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JPH11282012A - アクティブマトリクス基板および液晶表示装置 - Google Patents

アクティブマトリクス基板および液晶表示装置

Info

Publication number
JPH11282012A
JPH11282012A JP8466098A JP8466098A JPH11282012A JP H11282012 A JPH11282012 A JP H11282012A JP 8466098 A JP8466098 A JP 8466098A JP 8466098 A JP8466098 A JP 8466098A JP H11282012 A JPH11282012 A JP H11282012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
film
interlayer insulating
pad
wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8466098A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyobumi Kitawada
清文 北和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP8466098A priority Critical patent/JPH11282012A/ja
Publication of JPH11282012A publication Critical patent/JPH11282012A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素電極と同時形成した導電膜をパッドと
し、かつ、データ線と同時形成した導電膜をパッド下配
線として用いた場合でも、パッド下配線が損傷しにくい
アクティブマトリクス基板および液晶表示装置を提供す
ること。 【解決手段】 アクティブマトリクス基板において、端
子80、81、82・・・は、タンタル膜からなる第1
のパッド下配線3c、その表面を覆う第1の層間絶縁膜
4、この第1の層間絶縁膜4のコンタクトホール4cを
介して第1のパッド下配線3cに電気的に接続するアル
ミニウム膜からなる第2のパッド下配線6cをこの順に
積み上げた構造を有し、第2のパッド下配線6cの下層
には金属膜(タンタル膜)からなる第1のパッド下配線
3cが形成されている。第2の層間絶縁膜7は、ポリシ
ラザンを用いた絶縁膜71で平坦化されているので、パ
ッド9cを平坦に形成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動回路内蔵型の
アクティブマトリクス基板、およびそれを用いた液晶表
示装置に関するものである。さらに詳しくは、アクティ
ブマトリクス基板の端子構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置に用いられるアクティブマ
トリクス基板のうち、駆動回路内蔵型のものでは、絶縁
基板上に配列された複数の走査線と複数のデータ線との
交差点に対応して複数の画素電極(または、画素とい
う。)が構成されており、これらの画素が構成されてい
る領域が画素部である。各々の画素には、走査線および
データ線に接続する画素スイッチング用の薄膜トランジ
スタ(以下、TFTという。)が形成されている。絶縁
基板上における画素部の外側領域には、複数のデータ線
のそれぞれに画像信号を供給するデータ線駆動回路部
と、複数の走査線のそれぞれに走査信号を供給する走査
線駆動回路部とが構成されている。
【0003】このような構成のアクティブマトリクス基
板において、データ線駆動回路部および走査線駆動回路
部に対する信号入力は、TFTの製造プロセスを利用し
て作り込まれた信号配線や端子を用いて行われる。従っ
て、従来は、信号配線はデータ線と同時形成されたアル
ミニウム膜などから構成される。また、端子は、データ
線と同時形成されたアルミニウム膜をパッド下配線と
し、このパッド下配線に対して、画素電極と同時形成さ
れたITO膜をパッドとして層間絶縁膜のコンタクトホ
ールを介して電気的に接続している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パッド
はITO膜から構成されているので、硬質であるが、パ
ッド下配線はアルミニウム膜から構成されているので、
比較的柔らかい。従って、パッド下配線(アルミニウム
膜)を層間絶縁膜上に積層しただけの構造では、パッド
に対してフレキシブル配線基板の端子などを実装した際
にパッドにかかった力がそのままパッド下配線にかかる
ので、パッド下配線が損傷するおそれがある。
【0005】そこで、本発明の課題は、画素電極と同時
形成した導電膜をパッドとし、かつ、データ線と同時形
成した導電膜をパッド下配線として用いた場合でも、パ
ッド下配線が損傷しにくいアクティブマトリクス基板お
よび液晶表示装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、走査線およびデータ線に接続する画素
スイッチング用の薄膜トランジスタと、該薄膜トランジ
スタに接続してなる画素電極と、前記走査線または前記
データ線に信号出力する駆動回路と、該駆動回路に信号
供給する複数の信号配線と、該信号配線に電気的に接続
する端子とを有し、前記薄膜トランジスタは、ゲート電
極にゲート絶縁膜を介して対峙するチャネル領域と、第
1の層間絶縁膜のコンタクトホールを介して前記データ
線に電気的に接続するソース領域と、前記第1の層間絶
縁膜および該第1の層間絶縁膜の表面に形成された第2
の層間絶縁膜のコンタクトホールを介して前記画素電極
が電気的に接続するドレイン領域とを備えるアクティブ
マトリクス基板において、前記第2の層間絶縁膜は、ペ
ルヒドロポリシラザンまたはこれを含む組成物の塗布膜
を焼成した絶縁膜を備え、前記端子は、前記ゲート絶縁
膜と前記第1の層間絶縁膜との層間に金属膜からなる第
1のパッド下配線と、前記第1の層間絶縁膜のコンタク
トホールを介して前記第1のパッド下配線に接続する金
属膜からなる第2のパッド下配線と、前記第2の層間絶
縁膜のコンタクトホールを介して前記第2のパッド下配
線に電気的に接続するパッドとを備えていることを特徴
とする。
【0007】本発明において、端子は、金属膜からなる
第1のパッド下配線、その表面を覆う第1の層間絶縁
膜、この第1の層間絶縁膜のコンタクトホールを介して
第1のパッド下配線に電気的に接続する金属膜からなる
第2のパッド下配線をこの順に積み上げた構造を有し、
この第2のパッド下配線には、第2の層間絶縁膜のコン
タクトホールを介してパッドが接続している。従って、
第2のパッド下配線は、アルミニウム膜などといった比
較的柔らかい金属で構成されても、それより下層にはタ
ンタル膜などの金属膜からなる第1のパッド下配線が形
成されている。それ故、パッドに対してフレキシブル配
線基板の端子などを実装した際に、パッドにかかった力
の一部を第2のパッド下配線から第1のパッド下配線に
逃がすことができるので、第2のパッド下配線を損傷す
るのを防止できる。また、端子を構成するのに、コンタ
クトホールを介して電気的に接続し合う導電膜を多段に
重ねていくと、表面には凹凸が形成され、パッドを平坦
に形成できないおそれがあるが、本発明では、第2の層
間絶縁膜には、平坦化に適した液状物の塗布膜から形成
した絶縁膜(ペルヒドロポリシラザンまたはこれを含む
組成物の塗布膜を焼成した絶縁膜)を用いるので、その
表面にパッドを平坦に形成することができる。
【0008】本発明において、前記データ線および前記
第2のパッド下配線は、たとえばアルミニウムを主成分
とするアルミニウム膜から構成され、前記走査線、前記
ゲート電極および前記第1のパッド下配線は、たとえ
ば、タンタル膜から構成される。
【0009】本発明において、前記第2の層間絶縁膜
は、ペルヒドロポリシラザンまたはこれを含む組成物の
塗布膜を焼成した絶縁膜と、該絶縁膜の表面にCVD法
により形成された絶縁膜とを備えていることが好まし
い。ペルヒドロポリシラザンまたはこれを含む組成物
(以下、単にポリシラザンという。)の塗布膜は、凹凸
を平坦化する分、凸部では極めて薄く形成されることに
なる。従って、応力の集中する段差部などでは、ポリシ
ラザンの塗布膜にクラックが発生しやくすく、かつ、上
下の電極間に高容量の寄生容量が形成されることになる
が、ポリシラザンを用いた絶縁膜の表面にCVD法によ
り形成した絶縁膜を積層しておけば、このような問題点
を解消することができる。また、CVD法により形成し
た絶縁膜は、形成条件を変えることにより膜質をある程
度、選択することができる。たとえば、ゲート絶縁膜な
らば、より緻密で耐圧が高く、また、第1の層間絶縁膜
であれば、応力が小さく、ステップカバレージがよいと
いう特性の膜を形成条件(堆積条件)を変えれば得るこ
とができる。ここで必要な条件とは、ポリシラザンの絶
縁膜よりも応力が小さく、エッチングレートが小さいと
いうことである。このような特性の絶縁膜を、ポリシラ
ザンを用いた絶縁膜より上層に形成すれば、コンタクト
ホールを形成した際に、CVD法により形成した絶縁膜
の側には上向きのテーパ孔からなるコンタクトホールが
形成される。従って、このコンタクトホールを介して電
気的な接続を行えば、パッドなどに段差切れなどが発生
しないので、信頼性が向上するという利点もある。
【0010】なお、前記第1の層間絶縁膜と前記第2の
層間絶縁膜との層間に前記データ線と同時形成され、前
記第1の層間絶縁膜のコンタクトホールを介して前記第
1のパッド下配線に接続する金属膜からなる第2のパッ
ド下配線が形成され、また、前記第2の層間絶縁膜の表
面に前記画素電極と同時形成され、前記第2の層間絶縁
膜のコンタクトホールを介して前記第2のパッド下配線
に電気的に接続するパッドとを備えている。
【0011】
【発明の実施の形態】図面を参照して、本発明の実施の
形態を説明する。
【0012】[液晶表示パネルの構成]図1(A)、
(B)はそれぞれ、液晶表示装置に用いた液晶パネルの
平面図および断面図である。
【0013】図1(A)、(B)に示すように、液晶表
示装置において、アクティブマトリクス基板AMは、対
向基板OPとをシール層110で所定のセルギャップを
確保した状態に貼り合わせて液晶表示パネルLPを構成
する。ここで、シール層110は部分的に途切れている
ので、そこからシール層110の内側に液晶120を封
入した後、封止材130で塞ぐ。この状態では、対向基
板OPがアクティブマトリクス基板AMより小さく、ア
クティブマトリクス基板AMのはみ出し部分に対して、
後述する各種端子80、81、82・・・、走査線駆動
回路60およびデータ線駆動回路70を形成する。従っ
て、各種端子80、81、82・・・、走査線駆動回路
60およびデータ線駆動回路70は、対向基板OPの外
側に位置することになる。
【0014】なお、ここでは、一例として、対向基板O
Pをアクティブマトリクス基板AMよりも小さく形成し
たが、同じサイズの基板であっもよい。その場合、シー
ル層110を駆動回路と重なる領域に形成する。
【0015】[アクティブマトリクス基板の全体構成]
図2は、液晶表示パネルに用いられる駆動回路内蔵型の
アクティブマトリクス基板の構成を模式的に示すブロッ
ク図、図3は、このアクティブマトリクス基板の画素部
のコーナー部分を拡大して示す平面図である。
【0016】図2に示すように、本形態の液晶表示装置
に用いられる駆動回路内蔵型のアクティブマトリクス基
板AMでは、絶縁基板10上に、互いに交差する複数の
走査線20と複数のデータ線30とに接続する画素40
がマトリクス状に構成されている。走査線20はタンタ
ル膜、アルミニウム膜、アルミニウム合金膜などで構成
され、データ線30はアルミニウム膜あるいはアルミニ
ウム合金膜などで構成され、それぞれ単層もしくは積層
されている。これらの画素40が形成されている領域が
画素部11(画面表示領域)である。
【0017】絶縁基板10上における画素部11の外側
領域(周辺部分)には、複数のデータ線30のそれぞれ
に画像信号を供給するデータ線駆動回路部60が構成さ
れている。また、走査線20の両端部のそれぞれには、
各々の走査線20に画素選択用の走査信号を供給する走
査線駆動回路部70が構成されている。
【0018】データ線駆動回路部60には、X側シフト
レジスタ回路、X側シフトレジスタ回路から出力された
信号に基づいて動作するアナログスイッチとしてのTF
Tを備えるサンプルホールド回路S/H、6相に展開さ
れた各画像信号VD1〜VD6に対応する6本の画像信
号線videoなどが構成されている。本例において、
データ線駆動回路60は、前記のX側シフトレジスタ回
路が4相で構成されており、端子を介して外部からスタ
ート信号DX、クロック信号CLX1〜CLX4、およ
びその反転クロック信号CLX1バー〜CLX4バーが
X側シフトレジスタ回路に供給され、これらの信号によ
ってデータ線駆動回路60が駆動される。従って、サン
プルホールド回路S/Hは、前記のX側シフトレジスタ
回路から出力された信号に基づいて各TFTが動作し、
画像信号線videoを介して供給される画像信号VD
1〜VD6を所定のタイミングでデータ線30に取り込
み、各画素40に供給することが可能である。一方、走
査線駆動回路部70には、端子を介して外部からスター
ト信号DY、クロック信号CLY、およびその反転クロ
ック信号CLYバーが供給され、これらの信号によって
走査線駆動回路70が駆動される。
【0019】本形態のアクティブマトリクス基板AMに
おいて、絶縁基板10の辺部分のうち、データ線駆動回
路60の側の辺部分には定電源VDDX、VSSX、V
DDY、VSSY、変調画像信号(画像信号VD1〜V
D6)、各種駆動信号などが入力されるアルミニウム膜
等の金属膜、金属シリサイド膜、あるいはITO膜等の
導電膜からなる多数の端子80、81、82・・・が構
成され、これらの端子80、81、82・・・からは、
走査線駆動回路60およびデータ線駆動回路70を駆動
するためのアルミニウム膜などの低抵抗の金属膜からな
る複数の信号配線74、75がそれぞれ引き回されてい
る。また、信号配線74、75の途中位置には、後述す
る静電保護回路65、75が形成されている。なお、ア
クティブマトリクス基板AMと対向基板(図示せず。)
とは、外部から入力される対向電極電位LCCOMが上
下導通材により対向基板に供給されている。
【0020】[画素およびTFTの構造]図3は、図2
に示すアクティブマトリクス基板の画素部のコーナー部
分を拡大して示す平面図である。図4は、図2に示すア
クティブマトリクス基板の画素の等価回路図である。図
5(A)、(B)はそれぞれ、図3の画素TFT部のA
−A′線、図7の静電気対策部のB−B′線、図6の端
子部のC−C′線における断面図、およびそれらの一部
を拡大して示す断面図である。
【0021】図3および図4からわかるように、画素4
0には、走査線20およびデータ線30に接続する画素
スイッチング用のTFT50が形成されている。また、
各画素40に向けては容量線71も形成されている。
【0022】TFT50は、図5(A)、(B)に示す
ように、走査線20と同時形成されたゲート電極3a
と、データ線30の一部としてのソース電極6aが第1
の層間絶縁膜4の第1のコンタクトホール4aを介して
電気的に接続するソース領域1b、1dと、データ線3
0と同時形成されたアルミニウム膜などから構成された
ドレイン電極6dが第1の層間絶縁膜4の第2のコンタ
クトホール4dを介して電気的に接続するドレイン領域
1c、1eとを有している。また、第1の層間絶縁膜4
の上層側には第2の層間絶縁膜7が形成されており、こ
の第2の層間絶縁膜7に形成された第3のコンタクトホ
ール8aを介しては、画素電極9aがドレイン電極6d
に対して電気的に接続している。
【0023】[第2の層間絶縁膜の構造]本形態におい
て、第2の層間絶縁膜7は、ペルヒドロポリシラザンま
たはこれを含む組成物の塗布膜を焼成した絶縁膜71
と、CVD法などにより形成された厚さが約500オン
グストローム〜約15000オングストロームのシリコ
ン酸化膜からなる絶縁膜72との2層構造になってい
る。
【0024】ここで、ペルヒドロポリシラザンとは無機
ポリシラザンの一種であり、大気中で焼成することによ
ってシリコン酸化膜に転化する塗布型コーティング材料
である。たとえば、東燃(株)製のポリシラザンは、−
(SiH2 NH)−を単位とする無機ポリマーであり、
キシレンなどの有機溶剤に可溶である。従って、この無
機ポリマーの有機溶媒溶液(たとえば、20%キシレン
溶液)を塗布液としてスピンコート法(たとえば、20
00lrpm、20秒間)で塗布した後、450℃の温
度で大気中で焼成すると、水分や酸素と反応し、CVD
法で成膜したシリコン酸化膜と同等以上の緻密なアモル
ファスのシリコン酸化膜を得ることができる。従って、
この方法で成膜した絶縁膜71(シリコン酸化膜)は、
層間絶縁膜として用いることができるとともに、ドレイ
ン電極6dに起因する凹凸などを平坦化してくれる。そ
れ故、液晶の配向状態が凹凸に起因して乱れることを防
止できる。
【0025】また、第2の層間絶縁膜7では、ペルヒド
ロポリシラザンまたはこれを含む組成物の塗布膜を焼成
した絶縁膜71の表面に、CVD法などにより形成した
絶縁膜72が積層されており、これらの絶縁膜71、7
2の間ではエッチングレートが異なる。すなわち、絶縁
膜72は絶縁膜71よりもエッチングレートが小さい。
従って、第2の層間絶縁膜7に形成されている第2のコ
ンタクトホール8aは、エッチングレートの大きな絶縁
膜71に形成されたストレート孔に近いコンタクトホー
ル71aと、エッチングレートの小さな絶縁膜72に形
成されたテーパ孔のコンタクトホール71aとから構成
されている。従って、画素電極9aは、第2のコンタク
トホール8aで段差切れなどを起こすことなく、ドレイ
ン電極6dに確実に電気的に接続している。
【0026】[端子の構造]図6および図5(A)、
(B)に示すように、端子80、81、82・・・は、
第1のパッド下配線3c、その表面を覆う第1の層間絶
縁膜4、この第1の層間絶縁膜4のコンタクトホール4
cを介して第1のパッド下配線3cに電気的に接続する
第2のパッド下配線6cをこの順に積み上げた構造を有
し、この第2のパッド下配線6cには、第2の層間絶縁
膜7のコンタクトホール8cを介してパッド9cが接続
している。ここで、第1のパッド下配線3cは、ゲート
絶縁膜2と第1の層間絶縁膜4との層間に走査線20や
ゲート電極3aと同時に形成されたタンタル膜である。
第2のパッド下配線6cは、第1の層間絶縁膜4と第2
の層間絶縁膜7との層間にデータ線30と同時に形成さ
れたアルミニウム膜である。パッド9cは、第2の層間
絶縁膜7の表面に画素電極9aと同時に形成されたIT
O膜である。従って、パッド9cを硬いITO膜から構
成するといっても、中間にアルミニウム膜からなる第2
のパッド下配線6cを有しているので、第1の層間絶縁
膜4および第2の層間絶縁膜7を貫通するような深いコ
ンタクトホールを介してパッド9cと第1のパッド下配
線3cとを接続する必要がない。それ故、パッド9cと
第1のパッド下配線3cとの電気的な接続部分の信頼性
が高い。
【0027】また、第2のパッド下配線6cは、アルミ
ニウム膜などといった比較的柔らかい金属で構成されて
も、それより下層には金属膜(タンタル膜)からなる第
1のパッド下配線3cが形成されている。従って、パッ
ド9cに対してフレキシブル配線基板の端子などを実装
した際に、パッド9cにかかった力の一部を第2のパッ
ド下配線6cから第1のパッド下配線3cに逃がすこと
ができるので、第2のパッド下配線6cを損傷するのを
防止できる。
【0028】ここでも、第2の層間絶縁膜7はペルヒド
ロポリシラザンまたはこれを含む組成物の塗布膜を焼成
した絶縁膜71と、CVD法などにより形成された絶縁
膜72との2層構造になっているので、コンタクトホー
ル8cは、エッチングレートの大きな絶縁膜71に形成
されたストレート孔に近いコンタクトホール71cと、
エッチングレートの小さな絶縁膜72に形成されたテー
パ孔のコンタクトホール72cとから構成されている。
従って、パッド9cは段差切れを起こすことなく、第2
のパッド下配線6cに確実に電気的に接続している。
【0029】また、タンタル膜からなる第1のパッド下
配線3c、第1の層間絶縁膜4、アルミニウム膜からな
る第2のパッド下配線6cをこの順に積み上げ、この第
2のパッド下配線6cに第2の層間絶縁膜7のコンタク
トホール8cにパッド9cが接続する端子構造であって
も、第2の層間絶縁膜7では、ポリシラザンを用いた絶
縁膜71で平坦化されているので、パッド9cを平坦に
形成できる。それ故、パッド9c(端子)に対してフレ
キシブル配線基板などを高い信頼性で接続することがで
きる。
【0030】[静電気対策]このような構成を有するア
クティブマトリクス基板AMにおいて、前記のTFT5
0、各種の配線、走査線駆動回路部70、およびデータ
線駆動回路60は、半導体プロセスを利用して形成され
る。ここで、アクティブマトリクス基板AMには絶縁基
板10が用いられていることから、静電気などに起因す
る不具合が発生しやすいので、本形態では以下の静電気
対策を施してある。
【0031】まず、本形態では、図2に示すように、走
査線20およびTFT50のゲート電極を形成する工程
を兼用して、すべての信号配線74、75に電気的に接
続する第1の短絡用配線91を形成してある。また、走
査線20およびTFT50のゲート電極を形成する工程
を兼用して、すべての走査線20に電気的に接続する第
2の短絡用配線92を形成してある。さらに、走査線2
0およびTFT50のゲート電極を形成する工程を兼用
して、すべてのデータ線30に電気的に接続する第3の
短絡用配線93を形成してある。
【0032】ここで、第1、第2、および第3の短絡用
配線91、92、93は、あくまで走査線20とTFT
50のゲート電極と一括してゲート絶縁膜2と第1の層
間絶縁膜4との層間に形成されたタンタル膜である。こ
れに対して、信号配線74、75およびデータ線30
は、第1の層間絶縁膜4と第2の層間絶縁膜7との層間
に形成されたアルミニウム膜である。従って、第1およ
び第3の短絡用配線91、93は、アルミニウム膜から
なる信号配線74、75およびデータ線30とは異なる
層間に位置している。
【0033】このため、図7および図5(A)に示すよ
うに、第1および第3の短絡用配線91、93と、配線
6e(信号配線74、75およびデータ線30)とは、
第1の層間絶縁膜4に形成されたコンタクトホール4e
を介して電気的に接続している。
【0034】このようにして、第1、第2、および第3
の短絡用配線91、92、93をそれぞれ信号配線7
4、75、走査線20、およびデータ線30に接続して
おくと、これらの配線構造を形成した以降行われる工程
において静電気などが発生しても、この電荷は第1、第
2、および第3の短絡用配線91、92、93を介して
基板外周側に拡散し、突発的な過剰な電流が走査線2
0、画素部11、走査線駆動回路部70、サンプルホー
ルド回路S/H、およびデータ線駆動回路60に流れな
いので、こられ全ての部分を静電気から保護することが
できる。
【0035】但し、第1、第2、および第3の短絡用配
線91、92、93は、アクティブマトリクス基板AM
の製造工程が終了した後には不要なので、詳しくは後述
するが、図2に「×」印を付した位置で、図5(A)、
(B)に示すように、第1の層間絶縁膜4および第2の
層間絶縁膜7に切断用孔8bを形成し、この切断用孔8
bを介して短絡用配線3b(第1、第2、および第3の
短絡用配線91、92、93)にエッチングを行うこと
によって切断してある。このため、図2において、製造
工程の途中まで、第1、第2、および第3の短絡用配線
91、92、93はそれぞれ信号配線74、75、走査
線20、およびデータ線30に接続しているが、切断用
孔を介してのエッチング後は、信号配線74、75、走
査線20、およびデータ線30の各々が電気的に分離さ
れることになる。これにより、アクティブマトリクス基
板AMでは、第1、第2、および第3の短絡用配線9
1、92、93を切断した後であれば、電気特性な検
査、および液晶表示装置を製造した後の動作に支障はな
い。
【0036】ここで、短絡用配線3b(第1、第2、お
よび第3の短絡用配線91、92、93)は、第1の層
間絶縁膜4および第2の層間絶縁膜7から露出させて切
断するため、第1の層間絶縁膜4には、短絡用配線3b
に相当する部分に切断用孔4b(第1の接続用孔)が形
成され、第2の層間絶縁膜7には、短絡用配線3bに相
当する部分には切断用孔8b(第2の切断用孔)が形成
されている。切断用孔8bは、切断用孔4bに重なる位
置に切断用孔4bより大きな内径をもって形成されてい
る。ここでも、第2の層間絶縁膜7はペルヒドロポリシ
ラザンまたはこれを含む組成物の塗布膜を焼成した絶縁
膜71と、CVD法などにより形成された絶縁膜72と
の2層構造になっているので、切断用孔8bは、エッチ
ングレートの大きな絶縁膜71に形成されたストレート
孔に近い切断用孔71bと、エッチングレートの小さな
絶縁膜72に形成されたテーパ孔の切断用孔72bとか
ら構成されている。
【0037】[静電保護回路]図2に示した静電保護回
路65、75としては、各種回路を利用できるが、図8
に示すものでは、保護抵抗66と、プッシュプル配列さ
れたPチャネル型TFT67とNチャネル型TFT68
とを利用しており、それぞれの正電源VDDおよび負電
源VSSとの間にダイオードを構成する。また、本形態
では、第1の短絡用配線91を信号配線74(または7
5)に接続するのは、必ず、端子80(または81、8
2)と保護抵抗66との間であり、これにより、端子8
0(または81、82)、あるいは第1の短絡用配線9
1から入った静電気は、保護抵抗66および静電気保護
回路65(または75)を通過しないとデータ線駆動回
路60および走査線駆動回路70に達しない。このよう
な構成とすることで、静電気は静電気保護回路65(ま
たは75)に確実に吸収され、データ線駆動回路60お
よび走査線駆動回路70を確実に保護することができ
る。
【0038】[アクティブマトリクス基板AMの製造方
法]このような静電保護対策を行いながら、アクティブ
マトリクス基板AMを製造する方法を、図9ないし図1
2を参照して説明する。これらの図は、本形態のアクテ
ィブマトリクス基板AMの製造方法を示す工程断面図で
あり、いずれの図においても、その左側部分には図3の
A−A′線における断面(画素TFT部の断面)、中央
部分には図7のB−B′線における断面(短絡用配線の
切断が行われる静電気対策配線部(図1に「×」印を付
した部分)の断面)、右側部分には図6のC−C′線に
おける断面(端子80、81、82・・・が形成されて
いる端子部の断面)を示してある。
【0039】まず、図9(A)に示すように、ガラス基
板、たとえば無アリカリガラスや石英などからなる透明
な絶縁基板10の表面に直接、あるいは絶縁基板10の
表面に形成した下地保護膜(図示せず。)の表面全体
に、減圧CVD法などにより厚さが約200オングスト
ローム〜約2000オングストローム、好ましくは約1
000オングストロームのポリシリコン膜からなる半導
体膜1を形成した後、図9(B)に示すように、それを
フォトリソグラフィ技術を用いて、パターニングし、画
素TFT部の側に島状の半導体膜1a(能動層)を形成
する。これに対して、静電気対策配線部および端子部の
側では半導体膜1を完全に除去する。前記の半導体膜の
形成は、アモルファスシリコン膜を堆積した後、500
℃〜700℃の温度で1時間〜72時間、好ましくは4
時間〜6時間の熱アニールを施してポリシリコン膜を形
成したり、ポリシリコン膜を堆積した後、シリコンを打
ち込み、非晶質化した後、熱アニールにより再結晶化し
てポリシリコン膜を形成する方法を用いてもよい。
【0040】次に、図9(C)に示すように、CVD法
などにより半導体膜1aの表面に厚さが約500オング
ストローム〜約1500オングストロームのシリコン酸
化膜からなるゲート酸化膜2を形成する。あるいは、熱
酸化膜を約50オングストローム〜約1000オングス
トローム、好ましくは300オングストローム形成した
後、全面にCVD法などによりシリコン酸化膜を約10
0オングストローム〜約1000オングストローム、好
ましくは500オングストローム堆積し、それらにより
ゲート絶縁膜2を形成してもよい。また、ゲート絶縁膜
2としてシリコン窒化膜を用いてもよい。
【0041】次に、図9(D)に示すように、ゲート電
極などを形成するためのタンタル膜3を絶縁基板10全
面に形成した後、タンタル膜3をフォトリソグラフィ技
術を用いて、図9(E)に示すように、パターニング
し、画素TFT部の側にゲート電極3aを形成する。こ
れに対して、静電気対策配線部および端子部の側には、
タンタル膜を短絡用配線3b(第1、第2、および第3
の短絡用配線91、92、93に相当する。)、および
端子80、81、82・・・の第1のパッド下配線3c
として残す。
【0042】次に、図9(F)に示すように、画素TF
T部および駆動回路のNチャネルTFT部の側には、ゲ
ート電極3aをマスクとして、約0.1×1013/cm
2 〜約10×1013/cm2 のドーズ量で低濃度の不純
物イオン(リンイオン)の打ち込みを行い、画素TFT
部の側には、ゲート電極3aに対して自己整合的に低濃
度のソース領域1b、および低濃度のドレイン領域1c
を形成する。ここで、ゲート電極3aの真下に位置して
いるため、不純物イオンが導入されなかった部分は半導
体膜1aのままのチャネル領域となる。
【0043】次に、図10(A)に示すように、画素T
FT部では、ゲート電極3aよりの幅の広いレジストマ
スクRM1を形成して高濃度の不純物イオン(リンイオ
ン)を約0.1×1015/cm2 〜約10×1015/c
2 のドーズ量で打ち込み、高濃度のソース領域1dお
よびドレイン領域1eを形成する。
【0044】これらの不純物導入工程に代えて、低濃度
の不純物の打ち込みを行わずにゲート電極3aより幅の
広いレジストマスクRM1を形成した状態で高濃度の不
純物(リンイオン)を打ち込み、オフセット構造のソー
ス領域およびドレイン領域を形成してもよい。また、ゲ
ート電極3aの上に高濃度の不純物(リンイオン)を打
ち込んで、セルフアライン構造のソース領域およびドレ
イン領域を形成してもとよいことは勿論である。
【0045】また、図示を省略するが、周辺駆動回路の
PチャネルTFT部を形成するために、前記画素部およ
びNチャネルTFT部をレジストで被覆保護して、ゲー
ト電極をマスクとして、約0.1×1015/cm2 〜約
10×1015/cm2 のドーズ量でボロンイオンを打ち
込むことにより、自己整合的にPチャネルのソース・ド
レイン領域を形成する。なお、NチャネルTFT部の形
成時と同様に、ゲート電極をマスクとして、約0.1×
1013/cm2 〜約10×1013/cm2 のドーズ量で
低濃度の不純物(ボロンイオン)を導入して、ポリシリ
コン膜に低濃度領域を形成した後、ゲート電極よりの幅
の広いマスクを形成して高濃度の不純物(ボロンイオ
ン)を約0.1×1015/cm2 〜約10×1015/c
2 のドーズ量で打ち込み、LDD構造(ライトリー・
ドープト・ドレイン構造)のソース領域およびドレイン
領域を形成してもよい。また、低濃度の不純物の打ち込
みを行わずに、ゲート電極より幅の広いマスクを形成し
た状態で高濃度の不純物(リンイオン)を打ち込み、オ
フセット構造のソース領域およびドレイン領域を形成し
てもよい。これらのイオン打ち込み工程によって、CM
OS化が可能になり、周辺駆動回路の同一基板内への内
蔵化が可能となる。
【0046】次に、図10(B)に示すように、ゲート
電極3a、短絡用配線3bおよび第1のパッド下配線3
cの表面側にCVD法などにより酸化シリコンやNSG
膜(ボロンやリンを含まないシリケートガラス膜)など
からなる第1の層間絶縁膜4を3000オングストロー
ム〜15000オングストローム程度の膜厚で形成す
る。
【0047】次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、
第1の層間絶縁膜4にコンタクトホールや切断用孔を形
成するためのレジストマスクRM2を形成する。
【0048】次に、図10(C)に示すように、画素T
FT部の側では第1の層間絶縁膜4のうち、ソース領域
1dおよびドレイン領域1eに対応する部分、静電気対
策配線部の側では第1の層間絶縁膜4のうち、各短絡用
配線3bに対応する部分の一部、端子部の側では第1の
層間絶縁膜4のうち、第1のパッド下配線3cに対応す
る部分にコンタクトホール4a、4c、4d、4eおよ
び切断用孔4bをそれぞれ形成する。その結果、静電気
対策配線部の側では、短絡用配線3bの切断予定部分が
露出した状態となる。そして、レジストマスクRM2を
除去する。
【0049】次に、図10(D)に示すように、第1の
層間絶縁膜4の表面側に、ソース電極などを構成するた
めのアルミニウム膜6をスパッタ法などで形成する。
【0050】次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、
アルミニウム膜6をパターニングするためのレジストマ
スクRM3を形成する。
【0051】次に、図10(E)に示すように、アルミ
ニウム膜6をパターニングし、画素TFT部では、デー
タ線30の一部としてソース領域1aに第1のコンタク
トホール4aを介して電気的に接続するアルミニウム膜
からなるソース電極6aと、ドレイン領域1eに第2の
コンタクトホール4dを介して電気的に接続するドレイ
ン電極6dとを形成する。また、端子部の側には、第1
の層間絶縁膜4のコンタクトホール4cを介してタンタ
ル膜からなる第1のパッド下配線3cに電気的に接続す
るアルミニウム膜からなる第2のパッド下配線6cを形
成する。さらに、静電気対策配線部では、アルミニウム
膜からなる各種の配線6e(データ線30や信号配線7
4、75)をコンタクトホール4eを介して短絡用配線
3bに電気的に接続させる。このように、図10(C)
〜(E)の工程を利用して、図7を参照して説明した第
1および第3の短絡用配線91、93と、信号入力線7
4、75およびデータ線30との配線接続を行う。ま
た、静電気対策配線部の側では、短絡用配線3bの切断
予定部分が露出した状態となる。そして、レジストマス
クRM3を除去する。
【0052】次に、図11(A)に示すように、ソース
電極6a、配線6eおよび第2のパッド下配線6cの表
面側に、ペルヒドロポリシラザンまたはこれを含む組成
物の塗布膜を焼成した絶縁膜71を形成する。さらに、
この絶縁膜71の表面に、TEOSを用いたCVD法に
よりたとえば400℃程度の温度条件下で厚さが約50
0オングストローム〜約15000オングストロームの
シリコン酸化膜からなる絶縁膜72を形成する。これら
の絶縁膜71、72によって第2の層間絶縁膜7が形成
される。
【0053】次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、
第2の層間絶縁膜7にコンタクトホールおよび切断用孔
を形成するためのレジストマスクRM4を形成する。
【0054】次に、図11(B)に示すように、第2の
層間絶縁膜7を構成する絶縁膜71、72に対して、ド
レイン電極6dに対応する部分にコンタクトホール71
a、72aからなる第3のコンタクトホール8aを形成
する。
【0055】また、端子部でも、第2の層間絶縁膜7を
構成する絶縁膜71、72に対して、第2のパッド下配
線6cに対応する部分にコンタクトホール71c、72
cからなる第3のコンタクトホール8cを形成する。
【0056】このとき、静電気対策配線部において、短
絡用配線3b(第1、第2、および第3の短絡用配線9
1、92、93に相当する。)の切断予定部分では、第
2の層間絶縁膜7を構成する絶縁膜71、72に対して
切断用孔71b、72bからなる切断用孔8bを構成す
る。従って、短絡用配線3bの切断予定部分が露出した
状態となる。そして、レジストマスクRM4を除去す
る。
【0057】次に、図11(C)に示すように、第2の
層間絶縁膜7の表面側に、ドレイン電極を構成するため
の厚さが約400オングストローム〜約2000オング
ストロームのITO膜9(Indium Tin Ox
ide)をスパッタ法などで形成する。
【0058】次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、
ITO膜9をパターニングするためのレジストマスクR
M5を形成する。
【0059】そして、レジストマスクRM5を用いて、
ITO膜9をパターニングする。その結果、図5に示す
ように、画素TFT部には、第3のコンタクトホール8
aを介してドレイン電極6dに電気的に接続する画素電
極9aが形成される。静電気対策配線部ではITO膜9
が完全に除去される。端子部では、コンタクトホール8
cを介して第2のパッド下配線6cに電気的に接続する
ITO膜からなるパッド9cが形成される。
【0060】また、本形態では、ITO膜9をパターニ
ングした際には、静電気対策配線部の側で短絡用配線3
bの切断予定部分が切断され、この切断部によって各配
線が分離される。このように製造工程の最終工程で短絡
用配線3bを切断するので、それ以前の多くの工程で発
生する静電気に対して有効である。
【0061】[本形態の主な効果]以上説明したよう
に、本形態ではデータ線駆動回路60および走査線駆動
回路70の各々に向けて複数の80、81、82・・・
からそれぞれ引き回された信号配線74、75(配線6
e)を第1の短絡用配線91(短絡用配線6b)で電気
的に接続した状態で各工程を行う。従って、静電気が発
生したり、絶縁基板表面に電荷が蓄積されても、かかる
電荷を第1の短絡用配線91を介して基板外周側に拡散
させるので、過剰な電流がデータ線駆動回路60および
走査線駆動回路70に突発的に流れない。それ故、デー
タ線駆動回路60および走査線駆動回路70を保護する
ことができる。また、走査線20の各々に電気的に接続
する第2の短絡用配線92(短絡用配線6b)を利用し
て過剰な電流が走査線20に突発的に流れることを防止
するので、走査線20や画素部11を保護することがで
きる。さらに、データ線30(配線6e)の各々に電気
的に接続する第3の短絡用配線93(短絡用配線6b)
を利用して過剰な電流がデータ線30に突発的に流れる
ことを防止するので、データ線30、サンプルホールド
回路S/H、および画素部11を保護することができ
る。
【0062】しかも、短絡用配線3bを走査線20など
と同時に形成し、第1の層間絶縁膜4に第1および第2
のコンクタクトホール4a、4dを形成する際に切断用
孔4bを同時に形成し、さらに第2の層間絶縁膜7に第
3のコンクタクトホール8aを形成する際に切断用孔8
bを形成する。それ故、画素電極9aとドレイン領域1
eとをドレイン電極6dを中継して電気的に接続する場
合でも、TFTを製造していく工程の中で第1および第
2の層間絶縁膜4、7から短絡用配線3bを露出させ、
切断することができる。また、第2の層間絶縁膜7とし
て、ポリシラザンを利用した絶縁膜71を用いるので、
画素電極9aとドレイン領域1eとをドレイン電極6d
を介して電気的に接続した場合でも、ドレイン電極6d
に起因する凹凸を平坦化することができる。それ故、液
晶の配向を適正に制御できる。
【0063】また、ポリシラザンを用いた絶縁膜71に
よれば、凹凸を平坦化する分、凸部では極めて薄く形成
されることになる。従って、この薄い部分ではクラック
が発生しやくすく、かつ、上下の電極間に高容量の寄生
容量が形成されることになるが、本形態では、ポリシラ
ザンを用いた絶縁膜71の表面にCVD法により形成し
た絶縁膜72を積層するので、このような問題点を解消
することができる。また、CVD法により形成した絶縁
膜72は、ポリシラザンを用いた絶縁膜71よりエッチ
ングレートが小さいので、CVD法により形成した絶縁
膜72を、ポリシラザンを用いた絶縁膜71より上層に
形成してコンタクトホール8a、8cを形成すると、C
VD法により形成した絶縁膜72の側にはテーパ孔が形
成される。従って、このコンタクトホール8a、8cを
介してパッド9cや画素電極9aの電気的な接続を行え
ば、段差切れなどが発生しないので、信頼性が向上する
という利点もある。
【0064】さらにまた、端子80、81、82・・・
は、タンタル膜からなる第1のパッド下配線3c、その
表面を覆う第1の層間絶縁膜4、この第1の層間絶縁膜
4のコンタクトホール4cを介して第1のパッド下配線
3cに電気的に接続するアルミニウム膜からなる第2の
パッド下配線6cをこの順に積み上げた構造を有してい
る。従って、第2のパッド下配線6cは、アルミニウム
膜などといった比較的柔らかい金属で構成されても、そ
れより下層には金属膜(タンタル膜)からなる第1のパ
ッド下配線3cが形成されているので、パッド9cに対
してフレキシブル配線基板の端子などを実装する際にパ
ッド9cにかかった力の一部を第2のパッド下配線6c
から第1のパッド下配線3cに逃がすことができる。よ
って、第2のパッド下配線6cを損傷するのを防止でき
る。
【0065】また、タンタル膜からなる第1のパッド下
配線3c、第1の層間絶縁膜4、アルミニウム膜からな
る第2のパッド下配線6cをこの順に積み上げ、この第
2のパッド下配線6cに第2の層間絶縁膜7のコンタク
トホール8cにパッド9cが接続する端子構造であって
も、第2の層間絶縁膜7は、ポリシラザンを用いた絶縁
膜71で平坦化されているので、その表面にパッド9c
を平坦に形成できる。それ故、パッド9c(端子)に対
してフレキシブル配線基板などを高い信頼性で接続する
ことができる。
【0066】[その他の実施形態]なお、実施の形態1
では、第1、第2、および第3の短絡用配線91、9
2、93をそれぞれ信号配線74、75、走査線20、
およびデータ線30に接続したが、データ線駆動回路6
0および走査線駆動回路70を駆動するための複数の信
号を供給するために複数の端子6c(80、81、82
・・・)からそれぞれ引き回された複数の信号配線のう
ち、静電保護回路65、75よりも端子6c(80、8
1、82・・・)側に位置する信号配線74、75のみ
に対して第1の短絡用配線91を形成してもよい。ま
た、第3の短絡用配線93を省略して、データ線駆動回
路60および走査線駆動回路70の各々に向けて複数の
端子(80、81、82・・・)からそれぞれ引き回さ
れた信号配線74、75、および走査線20に対しての
み、第1の短絡用配線91および第2の短絡用配線92
を形成してもよいなど、いずれの形態で短絡用配線を構
成した場合でも、本発明を適用することができる。
【0067】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
となく、本発明の要旨の範囲内で種々変形した形態で実
施が可能である。たとえば、本発明は上述の各種の液晶
表示装置に限らず、エレクトロルミネッセンス、プラズ
ディスプレー装置にも適用できるものである。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るアク
ティブマトリクス基板において、端子は、金属膜からな
る第1のパッド下配線、その表面を覆う第1の層間絶縁
膜、この第1の層間絶縁膜のコンタクトホールを介して
第1のパッド下配線に電気的に接続する金属膜からなる
第2のパッド下配線をこの順に積み上げた構造を有して
いるので、第2のパッド下配線は、アルミニウム膜など
といった比較的柔らかい金属で構成されても、それより
下層にはタンタル膜などの金属膜からなる第1のパッド
下配線が形成されている。それ故、パッドに対してフレ
キシブル配線基板の端子などを実装した際にパッドにか
かった力の一部を第2のパッド下配線から第1のパッド
下配線に逃がすことができるので、第2のパッド下配線
を損傷するのを防止できる。また、端子を構成するの
に、コンタクトホールを介して電気的に接続し合う導電
膜を多段に重ねていくと、表面には凹凸が形成されやす
いが、本発明では、第2の層間絶縁膜には、平坦化に適
した液状物の塗布膜から形成した絶縁膜(ペルヒドロポ
リシラザンまたはこれを含む組成物の塗布膜を焼成した
絶縁膜)を用いるので、その表面にパッドを平坦に形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)はそれぞれ、液晶表示装置に用
いた液晶パネルの平面図および断面図である。
【図2】図1に示す液晶表示パネルに用いたアクティブ
マトリクス基板のブロック図である。
【図3】図2に示すアクティブマトリクス基板の画素部
のコーナー部分を拡大して示す平面図である。
【図4】図2に示すアクティブマトリクス基板の画素の
等価回路図である。
【図5】(A)、(B)はそれぞれ、図3の画素TFT
部のA−A′線、図7の静電静電気対策部のB−B′
線、図6の端子部のC−C′線における断面図、および
それらの一部を拡大して示す断面図である。
【図6】図2に示すアクティブマトリクス基板の端子の
構造を示す平面図である。
【図7】図2に示すアクティブマトリクス基板における
信号配線と短絡用配線との接続構造を示す平面図であ
る。
【図8】図2に示すアクティブマトリクス基板に構成し
た静電保護回路の回路図である。
【図9】図2に示すアクティブマトリクス基板の製造方
法を示す工程断面図である。
【図10】図9に示す工程に続いて行う各工程の工程断
面図である。
【図11】図10に示す工程に続いて行う各工程の工程
断面図である。
【符号の説明】
2 ゲート絶縁膜 3a ゲート電極 3b 短絡用配線 3c 第1のパッド下配線 4 第1の層間絶縁膜 4a 第1のコンタクトホール 4b 切断用孔(第1の切断用孔) 4d 第2のコンタクトホール 5b、8b 切断用孔 6c 第2のパッド下配線 6d ドレイン電極 7 第2の層間絶縁膜 8a 第3のコンタクトホール 8b 切断用孔(第2の切断用孔) 8c 端子部のコンタクトホール 9a 画素電極 9c パッド 11 画素部(画面表示領域) 20 走査線 30 データ線 50 TFT 60 データ線駆動回路 65、75 静電保護回路 66 保護抵抗 70 走査線駆動回路 71 ポリシラザンを用いた絶縁膜 72 CVD法で形成した絶縁膜 74、75 信号配線 80、81、82 端子 91 第1の短絡用配線 92 第2の短絡用配線 93 第3の短絡用配線 AM アクティブマトリクス基板(TFT基板) MM マザー基板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走査線およびデータ線に接続する画素ス
    イッチング用の薄膜トランジスタと、該薄膜トランジス
    タに接続してなる画素電極と、前記走査線または前記デ
    ータ線に信号出力する駆動回路と、該駆動回路に信号供
    給する複数の信号配線と、該信号配線に電気的に接続す
    る端子とを有し、前記薄膜トランジスタは、ゲート電極
    にゲート絶縁膜を介して対峙するチャネル領域と、第1
    の層間絶縁膜のコンタクトホールを介して前記データ線
    に電気的に接続するソース領域と、前記第1の層間絶縁
    膜および該第1の層間絶縁膜の表面に形成された第2の
    層間絶縁膜のコンタクトホールを介して前記画素電極が
    電気的に接続するドレイン領域とを備えるアクティブマ
    トリクス基板において、 前記第2の層間絶縁膜は、ペルヒドロポリシラザンまた
    はこれを含む組成物の塗布膜を焼成した絶縁膜を備え、 前記端子は、前記ゲート絶縁膜と前記第1の層間絶縁膜
    との層間に金属膜からなる第1のパッド下配線と、前記
    第1の層間絶縁膜のコンタクトホールを介して前記第1
    のパッド下配線に接続する金属膜からなる第2のパッド
    下配線と、前記第2の層間絶縁膜のコンタクトホールを
    介して前記第2のパッド下配線に電気的に接続するパッ
    ドとを備えていることを特徴とするアクティブマトリク
    ス基板。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記データ線および
    前記第2のパッド下配線は、アルミニウムを主成分とす
    るアルミニウム膜から構成され、 前記走査線、前記ゲート電極および前記第1のパッド下
    配線は、タンタル膜から構成されていることを特徴とす
    るアクティブマトリクス基板。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記第2の
    層間絶縁膜は、ペルヒドロポリシラザンまたはこれを含
    む組成物の塗布膜を焼成した絶縁膜と、該絶縁膜の表面
    にCVD法により形成された絶縁膜とを備えていること
    を特徴とするアクティブマトリクス基板。
  4. 【請求項4】 前記第1の層間絶縁膜と前記第2の層間
    絶縁膜との層間に前記データ線と同時形成され、前記第
    1の層間絶縁膜のコンタクトホールを介して前記第1の
    パッド下配線に接続する金属膜からなる第2のパッド下
    配線が形成されてなることを特徴とする請求項1記載の
    アクティブマトリックス基板。
  5. 【請求項5】 前記第2の層間絶縁膜の表面に前記画素
    電極と同時形成され、前記第2の層間絶縁膜のコンタク
    トホールを介して前記第2のパッド下配線に電気的に接
    続するパッドとを備えていることを特徴とする請求項1
    記載のアクティブマトリックス基板。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに規定するア
    クティブマトリクス基板を用いたことを特徴とする液晶
    表示装置。
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