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JPH11269721A - ポリエステル太細マルチフィラメント - Google Patents

ポリエステル太細マルチフィラメント

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Publication number
JPH11269721A
JPH11269721A JP6718298A JP6718298A JPH11269721A JP H11269721 A JPH11269721 A JP H11269721A JP 6718298 A JP6718298 A JP 6718298A JP 6718298 A JP6718298 A JP 6718298A JP H11269721 A JPH11269721 A JP H11269721A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
multifilament
polyester
sheath
multifilaments
godet roll
Prior art date
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Granted
Application number
JP6718298A
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English (en)
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JP3908851B2 (ja
Inventor
Tadashi Koyanagi
小柳  正
Kenichi Tsuruoka
健一 鶴岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP06718298A priority Critical patent/JP3908851B2/ja
Publication of JPH11269721A publication Critical patent/JPH11269721A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3908851B2 publication Critical patent/JP3908851B2/ja
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  • Multicomponent Fibers (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 防透け性、紫外線遮蔽性に加えて白色染色で
の柄出し性とドレープ性に優れた編織物の調製に好適な
ポリエステル太細ポリエステルマルチフィラメントの提
供。 【解決手段】 芯成分が無機酸化物微粒子を5〜20重
量%含有する鞘芯型複合フィラメントから構成されるポ
リエステル太細マルチフィラメントであって、該マルチ
フィラメントの乾熱収縮応力の極値温度が80℃〜12
0℃で、且つ繊度変動値U%が2%〜8%であるポリエ
ステル太細マルチフィラメント。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は防透け性、紫外線遮
蔽性に加えて白色(増白)染色での柄出性とドレープ性
に優れたポリエステル太細マルチフィラメント、編織物
及びその製造法に係り、詳しくは、中近東などの地域の
トーブやターバン等の衣料に使用するのに好適な編織物
並びに及びこのような編織物の製造に適したポリエステ
ル太細マルチフィラメント及びその効率的な製造法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】アラブ諸国では、トーブやターバンなど
の民族衣装が古くから多くの人々に着用されている。近
年これらの国々においても、衣装の高機能化や高級感化
が強く要求されいる。例えば、裏地をつけなくても下着
のラインが見えない防透け性や、強い日光や紫外線を遮
蔽する紫外線遮蔽性などの機能が要求されるようになっ
てきている。そして、これらの衣装は、そのほとんどが
白色で使用されているが、白色染色されていながらもプ
レーンなものでなく絣調の模様に柄出しされたものが好
まれている。更には、布帛の風合いも、かさかさしたド
ライ調のものではなく、しなやかさと心地よい滑らかさ
とを合わせもつた「まったり調」のドレープな風合いが
好まれている。
【0003】ところが、これらの要求に対して、機能と
高級感を共に満足する布帛やそれを提供するポリエステ
ルマルチフィラメントは未だ得られていないのが現状で
ある。従来から、衣料の透けを防止する防透け糸や紫外
線遮蔽性などの機能の改良を目的としたポリエステルマ
ルチフィラメントとして、無機金属酸化物微粒子を高濃
度に含有させたマルチフィラメントを用いることが知ら
れている。
【0004】また、これらのマルチフィラメントが編織
されるに際してのガイド類の摩耗性を改良する目的で、
構成フィラメントを鞘芯型複合フィラメントとして芯成
分にのみに無機金属酸化物微粒子を高濃度に含有させた
マルチフィラメントが、例えば特開昭55−15833
1号公報、特許第2678110号公報などに開示され
ている。しかし、この公知鞘芯型複合マルチフィラメン
トから得られる布帛は防透け性や紫外線遮蔽性は優れて
いるものの、単独で布帛にしてもドレープ性などの高級
感が欠けている。このために、この種の鞘芯型複合マル
チフィラメントは他の繊維と複合するなどによって使用
されているのが現状である。
【0005】布帛に霜降り調の模様の高級感を与えるこ
とを目的として、フィラメントの長さ方向に太細を有す
るいわゆるシックアンドシン(太細)マルチフィラメン
トが例えば特公平6−94609、特開昭57−117
610号公報、特開昭和57−199813号公報など
に開示されている。シックアンドシンマルチフィラメン
トは、フィラメントの長さ方向に存在するシック部未延
伸部の染料吸着性がシン部延伸部のそれよりも大きいた
めに、布帛にすると染色の濃淡差が霜降り調の模様とな
って、いわゆる「パターン」が表現されるので、これが
高級感を与えているといわれている。このパターンは、
フィラメント一本一本についてのシック部の長さと、フ
ィラメントが集合してマルチフィラメントになった際の
シック部の集合状態によって、異なったパタ─ンの模様
となる。例えば特公平6−94609号公報などで開示
されている構成単糸フィランメントにおいてシック部が
短くかつマルチフィラメントにおいてもシック部がラン
ダムに分散している場合は、フィラメント分散型と称さ
れるが、得られる布帛はパターンが見えにくく無地調の
ものになる(例えば、特公平6−94609号公報な
ど)。他方、例えば特開昭57−117610号公報、
同57−199813号公報なとで開示されるシックア
ンドシックヤ─ンのように、フィラメントにおいてシッ
ク部が長く、かつマルチフィラメントにおいて分散が不
均一でシック部が集合している場合は、集中型と称さ
れ、布帛はパターンが絣調のものとなる。
【0006】シックアンドシンヤーンの布帛を有彩色で
染色して使用する場合は、前者の無地調でも高級感が得
られるが、白色に増白して使用する場合は、後者のパタ
ーンでなければ布帛に絣調の高級感のある模様を発現さ
せることができない。無機金属酸化物微粒子を高濃度に
含有させたフィラメントで構成した太細ポリエステルマ
ルチフィラメントとする提案も特開昭59−94617
号、特開昭62−85021号、特開平6−81212
号、特許第2,589,226号公報などに開示されて
いる。しかし、よく知られているように、無機金属酸化
物微粒子を高濃度に含有させたフィラメントは、シック
部の長いパターンを得ることが難しい。例えば、特許第
2,589,226号公報には無機金属酸化物微粒子を
高濃度に含有させたフィラメントを延伸して、太細ポリ
エステルマルチフィラメントを得ることが開示されてい
る。しかし、この既知特許の開示によればシック部が極
めて短く、且つマルチフィラメント間で均一に分散しす
ぎているため、白色染色ではパターンが見えにくく、無
地調になるという問題がある。前述したように、無機金
属酸化物微粒子を高濃度に含有させたフィラメントを延
伸した太細ポリエステルマルチフィラメントからなる布
帛の風合いは、かさかさしたいわゆるドライタッチであ
り、ドレープ性に欠けるものであった。
【0007】特開昭61−108735号公報には、芯
成分に無機金属酸化物微粒子を高濃度に含有させた鞘芯
型複合フィラメントからなり、溶融紡糸時の紡糸ドラフ
ト(紡糸引取速度/紡糸口金孔内線速度)を通常紡糸時
より2倍以上大きくすることと、紡糸口金下で冷却液体
の粒子を糸条に接触させるなどといった特殊な紡糸方法
で繊維軸方向に太さ斑を有する未延伸糸を製造して、そ
の後仮撚加工にかけてフィラメントの未延伸糸の有する
太さ斑を利用して、単糸切れや太さ斑を有する木綿また
は麻に似た外観と風合を有する仮より加工糸であって、
シックアンドシン糸の独特の絣調のパターンや、ドレー
プ性などの風合いの編織物を可能とする延伸時に不規則
に形成される未延伸こぶ部を形成したフィラメントで構
成されるシックアンドシンフィラメントではない。
【0008】従来、ポリエステル太細マルチフィラメン
トの製造には専ら低速紡糸一延伸の2段階工程により製
造されてきた。ポリエステル太細マルチフィラメントの
製造は、従来より低速紡糸一延伸の2段階工程を経て製
造されてきた。この2段階工程は、巻形態がパーン状で
あり高々2〜3Kgの巻重量であることと、製造に人手
を要することから経済的に不利である。近年の「円高」
や「価格破壊」の時代にあって、これらの高級感素材と
はいえ、高度のコスト競争力が要求されるようになっ
た。
【0009】コスト削減には、従来の2段階工程を連続
化した直接紡糸延伸法が一般には知られており、汎用糸
の製造には既に工業化されている。また後加工の経済性
から要請されるのは、糸のパッケージのラージ化(巻重
量増)である。巻重量が小さいほどクリールすなわち糸
準備の回数が多くなって人手を多くとり、不経済である
からである。
【0010】したがって、近年のポリエステル太細マル
チフィラメントのような高級感衣料用繊維素材といえど
も、高度のコスト競争力が要求されており、汎用のポリ
エステルフィラメントと同様に紡糸直接延伸巻き取り法
による製造とラージパッケージ化(巻重量増)によっ
て、原糸製造並びに後加工の経済性を高めることが要請
されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、芯成
分に無機金属酸化物微粒子を高濃度に含有させた鞘芯型
複合フィラメントの問題を解決して、防透け性、紫外線
遮蔽性に加えて白色染色での柄出し性とドレープ性に優
れた布帛を提供しうるポリエステル太細ポリエステルマ
ルチフィラメントならびに編織物を提供することにあ
る。
【0012】本発明の他の目的は、ポリエステル太細マ
ルチフィラメントを大型パッケージで製造できる改良さ
れた直接紡糸延伸法によるポリエステル太細マルチフィ
ラメントの製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、芯成分に無機
金属酸化物微粒子を高濃度に含有させた鞘芯型複合フィ
ラメントから構成され、防透け性、紫外線遮蔽性に加え
て白色染色での柄出し性とドレープ性に優れたポリエス
テル太細ポリエステルマルチフィラメントおよびその編
織物が独特の直接紡糸延伸法により得られることを見い
だし本発明の課題を解決した。
【0014】本発明の目的は、芯成分が無機酸化物微粒
子を5〜20重量%含有する鞘芯型複合フィラメントか
ら構成されるポリエステル太細マルチフィラメントであ
って、該マルチフィラメントの乾熱収縮応力の極値温度
が80℃〜120℃で、且つ繊度変動値U%が2%〜8
%であることを特徴とするポリエステル太細マルチフィ
ラメントによって達成される。
【0015】本発明は、上記で特定されるポリエステル
太細マルチフィラメントを一部または全部に用いること
によって防透け性、紫外線遮蔽性に加えて白色染色での
柄出し性とドレープ性に優れたポリエステル繊維編織物
の製造を可能にした。本発明によれば、前記のポリエス
テル太細マルチフィラメントは、芯成分が無機酸化物微
粒子を5〜20重量%含有する鞘芯型複合フィラメント
から構成されるマルチフィラメントを溶融紡糸した後、
未延伸糸を一旦巻取ることなく連続して延伸する直接紡
糸延伸法において、マルチフィラメントの延伸領域を2
段とし、1段目を加熱第1ゴデットロールと加熱第2ゴ
デットロール間で延伸して、該マルチフィラメントの繊
度変動値U%を8%以上となし、次いで2段目を加熱第
2ゴデットロールと非加熱第3ゴデットロール間で延伸
して、該マルチフィラメントの繊度変動値U%を2%〜
8%とすることを特徴とする方法によって製造すること
ができる。
【0016】以下に、本発明のポリエステル太細ポリエ
ステルマルチフィラメントおよびその編織物及び直接紡
糸延伸法の実施態様について詳述する。本発明のポリエ
ステル太細マルチフィラメントを構成する鞘芯型複合フ
ィラメントは、芯成分が無機酸化物微粒子を5〜20重
量%含有していることが必要である。
【0017】鞘芯型複合フィラメントは、鞘成分と芯成
分からなり公知の複合紡糸法によって得られる鞘芯型の
フィラメントである。鞘成分に包まれた芯成分は、鞘成
分と同心であってもよく、また偏心していてもよいが、
一般的には同心のものが用いられる。鞘成分と芯成分の
組成は、同一のポリエステルでもよいし、いずれか一方
に共重合ポリエステルを用いることもできる。
【0018】鞘成分、芯成分に用いられるポリエステル
としては、ポリエチレンテレフタレート単位を85モル
%以上含むものである。共重合成分としては、例えば、
イソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、ナフタリンカ
ルボン酸などのジカルボン酸、ジエチレングリコール、
トリエチレングリコール、ブチレングリコールなどのグ
リコール類、5ーナトリュウムスルホイソフタル酸など
を例示的に挙げることができる。これらのポリエステル
には、本発明の目的を損なわない範囲で熱や光に対する
安定剤、帯電防止剤などの添加成分を含有していてもよ
い。
【0019】鞘成分と芯成分の重量比は1対4〜4対1
の範囲が好ましい。鞘成分の比率が1対4を下回ると、
紡糸時に芯成分がフィラメントの表面に露出し、安定し
た鞘芯形状が得難くなる。好ましい鞘芯比は、1対2〜
2対1である。より好ましくは、1対1である。本発明
の鞘芯型複合フィラメントは、芯成分に無機酸化物微粒
子を5〜20重量%含有することが必要である。本発明
の鞘芯型複合フィラメントに含有する無機酸化物微粒子
の平均含有率は、3〜15重量%であること好ましい。
この平均含有率が高い程、防透け性や紫外線遮蔽性が優
れたものとなる。しかし、含有率の増加に伴い、鞘芯型
複合フィラメントの強度などの力学的物性が低下する。
好ましい平均含有率は、3〜10重量%である。
【0020】本発明において使用される無機酸化物微粒
子としては、防透け性や紫外線遮蔽性を示す微粒子で、
例えば酸化チタン、酸化亜鉛、炭酸カルシュウム、硫酸
バリュウム、タルク、カオリンなどを例示的に挙げるこ
とができる。もっとも好ましくは、酸化チタンである。
これらの無機酸化物粒子は、単独もしくは2種以上を併
用して用いることができる。使用される無機酸化物微粒
子の平均粒径は、一般に、約1ミクロン以下であること
が好ましい。約2ミクロン以上の粗大粒子になると、紡
糸時の糸切れにつながり好ましくない。より好ましく
は、約0.5ミクロン以下である。
【0021】芯成分に含有する無機酸化物微粒子の含有
率が、5重量%未満では防透け性や紫外線遮蔽性が不足
する。20重量%を越えると、微粒子の均一な分散が困
難となり、紡糸時の糸切れなどの問題が生じる。好まし
い、含有率は7重量%〜15重量%である。本発明のポ
リエステル太細マルチフィラメントは、乾熱収縮応力の
極値温度が90℃〜120℃であることが必要である。
極値温度をこの範囲とすることにより、後加工工程特に
リラックス工程で布帛のドレープ性を調整することが可
能となる。即ちマルチフィラメントを無撚または撚糸後
編織された布帛は、一般に90℃〜130℃の熱水中で
無緊張状態で幅入れする、いわゆるリラック工程に於い
てその風合い発現の大半が決定される。
【0022】乾熱収縮応力の極値温度が本発明の範囲で
あれば、リラックス温度を極値温度よりも高温にするこ
とにより、一旦収縮した布帛を弛緩することが可能であ
る。この弛緩作用により、風合いの硬化を抑制し、ドレ
ープ性を十分に発現することが可能となる。公知のポリ
エステル太細マルチフィラメントの乾熱収縮応力の極値
温度は、約130℃〜170℃であるため130以下の
熱水によるリラックス工程では布帛の収縮のみが生じ、
本発明のごとき弛緩作用は得られない。乾熱収縮応力の
極値温度が90℃未満の場合には、リラックス工程で弛
緩が過度になりドレープ性を発現させることができな
い。乾熱収縮応力の極値温度が120℃を越えると、例
え130℃でリラックスしてもドレ─プ性の風合いを発
現指せることは難しい。乾熱収縮応力の極値温度の好ま
しい範囲は、95℃〜120℃である。最も好ましく
は、100℃〜115℃である。
【0023】本発明のポリエステル太細マルチフィラメ
ントは、長さ方向に太細を有することに大きな特徴があ
る。太細の指標は、後述するイブネステスターで測定さ
れる繊度変動値U%で表され、本発明ではこの繊度変動
値U%が2%〜8%であることが必要である。繊度変動
値U%を本発明の範囲とすることにより、絣調のパター
ンを発現することが可能となる。繊度変動値U%が2%
未満では、無地調となり、また風合いもドレープ性を欠
くものとなる。繊度変動値U%が8%を越えると、シッ
ク部の頻度が過多となり絣調のパターンを表現すること
が困難となる。また、シック部がのアルカリ減量加工な
どの際に脆弱となり「穴あき」などの欠点となる。好ま
しい繊度変動値U%は、2%〜5%である。
【0024】本発明の鞘芯型複合フィラメントの断面形
状は、円形に限定されるものではなく、Y形、楕円形、
三角形、四角形、五角形などの異型断面や、中空断面も
採用できる。本発明のポリエステル太細マルチフィラメ
ントは、上記に特定した、乾熱収縮応力の極値温度と繊
度変動値U%の範囲の組み合わせにより、従来得られた
ことのなかった、防透け性、紫外線遮蔽性に加えて白色
染色での柄出し性と、「まったり感」で表現されるドレ
ープ性に優れた編織物を得ることができる。
【0025】本発明のポリエステル太細マルチフィラメ
ントを以下に述べる製造方法に合理的に調製することが
できる。芯成分が無機酸化物微粒子を5〜20重量%含
有する鞘芯型複合フィラメントから構成されるマルチフ
ィラメントを溶融紡糸した後、未延伸糸を一旦巻取るこ
となく連続して延伸する直接紡糸延伸法において、マル
チフィラメントの延伸領域を2段とし、1段目を加熱第
1ゴデットロールと加熱第2ゴデットロール間で延伸し
て、該マルチフィラメントの繊度変動値U%を8%以上
となし、次いで2段目を加熱第2ゴデットロールと非加
熱第3ゴデットロール間で延伸して、該マルチフィラメ
ントの繊度変動値U%を2%〜8%とすることが必要で
ある。
【0026】本発明の製造方法において、前述したポリ
エステルを鞘成分および芯成分とする2成分系のポリマ
ーを複合紡糸されるが、この複合紡糸には公知の方法、
例えば米国特許第3,381,074号公報に記載の方
法を用いて鞘芯複合フィラメントを紡糸する。すなわち
2本の押出機によって鞘成分および芯成分を形成する各
ポリエステルを溶融押出し、両ポリマーが合流すること
なく送液されるように作られたスピンヘッドおよびパッ
クを経て、紡糸口金内で合流され鞘芯型複合フィラメン
トとして孔から吐出される。その後冷却風により冷却さ
れ、仕上げ剤を付与された後、所定の速度で回転してい
る延伸機の第1ゴデットロールに引取られ、鞘芯型複合
フィラメントからなる未延伸マルチフィラメントとな
る。
【0027】本発明では、直接紡糸延伸法においてマル
チフィラメントの延伸を2段とすることが必要である。
2段延伸を実現するには、第1、第2、第3のゴデット
ロールを有する延伸設備が必要である。各ゴデットロー
ルは、第1ゴデットロールおよび第2ゴデットロールが
加熱型であり、第3ゴデットロールは非加熱型である。
加熱第1ゴデットロールに引取られた未延伸マルチフィ
ラメントは、所定の温度に維持された加熱第1ゴデット
ロール上で加熱され、加熱第1ゴデットロールと加熱第
2ゴデットロールの周速比で1段目の延伸が行われる。
次いで、加熱第2ゴデットロールと非加熱の第3ゴデッ
トロールの周速比で2段目の延伸が行われる。
【0028】1段目の延伸では、未延伸糸は加熱第1ゴ
デットロールと加熱第2ゴデットロール間で行なわれ、
この段階での繊度変動値U%が8%以上に延伸されるこ
とが必要である。1段目の延伸で繊度変動値U%が8%
未満まで延伸されると、2段目の延伸で繊度変動値U%
を2%〜8%に調整することが困難となる。1段目の延
伸倍率の好ましい範囲は、繊度変動値U%を8%〜12
%とすることである。
【0029】繊度変動値U%を該範囲にするための延伸
倍率は、加熱第1ゴデットロールの速度(紡糸速度と同
一)や、紡糸するマルチフィラメントの繊度、断面形状
などにより異なるので、これらを考慮して適宜選択され
る。例えば、紡糸速度が2000m/分であれば、延伸
倍率は1.6倍〜2.2倍が選択される。1段目の延伸
に次いで2段目の延伸を、加熱第2ゴデットロールと非
加熱の第3ゴデットロール間で行い、マルチフィラメン
トの繊度変動値U%が2%〜8%となるごとく延伸する
ことが必要である。2段目の延伸倍率は1.01倍〜
1.10倍が採用される。好ましくは、1.02倍〜
1.09倍、最も好ましくは1.02倍〜1.07倍で
ある。本発明では、加熱第1ゴデットロールの温度は6
0〜90℃が好ましい。より好ましくは、60℃〜80
℃である。加熱第2ゴデットロールの温度は110℃〜
140℃が好ましい。
【0030】もし加熱第2ゴデットロールが110℃未
満であれば、得られるマルチフィラメントの乾熱収縮応
力の極値温度が80℃未満となり、本発明の効果が得ら
れない。また、加熱第2ゴデットロールの温度が140
℃を越えると、乾熱収縮応力の極値温度が120℃以上
となり、本発明の効果が得られない。加熱第2ゴデット
ロールの好ましい温度範囲は120〜140℃である。
【0031】第3ゴデットロールは非加熱であることが
必要である。ここで、非加熱とはゴデットロール内部に
加熱装置を有しないものをいう。実際の製造にあって
は、設備周辺の雰囲気によって約30℃〜70℃に昇温
するが、この範囲であれば本発明の効果を妨げない。非
加熱とはいえ、第3ゴデットロールの温度が70℃を越
えることは避けるべきである。70℃を越えると、本発
明の第一の発明の重要な要件である、乾熱収縮応力の極
値温度が120℃を越えることとなり、発明の目的が達
成されない。第3ゴデットロールは、約30℃〜60℃
の範囲にとどめることが好ましい。
【0032】本発明においては、非加熱第3ゴデットロ
ールを出たポリエステル太細マルチフィラメントは、イ
ンタレーサーによって交絡を付与され、巻取機によって
チーズ状パッケージに巻取られる。本発明の編織物は、
ポリエステル太細マルチフィラメントを一部または全部
に用いて編織してなる編織物である。
【0033】本発明の編織物は、上記ポリエステル太細
マルチフィラメントを織物であれば経糸、緯糸もしくは
経緯にいずれに用いてもよい。織物組織としては、平
織、サテン、ガゼル、ツイル、ジョーゼット、ドビージ
ョーゼット、ピケジョーゼット、チェックジョーゼッ
ト、シフォンジョーゼットなどのジョーゼットクレープ
や、格子織り、デシン羽二重織クレープなどが挙げられ
る。
【0034】また、編物としてはスムース、ベロア、天
竺、パイルなどが採用されるがこれらに限定されるもの
ではない。本発明の編織物は、ポリエステル太細マルチ
フィラメントを単独で用いたものでも、また他の繊維と
混繊または交織して用いたものであることができる。本
発明の編織物は、ポリエステル太細マルチフィラメント
を無撚または有撚のいずれで用いてもよい。有撚の場合
は、撚数は特に限定されないが通常200T/m〜30
00T/mが採用される。特に防透け性を向上させるに
は、下記式で表されるカバーファクター(CF)の値を
約1000〜3000と高く設計した織物として使用す
るのが好ましい。
【0035】CF=(〔経糸密度/2.54cm〕×√
経糸総デニール)+(〔緯糸密度/2.54cm〕×√
緯糸総デニール)
【0036】
【発明の実施の形態】以下に本発明を実施例を用いて説
明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
実施例を含む本発明においては、乾熱収縮応力の極値温
度、および繊度変動値U%は以下の方法で測定する。 (1)乾熱収縮応力の極値温度の測定 熱応力測定装置(例えばカネボウエンジニアリング社
製、商品名KE−2)を用いて測定する。糸(マルチフ
ィラメント)を20cmの長さに切り取り、これの両端
を結んで輪を作り、測定機に装填する。初荷重0.05
g/d、昇温速度100℃/分の条件で測定し、熱応力
の温度変化をチャートに描かせる。熱応力曲線のピーク
値を読み取る。その値が最高となる時の温度が乾熱収縮
応力の極値温度である。 (2)繊度変動値U%の測定 USTER TESTER 3(zellweger社
製)にて、以下の条件で測定した。
【0037】 ハイパスフィルター 有り 測定速度 50m/分 Measuring Sloot 3 Test time 5分 Tensional force 1.25% Pressure 2.5 bar Twist 1500S (3)強度、伸度の測定 JISーL1015に準じて測定した。 (4)紫外線遮蔽性 紫外線遮蔽性は、分光光度計(島津製作所製 UV−2
200)使用し、波長320〜390nm領域の紫外線
が布帛を通過する割合を測定した紫外線の透過率で評価
した。波長320〜390nmは太陽光のうち皮膚の日
焼けを生じさせる波長である。本発明では、この紫外線
透過率が低い程紫外線遮蔽性が優れていると評価した。
一般には、この値が10%以下であれば紫外線遮蔽性に
優れているといえる。 (5)風合いの評価 織物の風合いをベテランの技術者3人で評価した。パタ
ーンが絣調でしかも「まったり調」のドレープ性の風合
いがあるものを ◎、ややあるものを○、1つでも欠け
ているものを×とした。
【0038】
【実施例】〔実施例1〜5、比較例1〜3〕下記のポリ
マーを用いて、種々の条件下で直接紡糸延伸巻取法によ
りポリエステル太細マルチフィラメントを調製した。 鞘成分:[η]=0.65のポリエチレンテレフタレー
ト(0.5wt%のTiO2 を含有する) 芯成分:[η]=0.65のポリエチレンテレフタレー
ト(7.5wt%のTiO2 を含有する) 紡糸機としては公知の複合紡糸機と、それに連続する2
段ゴデットロール式の延伸機を用い、直接紡糸延伸巻取
(スピンドローテイクアップ)を行う。鞘成分と芯成分
の配合比率は1対1とした。酸化チタンの平均含有率は
4重量%である。紡糸温度295℃で紡糸し、20℃6
5%相対湿度の冷却風で0.4m/秒の風速で冷却して
0.7重量%の油剤を付与した後、鞘芯型複合マルチフ
ィラメントとした。第1ゴデットロールに引き取り、一
旦巻き取ることなく連続して2段の延伸を行った。
【0039】延伸機の第1ゴデットロールと第2ゴデッ
トロールは共に加熱型で、第3ゴデットロールは非加熱
型である。延伸、巻取条件は以下の如くして150d/
72fのポリエステル太細マルチフィラメントを得た。
第3ゴデットロールの周速度は、第2ゴデットロール×
2段目延伸倍率であり、ここでは3800〜4250m
/分である。
【0040】 延伸条件 第1ゴデットロール 温度 60℃ 周速 2000m/分 ラップ数 7.5 第2ゴデットロール 温度 120℃ 周速 3800m/分 すなわち延伸比 1.90倍 ラップ数 6.5 第3ゴデットロール 温度 50℃ 周速 第1表参照 ラップ数 5.5回 巻取張力 0.15g/d 巻重量 6Kg 実施例において、2段目の延伸、即ち加熱第2ゴデット
ロールと非加熱第3ゴデットロールの比率を第1表に示
すごとく変化させた。いずれの例においても良好な巻フ
ォームを有する大型パッケージを得ることができた。得
られた各ポリエステル太細マルチフィラメントを、経糸
として300回/mのS撚を加えた。緯糸としてはS
撚、Z撚各1800回/mの撚糸を行い、経125本/
in、緯68本/inの織物を調製した。
【0041】織物のカバーファクターは、2364であ
る。染色に先立つリラックス温度は、120℃とした。
また、アルカリ減量率は15重量%とした。染色は蛍光
分散染料を用いて、5%owf、130℃で60分間の
白色染色を行った。得られた織物の、太細パターンと風
合い及びその他の評価結果を第1表に示す。第1表から
明らかなように、実施例1〜実施例5に示す繊度変動値
U%が2%〜8%のポリエステル太細マルチフィラメン
トは、優れた防透け性、紫外線遮蔽性と絣調のパターン
に加えて「まったり調」のドレープ性に優れた布帛であ
る。
【0042】比較例1、2は、繊度変動値U%が8%を
越えて大きく、シック部がアルカリ処理により過度に減
量され「穴あき」状の欠点を有していた。また、比較例
3は、繊度変動値U%が2%未満と小さく絣調やドレー
プ性に欠けるものであった。
【0043】
【表1】
【0044】〔実施例6〜9、比較例4〜5〕実施例2
において、2段目の延伸倍率、即ち加熱第2ゴデットロ
ールと非加熱第3ゴデットロールの比を1.04倍と一
定とし、1段目の延伸倍率を第2表に示すように異なら
せるほかは実施例2を繰り返した。得られた織物の風合
い等結果を第2表に示す。
【0045】1段目の延伸倍率を調整して、繊度変動値
U%2%〜8%とした実施例6〜実施例9のポリエステ
ル太細マルチフィラメントでは、優れた防透け性、紫外
線遮蔽性と絣調のパターンに加えて「まったり調」のド
レープ性に優れた布帛が得られた。比較例4は、繊度変
動値U%が8%を越えて大きく、シック部がアルカリ処
理により過度に減量され「穴あき」状の欠点を有してい
た。また、比較例5は、繊度変動値U%が2%未満と小
さく絣調やドレープ性に欠けるものであった。
【0046】
【表2】
【0047】〔実施例10〜12、比較例6〜7〕実施
例2の条件において、加熱第2ゴデットロールの温度を
第3表に示すように異ならせて、実施例2を繰り返し
た。得られた織物の風合い等結果を第3表に示す。第3
表から明らかなように、沸水収縮率及び乾熱収縮応力の
極値温度が本発明の範囲の実施例10〜12は、本発明
のポリエステル太細マルチフィラメントは、優れた防透
け性、紫外線遮蔽性と絣調のパターンに加えて「まった
り調」のドレープ性に優れた布帛が得られた。
【0048】乾熱収縮応力の極値温度が本発明外の比較
例5は、リラックス工程での布帛が弛緩が過度となりペ
ーパーライクなものであった。また、比較例6は風合い
がドレープ性に欠けるものであった。
【0049】
【表3】
【0050】
【発明の効果】本発明は防透け性、紫外線遮蔽性に加え
て白色染色での柄出し性とドレープ性に優れた布帛を提
供しうるポリエステル太細ポリエステルマルチフィラメ
ントならびに編織物を提供することができる。また、ポ
リエステル太細マルチフィラメント及びそれの大型パッ
ケージを製造する上で、経済的に有利な、すなわち低コ
ストである直接紡糸延伸法によって、ポリエステル太細
マルチフィラメントを製造することが可能になった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯成分が無機酸化物微粒子を5〜20重
    量%含有する鞘芯型複合フィラメントで構成されるポリ
    エステル太細マルチフィラメントであって、該マルチフ
    ィラメントの乾熱収縮応力の極値温度が80℃〜120
    ℃で、且つ繊度変動値U%が2%〜8%であることを特
    徴とするポリエステル太細マルチフィラメント。
  2. 【請求項2】 鞘芯型複合フィラメントに含有される無
    機酸化物微粒子の平均含有率が3〜15重量%であるこ
    とを特徴とする請求項1のポリエステル太細マルチフィ
    ラメント。
  3. 【請求項3】 芯成分が無機酸化物微粒子を5〜20重
    量%含有する鞘芯型複合フィラメントからなるマルチフ
    ィラメントを溶融紡糸した後、未延伸糸を一旦巻取るこ
    となく連続して延伸する直接紡糸延伸法において、マル
    チフィラメントの延伸領域を2段とし、1段目を加熱第
    1ゴデットロールと加熱第2ゴデットロール間で延伸し
    て、該マルチフィラメントの繊度変動値U%を8%以上
    となし、次いで2段目を加熱第2ゴデットロールと非加
    熱第3ゴデットロール間で延伸して、該マルチフィラメ
    ントの繊度変動値U%を2%〜8%とすることを特徴と
    するポリエステル太細マルチフィラメントの製造方法。
  4. 【請求項4】 芯成分が無機酸化物微粒子を5〜20重
    量%含有する鞘芯型複合フィラメントからなるポリエス
    テル太細マルチフィラメントであって、該マルチフィラ
    メントの乾熱収縮応力の極値温度が90℃〜120℃
    で、且つ繊度変動値U%が2%〜8%であるポリエステ
    ル太細マルチフィラメントを一部または全部に用いてな
    る編織物。
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