JPH11257564A - 管継手 - Google Patents
管継手Info
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- JPH11257564A JPH11257564A JP6162798A JP6162798A JPH11257564A JP H11257564 A JPH11257564 A JP H11257564A JP 6162798 A JP6162798 A JP 6162798A JP 6162798 A JP6162798 A JP 6162798A JP H11257564 A JPH11257564 A JP H11257564A
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- metal ring
- diameter
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- 230000008878 coupling Effects 0.000 abstract 5
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 abstract 5
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 abstract 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 9
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
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- Joints With Pressure Members (AREA)
- Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ユニオンナットを第2管状継手部材の突合部
側から容易に着脱することのできる管継手を提供するこ
と。 【解決手段】 円筒状体の外周におねじ12が螺刻され
た第1管状継手部材10と、円筒状の本体外周に環状溝
22が設けられ、環状溝22に環状に遊嵌され金属弾性
を有して常には環状外径が円筒状本体の外径より大に形
成されるとともに中心方向へ縮径可能な金属リング29
を備えた第2管状継手部材20と、第1管状継手部材1
0のおねじ12に螺合するめねじ32を有するとともに
第2管状継手部材20に外嵌され金属リング29に突合
部方向へ係合可能でかつ入口テーパ面37を有する内向
フランジ34を有するユニオンナット30とを備えてな
ることを特徴とする。
側から容易に着脱することのできる管継手を提供するこ
と。 【解決手段】 円筒状体の外周におねじ12が螺刻され
た第1管状継手部材10と、円筒状の本体外周に環状溝
22が設けられ、環状溝22に環状に遊嵌され金属弾性
を有して常には環状外径が円筒状本体の外径より大に形
成されるとともに中心方向へ縮径可能な金属リング29
を備えた第2管状継手部材20と、第1管状継手部材1
0のおねじ12に螺合するめねじ32を有するとともに
第2管状継手部材20に外嵌され金属リング29に突合
部方向へ係合可能でかつ入口テーパ面37を有する内向
フランジ34を有するユニオンナット30とを備えてな
ることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ユニオン継手状
の管継手に関する。
の管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ユニオン継手状の管継手として
は、例えば、ガス管等の一方の管端が取付けられるとと
もに、おねじを有するユニオンねじ相当の第1管状継手
部材と、他方の管が取付けられるとともに、第1管状継
手部材と相対する突合部側に外向フランジを有するユニ
オンつば相当の第2管状継手部材と、第2管状継手部材
に外嵌されて両継手部材を連結するユニオンナットとに
より構成されていた。
は、例えば、ガス管等の一方の管端が取付けられるとと
もに、おねじを有するユニオンねじ相当の第1管状継手
部材と、他方の管が取付けられるとともに、第1管状継
手部材と相対する突合部側に外向フランジを有するユニ
オンつば相当の第2管状継手部材と、第2管状継手部材
に外嵌されて両継手部材を連結するユニオンナットとに
より構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような、従来の管
継手では、第2管状継手部材の突合部に外向フランジが
あるため、ユニオンナットは、予め外向フランジの無い
側より第2管状継手部材に外嵌しておいて、相対側の第
1管状継手部材のおねじに締付けるように形成されてい
た。
継手では、第2管状継手部材の突合部に外向フランジが
あるため、ユニオンナットは、予め外向フランジの無い
側より第2管状継手部材に外嵌しておいて、相対側の第
1管状継手部材のおねじに締付けるように形成されてい
た。
【0004】しかし、第2管状継手部材に取付けられる
管が、第2管状継手部材と一体に形成されていて、その
管が長大であったりT字状管であったりすると、ユニオ
ンナットの第2管状継手部材への外嵌作業性が悪くなっ
たり、またはユニオンナットが外嵌できないという問題
があった。
管が、第2管状継手部材と一体に形成されていて、その
管が長大であったりT字状管であったりすると、ユニオ
ンナットの第2管状継手部材への外嵌作業性が悪くなっ
たり、またはユニオンナットが外嵌できないという問題
があった。
【0005】この発明は上記にかんがみてなされたもの
であり、その目的とするところは、ユニオンナットを第
2管状継手部材の突合部側から容易に着脱することので
きる管継手を提供しようとするものである。
であり、その目的とするところは、ユニオンナットを第
2管状継手部材の突合部側から容易に着脱することので
きる管継手を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、第1の発明の管継手
は、円筒状体の外周におねじが螺刻された第1管状継手
部材と、円筒状の本体外周に環状溝が設けられ、前記環
状溝に環状に遊嵌され金属弾性を有して常には環状外径
が前記円筒状本体の外径より大に形成されるとともに中
心方向へ縮径可能な金属リングを備えた第2管状継手部
材と、前記第1管状継手部材のおねじに螺合するめねじ
を有するとともに前記第2管状継手部材に外嵌され前記
金属リングに突合部方向へ係合可能でかつ入口テーパ面
を有する内向フランジを備えたユニオンナットと、を備
えてなることを特徴とする管継手である。
するためになされたものであり、第1の発明の管継手
は、円筒状体の外周におねじが螺刻された第1管状継手
部材と、円筒状の本体外周に環状溝が設けられ、前記環
状溝に環状に遊嵌され金属弾性を有して常には環状外径
が前記円筒状本体の外径より大に形成されるとともに中
心方向へ縮径可能な金属リングを備えた第2管状継手部
材と、前記第1管状継手部材のおねじに螺合するめねじ
を有するとともに前記第2管状継手部材に外嵌され前記
金属リングに突合部方向へ係合可能でかつ入口テーパ面
を有する内向フランジを備えたユニオンナットと、を備
えてなることを特徴とする管継手である。
【0007】第2の発明の管継手は、おねじを有する第
1管状継手部材と、本体の環状溝に縮径可能に遊嵌され
た外向フランジ状の金属リングを有する第2環状継手部
材と、前記第1管状継手部材のおねじに螺合するめねじ
を有するとともに前記第2管状継手部材の突合部方向に
係合可能な内向フランジを有するユニオンナットと、を
備え、前記第2管状継手部材の突合部側より前記金属リ
ングを縮径して前記ユニオンナットを外嵌し、その内向
フランジを拡径した前記金属リングに前記突合部方向へ
係合可能に形成されてなる、ことを特徴とする管継手で
ある。
1管状継手部材と、本体の環状溝に縮径可能に遊嵌され
た外向フランジ状の金属リングを有する第2環状継手部
材と、前記第1管状継手部材のおねじに螺合するめねじ
を有するとともに前記第2管状継手部材の突合部方向に
係合可能な内向フランジを有するユニオンナットと、を
備え、前記第2管状継手部材の突合部側より前記金属リ
ングを縮径して前記ユニオンナットを外嵌し、その内向
フランジを拡径した前記金属リングに前記突合部方向へ
係合可能に形成されてなる、ことを特徴とする管継手で
ある。
【0008】第3の発明の管継手は、回転可能な把持部
と、前記把持部より突設されるとともにユニオンナット
のめねじに螺合可能なおねじ部と、前記おねじ部の先端
部より軸線方向に管状に突出するとともに開口端部の内
側にテーパ部を有する管状部と、を備えてなる、縮径可
能に嵌装された金属リングを備えた管継手用のユニオン
ナット取外し用治具である。
と、前記把持部より突設されるとともにユニオンナット
のめねじに螺合可能なおねじ部と、前記おねじ部の先端
部より軸線方向に管状に突出するとともに開口端部の内
側にテーパ部を有する管状部と、を備えてなる、縮径可
能に嵌装された金属リングを備えた管継手用のユニオン
ナット取外し用治具である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施態様を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0010】図1〜6は、本発明の管継手を示し、おね
じ12を有する第1管状継手部材(以下、第1継手部材
と略称す)10と、金属リング29を備えた第2管状継
手部材(以下、第2継手部材と略称す)20と、内向フ
ランジ34に入口テーパ面37を有するユニオンナット
30とを備えて構成されている。
じ12を有する第1管状継手部材(以下、第1継手部材
と略称す)10と、金属リング29を備えた第2管状継
手部材(以下、第2継手部材と略称す)20と、内向フ
ランジ34に入口テーパ面37を有するユニオンナット
30とを備えて構成されている。
【0011】第1継手部材10は、円筒状部材からな
り、一端部の外周におねじ12が螺刻され、他端部に
は、ガスメータ等の凾体18が一体に形成されている。
なお、符号14は突合面であり、16は管内壁である。
り、一端部の外周におねじ12が螺刻され、他端部に
は、ガスメータ等の凾体18が一体に形成されている。
なお、符号14は突合面であり、16は管内壁である。
【0012】第2継手部材20は、円筒状部材からなる
本体21と金属リング29とから形成されている。本体
21の外周には、金属リング29の線材径より若干大き
い深さと、幅員を有する環状溝22が設けられている。
また本体21の一端の突合部24には、ゴム状弾性を有
する環状パッキン25が嵌着され、他端部には、ガス管
等のT字状管28が一体に形成されている。なお、符号
26は管内壁であり、環状溝22には金属リング29が
環状に遊嵌されている。
本体21と金属リング29とから形成されている。本体
21の外周には、金属リング29の線材径より若干大き
い深さと、幅員を有する環状溝22が設けられている。
また本体21の一端の突合部24には、ゴム状弾性を有
する環状パッキン25が嵌着され、他端部には、ガス管
等のT字状管28が一体に形成されている。なお、符号
26は管内壁であり、環状溝22には金属リング29が
環状に遊嵌されている。
【0013】金属リング29は、図3に示すように、金
属弾性を有する鋼線により一部が開放された環状に形成
されている。この金属リング29の線材中心における環
状外径は、図6に示すように、本体21の外径より稍大
の直径に形成されており、線材径のほぼ1/2が、本体
21外径より全周において外方へ突出するとともに、線
材径のほぼ1/2が環状溝22内に位置して軸線方向に
係合し、公知の外向フランジ相当の作用を発揮するよう
に構成されている。
属弾性を有する鋼線により一部が開放された環状に形成
されている。この金属リング29の線材中心における環
状外径は、図6に示すように、本体21の外径より稍大
の直径に形成されており、線材径のほぼ1/2が、本体
21外径より全周において外方へ突出するとともに、線
材径のほぼ1/2が環状溝22内に位置して軸線方向に
係合し、公知の外向フランジ相当の作用を発揮するよう
に構成されている。
【0014】そして、金属リング29の外周側より環状
の中心方向へ押圧されたとき、金属リング29の環状外
径は、縮径して環状溝22内に没入して、本体21外径
とほぼ同一径になり、また外周よりの押圧がなくなる
と、原形へ復帰するように形成されている。
の中心方向へ押圧されたとき、金属リング29の環状外
径は、縮径して環状溝22内に没入して、本体21外径
とほぼ同一径になり、また外周よりの押圧がなくなる
と、原形へ復帰するように形成されている。
【0015】ユニオンナット30は、一端部に第1継手
部材10のおねじ12に螺合可能なめねじ32を有し、
他端部に入口テーパ面37を有する内向フランジ34を
備えて形成されている。
部材10のおねじ12に螺合可能なめねじ32を有し、
他端部に入口テーパ面37を有する内向フランジ34を
備えて形成されている。
【0016】内向フランジ34は、貫通孔状の内周面3
5を有し、内周面35の直径は第2継手部材20の本体
21直径より稍大きく、かつ環状溝22に嵌装された金
属リング29の環状外径より小さい径に形成され、内側
の内側面36が、金属リング29に突合部方向に係合す
るように形成されている。また、内周面35の外側開口
端には、所定勾配を有する面取り状の入口テーパ面37
が形成されている。
5を有し、内周面35の直径は第2継手部材20の本体
21直径より稍大きく、かつ環状溝22に嵌装された金
属リング29の環状外径より小さい径に形成され、内側
の内側面36が、金属リング29に突合部方向に係合す
るように形成されている。また、内周面35の外側開口
端には、所定勾配を有する面取り状の入口テーパ面37
が形成されている。
【0017】このユニオンナット30は、図5に示す如
く、内向フランジ34が金属リング29上側のT字状管
28寄りに位置するように、第2継手部材20の本体2
1へ外嵌される。
く、内向フランジ34が金属リング29上側のT字状管
28寄りに位置するように、第2継手部材20の本体2
1へ外嵌される。
【0018】このユニオンナット30の第2継手部材2
0への嵌装は、図7〜11に示す手順で行われる。
0への嵌装は、図7〜11に示す手順で行われる。
【0019】先ず、第2継手部材20の突合部24側に
ユニオンナット30の内向フランジ34側を対置する
(図7参照)。そして、ユニオンナット30の内向フラ
ンジ34を第2継手部材20に外嵌し、ユニオンナット
30を矢印A方向へ進出させて、内向フランジ34を金
属リング29に当接させる(図8参照)。このとき、金
属リング29の一側は、環状溝22の一側壁に当接し、
他側は、入口テーパ面37の傾斜面の外周側に当接して
いる。
ユニオンナット30の内向フランジ34側を対置する
(図7参照)。そして、ユニオンナット30の内向フラ
ンジ34を第2継手部材20に外嵌し、ユニオンナット
30を矢印A方向へ進出させて、内向フランジ34を金
属リング29に当接させる(図8参照)。このとき、金
属リング29の一側は、環状溝22の一側壁に当接し、
他側は、入口テーパ面37の傾斜面の外周側に当接して
いる。
【0020】更に、ユニオンナット30を矢印A方向へ
押出すと、入口テーパ面37の傾斜面の進出により、金
属リング29は、金属弾性に抗して徐々に環状外径を縮
小し(図9参照)、ついには、内向フランジ34の内周
面35と同一径となる。
押出すと、入口テーパ面37の傾斜面の進出により、金
属リング29は、金属弾性に抗して徐々に環状外径を縮
小し(図9参照)、ついには、内向フランジ34の内周
面35と同一径となる。
【0021】ユニオンナット30の更なる押出しによ
り、内周面35が縮径した金属リング29外周上に到達
し、その外周上を摺動して、内向フランジ34は金属リ
ング29上方へ移動する(図10参照)。
り、内周面35が縮径した金属リング29外周上に到達
し、その外周上を摺動して、内向フランジ34は金属リ
ング29上方へ移動する(図10参照)。
【0022】続いて、金属リング29は、内向フランジ
34下方で金属弾性により拡径して、ユニオンナット3
0の内周面に当接する(図11参照)。金属リング29
は拡径によって、線材径のほぼ1/2が本体21外周よ
り突出して、環状溝22へ遊嵌状の外向フランジを形成
する。従って、ユニオンナット30の内向フランジ34
の内側面36が、金属リング29に軸線方向に係合し
て、ユニオンナット30の突合部24方向への抜脱を阻
止する図5の状態となる。
34下方で金属弾性により拡径して、ユニオンナット3
0の内周面に当接する(図11参照)。金属リング29
は拡径によって、線材径のほぼ1/2が本体21外周よ
り突出して、環状溝22へ遊嵌状の外向フランジを形成
する。従って、ユニオンナット30の内向フランジ34
の内側面36が、金属リング29に軸線方向に係合し
て、ユニオンナット30の突合部24方向への抜脱を阻
止する図5の状態となる。
【0023】このように、第2継手部材20側にT字状
管28が一体に形成されたものであっても、突合部24
側からユニオンナット30を、迅速かつ容易に外嵌する
ことができる。
管28が一体に形成されたものであっても、突合部24
側からユニオンナット30を、迅速かつ容易に外嵌する
ことができる。
【0024】ユニオンナット30を嵌装した第2継手部
材20は、その突合部24を第1継手部材10の突合面
14に正対させ、ユニオンナット30を回転して、めね
じ32を第1継手部材10のおねじ12に螺合して締付
けて連結する。
材20は、その突合部24を第1継手部材10の突合面
14に正対させ、ユニオンナット30を回転して、めね
じ32を第1継手部材10のおねじ12に螺合して締付
けて連結する。
【0025】このとき、ユニオンナット30の内向フラ
ンジ34の内側面36が、第2継手部材20の金属リン
グ29に係合し、ユニオンナット30の回転につれて、
金属リング29、環状溝22を介して、突合部24の環
状パッキン25を突合面14に密着させる(図12参
照)。これにより、第1継手部材10と第2継手部材2
0とが連結され、管内壁16と管内壁26とが連通す
る。
ンジ34の内側面36が、第2継手部材20の金属リン
グ29に係合し、ユニオンナット30の回転につれて、
金属リング29、環状溝22を介して、突合部24の環
状パッキン25を突合面14に密着させる(図12参
照)。これにより、第1継手部材10と第2継手部材2
0とが連結され、管内壁16と管内壁26とが連通す
る。
【0026】次に、第2継手部材20よりのユニオンナ
ット30取外しについて説明する。
ット30取外しについて説明する。
【0027】ユニオンナット30の取外しには、図13
に示すような取外し用治具50が使用される。
に示すような取外し用治具50が使用される。
【0028】この治具50は、丸棒状の把持部51と、
把持部51の同一軸線上に突設されたおねじ部52と、
おねじ部52に同一軸線上に管状に突設された管状部5
4とを備え、管状部54の開口端部には、内側より外周
側先端へ向けて、末広がり状の所定勾配を有するテーパ
部56が形成されている。なお、管状部54の内径は、
第2継手部材20の本体21外径よりきく、また管状部
54外径は、ユニオンナット30のめねじ32内径より
小さく形成されている。
把持部51の同一軸線上に突設されたおねじ部52と、
おねじ部52に同一軸線上に管状に突設された管状部5
4とを備え、管状部54の開口端部には、内側より外周
側先端へ向けて、末広がり状の所定勾配を有するテーパ
部56が形成されている。なお、管状部54の内径は、
第2継手部材20の本体21外径よりきく、また管状部
54外径は、ユニオンナット30のめねじ32内径より
小さく形成されている。
【0029】以下、図14〜18を参照して第2継手部
材20よりのユニオンナット30取外しを説明する。
材20よりのユニオンナット30取外しを説明する。
【0030】先ず、図14に示すように、第2継手部材
20に嵌装されたユニオンナット30に、治具50の管
状部54を対置し、治具50をユニオンナット30内に
挿入する。
20に嵌装されたユニオンナット30に、治具50の管
状部54を対置し、治具50をユニオンナット30内に
挿入する。
【0031】治具50のおねじ部52が、ユニオンナッ
ト30のめねじ32部分に到達すると、ユニオンナット
30外周を握持するとともに、治具50を所定方向に回
転しながら矢印A方向へ進出させて、おねじ部52とめ
ねじ32とを螺合する。更に治具50を回転して、管状
部54をユニオンナット30の内周側と第2継手部材2
0の外周との間の隙間に進入させ、管状部54先端を金
属リング29に当接する位置へ進出させる(図15)。
ト30のめねじ32部分に到達すると、ユニオンナット
30外周を握持するとともに、治具50を所定方向に回
転しながら矢印A方向へ進出させて、おねじ部52とめ
ねじ32とを螺合する。更に治具50を回転して、管状
部54をユニオンナット30の内周側と第2継手部材2
0の外周との間の隙間に進入させ、管状部54先端を金
属リング29に当接する位置へ進出させる(図15)。
【0032】更に、治具50を回転すると、テーパ部5
6が進出して、その傾斜面が金属リング29の外周を中
心方向へ押圧する。これにより金属リング29は、金属
弾性に抗して徐々に環状外径を縮小して環状溝22内に
没入し、第2継手部材20の本体21外径とほぼ同一径
となる(図16参照)。なお、テーパ部56の先端は、
内向フランジ34の内側面36に当接して停止する。
6が進出して、その傾斜面が金属リング29の外周を中
心方向へ押圧する。これにより金属リング29は、金属
弾性に抗して徐々に環状外径を縮小して環状溝22内に
没入し、第2継手部材20の本体21外径とほぼ同一径
となる(図16参照)。なお、テーパ部56の先端は、
内向フランジ34の内側面36に当接して停止する。
【0033】ここで、ユニオンナット30の握持を解放
し、治具50の回転を止め、治具50を図17の矢印B
方向へ移動すると、治具50とユニオンナット30とが
一体となって第2継手部材20から抜脱方向へ移動す
る。
し、治具50の回転を止め、治具50を図17の矢印B
方向へ移動すると、治具50とユニオンナット30とが
一体となって第2継手部材20から抜脱方向へ移動す
る。
【0034】このとき、内向フランジ34の内周面35
は、金属リング29の外周上を摺動して移動し、第2継
手部材20から取外される。そして、金属リング29は
原形に復帰する(図18参照)。抜脱した治具50とユ
ニオンナット30とは、互いに逆方向へ回転して、治具
50からユニオンナット30が分離されるなお、この発
明は上述の説明および図例に限定されることなく、この
発明の技術的思想から逸脱しない範囲においてその実施
態様を変更することができる。例えば、ユニオンナット
の入口テーパ面の面取り角度は自由に設定することがで
きる。また、第2継手部材へのユニオンナット嵌装時
に、金属リングの環状外径を縮径可能な治具を併用すれ
ば、上述の入口テーパ面を省略したものでも同様な作
用、効果を奏することができる。更に、上述の説明では
第1、第2継手部材は、ガスメータやT字状管との一体
形の態様を示したが、通常の配管の接続構造としてもよ
いことは勿論である。
は、金属リング29の外周上を摺動して移動し、第2継
手部材20から取外される。そして、金属リング29は
原形に復帰する(図18参照)。抜脱した治具50とユ
ニオンナット30とは、互いに逆方向へ回転して、治具
50からユニオンナット30が分離されるなお、この発
明は上述の説明および図例に限定されることなく、この
発明の技術的思想から逸脱しない範囲においてその実施
態様を変更することができる。例えば、ユニオンナット
の入口テーパ面の面取り角度は自由に設定することがで
きる。また、第2継手部材へのユニオンナット嵌装時
に、金属リングの環状外径を縮径可能な治具を併用すれ
ば、上述の入口テーパ面を省略したものでも同様な作
用、効果を奏することができる。更に、上述の説明では
第1、第2継手部材は、ガスメータやT字状管との一体
形の態様を示したが、通常の配管の接続構造としてもよ
いことは勿論である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,2の管
継手によれば、第2管状継手部材の外向フランジを縮径
可能な金属リングとした構成なので、第2管状継手部材
に取付けられる管が長大であったり、T字状管であって
も、ユニオンナットの第2管状継手部材の接合端部側か
らユニオンナットを容易、かつ迅速に着脱することがで
きる。
継手によれば、第2管状継手部材の外向フランジを縮径
可能な金属リングとした構成なので、第2管状継手部材
に取付けられる管が長大であったり、T字状管であって
も、ユニオンナットの第2管状継手部材の接合端部側か
らユニオンナットを容易、かつ迅速に着脱することがで
きる。
【0036】また、請求項3のユニオンナット取外し用
治具によれば、第2管状継手部材よりのユニオンナット
取外し作業を容易に行うことができる効果を奏する。
治具によれば、第2管状継手部材よりのユニオンナット
取外し作業を容易に行うことができる効果を奏する。
【図1】本発明の実施態様の管継手に係る第1管状継手
部材を示す部分断面図。
部材を示す部分断面図。
【図2】同じく第2管状継手部材を示す部分断面図。
【図3】図2の金属リングの斜視図。
【図4】ユニオンナットの部分断面図。
【図5】第2管状継手とユニオンナットとを組合せた状
態を示す部分断面図。
態を示す部分断面図。
【図6】金属リングとユニオンナットとの係合状態を示
す部分拡大断面図。
す部分拡大断面図。
【図7】ユニオンナット取付け工程における第2管状継
手部材とユニオンナットとの対置状態を示す部分断面
図。
手部材とユニオンナットとの対置状態を示す部分断面
図。
【図8】同取付け工程におけるユニオンナットの挿入を
示す部分断面図。
示す部分断面図。
【図9】同じく、ユニオンナットによる金属リングの縮
径を示す部分断面図。
径を示す部分断面図。
【図10】同じく、内向フランジの金属リング乗越えを
示す部分断面図。
示す部分断面図。
【図11】同じく、金属リングがユニオンナット内で拡
径した状態を示す部分断面図。
径した状態を示す部分断面図。
【図12】本発明の管継手の連結状態を示す部分断面
図。
図。
【図13】本発明のユニオンナット取外し用治具の部分
断面図。
断面図。
【図14】ユニオンナット取外し工程におけるユニオン
ナットと治具との対置状態を示す部分断面図。
ナットと治具との対置状態を示す部分断面図。
【図15】同じく、治具の挿入を示す部分断面図。
【図16】同じく、治具による金属リングの縮径を示す
部分断面図。
部分断面図。
【図17】同じく、ユニオンナットの抜脱を示す部分断
面図。
面図。
【図18】同じく、第2管状継手部材からユニオンナッ
トが取外された状態を示す部分断面図。
トが取外された状態を示す部分断面図。
10 第1管状継手部材 12 おねじ 20 第2管状継手部材 22 環状溝 24 突合部 29 金属リング 30 ユニオンナット 32 めねじ 34 内向フランジ 37 入口テーパ面 50 取外し用治具 51 把持部 52 おねじ部 54 管状部 56 テーパ部
Claims (3)
- 【請求項1】 円筒状体の外周におねじが螺刻された第
1管状継手部材と、 円筒状の本体外周に環状溝が設けられ、前記環状溝に環
状に遊嵌され金属弾性を有して常には環状外径が前記円
筒状本体の外径より大に形成されるとともに中心方向へ
縮径可能な金属リングを備えた第2管状継手部材と、 前記第1管状継手部材のおねじに螺合するめねじを有す
るとともに前記第2管状継手部材に外嵌され前記金属リ
ングに突合部方向へ係合可能でかつ入口テーパ面を有す
る内向フランジを備えたユニオンナットと、 を備えてなることを特徴とする管継手。 - 【請求項2】 おねじを有する第1管状継手部材と、 本体の環状溝に縮径可能に遊嵌された外向フランジ状の
金属リングを有する第2環状継手部材と、 前記第1管状継手部材のおねじに螺合するめねじを有す
るとともに前記第2管状継手部材の突合部方向に係合可
能な内向フランジを有するユニオンナットと、を備え、 前記第2管状継手部材の突合部側より前記金属リングを
縮径して前記ユニオンナットを外嵌し、その内向フラン
ジを拡径した前記金属リングに前記突合部方向へ係合可
能に形成されてなる、 ことを特徴とする管継手。 - 【請求項3】 回転可能な把持部と、 前記把持部より突設されるとともにユニオンナットのめ
ねじに螺合可能なおねじ部と、 前記おねじ部の先端部より軸線方向に管状に突出すると
ともに開口端部の内側にテーパ部を有する管状部と、を
備えてなる、 縮径可能に嵌装された金属リングを備えた管継手用のユ
ニオンナット取外し用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6162798A JPH11257564A (ja) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | 管継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6162798A JPH11257564A (ja) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | 管継手 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11257564A true JPH11257564A (ja) | 1999-09-21 |
Family
ID=13176622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6162798A Pending JPH11257564A (ja) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | 管継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11257564A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007113783A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Mando Corp | フレアーチューブフィッティング |
JP2008102015A (ja) * | 2006-10-19 | 2008-05-01 | Koyo Sangyo Kk | ガスメータとガス管との接続構造 |
JP2009014590A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-01-22 | Koyo Sangyo Kk | ガスメータ及びガスメータとガス管との接続構造 |
JP2011089598A (ja) * | 2009-10-23 | 2011-05-06 | Mitsui Kagaku Sanshi Kk | 継手 |
JP2011117610A (ja) * | 2011-03-14 | 2011-06-16 | Bridgestone Corp | 樹脂製ユニオン継手 |
JP2018054130A (ja) * | 2013-12-04 | 2018-04-05 | 積水化学工業株式会社 | ユニオン継手 |
-
1998
- 1998-03-12 JP JP6162798A patent/JPH11257564A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007113783A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Mando Corp | フレアーチューブフィッティング |
JP2008102015A (ja) * | 2006-10-19 | 2008-05-01 | Koyo Sangyo Kk | ガスメータとガス管との接続構造 |
JP2009014590A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-01-22 | Koyo Sangyo Kk | ガスメータ及びガスメータとガス管との接続構造 |
JP2011089598A (ja) * | 2009-10-23 | 2011-05-06 | Mitsui Kagaku Sanshi Kk | 継手 |
JP2011117610A (ja) * | 2011-03-14 | 2011-06-16 | Bridgestone Corp | 樹脂製ユニオン継手 |
JP2018054130A (ja) * | 2013-12-04 | 2018-04-05 | 積水化学工業株式会社 | ユニオン継手 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991005 |