JPH11262491A - 骨延伸器具 - Google Patents
骨延伸器具Info
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- JPH11262491A JPH11262491A JP10090786A JP9078698A JPH11262491A JP H11262491 A JPH11262491 A JP H11262491A JP 10090786 A JP10090786 A JP 10090786A JP 9078698 A JP9078698 A JP 9078698A JP H11262491 A JPH11262491 A JP H11262491A
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- JP
- Japan
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- plate
- bone
- rail
- wrench
- shaped rail
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods
- A61B17/56—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
- A61B17/58—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws or setting implements
- A61B17/60—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws or setting implements for external osteosynthesis, e.g. distractors, contractors
- A61B17/66—Alignment, compression or distraction mechanisms
- A61B17/663—Alignment, compression or distraction mechanisms for jaw bones, e.g. subcutaneous distractors with external access
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 湾曲した部位での骨の延伸を行うことがで
き、かつ、小型化可能であり皮膚下に装着することがで
きる骨延伸器具を提供する。 【解決手段】 骨延伸器具1は、所定の長さを有する板
状レール2と、板状レール2の軸方向に移動可能かつ骨
に固定される2ための移動ブロック3と、板状レール2
の両端部付近に設けられた2つの骨固定用部材4,5と
を備える。板状レール2は、硬質材料により形成されて
いるとともに板状レール2の側面方向に強制湾曲変形可
能となっており、さらに板状レール2の上面に形成され
たラック21を備える。移動ブロック3は、ラック21
と噛み合うウォームギア34を備えた回転シャフト33
を備え、移動ブロック3は、回転シャフト33を回転さ
せることにより板状レール2の先端側もしくは後端側に
移動可能となっている。
き、かつ、小型化可能であり皮膚下に装着することがで
きる骨延伸器具を提供する。 【解決手段】 骨延伸器具1は、所定の長さを有する板
状レール2と、板状レール2の軸方向に移動可能かつ骨
に固定される2ための移動ブロック3と、板状レール2
の両端部付近に設けられた2つの骨固定用部材4,5と
を備える。板状レール2は、硬質材料により形成されて
いるとともに板状レール2の側面方向に強制湾曲変形可
能となっており、さらに板状レール2の上面に形成され
たラック21を備える。移動ブロック3は、ラック21
と噛み合うウォームギア34を備えた回転シャフト33
を備え、移動ブロック3は、回転シャフト33を回転さ
せることにより板状レール2の先端側もしくは後端側に
移動可能となっている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口腔外科、整形外
科などで使用される骨延伸器具、特に、骨の延伸圧迫接
続法に好適に使用される骨延伸器具に関する。
科などで使用される骨延伸器具、特に、骨の延伸圧迫接
続法に好適に使用される骨延伸器具に関する。
【0002】
【従来の技術】下顎骨などに生じた悪性腫瘍の治療のた
めに、下顎骨を部分的に切除することが行われる。そし
て、この部分切除により生じた下顎骨欠損部には、金
属、プラスチックからなる代替物の埋設もしくは身体の
他部より採取した自家骨を移植するといったことが行わ
れている。しかし、代替物であるための埋設では、生体
との適合性が十分でないし、また、自家骨移植には正常
部位への外科的侵襲の必要がある。そこで、最近では、
整形外科分野、口腔外科部分にて、骨延長治療法を用い
た骨の延長治療が提案されている。このような、骨延長
治療法に用いられる装置としては、例えば、特表平3−
501092号公報(国際公開WO89/11254)
に示されるものがある。また、本件出願人は、骨延長器
具として、特開平9−215699号に示すものを提案
している。
めに、下顎骨を部分的に切除することが行われる。そし
て、この部分切除により生じた下顎骨欠損部には、金
属、プラスチックからなる代替物の埋設もしくは身体の
他部より採取した自家骨を移植するといったことが行わ
れている。しかし、代替物であるための埋設では、生体
との適合性が十分でないし、また、自家骨移植には正常
部位への外科的侵襲の必要がある。そこで、最近では、
整形外科分野、口腔外科部分にて、骨延長治療法を用い
た骨の延長治療が提案されている。このような、骨延長
治療法に用いられる装置としては、例えば、特表平3−
501092号公報(国際公開WO89/11254)
に示されるものがある。また、本件出願人は、骨延長器
具として、特開平9−215699号に示すものを提案
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特表平3−501
092号公報に示される装置は、骨の圧迫延伸装置とし
ては、有効である。しかし、この公報の装置では、支持
ユニットをねじ棒上を直線的に移動させることを前提に
考えられており、湾曲した部位への利用を考えたもので
はない。このため、ねじ棒を強制的に湾曲させると、支
持ユニットの移動が困難となり、さらに、支持ユニット
をねじ棒に固定するためのナットの回転も不能となる。
また、特開平9−215699号のものは、湾曲した部
位での骨の延伸を行うことができ、十分な効果を発揮す
る。しかし、装置が比較的大きく、装着した状態での日
常生活に支障をきたすことがあった。そこで、本発明で
は、湾曲した部位での骨の延伸を行うことができ、か
つ、小型化可能であり皮膚下に装着することができる骨
延伸器具を提供するものである。
092号公報に示される装置は、骨の圧迫延伸装置とし
ては、有効である。しかし、この公報の装置では、支持
ユニットをねじ棒上を直線的に移動させることを前提に
考えられており、湾曲した部位への利用を考えたもので
はない。このため、ねじ棒を強制的に湾曲させると、支
持ユニットの移動が困難となり、さらに、支持ユニット
をねじ棒に固定するためのナットの回転も不能となる。
また、特開平9−215699号のものは、湾曲した部
位での骨の延伸を行うことができ、十分な効果を発揮す
る。しかし、装置が比較的大きく、装着した状態での日
常生活に支障をきたすことがあった。そこで、本発明で
は、湾曲した部位での骨の延伸を行うことができ、か
つ、小型化可能であり皮膚下に装着することができる骨
延伸器具を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するもの
は、所定の長さを有する板状レールと、該板状レールの
軸方向に移動可能かつ骨に固定されるための移動ブロッ
クと、前記板状レールの両端部付近に設けられた2つの
骨固定用部材とを備える骨延伸器具であり、前記板状レ
ールは、硬質材料により形成されているとともに該板状
レールの側面方向に強制湾曲変形可能となっており、さ
らに板状レールの上面もしくは下面に形成されたラック
を備え、前記移動ブロックは、前記板状レールのラック
と噛み合うウォームギアを備えた回転シャフトを回転可
能に備え、前記移動ブロックは、前記回転シャフトを回
転させることにより前記板状レールの先端側もしくは後
端側に移動可能である骨延伸器具である。
は、所定の長さを有する板状レールと、該板状レールの
軸方向に移動可能かつ骨に固定されるための移動ブロッ
クと、前記板状レールの両端部付近に設けられた2つの
骨固定用部材とを備える骨延伸器具であり、前記板状レ
ールは、硬質材料により形成されているとともに該板状
レールの側面方向に強制湾曲変形可能となっており、さ
らに板状レールの上面もしくは下面に形成されたラック
を備え、前記移動ブロックは、前記板状レールのラック
と噛み合うウォームギアを備えた回転シャフトを回転可
能に備え、前記移動ブロックは、前記回転シャフトを回
転させることにより前記板状レールの先端側もしくは後
端側に移動可能である骨延伸器具である。
【0005】そして、前記移動ブロックおよび前記骨固
定用部材は、固定用ねじ取付用の多数の穴を備えること
が好ましい。また、前記移動ブロックは、両側面に形成
された前記板状レールの挿通口と、両挿通口と連通する
板状レール通路と、該板状レール通路に設けられた前記
板状レールの外面と接触もしくは近接するベアリング機
構を備えていることが好ましい。さらに、前記ベアリン
グ機構は、例えば、ニードルローラを用いたベアリング
機構である。そして、前記回転シャフトは、前記移動ブ
ロックより突出するレンチ接続部を備え、該レンチ接続
部には、該回転シャフトを回転させるためのレンチが取
り付けられていることが好ましい。そして、前記レンチ
は、前記回転シャフトの前記レンチ接続部に対して着脱
自在であることが好ましい。さらに、前記レンチおよび
前記レンチ接続部は、両者が接続された状態において、
少なくとも前記板状レールの側面方向にレンチを動かす
ことが可能なクリアランスを持っていることが好まし
い。また、前記ベアリング機構は、例えば、所定距離離
間してほぼ平行に、かつ前記板状レールの側面ともほぼ
平行に設けられた二本のニードルローラからなる一組目
のニードルローラと、所定距離離間してほぼ平行に設け
られ、かつ前記一組目のニードルローラと平行に設けら
れた二本のニードルローラからなる二組目のニードルロ
ーラを有するものである。
定用部材は、固定用ねじ取付用の多数の穴を備えること
が好ましい。また、前記移動ブロックは、両側面に形成
された前記板状レールの挿通口と、両挿通口と連通する
板状レール通路と、該板状レール通路に設けられた前記
板状レールの外面と接触もしくは近接するベアリング機
構を備えていることが好ましい。さらに、前記ベアリン
グ機構は、例えば、ニードルローラを用いたベアリング
機構である。そして、前記回転シャフトは、前記移動ブ
ロックより突出するレンチ接続部を備え、該レンチ接続
部には、該回転シャフトを回転させるためのレンチが取
り付けられていることが好ましい。そして、前記レンチ
は、前記回転シャフトの前記レンチ接続部に対して着脱
自在であることが好ましい。さらに、前記レンチおよび
前記レンチ接続部は、両者が接続された状態において、
少なくとも前記板状レールの側面方向にレンチを動かす
ことが可能なクリアランスを持っていることが好まし
い。また、前記ベアリング機構は、例えば、所定距離離
間してほぼ平行に、かつ前記板状レールの側面ともほぼ
平行に設けられた二本のニードルローラからなる一組目
のニードルローラと、所定距離離間してほぼ平行に設け
られ、かつ前記一組目のニードルローラと平行に設けら
れた二本のニードルローラからなる二組目のニードルロ
ーラを有するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の骨延伸器具は、言い換え
れば、骨圧迫接続用延伸器具ともいえる。本発明の骨延
伸器具を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の
骨延伸器具を若干湾曲させた状態の斜視図である。図2
は、本発明の骨延伸器具を湾曲させない状態の正面図で
ある。図3は、本発明の骨延伸器具を湾曲させない状態
の平面図である。図4は、本発明の骨延伸器具よりレン
チを取り外した状態の平面図である。図5は、本発明の
骨延伸器具を若干湾曲させた状態の平面図である。図6
は、本発明の骨延伸器具に使用する移動ブロック付近の
拡大斜視図である。図7は、本発明の骨延伸器具に使用
する移動ブロックの内部構造を説明するための分解拡大
斜視図である。図8は、本発明の骨延伸器具に使用する
回転シャフトと板状レールとの係合状態を説明するため
の説明図である。図9は、本発明の骨延伸器具に使用す
るレンチの先端部分および回転シャフトの断面図であ
る。図10は、図9のA−A線断面図である。図11
は、図9のB−B先断面図である。図12は、本発明の
骨延伸器具の作用を説明するための説明図である。図1
3は、本発明の骨延伸器具の作用を説明するための説明
図である。
れば、骨圧迫接続用延伸器具ともいえる。本発明の骨延
伸器具を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の
骨延伸器具を若干湾曲させた状態の斜視図である。図2
は、本発明の骨延伸器具を湾曲させない状態の正面図で
ある。図3は、本発明の骨延伸器具を湾曲させない状態
の平面図である。図4は、本発明の骨延伸器具よりレン
チを取り外した状態の平面図である。図5は、本発明の
骨延伸器具を若干湾曲させた状態の平面図である。図6
は、本発明の骨延伸器具に使用する移動ブロック付近の
拡大斜視図である。図7は、本発明の骨延伸器具に使用
する移動ブロックの内部構造を説明するための分解拡大
斜視図である。図8は、本発明の骨延伸器具に使用する
回転シャフトと板状レールとの係合状態を説明するため
の説明図である。図9は、本発明の骨延伸器具に使用す
るレンチの先端部分および回転シャフトの断面図であ
る。図10は、図9のA−A線断面図である。図11
は、図9のB−B先断面図である。図12は、本発明の
骨延伸器具の作用を説明するための説明図である。図1
3は、本発明の骨延伸器具の作用を説明するための説明
図である。
【0007】本発明の骨延伸器具1は、所定の長さを有
する板状レール2と、板状レール2の軸方向に移動可能
かつ骨に固定される2ための移動ブロック3と、板状レ
ール2の両端部付近に設けられた2つの骨固定用部材
4,5とを備える。板状レール2は、硬質材料により形
成されているとともに板状レール2の側面方向に強制湾
曲変形可能となっており、さらに板状レール2の上面も
しくは下面に形成されたラック21を備える。移動ブロ
ック3は、板状レール2のラック21と噛み合うウォー
ムギア34を備えた回転シャフト33を外部より回転可
能に収納し、移動ブロック3は、回転シャフト33を回
転させることにより板状レール2の先端側もしくは後端
側に移動可能となっている。
する板状レール2と、板状レール2の軸方向に移動可能
かつ骨に固定される2ための移動ブロック3と、板状レ
ール2の両端部付近に設けられた2つの骨固定用部材
4,5とを備える。板状レール2は、硬質材料により形
成されているとともに板状レール2の側面方向に強制湾
曲変形可能となっており、さらに板状レール2の上面も
しくは下面に形成されたラック21を備える。移動ブロ
ック3は、板状レール2のラック21と噛み合うウォー
ムギア34を備えた回転シャフト33を外部より回転可
能に収納し、移動ブロック3は、回転シャフト33を回
転させることにより板状レール2の先端側もしくは後端
側に移動可能となっている。
【0008】本発明の骨延伸器具は、所定の長さを有す
る板状レール2と、板状レール2の軸方向に移動可能か
つ骨に固定される2ための移動ブロック3と、板状レー
ル2の両端部付近に固定された2つの骨固定用部材4,
5を備える。
る板状レール2と、板状レール2の軸方向に移動可能か
つ骨に固定される2ための移動ブロック3と、板状レー
ル2の両端部付近に固定された2つの骨固定用部材4,
5を備える。
【0009】板状レール2は、硬質材料により細長い板
状に形成されており、この実施例では、図1、図2、図
4,図6、図7および図8に示すように、その上面全体
にラック21が形成されている。このラック21は後述
する回転シャフト33のウォームギア34と噛み合うも
のとなっている。
状に形成されており、この実施例では、図1、図2、図
4,図6、図7および図8に示すように、その上面全体
にラック21が形成されている。このラック21は後述
する回転シャフト33のウォームギア34と噛み合うも
のとなっている。
【0010】板状レール2は、図1に示すように、強制
的に湾曲変形可能な材料により形成されている。具体的
には、図3に示すような直線状態より、取り付ける板状
レール2部位の骨形状に合わせて、例えば、図5に示す
ように強制的に湾曲させて使用する。
的に湾曲変形可能な材料により形成されている。具体的
には、図3に示すような直線状態より、取り付ける板状
レール2部位の骨形状に合わせて、例えば、図5に示す
ように強制的に湾曲させて使用する。
【0011】板状レール2の形成材料としては、ステン
レス鋼(具体的には、JISG4304のSUS30
4、SUS316など)、純チタン(具体的には、JI
SH4670)、チタン合金(具体的には、JISH4
657のTi−6Al−4V、ASTM F−136
Ti−6Al−4V ELI)などが使用される。板状
レール2の素材は、変形をある程度容易なものとするた
めにさらに変形後の形態を十分に保持できるものである
ことが必要であり、このためには厚さが、0.2〜2m
m程度、幅が、1〜20mm程度、好ましくは1〜15
mm程度、特に5〜12mm程度が好ましい。また、長
さが、10〜500mm程度、特に50〜200mm程
度のものが好適である。
レス鋼(具体的には、JISG4304のSUS30
4、SUS316など)、純チタン(具体的には、JI
SH4670)、チタン合金(具体的には、JISH4
657のTi−6Al−4V、ASTM F−136
Ti−6Al−4V ELI)などが使用される。板状
レール2の素材は、変形をある程度容易なものとするた
めにさらに変形後の形態を十分に保持できるものである
ことが必要であり、このためには厚さが、0.2〜2m
m程度、幅が、1〜20mm程度、好ましくは1〜15
mm程度、特に5〜12mm程度が好ましい。また、長
さが、10〜500mm程度、特に50〜200mm程
度のものが好適である。
【0012】また、板状レール2に形成されるラック2
1のピッチとしては、0.2〜2mm程度が好適であ
り、ラック21を形成するリブの高さは、0.2〜2m
m程度が好適であり、ラック21を形成するリブの板状
レール2の軸方向長さは、0.1〜1mm程度が、また
リブ間に形成される溝の板状レール2の軸方向長さは、
0.1〜1mm程度が好適である。なお、ラック21
は、板状レール2の両端付近には形成しないものとして
もよい。また、ラック21は板状レール2の上面の幅
(板状レール2の肉厚)の全体に形成することが好まし
いが、部分的(例えば、板状レール2の上面の中央部分
のみ)に形成してもよい。さらに、ラック21は、板状
レール2の上面ではなく下面に設けてもよい。この場合
には、骨延長器具1の板状レールと移動ブロック3のみ
を180度回転させた状態となる。また、板状レール2
の両端部(先端部および後端部)には、後述する骨固定
用部材との固定用の穴が設けられている。
1のピッチとしては、0.2〜2mm程度が好適であ
り、ラック21を形成するリブの高さは、0.2〜2m
m程度が好適であり、ラック21を形成するリブの板状
レール2の軸方向長さは、0.1〜1mm程度が、また
リブ間に形成される溝の板状レール2の軸方向長さは、
0.1〜1mm程度が好適である。なお、ラック21
は、板状レール2の両端付近には形成しないものとして
もよい。また、ラック21は板状レール2の上面の幅
(板状レール2の肉厚)の全体に形成することが好まし
いが、部分的(例えば、板状レール2の上面の中央部分
のみ)に形成してもよい。さらに、ラック21は、板状
レール2の上面ではなく下面に設けてもよい。この場合
には、骨延長器具1の板状レールと移動ブロック3のみ
を180度回転させた状態となる。また、板状レール2
の両端部(先端部および後端部)には、後述する骨固定
用部材との固定用の穴が設けられている。
【0013】板状レール2の両端部(先端部および後端
部)には、図1ないし図4に示すように、骨固定用部材
4,5が固定されている。骨固定用部材4は、上部およ
び下部に形成された複数の骨固定用ねじ用穴を備える2
つの平板部41,42と2つの平板部41,42間に位
置し、前方に突出するとともに、表面に板状レール2の
端部を収納する収納用溝とその中央に形成されたねじ穴
を有する板状レール保持部43を備え、2つの平板部4
1,42および板状レール保持部43の底面は連続した
平坦面となっている。そして、板状レール保持部43の
ねじ溝と螺合する固定用ねじ44により、骨固定用部材
4は、板状レール2の端部に固定されている。
部)には、図1ないし図4に示すように、骨固定用部材
4,5が固定されている。骨固定用部材4は、上部およ
び下部に形成された複数の骨固定用ねじ用穴を備える2
つの平板部41,42と2つの平板部41,42間に位
置し、前方に突出するとともに、表面に板状レール2の
端部を収納する収納用溝とその中央に形成されたねじ穴
を有する板状レール保持部43を備え、2つの平板部4
1,42および板状レール保持部43の底面は連続した
平坦面となっている。そして、板状レール保持部43の
ねじ溝と螺合する固定用ねじ44により、骨固定用部材
4は、板状レール2の端部に固定されている。
【0014】同様に、骨固定用部材5は、上部および下
部に形成された複数の骨固定用ねじ用穴を備える2つの
平板部51,52と2つの平板部51,52間に位置
し、前方に突出するとともに、表面に板状レール2の端
部を収納する収納用溝とその中央に形成されたねじ穴を
有する板状レール保持部53を備え、2つの平板部5
1,52および板状レール保持部53の底面は連続した
平坦面となっている。そして、板状レール保持部53の
ねじ溝と螺合する固定用ねじ54により、骨固定用部材
5は、板状レール2の端部に固定されている。そして、
骨延長器具の皮膚下への装着を容易とするためには、板
状レール保持部43,53の厚さを5mm以下とするこ
とが好ましい。
部に形成された複数の骨固定用ねじ用穴を備える2つの
平板部51,52と2つの平板部51,52間に位置
し、前方に突出するとともに、表面に板状レール2の端
部を収納する収納用溝とその中央に形成されたねじ穴を
有する板状レール保持部53を備え、2つの平板部5
1,52および板状レール保持部53の底面は連続した
平坦面となっている。そして、板状レール保持部53の
ねじ溝と螺合する固定用ねじ54により、骨固定用部材
5は、板状レール2の端部に固定されている。そして、
骨延長器具の皮膚下への装着を容易とするためには、板
状レール保持部43,53の厚さを5mm以下とするこ
とが好ましい。
【0015】骨固定用部材4,5は、骨と接触するた
め、形成材料としては、ステンレス鋼(具体的には、J
ISG4304のSUS304、SUS316など)、
純チタン(具体的には、JISH4670)、チタン合
金(具体的には、JISH4657のTi−6Al−4
V、ASTM F−136 Ti−6Al−4V EL
I)などの生体親和性に優れたものを用いることが好ま
しい。
め、形成材料としては、ステンレス鋼(具体的には、J
ISG4304のSUS304、SUS316など)、
純チタン(具体的には、JISH4670)、チタン合
金(具体的には、JISH4657のTi−6Al−4
V、ASTM F−136 Ti−6Al−4V EL
I)などの生体親和性に優れたものを用いることが好ま
しい。
【0016】板状レール2の両端部間には、図1ないし
図5に示すように、軸方向に移動可能かつ骨に固定され
るための移動ブロック3が設けられている。移動ブロッ
ク3は、図6ないし図8に示すような構造を有してい
る。移動ブロック3は、板状レール2のラック21と噛
み合うウォームギア34を備えた回転シャフト33を外
部より回転可能に備え、移動ブロック3は、回転シャフ
ト33を回転させることにより板状レール2の先端側も
しくは後端側に移動する。また、移動ブロック3は、両
側面に形成された板状レール2の挿通口と、両挿通口と
連通する板状レール通路と、板状レール通路に設けられ
た板状レール2の側面と接触するベアリング機構を備え
ている。また、移動ブロック3は、固定用ねじ取付用の
多数の穴を備えている。
図5に示すように、軸方向に移動可能かつ骨に固定され
るための移動ブロック3が設けられている。移動ブロッ
ク3は、図6ないし図8に示すような構造を有してい
る。移動ブロック3は、板状レール2のラック21と噛
み合うウォームギア34を備えた回転シャフト33を外
部より回転可能に備え、移動ブロック3は、回転シャフ
ト33を回転させることにより板状レール2の先端側も
しくは後端側に移動する。また、移動ブロック3は、両
側面に形成された板状レール2の挿通口と、両挿通口と
連通する板状レール通路と、板状レール通路に設けられ
た板状レール2の側面と接触するベアリング機構を備え
ている。また、移動ブロック3は、固定用ねじ取付用の
多数の穴を備えている。
【0017】具体的に説明すると、移動ブロック3は、
移動ブロックハウジング31と、移動ブロックハウジン
グ31内に収納されたベアリングケース32と、ベアリ
ングケース32の上部にウォームギア34部分が収納さ
れた回転シャフト33を備える。
移動ブロックハウジング31と、移動ブロックハウジン
グ31内に収納されたベアリングケース32と、ベアリ
ングケース32の上部にウォームギア34部分が収納さ
れた回転シャフト33を備える。
【0018】移動ブロックハウジング31は、図1、図
2および図6に示すように、上部および下部に骨固定用
ねじ用穴32cを備える平板部31aと、側面が開口し
たベアリング収納部31bを備える。ベアリングケース
32は、図7に示すように、側面上方に向かい合うよう
に形成された回転シャフト33のウォームギア部分収納
用切欠部32aと、側面下方に向かい合うように形成さ
れた板状レール挿通口32bを備える。ベアリングケー
ス32の内部には、4本のニードルローラ35a,35
b,35c,35dが収納されている。ベアリングケー
ス32と4本のニードルローラ35a,35b,35
c,35dによりベアリング機構が構成されている。
2および図6に示すように、上部および下部に骨固定用
ねじ用穴32cを備える平板部31aと、側面が開口し
たベアリング収納部31bを備える。ベアリングケース
32は、図7に示すように、側面上方に向かい合うよう
に形成された回転シャフト33のウォームギア部分収納
用切欠部32aと、側面下方に向かい合うように形成さ
れた板状レール挿通口32bを備える。ベアリングケー
ス32の内部には、4本のニードルローラ35a,35
b,35c,35dが収納されている。ベアリングケー
ス32と4本のニードルローラ35a,35b,35
c,35dによりベアリング機構が構成されている。
【0019】二本のニードルローラ35a,35bから
なる一組目のニードルローラは、所定距離離間してほぼ
平行に、かつ板状レール2の側面(言い換えれば、板状
レール挿通口32b)ともほぼ平行となるように設けら
れている。ニードルローラ35c,35dからなる二組
目のニードルローラは、所定距離離間してほぼ平行に設
けられ、かつ一組目のニードルローラと平行に設けられ
ている。このため、板状レール2は、一方の板状レール
挿通口32b、ニードルローラ35aと35b間、さら
に、ニードルローラ35cと35d間そして他方の板状
レール挿通口を通過する。
なる一組目のニードルローラは、所定距離離間してほぼ
平行に、かつ板状レール2の側面(言い換えれば、板状
レール挿通口32b)ともほぼ平行となるように設けら
れている。ニードルローラ35c,35dからなる二組
目のニードルローラは、所定距離離間してほぼ平行に設
けられ、かつ一組目のニードルローラと平行に設けられ
ている。このため、板状レール2は、一方の板状レール
挿通口32b、ニードルローラ35aと35b間、さら
に、ニードルローラ35cと35d間そして他方の板状
レール挿通口を通過する。
【0020】また、ニードルローラは、中央部より上部
がウォームギア収納スペースを形成するために細径とな
っている。各ニードルローラは、ベアリングケース32
の上端の4つの折り返し部の内側コーナーに回転自在に
支持されている。上端がベアリングケース32の上端の
折り返し部内側コーナーは、ニードルローラの支持のた
めに四分の一円切欠かれた状態となっている。また、各
コーナーの垂直下方には、4つのニードルローラ支持用
穴が形成されている。よって、ニードルローラは、ベア
リングケース32の底面に形成された穴とベアリングケ
ース32の上端の折り返し部の内側コーナーにより軸支
され回転自在となっている。また、向かい合うニードル
ローラ間(35aと35b間および35cおよび35d
間)および板状レール挿通口32bは、板状レール2の
湾曲部の通過を許容できる幅を備えている。言い換えれ
ば、向かい合うニードルローラ間(35aと35b間お
よび35cおよび35d間)および板状レール挿通口3
2bは、板状レール2の肉厚より0.05〜0.5mm
程度大きくなっている。これにより、板状レール2が湾
曲していても移動ブロック3の移動の障害とならない。
がウォームギア収納スペースを形成するために細径とな
っている。各ニードルローラは、ベアリングケース32
の上端の4つの折り返し部の内側コーナーに回転自在に
支持されている。上端がベアリングケース32の上端の
折り返し部内側コーナーは、ニードルローラの支持のた
めに四分の一円切欠かれた状態となっている。また、各
コーナーの垂直下方には、4つのニードルローラ支持用
穴が形成されている。よって、ニードルローラは、ベア
リングケース32の底面に形成された穴とベアリングケ
ース32の上端の折り返し部の内側コーナーにより軸支
され回転自在となっている。また、向かい合うニードル
ローラ間(35aと35b間および35cおよび35d
間)および板状レール挿通口32bは、板状レール2の
湾曲部の通過を許容できる幅を備えている。言い換えれ
ば、向かい合うニードルローラ間(35aと35b間お
よび35cおよび35d間)および板状レール挿通口3
2bは、板状レール2の肉厚より0.05〜0.5mm
程度大きくなっている。これにより、板状レール2が湾
曲していても移動ブロック3の移動の障害とならない。
【0021】また、ベアリング機構は、上述したような
ニードルローラを用いたものに限られず、ボールを用い
たものでもよい。この場合においても、向かい合う2組
(合計4個)を2組(合計8個)のボールを用いたもの
が好適である。そして、骨延長器具の皮膚下への装着を
容易とするためには、移動ブロック3の厚さ(移動ブロ
ックハウジング31の厚さ)を10mm以下とすること
が好ましい。
ニードルローラを用いたものに限られず、ボールを用い
たものでもよい。この場合においても、向かい合う2組
(合計4個)を2組(合計8個)のボールを用いたもの
が好適である。そして、骨延長器具の皮膚下への装着を
容易とするためには、移動ブロック3の厚さ(移動ブロ
ックハウジング31の厚さ)を10mm以下とすること
が好ましい。
【0022】移動ブロックハウジング31は、骨と接触
するため、形成材料としては、ステンレス鋼(具体的に
は、JISG4304のSUS304、SUS316な
ど)、純チタン(具体的には、JISH4670)、チ
タン合金(具体的には、JISH4657のTi−6A
l−4V、ASTM F−136 Ti−6Al−4V
ELI)などの生体親和性に優れたものを用いること
が好ましい。
するため、形成材料としては、ステンレス鋼(具体的に
は、JISG4304のSUS304、SUS316な
ど)、純チタン(具体的には、JISH4670)、チ
タン合金(具体的には、JISH4657のTi−6A
l−4V、ASTM F−136 Ti−6Al−4V
ELI)などの生体親和性に優れたものを用いること
が好ましい。
【0023】回転シャフト33は、図7および図8に示
すように、レンチ接続部36と、ウォームギア34とフ
ランジ37を備える。ウォームギア34は、板状レール
2のラック21と噛み合うために、板状レール2のラッ
ク21のピッチと同じピッチを有する螺旋状リブ34a
を備える。螺旋状リブ34aの幅は、板状レール2のラ
ック21の溝(溝の板状レール2の軸方向長さ)より小
さいものとなっている。このため、板状レール2が湾曲
していてもウォームギア34は、板状レール2のラック
21と噛み合い、板状レール2に対する回転シャフト3
3(移動ブロック3)の移動が可能となっている。
すように、レンチ接続部36と、ウォームギア34とフ
ランジ37を備える。ウォームギア34は、板状レール
2のラック21と噛み合うために、板状レール2のラッ
ク21のピッチと同じピッチを有する螺旋状リブ34a
を備える。螺旋状リブ34aの幅は、板状レール2のラ
ック21の溝(溝の板状レール2の軸方向長さ)より小
さいものとなっている。このため、板状レール2が湾曲
していてもウォームギア34は、板状レール2のラック
21と噛み合い、板状レール2に対する回転シャフト3
3(移動ブロック3)の移動が可能となっている。
【0024】回転シャフト33は、図7に示すように、
拡径部となっているレンチ接続部36およびフランジが
ベアリングケース32の外側となり、ウォームギア34
が四本のニードルローラ間に囲まれる位置するように配
置される。その状態において、図8に示すように、回転
シャフト33のウォームギア34は板状レール2のラッ
ク21と噛み合う。
拡径部となっているレンチ接続部36およびフランジが
ベアリングケース32の外側となり、ウォームギア34
が四本のニードルローラ間に囲まれる位置するように配
置される。その状態において、図8に示すように、回転
シャフト33のウォームギア34は板状レール2のラッ
ク21と噛み合う。
【0025】回転シャフト33のレンチ接続部36に
は、レンチ6が着脱自在に取り付けられている。なお、
レンチ6は、着脱不能であってもよい。レンチ接続部3
6の内部は、図9および図10に示すように、開口端が
縮径したほぼ多角柱状(この実施例では、6角柱状)と
なっている。これに対応するように、図9および図11
に示すように、レンチ6の先端部も多角柱状(この実施
例では、6角柱状)の膨出部6aとなっている。さら
に、レンチ6の最先端部(膨出部6aの先端)は、縮径
したレンチ接続部36の端部への挿入を容易にするため
に多角錐状に縮径している。また、膨出部6aの後端も
多角錐台状に縮径している。このように、レンチ接続部
36およびレンチ6の先端部を多角柱状とすることによ
り、接続されたレンチ6を回転させることにより、回転
シャフト33を回転させることができ、移動ブロック3
を容易に移動させることができる。また、レンチ6の膨
出部6aの最大径部分の直径は、レンチ接続部36の縮
径した開口端の最大径部分の内径より若干大きいものと
なっている。このため、レンチ6がレンチ接続部36に
接続された状態において、レンチ6を後端側に引っ張っ
てもレンチ6は容易にはレンチ接続部36より離脱しな
い。なお、レンチおよびレンチ接続部の形状は、六角柱
状ではなく、レンチに与えた回転力がレンチ接続部を介
して回転シャフトに伝達可能であればよく、例えば、断
面楕円形状、三角柱状、四角柱状などでもよい。
は、レンチ6が着脱自在に取り付けられている。なお、
レンチ6は、着脱不能であってもよい。レンチ接続部3
6の内部は、図9および図10に示すように、開口端が
縮径したほぼ多角柱状(この実施例では、6角柱状)と
なっている。これに対応するように、図9および図11
に示すように、レンチ6の先端部も多角柱状(この実施
例では、6角柱状)の膨出部6aとなっている。さら
に、レンチ6の最先端部(膨出部6aの先端)は、縮径
したレンチ接続部36の端部への挿入を容易にするため
に多角錐状に縮径している。また、膨出部6aの後端も
多角錐台状に縮径している。このように、レンチ接続部
36およびレンチ6の先端部を多角柱状とすることによ
り、接続されたレンチ6を回転させることにより、回転
シャフト33を回転させることができ、移動ブロック3
を容易に移動させることができる。また、レンチ6の膨
出部6aの最大径部分の直径は、レンチ接続部36の縮
径した開口端の最大径部分の内径より若干大きいものと
なっている。このため、レンチ6がレンチ接続部36に
接続された状態において、レンチ6を後端側に引っ張っ
てもレンチ6は容易にはレンチ接続部36より離脱しな
い。なお、レンチおよびレンチ接続部の形状は、六角柱
状ではなく、レンチに与えた回転力がレンチ接続部を介
して回転シャフトに伝達可能であればよく、例えば、断
面楕円形状、三角柱状、四角柱状などでもよい。
【0026】さらに、レンチ6およびレンチ接続部36
は、両者が接続された状態において、少なくとも板状レ
ール2の側面方向にレンチ6を動かすことが可能なクリ
アランスを持っている。これは、両者の多角柱状部分が
ある程度のクリアランスを持つとともに、上述したよう
に、レンチ6の膨出部6aの先端部および後端部が円錐
もしくは円錐台状に形成されているためである。このた
め、図5に示すように、板状レール2が湾曲していて
も、レンチ6の本体部を骨固定用部材5に近接した状態
のまま回転させることにより移動ブロック3の移動が可
能となる。つまり、移動ブロック3を先端側の骨固定用
部材4側に移動させてもレンチ6が起きあがり、後端側
骨固定用部材より離れていくことがないため、この骨延
伸器具を皮膚と骨との間に装着しても、レンチ6が皮膚
を圧迫することがない。レンチ6は、皮膚の外側より操
作できることが好ましく、このためには、レンチ6は板
状レール2より長いことが好まし。特に、レンチ6は板
状レール2より5〜50mm程度長いことが好ましい。
は、両者が接続された状態において、少なくとも板状レ
ール2の側面方向にレンチ6を動かすことが可能なクリ
アランスを持っている。これは、両者の多角柱状部分が
ある程度のクリアランスを持つとともに、上述したよう
に、レンチ6の膨出部6aの先端部および後端部が円錐
もしくは円錐台状に形成されているためである。このた
め、図5に示すように、板状レール2が湾曲していて
も、レンチ6の本体部を骨固定用部材5に近接した状態
のまま回転させることにより移動ブロック3の移動が可
能となる。つまり、移動ブロック3を先端側の骨固定用
部材4側に移動させてもレンチ6が起きあがり、後端側
骨固定用部材より離れていくことがないため、この骨延
伸器具を皮膚と骨との間に装着しても、レンチ6が皮膚
を圧迫することがない。レンチ6は、皮膚の外側より操
作できることが好ましく、このためには、レンチ6は板
状レール2より長いことが好まし。特に、レンチ6は板
状レール2より5〜50mm程度長いことが好ましい。
【0027】骨延長器具の各部材は、皮膚細胞などと接
触するため、形成材料としては、ステンレス鋼(具体的
には、JISG4304のSUS304、SUS316
など)、純チタン(具体的には、JISH4670)、
チタン合金(具体的には、JISH4657のTi−6
Al−4V、ASTM F−136 Ti−6Al−4
V ELI)などの生体親和性に優れたものを用いるこ
とが好ましい。
触するため、形成材料としては、ステンレス鋼(具体的
には、JISG4304のSUS304、SUS316
など)、純チタン(具体的には、JISH4670)、
チタン合金(具体的には、JISH4657のTi−6
Al−4V、ASTM F−136 Ti−6Al−4
V ELI)などの生体親和性に優れたものを用いるこ
とが好ましい。
【0028】次に、本発明の骨接合用延伸器具1の作用
を図12および図13を用いて説明する。患者の下顎骨
には、悪性腫瘍の治療のために行った部分的切除より欠
損部61が形成された状態となっている。まず、患者の
下顎骨の部分切除前の形状をあらかじめX線造影等の方
法により記録し、その下顎骨形状にあわせて、板状レー
ル2を湾曲させておく。そして、2つの骨固定用部材お
よび移動ブロック3を初期に配置される下顎骨の3カ所
の部位に骨固定用ねじ40を用いて取り付ける。そし
て、部位62にて、皮質骨を切断する。この状態が図1
2に示す状態である。可能であれば骨延伸器具固定部の
皮膚をレンチ6の後端部が若干突出する状態に縫合す
る。
を図12および図13を用いて説明する。患者の下顎骨
には、悪性腫瘍の治療のために行った部分的切除より欠
損部61が形成された状態となっている。まず、患者の
下顎骨の部分切除前の形状をあらかじめX線造影等の方
法により記録し、その下顎骨形状にあわせて、板状レー
ル2を湾曲させておく。そして、2つの骨固定用部材お
よび移動ブロック3を初期に配置される下顎骨の3カ所
の部位に骨固定用ねじ40を用いて取り付ける。そし
て、部位62にて、皮質骨を切断する。この状態が図1
2に示す状態である。可能であれば骨延伸器具固定部の
皮膚をレンチ6の後端部が若干突出する状態に縫合す
る。
【0029】そして、皮質骨切断より5〜10日(例え
ば、1週間)経過させ、皮質骨切断部に薄い骨膜が形成
される時期より、本発明の骨延伸器具を用いた骨延伸を
行う。骨延伸は、皮質骨切断部62を徐々に広げること
により行われる。具体的には、皮質骨切断部に薄い骨膜
が形成された状態にて、縫合部より突出するレンチ6を
回転させることにより、移動ブロック3を0.5〜1.
5mm/day程度の移動量にて板状レール2上を後端
側固定部材側に移動させる。移動は、上記移動量を2〜
4回/day程度に分けて行なわれる。
ば、1週間)経過させ、皮質骨切断部に薄い骨膜が形成
される時期より、本発明の骨延伸器具を用いた骨延伸を
行う。骨延伸は、皮質骨切断部62を徐々に広げること
により行われる。具体的には、皮質骨切断部に薄い骨膜
が形成された状態にて、縫合部より突出するレンチ6を
回転させることにより、移動ブロック3を0.5〜1.
5mm/day程度の移動量にて板状レール2上を後端
側固定部材側に移動させる。移動は、上記移動量を2〜
4回/day程度に分けて行なわれる。
【0030】レンチ6を1回転させたとき、移動ブロッ
ク3が板状レール2上を例えば1mm移動するものであ
れば、レンチ6を1/2回転させれば、0.5mm移動
ブロック3は移動する。これを12時間毎に2回/da
y行うことにより、移動ブロック3を約1mm後端側の
骨固定部材5側に移動させることができる。
ク3が板状レール2上を例えば1mm移動するものであ
れば、レンチ6を1/2回転させれば、0.5mm移動
ブロック3は移動する。これを12時間毎に2回/da
y行うことにより、移動ブロック3を約1mm後端側の
骨固定部材5側に移動させることができる。
【0031】移動ブロック3の移動により、皮質骨切断
部62は押し広げられ、皮質骨切断部62に形成された
仮骨が延長される。このような作業を骨欠損部端面が欠
損部端面に当接するまで行うことにより、図13に示す
ように、欠損部は成長した自家骨により、復元される。
よって、金属、プラスチックからなる代替物の埋設もし
くは身体の他部より採取した自家骨を移植するといった
必要がない。
部62は押し広げられ、皮質骨切断部62に形成された
仮骨が延長される。このような作業を骨欠損部端面が欠
損部端面に当接するまで行うことにより、図13に示す
ように、欠損部は成長した自家骨により、復元される。
よって、金属、プラスチックからなる代替物の埋設もし
くは身体の他部より採取した自家骨を移植するといった
必要がない。
【0032】
【発明の効果】本発明の骨延伸器具は、所定の長さを有
する板状レールと、該板状レールの軸方向に移動可能か
つ骨に固定されるための移動ブロックと、前記板状レー
ルの両端部付近に設けられた2つの骨固定用部材とを備
える骨延伸器具であり、前記板状レールは、硬質材料に
より形成されているとともに該板状レールの側面方向に
強制湾曲変形可能となっており、さらに板状レールの上
面もしくは下面に形成されたラックを備え、前記移動ブ
ロックは、前記板状レールのラックと噛み合うウォーム
ギアを備えた回転シャフトを回転可能に備え、前記移動
ブロックは、前記回転シャフトを回転させることにより
前記板状レールの先端側もしくは後端側に移動可能であ
る。特に、板状レールは、硬質材料により形成されてい
るとともに板状レールの側面方向に強制湾曲変形可能で
あるので、湾曲した部位への骨延長器具の装着が可能で
あり、さらに、移動ブロックは板状レールのラックと噛
み合うウォームギアを備えた回転シャフトの回転により
移動するので、板状レールを湾曲させてもブロックは移
動可能である。さらに、移動ブロックの厚さも小さいも
のとすることができるので、皮膚下への装着も可能とな
る。
する板状レールと、該板状レールの軸方向に移動可能か
つ骨に固定されるための移動ブロックと、前記板状レー
ルの両端部付近に設けられた2つの骨固定用部材とを備
える骨延伸器具であり、前記板状レールは、硬質材料に
より形成されているとともに該板状レールの側面方向に
強制湾曲変形可能となっており、さらに板状レールの上
面もしくは下面に形成されたラックを備え、前記移動ブ
ロックは、前記板状レールのラックと噛み合うウォーム
ギアを備えた回転シャフトを回転可能に備え、前記移動
ブロックは、前記回転シャフトを回転させることにより
前記板状レールの先端側もしくは後端側に移動可能であ
る。特に、板状レールは、硬質材料により形成されてい
るとともに板状レールの側面方向に強制湾曲変形可能で
あるので、湾曲した部位への骨延長器具の装着が可能で
あり、さらに、移動ブロックは板状レールのラックと噛
み合うウォームギアを備えた回転シャフトの回転により
移動するので、板状レールを湾曲させてもブロックは移
動可能である。さらに、移動ブロックの厚さも小さいも
のとすることができるので、皮膚下への装着も可能とな
る。
【図1】図1は、本発明の骨延伸器具を若干湾曲させた
状態の斜視図である。
状態の斜視図である。
【図2】図2は、本発明の骨延伸器具を湾曲させない状
態の正面図である。
態の正面図である。
【図3】図3は、本発明の骨延伸器具を湾曲させない状
態の平面図である。
態の平面図である。
【図4】図4は、本発明の骨延伸器具よりレンチを取り
外した状態の平面図である。
外した状態の平面図である。
【図5】図5は、本発明の骨延伸器具を若干湾曲させた
状態の平面図である。
状態の平面図である。
【図6】図6は、本発明の骨延伸器具に使用する移動ブ
ロック付近の拡大斜視図である。
ロック付近の拡大斜視図である。
【図7】図7は、本発明の骨延伸器具に使用する移動ブ
ロックの内部構造を説明するための分解拡大斜視図であ
る。
ロックの内部構造を説明するための分解拡大斜視図であ
る。
【図8】図8は、本発明の骨延伸器具に使用する回転シ
ャフトと板状レールとの係合状態を説明するための説明
図である。
ャフトと板状レールとの係合状態を説明するための説明
図である。
【図9】図9は、本発明の骨延伸器具に使用するレンチ
の先端部分および回転シャフトの断面図である。
の先端部分および回転シャフトの断面図である。
【図10】図10は、図9のA−A線断面図である。
【図11】図11は、図9のB−B先断面図である。
【図12】図12は、本発明の骨延伸器具の作用を説明
するための説明図である。
するための説明図である。
【図13】図13は、本発明の骨延伸器具の作用を説明
するための説明図である。
するための説明図である。
1 骨延伸器具 2 板状レール 3 移動ブロック 4,5 骨固定用部材 6 レンチ 33 回転シャフト 34 ウォームギア
Claims (8)
- 【請求項1】 所定の長さを有する板状レールと、該板
状レールの軸方向に移動可能かつ骨に固定されるための
移動ブロックと、前記板状レールの両端部付近に設けら
れた2つの骨固定用部材とを備える骨延伸器具であり、
前記板状レールは、硬質材料により形成されているとと
もに該板状レールの側面方向に強制湾曲変形可能となっ
ており、さらに板状レールの上面もしくは下面に形成さ
れたラックを備え、前記移動ブロックは、前記板状レー
ルのラックと噛み合うウォームギアを備えた回転シャフ
トを回転可能に備え、前記移動ブロックは、前記回転シ
ャフトを回転させることにより前記板状レールの先端側
もしくは後端側に移動可能であることを特徴とする骨延
伸器具。 - 【請求項2】 前記移動ブロックおよび前記骨固定用部
材は、固定用ねじ取付用の多数の穴を備える請求項1に
記載の骨延伸器具。 - 【請求項3】 前記移動ブロックは、両側面に形成され
た前記板状レールの挿通口と、両挿通口と連通する板状
レール通路と、該板状レール通路に設けられた前記板状
レールの外面と接触もしくは近接するベアリング機構を
備えている請求項1または2に記載の骨延伸器具。 - 【請求項4】 前記ベアリング機構は、ニードルローラ
を用いたベアリング機構である請求項1ないし3のいず
れかに記載の骨延伸器具。 - 【請求項5】 前記ベアリング機構は、所定距離離間し
てほぼ平行に、かつ前記板状レールの側面ともほぼ平行
に設けられた二本のニードルローラからなる一組目のニ
ードルローラと、所定距離離間してほぼ平行に設けら
れ、かつ前記一組目のニードルローラと平行に設けられ
た二本のニードルローラからなる二組目のニードルロー
ラを有するものである請求項4に記載の骨延伸器具。 - 【請求項6】 前記回転シャフトは、前記移動ブロック
より突出するレンチ接続部を備え、該レンチ接続部に
は、該回転シャフトを回転させるためのレンチが取り付
けられている請求項1ないし5のいずれかに記載の骨延
伸器具。 - 【請求項7】 前記レンチは、前記回転シャフトの前記
レンチ接続部に対して着脱自在である請求項6に記載の
骨延伸器具。 - 【請求項8】 前記レンチおよび前記レンチ接続部は、
両者が接続された状態において、少なくとも前記板状レ
ールの側面方向にレンチを動かすことが可能なクリアラ
ンスを持っている請求項6または7に記載の骨延伸器
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10090786A JPH11262491A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 骨延伸器具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10090786A JPH11262491A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 骨延伸器具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11262491A true JPH11262491A (ja) | 1999-09-28 |
Family
ID=14008292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10090786A Pending JPH11262491A (ja) | 1998-03-18 | 1998-03-18 | 骨延伸器具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11262491A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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