JPH11269979A - バルコニー床ユニットとバルコニー - Google Patents
バルコニー床ユニットとバルコニーInfo
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- JPH11269979A JPH11269979A JP9278998A JP9278998A JPH11269979A JP H11269979 A JPH11269979 A JP H11269979A JP 9278998 A JP9278998 A JP 9278998A JP 9278998 A JP9278998 A JP 9278998A JP H11269979 A JPH11269979 A JP H11269979A
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- Japan
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- balcony
- floor unit
- balcony floor
- arm
- unit
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 建物に簡単に取り付けることができる安全な
バルコニー床ユニットと、このバルコニー床ユニットを
使用したバルコニーを提供する。 【解決手段】 建物の外壁から屋外方向に突出した腕木
に取り付けることができるバルコニー床ユニットであっ
て、バルコニー床ユニット1がアルミニウム製であるた
め、軽量であり、運搬作業はじめ、吊り下げ、取り付け
作業も容易となる。
バルコニー床ユニットと、このバルコニー床ユニットを
使用したバルコニーを提供する。 【解決手段】 建物の外壁から屋外方向に突出した腕木
に取り付けることができるバルコニー床ユニットであっ
て、バルコニー床ユニット1がアルミニウム製であるた
め、軽量であり、運搬作業はじめ、吊り下げ、取り付け
作業も容易となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルコニーに組み
立てることができるバルコニー床ユニットとこのバルコ
ニー床ユニットを使用したバルコニーに関する。
立てることができるバルコニー床ユニットとこのバルコ
ニー床ユニットを使用したバルコニーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バルコニー床ユニットとこのバル
コニー床ユニットを使用したバルコニーは種々知られて
いるが、建物の外壁から屋外方向に突出した腕木に取り
付けることができるバルコニー床ユニットとバルコニー
は、特開平9−25665号公報に記載され知られてい
る。
コニー床ユニットを使用したバルコニーは種々知られて
いるが、建物の外壁から屋外方向に突出した腕木に取り
付けることができるバルコニー床ユニットとバルコニー
は、特開平9−25665号公報に記載され知られてい
る。
【0003】このバルコニー床ユニットは、両側に腕木
を取り付けることのできる床フレームを有するものであ
り、このバルコニーは、建物の外壁部分から突出した状
態に2本の腕木を設け、この腕木で前記バルコニー床ユ
ニットを挟んだ状態にして、バルコニー床ユニットの両
側の床フレームを腕木に取り付け、このバルコニー床ユ
ニットの腕木および床フレームの適宜箇所に支柱を立設
し、手摺りと、この手摺りの上側に設けられた笠木と、
手摺りの下側に設けられた化粧カバーにより構成される
手摺りユニットを前記支柱に固定してバルコニーとする
ものである。
を取り付けることのできる床フレームを有するものであ
り、このバルコニーは、建物の外壁部分から突出した状
態に2本の腕木を設け、この腕木で前記バルコニー床ユ
ニットを挟んだ状態にして、バルコニー床ユニットの両
側の床フレームを腕木に取り付け、このバルコニー床ユ
ニットの腕木および床フレームの適宜箇所に支柱を立設
し、手摺りと、この手摺りの上側に設けられた笠木と、
手摺りの下側に設けられた化粧カバーにより構成される
手摺りユニットを前記支柱に固定してバルコニーとする
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記特開平9
−25665号公報に記載されているバルコニー床ユニ
ットは施工現場で、腕木に床フレームを取り付ける作業
が終了するまで、重いバルコニー床ユニットを支持する
必要があり、不便であった。また、バルコニー床ユニッ
トを腕木に取り付ける場合には、通常、腕木からバルコ
ニー床ユニットの両側の床フレームにシノ(腕木と床フ
レームに設けられた通孔に挿入する棒状体)を挿入した
り、ビスを螺入したりして取り付けている。従って、バ
ルコニー床ユニットの重量はこのシノやビスに係り、腕
木と床フレームとを接続しているシノがずれて外れた
り、ビスが緩んだり、あるいは、バルコニー床ユニット
の上に人が載ってシノやビスが折れたりすると、バルコ
ニー床ユニットが下方に落下することがあり、危険であ
った。
−25665号公報に記載されているバルコニー床ユニ
ットは施工現場で、腕木に床フレームを取り付ける作業
が終了するまで、重いバルコニー床ユニットを支持する
必要があり、不便であった。また、バルコニー床ユニッ
トを腕木に取り付ける場合には、通常、腕木からバルコ
ニー床ユニットの両側の床フレームにシノ(腕木と床フ
レームに設けられた通孔に挿入する棒状体)を挿入した
り、ビスを螺入したりして取り付けている。従って、バ
ルコニー床ユニットの重量はこのシノやビスに係り、腕
木と床フレームとを接続しているシノがずれて外れた
り、ビスが緩んだり、あるいは、バルコニー床ユニット
の上に人が載ってシノやビスが折れたりすると、バルコ
ニー床ユニットが下方に落下することがあり、危険であ
った。
【0005】そこで、本発明の目的は、建物に簡単に取
り付けることができる安全なバルコニー床ユニットと、
このバルコニー床ユニットを使用したバルコニーを提供
することである。
り付けることができる安全なバルコニー床ユニットと、
このバルコニー床ユニットを使用したバルコニーを提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになしたものであって、請求項1記載のバルコ
ニー床ユニットは、建物の外壁から屋外方向に突出した
腕木に取り付けることのできるバルコニー床ユニットで
あって、バルコニー床ユニットがアルミニウム製である
ものである。
するためになしたものであって、請求項1記載のバルコ
ニー床ユニットは、建物の外壁から屋外方向に突出した
腕木に取り付けることのできるバルコニー床ユニットで
あって、バルコニー床ユニットがアルミニウム製である
ものである。
【0007】請求項2記載のバルコニー床ユニットは、
請求項1記載のバルコニー床ユニットにおいて、床梁
と、この床梁の上に取り付けられた根太枠と、根太枠の
相対する枠に差し渡された根太とからなる骨格を有し、
床梁と根太枠が一体に押し出されたアルミニウム材であ
るものである。
請求項1記載のバルコニー床ユニットにおいて、床梁
と、この床梁の上に取り付けられた根太枠と、根太枠の
相対する枠に差し渡された根太とからなる骨格を有し、
床梁と根太枠が一体に押し出されたアルミニウム材であ
るものである。
【0008】請求項3記載のバルコニーは、建物の外壁
から屋外方向に突出して取り付けられた腕木に、請求項
1または請求項2記載のバルコニー床ユニットが取り付
けられ、このバルコニー床ユニットにアルミニウム製の
手摺りが取り付けられているものである。
から屋外方向に突出して取り付けられた腕木に、請求項
1または請求項2記載のバルコニー床ユニットが取り付
けられ、このバルコニー床ユニットにアルミニウム製の
手摺りが取り付けられているものである。
【0009】請求項3記載のバルコニーにおける手摺り
は、施工現場で個々の材料を組み立てる手摺りでもよい
し、全てを工場等で組み立てた手摺りユニットでもよい
し、柱と手摺り壁とが一体になった手摺りユニットであ
って、控え柱をバルコニーに取り付け、この控え柱に手
摺りユニットを取り付け、手摺りユニットに笠木を取り
付ける手摺りであってもよい。その他適宜な手摺りが使
用できる。
は、施工現場で個々の材料を組み立てる手摺りでもよい
し、全てを工場等で組み立てた手摺りユニットでもよい
し、柱と手摺り壁とが一体になった手摺りユニットであ
って、控え柱をバルコニーに取り付け、この控え柱に手
摺りユニットを取り付け、手摺りユニットに笠木を取り
付ける手摺りであってもよい。その他適宜な手摺りが使
用できる。
【0010】(作 用)請求項1記載の発明では、バル
コニー床ユニットがアルミニウム製であるから、軽く、
従って、施工現場に運搬し易いし、又、バルコニー床ユ
ニットを吊り上げたり、取り付ける作業が簡単である。
更に、腕木で支持する際に軽いので、腕木にかかる負担
が少なくなり、従って、バルコニー床ユニットが腕木か
ら落下するようなことがない。
コニー床ユニットがアルミニウム製であるから、軽く、
従って、施工現場に運搬し易いし、又、バルコニー床ユ
ニットを吊り上げたり、取り付ける作業が簡単である。
更に、腕木で支持する際に軽いので、腕木にかかる負担
が少なくなり、従って、バルコニー床ユニットが腕木か
ら落下するようなことがない。
【0011】請求項2記載の発明では、床梁と、この床
梁の上に取り付けられた根太枠と、根太枠の相対する枠
に差し渡された根太とからなる骨格を有し、床梁とこの
床梁の上の根太枠が一体に押し出されたアルミニウム材
であるから、床梁と根太枠とからなる厚み方向の寸法が
大きいアルミニウム材が使用される。このように床梁等
の厚み方向の寸法が大きくなると、剛性と上下方向の曲
げ強度が大きくなる。従って、アルミニウムという機械
的強度がそれほど大きくない材料であっても、充分な剛
性と曲げ強度を有する床梁と根太枠となり、バルコニー
床ユニットの上に人が載っても曲がったり折れることが
ない。
梁の上に取り付けられた根太枠と、根太枠の相対する枠
に差し渡された根太とからなる骨格を有し、床梁とこの
床梁の上の根太枠が一体に押し出されたアルミニウム材
であるから、床梁と根太枠とからなる厚み方向の寸法が
大きいアルミニウム材が使用される。このように床梁等
の厚み方向の寸法が大きくなると、剛性と上下方向の曲
げ強度が大きくなる。従って、アルミニウムという機械
的強度がそれほど大きくない材料であっても、充分な剛
性と曲げ強度を有する床梁と根太枠となり、バルコニー
床ユニットの上に人が載っても曲がったり折れることが
ない。
【0012】請求項3記載の発明は、建物の外壁から屋
外方向に突出して取り付けられた腕木に、請求項1また
は請求項2記載のバルコニー床ユニットが取り付けら
れ、このバルコニー床ユニットにアルミニウム製の手摺
りが取り付けられているから、腕木にかかるバルコニー
床ユニットと手摺り等はすべてアルミニウム製であり、
軽い。従って、腕木にかかる負担が少なく、バルコニー
床ユニットの上に人が載っても腕木からバルコニー床ユ
ニットが落下するようなことがない。
外方向に突出して取り付けられた腕木に、請求項1また
は請求項2記載のバルコニー床ユニットが取り付けら
れ、このバルコニー床ユニットにアルミニウム製の手摺
りが取り付けられているから、腕木にかかるバルコニー
床ユニットと手摺り等はすべてアルミニウム製であり、
軽い。従って、腕木にかかる負担が少なく、バルコニー
床ユニットの上に人が載っても腕木からバルコニー床ユ
ニットが落下するようなことがない。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1〜図15は本発明の一実
施例を示すもので、図1(イ)はバルコニー床ユニット
Xを示す斜視図、(ロ)はバルコニー床ユニットYを示
す斜視図、図2はバルコニーが建物に取り付けられた状
態を示す斜視図、図3は図2のA−A線における断面
図、図4は腕木が取り付けられている位置を示す説明
図、図5〜図15は上記バルコニーを取り付ける手順を
示すもので、図5(イ)、(ロ)は床梁に取り付けられ
ている補強金具を取り外している状態を示す説明図、図
6はバルコニー床ユニットYを腕木に載せ、補強金具を
元の状態に取り付けている状態を示す説明図、図7はバ
ルコニー床ユニットを腕木の上を滑らせて建物の壁際の
所定位置まで押し込んでいる状態を示す説明図、図8は
バルコニー床ユニットXを腕木に載せてバルコニー床ユ
ニットYと接続している状態を示す説明図、図9は図2
や図4のC部分における腕木・スペーサー・根太を固定
している状態を示す説明図、図10は図2や図4のB部
分における控え柱受プレート袖・腕木・スペーサー・根
太を固定している状態を示す説明図、図11は図2や図
4のD部分における根太、スペーサー、腕木、スペーサ
ー、根太を固定している状態を示す説明図、図12はバ
ルコニー床ユニットXとバルコニー床ユニットYの接合
部をシールしている状態を示す説明図、図13は控え柱
を固定している状態を示す説明図、図14は控え柱に手
摺りユニットを差し込んだ後、押さえプレートで固定し
ている状態を示す説明図、図15は手摺りユニットの上
に笠木を取り付けたり、バルコニー床ユニットの下面に
裏天井を取り付けている状態を示す説明図である。
を参照しながら説明する。図1〜図15は本発明の一実
施例を示すもので、図1(イ)はバルコニー床ユニット
Xを示す斜視図、(ロ)はバルコニー床ユニットYを示
す斜視図、図2はバルコニーが建物に取り付けられた状
態を示す斜視図、図3は図2のA−A線における断面
図、図4は腕木が取り付けられている位置を示す説明
図、図5〜図15は上記バルコニーを取り付ける手順を
示すもので、図5(イ)、(ロ)は床梁に取り付けられ
ている補強金具を取り外している状態を示す説明図、図
6はバルコニー床ユニットYを腕木に載せ、補強金具を
元の状態に取り付けている状態を示す説明図、図7はバ
ルコニー床ユニットを腕木の上を滑らせて建物の壁際の
所定位置まで押し込んでいる状態を示す説明図、図8は
バルコニー床ユニットXを腕木に載せてバルコニー床ユ
ニットYと接続している状態を示す説明図、図9は図2
や図4のC部分における腕木・スペーサー・根太を固定
している状態を示す説明図、図10は図2や図4のB部
分における控え柱受プレート袖・腕木・スペーサー・根
太を固定している状態を示す説明図、図11は図2や図
4のD部分における根太、スペーサー、腕木、スペーサ
ー、根太を固定している状態を示す説明図、図12はバ
ルコニー床ユニットXとバルコニー床ユニットYの接合
部をシールしている状態を示す説明図、図13は控え柱
を固定している状態を示す説明図、図14は控え柱に手
摺りユニットを差し込んだ後、押さえプレートで固定し
ている状態を示す説明図、図15は手摺りユニットの上
に笠木を取り付けたり、バルコニー床ユニットの下面に
裏天井を取り付けている状態を示す説明図である。
【0014】図1〜図15において、1はバルコニー床
ユニットであり、このバルコニー床ユニット1はバルコ
ニー床ユニットXとバルコニー床ユニットYの2種類あ
る。このバルコニー床ユニットXとバルコニー床ユニッ
トYは、図8に示すように、一端を連結することにより
バルコニー床となるものであり、この両者は長さと、こ
のバルコニー床ユニットX、Yを支持する腕木の数と、
これに付随する構造が異なるだけであり、その他はほぼ
同じ構造である。
ユニットであり、このバルコニー床ユニット1はバルコ
ニー床ユニットXとバルコニー床ユニットYの2種類あ
る。このバルコニー床ユニットXとバルコニー床ユニッ
トYは、図8に示すように、一端を連結することにより
バルコニー床となるものであり、この両者は長さと、こ
のバルコニー床ユニットX、Yを支持する腕木の数と、
これに付随する構造が異なるだけであり、その他はほぼ
同じ構造である。
【0015】バルコニー床ユニット1の骨格は、図1に
示すように、床梁2と根太枠3と根太35とからなる。
床梁2は、ほぼ断面コ字形のアルミニウム製の長尺体で
あり、屋外側縁部に設けられた屋外側床梁21と、屋内
側縁部に設けられた屋内側床梁22と、自由端側(バル
コニー床ユニットXとバルコニー床ユニットYとを接続
しない側)に設けられた端側床梁23とからなる。
示すように、床梁2と根太枠3と根太35とからなる。
床梁2は、ほぼ断面コ字形のアルミニウム製の長尺体で
あり、屋外側縁部に設けられた屋外側床梁21と、屋内
側縁部に設けられた屋内側床梁22と、自由端側(バル
コニー床ユニットXとバルコニー床ユニットYとを接続
しない側)に設けられた端側床梁23とからなる。
【0016】根太枠3はアルミニウム製であり、屋外側
枠31と、屋内側枠32と端側枠33とからなる。そし
て、屋外側床梁21と屋外側枠31とは、又、屋内側床
梁22と屋内側枠32とは、又、端側床梁23と端側枠
33とは、それぞれ、アルミニウムを一体に押し出して
製造され、屋外側床梁21と屋外側枠31からなる材料
と、端側床梁23と端側枠33からなる材料の交点に接
合部材99が取り付けられて、この交点を覆っている。
枠31と、屋内側枠32と端側枠33とからなる。そし
て、屋外側床梁21と屋外側枠31とは、又、屋内側床
梁22と屋内側枠32とは、又、端側床梁23と端側枠
33とは、それぞれ、アルミニウムを一体に押し出して
製造され、屋外側床梁21と屋外側枠31からなる材料
と、端側床梁23と端側枠33からなる材料の交点に接
合部材99が取り付けられて、この交点を覆っている。
【0017】このように、床梁2と根太枠3とが一体に
なっていて厚み方向の寸法が大きくなると、剛性と上下
方向の曲げ強度が大きくなる。従って、アルミニウムと
いう機械的強度がそれほど大きくない材料であっても、
充分な剛性と曲げ強度を有する床梁2と根太枠3とな
り、バルコニー床ユニット1の上に人が載っても曲がっ
たり折れたりすることがなくなる。根太35は屋外側枠
31と屋内側枠32に差し渡され、床梁2の上側フラン
ジの上に載せられ図示しないビスで固定されている。
なっていて厚み方向の寸法が大きくなると、剛性と上下
方向の曲げ強度が大きくなる。従って、アルミニウムと
いう機械的強度がそれほど大きくない材料であっても、
充分な剛性と曲げ強度を有する床梁2と根太枠3とな
り、バルコニー床ユニット1の上に人が載っても曲がっ
たり折れたりすることがなくなる。根太35は屋外側枠
31と屋内側枠32に差し渡され、床梁2の上側フラン
ジの上に載せられ図示しないビスで固定されている。
【0018】バルコニー床ユニット1は、図3に示すよ
うに、根太35の上に防水床36が載せられている。こ
の防水床36は3種類のアルミニウム製の下面に3本の
脚を有する板状の長尺体である。そして、この根太35
の上に3種類の防水床36が屋内側方向に並べられ、隣
接する縁部がゴム等を挟んで水密に連結されたものであ
る。又、一番屋内側の防水床36には屋内側縁にほぼ垂
直に立設された水切り37が設けられていて、防水床3
6の上に降った雨水が屋内方向に行かないようになって
いる。
うに、根太35の上に防水床36が載せられている。こ
の防水床36は3種類のアルミニウム製の下面に3本の
脚を有する板状の長尺体である。そして、この根太35
の上に3種類の防水床36が屋内側方向に並べられ、隣
接する縁部がゴム等を挟んで水密に連結されたものであ
る。又、一番屋内側の防水床36には屋内側縁にほぼ垂
直に立設された水切り37が設けられていて、防水床3
6の上に降った雨水が屋内方向に行かないようになって
いる。
【0019】4は鋼製の長尺体の腕木であり、この腕木
4は、図3に示すように、建物Uの構造材U1に外壁か
ら屋外方向に突出した状態に連結されている。この腕木
4は、図4に示すように、バルコニー床ユニットXの自
由端から若干内側に相当する場所に取り付けられた第一
腕木41と、バルコニー床ユニットXのほぼ中央に相当
する場所に取り付けられた第二腕木42と、バルコニー
床ユニットXとバルコニー床ユニットYの接続部に相当
する場所に取り付けられた第三腕木43と、バルコニー
床ユニットYの自由端から若干内側に相当する場所に取
り付けられた第四腕木44とからなる。
4は、図3に示すように、建物Uの構造材U1に外壁か
ら屋外方向に突出した状態に連結されている。この腕木
4は、図4に示すように、バルコニー床ユニットXの自
由端から若干内側に相当する場所に取り付けられた第一
腕木41と、バルコニー床ユニットXのほぼ中央に相当
する場所に取り付けられた第二腕木42と、バルコニー
床ユニットXとバルコニー床ユニットYの接続部に相当
する場所に取り付けられた第三腕木43と、バルコニー
床ユニットYの自由端から若干内側に相当する場所に取
り付けられた第四腕木44とからなる。
【0020】そして、この腕木4が取り付けられている
場所に相当する屋内側床梁22と屋内側枠32には、下
側に開口している屋内側床梁22から屋内側枠32に達
するスリット状の切欠部29が設けられていて、腕木4
がこの切欠部29の中に下側から挿入できるようになっ
ている。
場所に相当する屋内側床梁22と屋内側枠32には、下
側に開口している屋内側床梁22から屋内側枠32に達
するスリット状の切欠部29が設けられていて、腕木4
がこの切欠部29の中に下側から挿入できるようになっ
ている。
【0021】9はアルミニウム製のスリット状の切欠部
91を有する板状のスペーサーであり、図9〜図11に
示すように、このスペーサー9は腕木4を根太35に取
り付ける際に、腕木4と根太35の間の隙間を塞ぐもの
である。尚、この切欠部91は、腕木4と根太35とに
設けられた通孔の中を貫通させるボルトの邪魔にならな
いために設けられたものである。
91を有する板状のスペーサーであり、図9〜図11に
示すように、このスペーサー9は腕木4を根太35に取
り付ける際に、腕木4と根太35の間の隙間を塞ぐもの
である。尚、この切欠部91は、腕木4と根太35とに
設けられた通孔の中を貫通させるボルトの邪魔にならな
いために設けられたものである。
【0022】45はアルミニウム製の板状で中央部にス
リット状の切欠部49が設けられている補強金具であ
り、図6に示すように、腕木4を切欠部29の中に挿入
した後に、この補強金具45の切欠部49の中に腕木4
を下側から挿入し、この補強金具45が屋内側床梁22
の切欠部29の入口を塞ぐ状態に、補強金具45を屋内
側床梁22に取り付けるものであり、この補強金具45
を取り付けることにより腕木4が下方に外れなくなると
共に、この屋内側床梁22の機械的強度が大きくなる。
即ち、バルコニー床ユニット1に荷重がかかり、屋内側
床梁22に下方向に撓む力が働き、この切欠部29の下
側入口が開こうとしても、この切欠部29の下側入口に
補強金具45が取り付けられているので、切欠部29が
開くことができなく、その結果、機械的強度が大きくな
るのである。
リット状の切欠部49が設けられている補強金具であ
り、図6に示すように、腕木4を切欠部29の中に挿入
した後に、この補強金具45の切欠部49の中に腕木4
を下側から挿入し、この補強金具45が屋内側床梁22
の切欠部29の入口を塞ぐ状態に、補強金具45を屋内
側床梁22に取り付けるものであり、この補強金具45
を取り付けることにより腕木4が下方に外れなくなると
共に、この屋内側床梁22の機械的強度が大きくなる。
即ち、バルコニー床ユニット1に荷重がかかり、屋内側
床梁22に下方向に撓む力が働き、この切欠部29の下
側入口が開こうとしても、この切欠部29の下側入口に
補強金具45が取り付けられているので、切欠部29が
開くことができなく、その結果、機械的強度が大きくな
るのである。
【0023】5はアルミニウム製の断面ロ字形の長尺体
の本体51と、この本体51の下端面に取り付けられた
ネジ棒52とからなる控え柱であり、この控え柱5はネ
ジ棒52を、図13に示すように、屋外側枠31と端側
枠33の所々に設けられた通孔から床梁2の上側フラン
ジまで挿入し、下側から螺入されたナットで固定されて
いる。又、一番屋内側の袖部分では強固に固定するため
に、図10に示すように、端側枠33の下側に控え柱受
プレート袖38が取り付けられ、端側枠33から控え柱
受プレート袖38に設けられた通孔までネジ棒52を挿
入し、このネジ棒52に螺入されたナット55で固定さ
れて控え柱5が床パネル3に取り付けられている。
の本体51と、この本体51の下端面に取り付けられた
ネジ棒52とからなる控え柱であり、この控え柱5はネ
ジ棒52を、図13に示すように、屋外側枠31と端側
枠33の所々に設けられた通孔から床梁2の上側フラン
ジまで挿入し、下側から螺入されたナットで固定されて
いる。又、一番屋内側の袖部分では強固に固定するため
に、図10に示すように、端側枠33の下側に控え柱受
プレート袖38が取り付けられ、端側枠33から控え柱
受プレート袖38に設けられた通孔までネジ棒52を挿
入し、このネジ棒52に螺入されたナット55で固定さ
れて控え柱5が床パネル3に取り付けられている。
【0024】6はアルミニウム製の手摺りユニットであ
り、この手摺りユニット6は支柱61と、この支柱61
の間に差し渡されて設けられた格子状の手摺り壁62と
からなる。そして、図15に示すように、支柱61を控
え柱5の上から被せながら、支柱61の中に控え柱5を
挿入し、図14に示すように、その上から押さえプレー
ト69を被せ、その上からボルトを螺入して、手摺りユ
ニット6が床パネル3に取り付けられている。
り、この手摺りユニット6は支柱61と、この支柱61
の間に差し渡されて設けられた格子状の手摺り壁62と
からなる。そして、図15に示すように、支柱61を控
え柱5の上から被せながら、支柱61の中に控え柱5を
挿入し、図14に示すように、その上から押さえプレー
ト69を被せ、その上からボルトを螺入して、手摺りユ
ニット6が床パネル3に取り付けられている。
【0025】65はアルミニウム製の断面C形の長尺体
の笠木であり、図15に示すように、この笠木65は手
摺りユニット6の上端面に被せて取り付けられている。
7はアルミニウム製の長尺体の樋であり、この樋7は、
アルミニウムを屋外側床梁21と屋外側枠31と共に、
又、縦側床梁23と縦側枠33と共に、それぞれ一体に
押し出すことにより製造される。軒樋7はこのように製
造されているので、バルコニー床ユニット1には既に軒
樋7が取り付けられるので、改めて、軒樋を取り付ける
必要がなくなる。
の笠木であり、図15に示すように、この笠木65は手
摺りユニット6の上端面に被せて取り付けられている。
7はアルミニウム製の長尺体の樋であり、この樋7は、
アルミニウムを屋外側床梁21と屋外側枠31と共に、
又、縦側床梁23と縦側枠33と共に、それぞれ一体に
押し出すことにより製造される。軒樋7はこのように製
造されているので、バルコニー床ユニット1には既に軒
樋7が取り付けられるので、改めて、軒樋を取り付ける
必要がなくなる。
【0026】8はアルミニウム製の裏天井である。85
はエクステリアカーペットであり、このエクステリアカ
ーペット85は防水床36の上に敷かれるものである。
はエクステリアカーペットであり、このエクステリアカ
ーペット85は防水床36の上に敷かれるものである。
【0027】次に、このバルコニーの施工方法を説明す
る。バルコニーを組み立てるのに必要な部材を施工現場
に搬入する。この際、補強金具45を紛失しないように
屋内側床梁22に取り付けておく。又、腕木4は、図4
に示すように、バルコニー床ユニットXの自由端から若
干内側に相当する場所に第一腕木41を、又、バルコニ
ー床ユニットXのほぼ中央に相当する場所に第二腕木4
2を、又、バルコニー床ユニットXとバルコニー床ユニ
ットYの接続部に相当する場所に第三腕木43を、バル
コニー床ユニットYの自由端から若干内側に相当する場
所に第四腕木44を、それぞれ、建物の外壁部分から屋
外方向に突出させておく。
る。バルコニーを組み立てるのに必要な部材を施工現場
に搬入する。この際、補強金具45を紛失しないように
屋内側床梁22に取り付けておく。又、腕木4は、図4
に示すように、バルコニー床ユニットXの自由端から若
干内側に相当する場所に第一腕木41を、又、バルコニ
ー床ユニットXのほぼ中央に相当する場所に第二腕木4
2を、又、バルコニー床ユニットXとバルコニー床ユニ
ットYの接続部に相当する場所に第三腕木43を、バル
コニー床ユニットYの自由端から若干内側に相当する場
所に第四腕木44を、それぞれ、建物の外壁部分から屋
外方向に突出させておく。
【0028】先ず、最初に、図5に示すように、屋内側
床梁22に取り付けられている補強金具45を取り外
す。バルコニー床ユニットYを吊り上げて、図6に示す
ように、腕木4を屋内側床梁22に設けられている切欠
部29の中に下側から挿入しながら、バルコニー床ユニ
ットYを腕木4の上に下ろして、第三腕木43、第四腕
木44の上に載せ、補強金具45を腕木4の下側から挿
入し、屋内側床梁22に取り付ける。
床梁22に取り付けられている補強金具45を取り外
す。バルコニー床ユニットYを吊り上げて、図6に示す
ように、腕木4を屋内側床梁22に設けられている切欠
部29の中に下側から挿入しながら、バルコニー床ユニ
ットYを腕木4の上に下ろして、第三腕木43、第四腕
木44の上に載せ、補強金具45を腕木4の下側から挿
入し、屋内側床梁22に取り付ける。
【0029】すると、補強金具45を取り付けることに
より腕木4が下方に外れなくなると共に、この屋内側床
梁22の機械的強度が大きくなる。次に、図7に示すよ
うに、バルコニー床ユニットYを腕木4の上を滑らせて
建物の壁際の所定位置(壁から約20mm離れた位置)
まで押し込む。次に、バルコニー床ユニットXを吊り上
げて、図8に示すように、第一腕木41と第二腕木42
を屋内側床梁22に設けられている切欠部29の中に下
側から挿入しながら腕木の上に下ろして載せた後、腕木
4の上を滑らせてバルコニー床ユニットXに隣接させ
る。
より腕木4が下方に外れなくなると共に、この屋内側床
梁22の機械的強度が大きくなる。次に、図7に示すよ
うに、バルコニー床ユニットYを腕木4の上を滑らせて
建物の壁際の所定位置(壁から約20mm離れた位置)
まで押し込む。次に、バルコニー床ユニットXを吊り上
げて、図8に示すように、第一腕木41と第二腕木42
を屋内側床梁22に設けられている切欠部29の中に下
側から挿入しながら腕木の上に下ろして載せた後、腕木
4の上を滑らせてバルコニー床ユニットXに隣接させ
る。
【0030】次に、図2のB部分では、図9に示すよう
に、腕木4と根太35のそれぞれに設けられている通孔
にボルトを貫通させて挿入し、このボルトにナットを螺
入して固定する。このようにして、腕木4の先端部分と
根元の2箇所を固定して、腕木4とバルコニー床ユニッ
トXを固定する。この際、腕木4と根太35との間に隙
間が生じると、スペーサー9を挿入して強固に固定でき
るようにする。
に、腕木4と根太35のそれぞれに設けられている通孔
にボルトを貫通させて挿入し、このボルトにナットを螺
入して固定する。このようにして、腕木4の先端部分と
根元の2箇所を固定して、腕木4とバルコニー床ユニッ
トXを固定する。この際、腕木4と根太35との間に隙
間が生じると、スペーサー9を挿入して強固に固定でき
るようにする。
【0031】又、図2のC部分では、図10に示すよう
に、控え柱受プレート袖38、腕木4、根太35のそれ
ぞれに設けられている通孔にボルトを貫通させて挿入
し、このボルトにナットを螺入して固定する。このよう
にして、腕木4の先端部分と根元の2箇所を固定して、
腕木4とバルコニー床ユニットXやバルコニー床ユニッ
トYとを固定する。尚、先端部分では控え柱受プレート
袖38はないので、控え柱受プレート袖なしにボルトを
貫通させる。この際、それぞれの間に、例えば、図10
に示すように、腕木4と根太35との間に隙間が生じる
と、スペーサー9を挿入して強固に固定できるようにす
る。
に、控え柱受プレート袖38、腕木4、根太35のそれ
ぞれに設けられている通孔にボルトを貫通させて挿入
し、このボルトにナットを螺入して固定する。このよう
にして、腕木4の先端部分と根元の2箇所を固定して、
腕木4とバルコニー床ユニットXやバルコニー床ユニッ
トYとを固定する。尚、先端部分では控え柱受プレート
袖38はないので、控え柱受プレート袖なしにボルトを
貫通させる。この際、それぞれの間に、例えば、図10
に示すように、腕木4と根太35との間に隙間が生じる
と、スペーサー9を挿入して強固に固定できるようにす
る。
【0032】又、図2のD部分では、図11に示すよう
に、バルコニー床ユニットXの根太35、腕木4、バル
コニー床ユニットYの根太35のそれぞれに設けられて
いる通孔にボルトを貫通させて挿入し、このボルトにナ
ットを螺入して固定する。このようにして、腕木4の先
端部分と根元の2箇所を固定して、バルコニー床ユニッ
トXとバルコニー床ユニットYを連結させる。この際、
それぞれの間に、例えば、図11に示すように、腕木4
とバルコニー床ユニットXの根太35との間や腕木4と
バルコニー床ユニットYの根太35との間に隙間が生じ
ると、スペーサー9を挿入して強固に固定できるように
する。
に、バルコニー床ユニットXの根太35、腕木4、バル
コニー床ユニットYの根太35のそれぞれに設けられて
いる通孔にボルトを貫通させて挿入し、このボルトにナ
ットを螺入して固定する。このようにして、腕木4の先
端部分と根元の2箇所を固定して、バルコニー床ユニッ
トXとバルコニー床ユニットYを連結させる。この際、
それぞれの間に、例えば、図11に示すように、腕木4
とバルコニー床ユニットXの根太35との間や腕木4と
バルコニー床ユニットYの根太35との間に隙間が生じ
ると、スペーサー9を挿入して強固に固定できるように
する。
【0033】このようにすると、バルコニー床ユニット
1がアルミニウム製であるから、軽く、従って、施工現
場に運搬し易いし、又、バルコニー床ユニット1を吊り
上げたり、取付作業が簡単である。又、屋内側床梁22
と屋内側枠32には、腕木が挿入できるスリット状の切
欠部29が設けられているから、工場等で製造したバル
コニー床ユニットを施工現場で吊り上げて、建物に予め
取り付けている腕木4を、この切欠部29の中に挿入
し、バルコニー床ユニット1を腕木の上に載せて建物に
取り付ければよい。
1がアルミニウム製であるから、軽く、従って、施工現
場に運搬し易いし、又、バルコニー床ユニット1を吊り
上げたり、取付作業が簡単である。又、屋内側床梁22
と屋内側枠32には、腕木が挿入できるスリット状の切
欠部29が設けられているから、工場等で製造したバル
コニー床ユニットを施工現場で吊り上げて、建物に予め
取り付けている腕木4を、この切欠部29の中に挿入
し、バルコニー床ユニット1を腕木の上に載せて建物に
取り付ければよい。
【0034】又、バルコニー床ユニット1の荷重をこの
腕木4に支持させることができるので、その後の作業、
例えば、腕木とバルコニー床ユニットとの固定等の作業
ではバルコニー床ユニット1を支持する必要がなく、極
めて施工し易い。又、このようにして取り付けると、バ
ルコニー床ユニット1は腕木4の上に載っているので、
バルコニー床ユニット1の上に人が載っても、バルコニ
ー床ユニットが落下するようなことがない。
腕木4に支持させることができるので、その後の作業、
例えば、腕木とバルコニー床ユニットとの固定等の作業
ではバルコニー床ユニット1を支持する必要がなく、極
めて施工し易い。又、このようにして取り付けると、バ
ルコニー床ユニット1は腕木4の上に載っているので、
バルコニー床ユニット1の上に人が載っても、バルコニ
ー床ユニットが落下するようなことがない。
【0035】次に、図12に示すように、バルコニー床
ユニットXとバルコニー床ユニットYとの接合部をシー
ル95して、この間から雨水が漏れないようにする。次
に、図13に示すように、控え柱5のネジ棒52を屋外
側枠31と端側枠33の所々に設けられた通孔から床梁
2の上側フランジまで挿入し、下側からナットを螺入し
て控え柱5を床パネル3に固定する。又、一番屋内側の
袖部分では強固に固定するために、端側枠33の下側に
控え柱受プレート袖38が取り付けられていて、図10
に示すように、端側枠33から控え柱受プレート38に
設けられた通孔までネジ棒52を挿入し、このネジ棒5
2にナット55を螺入して床パネル3に控え柱5を固定
する。
ユニットXとバルコニー床ユニットYとの接合部をシー
ル95して、この間から雨水が漏れないようにする。次
に、図13に示すように、控え柱5のネジ棒52を屋外
側枠31と端側枠33の所々に設けられた通孔から床梁
2の上側フランジまで挿入し、下側からナットを螺入し
て控え柱5を床パネル3に固定する。又、一番屋内側の
袖部分では強固に固定するために、端側枠33の下側に
控え柱受プレート袖38が取り付けられていて、図10
に示すように、端側枠33から控え柱受プレート38に
設けられた通孔までネジ棒52を挿入し、このネジ棒5
2にナット55を螺入して床パネル3に控え柱5を固定
する。
【0036】次に、図14に示すように、手摺りユニッ
ト6の支柱61を控え柱5の上から被せながら、支柱6
1の中に控え柱5を挿入し、押さえプレート69で支柱
61上端面に載せ、押さえプレート69から控え柱5の
上端面にボルトを螺入して、手摺りユニット6を床パネ
ル3に取り付ける。次に、図15に示すように、笠木6
5を手摺りユニット6の上端面に被せて取り付けたり、
バルコニー床ユニット1の下面に裏天井8を取り付け
る。又、バルコニー床ユニット1の上に防水床36を敷
き、この上にエクステリアカーペット85を敷く。
ト6の支柱61を控え柱5の上から被せながら、支柱6
1の中に控え柱5を挿入し、押さえプレート69で支柱
61上端面に載せ、押さえプレート69から控え柱5の
上端面にボルトを螺入して、手摺りユニット6を床パネ
ル3に取り付ける。次に、図15に示すように、笠木6
5を手摺りユニット6の上端面に被せて取り付けたり、
バルコニー床ユニット1の下面に裏天井8を取り付け
る。又、バルコニー床ユニット1の上に防水床36を敷
き、この上にエクステリアカーペット85を敷く。
【0037】このようにして取り付けたバルコニーで
は、エクステリアカーペット85の上に降った雨水は防
水床36の上を流れて、縦側床梁23と縦側床材33と
共に一体に押し出されて製造された樋7の中を流れて、
図示しない竪樋から地上に導かれる。このようにして取
り付けたバルコニーは、建物Uの外壁から屋外方向に突
出して取り付けられた鋼製の腕木4に、アルミニウム製
のバルコニー床ユニット1が取り付けられ、このバルコ
ニー床ユニット1にアルミニウム製の手摺りユニット6
が取り付けられているから、腕木4にかかるバルコニー
床ユニット1と手摺りユニット6等はすべてアルミニウ
ム製であり、軽い。従って、腕木4にかかる負担が少な
く、バルコニー床ユニット1の上に人が載っても、腕木
からバルコニー床ユニットが落下するようなことがな
い。
は、エクステリアカーペット85の上に降った雨水は防
水床36の上を流れて、縦側床梁23と縦側床材33と
共に一体に押し出されて製造された樋7の中を流れて、
図示しない竪樋から地上に導かれる。このようにして取
り付けたバルコニーは、建物Uの外壁から屋外方向に突
出して取り付けられた鋼製の腕木4に、アルミニウム製
のバルコニー床ユニット1が取り付けられ、このバルコ
ニー床ユニット1にアルミニウム製の手摺りユニット6
が取り付けられているから、腕木4にかかるバルコニー
床ユニット1と手摺りユニット6等はすべてアルミニウ
ム製であり、軽い。従って、腕木4にかかる負担が少な
く、バルコニー床ユニット1の上に人が載っても、腕木
からバルコニー床ユニットが落下するようなことがな
い。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、バルコニー床
ユニットがアルミニウム製であるから、軽く、従って、
施工現場に運搬し易いし、又、バルコニー床ユニットを
吊り上げたり、取り付ける作業が簡単である。更に、腕
木で支持する際に軽いので、腕木にかかる負担が少なく
なり、従って、バルコニー床ユニットが腕木から落下す
ることがない。
ユニットがアルミニウム製であるから、軽く、従って、
施工現場に運搬し易いし、又、バルコニー床ユニットを
吊り上げたり、取り付ける作業が簡単である。更に、腕
木で支持する際に軽いので、腕木にかかる負担が少なく
なり、従って、バルコニー床ユニットが腕木から落下す
ることがない。
【0039】請求項2記載の発明では、床梁と、この床
梁の上に取り付けられた根太枠と、この相対する根太枠
に差し渡された根太とからなる骨格を有し、床梁とこの
床梁の上の根太枠が一体に押し出したアルミニウム材で
あるから、床梁と根太枠とからなる厚み方向の寸法が大
きいアルミニウム材が使用される。このように床梁等の
厚み方向の寸法が大きくなると、剛性と上下方向の曲げ
強度が大きくなる。従って、アルミニウムという機械的
強度がそれほど大きくない材料であっても、充分な剛性
と曲げ強度を有する床梁と根太枠となり、バルコニー床
ユニットの上にひとが載っても曲がったり折れることが
ない。
梁の上に取り付けられた根太枠と、この相対する根太枠
に差し渡された根太とからなる骨格を有し、床梁とこの
床梁の上の根太枠が一体に押し出したアルミニウム材で
あるから、床梁と根太枠とからなる厚み方向の寸法が大
きいアルミニウム材が使用される。このように床梁等の
厚み方向の寸法が大きくなると、剛性と上下方向の曲げ
強度が大きくなる。従って、アルミニウムという機械的
強度がそれほど大きくない材料であっても、充分な剛性
と曲げ強度を有する床梁と根太枠となり、バルコニー床
ユニットの上にひとが載っても曲がったり折れることが
ない。
【0040】請求項3記載の発明は、建物の外壁から屋
外方向に突出して取り付けられた腕木に、請求項1また
は請求項2記載のバルコニー床ユニットが取り付けら
れ、このバルコニー床ユニットにアルミニウム製の手摺
りが取り付けられているから、腕木にかかるバルコニー
床ユニットと手摺り等はすべてアルミニウム製であり、
軽い。従って、腕木にかかる負担が少なくバルコニー床
ユニットの上に人が載っても腕木からバルコニー床ユニ
ットが落下するようなことがない。
外方向に突出して取り付けられた腕木に、請求項1また
は請求項2記載のバルコニー床ユニットが取り付けら
れ、このバルコニー床ユニットにアルミニウム製の手摺
りが取り付けられているから、腕木にかかるバルコニー
床ユニットと手摺り等はすべてアルミニウム製であり、
軽い。従って、腕木にかかる負担が少なくバルコニー床
ユニットの上に人が載っても腕木からバルコニー床ユニ
ットが落下するようなことがない。
【図1】本発明の一実施例を示すもので、(イ)はバル
コニー床ユニットXを示す斜視図、(ロ)はバルコニー
床ユニットYを示す斜視図である。
コニー床ユニットXを示す斜視図、(ロ)はバルコニー
床ユニットYを示す斜視図である。
【図2】バルコニーが建物に取り付けられた状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】図2のA−A線における断面図である。
【図4】腕木が取り付けられている位置を示す説明図で
ある。
ある。
【図5】(イ)、(ロ)は床梁に取り付けられている補
強金具を取り外している状態を示す説明図である。
強金具を取り外している状態を示す説明図である。
【図6】バルコニー床ユニットYを腕木に載せ、補強金
具を元の状態に取り付けている状態を示す説明図であ
る。
具を元の状態に取り付けている状態を示す説明図であ
る。
【図7】バルコニー床ユニットYを腕木の上を滑らせて
建物の壁際の所定位置まで押し込んでいる状態を示す説
明図である
建物の壁際の所定位置まで押し込んでいる状態を示す説
明図である
【図8】バルコニー床ユニットXを腕木に載せてバルコ
ニー床ユニットYと接続している状態を示す説明図であ
る。
ニー床ユニットYと接続している状態を示す説明図であ
る。
【図9】図2や図4のC部分における腕木・スペーサー
・根太を固定している状態を示す説明図である。
・根太を固定している状態を示す説明図である。
【図10】図2や図4のB部分における控え柱受プレー
ト袖・腕木・スペーサー・根太を固定している状態を示
す説明図である。
ト袖・腕木・スペーサー・根太を固定している状態を示
す説明図である。
【図11】図2や図4のD部分における根太、スペーサ
ー、腕木、スペーサー、根太を固定している状態を示す
説明図である。
ー、腕木、スペーサー、根太を固定している状態を示す
説明図である。
【図12】バルコニー床ユニットXとバルコニー床ユニ
ットYの接合部をシールしている状態を示す説明図であ
る。
ットYの接合部をシールしている状態を示す説明図であ
る。
【図13】控え柱を固定している状態示す説明図であ
る。
る。
【図14】控え柱に手摺りユニットを差し込んだ後、押
さえプレートで固定している状態を示す説明図である。
さえプレートで固定している状態を示す説明図である。
【図15】手摺りユニットの上に笠木を取り付けたり、
バルコニー床ユニットの下面に裏天井を取り付けている
状態を示す説明図である。
バルコニー床ユニットの下面に裏天井を取り付けている
状態を示す説明図である。
U 建物 U1 構造材 1 バルコニー床ユニット 2 床梁 3 根太枠 35 根太 4 腕木
フロントページの続き (72)発明者 山本 完雄 大阪市北区大淀中1丁目1番88号 積水ハ ウス株式会社内 (72)発明者 服部 康彦 大阪市西区新町1丁目14番38号 セイコー 産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 建物の外壁から屋外方向に突出した腕木
に取り付けることのできるバルコニー床ユニットであっ
て、バルコニー床ユニットがアルミニウム製であること
を特徴とするバルコニー床ユニット。 - 【請求項2】 床梁と、この床梁の上に取り付けられた
根太枠と、この根太枠の相対する枠に差し渡された根太
とからなる骨格を有し、床梁と根太枠が一体に押し出さ
れたアルミニウム材であることを特徴とする請求項1記
載のバルコニー床ユニット。 - 【請求項3】 建物の外壁から屋外方向に突出して取り
付けられた腕木に、請求項1または請求項2記載のバル
コニー床ユニットが取り付けられ、このバルコニー床ユ
ニットにアルミニウム製の手摺りが取り付けられている
ことを特徴とするバルコニー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9278998A JPH11269979A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | バルコニー床ユニットとバルコニー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9278998A JPH11269979A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | バルコニー床ユニットとバルコニー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11269979A true JPH11269979A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=14064198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9278998A Pending JPH11269979A (ja) | 1998-03-20 | 1998-03-20 | バルコニー床ユニットとバルコニー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11269979A (ja) |
-
1998
- 1998-03-20 JP JP9278998A patent/JPH11269979A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040423 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040518 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041005 |