JPH11280510A - 内燃機関のターボチャージャ制御装置 - Google Patents
内燃機関のターボチャージャ制御装置Info
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
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Abstract
ルの操作に応じた過給圧が得られ、運転性の向上した内
燃機関のターボチャージャ制御装置を提供することにあ
る。 【解決手段】内燃機関のターボチャージャ制御装置は、
電動−発電機を備えたターボチャージャ10と、アクセ
ルペダルの開度に応じてスロットルバルブの開度を制御
可能な電子制御スロットルボディ20を備えている。エ
ンジンコントロールユニット100及び電動−発電機コ
ントロールユニット200は、アクセルペダルの開度の
変化量が大きいときは、スロットルバルブをアクセルペ
ダルの開き方より早く開くと共に、電動−発電機への通
電電流を多く流すように制御する。
Description
チャージャ制御装置に係り、特に、電子制御スロットル
ボディと電動−発電機を備えたターボチャージャとを有
するエンジン制御システムに用いるに好適な内燃機関の
ターボチャージャ制御装置に関する。
−発電機を取付け、エンジンの運転状態に応じて、電動
−発電機を電動機若しくは発電機として動作させる電動
ー発電機を備えたターボチャージャが開発されている。
電動−発電機を電動機として動作させることにより、タ
ーボチャージャの過給を助勢して過給効果を向上させ、
また、発電機として動作させることにより、ターボチャ
ージャに供給される排気ガスのエネルギーを電力として
回収する。
機関のターボチャージャ制御装置としては、例えば、特
開平1−117933号公報に記載されているように、
アクセルペダルの踏込速度や踏込量、エンジン回転数な
どに基づいて電動機への通電電流を制御するものが知ら
れている。
ターボチャージャ制御装置においては、アクセルペダル
と機械的に連動するスロットルバルブを用いている。従
って、アクセルペダルの踏込速度が早いが、アクセルペ
ダルの踏込量がスロットルバルブが全開とならないよう
な踏込量である場合には、従来のターボチャージャ制御
装置は、電動−発電機が電動機と作動させ、ターボチャ
ージャにより過給するが、スロットルバルブは全開とな
っていないため、スロットルバルブが空気抵抗となり、
充分な過給圧が得られず、運転性が向上しないという第
1の問題があった。
ためには、バッテリーから電動−発電機に電流を通電す
る必要があるが、電動機として用いるためには大電流を
必要とする。しかしながら、従来のターボチャージャ制
御装置においては、電動−発電機への通電電流について
は留意していないため、バッテリーの寿命を短く(バッ
テリー上がり)という第2の問題もあった。
ペダルの操作に応じた過給圧が得られ、運転性の向上し
た内燃機関のターボチャージャ制御装置を提供すること
にある。
えたターボチャージャを用いる場合にも、バッテリーの
寿命の改善された内燃機関のターボチャージャ制御装置
を提供することにある。
達成するために、本発明は、電動―発電機を備えたター
ボチャージャを制御する内燃機関のターボチャージャ制
御装置において、アクセルペダルの開度に応じてスロッ
トルバルブの開度を制御可能な電子制御スロットルボデ
ィと、上記アクセルペダルの開度の変化量に応じて、上
記スロットルバルブの開き方と上記電動−発電機への通
電電流を制御する制御手段とを備えるようにしたもので
ある。かかる構成により、アクセルペダルの踏込速度に
応じて、スロットルバルブ及び電動機の通電電流を制御
して、運転者の意図に応じたエンジンレスポンスを得ら
れ、運転性が向上し得るものとなる。
上記制御手段は、上記アクセルペダルの開度の変化量が
大きいときは、上記スロットルバルブを上記アクセルペ
ダルの開き方より早く開くと共に、上記電動−発電機へ
の通電電流を多く流すように制御するようにしたもので
ある。かかる構成により、急加速時には、スロットルバ
ルブの開きが早くなり吸気管の吸気抵抗を小さくできる
とともに、ターボチャージャにより過給も速やかに行え
るため、エンジンレスポンスが向上して、運転性が向上
し得るものとなる。
さらに、バッテリーへの充放電状態を監視する監視手段
を備え、上記制御手段は、上記監視手段により監視され
た放電状態により、所定の放電状態のときは、上記電動
−発電機への通電電流を少な目に流すように制御するよ
うにしたものである。かかる構成により、放電状態にあ
るときは、電動機への通電を少な目にして充放電収支を
改善し得るものとなる。
上記制御手段は、エンジンの状態に応じて上記電動−発
電機に流す通電電流を補正するようにしたものである。
かかる構成によりターボチャージャの過給特性に応じて
無駄なく電動機により過給を行い得るものとなる。
発明の一実施形態による内燃機関のターボチャージャ制
御装置の構成について説明する。最初に、図1を用い
て、本発明の一実施形態による内燃機関のターボチャー
ジャ制御装置を備えたエンジン制御システムの全体構成
について説明する。図1は、本発明の一実施形態による
内燃機関のターボチャージャ制御装置を備えたエンジン
制御システムの全体構成を示すシステム構成図である。
0は、吸気管IPと排気管EPとの間に配置されてい
る。ターボチャージャ10の詳細構成については、図2
を用いて後述するが、排気管EP中に配置されたタービ
ンホイール10Tと、吸気管IP中に配置されたコンプ
レッサインペラ10Cは、シャフト10Sに固定されて
いる。また、シャフト10Sには、電動−発電機10M
Gが備えられている。タービンホイール10Tは、排気
管EP中を排出される排気ガスによって回転され、その
回転力はシャフト10Sを介してコンプレッサインペラ
10Cに伝達される。コンプレッサインペラ10Cは、
吸気管IP中に流入する吸入空気を圧縮して過給する。
過給された空気は、インタークーラーICによって冷却
され、エンジンのシリンダ内への充填効率を向上させ
る。
は、吸気管IP中に配置されている。電子制御スロット
ルボディ20の詳細構成については、図3を用いて後述
するが、吸気管IP中に回動可能に支持されたスロット
ルバルブ20Vと、スロットルバルブ20Vを回動する
モータ20Mと、スロットルバルブ20Vの開度を検出
するスロットルセンサ20Sを備えている。スロットル
バルブ20Vは、モータ20Mによって回動されるとと
もに、スロットルバルブ20Vの開度は、スロットルセ
ンサ20Sによって検出される。
中には、燃料噴射弁30が配置されており、エンジン3
0のシリンダに燃料を供給する。エンジン30のシリン
ダの上部には、点火プラグ34が配置され、イグニッシ
ョンコイル36からの高電圧が点火プラグ34に供給さ
れて、シリンダ内の燃料と空気の混合気に火花を飛ばし
て、爆発燃焼させる。クランク角センサ38は、エンジ
ン30の気筒判別と回転数の検出を行う。
検出するエアーフローメータ40が配置されている。ま
た、吸気管IP中であって、スロットルバルブ20Vの
下流には、吸気圧を検出する圧力センサ50が配置され
ている。また、アクセルペダル60の開度を検出するペ
ダル開度センサ62を備えている。
は、エンジン30に吸入される空気量を検出するエアフ
ローセンサ40の空気流量検出信号や、アクセルペダル
60の開度を検出するペダル開度センサ62からのアク
セルペダル開度信号や、スロットルバルブ20Vの開度
を検出するスロットルセンサ20Sからのスロットルバ
ルブ開度信号や、エンジン30の気筒判別と回転数を検
出するためのクランク角度センサ38の信号など入力す
る。エンジンコントロールユニット100は、これらの
信号を基に、燃料量,点火時期と出力タイミング及びス
ロットルバルブ20Vの開度などを演算処理を行い、そ
れぞれ関係するアクチュエータに信号を出力する。な
お、エンジンコントロールユニット100の構成につい
ては、図4を用いて後述する。
は、エンジンコントロールユニット100からの信号を
入力し、所定の演算処理を行い、電動―発電機10MG
へ信号を出力する。電動―発電機コントロールユニット
200は、電動―発電機10MGにバッテリーBATか
ら通電電流を供給して、電動−発電機10MGを電動機
として作動させたり、電動−発電機10MGを発電機と
して作動させたときに発電機からの発電電流によってバ
ッテリーBATを充電するように、コントロールを行う
ものである。なお、バッテリーBATと電動−発電機コ
ントロールユニット200の間には、バッテリーBAT
が放電状態にあるか充電状態にあるかを監視する放電状
態監視センサ70が配置されており、このセンサ70の
出力は電動−発電機コントロールユニット200に入力
するようになっているが、この機能については、後述す
る第2の実施形態において説明する。
燃機関のターボチャージャ制御装置に用いるターボチャ
ージャの構成について説明する。図2は、本発明の一実
施形態による内燃機関のターボチャージャ制御装置に用
いるターボチャージャの構成を示す断面図である。
吸入される空気を過給するものであり、図示するよう
に、タービン部,軸受け部,電動―発電機部及びコンプ
レッサ部から構成されている。タービン部は、シャフト
10Sに固定されたタービンホイール10Tと、ケーシ
ング12とから構成されている。軸受け部は、ラジアル
メタル14と、スラストメタル16などで構成されてい
る。電動−発電機10MGは、シャフト10Sに固定さ
れ、シャフト10Sとともに回転可能な界磁ロータRO
と、ターボチャージャ10のケーシングに固定されたス
テータSTなどで構成されている。ステータSTは、図
1に示したように、電動−発電機コントロールユニット
200に接続されており、電動−発電機コントロールユ
ニット200によって制御され、バッテリーから通電電
流を流されて電動−発電機10MGを電動機として作動
させたり、電動−発電機10MGを発電機として作動さ
せたときの発電電流によってバッテリーを充電したりす
る。コンプレッサ部は、シャフト10Sに固定されたコ
ンプレッサインペラ10Cと、ケーシング18等で構成
されている。
電子制御スロットルボディの構成について説明する。図
3は、本発明の一実施形態に用いる電子制御スロットル
ボディの構成を示す平面図である。
トルバルブ20Vと、スロットルバルブ20Vを駆動す
るためのモーター20Mと、モータ20Mとスロットル
バルブ20Vを連結するギア等を収納するギアボックス
20Gで構成されている。スロットルバルブ20Vの開
度を検出するスロットルセンサ20Sは、ギアボックス
20G内に収納されている。図1に示したエンジンコン
トロールユニット100からの信号がモータ20Mに入
力され、スロットルバルブ20Vを開閉する。スロット
ルバルブ20Vの開度は、スロットルセンサ20Sによ
って検出され、エンジンコントロールユニット100に
取り込まれる。
エンジンコントロールユニットの構成について説明す
る。図4は、本発明の一実施形態に用いるエンジンコン
トロールユニットの構成を示す平面図である。
入力回路110と、A/D変換部120と、中央演算部
(CPU)130と、ROM140と、RAM150及
び、出力回路160を含んだ構成となっている。入力回
路191は、入力信号IN(例えば、図1に示したエア
フローセンサ40,クランク角センサ38,スロットル
開度センサ20S,ペダル開度センサ62や圧力センサ
50等からの信号)が入力され、入力信号INからノイ
ズ成分の除去等を行い、A/D変換部120に出力す
る。A/D変換部120は、入力回路110から入力し
た信号をA/D変換し、中央演算部130に出力する。
によるA/D変換結果を取り込み、ROM140に記憶
された所定のプログラムを実行することによって、各制
御及び診断等を実行する機能を備えている。なお、演算
結果及びA/D変換結果は、RAM150に一時保管さ
れると共に、演算結果は出力回路160を通じて制御出
力信号170として出力され、燃料噴射弁32等の制御
に用いられる。また、入力信号INの内、図1に示した
クランク角センサ38,ペダル開度センサ62や圧力セ
ンサ50等からの信号は、電動−発電機コントロールユ
ニット200にも供給される。
200も、エンジンコントロールユニット100と同様
なハード構成を有している。
による電動−発電機コントロールユニット及びエンジン
コントロールユニットの動作について説明する。最初
に、図5を用いて、本実施形態による電動−発電機コン
トロールユニット及びエンジンコントロールユニットの
機能構成について説明する。図5は、本発明の一実施形
態による内燃機関のターボチャージャ制御装置に用いる
電動−発電機コントロールユニット及びエンジンコント
ロールユニットの機能構成を示すブロック図である。な
お、図1と同一符号は、同一部分を示している。
ペダルセンサ変化量(θAPS/dt)算出手段100A
と、スロットルバルブ開度(θTh)選択手段100B
と、スロットル開度決定手段100Cとを備えている。
エンジンコントロールユニット100は、図1に示した
ペダル開度センサ62が出力するアクセルペダル60の
開度に応じたアクセルペダル開度信号(θAPS)に基づ
いて、電子制御スロットルボディ(ETB)20のスロ
ットルバルブの開度を制御する。
は、通電電流決定手段200Aと、通電電流補正手段2
00Bとを備えている。電動−発電機コントロールユニ
ット200は、ペダルセンサ変化量算出手段100Aが
出力するアクセルペダル開度信号(θAPS)の変化量信
号(θAPS/dt)に基づいて、ターボチャージャ10
の電動−発電機部10MGを電動機として作動するため
の通電電流を制御する。
00の動作について説明する。エンジンコントロールユ
ニット100のペダルセンサ変化量算出手段100A
は、図1に示したペダル開度センサ62が出力するアク
セルペダル60の開度に応じたアクセルペダル開度信号
(θAPS)に基づいて、この開度信号(θAPS)単位時間
当たり変化量(θAPS/dt)を算出し、スロットルバ
ルブ開度選択手段100B及び電動−発電機コントロー
ルユニット200の通電電流決定手段200Aに出力す
る。
は、アクセルペダル開度の変化量(θAPS/dt)に基
づいて、電子制御スロットルボディ(ETB)20のス
ロットルバルブ20Vの開きパターンを選択して、スロ
ットル開度決定手段100C及び電動−発電機コントロ
ールユニット200の通電電流補正手段200Bに選択
されたパターンを出力する。
の開きパターンについて説明する。図6は、本発明の一
実施形態による内燃機関のターボチャージャ制御装置に
用いるエンジンコントロールユニットのスロットルバル
ブ開度選択手段が選択する開きパターンの説明図であ
る。
6に示すように、アクセルペダルの開度(θAPS)(横
軸)に対するスロットルバルブの開度(θTh)(縦軸)
の関係である。図6に示したパターンAは、アクセルペ
ダルの開度とスロットルバルブの開度が直線比例関係に
あるものである。パターンBは、アクセルペダルの開度
に対してスロットルバルブの開度を速く開くようにした
ものである。パターンCは、アクセルペダルの開度に対
してスロットルバルブの開度を遅く開くようにしたもの
である。
は、アクセルペダル開度の変化量(θAPS/dt)に基
づいて、加速の程度を判断し、パターンA〜Cのいずれ
かを選択する。すなわち、通常加速時にはパターンAを
選択し、急加速時にはパターンBを選択し、緩加速時に
はパターンCを原則的に選択する。
は、予めROMに記憶されている。スロットル開度決定
手段100Cは、スロットルバルブ開度選択手段100
Bによって選択されたパターンに応じて、ROMからア
クセルペダルの開度に対するスロットルバルブの開度の
パターンを読み出すとともに、ペダル開度センサ62か
ら入力したアクセルペダル開度信号(θAPS)に対する
スロットルバルブの開度となる信号を、電子制御スロッ
トルボディ20のモータ18に出力する。
ルユニット100は、アクセルペダル開度(θAPS)の
変化量(θAPS/dt)に応じて制御パターンを変え
て、アクセルペダル開度(θAPS)に応じてスロットル
バルブの開度を制御する。
200の動作について説明する。通電電流決定手段20
0Aは、スロットルバルブ開度選択手段100Bからパ
ターン信号を受け、スロットルバルブの開き方に対応し
た電動機への通電電流を決定する。即ち、急加速,通常
加速,緩加速のそれぞれについて、ペダルセンサ変化量
(θAPS/dt)に対する通電電流(A)を決定する。
量(θAPS/dt)に対する通電電流(A)の関係につ
いて説明する。図7は、本発明の一実施形態による内燃
機関のターボチャージャ制御装置に用いる電動−発電機
コントロールユニットの通電電流決定手段が決定する通
電電流の各パターンの説明図である。
したパターンA(通常加速),B(急加速),C(緩加
速)に対応するものである。図7に示したパターンA
は、アクセルペダル開度の変化量と通電電流が直線比例
関係にあるものである。パターンBは、アクセルペダル
開度の変化量に対して通電電流を急激に増加するように
したものである。パターンCは、アクセルペダル開度の
変化量に対して通電電流をゆっくりと増加させるように
したものである。
ターンBを使用し、緩加速時にはパターンCを原則的に
使用するものである。これらのパターンは、予めROM
に記憶させておくものである。
バルブ開度選択手段100Bによって選択されたパター
ンに応じて、ROMからアクセルペダル開度の変化量に
対する通電電流のパターンを読み出すとともに、ペダル
センサ変化量算出手段100Aから入力したアクセルペ
ダル開度信号(θAPS)の変化量(θAPS/dt)に対す
る通電電流を、通電電流補正手段200Bに出力する。
定手段200Aによって決定された通電電流に対して、
エンジン回転数と負荷値で補正を加え、補正された通電
電流を電動機10MGに印加する。
よる補正係数(KNe)について説明し、図9を用いて、
負荷値による補正係数(KLo)について説明する。図8
は、本発明の一実施形態による内燃機関のターボチャー
ジャ制御装置に用いる通電電流補正手段におけるエンジ
ン回転数による補正係数(KNe)の説明図であり、図9
は、本発明の一実施形態による内燃機関のターボチャー
ジャ制御装置に用いる通電電流補正手段における負荷値
による補正係数(KLo)の説明図である。
は、使用されるターボチャージャと電動機の特性から決
定される。即ち、ターボチャージャーは、高回転域で加
給効果が得られるものが一般的であるが、低回転域で加
給効果が得られるものなどもある。例えば、高回転域で
加給効果があるターボチャージャに対して電動機を低回
転域で作動させることにより、低回転域から高回転まで
加給効果を得られるようになる。
る補正係数(KNe)は、ターボチャージャと電動機の組
合せにおいて、過給効果が得られるのがおよそ3500
r/minの場合のものである。従って、エンジン回転
数が3000r/minまでの過給効果の得られる領域
では補正係数(KNe)を1.0としている。また、エン
ジン回転数が4500r/minより上では、補正係数
(KNe)を0.2として、電力消費を低減するようにし
ている。また、3000r/minから4500r/m
inまでの範囲では、補正係数(KNe)は、1.0から
0.2まで順次減少するようにしている。
min以上の補正係数(KNe)を0.2としているが、
これは、0.0にしてもよいものである。要するに、加
給効果が得られるエンジン回転数の領域では、補正係数
(KNe)は、1.0とし、それ以外の領域では、1.0
より小さくすることにより、無駄な通電を回避して、電
力消費を低減する。
示すように、負荷の小さい領域は、1.0として電動機
による過給効果を速く得るようにし、負荷が大きくなる
につれてタービンを充分回すだけの排気ガスの量が選ら
れること及び電力消費の観点から1.0以下とするよう
にしている。
入空気量/エンジン回転数)、ブースト(吸気管圧力)
などの呼称である。従って、負荷値は、エンジン制御シ
ステムによって選択できるものである。
ルペダル開度θAPSに対するスロットル開度θTh及び通
電電流AAのタイミングチャートについて説明する。図
10は、本発明の一実施形態による内燃機関のターボチ
ャージャ制御装置における急加速時のアクセルペダル開
度θAPSに対するスロットル開度θTh及び通電電流AA
の変化を示すタイミングチャートである。
開度が0度であり、時間0.1sまでに最大アクセルペ
ダル開度(θAPS(max))となるように、アクセルペダル
が踏み込まれたものとする。その後も、アクセルペダル
開度は、最大開度に保持されている。
のであり、図5において説明したスロットルバルブ開度
選択手段100Bは、ペダルセンサ変化量(θAPS/d
t)に基づいて急加速であると判断し、パターンBを選
択する。スロットル開度決定手段100Cは、図6に示
したパターンBに従って、アクセルペダルの開度(θAP
S)に対してスロットルバルブの開度(θTh)を速く開
くようにする。また、通電電流決定手段200Aは、図
7に示したパターンBに従って、アクセルペダル開度の
変化量(θAPS/dt)に対して通電電流(AA)を急
激に増加するようにする。なお、この時点では、エンジ
ンの回転数は低いため、通電電流補正手段の補正係数K
は、1.0である。
トル開度θThが速く、しかも大きく開かれている。従っ
て、従来システムのようにスロットルバルブが吸気抵抗
となることがなくなり、電動機で過給された空気はスム
ースに効率良く、エンジンに供給されるものである。
ストした結果について説明する。図11は、本発明の一
実施形態による内燃機関のターボチャージャ制御装置を
用いた加速時のテスト結果を示す図であり、図11
(A)は、エンジン回転数の変化を示し、図11(B)
は、ブースト圧の変化を示している。
る内燃機関のターボチャージャ制御装置を用いない場合
の特性を示しており、一点鎖線は本実施形態による内燃
機関のターボチャージャ制御装置を用いた場合の特性を
示している。
実施形態を用いることにより、立ち上がりが速く、しか
も高い圧力が得られている。従って、エンジン回転数の
立ち上がりが速く、効果のあることが確認できた。
ルペダル開度θAPSに対するスロットル開度θTh及び通
電電流AAのタイミングチャートについて説明する。図
12は、本発明の一実施形態による内燃機関のターボチ
ャージャ制御装置における緩加速時のアクセルペダル開
度θAPSに対するスロットル開度θTh及び通電電流AA
の変化を示すタイミングチャートである。
されるように、時間0sにおいてアクセルペダル開度が
0度であり、時間0.2sまでに最大アクセルペダル開
度(θAPS(max))よりも小さな開度となるように、アク
セルペダルが踏み込まれたものとする。
のであり、図5において説明したスロットルバルブ開度
選択手段100Bは、ペダルセンサ変化量(θAPS/d
t)に基づいて緩加速であると判断し、パターンCを選
択する。スロットル開度決定手段100Cは、図6に示
したパターンCに従って、アクセルペダルの開度(θAP
S)に対してスロットルバルブの開度(θTh)を緩やか
に開くようにする。また、通電電流決定手段200A
は、図7に示したパターンBに従って、アクセルペダル
開度の変化量(θAPS/dt)に対して通電電流(A)
をゆっくりと増加するようにする。なお、この時点で
は、エンジンの回転数は低いため、通電電流補正手段の
補正係数Kは、1.0である。
対してスロットル開度θThを若干大きく開き、スロット
ルバルブのみで空気量を多く供給している。従って、通
電電流AAは多く必要としないことから、図に示した挙
動となる。また、通電電流を少な目にすることにより、
バッテリーの充放電収支を改善することができる。
るターボチャージャの定常性能について説明する。図1
3は、本発明の一実施形態による内燃機関のターボチャ
ージャ制御装置の定常性能を示す図であり、図13
(A)は、軸トルクを示し、図13(B)は、ブースト
(吸気管)圧力を、それぞれエンジン回転数を横軸に示
している。
り、一点鎖線が、本実施形態による電動−発電機を備え
たターボチャージャを用いた場合の性能である。電動機
を使用することにより3500r/minまでの低回転
領域において、性能,即ち、出力,運転性が改善できる
ことが分かる。なお、3500r/min以上でも電動
機による過給効果を得るためには、さらに大きな電動機
を使用することで対応可能である。
ば、アクセルペダルの開き方に応じてスロットルバルブ
と電動―発電機を制御することできる。
バーが速い加速を要求している時であり、この時はスロ
ットルバルブをアクセルペダルよりも速く、しかも大き
く開いてやる(吸気抵抗の減少)とともに、電動機への
通電を早く大きくすることにより、充分な過給圧を得る
ことができ、運転性が向上するものである。また、緩加
速時には電動機に減少した通電(アクセルペダル開度よ
りも若干大きく開くこと及びスロットルバルブでの抵抗
が減少した分)をしてやること運転性を向上できる。
第2の実施形態による内燃機関のターボチャージャ制御
装置の構成について説明する。本実施形態は、さらに、
バッテリーの寿命を改善するためにバッテリーの充放電
収支を考慮して、スロットルバルブの開度及び電動機へ
の通電電流を制御するようにしているものである。
チャージャ制御装置を備えたエンジン制御システムの全
体構成については、図1に示したものと同様であるが、
本実施形態においては、図1に示した放電状態監視セン
サ70を用いている。放電状態監視センサ70は、バッ
テリーBATが充電状態にあるか放電状態にあるかを監
視して、その検出結果を電動−発電機コントロールユニ
ット200に出力する。また、本実施形態による内燃機
関のターボチャージャ制御装置に用いるターボチャージ
ャの構成については、図2に示したものと同様であり、
本実施形態に用いる電子制御スロットルボディの構成に
ついては、図3に示したものと同様であり、本実施形態
に用いるエンジンコントロールユニットの構成について
は、図4に示したものと同様である。
態による電動−発電機コントロールユニット及びエンジ
ンコントロールユニットの動作について説明する。最初
に、図14を用いて、本実施形態による電動−発電機コ
ントロールユニット及びエンジンコントロールユニット
の機能構成について説明する。図14は、本発明の第2
の実施形態による内燃機関のターボチャージャ制御装置
に用いる電動−発電機コントロールユニット及びエンジ
ンコントロールユニットの機能構成を示すブロック図で
ある。なお、図5と同一符号は、同一部分を示してい
る。
は、ペダルセンサ変化量(θAPS/dt)算出手段100
Aと、パターン選択手段100B’と、スロットル開度
決定手段100Cと、放電電流検出判断手段100Dを
備えている。エンジンコントロールユニット100’
は、図1に示したペダル開度センサ62が出力するアク
セルペダル60の開度に応じたアクセルペダル開度信号
(θAPS)及び図1に示した放電状態監視センサ70か
ら入力する放電電流(DA)の情報に基づいて、電子制
御スロットルボディ(ETB)20のスロットルバルブ
の開度を制御する。
0’は、通電電流決定手段200Aを備えている。な
お、図5に示した通電電流補正手段200Bを備えるよ
うにしてもよいものである。電動−発電機コントロール
ユニット200’は、ペダルセンサ変化量算出手段10
0Aが出力するアクセルペダル開度信号(θAPS)の変
化量信号(θAPS/dt)に基づいて、ターボチャージ
ャ10の電動−発電機部10MGを電動機として作動す
るための通電電流を制御する。
00’の動作について説明する。エンジンコントロール
ユニット100’のペダルセンサ変化量算出手段100
Aは、図5において説明したものと同様であり、図1に
示したペダル開度センサ62が出力するアクセルペダル
60の開度に応じたアクセルペダル開度信号(θAPS)
に基づいて、この開度信号(θAPS)単位時間当たり変
化量(θAPS/dt)を算出し、パターン選択手段10
0B’及び電動−発電機コントロールユニット200’
の通電電流決定手段200Aに出力する。
示した放電状態監視センサ70から入力する放電電流
(DA)の情報に基づいて、バッテリーからの放電電流
が所定値よりも小さいか大きいかを判断する。放電状態
監視センサ70は、バッテリーが放電しているか充電し
ているかを監視しており、放電電流検出判断手段100
Dは、所定のタイミング(例えば、0.7s毎)に放電
状態監視センサ70の出力を取り込み、放電状態である
場合には放電カウンタを+1し、充電カウンタを−1す
る。また、充電状態である場合には、充電カウンタを+
1し、放電カウンタを−1する。そして、所定時間(例
えば、数十s)後に、充電カウンタと放電カウンタのカ
ウント値の差分をとることにより、この差分の値が所定
値より大きいか小さいかで放電状態の程度の判定を行
う。また、放電電流を直接所定時間の間監視して、放電
電流が所定値よりも小さいか大きいかを判断するように
してもよいものである。
ペダル開度の変化量(θAPS/dt)及び放電状態に基
づいて、スロットルバルブの開きパターン及び通電電流
の通電パターンを選択して、スロットル開度決定手段1
00C及び電動−発電機コントロールユニット200’
の通電電流補正手段200Bに選択されたパターンをそ
れぞれ出力する。
において説明したものと同様であり、アクセルペダルの
開度とスロットルバルブの開度が直線比例関係にあるパ
ターンAと、アクセルペダルの開度に対してスロットル
バルブの開度を速く開くようにしたパターンBと、アク
セルペダルの開度に対してスロットルバルブの開度を遅
く開くようにしたパターンCがある。
ペダル開度の変化量(θAPS/dt)に基づいて、加速
の程度を判断する。そして、スロットル開度検出手段1
00Cに出力するパターンは、通常加速時にはパターン
Aを選択し、急加速時にはパターンBを選択し、緩加速
時にはパターンCを原則的に選択する。また、パターン
選択手段100B’は、放電電流検出判断手段100D
からの信号によって、通電電流決定手段200Aに出力
するパターンを選択するが、この点の詳細については後
述する。
ーン選択手段100B’によって選択されたパターンに
応じて、ROMからアクセルペダルの開度に対するスロ
ットルバルブの開度のパターンを読み出すとともに、ペ
ダル開度センサ62から入力したアクセルペダル開度信
号(θAPS)に対するスロットルバルブの開度となる信
号を、電子制御スロットルボディ20のモータ18に出
力する。
ルユニット100’は、アクセルペダル開度(θAPS)
の変化量(θAPS/dt)に応じて制御パターンを変え
て、アクセルペダル開度(θAPS)に応じてスロットル
バルブの開度を制御する。
ト200’の動作について説明する。通電電流決定手段
200Aは、パターン選択手段100B’からパターン
信号を受け、放電電流に応じた電動機への通電電流を決
定する。ペダルセンサ変化量(θAPS/dt)に対する
通電電流(A)の関係については、図7を用いて説明し
たとおりである。図7のパターンAは、アクセルペダル
開度の変化量と通電電流が直線比例関係にあるものであ
り、パターンBは、アクセルペダル開度の変化量に対し
て通電電流を急激に増加するようにしたものであり、パ
ターンCは、アクセルペダル開度の変化量に対して通電
電流をゆっくりと増加させるようにしたものである。
00Cのパターンは、パターンBに選択されている。そ
して、このときの放電電流(DA)が所定値よりも小さ
い場合には、図5に示した実施形態と同様にして図7の
パターンBを選択するが、放電電流(DA)が所定値よ
りも大きい場合には、図7のパターンCを選択する。即
ち、放電状態にあるときは、電動機への通電量を少な目
にするようにして、充放電収支が悪化するのを防止する
ようにする。通常加速時であっても、放電電流(DA)
が所定値よりも大きい場合には、図7のパターンCを選
択する。
と同様にスロットル開度と電動機の通電電流のパターン
を同じものとするが、放電電流(DA)が所定値よりも
大きい場合には、図7のパターンCを選択することによ
って、充放電収支が悪化するのを防止するようにしてい
る。
択手段100B’によって選択されたパターンに応じ
て、ROMからアクセルペダル開度の変化量に対する通
電電流のパターンを読み出すとともに、ペダルセンサ変
化量算出手段100Aから入力したアクセルペダル開度
信号(θAPS)の変化量(θAPS/dt)に対する通電電
流を、電動機10MGに出力する。
も、放電電流が所定値よりも大きい場合のアクセルペダ
ル開度θAPSに対するスロットル開度θTh及び通電電流
AAのタイミングチャートについて説明する。図15
は、本発明の第2の実施形態による内燃機関のターボチ
ャージャ制御装置における急加速時で、しかも、放電電
流が所定値よりも大きい場合のアクセルペダル開度θAP
Sに対するスロットル開度θTh及び通電電流AAの変化
を示すタイミングチャートである。
開度が0度であり、時間0.1sまでに最大アクセルペ
ダル開度(θAPS(max))となるように、アクセルペダル
が踏み込まれたものとする。その後も、アクセルペダル
開度は、最大開度に保持されている。
のであり、図5において説明したパターン選択手段10
0B’は、ペダルセンサ変化量(θAPS/dt)に基づ
いて急加速であると判断し、パターンBを選択する。ス
ロットル開度決定手段100Cは、図6に示したパター
ンBに従って、アクセルペダルの開度(θAPS)に対し
てスロットルバルブの開度(θTh)を速く開くようにす
る。
電電流検出判断手段100Dからの信号に基づいて、放
電電流(DA)が所定値より大きいものとすると、パタ
ーンCを選択する。通電電流決定手段200Aは、図7
に示したパターンCに従って、アクセルペダル開度の変
化量(θAPS/dt)に対して通電電流(AA)をゆっ
くりと増加するようにする。
トル開度θThが速く、しかも大きく開かれている。従っ
て、従来システムのようにスロットルバルブが吸気抵抗
となることがなくなり、電動機で過給された空気はスム
ースに効率良く、エンジンに供給されるものである。ま
た、通電電流は制限されているため、放電状態であって
も無理に電動機に通電することがないため、充放電収支
を改善することができる。
ストした結果について説明する。図16は、本発明の第
2の実施形態による内燃機関のターボチャージャ制御装
置を用いた加速時のテスト結果を示す図であり、図16
(A)は、エンジン回転数の変化を示し、図16(B)
は、ブースト圧の変化を示している。
る内燃機関のターボチャージャ制御装置を用いない場合
の特性を示しており、一点鎖線は本実施形態による内燃
機関のターボチャージャ制御装置を用いた場合の特性を
示している。
実施形態を用いることにより、立ち上がりが速く、しか
も高い圧力が得られている。従って、エンジン回転数の
立ち上がりが速く、効果のあることが確認できた。な
お、図11と比較すると明らかなように、ブースト圧の
立ち上がりは若干遅くなり、エンジン回転数の立ち上が
りも若干遅くなっているが、実線で示した電動機を用い
ない場合よりそれぞれ立ち上がりは改善されている。
電収支について説明する。図17は、本発明の第2の実
施形態による内燃機関のターボチャージャ制御装置のバ
ッテリーの充放電収支の説明図である。
エンジンにおける充放電収支を100%とすると、本実
施形態による電動―発電機を備えたターボチャージャを
用いて、放電状態時の通電量を制限する制御を行った結
果の充放電収支は、95%であり、バッテリーの寿命に
影響を与えないレベルであることを確認できた。
ターボチャージャを用いて、放電状態の監視を行わない
場合の充放電収支は、89%であり、これに比べて充放
電収支が改善されている。
ば、アクセルペダルの開き方に応じてスロットルバルブ
と電動―発電機を制御することできる。
バーが速い加速を要求している時であり、この時はスロ
ットルバルブをアクセルペダルよりも速く、しかも大き
く開いてやる(吸気抵抗の減少)とともに、電動機への
通電を早く大きくすることにより、充分な過給圧を得る
ことができ、運転性が向上するものである。また、緩加
速時には電動機に減少した通電(アクセルペダル開度よ
りも若干大きく開くこと及びスロットルバルブでの抵抗
が減少した分)をしてやること運転性を向上できる。
通電量を制限するようにしたので、バッテリーの充放電
収支を改善することができる。
ージャ制御装置において、運転者のアクセルペダルの操
作に応じた過給圧が得られ、運転性が向上するものであ
る。
チャージャ制御装置において、電動−発電機を備えたタ
ーボチャージャを用いる場合にも、バッテリーの寿命を
改善することができる。
ャージャ制御装置を備えたエンジン制御システムの全体
構成を示すシステム構成図である。
ャージャ制御装置に用いるターボチャージャの構成を示
す断面図である。
ルボディの構成を示す平面図である。
ールユニットの構成を示す平面図である。
ャージャ制御装置に用いる電動−発電機コントロールユ
ニット及びエンジンコントロールユニットの機能構成を
示すブロック図である。
ャージャ制御装置に用いるエンジンコントロールユニッ
トのスロットルバルブ開度選択手段が選択する開きパタ
ーンの説明図である。
ャージャ制御装置に用いる電動−発電機コントロールユ
ニットの通電電流決定手段が決定する通電電流の各パタ
ーンの説明図である。
ャージャ制御装置に用いる通電電流補正手段におけるエ
ンジン回転数による補正係数(KNe)の説明図である。
ャージャ制御装置に用いる通電電流補正手段における負
荷値による補正係数(KLo)の説明図である。
チャージャ制御装置における急加速時のアクセルペダル
開度θAPSに対するスロットル開度θTh及び通電電流A
Aの変化を示すタイミングチャートである。
チャージャ制御装置を用いた加速時のテスト結果を示す
図であり、同図(A)は、エンジン回転数の変化を示
し、同図(B)は、ブースト圧の変化を示している。
チャージャ制御装置における緩加速時のアクセルペダル
開度θAPSに対するスロットル開度θTh及び通電電流A
Aの変化を示すタイミングチャートである。
チャージャ制御装置の定常性能を示す図であり、同図
(A)は、軸トルクを示し、同図(B)は、ブースト
(吸気管)圧力を、それぞれエンジン回転数を横軸に示
している。
ーボチャージャ制御装置に用いる電動−発電機コントロ
ールユニット及びエンジンコントロールユニットの機能
構成を示すブロック図である。
ーボチャージャ制御装置における急加速時で、しかも、
放電電流が所定値よりも大きい場合のアクセルペダル開
度θAPSに対するスロットル開度θTh及び通電電流AA
の変化を示すタイミングチャートである。
ーボチャージャ制御装置を用いた加速時のテスト結果を
示す図であり、同図(A)は、エンジン回転数の変化を
示し、同図(B)は、ブースト圧の変化を示している。
ーボチャージャ制御装置のバッテリーの充放電収支の説
明図である。
Claims (4)
- 【請求項1】電動―発電機を備えたターボチャージャを
制御する内燃機関のターボチャージャ制御装置におい
て、 アクセルペダルの開度に応じてスロットルバルブの開度
を制御可能な電子制御スロットルボディと、 上記アクセルペダルの開度の変化量に応じて、上記スロ
ットルバルブの開き方と上記電動−発電機への通電電流
を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする内燃機
関のターボチャージャ制御装置。 - 【請求項2】請求項1記載の内燃機関のターボチャージ
ャ制御装置において、 上記制御手段は、上記アクセルペダルの開度の変化量が
大きいときは、上記スロットルバルブを上記アクセルペ
ダルの開き方より早く開くと共に、上記電動−発電機へ
の通電電流を多く流すように制御することを特徴とする
内燃機関のターボチャージャ制御装置。 - 【請求項3】請求項1記載の内燃機関のターボチャージ
ャ制御装置において、 さらに、バッテリーへの充放電状態を監視する監視手段
を備え、 上記制御手段は、上記監視手段により監視された放電状
態により、所定の放電状態のときは、上記電動−発電機
への通電電流を少な目に流すように制御することを特徴
とする内燃機関のターボチャージャ制御装置。 - 【請求項4】請求項1記載の内燃機関のターボチャージ
ャ制御装置において、 上記制御手段は、エンジンの状態に応じて上記電動−発
電機に流す通電電流を補正することを特徴とする内燃機
関のターボチャージャ制御装置。
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JP07911498A JP4230000B2 (ja) | 1998-03-26 | 1998-03-26 | 内燃機関のターボチャージャ制御装置 |
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