JPH11274922A - 位相同期回路 - Google Patents
位相同期回路Info
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- JPH11274922A JPH11274922A JP10070024A JP7002498A JPH11274922A JP H11274922 A JPH11274922 A JP H11274922A JP 10070024 A JP10070024 A JP 10070024A JP 7002498 A JP7002498 A JP 7002498A JP H11274922 A JPH11274922 A JP H11274922A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 入力信号位相に電圧制御発振器の出力信号位
相を同期させる位相同期回路(PLL)に関し、高速位
相同期引込みを可能とする。 【解決手段】 入力信号位相と電圧制御発振器1の出力
信号を分周器6により分周した分周出力信号位相とを位
相比較器5により比較し、位相比較出力信号をループフ
ィルタ4を介して電圧制御発振器1の制御電圧とする位
相同期回路に於いて、同期引込み時に、入力信号周波数
が中心周波数に対して高いか低いかを判定し、高い場合
は下限周波数の制御電圧VCwを選択し、低い場合は上
限周波数の制御電圧VChを選択して、ループフィルタ
4を介した制御電圧に代えて電圧制御発振器1に入力す
るように、第1,第2の切替回路2,3を制御する引込
み制御部8を備えている。
相を同期させる位相同期回路(PLL)に関し、高速位
相同期引込みを可能とする。 【解決手段】 入力信号位相と電圧制御発振器1の出力
信号を分周器6により分周した分周出力信号位相とを位
相比較器5により比較し、位相比較出力信号をループフ
ィルタ4を介して電圧制御発振器1の制御電圧とする位
相同期回路に於いて、同期引込み時に、入力信号周波数
が中心周波数に対して高いか低いかを判定し、高い場合
は下限周波数の制御電圧VCwを選択し、低い場合は上
限周波数の制御電圧VChを選択して、ループフィルタ
4を介した制御電圧に代えて電圧制御発振器1に入力す
るように、第1,第2の切替回路2,3を制御する引込
み制御部8を備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安定度を向上した
位相同期回路に関する。位相同期回路(PLL;Phase
Look Loop )は、電圧制御発振器と位相比較器とを
含み、入力信号位相に電圧制御発振器の出力信号位相を
同期化するように制御するものである。この位相同期回
路の引込み時間を短縮することが要望されている。
位相同期回路に関する。位相同期回路(PLL;Phase
Look Loop )は、電圧制御発振器と位相比較器とを
含み、入力信号位相に電圧制御発振器の出力信号位相を
同期化するように制御するものである。この位相同期回
路の引込み時間を短縮することが要望されている。
【0002】
【従来の技術】図7は従来例の位相同期回路の説明図で
あり、51は電圧制御発振器(VCO)、52は切替回
路、53は時定数の小さいループフィルタ(LPF)、
54は時定数の大きいループフィルタ(LPF)、55
は位相比較器、56は分周器、57は同期検出部であ
る。
あり、51は電圧制御発振器(VCO)、52は切替回
路、53は時定数の小さいループフィルタ(LPF)、
54は時定数の大きいループフィルタ(LPF)、55
は位相比較器、56は分周器、57は同期検出部であ
る。
【0003】電圧制御発振器51の出力信号を分周器5
6により分周し、その分周出力信号と入力信号との位相
を位相比較器55により比較し、その位相比較出力信号
を、時定数の小さいループフィルタ53又は時定数の大
きいループフィルタ54を介して電圧制御発振器51の
制御電圧とし、入力信号位相に分周出力信号位相を同期
化させるように、電圧制御発振器51の出力信号位相を
制御する。
6により分周し、その分周出力信号と入力信号との位相
を位相比較器55により比較し、その位相比較出力信号
を、時定数の小さいループフィルタ53又は時定数の大
きいループフィルタ54を介して電圧制御発振器51の
制御電圧とし、入力信号位相に分周出力信号位相を同期
化させるように、電圧制御発振器51の出力信号位相を
制御する。
【0004】又同期検出部57は、位相比較器55の位
相比較出力信号等により位相同期引込み状態か否かを判
定し、位相同期引込み動作中の時は、時定数の小さいル
ープフィルタ53を選択するように切替回路52を制御
し、位相同期引込み状態となったことを検出すると、時
定数の大きいループフィルタ54を選択するように切替
回路52を制御し、位相同期回路(PLL)の位相同期
引込みの高速化を図り、且つ位相同期引込み状態に於け
る動作の安定化を図るものである。
相比較出力信号等により位相同期引込み状態か否かを判
定し、位相同期引込み動作中の時は、時定数の小さいル
ープフィルタ53を選択するように切替回路52を制御
し、位相同期引込み状態となったことを検出すると、時
定数の大きいループフィルタ54を選択するように切替
回路52を制御し、位相同期回路(PLL)の位相同期
引込みの高速化を図り、且つ位相同期引込み状態に於け
る動作の安定化を図るものである。
【0005】しかし、位相同期引込みを開始する時の電
圧制御発振器51の自走周波数は、動作範囲の上限周波
数又は下限周波数となる場合が一般的であり、その自走
周波数と入力信号周波数とが近似している場合、位相差
が小さく、且つ自走周波数は安定化されているものでは
ないから、位相比較器55の位相比較出力信号が小さい
値で且つ変動することにより、時定数の小さいループフ
ィルタ53を接続しても、位相同期引込みに要する時間
を短縮することは困難であった。
圧制御発振器51の自走周波数は、動作範囲の上限周波
数又は下限周波数となる場合が一般的であり、その自走
周波数と入力信号周波数とが近似している場合、位相差
が小さく、且つ自走周波数は安定化されているものでは
ないから、位相比較器55の位相比較出力信号が小さい
値で且つ変動することにより、時定数の小さいループフ
ィルタ53を接続しても、位相同期引込みに要する時間
を短縮することは困難であった。
【0006】そこで、図8に示す構成が提案されてい
る。同図に於いて、61は電圧制御発振器(VCO)、
62は切替回路、63はループフィルタを含む制御電圧
形成部、64は三角波発生器、65は位相比較器、66
は分周器、67は同期検出部、68は記憶部である。
る。同図に於いて、61は電圧制御発振器(VCO)、
62は切替回路、63はループフィルタを含む制御電圧
形成部、64は三角波発生器、65は位相比較器、66
は分周器、67は同期検出部、68は記憶部である。
【0007】位相同期引込み状態に於いては、切替回路
62は図示状態に切替えられており、分周器66の分周
出力信号と入力信号との位相を位相比較器65により比
較し、その比較出力信号をループフィルタを含む制御電
圧形成部63を介して電圧制御発振器61の制御電圧と
する。その時の制御電圧を記憶部68に順次更新して記
憶するものである。
62は図示状態に切替えられており、分周器66の分周
出力信号と入力信号との位相を位相比較器65により比
較し、その比較出力信号をループフィルタを含む制御電
圧形成部63を介して電圧制御発振器61の制御電圧と
する。その時の制御電圧を記憶部68に順次更新して記
憶するものである。
【0008】入力信号断となると、位相比較器65の位
相比較出力信号が大きな位相差で且つ変動することを示
すものとなるから、同期検出部67は、同期外れと判定
し、切替回路62を制御電圧形成部63側から三角波発
生器64側に切替えるように制御する。それによって、
電圧制御発振器61に三角波制御電圧が入力され、出力
信号周波数を三角波制御電圧に従って走査することにな
る。
相比較出力信号が大きな位相差で且つ変動することを示
すものとなるから、同期検出部67は、同期外れと判定
し、切替回路62を制御電圧形成部63側から三角波発
生器64側に切替えるように制御する。それによって、
電圧制御発振器61に三角波制御電圧が入力され、出力
信号周波数を三角波制御電圧に従って走査することにな
る。
【0009】従って、入力信号が復旧して入力される
と、この入力信号の位相と分周器66の分周出力信号の
位相(三角波制御信号に従って変化する)とを位相比較
器65により比較し、位相が一致した時の位相比較出力
信号を同期検出部67が検出し、切替回路62を制御電
圧形成部63側に切替え、且つ記憶部68に記憶されて
いる制御電圧を初期値として制御電圧形成部63に入力
し、この初期値に従った制御電圧を電圧制御発振器61
に入力し、その初期値から位相同期引込み状態に移行す
る。
と、この入力信号の位相と分周器66の分周出力信号の
位相(三角波制御信号に従って変化する)とを位相比較
器65により比較し、位相が一致した時の位相比較出力
信号を同期検出部67が検出し、切替回路62を制御電
圧形成部63側に切替え、且つ記憶部68に記憶されて
いる制御電圧を初期値として制御電圧形成部63に入力
し、この初期値に従った制御電圧を電圧制御発振器61
に入力し、その初期値から位相同期引込み状態に移行す
る。
【0010】図9は引込み用三角波制御電圧の説明図で
あり、図8に於ける三角波発生器64は、最大電圧VC
maxと、最小電圧VCminとの間を周期Taで三角
波状に変化する三角波制御電圧を発生するものであり、
入力信号断等の位相同期外れの状態の時に、切替回路6
2を介して電圧制御発振器61に入力する。例えば、時
刻t1以前は入力信号断により位相同期外れ状態で、三
角波制御電圧が電圧制御発振器61に入力され、その時
刻t1に入力信号が復旧して位相比較器65に入力され
たとすると、その時刻t1に於いては、三角波制御電圧
は最小電圧VCminに向かって変化する途中であり、
次に最小電圧VCminから最大電圧VCmaxに向か
って変化することなる。
あり、図8に於ける三角波発生器64は、最大電圧VC
maxと、最小電圧VCminとの間を周期Taで三角
波状に変化する三角波制御電圧を発生するものであり、
入力信号断等の位相同期外れの状態の時に、切替回路6
2を介して電圧制御発振器61に入力する。例えば、時
刻t1以前は入力信号断により位相同期外れ状態で、三
角波制御電圧が電圧制御発振器61に入力され、その時
刻t1に入力信号が復旧して位相比較器65に入力され
たとすると、その時刻t1に於いては、三角波制御電圧
は最小電圧VCminに向かって変化する途中であり、
次に最小電圧VCminから最大電圧VCmaxに向か
って変化することなる。
【0011】そして、入力信号位相と分周出力信号位相
とがほぼ一致した時の位相比較出力信号を基に、同期検
出部67は位相同期引込みを検出し、三角波発生器64
から制御電圧形成部63側に切替回路62を切替える。
同期検出部67は、例えば、位相比較出力信号の変化率
(位相差変化率)がほぼ零となった時に、位相同期外れ
状態から位相同期引込み状態に入ったと判定する構成と
することができる。
とがほぼ一致した時の位相比較出力信号を基に、同期検
出部67は位相同期引込みを検出し、三角波発生器64
から制御電圧形成部63側に切替回路62を切替える。
同期検出部67は、例えば、位相比較出力信号の変化率
(位相差変化率)がほぼ零となった時に、位相同期外れ
状態から位相同期引込み状態に入ったと判定する構成と
することができる。
【0012】切替回路62を制御電圧形成部63側に切
替えると共に、記憶部68からの初期値を制御電圧形成
部63に入力し、電圧制御発振器61の制御電圧をその
初期値から位相差に従った値に移行させる。そして、時
刻t2に位相比較出力信号の変化率がほぼ零となり、そ
れに対応した制御電圧が安定状態となって、位相同期引
込み状態となる。
替えると共に、記憶部68からの初期値を制御電圧形成
部63に入力し、電圧制御発振器61の制御電圧をその
初期値から位相差に従った値に移行させる。そして、時
刻t2に位相比較出力信号の変化率がほぼ零となり、そ
れに対応した制御電圧が安定状態となって、位相同期引
込み状態となる。
【0013】又時刻t3に入力信号断等により、位相比
較出力信号の変化率が大きくなると、同期検出部67
は、位相同期外れと判定して、切替回路62を制御し、
制御電圧形成部63側から三角波発生器64側へ切替え
る。それによって、三角波発生器64からの三角波制御
電圧が電圧制御発振器61に入力され、電圧制御発振器
61の出力信号位相は、三角波制御電圧に従って変化す
る。
較出力信号の変化率が大きくなると、同期検出部67
は、位相同期外れと判定して、切替回路62を制御し、
制御電圧形成部63側から三角波発生器64側へ切替え
る。それによって、三角波発生器64からの三角波制御
電圧が電圧制御発振器61に入力され、電圧制御発振器
61の出力信号位相は、三角波制御電圧に従って変化す
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来例の例えば図7に
示すループフィルタの時定数を切替える構成は、位相同
期引込み開始時に、入力信号と分周出力信号との位相差
に、時定数の小さいループフィルタを用いることによ
り、高速に追従して電圧制御発振器51の出力信号位相
を制御しようとするものである。しかし、位相同期引込
み開始時の入力信号と分周出力信号との周波数差が僅か
な場合に、位相同期引込み状態に移行する時間が長くな
る問題があった。
示すループフィルタの時定数を切替える構成は、位相同
期引込み開始時に、入力信号と分周出力信号との位相差
に、時定数の小さいループフィルタを用いることによ
り、高速に追従して電圧制御発振器51の出力信号位相
を制御しようとするものである。しかし、位相同期引込
み開始時の入力信号と分周出力信号との周波数差が僅か
な場合に、位相同期引込み状態に移行する時間が長くな
る問題があった。
【0015】又図8に示す三角波制御電圧を入力する構
成は、位相同期引込み開始時に、電圧制御発振器61の
制御電圧を強制的に三角波状に変化させるものであり、
三角波制御電圧の周期Taは入力信号の周期に比較して
充分に長いものであり、従って、位相同期引込み開始か
ら位相同期引込み状態までに要する時間は、最悪三角波
制御電圧の1周期Taに近い期間が必要となる問題があ
る。本発明は、比較的簡単な構成により位相同期引込み
の高速化を図ることを目的とする。
成は、位相同期引込み開始時に、電圧制御発振器61の
制御電圧を強制的に三角波状に変化させるものであり、
三角波制御電圧の周期Taは入力信号の周期に比較して
充分に長いものであり、従って、位相同期引込み開始か
ら位相同期引込み状態までに要する時間は、最悪三角波
制御電圧の1周期Taに近い期間が必要となる問題があ
る。本発明は、比較的簡単な構成により位相同期引込み
の高速化を図ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の位相同期回路
は、(1)入力信号位相と電圧制御発振器(VCO)1
の出力信号を分周器6により分周した信号位相とを位相
比較器5により比較し、この位相比較器5の比較出力信
号をループフィルタ(LPF)4を介して電圧制御発振
器1の制御電圧とする位相同期回路であって、入力信号
の周波数が中心周波数より高いか低いかを判定し、高い
場合は引込み用の下限周波数の制御電圧VCwを選択
し、低い場合は引込み用の上限周波数の制御電圧VCh
を選択し、この選択した引込み用の制御電圧をループフ
ィルタ4を介した制御電圧と切替えて同期引込み時に電
圧制御発振器1に入力する引込み制御部8を備えてい
る。
は、(1)入力信号位相と電圧制御発振器(VCO)1
の出力信号を分周器6により分周した信号位相とを位相
比較器5により比較し、この位相比較器5の比較出力信
号をループフィルタ(LPF)4を介して電圧制御発振
器1の制御電圧とする位相同期回路であって、入力信号
の周波数が中心周波数より高いか低いかを判定し、高い
場合は引込み用の下限周波数の制御電圧VCwを選択
し、低い場合は引込み用の上限周波数の制御電圧VCh
を選択し、この選択した引込み用の制御電圧をループフ
ィルタ4を介した制御電圧と切替えて同期引込み時に電
圧制御発振器1に入力する引込み制御部8を備えてい
る。
【0017】又(2)引込み制御部8は、同期引込み時
に選択された引込み用の上限周波数の制御電圧VCh又
は下限周波数の制御電圧VCwを一定時間だけ切替え
て、電圧制御発振器1に入力する制御を行う構成を備え
ることができる。
に選択された引込み用の上限周波数の制御電圧VCh又
は下限周波数の制御電圧VCwを一定時間だけ切替え
て、電圧制御発振器1に入力する制御を行う構成を備え
ることができる。
【0018】又(3)引込み制御部8は、同期引込み開
始時に、電圧制御発振器1に中心周波数の制御電圧VC
cを入力し、電圧制御発振器の出力信号をクロック信号
として、入力信号のハイレベル(又はローレベル)の期
間をカウントする第1のカウンタと、電圧制御発振器の
出力信号を分周器6により分周した分周出力信号のハイ
レベル(又はローレベル)の期間をカウントする第2の
カウンタと、第1,第2のカウンタのカウント値を比較
して、入力信号周波数が中心周波数より高いか低いかを
判定する周波数判定部とを有する構成とすることができ
る。
始時に、電圧制御発振器1に中心周波数の制御電圧VC
cを入力し、電圧制御発振器の出力信号をクロック信号
として、入力信号のハイレベル(又はローレベル)の期
間をカウントする第1のカウンタと、電圧制御発振器の
出力信号を分周器6により分周した分周出力信号のハイ
レベル(又はローレベル)の期間をカウントする第2の
カウンタと、第1,第2のカウンタのカウント値を比較
して、入力信号周波数が中心周波数より高いか低いかを
判定する周波数判定部とを有する構成とすることができ
る。
【0019】又(4)入力信号の立上り位相又は立下り
位相とから所定範囲の位相比較窓を形成して、分周出力
信号の立上り位相又は立下り位相が、位相比較窓内に存
在する時に同期引込みと判定し、ループフィルタ4を介
した制御電圧を電圧制御発振器1に入力する制御を行う
同期検出制御部7を備えることができる。
位相とから所定範囲の位相比較窓を形成して、分周出力
信号の立上り位相又は立下り位相が、位相比較窓内に存
在する時に同期引込みと判定し、ループフィルタ4を介
した制御電圧を電圧制御発振器1に入力する制御を行う
同期検出制御部7を備えることができる。
【0020】又(5)引込み制御部8又は同期検出制御
部7の制御によって、ループフィルタ4を介した制御電
圧と同期引込み時の制御電圧とを切替えて電圧制御発振
器1に入力する第1の切替回路2と、引込み制御部8の
制御によって電圧制御発振器1に、中心周波数の制御電
圧VCcと、上限周波数の制御電圧VChと、下限周波
数の制御電圧VCwとを切替えて第1の切替回路2に加
える第2の切替回路3とを備えることができる。
部7の制御によって、ループフィルタ4を介した制御電
圧と同期引込み時の制御電圧とを切替えて電圧制御発振
器1に入力する第1の切替回路2と、引込み制御部8の
制御によって電圧制御発振器1に、中心周波数の制御電
圧VCcと、上限周波数の制御電圧VChと、下限周波
数の制御電圧VCwとを切替えて第1の切替回路2に加
える第2の切替回路3とを備えることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態の説明
図であり、1は電圧制御発振器(VCO)、2,3は第
1,第2の切替回路、4はループフィルタ(LPF)、
5は位相比較器、6は分周器、7は同期検出制御部、8
は引込み制御部、VCcは中心周波数の制御電圧、VC
hは上限周波数の制御電圧、VCwは下限周波数の制御
電圧を示す。
図であり、1は電圧制御発振器(VCO)、2,3は第
1,第2の切替回路、4はループフィルタ(LPF)、
5は位相比較器、6は分周器、7は同期検出制御部、8
は引込み制御部、VCcは中心周波数の制御電圧、VC
hは上限周波数の制御電圧、VCwは下限周波数の制御
電圧を示す。
【0022】例えば、入力信号周波数を8kHzとし、
電圧制御発振器1の発振周波数を5MHzとすると、分
周器6は、1/625の分周比を有するものとなる。又
入力信号と分周出力信号とを矩形波信号とすると、位相
比較器5は、ナンド回路とフリップフロップとを含む論
理回路によって構成することができる。そして、入力信
号位相に対して分周出力信号位相が遅れている場合、例
えば、ハイレベルの位相遅れ検出信号をループフィルタ
4を介することにより、電圧制御発振器1の出力信号位
相を進めるように制御電圧を高くし、反対に、入力信号
位相に対して分周出力信号位相が進んでいる場合、ロー
レベルの位相進み検出信号をループフィルタ4を介する
ことにより、電圧制御発振器1の出力信号位相を遅らせ
るように制御電圧を低くする。
電圧制御発振器1の発振周波数を5MHzとすると、分
周器6は、1/625の分周比を有するものとなる。又
入力信号と分周出力信号とを矩形波信号とすると、位相
比較器5は、ナンド回路とフリップフロップとを含む論
理回路によって構成することができる。そして、入力信
号位相に対して分周出力信号位相が遅れている場合、例
えば、ハイレベルの位相遅れ検出信号をループフィルタ
4を介することにより、電圧制御発振器1の出力信号位
相を進めるように制御電圧を高くし、反対に、入力信号
位相に対して分周出力信号位相が進んでいる場合、ロー
レベルの位相進み検出信号をループフィルタ4を介する
ことにより、電圧制御発振器1の出力信号位相を遅らせ
るように制御電圧を低くする。
【0023】又同期検出制御部7は、入力信号と分周器
6の分周出力信号とを入力し、入力信号の立上り位相又
は立下り位相を基に位相比較窓を形成し、その位相比較
窓内に分周出力信号の立上り位相又は立下り位相が存在
する時に同期引込みと判定する構成を用いることができ
る。又従来例と同様、位相比較器5の位相比較出力信号
の変化率が小さくなった時に位相同期引込み状態を検出
する構成とすることも可能である。
6の分周出力信号とを入力し、入力信号の立上り位相又
は立下り位相を基に位相比較窓を形成し、その位相比較
窓内に分周出力信号の立上り位相又は立下り位相が存在
する時に同期引込みと判定する構成を用いることができ
る。又従来例と同様、位相比較器5の位相比較出力信号
の変化率が小さくなった時に位相同期引込み状態を検出
する構成とすることも可能である。
【0024】又引込み制御部8は、電圧制御発振器1の
出力信号をクロック信号として、入力信号のハイレベル
の期間又はローレベルの期間をカウントし、又分周器6
の分周出力信号の倍レベルの期間又はローレベルの期間
をカウントし、それぞれのカウント値を比較し、同期引
込み開始時に電圧制御発振器1に中心周波数の制御電圧
VCcを入力することにより、入力信号の周波数が中心
周波数より高いか低いかを判定し、第2の切替回路3を
制御する構成を有するものである。なお、入力信号の周
波数が中心周波数より高いか低いかを他の基準値と比較
して判定する構成を適用することも可能である。
出力信号をクロック信号として、入力信号のハイレベル
の期間又はローレベルの期間をカウントし、又分周器6
の分周出力信号の倍レベルの期間又はローレベルの期間
をカウントし、それぞれのカウント値を比較し、同期引
込み開始時に電圧制御発振器1に中心周波数の制御電圧
VCcを入力することにより、入力信号の周波数が中心
周波数より高いか低いかを判定し、第2の切替回路3を
制御する構成を有するものである。なお、入力信号の周
波数が中心周波数より高いか低いかを他の基準値と比較
して判定する構成を適用することも可能である。
【0025】電源投入時や入力信号断から復旧した時の
同期引込み開始時に、引き制御部8は、第1の切替回路
2をループフィルタ4側から第2の切替回路3側へ切替
制御し、又第2の切替回路3を中心周波数の制御電圧V
Ccを選択するように切替制御する。それによって、電
圧制御発振器1には、中心周波数の制御電圧VCcが入
力される。例えば、電圧制御発振器1の制御電圧が0〜
5Vの範囲で変化可能とすると、2.5Vの制御電圧を
選択して電圧制御発振器1に入力する。
同期引込み開始時に、引き制御部8は、第1の切替回路
2をループフィルタ4側から第2の切替回路3側へ切替
制御し、又第2の切替回路3を中心周波数の制御電圧V
Ccを選択するように切替制御する。それによって、電
圧制御発振器1には、中心周波数の制御電圧VCcが入
力される。例えば、電圧制御発振器1の制御電圧が0〜
5Vの範囲で変化可能とすると、2.5Vの制御電圧を
選択して電圧制御発振器1に入力する。
【0026】従って、この電圧制御発振器1の出力信号
をクロック信号(例えば、5MHz)とし、入力信号
(例えば、8kHz±Δfの矩形波信号)のハイレベル
期間をカウントし、又分周出力信号(例えば、8kHz
の矩形波信号)のハイレベル期間をカウントし、カウン
ト値を比較すると、入力信号が中心周波数より高いか低
いかを判定することができる。この場合、正確に中心周
波数を設定する必要はなく、従って、入力信号周波数が
中心周波数より高いか低いかを判定する周波数判定部
は、比較的簡単な構成で実現することができる。
をクロック信号(例えば、5MHz)とし、入力信号
(例えば、8kHz±Δfの矩形波信号)のハイレベル
期間をカウントし、又分周出力信号(例えば、8kHz
の矩形波信号)のハイレベル期間をカウントし、カウン
ト値を比較すると、入力信号が中心周波数より高いか低
いかを判定することができる。この場合、正確に中心周
波数を設定する必要はなく、従って、入力信号周波数が
中心周波数より高いか低いかを判定する周波数判定部
は、比較的簡単な構成で実現することができる。
【0027】又引込み制御部8は、前述のように、同期
引込み開始時の入力信号周波数が中心周波数より高いか
低いかを判定する為の中心周波数の制御電圧VCcを第
2の切替回路3により選択するように制御し、入力信号
周波数の高低判定後に、入力信号周波数が中心周波数よ
り高い時に下限周波数の制御電圧VCwを選択し、入力
信号周波数が中心周波数より低い時に上限周波数の制御
電圧VChを選択するように、第2の切替回路3を制御
する。
引込み開始時の入力信号周波数が中心周波数より高いか
低いかを判定する為の中心周波数の制御電圧VCcを第
2の切替回路3により選択するように制御し、入力信号
周波数の高低判定後に、入力信号周波数が中心周波数よ
り高い時に下限周波数の制御電圧VCwを選択し、入力
信号周波数が中心周波数より低い時に上限周波数の制御
電圧VChを選択するように、第2の切替回路3を制御
する。
【0028】それによって、分周出力信号周波数と入力
信号周波数との差が大きくなるように電圧制御発振器1
が制御され、引込み制御部8のタイマ等による一定時間
後、又は位相同期検出制御部7による同期引込み判定に
よって、第1の切替回路2を制御し、ループフィルタ4
側に切替えて、定常状態の位相同期制御を行うことにな
る。なお、第1,第2の切替回路2,3は、電界効果ト
ランジスタ等のスイッチング素子を用いて構成すること
ができる。
信号周波数との差が大きくなるように電圧制御発振器1
が制御され、引込み制御部8のタイマ等による一定時間
後、又は位相同期検出制御部7による同期引込み判定に
よって、第1の切替回路2を制御し、ループフィルタ4
側に切替えて、定常状態の位相同期制御を行うことにな
る。なお、第1,第2の切替回路2,3は、電界効果ト
ランジスタ等のスイッチング素子を用いて構成すること
ができる。
【0029】図2は本発明の実施の形態の引込み制御部
の要部説明図であり、11,12は第1,第2のカウン
タ、13は周波数判定部、14は切替制御部、15は引
込み開始判定制御部、16は切替回路を示す。この切替
回路16は、図1に於ける第1,第2の切替回路2,3
を一体化し、トランジスタ等のスイッチング素子により
構成して、電圧制御発振器VCOに対して、ループフィ
ルタLPFを介した制御電圧と、中心周波数の基準電圧
VCcと、上限周波数の制御電圧VChと、下限周波数
の制御電圧VCwとを切替えて入力する構成の場合を示
し、切替制御部14によって切替制御する。
の要部説明図であり、11,12は第1,第2のカウン
タ、13は周波数判定部、14は切替制御部、15は引
込み開始判定制御部、16は切替回路を示す。この切替
回路16は、図1に於ける第1,第2の切替回路2,3
を一体化し、トランジスタ等のスイッチング素子により
構成して、電圧制御発振器VCOに対して、ループフィ
ルタLPFを介した制御電圧と、中心周波数の基準電圧
VCcと、上限周波数の制御電圧VChと、下限周波数
の制御電圧VCwとを切替えて入力する構成の場合を示
し、切替制御部14によって切替制御する。
【0030】又引込み開始判定制御部15は、電源投入
信号又は入力信号Finにより、同期引込み開始を判定
して切替制御部14に制御信号を入力する。それによ
り、切替制御部14は、切替回路16を図示の状態から
中心周波数の制御電圧VCc側に切替えて電圧制御発振
器VCOに入力する。例えば、上限周波数の制御電圧V
Chを4.5V、下限周波数の制御電圧VCwを0.5
Vとすると、中心周波数の制御電圧は2.5Vとすれば
良いことになる。
信号又は入力信号Finにより、同期引込み開始を判定
して切替制御部14に制御信号を入力する。それによ
り、切替制御部14は、切替回路16を図示の状態から
中心周波数の制御電圧VCc側に切替えて電圧制御発振
器VCOに入力する。例えば、上限周波数の制御電圧V
Chを4.5V、下限周波数の制御電圧VCwを0.5
Vとすると、中心周波数の制御電圧は2.5Vとすれば
良いことになる。
【0031】又第1,第2のカウンタ11,12のクロ
ック端子CKに電圧制御発振器VCOの出力信号Fcを
クロック信号として入力し、第1のカウンタ11のイネ
ーブル端子Eに入力信号Finを入力し、第2のカウン
タ12のイネーブル端子Eに分周出力信号Fdvを入力
し、入力信号Finと分周出力信号Fdvとのそれぞれ
ハイレベルの期間をカウントイネーブル期間としてカウ
ントアップする。なお、ローレベル期間をカウントイネ
ーブル期間としてカウントアップすることも可能であ
る。
ック端子CKに電圧制御発振器VCOの出力信号Fcを
クロック信号として入力し、第1のカウンタ11のイネ
ーブル端子Eに入力信号Finを入力し、第2のカウン
タ12のイネーブル端子Eに分周出力信号Fdvを入力
し、入力信号Finと分周出力信号Fdvとのそれぞれ
ハイレベルの期間をカウントイネーブル期間としてカウ
ントアップする。なお、ローレベル期間をカウントイネ
ーブル期間としてカウントアップすることも可能であ
る。
【0032】周波数判定部13は、入力信号Finが中
心周波数より高いか低いかを判定するものであり、引込
み開始時に、切替回路16によって中心周波数の制御電
圧VCcが電圧制御発振器VCOに入力されるから、分
周出力信号FdVも中心周波数に相当するものとなり、
ハイレベル期間をカウントイネーブル期間とすると、第
2のカウンタ12のカウント値に対して、第1のカウン
タ11のカウント値がが大きい場合、引込み開始時の入
力信号Finの周波数は、中心周波数より高いと判定す
ることができ、又第2のカウンタ12のカウント値に対
して、第1のカウンタ11のカウント値が小さい場合、
入力信号Finの周波数は、中心周波数より低いと判定
することができる。
心周波数より高いか低いかを判定するものであり、引込
み開始時に、切替回路16によって中心周波数の制御電
圧VCcが電圧制御発振器VCOに入力されるから、分
周出力信号FdVも中心周波数に相当するものとなり、
ハイレベル期間をカウントイネーブル期間とすると、第
2のカウンタ12のカウント値に対して、第1のカウン
タ11のカウント値がが大きい場合、引込み開始時の入
力信号Finの周波数は、中心周波数より高いと判定す
ることができ、又第2のカウンタ12のカウント値に対
して、第1のカウンタ11のカウント値が小さい場合、
入力信号Finの周波数は、中心周波数より低いと判定
することができる。
【0033】この入力信号Finの周波数の判定結果を
切替制御部14に入力する。切替制御部14は、入力信
号Finの周波数が中心周波数より高い場合、下限周波
数の制御電圧VCwを選択するように切替回路16を制
御する。それによって、電圧制御発振器VCOの発振周
波数は中心周波数から下限周波数に向かって急速に変化
する。反対に、入力信号Finの周波数が中心周波数よ
り低い場合、上限周波数の制御電圧VChを選択するよ
うに切替回路16を制御する。それによって、電圧制御
発振器VCOの発振周波数は中心周波数から上限周波数
に向かって急速に変化する。
切替制御部14に入力する。切替制御部14は、入力信
号Finの周波数が中心周波数より高い場合、下限周波
数の制御電圧VCwを選択するように切替回路16を制
御する。それによって、電圧制御発振器VCOの発振周
波数は中心周波数から下限周波数に向かって急速に変化
する。反対に、入力信号Finの周波数が中心周波数よ
り低い場合、上限周波数の制御電圧VChを選択するよ
うに切替回路16を制御する。それによって、電圧制御
発振器VCOの発振周波数は中心周波数から上限周波数
に向かって急速に変化する。
【0034】又切替制御部14にタイマを設け、上限周
波数の制御電圧VCh又は下限周波数の制御電圧VCw
を選択するように切替回路16を制御した後、所定時間
後に、ループフィルタLPFを介した制御電圧を電圧制
御発振器VCOに入力するように、切替回路16を制御
する構成とすることができる。即ち、入力信号Finの
周波数が、中心周波数より高い場合に、電圧制御発振器
VCOの発振周波数を下限周波数となるように制御する
ことにより、入力信号Finの周波数と、分周出力信号
Fdvの周波数との差を大きくし、又入力信号Finの
周波数が、中心周波数より低い場合に、電圧制御発振器
VCOの発振周波数を上限周波数となるように制御する
ことにより、入力信号Finの周波数と、分周出力信号
Fdvの周波数との差を大きくする。
波数の制御電圧VCh又は下限周波数の制御電圧VCw
を選択するように切替回路16を制御した後、所定時間
後に、ループフィルタLPFを介した制御電圧を電圧制
御発振器VCOに入力するように、切替回路16を制御
する構成とすることができる。即ち、入力信号Finの
周波数が、中心周波数より高い場合に、電圧制御発振器
VCOの発振周波数を下限周波数となるように制御する
ことにより、入力信号Finの周波数と、分周出力信号
Fdvの周波数との差を大きくし、又入力信号Finの
周波数が、中心周波数より低い場合に、電圧制御発振器
VCOの発振周波数を上限周波数となるように制御する
ことにより、入力信号Finの周波数と、分周出力信号
Fdvの周波数との差を大きくする。
【0035】このように周波数差が大きくなることによ
り、入力信号Finの位相に分周出力信号Fdvの位相
を急速に引込むことができる。前述のように、タイマ等
による一定時間、上限周波数の制御電圧VCh又は下限
周波数の制御電圧VCwを電圧制御発振器VCOに入力
した後、ループフィルタLPFを介した制御電圧を電圧
制御発振VCOに入力するか、或いは、同期検出制御部
7(図1参照)により同期引込み状態となったことを検
出して、ループフィルタLPFを介した制御電圧電圧制
御発振器VCOに入力するように切替える。
り、入力信号Finの位相に分周出力信号Fdvの位相
を急速に引込むことができる。前述のように、タイマ等
による一定時間、上限周波数の制御電圧VCh又は下限
周波数の制御電圧VCwを電圧制御発振器VCOに入力
した後、ループフィルタLPFを介した制御電圧を電圧
制御発振VCOに入力するか、或いは、同期検出制御部
7(図1参照)により同期引込み状態となったことを検
出して、ループフィルタLPFを介した制御電圧電圧制
御発振器VCOに入力するように切替える。
【0036】図3は本発明の実施の形態の同期検出制御
部の要部説明図であり、21は位相比較窓形成回路、2
2は位相比較回路を構成するアンド回路、23は切替制
御回路、24,25,27は遅延回路(DL)、26,
28はフリップフロップである。入力信号Finを位相
比較窓形成回路21の遅延回路24とフリップフロップ
24のセット端子Sとに入力し、分周出力信号Fdvを
遅延回路27とフリップフロップ28のセット端子Sと
に入力する。
部の要部説明図であり、21は位相比較窓形成回路、2
2は位相比較回路を構成するアンド回路、23は切替制
御回路、24,25,27は遅延回路(DL)、26,
28はフリップフロップである。入力信号Finを位相
比較窓形成回路21の遅延回路24とフリップフロップ
24のセット端子Sとに入力し、分周出力信号Fdvを
遅延回路27とフリップフロップ28のセット端子Sと
に入力する。
【0037】フリップフロップ26のリセット端子Rに
遅延回路24,25を介した入力信号Finが入力され
るから、フリップフロップ26の出力端子Qからは、遅
延回路24,25による遅延時間に相当する位相比較窓
の信号が出力されて、アンド回路22に入力される。又
フリップフロップ28のリセット端子Rに遅延回路27
を介した分周出力信号Fdvが入力されるから、フリッ
プフロップ28の出力端子Qからは、遅延回路27によ
る遅延時間に相当する信号が出力されて、アンド回路2
2に入力される。即ち、フリップフロップ28の出力端
子Qからは、分周出力信号Fdvの立上り位相の信号が
出力され、アンド回路22は、この信号が位相比較窓内
に出力されると、出力信号は“1”となり、同期引込み
検出信号が出力されることになる。
遅延回路24,25を介した入力信号Finが入力され
るから、フリップフロップ26の出力端子Qからは、遅
延回路24,25による遅延時間に相当する位相比較窓
の信号が出力されて、アンド回路22に入力される。又
フリップフロップ28のリセット端子Rに遅延回路27
を介した分周出力信号Fdvが入力されるから、フリッ
プフロップ28の出力端子Qからは、遅延回路27によ
る遅延時間に相当する信号が出力されて、アンド回路2
2に入力される。即ち、フリップフロップ28の出力端
子Qからは、分周出力信号Fdvの立上り位相の信号が
出力され、アンド回路22は、この信号が位相比較窓内
に出力されると、出力信号は“1”となり、同期引込み
検出信号が出力されることになる。
【0038】切替制御回路23は、図1に第1の切替回
路2を制御する場合を示し、アンド回路22からの同期
引込み検出信号によって、第1の切替回路2を、第2の
切替回路3側からループフィルタ4側に切替えて、通常
の位相同期ループを形成することになる。
路2を制御する場合を示し、アンド回路22からの同期
引込み検出信号によって、第1の切替回路2を、第2の
切替回路3側からループフィルタ4側に切替えて、通常
の位相同期ループを形成することになる。
【0039】図4は同期検出制御部の動作説明図であ
り、(a)は入力信号Fin、(b)は遅延時間τの遅
延回路24により遅延された信号、(c)は遅延時間τ
の遅延回路25により更に遅延された信号、(d)は入
力信号Finの立上りでセットされ、遅延回路25から
の信号によりリセットされたフリップフロップ26の出
力信号、即ち、位相比較窓を示す信号、(e)は分周出
力信号Fdv、(f)は遅延時間τの遅延回路27によ
り遅延された信号、(g)は分周出力信号Fdvの立上
りでセットされ、遅延回路27からの信号によりリセッ
トされたフリップフロップ28の出力信号を示す。
り、(a)は入力信号Fin、(b)は遅延時間τの遅
延回路24により遅延された信号、(c)は遅延時間τ
の遅延回路25により更に遅延された信号、(d)は入
力信号Finの立上りでセットされ、遅延回路25から
の信号によりリセットされたフリップフロップ26の出
力信号、即ち、位相比較窓を示す信号、(e)は分周出
力信号Fdv、(f)は遅延時間τの遅延回路27によ
り遅延された信号、(g)は分周出力信号Fdvの立上
りでセットされ、遅延回路27からの信号によりリセッ
トされたフリップフロップ28の出力信号を示す。
【0040】即ち、位相比較窓形成回路21によって、
図4の(d)に示す位相比較窓の信号を形成し、分周出
力信号Fdvの立上り微分出力信号に相当するフリップ
フロップ28の出力端子Qからの信号は、図4の(g)
に示すものとなり、この信号が位相比較窓内に出力され
ると、同期引込みの状態と判定することができる。な
お、入力信号Finの立上り位相を基に位相比較窓を形
成し、分周出力信号Fdvの立上り位相が位相比較窓内
に入るか否かを判定して同期引込みを検出する場合を示
すが、入力信号Finの立下り位相を基に位相比較窓を
形成し、その位相比較窓内に、分周出力信号Fdvの立
下り位相が入るか否かを判定して、同期引込みを検出す
る構成とすることも可能である。
図4の(d)に示す位相比較窓の信号を形成し、分周出
力信号Fdvの立上り微分出力信号に相当するフリップ
フロップ28の出力端子Qからの信号は、図4の(g)
に示すものとなり、この信号が位相比較窓内に出力され
ると、同期引込みの状態と判定することができる。な
お、入力信号Finの立上り位相を基に位相比較窓を形
成し、分周出力信号Fdvの立上り位相が位相比較窓内
に入るか否かを判定して同期引込みを検出する場合を示
すが、入力信号Finの立下り位相を基に位相比較窓を
形成し、その位相比較窓内に、分周出力信号Fdvの立
下り位相が入るか否かを判定して、同期引込みを検出す
る構成とすることも可能である。
【0041】図5は電源投入時の動作説明図であり、
(A)は従来例、(B)は本発明の実施の形態に於ける
それぞれ実測データを示し、(A),(B)に於ける
(a)は入力信号、(b)は分周出力信号、(c)は制
御電圧、(d)は電源電圧を示す。又入力信号周波数は
8kHz+110ppmで、この入力信号周波数は、電
圧制御発振器1の上限周波数近傍の自走周波数の分周出
力信号周波数に近い場合について示す。
(A)は従来例、(B)は本発明の実施の形態に於ける
それぞれ実測データを示し、(A),(B)に於ける
(a)は入力信号、(b)は分周出力信号、(c)は制
御電圧、(d)は電源電圧を示す。又入力信号周波数は
8kHz+110ppmで、この入力信号周波数は、電
圧制御発振器1の上限周波数近傍の自走周波数の分周出
力信号周波数に近い場合について示す。
【0042】図5の(A)の従来例に於いて、時刻t0
に、(d)に示すように、電源電圧を立上げた場合、位
相比較器には入力信号が先に入力されており、電源電圧
立上げ後に分周出力信号が位相比較器に入力される状態
となるから、位相比較器は、先に入力された入力信号に
対して、後から入力された分周出力信号の位相が遅れて
いると判定し、ハイレベルの遅れ位相検出信号を出力す
る。従って、電圧制御発振器の制御電圧は(c)に示す
ように高くなる。
に、(d)に示すように、電源電圧を立上げた場合、位
相比較器には入力信号が先に入力されており、電源電圧
立上げ後に分周出力信号が位相比較器に入力される状態
となるから、位相比較器は、先に入力された入力信号に
対して、後から入力された分周出力信号の位相が遅れて
いると判定し、ハイレベルの遅れ位相検出信号を出力す
る。従って、電圧制御発振器の制御電圧は(c)に示す
ように高くなる。
【0043】この場合、電圧制御発振器の出力信号位相
(分周出力信号位相)の進む速度は、入力信号周波数と
電圧制御発振器の自走周波数の信号を分周した周波数と
の差に対応したものとなる。従って、電源電圧立上げ直
後の(a)に示す入力信号位相と、(b)に示す分周出
力信号位相とが約180度ずれている場合でも、時刻t
0に電源電圧を立上げた後、位相同期引込み状態となる
には、ta≒7.4秒を要した。
(分周出力信号位相)の進む速度は、入力信号周波数と
電圧制御発振器の自走周波数の信号を分周した周波数と
の差に対応したものとなる。従って、電源電圧立上げ直
後の(a)に示す入力信号位相と、(b)に示す分周出
力信号位相とが約180度ずれている場合でも、時刻t
0に電源電圧を立上げた後、位相同期引込み状態となる
には、ta≒7.4秒を要した。
【0044】これに対して、図2の(B)の本発明の実
施の形態に於いては、(A)の従来例と同様に、時刻t
0に、(d)に示すように電源電圧を立上げた場合、前
述の(A)の場合と同様に位相比較器はハイレベルの位
相遅れ検出信号を出力し、電圧制御発振器の制御電圧
(c)に示すように高くなる。この時、例えば、図2に
於いては、引込み開始判定制御部15に電源投入信号が
入力されることにより、引込み開始と判定して切替制御
部14を制御する。切替制御部14は、切替回路16に
より、中心周波数の制御電圧VCcを選択して電圧制御
発振器VCOに入力するように制御する。
施の形態に於いては、(A)の従来例と同様に、時刻t
0に、(d)に示すように電源電圧を立上げた場合、前
述の(A)の場合と同様に位相比較器はハイレベルの位
相遅れ検出信号を出力し、電圧制御発振器の制御電圧
(c)に示すように高くなる。この時、例えば、図2に
於いては、引込み開始判定制御部15に電源投入信号が
入力されることにより、引込み開始と判定して切替制御
部14を制御する。切替制御部14は、切替回路16に
より、中心周波数の制御電圧VCcを選択して電圧制御
発振器VCOに入力するように制御する。
【0045】そして、前述のように、入力信号Finの
周波数が中心周波数より高いか低いかを判定すると、こ
の場合は、8kHz+110ppmで、中心周波数より
高い場合であるから、周波数判定部13の判定結果に応
じて、切替制御部14により下限周波数の制御電圧VC
wを選択して電圧制御発振器VCOに入力することにな
る。即ち、図5の(B)の(c)の*印で示す下限周波
数の制御電圧VCwが電圧制御発振器VCOに一定時間
入力され、入力信号Finの周波数と分周出力信号Fd
vの周波数との差が大きくなり、同期引込みはtb≒4
秒となった。即ち、従来例に比較して同期引込みに要す
る時間を約3.4秒短縮することができた。
周波数が中心周波数より高いか低いかを判定すると、こ
の場合は、8kHz+110ppmで、中心周波数より
高い場合であるから、周波数判定部13の判定結果に応
じて、切替制御部14により下限周波数の制御電圧VC
wを選択して電圧制御発振器VCOに入力することにな
る。即ち、図5の(B)の(c)の*印で示す下限周波
数の制御電圧VCwが電圧制御発振器VCOに一定時間
入力され、入力信号Finの周波数と分周出力信号Fd
vの周波数との差が大きくなり、同期引込みはtb≒4
秒となった。即ち、従来例に比較して同期引込みに要す
る時間を約3.4秒短縮することができた。
【0046】図6は入力信号断から復旧時の動作説明図
であり、入力信号断から復旧した入力信号の周波数が引
込み範囲の下限周波数に近い8kHz−90ppmの場
合についての実測データを示し、(A)は従来例、
(B)は本発明の実施の形態を示す。又(A),(B)
に於ける(a)は入力信号、(b)は分周出力信号、
(c)は制御電圧を示し、図5に於ける電源電圧(d)
は省略している。
であり、入力信号断から復旧した入力信号の周波数が引
込み範囲の下限周波数に近い8kHz−90ppmの場
合についての実測データを示し、(A)は従来例、
(B)は本発明の実施の形態を示す。又(A),(B)
に於ける(a)は入力信号、(b)は分周出力信号、
(c)は制御電圧を示し、図5に於ける電源電圧(d)
は省略している。
【0047】(A)の従来例に於いては、時刻t0に
(a)に示すように、断状態からの入力信号が復旧して
入力された時、位相比較器は、分周出力信号が先に入力
されており、復旧した入力信号が後に入力されるから、
入力信号の位相に対して分周出力信号の位相は進んでい
ると判定される。この場合、(b)に示す分周出力信号
の位相と入力信号の位相とは約180度の差があって
も、入力信号周波数と分周出力信号周波数とがほぼ近似
している場合であり、位相比較出力信号は(c)に示す
ものとなり、同期引込みは、tc≒7.2秒となった。
(a)に示すように、断状態からの入力信号が復旧して
入力された時、位相比較器は、分周出力信号が先に入力
されており、復旧した入力信号が後に入力されるから、
入力信号の位相に対して分周出力信号の位相は進んでい
ると判定される。この場合、(b)に示す分周出力信号
の位相と入力信号の位相とは約180度の差があって
も、入力信号周波数と分周出力信号周波数とがほぼ近似
している場合であり、位相比較出力信号は(c)に示す
ものとなり、同期引込みは、tc≒7.2秒となった。
【0048】これに対して、(B)に示す本発明の実施
の形態に於いては、時刻t0に、従来例の場合と同様に
(a)に示すように入力信号が断状態から復旧した場
合、入力信号Finの周波数が中心周波数より高いか低
いかを判定し、この場合は低い場合であるから、上限周
波数の制御電圧VChを電圧制御発振器VCOに入力す
ることになる。即ち、(B)の(c)の*印で示す上限
周波数の制御電圧VChが電圧制御発振器VCOに一定
時間入力され、電圧制御発振器VCOの発振周波数は上
限周波数となるように変化し、入力信号Finの周波数
との差が多くなる。それによって、引込み速度が大きく
なり、td≒2.8秒で同期引込み状態となった。即
ち、従来例に比較して入力信号復旧時の同期引込みに要
する時間を、約4.4秒短縮することができた。
の形態に於いては、時刻t0に、従来例の場合と同様に
(a)に示すように入力信号が断状態から復旧した場
合、入力信号Finの周波数が中心周波数より高いか低
いかを判定し、この場合は低い場合であるから、上限周
波数の制御電圧VChを電圧制御発振器VCOに入力す
ることになる。即ち、(B)の(c)の*印で示す上限
周波数の制御電圧VChが電圧制御発振器VCOに一定
時間入力され、電圧制御発振器VCOの発振周波数は上
限周波数となるように変化し、入力信号Finの周波数
との差が多くなる。それによって、引込み速度が大きく
なり、td≒2.8秒で同期引込み状態となった。即
ち、従来例に比較して入力信号復旧時の同期引込みに要
する時間を、約4.4秒短縮することができた。
【0049】本発明は、前述の各実施の形態のみに限定
されるものでなく、種々付加変更することができるもの
であり、例えば、入力信号の中心周波数に対する高低の
判定を、簡単な構成のほぼ中心周波数の発振周波数とな
る他の発振器を設けて行う構成とすることも可能であ
る。
されるものでなく、種々付加変更することができるもの
であり、例えば、入力信号の中心周波数に対する高低の
判定を、簡単な構成のほぼ中心周波数の発振周波数とな
る他の発振器を設けて行う構成とすることも可能であ
る。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、入力信
号位相と電圧制御発振器1の出力信号を分周器6により
分周した信号位相とを位相比較器5により比較し、この
位相比較器5の比較出力信号をループフィルタ4を介し
て電圧制御発振器1の制御電圧とする位相同期回路であ
って、入力信号の周波数が中心周波数より高いか低いか
を判定し、高い場合は引込み用の下限周波数の制御電圧
VCwを選択し、低い場合は引込み用の上限周波数の制
御電圧VChを選択し、この選択した引込み用の制御電
圧をループフィルタを介した制御電圧と切替えて同期引
込み時に電圧制御発振器1に入力する引込み制御部8を
備えているもので、電源投入時や入力信号復旧時等の同
期引込み開始時の入力信号周波数と分周出力信号周波数
との差を大きくすることによって、同期引込みを高速化
することができる利点がある。
号位相と電圧制御発振器1の出力信号を分周器6により
分周した信号位相とを位相比較器5により比較し、この
位相比較器5の比較出力信号をループフィルタ4を介し
て電圧制御発振器1の制御電圧とする位相同期回路であ
って、入力信号の周波数が中心周波数より高いか低いか
を判定し、高い場合は引込み用の下限周波数の制御電圧
VCwを選択し、低い場合は引込み用の上限周波数の制
御電圧VChを選択し、この選択した引込み用の制御電
圧をループフィルタを介した制御電圧と切替えて同期引
込み時に電圧制御発振器1に入力する引込み制御部8を
備えているもので、電源投入時や入力信号復旧時等の同
期引込み開始時の入力信号周波数と分周出力信号周波数
との差を大きくすることによって、同期引込みを高速化
することができる利点がある。
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の引込み制御部の要部説明
図である。
図である。
【図3】本発明の実施の形態の同期検出制御部の要部説
明図である。
明図である。
【図4】同期検出制御部の動作説明図である。
【図5】電源投入時の動作説明図である。
【図6】入力信号断からの復旧時の動作説明図である。
【図7】従来例の位相同期回路の説明図である。
【図8】従来例の引込み用制御電圧を用いた位相同期回
路の説明図である。
路の説明図である。
【図9】引込み用三角波制御電圧の説明図である。
1 電圧制御発振器(VCO) 2 第1の切替回路 3 第2の切替回路 4 ループフィルタ(LPF) 5 位相比較器 6 分周器 7 同期検出制御部 8 引込み制御部
Claims (5)
- 【請求項1】 入力信号位相と電圧制御発振器の出力信
号を分周器により分周した信号位相とを位相比較器によ
り比較し、該位相比較器の比較出力信号をループフィル
タを介して前記電圧制御発振器の制御電圧とする位相同
期回路に於いて、 前記入力信号の周波数が中心周波数より高いか低いかを
判定し、高い場合は引込み用の下限周波数の制御電圧を
選択し、低い場合は引込み用の上限周波数の制御電圧を
選択し、該選択した引込み用の制御電圧を前記ループフ
ィルタを介した制御電圧と切替えて同期引込み時に前記
電圧制御発振器に入力する引込み制御部を備えたことを
特徴とする位相同期回路。 - 【請求項2】 前記引込み制御部は、同期引込み時に選
択された前記引込み用の上限周波数の制御電圧又は下限
周波数の制御電圧を一定時間だけ切替えて前記電圧制御
発振器に入力する制御を行う構成を備えたことを特徴と
する請求項1記載の位相同期回路。 - 【請求項3】 前記引込み制御部は、同期引込み開始時
に、前記電圧制御発振器に中心周波数の制御電圧を入力
し、該電圧制御発振器の出力信号をクロック信号とし
て、前記入力信号のハイレベル(又はローレベル)の期
間をカウントする第1のカウンタと、前記電圧制御発振
器の出力信号を前記分周器により分周した分周出力信号
のハイレベル(又はローレベル)の期間をカウントする
第2のカウンタと、前記第1,第2のカウンタのカウン
ト値を比較して前記入力信号周波数が中心周波数より高
いか低いかを判定する周波数判定部とを有することを特
徴とする請求項1又は2記載の位相同期回路。 - 【請求項4】 前記入力信号の立上り位相又は立下り位
相とから所定範囲の位相比較窓を形成して、前記分周出
力信号の立上り位相又は立下り位相が前記位相比較窓内
に存在する時に同期引込みと判定し、前記ループフィル
タを介した制御電圧を前記電圧制御発振器に入力する制
御を行う同期検出制御部を備えたことを特徴とする請求
項1記載の位相同期回路。 - 【請求項5】 前記引込み制御部又は前記同期検出制御
部の制御によって、前記ループフィルタを介した制御電
圧と同期引込み時の制御電圧とを切替えて前記電圧制御
発振器に入力する第1の切替回路と、前記引込み制御部
の制御によって前記電圧制御発振器に、中心周波数の制
御電圧と、上限周波数の制御電圧と、下限周波数の制御
電圧とを切替えて前記第1の切替回路に加える第2の切
替回路とを備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何
れか1項記載の位相同期回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10070024A JPH11274922A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 位相同期回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10070024A JPH11274922A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 位相同期回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11274922A true JPH11274922A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=13419630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10070024A Pending JPH11274922A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 位相同期回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11274922A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002314409A (ja) * | 2001-04-10 | 2002-10-25 | Nec Corp | ロック検出回路 |
KR100370243B1 (ko) * | 2001-02-14 | 2003-02-05 | 삼성전자 주식회사 | 고속 주파수 락 제어회로를 구비하는 위상동기 루프 회로및 이의 주파수 락 시간 감소방법 |
US6775724B2 (en) * | 2000-02-28 | 2004-08-10 | Yamaha Corporation | Method and apparatus for synchronization control for various frequencies |
US6993445B2 (en) * | 2001-01-16 | 2006-01-31 | Invensys Systems, Inc. | Vortex flowmeter |
JP5841993B2 (ja) * | 2011-03-07 | 2016-01-13 | パナソニック株式会社 | Pll回路、キャリブレーション方法及び無線通信端末 |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP10070024A patent/JPH11274922A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6775724B2 (en) * | 2000-02-28 | 2004-08-10 | Yamaha Corporation | Method and apparatus for synchronization control for various frequencies |
US6993445B2 (en) * | 2001-01-16 | 2006-01-31 | Invensys Systems, Inc. | Vortex flowmeter |
KR100370243B1 (ko) * | 2001-02-14 | 2003-02-05 | 삼성전자 주식회사 | 고속 주파수 락 제어회로를 구비하는 위상동기 루프 회로및 이의 주파수 락 시간 감소방법 |
JP2002314409A (ja) * | 2001-04-10 | 2002-10-25 | Nec Corp | ロック検出回路 |
JP5841993B2 (ja) * | 2011-03-07 | 2016-01-13 | パナソニック株式会社 | Pll回路、キャリブレーション方法及び無線通信端末 |
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