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JPH11270428A - 筒内噴射装置 - Google Patents

筒内噴射装置

Info

Publication number
JPH11270428A
JPH11270428A JP9532298A JP9532298A JPH11270428A JP H11270428 A JPH11270428 A JP H11270428A JP 9532298 A JP9532298 A JP 9532298A JP 9532298 A JP9532298 A JP 9532298A JP H11270428 A JPH11270428 A JP H11270428A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
fuel
fuel injection
exciting current
solenoid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9532298A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Aihara
浩司 相原
Kozo Kono
弘三 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
Priority to JP9532298A priority Critical patent/JPH11270428A/ja
Publication of JPH11270428A publication Critical patent/JPH11270428A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 筒内噴射装置において、点火プラグ周辺の燃
料濃度が過度に濃くなるのを防止する。 【解決手段】 燃料噴射ノズル9に2個のノズルばね1
6A,16Bを設ける。下段のノズルばね16Bは、常
時針弁14(弁体)を下方に付勢している。一方、上段
のノズルばね16Aは、針弁14のリフト量が所定値以
上であるとき針弁14を下方に付勢する。また、ECU
(燃料噴射制御手段)20にデューティ比調節部(励磁
電流可変部)21を設ける。このデューティ比調節部2
1によって、各噴射期間の後期ごとにECU20からソ
レノイド15に出力される励磁電流のデューティ比が低
下される。これによって、針弁14のリフト量が上記所
定値に保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、筒内噴射式ガソ
リンエンジンに用いられる筒内噴射装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の筒内噴射装置は、ガソ
リン燃料を所定の圧力で蓄えるコモンレールと、エンジ
ンの燃焼室内に臨む燃料噴射ノズルと、燃料噴射動作を
制御するエンジンコントロールユニット(燃料噴射制御
手段。以下、「ECU」という。)とを備えている。
【0003】燃料噴射ノズルは、噴射孔を開閉する針弁
(弁体)と、この針弁を弁座に着座させるノズルばね
と、磁気吸引力によって針弁を弁座からリフトさせるソ
レノイドとを有している。ECUの指令信号によってソ
レノイドが励磁されると、針弁がノズルばねの付勢力に
抗して弁座からリフトし、噴射孔から燃料が噴射され
る。ソレノイドが消磁されると、針弁がノズルばねの付
勢力によって弁座に着座し、燃料噴射が終了する。
【0004】このような筒内噴射装置においては、コモ
ンレールによって燃料圧が一定に維持されているので、
燃料は一定の速度でエンジンの燃焼室に噴射される。こ
の燃料の速度は、空気の抵抗を受けて前方へ至るほど低
下する。したがって、噴射孔の前方の所定場所では、燃
料濃度が時間とともに濃くなり、噴射終了直後に最も濃
くなる。その後、燃料は時間の経過とともに拡散し、燃
焼室全体に均一に分布する。
【0005】ところで、ガソリンエンジンでは、燃料濃
度が着火時に少なくとも点火プラグ周辺で着火に適した
濃さに達している必要がある。そこで、高負荷時のよう
に多量の燃料を噴射する場合には、燃料濃度が燃焼室全
体にわたって均一に分布した後に着火燃焼させている
(このような燃焼モードを均質燃焼モードという。)。
一方、低負荷時などにおいてなるべく少量の燃料で燃焼
したい場合には、燃料濃度が燃焼室全体にわたって均一
になってしまうと、薄すぎてうまく燃焼させることがで
きない。そこで、筒内噴射装置を用いたガソリンエンジ
ンでは、噴射終了直後に燃料濃度が最も濃くなる上記所
定場所もしくはその近傍に点火プラグを配置している。
そして、低負荷時には噴射終了直後に着火を行ってい
る。このような燃焼モードを成層燃焼モードという。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の筒内噴射装置を
用いたガソリンエンジンにおいては、成層燃焼モードの
中でも比較的低負荷で運転されているときに合わせて、
点火プラグ周辺の着火燃焼時の燃料濃度が適度な値にな
るように構成されている。ところが、そのように構成す
ると、成層燃焼モードの中でも比較的高負荷で運転され
ている場合に、点火プラグ周辺の着火燃焼時の燃料濃度
が過度に濃くなってしまうという問題があった。負荷が
高くなると、噴射期間を長くして燃料の噴射量を多くし
なければならないからである。勿論、点火プラグ周辺の
着火燃焼時の燃料濃度を、成層燃焼モードにおける高負
荷時に合わせればそのような問題を解消することができ
るが、そうすると、低負荷時に燃料濃度が過度に薄くな
ってしまう。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、請求項1に係る発明は、高圧の燃料を蓄えるコモン
レールと、このコモンレールから供給された燃料をエン
ジンの燃焼室内に噴射する燃料噴射ノズルと、この燃料
噴射ノズルの燃料噴射動作を制御する燃料噴射制御手段
とを備え、上記燃料噴射ノズルが、噴射孔を開閉する弁
体と、この弁体を弁座に着座させるノズルばねと、磁気
吸引力によって上記弁体を上記ノズルばねの付勢力に抗
して弁座からリフトさせるソレノイドとを有し、上記燃
料噴射制御手段が、上記ソレノイドを励磁電流を出力し
てソレノイドに磁気吸引力を発生させる筒内噴射装置に
おいて、上記燃料噴射制御手段が、上記ソレノイドへの
励磁電流を、上記燃料噴射ノズルが燃料を噴射する燃料
噴射期間の後期に、それまでの励磁電流よりも小さくす
る励磁電流可変部を有していることを特徴とする。
【0008】ここで、上記励磁電流可変部が、励磁電流
の大きさをデューティ制御するものであることが望まし
い。
【0009】また、上記ノズルばねを、上記弁体を常時
付勢する第一のノズルばねと、上記弁体のリフト量が所
定量以上であるときに上記弁体を付勢する第二のノズル
ばねとから構成し、上記励磁電流可変部が励磁電流を小
さくしたときにおける上記ソレノイドの磁気吸引力を、
上記弁体が上記所定量だけリフトしているときの上記第
一のノズルばねのばね力よりも強く、かつ上記第二のノ
ズルばねのばね力よりも弱くなるようにするとよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図3を参照して説明する。図1は、本発明に係る筒内
噴射装置1を示したものである。この筒内噴射装置1
は、コモンレール5と、複数の(図1には1つだけ図
示)燃料噴射ノズル9と、ECU(燃料噴射制御手段)
20とを備えている。そして、コモンレール5によって
畜圧されたガソリン燃料が、ECU20の指令に基づ
き、燃料噴射ノズル9からエンジンの燃焼室(図示しな
い)内へ噴射される。
【0011】コモンレール5には、燃料タンク2内のガ
ソリン燃料が低圧ポンプ3および高圧ポンプ4によって
供給される。コモンレール5に供給された燃料の一部
は、配管8を介して燃料噴射ノズル9に供給され、他の
一部は高圧レギュレータ6および低圧レギュレータ7を
介して燃料タンク2に戻される。高圧レギュレータ6に
よってコモンレール5内の燃料の圧力が一定に維持され
る。
【0012】燃料噴射ノズル9はノズル本体10を備え
ており、このノズル本体10の内部には針弁14(弁
体)が設けられている。針弁14がソレノイド15によ
って弁座13bからリフトさせられると、噴射孔13c
が開口して燃料が噴射される。一方、針弁14がノズル
ばね16A,16Bによって弁座13bに着座させられ
ると、噴射孔13cが閉塞されて燃料噴射が終了する。
【0013】詳述すると、ノズル本体10は、筒状をな
すノズルホルダ11と、このノズルホルダ11の内部に
嵌合固定されたパイプ12と、ノズルホルダ11の下端
部に設けられたノズルボディ13とから構成されてい
る。ノズルボディ13の内部には、上端面から下方へ向
かって順次、弁摺動孔13a、下方へ至るにしたがって
縮径するテーパ孔状の弁座13b、およびノズルボディ
13の下端面に貫通する噴射孔13cが形成されてい
る。弁摺動孔13aには、針弁14が摺動自在に挿入さ
れている。針弁14の上側部は、弁摺動孔13aから上
方に突出しており、そこにアーマチュア17が嵌合固定
されている。針弁14の下端部には、下方へ至るにした
がって縮径するテーパ状の弁部14cが形成されてい
る。
【0014】図2にも示すように、パイプ12の内周面
には段差12aが形成され、この段差12aの上側の内
径よりも下側の内径が小さくなっている。パイプ12の
内部には、段差12aの上方に中空円柱状のばね受け1
8が挿入固定されており、このばね受け18の下方に円
筒部材19が昇降自在に挿入されている。円筒部材19
の上端部には、全周にフランジ19aが設けられてい
る。フランジ19aは、ばね受け18と段差12aとの
間に配置されており、その外径は、段差12aの上側の
内径よりも小さく、かつ段差12aの下側の内径よりも
大きくなっている。したがって、円筒部材19を下降さ
せていくと、フランジ19aが段差12aに係止する。
よって、円筒部材19は、フランジ19aが段差12a
に係止する位置から下方へは移動不能である。
【0015】パイプ12の内部には、ばね受け18と円
筒部材19との間に上段ノズルばね16A(第二のノズ
ルばね)が挿入されている。上段ノズルばね16Aは、
上端部がばね受け18に突き当たる一方、下端部が円筒
部材19に突き当たっている。これによって、円筒部材
19が押し下げられ、フランジ19aが段差12aに係
止させられる。このとき、円筒部材19の下端部がパイ
プ12の下端部よりも距離h2だけ下方へ突出すること
になる。
【0016】パイプ12の内周面と円筒部材19の外周
面との間には、下段ノズルばね16B(第一のノズルば
ね)が設けられている。下段ノズルばね16Bは、上端
部がフランジ19aに突き当たる一方、下端部が針弁1
4に突き当たり、針弁14を下方へ付勢している。これ
によって、針弁14の弁部14cが弁座13bに着座さ
せられ、噴射孔13cが閉塞される。このとき、針弁1
4およびアーマチュア17の上端面とパイプ12の下端
面との間に距離h3の間隙が形成されている。
【0017】ここで、フランジ19aが段差12aに係
止しているときの上段ノズルばね16Aのばね力をFA0
とし、フランジ19aが段差12aに係止し、かつ針弁
14が弁座13bに着座しているときの下段ノズルばね
16Bのばね力をFB0として、両者を比較すると、 FA0>FB0 になっている。したがって、針弁14が弁座13bに着
座されているときは、フランジ19aが段差12aに係
止されている。よって、このとき、針弁14の上端面と
円筒部材19の下端面との間に距離h1(=h3−h2
の間隙が形成され、下段ノズルばね16Bが、円筒部材
19の下端面よりも距離h1だけ下方に突出している。
【0018】ノズル本体10の内部には、パイプ12の
外周にソレノイド15が設けられている。このソレノイ
ド15とECU20とが信号線22によって結ばれてい
る。ECU20は、信号線22を介してソレノイド15
に励磁電流を出力する。これによって、ソレノイド15
が励磁され、磁気吸引力が発生する。一方、ECU20
にはデューティ比調節部21(励磁電流可変部)が格納
されており、このデューティ比調節部21によって上記
励磁電流のデューティ比を変更調節することができる。
そのため、ソレノイド15の磁気吸引力は、励磁電流の
デューティ比に比例して増減することになる。
【0019】デューティ比が所定の値r0(>0)を越
えたとき、ソレノイド15の磁気吸引力が上記下段ノズ
ルばね16Bのばね力FB0を上回る。これによって、ア
ーマチュア17がソレノイド15に引き寄せられ、この
アーマチュア17と一体になった針弁14が弁座13b
からリフトする。
【0020】ところで、下段ノズルばね16Bを上記し
たばね力FB0の状態から長さh1だけ収縮させたとして
も(このときの下段ノズルばね16Bのばね力をF
B1(>FB0)とする。)、上段ノズルばね16Aの上記
ばね力FA0の方が、下段ノズルばね16Bのばね力FB1
よりも大きい(FA0>FB1)。したがって、針弁14の
リフト量が0からh1に達するまでの間は、円筒部材1
9のフランジ19aが段差12aに係止した状態のま
ま、下段ノズルばね16Bが収縮し、そのばね力がFB0
からFB1まで増大していく。
【0021】ソレノイド15の磁気吸引力は、励磁電流
のデューティ比が所定の値r1(>r0)のとき、下段ノ
ズルばね16Bの上記ばね力FB1と等しくなる。このと
き、針弁14のリフト量がh1に達し、針弁14が円筒
部材19に突き当たる。デューティ比がr1を上回るこ
とになっても、針弁14が直ちにリフト量h1からさら
にリフトするわけではない。デューティ比がr1を僅か
に上回っただけでは、磁気吸引力が、未だ上段ノズルば
ね16Aのばね力FA0よりも小さいからである。
【0022】ソレノイド15の磁気吸引力は、デューテ
ィ比がr1よりも大きな所定の値r2のとき、上記ばね力
A0と等しくなる。したがって、励磁電流のデューティ
比がr1からr2までの範囲内であるときは、針弁14の
リフト量がh1に保持される。励磁電流のデューティ比
がr2よりも大きいとき、ソレノイド15の磁気吸引力
がFA0よりも大きくなる。これによって、針弁14が、
円筒部材19を押し上げて上段ノズルばね16Aを収縮
させながら、再びリフトする。励磁電流のデューティ比
が所定の値r3(>r2)以上のとき、アーマチュア19
がパイプ12に突き当たり、針弁14が最大リフト量h
3に達する。
【0023】針弁14のリフトに伴い、噴射孔13cが
開口する。これによって、コモンレール5から配管8を
介して燃料噴射ノズル9に供給された燃料が、順次、パ
イプ12の内部(途中、ばね受け18および円筒部材1
9の内部を経由)、針弁14の上端部に設けられた縦孔
14aおよび横孔14b、ノズルボディ13の弁摺動孔
13aの内周面と針弁14との外周面との間隙、並びに
弁座13bと弁部14cとの間隙を通過して、噴射孔1
3cから噴射される。
【0024】励磁電流の出力が終了すると、ソレノイド
15の磁気吸引力が消滅する。このため、針弁14がノ
ズルばね16A,16Bの付勢によって押し下げられ、
弁座13bに着座する。これによって、燃料の噴射が終
了する。
【0025】上記のように構成された筒内噴射装置1の
作用について説明する。いま、エンジンが成層燃焼モー
ドで、しかも低負荷で運転されているものとする。この
運転状態における励磁電流は、常にデューティ比r3
上で出力される。したがって、噴射期間中、針弁14が
最大リフト量h3に保持される。針弁14のリフト量と
噴射率とは比例関係にあるので、噴射率も、噴射期間中
一定に維持される。これによって、点火プラグ周辺(図
示せず)の燃料濃度が時間の経過とともに上昇してい
く。そして、噴射期間終了の直後に着火が行われる。こ
の着火の瞬間、燃料の濃度が点火プラグ周辺で着火に適
した値になるように設定されている。
【0026】一方、成層燃焼モードにおいて高負荷で運
転されているときは、励磁電流のデューティ比を、各噴
射期間の後期ごとに低下させる。これにより、点火プラ
グ周辺の燃料濃度が過度に濃くなるのを防止することが
できる。
【0027】この点を図3に基づいて説明する。高負荷
時には低負荷時よりも所要の噴射量が多くなるので、噴
射期間を長くする必要がある。したがって、図3におい
て想像線で示すように、励磁電流のデューティ比を噴射
期間中r3以上に維持し続けたとすると、最大リフト量
3に対応する噴射率Q3で噴射される時間が長くなり、
点火プラグ周辺の燃料濃度が過度に濃くなってしまう。
【0028】そこで、各噴射期間の後期ごとに、デュー
ティ比調節部21によってデューティ比をr1〜r2の範
囲内まで低下させる。すると、針弁14が、最大リフト
量h3から距離h2だけ降下して、リフト量h1に保持さ
れる。そのため、弁座13bと弁部14cとの間隙が最
大リフト量h3のときよりも狭くなって、それだけ噴射
孔13cへの燃料の通路が絞られる。これによって、噴
射率がQ3よりも小さな値Q1になり、噴射孔13cから
噴射される燃料の噴射速度が遅くなる。したがって、噴
射期間の後期に噴射された燃料が点火プラグ周辺に到達
することはほとんどない。よって、点火プラグ周辺での
燃料濃度が過度に濃くなるのを防止することができる。
その結果、スモークや失火を抑制することができ、燃焼
の安定化が可能になるとともに、排気中のHC濃度も低
減させることができる。
【0029】しかも、筒内噴射装置1では、針弁14を
極めて容易に中間のリフト量h1に保持することができ
る。ソレノイド15の磁気吸引力を厳密に設定する必要
はなく、FB1以上FA0以下の一定の範囲内に収めるだけ
でよいからである。そのうえ、磁気吸引力がこの範囲内
に収まってさえいれば、たとえ磁気吸引力が変動したと
しても、針弁14のリフト量が変動することはない。し
たがって、噴射期間の後期の噴射率を正確に制御するこ
とができる。
【0030】なお、噴射期間の後期に噴射率が小さくな
った分、ソレノイド15が想像線の場合よりも遅いタイ
ミングで消磁されることによって、長い期間噴射が行わ
れる。これによって、想像線の場合と同じ噴射量を確保
することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜3に係
る発明では、成層燃焼モードにおける負荷の高い運転領
域で、各噴射期間の後期の噴射率を低下させることによ
って、点火プラグ周辺の燃料濃度が過度に濃くなるのを
防止することができる。特に、請求項3に係る発明で
は、弁体を所定の中間高さに安定的に保持することがで
きるので、噴射期間の後半の噴射率を正確に制御するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る筒内噴射装置の一実施の形態を示
す図である。
【図2】図1の針弁の上端および段差の周辺を拡大した
断面図である。
【図3】成層燃焼モードの高負荷時における1噴射期間
の諸動作を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 筒内噴射装置 5 コモンレール 9 燃料噴射ノズル 13b 弁座 13c 噴射孔 14 針弁(弁体) 15 ソレノイド 16A 上段ノズルばね(第二のノズルばね) 16B 下段ノズルばね(第一のノズルばね) 20 ECU(燃料噴射制御手段) 21 デューティ比調節部(励磁電流可変部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16K 31/06 385 F16K 31/06 385A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高圧の燃料を蓄えるコモンレールと、こ
    のコモンレールから供給された燃料をエンジンの燃焼室
    内に噴射する燃料噴射ノズルと、この燃料噴射ノズルの
    燃料噴射動作を制御する燃料噴射制御手段とを備え、 上記燃料噴射ノズルが、噴射孔を開閉する弁体と、この
    弁体を弁座に着座させるノズルばねと、磁気吸引力によ
    って上記弁体を上記ノズルばねの付勢力に抗して弁座か
    らリフトさせるソレノイドとを有し、 上記燃料噴射制御手段が、上記ソレノイドに励磁電流を
    出力してソレノイドに磁気吸引力を発生させる筒内噴射
    装置において、 上記燃料噴射制御手段が、上記ソレノイドへの励磁電流
    を、上記燃料噴射ノズルが燃料を噴射する燃料噴射期間
    の後期に、それまでの励磁電流よりも小さくする励磁電
    流可変部を有していることを特徴とする筒内噴射装置。
  2. 【請求項2】 上記励磁電流可変部が、励磁電流の大き
    さをデューティ制御することを特徴とする請求項1に記
    載の筒内噴射装置。
  3. 【請求項3】 上記ノズルばねが、上記弁体を常時付勢
    する第一のノズルばねと、上記弁体のリフト量が所定量
    以上であるときに上記弁体を付勢する第二のノズルばね
    とからなり、 上記励磁電流可変部が励磁電流を小さくしたときにおけ
    る上記ソレノイドの磁気吸引力が、上記弁体が上記所定
    量だけリフトしているときの上記第一のノズルばねの付
    勢力よりも強く、かつ上記第二のノズルばねの付勢力よ
    りも弱いことを特徴とする請求項1または2に記載の筒
    内噴射装置。
JP9532298A 1998-03-24 1998-03-24 筒内噴射装置 Pending JPH11270428A (ja)

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