JPH1127936A - スイッチング電源 - Google Patents
スイッチング電源Info
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- JPH1127936A JPH1127936A JP9182048A JP18204897A JPH1127936A JP H1127936 A JPH1127936 A JP H1127936A JP 9182048 A JP9182048 A JP 9182048A JP 18204897 A JP18204897 A JP 18204897A JP H1127936 A JPH1127936 A JP H1127936A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/30—Reactive power compensation
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- Stand-By Power Supply Arrangements (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 負荷の変動に拘らず常に高効率で動作でき、
電力の無駄使いを防ぐことができるようにする。 【解決手段】 負荷に印加される出力電圧を安定化する
ためのスイッチング回路部21,22として電流に対す
る効率の異なる複数系統を設ける。また、負荷に供給さ
れる電流値を検出する電流値検出部23を設ける。そし
て、この電流値検出部23により検出された電流値に応
じて複数系統のスイッチング回路部21,22のなかか
ら最も効率のよいスイッチオン時間の1系統を選択して
動作させる。
電力の無駄使いを防ぐことができるようにする。 【解決手段】 負荷に印加される出力電圧を安定化する
ためのスイッチング回路部21,22として電流に対す
る効率の異なる複数系統を設ける。また、負荷に供給さ
れる電流値を検出する電流値検出部23を設ける。そし
て、この電流値検出部23により検出された電流値に応
じて複数系統のスイッチング回路部21,22のなかか
ら最も効率のよいスイッチオン時間の1系統を選択して
動作させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
に関わり、特に負荷変動を生じる機器に電源を供給する
スイッチング電源に関する。
に関わり、特に負荷変動を生じる機器に電源を供給する
スイッチング電源に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスイッチング電源の回路構成の概
略を図4に示す。このスイッチング電源は、交流電源1
から例えば電源電圧+24ボルトの出力電源aと例えば
電源電圧+5ボルトの出力電源bの2出力をそれぞれ負
荷R1,R2に供給するものである。図示するように、
交流電源1を入力し全波整流する整流ダイオードブリッ
ジ回路2の両出力端子間に1次側電解コンデンサ3を接
続し、この1次側電解コンデンサ3の両端子間に電界効
果トランジスタからなる1次側スイッチング素子4を介
してトランス5の1次巻線5aを接続している。
略を図4に示す。このスイッチング電源は、交流電源1
から例えば電源電圧+24ボルトの出力電源aと例えば
電源電圧+5ボルトの出力電源bの2出力をそれぞれ負
荷R1,R2に供給するものである。図示するように、
交流電源1を入力し全波整流する整流ダイオードブリッ
ジ回路2の両出力端子間に1次側電解コンデンサ3を接
続し、この1次側電解コンデンサ3の両端子間に電界効
果トランジスタからなる1次側スイッチング素子4を介
してトランス5の1次巻線5aを接続している。
【0003】そして、前記トランス5の2次巻線5bに
ダイオードからなる整流回路6を介して第1の2次側電
解コンデンサ7を接続し、この2次側電解コンデンサ7
の両端子間を前記出力電源aとしている。また、前記ト
ランス5の2次巻線5bに前記整流回路6を介してPN
P型トランジスタからなる2次側スイッチング素子8と
チョークコイル9と第2の2次側電解コンデンサ10と
の直列回路を接続し、この第2の2次側電解コンデンサ
10の両端子間を前記出力電源bとしている。
ダイオードからなる整流回路6を介して第1の2次側電
解コンデンサ7を接続し、この2次側電解コンデンサ7
の両端子間を前記出力電源aとしている。また、前記ト
ランス5の2次巻線5bに前記整流回路6を介してPN
P型トランジスタからなる2次側スイッチング素子8と
チョークコイル9と第2の2次側電解コンデンサ10と
の直列回路を接続し、この第2の2次側電解コンデンサ
10の両端子間を前記出力電源bとしている。
【0004】前記1次側スイッチング素子4は、1次側
パルス幅変調(PWM)制御回路11によってスイッチ
オン,オフ時間が制御される。1次側パルス幅変調制御
回路11は、図示しない帰還回路を介して取込んだ出力
電源aの出力電圧により前記1次側スイッチング素子4
のスイッチオン,オフを切換える信号のパルス幅を変調
して、出力電源aの出力電圧を安定化するものである。
また、前記2次側スイッチング素子8は、2次側パルス
幅変調制御回路12によりスイッチオン,オフ時間が制
御される。2次側パルス幅変調制御回路12は、図示し
ない帰還回路を介してフィードバックされた出力電源b
の出力電圧により前記2次側スイッチング素子8のスイ
ッチオン,オフを切換える信号のパルス幅を変調して、
出力電源bの出力電圧を安定化している。
パルス幅変調(PWM)制御回路11によってスイッチ
オン,オフ時間が制御される。1次側パルス幅変調制御
回路11は、図示しない帰還回路を介して取込んだ出力
電源aの出力電圧により前記1次側スイッチング素子4
のスイッチオン,オフを切換える信号のパルス幅を変調
して、出力電源aの出力電圧を安定化するものである。
また、前記2次側スイッチング素子8は、2次側パルス
幅変調制御回路12によりスイッチオン,オフ時間が制
御される。2次側パルス幅変調制御回路12は、図示し
ない帰還回路を介してフィードバックされた出力電源b
の出力電圧により前記2次側スイッチング素子8のスイ
ッチオン,オフを切換える信号のパルス幅を変調して、
出力電源bの出力電圧を安定化している。
【0005】このように、従来のこの種のスイッチング
電源は、1次側のパルス幅変調制御回路11によりスイ
ッチオン,オフ時間が制御されるスイッチング素子4に
よって出力電源aを得、2次側のパルス幅変調制御回路
12によりスイッチオン,オフ時間が制御されるスイッ
チング素子8によって出力電源bを得るという具合に、
1つの出力電源に対して1つのスイッチング素子を動作
させて所要電圧の出力電源を得ていた。このため、スイ
ッチング素子としては、負荷R1,R2が大きくなり負
荷R1,R2に流れ込む電流が増大しても対応できるよ
うに、大電流用のトランジスタを使用していた。
電源は、1次側のパルス幅変調制御回路11によりスイ
ッチオン,オフ時間が制御されるスイッチング素子4に
よって出力電源aを得、2次側のパルス幅変調制御回路
12によりスイッチオン,オフ時間が制御されるスイッ
チング素子8によって出力電源bを得るという具合に、
1つの出力電源に対して1つのスイッチング素子を動作
させて所要電圧の出力電源を得ていた。このため、スイ
ッチング素子としては、負荷R1,R2が大きくなり負
荷R1,R2に流れ込む電流が増大しても対応できるよ
うに、大電流用のトランジスタを使用していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のこの種のスイッチング電源においては、スイッチング
素子として大電流用のトランジスタを使用していたの
で、負荷が小さく負荷に流れ込む電流が少ない場合にト
ランジスタにて消費される損失が大きくなり、電力を無
駄使いしていて効率が悪い、という問題があった。そこ
で本発明は、負荷の変動に拘らず常に高効率で動作で
き、電力の無駄使いを防ぐことができるスイッチング電
源を提供しようとするものである。
のこの種のスイッチング電源においては、スイッチング
素子として大電流用のトランジスタを使用していたの
で、負荷が小さく負荷に流れ込む電流が少ない場合にト
ランジスタにて消費される損失が大きくなり、電力を無
駄使いしていて効率が悪い、という問題があった。そこ
で本発明は、負荷の変動に拘らず常に高効率で動作で
き、電力の無駄使いを防ぐことができるスイッチング電
源を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、負荷に印加さ
れる出力電圧を安定化するためのスイッチング回路部と
して電流に対する効率の異なる複数系統を設ける。ま
た、負荷に供給される電流値を検出する電流値検出部を
設ける。そして、この電流値検出部により検出された電
流値に応じて複数系統のスイッチング回路部のなかから
最も効率のよいスイッチオン時間の1系統を選択して動
作させるようにしたものである。
れる出力電圧を安定化するためのスイッチング回路部と
して電流に対する効率の異なる複数系統を設ける。ま
た、負荷に供給される電流値を検出する電流値検出部を
設ける。そして、この電流値検出部により検出された電
流値に応じて複数系統のスイッチング回路部のなかから
最も効率のよいスイッチオン時間の1系統を選択して動
作させるようにしたものである。
【0008】具体的には、第1のスイッチオン時間でス
イッチング動作して負荷に印加される出力電圧を安定化
する第1のスイッチング回路部と、第1のスイッチオン
時間よりも短い第2のスイッチオン時間で動作して負荷
に印加される出力電圧を安定化する第2のスイッチング
回路部と、負荷に供給される電流値を検出する電流値検
出部と、この電流値検出手段により検出した電流値が予
め設定した基準値より大きいか比較する比較部と、この
比較部により電流値が基準値より大きい場合には第1の
スイッチング回路部を動作させ、小さい場合は第2のス
イッチング回路部を動作させるスイッチング回路選択部
とを備える。このものにおいて、電流値検出部は負荷に
供給される電流を電圧に変換する抵抗であり、比較部は
上記抵抗の両端の電位差を取込みその電位差の大小によ
りスイッチング回路選択部への出力信号を切換えるコン
パレータである。
イッチング動作して負荷に印加される出力電圧を安定化
する第1のスイッチング回路部と、第1のスイッチオン
時間よりも短い第2のスイッチオン時間で動作して負荷
に印加される出力電圧を安定化する第2のスイッチング
回路部と、負荷に供給される電流値を検出する電流値検
出部と、この電流値検出手段により検出した電流値が予
め設定した基準値より大きいか比較する比較部と、この
比較部により電流値が基準値より大きい場合には第1の
スイッチング回路部を動作させ、小さい場合は第2のス
イッチング回路部を動作させるスイッチング回路選択部
とを備える。このものにおいて、電流値検出部は負荷に
供給される電流を電圧に変換する抵抗であり、比較部は
上記抵抗の両端の電位差を取込みその電位差の大小によ
りスイッチング回路選択部への出力信号を切換えるコン
パレータである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1乃至図3を用いて説明する。
1乃至図3を用いて説明する。
【0010】なお、この実施の形態では、本発明を図4
に示したスイッチング電源において、出力電源aが供給
される負荷R1は一定だが出力電源bが供給される負荷
R2は可変であるものに適用した場合であり、図4と同
一部分には同一符号を付して詳しい説明を省略する。
に示したスイッチング電源において、出力電源aが供給
される負荷R1は一定だが出力電源bが供給される負荷
R2は可変であるものに適用した場合であり、図4と同
一部分には同一符号を付して詳しい説明を省略する。
【0011】図1はかかる実施の形態におけるスイッチ
ング電源の回路構成を示す概略図であって、図4に示し
たスイッチング電源と異なる点の1つは、可変負荷R2
に供給される出力電源bの出力電圧を安定化するための
スイッチング回路部として、従来からのPNP型トラン
ジスタからなる2次側スイッチング素子8,チョークコ
イル9,電解コンデンサ10及び上記スイッチング素子
8のスイッチオン,オフを制御する2次側パルス幅変調
制御回路12で構成した第1のスイッチング回路部21
とは別に、同じくPNP型トランジスタからなる2次側
スイッチング素子13,チョークコイル14,電解コン
デンサ15及び上記スイッチング素子13のスイッチオ
ン,オフを制御する2次側パルス幅変調制御回路16で
構成した第2のスイッチング回路部22を、上記第1の
スイッチング回路部21に対して並列的に設けたところ
にある。またもう1つの異なる点は、第1のスイッチン
グ回路部21及び第2のスイッチング回路部22からの
出力端に接続された抵抗23と、この抵抗23の両端に
発生する電圧の差を検出しその差に応じて出力信号を変
化させるコンパレータ24と、このコンパレータ24か
らの出力信号に応じて第1のスイッチング回路部21に
おける2次側パルス幅変調制御回路12と2次側スイッ
チング素子8とを接続し、第2のスイッチング回路部2
2における2次側パルス幅変調制御回路16と2次側ス
イッチング素子13とを切り離すか、またはその逆とす
るかを選択する選択回路25とを設けたところにある。
ング電源の回路構成を示す概略図であって、図4に示し
たスイッチング電源と異なる点の1つは、可変負荷R2
に供給される出力電源bの出力電圧を安定化するための
スイッチング回路部として、従来からのPNP型トラン
ジスタからなる2次側スイッチング素子8,チョークコ
イル9,電解コンデンサ10及び上記スイッチング素子
8のスイッチオン,オフを制御する2次側パルス幅変調
制御回路12で構成した第1のスイッチング回路部21
とは別に、同じくPNP型トランジスタからなる2次側
スイッチング素子13,チョークコイル14,電解コン
デンサ15及び上記スイッチング素子13のスイッチオ
ン,オフを制御する2次側パルス幅変調制御回路16で
構成した第2のスイッチング回路部22を、上記第1の
スイッチング回路部21に対して並列的に設けたところ
にある。またもう1つの異なる点は、第1のスイッチン
グ回路部21及び第2のスイッチング回路部22からの
出力端に接続された抵抗23と、この抵抗23の両端に
発生する電圧の差を検出しその差に応じて出力信号を変
化させるコンパレータ24と、このコンパレータ24か
らの出力信号に応じて第1のスイッチング回路部21に
おける2次側パルス幅変調制御回路12と2次側スイッ
チング素子8とを接続し、第2のスイッチング回路部2
2における2次側パルス幅変調制御回路16と2次側ス
イッチング素子13とを切り離すか、またはその逆とす
るかを選択する選択回路25とを設けたところにある。
【0012】第1のスイッチング回路部21は、可変負
荷R2が大きくこの負荷R2に流れ込む電流が大きい場
合に効率が良くなるように設計している。他方、第2の
スイッチング回路部22は、可変負荷R2が小さくこの
負荷R2に流れ込む電流が小さい場合に効率が良くなる
ように設計している。すなわち、第1のスイッチング回
路部21の2次側パルス幅変調制御回路12として、図
2(a)に示すように、スイッチオン時間T1の長い信
号を出力するように構成するとともに、2次側スイッチ
ング素子8として大電流対応のトランジスタを使用す
る。他方、第2のスイッチング回路部22の2次側パル
ス幅変調制御回路16として、図2(b)に示すよう
に、スイッチオン時間T2の短い信号を出力するように
構成するとともに、2次側スイッチング素子13として
小電流対応のトランジスタを使用する。なお、2次側ス
イッチング素子8の発振周波数と2次側スイッチング素
子13の発振周波数が一致するように、2次側パルス幅
変調制御回路12からの出力信号と2次側パルス幅変調
制御回路16からの出力信号とは周期が一致している。
荷R2が大きくこの負荷R2に流れ込む電流が大きい場
合に効率が良くなるように設計している。他方、第2の
スイッチング回路部22は、可変負荷R2が小さくこの
負荷R2に流れ込む電流が小さい場合に効率が良くなる
ように設計している。すなわち、第1のスイッチング回
路部21の2次側パルス幅変調制御回路12として、図
2(a)に示すように、スイッチオン時間T1の長い信
号を出力するように構成するとともに、2次側スイッチ
ング素子8として大電流対応のトランジスタを使用す
る。他方、第2のスイッチング回路部22の2次側パル
ス幅変調制御回路16として、図2(b)に示すよう
に、スイッチオン時間T2の短い信号を出力するように
構成するとともに、2次側スイッチング素子13として
小電流対応のトランジスタを使用する。なお、2次側ス
イッチング素子8の発振周波数と2次側スイッチング素
子13の発振周波数が一致するように、2次側パルス幅
変調制御回路12からの出力信号と2次側パルス幅変調
制御回路16からの出力信号とは周期が一致している。
【0013】抵抗23は、第1のスイッチング回路部2
1及び第2のスイッチング回路部22から出力され可変
負荷R2に供給される電流値を検出するもので、電流値
検出部として機能する。コンパレータ24は、図3に示
すように、正極端子(+)と負極端子(−)とにそれぞ
れ入力される電圧の電位差Δが予め設定したしきい値S
HLより小さいときローレベル“L”の信号を出力し、
電位差Δがしきい値SHLを超えるとハイレベル“H”
の信号を出力するもので、比較部として機能する。選択
回路25は、コンパレータ24からの出力信号がローレ
ベル“L”の信号であるとき第2のスイッチング回路部
22の2次側パルス幅変調制御回路16と2次側スイッ
チング素子13とを接続し、コンパレータ24からの出
力信号がハイレベル“H”の信号であるとき第1のスイ
ッチング回路部21の2次側パルス幅変調制御回路12
と2次側スイッチング素子8とを接続するもので、スイ
ッチング回路選択部として機能する。
1及び第2のスイッチング回路部22から出力され可変
負荷R2に供給される電流値を検出するもので、電流値
検出部として機能する。コンパレータ24は、図3に示
すように、正極端子(+)と負極端子(−)とにそれぞ
れ入力される電圧の電位差Δが予め設定したしきい値S
HLより小さいときローレベル“L”の信号を出力し、
電位差Δがしきい値SHLを超えるとハイレベル“H”
の信号を出力するもので、比較部として機能する。選択
回路25は、コンパレータ24からの出力信号がローレ
ベル“L”の信号であるとき第2のスイッチング回路部
22の2次側パルス幅変調制御回路16と2次側スイッ
チング素子13とを接続し、コンパレータ24からの出
力信号がハイレベル“H”の信号であるとき第1のスイ
ッチング回路部21の2次側パルス幅変調制御回路12
と2次側スイッチング素子8とを接続するもので、スイ
ッチング回路選択部として機能する。
【0014】このように構成した本実施の形態において
は、可変負荷R2が大きく、負荷R2に流れ込む電流が
大きい場合には、抵抗23に流れる電流値も大きくな
る。これにより、抵抗23の両端に発生する電圧の差も
大きくなり、その電位差Δがコンパレータ24に予め設
定されたしきい値SHLを超えるので、コンパレータ2
4の出力信号はハイレベル“H”となる。その結果、選
択回路25は第1のスイッチング回路部21の2次側パ
ルス幅変調制御回路12と2次側スイッチング素子8と
を接続し、2次側スイッチング素子8が発振動作して、
可変負荷R2に出力電源bを供給する。この出力電源b
は図示しない帰還回路によって2次側パルス幅変調制御
回路12にフィードバックされて、出力電源bの出力電
圧が安定化される。
は、可変負荷R2が大きく、負荷R2に流れ込む電流が
大きい場合には、抵抗23に流れる電流値も大きくな
る。これにより、抵抗23の両端に発生する電圧の差も
大きくなり、その電位差Δがコンパレータ24に予め設
定されたしきい値SHLを超えるので、コンパレータ2
4の出力信号はハイレベル“H”となる。その結果、選
択回路25は第1のスイッチング回路部21の2次側パ
ルス幅変調制御回路12と2次側スイッチング素子8と
を接続し、2次側スイッチング素子8が発振動作して、
可変負荷R2に出力電源bを供給する。この出力電源b
は図示しない帰還回路によって2次側パルス幅変調制御
回路12にフィードバックされて、出力電源bの出力電
圧が安定化される。
【0015】その後、可変負荷R2が小さくなり、負荷
R2に流れ込む電流が減少すると、抵抗23に流れる電
流値も小さくなる。これにより、抵抗23の両端に発生
する電圧の差も小さくなり、その電位差Δがコンパレー
タ24に予め設定されたしきい値SHL以下になると、
コンパレータ24の出力信号はローレベル“L”に切替
わる。その結果、選択回路25は第1のスイッチング回
路部21の2次側パルス幅変調制御回路12と2次側ス
イッチング素子8とを切り離し、第2のスイッチング回
路部22の2次側パルス幅変調制御回路16と2次側ス
イッチング素子13とを接続する。これにより、2次側
スイッチング素子13が発振動作して、可変負荷R2に
出力電源bを供給する。この出力電源bは図示しない帰
還回路によって2次側パルス幅変調制御回路16にフィ
ードバックされて、出力電源bの出力電圧が安定化され
る。
R2に流れ込む電流が減少すると、抵抗23に流れる電
流値も小さくなる。これにより、抵抗23の両端に発生
する電圧の差も小さくなり、その電位差Δがコンパレー
タ24に予め設定されたしきい値SHL以下になると、
コンパレータ24の出力信号はローレベル“L”に切替
わる。その結果、選択回路25は第1のスイッチング回
路部21の2次側パルス幅変調制御回路12と2次側ス
イッチング素子8とを切り離し、第2のスイッチング回
路部22の2次側パルス幅変調制御回路16と2次側ス
イッチング素子13とを接続する。これにより、2次側
スイッチング素子13が発振動作して、可変負荷R2に
出力電源bを供給する。この出力電源bは図示しない帰
還回路によって2次側パルス幅変調制御回路16にフィ
ードバックされて、出力電源bの出力電圧が安定化され
る。
【0016】このように、本実施の形態によれば、負荷
R2に印加される出力電圧を安定化するためのスイッチ
ング回路部として、大電流に対して効率の良い第1のス
イッチング回路部21と、小電流に対して効率のよい第
2のスイッチング回路部22の2系統を設けている。ま
た、負荷R2に供給される電流値を検出する電流値検出
部として抵抗23を設けるとともに、この抵抗23によ
り検出した電流値が予め設定した基準値より大きいか比
較する比較部としてコンパレータ24を設け、さらに、
スイッチング回路選択部として選択回路25を設けてい
る。そして、この選択回路25により、コンパレータ2
4において電流値が基準値より大きいと判定された場合
には第1のスイッチング回路部21を動作させ、小さい
と判定された場合には第2のスイッチング回路部22を
動作させるようにしている。
R2に印加される出力電圧を安定化するためのスイッチ
ング回路部として、大電流に対して効率の良い第1のス
イッチング回路部21と、小電流に対して効率のよい第
2のスイッチング回路部22の2系統を設けている。ま
た、負荷R2に供給される電流値を検出する電流値検出
部として抵抗23を設けるとともに、この抵抗23によ
り検出した電流値が予め設定した基準値より大きいか比
較する比較部としてコンパレータ24を設け、さらに、
スイッチング回路選択部として選択回路25を設けてい
る。そして、この選択回路25により、コンパレータ2
4において電流値が基準値より大きいと判定された場合
には第1のスイッチング回路部21を動作させ、小さい
と判定された場合には第2のスイッチング回路部22を
動作させるようにしている。
【0017】したがって、可変負荷R2が大きく負荷R
2に流れ込む電流が大きい場合には、大電流に対して効
率のよい第1のスイッチング回路部21を動作させて出
力電源bの出力電圧を安定化でき、可変負荷R2が小さ
く負荷R2に流れ込む電流が小さい場合には、小電流に
対して効率のよい第2のスイッチング回路部22を動作
させて出力電源bの出力電圧を安定化できるので、負荷
R2の変動に拘らず常に高効率で動作できる。その結
果、電力の無駄使いを防止でき、省エネルギー化に寄与
できる。
2に流れ込む電流が大きい場合には、大電流に対して効
率のよい第1のスイッチング回路部21を動作させて出
力電源bの出力電圧を安定化でき、可変負荷R2が小さ
く負荷R2に流れ込む電流が小さい場合には、小電流に
対して効率のよい第2のスイッチング回路部22を動作
させて出力電源bの出力電圧を安定化できるので、負荷
R2の変動に拘らず常に高効率で動作できる。その結
果、電力の無駄使いを防止でき、省エネルギー化に寄与
できる。
【0018】なお、前記一実施の形態ではスイッチング
回路部21,22を2系統として説明したが、比較部に
おけるしきい値を多段階にすることでスイッチング回路
部を3系統以上設けて、より効率のよいスイッチング電
源を構成してもよい。また、前記一実施の形態ではスイ
ッチング回路部21,22毎にパルス幅変調制御回路1
2,16を設けたが、各スイッチング回路部に対してパ
ルス幅変調回路を共通にし、スイッチング回路選択部
は、最も効率のよいスイッチング回路部に対してこの共
有化したパルス幅変調制御回路を接続して、出力電圧の
安定化を図るようにしてもよい。
回路部21,22を2系統として説明したが、比較部に
おけるしきい値を多段階にすることでスイッチング回路
部を3系統以上設けて、より効率のよいスイッチング電
源を構成してもよい。また、前記一実施の形態ではスイ
ッチング回路部21,22毎にパルス幅変調制御回路1
2,16を設けたが、各スイッチング回路部に対してパ
ルス幅変調回路を共通にし、スイッチング回路選択部
は、最も効率のよいスイッチング回路部に対してこの共
有化したパルス幅変調制御回路を接続して、出力電圧の
安定化を図るようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
負荷の変動に拘らず常に高効率で動作でき、電力の無駄
使いを防ぐことができるスイッチング電源を提供でき
る。
負荷の変動に拘らず常に高効率で動作でき、電力の無駄
使いを防ぐことができるスイッチング電源を提供でき
る。
【図1】 本発明の一実施の形態であるスイッチング電
源の構成を概略的に示す回路図。
源の構成を概略的に示す回路図。
【図2】 同実施の形態におけるパルス幅変調制御回路
の説明図。
の説明図。
【図3】 同実施の形態におけるコンパレータの説明
図。
図。
【図4】 従来のスイッチング電源の構成を概略的に示
す回路図。
す回路図。
1…交流電源 2…整流ダイオードブリッジ回路 3…1次側電解コンデンサ 4…1次側スイッチング素子 5…トランス 6…整流回路 7,10,15…2次側電解コンデンサ 8,13…2次側スイッチング素子 9,14…チョークコイル 11…1次側パルス幅変調制御回路 12,16…2次側パルス幅変調制御回路 21…第1のスイッチング回路部 22…第2のスイッチング回路部 23…抵抗(電流検出部) 24…コンパレータ(比較部) 25…選択回路(スイッチング回路選択部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02M 3/28 H02M 3/28 F
Claims (3)
- 【請求項1】 負荷に印加される出力電圧を安定化する
ためのスイッチング回路部として電流に対する効率の異
なる複数系統を設けるとともに、前記負荷に供給される
電流値を検出する電流値検出部を設け、この電流値検出
部により検出された前記電流値に応じて前記複数系統の
スイッチング回路部のなかから最も効率のよいスイッチ
オン時間の1系統を選択して動作させるようにしたこと
を特徴とするスイッチング電源。 - 【請求項2】 第1のスイッチオン時間でスイッチング
動作して負荷に印加される出力電圧を安定化する第1の
スイッチング回路部と、前記第1のスイッチオン時間よ
りも短い第2のスイッチオン時間で動作して前記負荷に
印加される出力電圧を安定化する第2のスイッチング回
路部と、前記負荷に供給される電流値を検出する電流値
検出部と、この電流値検出手段により検出した電流値が
予め設定した基準値より大きいか比較する比較部と、こ
の比較部により前記電流値が前記基準値より大きい場合
には前記第1のスイッチング回路部を動作させ、小さい
場合は前記第2のスイッチング回路部を動作させるスイ
ッチング回路選択部とを具備したことを特徴とするスイ
ッチング電源。 - 【請求項3】 電流値検出部は負荷に供給される電流を
電圧に変換する抵抗であり、比較部は前記抵抗の両端の
電位差を取込みその電位差の大小によりスイッチング回
路選択部への出力信号を切換えるコンパレータであるこ
とを特徴とする請求項2記載のスイッチング電源。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9182048A JPH1127936A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | スイッチング電源 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9182048A JPH1127936A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | スイッチング電源 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1127936A true JPH1127936A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16111435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9182048A Pending JPH1127936A (ja) | 1997-07-08 | 1997-07-08 | スイッチング電源 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1127936A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017121106A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | パーパス株式会社 | 電源装置、その制御方法および制御プログラム |
-
1997
- 1997-07-08 JP JP9182048A patent/JPH1127936A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017121106A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | パーパス株式会社 | 電源装置、その制御方法および制御プログラム |
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