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JPH11255621A - 頭皮頭髪用化粧料 - Google Patents

頭皮頭髪用化粧料

Info

Publication number
JPH11255621A
JPH11255621A JP7666298A JP7666298A JPH11255621A JP H11255621 A JPH11255621 A JP H11255621A JP 7666298 A JP7666298 A JP 7666298A JP 7666298 A JP7666298 A JP 7666298A JP H11255621 A JPH11255621 A JP H11255621A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
effect
cosmetic
extract
scalp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7666298A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Uemura
雅明 植村
Toshisuke Takeda
俊祐 武田
Yoshiharu Tsuji
善春 辻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP7666298A priority Critical patent/JPH11255621A/ja
Publication of JPH11255621A publication Critical patent/JPH11255621A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた養毛効果や脱毛防止効果,頭皮のふ
け,かゆみの防止効果を有し、かつ安全性にも優れる頭
皮頭髪用化粧料を提供すること。 【解決手段】 1)グリチルレチン酸類及び/又はグリ
チルリチン酸類、並びに、2)オレイルジメチルアミン
オキシド及び/又はイソステアリルジメチルアミンオキ
シドを含有する頭皮頭髪用化粧料を提供することによ
り、上記課題が解決され得ることを見出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭皮頭髪用化粧料
(以下,頭髪用化粧料という)に関する技術分野の発明
である。より詳細には、優れた養毛効果や脱毛防止効
果,頭皮のふけ,かゆみの防止効果を有し,かつ安全性
にも優れる頭髪用化粧料に関する発明であり、本発明頭
髪用化粧料は、特に医薬品,医薬部外品又は化粧品の分
野において用いられる。
【0002】
【従来の技術】頭髪用化粧料には、様々な種類があり、
様々な頭皮頭髪状態に対応した製品が提供されている。
例えば、頭皮における血液循環を良好にして、頭皮にお
けるふけやかゆみを防止し、脱毛を防止し得る製品が開
発されている。頭皮における様々なトラブルは、高齢化
社会を迎えた今日では、社会的ストレスの増大も伴って
増加しつつあり、この頭皮におけるトラブルに対応した
頭髪用化粧料の需要は急増している。一般に、頭部の禿
や脱毛の原因としては、毛包上部の皮脂腺等の器官にお
ける男性ホルモンの活性化、毛乳頭や毛包への血流量の
低下による栄養物質の供給不足、上皮組織の角化異常等
によるふけの過剰発生、過剰な皮脂分泌、過酸化脂質の
生成、ストレス等が挙げられる。ふけ等が過剰になる
と、頭皮細菌などで分解され、分解物が頭皮を刺激し、
かゆみや炎症等を伴う脱毛を引き起こし得る。また、丈
夫で美しい毛髪を育てるうえで、毛乳頭や毛包への十分
な栄養補給が大切である。毛乳頭や毛包への血流量の低
下は、栄養不足や老廃物の排泄の機能の低下を招き、細
毛ややせ毛の原因となる。
【0003】従来の頭髪用化粧料は、一般に、上述した
ような禿や脱毛等の原因と考えられる要素を取り除いた
り、軽減する作用を持つ物質を配合したものである。例
えば、頭皮における血流循環を良好にするために、セン
ブリエキス,ビタミンE及びその誘導体,アセチルコリ
ン誘導体,セファランチン等の血行促進剤が、過剰な皮
脂分泌等により起こる頭皮の炎症を抑制するために紫根
エキス等の消炎剤が、男性ホルモンを抑制するためにエ
ストラジオール等の女性ホルモン剤が、ふけやかゆみを
防止するためにサリチル酸等の抗菌剤が、また、毛包等
への栄養補給のためにセリン,メチオニン等のアミノ酸
類、ビタミン類等が配合され、禿や脱毛、毛髪の細りの
予防及び治療に用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の成分を少量のみ頭髪用化粧料中に配合しても十分な効
果を得ることは難しく、逆に、大量に配合すると使用部
分及びその周辺に不快な刺激感や発赤を伴う傾向が強ま
り、自ずとその配合量には限界があった。
【0005】そこで本発明が解決すべき課題は、優れた
養毛効果や脱毛防止効果,頭皮のふけ,かゆみの防止効
果を有し、かつ安全性にも優れる頭髪用化粧料を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、この課題の
解決に向けて鋭意検討を行った。その結果、グリチルレ
チン酸類及び/又はグリチルリチン酸類と、特定のアミ
ンオキシドとを組み合わせて配合することにより、優れ
た養毛効果や脱毛防止効果,頭皮のふけ,かゆみの防止
効果を有し、かつ安全性にも優れる頭髪用化粧料が提供
されることを見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち本発明は、1)グリチルレチン酸
類及び/又はグリチルリチン酸類、並びに、 2)オレイルジメチルアミンオキシド及び/又はイソス
テアリルジメチルアミンオキシド を含有する頭髪用化粧料を提供する。
【0008】また、この頭髪用化粧料が、グリチルレチ
ン酸類及び/又はグリチルリチン酸類を、頭髪用化粧料
全体に対して0.001〜5.0重量%含有する場合
が、特に所期の効果を良好に発揮し得る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明頭髪用化粧料は、グリチルレチン酸
類及び/又はグリチルリチン酸類とオレイルジメチルア
ミンオキシド及び/又はイソステアリルジメチルアミン
オキシドとを組み合わせて配合することにより、所期の
効果を発揮する頭髪用化粧料である。
【0010】本発明頭髪用化粧料中に配合され得るグリ
チルレチン酸類及びグリチルリチン酸類は、甘草エキス
の主成分である、トリテルペノイドサポニンの一種であ
るグリチルリチン酸、そのアグルコンであるグリチルレ
チン酸、及びそれらの誘導体である。グリチルレチン酸
類及びグリチルリチン酸類は、抗炎症作用を有し、従来
から化粧料に消炎剤として配合されている。本発明頭髪
用化粧料中に配合され得るグリチルレチン酸類として
は、β−グリチルレチン酸;グリチルレチン酸グリセリ
ン,グリチルレチン酸ステアリル,グリチルレチン酸ピ
リドキシン,ステアリン酸グリチルレチニル等が挙げら
れる。また、本発明頭髪用化粧料中に配合され得るグリ
チルリチン酸類としては、グリチルリチン酸;グリチル
リチン酸ジカリウム,グリチルリチン酸三ナトリウム,
グリチルリチン酸モノアンモニウム,グリチルリチン酸
メチル、3−サクシニルオキシジグリチルリチン酸二ナ
トリウム等が挙げられる。
【0011】これらのグリチルレチン酸類及びグリチル
リチン酸類は市販されており、また、従来公知の方法に
より、甘草根よりグリチルリチン酸を抽出し、抽出され
たグリチルリチン酸から製造することもできる。
【0012】本発明頭髪用化粧料において、グリチルレ
チン酸類及びグリチルリチン酸類の1種又は2種以上
が、頭髪用化粧料全体に対して0.001〜5.0重量
%の範囲で配合されるのが好ましい。グリチルレチン酸
類及び/又はグリチルリチン酸類の配合量が、頭髪用化
粧料全体に対して0.001重量%未満であると、所望
する消炎効果を十分に発揮することが困難であり好まし
くない。また、頭髪用化粧料全体に対して5.0重量%
を超えると、製剤上不都合を生じる傾向が強まるだけで
なく、さらに頭皮に不快な刺激感を与える等、安全性の
側面からも問題が生じるおそれがあり好ましくない。
【0013】上記のグリチルレチン酸類及び/又はグリ
チルリチン酸類と共に本発明毛髪化粧料中に配合され
る、オレイルジメチルアミンオキシド及び/又はイソス
テアリルジメチルアミンオキシドは、次式で表される:
【化1】 これらのジメチルアミンオキシドは、従来公知のアミン
オキシドの製造方法に従って製造することができる。
【0014】本発明頭髪用化粧料中におけるオレイルジ
メチルアミンオキシド及び/又はイソステアリルジメチ
ルアミンオキシドの配合量は、頭髪用化粧料全体に対し
て0.0001重量%〜20.0重量%が好ましく、同
0.05重量%〜5.0重量%が特に好ましい。
【0015】この配合量が頭髪用化粧料全体に対して
0.0001重量%未満では、十分な消炎効果を発揮す
ることができず好ましくなく、同20.0重量%を超え
て配合すると、製剤上不都合を生ずる傾向が強くなり、
さらに皮膚刺激性が生ずる等の点から好ましくない。
【0016】このようにして、グリチルレチン酸類及び
グリチルリチン酸類の1種又は2種以上と、オレイルジ
メチルアミンオキシド及びイソステアリルジメチルアミ
ンオキシドの1種又は2種とを組み合わせて配合するこ
とにより、優れた養毛効果や脱毛防止効果,頭皮のふ
け,かゆみの防止効果を有し、かつ安全性にも優れる本
発明頭髪用化粧料が提供される。
【0017】なお、本発明頭髪用化粧料中には、通常頭
髪用化粧料中に配合される薬効成分を、その薬効成分が
有する一般的な効果を発揮させる目的のために、本発明
の所期の効果を損なわない限りにおいて配合することも
可能である。
【0018】例えば、センブリエキス,ビタミンE若し
くはその誘導体,アセチルコリン誘導体,セファランチ
ン,塩化カルプロニウム等の血行促進剤;トウガラシチ
ンキ,カンタリスエキス,ノニル酸バニルアミド等の局
所刺激剤;ピリドキシン若しくはその誘導体,イオウ,
ビタミンB6 等の抗脂漏剤;塩化ベンザルコニウム,イ
ソプロピルメチルフェノール,レゾルシン,ジンクピリ
チオン,感光素101号,感光素102号,サリチル
酸,サリチル酸ナトリウム,オルトピロックス,ヒノキ
チオール等の抗菌剤;感光素301号,プラセンタエキ
ス,ビオチン等の代謝賦活剤;紫根エキス,メントール
等の消炎剤;エストラジオール,エストロン等の女性モ
ルモン;セリン,メチオニン,トリプトファン等のアミ
ノ酸類,ビタミンA,B2,B12, D,パントテン酸若し
くはその誘導体などのビタミン類等を本発明頭髪用化粧
料中に配合することができる。
【0019】また、通常頭髪用化粧料中に配合される植
物抽出物、例えばアルテア抽出物,ヨクイニン抽出物,
ペパーミント抽出物,ヨウテイ抽出物,トウガラシ抽出
物,アロエ抽出物,クコ抽出物,ヨモギ抽出物,イネ抽
出物,マンケイシ抽出物,マンネンロウ抽出物,コッサ
イホ抽出物,エニシダ抽出物,リンドウ抽出物,タンジ
ン抽出物,ヘチマ抽出物,キキョウ抽出物,マツ抽出
物,クジン抽出物,トウキ抽出物,ベニバナ抽出物,メ
ギ抽出物,ビンロウジ抽出物,ユーカリ抽出物,カゴソ
ウ抽出物,モクソウ抽出物,ゴシツ抽出物,サイコ抽出
物,チャ抽出物,カンゾウ抽出物,ホップ抽出物,キク
抽出物,セネガ抽出物,ゴマ抽出物,センキュウ抽出
物,カシュウ抽出物,カッコン抽出物,マイカイカ抽出
物,サフラン抽出物,ローズマリー抽出物,ジオウ抽出
物,ゼニアオイ抽出物等を本発明頭髪用化粧料中に配合
することができる。
【0020】また、乳酸若しくはそのアルキルエステル
等;コハク酸,リンゴ酸,クエン酸等の有機酸類;トラ
ネキサム酸等のプロテアーゼ阻害剤;オリーブ油,スク
ワラン,流動パラフィン,イソプロピルミリステート,
高級脂肪酸,高級アルコール等の油分;グリセリン,プ
ロピレングリコール等の多価アルコール;その他ポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油等の界面活性剤,保湿剤,増
粘剤,酸化防止剤,紫外線吸収剤,清涼剤,香料,色
素,エタノール,水等を本発明の所期の効果を損なわな
い範囲で適宜配合することができる。
【0021】本発明頭髪用化粧料の形態は、液状,乳
液,軟膏,クリーム,ゲル,エアゾール等、外皮に適用
可能な性状のものであれば問われるものではなく、必要
に応じて適宜基剤成分等を配合して、所望する製品形態
の本発明頭髪用化粧料を調製することができる。また、
本発明頭髪用化粧料は、医薬品,医薬部外品又は化粧料
等の多様な分野において適用可能である。
【0022】本発明頭髪用化粧料は、例えば脱毛やふ
け,かゆみ等の治療や予防に用いることが可能であり、
例えば男性性脱毛症の治療や予防、女性に多いびまん性
脱毛症の治療や予防、円形脱毛症の治療等に広く用いる
ことができる。ただし、ここに示した目的は例示であ
り、これらの目的に本発明頭髪用化粧料の適用可能な疾
患が限定されるものではない。
【0023】本発明頭髪用化粧料は、概ね皮膚に直接塗
布又は散布する等の経皮投与により投与される(なお、
本発明頭髪用化粧料においては,上記必須成分の組み合
わせ配合により、成分の経皮吸収が促進される)。そし
て、本発明頭髪用化粧料の投与量は、年齢,脱毛の程度
等の個人差やその製剤形態に応じて適宜決定されるべき
ものであるが、一般の大人に対する投与量は、体重1Kg
当り0.001〜100mg/日、好ましくは0.1〜1
0mg/日であり、これを1日2〜4回に分けて投与する
ことができる。
【0024】
【実施例】以下、実施例等により本発明をより具体的に
説明するが、これらの実施例等により本発明の技術的範
囲が限定されるべきものではない。まず、各実施例等の
開示に先立ち、これらの実施例等の養毛効果等を検討す
るための試験について説明する。
【0025】1.養毛効果試験 本発明頭髪用化粧料の養毛効果を検討するために、トリ
コグラム試験を行った。被験者は、男性で比較例及び実
施例各群10名とした。試験塗布期間は4ヵ月間とし、
この試料を1日2回、1回につき2〜4mlを頭皮に塗布
した。塗布直前及び塗布3ヵ月後に、それぞれ被験者1
名につき頭頂部から毛髪を無作為に50本抜去し、抜去
毛の毛根を顕微鏡下で観察し、毛根の状態から毛根休止
期率(%)を計算した。試料塗布前後における休止期率
の増減の割合を以下の基準で判定した。
【0026】<判定基準> 顕著な効果:毛根休止期率が30%以上減少 効果あり :毛根休止期率が20%以上減少 弱い効果 :毛根休止期率が10%以上減少 効果なし :毛根休止期率が10%未満減少 養毛効果の評価としては、効果あり以上の被験者が50
%を超えた場合を有効とし、その他は無効とした。
【0027】2.脱毛防止効果試験 試料使用前後の洗髪脱毛本数の変化で脱毛防止効果を判
定した。被験者は男性で、男性で比較例及び実施例各群
10名とした。試験期間は6ヵ月間とし、前半2ヵ月間
は試料を塗布しない期間,後半4ヵ月は試料を塗布する
期間とした。試料を塗布する期間には、試料を1日2
回、1回につき2〜4mlの試料を頭皮に塗布した。試験
期間中には、1日おきに洗髪して抜毛を回収し、1週間
分をまとめてその毛の本数を数えた。
【0028】各期間の抜毛本数の表示は、試料を塗布し
ない2カ月間,計8回の抜毛本数のデータと、試料を塗
布する期間の後半2ヵ月間,計8回の抜毛本数のデータ
をそれぞれの期間ごとにまとめ、平均値±標準偏差の形
で1回当りの抜毛本数として表示した。
【0029】効果の判定は、それぞれの期間の平均値の
差から次のように判定した。 <判定基準> ++:抜毛本数が70本以上減っており,著しい効果を
認めた +:抜毛本数が40本以上減っており,かなりの効果を
認めた ±:抜毛本数が10本以上減っており,やや効果が認め
られた −:抜毛本数の減少が10本未満であり,無効であった 脱毛防止効果の評価としては、+以上の被験者が50%
を超えた場合を有効とし、その他は無効とした。
【0030】3.ふけ,かゆみの防止効果試験 ふけ,かゆみの防止効果については、試験期間終了後に
各被験者の頭皮のふけ,かゆみについて調査し、ふけの
程度とかゆみの程度によって比較した。被験者は、特に
ふけとかゆみを訴える男性とし、比較例及び実施例各群
10名とした。試料を塗布する期間は3ヵ月間とし、この
間薬剤無添加の同一シャンプーで1日1回洗髪し、試料
を1日2回、1回につき2〜4mlを頭皮に塗布した。試
験終了後に、各被験者の頭皮のふけ,かゆみの程度をそ
れぞれ以下のスコアで表した。
【0031】<ふけのスコア> 3:ふけが著しく多い 2:ふけが多い 1:ややふけが多い 0:ふけがほとんどない
【0032】<かゆみのスコア> 3:強いかゆみがある 2:かゆみがある 1:ややかゆみがある 0:かゆみがない
【0033】〔実施例1〜9,比較例1〜6〕第1表
(実施例1〜9,比較例1〜6)に示した配合成分のロ
ーションを後述する製法に従って調製し、上記各試験を
行った。
【0034】
【表1】
【0035】<製法>95%エタノールに、オレイルジ
メチルアミンオキシド及びイソステアリルジメチルアミ
ンオキシドをはじめとする各薬剤(グリチルリチン酸ジ
カリウム,β−グリチルレチン酸,グリチルリチン酸,
グリチルレチン酸ステアリル)、ジプロピレングリコー
ル、硬化ヒマシ油エチレンオキシド(50モル)付加
物、リンゴ酸、香料を溶解させた(エタノール相)。次
いで精製水に色素を添加した後,溶解して、これを前記
エタノール相に添加した後,攪拌することにより、透明
液状のローションを得た。上記各試験の結果を、第2表
(養毛効果試験),第3表(脱毛防止効果試験)及び第
4表(ふけ,かゆみの防止効果試験)に示した。
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】これらの結果より明らかなように、グリチ
ルリチン酸ジカリウム,β−グリチルレチン酸,グリチ
ルリチン酸及びグリチルレチン酸ステアリルから選択さ
れる1種又は2種以上と、オレイルジメチルアミンオキ
シド及びイソステアリルジメチルアミンオキシドから選
択される1種又は2種とを配合した実施例のローション
には、養毛効果,脱毛防止効果及びふけ,かゆみの防止
効果が顕著に認められたが、グリチルリチン酸ジカリウ
ム,β−グリチルレチン酸,グリチルリチン酸,グリチ
ルレチン酸ステアリル,オレイルジメチルアミンオキシ
ド及びイソステアリルジメチルアミンオキシドのいずれ
か1種のみを配合した比較例のローションは、たとえこ
れらの成分を相当量配合しても、これらの効果は上記実
施例の結果と比べると著しく劣っていた。
【0040】すなわち、グリチルレチン酸類及び/又は
グリチルリチン酸類とオレイルジメチルアミンオキシド
及び/又はイソステアリルジメチルアミンオキシドとを
組み合わせて配合した本発明頭髪用化粧料においては、
相乗的な養毛効果,脱毛防止効果及びふけ,かゆみの防
止効果が顕著に認められることが明らかになった。この
ことは、少量の有効成分であっても本発明頭髪用化粧料
においては所望する効果を得ることが可能であり、これ
らの成分を多量に配合することによって惹起される、塗
布部及びその周辺部の不快な刺激感や発赤を防ぐことが
可能になったことを示すものである。
【0041】以下、さらに他の本発明頭髪用化粧料の処
方例を示す。 〔実施例10〕 ローション (配合成分) 配合量(重量%) 95%エタノール 55.0 オレイルジメチルアミンオキシド 3.0 グリチルリチン酸モノアンモニウム 0.6 プロピレングリコール 1.0 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(50モル)付加物 0.5 コハク酸 適 量 香料及び色素 適 量 精製水 残 部
【0042】<製法>95%エタノールにオレイルジメ
チルアミンオキシド、グリチルリチン酸モノアンモニウ
ム、プロピレングリコール、硬化ヒマシ油エチレンオキ
シド(50モル)付加物、コハク酸及び香料を溶解させ
た(エタノール相)。次いで精製水に色素を溶解させた
後、これを前記エタノール相に添加し、攪拌溶解するこ
とによって、透明液状のローションを得た。
【0043】この本発明頭髪用化粧料に上記試験を行っ
たところ、養毛効果,脱毛防止効果及びふけ,かゆみの
防止効果が顕著に認められた。
【0044】 〔実施例11〕 ローション (配合成分) 配合量(重量%) 95%エタノール 65.0 イソステアリルジメチルアミンオキシド 3.0 β−グリチルレチン酸 1.0 グリチルリチン酸 0.5 ジプロピレングリコール 2.0 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(60モル)付加物 0.5 乳酸 適 量 乳酸ナトリウム 適 量 香料及び色素 適 量 精製水 残 部
【0045】<製法>95%エタノールに、イソステア
リルジメチルアミンオキシド、β−グリチルレチン酸、
グリチルリチン酸、ジプロピレングリコール,硬化ヒマ
シ油エチレンオキシド(60モル)付加物、乳酸、乳酸
ナトリウム及び香料を溶解させた(エタノール相)。次
いで精製水に色素を溶解させた後、これを前記エタノー
ル相に添加し、攪拌溶解することにより、透明液状のロ
ーションを得た。
【0046】この本発明頭髪用化粧料に上記試験を行っ
たところ、養毛効果,脱毛防止効果及びふけ,かゆみの
防止効果が顕著に認められた。
【0047】 〔実施例12〕 ローション (配合成分) 配合量(重量%) 95%エタノール 70.0 オレイルジメチルアミンオキシド 1.0 イソステアリルジメチルアミンオキシド 1.0 グリチルリチン酸ジカリウム 0.5 グリチルレチン酸ステアリル 0.5 1,3−ブチレングリコール 3.0 硬化ヒマシ油エチレンオキシド(40モル)付加物 0.6 コハク酸 適 量 香料及び色素 適 量 精製水 残 部
【0048】<製法>95%エタノールに、オレイルジ
メチルアミンオキシド、イソステアリルジメチルアミン
オキシド、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルレチ
ン酸ステアリル、1,3−ブチレングリコール、硬化ヒ
マシ油エチレンオキシド(40モル)付加物、コハク酸
及び香料を溶解させた(エタノール相)。次いで精製水
に色素を溶解させた後、これを前記エタノール相に添加
し、攪拌溶解することにより、透明液状のローションを
得た。
【0049】この本発明頭髪用化粧料に上記試験を行っ
たところ、養毛効果,脱毛防止効果及びふけ,かゆみの
防止効果が顕著に認められた。
【0050】 〔実施例13〕 乳液 (配合成分) 配合量(重量%) (1)セタノール 1.7 (2)ステアリン酸 1.1 (3)パルミチン酸 0.5 (4)液状ラノリン 1.5 (5)スクワラン 1.0 (6)モノステアリン酸グリセリル 2.0 (7)POEソルビタンモノステアレート 0.5 (8)イソステアリルジメチルアミンオキシド 2.0 (9)オレイルジメチルアミンオキシド 1.0 (10)グリチルレチン酸ステアリル 0.5 (11)プロピレングリコール 3.0 (12)ポリエチレングリコール400 2.0 (13)トリエタノールアミン 1.0 (14)精製水 残 部
【0051】<製法>(1)〜(10)の各成分を混合し
た混合物を調製した。これとは別に(11)〜(14)の成
分を混合した混合物を調製した。これらの混合物をそれ
ぞれ別々に70℃に加熱して溶解後、両者を混合して、
これを乳化機により混合乳化した後、熱交換冷却を行っ
て、乳液を得た。
【0052】この本発明頭髪用化粧料に上記試験を行っ
たところ、養毛効果,脱毛防止効果及びふけ,かゆみの
防止効果が顕著に認められた。
【0053】
【発明の効果】本発明により、優れた養毛効果や脱毛防
止効果,頭皮のふけ, かゆみの防止効果を有し、かつ安
全性にも優れる頭髪用化粧料が提供される。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1)グリチルレチン酸類及び/又はグリ
    チルリチン酸類、並びに、 2)オレイルジメチルアミンオキシド及び/又はイソス
    テアリルジメチルアミンオキシド を含有する頭皮頭髪用化粧料。
  2. 【請求項2】 グリチルレチン酸類及び/又はグリチル
    リチン酸類を、頭皮頭髪用化粧料全体に対して0.00
    1〜5.0重量%含有する請求項1記載の頭皮頭髪用化
    粧料。
JP7666298A 1998-03-10 1998-03-10 頭皮頭髪用化粧料 Withdrawn JPH11255621A (ja)

Priority Applications (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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