させることなく、懸架支
持中心に対してX軸と平行な軸線周りに回転トルクを発
生させて、対物レンズ5の光軸をラジアル方向に回転さ
せることができる。
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、同じ大
きさでY軸方向に対して相互に逆の駆動力をレンズホル
ダ4に与えることになるので、全体としては、対物レン
ズ5をトラッキング方向へ移動させることなく、懸架支
持中心に対してX軸と平行な軸線周りに回転トルクを発
生させて、対物レンズ5の光軸をラジアル方向に回転さ
せることができる。
【0058】したがって、例えばラジアル方向における
ディスクに対する光軸の傾きの大きさ(ラジアルチルト
量)を反射光のずれなどによって検出して電気信号化
し、それに応じてコイル60A、60Bへ通電する電流の大
きさに差を設けて補正電流とすれば、光軸の傾きを修正
することができる。例えば、図16にこの場合の制御回路
69の一例を示すように、ラジアルチルト量RTに基づい
て演算回路65でラジアルチルトエラー信号を検出し、ト
ラッキング方向のずれ量TEに基づいて演算回路66でト
ラッキングエラー信号を検出して、それぞれの出力信号
を駆動回路67に供給する。コイル60A、60Bは、電流供
給のためにそれぞれの一端をばね部材31L、31Rを介し
て駆動回路67に接続し、それぞれの他端はフォーカシン
グコイル70の一端とともにばね部材32Lを介して駆動回
路67に接続する。このようにして、駆動回路67からコイ
ル60A、60Bに対して補正電流分の差を含んだ異なる駆
動電流を供給して、移動量を相違させれば、ラジアル方
向における対物レンズ5の光軸の傾きの修正が可能とな
る。なお、この制御回路69においては、説明を簡単にす
るため、フォーカシング制御に関しては図示を省略して
ある。
ディスクに対する光軸の傾きの大きさ(ラジアルチルト
量)を反射光のずれなどによって検出して電気信号化
し、それに応じてコイル60A、60Bへ通電する電流の大
きさに差を設けて補正電流とすれば、光軸の傾きを修正
することができる。例えば、図16にこの場合の制御回路
69の一例を示すように、ラジアルチルト量RTに基づい
て演算回路65でラジアルチルトエラー信号を検出し、ト
ラッキング方向のずれ量TEに基づいて演算回路66でト
ラッキングエラー信号を検出して、それぞれの出力信号
を駆動回路67に供給する。コイル60A、60Bは、電流供
給のためにそれぞれの一端をばね部材31L、31Rを介し
て駆動回路67に接続し、それぞれの他端はフォーカシン
グコイル70の一端とともにばね部材32Lを介して駆動回
路67に接続する。このようにして、駆動回路67からコイ
ル60A、60Bに対して補正電流分の差を含んだ異なる駆
動電流を供給して、移動量を相違させれば、ラジアル方
向における対物レンズ5の光軸の傾きの修正が可能とな
る。なお、この制御回路69においては、説明を簡単にす
るため、フォーカシング制御に関しては図示を省略して
ある。
【0059】なお、一対のコイル60A、60Bの巻線時に
おける線材のターン方向は、ともに右巻き左巻きのいず
れであってもよい。すなわち、線材のターン方向に関わ
りなく、コイル60A、60Bの永久磁石21、22の磁極面に
対向する各辺における通電方向を特定すればよい。さら
に、図17に例示するように、永久磁石22単体構成とし
て、一対のコイル60A、60Bは、Y軸周りに個別に巻回
し、Z軸と平行な線分を有する一方の辺が永久磁石22の
磁極面に対向するように、レンズホルダ4側に設けるこ
ともできる。
おける線材のターン方向は、ともに右巻き左巻きのいず
れであってもよい。すなわち、線材のターン方向に関わ
りなく、コイル60A、60Bの永久磁石21、22の磁極面に
対向する各辺における通電方向を特定すればよい。さら
に、図17に例示するように、永久磁石22単体構成とし
て、一対のコイル60A、60Bは、Y軸周りに個別に巻回
し、Z軸と平行な線分を有する一方の辺が永久磁石22の
磁極面に対向するように、レンズホルダ4側に設けるこ
ともできる。
【0060】図18は、この発明の第7実施形態を示す斜
視図であり、図19はその部分詳細斜視図である。この光
ヘッドアクチュエータもまた、上述した実施形態と同様
に、XYZ直交座標系において、ベース1B上に固定し
た支持部材1Aから、Y軸方向およびZ軸方向に相互に
所定の間隔を隔てて、それぞれが例えばCu−Be合金、Cu
−P合金等よりなる4本のばね部材31L,32L,31R,
32RをX軸方向を向いてほぼ平行に延在して配設し、こ
れらばね部材31L,32L,31R,32Rの先端近傍を対物
レンズ5を保持するレンズホルダ4に固定して、レンズ
ホルダ4をY軸に平行なトラッキング方向と、Z軸に平
行なフォーカシング方向とに、それぞれ平行に移動可能
に懸架支持する。
視図であり、図19はその部分詳細斜視図である。この光
ヘッドアクチュエータもまた、上述した実施形態と同様
に、XYZ直交座標系において、ベース1B上に固定し
た支持部材1Aから、Y軸方向およびZ軸方向に相互に
所定の間隔を隔てて、それぞれが例えばCu−Be合金、Cu
−P合金等よりなる4本のばね部材31L,32L,31R,
32RをX軸方向を向いてほぼ平行に延在して配設し、こ
れらばね部材31L,32L,31R,32Rの先端近傍を対物
レンズ5を保持するレンズホルダ4に固定して、レンズ
ホルダ4をY軸に平行なトラッキング方向と、Z軸に平
行なフォーカシング方向とに、それぞれ平行に移動可能
に懸架支持する。
【0061】また、レンズホルダ4には開口部4aを設
け、この開口部4aに一対の電磁駆動手段の磁気回路の
一部または全部を挿入して設ける。この実施形態では、
ベース1Bに、一対のコ字状の軟磁性ヨーク80L、80R
を、Y軸と平行な軸線上で隣接し、かつそれぞれの両脚
部をX軸と平行な方向に対向させて開口部4a内に侵入
して設ける。これら一対の軟磁性ヨーク80L、80Rに
は、それぞれ一方の脚部の内面にX軸と平行な方向で、
互いに逆方向に磁化した一対の永久磁石21L、21Rを、
Y軸と平行な軸線上で隣接して設けて、一対の磁気回路
を形成する。また、レンズホルダ4には、一対のフォー
カシングコイル701L、701Rを、それぞれ永久磁石21L、
21Rの磁極面にY軸と平行な線材部分を有する一方の辺
を空隙を介して対向させて設ける。これら一対のフォー
カシングコイル701L、701Rは、Y軸と平行な軸線上で隣
接するように、それぞれZX平面と平行な軸周り、例え
ば図示するように、軟磁性ヨーク80L、80Rの一方の脚
部およびこれら脚部に設けた永久磁石21L、21Rにそれ
ぞれ接することなく、それらの周囲にZ軸周りに個別に
巻回して設ける。さらに、一対のフォーカシングコイル
701L、701R上には、両者にまたがって一対のコイル60
A、60Bを設ける。これら一対のコイル60A、60Bは、
Z軸と平行な軸線上で隣接し、それぞれZ軸と平行な一
方の辺の線材部分が永久磁石21Lと対向し、他方の辺の
線材部分が永久磁石21Rと対向するように、X軸周りに
個別に巻回して設ける。
け、この開口部4aに一対の電磁駆動手段の磁気回路の
一部または全部を挿入して設ける。この実施形態では、
ベース1Bに、一対のコ字状の軟磁性ヨーク80L、80R
を、Y軸と平行な軸線上で隣接し、かつそれぞれの両脚
部をX軸と平行な方向に対向させて開口部4a内に侵入
して設ける。これら一対の軟磁性ヨーク80L、80Rに
は、それぞれ一方の脚部の内面にX軸と平行な方向で、
互いに逆方向に磁化した一対の永久磁石21L、21Rを、
Y軸と平行な軸線上で隣接して設けて、一対の磁気回路
を形成する。また、レンズホルダ4には、一対のフォー
カシングコイル701L、701Rを、それぞれ永久磁石21L、
21Rの磁極面にY軸と平行な線材部分を有する一方の辺
を空隙を介して対向させて設ける。これら一対のフォー
カシングコイル701L、701Rは、Y軸と平行な軸線上で隣
接するように、それぞれZX平面と平行な軸周り、例え
ば図示するように、軟磁性ヨーク80L、80Rの一方の脚
部およびこれら脚部に設けた永久磁石21L、21Rにそれ
ぞれ接することなく、それらの周囲にZ軸周りに個別に
巻回して設ける。さらに、一対のフォーカシングコイル
701L、701R上には、両者にまたがって一対のコイル60
A、60Bを設ける。これら一対のコイル60A、60Bは、
Z軸と平行な軸線上で隣接し、それぞれZ軸と平行な一
方の辺の線材部分が永久磁石21Lと対向し、他方の辺の
線材部分が永久磁石21Rと対向するように、X軸周りに
個別に巻回して設ける。
【0062】この実施形態においても、一対のコイル60
A、60Bを、トラッキング方向における移動方向もしく
は移動量を相違させて駆動することにより、ラジアルチ
ルト補正用、もしくはラジアルチルト補正とトラッキン
グとの兼用として用いることができる。すなわち、一対
のコイル60A、60Bへの通電方向を同じにしてその大き
さを異ならせれば、これらコイル60A、60Bは、レンズ
ホルダ4をそれぞれ異なる駆動力によってY軸の同じ方
向へ移動させることになるので、全体としては、対物レ
ンズ4をトラッキング方向へ移動させつつ、懸架支持中
心に対してX軸と平行な軸線周りに回転トルクを発生さ
せて、対物レンズ5の光軸を図示しないディスクのラジ
アル方向に回転させることができる。
A、60Bを、トラッキング方向における移動方向もしく
は移動量を相違させて駆動することにより、ラジアルチ
ルト補正用、もしくはラジアルチルト補正とトラッキン
グとの兼用として用いることができる。すなわち、一対
のコイル60A、60Bへの通電方向を同じにしてその大き
さを異ならせれば、これらコイル60A、60Bは、レンズ
ホルダ4をそれぞれ異なる駆動力によってY軸の同じ方
向へ移動させることになるので、全体としては、対物レ
ンズ4をトラッキング方向へ移動させつつ、懸架支持中
心に対してX軸と平行な軸線周りに回転トルクを発生さ
せて、対物レンズ5の光軸を図示しないディスクのラジ
アル方向に回転させることができる。
【0063】また、一対のコイル60A、60Bへの通電方
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、同じ大
きさでY軸方向に対して相互に逆の駆動力をレンズホル
ダ4に与えることになるので、全体としては、対物レン
ズ5をトラッキング方向へ移動させることなく、懸架支
持中心に対してX軸と平行な軸線周りに回転トルクを発
生させて、対物レンズ5の光軸をラジアル方向に回転さ
せることができる。したがって、この実施形態において
も、ラジアル方向における対物レンズ5の光軸の傾きを
補正することができる。
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、同じ大
きさでY軸方向に対して相互に逆の駆動力をレンズホル
ダ4に与えることになるので、全体としては、対物レン
ズ5をトラッキング方向へ移動させることなく、懸架支
持中心に対してX軸と平行な軸線周りに回転トルクを発
生させて、対物レンズ5の光軸をラジアル方向に回転さ
せることができる。したがって、この実施形態において
も、ラジアル方向における対物レンズ5の光軸の傾きを
補正することができる。
【0064】図20は、この発明の第8実施形態を示す斜
視図であり、図21はその平面図である。この光ヘッドア
クチュエータもまた、上述した実施形態と同様に、XY
Z直交座標系において、ベース1B上に固定した支持部
材1Aから、Y軸方向およびZ軸方向に相互に所定の間
隔を隔てて、それぞれが例えばCu−Be合金、Cu−P合金
等よりなる4本のばね部材31L,32L,31R,32RをX
軸方向を向いてほぼ平行に延在して配設し、これらばね
部材31L,32L,31R,32Rの先端近傍を対物レンズ5
を保持するレンズホルダ4に固定して、レンズホルダ4
をY軸に平行なトラッキング方向と、Z軸に平行なフォ
ーカシング方向とに、それぞれ平行に移動可能に懸架支
持する。なお、図21では、ベース1Bの図示を省略して
ある。
視図であり、図21はその平面図である。この光ヘッドア
クチュエータもまた、上述した実施形態と同様に、XY
Z直交座標系において、ベース1B上に固定した支持部
材1Aから、Y軸方向およびZ軸方向に相互に所定の間
隔を隔てて、それぞれが例えばCu−Be合金、Cu−P合金
等よりなる4本のばね部材31L,32L,31R,32RをX
軸方向を向いてほぼ平行に延在して配設し、これらばね
部材31L,32L,31R,32Rの先端近傍を対物レンズ5
を保持するレンズホルダ4に固定して、レンズホルダ4
をY軸に平行なトラッキング方向と、Z軸に平行なフォ
ーカシング方向とに、それぞれ平行に移動可能に懸架支
持する。なお、図21では、ベース1Bの図示を省略して
ある。
【0065】この実施形態では、レンズホルダ4側にX
軸と平行な方向に磁化した永久磁石22を設け、この永久
磁石22の磁極面にY軸と平行な線分を有する一方の辺が
対向するように、支持部材1A側に一対のコイル70L、
70Rを設ける。これら一対のコイル70L、70Rは、それ
ぞれY軸と平行な軸線上で隣接し、Y軸と平行な線材部
分を含むように、ZX平面と平行な軸周り、例えば図示
するようにZ軸周りに個別に巻回して設ける。また、レ
ンズホルダ4側で、一対のコイル70L、70R上には、そ
れぞれX軸廻りに巻回してトラッキングコイル60L、60
Rを、互いに隣接してZ軸と平行な方向に延在する線材
部分が永久磁石22と対向するように設ける。なお、トラ
ッキングコイル60L、60Rは、永久磁石22と対向する隣
接する線材部分に同一方向に電流が流れるように直列に
接続する。
軸と平行な方向に磁化した永久磁石22を設け、この永久
磁石22の磁極面にY軸と平行な線分を有する一方の辺が
対向するように、支持部材1A側に一対のコイル70L、
70Rを設ける。これら一対のコイル70L、70Rは、それ
ぞれY軸と平行な軸線上で隣接し、Y軸と平行な線材部
分を含むように、ZX平面と平行な軸周り、例えば図示
するようにZ軸周りに個別に巻回して設ける。また、レ
ンズホルダ4側で、一対のコイル70L、70R上には、そ
れぞれX軸廻りに巻回してトラッキングコイル60L、60
Rを、互いに隣接してZ軸と平行な方向に延在する線材
部分が永久磁石22と対向するように設ける。なお、トラ
ッキングコイル60L、60Rは、永久磁石22と対向する隣
接する線材部分に同一方向に電流が流れるように直列に
接続する。
【0066】かかる構成において、一対のコイル70L、
70Rは、レンズホルダ4のL側とR側とでフォーカシン
グ方向における移動方向もしくは移動量を相違させて駆
動することにより、ラジアルチルト補正用、もしくはラ
ジアルチルト補正とフォーカシングとの兼用として用い
ることができる。すなわち、一対のコイル70L、70Rへ
の通電方向を同じにしてその大きさを異ならせれば、こ
れらコイル70L、70Rは、レンズホルダ4をそれぞれ異
なる駆動力によってZ軸の同じ方向へ移動させることに
なるので、全体としては、対物レンズ4をフォーカシン
グ方向へ移動させつつ、懸架支持中心に対してX軸と平
行な軸線周りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5
の光軸を図示しないディスクのラジアル方向に回転させ
ることができる。この電流差が補正電流に相当する。
70Rは、レンズホルダ4のL側とR側とでフォーカシン
グ方向における移動方向もしくは移動量を相違させて駆
動することにより、ラジアルチルト補正用、もしくはラ
ジアルチルト補正とフォーカシングとの兼用として用い
ることができる。すなわち、一対のコイル70L、70Rへ
の通電方向を同じにしてその大きさを異ならせれば、こ
れらコイル70L、70Rは、レンズホルダ4をそれぞれ異
なる駆動力によってZ軸の同じ方向へ移動させることに
なるので、全体としては、対物レンズ4をフォーカシン
グ方向へ移動させつつ、懸架支持中心に対してX軸と平
行な軸線周りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5
の光軸を図示しないディスクのラジアル方向に回転させ
ることができる。この電流差が補正電流に相当する。
【0067】また、一対のコイル70L、70Rへの通電方
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、L側と
R側とで、同じ大きさでZ軸方向に対して相互に逆の駆
動力をレンズホルダ4に与えることになるので、全体と
しては、対物レンズ5をフォーカシング方向へ移動させ
ることなく、懸架支持中心に対してX軸と平行な軸線周
りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5の光軸をラ
ジアル方向に回転させてることができる。したがって、
この実施形態においても、ラジアル方向における対物レ
ンズ5の光軸の傾きを補正することができる。
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、L側と
R側とで、同じ大きさでZ軸方向に対して相互に逆の駆
動力をレンズホルダ4に与えることになるので、全体と
しては、対物レンズ5をフォーカシング方向へ移動させ
ることなく、懸架支持中心に対してX軸と平行な軸線周
りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5の光軸をラ
ジアル方向に回転させてることができる。したがって、
この実施形態においても、ラジアル方向における対物レ
ンズ5の光軸の傾きを補正することができる。
【0068】図22は、この発明の第9実施形態を示す斜
視図であり、図23はその平面図である。この光ヘッドア
クチュエータもまた、上述した実施形態と同様に、XY
Z直交座標系において、ベース1B上に固定した支持部
材1Aから、Y軸方向およびZ軸方向に相互に所定の間
隔を隔てて、それぞれが例えばCu−Be合金、Cu−P合金
等よりなる4本のばね部材31L,32L,31R,32RをX
軸方向を向いてほぼ平行に延在して配設し、これらばね
部材31L,32L,31R,32Rの先端近傍を対物レンズ5
を保持するレンズホルダ4に固定して、レンズホルダ4
をY軸に平行なトラッキング方向と、Z軸に平行なフォ
ーカシング方向とに、それぞれ平行に移動可能に懸架支
持する。なお、図23では、ベース1Bの図示を省略して
ある。
視図であり、図23はその平面図である。この光ヘッドア
クチュエータもまた、上述した実施形態と同様に、XY
Z直交座標系において、ベース1B上に固定した支持部
材1Aから、Y軸方向およびZ軸方向に相互に所定の間
隔を隔てて、それぞれが例えばCu−Be合金、Cu−P合金
等よりなる4本のばね部材31L,32L,31R,32RをX
軸方向を向いてほぼ平行に延在して配設し、これらばね
部材31L,32L,31R,32Rの先端近傍を対物レンズ5
を保持するレンズホルダ4に固定して、レンズホルダ4
をY軸に平行なトラッキング方向と、Z軸に平行なフォ
ーカシング方向とに、それぞれ平行に移動可能に懸架支
持する。なお、図23では、ベース1Bの図示を省略して
ある。
【0069】この実施形態では、レンズホルダ4側に軟
磁性ヨーク80を設け、この軟磁性ヨーク80上に、Y軸と
平行な軸線上で隣接し、磁化の向きがX軸とほぼ平行
で、かつ相互に逆向きの一対の永久磁石22Lおよび22R
を設ける。また、支持部材1A側には一対の永久磁石22
L、22Rのそれぞれの磁極面に、Y軸と平行な線分を有
する一方の辺が対向するように一対のコイル70L、70R
を設けると共に、これら一対のコイル70L、70Rの内周
部に位置して永久磁石22L、22Rのそれぞれの磁極面と
対向するように軟磁性ヨーク81L、81Rを設ける。一対
のコイル70L、70Rは、Y軸と平行な軸線上で隣接し、
Y軸と平行な線材部分を含むように、それぞれZX平面
と平行な軸周り、例えば図示するようにZ軸周りに個別
に巻回して設ける。さらに、支持部材1A側で、コイル
70L、70R上には、その両者にまたがってX軸周りに巻
回してトラッキングコイル60を設ける。なお、軟磁性ヨ
ーク80、81L、81Rは必要に応じて省略してもよい。
磁性ヨーク80を設け、この軟磁性ヨーク80上に、Y軸と
平行な軸線上で隣接し、磁化の向きがX軸とほぼ平行
で、かつ相互に逆向きの一対の永久磁石22Lおよび22R
を設ける。また、支持部材1A側には一対の永久磁石22
L、22Rのそれぞれの磁極面に、Y軸と平行な線分を有
する一方の辺が対向するように一対のコイル70L、70R
を設けると共に、これら一対のコイル70L、70Rの内周
部に位置して永久磁石22L、22Rのそれぞれの磁極面と
対向するように軟磁性ヨーク81L、81Rを設ける。一対
のコイル70L、70Rは、Y軸と平行な軸線上で隣接し、
Y軸と平行な線材部分を含むように、それぞれZX平面
と平行な軸周り、例えば図示するようにZ軸周りに個別
に巻回して設ける。さらに、支持部材1A側で、コイル
70L、70R上には、その両者にまたがってX軸周りに巻
回してトラッキングコイル60を設ける。なお、軟磁性ヨ
ーク80、81L、81Rは必要に応じて省略してもよい。
【0070】かかる構成においても、一対のコイル70
L、70Rを、レンズホルダ4のL側とR側とでフォーカ
シング方向における移動方向もしくは移動量を相違させ
て駆動することにより、ラジアルチルト補正用、もしく
はラジアルチルト補正とフォーカシングとの兼用として
用いることができる。すなわち、一対のコイル70L、70
Rへの通電方向を同じにしてその大きさを異ならせれ
ば、これらコイル70L、70Rは、レンズホルダ4をそれ
ぞれ異なる駆動力によってZ軸の同じ方向へ移動させる
ことになるので、全体としては、対物レンズ4をフォー
カシング方向へ移動させつつ、懸架支持中心に対してX
軸と平行な軸線周りに回転トルクを発生させて、対物レ
ンズ5の光軸を図示しないディスクのラジアル方向に回
転させることができる。
L、70Rを、レンズホルダ4のL側とR側とでフォーカ
シング方向における移動方向もしくは移動量を相違させ
て駆動することにより、ラジアルチルト補正用、もしく
はラジアルチルト補正とフォーカシングとの兼用として
用いることができる。すなわち、一対のコイル70L、70
Rへの通電方向を同じにしてその大きさを異ならせれ
ば、これらコイル70L、70Rは、レンズホルダ4をそれ
ぞれ異なる駆動力によってZ軸の同じ方向へ移動させる
ことになるので、全体としては、対物レンズ4をフォー
カシング方向へ移動させつつ、懸架支持中心に対してX
軸と平行な軸線周りに回転トルクを発生させて、対物レ
ンズ5の光軸を図示しないディスクのラジアル方向に回
転させることができる。
【0071】また、一対のコイル70L、70Rへの通電方
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、L側と
R側とで、同じ大きさでZ軸方向に対して相互に逆の駆
動力をレンズホルダ4に与えることになるので、全体と
しては、対物レンズ5をフォーカシング方向へ移動させ
ることなく、懸架支持中心に対してX軸と平行な軸線周
りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5の光軸をラ
ジアル方向に回転させることができる。したがって、こ
の実施形態においても、ラジアル方向における対物レン
ズ5の光軸の傾きを補正することができる。
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、L側と
R側とで、同じ大きさでZ軸方向に対して相互に逆の駆
動力をレンズホルダ4に与えることになるので、全体と
しては、対物レンズ5をフォーカシング方向へ移動させ
ることなく、懸架支持中心に対してX軸と平行な軸線周
りに回転トルクを発生させて、対物レンズ5の光軸をラ
ジアル方向に回転させることができる。したがって、こ
の実施形態においても、ラジアル方向における対物レン
ズ5の光軸の傾きを補正することができる。
【0072】図24は、この発明の第10実施形態を示す斜
視図であり、図25はその平面図である。この光ヘッドア
クチュエータもまた、上述した実施形態と同様に、XY
Z直交座標系において、ベース1B上に固定した支持部
材1Aから、Y軸方向およびZ軸方向に相互に所定の間
隔を隔てて、それぞれが例えばCu−Be合金、Cu−P合金
等よりなる4本のばね部材31L,32L,31R,32RをX
軸方向を向いてほぼ平行に延在して配設し、これらばね
部材31L,32L,31R,32Rの先端近傍を対物レンズ5
を保持するレンズホルダ4に固定して、レンズホルダ4
をY軸に平行なトラッキング方向と、Z軸に平行なフォ
ーカシング方向とに、それぞれ平行に移動可能に懸架支
持する。なお、図23では、ベース1Bの図示を省略して
ある。
視図であり、図25はその平面図である。この光ヘッドア
クチュエータもまた、上述した実施形態と同様に、XY
Z直交座標系において、ベース1B上に固定した支持部
材1Aから、Y軸方向およびZ軸方向に相互に所定の間
隔を隔てて、それぞれが例えばCu−Be合金、Cu−P合金
等よりなる4本のばね部材31L,32L,31R,32RをX
軸方向を向いてほぼ平行に延在して配設し、これらばね
部材31L,32L,31R,32Rの先端近傍を対物レンズ5
を保持するレンズホルダ4に固定して、レンズホルダ4
をY軸に平行なトラッキング方向と、Z軸に平行なフォ
ーカシング方向とに、それぞれ平行に移動可能に懸架支
持する。なお、図23では、ベース1Bの図示を省略して
ある。
【0073】この実施形態では、レンズホルダ4側に軟
磁性ヨーク80を設け、この軟磁性ヨーク80上に、Y軸と
平行な軸線上で隣接し、磁化の向きがX軸とほぼ平行
で、かつ相互に逆向きの一対の永久磁石22Lおよび22R
を設ける。また、支持部材1A側には一対の永久磁石22
L、22Rのそれぞれの磁極面に、Y軸と平行な線分を有
する一方の辺が対向するようにコイル90を設ける。この
コイル90は、Y軸と平行な線分を有する一方の辺が永久
磁石の22Lおよび22Rの対にまたがってそれらの磁極面
に対向するように、ZX平面と平行な軸周り、例えば図
示するようにZ軸周りに巻回して設ける。
磁性ヨーク80を設け、この軟磁性ヨーク80上に、Y軸と
平行な軸線上で隣接し、磁化の向きがX軸とほぼ平行
で、かつ相互に逆向きの一対の永久磁石22Lおよび22R
を設ける。また、支持部材1A側には一対の永久磁石22
L、22Rのそれぞれの磁極面に、Y軸と平行な線分を有
する一方の辺が対向するようにコイル90を設ける。この
コイル90は、Y軸と平行な線分を有する一方の辺が永久
磁石の22Lおよび22Rの対にまたがってそれらの磁極面
に対向するように、ZX平面と平行な軸周り、例えば図
示するようにZ軸周りに巻回して設ける。
【0074】かかる構成によれば、コイル90に通電する
と、コイル90は、レンズホルダ4に対してZ軸方向にお
いてL側とR側とで大きさが同じで、向きが相互に逆の
駆動力を与えることになり、全体としては、対物レンズ
5をフォーカシング方向へ移動させることなく、懸架支
持中心に対してX軸と平行な軸線周りの回転トルクを発
生させることになるので、上述した実施形態と同様に、
対物レンズ5の光軸をラジアル方向に回転させて、ラジ
アル方向の光軸の傾きを補正することが可能となる。
と、コイル90は、レンズホルダ4に対してZ軸方向にお
いてL側とR側とで大きさが同じで、向きが相互に逆の
駆動力を与えることになり、全体としては、対物レンズ
5をフォーカシング方向へ移動させることなく、懸架支
持中心に対してX軸と平行な軸線周りの回転トルクを発
生させることになるので、上述した実施形態と同様に、
対物レンズ5の光軸をラジアル方向に回転させて、ラジ
アル方向の光軸の傾きを補正することが可能となる。
【0075】図26は、この発明の第11実施形態を示す斜
視図であり、図27はその部分詳細斜視図である。この光
ヘッドアクチュエータにおいても、上述した実施形態と
同様に、XYZ直交座標系において、ベース1B上に固
定した支持部材1Aから、Y軸方向およびZ軸方向に相
互に所定の間隔を隔てて、それぞれが例えばCu−Be合
金、Cu−P合金等よりなる4本のばね部材31L,32L,
31R,32RをX軸方向を向いてほぼ平行に延在して配設
し、これらばね部材31L,32L,31R,32Rの先端近傍
を対物レンズ5を保持するレンズホルダ4に固定して、
レンズホルダ4をY軸に平行なトラッキング方向と、Z
軸に平行なフォーカシング方向とに、それぞれ平行に移
動可能に懸架支持する。
視図であり、図27はその部分詳細斜視図である。この光
ヘッドアクチュエータにおいても、上述した実施形態と
同様に、XYZ直交座標系において、ベース1B上に固
定した支持部材1Aから、Y軸方向およびZ軸方向に相
互に所定の間隔を隔てて、それぞれが例えばCu−Be合
金、Cu−P合金等よりなる4本のばね部材31L,32L,
31R,32RをX軸方向を向いてほぼ平行に延在して配設
し、これらばね部材31L,32L,31R,32Rの先端近傍
を対物レンズ5を保持するレンズホルダ4に固定して、
レンズホルダ4をY軸に平行なトラッキング方向と、Z
軸に平行なフォーカシング方向とに、それぞれ平行に移
動可能に懸架支持する。
【0076】この実施形態では、レンズホルダ4側に、
磁化の向きをX軸とほぼ平行とする永久磁石22を設け
る。また、支持部材1A側には、永久磁石22の磁極面に
対向するようにZ軸と平行な軸線周りにフォーカシング
コイル70を設けると共に、このフォーカシングコイル70
の内周面に、永久磁石22の磁極面にZ軸と平行な線分を
有する一方の辺が対向するように、一対のコイル60A、
60Bを装着する。これら一対のコイル60A、60Bは、Z
軸と平行な軸線上で隣接し、Z軸と平行な線材部分を含
むように、それぞれXY平面と平行な軸周り、例えば図
示するようにY軸周りに個別に巻回して設ける。
磁化の向きをX軸とほぼ平行とする永久磁石22を設け
る。また、支持部材1A側には、永久磁石22の磁極面に
対向するようにZ軸と平行な軸線周りにフォーカシング
コイル70を設けると共に、このフォーカシングコイル70
の内周面に、永久磁石22の磁極面にZ軸と平行な線分を
有する一方の辺が対向するように、一対のコイル60A、
60Bを装着する。これら一対のコイル60A、60Bは、Z
軸と平行な軸線上で隣接し、Z軸と平行な線材部分を含
むように、それぞれXY平面と平行な軸周り、例えば図
示するようにY軸周りに個別に巻回して設ける。
【0077】かかる構成において、一対のコイル60A、
60Bは、トラッキング方向における移動方向もしくは移
動量を相違させて駆動することにより、ラジアルチルト
補正用、もしくはラジアルチルト補正とトラッキングと
の兼用として用いることができる。すなわち、一対のコ
イル60A、60Bへの通電方向を同じにしてその大きさを
異ならせれば、これらコイル60A、60Bは、レンズホル
ダ4をそれぞれ異なる駆動力によってY軸の同じ方向へ
移動させることになるので、全体としては、対物レンズ
4をトラッキング方向へ移動させつつ、懸架支持中心に
対してX軸と平行な軸線周りに回転トルクを発生させ
て、対物レンズ5の光軸を図示しないディスクのラジア
ル方向に回転させることができる。この電流差が補正電
流に相当する。
60Bは、トラッキング方向における移動方向もしくは移
動量を相違させて駆動することにより、ラジアルチルト
補正用、もしくはラジアルチルト補正とトラッキングと
の兼用として用いることができる。すなわち、一対のコ
イル60A、60Bへの通電方向を同じにしてその大きさを
異ならせれば、これらコイル60A、60Bは、レンズホル
ダ4をそれぞれ異なる駆動力によってY軸の同じ方向へ
移動させることになるので、全体としては、対物レンズ
4をトラッキング方向へ移動させつつ、懸架支持中心に
対してX軸と平行な軸線周りに回転トルクを発生させ
て、対物レンズ5の光軸を図示しないディスクのラジア
ル方向に回転させることができる。この電流差が補正電
流に相当する。
【0078】また、一対のコイル60A、60Bへの通電方
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、同じ大
きさでY軸方向に対して相互に逆の駆動力をレンズホル
ダ4に与えることになるので、全体としては、対物レン
ズ5をトラッキング方向へ移動させることなく、懸架支
持中心に対してX軸と平行な軸線周りに回転トルクを発
生させて、対物レンズ5の光軸をラジアル方向に回転さ
せることができる。したがって、この実施形態において
も、ラジアル方向における対物レンズ5の光軸の傾きを
補正することができる。
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、同じ大
きさでY軸方向に対して相互に逆の駆動力をレンズホル
ダ4に与えることになるので、全体としては、対物レン
ズ5をトラッキング方向へ移動させることなく、懸架支
持中心に対してX軸と平行な軸線周りに回転トルクを発
生させて、対物レンズ5の光軸をラジアル方向に回転さ
せることができる。したがって、この実施形態において
も、ラジアル方向における対物レンズ5の光軸の傾きを
補正することができる。
【0079】図28は、この発明の第12実施形態を示す斜
視図であり、図29はその部分詳細斜視図である。この光
ヘッドアクチュエータにおいても、上述した実施形態と
同様に、XYZ直交座標系において、ベース1B上に固
定した支持部材1Aから、Y軸方向およびZ軸方向に相
互に所定の間隔を隔てて、それぞれが例えばCu−Be合
金、Cu−P合金等よりなる4本のばね部材31L,32L,
31R,32RをX軸方向を向いてほぼ平行に延在して配設
し、これらばね部材31L,32L,31R,32Rの先端近傍
を対物レンズ5を保持するレンズホルダ4に固定して、
レンズホルダ4をY軸に平行なトラッキング方向と、Z
軸に平行なフォーカシング方向とに、それぞれ平行に移
動可能に懸架支持する。
視図であり、図29はその部分詳細斜視図である。この光
ヘッドアクチュエータにおいても、上述した実施形態と
同様に、XYZ直交座標系において、ベース1B上に固
定した支持部材1Aから、Y軸方向およびZ軸方向に相
互に所定の間隔を隔てて、それぞれが例えばCu−Be合
金、Cu−P合金等よりなる4本のばね部材31L,32L,
31R,32RをX軸方向を向いてほぼ平行に延在して配設
し、これらばね部材31L,32L,31R,32Rの先端近傍
を対物レンズ5を保持するレンズホルダ4に固定して、
レンズホルダ4をY軸に平行なトラッキング方向と、Z
軸に平行なフォーカシング方向とに、それぞれ平行に移
動可能に懸架支持する。
【0080】この実施形態では、レンズホルダ4側に、
Y軸と平行な軸線上で隣接し、磁化の向きがX軸とほぼ
平行で、かつ相互に逆向きの一対の永久磁石22Lおよび
22Rを設ける。また、支持部材1A側には、一対の永久
磁石22L、22Rのそれぞれの磁極面に、Y軸と平行な線
分を有する一方の辺が対向するように、それぞれZ軸と
平行な軸線周りに巻回して一対のフォーカシングコイル
701L、701Rを設けると共に、これら一対のフォーカシン
グコイル701L、701R上に、両者にまたがって一対のコイ
ル60A、60Bを設ける。これら一対のコイル60A、60B
は、Z軸と平行な軸線上で隣接し、それぞれZ軸と平行
な一方の辺の線材部分が永久磁石22Lと対向し、他方の
辺の線材部分が永久磁石22Rと対向するように、X軸周
りに個別に巻回して設ける。
Y軸と平行な軸線上で隣接し、磁化の向きがX軸とほぼ
平行で、かつ相互に逆向きの一対の永久磁石22Lおよび
22Rを設ける。また、支持部材1A側には、一対の永久
磁石22L、22Rのそれぞれの磁極面に、Y軸と平行な線
分を有する一方の辺が対向するように、それぞれZ軸と
平行な軸線周りに巻回して一対のフォーカシングコイル
701L、701Rを設けると共に、これら一対のフォーカシン
グコイル701L、701R上に、両者にまたがって一対のコイ
ル60A、60Bを設ける。これら一対のコイル60A、60B
は、Z軸と平行な軸線上で隣接し、それぞれZ軸と平行
な一方の辺の線材部分が永久磁石22Lと対向し、他方の
辺の線材部分が永久磁石22Rと対向するように、X軸周
りに個別に巻回して設ける。
【0081】この実施形態においても、一対のコイル60
A、60Bを、トラッキング方向における移動方向もしく
は移動量を相違させて駆動することにより、ラジアルチ
ルト補正用、もしくはラジアルチルト補正とトラッキン
グとの兼用として用いることができる。すなわち、一対
のコイル60A、60Bへの通電方向を同じにしてその大き
さを異ならせれば、これらコイル60A、60Bは、レンズ
ホルダ4をそれぞれ異なる駆動力によってY軸の同じ方
向へ移動させることになるので、全体としては、対物レ
ンズ4をトラッキング方向へ移動させつつ、懸架支持中
心に対してX軸と平行な軸線周りに回転トルクを発生さ
せて、対物レンズ5の光軸を図示しないディスクのラジ
アル方向に回転させることができる。
A、60Bを、トラッキング方向における移動方向もしく
は移動量を相違させて駆動することにより、ラジアルチ
ルト補正用、もしくはラジアルチルト補正とトラッキン
グとの兼用として用いることができる。すなわち、一対
のコイル60A、60Bへの通電方向を同じにしてその大き
さを異ならせれば、これらコイル60A、60Bは、レンズ
ホルダ4をそれぞれ異なる駆動力によってY軸の同じ方
向へ移動させることになるので、全体としては、対物レ
ンズ4をトラッキング方向へ移動させつつ、懸架支持中
心に対してX軸と平行な軸線周りに回転トルクを発生さ
せて、対物レンズ5の光軸を図示しないディスクのラジ
アル方向に回転させることができる。
【0082】また、一対のコイル60A、60Bへの通電方
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、同じ大
きさでY軸方向に対して相互に逆の駆動力をレンズホル
ダ4に与えることになるので、全体としては、対物レン
ズ5をトラッキング方向へ移動させることなく、懸架支
持中心に対してX軸と平行な軸線周りに回転トルクを発
生させて、対物レンズ5の光軸をラジアル方向に回転さ
せることができる。したがって、この実施形態において
も、ラジアル方向における対物レンズ5の光軸の傾きを
補正することができる。
向を相互に逆にしてその大きさを等しくすれば、同じ大
きさでY軸方向に対して相互に逆の駆動力をレンズホル
ダ4に与えることになるので、全体としては、対物レン
ズ5をトラッキング方向へ移動させることなく、懸架支
持中心に対してX軸と平行な軸線周りに回転トルクを発
生させて、対物レンズ5の光軸をラジアル方向に回転さ
せることができる。したがって、この実施形態において
も、ラジアル方向における対物レンズ5の光軸の傾きを
補正することができる。
【0083】図30〜図34は、この発明の第13実施形態を
示すもので、基本的構成は、第4実施形態として図9に
おいて説明したものと同様のものである。したがって、
図30および図31に示すように、この光ヘッドアクチュエ
ータもまた、上述した実施形態と同様に、XYZ直交座
標系において、ベース1B上に固定した支持部材1Aか
ら、Y軸方向およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔て
て、それぞれが例えばCu−Be合金、Cu−P合金等よりな
る4本のばね部材31L,32L,31R,32RをX軸方向を
向いてほぼ平行に延在して配設し、これらばね部材31
L,32L,31R,32Rの先端近傍を対物レンズ5を保持
するレンズホルダ4に固定して、レンズホルダ4をY軸
に平行なトラッキング方向と、Z軸に平行なフォーカシ
ング方向とに、それぞれ平行に移動可能に懸架支持す
る。さらに、この実施形態では、ベース1Bのレンズホ
ルダ4が配設されるX軸方向の一端部で、そのY軸方向
の両端部には、例えばX軸方向に延在してそれぞれフッ
ク1Cを設け、支持部材1Aを介してベース1BのX軸
方向の他端部中央部分には、孔を形成した調整板1Dを
X軸方向に突出して設ける。
示すもので、基本的構成は、第4実施形態として図9に
おいて説明したものと同様のものである。したがって、
図30および図31に示すように、この光ヘッドアクチュエ
ータもまた、上述した実施形態と同様に、XYZ直交座
標系において、ベース1B上に固定した支持部材1Aか
ら、Y軸方向およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔て
て、それぞれが例えばCu−Be合金、Cu−P合金等よりな
る4本のばね部材31L,32L,31R,32RをX軸方向を
向いてほぼ平行に延在して配設し、これらばね部材31
L,32L,31R,32Rの先端近傍を対物レンズ5を保持
するレンズホルダ4に固定して、レンズホルダ4をY軸
に平行なトラッキング方向と、Z軸に平行なフォーカシ
ング方向とに、それぞれ平行に移動可能に懸架支持す
る。さらに、この実施形態では、ベース1Bのレンズホ
ルダ4が配設されるX軸方向の一端部で、そのY軸方向
の両端部には、例えばX軸方向に延在してそれぞれフッ
ク1Cを設け、支持部材1Aを介してベース1BのX軸
方向の他端部中央部分には、孔を形成した調整板1Dを
X軸方向に突出して設ける。
【0084】また、レンズホルダ4には開口部4aを設
け、この開口部4aに一対の電磁駆動手段の磁気回路の
一部または全部を挿入して設ける。このため、ベース1
Bには、X軸と平行な方向にそれぞれ対向する二対の脚
部を有する軟磁性ヨーク80を、それらの脚部を開口部4
a内に侵入して設け、そのL側の対を成す両脚部内面に
は永久磁石21Lおよび22Lを、R側の対を成す両脚部内
面には永久磁石21Rおよび22Rを、それぞれ永久磁石21
Lと21R、および永久磁石22Lと22RとがY軸と平行な
軸線上で隣接するように、それぞれ空隙を介して異なる
磁極面を対向させて設けて一対の磁気回路を形成する。
ここで、一方の磁気回路を形成する永久磁石21L、22L
と、他方の磁気回路を形成する永久磁石21R、22Rと
は、X軸と平行な方向で磁化の向きを相互に逆向きとす
る。また、レンズホルダ4には、一対のコイル70Lおよ
び70Rを、それぞれ永久磁石21L、22Lの磁極面および
永久磁石21R、22Rの磁極面にY軸と平行な線材部分を
有する一方の辺を空隙を介して対向させて設ける。これ
ら一対のコイル70L、70Rは、Y軸と平行な軸線上で隣
接するように、それぞれZX平面と平行な軸周り、例え
ば図示するように、永久磁石21L、21Rを設けたそれぞ
れの脚部に接することなく、それらの脚部の周囲にZ軸
周りに個別に巻回して設ける。さらに、一対のコイル70
L、70R上には、両者にまたがってX軸廻りに巻回して
一つのトラッキングコイル60を、そのZ軸と平行な方向
に延在する二つの線材部分が、それぞれ永久磁石21L、
22Lの磁極面および永久磁石21R、22Rの磁極面と対向
させて設ける。さらに、レンズホルダ4には、磁場の向
きが相互に逆向きの一対の磁気回路の両空隙部に延在
し、永久磁石21L、22L、21R、22Rのそれぞれの磁極
に対向するように、例えば、鋼(Cu)、アルミニウム
(Al)、銀(Ag)等よりなる導電部材12を設ける。
け、この開口部4aに一対の電磁駆動手段の磁気回路の
一部または全部を挿入して設ける。このため、ベース1
Bには、X軸と平行な方向にそれぞれ対向する二対の脚
部を有する軟磁性ヨーク80を、それらの脚部を開口部4
a内に侵入して設け、そのL側の対を成す両脚部内面に
は永久磁石21Lおよび22Lを、R側の対を成す両脚部内
面には永久磁石21Rおよび22Rを、それぞれ永久磁石21
Lと21R、および永久磁石22Lと22RとがY軸と平行な
軸線上で隣接するように、それぞれ空隙を介して異なる
磁極面を対向させて設けて一対の磁気回路を形成する。
ここで、一方の磁気回路を形成する永久磁石21L、22L
と、他方の磁気回路を形成する永久磁石21R、22Rと
は、X軸と平行な方向で磁化の向きを相互に逆向きとす
る。また、レンズホルダ4には、一対のコイル70Lおよ
び70Rを、それぞれ永久磁石21L、22Lの磁極面および
永久磁石21R、22Rの磁極面にY軸と平行な線材部分を
有する一方の辺を空隙を介して対向させて設ける。これ
ら一対のコイル70L、70Rは、Y軸と平行な軸線上で隣
接するように、それぞれZX平面と平行な軸周り、例え
ば図示するように、永久磁石21L、21Rを設けたそれぞ
れの脚部に接することなく、それらの脚部の周囲にZ軸
周りに個別に巻回して設ける。さらに、一対のコイル70
L、70R上には、両者にまたがってX軸廻りに巻回して
一つのトラッキングコイル60を、そのZ軸と平行な方向
に延在する二つの線材部分が、それぞれ永久磁石21L、
22Lの磁極面および永久磁石21R、22Rの磁極面と対向
させて設ける。さらに、レンズホルダ4には、磁場の向
きが相互に逆向きの一対の磁気回路の両空隙部に延在
し、永久磁石21L、22L、21R、22Rのそれぞれの磁極
に対向するように、例えば、鋼(Cu)、アルミニウム
(Al)、銀(Ag)等よりなる導電部材12を設ける。
【0085】かかる構成において、導電部材12は、L側
とR側とで異なる向きの磁場に晒されるので、そのL側
とR側との境界部分における磁気勾配が急激となる。し
たがって、例えばレンズホルダ4が衝撃や振動等の外力
等によりY軸方向へ変位を起こそうとしても、導電部材
12の内部に、変位に伴う磁場の変化を打ち消すように渦
電流が流れ、特にL側とR側との境界部分における導電
部材12の内部では急激な磁場の変化を打ち消すように大
きな渦電流が流れるので、それにより導電部材12を保持
するレンズホルダ4には、その変位を阻止する大きな制
動力が作用し、オフトラック状態に陥る危険を回避する
ことができる。なお、導電部材12は、レンズホルダ4側
に限らず、支持部材1A側に固定することも可能であ
る。この場合には、磁化の向きをX軸と平行かつ相互に
逆向き関係の永久磁石の対をレンズホルダ4側に固定す
ればよい。
とR側とで異なる向きの磁場に晒されるので、そのL側
とR側との境界部分における磁気勾配が急激となる。し
たがって、例えばレンズホルダ4が衝撃や振動等の外力
等によりY軸方向へ変位を起こそうとしても、導電部材
12の内部に、変位に伴う磁場の変化を打ち消すように渦
電流が流れ、特にL側とR側との境界部分における導電
部材12の内部では急激な磁場の変化を打ち消すように大
きな渦電流が流れるので、それにより導電部材12を保持
するレンズホルダ4には、その変位を阻止する大きな制
動力が作用し、オフトラック状態に陥る危険を回避する
ことができる。なお、導電部材12は、レンズホルダ4側
に限らず、支持部材1A側に固定することも可能であ
る。この場合には、磁化の向きをX軸と平行かつ相互に
逆向き関係の永久磁石の対をレンズホルダ4側に固定す
ればよい。
【0086】また、この実施形態の光ヘッドアクチュエ
ータは、図32に斜視図を、図33に分解斜視図を示すよう
に、ベース1Bを基台17上に固定する際に、組み立て時
において存在するタンジェンシャルチルトを機械的に調
整することができる。すなわち、ベース1Bは、そのフ
ック1Cを、基台17に固定された板ばね18とフック受17C
との間に挟み込むようにして基台17上に載せ、ネジ部17
Dに、その上方に位置する調整板1Dを挟むようにし
て、ビス16を取り付ける。このようにすれば、ビス16の
締込み深さを増減することで、ベース1Bおよびその上
に設けられた部材全体を、Y軸と平行な軸Q周りに微少
な角度で回転させることができるので、これによりタン
ジェンシャルチルトを機械的に調整することができる。
また、ラジアルチルトについては、図34に制御回路69の
一例を示すように、フォーカス方向のずれ量FEに基づ
いて演算回路64でフォーカスエラー信号を検出し、その
駆動電流をラジアル方向の傾斜に応じて半固定抵抗68に
より固定的に適宜の電流差を与えて分流して、ばね部材
31L, 31R、一対のコイル70L, 70Rおよび共通のばね
部材32Lを経て並列に供給することにより電気的に調整
することができる。なお、この制御回路69においては、
説明を簡単にするため、トラッキング制御に関しては図
示を省略してある。このように、この実施形態によれ
ば、組み立て工程における、二万向の傾斜すなわちタン
ジェンシャルチルトおよびラジアルチルトを、ラジアル
については上述した実施形態と同様に光ヘッドの動作中
の電気的サーボにより動的に調整し、タンジェンシャル
チルトのみビス16により機械的に調整するようにしたの
で、調整のための構造が簡単となり、したがってZ軸方
向の寸法の小さい、いわゆる薄型の光ヘッドを実現する
ことが可能となる。
ータは、図32に斜視図を、図33に分解斜視図を示すよう
に、ベース1Bを基台17上に固定する際に、組み立て時
において存在するタンジェンシャルチルトを機械的に調
整することができる。すなわち、ベース1Bは、そのフ
ック1Cを、基台17に固定された板ばね18とフック受17C
との間に挟み込むようにして基台17上に載せ、ネジ部17
Dに、その上方に位置する調整板1Dを挟むようにし
て、ビス16を取り付ける。このようにすれば、ビス16の
締込み深さを増減することで、ベース1Bおよびその上
に設けられた部材全体を、Y軸と平行な軸Q周りに微少
な角度で回転させることができるので、これによりタン
ジェンシャルチルトを機械的に調整することができる。
また、ラジアルチルトについては、図34に制御回路69の
一例を示すように、フォーカス方向のずれ量FEに基づ
いて演算回路64でフォーカスエラー信号を検出し、その
駆動電流をラジアル方向の傾斜に応じて半固定抵抗68に
より固定的に適宜の電流差を与えて分流して、ばね部材
31L, 31R、一対のコイル70L, 70Rおよび共通のばね
部材32Lを経て並列に供給することにより電気的に調整
することができる。なお、この制御回路69においては、
説明を簡単にするため、トラッキング制御に関しては図
示を省略してある。このように、この実施形態によれ
ば、組み立て工程における、二万向の傾斜すなわちタン
ジェンシャルチルトおよびラジアルチルトを、ラジアル
については上述した実施形態と同様に光ヘッドの動作中
の電気的サーボにより動的に調整し、タンジェンシャル
チルトのみビス16により機械的に調整するようにしたの
で、調整のための構造が簡単となり、したがってZ軸方
向の寸法の小さい、いわゆる薄型の光ヘッドを実現する
ことが可能となる。
【0087】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、ラジ
アルチルト調整の基軸とばね部材の延在方向とが平行と
なり、レンズホルダと4本のばね部材とのそれぞれの接
続部がX軸方向へ自由に移動することがないので、対物
レンズのタンジェンシヤル方向への振動や傾斜を起こし
難い。したがって、ラジアルチルトを安定して調整でき
る光ヘッドアクチュエータを得ることができる。
アルチルト調整の基軸とばね部材の延在方向とが平行と
なり、レンズホルダと4本のばね部材とのそれぞれの接
続部がX軸方向へ自由に移動することがないので、対物
レンズのタンジェンシヤル方向への振動や傾斜を起こし
難い。したがって、ラジアルチルトを安定して調整でき
る光ヘッドアクチュエータを得ることができる。
【0088】さらに、支持部材側の永久磁石を、磁化の
向きが相互に逆となる対の構成とした第4実施形態にお
いては、発生するラジアルチルト自体を小さくすること
ができるので、ラジアルチルトの補正電流供給におい
て、より安定した制御が可能となる。
向きが相互に逆となる対の構成とした第4実施形態にお
いては、発生するラジアルチルト自体を小さくすること
ができるので、ラジアルチルトの補正電流供給におい
て、より安定した制御が可能となる。
【0089】また、逆向き関係の永久磁石の対の両磁極
に対向して導電部材を配設することにより、Y軸方向の
急激な変位を強力に阻止することができる。
に対向して導電部材を配設することにより、Y軸方向の
急激な変位を強力に阻止することができる。
【図1】この発明の第1実施形態を示す斜視図である。
【図2】同じく、平面図である。
【図3】第1実施形態で用いられる制御回路の一例の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図4】第1実施形態の変形例の要部を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】この発明の第2実施形態を示す斜視図である。
【図6】同じく、平面図である。
【図7】この発明の第3実施形態の構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【図8】同じく、平面図である。
【図9】この発明の第4実施形態を示す平面図である。
【図10】第4実施形態の動作を説明するための図であ
る。
る。
【図11】この発明の第5実施形態を示す平面図である。
【図12】第5実施形態で用いられる制御回路の一例の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図13】第5実施形態の変形例の要部を示す斜視図であ
る。
る。
【図14】この発明の第6実施形態を示す斜視図である。
【図15】その部分詳細斜視図である。
【図16】第6実施形態で用いられる制御回路の一例の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図17】第6実施形態の変形例の要部を示す斜視図であ
る。
る。
【図18】この発明の第7実施形態を示す斜視図である。
【図19】その部分詳細斜視図である。
【図20】この発明の第8実施形態を示す斜視図である。
【図21】同じく、平面図である。
【図22】この発明の第9実施形態を示す斜視図である。
【図23】同じく、平面図である。
【図24】この発明の第10実施形態を示す斜視図である。
【図25】同じく、平面図である。
【図26】この発明の第11実施形態を示す斜視図である。
【図27】その部分詳細斜視図である。
【図28】この発明の第12実施形態を示す斜視図である。
【図29】同じく、部分詳細斜視図である。
【図30】この発明の第13実施形態を示す斜視図である。
【図31】同じく、平面図である。
【図32】第13実施形態においてタンジェンシャルチルト
調整の構成を説明するための図である。
調整の構成を説明するための図である。
【図33】同じく、タンジェンシャルチルト調整の構成を
説明するための分解斜視図である。
説明するための分解斜視図である。
【図34】第13実施形態で用いられるラジアルチルト制御
回路の一例の構成を示すブロック図である。
回路の一例の構成を示すブロック図である。
【図35】従来の光ヘッドアクチュエータを示す図であ
る。
る。
【図36】図35に示した光ヘッドアクチュエータにおける
磁気回路と駆動コイルとを説明するための図である。
磁気回路と駆動コイルとを説明するための図である。
1A 支持部材 1B ベース 4 レンズホルダ 5 対物レンズ 12 導電部材 21、22、21L、22L、21R、22R 永久磁石 31L、32L、31R、32R ばね部材 60、60A、60B コイル 70、70L、70R コイル 80、81L、81R 軟磁性ヨーク 90 コイル
Claims (21)
- 【請求項1】 XYZ直交座標系において、Y軸方向お
よびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ支
持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4本
のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持する
レンズホルダと、 前記支持部材側に配設され、磁化の向きがX軸と平行な
永久磁石と、 前記レンズホルダ側に、Y軸と平行な軸線上で隣接して
ZX平面と平行な軸周りに個別に巻回して配設され、そ
れぞれY軸と平行な一方の辺が前記永久磁石の磁極面に
対向する、ラジアルチルト補正用、もしくはラジアルチ
ルト補正とフォーカシング駆動との兼用の一対のコイル
とを有することを特徴とする光ヘッドアクチュエータ。 - 【請求項2】 前記永久磁石の磁極面に空隙を介して対
向し、少なくとも対向位置においてY軸方向に分割され
た軟磁性ヨークを有することを特徴とする請求項1記載
の光ヘッドアクチュエータ。 - 【請求項3】 XYZ直交座標系において、Y軸方向お
よびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ支
持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4本
のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持する
レンズホルダと、 前記支持部材側に、Y軸と平行な軸線上で隣接して配設
され、磁化の向きがそれぞれX軸と平行な少なくとも一
対の永久磁石と、 前記レンズホルダ側に、Y軸と平行な軸線上で隣接して
ZX平面と平行な軸周りに個別に巻回して配設され、そ
れぞれY軸と平行な一方の辺が前記一対の永久磁石の磁
極面にそれぞれ対向する、ラジアルチルト補正用、もし
くはラジアルチルト補正とフォーカシング駆動との兼用
の一対のコイルとを有することを特徴とする光ヘッドア
クチュエータ。 - 【請求項4】 前記一対の永久磁石の磁化の向きを相互
に逆向きとしたことを特徴とする請求項3記載の光ヘッ
ドアクチュエータ。 - 【請求項5】 前記一対のコイルが、Z軸と平行な軸周
りに前記二個の永久磁石の周囲を個別に巻回され、それ
ぞれY軸と平行な一方の辺が該二個の永久磁石のそれぞ
れの一方の磁極面と接近対向することを特徴とする請求
項3または4記載の光ヘッドアクチュエータ。 - 【請求項6】 前記一対の永久磁石の磁極面に空隙を介
して対向し、少なくとも対向位置においてY軸方向に分
割された軟磁性ヨークを有することを特徴とする請求項
3、4または5記載の光ヘッドアクチュエータ。 - 【請求項7】 一端が前記一対の永久磁石の一方の磁極
面に空隙を介して対向し、他端がそれぞれ他方の磁極面
に結合され、少なくとも結合位置においてY軸方向に分
割された軟磁性ヨークを有することを特徴とする請求項
3、4、5または6記載の光ヘッドアクチュエータ。 - 【請求項8】 XYZ直交座標系において、Y軸方向お
よびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ支
持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4本
のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持する
レンズホルダと、 前記支持部材側に、Y軸と平行な軸線上で隣接して配設
され、磁化の向きがそれぞれX軸と平行で、かつ相互に
逆向きの少なくとも一対の永久磁石と、 前記レンズホルダ側に、ZX平面と平行な軸周りに巻回
して配設され、Y軸と平行な一方の辺が前記一対の永久
磁石の双方の磁極面に対向するラジアルチルト補正用の
コイルとを有することを特徴とする光ヘッドアクチュエ
ータ。 - 【請求項9】 XYZ直交座標系において、Y軸方向お
よびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ支
持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4本
のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持する
レンズホルダと、 前記支持部材側に配設され、磁化の向きがX軸と平行な
永久磁石と、 前記レンズホルダ側に、Z軸と平行な軸線上で隣接して
XY平面と平行な軸周りに個別に巻回して配設され、そ
れぞれZ軸と平行な一方の辺が前記永久磁石の磁極面に
対向する、ラジアルチルト補正用、もしくはラジアルチ
ルト補正とトラッキング駆動との兼用の少なくとも一対
のコイルとを有することを特徴とする光ヘッドアクチュ
エータ。 - 【請求項10】 XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、 前記支持部材側に、Y軸と平行な軸線上で隣接して配設
され、磁化の向きがそれぞれX軸と平行で、かつ相互に
逆向きの少なくとも一対の永久磁石と、 前記レンズホルダ側に、Z軸と平行な軸線上で隣接して
XY平面と平行な軸周りに個別に巻回して配設され、そ
れぞれZ軸と平行な二辺が前記一対の永久磁石のそれぞ
れの磁極面に対向する、ラジアルチルト補正用、もしく
はラジアルチルト補正とトラッキング駆動との兼用の一
対のコイルとを有することを特徴とする光ヘッドアクチ
ュエータ。 - 【請求項11】 XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、 前記レンズホルダ側に配設され、磁化の向きがX軸と平
行な永久磁石と、 前記支持部材側に、Y軸と平行な軸線上で隣接してZX
平面と平行な軸周りに個別に巻回して配設され、それぞ
れY軸と平行な一方の辺が前記永久磁石の磁極面に対向
する、ラジアルチルト補正用、もしくはラジアルチルト
補正とフォーカシング駆動との兼用の一対のコイルとを
有することを特徴とする光ヘッドアクチュエータ。 - 【請求項12】 XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、 前記レンズホルダ側に、Y軸と平行な軸線上で隣接して
配設され、磁化の向きがそれぞれX軸と平行な少なくと
も一対の永久磁石と、 前記支持部材側に、Y軸と平行な軸線上で隣接してZX
平面と平行な軸周りに個別に巻回して配設され、それぞ
れY軸と平行な一方の辺が前記一対の永久磁石の磁極面
にそれぞれ対向する、ラジアルチルト補正用、もしくは
ラジアルチルト補正とフォーカシング駆動との兼用の一
対のコイルとを有することを特徴とする光ヘッドアクチ
ュエータ。 - 【請求項13】 XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、 前記レンズホルダ側に、Y軸と平行な軸線上で隣接して
配設され、磁化の向きがそれぞれX軸と平行で、かつ相
互に逆向きの少なくとも一対の永久磁石と、 前記支持部材側に、ZX平面と平行な軸周りに巻回して
配設され、Y軸と平行な一方の辺が前記一対の永久磁石
の双方の磁極面に対向するラジアルチルト補正用のコイ
ルとを有することを特徴とする光ヘッドアクチュエー
タ。 - 【請求項14】 XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、 前記レンズホルダ側に配設され、磁化の向きがX軸と平
行な永久磁石と、 前記支持部材側に、Z軸と平行な軸線上で隣接してXY
平面と平行な軸周りに個別に巻回して配設され、それぞ
れZ軸と平行な一方の辺が前記永久磁石の磁極面に対向
する、ラジアルチルト補正用、もしくはラジアルチルト
補正とトラッキング駆動との兼用の少なくとも一対のコ
イルとを有することを特徴とする光ヘッドアクチュエー
タ。 - 【請求項15】 XYZ直交座標系において、Y軸方向
およびZ軸方向に相互に所定の間隔を隔てて、それぞれ
支持部材側からX軸方向を向いてほぼ平行に延在する4
本のばね部材を介して懸架支持した対物レンズを保持す
るレンズホルダと、 前記レンズホルダ側に、Y軸と平行な軸線上で隣接して
配設され、磁化の向きがそれぞれX軸と平行で、かつ相
互に逆向きの少なくとも一対の永久磁石と、 前記支持部材側に、Z軸と平行な軸線上で隣接してXY
平面と平行な軸周りに個別に巻回して配設され、それぞ
れZ軸と平行な二辺が前記一対の永久磁石のそれぞれの
磁極面に対向する、ラジアルチルト補正用、もしくはラ
ジアルチルト補正とトラッキング駆動との兼用の一対の
コイルとを有することを特徴とする光ヘッドアクチュエ
ータ。 - 【請求項16】 前記支持部材側もしくは前記レンズホ
ルダ側に配設され、前記一対の永久磁石のそれぞれに対
向する導電部材を有することを特徴とする請求項4、
8、10、12、13または15に記載の光ヘッドアクチュエー
タ。 - 【請求項17】 前記ラジアルチルト補正用のコイルに
接続され、ラジアルチルト量に基づく補正電流を供給可
能なラジアルチルト補正回路を有することを特徴とする
請求項1、3、8、9、10、11、12、13、14または15に
記載の光ヘッドアクチュエータ。 - 【請求項18】 前記ラジアルチルト補正およびフォー
カシング駆動兼用のコイルに接続され、ラジアルチルト
量に基づく補正電流を供給可能なフォーカシング駆動回
路を有することを特徴とする請求項1、3、11または12
に記載の光ヘッドアクチュエータ。 - 【請求項19】 前記ラジアルチルト補正およびトラッ
キング駆動兼用のコイルに接続され、ラジアルチルト量
に基づく補正電流を供給可能なトラッキング駆動回路を
有することを特徴とする請求項9、10、14または15に記
載の光ヘッドアクチュエータ。 - 【請求項20】 前記4本のばね部材の何れか一本を共
通信号線としたことを特徴とする請求項1、3、8、9
または10に記載の光ヘッドアクチュエータ。 - 【請求項21】 前記ばね部材の撓みを伴うラジアルチ
ルト調整手段と前記支持部材の回転を伴うタンジェンシ
ャルチルト調整手段とを有することを特徴とする請求項
1、3、8、9、10、11、12、13、14または15に記載の
光ヘッドアクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8202598A JPH11283258A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 光ヘッドアクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8202598A JPH11283258A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 光ヘッドアクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11283258A true JPH11283258A (ja) | 1999-10-15 |
Family
ID=13762998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8202598A Pending JPH11283258A (ja) | 1998-03-27 | 1998-03-27 | 光ヘッドアクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11283258A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1359573A2 (en) | 2002-05-01 | 2003-11-05 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus for driving objective lens of optical pickup |
KR100512101B1 (ko) * | 2000-03-21 | 2005-09-02 | 엘지전자 주식회사 | 광 픽업 엑츄에이터 |
US7054236B2 (en) | 2001-12-26 | 2006-05-30 | Tdk Corporation | Optical disk drive apparatus, optical pickup, manufacturing method therefor and adjusting method therefor |
JP2006323911A (ja) * | 2005-05-18 | 2006-11-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 対物レンズ保持体、対物レンズ駆動装置、光ピックアップ、光ピックアップモジュールおよび光ディスク装置 |
US7193937B2 (en) | 2002-10-04 | 2007-03-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Objective lens driving device and optical disk apparatus |
US7272840B2 (en) | 2002-08-24 | 2007-09-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Objective lens driving apparatus used with an optical pickup |
US7310289B2 (en) | 2003-09-18 | 2007-12-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Actuator for optical pickup of an optical disk drive and a method of using the same |
JP2008186587A (ja) * | 2008-05-07 | 2008-08-14 | Sumida Corporation | 対物レンズ駆動装置 |
JP2008217986A (ja) * | 2008-05-07 | 2008-09-18 | Sumida Corporation | 対物レンズ駆動装置 |
CN101923201A (zh) * | 2009-06-09 | 2010-12-22 | 日本电产三协株式会社 | 透镜驱动装置 |
JP2010286508A (ja) * | 2009-06-09 | 2010-12-24 | Nidec Sankyo Corp | レンズ駆動装置 |
US7869320B2 (en) | 2002-04-02 | 2011-01-11 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Method and device for performing tilt correction using multi-dimensional actuator |
JP2011039424A (ja) * | 2009-08-18 | 2011-02-24 | Nidec Sankyo Corp | レンズ駆動装置 |
-
1998
- 1998-03-27 JP JP8202598A patent/JPH11283258A/ja active Pending
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100512101B1 (ko) * | 2000-03-21 | 2005-09-02 | 엘지전자 주식회사 | 광 픽업 엑츄에이터 |
US7054236B2 (en) | 2001-12-26 | 2006-05-30 | Tdk Corporation | Optical disk drive apparatus, optical pickup, manufacturing method therefor and adjusting method therefor |
US7869320B2 (en) | 2002-04-02 | 2011-01-11 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Method and device for performing tilt correction using multi-dimensional actuator |
EP1359573A2 (en) | 2002-05-01 | 2003-11-05 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus for driving objective lens of optical pickup |
EP1359573A3 (en) * | 2002-05-01 | 2004-12-15 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus for driving objective lens of optical pickup |
US6917480B2 (en) | 2002-05-01 | 2005-07-12 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Apparatus to drive objective lens of an optical pickup |
US7272840B2 (en) | 2002-08-24 | 2007-09-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Objective lens driving apparatus used with an optical pickup |
US7193937B2 (en) | 2002-10-04 | 2007-03-20 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Objective lens driving device and optical disk apparatus |
US7310289B2 (en) | 2003-09-18 | 2007-12-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Actuator for optical pickup of an optical disk drive and a method of using the same |
JP2006323911A (ja) * | 2005-05-18 | 2006-11-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 対物レンズ保持体、対物レンズ駆動装置、光ピックアップ、光ピックアップモジュールおよび光ディスク装置 |
JP2008186587A (ja) * | 2008-05-07 | 2008-08-14 | Sumida Corporation | 対物レンズ駆動装置 |
JP2008217986A (ja) * | 2008-05-07 | 2008-09-18 | Sumida Corporation | 対物レンズ駆動装置 |
CN101923201A (zh) * | 2009-06-09 | 2010-12-22 | 日本电产三协株式会社 | 透镜驱动装置 |
JP2010286507A (ja) * | 2009-06-09 | 2010-12-24 | Nidec Sankyo Corp | レンズ駆動装置 |
JP2010286508A (ja) * | 2009-06-09 | 2010-12-24 | Nidec Sankyo Corp | レンズ駆動装置 |
JP2011039424A (ja) * | 2009-08-18 | 2011-02-24 | Nidec Sankyo Corp | レンズ駆動装置 |
WO2011021502A1 (ja) * | 2009-08-18 | 2011-02-24 | 日本電産サンキョー株式会社 | レンズ駆動装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0287285B1 (en) | Device for driving optical parts of an optical pickup | |
JPH11283258A (ja) | 光ヘッドアクチュエータ | |
JP3791914B2 (ja) | 光ピックアップアクチュエータの3軸駆動装置 | |
JP2003203373A (ja) | 光ピックアップ用アクチュエータ | |
KR100788705B1 (ko) | 광픽업 액츄에이터 | |
JPH04183255A (ja) | ボイスコイルモータおよび磁気ディスク装置 | |
JPS63503254A (ja) | 可撓性支持されたリード/ライトヘッド | |
JP2001093177A5 (ja) | ||
JP3950134B2 (ja) | 高感度光ピックアップアクチュエータ及びそれを採用した光記録及び/または再生機器 | |
US20040177365A1 (en) | Optical actuator | |
JPH0294126A (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
JPWO2005112012A1 (ja) | 光ピックアップ及び光ディスク装置 | |
JP3658528B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置ならびにそれを用いた光ディスク装置 | |
JPH10261233A (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
US6996039B2 (en) | Optical pick-up actuator | |
JP2004127422A (ja) | 光ピックアップ装置及び光ディスク装置 | |
JP2003346366A (ja) | 光学手段駆動装置 | |
JP4486020B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
JP2939137B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
US7924665B2 (en) | Pickup device and recording medium drive unit | |
JP3072296B2 (ja) | 対物レンズ駆動装置 | |
JP2003077152A (ja) | 光ピックアップ用対物レンズ駆動装置 | |
JP3133925B2 (ja) | 光ピックアップ装置 | |
EP0910071A1 (en) | Optical information recording/reproduction apparatus | |
JP2006024277A (ja) | 光ピックアップ |