JPH11270182A - 免震構造物 - Google Patents
免震構造物Info
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- JPH11270182A JPH11270182A JP9087498A JP9087498A JPH11270182A JP H11270182 A JPH11270182 A JP H11270182A JP 9087498 A JP9087498 A JP 9087498A JP 9087498 A JP9087498 A JP 9087498A JP H11270182 A JPH11270182 A JP H11270182A
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- construction
- seismic isolation
- footing
- floor
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- 238000002955 isolation Methods 0.000 claims 5
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- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 上層の躯体施工と免震層の躯体施工とを並行
して行なうようにして工期を短縮することのできる免震
構造物を提供する。 【解決手段】免震装置上に上部構造体を構築してなる免
震構造物であって、上記上部構造体の免震装置上に位置
するフーチング20をユニット化した。
して行なうようにして工期を短縮することのできる免震
構造物を提供する。 【解決手段】免震装置上に上部構造体を構築してなる免
震構造物であって、上記上部構造体の免震装置上に位置
するフーチング20をユニット化した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震時等において
構造物に作用する水平力を免震装置によって緩和して、
この構造物の健全性を確保するようにした免震構造物に
関するものである。
構造物に作用する水平力を免震装置によって緩和して、
この構造物の健全性を確保するようにした免震構造物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、上部構造体としての建築物1
と、下部構造体としてのコンクリート基礎2との間に複
数の免震装置3を介装して基礎免震構造とした免震構造
物の一構造例を示す。
と、下部構造体としてのコンクリート基礎2との間に複
数の免震装置3を介装して基礎免震構造とした免震構造
物の一構造例を示す。
【0003】図5においては、上記各免震装置3とし
て、上記建築物1の下面と上記コンクリート基礎2の上
面とのそれぞれに一体に取り付けられる一対の取付基板
4・5と、これらの取付基板4・5間に一体に取り付け
られて、これらの両取付基板4・5の面方向への相対移
動によって弾性変形させられる積層ゴム6とによって構
成された高減衰積層ゴム支承を示した。
て、上記建築物1の下面と上記コンクリート基礎2の上
面とのそれぞれに一体に取り付けられる一対の取付基板
4・5と、これらの取付基板4・5間に一体に取り付け
られて、これらの両取付基板4・5の面方向への相対移
動によって弾性変形させられる積層ゴム6とによって構
成された高減衰積層ゴム支承を示した。
【0004】そして、これらの免震装置3は、地震等が
発生した場合に、建築物1とコンクリート基礎2との水
平方向への相対移動に伴って、上記積層ゴム6が剪断方
向に弾性変形させられることにより、その弾性変形エネ
ルギと減衰力とによって地震時における水平地震力を吸
収して、上記建築物1へ伝達される水平地震力を緩和す
るとともに、上記建築物1の揺れの周期を大きくして、
建築物1の健全性を確保するようになっている。
発生した場合に、建築物1とコンクリート基礎2との水
平方向への相対移動に伴って、上記積層ゴム6が剪断方
向に弾性変形させられることにより、その弾性変形エネ
ルギと減衰力とによって地震時における水平地震力を吸
収して、上記建築物1へ伝達される水平地震力を緩和す
るとともに、上記建築物1の揺れの周期を大きくして、
建築物1の健全性を確保するようになっている。
【0005】ここで、上記免震装置3は、図示した上記
高減衰積層ゴム支承だけでなく、弾性すべり支承との組
み合わせや、低減衰積層ゴム支承とダンパとの組み合わ
せ等によって構成される。
高減衰積層ゴム支承だけでなく、弾性すべり支承との組
み合わせや、低減衰積層ゴム支承とダンパとの組み合わ
せ等によって構成される。
【0006】ところで、従来において上記の免震構造物
を施工する場合、図6(a)(b)に示すように、コン
クリート基礎2上に免震装置3を設置した後に、図6
(c)に示すように、この免震装置3上に1階の床梁7
を打設して、上記免震装置3を上記1階床とコンクリー
ト基礎2との間に固定し、ついで、図6(c)に示すよ
うに、1階の柱筋8や上層階の梁筋(図示略)を配筋し
た後に、図6(d)に示すように、コンクリートを打設
して1階の柱9や上層階の梁10を施工するといった手
順によって、順次上層階を施工するようにしている。
を施工する場合、図6(a)(b)に示すように、コン
クリート基礎2上に免震装置3を設置した後に、図6
(c)に示すように、この免震装置3上に1階の床梁7
を打設して、上記免震装置3を上記1階床とコンクリー
ト基礎2との間に固定し、ついで、図6(c)に示すよ
うに、1階の柱筋8や上層階の梁筋(図示略)を配筋し
た後に、図6(d)に示すように、コンクリートを打設
して1階の柱9や上層階の梁10を施工するといった手
順によって、順次上層階を施工するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の施工方法によって免震構造物を施工すると、
1階の床梁7や床といった躯体(以下免震層の躯体と称
す)の施工が完了しないと上部躯体の施工を行なうこと
ができないといった問題点を有している。そして、各層
の躯体施工に要する工期がそのまま免震構造物全体の総
工期として計上されることから、工期が長期化するとい
った問題点も有している。
うな従来の施工方法によって免震構造物を施工すると、
1階の床梁7や床といった躯体(以下免震層の躯体と称
す)の施工が完了しないと上部躯体の施工を行なうこと
ができないといった問題点を有している。そして、各層
の躯体施工に要する工期がそのまま免震構造物全体の総
工期として計上されることから、工期が長期化するとい
った問題点も有している。
【0008】本発明は、上記のような従来の免震構造物
の有する問題点を有効に解決しようとするもので、上層
の躯体施工と免震層の躯体施工とを並行して行なうよう
にして工期を短縮することのできる免震構造物を提供す
ることを目的とする。
の有する問題点を有効に解決しようとするもので、上層
の躯体施工と免震層の躯体施工とを並行して行なうよう
にして工期を短縮することのできる免震構造物を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の免震構
造物は、免震装置上に上部構造体を構築してなる免震構
造物であって、上記上部構造体の免震装置上に位置する
フーチングをユニット化したことを特徴とするものであ
る。ここで、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の上記フーチングを鉄骨造としたことを特徴とするもの
であり、また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記
載の上記フーチングをPC造としたことを特徴とするも
のである。
造物は、免震装置上に上部構造体を構築してなる免震構
造物であって、上記上部構造体の免震装置上に位置する
フーチングをユニット化したことを特徴とするものであ
る。ここで、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の上記フーチングを鉄骨造としたことを特徴とするもの
であり、また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記
載の上記フーチングをPC造としたことを特徴とするも
のである。
【0010】請求項1ないし請求項3の何れかに記載の
免震構造物は、上部構造体と免震装置との接続をなすフ
ーチングをユニット化して、免震装置を設置した後にこ
の免震装置にフーチングを設置することにより、このフ
ーチングを介して上記免震装置上に柱といった免震層立
ち上がり部分を連続して施工することができる。これに
よって、上記免震層の柱上に、直上階の柱や梁および床
等の躯体を施工することができるとともに、これらの直
上階の躯体を基礎として、さらにその上層階の躯体施工
を行なうことができる。ここで、直上階の躯体の施工が
完了した後においては、その上層階の躯体施工と並行し
て免震層における梁、床等の躯体の施工が可能となるこ
とから、この免震層の躯体の施工と上記直上階よりも上
層階の躯体施工とを並行して行なうことができ、これに
よって少なくとも一層分の工期の短縮を行なうことがで
きる。
免震構造物は、上部構造体と免震装置との接続をなすフ
ーチングをユニット化して、免震装置を設置した後にこ
の免震装置にフーチングを設置することにより、このフ
ーチングを介して上記免震装置上に柱といった免震層立
ち上がり部分を連続して施工することができる。これに
よって、上記免震層の柱上に、直上階の柱や梁および床
等の躯体を施工することができるとともに、これらの直
上階の躯体を基礎として、さらにその上層階の躯体施工
を行なうことができる。ここで、直上階の躯体の施工が
完了した後においては、その上層階の躯体施工と並行し
て免震層における梁、床等の躯体の施工が可能となるこ
とから、この免震層の躯体の施工と上記直上階よりも上
層階の躯体施工とを並行して行なうことができ、これに
よって少なくとも一層分の工期の短縮を行なうことがで
きる。
【0011】そして、請求項2に記載の発明のように、
上記フーチングを鉄骨造とすることにより、鉄骨構造物
への適用を容易にし、また、請求項3に記載の発明のよ
うに、上記フーチングをPC造とすることにより、鉄筋
コンクリート構造物への適用を容易にする。
上記フーチングを鉄骨造とすることにより、鉄骨構造物
への適用を容易にし、また、請求項3に記載の発明のよ
うに、上記フーチングをPC造とすることにより、鉄筋
コンクリート構造物への適用を容易にする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態につ
いて図1ないし図3を参照して説明する。なお、以下の
説明中、図1と共通する部分については同一符号を用い
て説明を簡略化する。
いて図1ないし図3を参照して説明する。なお、以下の
説明中、図1と共通する部分については同一符号を用い
て説明を簡略化する。
【0013】本実施形態に係わる免震構造物は、上部構
造体としての建築物1と免震装置3との接続をなすフー
チング20を、図1に示すように、ユニット化したこと
に特徴を有するもので、このフーチング20はボックス
型の柱21の下端に略円盤状のベースプレート22を溶
接によって一体に取り付けるとともに、上記柱21の下
端から所定距離をおいた外周に、略円盤状の外部ダイヤ
フラム23を、上記ベースプレート22と並行となるよ
うに溶接によって一体に取り付け、また、これらのベー
スプレート22と外部ダイヤフラム23とを、その対向
面に、スチフナ(図示略)を上記柱21の軸回りに90
゜の間隔で溶接することによって接続し、さらに、上記
柱21から4方に放射状に配設される4本の梁24を、
上記ベースプレート22、外部ダイヤフラム23、およ
び、スチフナに、複数の継手板25と高力ボルト26に
よって接続して構成したものである。
造体としての建築物1と免震装置3との接続をなすフー
チング20を、図1に示すように、ユニット化したこと
に特徴を有するもので、このフーチング20はボックス
型の柱21の下端に略円盤状のベースプレート22を溶
接によって一体に取り付けるとともに、上記柱21の下
端から所定距離をおいた外周に、略円盤状の外部ダイヤ
フラム23を、上記ベースプレート22と並行となるよ
うに溶接によって一体に取り付け、また、これらのベー
スプレート22と外部ダイヤフラム23とを、その対向
面に、スチフナ(図示略)を上記柱21の軸回りに90
゜の間隔で溶接することによって接続し、さらに、上記
柱21から4方に放射状に配設される4本の梁24を、
上記ベースプレート22、外部ダイヤフラム23、およ
び、スチフナに、複数の継手板25と高力ボルト26に
よって接続して構成したものである。
【0014】そして、上記ベースプレート22は、上記
免震装置3の上方の取付基板4上に面接触状態で載置さ
れるようになっているとともに、この取付基板4をその
下方から上方へ向けて貫通して取り付けられる固定ボル
ト(図示略)が螺着されるアンカー部材27が、上記柱
21の軸回りに所定の間隔をおいて複数一体に固定され
ている。
免震装置3の上方の取付基板4上に面接触状態で載置さ
れるようになっているとともに、この取付基板4をその
下方から上方へ向けて貫通して取り付けられる固定ボル
ト(図示略)が螺着されるアンカー部材27が、上記柱
21の軸回りに所定の間隔をおいて複数一体に固定され
ている。
【0015】ついで、このように構成されたフーチング
20を用いて本実施形態に係わる免震構造物を施工する
一例について図2および図3を参照して説明する。ま
ず、図2(a)に示すように、コンクリート基礎2を構
築し、このコンクリート基礎2上にアンカーボルトを用
いて免震装置3を図2(b)に示すように設置する。
20を用いて本実施形態に係わる免震構造物を施工する
一例について図2および図3を参照して説明する。ま
ず、図2(a)に示すように、コンクリート基礎2を構
築し、このコンクリート基礎2上にアンカーボルトを用
いて免震装置3を図2(b)に示すように設置する。
【0016】ついで、上記免震装置3上に、図2(b)
に矢印で示すように、ユニット化された上記フーチング
20を載置し、このフーチング20のアンカー部材27
に、免震装置3の上方の取付基板4を固定ボルトによっ
て固定する。これより、図2(c)に示すように、上記
フーチング20を支持構造物として免震層の柱筋28を
配筋するとともに、この柱筋28の上端部に直上階の梁
筋29を配筋した後に、これらの柱筋28および梁筋2
9の回りにコンクリートを打設して、図2(e)に示す
ように、免震層の柱30とその直上階の梁31や床32
を施工する。
に矢印で示すように、ユニット化された上記フーチング
20を載置し、このフーチング20のアンカー部材27
に、免震装置3の上方の取付基板4を固定ボルトによっ
て固定する。これより、図2(c)に示すように、上記
フーチング20を支持構造物として免震層の柱筋28を
配筋するとともに、この柱筋28の上端部に直上階の梁
筋29を配筋した後に、これらの柱筋28および梁筋2
9の回りにコンクリートを打設して、図2(e)に示す
ように、免震層の柱30とその直上階の梁31や床32
を施工する。
【0017】この時点で、免震層の梁や床の施工が可能
であるが、上記のように、免震層の柱30および直上階
の梁31や床32が施工されていることから、これらを
支持構造物として直上階の柱や梁および床の施工が可能
となる。したがって、図3に示すように、上記直上階よ
りも上層の階の柱筋や梁筋の配筋とこれらへのコンクリ
ート打設による柱32や梁34および床35の施工と、
免震層の梁筋の配筋やそのコンクリート打設による梁3
6および床37の施工とを並行して行なうことができ、
その分、免震構造物の施工の工期を短縮することができ
る。そして、本実施形態においては、上記フーチング2
0を鉄骨構造としたことにより、鉄骨造の免震構造物へ
の適用が容易であるとともに、鉄筋コンクリート造の免
震構造物への適用も可能となる。
であるが、上記のように、免震層の柱30および直上階
の梁31や床32が施工されていることから、これらを
支持構造物として直上階の柱や梁および床の施工が可能
となる。したがって、図3に示すように、上記直上階よ
りも上層の階の柱筋や梁筋の配筋とこれらへのコンクリ
ート打設による柱32や梁34および床35の施工と、
免震層の梁筋の配筋やそのコンクリート打設による梁3
6および床37の施工とを並行して行なうことができ、
その分、免震構造物の施工の工期を短縮することができ
る。そして、本実施形態においては、上記フーチング2
0を鉄骨構造としたことにより、鉄骨造の免震構造物へ
の適用が容易であるとともに、鉄筋コンクリート造の免
震構造物への適用も可能となる。
【0018】なお、上記実施形態は一例であって、適用
する免震構造物の構造や免震装置の種類あるいは設計要
求等に基づき種々変更可能である。たとえば、上記実施
形態においてはフーチング20を鉄骨造とした例につい
て示したが、これに代えて、図4に示すように、十字状
に梁筋40を組み上げるとともに、その交差部に上記梁
筋40と直交するように柱筋41を組み付け、これらの
交差部分を取り囲むようにして十字状にコンクリートを
打設して、PC造のフーチング42とすることも可能で
ある。そして、この場合には、このフーチング42を免
震装置に固定するためのアンカーボルト等のアンカー部
材を、フーチング42の下面から突出するようにして埋
め込むことが必要であり、また、上記梁筋40や柱筋4
1に連続した配筋は、重ね継手、溶接、あるいは、圧接
等の機械的な接続方法によって行なわれる。
する免震構造物の構造や免震装置の種類あるいは設計要
求等に基づき種々変更可能である。たとえば、上記実施
形態においてはフーチング20を鉄骨造とした例につい
て示したが、これに代えて、図4に示すように、十字状
に梁筋40を組み上げるとともに、その交差部に上記梁
筋40と直交するように柱筋41を組み付け、これらの
交差部分を取り囲むようにして十字状にコンクリートを
打設して、PC造のフーチング42とすることも可能で
ある。そして、この場合には、このフーチング42を免
震装置に固定するためのアンカーボルト等のアンカー部
材を、フーチング42の下面から突出するようにして埋
め込むことが必要であり、また、上記梁筋40や柱筋4
1に連続した配筋は、重ね継手、溶接、あるいは、圧接
等の機械的な接続方法によって行なわれる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項3の何れかに記載の免震構造物によれば、上部構造
体の免震装置上に位置するフーチングをユニット化し
て、免震装置を設置した後にこの免震装置にフーチング
を設置することにより、このフーチングを支持構造物と
して上記免震装置上に柱といった免震層立ち上がり部分
を連続して施工することができ、これによって、上記免
震層の柱上に、直上階の柱や梁および床等の躯体を施工
することができるとともに、これらの直上階の躯体を基
礎として、さらにその上層階の躯体施工を行なうことが
できる。ここで、直上階の躯体の施工が完了した後にお
いては、免震層の躯体の施工が可能となることから、こ
の免震層の躯体の施工と上記直上階よりも上層階の躯体
施工とを並行して行なうことができ、これによって、少
なくとも一層分の工期の短縮を行なうことができる。
求項3の何れかに記載の免震構造物によれば、上部構造
体の免震装置上に位置するフーチングをユニット化し
て、免震装置を設置した後にこの免震装置にフーチング
を設置することにより、このフーチングを支持構造物と
して上記免震装置上に柱といった免震層立ち上がり部分
を連続して施工することができ、これによって、上記免
震層の柱上に、直上階の柱や梁および床等の躯体を施工
することができるとともに、これらの直上階の躯体を基
礎として、さらにその上層階の躯体施工を行なうことが
できる。ここで、直上階の躯体の施工が完了した後にお
いては、免震層の躯体の施工が可能となることから、こ
の免震層の躯体の施工と上記直上階よりも上層階の躯体
施工とを並行して行なうことができ、これによって、少
なくとも一層分の工期の短縮を行なうことができる。
【0020】そして、請求項2に記載の発明のように、
上記フーチングを鉄骨造とすることにより、鉄骨建築構
造物への適用を容易にし、また、請求項3に記載の発明
のように、上記フーチングをPC造とすることにより、
鉄筋コンクリート建築物への適用を容易にする。
上記フーチングを鉄骨造とすることにより、鉄骨建築構
造物への適用を容易にし、また、請求項3に記載の発明
のように、上記フーチングをPC造とすることにより、
鉄筋コンクリート建築物への適用を容易にする。
【図1】本発明の一実施形態の免震構造物に用いられる
フーチングを示す外観斜視図である。
フーチングを示す外観斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態の免震構造物の施工工程図
である。
である。
【図3】本発明の一実施形態の免震構造物の施工工程図
である。
である。
【図4】本発明のフーチングの変形例を示す外観斜視図
である。
である。
【図5】免震構造物の一構造例を示す縦断面図である。
【図6】従来の免震構造物の施工工程図である。
1 建築物 2 コンクリート基礎 3 免震装置 20 フーチング 22 ベースプレート 42 フーチング
Claims (3)
- 【請求項1】 免震装置上に上部構造体を構築してなる
免震構造物であって、上記上部構造体の免震装置上に位
置するフーチングをユニット化したことを特徴とする免
震構造物。 - 【請求項2】 上記フーチングを鉄骨造としたことを特
徴とする請求項1に記載の免震構造物。 - 【請求項3】 上記フーチングをPC造としたことを特
徴とする請求項1に記載の免震構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9087498A JPH11270182A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 免震構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9087498A JPH11270182A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 免震構造物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11270182A true JPH11270182A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=14010653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9087498A Pending JPH11270182A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 免震構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11270182A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102535494A (zh) * | 2010-12-30 | 2012-07-04 | 积水住宅株式会社 | 基础构造以及基础的施工方法 |
JP2014095201A (ja) * | 2012-11-08 | 2014-05-22 | Takenaka Komuten Co Ltd | 免震基礎の施工方法及びプレキャストコンクリートフーチング |
JP2015096685A (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | 株式会社竹中工務店 | 免震装置接合構造 |
CN115341672A (zh) * | 2021-05-12 | 2022-11-15 | 上海大学 | 一种装配式框架隔震结构 |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP9087498A patent/JPH11270182A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102535494A (zh) * | 2010-12-30 | 2012-07-04 | 积水住宅株式会社 | 基础构造以及基础的施工方法 |
CN102535494B (zh) * | 2010-12-30 | 2016-03-16 | 积水住宅株式会社 | 基础构造以及基础的施工方法 |
JP2014095201A (ja) * | 2012-11-08 | 2014-05-22 | Takenaka Komuten Co Ltd | 免震基礎の施工方法及びプレキャストコンクリートフーチング |
JP2015096685A (ja) * | 2013-11-15 | 2015-05-21 | 株式会社竹中工務店 | 免震装置接合構造 |
CN115341672A (zh) * | 2021-05-12 | 2022-11-15 | 上海大学 | 一种装配式框架隔震结构 |
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